JP2004361660A - アレイ導波路型波長分波素子 - Google Patents

アレイ導波路型波長分波素子 Download PDF

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Yoshiyuki Doi
芳行 土居
Ikuo Ogawa
育生 小川
Arata Kamei
新 亀井
Takeshi Kitagawa
毅 北川
Katsunari Okamoto
勝就 岡本
Kuniharu Kato
邦治 加藤
Yasuhiro Hida
安弘 肥田
Akio Sugita
彰夫 杉田
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NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

【課題】平坦な透過域で、かつ低透過損失のアレイ導波路型波長分波素子を提供すること。
【解決手段】導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路は、シングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20は、マルチモード型導波路で構成されている。このような構成により、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に適用されるアレイ導波路型波長分波素子に関し、より詳細には、出力チャネル導波路のみがマルチモード型導波路であるアレイ導波路型波長分波素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、波長分割多重伝送システムに適用する光受信機では、多くの異なる波長の光信号を分波する波長分波素子が必要不可欠である。この波長分波素子としては、量産性や安定性の点からアレイ導波路型波長分波素子が最も多く使われている。
【0003】
図30は、従来のアレイ導波路型波長分波素子の概略構成図で、図中符号81は導波路基板、82は入力ポート、83は入力導波路、84は入力スラブ導波路、85はアレイ導波路、86は出力スラブ導波路、87は出力チャネル導波路、88は出力ポート、89はシングルモード型光ファイバアレイを示している。
【0004】
導波路基板81に入力ポート82と出力ポート88が設けられ、入力ポート82から順次、入力導波路83、入力スラブ導波路84、アレイ導波路85、出力スラブ導波路86、出力チャネル導波路87、出力ポート88へと接続されている。出力ポート88には、シングルモード型光ファイバアレイ89が接続されて波長分波素子からの出力光が出力される。入力導波路83とアレイ導波路85及び出力チャネル導波路87の各導波路は、シングルモード型導波路で構成されている。
【0005】
アレイ導波路85を構成する複数のチャネル導波路は、隣のチャネル導波路間で光路長が一定値だけ異なるように配置されている。入力導波路83と入力スラブ導波路84との接続部、アレイ導波路85と入力スラブ導波路84との接続部は互いに向き合った円弧上に配置され、同様に出力チャネル導波路87と出力スラブ導波路86との接続部、アレイ導波路85と出力スラブ導波路86との接続部も互いに向き合った円弧上に配置されている。
【0006】
アレイ導波路85の光路長差による光信号の位相遅延差が波長によって異なることを利用し、各波長に応じて光信号を異なる出力チャネル導波路87に分波することができる。その結果、アレイ導波路型波長分波素子は波長分波機能を有することとなる。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−211237号公報
【非特許文献1】
”Arrayed−waveguide grating multiplexer with flat spectral response,” Optics letters, vol. 20, no. 1, pp. 43−45, 1995.
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、アレイ導波路型波長分波素子は、合波器の機能も併用していたため、出力チャネル導波路87は、シングルモード型導波路で構成されていた。しかしながら、出力チャネル導波路87をシングルモード型導波路で構成すると、分波する光の波長において平坦な透過域で、かつ低透過損失とすることは困難であった(例えば、非特許文献1参照)。
【0009】
図31及び図32は、従来のアレイ導波路型波長分波素子の特性を示す図である。いずれの図においても、横軸は波長を表わし、縦軸は透過損失を表わしている。この特性例では、8波長の波長分波素子の特性を示している。図31に示すように、波長分波特性の透過域を平坦にすると透過損失が大きくなる。一方、図32に示すように、透過損失を小さくすると、透過域が狭くなるという欠点があった。
【0010】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、平坦な透過域で、かつ低透過損失のアレイ導波路型波長分波素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、導波路基板上に、入力ポートに接続された複数本の入力チャネル導波路と、該入力チャネル導波路に接続された入力スラブ導波路と、該入力スラブ導波路に接続され、所定の導波路長差を有する複数本の導波路からなるチャネル導波路アレイと、該チャネル導波路アレイに接続された出力スラブ導波路と、該出力スラブ導波路に接続された複数本の出力チャネル導波路とが順次従属接続され、前記入力チャネル導波路と前記チャネル導波路アレイとがシングルモード型導波路であるとともに、前記出力チャネル導波路がマルチモード型導波路であることを特徴とする。(全実施形態に対応)
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記出力チャネル導波路からの出力光を前記導波路基板の上面方向に反射する光路変換用ミラーと、前記導波路基板の上面に前記光路変換用ミラーからの光信号を電気信号に変換する受光素子とを備えたことを特徴とする。(図1〜図3の実施形態に対応)
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記導波路基板の端面に形成された前記出力チャネル導波路の出射端に、該出力チャネル導波路からの光信号を電気信号に変換する受光素子を備えたことを特徴とする。(図4及び図5の実施形態に対応)
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記導波路基板の上面に形成された前記出力チャネル導波路の出射端に、該出力チャネル導波路からの光信号を電気信号に変換する端面受光型受光素子を備えたことを特徴とする。(図6及び図7の実施形態に対応)
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記受光素子又は前記端面受光型受光素子に近接して、該受光素子又は該端面受光型受光素子からの信号を増幅する前置増幅器を設けたことを特徴とする。(図8〜図11の実施形態に対応)
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明において、前記受光素子又は前記端面受光型受光素子に隣接する他の受光素子又は端面受光型受光素子との間に電気的遮蔽物を設けたことを特徴とする。(図12及び図13に実施形態に対応)
【0017】
また、請求項7に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記受光素子がアレイ状の受光素子であることを特徴とする。(図14及び図15の実施形態に対応)
【0018】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記アレイ状の受光素子と同じチップ上に構成されたアレイ状の前置増幅器とを備えたことを特徴とする。(図16の実施形態に対応)
【0019】
また、請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記端面受光型受光素子がアレイ状の端面受光型受光素子であることを特徴とする。(図17の実施形態に対応)
【0020】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記アレイ状の端面受光型受光素子と同じチップ上に構成されたアレイ状の前置増幅器とを備えたことを特徴とする。(図18の実施形態に対応)
【0021】
また、請求項11に記載の発明は、請求項4,5、6,9又は10に記載の発明において、前記出力チャネル導波路と前記端面受光型受光素子との間に屈折率整合剤が充填されていることを特徴とする。(図19の実施形態に対応)
【0022】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明において、前記出力チャネル導波路の出射端の間隔を拡開させることを特徴とする。(図20の実施形態に対応)
【0023】
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の発明において、前記導波路基板上の同一方向に配置された前記出力チャネル導波路の隣接する出射端の位置が、同一平面上でずれるように配置されていることを特徴とする。(図21及び図22に実施形態に対応)
【0024】
また、請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれかに記載の発明において、前記導波路基板上の出力チャネル導波路の出射端をレンズ状に加工したことを特徴とする。(図23〜図27の実施形態に対応)
【0025】
また、請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれかに記載の発明において、前記導波路基板上の出力スラブ導波路において、前記導波路基板上のチャネル導波路アレイおよび出力チャネル導波路と接続する両端辺のうち、該チャネル導波路アレイに接続する端辺の中央を起点として、前記出力チャネル導波路に接続する端辺の両端点を通る2つの直線に挟まれる領域外に、前記出力チャネル導波路の出射端が配置されていることを特徴とする。(図28,図29の実施形態に対応)
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態1について説明するための構成図で、広帯域、低損失の分波特性を実現できるアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。図中符号11は導波路基板、12は入力ポート、13は入力チャネル導波路、14は入力スラブ導波路、15はアレイ導波路(チャネル導波路アレイ)、16は出力スラブ導波路、20は出力チャネル導波路、31は受光素子を示している。
【0027】
この実施形態1のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0028】
図2は、アレイ導波路の各導波路間で、光路長差が小さい場合に好適なアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。この配置構成は、上述した出力スラブ導波路16の出力端に形成される分波スペクトルの波長範囲を広くし、広い波長範囲で分波動作をさせるような場合に適用できる。この構成は、アレイ導波路15の曲がりを小さくできるので、回路面積が小さくなる点で有利である。
【0029】
図1及び図2において、導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は受光素子31で受光される。アレイ導波路15の光路長による光信号の位相遅延差が波長によって異なるため、出力スラブ導波路16の出力端には、各波長に応じて連続的に集光位置が変化する分波スペクトルが得られる。
【0030】
従って、出力スラブ導波路16の出力端に任意の開口を設定すれば、中心波長と透過域が任意に設定された波長特性を得ることができる。ここで、開口とは、例えば、出力スラブ導波路16に密着した導波路又は光ファイバであり、あるいは一部に光透過部を有するスリットでもよい。さらに、シングルモード型導波路からなるアレイ導波路によって形成される像より大きな開口を用いれば、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性が得られることになる。
【0031】
出力スラブ導波路16の出力端には、出力チャネル導波路20が接続されている。出力チャネル導波路20をシングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード型導波路とし、そのコアサイズを選べば、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができる。
【0032】
本実施形態1のアレイ導波路型波長分波素子において、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力光を直接、受光素子31で受光させている。そのため、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子31との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0033】
また、本実施形態1における複数の入力ポート12は、その入力ポート12に応じて光信号の透過中心波長を微調整できる機能がある。そのために出力スラブ導波路16に接続する光ファイバアレイの配置を、入力スラブ導波路14に接続する入力チャネル導波路13の間隔よりわずかに広くすれば(例えば、特許文献1参照)、入力ポート12の選択により、分波される光信号の透過中心波長を微調整することができる。微調整が不要な場合は、入力チャネル導波路13は1本だけでも十分である。後述する各実施形態の場合も同様である。
【0034】
図3は、アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための構成図で、出力チャネル導波路20の出力光を直接、受光素子31で受光させる構成を示している。図中符号32は受光部、33は光路変換用ミラーを示している。
【0035】
光路変換用ミラー33は、出力チャネル導波路20の途中に溝を設けて、反射板を設置するか、斜めにした溝に反射膜をコーティングすることによって得られる。受光素子31の受光部32は、光路変換用ミラー33に向くように設置する。このような配置にすると、出力チャネル導波路20からの出力光は、光路変換用ミラー33によって上方(紙面の上方向)に光路変換され、受光素子31の受光部32で受光される。
【0036】
従って、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力光を直接、受光素子31で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子31との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0037】
[実施形態2]
図4は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態2について説明するための構成図で、広帯域、低損失の分波特性を実現できるアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。この実施形態2のアレイ導波路型波長素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からあるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0038】
導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は、受光素子31で受光される。アレイ導波路15は、シングルモード型導波路で構成されているのに対し、出力チャネル導波路20は、シングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード型導波路としたので、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができた。
【0039】
図5は、アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための構成図で、出力チャネル導波路20の出力光を直接、受光素子31で受光させる構成を示している。
【0040】
基本構成は、上述した実施形態1とほぼ同じである。実施形態1と異なる構成は、受光素子31の設置場所である。本実施形態2においては、受光素子31は導波路基板11の端面に形成されたマルチモード型出力チャネル導波路20の出射端に設置されている。このような配置にすると、出力チャネル導波路20からの出力光は直接、受光素子31の受光部32で受光される。
【0041】
従って、図4において、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力を直接、受光素子31で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子31との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0042】
[実施形態3]
図6は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態3について説明するための構成図で、広帯域、低損失の分波特性を実現できるアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。図中符号17はテラス、34は端面受光型受光素子を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0043】
この実施形態3のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0044】
導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は、テラス17上に配置された端面受光型受光素子34で検出される。アレイ導波路15は、シングルモード型導波路で構成されているのに対し、出力チャネル導波路20は、シングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード方導波路としたので、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができた。
【0045】
図7は、アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための構成図で、出力チャネル導波路20の出力を直接、端面受光型受光素子34で受光させる構成を示している。なお、図中符号35は受光層を示している。
【0046】
基本構成は、上述した実施形態1とほぼ同じである。実施形態1と異なる構成は、受光素子として、端面受光型受光素子34を採用していることと、端面受光型受光素子34の設置場所である。本実施形態3においては、端面受光型受光素子34は、導波路基板11に形成されたテラス17上に設置されている。端面受光型受光素子34は、テラス17上に設置されている。このような配置にすると、出力チャネル導波路20からの出力光は直接、端面受光型受光素子34の受光層35で受光される。
【0047】
従って、図6において、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力を直接、受光素子31で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、端面受光型受光素子34との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0048】
[実施形態4]
図8は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態4について説明するための構成図で、広帯域、低損失の分波特性を実現できるアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。図中符号36は前置増幅器を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0049】
この実施形態4のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0050】
導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は、受光素子31で検出される。アレイ導波路15は、シングルモード型導波路で構成されているのに対し、出力チャネル導波路20は、シングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード方導波路としたので、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができた。
【0051】
図9は、アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子と前置増幅器の配置を説明するための構成図で、受光素子31と前置増幅器36の設置状態を示している。なお、図中符号37は電気配線を示している。
【0052】
基本構成は、上述した実施形態1とほぼ同じである。実施形態1と異なる構成は、受光素子31からの信号を増幅する前置増幅器36が受光素子31に近接して設置されていることである。受光素子31に近接して設置された前置増幅器36が、電気配線37を介して受光素子31と接続されている。このため、受光素子31からの微小な電気信号が妨害されることなく前置増幅器36で増幅されることになる。
【0053】
図10は、図7に示した実施形態3を基にした他の実施形態を示す構成図で、基本構成は、上述した実施形態3とほぼ同じである。実施形態3と異なる構成は、端面受光型受光素子34からの信号を増幅する前置増幅器36が端面受光型受光素子34に近接して配置されていることである。端面受光型受光素子34に近接して配置された前置増幅器36が、電気配線37を介して端面受光型受光素子34と接続されている。このため、端面受光型受光素子34からの微小な電気信号が妨害されることなく前置増幅器36で増幅されることになる。
【0054】
図11は、図5に示した実施形態2を基にした他の実施形態を示す構成図で、図中符号、46は受光素子用キャリア、47はプリント基板を示している。ここで出力チャネル導波路20の数は8本である。受光素子31は8つのフォトダイオードである。受光素子用キャリア46はセラミックで構成されており、その一面に受光素子31が接着されており、電気配線37も配置されている。プリント基板47上には、電気配線37および8個の前置増幅器36が設置されている。
【0055】
基本構成は、上述した実施形態2とほぼ同じである。実施形態2と異なる構成は、受光素子31が受光素子用キャリア46に搭載され、かつ受光素子31からの信号を増幅する前置増幅器36が受光素子31に近接して設置されていることである。ここで、受光素子31と前置増幅器36が電気配線37を介して接続されている。このため、受光素子31からの微小な電気信号が妨害されることなく前置増幅器36で増幅されることになる。この実施形態において、受光素子31は同一半導体基板に作製されたアレイ状の受光素子を用いてもよい。
【0056】
従って、図8において、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力を直接、受光素子31で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子31との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができる。さらに、前置増幅器36を受光素子31に近接して配置することにより、雑音の影響を排除することができた。
【0057】
[実施形態5]
図12は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態5について説明するための構成図で、アレイ導波路型波長分波素子において、電気的遮蔽物の配置を説明するための図である。図中符号38は電気的遮蔽物を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0058】
導波路基板11に、出力チャネル導波路20と、この出力チャネル導波路20からの出力を受光する受光素子31とが設けられている。受光素子31は微小信号を扱うため、外部からの雑音の影響を受けやすい。そこで、それぞれの受光素子31との間に電気的遮蔽物38を設ける。この電気的遮蔽物38により、受光素子31は外部からの雑音や受光素子相互での干渉を防止することができた。
【0059】
図13は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の他の実施形態を示す構成図である。導波路基板11に、出力チャネル導波路20と、この出力チャネル導波路20からの出力を受光する受光素子31と、前置増幅器36とが設けられている。受光素子31や前置増幅器36は微小信号を扱うため、外部からの雑音の影響を受けやすい。そこで、それぞれの受光素子31及び前置増幅器36との間に電気的遮蔽物38を設ける。この電気的遮蔽物38により、受光素子31及び前置増幅器36は外部からの雑音や受光素子31及び前置増幅器36相互での干渉を防止することができた。
【0060】
[実施形態6]
図14は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態6について説明するための構成図で、広帯域、低損失の分波特性を実現できるアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。図中符号39はアレイ状の受光素子を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0061】
この実施形態6のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0062】
導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は、アレイ状の受光素子39で受光される。アレイ導波路15は、シングルモード型導波路で構成されているのに対し、出力チャネル導波路20は、シングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード型導波路としたので、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができた。
【0063】
図15は、アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための図で、出力チャネル導波路20の出力光を直接、アレイ状の受光素子39で受光させる構成を示している。
【0064】
基本構成は、上述した実施形態1とほぼ同じである。実施形態1と異なる構成は、アレイ状の受光素子39である。本実施形態6においては、個別の受光素子を並べて受光するのではなく、出力チャネル導波路20からの出力光は、アレイ状の受光素子39を配置して受光される。出力チャネル導波路20からの出力光を受光する方法は、図3などで示されているように、光路変換用ミラーを利用する。アレイ状の受光素子を配置することにより、個別の受光素子を複数個配置するよりも、位置合わせが容易になるため、製造工程が簡易化される。
【0065】
従って、図14において、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力を直接、受光素子31で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、アレイ状の受光素子39との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0066】
[実施形態7]
図16は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態7について説明するための構成図で、アレイ状の受光素子とアレイ状の前置増幅器を一体構造にした図である。図中符号40はアレイ状の受光素子、41はアレイ状の前置増幅器を示している。
【0067】
アレイ状の受光素子40とアレイ状の前置増幅器41の両者は、同一チップ上に搭載されている。アレイ状の受光素子40のみならず、アレイ状の前置増幅器41を受光素子と同一チップに搭載することによって、受光素子と前置増幅器との間の電気配線を不要とするため、電気配線をするためのボンディング工程が不要となるのみならず、外部から電気配線への妨害雑音を排除することができた。
【0068】
[実施形態8]
図17は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態8について説明するための構成図で、端面受光型受光素子をアレイ状とした図である。図中符号42はアレイ状の端面受光型受光素子を示している。なお、図6と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0069】
この実施形態8のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板11に、入力チャネル導波路13と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路14と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路15と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路16とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路13とアレイ導波路15の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路20はマルチモード型導波路で構成されている。
【0070】
導波路基板11の端面に設けられた入力チャネル導波路13の入力ポート12から入力された波長多重光信号は、入力チャネル導波路13から入力スラブ導波路14に入射して導波路基板11に平行方向に広げられ、さらに、アレイ導波路15の各導波路を伝搬し、出力スラブ導波路16で干渉し、出力チャネル導波路20で分波されて出力されることになる。分波されたそれぞれの出力光は、テラス17に配置されたアレイ状の端面受光型受光素子42で受光される。アレイ導波路15は、シングルモード型導波路で構成されているのに対し、出力チャネル導波路20は、シングルモード型導波路よりもコアサイズの大きいマルチモード方導波路としたので、平坦な透過域で、かつ低透過損失の分波特性とすることができた。
【0071】
出力チャネル導波路20からの出力光が端面受光型受光素子42で直接、受光される構成は、実施形態3を示す図7の構成とほぼ同じである。異なる構成は、端面受光型受光素子42がアレイ状になっていることである。この端面受光型受光素子42をアレイ状にすることによって、個別の端面受光型受光素子を配置するよりも、位置合わせが容易になるため、製造工程が簡易化される。
【0072】
従って、図17において、出力スラブ導波路16に接続させる出力チャネル導波路20のコア径をアレイ導波路15のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができた。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路20の出力光を直接、アレイ状の端面受光型受光素子42で受光させると、出力チャネル導波路20と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができた。
【0073】
[実施形態9]
図18は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態9について説明するための構成図で、アレイ状の端面受光型受光素子とアレイ状の前置増幅器を一体構造とした図である。図中符号43はアレイ状の端面受光型受光素子、44はアレイ状の前置増幅器を示している。なお、図17と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0074】
アレイ状の端面受光型受光素子43とアレイ状の前置増幅器44は、同一チップ上に搭載されている。アレイ状の端面受光型受光素子42のみならず、アレイ状の前置増幅器44を受光素子と同一チップに搭載することによって、受光素子と前置増幅器との間の電気配線を不要とするため、電気配線をするためのボンディング工程が不要となるのみならず、外部から電気配線への妨害雑音を排除することができた。
【0075】
[実施形態10]
図19は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態10について説明するための構成図で、端面受光型受光素子で出力チャネル導波路からの出力光を受光する際に、受光効率を高めるように構成した図である。図中符号18は屈折率整合剤を示している。なお、図10と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0076】
端面受光型受光素子34の受光層35は、一般的には薄いため、出力チャネル導波路20から受光層35への出力光の結合効率は高くない。そこで、出力チャネル導波路20からの出力光が空気中を伝搬することなく、受光層35に接合するよう屈折率整合剤18を出力チャネル導波路20と端面受光型受光素子34との間に充填する。屈折率整合剤の屈折率は、出力チャネル導波路20の屈折率と同程度が好適である。屈折率整合剤18により出力チャネル導波路20からの出力光の拡散を少なくすることができ、出力チャネル導波路20から受光層35への結合効率を向上させることができた。また、アレイ状の端面受光型受光素子、アレイ状の前置増幅器を備えるアレイ状の端面受光型受光素子でも同様の効果が期待できる。
【0077】
[実施形態11]
図20は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態11について説明するための構成図で、出力チャネル導波路の出力端の間隔を広げるように構成した図である。
【0078】
出力スラブ導波路16の出力端における出力チャネル導波路20の配置は、アレイ導波路型波長分波素子の分波特性に依存するため、出力スラブ導波路16の出力端における出力チャネル導波路20の間隔を任意に設定することはできない。受光素子31が出力チャネル導波路20の間隔よりも大きいときや、受光素子相互の干渉が問題になるときは、出力チャネル導波路20の出力端の間隔を広げることによって解決することができる。
【0079】
そこで、図20に示すように、出力チャネル導波路20の導波路間隔を、出力スラブ導波路16の出力端における出力チャネル導波路20の導波路間隔よりも拡開させる。このような配置とすることにより、隣接する受光素子31を接触することなく配置することができ、あるいは、受光素子相互の干渉を減少させることができた。アレイ状の受光素子の場合でも同様に、アレイ素子チップ内で受光部の配置設計の自由度が拡大できた。
【0080】
[実施形態12]
図21は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態12について説明するための構成図で、出力チャネル導波路の出力端の位置を平面上でずれるように配置した構成図である。なお、図20と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
【0081】
出力スラブ導波路16の出力端における出力チャネル導波路20の配置は、アレイ導波路型波長分波素子の分波特性に依存するため、出力スラブ導波路16の出力側における出力チャネル導波路20の間隔を任意に設定することはできない。受光素子31が出力チャネル導波路20の間隔よりも大きいときや、受光素子相互の干渉が問題になるときは、出力チャネル導波路20の出力端の位置がずれるように配置することによって解決することができる。
【0082】
そこで、図21に示すように、出力チャネル導波路20の隣接する導波路間で出力端の位置が同一平面上でずれるように配置する。このような配置とすることにより、隣接する受光素子31を接触することなく配置することができ、あるいは、受光素子相互の干渉を減少させることができた。アレイ状の受光素子の場合でも同様に、アレイ素子チップ内で受光部の配置設計の自由度が拡大できた。
【0083】
図22は、アレイ導波路型波長分波素子において、出力チャネル導波路の配置を説明するための図で、受光素子を導波路基板の端面に配置した場合の実施形態を示している。本実施形態では、出力チャネル導波路20の隣接する導波路間で出力端の位置が同一平面上でずれるように、導波路基板11の端面を出力チャネル導波路20の方向に対して斜めに設ける。このような配置とすることにより、隣接する受光素子31を接触することなく配置することができ、あるいは、受光素子相互の干渉を減少させることができた。
【0084】
[実施形態13]
図23は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態13について説明するための構成図で、出力チャネル導波路の出射端をレンズ状に加工した構成図である。図中符号45はレンズ状加工部、48は出射ビームを示している。ここで受光素子31はフォトダイオードである。レンズ状加工部45は導波路基板11をエッチングして作製した。
【0085】
マルチモード導波路である出力チャネル導波路20は、高次モードが励振されるため、従来のシングルモード導波路に比べてスポットサイズが大きく、導波路基板端出射後のビームの拡がり角も大きい。一方、高速信号を受信するためには受光素子31の受光径32は小さくする必要がある。よって、受光部32の面積が小さい受光素子31を使用する場合、出力チャネル導波路20と受光素子31間にレンズを挿入する必要があった。しかし、マルチモード導波路と受光素子31間に挿入するレンズは、その直径が20μm程度と極めて微小で、実装の際の取り扱いが極めて困難であるという問題があった。
【0086】
そこで、図24から図26を用いてこの現象を具体的に説明する。
図24は、出力チャネル導波路の出射端(レンズ状加工部は設けない)と受光素子の間にバルクの球レンズ(直径D)を配置した構成図で、図25は、受光部におけるスポットサイズWの計算例を示す図である。ここで出力チャネル導波路20の導波路幅を20μm、厚さを4.5μmとし、入力光波長を1.3μmとした。図25において、図中の空白は、現実には取り得ない領域である。この計算で分かることは、受光部におけるスポットサイズを、5μmから8μmの範囲に集光させるためには、球レンズ49の出射端と受光素子間の距離Lを0.1μm以上、20μm以下に設定する必要があることがわかる。これは、マルチモード導波路端を出射した基本モードとマルチモードのビームウエストの位置がそれぞれ異なり、30μm以上の距離ではビームを効率良く集光できないため生じるという、マルチモード導波路に特有の現象である。そしてこの時、球レンズ49の直径Dは、当然、0.1μm以上、20μm以下にしなければならない。しかし、この寸法は極めて微小であり、チャネル導波路20の出力端と受光素子31間にバルクのレンズを設置することは、レンズの取り扱いが困難であるため現実的ではなかった。
【0087】
したがって、導波路基板11にエッチングを行い、図23に示すように、出力チャネル導波路20の出射端にレンズ状加工部45を作製する。そのため、エッチング等の簡単な工程により微小なレンズ加工を作製することができ、製造における低コスト化が可能となる。具体的には、直径Dが0.1μm以上、40μm以下のレンズを作製でき、0.1μm以上、8μm以下の受光径を持つフォトダイオード(一般には、50GHz以上の帯域をもつ)と良好な結合を得ることができる。図26に、出力チャネル導波路端を球面レンズ状に加工した場合の受光効率を示す。このとき、球面の半径は14μm、球面レンズ端と受光素子31間の距離を20μmとした。レンズを構成しない場合、モード次数が高次になるに従い、受光効率は大きく劣化する。一方、レンズを構成した場合は、4次、5次など高い次数においても基本モードとほぼ同等の、高い受光効率を得ることができた。
【0088】
本実施形態13では、レンズの加工方法を導波路基板11のエッチングによって作製したが、ディスペンサによって樹脂を導波路端面に塗布し、マイクロレンズを作製してもレンズ加工部45を作製できる。また、作製したレンズは球面レンズであったが、非球面レンズやフレネルレンズやシリンドリカルレンズでも良い。
【0089】
図27は、出力チャネル導波路端にレンズ状加工部を配置した導波路基板を用いたモジュールの構成例を説明するための構成図で、レンズ状加工部45を設けた導波路基板11を用いた受信器の構成例を示している。ここで出力チャネル導波路20の数は8本であり、それぞれの端面にレンズ状加工部45が設置されている。導波路受光素子31は8つのフォトダイオードである。受光素子用キャリア46はセラミックで構成されており、その一面に受光素子31が接着されており、電気配線37も配置されている。プリント基板47上には電気配線37および8個の前置増幅器36が設置されている。
【0090】
本形態形態は、上述した実施形態4における図11の構成とほぼ同じである。図11と異なる構成は、出力チャネル導波路20の端面にレンズ加工部45を設けたことである。このため、受光素子31からの微小な電気信号が妨害されることなく前置増幅器36で増幅されることになる。本実施形態13において、受光素子31は同一半導体基板に作製されたアレイ状の受光素子を用いてもよい。
【0091】
[実施形態14]
図28は、本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態14について説明するための構成図である。図中符号、51は導波路基板、52は入力ポート、53は入力チャネル導波路、54は入力スラブ導波路、55はアレイ導波路、56は出力スラブ導波路、60は出力チャネル導波路、61は受光素子を示している。
【0092】
この実施形態14のアレイ導波路型波長分波素子は、導波路基板51に、入力チャネル導波路53と、入力光を導波路に対して平行方向に広げるための入力スラブ導波路54と、隣接する導波路間で所定の長さだけ長くなっている導波路からなるアレイ導波路55と、アレイ導波路の光を干渉させるための出力スラブ導波路56とが、順次従属接続されている。入力チャネル導波路53とアレイ導波路55の各導波路はシングルモード型導波路で構成されているとともに、出力チャネル導波路60はマルチモード型導波路で構成されている。
【0093】
図29は、アレイ導波路の各導波路間で、光路長差が小さい場合に好適なアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。この配置構成は、上述した出力スラブ導波路56の出力端に形成される分波スペクトルの波長範囲を広くし、広い波長範囲で分波動作をさせるような場合に適用できる。この構成は、アレイ導波路55の曲がりを小さくできるので回路面積が小さくなる点で有利である。
【0094】
図28及び図29において、出力スラブ導波路56の、アレイ導波路55と接続する端辺をPQとし、出力チャネル導波路60と接続する端辺をSTとしている。辺PQの中央を点Rとし、点Rを起点として点S,Tそれぞれを通る2つの直線に挟まれる領域を斜線で示している。本実施形態14においては、上述の斜線で示した領域外に受光素子61が配置されている。図28においては、出力チャネル導波路60の直線部分を延長することにより、図29においては、出力チャネル導波路60を屈曲させることにより、前述の配置を実現している。
【0095】
この受光素子61の配置により、本発明のアレイ導波路型波長分波素子に入射した光のうち、出力チャネル導波路60には伝播せず、出力スラブ導波路56の端辺STより漏れる一部の光が、受光素子61で受光され、分波スペクトルのクロストーク特性が劣化するのを抑制することができた。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、出力スラブ導波路に接続させる出力チャネル導波路のコア径をアレイ導波路のコア径より大きく設定することにより、平坦な透過域で、かつ低透過損失の波長分波素子を得ることができる。さらに、光ファイバを通すことなく出力チャネル導波路の出力を直接、受光素子で受光させると、出力チャネル導波路と光ファイバとの接続光損失を排除でき、かつ、受光素子との接続用に光ファイバが不要となるため、装置実装上の点から小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態1を説明するための構成図である。
【図2】アレイ導波路の各導波路間で、光路長差が小さい場合に好適なアレイ導波路型波長分波素子を示す図である。
【図3】アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための図である。
【図4】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態2を説明するための構成図である。
【図5】アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための図である。
【図6】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態3を説明するための構成図である。
【図7】アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための図である。
【図8】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態4を説明するための構成図である。
【図9】アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子と前置増幅器の配置を説明するための図である。
【図10】実施形態3を基にした他の実施形態を示す構成図である。
【図11】実施形態2を基にした他の実施形態を示す構成図である。
【図12】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態5を説明するための構成図である。
【図13】本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の他の実施形態を示す構成図である。
【図14】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態6を説明するための構成図である。
【図15】アレイ導波路型波長分波素子において、受光素子の配置を説明するための図である。
【図16】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態7を説明するための構成図である。
【図17】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態8を説明するための構成図である。
【図18】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態9を説明するための構成図である。
【図19】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態10を説明するための構成図である。
【図20】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態11を説明するための構成図である。
【図21】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態12を説明するための構成図である。
【図22】アレイ導波路型波長分波素子において、出力チャネル導波路の配置を説明するための図である。
【図23】本発明のアレイ導波路型波長分波素子の実施形態13を説明するための構成図である。
【図24】出力チャネル導波路端と受光素子間にバルクの球レンズを配置した場合の構成を説明する図である。
【図25】出力チャネル導波路端と受光素子間にバルクの球レンズを配置した場合の特性を説明するための図である。
【図26】出力チャネル導波路端にレンズ状加工部を配置した場合の特性を説明するための図である。
【図27】出力チャネル導波路端にレンズ状加工部を配置した導波路基板を用いたモジュールの構成例を説明するための図である。
【図28】本発明に係るアレイ導波路型波長分波素子の実施形態14について説明するための構成図である。
【図29】アレイ導波路の各導波路間で、光路長差が小さい場合に好適なアレイ導波路型波長分波素子の構成図である。
【図30】従来のアレイ導波路型波長分波素子の構成を説明するための図である。
【図31】従来のアレイ導波路型波長分波素子の特性を説明するための図である。
【図32】従来のアレイ導波路型波長分波素子の特性を説明するための図である。
【符号の説明】
11 導波路基板
12 入力ポート
13 入力チャネル導波路
14 入力スラブ導波路
15 アレイ導波路
16 出力スラブ導波路
17 テラス
18 屈折率整合剤
20 出力チャネル導波路
21 出力ポート
31 受光素子
32 受光部
33 光路変換用ミラー
34 端面受光型受光素子
35 受光層
36 前置増幅器
37 電気配線
38 電気的遮蔽物
39,40 アレイ状の受光素子
41 アレイ状の前置増幅器
42,43 アレイ状の端面受光型受光素子
44 アレイ状の前置増幅器
45 レンズ状加工部
46 受光素子用キャリア
47 プリント基板
48 出射ビーム
51 導波路基板
52 入力ポート
53 入力チャネル導波路
54 入力スラブ導波路
55 アレイ導波路
56出力スラブ導波路
60 出力チャネル導波路
61 受光素子
81 導波路基板
82 入力ポート
83 入力導波路
84 入力スラブ導波路
85 アレイ導波路
86 出力スラブ導波路
87 出力チャネル導波路
88 出力ポート
89 シングルモード型光ファイバアレイ

Claims (15)

  1. 導波路基板上に、入力ポートに接続された複数本の入力チャネル導波路と、該入力チャネル導波路に接続された入力スラブ導波路と、該入力スラブ導波路に接続され、所定の導波路長差を有する複数本の導波路からなるチャネル導波路アレイと、該チャネル導波路アレイに接続された出力スラブ導波路と、該出力スラブ導波路に接続された複数本の出力チャネル導波路とが順次従属接続され、前記入力チャネル導波路と前記チャネル導波路アレイとがシングルモード型導波路であるとともに、前記出力チャネル導波路がマルチモード型導波路であることを特徴とするアレイ導波路型波長分波素子。
  2. 前記出力チャネル導波路からの出力光を前記導波路基板の上面方向に反射する光路変換用ミラーと、前記導波路基板の上面に前記光路変換用ミラーからの光信号を電気信号に変換する受光素子とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  3. 前記導波路基板の端面に形成された前記出力チャネル導波路の出射端に、該出力チャネル導波路からの光信号を電気信号に変換する受光素子を備えたことを特徴とする請求項1に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  4. 前記導波路基板の上面に形成された前記出力チャネル導波路の出射端に、該出力チャネル導波路からの光信号を電気信号に変換する端面受光型受光素子を備えたことを特徴とする請求項1に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  5. 前記受光素子又は前記端面受光型受光素子に近接して、該受光素子又は該端面受光型受光素子からの信号を増幅する前置増幅器を設けたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  6. 前記受光素子又は前記端面受光型受光素子に隣接する他の受光素子又は端面受光型受光素子との間に電気的遮蔽物を設けたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  7. 前記受光素子がアレイ状の受光素子であることを特徴とする請求項2又は3に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  8. 前記アレイ状の受光素子と同じチップ上に構成されたアレイ状の前置増幅器とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  9. 前記端面受光型受光素子がアレイ状の端面受光型受光素子であることを特徴とする請求項4に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  10. 前記アレイ状の端面受光型受光素子と同じチップ上に構成されたアレイ状の前置増幅器とを備えたことを特徴とする請求項9に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  11. 前記出力チャネル導波路と前記端面受光型受光素子との間に屈折率整合剤が充填されていることを特徴とする請求項4,5,6,9又は10に記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  12. 前記出力チャネル導波路の出射端の間隔を拡開させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  13. 前記導波路基板上の同一方向に配置された前記出力チャネル導波路の隣接する出射端の位置が、同一平面上でずれるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  14. 前記導波路基板上の出力チャネル導波路の出射端をレンズ状に加工したことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
  15. 前記導波路基板上の出力スラブ導波路において、前記導波路基板上のチャネル導波路アレイおよび出力チャネル導波路と接続する両端辺のうち、該チャネル導波路アレイに接続する端辺の中央を起点として、前記出力チャネル導波路に接続する端辺の両端点を通る2つの直線に挟まれる領域外に、前記出力チャネル導波路の出射端が配置されていることを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載のアレイ導波路型波長分波素子。
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