JP2004361214A - 車両試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右車輪の乗込み及び脱出、通過が容易に行えると共に、装置の小型化及びコンパクト化を図ることができる車両試験装置を提供する。
【解決手段】車両試験装置1による試験時において、自動車の左右タイヤA,Aを、左右に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間に乗込ませて、上昇位置に待機する昇降装置5の昇降台20に乗せた後、昇降台20を略水平状態にバランスを保ちながら降下動作して、左右タイヤA,Aを、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間に乗せる。試験終了後において、左右タイヤA,Aが乗せられた昇降台20を略水平状態にバランスを保ちながら上昇動作させ、左右タイヤA,Aを、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間から脱出させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば制動力(ブレーキ)及び速度(スピード)の何れか一方又両方を試験するときに用いられる複合型の車両試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述の試験に用いられる試験装置としては、例えば車両の左右車輪を、台車の左右上面に軸受された前後一対のローラ間に乗せた後、前後一対のローラを、台車に設けたモータの駆動力で回転させる。且つ、車両側からの制動力がローラに働いたとき、ローラに発生する歪みを機械的に増幅して、ローラ端部に連結した歪み検出器(例えばロードセル)で独立して検出する。且つ、前後一対のローラ間に設けたリフタープレートを、車両の車輪が前後一対の試験ローラ間に乗せられる降下位置と、前後一対の試験ローラ間から脱出可能な上昇位置とに昇降シリンダーで独立して上下動する特許文献1の車両の制動試験装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−126684号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の車両の制動試験装置は、車両の左右車輪を、左右リフタープレートで独立して上下動するが、左右車輪の間隔が狭いと、左右リフタープレートの内端側が重量で下方に変位し、左右車輪の間隔が狭いと、左右リフタープレートの外端側が重量で下方に変位するので、左右リフタープレートのバランス及び安定性が悪く、左右車輪を、左右に軸受された前後一対のローラ間に対して略均等に乗せることが困難であり、ヘッドライト試験に影響を与えることがある。且つ、車両の乗込み及び脱出時において、車両の車輪がリフタープレートから脱輪するか、リフタープレートが試験ローラに接触する等のトラブルが発生することがあり、試験に支障が生じる場合がある。
【0005】
且つ、台車の左右上面に軸受された前後一対のローラを、台車に設けた左右のモータで独立して回転するので、モータの設置数が多く、駆動系の構成及び構造が複雑となり、装置全体が大型化する。且つ、装置全体を設置するのに広いスペースが必要であるため、装置を設置する作業に手間及び時間が掛かる。
【0006】
この発明は上記問題に鑑み、車両の左右車輪が略水平に支持される長さに形成した昇降台を略水平状態にバランスを保ちながら上下動することにより、左右車輪の乗込み及び脱出、通過が容易に行えると共に、装置の小型化及びコンパクト化を図ることができる車輪の制動力車両試験装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車両の左右車輪を、装置本体の左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に乗せた後、該各試験ローラを装置本体に内蔵された駆動手段の駆動力で回転させて試験する車両試験装置であって、上記左右車輪が略水平に支持される長さに形成した昇降台を、上記左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に設け、上記車両の車輪が前後一対の試験ローラ間に乗せられる降下位置と、該前後一対の試験ローラ間から脱出が許容される上昇位置とに上記昇降台を上下動する昇降手段を設けた車両試験装置であることを特徴とする。
【0008】
上述の車両は、例えば自動車や自動二輪、トラック、バス等で構成され、車両の車輪は、例えばゴムタイヤ、金属や木の単体及び複合した車輪等で構成される。また、駆動手段は、例えば駆動装置及びモータ、減速機、スプロケット、チェーン等で構成される。また、昇降手段は、例えば空気圧式や油圧式の流体圧シリンダー、ネジ軸式昇降送り機構、チェーン式昇降機構、カム式昇降機構、クランク式昇降機構等で構成される。
【0009】
つまり、車両試験装置による試験時において、昇降台を、車両の左右車輪が装置本体の左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に乗込みが可能な高さに昇降手段で上昇動作させ、車両の左右車輪を、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に乗込ませた後、左右車輪が乗せられた昇降台を略水平状態にバランスを保ちながら降下動作して、左右車輪を、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に乗せる。試験終了後において、左右車輪が乗せられた昇降台を略水平状態にバランスを保ちながら上昇動作させ、左右車輪を、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間から脱出させる。
【0010】
実施の形態として、上記昇降台を、上記駆動手段の駆動が妨げられないような形状(例えば駆動装置のチェーンに対して接触が回避される切欠き形状)に形成することができる。また、上記昇降台を、上記駆動手段の駆動が妨げられないような降下位置に規制することができる。また、上記駆動手段を、上記試験ローラの回転及び上記昇降台の上下動が妨げられないような装置本体の略中央部に内蔵することができる。
【0011】
【作用及び効果】
この発明によれば、車両の左右車輪が略水平に支持される長さに形成した昇降台を略水平状態にバランスを保ちながら上下動するので、様々な間隔を有する車両の左右車輪を、左右に軸受された前後一対の試験ローラに対して略均等に乗せることができると共に、昇降台のバランス及び安定性が良く、車両の左右車輪の乗込み及び脱出、通過が容易に行える。
【0012】
且つ、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラを、装置本体の略中央部に内蔵された駆動手段で一体的に回転するので、従来例のように左右のローラをモータで独立して回転するよりも、駆動手段の設置数が少なくて済み、装置全体の構成及び構造を簡素化して、小型化及びコンパクト化を図ることができる。且つ、装置全体を設置するスペースが小さく、装置を設置する作業が短期間で行え、製作費及び設置費の低減を図ることができる。
【0013】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
【0014】
図面は、車両の一例である自動車の制動試験及び速度試験に用いられる複合型の車両試験装置を示し、図1、図2、図3に於いて、この車両試験装置1は、例えば小型車や中型車、大型車等の自動車(図示省略)を構成する左右タイヤA,Aが支持される前後一対の試験ローラ3…を、装置本体2の左右上面に開口した開口部2a…に取り付け、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3…を回転する駆動装置4と、自動車の乗込み及び脱出を容易にする昇降装置5と、自動車側からの制動力を検出する制動力検出装置6と、速度計の速度と対応した試験ローラ3…の回転を検出する速度検出装置7とを、装置本体2の略中央部に内蔵している。
【0015】
上述の試験ローラ3は、実用新案登録第3091917号公報の車両の試験用ローラで構成され、走行方向B(図中矢印で示す)から見て左右のタイヤAが支持される左右間隔に隔てて配列すると共に、タイヤAが支持される前後間隔に隔てて装置本体2内部に取り付けられた自動調芯型軸受ユニット(図示省略)で回転可能に軸受している。
【0016】
且つ、図7乃至図10にも示すように、ローラ本体3bを、例えば一端側外周面から他端側外周面に向けて略同径となる略円筒形状に形成し、回転時に付与される空気抵抗が小さく且つ受けにくい凸部3aを、略中空断面形状を有するローラ本体3bの外周面全体に対して略均一に付設すると共に、自動車が実際に走行する舗装路面と略同等又は略酷似する梨地模様に付設している。また、ローラ本体3bを、例えば略円柱形状及び略中実断面形状に形成してもよい。
【0017】
前述の駆動装置4は、図5にも示すように、後述する昇降台20の上下動を妨げないような小型の駆動装置4で構成され、昇降台20の上下動が妨げられないように装置本体2の略中央下部に内蔵している。且つ、2本のチェーン10を、左側に配列した前後試験ローラ3,3の外側軸端に取り付けられたスプロケット11,11間と、右側に配列した前後試験ローラ3,3の外側軸端に取り付けられたスプロケット11,11間とにそれぞれ張架している。
【0018】
且つ、装置本体2の前側中央下部に内蔵されたモータ12を減速機13の入力側に直結し、減速機13の出力側に取り付けられたスプロケット14と、左右上面に軸受された後部試験ローラ3,3を直結する検出シャフト15の略中央部に取り付けられたスプロケット16との間にチェーン17を張架して、一つのモータ12から出力される駆動力を、減速機13及びスプロケット14,16、チェーン17を介して、左右の後部試験ローラ3,3を連結する検出シャフト15に伝達し、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3…を同一方向(矢印方向)に向けて一体的に回転駆動する。なお、チェーン17は、後述する昇降台20の昇降動作が妨げられず、昇降台20に対して接触が回避される角度及び高さに張架している。
【0019】
且つ、スプロケット16の近傍又は側部に取り付けられたクラッチ装置18(例えばカム式クラッチ)は、速度試験時において、モータ12から試験ローラ3に出力される駆動力を遮断し、試験ローラ3…を自由回転可能にする。
【0020】
また、図6に示すように、上述の駆動装置4を装置本体2の後側中央外部に突出して設けてもよく、上述と同様に、モータ12から出力される駆動力により試験ローラ3…を略連動して回転駆動することができる。また、例えば前部試験ローラ3又は後部試験ローラ3の何れか一方を回転駆動してもよい。
【0021】
前述の昇降装置5(例えば中間リフト装置)は、上述の試験ローラ3…の回転及び駆動装置4の駆動を妨げないように設けられ、図4にも示すように、左右タイヤA,Aが略水平に支持される長さ及び幅、形状に形成した一つの昇降台20を、前後に配列した試験ローラ3,3の間に対して昇降可能及び上下動可能に設け、装置本体2の左右下部に内蔵され、前後試験ローラ3,3の略中間部に配設した昇降シリンダー21,21のロッド上端を昇降台20の左右下面に連結して、昇降台20を、昇降シリンダー21,21の作動により略水平状態にバランスを保ちながら安定して上下動させ、前後一対の試験ローラ3,3間にタイヤAが乗せられる降下位置(リフトダウン)と、前後一対の試験ローラ3,3間からタイヤAが脱出・通過許容される上昇位置(リフトアップ)とに昇降動作する。
【0022】
且つ、昇降台上昇時において、試験ローラ3を回転不可に停止するブレーキ装置(図示省略)が作動し、タイヤAの乗込み及び脱出、通過を容易にする。なお、昇降台20は、上述のチェーン17の回転が妨げられず、チェーン17に対して接触が回避されるような大きさ及び形状に形成するか、チェーン17に対して接触が回避される形状に切欠き形成するか、下限降下位置に規制する等している。
【0023】
前述の制動力検出装置6は、車両側からの制動力を検出する制動力検出器6aを当該装置に内蔵し、その制動力検出器6aを、左右のタイヤA,Aと略対応して、左右上面に軸受された後部試験ローラ3,3を連結する検出シャフト15の両端部に形成した小径軸部に取り付けている。制動試験時において、自動車側からの制動力が左右の試験ローラ3に働いたとき、左右の後部試験ローラ3,3を連結する歪みゲージ(図示省略)が取り付けられた検出シャフト15の小径軸部に発生する制動力と対応する例えばねじれや歪み等を、左右一対の制動力検出装置6,6を構成する制動力検出器6a,6aでそれぞれ検出する。
【0024】
且つ、制動力検出器6aが検出するねじれ量や歪み量を伝達トルクに比例した電圧に変換し、その電圧出力を周波数に変換後、光信号により無接触で受光器(図示省略)を介して中継装置22(例えば中継アンプ)に出力し、その検出信号(周波数信号)を中継装置22から後述する指示装置23に送信する。
【0025】
前述の速度検出装置7は、試験ローラ3の回転を検出する速度検出器7aを、左右何れか一方の前側試験ローラ3の内側軸端に取り付け、速度試験時において、自動車(図示省略)の駆動側タイヤAが試験ローラ3上で回転したとき、その速度検出器7aが検出する回転数に比例した検出信号(ローラ1回転20パルスのパルス信号)を後述する指示装置23に送信する。また、中継装置22を介して指示装置23に送信する。
【0026】
前述の指示装置23は、図1に示すように、一軸二針のアナログ式制動力表示部24及びデジタル式速度表示部25を装置本体2の表示面に設け、制動力検出器6aから出力される検出信号(周波数)と、速度検出器7aから出力される検出信号(パルス信号)とに基づいて、制動力及び速度を、装置本体2に内蔵された検出情報処理装置26で演算処理して算出すると共に、その結果を、制動力表示部24及び速度表示部25に表示するか、記録する。且つ、制動力及び速度の指示値をホールドする機能を備え、床置き式や吊下げ式、固定式の表示として使用することができる。また、装置本体2及び指示装置23を有線で接続するか、制動力表示部24及び速度表示部25、検出情報処理装置26を装置本体2に設けてもよい。
【0027】
且つ、赤外線式ワイヤレスリモコンで構成されるリモコンスイッチ27を装置本体2に標準装備し、そのリモコンスイッチ27の操作面に、例えば中間リフトの昇降スイッチ、駆動装置4のON/OFFスイッチ、指示ホールドスイッチ、CALスイッチ、OFFSETスイッチ、MODEスイッチ(ピーク値表示等)等のスイッチを配列している。また、有線式リモコンスイッチを用いてもよい。
【0028】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、車両試験装置1による試験方法を説明する。
【0029】
先ず、自動車(図示省略)の制動試験時において、図4、図5にも示すように、昇降装置5を構成する昇降台20を、自動車の左右タイヤA,Aが装置本体2の左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間に乗込みが可能な高さに上昇動作させ、試験ローラ3…をブレーキ装置(図示省略)で回転不可に停止して、左右タイヤA,Aを、左右に配列された前後一対の試験ローラ3,3間に移動及び乗込ませた後、昇降台20を、略水平状態にバランスを保ちながら前後一対の試験ローラ3,3間にタイヤAが乗せられる降下位置に降下動作して、左右タイヤA,Aを、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間に乗せる。
【0030】
次に、ブレーキ装置(図示省略)による試験ローラ3…の回転固定を解除した後、図1、図2、図3にも示すように、装置本体2の略中央部に内蔵した駆動装置4を構成するモータ12の駆動力を、左右の後部試験ローラ3,3を連結する検出シャフト15に伝達して、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3…を同一方向(矢印方向)に低速回転させる。
【0031】
次に、自動車のブレーキペダルを踏む動作を行った場合、自動車側からの制動力が試験ローラ3に働き、左右に配列された後部試験ローラ3,3を連結する検出シャフト15の小径軸部に、伝達トルクに比例して制動力に対応するねじれや歪み等が顕著に発生する。且つ、検出シャフト15の小径軸部に発生するねじれや歪み等を、左右一対の制動力検出装置6,6を構成する制動力検出器6a,6aでそれぞれ電気的に検出し、その制動力検出器6a,6aが検出する検出量を電圧に変換後、所定の周波数に変換して、光信号により無接触で受光器(図示省略)を介して中継装置22(例えば中継アンプ)に送信する。
【0032】
次に、速度試験時において、モータ12から試験ローラ3に出力される駆動力をクラッチ装置18で遮断し、試験ローラ3…を自由回転可能に設定した後、試験ローラ3の回転を速度検出装置7の速度検出器7aで検出し、その速度検出器7aが検出する回転数に比例した検出信号を後述する指示装置23に出力する。
【0033】
一方、制動力検出器6aから出力される検出信号(周波数)と、速度検出器7aから出力される検出信号(パルス信号)とを、指示装置23に内蔵した検出情報処理装置26で演算処理して、その結果を、左右タイヤA,Aの制動力として制動力表示部24に表示し、速度計(図示省略)の速度として速度表示部25に表示する。
【0034】
次に、試験終了後において、昇降装置5を構成する昇降台20を略水平状態にバランスを保ちながら、自動車の左右タイヤA,Aが、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3,3間から脱出可能な上昇位置に上昇動作させ、試験ローラ3…をブレーキ装置(図示省略)で回転不可に停止して、試験済みの自動車を試験ローラ3…上から脱出させ、次の自動車を試験ローラ3…上に移動させた後、上述と同様にして、自動車の制動試験及び速度試験を継続して行う。
【0035】
以上のように、自動車の左右タイヤA,Aが略水平に支持される長さ及び幅、形状に形成した一つの昇降台20を略水平状態にバランスを保ちながら上下動するので、様々な間隔を有する自動車の左右タイヤA,Aを、左右に軸受された前後一対の試験ローラ3,3に対して略均等に乗せることができると共に、昇降台20のバランス及び安定性が良く、自動車の左右タイヤA,Aの乗込み及び脱出、通過が容易に行える。
【0036】
且つ、左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ3…を、装置本体2の略中央部に内蔵された駆動装置4で一体的に回転するので、従来例のように左右のローラをモータで独立して回転する方法よりも、モータ12の設置数が少なくて済み、装置全体の構成及び構造を簡素化して、小型化及びコンパクト化を図ることができる。且つ、装置全体を設置するスペースが小さく、装置を設置する作業が短期間で行え、製作費及び設置費の低減を図ることができる。
【0037】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両及び車輪は、実施例の自動車及びタイヤAにそれぞれ対応し、
以下同様に、
昇降手段は、昇降装置5及び昇降シリンダー21に対応し、
駆動手段は、駆動装置4及びモータ12、減速機13、スプロケット14,16、チェーン17に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0038】
例えば凹凸部又はエンボス部が加工された試験ローラ3を、車両試験装置を構成する装置本体2の前側及び後側の何れか一方に軸受してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両試験装置による試験方法を示す斜視図。
【図2】装置本体の内部構造を示す平面図。
【図3】左右試験ローラの連結状態を示す背面図。
【図4】左右タイヤを昇降台で略水平に支持した状態を示す斜視図。
【図5】駆動装置を装置本体内部に設けた例を示す縦断側面図。
【図6】駆動装置を装置本体外部に設けた他の例を示す縦断側面図。
【図7】凸部を梨地模様に付設した試験ローラを示す斜視図。
【図8】一端側から見た試験ローラの外周形状を示す拡大側面図。
【図9】試験ローラの一部外周を示す拡大断面図。
【図10】試験ローラの外周面に付設した模様を示す拡大平面図。
【符号の説明】
A…タイヤ
1…車両試験装置
2…装置本体
3…試験ローラ
4…駆動装置
5…昇降装置
6…制動力検出装置
7…速度検出装置
15…検出シャフト
20…昇降台
23…指示装置
26…検出情報処理装置

Claims (4)

  1. 車両の左右車輪を、装置本体の左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に乗せた後、該各試験ローラを装置本体に内蔵された駆動手段の駆動力で回転させて試験する車両試験装置であって、
    上記左右車輪が略水平に支持される長さに形成した昇降台を、上記左右上面に軸受された前後一対の試験ローラ間に設け、
    上記車両の車輪が前後一対の試験ローラ間に乗せられる降下位置と、該前後一対の試験ローラ間から脱出が許容される上昇位置とに上記昇降台を上下動する昇降手段を設けた
    車両試験装置。
  2. 上記昇降台を、上記駆動手段の駆動が妨げられないような形状に形成した
    請求項1記載の車両試験装置。
  3. 上記昇降台を、上記駆動手段の駆動が妨げられないような降下位置に規制した
    請求項1記載の車両試験装置。
  4. 上記駆動手段を、上記試験ローラの回転及び上記昇降台の上下動が妨げられないような装置本体の略中央部に内蔵した
    請求項1記載の車両試験装置。
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