JP2004360406A - 墓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】墓における水鉢部2が下方台板2Aと、左方側面2Bと、右方側面2Cと、上方台板2Dと、前方の観音開き戸2Eと、後方の観音開き戸2Fから構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な構成を有する墓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の墓における水鉢(「骨ふた」とも云う)は、下記のような構成となっている。
A.第1方式〜一重の石で構成し、納骨は水鉢を全部を移動して行う。
B.第2方式〜引き戸式の扉を設けて、納骨は扉を開閉して行う。「特許文献1」参照
C.第3方式〜引き出しを形成する。
【0003】
【特許文献1】
特許第3032495号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
A.第1方式〜重い石を降ろしてから納骨するので体に負担がかかる。水が浸入しやすい。
B.第2方式〜引き戸が移動するため横幅の空間を広くとる必要がある。
C.第3方式〜石と石とがぶつかり合うため、引っかかりが起きる。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、芝台1Aと、芝台の上面に設置された下台1Bと、下台の上面に設置された中台1Cと、中台の上面に設置されたさお1Dと、芝台の下面に形成された納骨用くぼみ1Eから構成され、芝台1Aには納骨用くぼみと連通する平面方形の開口部1A1が開口され、下台1Bには当該下台の正面に略下向きコ字状に形成した開口部1B1が芝台の開口部1A1と連通するよう構成され、下台1Bの開口部1B1には当該開口部1B1を塞ぐ状態で水鉢部2が取付けられ、水鉢部2内には香炉部1Fが配設されているものにおいて、水鉢部2は、下方台板2Aと、左方側面2Bと、右方側面2Cと、上方台板2Dと、前方の観音開き戸2Eと、後方の観音開き戸2Fから構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、水鉢部2は、下方台板2Aと、左方側面2Bと、右方側面2Cと、上方台板2Dと、前方の観音開き戸2Eと、後方の観音開き戸2Fから構成され、
A.下方台板2Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板2A1と、下方板2A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ2A2から構成され、
B.左方側面2Bは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板2B1の前方端外方に平面略L字状の切欠き2B2を形成して構成され、下方台板2Aの左方辺に前方部分を残して起立連結され、
C.右方側面2Cは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板2C1の前方端外方に平面略L字状の切欠き2C2を形成して構成され、下方台板2Aの右方辺に前方部分を残して起立連結され、
D.上方台板2Dは、平面左右に横長方形の上方板2D1で構成され、左方側面2Bと右方側面2Cの上面に下方台板2Aと平行な状態で連結され、
E.前方の観音開き戸2Eは、前方左の開き戸2E1と前方右の開き戸2E2から構成され、
前方左の開き戸2E1は、正面方形の左戸用板2E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体2E12から構成され、立柱体2E12が左方側面2Bにおける切欠き2B2の位置で、下方台板2Aと上方台板2D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
前方右の開き戸2E2は、正面方形の右戸用板2E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体2E22から構成され、立柱体2E22が右方側面2Cにおける切欠き2C2の位置で、下方台板2Aと上方台板2D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
F.後方の観音開き戸2Fは、後方左の開き戸2F1と後方右の開き戸2F2から構成され、
後方左の開き戸2F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸2F1の左端を中心に下方台板2Aと上方台板2D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方右の開き戸2F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸2F2の右端を中心に下方台板2Aと上方台板2D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
G.香炉部1Fは、平面方形の下板1F1と、下板の上面に当該下板の左右部分1F11を残して載置された香炉1F2から構成され、第1種水鉢部3内に収納されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、水鉢部2に代えて下記の第1種水鉢部3を用いるよう構成したことを特徴とするものである。
第1種水鉢部3は、下方台板3Aと、左方側面3Bと、右方側面3Cと、上方台板3Dと、前方の観音開き戸3Eと、後方の観音開き戸3Fから構成され、
A.下方台板3Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板3A1と、下方板3A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ3A2から構成され、
B.左方側面3Bは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板3B1の前方面に平面略U字状の湾曲面3B2を形成して構成され、下方台板3Aの左方辺に前方部分を残して起立連結され、
C.右方側面3Cは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板3C1の前方面に平面略U字状の湾曲面3C2を形成して構成され、下方台板3Aの右方辺に前方部分を残して起立連結され、
D.上方台板3Dは、平面左右に横長方形の上方板3D1で構成され、左方側面3Bと右方側面3Cの上面に下方台板3Aと平行な状態で連結され、
E.前方の観音開き戸3Eは、前方左の開き戸3E1と前方右の開き戸3E2から構成され、
前方左の開き戸3E1は、正面方形の左戸用板3E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体3E12から構成され、立柱体3E12が左方側面3Bにおける湾曲面3B2の前方位置で、下方台板3Aと上方台板3D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
前方右の開き戸3E2は、正面方形の右戸用板3E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体3E22から構成され、立柱体3E22が右方側面3Cにおける湾曲面3C2の前方位置で、下方台板3Aと上方台板3D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
F.後方の観音開き戸3Fは、後方左の開き戸3F1と後方右の開き戸3F2から構成され、
後方左の開き戸3F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸3F1の左端を中心に下方台板3Aと上方台板3D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方右の開き戸3F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸3F2の右端を中心に下方台板3Aと上方台板3D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持されていること。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明における水鉢部2に代えて下記の第2種水鉢部4を用いるよう構成したことを特徴とするものである。
第2種水鉢部4は、下方台板4Aと、左方側面4Bと、右方側面4Cと、上方台板4Dと、前方の観音開き戸4Eと、後方の観音開き戸4Fから構成され、
A.下方台板4Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板4A1と、下方板4A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ4A2から構成され、
B.左方側面4Bは、側面方形の側板4B1の後方端に内方に折曲げた後方板4B2を連設して構成され、下方台板4Aの左方辺に起立連結され、
C.右方側面4Cは、側面方形の側板4C1の後方端に内方に折曲げた後方板4C2を連設して構成され、下方台板4Aの右方辺に起立連結され、
D.上方台板4Dは、平面左右に横長方形の板で構成され、左方側面4Bと右方側面4Cの上面に下方台板4Aと平行な状態で連結され、
E.前方の観音開き戸4Eは、前方左の開き戸4E1と前方右の開き戸4E2から構成され、
前方左の開き戸4E1は、正面方形の左戸用板4E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体4E12から構成され、下方台板4Aと上方台板4D間における前方辺位置で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
前方右の開き戸4E2は、正面方形の右戸用板4E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体4E22から構成され、下方台板4Aと上方台板4D間における前方辺位置で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
F.後方の観音開き戸4Fは、後方左の開き戸4F1と後方右の開き戸4F2から構成され、
後方左の開き戸4F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸4F1の左端を中心に下方台板4Aと上方台板4D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方右の開き戸4F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸4F2の右端を中心に下方台板4Aと上方台板4D間で支点ピンにより回動自在の状態で支持されていること。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
1は本発明の墓である。
芝台1Aと、芝台の上面に設置された下台1Bと、下台の上面に設置された中台1Cと、中台の上面に設置されたさお1Dと、芝台の下面に形成された納骨用くぼみ1Eから構成され、芝台1Aには納骨用くぼみと連通する平面方形の開口部1A1が開口され、下台1Bには当該下台の正面に略下向きコ字状に形成した開口部1B1が芝台の開口部1A1と連通するよう構成され、下台1Bの開口部1B1には当該開口部1B1を塞ぐ状態で水鉢部2が取付けられ、水鉢部2内には香炉部1Fが配設されている。図中、1Gは経台である。
【0011】
水鉢部2は、下方台板2Aと、左方側面2Bと、右方側面2Cと、上方台板2Dと、前方の観音開き戸2Eと、後方の観音開き戸2Fから構成されている。(図1〜7参照)
そして、下台の開口部1B1にコーキングで接着されている。
【0012】
A.下方台板2Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板2A1と、下方板2A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ2A2から構成されている。
B.左方側面2Bは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板2B1の前方端外方に平面略L字状の切欠き2B2を形成して構成され、下方台板2Aの左方辺に前方部分を残して起立連結されている。
C.右方側面2Cは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板2C1の前方端外方に平面略L字状の切欠き2C2を形成して構成され、下方台板2Aの右方辺に前方部分を残して起立連結されている。
D.上方台板2Dは、平面左右に横長方形の上方板2D1で構成され、左方側面2Bと右方側面2Cの上面に下方台板2Aと平行な状態で連結されている。
【0013】
E.前方の観音開き戸2Eは、前方左の開き戸2E1と前方右の開き戸2E2から構成されている。
a.前方左の開き戸2E1は、正面方形の左戸用板2E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体2E12から構成され、立柱体2E12が左方側面2Bにおける切欠き2B2の前方位置で、下方台板2Aと上方台板2D間で回動自在の状態で支持されている。
b.前方右の開き戸2E2は、正面方形の右戸用板2E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体2E22から構成され、立柱体2E22が右方側面2Cにおける切欠き2C2の前方位置で、下方台板2Aと上方台板2D間で回動自在の状態で支持されている。
c.前方左の開き戸2E1、前方右の開き戸2E2と下方台板2Aあるいは上方台板2Dの連結は、それぞれの立柱体の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPを下方台板2Aと上方台板2D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンSPは公知のものである。(支点ピンSPは図6参照)
図中、2E4は前方左の開き戸2E1、前方右の開き戸2E2に設けられた把手である。
【0014】
F.後方の観音開き戸2Fは、後方左の開き戸2F1と後方右の開き戸2F2から構成されている。
a.後方左の開き戸2F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸2F1の左端を中心に下方台板2Aと上方台板2D間で回動自在の状態で支持されている。
b.後方右の開き戸2F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸2F2の右端を中心に下方台板2Aと上方台板2D間で回動自在の状態で支持されている。
c.後方左の開き戸2F1、後方右の開き戸2F2と下方台板2Aあるいは上方台板2Dの連結は、後方左の開き戸2F1における左端の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPと後方右の開き戸2F2における右端の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPを下方台板2Aと上方台板2D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンSPは公知のものである。
図中、2F3は後方左の開き戸2F1、後方右の開き戸2F2に設けられた把手である。
G.香炉部1Fは、平面方形の下板1F1と、下板の上面に当該下板の左右部分1F11を残して載置された香炉1F2から構成され、水鉢部2内に収納されている。
【0015】
水鉢部2に代えて、第1種水鉢部3、第2種水鉢部4のいずれかにすることができる。
【0016】
第1.第1種水鉢部3は、下方台板3Aと、左方側面3Bと、右方側面3Cと、上方台板3Dと、前方の観音開き戸3Eと、後方の観音開き戸3Fから構成されている。(図8〜15参照)
【0017】
A.下方台板3Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板3A1と、下方板3A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ3A2から構成されている。
B.左方側面3Bは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板3B1の前方面に平面略U字状の湾曲面3B2を形成して構成され、下方台板3Aの左方辺に前方部分を残して起立連結されている。
C.右方側面3Cは、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板3C1の前方面に平面略U字状の湾曲面3C2を形成して構成され、下方台板3Aの右方辺に前方部分を残して起立連結されている。
D.上方台板3Dは、平面左右に横長方形の上方板3D1で構成され、左方側面3Bと右方側面3Cの上面に下方台板3Aと平行な状態で連結されている。
【0018】
E.前方の観音開き戸3Eは、前方左の開き戸3E1と前方右の開き戸3E2から構成されている。
a.前方左の開き戸3E1は、正面方形の左戸用板3E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体3E12から構成され、立柱体3E12が左方側面3Bにおける湾曲面3B2の前方位置で、下方台板3Aと上方台板3D間で回動自在の状態で支持されている。
b.前方右の開き戸3E2は、正面方形の右戸用板3E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体3E22から構成され、立柱体3E22が右方側面3Cにおける湾曲面3C2の前方位置で、下方台板3Aと上方台板3D間で回動自在の状態で支持されている。
c.前方左の開き戸3E1、前方右の開き戸3E2と下方台板3Aあるいは上方台板3Dの連結は、それぞれの立柱体の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPを下方台板3Aと上方台板3D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンSPは公知のものである。(支点ピンSPは図11参照)
図中、3E4は前方左の開き戸3E1、前方右の開き戸3E2に設けられた把手である。
【0019】
F.後方の観音開き戸3Fは、後方左の開き戸3F1と後方右の開き戸3F2から構成されている。
a.後方左の開き戸3F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸3F1の左端を中心に下方台板3Aと上方台板3D間で回動自在の状態で支持されている。
b.後方右の開き戸3F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸3F2の右端を中心に下方台板3Aと上方台板3D間で回動自在の状態で支持されている。
c.後方左の開き戸3F1、後方右の開き戸3F2と下方台板3Aあるいは上方台板3Dの連結は、後方左の開き戸3F1における左端の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPと後方右の開き戸3F2における右端の上下面中心に埋込んだ支点ピンSPを下方台板3Aと上方台板3D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンSPは公知のものである。
G.香炉部1Fは、平面方形の下板1F1と、下板の上面に当該下板の左右部分1F11を残して載置された香炉1F2から構成され、第1種水鉢部3内に収納されている。
【0020】
第2.第2種水鉢部4は、下方台板4Aと、左方側面4Bと、右方側面4Cと、上方台板4Dと、前方の観音開き戸4Eと、後方の観音開き戸4Fから構成されている。(図16〜18参照)
【0021】
A.下方台板4Aは、平面左右に横長方形に構成された下方板4A1と、下方板4A1の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ4A2から構成されている。
B.左方側面4Bは、側面方形の側板4B1の後方端に内方に折曲げた後方板4B2を連設して構成され、下方台板4Aの左方辺に起立連結されている。
C.右方側面4Cは、側面方形の側板4C1の後方端に内方に折曲げた後方板4C2を連設して構成され、下方台板4Aの右方辺に起立連結されている。
D.上方台板4Dは、平面左右に横長方形の板で構成され、左方側面4Bと右方側面4Cの上面に下方台板4Aと平行な状態で連結されている。
【0022】
E.前方の観音開き戸4Eは、前方左の開き戸4E1と前方右の開き戸4E2から構成されている。
a.前方左の開き戸4E1は、正面方形の左戸用板4E11と左戸用板の左方端に連設された立柱体4E12から構成され、下方台板4Aと上方台板4D間における前方辺位置で回動自在の状態で支持されている。
b.前方右の開き戸4E2は、正面方形の右戸用板4E21と右戸用板の右方端に連設された立柱体4E22から構成され、下方台板4Aと上方台板4D間における前方辺位置で回動自在の状態で支持されている。
c.前方左の開き戸4E1、前方右の開き戸4E2と下方台板4Aあるいは上方台板4Dの連結は、それぞれの立柱体の上下面中心に埋込んだ支点ピン(図示略)を下方台板4Aと上方台板4D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンは公知のものである。(支点ピンは図6参照)
図中、4E4は前方左の開き戸4E1、前方右の開き戸4E2に設けられた把手である。
【0023】
F.後方の観音開き戸4Fは、後方左の開き戸4F1と後方右の開き戸4F2から構成されている。
a.後方左の開き戸4F1は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸4F1の左端を中心に下方台板4Aと上方台板4D間で回動自在の状態で支持されている。
b.後方右の開き戸4F2は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸4F2の右端を中心に下方台板4Aと上方台板4D間で回動自在の状態で支持されている。
c.後方左の開き戸4F1、後方右の開き戸4F2と下方台板4Aあるいは上方台板4Dの連結は、後方左の開き戸4F1における左端の上下面中心に埋込んだ支点ピン(図示略)と後方右の開き戸4F2における右端の上下面中心に埋込んだ支点ピン(図示略)を下方台板4Aと上方台板4D側に埋込んで行われている。
なお、支点ピンは公知のものである。(支点ピンは図6参照)
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.水鉢部で前方の観音開き戸と後方の観音開き戸の開け閉めが簡単にでき楽になるので、水鉢部での香炉の使用と納骨を極めて容易に行うことができる。
2.前方の観音開き戸と後方の観音開き戸で二重ふたに構成されているから、前方の戸を開けてから後方の戸を開けることになるので雨水が浸入しにくい。
3.下台1Bの開口部1B1に水鉢部をコーキングで接着するため雨水が浸入しない。
4.前方の観音開き戸と後方の観音開き戸は、上下の支点ピンで支持されているので、引き戸に比べて開閉に際して引っかかりがなく簡単に動かして納骨することができる。
5.引き戸の場合、左右に移動させることになるので、移動に要する横幅の空間を広く確保する必要があるが、本発明の場合、かかる横幅のスペースを確保する必要がない。
6.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないので組立が容易である、経済的である、などの効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】墓の斜視図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】水鉢部の斜視図である。
【図4】水鉢部の上方台板を除去した状態の平面図である。
【図5】水鉢部の上方台板と香炉部を除去し前方の観音開き戸と後方の観音開き戸を開いた状態の平面図である。
【図6】水鉢部の分解斜視図である。
【図7】水鉢部の分解斜視図である。
【図8】第1種水鉢部の斜視図である。
【図9】前方の観音開き戸を開いた状態の斜視図である。
【図10】香炉部を除去し前方の観音開き戸と後方の観音開き戸と後方の観音開き戸を開いた状態の斜視図である。
【図11】第1種水鉢部の分解斜視図である。
【図12】第1種水鉢部の分解斜視図である。
【図13】第1種水鉢部の上方台板を除去した状態の平面図である。
【図14】同上において前方の観音開き戸を開いた状態の平面図である。
【図15】図13において香炉部を除去し前方の観音開き戸と後方の観音開き戸を開いた状態の平面図である。
【図16】第2種水鉢部を用いた墓の斜視図である。
【図17】第2種水鉢部の斜視図である。
【図18】第2種水鉢部の上方台板を除去した状態の平面図である。
【図19】第2種水鉢部の上方台板と香炉部を除去し前方の観音開き戸と後方の観音開き戸を開いた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 墓
1A 芝台
1B 下台
1C 中台
1D さお
1E 納骨用くぼみ
2 水鉢部
3 第1種水鉢部
4 第2種水鉢部
Claims (4)
- 芝台(1A)と、芝台の上面に設置された下台(1B)と、下台の上面に設置された中台(1C)と、中台の上面に設置されたさお(1D)と、芝台の下面に形成された納骨用くぼみ(1E)から構成され、芝台(1A)には納骨用くぼみと連通する平面方形の開口部(1A1)が開口され、下台(1B)には当該下台の正面に略下向きコ字状に形成した開口部(1B1)が芝台の開口部(1A1)と連通するよう構成され、下台(1B)の開口部(1B1)には当該開口部(1B1)を塞ぐ状態で水鉢部(2)が取付けられ、水鉢部(2)内には香炉部(1F)が配設されているものにおいて、水鉢部(2)は、下方台板(2A)と、左方側面(2B)と、右方側面(2C)と、上方台板(2D)と、前方の観音開き戸(2E)と、後方の観音開き戸(2F)から構成されていることを特徴とする墓。
- 請求項1記載の墓において、水鉢部(2)は、下方台板(2A)と、左方側面(2B)と、右方側面(2C)と、上方台板(2D)と、前方の観音開き戸(2E)と、後方の観音開き戸(2F)から構成され、
下方台板(2A)は、平面左右に横長方形に構成された下方板(2A1)と、下方板(2A1)の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ(2A2)から構成され、
左方側面(2B)は、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板(2B1)の前方端外方に平面略L字状の切欠き(2B2)を形成して構成され、下方台板(2A)の左方辺に前方部分を残して起立連結され、
右方側面(2C)は、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板(2C1)の前方端外方に平面略L字状の切欠き(2C2)を形成して構成され、下方台板(2A)の右方辺に前方部分を残して起立連結され、
上方台板(2D)は、平面左右に横長方形の上方板(2D1)で構成され、左方側面(2B)と右方側面(2C)の上面に下方台板(2A)と平行な状態で連結され、
前方の観音開き戸(2E)は、前方左の開き戸(2E1)と前方右の開き戸(2E2)から構成され、前方左の開き戸(2E1)は、正面方形の左戸用板(2E11)と左戸用板の左方端に連設された立柱体(2E12)から構成され、立柱体(2E12)が左方側面(2B)における切欠き(2B2)の位置で、下方台板(2A)と上方台板(2D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、前方右の開き戸(2E2)は、正面方形の右戸用板(2E21)と右戸用板の右方端に連設された立柱体(2E22)から構成され、立柱体(2E22)が右方側面(2C)における切欠き(2C2)の位置で、下方台板(2A)と上方台板(2D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方の観音開き戸(2F)は、後方左の開き戸(2F1)と後方右の開き戸(2F2)から構成され、後方左の開き戸(2F1)は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸(2F1)の左端を中心に下方台板(2A)と上方台板(2D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、後方右の開き戸(2F2)は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸(2F2)の右端を中心に下方台板(2A)と上方台板(2D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
香炉部(1F)は、平面方形の下板(1F1)と、下板の上面に当該下板の左右部分(1F11)を残して載置された香炉(1F2)から構成され、水鉢部(2)内に収納されていることを特徴とする墓。 - 請求項1記載の墓において、水鉢部(2)に代えて下記の第1種水鉢部(3)を用いるよう構成したことを特徴とする墓。
第1種水鉢部(3)は、下方台板(3A)と、左方側面(3B)と、右方側面(3C)と、上方台板(3D)と、前方の観音開き戸(3E)と、後方の観音開き戸(3F)から構成され、
下方台板(3A)は、平面左右に横長方形に構成された下方板(3A1)と、下方板(3A1)の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ(3A2)から構成され、
左方側面(3B)は、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板(3B1)の前方面に平面略U字状の湾曲面(3B2)を形成して構成され、下方台板(3A)の左方辺に前方部分を残して起立連結され、
右方側面(3C)は、前後の長さが下方台板の幅より短く構成されている側面方形の側板(3C1)の前方面に平面略U字状の湾曲面(3C2)を形成して構成され、下方台板(3A)の右方辺に前方部分を残して起立連結され、
上方台板(3D)は、平面左右に横長方形の上方板(3D1)で構成され、左方側面(3B)と右方側面(3C)の上面に下方台板(3A)と平行な状態で連結され、
前方の観音開き戸(3E)は、前方左の開き戸(3E1)と前方右の開き戸(3E2)から構成され、前方左の開き戸(3E1)は、正面方形の左戸用板(3E11)と左戸用板の左方端に連設された立柱体(3E12)から構成され、立柱体(3E12)が左方側面(3B)における湾曲面(3B2)の前方位置で、下方台板(3A)と上方台板(3D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、前方右の開き戸(3E2)は、正面方形の右戸用板(3E21)と右戸用板の右方端に連設された立柱体(3E22)から構成され、立柱体(3E22)が右方側面(3C)における湾曲面(3C2)の前方位置で、下方台板(3A)と上方台板(3D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方の観音開き戸(3F)は、後方左の開き戸(3F1)と後方右の開き戸(3F2)から構成され、後方左の開き戸(3F1)は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸(3F1)の左端を中心に下方台板(3A)と上方台板(3D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、後方右の開き戸(3F2)は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸(3F2)の右端を中心に下方台板(3A)と上方台板(3D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持されていること。 - 請求項1記載の墓における水鉢部(2)に代えて下記の第2種水鉢部(4)を用いるよう構成したことを特徴とする墓。
第2種水鉢部(4)は、下方台板(4A)と、左方側面(4B)と、右方側面(4C)と、上方台板(4D)と、前方の観音開き戸(4E)と、後方の観音開き戸(4F)から構成され、
下方台板(4A)は、平面左右に横長方形に構成された下方板(4A1)と、下方板(4A1)の後方辺の上面に突設された横長角柱状のストッパ(4A2)から構成され、
左方側面(4B)は、側面方形の側板(4B1)の後方端に内方に折曲げた後方板(4B2)を連設して構成され、下方台板(4A)の左方辺に起立連結され、
右方側面(4C)は、側面方形の側板(4C1)の後方端に内方に折曲げた後方板(4C2)を連設して構成され、下方台板(4A)の右方辺に起立連結され、
上方台板(4D)は、平面左右に横長方形の板で構成され、左方側面(4B)と右方側面(4C)の上面に下方台板(4A)と平行な状態で連結され、
前方の観音開き戸(4E)は、前方左の開き戸(4E1)と前方右の開き戸(4E2)から構成され、前方左の開き戸(4E1)は、正面方形の左戸用板(4E11)と左戸用板の左方端に連設された立柱体(4E12)から構成され、下方台板(4A)と上方台板(4D)間における前方辺位置で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、前方右の開き戸(4E2)は、正面方形の右戸用板(4E21)と右戸用板の右方端に連設された立柱体(4E22)から構成され、下方台板(4A)と上方台板(4D)間における前方辺位置で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、
後方の観音開き戸(4F)は、後方左の開き戸(4F1)と後方右の開き戸(4F2)から構成され、後方左の開き戸(4F1)は、正面方形の左戸用板で構成され、当該後方左の開き戸(4F1)の左端を中心に下方台板(4A)と上方台板(4D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持され、後方右の開き戸(4F2)は、正面方形の右戸用板で構成され、当該後方右の開き戸(4F2)の右端を中心に下方台板(4A)と上方台板(4D)間で支点ピンにより回動自在の状態で支持されていること。
Priority Applications (1)
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JP2003163215A JP2004360406A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | 墓 |
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Cited By (1)
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-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003163215A patent/JP2004360406A/ja not_active Ceased
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