JP3094643U - 墓用香炉台装置 - Google Patents

墓用香炉台装置

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JP3094643U JP2002007906U JP2002007906U JP3094643U JP 3094643 U JP3094643 U JP 3094643U JP 2002007906 U JP2002007906 U JP 2002007906U JP 2002007906 U JP2002007906 U JP 2002007906U JP 3094643 U JP3094643 U JP 3094643U
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incense burner
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孝 西野
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株式会社 ダイセイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 納骨室に連通する連通空間の開口を塞ぐ香炉
台の構造を改良して、より好ましい墓用香炉台装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 墓石の前面部に設置される香炉台装置2
0であって、基台部21と、該基台部21から立設する
一対の側壁部22と、上面に香炉等を載置できるように
した天井部23とを有し、且つ前面部には開閉自在の観
音開き扉24を設けてその内部に室26を構成すると共
に、背面部には納骨室に通じる開閉自在の両引き戸25
を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は墓用の香炉台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に従来の一般的な墓の概略を示す。墓は仏石1、上台2、下台3、芝台4 等が積まれて構成され、墓の下には納骨室5が設けられている。この納骨室5は 前記芝台4及び下台3を介して連通空間路6により下台3の前面部に開口7して おり、該開口7が下台3の前面部に設置される香炉台8によって普段は閉塞され た状態になされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記のような従来の墓の場合、外部から香炉台8という石によって内 部が完全に密封されているため、納骨室5に置かれた先祖との関係が物理的に閉 ざされた感があること、また納骨室5が外気から閉ざされた雰囲気となっている 等の問題があり、墓参者と先祖とのもう少し近しい関係が望まれるところであっ た。
【0004】 そこで本考案は上記従来の問題を解消し、納骨室に連通する連通空間の開口を 塞ぐ香炉台の構造を改良して、より好ましい墓用香炉台装置を提供することを課 題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本考案の墓用香炉台装置は、墓石の前面部に設置さ れる香炉台装置であって、基台部と、該基台部から立設する一対の側壁部と、上 面に香炉等を載置できるようにした天井部とを有し、且つ前面部には開閉自在の 観音開き扉を設けてその内部に室を構成すると共に、背面部には納骨室に通じる 開閉自在の両引き戸を設けてあることを第1の特徴とする。 また本考案の墓用香炉台装置は、上記第1の特徴に加えて、両側に設置される 各花立の一部を切り欠いて戸の引き込み部に構成してあることを第2の特徴とし ている。 また本考案の墓用香炉台装置は、墓石の前面部に設置され、観音開き扉を有す る香炉台装置であって、前記観音開き扉の枢支部を、金属製のキャップ状のピン 受け体と該ピン受け体に対して回動自在に嵌り込む枢ピン体とで構成しているこ とを第3の特徴としている。 また本考案の墓用香炉台装置は、上記第3の特徴に加えて、枢支部を、黄銅製 のキャップ状のピン受け体と該ピン受け体に対して回動自在に嵌り込む枢ピン体 とで構成していることを第4の特徴としている。 また本考案の墓用香炉台装置は、上記第3又は4の特徴に加えて、枢ピン体の 先端部中心を膨出させると共にキャップ状のピン受け体のキャップ底面中心部を 膨出させて、両者を軸心上でピンポイントに当接するようにしてあることを第5 の特徴としている。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下の図面を参照しながら本考案の実施形態を説明することで、本考案を詳細 に説明する。 図1は本考案の実施形態である墓用香炉台装置を設けた墓を示す斜視図、図2 は墓用香炉台装置の斜視図、図3は墓用香炉台装置の天井部を外した状態の平面 図、図4は花立の斜視図、図5は墓用香炉台装置の観音開き扉の取り付けを説明 する図、図6は枢支部の分離斜視図、図7は枢支部の断面図である。
【0007】 図1を参照して、10は墓石で、仏石11、上台12、下台13、芝台14か らなっている。図8で既述した従来の墓の場合と同様に、墓石10の下に納骨室 が設けられ、この納骨室から前記芝台14及び下台13を介して連通空間路が下 台13の前面部に開口している。
【0008】 20は本考案に係る墓用香炉台装置で、前記下台13の前面部に、芝台14上 に設置されている。墓用香炉台装置20の両側に花立30が設置されている。墓 用香炉台装置20の上には香炉40が載置されている。また50は供物台、60 は扉止めである。
【0009】 図2、図3も参照して、前記墓用香炉台装置20は、基台部21と、該基台部 21から立設された一対の側壁部22と、前記香炉40を上面に載置できるよう にした天井部23と、前面部に設けられた観音開き扉24と、背面部に設けられ た両引き戸25とからなり、内部に室26が設けられた構成となされている。
【0010】 前記前面部の観音開き扉24と背面部の両引き戸25を設けることで、納骨室 と外界とを気品良く或いは節度をもって厳かに通じ合わせることができる。即ち 、観音開き扉24は厳かな感を与えるが、これを開くことで、室26の奥から連 通空間路を経て納骨室が丸見えになるのでは問題があり、これら両引き戸25の 明け具合を調節することで、適当な状況をかもしだすようにすることができる。 勿論、観音開き扉24が開いている際に、意に反して不要な物が納骨室に入って しまうようなことも適当に防止することができる。 前記両引き戸25は戸とすることで、単に取り外しができるというのではなく 、必要に応じて容易に開閉できると共に、開く際には戸が室26内に入り込んで 邪魔になったりすることもない。また両引き戸25とすることで、室26を端か ら開放していくのではなく、中央部から少しづつ開き具合を調節して、中央部で の好ましい開放程度を決めることができる。
【0011】 前記両引き戸25をそれぞれ両側に後退させて戸を開く際に、その後退動作を 支障なく行わせるため及び両引き戸25を後退動作させる要請に対して花立30 の配置位置を何ら変更することなく墓用香炉台装置20とのバランスのとれた配 置関係を維持させるために、本考案では図4に示すように、花立30の背面部の 一部を削るようにして切り欠いて、戸の引き込み部31を構成している。 花立30に戸の引き込み部31を設けることで、花立30を既存の好ましい位 置のまま両引き戸25を支障なく後退させることができる。
【0012】 前記室26内には、墓参時に必要な用品を保管したり、祭ったりすることがで きる。
【0013】 前記観音開き扉24は、枢支部70によって基台部21と天井部23とに回動 自在に取り付けられている。 前記枢支部70は、図6、図7も参照して、黄銅製とし、キャップ状のピン受 け体71と、該ピン受け体71に対して回動自在に嵌り込む枢ピン体72とで構 成している。 前記キャップ状のピン受け体71は、キャップ71aと該キャップ71aの口 部に設けられたフランジ71bとからなり、キャップ71a部が前記基台部21 や天井部23に埋め込まれて取り付けられる。 前記キャップ71aは、その底面の中心部を膨出させた膨出部71cとしてい る。 一方、前記枢ピン体72は、ピン72aの途中位置にフランジ72bが設けら れ、そのフランジ72bから下のピン72a部分が観音開き扉24に埋め込まれ て取り付けられる。 前記ピン72aは、その先端部中心を膨出させた膨出部72cとしている。 以上のようにピン受け体71と枢ピン体72とを構成することで、両者を嵌め 合わせたときに、ピン受け体71の膨出部71cと枢ピン72の膨出部72cと が軸心上でピンポイントで当接するようにしている。また前記フランジ71b、 フランジ72bの存在によって、観音開き扉24と基台部21或いは天井部23 との間に隙間を構成し、これによって観音開き扉が石同士の摩擦によって開き難 くなるのを防止している。 前記膨出部72cは比較的緩慢な膨出部とし、他方の膨出部71cは比較的鋭 い膨出部とする。勿論、逆にしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上の構成、作用よりなり、請求項1に記載の墓用香炉台装置によれ ば、墓石の前面部に設置される香炉台装置であって、基台部と、該基台部から立 設する一対の側壁部と、上面に香炉等を載置できるようにした天井部とを有し、 且つ前面部には開閉自在の観音開き扉を設けてその内部に室を構成すると共に、 背面部には納骨室に通じる開閉自在の両引き戸を設けてあるので、 前面部の観音開き扉の開放具合と背面部の両引き戸の開放具合を自由に調整す ることで、外部から香炉台装置を介して見える納骨室の見え具合を微妙に調整す ることができる。また観音開き扉が開いている際に、意に反して不要な物が納骨 室に入ってしまうようなことも引き戸の存在で適当に防止することができる。 しかも前面部は観音開き扉で荘厳な雰囲気を出し、背面部は両引き戸として室 内への邪魔な侵入を無くすと共に両引き戸の中央部から少しづつ開き具合調節し て好ましい開放程度を決めることができる。 また前面部の観音開き扉と背面部の両引き戸との間の室内には墓参時に必要な 用品を保管したり、祭ったりすることができる。 また請求項2に記載の墓用香炉台装置によれば、上記請求項1に記載の構成に よる効果に加えて、両側に設置される各花立の一部を切り欠いて戸の引き込み凹 部に構成してあるので、 花立を既存の好ましい位置に配置したまま、墓用香炉台装置の背面部の両引き 戸を支障なく後退動作させることができる。 また請求項3に記載の墓用香炉台装置によれば、墓石の前面部に設置され、観 音開き扉を有する香炉台装置であって、前記観音開き扉の枢支部を、金属製のキ ャップ状のピン受け体と該ピン受け体に対して回動自在に嵌り込む枢ピン体とで 構成しているので、 該キャップ状のピン受け体とそれに嵌り込む枢ピン体とによって、観音開き扉 を軽くスムーズに開閉することができる。 また請求項4に記載の墓用香炉台装置によれば、上記請求項3に記載の構成に よる効果に加えて、枢支部を、黄銅製のキャップ状のピン受け体と該ピン受け体 に対して回動自在に嵌り込む枢ピン体とで構成しているので、 ピン受け体と枢ピン体とによる摺動が鉄等の硬質な材質の場合に比べて非常に スムーズになり、よって観音開き扉の回動操作を軽く、容易に且つ確実に行うこ とができる。 また請求項5に記載の墓用香炉台装置によれば、上記請求項3又は4に記載の 構成による効果に加えて、枢ピン体の先端部中心を膨出させると共にキャップ状 ピン受け体のキャップ底面中心部を膨出させて、両者を軸心上でピンポイントに 当接するようにしてあるので、 石同士が摺動するような環境下にあって、観音開き扉を長期にわたって、安定 して確実に開閉することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態である墓用香炉台装置を設け
た墓を示す斜視図である。
【図2】墓用香炉台装置の斜視図である。
【図3】墓用香炉台装置の天井部を外した状態の平面図
である。
【図4】花立の斜視図である。
【図5】墓用香炉台装置の観音開き扉の取り付けを説明
する図である。
【図6】枢支部の分離斜視図である。
【図7】枢支部の断面図である。
【図8】従来の墓の例を説明する図である。
【符号の説明】
10 墓石 11 仏石 12 上台 13 下台 14 芝台 20 墓用香炉台装置 21 基台部 22 側壁部 23 天井部 24 観音開き扉 25 両引き戸 26 室 30 花立 31 戸の引き込み部 40 香炉 50 供物台 70 枢支部 71 ピン受け体 71a キャップ 71b フランジ 71c 膨出部 72 枢ピン体 72a ピン 72b フランジ 72c 膨出部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墓石の前面部に設置される香炉台装置で
    あって、基台部と、該基台部から立設する一対の側壁部
    と、上面に香炉等を載置できるようにした天井部とを有
    し、且つ前面部には開閉自在の観音開き扉を設けてその
    内部に室を構成すると共に、背面部には納骨室に通じる
    開閉自在の両引き戸を設けてあることを特徴とする墓用
    香炉台装置。
  2. 【請求項2】 両側に設置される各花立の一部を切り欠
    いて戸の引き込み部に構成してあることを特徴とする請
    求項1に記載に記載の墓用香炉台装置。
  3. 【請求項3】 墓石の前面部に設置され、観音開き扉を
    有する香炉台装置であって、前記観音開き扉の枢支部
    を、金属製のキャップ状のピン受け体と該ピン受け体に
    対して回動自在に嵌り込む枢ピン体とで構成しているこ
    とを特徴とする墓用香炉台装置。
  4. 【請求項4】 枢支部を、黄銅製のキャップ状のピン受
    け体と該ピン受け体に対して回動自在に嵌り込む枢ピン
    体とで構成していることを特徴とする請求項3に記載の
    墓用香炉台装置。
  5. 【請求項5】 枢ピン体の先端部中心を膨出させると共
    にキャップ状のピン受け体のキャップ底面中心部を膨出
    させて、両者を軸心上でピンポイントに当接するように
    してあることを特徴とする請求項3又は4に記載の墓用
    香炉台装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5608303B1 (ja) * 2014-06-05 2014-10-15 有限会社新生
JP7216459B1 (ja) * 2022-11-09 2023-02-01 ベルストン株式会社 石材構造物、及び、回動機構

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JP5608303B1 (ja) * 2014-06-05 2014-10-15 有限会社新生
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