JP2004358121A - ゲーム装置 - Google Patents

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JP2004358121A
JP2004358121A JP2003163228A JP2003163228A JP2004358121A JP 2004358121 A JP2004358121 A JP 2004358121A JP 2003163228 A JP2003163228 A JP 2003163228A JP 2003163228 A JP2003163228 A JP 2003163228A JP 2004358121 A JP2004358121 A JP 2004358121A
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Yusuke Takiguchi
雄介 滝口
Mitsuo Tamura
光雄 田村
Yukio Tsukahara
幸男 塚原
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KIKUCHI KK
Bandai Co Ltd
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KIKUCHI KK
Bandai Co Ltd
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Abstract

【課題】球状体が予測のつきにくいランダムな転動運動をするとともに、筺体等に振動が伝わりにくくしたゲーム機を提供する。
【解決手段】内周面が半球状面をなし、底面に透孔7が形成され、球状体5が収納される半球凹部6が上面に形成された筺体2と、この筺体2内に設けられ、透孔7から半球凹部6内に突出して球状体5に接触する当接部材18を備えた振動盤3と、この振動盤3を振動させることにより当接部材18を振動させる振動機構4とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盤上に形成された収納凹部内で動く物品を棒状物で取出して数を競うゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、盤上に形成された収納凹部内で動く物品を棒状物で取出して数を競うゲーム装置として、タコ焼きゲーム装置が知られている。タコ焼きゲーム装置は、上面に形成された複数の半球状の凹部に擬似タコ焼きである孔付きの中空球体を入れ、この中空球体を凹部内で反転動作させ、孔が表面側に向いたとき棒状物をこの孔に差し込んで中空球体を凹部から取出し、その取出した数を競うものである(例えば、特許文献1参照)。当該特許文献1では、凹部の直下を磁石が通過することにより、中空球体を転動させる機構となっている。また、中空球体の全てに磁石を設ける必要がある。
【0003】
【特許文献1】
実公平3−13351号公報(1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来公知のタコ焼きゲーム装置は、磁石を内蔵した中空体を外部から磁力によって回転させる構造となっているから、中空体の回転は磁石の極性によって180度単位で回転するようになっている。すなわち、中空球体の回転が180度毎の単純な反転回転動作となっているので、少しずつ回転する中空体の孔を追いかけるようにして中空体を取得するというような遊びはできないものであった。
また、上記従来のタコ焼きゲーム装置では、中空体の全てに磁石を組み込まなければならず、磁石の数に応じて磁石購入に伴うコストが高くなり、磁石組み込みの工数を多く必要とするものである。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、物品に予測のつきにくいランダムな動きをさせることにより取得のおもしろさを付加するとともに、玩具業界では比較的高価な部材とされている磁石を必要とせず、さらに、球状体等のゲーム要素を回転を効率よく行い装置本体全体の振動を軽減しかつ騒音を少なくすることができるゲーム装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、差込穴を備えた物品を動かして、差込穴に棒状物を差し込んで物品を取り上げるゲーム装置であって、装置本体には、物品を収納する収納凹部が複数形成され、当該収納凹部に連通する透孔が形成された基盤と、透孔を介して各収納凹部内の物品と当接する当接部材を備えた振動盤と、振動盤に設けられ、当接部材を振動させて収納凹部内の物品を動かす振動機構とを備えている。
【0007】
本願請求項2に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、上記物品が球状体である。
【0008】
本願請求項3に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、前記振動機構は、前記振動盤に取り付けられる駆動モータと、駆動モータにより回転する振動用の錘と、駆動モータにより回転するカムと、当該カムの回転によって駆動モータの電源をオフするスイッチとを備えている。
【0009】
本願請求項4に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、前記振動機構は、前記振動盤の下面に取付けられた枠体と、該枠体に取付けられた駆動モータにより回転する振動用の錘と、該駆動モータにより回転するカムと、該カムの回転により該駆動モータの電源をオフするスイッチとを備えている。
【0010】
本願請求項5に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、前記振動機構は、ばね力により前記カムに押圧される揺動レバーを備え、前記装置本体には、外周に係合溝が形成され、外側にコイルばねが装着されたポストが立設され、該ポストに前記振動機構が上方から該コイルばねを圧縮させた状態で装着され、前記係合溝と前記揺動レバーとの係合で前記振動機構を係止し、前記カムの回転で前記係合溝と前記揺動レバーとの係合を解除するようにしている。
【0011】
本願請求項6に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、前記当接部材は、軟質合成樹脂で形成されている。
【0012】
本願請求項7に係るゲーム装置は、上記課題を達成するため、複数のゲーム要素を盤上に配置し、当該ゲーム要素を盤上から取得するゲーム装置であって、前記ゲーム要素の全部又は一部を入れることが出来る程度の大きさに形成された複数の収納凹部を上面に形成した基盤と、前記凹部に収容されたゲーム要素に当接する当接部材を備え、駆動モータによって駆動される振動機構によって振動し、当該振動を前記当接部材を介してゲーム要素に伝達するように形成された振動部材と、前記ゲーム要素に被係合部を形成し、当該被係合部と係合可能な係合部を有した係合部材とを有している。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態であるゲーム装置の外観斜視図である。図2は、物品の断面図である。図3は、ゲーム装置の分解斜視図である。図4は、振動機構およびポストの斜視図である。図5は、振動機構の一部切欠き斜視図である。図6は、振動機構の平面図である。図7は、本発明のゲーム装置の初期状態の縦断側面図である。図8は、本発明のゲーム装置の作動状態の縦断側面図である。図9は、駆動モータの制御回路図である。
【0014】
ゲーム装置1は、差込穴8を備えた物品5を動かして、差込穴8に棒状物10を差し込んで物品5を取り上げるものである。装置本体2には、物品5を収納する収納凹部6が複数形成され、当該収納凹部6に連通する透孔7が形成された基盤2Bと、透孔7を介して各収納凹部6内の物品5と当接する当接部材18を備えた振動盤3と、振動盤3に設けられ、当接部材18を振動させて収納凹部6内の物品5を動かす振動機構4とを備えている。物品5は、球状体であっても構わない。
【0015】
前記振動機構4は、前記振動盤3に取り付けられる駆動モータ36と、駆動モータ36により回転する振動用の錘39と、駆動モータ36により回転するカム31と、当該カム31の回転によって駆動モータ36の電源をオフするスイッチSW2とを備えている。
【0016】
前記振動機構4は、前記振動盤3の下面に取付けられた枠体30と、該枠体30に取付けられた駆動モータ36により回転する振動用の錘39と、該駆動モータ36により回転するカム31と、該カム31の回転により該駆動モータ36の電源をオフするスイッチSW2とを備えた構成でも良い。
【0017】
前記振動機構4は、ばね力により前記カム31に押圧される揺動レバー40,41を備え、前記装置本体2には、外周に係合溝56が形成され、外側にコイルばね60が装着されたポスト15が立設され、該ポスト15に前記振動機構4が上方から該コイルばね60を圧縮させた状態で装着され、前記係合溝56と前記揺動レバー40,41との係合で前記振動機構4を係止し、前記カム31の回転で前記係合溝56と前記揺動レバー40,41との係合を解除するようにした。前記当接部材18は、軟質合成樹脂で形成されたものである。
【0018】
ゲーム装置1は、複数のゲーム要素5を盤上に配置し、当該ゲーム要素5を盤上から取得するものであって、前記ゲーム要素5の全部又は一部を入れることが出来る程度の大きさに形成された複数の収納凹部6を上面に形成した基盤2Bと、前記収納凹部6に収納されたゲーム要素5に当接する当接部材18を備え、駆動モータ36によって駆動される振動機構4によって振動し、当該振動を前記当接部材18を介してゲーム要素5に伝達するように形成された振動部材3と、前記ゲーム要素5に被係合部8を形成し、当該被係合部8と係合可能な係合部を有した係合部材10とを有した構成でも構わない。
【0019】
以下、本願発明にかかるゲーム装置をタコ焼きゲーム装置に応用した実施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明のゲーム装置の一実施形態であるタコ焼きゲーム装置の外観斜視図、図2は球状体(物品)の断面図、図3はタコ焼きゲーム装置の分解斜視図である。
【0020】
図1および図3に示すように、タコ焼きゲーム装置1は、中空円筒状の筺体2と、筺体2内に設けられた振動盤3と、この振動盤3の下部に取付けられた振動機構4とを備えている。筺体2は、上部開放の下部ケース2Aと、下部ケース2Aの上部に取付けられた上部カバー2Bとで構成されている。
【0021】
上部カバー2Bは、下部ケース2Aの外径と略同径の円形盤2Cを有し、当該円形盤2Cに球状体5が載置される半球状の内周面を有する収納凹部6を複数個形成したものであり、収納凹部6は球状体5が載置された際にその中で球状体5が若干揺れ動くことが可能な大きさで形成される。具体的には、収納凹部6を上方から見た場合の直径は球状体5の直径より若干(3〜5mm)大きく形成されている。この収納凹部6の底面中央には透孔7が形成されている。上部カバー2B(円形盤2C)の中心部には円形孔20が形成され、当該円形孔20を形成した部位の裏面には円形孔20に通ずる円筒状の嵌合部21(後述する)が形成されている。
【0022】
球状体5はゲーム要素としてのタコ焼きを擬したもので、図2に示すように、半球体5a、5bを着脱自在に接合した中空球体で構成され、表面にはタコ焼きに見立てた模様が形成されている。また、一方の半球体5aには、棒状物10を差込むための被係合部となる差込穴8が形成されている。なお、球状体5は軽量の中空球体が好ましいが、軽量であれば中の詰まったものでもよい。球状体5を中空球体として形成した場合には、たこに模した部材66を入れたものと入れないものを混在させ、入れた中空球体を取得した場合には当たりとするようなゲーム等に使用することが出来る。
【0023】
図3に示すように、筺体2を構成する下部ケース2Aの周壁22内面には孔11を有するボス12が一体的に形成されており、このボス12の下からビス13を挿通させ、当該ビス13によって上部カバー2Bが下部ケース2Aに対して固定されている。下部ケース2A内の中心部には円筒状の突出部であるポスト受け58が形成され、このポスト受け58内にスポンジ等の振動吸収材59が挿入されている。このポスト受け58にポスト15(詳細は後述する)が挿入され立設されるようになっている。下部ケース2Aには電池収納箱9が設けられている。
【0024】
振動盤3は、略円形の板状に形成された円板17上に、上記各収納凹部6の透孔7を設けた位置に対応した位置にピン14(図7、図8参照)を突設し、このピン14に軟質樹脂製の円筒状の当接部材18を嵌挿したものである。なお、当接部材18は、ピン14と同様に、円板17と共に一体成形したものであっても構わない。円板17の中心部であって前記上部カバー2Bの円形孔20に対応する位置には、円筒状のガイド部材19が接合若しくは一体的に設けられている。当該ガイド部材19は下端面が開口し上端部分に段部19aを有した形状となっている。当該ガイド部材19は、後述するように嵌合部21および円形孔20に挿入され、振動盤3および振動機構4が上下動するときの案内をするものである。なお、本実施の形態においては、最適な実施例として当接部材18を前述のように軟質樹脂製の円筒状部材を用いた構造とした。しかし、当該部分の構造は駆動される玩具体の形状、重量等に応じて変更してもよい。例えば、接部材の先端(球状体5に当接する部分)を上方に湾曲した凸形状となるようにしてもよい。
【0025】
図4〜図6は、振動機構4を示す図であって、図4は外観斜視図、図5は一部切欠き斜視図、図6は平面図である。図4に示すように、上プレート25と下プレート26が4隅の支柱27で結合されて、振動機構4の枠体30を構成している。上プレート25上には、円板カム31が回転軸34により回転可能に支持されている。円板カム31は、外周面をカム面とする円板状のカムを同軸上に2枚重ねて一体としたような構造を有しており、下部の外周に下カム32が、上部の外周に上カム33が各々形成されたものである。
【0026】
図4、図5に示すように、下プレート26には駆動モータ36が取付けられており、この駆動モータ36の駆動軸に固定されている歯車37とこの歯車37に噛み合う歯車群38を有している。この歯車群38から振動用の錘39の軸70に取付けられている歯車71に動力が伝達されて錘39が回転すると共に、歯車群38から円板カム31の回転軸34に固定されている歯車35にも減速されて動力が伝達され、これにより、円板カム31が回転駆動されるようになっている。
【0027】
上プレート25上の前記円板カム31の側方には、略直線形状の下揺動レバー40とL字形状の上揺動レバー41が軸42によって揺動自在に支持されている。この下揺動レバー40と上揺動レバー41は独自に回動できるようになっている。下揺動レバー40は、上プレート25に一端が掛けられている引張りばね43により、図4、図6において上方から見て反時計回りに付勢され、これにより、引張りばね43と反対側の先端部40aは下カム32に弾性的に当接している。
【0028】
上揺動レバー41の先端の当接部41aはスイッチSW1のアクチェータ44に当接し押圧するようになっている。また、円板カム31の外周に隣接してスイッチSW2が取付けられ、スイッチSW2のアクチェータ45が上カム33に当接しカム面の形状にしたがって押圧されるようになっている。上記下揺動レバー40、上揺動レバー41、スイッチSW1,SW2、および歯車群38の一部を被うカバープレート46が上プレート25のボス47にビス48で固定されている。
【0029】
図7はタコ焼きゲーム装置の初期状態を表した縦断側面図、図8は作動状態の縦断側面図である。同図に示すように、振動機構4の上プレート25の裏面には、下プレート26にまで連続した円筒部50が突出されている。また、上プレート25には、前記円筒部50と同軸位置に円形の透孔51が形成されている。また、カバープレート46にも透孔51に対向する位置に透孔52が形成されている。
【0030】
上記振動機構4は振動盤3の下面に取付けられている。すなわち、上プレート25に形成されたボス28(図4参照)が振動盤3に当接され、振動盤3の上面からねじ29をボス28にねじ込むことにより、振動機構4は振動盤3の下面に固定されている。
【0031】
上記筺体2を構成する下部ケース2Aの底面略中央部に形成したポスト受け58に挿入されたポスト15は、振動機構4の円筒部50内に挿入されている。このポスト15は、図4に示すように、上端部に円錐形状のテーパ面54が、その下部にフランジ部55が各々形成され、テーパ面54とフランジ部55との間の外周上に係合溝56が形成され、かつ下端部にばね受け57が形成されたものである。このポスト15は、振動機構4の円筒部50に挿入され、下端はポスト受け58に挿入されて振動吸収材59に当接されている。
【0032】
ポスト15の外周にコイルばね60が巻装され、このコイルばね60の下端はばね受け57に受けられ、上端は振動機構4の上プレート25に当接している。これにより、ポスト15の下端部は振動吸収材59に押し付けられると共に、振動機構4はばね力で上方に付勢され、振動機構4が固定されている振動盤3も上方に付勢されている。図7に示すように、振動盤3のガイド部材19は、上部カバー2Bの嵌合部21に嵌合されているスライド部材63に摺動自在に挿入され、円形孔20から上方に突出している。また、振動盤3の当接部材18は透孔7から収納凹部6内に突出し、球状体5を押し上げるようになっている。
【0033】
図9は、駆動モータ36とスイッチSW1、SW2の回路図である。同図に示すように、スイッチSW1とスイッチSW2の接点どうし、およびスイッチSW1のアクチェータ44とスイッチSW2のアクチェータ45が接続され、スイッチSW1のアクチェータ44は電池61に、スイッチSW2の接点は駆動モータ36に接続されている。これにより、スイッチSW1とスイッチSW2のいずれか一方が閉じていると駆動モータ36に電流が供給される。
【0034】
次に、動作を説明する。収納凹部6に球状体5を入れておき、ガイド部材19にタコを模した人形62(図1、図7、図8参照)を被せてガイド部材19を押し込むと、図8に示すように振動盤3および振動機構4がコイルばね60を圧縮しながら下動し、球状体5も下動する。
【0035】
このとき、ポスト15のテーパ面54が下揺動レバー40および上揺動レバー41に当たり、軸42を支点に両揺動レバー40、41を時計回りに揺動させつつ振動盤3および振動機構4が下動し、下揺動レバー40がポスト15の係合溝56に嵌って係止される。すなわち、ポスト15の先端によって前記両揺動レバー40、41を押しのけることにより回動させるようになっている。
【0036】
上揺動レバー41が揺動するとスイッチSW1のアクチェータ44が押されてスイッチオンし、これにより駆動モータ36の電源が入って回転を開始する。駆動モータ36の回転に伴って駆動軸の歯車37から歯車群38、歯車71を介して錘39が回転し、これにより、振動機構4を固定している振動盤3が振動する。
【0037】
振動盤3の振動で当接部材18も振動し、当接部材18に当接している球状体5が収納凹部6内で不規則に踊るように回転することになる。このことにより、被係合部である差込穴8が表面側に露出したり収納凹部6側に隠れたりするだけでなく、表面側に露出している場合であっても、球状体5が連続して不規則に回転運動していることに伴い、差込穴8は不規則に移動しつづけるため、遊戯者が差込穴8に棒状物10を差し込むには、球状体5の差込穴8が表面側に向いたときのタイミングにおいて、差込穴8を追いかける動作が必要になる。このようにしてタイミングよく棒状物10の先端(係合部)を差込穴8に差し込んで、図1に示すように取り上げ、トレー64等に入れて取り上げた数でゲームを競う。
【0038】
なお、図2に示すように、半球体5bの内面にタコ模様の部品66が入っているものをいくつか混ぜておき、取り上げた球状体5を分解してタコ模様の部品66のある球状体5では点数を多くする等のゲームも可能である。
【0039】
駆動モータ36が回転すると、歯車37から歯車群38を介して円板カム31の回転軸34の歯車35にも回転が伝達され、円板カム31が反時計方向(図4、図6の矢印X方向)に低速で回転を開始する。円板カム31が回転して下カム32の突出部32aが下揺動レバー40の端部40aに当たると、下揺動レバー40を図6の時計回り方向に揺動させる。これにより、下揺動レバー40とポスト15との係合が外れ、コイルばね60の力で振動機構4および振動盤3が瞬間的に上昇する。突出部32aは、円板カム31の外周に形成された略直角3角形状の山形の部位である。
【0040】
これにより、図7に示すように当接部材18が収納凹部6内に突出し、球状体5を飛び出させる。振動盤3が図7の位置に上昇すると、上揺動レバー41ももとの位置に揺動するため、スイッチSW1はオフになる。これと略同時に、図6のように、下カム32の突出部32aから下揺動レバー40の端部40aが外れ、この位置でスイッチSW2のアクチェータ45は上カム33の溝33bに突出し、スイッチSW2もオフとなり駆動モータ36の回転も停止する。そして図7に示す初期状態に戻る。
【0041】
このように、円板カム31と上下揺動レバー41、40とのカム機構で駆動モータ36の停止および振動盤3の初期復帰を行う構造となっているので、タイマ等の電気的手段を使用しなくても一定時間のゲーム時間を設定できるようになっている。
【0042】
【発明の効果】
以上、説明した本発明に係るゲーム装置は以下の効果を有する。
第1に、従来公知のタコ焼きゲーム装置のように磁石を使用しない構造となっているので、単価の高い磁石を必要とせず、かつ磁石組み込みの工数が削減できるので、安価に製造することができるという高価を有する。
第2に、磁石を使用したゲーム要素である球状体の回転方法では、磁石の極性によって回転させるものであるから180度単位でしか回転させることが出来ないものであるが、本願発明に係るゲーム装置では前記角度にかかわりなく自在に回転させることができる。したがって、回転にともなって移動する球状体の差込穴(被係合部)を追いかけるような動作が必要となり、従来のゲーム装置には有していないおもしろいゲームを提供できるという効果を有している。
第3に、筐体内に対して振動を伝達せず、球状体に当接する部材のみに駆動モータの駆動力が作用するようになっているので、動力のロスが少なくかつ静かなゲーム装置を構成することが出来るという効果を有している。
第4に、球状体に当接する部位に軟質の合成樹脂を使用しているので、振動時に騒音が発生しにくく、かつ効率よく動力を球状体に与えることが出来るという効果を有する。
第5に、球状体を回動させる部材とゲーム終了時に押し上げる部材が共通しており、独立した機構を設ける場合と比較して、安価に製造することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるタコ焼きゲーム装置の外観斜視図である。
【図2】球体の断面図である。
【図3】タコ焼きゲーム装置の分解斜視図である。
【図4】振動機構およびポストの斜視図である。
【図5】振動機構の一部切欠き斜視図である。
【図6】振動機構の平面図である。
【図7】本発明のタコ焼きゲーム装置の初期状態の縦断側面図である。
【図8】本発明のタコ焼きゲーム装置の作動状態の縦断側面図である。
【図9】駆動モータの制御回路図である。
【符号の説明】
1 ゲーム装置
2 筐体(装置本体)
2A 下部ケース
2B 上部カバー(基盤)
2C 円形盤
3 振動盤(振動部材)
4 振動機構
5 球状体(物品、ゲーム要素)
5a 半球体
5b 半球体
6 収納凹部
7 透孔
8 差込穴(被係合部)
9 電池収納箱
10 棒状物(係合部材)
11 孔
12 ボス
13 ビス
14 ピン
15 ポスト
17 円板
18 当接部材
19 ガイド部材
19a 段部
20 円形孔
21 嵌合部
22 周壁
25 上プレート
26 下プレート
27 支柱
28 ボス
29 ねじ
30 枠体
31 カム
32 下カム
32a 突出部
33 上カム
33b 溝
34 回転軸
35 歯車
36 駆動モータ
37 歯車
38 歯車群
39 錘
40 下揺動レバー
40a 先端部
41 上揺動レバー
41a 当接部
42 軸
43 引張りばね
44 アクチェータ
45 アクチェータ
46 カバープレート
47 ボス
48 ビス
50 円筒部
51 透孔
52 透孔
54 テーパ面
55 フランジ部
56 係合溝
57 ばね受け
58 ポスト受け
59 振動吸収材
60 コイルばね
61 電池
62 人形
63 スライド部材
64 トレー
66 タコ模様の部品
70 軸
71 歯車
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ

Claims (7)

  1. 差込穴を備えた物品を動かして、差込穴に棒状物を差し込んで物品を取り上げるゲーム装置であって、
    装置本体には、
    物品を収納する収納凹部が複数形成され、当該収納凹部に連通する透孔が形成された基盤と、
    透孔を介して各収納凹部内の物品と当接する当接部材を備えた振動盤と、
    振動盤に設けられ、当接部材を振動させて収納凹部内の物品を動かす振動機構とを備えたことを特徴とするゲーム装置。
  2. 物品が球状体であることを特徴とする請求項1記載のゲーム装置。
  3. 前記振動機構は、前記振動盤に取り付けられる駆動モータと、駆動モータにより回転する振動用の錘と、駆動モータにより回転するカムと、当該カムの回転によって駆動モータの電源をオフするスイッチとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のゲーム装置。
  4. 前記振動機構は、前記振動盤の下面に取付けられた枠体と、該枠体に取付けられた駆動モータにより回転する振動用の錘と、該駆動モータにより回転するカムと、該カムの回転により該駆動モータの電源をオフするスイッチとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のゲーム装置。
  5. 前記振動機構は、ばね力により前記カムに押圧される揺動レバーを備え、前記装置本体には、外周に係合溝が形成され、外側にコイルばねが装着されたポストが立設され、該ポストに前記振動機構が上方から該コイルばねを圧縮させた状態で装着され、前記係合溝と前記揺動レバーとの係合で前記振動機構を係止し、前記カムの回転で前記係合溝と前記揺動レバーとの係合を解除するようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載のゲーム装置。
  6. 前記当接部材は、軟質合成樹脂で形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゲーム装置。
  7. 複数のゲーム要素を盤上に配置し、当該ゲーム要素を盤上から取得するゲーム装置であって、
    前記ゲーム要素の全部又は一部を入れることが出来る程度の大きさに形成された複数の収納凹部を上面に形成した基盤と、
    前記凹部に収容されたゲーム要素に当接する当接部材を備え、駆動モータによって駆動される振動機構によって振動し、当該振動を前記当接部材を介してゲーム要素に伝達するように形成された振動部材と、
    前記ゲーム要素に被係合部を形成し、当該被係合部と係合可能な係合部を有した係合部材とを有したことを特徴とするゲーム装置。
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