JP5391084B2 - 玩具 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具に関し、特に、磁力の作用により変形する玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、磁力の作用により各種遊戯効果を発揮させる玩具が提案され、実用化されている。例えば、外部構造体と、外部構造体の内部に収容される内部構造体と、玩具の内部に可動的に配置された磁性体と連動して作動する係止手段と、を備え、磁力の作用により第1の形状から第2の形状へ変形する玩具が提案されている(特許文献1参照)。この玩具は、磁力が作用しない場合には、外部構成体を構成する複数の構成部材が付勢手段の力に抗して係止手段により球形形状などの第1の形状が維持され、一方、磁力が作用した場合には、磁性体の移動に連動して係止手段による係止状態が解除されることで球形形状に折り畳まれていた外部構造体の複数の構成要素間の結合が解除され上方に広がることによって第1の形状からキャラクタの形状などの第2の形状へと変形するものである。
【0003】
文献1記載の玩具においては、磁力展開式の玩具を転動自在とすることができるので、玩具の商品価値を格段に向上させ、ユーザに新鮮な驚きや知的興奮を与えることが可能となる。
【特許文献1】特開2007−215898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の発明は、玩具を転動走行させるなどして走行面に配置された磁石に近接させたとき、玩具に磁力が作用し、転動自在な第1の形状で走行している玩具が瞬時に走行停止し、第1形状時隠れていたキャラクタが現れる第2の形状に玩具を変形させるものである。しかしながら、この特許文献1の発明は、変形の際に下方部材を台座として複数部材で構成された上方部材を展開させる構成をとっているため、玩具の構造は複雑で且つ部品点数も多く、第2形状から第1形状に戻すときの組み立て手順も複雑となり幼児に扱いづらい難点があった。又、この特許文献1の発明は、玩具が水平方向に展開するもので上下方向の変化に乏しいといった問題点もあった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、転動自在の磁力展開式玩具に特に上下方向への動きを大きくしたダイナミックな変形を実現させると共に変形前の球形状態に戻す手順を簡単にすることにより、対象ユーザをより低年齢の幼児にも拡大し玩具の商品価値をより向上させ、ユーザに新鮮な驚きや知的興奮を与えると共に、製品の部品点数を抑えてシンプルな構造を採用することにより、製造コスト及び製造工数を低減できる玩具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る玩具は、略球形の第1形状にあるときユーザの転がし操作に応じて走行面上を転がって移動し、外部磁性部材が配置された位置で第2形状に変形する玩具であって、前記玩具は、下部に孔部を備えて前記第1形状及び前記第2形状の何れにおいても略球形形状を維持し且つ内部に収容空間を構成する外部部材と、前記孔部を介して前記収容空間の内外の間を移動可能に配置されることにより前記収容空間内にあるときは下面が前記外部部材のおもて面と整合して前記玩具が前記略球形の形状を構成するように配置された下部部材と、係止手段と、前記下部部材内に配置された磁性体と、弾性部材と、を含み、前記磁性体との間で磁性的に反応する前記外部磁性部材が前記磁性体に近接して存在していないときは、前記弾性部材の弾性力に抗して前記係止手段により前記下部部材が前記収容空間内に保持されることによって前記外部部材と前記下部部材とで転がし操作可能な外形形状を維持し、前記外部磁性部材との間で前記磁性体に磁力が作用したときは、前記係止手段が解除されて前記下部部材が前記孔部から飛び出すように構成されてなり、前記玩具は、前記第1形状にあるとき、前記下部部材が前記収容空間内に収容されており、ユーザの転がし操作に応じて前記略球形の形状を維持して走行面上を転がって移動するように構成されており、転がって走行面上を移動する前記玩具が、前記外部磁性部材との間で磁力が作用した位置で転がり動作を停止し、前記磁力が作用して前記係止手段が解除され、前記下部部材は解除された前記弾性力によって付勢されて前記孔部から飛び出し、前記外部部材を押し上げる動作を実行するように構成されてなるものである。
【0007】
そして、前記磁性体は永久磁石であり、前記外部磁性部材は鉄板である。
又、前記下部部材は、突出部材と、該突出部材を下部部材から突出させるように付勢する弾性部材と、を有し、この下部部材には突出部材を外方へ突出可能な大きさに形成された側面開口が形成され、前記外部部材の収容空間は、側面を摺動壁として形成し、前記下部部材の側面開口を収容空間の側面である摺動壁で塞ぐことによって前記突出部材を付勢する弾性部材の弾性力に抗して前記突出部材を前記下部部材内に保持し、前記外部磁性部材との間で前記磁性体に磁力が作用したときは、該下部部材が外部部材から突出することによって前記摺動壁で塞がれていた下部部材の側面開口が開放されて前記突出部材が前記下部部材の側面開口から飛び出すように構成されていることもある。
【0008】
そして、前記係止手段は、前記磁性体と一体的に上下方向に移動する可動部材と、該可動部材の上下移動に連動して回動する回動部材と、下端を外方へ弾性変形可能な係止部材と、から構成され、前記可動部材は前記磁性体を下側として下部部材の下面近傍内側において上下方向に移動可能に配置され、前記回動部材は前記可動部材と係合するように可動部材の上方において下部部材に枢設され、前記係止部材は上端が外部部材の上端近傍に固定されているものである。
【0009】
更に、玩具が、前記第2形状から前記第1形状へと復元自在に構成され、前記第2形状から前記第1形状へと復元させた場合に、前記係止手段による係止状態が実現され、前記第1形状が再度維持されるように構成されているものである。
そして、前記外部部材はキャラクタの頭部を構成し、前記下部部材はキャラクタの下部を構成することもある。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、転動自在の磁力展開式玩具に特に上下方向への動きを大きくしたダイナミックな変形を実現させると共に変形前の状態に戻す手順の簡単化を図ることによって対象ユーザをより低年齢の幼児にも拡大し、玩具の商品価値をより向上させ、ユーザに新鮮な驚きや知的興奮を与えると共に、製品の部品点数を抑えてシンプルな構造を採用することにより、製造コスト及び製造工数を低減できる玩具を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1は本発明の実施例に係る玩具の変形動作を示す図。
図2は本発明の実施例に係る玩具の外部部材の正面図。
図3は本発明の実施例に係る玩具の下部部材の正面図。
図4は本発明の実施例に係る玩具の可動部材及び回動部材の斜視図。
図5は本発明の実施例に係る玩具の変形前の状態(第1形状)を示す断面図。
図6は本発明の実施例に係る玩具の変形後の状態(第2形状)を示す断面図。
図7は本発明の実施例に係る玩具の走行装置の平面図及び正面図。
【符号の説明】
【0012】
1 玩具 2 外部部材
2a 前側外部部材 2b 後側外部部材
3 下部部材 3a 前側下部部材
3b 後側下部部材 4 突出部材
5 鉄板 6 曲面部
10 孔部 11 永久磁石
12 コイルばね 13 可動部材
13a 中央円板 13b 嵌合部
13c 下方円板 13d 嵌合凹部
14 回動部材 14a 鉤部
14b 透孔 14c 嵌合凸部
15 収納空間
20 コイルばね 21 係止部材
21a 鉤部 22 摺動壁
23a 螺子部 23b 透孔部
24 棒材 25 直方体部
25a 矩形貫通孔 26 矩形突起部
27 孔部縁端 28 止め板
29 平板
30 側面開口 31 円形開口
31a 開口縁端部 32 軸
33 突起部 34a 螺子部
34b 透孔部 35 軸
36 弾性部材支持板 37 平板
38 上面開口
40 ねじりコイルばね
50 中央空間部 51 側方空間部
52 下方空間部
60 走行装置 61 回転板
61a 走行面 61b 半球部
61c 図柄 62 外壁
63 レバー 63a 入口孔
63b 出口孔 64 載置台
65 カム 66 従動部
67 ラック 68 第1歯車
69 第2歯車
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を実施するための最良の形態の玩具1は、図1(a)に示すように、外部部材2が第1形状及び第2形状の何れにおいても略球形を維持する外殻を構成し、外殻内に下部部材3を収容する空間が構成され、外殻の下部に下部部材3が前記空間の内外の間を移動可能に構成された孔部10が設けられており、下部部材3が外部部材2内に収容された略球形の第1形状にあるときは、ユーザの転がし操作に応じて走行装置60(図7参照)などの走行面61a上を略球形の形状を維持した状態で転がって移動し、鉄板5等の外部磁性部材が配置された位置で下部部材3が外部部材2の孔部10から飛び出して、図1(b)に示すように、外部部材2を押し上げた第2形状に変形する玩具1である。
【0014】
そして、この玩具1は、図1乃至図3に示すように、外部部材2と、下部部材3と、突出部材4と、係止手段と、磁性体と、下部部材3を付勢する弾性体と、突出部材4を付勢する弾性体とを含み、外部部材2は、下部に略矩形状の孔部10を備え第1形状及び第2形状の何れにおいても略球形形状を維持して内部に略直方体形状の収容空間15を構成し、下部部材3は、孔部10を介して収容空間15の内外の間を収容空間15の側面である摺動壁22に沿って上下方向に摺動可能に配置され、収容空間15内にあるときは下面である曲面部6が外部部材2のおもて面と整合して玩具1が略球形の形状を構成するように配置された略直方体形状とされ、突出部材4は、下部部材3内に枢設され下部部材3が外部部材2の収容空間15内にあるときは摺動壁22によって下部部材3に収容される棒状とされ、磁性体は、下部部材3内に配置される円板状の永久磁石11とされ、下部部材3を付勢する弾性体は、収容空間15内の中央付近に配置されて外部部材2及び下部部材3を夫々離隔する方向へ付勢するコイルばね20とされ、突出部材4を付勢する弾性体は、突出部材4の回転中心である軸35に嵌挿されて突出部材4を外方へ付勢するねじりコイルばね40とされるものである。
【0015】
尚、係止手段は、図4に示す可動部材13と回動部材14及び図5に示す係止部材21から構成され、可動部材13は弾性力或いは磁力によって磁性体である永久磁石11と一体的に上下方向に移動し、回動部材14は可動部材13の上下移動に連動して回動するものとし、係止部材21は下端を外方へ弾性変形可能な板ばねから成るものであり、可動部材13は磁性体である永久磁石11を下側として下部部材3の下面近傍内側において上下方向に移動可能に配置され、回動部材14は可動部材13と係合するように可動部材13の上方において下部部材3に枢設され、係止部材21は上端が外部部材2の上端近傍に固定されているものである。
【0016】
又、この玩具1は、図3に示したように、下部部材3の側面に突出部材4を外方へ突出可能な大きさに形成された側面開口30を有している。
【0017】
そして、この玩具1は、図5に示したように、磁性体である永久磁石11との間で磁性的に反応する外部磁性部材としての鉄板5が永久磁石11に近接して存在していないときは、下部部材3を付勢するコイルばね20から成る弾性部材の弾性力に抗して係止手段により下部部材3が収容空間15内に保持されると共に、突出部材4を付勢するねじりコイルばね40から成る弾性部材の弾性力に抗して下部部材3の側面開口30を収容空間15の側面である摺動壁22で塞ぐことによって突出部材4が下部部材3内に保持されることとなり、外部部材2と下部部材3とで転がし操作可能な略球形の外形形状を維持するように構成されている。
【0018】
又、この玩具1は、図6に示すように、外部磁性部材である鉄板5との間で磁性体である永久磁石11に磁力が作用したときは、係止手段による係止状態が解除されて下部部材3が摺動壁22に沿って摺動して孔部10から飛び出し、該下部部材3が飛び出すことによって摺動壁22で塞がれていた下部部材3の側面開口30が開放されて突出部材4が下部部材3の側面開口30から外方へ突出するように構成されてなるものである。
【0019】
更に、この玩具1は、第2形状から第1形状へと復元自在に構成され、第2形状から第1形状へと復元させた場合に、係止手段による係止状態が実現され、第1形状が再度維持されるように構成されているものである。
【0020】
そして、走行面61aは、図7に示すように、周囲を外壁で囲われた円環状で中心軸を回転中心として回転するものであって、この走行面61aを有する走行装置60は、走行面61aの下面の特定の複数箇所に外部磁性部材である鉄板5が配置されているものである。そして、第1形状にある玩具1が転がって移動する際、この走行面61aは緩やかに回転している。そして、第1形状の玩具1が走行面61aの下面に配置された鉄板5の真上を通過する際に、転動している玩具1の下部部材3の曲面部6に配置された磁性体である永久磁石11が下面に位置して鉄板5と永久磁石11とが近接すると、この玩具1は鉄板5と永久磁石11との間に磁力が作用して転がり動作を停止すると共に係止手段が解除されて第2形状に変形することとなる。
【実施例1】
【0021】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明に係る玩具1は、図1(a)、(b)に示すように、略球形の第1形状にあるときユーザの転がし操作に応じて走行面上を転がって移動し、外部磁性部材が配置された位置で下部部材3が略球形状の外部部材2から突出した第2形状に変形する玩具1である。そして、この玩具1は、第1形状及び第2形状の何れにおいても略球形の外殻形状を維持する外部部材2と、略直方体形状の下部部材3と、棒状の突出部材4と、から構成されている。この外部部材2は、下部に略矩形状の孔部10を備え、外殻内部に略直方体形状の収容空間を構成するものである。又、下部部材3は、孔部10を介して収容空間の内外の間を上下方向に移動可能に配置されるものである。そして、この下部部材3は、収容空間内にあるときは下面である曲面部6が外部部材2のおもて面と整合して玩具1が略球形の形状を構成する(即ち、玩具1のおもて面が略球面の形状を構成する)ように配置されているものである。又、突出部材4は、下部部材3の左右側面から外方に突出可能に配設されている。そして、この玩具1は、外部部材2がキャラクタの頭部、下部部材3がキャラクタの下部である胴体部、突出部材4がキャラクタの腕部を表現するものである。即ち、外部部材2は、下部部材3を収容する外殻形状であると共に、第2形状においては下部部材3の上方に配置されてキャラクタの頭部を表現する上部部材でもある。尚、各部材2〜4は非磁性体である樹脂等で形成することが好ましい。又、外部部材2が略球形となっていることを利用して人気キャラクタの顔を描くことで低年齢の幼児にも親しまれるものとすることができる。
【0022】
そして、この外部部材2は、図2(a)、(b)に示すように、夫々が略対称形状となるように外部部材2の前後幅方向における中心面において二分した前側外部部材2aと後側外部部材2bとを対向させて一体として形成されるものである。本実施例においては、図2(a)に示す前側外部部材2a及び図2(b)に示す後側外部部材2bの左右端近傍には、夫々が対向するように円筒部材が設けられている。そして、前側外部部材2aの円筒部材は、内面に螺子溝が形成された螺子部23aとしている。又、後側外部部材2bの円筒部材は、螺子の径よりも僅かに大きな径の孔が穿設された透孔部23bとしている。そして、この外部部材2は、螺子を後側外部部材2bの後方から透孔部23bに嵌挿して、その螺子を前側外部部材2aの螺子部23aに螺着することで、前側外部部材2aと後側外部部材2bを一体とすることにより形成されるものである。
そして、この外部部材2は、下部部材3を外部部材2から突出させるように付勢する弾性部材であるコイルばね20と、該コイルばね20の弾性力に抗して下部部材3及び外部部材2を係止する係止手段の一つである係止部材21と、下部部材3から突出部材4が突出することを防止すると共に下部部材3を外部部材2の収容空間15に沿って摺動させる摺動壁22等を内部に有している。
【0023】
又、コイルばね20は、外部部材2の上端近傍に固定される直方体部25の下面から外部部材2の中心付近まで垂下されるように延在する棒材24に嵌合されている。更に、このコイルばね20は、上端及び上端近傍が直方体部25及び棒材24に接着固定されている。これにより、このコイルばね20は、外部部材2の中心において上下方向に配置される。又、このコイルばね20は、下部部材3の上面の開口から挿入されて、後述の下部部材3の弾性部材支持板36に下端が支持されることにより、外部部材2と下部部材3とを離隔させるように夫々の部材2,3を弾性的に付勢する。
【0024】
係止手段としての係止部材21はコイルばね20の左右外方において、直方体部25の左右両端から棒材24と平行となるように(即ち、直方体部25の左右両端から垂下されるように)延在されている平板部材である。又、この係止部材21は、下端内側に鉤部21aが形成されている。そして、直方体形状の直方体部25は、この係止部材21及び棒材24の上方に位置しており、矩形状の貫通孔である矩形貫通孔25aを有して断面ロ字状を呈している。そして、該矩形貫通孔25aに、前側外部部材2a及び後側外部部材2bの上端近傍における内壁から前後方向に突出して形成される矩形突起部26が嵌合している。これにより、外部部材2の内部の所定位置に係止部材21及びコイルばね20が配置される。尚、本実施例において、前側外部部材2aの矩形突起部26は、予め矩形貫通孔25aに嵌挿されて接着固定されているため、前側外部部材2aと一体となっている。したがって、前側外部部材2a及び後側外部部材2bを対向させて接合する際に、後側外部部材2bの矩形突起部26を前側外部部材2aと一体となった直方体部25の矩形貫通孔25aに容易に嵌着させることができる。
【0025】
摺動壁22は、前述の係止部材21の更に外方において、各々の平面が対向するように配置されているものである。そして、この摺動壁22は、両側の摺動壁22の内側を収容空間15として下部部材3を収容するものである。又、この摺動壁22は、下部部材3の上下移動に連動して回動する突出部材4の側方外面の一部と接触して突出部材4の回動動作を制限しつつ、下部部材3を摺動させるように移動可能とするものである。
【0026】
又、平板29が、直方体部25と摺動壁22との間において、各々の平面が対向するように前側外部部材2a及び後側外部部材2bの内壁に設けられている。この平板29は、孔部10の縁である孔部縁端27の前後の辺から連設されている。又、この平板29には、止め板28が該平板29の上端近傍より直角に延設されている。この止め板28は、下部部材3を外部部材2に収容する際に、下部部材3の上端面と接触することにより、下部部材3の上方移動範囲を制限するものである。
【0027】
そして、この外部部材2の外殻内部には、前述の平板29と摺動壁22と止め板28と孔部縁端27によって、下部部材3を収容することのできる略直方体空間である収容空間15が形成されている。
【0028】
これにより、下部部材3は、前後を平板29の内側端面により規制され、左右を摺動壁22に規制されて、略直方体空間である収容空間15の内外の間を上下方向に摺動するように移動することができる。尚、係止部材21及びコイルばね20は、後述の下部部材3の上面開口より挿入することができる。
【0029】
尚、本実施例において、摺動壁22と止め板28は、前側外部部材2aと後側外部部材2bが接合して外部部材2を形成した際、外部部材2の前後幅方向の中心面に対して略対称形状となるように後側外部部材2b側に突出するように前側外部部材2aにのみ設けている。
【0030】
又、前側外部部材2a及び後側外部部材2bの接合を確実且つ容易にすることのできるように、前側外部部材2a及び後側外部部材2bの円周縁部や、螺子部23a及び透孔部23bの円周縁部の接合面に夫々が係合可能な段差を設けてもよい。
下部部材3は、図3(a)、(b)に示すように略直方体形状であって、夫々が略対称形状となるように下部部材3の長手方向に沿って前後幅方向を二分した箱状の前側下部部材3aと後側下部部材3bとから成るものである。そして、この下部部材3は、前側及び後側下部部材3a,3bを対向させて接合した後、螺子を後側下部部材3bの後方から挿入し螺着して前側及び後側下部部材3a,3bを一体とすることにより形成されるものである。尚、螺着部である螺子部34a及び透孔部34bは、前述した前側外部部材2a及び後側外部部材2bの螺子部23a及び透孔部23bと同様に形成され、図3(a)に示す前側下部部材3a及び図3(b)に示す後側下部部材3bの左右下端近傍に配置されるものである。
【0031】
尚、前側下部部材3a及び後側下部部材3bの接合を確実且つ容易にすることのできるように、下部部材3も前述の外部部材2と同様に、前側下部部材3a及び後側下部部材3bの外縁部や、螺子部34a及び透孔部34bの円周縁部の接合面に夫々が係合可能な段差を設けてもよい。
【0032】
そして、前側下部部材3a及び後側下部部材3bを一体とした際に、下部部材3の内部には略直方体形状の空間が形成される。この空間は、外部部材2に取り付けられたコイルばね20が配置される略直方体形状の中央空間部50と、突出部材4が収容される略直方体形状の側方空間部51と、後述する永久磁石11及びコイルばね12に起因する磁力及び弾性力によって可動する可動部材13等が収容される下方空間部52と、から構成されている。
【0033】
この中央空間部50は、外部部材2に取り付けられたコイルばね20を収容する空間であり、下部部材3の中央上方に位置するものである。この中央空間部50は、上方からコイルばね20を挿入できるように、下部部材3の上面板に形成される上面開口38を中央空間部50の上面としている。又、この中央空間部50は、下部部材3の前側内面及び後側内面と該内面に垂設される4枚の平板材を側面としている。更に、この中央空間部50は、4枚の平板材と直交するように4枚の平板材の下端に設置される平板材である弾性部材支持板36を下面としている。
【0034】
尚、中央空間部50の左右幅は、コイルばね20の外径よりも僅かに大きくなるように形成されている。又、中央空間部50の上下長さは、コイルばね20が圧縮して収容することのできる長さに形成されている。そして、中央空間部50の下面である弾性部材支持板36は、コイルばね20の下端を支持するものである。尚、弾性部材支持板36の上方に調整板を接着するなどして、コイルばね20が圧縮したときの長さを調整してもよい。この際、調整板は、下部部材3a,3bの接合を容易とするため、後側下部部材3b又は前側下部部材3aのどちらか一方において、対向する下部部材内へ突出するように設置することが好ましい。
【0035】
尚、本実施例においては、下部部材3の左右幅方向の中央において、下部部材3の前後内面に平板37が垂設されている。これにより、中央空間部50の前後幅をコイルばね20の外径よりも僅かに大きくなるように調整することができるため、コイルばね20をスムーズに弾性部材支持板36に案内することができると共に、コイルばね20が収容されている状態において、コイルばね20が前後方向に移動することを防止することもできる。
【0036】
側方空間部51は、前述の突出部材4及び係止部材21を収容する空間であり、下部部材3の左右に位置するものである。この側方空間部51は、下部部材3の側面及び前後面を形成する各平板と前述の中央空間部50の左右面を形成する4枚の平板材とにより、略直方体形状に形成されるものである。又、この側方空間部51は、上方から係止部材21を挿入できるように、下部部材3の上面板に形成される上面開口38を上面の一部としている。又、側方空間部51は、突出部材4及び係止部材21を収容可能な大きさに形成されている。そして、側方空間部51の側面である下部部材3の側面板には、突出部材4の形状に合わせた側面開口30が形成されている。これにより、側方空間部51内に配置されている突出部材4が、下部部材3の左右上端近傍に垂設される軸35を回転中心として左右外方へ回動できる。
【0037】
尚、軸35は、後側下部部材3bの内面から前側下部部材3aに突出するように、後側下部部材3bに垂設されている。そして、この軸35は、前側下部部材3a及び後側下部部材3bを接合する際、軸35と対向する位置に設けられた前側下部部材3aの円筒状凹部に嵌挿される。又、軸35には、棒状の突出部材4の一端に形成される透孔と共に弾性部材であるねじりコイルばね40が、突出部材4を下部部材3から左右外方に突出させるように付勢可能に嵌挿されている。
【0038】
下方空間部52は、下部部材3の下方に位置するものであり、中央空間部50及び側方空間部51を除く部分で、後述の可動部材13や回動部材14が移動或いは回動可能な空間として形成されているものである。尚、下方空間部52の下面である曲面形状の下部部材3の下面板には、円板状の永久磁石11の外径と略同径の円形開口31が設けられている。そして、この円形開口31の上方に永久磁石11が可動部材13と共に上下方向に移動可能に配置されている。したがって、永久磁石11との間で磁性的に反応する鉄板などの外部磁性部材によりこの永久磁石11が吸引されると、この永久磁石11は、下面が下部部材3の下面板の一部を形成して、外部磁性部材に吸着することとなる。
【0039】
又、円形開口31の縁部近傍には、円形開口31よりも径の大きい円環状の上部開口を形成する開口縁端部31aを備え、段差が形成されている。そして、この開口縁端部31aの上面にコイルばね12の下端が接触するように、コイルばね12が下方空間部52に収容されている。即ち、このコイルばね12は、下端を開口縁端部31aに接触させ、上端を後述する可動部材13の中央円板に接触させて可動部材13に弾性力を作用させることによって上方に可動部材13を付勢することができる。
【0040】
そして、下部部材3の下面は、略球形の外形形状の一部(つまり、略球面の一部)を構成する曲面部6として形成されている。即ちこの玩具1は、図1(a)に示したように、下部部材3が外部部材2の収容空間15内にあるときは、曲面部6が外部部材2のおもて面と整合して当該玩具1が略球形の形状である第1形状を形成するように構成されている。
【0041】
又、下部部材3は、図3(a)に示すように、前述の外部部材2の係止部材21と係合可能な係止手段としての回動部材14及び可動部材13と、永久磁石11と、コイルばね12とを備え、回動部材14はその回転中心である軸32に軸支され、可動部材13は回動部材14に係合して力を伝達し、磁性体である円板状の永久磁石11及び弾性部材であるコイルばね12は可動部材13の上下移動を制御するものである。
【0042】
この回動部材14は、下方空間部52の上方左右に配置され、可動部材13は、下方空間部52の下方中央に配置されるものである。尚、本実施例において回動部材14及び可動部材13は、予め前側下部部材3aに配置されている。そして、この回動部材14は、図4に示すように、略断面L字状で左右外方に配置される透孔14bを一端近傍に備えている。又、この回動部材14は、他端の左右外側の面に鉤部14aを備え、左右内側の面の下方近傍に直方体形状の嵌合凸部14cを備えているものである。そして、この回動部材14は、透孔14bに前側下部部材3aの前側内面に垂設される軸32が嵌挿されている。これにより、回動部材14は、軸32を回転中心として回動可能に下部部材3に収容される。尚、軸32は、前側下部部材3a及び後側下部部材3bを接合する際、該軸32と対向する位置に垂設される円筒状凹部に嵌挿される。
【0043】
そして、可動部材13は、中央に円板状の中央円板13aと、中央円板13aの下方に配置される円板状の下方円板13cと、中央円板13aの上面より垂設される平板である嵌合部13bとから成るものである。下方円板13cは、中央円板13aよりも径が小さく肉厚に形成されている。そして、この下方円板13cが中央円板13aと同心軸上に配置されることで、接合部に段差が形成される。又、嵌合部13bは、回動部材14の嵌合凸部14cが左右外方から嵌合可能な嵌合凹部13dを有しているものである。この嵌合凹部13dは、嵌合凸部14cの断面形状の大きさよりも僅かに大きい矩形状の貫通孔として形成されている。
【0044】
又、図3(a)に示すように下方円板13cの下面には、円板状の永久磁石11が接着されて可動部材13と一体となっている。これにより、永久磁石11に磁力が作用すると、永久磁石11と一体的に可動部材13が移動することとなる。更に、下方円板13cの外周には、下方円板13cの外径よりも僅かに短い長さの内径を有するコイルばね12が僅かに円周外方に弾性変形された状態で装着されている。又、このコイルばね12は、上端が中央円板13aの下面と接触して下方からの弾性力を可動部材13に伝達することができるように配置されている。
【0045】
そして、可動部材13及び回動部材14は、嵌合凹部13dに回動部材14の嵌合凸部14cが嵌合された状態で下方空間部52に収容される。そして、可動部材13が上方に移動すると、嵌合部13bの嵌合凹部13dの下面と回動部材14の嵌合凸部14cの下面が接触することにより、可動部材13から回動部材14に力が伝達されて、回動部材14が軸32を回転中心として回動することとなる。一方、可動部材13が下方に移動すると、嵌合凹部13dの上面と嵌合凸部14cの上面が接触して、前述とは逆方向に回動部材14が回動することとなる。
【0046】
次に、本実施例に係る玩具1の変形動作を図1、図5及び図6に基づいて説明する。図5は玩具1の変形前の状態(第1形状)を示す図であり、図6は玩具1の変形後の状態(第2形状)を示す図である。そして、図5(a)、図6(a)は前後幅方向の中央における断面図であり、図5(b)、図6(b)は左右幅方向の中央における断面図である。
【0047】
玩具1の下部部材3の曲面部6に配置される永久磁石11の近傍に鉄板などの外部磁性部材が存在しない場合には、永久磁石11が磁力により移動することはない。これにより、玩具1は下部部材3の下方空間部52に配置されるコイルばね12の弾性力により可動部材13を上方へ押圧して移動させた状態が維持される。そして、この状態における当該玩具1は、図5(a)、(b)に示すように、下方空間部52に配置される回動部材14の鉤部14aが外部部材2に固定される係止部材21の鉤部21aによって係止されている。したがって、このとき玩具1は、図1(a)及び図5(a)、(b)に示すように、外部部材2の収容空間15内に下部部材3が収容された転動操作可能な略球形の形状である第1形状が維持される。
【0048】
この際、図5(a)、(b)に示すように、外部部材2の矩形突起部26によって嵌合固定される直方体部25の中央から延在する棒材24に装着されて上端及び上端近傍が接着されているコイルばね20が、下部部材3の弾性部材支持板36に下端を支持されて、上下方向に圧縮された状態で収容されている。そのため、この状態においてコイルばね20は、棒材24及び直方体部25を介して外部部材2を上方へ押圧すると共に、弾性部材支持板36を介して下部部材3を下方へ押圧している。
【0049】
しかしながら、この玩具1は、前述のように直方体部25より延在する係止部材21の鉤部21aと、下部部材3の軸32を回転中心として枢設される回動部材14の鉤部14aとが係合しているため、当該コイルばね20の弾性力に抗して外部部材2と下部部材3との係止状態が維持されている。尚、この係止状態は、下部部材3の下方空間部52に配置されるコイルばね12が中央円板13aを付勢して可動部材13を上方へ移動させた状態に支持し、可動部材13が、嵌合凹部13dの下面を回動部材14の嵌合凸部14cの下面に接触させることにより、回動部材14の鉤部14aを外方へ移動させるように回動部材14を回動させた状態として支持することにより、係止状態が維持されるものである。
【0050】
又、このとき外部部材2の摺動壁22が下部部材3の側面開口30を覆っているため、突出部材4の側方外面の一部と該摺動壁22とが接触している。これにより、軸35を回転中心とする突出部材4が、ねじりコイルばね40の弾性力に抗して下部部材3の内方に収容されている。
【0051】
そして、磁性体である永久磁石11を下部部材3の下面であって外部部材2と共に球面を形成する曲面部6の直近に設けているため、図6(a)、(b)に示すように、下部部材3の下方空間部52に配置される可動部材13に接着固定されている永久磁石11の近傍に、例えば平面台などに載置される走行装置の走行面の特定位置に設けられた外部磁性部材である鉄板5が存在する場合には、永久磁石11と鉄板5とが引き合うような磁力が作用する。
【0052】
かかる磁力の作用により、玩具1の下部部材3の下方空間部52に配置される永久磁石11及び可動部材13が、コイルばね12の弾性力に抗して一体的に下方に移動するため、嵌合部13bの嵌合凹部13dの上面が回動部材14の嵌合凸部14cの上面と接触して、この嵌合凸部14cの上面を下方へ押圧する。これにより、回動部材14が軸32を回転中心として鉤部14aが内方へ移動するように回動して、外部部材2と下部部材3の係止状態が解除されることとなる。
【0053】
この結果、下部部材3の弾性部材支持板36及び外部部材2の直方体部25を介してコイルばね20の弾性力が下部部材3及び外部部材2に作用し、外部部材2が固定された状態にあっては、下部部材3が下方に摺動して飛び出し、逆に下部部材3が固定された状態にあっては、外部部材2が上方に勢いよく上昇することとなる。
【0054】
そして、外部部材2と下部部材3の係止状態が解除されると、外部部材2と下部部材3が瞬時に離隔移動して摺動壁22の下端から側面開口30が開放される。したがって、突出部材4は、第1形状にあっては、外部部材2の摺動壁22によって下部部材3の側方空間部51に収容されているが、外部部材2と下部部材3の係止状態が解除されることで、突出部材4の下端が側方から上方へ円弧を描くように回動して、該突出部材4が下部部材3より突出してくる。
【0055】
このため、ねじりコイルばね40の弾性力が、突出部材4を介して外部部材2に伝達されて、外部部材2と下部部材3の相対距離を拡げる方向に力が加わる。したがって、この玩具1は外部部材2と下部部材3とが所定の距離だけ離隔した状態である第2形状が維持される。即ち、この玩具1は、第1形状から係止状態が解除されると、外部部材2に取り付けられたコイルばね20の弾性力によって瞬時に第2形状の状態となり、更に下部部材3に枢設される突出部材4も下部部材3から突出して第2形状の状態が維持される。
【0056】
したがって、この玩具1は、下部部材3の下方に配置される磁性体に外部磁性部材が近接することにより、図1(a)に示した略球形の形状である第1形状から図1(b)に示したキャラクタの形状である第2形状へと瞬時に変形して、その状態が維持されるものである。
【0057】
尚、図6(b)に示すように突起部33が下部部材3の前後面上端から外方に突出するように延設されている。これにより、外部部材2及び下部部材3が夫々上下方向に離隔移動する際、所定の離隔距離において該突起部33の下面が外部部材2の孔部縁端27の前後の辺に相当する内壁と係合するため、離隔距離が制限される。このため、外部部材2と下部部材3とが、分離してしまうことはない。
【0058】
そして、本実施例に係る玩具1は、転動走行させて走行面の特定位置に設置される鉄板5と玩具1の永久磁石11を磁性的に反応させて遊ぶことが好適である。そして、この玩具1は、転動走行する当該玩具1が走行面に設置される鉄板5の略真上に位置し且つ玩具1の下方に当該永久磁石11が位置して永久磁石11が鉄板5と近接した場合においてのみ、当該永久磁石11が下方に設置される鉄板5に吸引される。これにより、この玩具1は、下部部材3の下端を鉄板5に吸着させた状態となって、外部部材2と下部部材3の係止状態が解除されるため、玩具1の転動走行が停止すると共に下部部材3が走行面により下方への移動を制限されて下方へ飛び出すことができず、外部部材2が上方へ飛び出す(即ち、解除された弾性力によって付勢されることにより孔部10から飛び出した下部部材3が、磁力が作用した位置において外部部材2を押し上げる動作を実行する)こととなり、外部部材2に顔などを描いた場合は人形が立ち上がったように見えることになる。
【0059】
又、本実施例においては、外部部材2に取り付けられたコイルばね20によって外部部材2と下部部材3を勢いよく離隔させた後、ねじりコイルばね40によって付勢する突出部材4により、第2形状を維持させているが、コイルばね20を弾性部材支持板36により支持して第2形状を維持してもよく、又、コイルばね20によって所定の距離を離隔させた後、複数個の弾性部材を利用して、更に距離を離隔させるように複数段階に離隔移動が行われるようにしてもよい。
【0060】
そして、玩具1の形状を、第2形状から第1形状に復元するには、先ず、ユーザはねじりコイルばね40の弾性力に抗して下部部材3を外部部材2の孔部10を介して収容空間15内へ押入する。次いで、ユーザが押入途中で加わるコイルばね20の弾性力に抗して下部部材3を外部部材2の収容空間15内へ更に押入すると、外部部材2の係止部材21の下端が下部部材3の回動部材14の上端を押圧し、下部部材3の下方空間部52に配置されるコイルばね12の弾性力に抗して回動部材14が鉤部14aを内方へ移動させるように回動して、係止部材21が更に下方へ移動する。これにより、外部部材2の係止部材21と下部部材3の回動部材14とが係合して、外部部材2と下部部材3が再び係止状態となる。かかる操作により、玩具1は略球形の形状である第1形状に復元され、再度磁力が作用するまで玩具1の第1形状は維持されることとなる。
【0061】
尚、本実施例においては、係止部材21を直方体部25側である上端を固定端とし、鉤部21a側である下端を自由端とした弾性変形可能な板ばねから成る弾性部材で形成しているため、係止部材21の下端と回動部材14の上端が接触した際には、回動部材14を係止部材21が押圧して回動させるのみならず、係止部材21自身も下端が外方へ弾性変形するため、係止状態への移行をスムーズに行うことができる。
【0062】
以上説明した本実施例に係る玩具1は、磁性体である永久磁石11との間で磁性的に反応する外部磁性部材が永久磁石11に近接して存在していないときは、コイルばね20の弾性力に抗して係止手段である係止部材21並びに回動部材14及び可動部材13により外部部材2の収容空間15内に下部部材3を保持することによって転がし操作可能な略球形の外形形状を維持することができる。又、この玩具1は、外部磁性部材との間で永久磁石11に磁力が作用したときは、永久磁石11の移動に連動して係止手段である可動部材13が下方へ移動すると共に回動部材14が回動することにより係止状態が解除され、下部部材3が解除された弾性力によって付勢されて孔部10から下方に飛び出すことのできるように構成されてなるものである。
【0063】
これにより、この玩具1は、略球形の第1形状にあるときユーザの転がし操作に応じて略球形の形状を維持した状態で走行面上を転がって移動し、外部磁性部材である鉄板5が配置された位置で第2形状に変形することができる。このため、ユーザは様々な場所でこの玩具1を転がして、身近な外部磁性部材に永久磁石11を近づけさせれば、変形させることができるため、気軽に遊戯を楽しむことができる。
【0064】
そして、転動自在の磁力展開式玩具に対して、特に上下方向への動きを大きくしてダイナミックな変形を実現させることにより、玩具の商品価値をより向上させ、ユーザに新鮮な驚きや知的興奮を与えると共に、複雑な変形を要せず製品の部品点数を抑えて玩具を構成することが可能となるため、製造コスト及び製造工数を低減できる。
又、磁性体を永久磁石11とすることにより、磁性体は磁石としての性質を比較的長期にわたって保持し続けることができ、更に、外部磁性部材を鉄板5とすることにより、ユーザは様々な場所で当該玩具1を用いて手軽に遊ぶことができる。
【0065】
そして、本実施例に係る玩具1は、突出部材4を下部部材3に備えて、玩具1の変形の際、下部部材3の飛び出し移動と連動して側方に突出部材4を突出させる動作を実行可能な構成としているため、上下方向への動きのみならず、側方への動きを持たせて変形の態様に拡がりを持たせることができる。尚、本実施例において突出部材4は、下部部材3に枢設して、回動移動により側方へ突出させる構成を採用したが、直線移動により側方へ突出させてもよく、左右のみならず前後方向に突出させてもよい。
【0066】
又、玩具1がキャラクタ形状である第2形状から略球形の形状である第1形状へと復元自在な構成とされており、しかも、外部部材2の収容空間15内に下部部材3を収容して玩具1を略球形の第1形状へと復元させた場合に外部部材2と下部部材3の係止手段による係止状態が実現され、その球形形状が再度維持されることとなる。したがって、磁力の作用により玩具1が第1形状から第2形状へと変形した後においても、ユーザは玩具1を転動自在な球形形状に復元して再使用することができるので、繰り返し遊戯を行うことができる。
【0067】
更に、この玩具1は身近な外部磁性部材を利用して遊戯を楽しむことができるものであるが、より楽しむための遊戯例として、以下に好適な遊戯方法について説明する。玩具1を転動走行させるための、走行面61aを有する走行装置60として、図7に示すようなものがある。図7(a)は走行装置60の平面図であり、図7(b)は走行装置60の正面図である。この走行装置60の走行面61aは、円環状で中心軸を回転中心として回転するものであって、走行面61aの下面の特定の複数箇所に鉄板5が配置されているものである。そして、第1形状にある玩具1が転がって移動する際、この走行面61aは緩やかに回転しており、玩具1が走行面61aの下面に配置された鉄板5の真上を通過する際に、転動している玩具1の下部部材3の曲面部6に配置された永久磁石11が下方に位置して鉄板5に近接すると、この玩具1は永久磁石11に磁力が作用して第2形状に変形する。
【0068】
この走行装置60は樹脂等から成る中空円筒状の筺体と、レバー63と、載置台64と、を備え、この筺体は、中心軸を回転軸として回転可能な回転板61と、該回転板61の周囲に設けられる外壁62と、前記回転板61を回転させる駆動装置を有するものである。又、この走行装置60は、レバー63を操作すると、筺体に内蔵される駆動装置によって回転板61が回転するように構成され、回転板61の円環状の上面を走行面61aとしているものである。
【0069】
レバー63は、中空状であって、筺体に枢設されるものであり、上面に円形開口である入口孔63aが形成され、走行面61a側の側面に出口孔63bが形成され、内部に保持手段を備えているものである。そして、入口孔63a及び出口孔63bは第一形状である玩具1の径よりも大きい開口となるように形成され、又、保持手段は、扇状の回動部材や図示しない歯車等から成り、レバー63が外方へ傾倒されると、レバー63とは逆方向に扇状の回動部材が傾倒されるように構成されているものである。
【0070】
駆動装置は、レバー63の下端に固定されて筺体の側面開口より挿入されるカム65と、カム65の移動に連動して回動可能なように筺体の下面に枢設される従動部66と、従動部66の回動に連動して筺体内の図示しない台座上を摺動可能に設置されるラック67と、ラック67の摺動移動に連動して回転可能なように枢設される第1歯車68と、第1歯車の回転に連動して回転可能に回転板61の中心軸に固定される第2歯車69と、から構成されているものである。
【0071】
したがって、レバー63が操作されると、この駆動装置により回転板61が回転することとなる。そして、第1歯車68とラック67には動作方向を一方に制限するようなラチェット機構を採用することにより、レバー63の操作に連動して回転する回転板61を惰性でしばらくの間回転させることができる。尚、駆動装置は、レバー63の操作に連動して動作するモータを動力源としてもよい。
【0072】
そして、回転板61は、第2歯車69と共通の枢軸を回転中心として回転するものであり、円環状の走行面61aと、中央に略中空半球状の半球部61bを有しているものである。又、この回転板61は、半球部61bに第2歯車69の枢軸の上端が固着されると共に、3本の補強軸の上端が合せて固着されて安定的に回転することのできるように構成されているものである。尚、補強軸は、下端を第2歯車69の枢軸を中心として枢軸に固着される円板に固定されているものである。更に、この回転板61の走行面61aに描かれる図柄61cの下面には、外部磁性部材である鉄板5が固着されている。
【0073】
以下、この走行装置60を用いた遊戯の手順を説明する。
ユーザは、載置台64に置かれている第1形状の玩具1を先ず走行装置60の入口孔63aから投入する。玩具1が投入されると、玩具1がレバー63内を落下して出口孔63bの近傍において、レバー63内の保持手段によって保持される。次いで、ユーザが、レバー63を外方へ傾倒すると、保持手段である扇状の回動部材が出口孔63bの開口を拡げるように傾倒して、玩具1が出口孔63bから排出される。尚、保持手段は、玩具1が出口孔63bより排出されるように緩やかな斜面を形成しているため、レバー63が操作されると、自然に玩具1が走行面61aに案内されることになる。
【0074】
そして、レバー63が操作されると、駆動装置が作動して走行面61aが回動する。又、同時にLEDなどで光を点滅させたり、スピーカより音楽を流すような制御装置を設けたりしてもよい。そして、走行面61a上に案内された玩具1は、走行面61aの外周である外壁62や、中心に配置する半球部61bに衝突して移動方向を変化させながら走行面61aの上を転動走行する。
【0075】
そして、玩具1の下面である曲面部6に配置される永久磁石11が、走行面61aの鉄板5の設置される特定位置である図柄61cに近接して鉄板5との間で磁力が作用すると、当該玩具1はその磁力が作用した位置で転がり動作を停止して瞬時に第2形状へと変形する。尚、本実施例における走行装置60の走行面61aの特定位置には複数の異なるキャラクタの顔が図柄61cとして描かれており、その裏面にキャラクタの顔と略同じ大きさの鉄板5が設置されている。
【0076】
そして、複数のユーザが順番に玩具1を走行面61aに投入していき、変形した場所におけるキャラクタの図柄61cと同じキャラクタのカードをユーザが受けとることとする。更にユーザに一度配られたキャラクタのカードに対応するキャラクタの図柄61c上で玩具1が再度変形しても、そのキャラクタのカードをユーザが受けとることができないこととする。そして、最終的にカードが無くなった時点で遊戯を終了とし、そのときカードを一番多く持っていたユーザが勝利するというようなルールを予め定めておけば、複数のユーザで楽しむことのできる遊戯として走行装置60及び玩具1を用いることができる。
【0077】
この走行装置60を用いると、走行面61a上を玩具1が転動走行すると共に、走行面61aも回動するため、ユーザは玩具1がどのキャラクタの図柄61cの位置で変形するかを全く予想することができない。そして、走行面61aの複数箇所に設けた鉄板5の位置を当該玩具1が走行する際、下部部材3の曲面部6が走行面61aと接するときに玩具1の永久磁石11が外部磁性部材である鉄板5に吸着して、玩具1が第2形状に変形してキャラクタが立ち上がったように見せることができる。したがって、複数の特定箇所の何れかで不意に玩具1を立ち上がらせることができるため、走行面61aが回転しない場合に比べ、ユーザをより高揚させることができるものである。
【0078】
そして、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
例えば、以上の実施例においては、玩具の第1形状として球形形状を採用した例を示したが、円筒状やラグビーボール形状のように回転対称体形状の外殻に構成することで転動可能な他の形状を玩具の第1形状として採用することもできる。又、玩具の第2形状は特に限定されることはなく、種々の形状を採用することができる。更に、以上の実施例においては、弾性部材としてコイルばねやねじりコイルばねを採用した例を示したが、ゴムや板ばね等の他の弾性部材を採用することもできる。
【0079】
そして、以上の実施例においては、玩具内の磁性体を吸引して、係止状態を解除することのできる係止手段を設けた例を示したが、磁性体の移動の態様や、係止手段を構成する各部材の機構態様はこれに限定されるものではなく、外部磁性部材の磁極と玩具内の磁性体の磁極とを互いに反発させる等により玩具内の磁性体を玩具の内方に移動させて変形を実現させるような構成を採用することもできる。
【0080】
又、以上の実施例においては、外部磁性部材を鉄板とし、玩具内の磁性体を永久磁石とした例を示したが、外部磁性体を永久磁石とし、玩具内の磁性体を鉄板としてもよい。即ち、相互に磁力が作用する部材を夫々に設けることで変形を実現させることができる。
【0081】
又、以上の実施例においては、キャラクタに応じて、胴体部となる下部部材の構成を変形することが可能である。例えばキャラクタが動物の場合、実施例における突出部材4の回動機構を応用して下部部材3の飛び出しと共に尻尾が後ろに飛び出すようにしてもよい。更に動物キャラクタの頭部となる上部部材としての外部部材2に例えば角部を付加し、下部部材3が内部に収容されているとき外殻とともに回転対称体を構成するように折り畳み、係止機構と連動して角が上方に飛び出す構成を付加してもよい。

Claims (5)

  1. 略球形の第1形状にあるときユーザの転がし操作に応じて走行面上を転がって移動し、外部磁性部材が配置された位置で第2形状に変形する玩具であって、前記玩具は、
    下部に孔部を備え前記第1形状及び前記第2形状の何れにおいても略球形形状を維持して内部に収容空間を構成する外部部材と、
    前記孔部を介して前記収容空間の内外の間を移動可能に配置されて前記収容空間内にあるときは下面が前記外部部材のおもて面と整合して前記玩具が前記略球形の形状を構成するように配置された下部部材と、
    係止手段と、
    前記下部部材内に配置された磁性体と、
    前記下部部材を前記外部部材の前記収容空間から外方に付勢するコイルばねと、
    を含み、
    前記下部部材は、前後及び左右に側壁を有して内部に略直方体形状の空間を有し、突出部材と、該突出部材を下部部材から突出させるように付勢する弾性部材と、を内蔵し、該突出部材を外方へ突出可能な大きさに形成された側面開口が前記左右の側壁に形成され、
    前記外部部材の収容空間は、側面を前記下部部材の左右を規制する摺動壁と下部部材の前後に配される平面が対抗する2枚の平板とにより形成し、前記下部部材の前記側面開口を収容空間の側面である摺動壁で塞ぐことによって前記突出部材を付勢する弾性部材の弾性力に抗して前記突出部材を前記下部部材内に保持し、
    前記磁性体は外部磁性部材との間に磁力が作用したときは、該下部部材が前記コイルばねによって外部部材から突出すると前記摺動壁で塞がれていた下部部材の側面開口が開放されて前記突出部材が前記下部部材の側面開口から飛び出すように構成され、
    前記磁性体との間で磁性的に反応する前記外部磁性部材が前記磁性体に近接して存在していないときは、前記コイルばねの弾性力に抗して前記係止手段により前記下部部材が前記収容空間内に保持されることによって前記外部部材と前記下部部材とで転がし操作可能な外形形状を維持し、前記外部磁性部材との間で前記磁性体に磁力が作用したときは、前記係止手段が解除されて前記下部部材が前記孔部から飛び出すように構成されてなり、前記玩具は、前記第1形状にあるとき、前記下部部材が前記収容空間内に収容されており、ユーザの転がし操作に応じて前記略球形の形状を維持して走行面上を転がって移動するように構成されており、転がって走行面上を移動する前記玩具が、前記外部磁性部材との間で磁力が作用した位置で転がり動作を停止し、前記磁力が作用して前記係止手段が解除され、前記下部部材は解除された前記弾性力によって付勢されて前記孔部から飛び出し、前記外部部材を押し上げる動作を実行するように構成されてなることを特徴とする玩具。
  2. 前記磁性体は永久磁石であり、前記外部磁性部材は鉄板である請求項1に記載の玩具。
  3. 前記係止手段は、前記磁性体と一体的に上下方向に移動する可動部材と、該可動部材の上下移動に連動して回動する回動部材と、下端を外方へ弾性変形可能な係止部材と、から構成され、前記可動部材は前記磁性体を下側として下部部材の下面近傍内側において上下方向に移動可能に配置され、前記回動部材は前記可動部材と係合するように可動部材の上方において下部部材に枢設され、前記係止部材は上端が外部部材の上端近傍に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の玩具。
  4. 玩具が、前記第2形状から前記第1形状へと復元自在に構成され、前記第2形状から前記第1形状へと復元させた場合に、前記係止手段による係止状態が実現され、前記第1形状が再度維持されるように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の玩具。
  5. 前記外部部材はキャラクタの頭部を構成し、前記下部部材はキャラクタの下部を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の玩具。
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