JP2004357484A - フリープラン対応ジョイントボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具の位置によらず、フリープラン対応配線システムの配線設計および配線工事の標準化を図れ、フリープラン対応配線システムの設計・工期の短縮を図れるフリープラン対応ジョイントボックスを提供する。
【解決手段】ジョイントボックス30は、吊ボルト27の下端部が結合した吊金具であるブラケット10に固定されている。ブラケット10の基片11には一対の弧状の引掛孔14,14が形成されており、ジョイントボックス30の器体30aには引掛孔14,14に引掛係止される一対の引掛爪39,39を突設してある。引掛爪39,39が吊金具への固定手段を構成している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンションなどの集合住宅において住戸ごとに購入者が自由に間取りや配線器具の位置などを決めることが可能なフリープラン対応配線システムに用いるフリープラン対応ジョイントボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、マンションなどの集合住宅の住戸で採用している配線システムでは、住戸内に配設する電灯、スイッチ、コンセントなどに接続される電力線や、電話、インターホン、テレビ共聴機器などに接続される通信線などの配線の殆どが二重天井内や間仕切壁内に敷設されている。
【0003】
ここにおいて、この種の配線システムとしては、天井裏に配設されたジョイントボックスに接続された配線と間仕切壁に埋込配置された埋込型の配線器具(例えば、スイッチ、コンセントなど)に接続された配線とを接続するコネクタ装置を、間仕切壁の天井側端部に近い天井裏に配設したものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、電力会社の規定する内線規定や、電気設備技術基準によれば、上述のようなジョイントボックスを配設した二重天井では、ジョイントボックスの近傍に点検窓を設ける必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−32417号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の新築のマンションなどにおいて、各住戸ごとに、購入者が間取りや仕様・設備を自由に選定できるフリープラン対応のものが増加している。
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1に記載の配線システムでは、延長配線ユニットを利用して1つのジョイントボックスから複数の居室へ配線を行うものであり、天井材と天井材の下方の二重天井材との間に形成された空間に配線がそのまま敷設されているものであって(いわゆる、ころがし配線)、様々な間取り、配線器具の位置に自在に対応するのが難しく、設計・工事に要する時間が長くコストが高くなってしまうという不具合があった。また、上記特許文献1に記載されたジョイントボックスの近傍には点検窓を設ける必要があるので、室内の外観が損なわれてしまうことがあった。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具の位置によらず、フリープラン対応配線システムの配線設計および配線工事の標準化を図れ、フリープラン対応配線システムの設計・工期の短縮を図れるフリープラン対応ジョイントボックスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、配線を接続可能な複数の接続部が器体に設けられ、住戸において間仕切壁により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材と天井材よりも下の二重天井材との間の空間内に配設するフリープラン対応ジョイントボックスであって、天井材の下面側に吊り下げられた吊金具に固定するための固定手段を器体に設けてなることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、器体を天井材の下面側に吊り下げられた吊金具に固定して使用することができ、居室の広さや配線器具の位置によらず、フリープラン対応配線システムの配線設計および配線工事の標準化を図れ、フリープラン対応配線システムの設計・工期の短縮を図れる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記器体に別のジョイントボックスを上下方向に重ねた状態で結合する結合手段が設けられてなることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、居室ごとの仕様・設備に応じて別のジョイントボックスを結合することができるので、ジョイントボックスの品種を少なくすることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記器体を二重天井材に穿孔する引掛ローゼット用の取付孔よりも小さな外周形状に形成してなることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、引掛ローゼット用の取付孔を点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける必要がなく、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記器体の内部にあらかじめ複数の回路が形成されており、前記接続部が回路毎に色分けされてなることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、前記接続部への配線の誤結線を防止することができる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記接続部は、電線とコネクタに設けられた接触子とを選択的に接続可能であることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、電線とコネクタに設けられた接触子とのいずれでも前記接続部に接続することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本実施形態のフリープラン対応ジョイントボックス(以下、ジョイントボックスと略称する)を利用したフリープラン対応配線システムは、図2に示すように、住戸内の所望の位置に複数の間仕切壁3を配置し、ジョイントボックス30を間仕切壁3により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材2aと天井材2aよりも下の二重天井材2bとの間の空間内に配設し、各居室ごとにジョイントボックス30に配線を介して接続した配線器具9を間仕切壁3の所望の位置に配設してある。なお、上述の間仕切壁は、例えば2枚の矩形板状のパネル板の間に矩形枠状の枠体を介在して構成されるものであって、両パネル板と枠体との間に形成される内部空間を配線スペースとして用いるもので、上端部には天井裏に配線された電線を内部空間に垂下させるための電線導入用開口部(図示せず)を設けてある。また、間仕切壁3は、パネル板の所望の位置に埋込型の配線器具9(スイッチ、コンセントなど)を取り付けるための取付孔(図示せず)が穿孔されている。
【0019】
すなわち、本実施形態におけるフリープラン対応配線システムでは、住戸の床材1と二重天井材2bとの間に介在する複数の間仕切壁3および間仕切壁3に取り付ける配線器具9などを当該住戸の購入者の希望に応じた所望の位置に配設してあり、例えば図1に示すようにコンセント91やスイッチ92などが配線L1を介して接続されるとともに電源が配線L0を介して接続されるジョイントボックス30を居室ごとに天井裏へ配設してある。
【0020】
なお、本実施形態におけるフリープラン対応配線システムの設計にあたっては、まず図3(a)に示すように住戸A内の所望の位置に間仕切壁3を配置してから、図3(b)に示すように間仕切壁3により区切られた各居室ごとに先行配線の核としてジョイントボックス30を配設し、その後、各居室ごとにジョイントボックス30を核として所望の位置に配線器具9をレイアウトしてジョイントボックス30と配線器具9との間に介在する配線Bのレイアウトを決めればよい。
【0021】
図1に示した本実施形態のジョイントボックス30は、5分岐のジョイントボックスであって、図4および図5に示すように、直方体状の器体30aの長手方向の両側面にそれぞれ1つのコネクタ部34が設けられるとともに、器体30aの幅方向の両側面に器体30aの長手方向に離間して各2つのコネクタ部34が設けられている。すなわち、ジョイントボックス30は、合計6つのコネクタ部34を備えており、各コネクタ部34は図6に示すように一対の接触子55,55を有するプラグ40が着脱自在となっている。したがって、例えば図7に示すように、1つのコネクタ部34に上記配線L0の一端に設けたプラグ40を結合すれば、他の5つのコネクタ部34を分岐用のコネクタ部34として使用することができ、分岐用のコネクタ部34に上記配線L1の一端に設けたプラグ40を結合すればよい。なお、本実施形態では、コネクタ部34が配線を接続可能な接続部を構成しおり、コネクタ部34には図8に示すように比較的固い2本の電線をシースに入れたケーブル94における2本の電線の被覆を剥いで心線を露出させて接続することができるようになっている。この場合、心線の形状と接触子55の形状とが等価である必要があり、一対の心線間の距離が一対の接触子55間の距離と同じでない場合のみ心線をフォーミングすればよい。
【0022】
ジョイントボックス30の器体30aは、図9および図10に示す合成樹脂製のボディ31と図11に示す合成樹脂製のカバー32とを複数本(本実施形態では、6本)の組立ねじ33により結合することによって形成されている。
【0023】
また、ジョイントボックス30には、図12に示すように6つの端子片35aを短冊状の連結片35bにより連続一体に連結した導電性材料からなる端子ブロック35がボディ31に2つ収納されており、各コネクタ部34には、互いに異なる端子ブロック35の端子片35aが1つずつ収納されて対をなしている。すなわち、ジョイントボックス30は、コネクタ部34ごとに一対の端子片35aが収納されている。なお、コネクタ部34は、ボディ31においてコネクタ部34に対応する部分の内底面から突設された仕切壁31fによって一対の端子片35aが収納される空間が仕切られている。
【0024】
2つの端子ブロック35は、対をなす端子片35aが両端子片35aの厚み方向において離間し且つ連結片35bの厚み方向においても離間するように両連結片35b,35bを厚み方向に重ねて配置するとともに、両連結片35bの間に絶縁性材料(例えば、ABS樹脂のような合成樹脂)からなる短冊状のスペーサ60(図13参照)を介在させてある。ここにおいて、ボディ31の内底面には、カバー32の上壁の下面から下方に突設された位置決め台32dとの間に、2つの連結片35b,35bおよび両連結片35b,35bの間に介在するスペーサ60を保持する保持基台31dが突設されるとともに、保持基台31dの上面から3つの位置合わせピン31eが突設されており、各位置合わせピン31eが各連結片35b,35bそれぞれに3つずつ貫設した位置合わせ孔35cおよびスペーサ60に貫設した3つの位置合わせ孔60bに挿入される。つまり、保持基板31dと位置決め台32dと3つの位置合わせピン31eとによって、2つの端子ブロック35と1つのスペーサ60とが器体30aに対して位置決めされることになる。
【0025】
また、コネクタ部34は、当該コネクタ部34に着脱自在に結合できる上述のプラグ40に設けた一対の丸ピン状の接触子55,55を導入することができるように、前壁に一対の円形状の接触子挿入孔36,36が貫設されており、接触子挿入孔36,36を通して導入された接触子55,55を導入すると、端子片35a,35aが撓んで接触子55,55に弾接し電気的に接続されるようになっている(図25ないし図27参照)。なお、端子ブロック35は、板金を打ち抜き、曲げ加工を施すことにより形成されている。
【0026】
上述のプラグ40は、図14に示すようにジョイントボックス30の6つのコネクタ部34に対して着脱自在に結合できるものであって、図15に示す合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のボディ41と図16に示す合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のカバー42とを複数本(本実施形態では、4本)の組立ねじ43を用いて結合することにより形成した直方体状のハウジング40aを備えている。プラグ40は、ハウジング40aの前面(長手方向の一端面)に開口窓44(図27参照)が形成され、開口窓44に臨むようにハウジング40a内に上述の一対の接触子55,55が配列されている。また、ハウジング40aの内部には、一対の接触子55,55間を隔絶する隔壁41bが形成されている。なお、一対の接触子55,55は、一対の端子片35a,35aに対応するようにハウジング40aの幅方向の両側で上下方向の位置をずらしてある。
【0027】
また、ハウジング40a内には、接触子55を一体に備えた端子板45(図17参照)および接触子55を一体に備えた端子板46(図18参照)が収納されている。ここに、各端子板45,46には、接触子55,55を固定するための固定片45b,46b(図19,図20参照)が延設され、接触子55,55は、図21に示すように固定片45b,46bに重ねて配置される結合片55,55b(図21参照)が長手方向における先端部とは反端側の基端部から延設されている。また、接触子55,55は、結合片55,55の厚み方向の一面に、固定片45b,46bに穿孔した連結孔45c,46cに挿入される連結突起55c,55cが突設されており、連結突起55c,55cを連結孔45c,46cに挿入して連結突起55c,55cの先端部をかしめることによって、端子板45,46に結合されることになる。端子板45,46は、ボディ41に収納されており、ボディ41の内部には端子板45が収納される空間と端子板46が収納される空間とを仕切る仕切壁41bが形成されている。
【0028】
また、端子板45,46には鎖錠ばね47(図25ないし図27参照)が1個ずつ収納されている。鎖錠ばね47は、帯状の板ばねの一端部をS字状に曲成して接触片47aを形成し、他端部をJ字状に曲成して鎖錠片47bを形成し、接触片47aと鎖錠片47bとの間を接続片47cにより連続一体に連結した形状に形成される。なお、接触片47aおよび鎖錠片47bは接続片47cに対して厚み方向の同じ側に突出する。
【0029】
また、ハウジング40aの後壁(長手方向における開口窓44とは反対側の端部)において各鎖錠ばね47に対応する部位には電線挿入孔48(図26および図27参照)が形成されており、電線挿入孔48を通してハウジング40aの内部に電線を挿入することにより、電線の先端部が鎖錠ばね47の鎖錠片47bおよび接触片47aと端子板45,46との間に挟持されるようにしてある。ここに、鎖錠片47bは接続片47cの後端から斜め前方に向かって延設されており、つまりは、電線の挿入方向において接続片47cから離れる向きに延設されており、電線挿入孔48を通して挿入された電線は鎖錠片47bの先端縁が食い込むことにより、電線に作用する引張力に抗するようになっている。ハウジング40aのカバー42には、各端子板45,46それぞれに1個ずつ設けた2個の鎖錠ばね47の鎖錠片47bに跨るように配置した合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)の解除釦49(図26および図27参照)が収納されている。解除釦49はカバー42の上壁に穿孔した操作孔50(図16参照)を通してボディ42の中に挿入されるマイナスドライバのような工具によって押圧可能であって、解除釦49を工具で押圧すると鎖錠片47bの先端が接続片47cに近づく向きに撓み、電線を保持する力が低減するようになっている。つまり、解除釦49を押圧した状態で電線を引き抜くことができるようにしてある。この種の端子の構成は速結端子として知られている。なお、解除釦49は、図22に示すような形状に形成されており、直方体状の釦本体49の長手方向の両端部それぞれから鎖錠片47bに当接する押込突起49b,49bが突設されており、解除釦49における釦本体49aの表面を工具で押圧すると、押込突起49bによって鎖錠片47bが押圧されて、鎖錠片47bの先端が接続片47cに近づく向きに撓むようになっている。また、解除釦49の下端部には全周に亘って鍔部49cが形成されており、解除釦49がハウジング40aから抜けないようになっている。
【0030】
ところで、プラグ40はロック体53(図26および図27参照)を備えたいわゆるハーネスプラグであって、ジョイントボックス30のコネクタ部34に接続したときにコネクタ部34から外れないようにロックされる構造になっている。ここに、ロック体53は、合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)である。一方、ハウジング40aは、図16に示したカバー42の上面に、ロック体53を収納する収納凹所42aが形成されており、収納凹所42aの内底面には、ロック体53に設けられた後述のロック爪53dを接触子55,55が収納された空間に望ませるための開口窓42cおよびロック体53に設けられた一対の結合爪53c,53cがそれぞれ係合する2つの結合孔42b,42bが形成されている。なお、ロック体53の結合爪53c,53cは、図23および図24に示すように短冊状のロック体本体53aの下面から延設された逆L字状の撓み片53b,53bにおいてロック体本体53aに平行な部分の下面から突設されている。
【0031】
ロック体53は、ロック体本体53aの長手方向の一端部の下面にジョイントボックス30との結合状態をロックするための上述のロック爪53dが突設されており、ロック爪53dをジョイントボックス30のコネクタ部34の上面に形成されたロック溝32bに係止させることでロックするようになっている。なお、コネクタ部34の上面にはロック溝32bに直交する方向に走るガイド溝32cが形成されており、プラグ40のハウジング40aの内部にはガイド溝32cにスライド自在に収納されるスライド突起42dが突設されている。
【0032】
一方、コネクタ部34とプラグ40との結合状態を解除する際には、ロック体本体53aの長手方向の他端部の上面を押圧することでロック溝32bに対するロック爪53dの係止状態を解除した状態でプラグ40をコネクタ部34から外せばよい。なお、ロック体本体53aの上記他端部の上面には、長手方向に直交する方向(幅方向)に走る複数の突条をロック体本体53aの長手方向に列設することにより滑り防止凹凸部53eが形成されている。
【0033】
ところで、ジョイントボックス30は、図1に示したように吊ボルト27に結合されたブラケット10に対して器体30aのボディ31をカバー32よりも上側として取り付けることができるようになっている。ここに、ブラケット10は、図28に示すように、矩形板状の基片11と、基片11の長手方向の両端縁から下方に延設され互いに対向する一対の脚片12,12とによりコ字状に形成されており、上述の吊ボルト27が結合される結合部15を基片11の長手方向の中央部から上方へ突設してある。また、ブラケット10の基片11には、一対の引掛孔14,14が形成されている。引掛孔14,14は基片11の中心を中心とする1つの円弧上に形成され、それぞれ弧状に形成されている。
【0034】
一方、ジョイントボックス30の器体30aにおけるボディ31の下面には、それぞれ引掛孔14,14に引掛係止できる一対の引掛爪39,39が突設されている。ここにおいて、ジョイントボックス30の器体30aから突出した引掛爪39,39は断面L字状に形成されており、ジョイントボックス30をブラケット10に取り付けるには、引掛爪39,39を基片11の引掛孔14,14の幅広部14a,14aから引掛孔14,14に挿入した後に、器体30aを右回りに回転させ、引掛爪39,39の横片39bを引掛孔14,14の幅狭部14b,14bの周縁に重複させることにより、ジョイントボックス30がブラケット30に機械的に結合される。逆に、ブラケット10からジョイントボックス30を取り外すには、引掛爪39,39が引掛孔14,14の幅広部14a,14aに重なる位置まで器体30aを左回りに回転させ、器体30aを基片11から離すことにより、引掛爪39,39を引掛孔14,14から脱出させればよい。なお、本実施形態では、ブラケット10が天井材2aと二重天井材2bとの間の空間に配置される吊金具を構成し、一対の引掛爪39,39が吊金具に固定する固定手段を構成している。
【0035】
図1に示したジョイントボックス30は、二重天井材2bに穿孔した引掛ローゼット70用の取付孔6の上方に配設されており、1つのコネクタ部34と引掛ローゼット70とが配線L1を介して接続されている。ここにおいて、ジョイントボックス30は、取付孔7の上方への投影面内に収まる大きさに形成されている(つまり、器体30aを二重天井材2bに穿孔する引掛ローゼット70用の取付孔6よりも小さな外周形状に形成してある)ので、引掛ローゼット70用の取付孔6をジョイントボックス30の配置に伴って必要となる点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0036】
また、上述のジョイントボックス30の器体30aは、カバー32をボディ31よりも上側として図29ないし図33に示すブラケット10へ2本の取付ねじ17,17を用いて取り付けることができるようになっている。ここに、図29ないし図33に示したブラケット10は、図28に示したブラケット10と同様にコ字状に形成されており、基片11には上述の引掛孔14,14の代わりに、取付ねじ17,17を挿通するねじ挿通孔11a,11a(図30、図32参照)が形成されている。一方、ジョイントボックス30の器体30aにおけるカバー32の上壁および上記位置決め台32dには取付ねじ17,17が螺合するねじ孔32eが形成されている(図11参照)。したがって、ブラケット10にジョイントボックス30を取り付けるには、基片11の上側からねじ挿通孔11a,11aを通した取付ねじ17,17をジョイントボックス30の器体30aのねじ孔32eに螺合させればよい。
【0037】
また、ブラケット10の各脚片12,12の下端縁からは互いに内側方に受け片13,13が延設されており、各受け片13,13には、図31に示すように二重天井材2bの下面側に照明器具用の引掛シーリング29などを取り付ける際に用いる固定ねじ18,18の先端部が螺合できるねじ孔13a,13aが形成されている。なお、図30および図31は、天井材2aに接着剤を用いて固定される円板状のシーリングユニット24を利用して施工する例を示してあり、吊ボルト27の上端部がシーリングユニット24の中央部に設けられたボルト固定部24aに結合される形で施工され、図32および図33は、天井材2aに埋め込んだアンカーボルト26を利用して施工する例を示してあり、吊ボルト27の上端部がアンカーボルト26に結合する形で施工される。なお、図30ないし図33における5は下面が開口された有底円筒状の保護カバーであって、複数の配線挿通孔5bを設けることで配線の出し入れが可能となっている。
【0038】
ところで、本実施形態のジョイントボックス30の器体30aのカバー32の上壁には、別のジョイントボックス30の一対の引掛爪39,39がそれぞれ引掛係止される弧状の一対の引掛孔37b,37bが形成され、カバー32の短手方向の両側壁には引掛孔37,37bに連続したL字状の引掛爪導入孔37aが1つずつ形成されている。このため、図34および図35に示すように2つのジョイントボックス30を上下方向に重ねて結合することができる。すなわち、2つのジョイントボックス30を結合するには、一方のジョイントボックス30の一対の引掛爪39,39を他方のジョイントボックス30の引掛爪導入孔37a,37aから器体30a内に導入し、引掛爪39,39の横片39b,39bが引掛孔37b,37bの周縁に係止されるようにジョイントボックス30を回転させればよい。ここに、居室ごとの仕様・設備に応じて別のジョイントボックス30を結合することで、ジョイントボックス30の品種を少なくすることができる。なお、本実施形態では、ジョイントボックス30における一対の引掛爪39,39、あるいは、一対の引掛孔37b,37bおよび一対の引掛爪導入孔37a,37aが別のジョイントボックス30を重ねて着脱自在に結合する結合手段を構成している。
【0039】
以上説明した本実施形態のジョイントボックス30では、天井材2aの下面側に吊り下げられた吊金具たるブラケット10に固定するための固定手段を器体30aに設けてあるので、住戸Aごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、居室の広さや配線器具9の位置によらず、フリープラン対応配線システムの配線設計および配線工事の標準化を図れ、フリープラン対応配線システムの設計・工期の短縮を図れる。また、ジョイントボックス30の複数のコネクタ部34として、電源用のコネクタ部34およびスイッチ用のコネクタ部34およびコンセント用のコネクタ部34を備えるようにジョイントボックス30の内部回路を形成しておくことにより、ジョイントボックス30に対して配線器具9としてスイッチ、コンセントなどを一括して配線することができる。このようにジョイントボックス30の内部にあらかじめ複数の回路を形成している場合には、コネクタ部34を回路毎に色分けしておくことにより、配線の誤結線を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明では、住戸ごとに間取りや仕様・設備などを自由に選定できるフリープラン対応のマンションにおいて、器体を天井材の下面側に吊り下げられた吊金具に固定して使用することができ、居室の広さや配線器具の位置によらず、フリープラン対応配線システムの配線設計および配線工事の標準化を図れ、フリープラン対応配線システムの設計・工期の短縮を図れるという効果がある。
【0041】
請求項2の発明では、居室ごとの仕様・設備に応じて別のジョイントボックスを結合することができるので、ジョイントボックスの品種を少なくすることができるという効果がある。
【0042】
請求項3の発明では、引掛ローゼット用の取付孔を点検窓として利用することができるので、別途に点検窓を設ける必要がなく、別途に点検窓を設ける場合に比べて居室内の外観が損なわれるのを防止することができるという効果がある。
【0043】
請求項4の発明では、前記接続部への配線の誤結線を防止することができるという効果がある。
【0044】
請求項5の発明では、電線とコネクタに設けられた接触子とのいずれでも前記接続部に接続することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のジョイントボックスの説明図である。
【図2】同上を用いたフリープラン対応配線システムの概略構成図である。
【図3】同上を用いたフリープラン対応配線システムの設計手順の説明図である。
【図4】同上のジョイントボックスの斜視図である。
【図5】同上のジョイントボックスの器体を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は正面図、(f)は下面図、(g)は(a)の断面図である。
【図6】同上のジョイントボックスおよびプラグの説明図である。
【図7】同上のジョイントボックスの説明図である。
【図8】同上のジョイントボックスの説明図である。
【図9】同上のジョイントボックスの器体におけるボディを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図である。
【図10】同上のジョイントボックスの器体におけるボディを示し、(a)は図9(a)のA−A断面図、(b)は図9(a)のB−B断面図、(c)は図9(a)のC−C断面図である。
【図11】同上のジョイントボックスの器体におけるカバーを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のB−B断面図、(h)は(a)のA−A断面図である。
【図12】同上のジョイントボックスにおける端子ブロックを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図13】同上のジョイントボックスにおけるスペーサを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図14】同上のジョイントボックスのコネクタ部にプラグを結合した状態を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。
【図15】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグのハウジングにおけるボディを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のA−A断面図、(h)は(a)はC−C断面図、(i)は(a)のB−B断面図である。
【図16】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグのハウジングにおけるカバーを示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は正面図、(g)は(a)のA−A断面図である。
【図17】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける一方の接触子付きの端子板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図18】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける他方の接触子付きの端子板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図19】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける一方の端子板を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は正面図、(d)は左側面図である。
【図20】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける他方の端子板を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は正面図、(d)は左側面図である。
【図21】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける接触子を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図22】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおける解除釦を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は下面図、(d)は正面図である。
【図23】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおけるロック体を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図24】同上のジョイントボックスに接続可能なプラグにおけるロック体の正面図である。
【図25】同上のジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する平面図である。
【図26】同上のジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する断面図である。
【図27】同上のジョイントボックスおよびプラグの要部を説明する断面図である。
【図28】同上のジョイントボックスが固定されるブラケットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図29】同上のジョイントボックスの使用形態を説明する平面図である。
【図30】同上のジョイントボックスの使用形態の説明図である。
【図31】同上のジョイントボックスの使用形態の説明図である。
【図32】同上のジョイントボックスの使用形態の説明図である。
【図33】同上のジョイントボックスの使用形態の説明図である。
【図34】同上のジョイントボックスを重ねて結合した状態の正面図である。
【図35】同上のジョイントボックスを重ねて結合した状態の側面図である。
【符号の説明】
1 床材
2a 天井材
2b 二重天井材
3 間仕切壁
6 取付孔
10 ブラケット
11 基片
12 脚片
14 引掛孔
14a 幅広部
14b 幅狭部
27 吊ボルト
30 ジョイントボックス
30a 器体
34 コネクタ部
39 引掛爪
40 プラグ
40a ハウジング
55 接触子
70 引掛ローゼット
91 コンセント
92 スイッチ
L0 配線
L1 配線

Claims (5)

  1. 配線を接続可能な複数の接続部が器体に設けられ、住戸において間仕切壁により区切られた各居室ごとに先行配線の核として天井材と天井材よりも下の二重天井材との間の空間内に配設するフリープラン対応ジョイントボックスであって、天井材の下面側に吊り下げられた吊金具に固定するための固定手段を器体に設けてなることを特徴とするフリープラン対応ジョイントボックス。
  2. 前記器体に別のジョイントボックスを上下方向に重ねた状態で結合する結合手段が設けられてなることを特徴とする請求項1記載のフリープラン対応ジョイントボックス。
  3. 前記器体を二重天井材に穿孔する引掛ローゼット用の取付孔よりも小さな外周形状に形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフリープラン対応ジョイントボックス。
  4. 前記器体の内部にあらかじめ複数の回路が形成されており、前記接続部が回路毎に色分けされてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフリープラン対応ジョイントボックス。
  5. 前記接続部は、電線とコネクタに設けられた接触子とを選択的に接続可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のフリープラン対応ジョイントボックス。
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