JP2004357411A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタをスムーズに嵌合させることができ、端子同士のこじりを防止することができ、端子接続の信頼性を維持向上することができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】上側に複数のコネクタ嵌合室18を並列に有するコネクタ嵌合部17及び下側にバスバー43,44を収容するバスバー収容部19を有するケース13と、バスバー43,44のタブ端子43a,44aと接続する雌端子及び雌端子を収容するハウジング26を有して、コネクタ嵌合部17に嵌合するジョイントコネクタ25とを備え、コネクタ嵌合室18を形成する両側壁14a,14aにガイド溝23を形成し、ハウジング26の挿入先端側の両側壁(壁部)31,31に、ガイド溝23に係合するガイド突起24を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に搭載され、ワイヤハーネスのジョイント吸収を行う回路構造を有する電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の電気接続箱の一例を示すものである(特許文献1)。
【0003】
この電気接続箱50は、ジョイントコネクタブロック51に対してジョイントコネクタ53を確実に固定することができ、しかもジョイントコネクタ53の半嵌合状態を検知することができるものであり、コネクタ嵌合部57の側方から挿入され、ジョイントコネクタ53の抜けを防止するロック部材61を備えたものである。
【0004】
ジョイントコネクタブロック51には、ジョイント回路を形成する回路構造の図示しないバスバーが収容され、バスバーから屈曲形成されたタブ端子が、コネクタ嵌合部57の底壁58に形成されたタブ挿通孔58aから突出されるようになっている。
【0005】
ジョイントコネクタブロック51の部品装着面54aには、コネクタ嵌合部57の他に、3つのコネクタ装着部60が並設されている。各コネクタ装着部60には、図示しないコネクタが嵌合され、コネクタ嵌合部57には、複数のジョイントコネクタ53を合体させたブロック体52が嵌合されるようになっている。
【0006】
各コネクタハウジング54は、合成樹脂材からプレート状に形成され、雌端子(図示せず)を収容する複数の端子収容室55が一段に並設されている。雌端子は、導電性を有する金属板を打ち抜き・折り曲げて形成され、一方にワイヤハーネスを構成する電線が接続され、他方にタブ端子が電気的に接続される。コネクタハウジング54の両側の側面の下半分には、ロック部材61が係合する凸部56がジョイントコネクタ53のスライド挿入方向に沿って複数設けられている。
【0007】
コネクタ嵌合部57は、四方が壁部によって包囲されており、相対向する内壁面には、コネクタハウジングの凸部56が案内される案内溝59aが隣接するリブ59の間に形成されている。案内溝59aに凸部56が係合されることにより、ブロック体52がコネクタ嵌合部57にスライドガイドされるようになっている。
【0008】
ロック部材61は、合成樹脂材からなり、ジョイントコネクタブロック51とは別体に設けられ、基部61aと一対の腕部61b、61bとから略コ字状に形成されている。一対の腕部61b、61bは、コネクタ嵌合部57に形成された貫通孔57aを挿通し、コネクタ嵌合部57の内壁面に形成された案内突起59bと凸部56との間に挿入される。
【0009】
しかしながら、上記従来の電気接続箱50にあっては、コネクタハウジング54の凸部56がスライドガイドされる案内溝59aが、コネクタ嵌合部57の下半分(底側)の側壁(電線導出側と反対側の壁部)に形成されているため、ジョイントコネクタ53は嵌合途中からスライドガイドされるものであり、嵌合初期においてはジョイントコネクタ53が位置合わせされず、盲状態でコネクタ嵌合部57に嵌入されることとなる。このため、凸部56と案内溝59aとがスムーズに係合せず、ジョイントコネクタの嵌合作業性が損なわれる心配があった。
【0010】
また、コネクタ嵌合部57にジョイントコネクタ53が嵌合された状態において、コネクタ嵌合部57の内壁面とジョイントコネクタ53の側壁との間に、ロック部材61を挿通させるための隙間が形成されるため、電線が不用意に引っ張られると、ジョイントコネクタ53が雌端子の並ぶ方向にずれて雄雌両端子のこじりが生ずるという心配もあった。
【0011】
雄雌両端子のこじりの問題は、ロック部材61を取り付ける前の組み立て中において生ずる問題であり、こじりが激しいと、端子接続の信頼性が低下し、ジョイント回路と外部回路の導通不良を生じる心配もある。
【0012】
【特許文献1】
特開2002−305828号公報(第3−4頁、第1図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した点に鑑み、コネクタをスムーズに嵌合させることができ、端子同士のこじりを防止することができ、端子接続の信頼性を維持向上することができる電気接続箱を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数のコネクタ嵌合室を並列に有するジョイントコネクタブロックと、該コネクタ嵌合室に嵌合するジョイントコネクタとを備えた電気接続箱において、前記コネクタ嵌合室を区画形成する壁部に、前記ジョイントコネクタを位置決めするガイド溝が形成され、該ジョイントコネクタの壁部に、該ガイド溝に係合するガイドリブが形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、ジョイントコネクタブロックのコネクタ嵌合室にジョイントコネクタが嵌合されることで、相手端子とハウジング内の端子とが接続され、ジョイント回路に外部回路が回路接続されて、ワイヤハーネスのジョイント吸収が行われる。また、ガイド溝とガイドリブとが係合することで、ジョイントコネクタの位置決めが行われ、端子同士のこじりが防止される。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電気接続箱において、前記ガイドリブが、前記ジョイントコネクタの挿入先端側の壁部に形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、ジョイントコネクタに組み込まれた端子の電気接触部側が拘束され、端子同士のこじりが有効に防止されて、端子接続の信頼性が一層向上する。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電気接続箱において、前記ガイドリブの突出代が、端子収容部を区画形成する壁部の高さ寸法の1/2程度の寸法であることを特徴とする。
上記構成によれば、ガイドリブの強度低下により、折れや曲がり等の変形を生ずることが防止される。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記ガイド溝が、前記コネクタ嵌合室の開口端部から底部に渡って形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、ジョイントコネクタの嵌合初期から嵌合終期に至るまで、ジョイントコネクタがスライドガイドされるため、ジョイントコネクタの嵌合作業性が向上する。
【0018】
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記ガイドリブが断面L字状に形成され、側端部と前端部とで構成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、ジョイントコネクタの挿入性が損なわれることなく、ジョイントコネクタの挿入方向に直交する2方向の位置決めを行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
【0020】
ジョイントボックス(電気接続箱)は、自動車等の車両に搭載され、ジョイント回路を形成するバスバー等の回路構造にワイヤハーネスを介して外部回路が接続され、電気信号を複数に分岐する電気接続部品である。
【0021】
このジョイントボックス(電気接続箱)10は、ジョイントコネクタブロック12と、ジョイントコネクタ25とで構成されている。ジョイントコネクタブロック12は、絶縁樹脂性のケース13と、ケース13内に下側から挿入される縦横2方向の複数のバスバー43,44と、各バスバー43,43の抜け落ちを防止する絶縁樹脂製のカバー(図示せず)とで構成されている。電線41が接続されたジョイントコネクタ25は、ケース13の上側から挿入され、バスバー43,44のタブ端子43a,44aに、ハウジング26に収容された雌端子33が端子接続されるようになっている。
【0022】
本発明に係るジョイントボックス10は、コネクタ嵌合室18に嵌合されるジョイントコネクタ25の位置決めを行い、バスバー43,44のタブ端子43a,44aと雌端子33のこじりを防止して、端子接続の信頼性を向上させるものであり、上側に複数のコネクタ嵌合室18を並列に有するコネクタ嵌合部17及び下側にバスバー43,44を収容するバスバー収容部19を有するケース13と、バスバー43,44のタブ端子43a,44aと接続する雌端子33及び雌端子33を収容するハウジング26を有し、コネクタ嵌合部17に嵌合するジョイントコネクタ25とを備え、コネクタ嵌合室18を形成する両側壁(壁部)14a,14aにガイド溝23が形成され、ハウジング26の挿入先端側の両側壁(壁部)31,31に、ガイド溝23に係合するガイドリブ24(図3,4)が形成されたことを特徴とするものである。
【0023】
なお、本発明は、コネクタ嵌合室18の両側壁14a,14aにガイド溝23を形成し、ハウジング26の両側壁31,31にガイドリブ24を形成することに制約するものではなく、コネクタ嵌合室18の両側壁14a,14aにガイドリブを形成し、ハウジング26の両側壁31,31にガイド溝を形成してもよい。
【0024】
また、ガイドリブ24がハウジング26の挿入先端側の両側壁31,31に形成されているから、ジョイントコネクタ25に組み込まれた雌端子33の電気接触部34側が拘束されジョイントコネクタ25の挿入方向に直交する方向の位置ずれを効果的に防止することができる。
【0025】
以下に、ジョイントボックス10の主要構成部分及びその作用について詳細に説明する。
なお、ジョイントボックスの説明の都合上、前後方向、左右方向、上下方向の概念を以下のように定めることとする。前後方向とは、一対のブラケット20,20が対向する方向と定め、左右方向とは、ジョイントコネクタ25に収容された雌端子33が並ぶ方向と定め、上下方向とは、ジョイントコネクタ25の挿入方向と定めることとする。なお、上下方向の上とはコネクタ嵌合部17の位置する側とし、下とはバスバー収容部の位置する側とする。
【0026】
ジョイントコネクタブロック12を形成するケース13は、上半部にコネクタ嵌合部17、下半部に図示しないカバーで覆われるバスバー収容部19をそれぞれ背中合わせに有し、前後方向に図示しない車体パネル等に締結固定される一対のブラケット20,20を有している。
【0027】
コネクタ嵌合部17は、スロット状のコネクタ嵌合室18を複数並列に有し、各コネクタ嵌合室18は、前後左右の壁で囲まれた枠内において、垂直な隔壁(壁部)18aで等ピッチに区画形成されている。隔壁18aや後壁14bには、複数のリブ18bが等ピッチで突設され、各リブ18bの間に端子収容空間が構成されている。リブ18bの突出長さは短いものであり、各リブ18bに対応(対向)してジョイントコネクタ25のハウジング26の各隔壁29が位置する。
【0028】
各コネクタ嵌合室18は、上部が開口形成されている。狭幅の左右の壁は、ケース13の相対向する左右の側壁14a,14aであり、広幅の前後の壁は、隔壁18a又は前壁14c又は後壁14bである。
【0029】
各コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aには、ガイド溝23が形成されている。ガイド溝23は、コネクタ嵌合室18の開口端部から底部に連通して形成されている(図2)。このため、ジョイントコネクタ25は、嵌合初期から嵌合終期に至るまで、スライドガイドされ、ジョイントコネクタ25の嵌合作業性が向上するようになっている。
【0030】
ガイド溝23に対応して、ジョイントコネクタ25(ハウジング26)の両側壁31,31には、ガイドリブ24が隔壁29の立ち上がる方向に突出して形成されている(図3,4)。ガイドリブ24については後述するが、ガイドリブ24がガイド溝23に係合して、端子同士のこじりが防止され、端子接続の信頼性が向上するようになっている。
【0031】
各コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aの開口端部には、矩形状の凹部45が形成されている。この凹部45に対応して、ジョイントコネクタ25(ハウジング26)の両側壁31,31には、突起46が横(左右方向)に突出して形成されている(図3,4)。
【0032】
突起46は、ジョイントコネクタ25から電線41が導出される開口端側に形成されるとともに、突起46の端面がハウジング26の端面と同一平面に形成されている。このように形成することで、係止スペーサ37の連結部38の裏面(平坦面)が、突起46の端面とハウジング26の端面とに宛われ、係止スペーサ37の着座が安定するとともに、ジョイントコネクタ25ががたつくことなく、確実に係止されるようになっている。
【0033】
図示しないカバーは、バスバー43,44がバスバー収容部19に装着された後に、バスバー収容部19に下側から宛われて、バスバー43,44の抜け落ちを防止するためのものである。ケース13の両側の側壁14a,14aに係止突起(図示せず)を形成し、カバー内面に係合部(図示せず)を形成して、ケース13にカバーを被せた際に、係合部と係止突起とが係合して、カバーが取り付けられるようになっている。
【0034】
バスバー収容部19は、ケース13の内側に形成され、前後方向に延びる複数の隔壁(図示せず)により区画形成された縦溝(図示せず)と、複数の隔壁に形成された切欠部を縦溝に直交する方向に連通させた横溝(図示せず)とから構成されている。
【0035】
バスバー43,44は、縦バスバー43と横バスバー44とから構成されており、導電性基板を打ち抜き、必要に応じて折り曲げ加工されて形成されている。縦バスバー43は、帯部43bと、帯部43bの一側に突設された音叉状の複数の挟持端子43cと、帯部43bの他側に突設されたタブ端子43aとから構成されている。各挟持端子43cは、一対の挟持片の間にスリット43dが形成された端子であり、スリット43dには、横バスバー44の帯部44bが挟持され、ジョイント回路が形成されるようになっている。
【0036】
横バスバー44は、帯部44bと、帯部44bの一側に突設されたタブ端子44aとからなっている。タブ端子44aは、バスバー収容部35の底部(図示せず)に形成された端子挿通孔を挿通し、コネクタ嵌合室18に突出して、ジョイントコネクタ25の雌端子33と端子接続されるようになっている。なお、ジョイント回路を形成する縦バスバー43及び横バスバー44の回路構造については、他の出願で提案予定であり、本明細書での詳細な説明は省略する。
【0037】
ジョイントコネクタブロック12の外壁のコーナ部でコネクタ嵌合部17の外側には、係止用スペーサ37の腕部39を受け入れる囲い枠16が形成されている。係止用スペーサ37の腕部39が囲い枠16の筒内に挿入されることで、腕部39が囲い枠16によって保護され、外部干渉等により腕部39が不用意に外れることが防止されている。
【0038】
係止用スペーサ37は、絶縁樹脂材を構成材料とし、長形をなし、水平方向に真直に延びる連結部38と、連結部38の両端に直交して連なる一対の腕部39,39と、連結部38の一側に直交して連なる垂壁40とから構成されている。腕部39と垂壁40との交差稜線部にはスリット40aが形成されていて、腕部39が撓み可能になっている。連結部38の裏面は平坦に形成されていて、複数のジョイントコネクタ25の端部に宛われるようになっている。
【0039】
腕部39の先端側の内面には、内向きに突出する係止爪39aが形成されている。係止用スペーサ39をケース13の側壁14aに対向させ、係止用スペーサ39をケース13の側壁14a上端部に宛うと、腕部39が囲い枠16の筒内に挿入され、係止爪39aが筒内の突起16aに係合して、係止用スペーサ37が係止されるようになっている。このようにすれば、連結部38が複数のジョイントコネクタ25の端部に宛われ、複数のジョイントコネクタ25が一括して係止され、ジョイントコネクタ25が確実に固定される。
【0040】
図3又は図4に示されるように、ジョイントコネクタ25は、端子付きのバスバー43,44(図1)のタブ端子43a,44aと接続する雌端子33と、プレート状のハウジング26とから構成されている。このジョイントコネクタ25と雌端子33に接続される電線41とでワイヤハーネスが構成される。
【0041】
ここで、ジョイントコネクタ25の前後方向、上下方向、左右方向は、以下のように定めることとする。前後方向とは、雌端子33の長手方向をいうものとし、前を電気接触部34の位置する側、後を電線接続部35の位置する側とする。上下方向は、ハウジング26に雌端子33を挿入する方向と定める。左右方向は、複数の雌端子33の並ぶ方向と定める。
【0042】
ハウジング26は、絶縁樹脂材からなり、フラットな基板27と、基板27に直交して起立する隔壁(壁部)29及び前壁28と、両側の側壁(壁部)31,31とから構成されている。隔壁29の奥行きの略中間には、雌端子33の抜け止め用の突起29aが突設されている。この突起29aの突出代は、上方から挿入される雌端子33の挿入を妨げない程度の寸法に形成されている。
【0043】
ハウジング26の隣接する隔壁29の間には、細長い端子収容部30が形成されており、雌端子33が矢印の方向から収容されるようになっている。収容された雌端子33は、その電気接触部34がハウジング26の前壁28に当接して前方に抜けないようになっており、電気接触部34が突起29aに当接して上方及び後方に抜けないようになっている。すなわち、端子収容部30に収容された雌端子33は、端子収容部30から抜け出ないようになっている。
【0044】
ハウジング26の前壁28には、縦バスバー43のタブ端子43aおよび横バスバー44のタブ端子44aが挿通される挿通孔28aが形成されている。挿通孔28aの孔入口は、テーパ面28bに形成されており、タブ端子43a,44aがテーパ面28aにガイドされつつ雌端子33の電気接触部34に挿入され、弾性接触片34aの弾性力により挟持されるようになっている。
【0045】
左右両側の側壁31,31は、隔壁29と平行に並設された壁であり、側壁31と隔壁29との間にも端子収容部30が形成されている。側壁31の外側には、側壁31に沿って前壁28側に延出する厚肉部31bと、側壁31に沿って反対側(電線導出側)に延出する厚肉部31aとがそれぞれ形成されている。厚肉部31a,31bにより、側壁31が補強され、側壁31の倒れが防止されるようになっている。
【0046】
一方の厚肉部31aの後端側には、コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aに凹設された凹部45と係合する突起46が横(左右方向)に突出して形成されている。凹部45と突起46との相互作用により、ジョイントコネクタ25の後端側の位置決めが行われるようになっている。
【0047】
他方の厚肉部31bの先端側には、断面L字状に形成されたガイドリブ24が形成されている。ガイドリブ24は、側端部47と前端部48とから構成されている。側端部47は、側壁31の立ち上がる方向に突出し、側壁31に沿って延長する部分であり、前端部48は側端部47の先端側に直交して続く厚肉の部分である。
【0048】
側端部47の突出代h1(図4)は、端子収容部30を区画形成する隔壁29又は側壁31の高さ寸法h2の1/2程度の寸法に形成されている。このような寸法に形成すれば、側端部47に折れや曲がり等の変形が生ずることが防止され、ジョイントコネクタ25の位置決めが確実に行われる。
【0049】
側端部47の長さLは、雌端子33の電気接触部34の長さの1/2程度の寸法に形成されている。このような長さに形成することで、ガイドリブ24がガイド溝23に拘束されて、ジョイントコネクタ25のがたつきが防止されるようになっている。
【0050】
側端部47の後端面47bは、側壁31に対してやや傾斜しており、コネクタ嵌合室18からジョイントコネクタ25を抜き出す際の引っ掛かりが防止されて、ジョイントコネクタ25をスムーズに抜き出すことができるようになっている。
【0051】
前端部48は、側端部47より厚肉に形成されており、厚肉の部分が内側に張り出している。前端部48の厚さ寸法は、ガイド溝23の溝幅W(図2)と同程度の寸法に形成されているため、内端面48bと側端面47cとがガイド溝23の両側の溝内壁面23a,23aに当接して、ジョイントコネクタ25が左右方向の位置決めが行われるようになっている。
【0052】
前端部48の前端面48aは、前壁28と同一平面に形成されている。前端面48aと側端面47cとの交差稜線部分はテーパ面48cに形成されている。テーパ面48cが形成されることで、ジョイントコネクタ25の挿入性が向上するようになっている。
【0053】
また、前端部48の上端面は、側端部47の上端面47aと同一平面に形成されている。この上端面(上端面47a)は基板27の下面27aと平行であり、上端面及び下面27aがコネクタ嵌合室18の相対向する壁部に当接することでジョイントコネクタ25の上下方向(コネクタ挿入方向に直交する方向)の位置決めが行われるようになっている。
【0054】
このようなガイドリブ24の構成によれば、ジョイントコネクタ25の前後方向(雌端子33の長手方向)に直交する2方向(左右方向及び上下方向)の位置決めが行われ、ジョイントコネクタ25に組み込まれた雌端子33の電気接触部34側が拘束され、端子同士のこじりが有効に防止されて、端子接続の信頼性が向上する。
【0055】
雌端子33は、通常の雌端子と同じものであり、導電性基板をプレスにて打ち抜き、折り曲げ加工を経て形成されている。一方には、箱状の電気接触部34が形成され、他方には、電線接続部35が形成されている。電気接触部34の内側には、弾性接触片34aが湾曲状に折曲形成されており、バスバー43,44のタブ端子43a,44aが挟持されるようになっている。電線接続部35は、前後に各一対の圧着片35a,35bからなり、電線41の芯線部41a及び絶縁被覆部41bが圧着されるようになっている。なお、電線接続部35を一対の圧接片としてもよい。
【0056】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、コネクタ嵌合室の壁部にガイド溝が形成され、ジョイントコネクタの壁部にガイドリブが形成されているから、ガイド溝とガイドリブとが係合することで、ジョイントコネクタの位置決めが行われ、端子同士のこじりが防止され、端子接続の信頼性が維持向上する。
【0058】
また、請求項2記載の発明によれば、ガイドリブがジョイントコネクタの挿入先端側の両側壁に形成されているから、ジョイントコネクタに組み込まれた端子の電気接触部側が拘束され、端子同士のこじりが有効に防止されて、端子接続の信頼性が向上する。
【0059】
また、請求項3記載の発明によれば、ガイドリブの突出代が所定の突出代に設定されているから、ガイドリブの強度低下により、折れや曲がり等の変形を生ずることが防止される。したがって、ジョイントコネクタの位置決めが損なわれることが防止される。
【0060】
また、請求項4記載の発明によれば、ガイド溝がコネクタ嵌合室の開口端部から底部にわたり形成されているから、ジョイントコネクタの嵌合初期から嵌合終期に至るまで、ジョイントコネクタがスライドガイドされ、ジョイントコネクタの嵌合作業性が向上する。
【0061】
また、請求項5記載の発明によれば、ガイドリブが側端部と前端部とで構成されているから、ジョイントコネクタの挿入性が損なわれることなく、ジョイントコネクタの挿入方向に直交する2方向の位置決めが行なわれる。したがって、端子同士のこじりを有効に防止することができ、端子接続の信頼性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示されるジョイントコネクタブロックの斜視図である。
【図3】図1に示されるジョイントコネクタの分解斜視図である。
【図4】図3に示されるジョイントコネクタの側面図である。
【図5】従来の電気接続箱の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ジョイントボックス(電気接続箱)
12 ジョイントコネクタブロック
14a 側壁(壁部)
18 コネクタ嵌合室
23 ガイド溝
24 ガイドリブ
25 ジョイントコネクタ
31 側壁(壁部)

Claims (5)

  1. 複数のコネクタ嵌合室を並列に有するジョイントコネクタブロックと、該コネクタ嵌合室に嵌合するジョイントコネクタとを備えた電気接続箱において、
    前記コネクタ嵌合室を区画形成する壁部に、前記ジョイントコネクタを位置決めするガイド溝が形成され、該ジョイントコネクタの壁部に、該ガイド溝に係合するガイドリブが形成されたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ガイドリブが、前記ジョイントコネクタの挿入先端側に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
  3. 前記ガイドリブの突出代が、端子収容部を区画形成する壁部の高さ寸法の1/2程度の寸法であることを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
  4. 前記ガイド溝が、前記コネクタ嵌合室の開口端部から底部に渡って形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続箱
  5. 前記ガイドリブが断面L字状に形成され、側端部と前端部とで構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
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