JP2004356752A - 撮像装置、撮像システム - Google Patents
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Abstract
【課題】専用線を別途敷設することなく、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する。
【解決手段】他の撮像装置の接続状態に応じて、かかる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、これを判別信号として抽出することにより、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する。判別信号の抽出時においては、これをLPF37で高域成分を除去することにより、通信の影響を除去しつつ、上記接続状態を判別する。
【選択図】 図2
【解決手段】他の撮像装置の接続状態に応じて、かかる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、これを判別信号として抽出することにより、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する。判別信号の抽出時においては、これをLPF37で高域成分を除去することにより、通信の影響を除去しつつ、上記接続状態を判別する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する撮像装置、並びにカメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する1以上の撮像装置と上記撮像装置を制御する情報制御装置とがデイジーチェーン接続されて構成される撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より広く用いられている電子スチルカメラは、被写体を撮像することでレンズを通過した光を、CCD等の固体撮像素子によりの画像信号に変換し、これを記録媒体に記録し、また記録した画像信号を再生することができる。また電子スチルカメラの多くは、撮像した静止画像を表示することができるモニタを備え、これまでに記録した静止画像のうち特定のものを選択して表示することができる。この電子スチルカメラにおいて、モニタに供給される画像信号は、一画面毎の被写体に対応するものである。このため、同時に表示される画像は狭い範囲のものとなり、広範囲の状況を監視することができなかった。
【0003】
このため、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像し、これらを合成してパノラマ画像を得ることにより、広範囲の状況を監視することができるモニタリングシステムが普及しており、かかるパノラマ画像の合成精度を向上させることができる画像信号撮像装置も近年において提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この特許文献1に示される画像信号撮像装置は、隣接する単位画像の位置に目標枠および可動マークが表示されるので、ユーザは、パノラマ画像を合成するための単位画像を簡単に撮影することができ、互いに隣接する単位画像間の重複率等予め設定されたパラメータが大きく異なることがなくなるため、パノラマ画像の合成精度を向上させることができる。
【0005】
また、撮影した単位画像に応じて継ぎ合わせる場所や幅を可変にすることにより、品質の高いパノラマ画像を作成することができるパノラマ画像作成方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
また、撮像した単位画像を仮想球面上に写像して連結することにより、連結部に歪みのないパノラマ画像を生成することができるパノラマ画像生成装置も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0007】
また、少ない操作で360°のパノラマ画像を得ることができるディジタル撮像装置も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。このディジタル撮像装置では、2つの単位画像を連結するための境界処理につき、360°全て実行されていない場合には、撮像装置本体と協動してことによりパノラマ撮影を実現することができる。
【0008】
更には、このような撮像装置が複数個デイジーチェーン接続され、それぞれにつき情報制御装置により制御する撮像システムも提案されている。
【0009】
この撮像システム7は、例えば図6に示すように、被写体を撮像して画像信号を生成する複数の撮像装置71と、各撮像装置71を制御するための情報制御装置72とが、例えばRS−232伝送方式等に基づくケーブルを介して接続されている。
【0010】
撮像装置71は、パン、チルトの2軸につき撮影方向を自在に変更するためのパンチルタ部と、被写体を撮像する撮像部より構成される。この撮像装置71は、情報処理装置72による制御に応じて、撮影方向を水平方向又は垂直方向へ旋回し、撮影画角を順次変更することにより撮影倍率を拡大又は縮小して、被写体を撮像する。この撮像装置71は、一の情報制御装置72に対して、複数設置されることにより、同一の被写体につき、互いに異なる撮影角度で撮像することができ、多角的な画像情報を得ることが可能となる。
【0011】
情報制御装置72は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の電子機器により構成され、各撮像装置71からケーブルを介して伝送される画像信号を記録し、また記録した画像信号につき図示しないディスプレイを介してユーザに表示する。また、この情報制御装置72は、この撮像システム7全体を制御するためのいわゆる中央制御装置としての役割も担い、撮影方向や撮影倍率等の情報を含む制御信号を、各撮像装置71に伝送する。
【0012】
このRS−232伝送方式において、各撮像装置71におけるデイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを、上述した制御信号や画像信号を伝送する通信線75と別に設けた専用線76を介して実行する。即ち、各撮像装置71は、この専用線76の論理状態を随時監視して、隣接する他の撮像装置の接続を確認する。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−101895号公報
【特許文献2】
特開平06−303561号公報
【特許文献3】
特開平11−008845号公報
【特許文献4】
特開平11−122521号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したRS−232方式に基づく撮像システムでは、規格上その通信可能距離は10m程度と短いため、各撮像装置を長距離に亘って複数配置することにより、広範な領域における画像情報を取得することができない。このため、デイジーチェーン接続された各撮像装置を差動伝送方式に基づいて制御するRS−422伝送方式が提案されている。このRS−422伝送方式では、各撮像装置間における通信距離を1.2kmまで延長することができる。
【0015】
しかしながら、このようなRS−422伝送方式において、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する場合には、最長1.2kmもの長距離に亘る専用線が別途必要となり、また差動伝送方式を採用するために常時2本の専用線を敷設しなければならないため、コスト面においても合理性を欠くという問題点がある。
【0016】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、専用線を別途敷設することなく、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行することができる撮像装置を提供すること、並びに撮像装置が複数個デイジーチェーン接続されてなる撮像システムにおいて、各撮像装置につき専用線を別途敷設することなく通信回路の切り替えを実行することができる撮像システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、他の撮像装置の接続状態に応じて、かかる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、これを判別信号として抽出することにより、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する撮像装置並びに撮像システムを発明した。即ち、本発明を適用した撮像装置は、上述の課題を解決するために、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する撮像装置において、ケーブル接続された電子機器から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いはケーブル接続された他の電子機器に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、上記他の電子機器から情報信号を受信するための第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記制御手段による制御に基づき、上記電子機器に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段と、上記第2の入力端子における出力電圧を上記他の電子機器との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタとを備え、上記制御手段は、上記ローパスフィルタから出力される判別信号に基づいて上記接続切替手段を制御する。
【0018】
また本発明を適用した撮像システムは、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する1以上の撮像装置と、上記撮像装置を制御する情報制御装置とがデイジーチェーン接続されて構成される撮像システムにおいて、上記撮像装置は、他の撮像装置又は情報制御装置から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いは更なる他の撮像装置に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、上記更なる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧を、上記更なる他の撮像装置との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタと、上記第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記ローパスフィルタから出力される判別信号を識別した上記制御手段による制御に基づき、上記他の撮像装置又は上記情報制御装置に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段とを備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明を適用した撮像システム1は、例えば図1に示すように、被写体を撮像して画像信号を生成する複数の撮像装置2と、各撮像装置2を制御するための情報制御装置5とが、例えばRS(Recommended Standard)−422伝送方式等に基づくネットワークケーブル6を介してデイジーチェーン接続されている。
【0020】
撮像装置2は、後述するパンチルタ部を構成する回転台上に配設され、情報制御装置5による制御に応じて、撮影方向を水平方向或いは垂直方向に調整しつつ、被写体を撮像する。またこの撮像装置2は、情報処理装置5による制御に応じて、撮影画角を順次変更することにより、撮影倍率を拡大又は縮小して、被写体を撮像する。この撮像装置2は、一の情報処理装置5に対して複数設置することにより、同一の被写体につき、互いに異なる撮影角度で撮像することができ、多面的な画像情報を得ることが可能となる。
【0021】
また、この撮像装置2は、情報処理装置から近い順に1、2、3、・・とアドレス番号が付与され、このアドレス番号に基づいて情報処理装置5による制御が実行されることになる。以下の説明では、アドレス番号1〜3が付与された撮像装置2を、順に撮像装置2a、2b、2cという。
【0022】
情報処理装置5は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の電子機器により構成され、撮像装置2から伝送される情報信号を記録し、また記録した情報信号につき図示しないディスプレイを介してユーザに表示する。またこの情報処理装置5は、ユーザから所望の画像領域又は画像位置が指定された場合には、記録した画像信号の中から最適なものを選択してこれを表示するように制御する。この情報処理装置5は、この撮像システム1全体を制御するためのいわゆる中央制御装置としての役割も担い、撮影方向や撮影倍率等の制御情報を含む情報信号を、各撮像装置2に伝送する。
【0023】
ネットワークケーブル6は、例えばRS−422伝送方式に基づくケーブルが適用される。このRS−422伝送方式は、RS−232の上位互換のシリアルインターフェースとしてEIA(電子工業協会)によって規格化されたものであり、いわゆる差動伝送方式に基づいて情報信号を伝送する。このため、ノイズの発生を抑制しつつ、最長1.2kmに亘る長距離伝送が実現可能となる。情報処理装置5は、各撮像装置4間で一方通行のリングが構成されるように、ネットワークケーブル6を介してデイジーチェーン接続することにより、各撮像装置4において撮像された様々な地点における画像情報を容易に取得することができ、ひいては広範な領域を一の情報処理装置5で監視することが可能となる。
【0024】
次に撮像装置2の詳細な構成につき、アドレス番号として1が付与された撮像装置2aを例にとり説明をする。この撮像装置2aは、上述したように、情報処理装置5との間でネットワークケーブル6を介して情報信号を送受信し、またアドレス番号2が付与された撮像装置2bが接続されている場合には、当該撮像装置2bとの間でネットワークケーブル6を介して情報信号を送受信する。
【0025】
この撮像装置2は、例えば図2に示すように、撮像方向を変更するための回転台を制御するPan部3a、Tilt部3bを有するパンチルタ部3と、レンズ部22の光軸に直交する位置に配設される撮像部24と、主として撮像部24を制御するマイクロプロセッサ25と、ネットワークケーブル6aを介して接続された情報処理装置5から情報信号を受信する第1の入力端子31並びに当該情報処理装置5に対して情報信号を送信する第1の出力端子32と、ネットワークケーブル6bを介して接続された撮像装置2bに対して情報信号を送信する第2の出力端子33並びに当該撮像装置2bから情報信号を受信する第2の入力端子34と、デイジーチェーン接続の切り替えを実行する接続切替部35と、上記第2の入力端子34における出力電圧を上記撮像装置2bとの接続状態を示す判別信号として抽出し、これにつき論理状態を反転させるインバータ36と、インバータ36から出力された判別信号につき高域成分を除去するローパスフィルタ(LPF)37とを備えている。
【0026】
パンチルタ部3は、マイクロプロセッサ25からの駆動信号に基づき、回転台の駆動源として構成されているステッピングモータを回転させる。これにより回転台上に載置される撮像部24を水平方向、或いは垂直方向へ旋回させることができる。
【0027】
撮像部24は、例えばCCD(Charge Coupled Device )等の固体撮像素子により構成され、レンズ部22を介して入射される被写体像を撮像面上に結像させ、光電変換により画像信号を生成し、これを情報信号の1つとしてマイクロプロセッサ25へ送信する。
【0028】
またこの撮像部24は、マイクロプロセッサ25から供給される駆動信号に基づき、レンズ部22に対して自動絞り制御動作や自動焦点制御動作を実行する。また撮像部24は、かかる駆動信号に基づき、被写体に対する撮影画角を変更する。これにより、撮像部24は、撮影倍率を順次調整して被写体を撮像することが可能となる。
【0029】
マイクロプロセッサ25は、情報処理装置5から第1の入力端子31を介して受信した情報信号に基づいて、パンチルタ部3又はレンズ制御部23を駆動するための駆動信号を生成し、これをパンチルタ部3又はレンズ制御部23へ送信する。またこのマイクロプロセッサ25は、上述の第1の入力端子31を介して受信した情報信号、或いは撮像部24により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子33を介して撮像装置2bへ送信するように制御する。更に、このマイクロプロセッサ25は、LPF37により高域成分を除去された判別信号を判別し、かかる判別結果に応じて接続切替部35を制御する。
【0030】
接続切替部35は、マイクロプロセッサ25による制御に基づき、スイッチを図2中A側、或いはB側へ切り替える。この接続切替部35によりA側に切り替えられた場合には、マイクロプロセッサ25の出力端TXDと、第1の出力端子32とが接続されることになる。一方、この接続切替部35によりB側に切り替えられた場合には、第2の入力端子34と、第1の出力端子32とが接続されることになる。
【0031】
インバータ36は、抽出した判別信号の論理状態を反転させる。このインバータ36は、判別信号の論理状態がHiである場合に、これをLowに変更する。また、このインバータ36は、判別信号の論理状態がLowである場合に、これをHiに変更する。ちなみに本発明を適用した撮像装置2では、このインバータ36を省略して、構成要素数を削減することも可能である。
【0032】
LPF37は、インダクタとコンデンサの特性を利用して一定周波数以下の信号のみを通過させるいわゆる電気的フィルタであり、インバータ36から出力された判別信号の高域成分を除去して、これをマイクロプロセッサ25へ出力する。なおインバータ36を省略する場合には、このLPF37が、第2の入力端子34における出力電圧を判別信号として直接抽出するようにしてもよい。
【0033】
次に、図1に示すように撮像装置2a、2b、2cから構成される撮像システム1の動作につき説明をする。
【0034】
情報処理装置5は、例えば撮像装置2aを制御する場合において、その旨の制御情報を含む情報信号を生成し、これにつきネットワークケーブル6を介して送信する。撮像装置2aは、当該情報信号を受けて所定の撮像動作を実行する。また情報処理装置5は、例えば撮像装置2bを制御する場合において、その旨の制御情報を含む情報信号を生成し、これにつき、ネットワークケーブル6、撮像装置2aを介して送信する。撮像装置2bは、当該情報信号を受けて所定の撮像動作を実行する。
【0035】
また、撮像装置2aにより撮像された画像に基づく情報信号を情報処理装置5へ転送する場合には、ネットワークケーブル6、撮像装置2bを介して撮像装置2cへこれを一度転送した後、再びネットワークケーブル6、撮像装置2bを介してこれを受信した上で情報処理装置5へ転送することになる。
【0036】
撮像システム1は、状況に応じてデイジーチェーン接続する各撮像装置2をフレキシブルに増設し、或いは省略することができる。このため、各撮像装置2は、隣接する他の撮像装置の接続状態を随時監視して、内部の接続状況を変更する必要がある。
【0037】
各撮像装置2につき、隣接する他の撮像装置2の接続状態を随時監視して内部の接続状況を変更する場合につき、撮像装置2aを例にとり説明する。
【0038】
撮像装置2aにおいて、撮像装置2bが接続されていない場合には、撮像システム1全体からみて、情報処理装置5と撮像装置2aが対になって接続されているに過ぎない。かかる場合において撮像装置2aは、情報処理装置5から送信された情報信号を第1の入力端子31を介して受信し、これに基づいて撮像部24を制御する。また撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、接続切替部35のスイッチを図2中A側に切り替えることにより、マイクロプロセッサ25の出力端TXDから第2の出力端子32を介して当該情報信号を転送する。
【0039】
また、この撮像装置2aにおいて、図3に示すように撮像装置2bが接続されている場合には、情報処理装置5から送信された情報信号を第1の入力端子31を介して受信し、これに基づいて撮像部24を制御する。また、マイクロプロセッサ25が、情報処理装置5から送信された情報信号が撮像装置2bにつき制御するための情報信号であると識別した場合には、これを第2の出力端子33を介して撮像装置2bへ送信する。また撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、マイクロプロセッサ25から第2の出力端子33を介してこれを一度撮像装置2bへ送信する。
【0040】
撮像装置2bは、撮像装置2aから第1の入力端子31を介して上述した情報信号を受信し、これに基づいて自身の撮像部24を制御する。また撮像装置2bは、撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、マイクロプロセッサ25から第1の出力端子32を介してこれを撮像装置2aへ送信する。更にこの撮像装置2bは、撮像装置2aにより撮像された画像に基づく情報信号を受けた場合には、これを第1の出力端子32を介して撮像装置2aへ送信する。ちなみに、この撮像装置2bにおける接続切替部35は、撮像装置2cが接続されていない場合には、図3中A側に切り替えられた状態となる。
【0041】
撮像装置2aは、撮像装置2bから第2の入力端子34を介して受信した情報信号を第1の出力端子32を介して情報処理装置5に転送する。このとき、第2の入力端子34と、第2の出力端子32とを接続する必要があるため、マイクロプロセッサ25は、接続切替部35のスイッチを図2中B側に切り替えるように制御する。
【0042】
即ち、この撮像装置2aは、撮像装置2bが接続されていない旨につきマイクロプロセッサ25を介して判別した場合には、接続切替部35のスイッチをA側に切り替えることにより、第1の入力端子31、マイクロプロセッサ25、第2の出力端子32からなる情報信号の経路を作り出す。一方、この撮像装置2aは、撮像装置2bが接続されている旨につきマイクロプロセッサ25を介して判別した場合に、接続切替部35のスイッチをB側に切り替えることにより、第1の入力端子31、マイクロプロセッサ25、第2の出力端子33からなる情報信号の経路と、第2の入力端子34から第1の出力端子32からなる情報信号の経路を作り出すことができ、上述の如くリング状のデイジーチェーン接続が実現されることになる。
【0043】
なお、撮像装置2aに撮像装置2bが接続されていない場合には、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態はHiであるが、撮像装置2bが接続された場合には、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態はHiからLowへ変化する。
【0044】
撮像装置2aでは、かかる現象に着目し、撮像装置2bが接続されているか否かの判別を、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態に基づいて行う。具体的には、第2の入力端子34における出力電圧を上述の如く撮像装置2bとの接続状態を示す判別信号として抽出する。ちなみに、この判別信号の抽出は、第2の入力端子34から接続切替部35の如何なる箇所における電圧値を抽出することにより実現するようにしてもよい。
【0045】
抽出された判別信号の論理状態は、インバータ36により反転させられる。例えば、撮像装置2bが接続された結果、Lowからなる判別信号は、このインバータ36によりHiへ変換されることになる。
【0046】
インバータ36を通過した判別信号は、LPF37により高域成分を除去される。仮に撮像装置2bが接続され、更に通信状態に入っている場合には、第2の入力端子34に対して情報信号も送られてくる。このため、第2の入力端子34の出力電圧で構成される判別信号には、図4(a)に示すように、いわゆる差動伝送方式に基づいて伝送されてくる情報信号成分が重畳される場合がある。かかる情報信号に対応する高域成分をこのLPF37で除去することにより、マイクロプロセッサ25は、図4(b)に示すように、撮像装置2bの接続状態を示す論理信号のみを取得することが可能となり、ひいては当該接続状態を容易に判別することが可能となる。
【0047】
ちなみに、このマイクロプロセッサ25による判別信号の判別並びに接続切替部35の切替のタイミングは、撮像装置2の電源投入時に実行するようにしてもよいし、通信中においても所定の間隔をおいて実行するようにしてもよい。これにより、撮像装置2aに接続される他の撮像装置2が付け替えられる場合であっても随時これを判別することが可能となる。
【0048】
このように本発明を適用した撮像装置2は、他の撮像装置2の接続状態に応じて、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、当該出力電圧を判別信号として抽出してかかる接続状態を判別し、リング状のデイジーチェーン接続が実現されるように、自身の接続切替部35を制御する。
これにより、本発明を適用した撮像装置2は、他の撮像装置2における接続状態の判別につき、そのための専用線を特に敷設することなく、情報信号を送受信するための信号線のみに基づいて実現することができる。特にRS−422伝送方式では、撮像装置間の通信距離が最長1.2kmにも亘る場合があるが、この撮像システム1では長距離に亘る専用線を別途敷設する必要がなくなる。またRS−422伝送方式では、差動伝送方式を採用するために、通常2本の専用線を敷設しなければならないが、この撮像システム1では、2本の専用線を省略して通信線のみで上記判別を実行することができるため、コスト面においても有利性を確保することが可能となる。
【0049】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えばRS−422伝送方式以外の通信方式を採用する場合であっても適用可能である。また、差動伝送方式以外の通信方式を採用する場合であっても適用可能である。また、本発明は、撮像装置以外の他の電子機器に対して適用しても同様の効果が得られる。
【0050】
更に、上述した判別信号は、あくまで第2の入力端子34の出力電圧に基づくものであれば足り、論理状態がHiかLowかによって判別する場合に限定されるものではない。
【0051】
また、本発明は、例えば図5に示すように、LPF37を省略するようにしてもよい。この図5に示す構成では、第2の入力端子34を、通信線51又は監視線52へ接続するためのスイッチ50が新たに設けられる。このスイッチ50は、マイクロプロセッサ25により制御され、第2の入力端子における出力電圧を監視する場合には、監視線52側に切り替えられ、監視装置2bから情報信号を受信する場合には、通信線51側に切り替えられる。
【0052】
マイクロプロセッサ25は、通信を行う時間帯が既知である場合には、スイッチ50を監視線52側に切り替えるタイミングが、かかる時間帯以外となるようにこれを制御する。マイクロプロセッサ25は、第2の入力端子34の出力電圧を上述の如く判別信号として抽出して、撮像装置2bに対する接続状況を判別することができる。スイッチ50の監視線52側への切り替えを、通信を行っていない時間帯において、所定の間隔をおいて複数回実行するようにしてもよい。これにより、撮像装置2aに接続される他の撮像装置2が付け替えられる場合であっても随時これを判別することが可能となる。
【0053】
また、このマイクロプロセッサ25は、通信を行う時間帯が既知でない場合であっても、通信線51を介して情報信号が送信されてこない場合には、撮像装置2bとの間で通信が行われていないものとして、スイッチ50を監視線52側に切り替えるようにしてもよいことは勿論である。
【0054】
即ち、本発明を適用した撮像装置2は、この図5に示す構成を採用することにより、LPF37を設ける必要がなくなることから、撮像システム2全体の構成をより簡略化することができ、更なるコスト削減を図ることも可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した撮像装置並びに撮像システムでは、他の撮像装置の接続状態に応じて、第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、当該出力電圧を判別信号として抽出してかかる接続状態を判別し、リング状のデイジーチェーン接続が実現されるように、自身の接続切替部を制御する。
【0056】
これにより、本発明を適用した撮像装置並びに撮像システムでは、他の撮像装置における接続状態の判別につき、そのための専用線を特に敷設することなく、情報信号を送受信するための信号線のみに基づいて実現することができる。特にRS−422伝送方式において、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する場合には、最長1.2kmもの長距離に亘る専用線が別途必要となるが、本発明では、通信線のみで上記判別を実行することができるため、コスト面においても有利性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像システムの構成図である。
【図2】本発明を適用した撮像装置の構成図である。
【図3】本発明を適用した撮像装置に対して他の撮像装置が接続された場合につき説明するための図である。
【図4】ローパスフィルタ(LPF)により判別信号の高域成分を除去する場合につき説明するための図である。
【図5】本発明を適用した撮像装置において、LPFを省略する構成につき説明するための図である。
【図6】従来の撮像システムの構成につき説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像システム、2 撮像装置、3 パンチルタ部、5 情報制御装置、6ネットワークケーブル、22 レンズ部、24 撮像部、25 マイクロプロセッサ、31 第1の入力端子、32 第1の出力端子、33 第2の出力端子、34 第2の入力端子、35 接続切替部、36 インバータ、37 LPF
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する撮像装置、並びにカメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する1以上の撮像装置と上記撮像装置を制御する情報制御装置とがデイジーチェーン接続されて構成される撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より広く用いられている電子スチルカメラは、被写体を撮像することでレンズを通過した光を、CCD等の固体撮像素子によりの画像信号に変換し、これを記録媒体に記録し、また記録した画像信号を再生することができる。また電子スチルカメラの多くは、撮像した静止画像を表示することができるモニタを備え、これまでに記録した静止画像のうち特定のものを選択して表示することができる。この電子スチルカメラにおいて、モニタに供給される画像信号は、一画面毎の被写体に対応するものである。このため、同時に表示される画像は狭い範囲のものとなり、広範囲の状況を監視することができなかった。
【0003】
このため、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像し、これらを合成してパノラマ画像を得ることにより、広範囲の状況を監視することができるモニタリングシステムが普及しており、かかるパノラマ画像の合成精度を向上させることができる画像信号撮像装置も近年において提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この特許文献1に示される画像信号撮像装置は、隣接する単位画像の位置に目標枠および可動マークが表示されるので、ユーザは、パノラマ画像を合成するための単位画像を簡単に撮影することができ、互いに隣接する単位画像間の重複率等予め設定されたパラメータが大きく異なることがなくなるため、パノラマ画像の合成精度を向上させることができる。
【0005】
また、撮影した単位画像に応じて継ぎ合わせる場所や幅を可変にすることにより、品質の高いパノラマ画像を作成することができるパノラマ画像作成方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
また、撮像した単位画像を仮想球面上に写像して連結することにより、連結部に歪みのないパノラマ画像を生成することができるパノラマ画像生成装置も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0007】
また、少ない操作で360°のパノラマ画像を得ることができるディジタル撮像装置も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。このディジタル撮像装置では、2つの単位画像を連結するための境界処理につき、360°全て実行されていない場合には、撮像装置本体と協動してことによりパノラマ撮影を実現することができる。
【0008】
更には、このような撮像装置が複数個デイジーチェーン接続され、それぞれにつき情報制御装置により制御する撮像システムも提案されている。
【0009】
この撮像システム7は、例えば図6に示すように、被写体を撮像して画像信号を生成する複数の撮像装置71と、各撮像装置71を制御するための情報制御装置72とが、例えばRS−232伝送方式等に基づくケーブルを介して接続されている。
【0010】
撮像装置71は、パン、チルトの2軸につき撮影方向を自在に変更するためのパンチルタ部と、被写体を撮像する撮像部より構成される。この撮像装置71は、情報処理装置72による制御に応じて、撮影方向を水平方向又は垂直方向へ旋回し、撮影画角を順次変更することにより撮影倍率を拡大又は縮小して、被写体を撮像する。この撮像装置71は、一の情報制御装置72に対して、複数設置されることにより、同一の被写体につき、互いに異なる撮影角度で撮像することができ、多角的な画像情報を得ることが可能となる。
【0011】
情報制御装置72は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の電子機器により構成され、各撮像装置71からケーブルを介して伝送される画像信号を記録し、また記録した画像信号につき図示しないディスプレイを介してユーザに表示する。また、この情報制御装置72は、この撮像システム7全体を制御するためのいわゆる中央制御装置としての役割も担い、撮影方向や撮影倍率等の情報を含む制御信号を、各撮像装置71に伝送する。
【0012】
このRS−232伝送方式において、各撮像装置71におけるデイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを、上述した制御信号や画像信号を伝送する通信線75と別に設けた専用線76を介して実行する。即ち、各撮像装置71は、この専用線76の論理状態を随時監視して、隣接する他の撮像装置の接続を確認する。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−101895号公報
【特許文献2】
特開平06−303561号公報
【特許文献3】
特開平11−008845号公報
【特許文献4】
特開平11−122521号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したRS−232方式に基づく撮像システムでは、規格上その通信可能距離は10m程度と短いため、各撮像装置を長距離に亘って複数配置することにより、広範な領域における画像情報を取得することができない。このため、デイジーチェーン接続された各撮像装置を差動伝送方式に基づいて制御するRS−422伝送方式が提案されている。このRS−422伝送方式では、各撮像装置間における通信距離を1.2kmまで延長することができる。
【0015】
しかしながら、このようなRS−422伝送方式において、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する場合には、最長1.2kmもの長距離に亘る専用線が別途必要となり、また差動伝送方式を採用するために常時2本の専用線を敷設しなければならないため、コスト面においても合理性を欠くという問題点がある。
【0016】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、専用線を別途敷設することなく、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行することができる撮像装置を提供すること、並びに撮像装置が複数個デイジーチェーン接続されてなる撮像システムにおいて、各撮像装置につき専用線を別途敷設することなく通信回路の切り替えを実行することができる撮像システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、他の撮像装置の接続状態に応じて、かかる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、これを判別信号として抽出することにより、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する撮像装置並びに撮像システムを発明した。即ち、本発明を適用した撮像装置は、上述の課題を解決するために、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する撮像装置において、ケーブル接続された電子機器から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いはケーブル接続された他の電子機器に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、上記他の電子機器から情報信号を受信するための第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記制御手段による制御に基づき、上記電子機器に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段と、上記第2の入力端子における出力電圧を上記他の電子機器との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタとを備え、上記制御手段は、上記ローパスフィルタから出力される判別信号に基づいて上記接続切替手段を制御する。
【0018】
また本発明を適用した撮像システムは、カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する1以上の撮像装置と、上記撮像装置を制御する情報制御装置とがデイジーチェーン接続されて構成される撮像システムにおいて、上記撮像装置は、他の撮像装置又は情報制御装置から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いは更なる他の撮像装置に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、上記更なる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧を、上記更なる他の撮像装置との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタと、上記第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記ローパスフィルタから出力される判別信号を識別した上記制御手段による制御に基づき、上記他の撮像装置又は上記情報制御装置に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段とを備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明を適用した撮像システム1は、例えば図1に示すように、被写体を撮像して画像信号を生成する複数の撮像装置2と、各撮像装置2を制御するための情報制御装置5とが、例えばRS(Recommended Standard)−422伝送方式等に基づくネットワークケーブル6を介してデイジーチェーン接続されている。
【0020】
撮像装置2は、後述するパンチルタ部を構成する回転台上に配設され、情報制御装置5による制御に応じて、撮影方向を水平方向或いは垂直方向に調整しつつ、被写体を撮像する。またこの撮像装置2は、情報処理装置5による制御に応じて、撮影画角を順次変更することにより、撮影倍率を拡大又は縮小して、被写体を撮像する。この撮像装置2は、一の情報処理装置5に対して複数設置することにより、同一の被写体につき、互いに異なる撮影角度で撮像することができ、多面的な画像情報を得ることが可能となる。
【0021】
また、この撮像装置2は、情報処理装置から近い順に1、2、3、・・とアドレス番号が付与され、このアドレス番号に基づいて情報処理装置5による制御が実行されることになる。以下の説明では、アドレス番号1〜3が付与された撮像装置2を、順に撮像装置2a、2b、2cという。
【0022】
情報処理装置5は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の電子機器により構成され、撮像装置2から伝送される情報信号を記録し、また記録した情報信号につき図示しないディスプレイを介してユーザに表示する。またこの情報処理装置5は、ユーザから所望の画像領域又は画像位置が指定された場合には、記録した画像信号の中から最適なものを選択してこれを表示するように制御する。この情報処理装置5は、この撮像システム1全体を制御するためのいわゆる中央制御装置としての役割も担い、撮影方向や撮影倍率等の制御情報を含む情報信号を、各撮像装置2に伝送する。
【0023】
ネットワークケーブル6は、例えばRS−422伝送方式に基づくケーブルが適用される。このRS−422伝送方式は、RS−232の上位互換のシリアルインターフェースとしてEIA(電子工業協会)によって規格化されたものであり、いわゆる差動伝送方式に基づいて情報信号を伝送する。このため、ノイズの発生を抑制しつつ、最長1.2kmに亘る長距離伝送が実現可能となる。情報処理装置5は、各撮像装置4間で一方通行のリングが構成されるように、ネットワークケーブル6を介してデイジーチェーン接続することにより、各撮像装置4において撮像された様々な地点における画像情報を容易に取得することができ、ひいては広範な領域を一の情報処理装置5で監視することが可能となる。
【0024】
次に撮像装置2の詳細な構成につき、アドレス番号として1が付与された撮像装置2aを例にとり説明をする。この撮像装置2aは、上述したように、情報処理装置5との間でネットワークケーブル6を介して情報信号を送受信し、またアドレス番号2が付与された撮像装置2bが接続されている場合には、当該撮像装置2bとの間でネットワークケーブル6を介して情報信号を送受信する。
【0025】
この撮像装置2は、例えば図2に示すように、撮像方向を変更するための回転台を制御するPan部3a、Tilt部3bを有するパンチルタ部3と、レンズ部22の光軸に直交する位置に配設される撮像部24と、主として撮像部24を制御するマイクロプロセッサ25と、ネットワークケーブル6aを介して接続された情報処理装置5から情報信号を受信する第1の入力端子31並びに当該情報処理装置5に対して情報信号を送信する第1の出力端子32と、ネットワークケーブル6bを介して接続された撮像装置2bに対して情報信号を送信する第2の出力端子33並びに当該撮像装置2bから情報信号を受信する第2の入力端子34と、デイジーチェーン接続の切り替えを実行する接続切替部35と、上記第2の入力端子34における出力電圧を上記撮像装置2bとの接続状態を示す判別信号として抽出し、これにつき論理状態を反転させるインバータ36と、インバータ36から出力された判別信号につき高域成分を除去するローパスフィルタ(LPF)37とを備えている。
【0026】
パンチルタ部3は、マイクロプロセッサ25からの駆動信号に基づき、回転台の駆動源として構成されているステッピングモータを回転させる。これにより回転台上に載置される撮像部24を水平方向、或いは垂直方向へ旋回させることができる。
【0027】
撮像部24は、例えばCCD(Charge Coupled Device )等の固体撮像素子により構成され、レンズ部22を介して入射される被写体像を撮像面上に結像させ、光電変換により画像信号を生成し、これを情報信号の1つとしてマイクロプロセッサ25へ送信する。
【0028】
またこの撮像部24は、マイクロプロセッサ25から供給される駆動信号に基づき、レンズ部22に対して自動絞り制御動作や自動焦点制御動作を実行する。また撮像部24は、かかる駆動信号に基づき、被写体に対する撮影画角を変更する。これにより、撮像部24は、撮影倍率を順次調整して被写体を撮像することが可能となる。
【0029】
マイクロプロセッサ25は、情報処理装置5から第1の入力端子31を介して受信した情報信号に基づいて、パンチルタ部3又はレンズ制御部23を駆動するための駆動信号を生成し、これをパンチルタ部3又はレンズ制御部23へ送信する。またこのマイクロプロセッサ25は、上述の第1の入力端子31を介して受信した情報信号、或いは撮像部24により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子33を介して撮像装置2bへ送信するように制御する。更に、このマイクロプロセッサ25は、LPF37により高域成分を除去された判別信号を判別し、かかる判別結果に応じて接続切替部35を制御する。
【0030】
接続切替部35は、マイクロプロセッサ25による制御に基づき、スイッチを図2中A側、或いはB側へ切り替える。この接続切替部35によりA側に切り替えられた場合には、マイクロプロセッサ25の出力端TXDと、第1の出力端子32とが接続されることになる。一方、この接続切替部35によりB側に切り替えられた場合には、第2の入力端子34と、第1の出力端子32とが接続されることになる。
【0031】
インバータ36は、抽出した判別信号の論理状態を反転させる。このインバータ36は、判別信号の論理状態がHiである場合に、これをLowに変更する。また、このインバータ36は、判別信号の論理状態がLowである場合に、これをHiに変更する。ちなみに本発明を適用した撮像装置2では、このインバータ36を省略して、構成要素数を削減することも可能である。
【0032】
LPF37は、インダクタとコンデンサの特性を利用して一定周波数以下の信号のみを通過させるいわゆる電気的フィルタであり、インバータ36から出力された判別信号の高域成分を除去して、これをマイクロプロセッサ25へ出力する。なおインバータ36を省略する場合には、このLPF37が、第2の入力端子34における出力電圧を判別信号として直接抽出するようにしてもよい。
【0033】
次に、図1に示すように撮像装置2a、2b、2cから構成される撮像システム1の動作につき説明をする。
【0034】
情報処理装置5は、例えば撮像装置2aを制御する場合において、その旨の制御情報を含む情報信号を生成し、これにつきネットワークケーブル6を介して送信する。撮像装置2aは、当該情報信号を受けて所定の撮像動作を実行する。また情報処理装置5は、例えば撮像装置2bを制御する場合において、その旨の制御情報を含む情報信号を生成し、これにつき、ネットワークケーブル6、撮像装置2aを介して送信する。撮像装置2bは、当該情報信号を受けて所定の撮像動作を実行する。
【0035】
また、撮像装置2aにより撮像された画像に基づく情報信号を情報処理装置5へ転送する場合には、ネットワークケーブル6、撮像装置2bを介して撮像装置2cへこれを一度転送した後、再びネットワークケーブル6、撮像装置2bを介してこれを受信した上で情報処理装置5へ転送することになる。
【0036】
撮像システム1は、状況に応じてデイジーチェーン接続する各撮像装置2をフレキシブルに増設し、或いは省略することができる。このため、各撮像装置2は、隣接する他の撮像装置の接続状態を随時監視して、内部の接続状況を変更する必要がある。
【0037】
各撮像装置2につき、隣接する他の撮像装置2の接続状態を随時監視して内部の接続状況を変更する場合につき、撮像装置2aを例にとり説明する。
【0038】
撮像装置2aにおいて、撮像装置2bが接続されていない場合には、撮像システム1全体からみて、情報処理装置5と撮像装置2aが対になって接続されているに過ぎない。かかる場合において撮像装置2aは、情報処理装置5から送信された情報信号を第1の入力端子31を介して受信し、これに基づいて撮像部24を制御する。また撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、接続切替部35のスイッチを図2中A側に切り替えることにより、マイクロプロセッサ25の出力端TXDから第2の出力端子32を介して当該情報信号を転送する。
【0039】
また、この撮像装置2aにおいて、図3に示すように撮像装置2bが接続されている場合には、情報処理装置5から送信された情報信号を第1の入力端子31を介して受信し、これに基づいて撮像部24を制御する。また、マイクロプロセッサ25が、情報処理装置5から送信された情報信号が撮像装置2bにつき制御するための情報信号であると識別した場合には、これを第2の出力端子33を介して撮像装置2bへ送信する。また撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、マイクロプロセッサ25から第2の出力端子33を介してこれを一度撮像装置2bへ送信する。
【0040】
撮像装置2bは、撮像装置2aから第1の入力端子31を介して上述した情報信号を受信し、これに基づいて自身の撮像部24を制御する。また撮像装置2bは、撮像した画像に基づいて生成した情報信号を情報処理装置5に転送する場合には、マイクロプロセッサ25から第1の出力端子32を介してこれを撮像装置2aへ送信する。更にこの撮像装置2bは、撮像装置2aにより撮像された画像に基づく情報信号を受けた場合には、これを第1の出力端子32を介して撮像装置2aへ送信する。ちなみに、この撮像装置2bにおける接続切替部35は、撮像装置2cが接続されていない場合には、図3中A側に切り替えられた状態となる。
【0041】
撮像装置2aは、撮像装置2bから第2の入力端子34を介して受信した情報信号を第1の出力端子32を介して情報処理装置5に転送する。このとき、第2の入力端子34と、第2の出力端子32とを接続する必要があるため、マイクロプロセッサ25は、接続切替部35のスイッチを図2中B側に切り替えるように制御する。
【0042】
即ち、この撮像装置2aは、撮像装置2bが接続されていない旨につきマイクロプロセッサ25を介して判別した場合には、接続切替部35のスイッチをA側に切り替えることにより、第1の入力端子31、マイクロプロセッサ25、第2の出力端子32からなる情報信号の経路を作り出す。一方、この撮像装置2aは、撮像装置2bが接続されている旨につきマイクロプロセッサ25を介して判別した場合に、接続切替部35のスイッチをB側に切り替えることにより、第1の入力端子31、マイクロプロセッサ25、第2の出力端子33からなる情報信号の経路と、第2の入力端子34から第1の出力端子32からなる情報信号の経路を作り出すことができ、上述の如くリング状のデイジーチェーン接続が実現されることになる。
【0043】
なお、撮像装置2aに撮像装置2bが接続されていない場合には、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態はHiであるが、撮像装置2bが接続された場合には、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態はHiからLowへ変化する。
【0044】
撮像装置2aでは、かかる現象に着目し、撮像装置2bが接続されているか否かの判別を、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態に基づいて行う。具体的には、第2の入力端子34における出力電圧を上述の如く撮像装置2bとの接続状態を示す判別信号として抽出する。ちなみに、この判別信号の抽出は、第2の入力端子34から接続切替部35の如何なる箇所における電圧値を抽出することにより実現するようにしてもよい。
【0045】
抽出された判別信号の論理状態は、インバータ36により反転させられる。例えば、撮像装置2bが接続された結果、Lowからなる判別信号は、このインバータ36によりHiへ変換されることになる。
【0046】
インバータ36を通過した判別信号は、LPF37により高域成分を除去される。仮に撮像装置2bが接続され、更に通信状態に入っている場合には、第2の入力端子34に対して情報信号も送られてくる。このため、第2の入力端子34の出力電圧で構成される判別信号には、図4(a)に示すように、いわゆる差動伝送方式に基づいて伝送されてくる情報信号成分が重畳される場合がある。かかる情報信号に対応する高域成分をこのLPF37で除去することにより、マイクロプロセッサ25は、図4(b)に示すように、撮像装置2bの接続状態を示す論理信号のみを取得することが可能となり、ひいては当該接続状態を容易に判別することが可能となる。
【0047】
ちなみに、このマイクロプロセッサ25による判別信号の判別並びに接続切替部35の切替のタイミングは、撮像装置2の電源投入時に実行するようにしてもよいし、通信中においても所定の間隔をおいて実行するようにしてもよい。これにより、撮像装置2aに接続される他の撮像装置2が付け替えられる場合であっても随時これを判別することが可能となる。
【0048】
このように本発明を適用した撮像装置2は、他の撮像装置2の接続状態に応じて、第2の入力端子34における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、当該出力電圧を判別信号として抽出してかかる接続状態を判別し、リング状のデイジーチェーン接続が実現されるように、自身の接続切替部35を制御する。
これにより、本発明を適用した撮像装置2は、他の撮像装置2における接続状態の判別につき、そのための専用線を特に敷設することなく、情報信号を送受信するための信号線のみに基づいて実現することができる。特にRS−422伝送方式では、撮像装置間の通信距離が最長1.2kmにも亘る場合があるが、この撮像システム1では長距離に亘る専用線を別途敷設する必要がなくなる。またRS−422伝送方式では、差動伝送方式を採用するために、通常2本の専用線を敷設しなければならないが、この撮像システム1では、2本の専用線を省略して通信線のみで上記判別を実行することができるため、コスト面においても有利性を確保することが可能となる。
【0049】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えばRS−422伝送方式以外の通信方式を採用する場合であっても適用可能である。また、差動伝送方式以外の通信方式を採用する場合であっても適用可能である。また、本発明は、撮像装置以外の他の電子機器に対して適用しても同様の効果が得られる。
【0050】
更に、上述した判別信号は、あくまで第2の入力端子34の出力電圧に基づくものであれば足り、論理状態がHiかLowかによって判別する場合に限定されるものではない。
【0051】
また、本発明は、例えば図5に示すように、LPF37を省略するようにしてもよい。この図5に示す構成では、第2の入力端子34を、通信線51又は監視線52へ接続するためのスイッチ50が新たに設けられる。このスイッチ50は、マイクロプロセッサ25により制御され、第2の入力端子における出力電圧を監視する場合には、監視線52側に切り替えられ、監視装置2bから情報信号を受信する場合には、通信線51側に切り替えられる。
【0052】
マイクロプロセッサ25は、通信を行う時間帯が既知である場合には、スイッチ50を監視線52側に切り替えるタイミングが、かかる時間帯以外となるようにこれを制御する。マイクロプロセッサ25は、第2の入力端子34の出力電圧を上述の如く判別信号として抽出して、撮像装置2bに対する接続状況を判別することができる。スイッチ50の監視線52側への切り替えを、通信を行っていない時間帯において、所定の間隔をおいて複数回実行するようにしてもよい。これにより、撮像装置2aに接続される他の撮像装置2が付け替えられる場合であっても随時これを判別することが可能となる。
【0053】
また、このマイクロプロセッサ25は、通信を行う時間帯が既知でない場合であっても、通信線51を介して情報信号が送信されてこない場合には、撮像装置2bとの間で通信が行われていないものとして、スイッチ50を監視線52側に切り替えるようにしてもよいことは勿論である。
【0054】
即ち、本発明を適用した撮像装置2は、この図5に示す構成を採用することにより、LPF37を設ける必要がなくなることから、撮像システム2全体の構成をより簡略化することができ、更なるコスト削減を図ることも可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した撮像装置並びに撮像システムでは、他の撮像装置の接続状態に応じて、第2の入力端子における出力電圧の論理状態が変化することに着目し、当該出力電圧を判別信号として抽出してかかる接続状態を判別し、リング状のデイジーチェーン接続が実現されるように、自身の接続切替部を制御する。
【0056】
これにより、本発明を適用した撮像装置並びに撮像システムでは、他の撮像装置における接続状態の判別につき、そのための専用線を特に敷設することなく、情報信号を送受信するための信号線のみに基づいて実現することができる。特にRS−422伝送方式において、デイジーチェーン接続における通信回路の切り替えを実行する場合には、最長1.2kmもの長距離に亘る専用線が別途必要となるが、本発明では、通信線のみで上記判別を実行することができるため、コスト面においても有利性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像システムの構成図である。
【図2】本発明を適用した撮像装置の構成図である。
【図3】本発明を適用した撮像装置に対して他の撮像装置が接続された場合につき説明するための図である。
【図4】ローパスフィルタ(LPF)により判別信号の高域成分を除去する場合につき説明するための図である。
【図5】本発明を適用した撮像装置において、LPFを省略する構成につき説明するための図である。
【図6】従来の撮像システムの構成につき説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像システム、2 撮像装置、3 パンチルタ部、5 情報制御装置、6ネットワークケーブル、22 レンズ部、24 撮像部、25 マイクロプロセッサ、31 第1の入力端子、32 第1の出力端子、33 第2の出力端子、34 第2の入力端子、35 接続切替部、36 インバータ、37 LPF
Claims (8)
- カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する撮像装置において、
ケーブル接続された電子機器から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いはケーブル接続された他の電子機器に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、
上記他の電子機器から情報信号を受信するための第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記制御手段による制御に基づき、上記電子機器に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段と、
上記第2の入力端子における出力電圧を上記他の電子機器との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタとを備え、
上記制御手段は、上記ローパスフィルタから出力される判別信号に基づいて上記接続切替手段を制御すること
を特徴とする撮像装置。 - 上記制御手段は、上記判別信号に基づいて、上記他の電子機器へ接続されている旨を判別した場合には、上記第2の入力端子が上記第1の出力端子へ接続されるように上記接続切替手段を制御し、また上記他の電子機器へ接続されていない旨を判別した場合には、上記制御手段の出力端が上記第1の出力端子へ接続されるように上記接続切替手段を制御すること
を特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 上記第2の入力端子には、上記他の電子機器から作動伝送方式に基づく情報信号が供給されること
を特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 上記第2の入力端子には、上記他の電子機器からRS−422伝送方式に基づく情報信号が供給されること
を特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - カメラ撮像部を水平又は垂直方向に旋回させて被写体を撮像する1以上の撮像装置と、上記撮像装置を制御する情報制御装置とがデイジーチェーン接続されて構成される撮像システムにおいて、
上記撮像装置は、
他の撮像装置又は情報制御装置から第1の入力端子を介して受信した情報信号に基づき上記カメラ撮像部を制御し、或いは更なる他の撮像装置に対して上記情報信号又は上記カメラ撮像部により撮像された画像に基づく情報信号を第2の出力端子を介して送信する制御手段と、
上記更なる他の撮像装置から情報信号を受信するための第2の入力端子における出力電圧を、上記更なる他の撮像装置との接続状態を示す判別信号として高域成分を除去するローパスフィルタと、
上記第2の入力端子、又は上記制御手段が情報信号を出力するための出力端を、上記ローパスフィルタから出力される判別信号を識別した上記制御手段による制御に基づき、上記他の撮像装置又は上記情報制御装置に情報信号を送信するための第1の出力端子へ接続する接続切替手段とを備えること
を特徴とする撮像システム。 - 上記制御手段は、上記判別信号より、上記更なる他の撮像装置へ接続されている旨を判別した場合には、上記第2の入力端子が上記第1の出力端子へ接続されるように上記接続切替手段を制御し、また上記更なる他の撮像装置へ接続されていない旨を判別した場合には、上記制御手段の出力端が上記第1の出力端子へ接続されるように上記接続切替手段を制御すること
を特徴とする請求項5記載の撮像システム。 - 上記1以上の撮像装置並びに情報制御装置は、互いに差動伝送方式に基づく情報信号を送受信すること
を特徴とする請求項5記載の撮像システム。 - 上記1以上の撮像装置並びに情報制御装置は、互いにRS−422伝送方式に基づく情報信号を送受信すること
を特徴とする請求項5記載の撮像システム。
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