JP2004356516A - チョークコイル及びチョークコイルの製造方法 - Google Patents

チョークコイル及びチョークコイルの製造方法 Download PDF

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宏司 鈴木
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淳 高橋
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Abstract

【課題】電流容量が大きくインダクタンスのバラツキのない小型のチョークコイルを製造する。
【解決手段】銅箔(91)と合成樹脂膜(95)とが積層されて一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状であって、両端部近傍部分の銅箔(91)を除いて合成樹脂膜(95)が銅箔表面に積層されて両端部近傍の銅箔(91)を接続端子部(65,67)としたコイル板(61)の多数枚を、順次接続端子部(65,67)で相互に接続して多数回の巻回数を有するコイル(80)を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チョークコイルと呼ばれるコイルに関するものであり、尚詳しくは、数キロボルト程度以下で十アンペア程度以下の容量を備えるチョークコイルであって、比較的大きな電力を必要とする負荷に電力を供給する回路においてノイズを除去するチョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、数キロボルトアンペア程度のチョークコイルは、フェライト素材等のコアに絶縁被覆を施した銅線を巻回して形成し、コイルの巻回数及びコア形状によりインダクタンスを調整し、且つ、素材に応じたコア形状により磁気飽和を起こさないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
フェライトなどのコアに銅線を巻回したチョークコイルでは、巻回を注意深く行っても巻線の偏りによってインダクタンスにバラツキが生じることがあった。
又、巻線の折り返し部に浮遊容量が発生し、周波数特性が悪化することもあった。
【0004】
そして、銅線を多数回巻回した大容量のチョークコイルでは、使用時の振動により巻線間で相互に摩擦が生じ、銅線の絶縁被覆が破損することもあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、銅箔(91)と合成樹脂膜(95)とが積層されて一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状のフレキシブル基板であって、両端部近傍部分の銅箔(91)を除いて合成樹脂膜(95)が銅箔表面に積層されて両端部近傍の銅箔(91)を接続用の端子部(65,67)としたコイル板(61)の多数枚を、順次接続用の端子部(65,67)で相互に接続して同心に重ねることにより多数回の巻回数を有するコイル(80)としてチョークコイルを形成するものである。
【0006】
このように、銅箔(91)と合成樹脂膜(95)とが積層されて一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状のフレキシブル基板の多数枚を同心に重ねてコイル(80)とする故、コイル(80)の巻回に際し、巻回に偏りを生じさせないようにすることが容易に可能となる。
そして、平板環状形状の銅箔(91)を連接することによりコイル(80)を形成する故、電流容量が大きくてもコイルを薄く形成することができる。
【0007】
又、コイル(80)はフレキシブル基板を同軸として重ねることにより、厚みを小さくした小型のチョークコイルとすることができる。
又、本発明は、一部に不連続部分を備えて略環状の形状とした銅箔(91)と合成樹脂膜(95)とを積層したフレキシブル基板であって、不連続部分近傍の両端の銅箔(91)を合成樹脂膜(95)から露出させた略環状形状のコイル板(61)の多数枚を同心状に積層し、各コイル板(61)の銅箔(91)が露出した端部近傍(65,67)を相互に重ねて半田付けし、短円筒状にコイル板(61)を積み重ねて順次各コイル板(61)の銅箔(91)を螺旋状に連続させ、前記半田付けした端部(65,67)を除くように環状形状の合成樹脂膜を(95)各コイル板(61)の銅箔(91)と銅箔(91)との間に配置したチョークコイルとするものである。
【0008】
このように、同一のコイル板(61)の端部近傍(65,67)を半田付けし、半田付けした部分(65,67)を除いて合成樹脂膜(95)により銅箔(91)と銅箔(91)との間を絶縁する故、多数巻回したチョークコイルを容易に製造することができる。
そして、本発明は、銅箔(91)と合成樹脂膜(95)とを積層して一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状のフレキシブル基板であって、両端部近傍部分の銅箔(91)を除いて合成樹脂膜(95)を銅箔表面に積層することにより両端部近傍の銅箔(91)を接続用の端子部(65,67)としたコイル板(61)の多数枚を作成し、このコイル板(61)を順次接続用の端子部(65,67)で相互に接続して同心に重ねることにより多数回の巻回数を有するコイル(80)を形成することによりチョークコイルを形成する方法である。
【0009】
従って、電流容量が大きく、巻回に偏りが無く、インダクタンスにバラツキの無いチョークコイルを容易に製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るチョークコイルは、図1及び図2に示すように、上部コア体11と下部コア体15との間に、コイル板の多数を積層したコイル80を挟み込んで形成するものである。
この上部コア体11と下部コア体15は、同一形状にして、上部コア体11は中央に円柱状の上部中央コア12を、下部コア体15は同様に円柱状の下部中央コア16を有し、上部コア体11は、上部中央コア12の端部から左右に板状のアーム部14を備え、アーム部14の外側端部から各々上部中央コア12と同方向に上部外側コア13を有し、又、下部コア体15は、下部中央コア16の端部から左右に板状のアーム部18を備え、アーム部18の外側端部から各々下部中央コア16と同方向に下部外側コア17を有し、上部中央コア12の端部と下部中央コア16の端部とを突き合わせたとき、上部外側コア13の端部と下部外側コア17の端部も突き合わされて形成されるものである。
【0011】
又、このコイル80は、図3の(A)に示す第1端部用コイル板51の1枚及び図3の(C)に示す第2端部用コイル板71の1枚と、図3の(B)に示す連接用コイル板61の多数枚とを組み合わせて所用巻回数のコイル80とするものである。
尚、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71を用いることなく、連接用コイル板61のみの多数枚を用いてコイル80とすることもある。
【0012】
この第1端部用コイル板51は、一部に不連続部分を有して略環状形状とされる本体部53とする銅箔の一端を接続端子部57とし、他端には環状の本体部53から外方に突出する引出し端子部55とした導電体59の上下両面を、接続端子部57及び引出し端子部55とした両端部分を除いてポリイミドなどの絶縁性を有する合成樹脂膜で覆うものである。
【0013】
又、第2端部用コイル板71は、一部に不連続部分を有して略環状形状とされる本体部73とする銅箔の一端を接続端子部77とし、他端には環状の本体部73から外方に突出する引出し端子部75とした導電体79である銅箔の上下両面を、接続端子部77及び引出し端子部75とした両端部分を除いてポリイミドなどの合成樹脂膜で覆うものである。
【0014】
そして、連接用コイル板61は、一部に不連続部分である間隙を有して略環状とされる本体部63とする銅箔の一端を接続用の端子部である第1端子部65とし、他端も接続用の端子部である第2端子部67とするものであり、導電体69である銅箔の上下両面を第1端子部65及び第2端子部67とした両端部分を除いてポリイミドなどの合成樹脂膜で覆うものである。
【0015】
尚、この第1端部用コイル板51における接続端子部57の中心角α、第2端部用コイル板71における接続端子部77の中心角α、連接用コイル板61における第1端子部65の中心角αや連接用コイル板61における第2端子部67の中心角αは、全て同一角度としているものである。
【0016】
又、この導電体59,69,79は、図4のCに示すように、フレキシブル基板と呼ばれるポリイミド系の合成樹脂膜95の両面に銅箔91を蒸着させたものであって、図4のAや図4のBに示すように、両面に銅箔91を有する合成樹脂膜95と銅箔91との積層体を所定のコイル板用導電体59,69,79の形状に形成し、図4のDに示すように、更にこの3層構造とした導電体59,69,79の両面を各端子部を除いてポリイミド系の合成樹脂膜95により覆い、図3などに示す第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61とするものであり、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71の接続端子部57,77、及び、連接用コイル板61の第1端子部65や第2端子部67にはスルーホール93を設けるものである。
【0017】
そして、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71の接続端子部57,77、及び、連接用コイル板61の第1端子部65や第2端子部67にはクリーム半田を塗布し、第1端部用コイル板51の接続端子部57と連接用コイル板61の第1端子部65とを重ね、所要枚数の連接用コイル板61における一つの連接用コイル板61の第2端子部67を他の連接用コイル板61の第1端子部65に重ねるように順次重ね、最後の連接用コイル板61の第2端子部67を第2端部用コイル板71の接続端子部77に重ねて同心円状に積み重ねた第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71を治具で圧着させた状態として加熱処理し、所要巻回数のコイル80とするものである。
【0018】
尚、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61は、銅箔91と合成樹脂膜95により5層構造とする場合のみでなく、銅箔91の両面を合成樹脂膜95として3層構造とする場合や、銅箔91と合成樹脂膜95とを各々1層とする2層構造とする場合もある。
【0019】
この5層構造や3層構造とする場合は、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71の引出し端子部55,75及び接続端子部57,77、及び、連接用コイル板61の第1端子部65と第2端子部67の各端子部を導電体59,69,79の上下の両面を露出させるようにする場合のみでなく、上面又は下面のみ導電体59,69,79を露出させて各端子部を形成することも有り、2層構造においては、銅箔91の一端近傍には合成樹脂膜95を設けることなく、銅箔91の両面を露出させて各端子部を形成するものである。
【0020】
そして、この1枚の第1端部用コイル板51及び第2端部用コイル板71と所要枚数の連接用コイル板61とにより所要巻回数のコイル80とするとき、コイル80の巻回数をn回とし、図5の(D)に示すように第1端部用コイル板51の引出し端子部55と接続端子部57との間隙が形成する中心角をθ1、図5の(B)に示すように第2端部用コイル板71の引出し端子部75と接続端子部77との間隙が形成する中心角をθ2としたとき、m枚の連接用コイル板61を用いるとすると、連接用コイル板61における第1端子部65と第2端子部67との中心角βは、
(式1) β={360×(n−2)+θ1+θ2}÷m
となり、連接用コイル板61の円周長さを決定することができる。
但し、 (式2) β<360−2α
を満足するβの値であって、この式2を満足する範囲でβが最大となるようにmを定めるものである。
【0021】
従って、例えば巻回数を10回とするコイル80を作成する場合、第1端部用コイル板51の引出し端子部55と接続端子部57との間隙が形成する中心角θ1及び第2端部用コイル板71の引出し端子部75と接続端子部77との間隙が形成する中心角θ2を共に30度とし、第1端部用コイル板51における接続端子部55の中心角α、第2端部用コイル板71における接続端子部77の中心角α、連接用コイル板61における第1端子部65の中心角αと第2端子部67の中心角αを20度とすれば、
β={360×(10−2)+30+30}÷9≒326.7
β={360×(10−2)+30+30}÷10=294
であり、(式2)β<360−2α=360−40=320を満足するためには中心角βが294度の連接用コイル板61を10枚用いることになる。
【0022】
尚、第1端部用コイル板51と第2端部用コイル板71とは同一形状として第1端部用コイル板51を第2端部用コイル板71として使用する場合もあり、又、第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71を省略し、連接用コイル板61のみの多数枚を連結し、多数枚を積み重ねた連接用コイル板61の上端に位置する連接用コイル板61の第2端子部67と下端に位置する連接用コイル板61の第1端子部65から引出し線を設けることも有る。
【0023】
更に、第1端部用コイル板51及び連接用コイル板61と第2端部用コイル板71とを用いてコイル80を形成する場合、形状の決まった第1端部用コイル板51及び第2端部用コイル板71と連接用コイル板61の所要枚数とを用いて所定巻回数のコイル80を製造するために、前述のように連接用コイル板61の円周長さと連接用コイル板61の枚数を決定して連接用コイル板61を成形製造する場合に限ることなく、所定中心角βの連接用コイル板61の所要枚数により必要な所定巻回数を決定し、中心角θ1を調整した第1端部用コイル板51又は中心角θ2を調整した第2端部用コイル板71を連接用コイル板61の両端に接続するようにして第1端部用コイル板51の引出し端子部55と第2端部用コイル板71の引出し端子部75とを平行に本体部53、63,73から引き出して所要巻回数のコイル80とすることもある。
【0024】
又、所定の連接用コイル板61の必要枚数に中心角θ1を調整した第1端部用コイル板51又は中心角θ2を調整した第2端部用コイル板71を接続して必要巻回数のコイル80とする場合のみでなく、前述の巻回数を10回とした同一のコイル80を2個用いて一方のコイル80における第1端部用コイル板51の引出し端子部55と他方のコイルにおける第2端部用コイル板71の引出し端子部75と接続して2つのコイル80を直列として巻回数が20回のコイルとするように、所定巻回数のコイル80を必要個数用意し、各コイル80の引出し端子部55、75を用いて直列に接続して必要な巻回数のコイルとすることも有る。
【0025】
そして、このフレキシブル基板に銅箔91を蒸着させた第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61を用いたコイルは、その一巻の厚さを100μm乃至500μmと薄くすることができ、銅箔91による導電体59,69,79の幅を1cm前後とすることにより、数十アンペアの電流容量を持たせ、電流容量の比較的大きなコイル80を容易に小型軽量化することができる。
【0026】
そして、この第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71を同心状に重ねて接続したコイル80や絶縁板27を用いてチョークコイル10とするには、図1に示したように、保護体20の中央パイプ23を第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71と絶縁板27に貫挿させて連接用コイル板61などにより形成したコイル80や絶縁板27を同軸とするものである。
【0027】
この保護体20は中空パイプ状の中央パイプ23とこの中央パイプ23の端部から鍔状に形成される環状の板状体である基板部21とを有するものである。
尚、前記第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61の各本体部53,63,73の内径は同一とし、前記第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61の各本体部53,63,73の外径も同一とすると共に、中央パイプ23の外径を前記第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61の各本体部53,63,73の内径や保護キャップ25の内径と略同一とし、中央パイプ23の内径は前記上部コア体11の上部中央コア12や下部コア体15の下部中央コア16の外径と略一致させ、基板部21の外径は保護キャップ25及び前記第1端部用コイル板51や第2端部用コイル板71及び連接用コイル板61の各本体部53,63,73の外径と一致させているものである。
【0028】
従って、図1に示したように、保護体20の中央パイプ23を第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71を重ねて接続したコイル80に挿入し、更に保護キャップ25を被せるようにして中央パイプ23に順次取付けて上部コア体11の上部中央コア12及び下部コア体15の下部中央コア16を中央パイプ23に挿入して図2に示す如きチョークコイル10とすることができるものである。
【0029】
尚、保護キャップ25は、保護体20の基板部21に合わせ、内径を中央パイプ23の外径と一致させ、外径を基板部21の外径に一致させた環状とする合成樹脂製の板状体である。
又、図6に示すように、保護体20の中央パイプ23を第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71を重ねて接続したコイル80に挿入し、絶縁板27を介してコイル80に挿入し、最後に保護キャップ25を被せるようにして中央パイプ23に順次取付けて上部コア体11の上部中央コア12及び下部コア体15の下部中央コア16を中央パイプ23に挿入してチョークコイル10とすることもある。
【0030】
この図6に示したチョークコイル10では、2つのコイル80は導電性を有する端子ピン37で並列に接続してコイルの電流容量を大きくしているものである。
尚、コイル80としては、コイル80を連接用コイル板61の枚数により所定の巻回数とした1個のコイルとして用いる場合や、複数個のコイル80を直列としてコイルの巻回数を決定する場合があり、又、所要巻回数の複数個のコイルを並列として電流容量を調整する場合などがある。
【0031】
このように、本実施の形態に係るチョークコイル10では、多数の巻回を行うコイル80は内径及び外径を合わせた環状薄板形状の第1端部用コイル板51や連接用コイル板61及び第2端部用コイル板71を重ねて形成するものであるため、巻線とコアとの距離などにむらが生じてインダクタンスのバラツキが発生することを防止できる。
【0032】
そして、このチョークコイル10では、コイル80を薄膜状の多数の連接用コイル板61などにより形成している故、小型で容量の大きなチョークコイル10とすることができる。
又、コイル80の内外温度差を小さくし、放熱特性に優れたチョークコイル10とすることができると共に、周波数特性の良好なチョークコイル10とすることができたものである。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載した本発明は、薄型のコイルとして電流容量が大きくても小型のチョークコイルとすることができるものであり、インダクタンスのバラツキが小さく、放熱特性に優れたチョークコイルとすることができるものである。
又、請求項2に記載した本発明は、コイルの厚みを薄くし、小型にして電流容量の大きなチョークコイルを組むことが容易なチョークコイルであり、インダクタンスのバラツキが小さく、放熱特性に優れたチョークコイルとすることができるものである。
【0034】
更に、請求項3に記載した本発明は、薄型のコイルとして電流容量が大きくても小型であり、且つ、インダクタンスのバラツキが小さく、放熱特性に優れたチョークコイルを容易に製造することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチョークコイルの一実施例を示す分解図。
【図2】本発明に係るチョークコイルの一実施例を示す斜視図。
【図3】本発明に係るチョークコイルに用いる各コイル板の一例を示す図。
【図4】本発明に係るチョークコイルに用いる各コイル板の導電体を示す図。
【図5】本発明に係るチョークコイルに用いるコイルとこのコイルを形成する各コイル板を示す図。
【図6】本発明に係るチョークコイルの他の実施例を示す分解図。
【符号の説明】
10 チョークコイル
11 上部コア体 12 上部中央コア
13 上部外側コア 14 アーム部
15 下部コア体 16 下部中央コア
17 下部外側コア 18 アーム部
20 保護体 21 基板部
23 中央パイプ 25 保護キャップ
27 絶縁板
37 端子ピン 41 コイル部
43 ギャップ 45 コイル端子部
51 第1端部用コイル板 53 本体部
55 引出し端子部 57 接続端子部
59 導電体
61 連接用コイル板 63 本体部
65 第1端子部 67 第2端子部
69 導電体
71 第2端部用コイル板 73 本体部
75 引出し端子部 77 接続端子部
79 導電体
80 コイル
91 銅箔 93 スルーホール
95 合成樹脂膜

Claims (3)

  1. 銅箔と合成樹脂膜とが積層されて一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状のフレキシブル基板であって、両端部近傍部分の銅箔を除いて合成樹脂膜が銅箔表面に積層されて両端部近傍の銅箔を接続用端子部としたコイル板の多数枚が、順次接続用端子部で相互に接続されて同心に重ねられることにより多数回の巻回数とするコイルを形成したことを特徴とするチョークコイル。
  2. 一部に不連続部分を備えて略環状の形状とした銅箔と合成樹脂膜とを積層したフレキシブル基板であって、不連続部分近傍の両端の銅箔を合成樹脂から露出させた略環状形状のコイル板の多数枚が同心状に積層され、各コイル板の銅箔が露出した端部が相互に重ねて半田付けされ、短円筒状にコイル板が積み重ねられて順次各コイル板の銅箔が螺旋状に連続し、前記半田付けした端部を除くように環状形状の合成樹脂膜が各コイル板の銅箔と銅箔との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載したチョークコイル。
  3. 銅箔と合成樹脂膜とを積層して一部に不連続な間隙を備えた平板環状形状のフレキシブル基板であって、このフレキシブル基板の両端部近傍部分の銅箔を除いて合成樹脂膜を銅箔表面に積層することにより両端部近傍の銅箔を接続用端子部としたコイル板の多数枚を作成し、このコイル板を順次接続用端子部で相互に接続して同心に重ねることにより、多数回の巻回数とするコイルを形成することを特徴とするチョークコイルの製造方法。
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JP2019012715A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 Tdk株式会社 コイル部品

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