JP2004356090A - 受信装置、電子機器、リモコンシステム及び放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減し、赤外線リモートコントロール信号を確実に取り出す。
【解決手段】送信器からの赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、この受光部が受信した信号を、搬送波よりも十分に高い周波数でディジタル信号に変換するAD変換器21と、このAD変換器から出力されるディジタル信号を赤外線リモートコントロール信号の搬送波帯域を含む通過帯域のバンドパス特性を有するディジタルフィルタ22を備え、このディジタルフィルタは、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減する。
【選択図】 図2
【解決手段】送信器からの赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、この受光部が受信した信号を、搬送波よりも十分に高い周波数でディジタル信号に変換するAD変換器21と、このAD変換器から出力されるディジタル信号を赤外線リモートコントロール信号の搬送波帯域を含む通過帯域のバンドパス特性を有するディジタルフィルタ22を備え、このディジタルフィルタは、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、赤外線リモコン信号を受信する受信装置、この受信装置を備えた電子機器、この電子機器を備えたリモコンシステム及び赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部を備えた放電灯点灯装置に関する。
例えば、複数の蛍光ランプをシャーシに配置したソケットに装着し、このシャーシに蛍光ランプ間に位置して収納部を配置し、この収納部内に赤外線リモートコントロール信号の受光部を収納するとともにその受光部の前面にロングパスフィルタあるいはバンドパスフィルタ等の光学フィルタを設け、これによって蛍光ランプの点灯初期において発生するアルゴンスペクトルの大部分を遮断して赤外線リモートコントロール信号のみが受光部に到達するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−5638号公報(第3頁〜第4頁)
しかしながら、受光部の前面に光学フィルタを設けたものでは、この光学フィルタの面に対して垂直あるいは略垂直に光が入射する場合は所望の特性を示すため、アルゴンスペクトルの大部分を遮断することができるが、斜め方向から光が入射する場合には、例えば、ピーク波長が短波長方向にずれるなど所望の特性が得られなくなる。
また、図22の(a)に蛍光ランプの始動初期におけるランプ電流S1の時間変化を示し、図22の(b)にアルゴンの相対発光強度S2の時間変化を示す。アルゴンの相対発光強度については、−2℃の雰囲気下で、蛍光ランプであるFHC34(東芝ライテック(株)製)を点灯させ、アルゴン基線の一つである851nmを通過させる単色光学フィルタを前面に設けた光電子倍増管を用い、ランプ点灯時のアルゴン発光の様子を観測したものである。
図22の波形から、アルゴンスペクトル強度の時間変動はランプの点灯周期に同期しており、点灯周波数が50kHz程度の場合には、赤外域のアルゴンスペクトルも50kHz程度で強度変動をすることになる。
このため、赤外線リモートコントロール信号の波長よりも僅かに短波長側にあるアルゴンスペクトルが斜め方向から光学フィルタを通過して受光部に入射し、これが受光部を通過すると、アルゴンスペクトル強度の時間変動を誤ってリモートコントロール信号として判断し誤動作を招く問題があった。
本発明は、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号を確実に取り出すことができる受信装置、電子機器、リモコンシステム及び放電灯点灯装置を提供する。
請求項1記載の発明は、放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数よりも十分に高い周波数で受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタとを具備する。
このように受光部が受信した信号を、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数よりも十分に高い周波数でサンプリングしてディジタル信号に変換し、さらに、ディジタルフィルタにより搬送波周波数成分を通過させるので、放電灯で照明する環境において使用する場合に、周囲に放電灯の点灯周期に同期して強度が変動するアルゴンスペクトルが存在していても受信信号におけるアルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減できる。
また、請求項2記載の発明は、放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、さらに、ディジタルフィルタからの信号をヒルベルト変換するヒルベルト変換部と、このヒルベルト変換部の出力信号とディジタルフィルタからの信号とをそれぞれ二乗し、その二乗した和の平方根を取ることでピーク検波するピーク検波部とを具備する。これにより、ディジタルフィルタからの信号のピーク検波ができ、赤外線リモートコントロール信号をより確実に取り出せる。
また、請求項3記載の発明は、放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc±1/(2・T1)の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタとを具備する。
すなわち、送信データを使用して搬送周波数fcを振幅変調した場合、赤外線リモートコントロール信号には搬送周波数fc成分の他にfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分が含まれており、赤外線リモートコントロール信号から送信データの信号成分を取り出すには、搬送周波数fcとともにfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分も必要になる。この周波数成分を取り出すためにはfc±1/(2・T1)の範囲を通過させる必要がある。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の受信装置において、AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc+1/(2・T1)}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことにある。すなわち、赤外線リモートコントロール信号から送信データの信号成分を取り出すには、fc±1/(2・T1)の範囲を通過させる必要があるが、この通過を確実にするには、さらに、通過帯域の外側に周波数レベルを大きく減衰させる遮断周波数を設定する必要がある。この遮断周波数をどの程度の周波数にするかはレベルを減衰させる条件によって種々決められる。そして、遮断周波数を確実に保証する為にはサンプリング周波数fsを上側の遮断周波数fstopHの2倍以上に設定する必要がある。
請求項5記載の発明は、放電灯で照明する環境において使用する電子機器であって、請求項1乃至4のいずれか1記載の受信装置と、この受信装置が受信した赤外線リモートコントロール信号によって動作する電子機器本体とを具備する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子機器と、この電子機器の受信装置に対して赤外線リモートコントロール信号を送信する送信器とを具備するリモコンシステムにある。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子機器と、この電子機器の受信装置に対して赤外線リモートコントロール信号を送信する送信器とを具備するリモコンシステムにある。
請求項7記載の発明は、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、放電灯点灯周波数の最小値を、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数よりも高く設定し、信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路とを具備した放電灯点灯装置にある。
請求項8記載の発明は、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、放電灯点灯周波数を、ディジタルフィルタの下側の遮断周波数よりも低く、かつ、20KHzよりも高く設定し、信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路とを具備した放電灯点灯装置にある。
請求項9記載の発明は、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、放電灯点灯周波数の最小値をf0Lとしたとき、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数を、点灯周波数の最小値f0Lよりも小さく設定し、信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路とを具備した放電灯点灯装置にある。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の放電灯点灯装置において、ディジタルフィルタは、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc±1/(2・T1)の範囲を通過域に設定したことにある。
請求項11記載の発明は、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc−1/(2・T1)以上で、fc以下の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、この信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路とを具備した放電灯点灯装置にある。
赤外線リモートコントロール信号から送信データの信号成分を取り出すには、搬送周波数fcとともにfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分も必要になり、この周波数成分を取り出すためにはfc±1/(2・T1)の範囲を通過させる必要があるが、搬送周波数fcに対して±対称になっているので、片側の周波数成分を取り出せば他方の周波数成分を再現させることができる。従って、下側半分のfc−1/(2・T1)以上で、fc以下の範囲を通過させればよい。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の放電灯点灯装置において、AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことにある。
請求項13記載の発明は、搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc以上で、fc+1/(2・T1)以下の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、この信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路とを具備した放電灯点灯装置にある。
赤外線リモートコントロール信号から送信データの信号成分を取り出すには、搬送周波数fcとともにfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分も必要になり、この周波数成分を取り出すためにはfc±1/(2・T1)の範囲を通過させる必要があるが、搬送周波数fcに対して±対称になっているので、片側の周波数成分を取り出せば他方の周波数成分を再現させることができる。従って、上側半分のfc以上で、fc+1/(2・T1)以下の範囲を通過させればよい。
請求項14記載の発明は、請求項13記載の放電灯点灯装置において、AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc+1/(2・T1)}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことにある。
請求項1乃至4記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号を確実に取り出すことができる受信装置を提供できる。
請求項2記載の発明によれば、ピーク検波することで赤外線リモートコントロール信号をより確実に取り出すことができる受信装置を提供できる。
請求項5記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号によって確実な動作ができる電子機器を提供できる。
請求項2記載の発明によれば、ピーク検波することで赤外線リモートコントロール信号をより確実に取り出すことができる受信装置を提供できる。
請求項5記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号によって確実な動作ができる電子機器を提供できる。
請求項6記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより送信器から送信する赤外線リモートコントロール信号によって電子機器を確実に動作させることができるリモコンシステムを提供できる。
請求項7乃至14記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号によって放電灯を確実に点灯制御できる放電灯点灯装置を提供できる。
請求項11乃至14の発明によれば、さらに、使用するディジタルフィルタの帯域幅を必要最小限の幅に設定できる放電灯点灯装置を提供できる。
請求項7乃至14記載の発明によれば、アルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減でき、これにより赤外線リモートコントロール信号によって放電灯を確実に点灯制御できる放電灯点灯装置を提供できる。
請求項11乃至14の発明によれば、さらに、使用するディジタルフィルタの帯域幅を必要最小限の幅に設定できる放電灯点灯装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は本発明を照明装置に適用したものについて述べる。
(第1の実施の形態)
図1はシステム構成を示す図で、天井等の器具取付け面1に取り付けた照明装置2とこの照明装置2に赤外線リモートコントロール信号を送信する送信器3とからなる。
(第1の実施の形態)
図1はシステム構成を示す図で、天井等の器具取付け面1に取り付けた照明装置2とこの照明装置2に赤外線リモートコントロール信号を送信する送信器3とからなる。
前記照明装置2は、円盤状に形成された器具本体4の下面に略円錐状に形成された反射体5を取付け、この反射体5で覆われた器具本体4の内部には基板6に実装された放電灯点灯装置7が収納されている。前記反射体5には放電灯である環形蛍光ランプ8を保持するランプホルダ9及び環形蛍光ランプ8を放電灯点灯装置7と接続するランプソケット10が設けられている。
前記反射体5の中央部に形成された基部11に受光面を下に向けた受光部12を配置している。この受光部12は前記送信器3からの赤外線リモートコントロール信号を受信するようになっている。前記赤外線リモートコントロール信号は数十kHzの搬送波にオンやオフ、調光などを制御する信号成分を乗せて送信するようになっている。
前記受光部12を有する受信装置は、受光部12が受信した信号を処理するが、その処理は、図2に示す回路ブロックにより行うようになっている。すなわち、受光部12から出力されるアナログ信号を入力信号としてA/D変換器21に入力している。A/D変換器21は入力信号をディジタル信号に変換して信号処理部22に供給している。
信号処理部22は、信号をディジタル処理するもので、バンドパス特性を有するディジタルフィルタ23、このディジタルフィルタ23からの信号をヒルベルト変換するヒルベルト変換器24、このヒルベルト変換器24からの信号と前記ディジタルフィルタ23からの信号とをそれぞれ二乗し、その二乗した和の平方根を取ることでピーク検波するピーク検波部25及びこのピーク検波器25からのピーク検波信号を波形整形して後段へ出力する波形整形回路26によって構成されている。
前記ディジタルフィルタ23は、赤外線リモートコントロール信号の搬送波帯域を含む通過帯域を持つもので、ディジタル信号処理によってフィルタ機能を実現するようになっている。ディジタル信号処理を行う場合、信号をサンプリングしながらディジタル変換するが、サンプリングの定理から、サンプリング周波数の1/2未満の成分に関してフィルタ効果がある。例えば、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数を33kHzとした場合、この周波数成分を抽出するためには66kHz以上のサンプリング周波数を設定する必要が有る。なお、これは正弦波の場合である。
サンプリングの定理は、信号に含まれる最大周波数の2倍以上のサンプリング周波数とすれば信号を完全に復元できることを保証している。搬送波波形が矩形波の場合は高調波成分を多く含むことになるため、66kHzよりもかなり高い周波数でサンプリングする必要が有る。また、受信装置において33kHz成分及び3次高調波成分の有無を検出するのみであれば、基本周波数33kHzと3次高調波成分99kHzを確実に検出できるように、サンプリング周波数を200kHzに設定すればよい。このため、前記A/D変換器21は搬送波の周波数よりも十分に高い周波数でディジタル信号に変換するようになっている。
図3は、搬送波周波数fc=33kHz、サンプリング周波数fs=200kHzとし、ディジタルフィルタ23としてバントパスのFIRフィルタ(Finite Impulse Response)を使用し、その通過帯域が搬送波周波数fc±1kHzで、その遮断レベルを−20dB以下とした場合の、フィルタ特性を示す図である。この場合のFIRフィルタの次数は173である。
このような特性を有するディジタルフィルタ23を使用することで、搬送波周波数fc±1kHzの範囲外の周波数成分を十分に減衰させることができる。
このような特性を有するディジタルフィルタ23を使用することで、搬送波周波数fc±1kHzの範囲外の周波数成分を十分に減衰させることができる。
図2に示すように、前記ディジタルフィルタ23を通過した信号I(t)を、FIRフィルタで構成したヒルベルト変換器24に供給するとともにピーク検波器25に供給している。前記ヒルベルト変換器24は、実際の信号に対して、位相がπ/2だけ遅れた信号を作るものである。ヒルベルト変換では、元の信号I(t)に対して、振幅は変化なく、π/2だけ位相が遅れた信号Q(t)が得られる。
前記ヒルベルト変換器24からの信号Q(t)を前記ピーク検波器25に供給している。前記ピーク検波器25は、ディジタルフィルタ23を通過した信号I(t)とヒルベルト変換器24から出力する信号Q(t)を、それぞれ二乗し、その二乗した和の平方根を取るという方法で、元の信号の振幅を得る。すなわち、信号Q(t)は信号I(t)に対して位相がπ/2だけ遅れているので、信号I(t)=cost、信号Q(t)=sintとすると、cos2t+sin2t=1となるので、これの平方根を取ることで信号I(t)のピーク値を求めることができる。すなわち、元の信号I(t)のピーク検波を行うことができる。
前記ピーク検波器25からのピーク検波信号を波形整形回路26に供給し、波形整形回路26で波形整形を行って後段へ出力するようになっている。
前記ピーク検波器25からのピーク検波信号を波形整形回路26に供給し、波形整形回路26で波形整形を行って後段へ出力するようになっている。
図4は受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成を示す図で、交流電源31に、ダイオードブリッジ回路からなる全波整流器32の入力端子を接続し、この全波整流器32の出力端子に昇圧チョッパ回路33を接続している。前記昇圧チョッパ回路33は、全波整流器32の出力端子にインダクタ34を直列に介してMOS型FET(電界効果形トランジスタ)35を接続し、このFET35にダイオード36を順極性に介して平滑コンデンサ37を並列に接続している。
前記平滑コンデンサ37の両端間にインバータ回路38を接続している。前記インバータ回路38は1対のMOS型FET39,40の直列回路を前記平滑コンデンサ37に並列に接続し、他方のFET40のドレイン、ソース間に直流カット用コンデンサ41及びインダクタ42を直列に介して前記環形蛍光ランプ8の両フィラメントの一端を接続している。そして、前記環形蛍光ランプ8の両フィラメントの他端間に共振用コンデンサ43を接続している。なお、ここでは環形蛍光ランプ8を1灯点灯する点灯装置について述べる。前記インダクタ42、共振用コンデンサ43及び蛍光ランプ8は共振回路を構成している。
前記昇圧チョッパ回路33のFET35及びインバータ回路38の各FET39、40は、主回路駆動回路44によってスイッチング駆動され、この主回路駆動回路44はCPU(中央処理装置)45によってプログラム制御されるようになっている。
前記蛍光ランプ8に流れるランプ電流や蛍光ランプに発生するランプ電圧を検出し、その検出信号をA/D変換器46でディジタル信号に変換した後、メモリ47を介して、あるいは直接前記CPU45に供給している。また、前記信号処理部22でディジタル処理した信号を、メモリ47を介して、あるいは直接前記CPU45に供給している。
前記CPU45は、信号処理部22からの信号を取り込むと、前記A/D変換器46からの信号及びメモリ47に記憶されているデータを参照して、たとえば、蛍光ランプ8に流れる電流が所定値となるように調光点灯制御や全光点灯制御する。
このような構成においては、送信器3を照明装置2の受光部12に向けて操作することで、オン信号やオフ信号や調光信号を例えば周波数が33kHzの搬送波に乗せた赤外線リモートコントロール信号を送信する。照明装置2は赤外線リモートコントロール信号を受光部12で受信するが、このとき赤外線リモートコントロール信号以外の光、例えばアルゴンスペクトルなどの光も同時に受光する。
受光部12は受光内容を電気信号に変換して出力し、この電気信号をA/D変換器21によってディジタル信号に変換し、ディジタルフィルタ23に供給する。ディジタルフィルタ23は図3に示す特性を有し、33kHzの搬送波を通過させる。従って、受光部12がアルゴンスペクトルなどの光をたとえ受光してもディジタルフィルタ22によって大きく減衰される。従って、ディジタルフィルタ23を介して搬送波信号のみを通過させることができる。
ディジタルフィルタ23を通過した搬送波信号は信号I(t)としてヒルベルト変換器24に入力され、位相がπ/2だけ遅れた信号Q(t)が出力される。また、信号I(t)はピーク検波器25にも入力される。そして、ピーク検波器25においてピーク検波が行われる。そして、波形整形回路26で波形整形されて出力信号として取り出される。
例えば、赤外線リモートコントロール信号の送信データフォーマットの1モジュール時間T1=0.5msとし、データ「0」をハイレベル期間T1+ローレベル期間T1とし、データ「1」をハイレベル期間T1+ローレベル期間3×T1とし、送信器3からの赤外線リモートコントロール信号に乗せてデータ「0000」、続いてデータ「1111」を送信したとすると、この赤外線リモートコントロール信号を受光した受光部12からA/D変換器21に入力される信号は図5に示すような波形となる。
すなわち、信号成分SやノイズNが混在した波形となる。この入力信号をA/D変換器21でディジタル変換した後、ディジタルフィルタ23、ヒルベルト変換器24、ピーク検波器25、波形整形回路26を順次経由させることで図6に示すように赤外線リモートコントロール信号に乗せた信号成分のみが取り出される。すなわち、ハイレベル期間がT1でローレベル期間がT1のデータ「0」を4回繰り返したデータ「0000」とハイレベル期間がT1でローレベル期間が3×T1のデータ「1」を4回繰り返したデータ「1111」が取り出される。
従って、データ「0」とデータ「1」を適当に組み合わせて放電灯点灯装置7をオンする信号やオフする信号あるいは調光制御する信号を作成すれば、CPU45は赤外線リモートコントロール信号により主回路駆動回路44を制御して蛍光ランプ8を全光点灯や調光や消灯させることができる。
このように、受光部12が受光して得られる信号をディジタル信号に変換した後、ディジタルフィルタ23によって搬送波周波数±1kHz以外を大幅に減衰させるようにしているので、赤外線リモートコントロール信号の波長付近にあるアルゴンスペクトルを受光してもそのアルゴンスペクトル強度の時間変動の影響を低減することができ、これにより、赤外線リモートコントロール信号を確実に取り出すことができる。
そして、ディジタルフィルタ23を通過した信号をヒルベルト変換器24でヒルベルト変換し、さらに、ピーク検波器25でピーク検波した後、波形整形回路26で波形整形して取り出すようにしているので、赤外線リモートコントロール信号に含まれているパルス信号を取り出すことができる。従って、パルス信号の組み合せで「1」、「0」のコード信号を作成している場合に、送信器3から赤外線リモートコントロール信号に乗せて送信されるコード信号を確実に取り出すことができる。
なお、この実施の形態では、ディジタルフィルタ23として、バンドバスフィルタを使用し、その通過帯域を搬送波周波数fc±1kHzとし、その遮断レベルを−20dB以下とした、次数が173のFIRフィルタを使用したがこれに限定するものではない。例えば、上側の遮断周波数が40kHz、下側の遮断周波数が10kHzで、遮断レベルを−20dB以下とした、次数が35のFIRフィルタを使用することもできる。図7はこのフィルタの特性を示す図である。
このようなフィルタを使用した場合は搬送波を含む通過帯域が広がるが、より少ない次数でフィルタを実現できる。そして、より少ない次数のフィルタを使用することで、CPU45の演算時間が短くなり応答時間が早くなる。また、CPU45の負担を軽くすることができる。
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号付し、詳細な説明は省略する。この実施の形態は受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成について述べる。
これは、図8に示すように、信号処理部22をサブCPU51に置き換えたものである。すなわち、信号処理部22のディジタルフィルタ23、ヒルベルト変換器24、ピーク検波部25及び波形整形回路26は、プログラム処理によって実現することができるので、メモリ47に必要なデータを記憶しておき、サブCPU51がメモリ47から必要なデータを読み出しつつ、ディジタルフィルタ処理、ヒルベルト変換処理、ピーク検波処理及び波形整形処理を順次行い、最終結果をCPU45に供給する。
このように、信号処理部22をソフトウエアで構成しても第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号付し、詳細な説明は省略する。この実施の形態は受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成について述べる。
これは、図8に示すように、信号処理部22をサブCPU51に置き換えたものである。すなわち、信号処理部22のディジタルフィルタ23、ヒルベルト変換器24、ピーク検波部25及び波形整形回路26は、プログラム処理によって実現することができるので、メモリ47に必要なデータを記憶しておき、サブCPU51がメモリ47から必要なデータを読み出しつつ、ディジタルフィルタ処理、ヒルベルト変換処理、ピーク検波処理及び波形整形処理を順次行い、最終結果をCPU45に供給する。
このように、信号処理部22をソフトウエアで構成しても第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
(第3の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号付し、詳細な説明は省略する。この実施の形態も受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成について述べる。
これは、図9に示すように、信号処理部22の機能をすべてCPU451に組み込み、CPU451のプログラム処理によって実現したものである。すなわち、CPU451は本来の主回路駆動回路44の制御の他に、メモリ47から必要なデータを読み出しつつ、ディジタルフィルタ処理、ヒルベルト変換処理、ピーク検波処理及び波形整形処理を順次行う。
このように、CPU451が信号処理部の機能も果たすので、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号付し、詳細な説明は省略する。この実施の形態も受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成について述べる。
これは、図9に示すように、信号処理部22の機能をすべてCPU451に組み込み、CPU451のプログラム処理によって実現したものである。すなわち、CPU451は本来の主回路駆動回路44の制御の他に、メモリ47から必要なデータを読み出しつつ、ディジタルフィルタ処理、ヒルベルト変換処理、ピーク検波処理及び波形整形処理を順次行う。
このように、CPU451が信号処理部の機能も果たすので、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
次に、ディジタルフィルタ処理における搬送波周波数fcと通過帯域と上下の遮断周波数fstopH,fstopLとサンプリング周波数fsとの設定に関する実施の形態について述べる。搬送波周波数fcと通過帯域と上下の遮断周波数fstopH,fstopLとの関係の一例を図面で示せば図10に示すようになる。
なお、受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成は前述した各実施の形態のいずれであってもよい。
なお、受信装置を含む放電灯点灯装置の回路部構成は前述した各実施の形態のいずれであってもよい。
(第4実施の形態)
赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±f1に設定し、上側の遮断周波数をfstopH(>fc+f1)、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−f1)に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。このように設定すれば、サンプリングの定理より、基本波成分に関して信号を完全に復元できる。
赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±f1に設定し、上側の遮断周波数をfstopH(>fc+f1)、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−f1)に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。このように設定すれば、サンプリングの定理より、基本波成分に関して信号を完全に復元できる。
また、ディジタルフィルタのゲインの設定については、fc−f1におけるゲインに対してfstopLにおけるゲインを1/10以下にし、fc+f1におけるゲインに対してfstopHにおけるゲインを1/10以下にする。このようなゲインの設定により必要な信号を確実に取り出せるディジタルフィルタを構築できる。
例えば、fc=33kHz、f1=1kHz、fstopL=30.5kHz、fstopH=35.5kHzとしたときに、サンプリング周波数fsを72kHzと設定すれば、fsは上側の遮断周波数fstopHの2倍を越えることになる。このときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと、例えば、図11及び図12に示すように設定できる。なお、図12は図11の要部周波数範囲を拡大した波形図である。
また、ゲイン設定については、通過帯域は減衰することなく通過させ、遮断域は通過域よりも十分に減衰させることが必要になる。例えば、遮断域を通過帯域の1/10程度、すなわち、−20dB以下にすればよい。図12では、fstopL、fstopHにおいて、約−30dBの減衰率に設定してある。
このようなディジタルフィルタを使用することで、受光部がアルゴンスペクトルなどの光をたとえ受光してもアルゴンスペクトルの強度変動に関する信号はディジタルフィルタ処理によって大きく減衰され、通過帯域fc±f1の周波数を通過させることができる。また、サンプリング周波数fsを72kHzとすることで信号処理におけるCPUの負担を軽減できるので、例えば、図9に示した1個のCPU451で赤外線信号処理も行うものには適している。
このようなディジタルフィルタを使用することで、受光部がアルゴンスペクトルなどの光をたとえ受光してもアルゴンスペクトルの強度変動に関する信号はディジタルフィルタ処理によって大きく減衰され、通過帯域fc±f1の周波数を通過させることができる。また、サンプリング周波数fsを72kHzとすることで信号処理におけるCPUの負担を軽減できるので、例えば、図9に示した1個のCPU451で赤外線信号処理も行うものには適している。
(第5の実施の形態)
赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、例えば、データ「0」をハイレベル期間T1+ローレベル期間T1で示し、データ「1」をハイレベル期間T1+ローレベル期間3×T1で示す場合には、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±1/(2・T1)に設定し、上側の遮断周波数をfstopH(>fc+1/(2・T1))、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−1/(2・T1))に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。
赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、例えば、データ「0」をハイレベル期間T1+ローレベル期間T1で示し、データ「1」をハイレベル期間T1+ローレベル期間3×T1で示す場合には、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±1/(2・T1)に設定し、上側の遮断周波数をfstopH(>fc+1/(2・T1))、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−1/(2・T1))に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。
すなわち、送信データ信号を使用して搬送周波数fcを振幅変調した場合、赤外線リモートコントロール信号には、fcの他にfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分が含まれており、赤外線リモートコントロール信号から信号成分を取り出すには搬送周波数fcとともにfc±1/(2・T1)やfc±1/(4・T1)等の周波数成分も必要になる。この周波数成分を取り出すためにはfc±1/(2・T1)の範囲を通過させる必要がある。
ディジタルフィルタの通過帯域をこのように設定すれば、最大変調波成分1/2T1で変調された搬送波信号の基本波成分に関して信号を完全に復元できる。
ディジタルフィルタの通過帯域をこのように設定すれば、最大変調波成分1/2T1で変調された搬送波信号の基本波成分に関して信号を完全に復元できる。
例えば、fc=33.3kHz、T1=0.64msec、fstopL=30.5kHz、fstopH=35.5kHz、遮断域を通過帯域の略−40dBの減衰率に設定し、サンプリング周波数fsを200kHzとしたときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと図13に示すようになる。また、サンプリング周波数fsを72kHzとしたときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと図14に示すようになる。
このようなディジタルフィルタを使用することで、受光部がアルゴンスペクトルなどの光をたとえ受光してもアルゴンスペクトルの強度変動に関する信号は、ディジタルフィルタ処理によって大きく減衰され、通過帯域fc±1/(2・T1)の周波数を通過させることができる。また、サンプリング周波数fsを72kHzにした場合は信号処理におけるCPUの負担を軽減できるので、例えば、図9に示した1個のCPU451で赤外線信号処理も行うものには適している。
(第6の実施の形態)
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値をディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHよりも高く設定したものである。
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値をディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHよりも高く設定したものである。
放電ランプ、特に管径が25.5mm以下の蛍光ランプでは低温雰囲気下での始動初期においてアルゴンスペクトルが放出されることが知られている。アルゴンスペクトルの強度は図22に示したようにランプの点灯周期に同期して増減を繰り返し、赤外域のアルゴンスペクトルも同様の強度変動をする。このアルゴンスペクトルが受光部12に受光された後、ディジタルフィルタを通過してしまうと、リモートコントロール信号が無いにもかかわらず、誤ってリモートコントロール信号と判断することがある。
この点、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値をディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHよりも高く設定しておけば、アルゴンスペクトル強度の時間変動が蛍光ランプ8の点灯周波数に同期しているので、アルゴンスペクトル強度の時間変動もディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHよりも高くなる。従って、アルゴンスペクトル強度の時間変動はディジタルフィルタによって大きな減衰を受けて低減し、このフィルタを通過することは殆ど無い。このような設定によっても搬送波信号付近の成分のみを通過させることができる。
例えば、fc=33kHz、通過帯域fc±1kHz、下側の遮断周波数fstopL=30kHz、上側の遮断周波数fstopH=36kHz、サンプリング周波数fs=200kHzとしたときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと、図15に示すようになる。従って、この場合は、蛍光ランプの点灯周波数の最小値を36kHzよりも高く設定すればよいことになる。なお、ランプからの放射雑音の点を考慮すると、点灯周波数は150kHz以下にすることが望ましい。
なお、ここでは、蛍光ランプの点灯周波数の最小値を、上側の遮断周波数fstopHよりも高くすることで、アルゴンスペクトル強度の減衰を図るようにしたが、逆に、蛍光ランプの点灯周波数を下側の遮断周波数fstopLよりも低くすることで、アルゴンスペクトル強度の減衰を図ることもできる。但し、下側については可聴周波数の上限とされる20kHz以下になると音が発生するという問題が生じるので、20kHzよりも高く設定する必要が有る。
(第7の実施の形態)
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHを蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値よりも小さく設定したものである。そして、赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±1/(2・T1)に設定する。
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHを蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値よりも小さく設定したものである。そして、赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc±1/(2・T1)に設定する。
このようにディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHを蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値よりも小さく設定しておけば、アルゴンスペクトル強度の時間変動が蛍光ランプ8の点灯周波数に同期しているので、アルゴンスペクトル強度の時間変動もディジタルフィルタの上側の遮断周波数fstopHよりも高くなり、ディジタルフィルタによって大きく減衰されこのフィルタを通過することは殆ど無い。このような設定によっても通過帯域fc±1/(2・T1)の周波数を通過させることができる。
例えば、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fc=33kHz、ディジタルフィルタの通過帯域fc±2kHz、下側の遮断周波数fstopL=27kHz、上側の遮断周波数fstopH=39kHz、サンプリング周波数fs=200kHzとしたときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと、図16に示すようになる。この場合のフィルタ次数は71である。
このように、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに上側の遮断周波数fstopHを39kHzに設定すれば搬送波信号のみを通過させることができる。
このように、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに上側の遮断周波数fstopHを39kHzに設定すれば搬送波信号のみを通過させることができる。
また、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fc=33kHz、ディジタルフィルタの通過帯域fc±1kHz、下側の遮断周波数fstopL=31kHz、上側の遮断周波数fstopH=35kHz、サンプリング周波数fs=200kHzとしたときのディジタルフィルタのゲイン特性を示すと、図17に示すようになる。この場合のフィルタ次数は284である。
このように、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに上側の遮断周波数fstopHを35kHzに設定しても搬送波信号のみを通過させることができる。
このように、蛍光ランプ8の点灯周波数の最小値が40kHzのときに上側の遮断周波数fstopHを35kHzに設定しても搬送波信号のみを通過させることができる。
なお、図16の場合はフィルタの次数が小さく、CPUの演算負担を軽減できる。従って、この場合は図9に示すCPUが1個の場合に適している。また、図17の場合はフィルタの次数が大きく図16の場合に比べて単純に4倍の演算時間が必要になる。従って、この場合は、図8に示すサブCPU51で赤外線信号処理を行うものに適している。
(第8の実施の形態)
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc−1/(2・T1)以上でfc以下に設定する。そして、このときには、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−1/(2・T1))、上側の遮断周波数をfstopH(>fc)に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。
この実施の形態は、図4、図8あるいは図9の回路構成の放電灯点灯装置において、赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc−1/(2・T1)以上でfc以下に設定する。そして、このときには、下側の遮断周波数をfstopL(<fc−1/(2・T1))、上側の遮断周波数をfstopH(>fc)に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。
赤外線リモートコントロール信号は搬送波周波数をfcとし、1モジュール時間がT1の信号でAM変調やASK変調されることが多く、変調信号の最大周波数は1/(2・T1)である。この変調信号を通過させ、それ以外の信号を遮断するためには、ディジタルフィルタの通過帯域としては、片側の側帯波を含んでいれば十分である。
T1=0.64msecとした場合、f1=1/(2・T1)=781.25Hzである。搬送波周波数fc=33kHz、サンプリング周波数fs=100kHzとして、ディジタルフィルタの通過帯域をfc−1/(2・T1)以上でfc以下に設定したときのフィルタのゲイン特性を示すと、図18及び図19に示すようになる。なお、図19は図18の要部周波数範囲を拡大した波形図である。
このようにディジタルフィルタの帯域幅を、fc−1/(2・T1)以上でfc以下という必要最小限の幅に設定しても、アルゴンスペクトル強度の時間変動を低減でき、赤外線リモートコントロール信号成分のみを取り出すことができる。また、通過帯域を蛍光ランプの点灯周波数から大きく外れた位置に設定することが可能になり、アルゴンスペクトル強度の時間変動をより低減できる。
また、赤外線リモートコントロール信号に載せるデータにおけるフォーマットの1モジュール時間がT1で、赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数がfcのとき、ディジタルフィルタの通過帯域をfc以上でfc+1/(2・T1)以下に設定する。そして、このときには、下側の遮断周波数をfstopL(<fc)、上側の遮断周波数をfstopH(>fc+1/(2・T1))に設定し、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopHに設定する。
前述したように、T1=0.64msecとした場合、f1=1/(2・T1)=781.25Hzである。搬送波周波数fc=33kHz、サンプリング周波数fs=100kHzとして、ディジタルフィルタの通過帯域をfc以上でfc+1/(2・T1)以下に設定したときのフィルタのゲイン特性を示すと、図20及び図21に示すようになる。なお、図21は図20の要部周波数範囲を拡大した波形図である。
前述したように、T1=0.64msecとした場合、f1=1/(2・T1)=781.25Hzである。搬送波周波数fc=33kHz、サンプリング周波数fs=100kHzとして、ディジタルフィルタの通過帯域をfc以上でfc+1/(2・T1)以下に設定したときのフィルタのゲイン特性を示すと、図20及び図21に示すようになる。なお、図21は図20の要部周波数範囲を拡大した波形図である。
このようにディジタルフィルタの帯域幅を、fc以上でfc+1/(2・T1)以下という必要最小限の幅に設定しても、アルゴンスペクトル強度の時間変動を低減でき、赤外線リモートコントロール信号成分のみを取り出すことができる。
このように、ディジタルフィルタを使用して赤外線リモートコントロール信号成分のみを取り出すことができるので、点灯回路を確実に動作できる。
なお、この実施の形態は本発明を照明装置に適用したものについて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、照明装置以外の、例えばエアコンディショナなど他の電子機器にも適用できるものである。
このように、ディジタルフィルタを使用して赤外線リモートコントロール信号成分のみを取り出すことができるので、点灯回路を確実に動作できる。
なお、この実施の形態は本発明を照明装置に適用したものについて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、照明装置以外の、例えばエアコンディショナなど他の電子機器にも適用できるものである。
2…照明装置、3…送信器、12…受光部、21…A/D変換器、22…ディジタルフィルタ、23…ヒルベルト変換器、24…ピーク検波器。
Claims (14)
- 放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、
搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数よりも十分に高い周波数で前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
を具備したことを特徴とする受信装置。 - 放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、
搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数よりも十分に高い周波数で前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタからの信号をヒルベルト変換するヒルベルト変換部と、
このヒルベルト変換部の出力信号と前記ディジタルフィルタからの信号とをそれぞれ二乗し、その二乗した和の平方根を取ることでピーク検波するピーク検波部と、
を具備したことを特徴とする受信装置。 - 放電灯で照明する環境において使用する受信装置であって、
搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc±1/(2・T1)の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
を具備したことを特徴とする受信装置。 - AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc+1/(2・T1)}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことを特徴とする請求項3記載の受信装置。
- 放電灯で照明する環境において使用する電子機器であって、
請求項1乃至4のいずれか1記載の受信装置と、
この受信装置が受信した赤外線リモートコントロール信号によって動作する電子機器本体と、
を具備したことを特徴とする電子機器。 - 請求項5記載の電子機器と、
この電子機器の受信装置に対して赤外線リモートコントロール信号を送信する送信器と、
を具備することを特徴とするリモコンシステム。 - 搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、
放電灯点灯周波数の最小値を、前記ディジタルフィルタの上側の遮断周波数よりも高く設定し、前記信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路と、
を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、
放電灯点灯周波数を、前記ディジタルフィルタの下側の遮断周波数よりも低く、かつ、20KHzよりも高く設定し、前記信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路と、
を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、搬送波周波数fc成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、
放電灯点灯周波数の最小値をf0Lとしたとき、前記ディジタルフィルタの上側の遮断周波数を、点灯周波数の最小値f0Lよりも小さく設定し、前記信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路と、
を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。 - ディジタルフィルタは、赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc±1/(2・T1)の範囲を通過域に設定したことを特徴とする請求項9記載の放電灯点灯装置。
- 搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、前記赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc−1/(2・T1)以上で、fc以下の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、
この信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路と、
を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。 - AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことを特徴とする請求項11記載の放電灯点灯装置。
- 搬送波を使用して送信する赤外線リモートコントロール信号を受信する受光部と、
前記赤外線リモートコントロール信号の搬送波周波数fcよりも十分に高い周波数fsで前記受光部が受信した信号をサンプリングしディジタル信号に変換するAD変換部と、
このAD変換部から出力されるディジタル信号を入力し、前記赤外線リモートコントロール信号のデータフォーマットを作成する場合の1モジュール時間をT1としたとき、fc以上で、fc+1/(2・T1)以下の範囲の周波数成分を通過させる特性を有するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力信号を波形整形する信号処理手段と、
この信号処理手段からのデータによって管径が25.5mm以下の放電灯を点灯制御する点灯制御回路と、
を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。 - AD変換部は、ディジタルフィルタの上側の遮断周波数をfstopH{但し、fstopH>fc+1/(2・T1)}としたとき、サンプリング周波数fsを、fs>2・fstopH、に設定したことを特徴とする請求項13記載の放電灯点灯装置。
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