JP2004355546A - 特許検索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】企業等の組織内でサービスを提供する特許検索システムであって、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することができる特許検索システムを提供する。
【解決手段】特許検索システム10は、特許データベース31を含むデータベース30と、データベースを検索する検索サーバー20と、LANを介して接続される複数の端末装置40とから構成される。データベースは、特許データベースに蓄積された各特許文献と対をなすコメント領域を有するコメントデータベース32を備え、検索サーバーは、ユーザーが検索した結果によって抽出された特許文献に対して該ユーザーが所定の操作を行った際に、該当特許文献を検索した際の検索情報を対をなすコメント領域に記録し、該当する特許文献に対して任意のユーザーが所定の操作を行った際に、前記コメント領域を参照可能となしたことを特徴とする特許検索システム。
【選択図】 図1
【解決手段】特許検索システム10は、特許データベース31を含むデータベース30と、データベースを検索する検索サーバー20と、LANを介して接続される複数の端末装置40とから構成される。データベースは、特許データベースに蓄積された各特許文献と対をなすコメント領域を有するコメントデータベース32を備え、検索サーバーは、ユーザーが検索した結果によって抽出された特許文献に対して該ユーザーが所定の操作を行った際に、該当特許文献を検索した際の検索情報を対をなすコメント領域に記録し、該当する特許文献に対して任意のユーザーが所定の操作を行った際に、前記コメント領域を参照可能となしたことを特徴とする特許検索システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公開特許公報等の特許文献を蓄積したデータベースを検索してユーザーが指定した条件に合致する特定の特許文献を抽出する特許検索システムに関し、特に、企業等の組織を構成する複数のユーザーの検索ノウハウを共有することを可能とした特許検索システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からユーザーがコンピュータ装置を用いてネットワークを介して検索サーバーに接続し、データベースに蓄積された各種の情報を検索するデータベース検索システムが広く用いられている。特に、特許公報等の特許文献や技術文献は企業にとって重要な情報であり、これらの情報を対象としたデータベース検索システムは、データベース事業者が加入者に有償でサービスを提供するものから、関係官庁が無償でサービスを提供するもの、あるいは企業が独自にデータベースを構築し企業内の研究開発者や特許担当者にサービスを提供するシステムなどが既に多数存在する。
【0003】
公開特許公報や特許公報などの特許文献の検索には、特許分類、フリーキーワードなどを用いるのが一般的であり、このような特許検索システムに関しては、種々の提案がなされている。例えば、下記の特許文献1には、検索キーとして全文(あるいは要約)に含まれるフリーワードと、特許分類コードとを組み合わせた検索式を、検索条件を入力するだけで演算子などを検討することなく、自動で生成するようにした技術が開示されている。
【0004】
また、下記の特許文献2には、入力した文(文章)から切り出した単語およびその同義語から分類・分野名を提示してユーザーに選択させることで、特許分類の検索を可能にするようにした技術が開示されている。
【0005】
更に、データベース検索システムを通して様々な検索条件を入力して、注目する特許文献にたどりついたユーザーの情報を公開することによって同じ情報に興味を持つユーザー同士のコミュニケーションを可能にする支援手段を持った検索システムも下記特許文献3に開示されている。この機能を達成するため、特許文献3に開示されたデータベース検索システムは、データベースに蓄積された既存のデータの各々に対応した個別データ格納部を設け、この格納部にユーザーが相互に書込・閲覧することができるように構成したものであり、既存データにリンクした前記個別データを互いに書込・閲覧することにより、前記既存データを中心としたネットワーク(インターネット)上のフォーラムを形成可能にしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−21245号公報
【特許文献2】
特開平11−328192号公報
【特許文献3】
特開平10−126408号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、企業内において提供される特許検索システムにおいては、多数の研究開発者や特許担当者が検索を行うが、その検索の目的は当該企業の技術分野を対象とし、その技術分野に含まれる特定の技術内容に関する特許文献を抽出することにある。そして、通常、検索を行う個々人によって検索条件として入力するフリーワードや、特許分類、検索条件の組み立て方はそれぞれ異なるものになるのが普通である。
【0008】
その結果、検索結果として抽出される特許文献は当然異なるものになる。すなわち、上記特許文献1あるいは特許文献2に開示されたデータベース検索システムによって情報を検索する場合、検索する人の技術的スキル、検索スキルによって目的とする情報が得られるか否かに大きな差が生じるものである。従って、企業内で上記のデータベース検索システムを利用する場合には、複数の研究開発担当者や特許担当者が同じ文献を詳細に調査したり、その文献を抽出するために様々な検索条件で試行錯誤的な検索を繰り返すという重複や無駄な検索作業が増大するという問題を生じていた。
【0009】
また、上記特許文献3に開示されたデータベース検索システムによれば、データベースから検索によって抽出した特定の特許文献に対応した個別データ格納部を参照することによって、当該特許文献を抽出したユーザーが書き込んだ情報を参照することができ、ユーザー間でコミュニケーションをとることはできるが、その特許文献を抽出するまでの検索作業の重複を避けることはできないという問題点があった。
【0010】
そこで、本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、データベースに蓄積された特許文献データの1件毎に対をなすコメント記録のためのコメントデータベースを設け、ユーザーが検索によってデータベース中の特定の特許文献を抽出した場合に、該特許文献と対になったコメントデータベースに、検索時に使用した検索条件、ユーザー、その他ユーザーが入力したコメント等の検索情報を記録できるよう構成することに想到した。
【0011】
かかる構成となすことにより、同じ特許文献を抽出した他のユーザーがコメントデータベース中の該当するコメントデータを参照できるようにすれば、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することが可能であり、前記の問題点を解消し得ることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0012】
すなわち、本発明は前記の問題点を解消することを課題とし、企業等の組織内でサービスを提供する特許検索システムであって、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することができる特許検索システムを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記の目的は以下の構成によって達成することができる。すなわち、本発明に係る特許検索システムは、特許データを蓄積した特許データベースを含むデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記データベースは、特許データベースに蓄積された各特許文献と対をなすコメント領域を有するコメントデータベースを備え、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した結果によって抽出された特許文献に対して該ユーザーが所定の操作を行った際に、該当特許文献を検索した際の検索情報を、前記対をなすコメント領域に記録するようになし、該当する特許文献に対して任意のユーザーが所定の操作を行った際に、前記コメント領域を参照可能となしたことを特徴とする。
【0014】
かかる態様によれば、ユーザーが検索によってデータベース中の特定の特許文献を抽出した場合に、該特許文献と対になったコメントデータベースに、検索時に使用した検索条件、ユーザー、その他ユーザーが入力したコメント等の検索情報をコメントデータベースに記録し、同じ特許文献を抽出した他のユーザーがコメントデータベース中の該当するコメントデータを参照できる。従って、ユーザーは、他のユーザーが検索した際の検索条件を参照し、自分では思いつかなかったキーワードや検索式の論理的な組み合わせを発見することもでき、これを参考にして追加検索や再検索に利用することができる。これによって、企業内の技術者、研究者の検索ノウハウを共有することが可能になる。
【0015】
また、本発明の別の態様によれば、検索サーバーは、ユーザーが対応する特許文献を検索して端末装置に該特許文献の詳細を表示し、または、ダウンロードした際に、前記検索サーバーによって該当特許文献を検索した際の検索情報を対応するコメント領域に記録するようになしたことを特徴とする。
かかる態様によれば、検索を行ったユーザーが特定の特許文献に注目した時点でその検索の際の検索情報をコメントデータベースに記録するから、効率的な検索ノウハウの蓄積が行える。
【0016】
また、本発明の別の態様によれば、前記特許検索システムは、更に、該特許検索システムを利用することのできるユーザーに関する情報を蓄積したユーザーデータベースを備え、前記検索サーバーは、任意のユーザーが前記コメント領域に記録されたユーザー情報に所定の操作を行った際に前記ユーザーデータベースを参照可能となしたことを特徴とする。
【0017】
かかる態様によれば、参照した検索情報に不明な点があったわからないキーワードや、注目するコメントが記載されている場合には、ユーザー情報を参照して該ユーザーとコミュニケーションをとることが可能になる。
【0018】
また、本発明の別の態様によれば、ユーザーデータベースに蓄積するユーザー情報は、ユーザーの連絡先情報を含むことを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、コメントを登録した他のユーザーと容易にコミュニケーションをとることができる。
【0019】
更に、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際の検索式であることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが使用した検索式を容易に参照できる。
【0020】
また、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際のユーザー情報であることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、コメントを登録した他のユーザーと容易にコミュニケーションをとることができる。
【0021】
また更に、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際にユーザーが入力した任意のユーザーコメントであることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが当該特許について記述したコメントを参照することができ、該当特許についての知識を共有することができる。
【0022】
更に、本発明の別の態様によれば、検索サーバーは、検索を行った端末装置に検索結果を送信し、検索によって抽出された特許文献を端末装置に表示可能となすとともに、該特許文献に対応するコメント領域の情報を送信し、該端末装置に表示可能となしたことを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが使用した検索式を容易に参照できる。
【0023】
また、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーの選択に応じて、ユーザーが検索した検索結果に検索の際の検索情報を付加して、前記ユーザーデータベースのユーザー領域に記録するようになしたことを特徴とする。
【0024】
かかる構成によれば、ユーザーは、自身が検索に使用した検索式等の検索情報を当該ユーザー毎の領域に記録することができ、再検索や関連技術の検索に際して自身の過去の検索情報を参照し、あるいは再利用することができる。
【0025】
更にまた、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明者を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ユーザーは検索の結果得られた注目する特許文献を選択し、該特許文献と発明者を同一とする他の特許文献を再検索することができ、注目特許文献と同じ技術分野である可能性が高い他の特許文献を簡単に検索することができる。
【0026】
また、本発明の更に別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明の名称および出願人を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする。
【0027】
かかる構成によれば、ユーザーは検索の結果得られた注目する特許文献を選択し、該特許文献に含まれる発明の名称および出願人を同一とする他の特許文献を再検索でき、注目特許文献と同じ技術分野である可能性が高い他の特許文献を簡単に検索することができる。
【0028】
更にまた、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果中から選択した特許文献番号を含む他の特許文献、または、選択した特許文献に記載された他の特許文献番号の特許文献を再検索するようになしたことを特徴とする。
【0029】
かかる態様によれば、ユーザーが検索した検索結果の特許文献から選択した特許文献の特許文献番号を含む他の特許文献、または、選択した特許文献の特許文献番号の特許文献を検索条件として再検索できる。従って選択した特許文献に記載された関連特許文献、または、選択した特許文献の番号を特許文献(特許文献のデータ)中に記述している、関連特許文献を容易に検索することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る特許検索システムの実施の形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る特許検索システムの構成を示すブロック図である。特許検索システム10は、LAN(Local Area Network)に接続された多数の端末装置40と検索サーバー20とからなり、検索サーバー20には特許文献データが蓄積された特許データベース31を有するデータベース30が接続されている。
【0031】
端末装置40は、一般的なコンピュータ装置、クライアント装置であってよく、検索サーバー20から送信される画面情報等を表示するためのブラウザを有しているものであればよい。検索サーバー20は、端末装置40に対して検索画面情報等を送信し、また、端末装置40に表示した検索画面を通して入力された情報を受信するためのMMIF部21(マン・マシン・インタフェース部)と、検索サーバー20にアクセスしたユーザーが、検索サーバー20の利用を許可された登録ユーザーであるかを判定するユーザー認証部22と、ユーザーから端末装置40を通して送信された検索条件に基づいてデータベース30を検索する検索エンジン部23を備えている。
【0032】
データベース30は特許データベース31の他に、本発明により設けられるコメントデータベース32とユーザーデータベース33を備えている。コメントデータベース32は特許データベース31に蓄積された特許文献1件毎に対応するコメント領域を有しており、後述するように、ユーザーが特定の特許文献を検索した際の検索情報を該特定の特許文献に対応したコメント領域に記憶することができる。ユーザーデータベース33は、本データベース検索システムの利用を許可されたユーザーの情報、例えば、ユーザーID、パスワード等が記憶され、ユーザーが検索サーバー20をアクセスした場合の認証に使用される他、ユーザーが自身の領域に任意にプロフィールを記憶させることができる。またユーザーデータベース33は、ユーザー毎の専用ユーザー領域を備えており、各ユーザーが専用に自身の記録として検索結果等を残すことができる。
【0033】
ユーザーが任意の端末装置40(一般にはユーザー個人が通常使用する特定のコンピュータ装置40)から検索サーバー20にアクセスする場合には、一般のデータ検索システムと同様にログイン画面を表示し、ユーザー認証のためのユーザーIDとパスワードを入力する。入力されたユーザーID、パスワードのデータは検索サーバー20に送信され、MMIF部21を介してユーザー認証部22に送られる。ユーザー認証部22は、送られてきたユーザーID、パスワードとユーザーデータベース33に登録されたユーザーID、パスワードとを比較し認証を行い、ログインしたユーザーが特許検索システム10の利用を許可された(登録された)ユーザーであることが認証されると、検索サーバー20は端末装置40に検索のための初期画面を送信する。
【0034】
図2はユーザーが任意の端末装置40(一般にはユーザー個人が通常使用する特定のコンピュータ装置40)から検索サーバー20にアクセスした際に、検索サーバー20から端末装置40に送信されブラウザによってディスプレイ等の表示装置に表示される検索のTOP画面(検索初期画面)の構成を示す図である。この検索TOP画面には、検索項目とキーワードを入力する入力領域12と、検索式(入力領域12に入力された検索項目およびキーワードを論理式で結合したもの)を設定入力する検索式入力領域13と、検索式の履歴を表示する検索履歴表示領域14が設けられている。
【0035】
また、検索TOP画面には検索開始ボタン15と、後述するMy検索BOX(マイ検索ボックス)を開くための操作ボタン11が表示され、検索開始ボタン15をマウスによりクリックすると検索式入力領域13に設定された検索式を検索サーバー20に送信する。そして、検索サーバー20によりこの検索式に従った検索が実行されると、検索履歴表示領域14に実行済みの検索式が表示される。検索サーバー20は、検索開始ボタン15の操作により端末装置40から送信される検索式を受信し、検索エンジン部23により特許データベース31が検索される。
【0036】
図3は検索サーバー20のMMIF部21を介して端末装置40に送られる検索結果一覧画面の構成を示す図である。検索結果一覧画面は図のように、検索の結果、特許データベース31から抽出された特許文献を10件単位で表示する検索結果表示領域16と、検索結果表示領域16に表示された特許文献等を選択して次の操作を行うための操作メニュー領域17とを有しており、またこの検索結果一覧画面の上部には、検索を実行した検索式が表示される。
【0037】
検索結果表示領域16は、特許文献番号、名称、出願人、コメントの各欄から構成され、コメント欄には、該当特許文献に対応するコメント領域(コメントデータベース32の各特許文献対応領域)にコメントが記憶されている場合は「有」の表示がなされる。検索結果表示領域16の右側にはスクロールボタンがあり、10件目以降の検索結果をスクロールして表示することができる。
【0038】
操作メニュー領域17には、これに限られるものではないが、「詳細表示」ボタン、「My検索BOXへ登録」ボタン、「同一発明者(筆頭)」ボタン、「同一発明者(全員)」ボタン、「同一名称&同一出願人」ボタン、「参考検索式」ボタン、「引用している文献」ボタン、「文献中の引用」ボタンが設けられている。ユーザーが検索結果表示領域16に表示された特許文献番号を選択(マウスでクリックするなどの方法より)し、操作メニュー領域17の何れかのボタンが操作されると、検索サーバー20は選択された特許文献に、操作されたボタン(メニュー)で指定された操作を行う。
【0039】
例えば、ユーザーが、検索結果表示領域16に表示された1番目の特許文献番号を選択し、「詳細表示」ボタンをクリックすると、検索サーバー20は、選択された特許文献の詳細(特許明細書全文)を端末装置に送って表示する。表示された特許文献についてユーザーは一般的なブラウザのファイル操作、例えば、「印刷」ボタンをクリックして印刷を行うこと、あるいは、「ファイルに名前をつけて保存」のボタンをクリックして端末装置40にダウンロードすることもできる。
【0040】
ユーザーが上述のように検索結果表示領域に表示された特定の特許文献を選択して「詳細表示」ボタンを操作し、または、ダウンロード操作を行った場合、その特許文献に対応するコメントデータベース32のコメント領域に、該当特許文献を検索した際の検索情報が記憶される。記憶する検索情報は検索式、検索履歴であり、また、検索したユーザーIDも記憶される。検索式で使用された特許分類、キーワード等の詳細情報も記憶することができる。また、ユーザーはコメント領域に任意のコメントを入力して記憶させることができる。
【0041】
コメントデータベース32に記憶された上記の検索情報は、他の検索者が検索を行い、検索結果一覧画面に表示されたコメント欄をクリックすると、コメント欄の表示「有」がある無しにかかわらず該当するコメントデータベース32の該当するコメント領域が開き、コメント欄の記述が参照できる。コメント欄の表示が「有」の場合には、先に該当する特許文献を検索したユーザーの検索情報が記憶されており、参照することができる。
【0042】
図4は、上述のようにしてコメントデータベースのコメント領域が開かれた際に、検索サーバー20がコメント領域の記録を端末装置40に表示するコメント表示画面を示す図である。コメント表示画面は図4に示すように、上部に対応する特許文献の番号が表示され、検索式・検索履歴が一覧で表示される検索式表示領域18と、ユーザーが任意のコメントを記述する記入欄19とからなり、検索式表示領域18は「日付」、「コメント」、「登録者」の各欄からなり、「コメント」欄には該当特許文献を検索した際の検索式が、「日付」欄にはその時の日付けが、「登録者」欄には検索したユーザーのユーザーIDが表示される。また画面には、削除ボタン、書込ボタン、添付ファイルボタンが設けられており、コメント領域の記述の編集、添付ファイルへリンクを貼ることが可能である。
【0043】
従って、コメント領域の記述を参照した他のユーザーは、自分以外のユーザーが該当特許文献を検索して注目したこと(詳細表示をしたり、ダウンロードしたこと)を知り、その際の検索式を参照して自身が追加検索をする場合の参考にすることができる。また、検索式表示領域18の「登録」者に記録されたユーザーID等を手がかりにユーザー情報を得て、電子メールや電話等によりコンタクトして情報交換することができる。
【0044】
図3における操作メニュー領域17の他の各ボタンについて以下順次説明する。「My検索BOXへ登録」ボタンは、ユーザーが検索結果のうち、特定の特許文献について特に記憶して残しておきたい場合に操作するボタンである。このボタンが操作された時、検索サーバー20は選択された特許文献の情報をユーザーデータベース33の専用ユーザー領域に記憶する。また、前記の「詳細表示」ボタンの場合と同様に、「My検索BOXへ登録」ボタンが操作されると、検索式、検索履歴等の検索情報がユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域に記録されるとともに、コメントデータベースにも記録され、閲覧者(図示せず)としてユーザーIDも記録される。
【0045】
図5はユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域の記憶内容を端末装置40に表示するMy検索BOX表示画面を示す図である。図5に示すように、My検索BOX表示画面は図3の検索結果一覧画面と同様の構成であるが、ユーザーが自身のプロフィールを登録するためのプロフィールボタン51が設けられている。このボタンが操作されると、検索サーバー20は、図6に示すプロフィール入力画面を端末装置40に表示する。プロフィール入力画面には、「氏名」、「所属」、「技術分野」、「e−mail」、「内線」等を入力する領域が設けられており、ユーザーが任意に自身の情報を編集、記述することができ、このユーザー情報は、他のユーザーに前述のようにして公開される。
【0046】
「同一発明者(筆頭)」ボタンは、ユーザーが選択した特許文献のデータをベースに追加検索や再検索するためのボタンである。このボタンが操作されると、選択された特許文献に基づいて、検索サーバー20は、該特許文献に記載されている筆頭の発明者(複数の発明者のうち特許公報に1番最初に記載される発明者)と同一発明者の特許文献を特許データベース31から検索する。
【0047】
図7は「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作された場合の検索サーバー20の検索手順を示すフローチャートである。「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作されると、検索サーバー20は、ステップS100で新規にワークとして使用するデータテーブルを作成し、ステップS101で特許データベース31を検索しデータが最後であるかをチェックする。データが最後でなければ、選択された特許文献に記載されている筆頭の発明者(複数の発明者のうち特許公報に1番最初に記載される発明者)と同一発明者の特許文献を特許データベース31から検索する(ステップS102)。
【0048】
発明者が一致しなければステップS101に戻り、特許データベース31の次の特許文献のデータをチェックする。発明者が一致するデータであれば、ステップS103でデータテーブルに追加し、ステップS101に戻る。ステップS101でデータが最後であれば、ステップS104でデータテーブルに記憶した検索結果を端末装置40に表示する。この検索手順は、一例であり、特許データベース31のデータベース構造が異なれば図7のフローチャートの手順とは異なる検索手順になる。
【0049】
この検索の結果は、図8の同一発明者(筆頭)検索結果一覧画面によって端末装置40に表示される。この画面は図3の検索結果一覧画面と同様であり、図8の画面の説明は重複するため省略するが、画面の右側の操作メニュー領域の各ボタンを操作して更に再検索、追加検索を重ねることができる。
【0050】
「同一発明者(全員)」ボタンは、選択した特許文献に記載されている全発明者の特許文献を追加検索や再検索するためのボタンである。このボタンが操作された時の検索サーバー20の処理は、「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作された場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0051】
「同一名称&同一出願人」ボタンも、上記と同様であり、このボタンが操作されると、検索サーバー20は、選択された特許文献と同一の名称および出願人の特許文献を追加検索あるいは再検索する。動作ならびに検索結果の表示も同様である。
【0052】
「参考検索式」ボタンをクリックすると、選択された特許文献に対応したコメント領域(コメントデータベース32)に記憶された検索式(過去にその特許文献を検索により抽出し、詳細表示、ダウンロードなどの操作を行った際の検索式)が検索サーバー20により検索され、端末装置40に表示される。ユーザーはこれによって選択した特許文献に着目した過去の検索式を参照することができる。
【0053】
図9はこの場合に端末装置40に表示される参考検索式表示画面の構成を示す図である。すなわち、参考検索式表示画面には過去の検索式とその検索式の使用者(検索式を使用したユーザー)の一覧が表示され、これを参照したユーザーは、例えば、自分では思いつかなかったキーワードや検索式の論理的な組み合わせを発見することもでき、これを参考にして追加検索や再検索に利用することができる。もし、わからないキーワードや、注目するコメントが記載されている場合には、使用者欄に表示された使用者をクリックすれば、検索サーバー20は、選択された使用者のユーザーIDに基づいてユーザーデータベース33のプロフィールを開き、電子メールや電話で問い合わせをすることができる。
【0054】
また、図9の参考検索式表示画面には「検索TOP画面へ転送」ボタンがあり、このボタンを操作することによって、一覧に表示された検索式を自身の検索画面に転送して代入することができる。
【0055】
図3の検索結果一覧画面において「引用している文献」ボタンを操作すると、上記の各ボタンと同様に、検索サーバー20は、選択された特許文献を引用している他の特許文献を特許データベース31およびコメントデータベースの各コメント領域から検索して、検索結果一覧画面(図3)と同様の構成の画面で表示する。この場合の検索は、選択された特許文献の「出願番号」、「公開番号」、「公告/登録番号」に基づいて行う。
【0056】
「文献中の引用」ボタンを操作すると、検索サーバー20は、選択された特許文献中に記述されている全ての特許文献を特許データベース31を検索して検索結果一覧画面(図3)と同様の構成の画面で表示する。この場合の検索は、選択された特許文献中に記述された「出願番号」、「公開番号」、「公告/登録番号」に基づいて行う。
【0057】
これらの検索結果一覧画面には、図3に示すように共通してコメント欄が設けられ、既にコメントデータベース32に記録がある特許文献については、前述したように「有」の表示がなされる。前述したように、コメント欄の「有」の表示の有無にかかわらず、表示されている検索結果一覧の特許文献を選び該当するコメント欄をクリックすると図4のコメントページ(コメント表示画面)が開く。このページは、特許データベースと対をなすコメントデータベースの各コメント領域にアクセスできるページであり、コメント領域に過去に記憶された情報を編集、追加、削除することができる。
【0058】
図10はこのコメント領域の書込動作における検索サーバー20の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、検索サーバー20はステップS200でコメント表示画面を端末装置40に送り、選択されたコメント領域の最新の情報を表示する。ステップS201でユーザーが該コメント領域に情報記録した登録者であるかをチェックする。ユーザーが登録者でなければ、ステップS202の削除ステップをスキップし、ステップS206で新規の書込番号を設定し、ステップS204に進み、新しいユーザーによる新規の書込番号の欄に、ユーザーが書込み操作した情報が書き込まれ、ステップS205でコメント領域の更新が行われる。書込操作がなく、ステップS207でコメント表示画面を閉じる操作が行われれば、処理を終了する。
【0059】
ステップS201でユーザーが登録者であった場合、ステップS202に進み、削除であるかをチェックする。削除操作であれば、選択された書込番号のコメント情報がステップS203で1件削除処理される。削除操作でなければ、ステップS204に進み、書込操作であるかをチェックする。書込操作であれば選択された書込番号の欄にユーザーが書込み操作した情報が書き込まれ、ステップS205でコメント領域の更新が行われる。書込操作がなく、ステップS207でコメント表示画面を閉じる操作が行われれば、処理を終了する。
【0060】
上記のように、このコメント領域の記録手順は、コメント表示画面を開いたユーザーが、選択しているコメントの登録者本人である場合には、記録の削除を含め、書込、編集を可能とし、登録者本人でない場合に書込があったならば新規登録とて書込、更新を可能としたものである。
【0061】
図11は、以上説明した特許検索システムの処理手順を示すゼネラルフローチャートである。先ず、ユーザーはステップS300で端末装置40から検索サーバーに接続し、ログイン画面からユーザーIDおよびパスワードを入力する。ステップS301において検索サーバー20のユーザー認証部22は、ログイン画面で入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づいてユーザーが本特許検索システムの利用を許可されたユーザーであるか否か認証を行う。
【0062】
ステップS301でユーザー認証が完了すると検索サーバー20は検索TOP画面(図2参照)を端末装置に送り表示させる。ステップS302でユーザーは検索条件としてキーワード等を入力し、検索式を設定する。ステップS303で検索サーバー20の検索エンジン部23は、入力された検索式に従って特許データベース31を検索し、ステップS304で検索結果一覧画面(図3)を端末装置40に送り表示する。
【0063】
ステップS305でユーザーが検索結果一覧画面に表示された特許文献の1つを選択し、前述したような詳細表示、ダウンロード等の操作を行うと、ステップS306で検索サーバー20は該当特許文献と対をなすコメントデータベース32の対応するコメント領域に、ユーザーが実行した検索式等の検索情報が記憶される。検索結果一覧画面において、ユーザーが操作メニーュ領域17(図3参照)の操作ボタン、例えば、ステップS307に示すように「My検索BOXへ登録」ボタンが操作された場合は、My検索BOX表示画面(図5参照)が開かれ、検索式、検索履歴等の検索情報がユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域に記録されるとともに、コメントデータベースにも記録され、閲覧者(図示せず)としてユーザーIDも記録される。
【0064】
そして、My検索BOX表示画面において、ステップS308でプロフィールボタン51が操作されると、プロフィール入力画面(図6参照)が開き、ユーザー自身の情報を記録することができる。
【0065】
また、ステップS309に示すように、操作メニュー領域17の再検索ボタン[同一発明者(筆頭)ボタン]等が操作された場合は前述した各処理が行われ、ステップS310でその検索結果が表示される。ステップS310における検索結果表示やステップS304の検索結果表示に続いて、ステップS311に示すように特許文献を選択してそのコメント欄が操作(クリック)されると、図4のコメント表示画面が表示され、ユーザーは、コメント欄の記録から、他のユーザーが該当特許文献を検索した際の検索情報を参照することができ、自身が追加検索をする場合の参考にすることができる。また、検索式表示領域18の「登録」者に記録されたユーザーID等を手がかりにユーザー情報を得て、電子メールや電話等によりコンタクトして情報交換することができる。
【0066】
このフローチャートにおいて、ステップS307〜ステップS312の各処理は、シーケンシャルに全ての処理が行われるわけではなく、ユーザーが操作する操作内容によって、必要なステップの処理が行われることになる。そして、ステップS313でユーザーが終了操作(ログアウト、終了ボタン等の操作)が行われると、検索サーバー20と端末装置40の接続状態が解除され処理が終了する。
【0067】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る特許検索システムを企業等の組織内で運用すれば、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することができる。すなわち、どの検索結果一覧画面からでも、抽出した特定の特許文献を選択して対になったコメント領域を参照することができ、これにより、該特許文献の詳細を読んだユーザー、My検索BOXに登録したユーザーを知ることができる。その結果、他のユーザーが検索に使用したキーワード等を参照して追加の検索等に利用することができ、また、選択した特許文献に対する他のユーザーの知識を共有することができるという効果を奏する。
【0068】
また、検索条件や抽出した特許文献に対するコメント等について、容易にユーザー間のコミュニケーションをとることができるようになり、更に、コメント領域に該特許文献に対する的確なコメントが記録されていれば、後のユーザーの理解の助けになり、重複、試行錯誤的な調査、検索を減少させることができるという効果を奏する。
【0069】
また、コメント領域に記録のない特許文献についてはその特許文献を検索したユーザーが最初の調査者であることがわかるため、慎重な調査を行えばよいし、もしユーザー自身が十分に理解できない範囲のものであれば、適任者に連絡をしてコメント領域への記録を依頼することもでき、組織としての特許検索、特許調査をより強固に行うことができるという効果を奏する。
【0070】
一方、組織としての特許調査活動等を管理する立場の管理者からみれば、長期間にわたりコメント領域に検索条件やコメント等が記録されない特許文献については、見落としの可能性があり、そのような特許文献をピックアップして積極的に調査活動に追加していく等の方策をとることでができる。
【0071】
更に、特許検索や特許調査に不慣れな技術者や研究者にとっては、自分自身が注目した特許文献が、他の人によってどのような検索式で抽出されたかを参考にすることができるので、検索スキルを向上することができるという効果を奏する。
【0072】
更に、本特許検索システムによれば、検索の結果抽出した特許文献から注目すべき1つの特許文献を選択した場合に、その特許文献に含まれる情報、例えば、同一発明者が発明した他の特許文献、同一名称および同一出願人の特許文献、前記の選択した特許文献を引用している他の特許文献、選択した特許文献に記述されている他の特許文献を容易に追加検索、再検索することができ、キーワード等で抽出しきれなかった関連特許文献を抽出する有力な手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る特許検索システムの構成を示すブロック図である。
【図2】検索初期画面(検索TOP画面)の構成を示す画面構成図である。
【図3】検索結果一覧画面の構成を示す画面構成図である。
【図4】コメント表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図5】My検索BOX表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図6】プロフィール入力画面の構成を示す画面構成図である。
【図7】同一発明者(筆頭)を検索条件とした検索の手順を示すフローチャートである。
【図8】同一発明者(筆頭)検索結果一覧画面の構成を示す画面構成図である。
【図9】参考検索式表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図10】コメント領域の書込手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る特許検索システムの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・特許検索システム
20・・・検索サーバー
21・・・MMIF部
22・・・ユーザー認証部
23・・・検索エンジン部
30・・・データベース
31・・・特許データベース
32・・・コメントデータベース(コメント領域)
33・・・ユーザーデータベース(専用ユーザー領域)
40・・・端末装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、公開特許公報等の特許文献を蓄積したデータベースを検索してユーザーが指定した条件に合致する特定の特許文献を抽出する特許検索システムに関し、特に、企業等の組織を構成する複数のユーザーの検索ノウハウを共有することを可能とした特許検索システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からユーザーがコンピュータ装置を用いてネットワークを介して検索サーバーに接続し、データベースに蓄積された各種の情報を検索するデータベース検索システムが広く用いられている。特に、特許公報等の特許文献や技術文献は企業にとって重要な情報であり、これらの情報を対象としたデータベース検索システムは、データベース事業者が加入者に有償でサービスを提供するものから、関係官庁が無償でサービスを提供するもの、あるいは企業が独自にデータベースを構築し企業内の研究開発者や特許担当者にサービスを提供するシステムなどが既に多数存在する。
【0003】
公開特許公報や特許公報などの特許文献の検索には、特許分類、フリーキーワードなどを用いるのが一般的であり、このような特許検索システムに関しては、種々の提案がなされている。例えば、下記の特許文献1には、検索キーとして全文(あるいは要約)に含まれるフリーワードと、特許分類コードとを組み合わせた検索式を、検索条件を入力するだけで演算子などを検討することなく、自動で生成するようにした技術が開示されている。
【0004】
また、下記の特許文献2には、入力した文(文章)から切り出した単語およびその同義語から分類・分野名を提示してユーザーに選択させることで、特許分類の検索を可能にするようにした技術が開示されている。
【0005】
更に、データベース検索システムを通して様々な検索条件を入力して、注目する特許文献にたどりついたユーザーの情報を公開することによって同じ情報に興味を持つユーザー同士のコミュニケーションを可能にする支援手段を持った検索システムも下記特許文献3に開示されている。この機能を達成するため、特許文献3に開示されたデータベース検索システムは、データベースに蓄積された既存のデータの各々に対応した個別データ格納部を設け、この格納部にユーザーが相互に書込・閲覧することができるように構成したものであり、既存データにリンクした前記個別データを互いに書込・閲覧することにより、前記既存データを中心としたネットワーク(インターネット)上のフォーラムを形成可能にしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−21245号公報
【特許文献2】
特開平11−328192号公報
【特許文献3】
特開平10−126408号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、企業内において提供される特許検索システムにおいては、多数の研究開発者や特許担当者が検索を行うが、その検索の目的は当該企業の技術分野を対象とし、その技術分野に含まれる特定の技術内容に関する特許文献を抽出することにある。そして、通常、検索を行う個々人によって検索条件として入力するフリーワードや、特許分類、検索条件の組み立て方はそれぞれ異なるものになるのが普通である。
【0008】
その結果、検索結果として抽出される特許文献は当然異なるものになる。すなわち、上記特許文献1あるいは特許文献2に開示されたデータベース検索システムによって情報を検索する場合、検索する人の技術的スキル、検索スキルによって目的とする情報が得られるか否かに大きな差が生じるものである。従って、企業内で上記のデータベース検索システムを利用する場合には、複数の研究開発担当者や特許担当者が同じ文献を詳細に調査したり、その文献を抽出するために様々な検索条件で試行錯誤的な検索を繰り返すという重複や無駄な検索作業が増大するという問題を生じていた。
【0009】
また、上記特許文献3に開示されたデータベース検索システムによれば、データベースから検索によって抽出した特定の特許文献に対応した個別データ格納部を参照することによって、当該特許文献を抽出したユーザーが書き込んだ情報を参照することができ、ユーザー間でコミュニケーションをとることはできるが、その特許文献を抽出するまでの検索作業の重複を避けることはできないという問題点があった。
【0010】
そこで、本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、データベースに蓄積された特許文献データの1件毎に対をなすコメント記録のためのコメントデータベースを設け、ユーザーが検索によってデータベース中の特定の特許文献を抽出した場合に、該特許文献と対になったコメントデータベースに、検索時に使用した検索条件、ユーザー、その他ユーザーが入力したコメント等の検索情報を記録できるよう構成することに想到した。
【0011】
かかる構成となすことにより、同じ特許文献を抽出した他のユーザーがコメントデータベース中の該当するコメントデータを参照できるようにすれば、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することが可能であり、前記の問題点を解消し得ることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0012】
すなわち、本発明は前記の問題点を解消することを課題とし、企業等の組織内でサービスを提供する特許検索システムであって、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することができる特許検索システムを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記の目的は以下の構成によって達成することができる。すなわち、本発明に係る特許検索システムは、特許データを蓄積した特許データベースを含むデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記データベースは、特許データベースに蓄積された各特許文献と対をなすコメント領域を有するコメントデータベースを備え、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した結果によって抽出された特許文献に対して該ユーザーが所定の操作を行った際に、該当特許文献を検索した際の検索情報を、前記対をなすコメント領域に記録するようになし、該当する特許文献に対して任意のユーザーが所定の操作を行った際に、前記コメント領域を参照可能となしたことを特徴とする。
【0014】
かかる態様によれば、ユーザーが検索によってデータベース中の特定の特許文献を抽出した場合に、該特許文献と対になったコメントデータベースに、検索時に使用した検索条件、ユーザー、その他ユーザーが入力したコメント等の検索情報をコメントデータベースに記録し、同じ特許文献を抽出した他のユーザーがコメントデータベース中の該当するコメントデータを参照できる。従って、ユーザーは、他のユーザーが検索した際の検索条件を参照し、自分では思いつかなかったキーワードや検索式の論理的な組み合わせを発見することもでき、これを参考にして追加検索や再検索に利用することができる。これによって、企業内の技術者、研究者の検索ノウハウを共有することが可能になる。
【0015】
また、本発明の別の態様によれば、検索サーバーは、ユーザーが対応する特許文献を検索して端末装置に該特許文献の詳細を表示し、または、ダウンロードした際に、前記検索サーバーによって該当特許文献を検索した際の検索情報を対応するコメント領域に記録するようになしたことを特徴とする。
かかる態様によれば、検索を行ったユーザーが特定の特許文献に注目した時点でその検索の際の検索情報をコメントデータベースに記録するから、効率的な検索ノウハウの蓄積が行える。
【0016】
また、本発明の別の態様によれば、前記特許検索システムは、更に、該特許検索システムを利用することのできるユーザーに関する情報を蓄積したユーザーデータベースを備え、前記検索サーバーは、任意のユーザーが前記コメント領域に記録されたユーザー情報に所定の操作を行った際に前記ユーザーデータベースを参照可能となしたことを特徴とする。
【0017】
かかる態様によれば、参照した検索情報に不明な点があったわからないキーワードや、注目するコメントが記載されている場合には、ユーザー情報を参照して該ユーザーとコミュニケーションをとることが可能になる。
【0018】
また、本発明の別の態様によれば、ユーザーデータベースに蓄積するユーザー情報は、ユーザーの連絡先情報を含むことを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、コメントを登録した他のユーザーと容易にコミュニケーションをとることができる。
【0019】
更に、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際の検索式であることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが使用した検索式を容易に参照できる。
【0020】
また、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際のユーザー情報であることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、コメントを登録した他のユーザーと容易にコミュニケーションをとることができる。
【0021】
また更に、本発明の別の態様によれば、コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際にユーザーが入力した任意のユーザーコメントであることを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが当該特許について記述したコメントを参照することができ、該当特許についての知識を共有することができる。
【0022】
更に、本発明の別の態様によれば、検索サーバーは、検索を行った端末装置に検索結果を送信し、検索によって抽出された特許文献を端末装置に表示可能となすとともに、該特許文献に対応するコメント領域の情報を送信し、該端末装置に表示可能となしたことを特徴とする。かかる態様によれば、ユーザーは、同じ特許文献を検索した他のユーザーが使用した検索式を容易に参照できる。
【0023】
また、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーの選択に応じて、ユーザーが検索した検索結果に検索の際の検索情報を付加して、前記ユーザーデータベースのユーザー領域に記録するようになしたことを特徴とする。
【0024】
かかる構成によれば、ユーザーは、自身が検索に使用した検索式等の検索情報を当該ユーザー毎の領域に記録することができ、再検索や関連技術の検索に際して自身の過去の検索情報を参照し、あるいは再利用することができる。
【0025】
更にまた、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明者を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ユーザーは検索の結果得られた注目する特許文献を選択し、該特許文献と発明者を同一とする他の特許文献を再検索することができ、注目特許文献と同じ技術分野である可能性が高い他の特許文献を簡単に検索することができる。
【0026】
また、本発明の更に別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明の名称および出願人を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする。
【0027】
かかる構成によれば、ユーザーは検索の結果得られた注目する特許文献を選択し、該特許文献に含まれる発明の名称および出願人を同一とする他の特許文献を再検索でき、注目特許文献と同じ技術分野である可能性が高い他の特許文献を簡単に検索することができる。
【0028】
更にまた、本発明の別の態様によれば、特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果中から選択した特許文献番号を含む他の特許文献、または、選択した特許文献に記載された他の特許文献番号の特許文献を再検索するようになしたことを特徴とする。
【0029】
かかる態様によれば、ユーザーが検索した検索結果の特許文献から選択した特許文献の特許文献番号を含む他の特許文献、または、選択した特許文献の特許文献番号の特許文献を検索条件として再検索できる。従って選択した特許文献に記載された関連特許文献、または、選択した特許文献の番号を特許文献(特許文献のデータ)中に記述している、関連特許文献を容易に検索することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る特許検索システムの実施の形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る特許検索システムの構成を示すブロック図である。特許検索システム10は、LAN(Local Area Network)に接続された多数の端末装置40と検索サーバー20とからなり、検索サーバー20には特許文献データが蓄積された特許データベース31を有するデータベース30が接続されている。
【0031】
端末装置40は、一般的なコンピュータ装置、クライアント装置であってよく、検索サーバー20から送信される画面情報等を表示するためのブラウザを有しているものであればよい。検索サーバー20は、端末装置40に対して検索画面情報等を送信し、また、端末装置40に表示した検索画面を通して入力された情報を受信するためのMMIF部21(マン・マシン・インタフェース部)と、検索サーバー20にアクセスしたユーザーが、検索サーバー20の利用を許可された登録ユーザーであるかを判定するユーザー認証部22と、ユーザーから端末装置40を通して送信された検索条件に基づいてデータベース30を検索する検索エンジン部23を備えている。
【0032】
データベース30は特許データベース31の他に、本発明により設けられるコメントデータベース32とユーザーデータベース33を備えている。コメントデータベース32は特許データベース31に蓄積された特許文献1件毎に対応するコメント領域を有しており、後述するように、ユーザーが特定の特許文献を検索した際の検索情報を該特定の特許文献に対応したコメント領域に記憶することができる。ユーザーデータベース33は、本データベース検索システムの利用を許可されたユーザーの情報、例えば、ユーザーID、パスワード等が記憶され、ユーザーが検索サーバー20をアクセスした場合の認証に使用される他、ユーザーが自身の領域に任意にプロフィールを記憶させることができる。またユーザーデータベース33は、ユーザー毎の専用ユーザー領域を備えており、各ユーザーが専用に自身の記録として検索結果等を残すことができる。
【0033】
ユーザーが任意の端末装置40(一般にはユーザー個人が通常使用する特定のコンピュータ装置40)から検索サーバー20にアクセスする場合には、一般のデータ検索システムと同様にログイン画面を表示し、ユーザー認証のためのユーザーIDとパスワードを入力する。入力されたユーザーID、パスワードのデータは検索サーバー20に送信され、MMIF部21を介してユーザー認証部22に送られる。ユーザー認証部22は、送られてきたユーザーID、パスワードとユーザーデータベース33に登録されたユーザーID、パスワードとを比較し認証を行い、ログインしたユーザーが特許検索システム10の利用を許可された(登録された)ユーザーであることが認証されると、検索サーバー20は端末装置40に検索のための初期画面を送信する。
【0034】
図2はユーザーが任意の端末装置40(一般にはユーザー個人が通常使用する特定のコンピュータ装置40)から検索サーバー20にアクセスした際に、検索サーバー20から端末装置40に送信されブラウザによってディスプレイ等の表示装置に表示される検索のTOP画面(検索初期画面)の構成を示す図である。この検索TOP画面には、検索項目とキーワードを入力する入力領域12と、検索式(入力領域12に入力された検索項目およびキーワードを論理式で結合したもの)を設定入力する検索式入力領域13と、検索式の履歴を表示する検索履歴表示領域14が設けられている。
【0035】
また、検索TOP画面には検索開始ボタン15と、後述するMy検索BOX(マイ検索ボックス)を開くための操作ボタン11が表示され、検索開始ボタン15をマウスによりクリックすると検索式入力領域13に設定された検索式を検索サーバー20に送信する。そして、検索サーバー20によりこの検索式に従った検索が実行されると、検索履歴表示領域14に実行済みの検索式が表示される。検索サーバー20は、検索開始ボタン15の操作により端末装置40から送信される検索式を受信し、検索エンジン部23により特許データベース31が検索される。
【0036】
図3は検索サーバー20のMMIF部21を介して端末装置40に送られる検索結果一覧画面の構成を示す図である。検索結果一覧画面は図のように、検索の結果、特許データベース31から抽出された特許文献を10件単位で表示する検索結果表示領域16と、検索結果表示領域16に表示された特許文献等を選択して次の操作を行うための操作メニュー領域17とを有しており、またこの検索結果一覧画面の上部には、検索を実行した検索式が表示される。
【0037】
検索結果表示領域16は、特許文献番号、名称、出願人、コメントの各欄から構成され、コメント欄には、該当特許文献に対応するコメント領域(コメントデータベース32の各特許文献対応領域)にコメントが記憶されている場合は「有」の表示がなされる。検索結果表示領域16の右側にはスクロールボタンがあり、10件目以降の検索結果をスクロールして表示することができる。
【0038】
操作メニュー領域17には、これに限られるものではないが、「詳細表示」ボタン、「My検索BOXへ登録」ボタン、「同一発明者(筆頭)」ボタン、「同一発明者(全員)」ボタン、「同一名称&同一出願人」ボタン、「参考検索式」ボタン、「引用している文献」ボタン、「文献中の引用」ボタンが設けられている。ユーザーが検索結果表示領域16に表示された特許文献番号を選択(マウスでクリックするなどの方法より)し、操作メニュー領域17の何れかのボタンが操作されると、検索サーバー20は選択された特許文献に、操作されたボタン(メニュー)で指定された操作を行う。
【0039】
例えば、ユーザーが、検索結果表示領域16に表示された1番目の特許文献番号を選択し、「詳細表示」ボタンをクリックすると、検索サーバー20は、選択された特許文献の詳細(特許明細書全文)を端末装置に送って表示する。表示された特許文献についてユーザーは一般的なブラウザのファイル操作、例えば、「印刷」ボタンをクリックして印刷を行うこと、あるいは、「ファイルに名前をつけて保存」のボタンをクリックして端末装置40にダウンロードすることもできる。
【0040】
ユーザーが上述のように検索結果表示領域に表示された特定の特許文献を選択して「詳細表示」ボタンを操作し、または、ダウンロード操作を行った場合、その特許文献に対応するコメントデータベース32のコメント領域に、該当特許文献を検索した際の検索情報が記憶される。記憶する検索情報は検索式、検索履歴であり、また、検索したユーザーIDも記憶される。検索式で使用された特許分類、キーワード等の詳細情報も記憶することができる。また、ユーザーはコメント領域に任意のコメントを入力して記憶させることができる。
【0041】
コメントデータベース32に記憶された上記の検索情報は、他の検索者が検索を行い、検索結果一覧画面に表示されたコメント欄をクリックすると、コメント欄の表示「有」がある無しにかかわらず該当するコメントデータベース32の該当するコメント領域が開き、コメント欄の記述が参照できる。コメント欄の表示が「有」の場合には、先に該当する特許文献を検索したユーザーの検索情報が記憶されており、参照することができる。
【0042】
図4は、上述のようにしてコメントデータベースのコメント領域が開かれた際に、検索サーバー20がコメント領域の記録を端末装置40に表示するコメント表示画面を示す図である。コメント表示画面は図4に示すように、上部に対応する特許文献の番号が表示され、検索式・検索履歴が一覧で表示される検索式表示領域18と、ユーザーが任意のコメントを記述する記入欄19とからなり、検索式表示領域18は「日付」、「コメント」、「登録者」の各欄からなり、「コメント」欄には該当特許文献を検索した際の検索式が、「日付」欄にはその時の日付けが、「登録者」欄には検索したユーザーのユーザーIDが表示される。また画面には、削除ボタン、書込ボタン、添付ファイルボタンが設けられており、コメント領域の記述の編集、添付ファイルへリンクを貼ることが可能である。
【0043】
従って、コメント領域の記述を参照した他のユーザーは、自分以外のユーザーが該当特許文献を検索して注目したこと(詳細表示をしたり、ダウンロードしたこと)を知り、その際の検索式を参照して自身が追加検索をする場合の参考にすることができる。また、検索式表示領域18の「登録」者に記録されたユーザーID等を手がかりにユーザー情報を得て、電子メールや電話等によりコンタクトして情報交換することができる。
【0044】
図3における操作メニュー領域17の他の各ボタンについて以下順次説明する。「My検索BOXへ登録」ボタンは、ユーザーが検索結果のうち、特定の特許文献について特に記憶して残しておきたい場合に操作するボタンである。このボタンが操作された時、検索サーバー20は選択された特許文献の情報をユーザーデータベース33の専用ユーザー領域に記憶する。また、前記の「詳細表示」ボタンの場合と同様に、「My検索BOXへ登録」ボタンが操作されると、検索式、検索履歴等の検索情報がユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域に記録されるとともに、コメントデータベースにも記録され、閲覧者(図示せず)としてユーザーIDも記録される。
【0045】
図5はユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域の記憶内容を端末装置40に表示するMy検索BOX表示画面を示す図である。図5に示すように、My検索BOX表示画面は図3の検索結果一覧画面と同様の構成であるが、ユーザーが自身のプロフィールを登録するためのプロフィールボタン51が設けられている。このボタンが操作されると、検索サーバー20は、図6に示すプロフィール入力画面を端末装置40に表示する。プロフィール入力画面には、「氏名」、「所属」、「技術分野」、「e−mail」、「内線」等を入力する領域が設けられており、ユーザーが任意に自身の情報を編集、記述することができ、このユーザー情報は、他のユーザーに前述のようにして公開される。
【0046】
「同一発明者(筆頭)」ボタンは、ユーザーが選択した特許文献のデータをベースに追加検索や再検索するためのボタンである。このボタンが操作されると、選択された特許文献に基づいて、検索サーバー20は、該特許文献に記載されている筆頭の発明者(複数の発明者のうち特許公報に1番最初に記載される発明者)と同一発明者の特許文献を特許データベース31から検索する。
【0047】
図7は「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作された場合の検索サーバー20の検索手順を示すフローチャートである。「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作されると、検索サーバー20は、ステップS100で新規にワークとして使用するデータテーブルを作成し、ステップS101で特許データベース31を検索しデータが最後であるかをチェックする。データが最後でなければ、選択された特許文献に記載されている筆頭の発明者(複数の発明者のうち特許公報に1番最初に記載される発明者)と同一発明者の特許文献を特許データベース31から検索する(ステップS102)。
【0048】
発明者が一致しなければステップS101に戻り、特許データベース31の次の特許文献のデータをチェックする。発明者が一致するデータであれば、ステップS103でデータテーブルに追加し、ステップS101に戻る。ステップS101でデータが最後であれば、ステップS104でデータテーブルに記憶した検索結果を端末装置40に表示する。この検索手順は、一例であり、特許データベース31のデータベース構造が異なれば図7のフローチャートの手順とは異なる検索手順になる。
【0049】
この検索の結果は、図8の同一発明者(筆頭)検索結果一覧画面によって端末装置40に表示される。この画面は図3の検索結果一覧画面と同様であり、図8の画面の説明は重複するため省略するが、画面の右側の操作メニュー領域の各ボタンを操作して更に再検索、追加検索を重ねることができる。
【0050】
「同一発明者(全員)」ボタンは、選択した特許文献に記載されている全発明者の特許文献を追加検索や再検索するためのボタンである。このボタンが操作された時の検索サーバー20の処理は、「同一発明者(筆頭)」ボタンが操作された場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0051】
「同一名称&同一出願人」ボタンも、上記と同様であり、このボタンが操作されると、検索サーバー20は、選択された特許文献と同一の名称および出願人の特許文献を追加検索あるいは再検索する。動作ならびに検索結果の表示も同様である。
【0052】
「参考検索式」ボタンをクリックすると、選択された特許文献に対応したコメント領域(コメントデータベース32)に記憶された検索式(過去にその特許文献を検索により抽出し、詳細表示、ダウンロードなどの操作を行った際の検索式)が検索サーバー20により検索され、端末装置40に表示される。ユーザーはこれによって選択した特許文献に着目した過去の検索式を参照することができる。
【0053】
図9はこの場合に端末装置40に表示される参考検索式表示画面の構成を示す図である。すなわち、参考検索式表示画面には過去の検索式とその検索式の使用者(検索式を使用したユーザー)の一覧が表示され、これを参照したユーザーは、例えば、自分では思いつかなかったキーワードや検索式の論理的な組み合わせを発見することもでき、これを参考にして追加検索や再検索に利用することができる。もし、わからないキーワードや、注目するコメントが記載されている場合には、使用者欄に表示された使用者をクリックすれば、検索サーバー20は、選択された使用者のユーザーIDに基づいてユーザーデータベース33のプロフィールを開き、電子メールや電話で問い合わせをすることができる。
【0054】
また、図9の参考検索式表示画面には「検索TOP画面へ転送」ボタンがあり、このボタンを操作することによって、一覧に表示された検索式を自身の検索画面に転送して代入することができる。
【0055】
図3の検索結果一覧画面において「引用している文献」ボタンを操作すると、上記の各ボタンと同様に、検索サーバー20は、選択された特許文献を引用している他の特許文献を特許データベース31およびコメントデータベースの各コメント領域から検索して、検索結果一覧画面(図3)と同様の構成の画面で表示する。この場合の検索は、選択された特許文献の「出願番号」、「公開番号」、「公告/登録番号」に基づいて行う。
【0056】
「文献中の引用」ボタンを操作すると、検索サーバー20は、選択された特許文献中に記述されている全ての特許文献を特許データベース31を検索して検索結果一覧画面(図3)と同様の構成の画面で表示する。この場合の検索は、選択された特許文献中に記述された「出願番号」、「公開番号」、「公告/登録番号」に基づいて行う。
【0057】
これらの検索結果一覧画面には、図3に示すように共通してコメント欄が設けられ、既にコメントデータベース32に記録がある特許文献については、前述したように「有」の表示がなされる。前述したように、コメント欄の「有」の表示の有無にかかわらず、表示されている検索結果一覧の特許文献を選び該当するコメント欄をクリックすると図4のコメントページ(コメント表示画面)が開く。このページは、特許データベースと対をなすコメントデータベースの各コメント領域にアクセスできるページであり、コメント領域に過去に記憶された情報を編集、追加、削除することができる。
【0058】
図10はこのコメント領域の書込動作における検索サーバー20の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、検索サーバー20はステップS200でコメント表示画面を端末装置40に送り、選択されたコメント領域の最新の情報を表示する。ステップS201でユーザーが該コメント領域に情報記録した登録者であるかをチェックする。ユーザーが登録者でなければ、ステップS202の削除ステップをスキップし、ステップS206で新規の書込番号を設定し、ステップS204に進み、新しいユーザーによる新規の書込番号の欄に、ユーザーが書込み操作した情報が書き込まれ、ステップS205でコメント領域の更新が行われる。書込操作がなく、ステップS207でコメント表示画面を閉じる操作が行われれば、処理を終了する。
【0059】
ステップS201でユーザーが登録者であった場合、ステップS202に進み、削除であるかをチェックする。削除操作であれば、選択された書込番号のコメント情報がステップS203で1件削除処理される。削除操作でなければ、ステップS204に進み、書込操作であるかをチェックする。書込操作であれば選択された書込番号の欄にユーザーが書込み操作した情報が書き込まれ、ステップS205でコメント領域の更新が行われる。書込操作がなく、ステップS207でコメント表示画面を閉じる操作が行われれば、処理を終了する。
【0060】
上記のように、このコメント領域の記録手順は、コメント表示画面を開いたユーザーが、選択しているコメントの登録者本人である場合には、記録の削除を含め、書込、編集を可能とし、登録者本人でない場合に書込があったならば新規登録とて書込、更新を可能としたものである。
【0061】
図11は、以上説明した特許検索システムの処理手順を示すゼネラルフローチャートである。先ず、ユーザーはステップS300で端末装置40から検索サーバーに接続し、ログイン画面からユーザーIDおよびパスワードを入力する。ステップS301において検索サーバー20のユーザー認証部22は、ログイン画面で入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づいてユーザーが本特許検索システムの利用を許可されたユーザーであるか否か認証を行う。
【0062】
ステップS301でユーザー認証が完了すると検索サーバー20は検索TOP画面(図2参照)を端末装置に送り表示させる。ステップS302でユーザーは検索条件としてキーワード等を入力し、検索式を設定する。ステップS303で検索サーバー20の検索エンジン部23は、入力された検索式に従って特許データベース31を検索し、ステップS304で検索結果一覧画面(図3)を端末装置40に送り表示する。
【0063】
ステップS305でユーザーが検索結果一覧画面に表示された特許文献の1つを選択し、前述したような詳細表示、ダウンロード等の操作を行うと、ステップS306で検索サーバー20は該当特許文献と対をなすコメントデータベース32の対応するコメント領域に、ユーザーが実行した検索式等の検索情報が記憶される。検索結果一覧画面において、ユーザーが操作メニーュ領域17(図3参照)の操作ボタン、例えば、ステップS307に示すように「My検索BOXへ登録」ボタンが操作された場合は、My検索BOX表示画面(図5参照)が開かれ、検索式、検索履歴等の検索情報がユーザーデータベース33に設けられた専用ユーザー領域に記録されるとともに、コメントデータベースにも記録され、閲覧者(図示せず)としてユーザーIDも記録される。
【0064】
そして、My検索BOX表示画面において、ステップS308でプロフィールボタン51が操作されると、プロフィール入力画面(図6参照)が開き、ユーザー自身の情報を記録することができる。
【0065】
また、ステップS309に示すように、操作メニュー領域17の再検索ボタン[同一発明者(筆頭)ボタン]等が操作された場合は前述した各処理が行われ、ステップS310でその検索結果が表示される。ステップS310における検索結果表示やステップS304の検索結果表示に続いて、ステップS311に示すように特許文献を選択してそのコメント欄が操作(クリック)されると、図4のコメント表示画面が表示され、ユーザーは、コメント欄の記録から、他のユーザーが該当特許文献を検索した際の検索情報を参照することができ、自身が追加検索をする場合の参考にすることができる。また、検索式表示領域18の「登録」者に記録されたユーザーID等を手がかりにユーザー情報を得て、電子メールや電話等によりコンタクトして情報交換することができる。
【0066】
このフローチャートにおいて、ステップS307〜ステップS312の各処理は、シーケンシャルに全ての処理が行われるわけではなく、ユーザーが操作する操作内容によって、必要なステップの処理が行われることになる。そして、ステップS313でユーザーが終了操作(ログアウト、終了ボタン等の操作)が行われると、検索サーバー20と端末装置40の接続状態が解除され処理が終了する。
【0067】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る特許検索システムを企業等の組織内で運用すれば、多数のユーザーの検索ノウハウ(検索条件等)を共有することができる。すなわち、どの検索結果一覧画面からでも、抽出した特定の特許文献を選択して対になったコメント領域を参照することができ、これにより、該特許文献の詳細を読んだユーザー、My検索BOXに登録したユーザーを知ることができる。その結果、他のユーザーが検索に使用したキーワード等を参照して追加の検索等に利用することができ、また、選択した特許文献に対する他のユーザーの知識を共有することができるという効果を奏する。
【0068】
また、検索条件や抽出した特許文献に対するコメント等について、容易にユーザー間のコミュニケーションをとることができるようになり、更に、コメント領域に該特許文献に対する的確なコメントが記録されていれば、後のユーザーの理解の助けになり、重複、試行錯誤的な調査、検索を減少させることができるという効果を奏する。
【0069】
また、コメント領域に記録のない特許文献についてはその特許文献を検索したユーザーが最初の調査者であることがわかるため、慎重な調査を行えばよいし、もしユーザー自身が十分に理解できない範囲のものであれば、適任者に連絡をしてコメント領域への記録を依頼することもでき、組織としての特許検索、特許調査をより強固に行うことができるという効果を奏する。
【0070】
一方、組織としての特許調査活動等を管理する立場の管理者からみれば、長期間にわたりコメント領域に検索条件やコメント等が記録されない特許文献については、見落としの可能性があり、そのような特許文献をピックアップして積極的に調査活動に追加していく等の方策をとることでができる。
【0071】
更に、特許検索や特許調査に不慣れな技術者や研究者にとっては、自分自身が注目した特許文献が、他の人によってどのような検索式で抽出されたかを参考にすることができるので、検索スキルを向上することができるという効果を奏する。
【0072】
更に、本特許検索システムによれば、検索の結果抽出した特許文献から注目すべき1つの特許文献を選択した場合に、その特許文献に含まれる情報、例えば、同一発明者が発明した他の特許文献、同一名称および同一出願人の特許文献、前記の選択した特許文献を引用している他の特許文献、選択した特許文献に記述されている他の特許文献を容易に追加検索、再検索することができ、キーワード等で抽出しきれなかった関連特許文献を抽出する有力な手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る特許検索システムの構成を示すブロック図である。
【図2】検索初期画面(検索TOP画面)の構成を示す画面構成図である。
【図3】検索結果一覧画面の構成を示す画面構成図である。
【図4】コメント表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図5】My検索BOX表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図6】プロフィール入力画面の構成を示す画面構成図である。
【図7】同一発明者(筆頭)を検索条件とした検索の手順を示すフローチャートである。
【図8】同一発明者(筆頭)検索結果一覧画面の構成を示す画面構成図である。
【図9】参考検索式表示画面の構成を示す画面構成図である。
【図10】コメント領域の書込手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る特許検索システムの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・特許検索システム
20・・・検索サーバー
21・・・MMIF部
22・・・ユーザー認証部
23・・・検索エンジン部
30・・・データベース
31・・・特許データベース
32・・・コメントデータベース(コメント領域)
33・・・ユーザーデータベース(専用ユーザー領域)
40・・・端末装置
Claims (12)
- 特許データを蓄積した特許データベースを含むデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記データベースは、特許データベースに蓄積された各特許文献と対をなすコメント領域を有するコメントデータベースを備え、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した結果によって抽出された特許文献に対して該ユーザーが所定の操作を行った際に、該当特許文献を検索した際の検索情報を、前記対をなすコメント領域に記録するようになし、該当する特許文献に対して任意のユーザーが所定の操作を行った際に、前記コメント領域を参照可能となしたことを特徴とする特許検索システム。 - 前記検索サーバーは、ユーザーが対応する特許文献を検索して端末装置に該特許文献の詳細を表示し、または、ダウンロードした際に、前記検索サーバーによって該当特許文献を検索した際の検索情報を対応するコメント領域に記録するようになしたことを特徴とする請求項1に記載の特許検索システム。
- 前記特許検索システムは、更に、該特許検索システムを利用することのできるユーザーに関する情報を蓄積したユーザーデータベースを備え、前記検索サーバーは、任意のユーザーが前記コメント領域に記録されたユーザー情報に所定の操作を行った際に前記ユーザーデータベースを参照可能となしたことを特徴とする請求項1または2に記載の特許検索システム。
- 前記ユーザーデータベースに蓄積するユーザー情報は、ユーザーの連絡先情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の特許検索システム。
- 前記コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際の検索式であることを特徴とする請求項1または2に記載の特許検索システム。
- 前記コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際のユーザー情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の特許検索システム。
- 前記コメント領域に記録する検索情報は対応する特許文献を検索した際にユーザーが入力した任意のユーザーコメントであることを特徴とする請求項1または2に記載の特許検索システム。
- 前記検索サーバーは、検索を行った端末装置に検索結果を送信し、検索によって抽出された特許文献を端末装置に表示可能となすとともに、該特許文献に対応するコメント領域の情報を送信し、該端末装置に表示可能となしたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の特許検索システム。
- 特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーの選択に応じて、ユーザーが検索した検索結果に検索の際の検索情報を付加して、前記ユーザーデータベースのユーザー領域に記録するようになしたことを特徴とする特許検索システム。 - 特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明者を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする特許検索システム。 - 特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果の特許文献中に含まれる発明の名称および出願人を検索の条件として再検索するようになしたことを特徴とする特許検索システム。 - 特許データを蓄積したデータベースと、データベースを検索する検索エンジンを備えた検索サーバーと、前記検索サーバーとネットワークを介して接続される複数の端末装置とから構成された特許検索システムであって、
前記検索サーバーは、ユーザーが検索した検索結果中から選択した特許文献番号を含む他の特許文献、または、選択した特許文献に記載された他の特許文献番号の特許文献を再検索するようになしたことを特徴とする特許検索システム。
Priority Applications (1)
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JP2003155517A Pending JP2004355546A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 特許検索システム |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007011876A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Kosudakku Kk | 知的財産情報提供システム |
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JP2015064836A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | 創英株式会社 | 意匠情報表示装置、意匠情報表示方法及び意匠情報表示プログラム |
KR101533655B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2015-07-06 | 방경란 | 특허명세서 분석시스템 및 방법 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155517A patent/JP2004355546A/ja active Pending
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