JP2004355363A - 構成情報取得装置および構成情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができるようにする。
【解決手段】電話網(ネットワーク)を構成する交換機(通信装置)20からの警報を受信し、交換機20から特定の警報を受信するとその旨を通知する警報状態監視部101eと、この通知を受けて構成情報取得コマンドを当該交換機20へ送信し、これに応答して当該交換機20から送信された応答結果データを受信する装置制御部101gと、受信された応答結果データを、情報変換テーブル101bを用いて変換し、構成情報データベース101cに登録可能な形式にするコマンド応答/構成情報変換部101hとを有する管理装置10を提供する。
【選択図】 図3
【解決手段】電話網(ネットワーク)を構成する交換機(通信装置)20からの警報を受信し、交換機20から特定の警報を受信するとその旨を通知する警報状態監視部101eと、この通知を受けて構成情報取得コマンドを当該交換機20へ送信し、これに応答して当該交換機20から送信された応答結果データを受信する装置制御部101gと、受信された応答結果データを、情報変換テーブル101bを用いて変換し、構成情報データベース101cに登録可能な形式にするコマンド応答/構成情報変換部101hとを有する管理装置10を提供する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを構成する通信装置を管理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの信頼性を確保するために、その管理者は、ネットワークを構成する、交換機やゲートウェイ等の各種の通信装置の状態を把握する必要がある。把握すべき重要な状態の1つとして、通信装置の構成が挙げられる。
【0003】
通信装置は複数の機器から構成されており、ネットワーク内に設置されてからも、その機器構成は変化し得る。このため、最新の機器構成が分からないと、例えば、「通信装置が故障したので、その設置時の資料に基づいて交換すべき機器を特定し、この機器を交換すべく現地に着いたら、通信装置の機器構成が変わっており、予想よりも大きなユニット単位での交換が必要になり、出直した。」といった問題が発生し得る。
【0004】
また、機器構成以外にも、輻輳などの動的な状態をも把握できれば便利である。このような背景の下、ネットワークを構成する通信装置の動作状態や通信装置間の接続関係を管理者へ提示することができるネットワーク管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のネットワーク管理システムは、ネットワークに接続されている通信装置(接続機器)毎に、装置の状態を示すMIB(management information base)情報を含むオブジェクトを記憶し、オブジェクトの内容に基づいた状態シンボルを生成する。生成された状態シンボルは、ネットワーク構成図上の、該当する通信装置の位置に表示される。また、このネットワーク管理システムは、通信装置から輻輳などの障害の発生を示す情報を受信すると、この情報に基づいて、該当するオブジェクトの内容を更新する。これにより、異常の発生を示す状態シンボルが、ネットワーク構成図上の、該当する通信装置の位置に表示される。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−223092号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のネットワーク管理システムは、通信装置からMIB情報を取得することになる。MIB情報に機器構成を示す情報を含ませる形態とすれば、通信装置の最新の機器構成を把握することも可能となる。
ところで、MIBの規格には複数のバージョンがあり、今後もバージョンを重ねていくと予想される。したがって、バージョンの移行期においては、ネットワーク管理システムが対応しているバージョンよりも新しいバージョンに対応した通信装置がネットワーク内に現れる可能性がある。このような場合、ネットワーク管理システムで実行される各種のプログラムを最新のバージョンに対応したものに変更しなければならない。また、バージョンアップにおいて上位互換性が確保されない場合には、複数のバージョンに対応できるように、ネットワーク管理システムで実行される各種のプログラムを変更しなければならない。つまり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理しようとすると、システムの維持に少なからぬ費用や手間がかかる。
【0007】
また、MIB情報の使用を前提とすると、管理の対象となる通信装置は、MIBに対応したものだけに限定されてしまう。既存の電話網などの広域ネットワークは多数の通信装置から構成されており、これらの通信装置の中にはMIBに対応していないものも多い。このようなネットワークにおいて、MIB非対応の全ての通信装置をMIB対応とするには、膨大な費用や手間がかかる。つまり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理しようとすると、システムの構築に膨大な費用や手間がかかる。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができるようにする技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、前記通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、を有する管理装置において、前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、前記送信手段に、前記要求情報を該通信装置へ送信させる送信制御手段と、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する変換手段とを有することを特徴とする構成情報取得装置を提供する。
【0010】
この構成情報取得装置によれば、検知手段が、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知すると、送信制御手段が、送信手段に、要求情報を当該通信装置へ送信させる。受信手段が、この送信に応答して当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信すると、変換手段が、この応答情報を変換することにより、当該通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する。
【0011】
また、本発明は、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶する記憶手段と、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、該通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶されている前記情報変換データの内容に従って、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する変換手段とを有する構成情報取得装置を提供する。
【0012】
この構成情報取得装置によれば、検知手段が、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知すると、送信手段が要求情報を当該通信装置へ送信する。受信手段が、この送信に応答して当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信すると、変換手段が、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って、この応答情報を変換することにより、当該通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する。
【0013】
また、本発明は、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶手段に書き込む第1の過程と、前記第1の過程に後続し、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する第2の過程と、前記第2の過程にて前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知されると、該通信装置から送信された、該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信する一方、記憶手段に書き込まれた前記情報変換データを読み出す第3の過程と、前記第3の過程にて読み出された前記情報変換データの内容に従って、前記第3の過程にて受信された前記応答情報を変換し、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する第4の過程とを有する構成情報取得方法を提供する。
【0014】
この構成情報取得方法によれば、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データが記憶手段に書き込まれ、次に、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことが検知される。次に、当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報が受信される一方、記憶手段に書き込まれた情報変換データが読み出される。次に、読み出された情報変換データの内容に従って、受信された応答情報が変換され、当該通信装置の機器構成を上記形式で示す構成情報が生成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、図面において、共通する部分には同一の符号が付されている。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る管理システム1の構成を示すブロック図である。
管理システム1は、図示しない電話網(ネットワーク)を管理する管理装置(情報取得装置)10と、当該電話網を構成する交換機(通信装置)20a〜20dとを有する。上記の電話網および交換機20a〜20dは、それぞれ一般的なものであり、MIB情報を送信する機能を持っていない。交換機20a〜20dの構成は、記憶している装置IDを除いて同一であることから、以降、特に区別を要しない限り、交換機20a〜20dの各々を「交換機20」と記載する。なお、交換機20の装置IDとは、当該交換機20を一意に識別するための識別情報である。
【0016】
<管理装置10の構成>
図2は、管理装置10の静的な構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理装置10は、交換機20a〜20dと通信するための通信インタフェース100を備えている点を除いて一般的なコンピュータと同様のハードウェア構成を有し、CPU(中央処理装置)101が不揮発性メモリ102に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、実行中のプログラムの内容に応じたシステムとして作動する。
【0017】
不揮発性メモリ102には、管理装置10を、上記電話網を管理するためのオペレーションシステムとして作動させるためのオペレーションプログラム102aと、テキストエディタとして作動させるための一般的なテキスト編集プログラム102bが記憶されている。テキストエディタとして作動中の管理装置10は、キーボードやマウス等の操作部103から入力される操作信号に基づいて、不揮発性メモリ102内の任意のテキストデータを編集して更新したり、当該テキストデータの内容をCRTや液晶ディスプレイ等の表示部104に表示させたりすることができる。すなわち、テキストデータの編集のためのユーザインタフェースを提供することができる。また、不揮発性メモリ102には、上記のプログラムの他に、オペレーションシステムにより、後述の警報内容テーブル101aとして取り扱われる警報内容データ102c、後述の情報変換テーブル101bとして取り扱われる情報変換データ102d、及び後述の構成情報データベース101cとして取り扱われる構成データ102eが記憶されている。
【0018】
図3は、管理装置10の動的な構成を示すブロック図である。この図に示すように、オペレーションシステムとして作動中の管理装置10は、機能毎に区分けされた複数の仮想的な部品(以後、「機能部」という)の集合体として捉えられる。
装置間通信部101dは、他の機能部と交換機20a〜20dとの間で通信を中継する。
装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fを有し、交換機20から送信された警報が装置間通信部101dを介して供給されると、この警報中の警報IDを警報ID変換部101fに引き渡す。警報ID変換部101fは、図4に示す内容の警報内容テーブル101aに基づいて、装置状態監視部101eから引き渡された警報IDに対応した警報内容を特定する。装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fにより特定された警報内容に基づいて、当該交換機20の機器構成に変更があったか否かを判定し、変更があったと判定した場合には、その旨を装置制御部101gに通知する。
【0019】
装置制御部101gは、交換機20の機器構成に変更があった旨が装置状態監視部101eから通知されると、この交換機20に対して、後述の構成情報の送信を要求する構成情報取得コマンドを装置間通信部101d経由で送信し、このコマンドに対する当該交換機20からの応答結果データを装置間通信部101d経由で受信する。そして、受信した応答結果データをコマンド応答/構成情報変換部101hに引き渡す。
【0020】
コマンド応答/構成情報変換部101hは、交換機20からの応答結果データが装置制御部101gから引き渡されると、この応答結果データについて、情報変換テーブル101bにて当該交換機20に対応付けられたフィルタを用いて後述のマッピングを行い、構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を生成する。さらに、コマンド応答/構成情報変換部101hは、マッピングにより得られた構成情報を、構成情報データベース101cに登録する。すなわち、構成情報データベース101c内の、当該交換機20の構成情報が更新されるよう、不揮発性メモリ102に記憶されている構成データ102eが更新される。
【0021】
図5は、構成情報データベース101c内の構成情報が表す内容の一例を示す図である。このような構成情報を交換機20a〜20dについて有するものが構成情報データベース101cである。この図から明らかなように、構成情報データベース101c内の各構成情報は、機器間の階層的な関係を表している。例えば、この図に示す構成情報は、交換機20aの機器構成を表しており、交換機20aを構成する機器として「A1」があり、機器「A1」を構成する機器として「B1」及び「B2」があり、機器「B1」を構成する機器として「C1」及び「C2」があり、機器「C1」を構成する機器として機器「D1」があり、…、という関係を表している。また、この図から明らかなように、構成情報は、上位層、第1下位層、第2下位層、及び第3下位層の4つの階層にわたって機器構成を表す。なお、図中の「A1」や「B1」等の文字列は各機器の機器名である。
【0022】
図6は、応答結果データの内容の一例を示す図である。この例では、応答結果データは、第3下位層の機器毎に作成される20キャラクタのデータブロックの集合体である。各データブロックは、第3下位層の該当機器の機器名を示すキャラクタと、当該機器と階層関係を有する全ての機器の機器名を示すキャラクタとからなる。例えば、図6の応答結果データ中の先頭のデータブロックでは、「0000A1」が上位層の機器名を、次の「0000B1」が第1下位層の機器名を、次の「00C1」が第2下位層の機器名を、最後の「00D1」が第3下位層の機器名を示す。
【0023】
図7は、情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。この例では、情報変換テーブル101bは、交換機20の装置IDに、「最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の4キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の4キャラクタが第3下位層の機器名を示しているものとして応答結果データを取り扱う」旨を示すフィルタを対応付けている。前述の「マッピング」は、このようなフィルタの内容に従って応答結果データを取り扱い、構成情報データベース101cに格納可能な形式のデータを抽出する、という処理を意味する。
【0024】
フィルタの内容は、構成情報データベース101cに格納可能な構成情報の形式に適合する範囲内で、該当する交換機20からの応答結果データのフォーマットに応じて定められる。例えば、該当する交換機20からの応答結果データが上位層から第4下位層までの5つの階層にわたって機器名を連ねたものであれば、フィルタは4つの階層分の機器名を抽出するよう定められるし、当該応答結果データが上位層から第2下位層までの3つの階層にわたって機器名を連ねたものであれば、フィルタは3つの階層分の機器名を抽出するよう定められる。
【0025】
図8は、不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。情報変換データ102dはテキストデータであり、そのテキストは、当該情報変換データ102dが情報変換テーブル101bとして取り扱われた場合に情報変換テーブル101bの内容が図7に示す通りとなるように記述される。
【0026】
<動作>
図9は、本実施形態における管理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。以下、この図に沿って、本実施形態の動作について説明する。ただし、管理装置10は既にオペレーションシステムとして作動しているものとする。また、構成情報データベース101c内の、交換機20aの機器構成を示す構成情報の内容は、図5に示す通りであり、情報変換テーブル101bの内容は図7に示す通りであるものとする。
【0027】
例えば、交換機20a内の機器「D3」に、故障などの異常が発生したとする。そして、この異常に管理者が対処し、異常が解消され、機器「D3」が機器「D10」に変更されたとする。このとき、交換機20aは、管理装置10に対して、機器構成の変更を示す警報(警報IDは「000003」)を送信する。管理装置10の装置状態監視部101eは、装置間通信部101dを介して当該警報を受信すると(ステップS1:YES)、この警報中の警報IDを警報ID変換部101fに引き渡す。警報ID変換部101fは、図4の警報内容テーブル101aに基づいて、引き渡された警報IDから警報内容を特定する(ステップS2)。そして、装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fにより特定された警報内容が、当該警報の送信元である交換機20の機器構成が変更されたことを示す内容であるか否かを判定し(ステップS3)、この判定結果が「NO」の場合には、当該警報内容の警報を受信したときに一般的なオペレーションシステムにて行われている、通常の処理を行う(ステップS4)。当該警報IDについて警報ID変換部101fにより特定された警報内容は「機器構成の変更」であるから、上記判定結果は「YES」となり、装置状態監視部101eは、交換機20aの機器構成の変更を検知した旨を装置制御部101gに通知する。この通知を受けた装置制御部101gは、交換機20aに対して、現在の機器構成を示す構成情報を送信するよう要求する構成情報取得コマンドを装置間通信部101d経由で送信する(ステップS5)。
【0028】
管理装置10の装置制御部101gは、当該構成情報取得コマンドを受信した交換機20aからの応答結果データを、装置間通信部101dを介して受信すると(ステップS6、図6)、これをコマンド応答/構成情報変換部101hに引き渡す。コマンド応答/構成情報変換部101hは、図7の情報変換テーブル101bにて交換機20aの装置IDに対応付けられたフィルタを用いて、引き渡された応答結果データをマッピングし、構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を得る(ステップS7、図10)。なお、このマッピングでは、応答結果データは、最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の4キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の4キャラクタが第3下位層の機器名を示すデータとして取り扱われる。次に、コマンド応答/構成情報変換部101hは、このマッピングにより得られた構成情報を構成情報データベース101cに登録する(ステップS8)。こうして、構成情報データベース101c内の、交換機20aの構成情報は、最新の機器構成を示すものとなる(図11)。
【0029】
ところで、交換機20の制御ソフトウェアが更新されたり、部品が交換されたりして、当該交換機20からの応答結果データのフォーマットが変更される場合がある。例えば、交換機20aからの応答結果データのフォーマットが「最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の6キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の2キャラクタが第3下位層の機器名を示す」というフォーマットに変更されたとする。
【0030】
この場合、管理者は、制御装置10をテキストエディタとして作動させ、不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dを読み出させる。これにより、表示部104には、情報変換データ102dの内容(テキスト)が表示される。管理者は、表示部104の表示内容を見つつ操作部103を操作し、交換機20aからの応答結果データに用いるフィルタを示すテキストを、上記の新しいフォーマットに対応したフィルタを示すテキストに置換する編集を行い、上書き保存する旨の指示を入力する。これにより、揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dが更新される。この結果、情報変換データ102dの内容は図12に、情報変換テーブル101bの内容は図13に示す通りとなる。
【0031】
この状態で、交換機20aから管理装置10へ、機器構成の変更を示す警報が送信されたとする。この場合、上述した動作と同様の動作が行われる。この際、交換機20aからの応答結果データは新しいフォーマットのデータになっているが、新しいフィルタを用いてマッピングされるから、最終的には、交換機20aの最新の機器構成を正しく示す構成情報が構成情報データベース101cに登録される。
【0032】
以上説明したように、本実施形態によれば、一般的な交換機20a〜20dから最新の機器構成を示す応答結果データを迅速に取得し、この応答結果データから構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を得て、1つの構成情報データベース101cに登録することができる。したがって、管理者は、構成情報データベース101cを用いることにより、所望の交換機20について、最新の機器構成を知ることができる。また、応答結果データのフォーマットの変更や構成情報データベース101cへ登録可能なデータの形式の変更にも、情報変換データ102dを更新するだけで対応することができる。つまり、オペレーションプログラム102aの変更は不要である。加えて、情報変換データ102dはテキストデータであるから、安価かつ容易に入手可能なテキスト編集プログラムを用いて編集可能であるし、管理者がフィルタの内容を理解しつつ変更することができる。
【0033】
ところで、一般的なオペレーションシステムは、図9におけるステップS1〜S6の処理から、機器構成の変更を示す警報を受信すると自動的に構成情報取得コマンドを送信する点だけを除いた処理を行うよう設計されている。また、一般的なオペレーションシステムとして作動する管理装置は、図2に示すハードウェア構成と同一のハードウェア構成を採り、その不揮発性メモリに、警報内容データ102cや、場合によってはテキスト編集プログラム102b及び構成データ102eまで記憶している。よって、本実施形態を採用すれば、既存の管理装置を大幅に変更することなく、本発明を実施することができる。
【0034】
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形態で実施することが可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
【0035】
(1)上述の実施形態では、各交換機が独自のフォーマットの応答結果データを送信することを想定して、情報変換データを、交換機毎にフィルタを示す形式のデータとしたが、応答結果データのフォーマットが交換機の制御ソフトウェアのバージョンのみに依存する環境に適用するのであれば、バージョン毎にフィルタを示す形式のデータとしてもよい。この場合、交換機の装置IDと制御ソフトウェアのバージョンとを対応付けるためのデータを用いる必要があるが、ほとんどの場合、このデータを更新するだけで済む。また、このデータをテキストデータとすれば、その更新も容易となる。
【0036】
(2)上述の実施形態では、管理装置に管理される通信装置を交換機20a〜20dとしたが、より多くの交換機を管理対象としてもよいし、ゲートウェイ等の通信装置を管理対象に加えてもよい。また、管理装置に管理されるネットワークを電話網からデータ通信網やパケット通信網に変更してもよい。後者の場合、管理対象となるのはルータやハブ、ブリッジ、サーバ等の通信装置である。
【0037】
(3)上述の実施形態では、交換機20内の機器の識別に機器名を用いるようにしたが、機器の種類を一意に特定可能であれば、他の情報を用いてもよい。
【0038】
(4)上述の実施形態では、キャラクタの区切り位置を先頭から規定する形式のフィルタを採用したが、これに限らず、例えば、末尾から規定する形式のフィルタとしてもよいし、キャラクタ毎に取り扱いを示す形式のフィルタとしてもよい。
【0039】
(5)上述の実施形態では、応答結果データがキャラクタデータであることを前提としているが、僅かな変更で、応答結果データがキャラクタデータの交換機と応答結果データがバイナリデータの交換機が混在する環境にも適用可能とすることができる。例えば、テキストデータ用のフィルタであることを示す文字列(例えば「T」)やバイナリデータ用のフィルタであることを示す文字列(例えば「B」)を用いて各フィルタを記述し、これを識別できるようにオペレーションシステムを変更する、というように変形すれば、混在環境にも適用可能となる。
【0040】
(6)上述の実施形態では、1つの情報変換データに複数のフィルタを含ませるようにしたが、フィルタ毎にデータ(ファイル)を分けた形態としてもよい。例えば、交換機の数だけ情報変換データを用意するようにしてもよいし、交換機の制御ソフトウェアのバージョン数だけ情報変換データを用意するようにしてもよい。
【0041】
(7)上述の実施形態では、情報変換データをテキストデータとしたが、バイナリデータに変更して本発明を実施してもよい。この場合、バイナリデータを編集可能なソフトウェアが必要である。また、情報変換データとオペレーションプログラムとを一体化した形態で本発明を実施することも考えられる。
【0042】
(8)上述の実施形態では、管理装置10が1つのコンピュータである例を示したが、複数のコンピュータが相互に通信して上述の実施形態と同等の動作を行うようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明が提供する構成情報取得装置は、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す構成情報を取得する。この構成情報は予め定められた形式で機器構成を示すものであるからデータベース化が容易である。よって、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。さらに、このような効果は、既存の構成情報取得装置に送信制御手段および変換手段を追加するのみで得られている。既存の通信装置を変更する必要もない。以上より、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【0044】
本発明が提供する別の構成情報取得装置は、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す予め定められた形式の構成情報を取得する。よって、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。また、応答情報から構成情報への変換は、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って行われる。したがって、この情報変換データのみを変更することで、応答情報や構成情報の形式変更に対応することができる。以上より、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【0045】
本発明が提供する構成情報取得方法によれば、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す予め定められた形式の構成情報が取得される。よって、この構成情報取得方法を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。また、応答情報から構成情報への変換は、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って行われるから、この情報変換データのみを変更することで、応答情報や構成情報の形式変更に対応することができる。以上より、この構成情報取得方法を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る管理システム1の構成を例示するブロック図である。
【図2】管理システム1を構成する管理装置10の静的な構成を示すブロック図である
【図3】管理装置10の動的な構成を説明するためのブロック図である。
【図4】管理装置10を構成する不揮発性メモリ102に記憶されている警報内容テーブル101aの内容を示す図である。
【図5】不揮発性メモリ102に記憶される構成情報データベース101c内の構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図6】管理システム1を構成する交換機20からの応答結果データの内容の一例を示す図である。
【図7】管理装置10における情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。
【図8】不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。
【図9】管理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】同構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図11】構成情報データベース101c内の、交換機20aの構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図12】情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。
【図13】情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…管理システム、10…管理装置(構成情報取得装置)、100…通信インタフェース、101…CPU、101a…警報内容テーブル、101b…情報変換テーブル、101c…構成情報データベース、101d…装置間通信部、101e…装置状態監視部、101f…警報ID変換部、101g…装置制御部、101h…コマンド応答/構成情報変換部、102…不揮発性メモリ、102a…オペレーションプログラム、102b…テキスト編集プログラム、102c…警報内容データ、102d…情報変換データ、102e…構成データ、103…操作部、104…表示部、20,20a,20b,20c,20d…交換機(通信装置)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを構成する通信装置を管理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの信頼性を確保するために、その管理者は、ネットワークを構成する、交換機やゲートウェイ等の各種の通信装置の状態を把握する必要がある。把握すべき重要な状態の1つとして、通信装置の構成が挙げられる。
【0003】
通信装置は複数の機器から構成されており、ネットワーク内に設置されてからも、その機器構成は変化し得る。このため、最新の機器構成が分からないと、例えば、「通信装置が故障したので、その設置時の資料に基づいて交換すべき機器を特定し、この機器を交換すべく現地に着いたら、通信装置の機器構成が変わっており、予想よりも大きなユニット単位での交換が必要になり、出直した。」といった問題が発生し得る。
【0004】
また、機器構成以外にも、輻輳などの動的な状態をも把握できれば便利である。このような背景の下、ネットワークを構成する通信装置の動作状態や通信装置間の接続関係を管理者へ提示することができるネットワーク管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のネットワーク管理システムは、ネットワークに接続されている通信装置(接続機器)毎に、装置の状態を示すMIB(management information base)情報を含むオブジェクトを記憶し、オブジェクトの内容に基づいた状態シンボルを生成する。生成された状態シンボルは、ネットワーク構成図上の、該当する通信装置の位置に表示される。また、このネットワーク管理システムは、通信装置から輻輳などの障害の発生を示す情報を受信すると、この情報に基づいて、該当するオブジェクトの内容を更新する。これにより、異常の発生を示す状態シンボルが、ネットワーク構成図上の、該当する通信装置の位置に表示される。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−223092号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のネットワーク管理システムは、通信装置からMIB情報を取得することになる。MIB情報に機器構成を示す情報を含ませる形態とすれば、通信装置の最新の機器構成を把握することも可能となる。
ところで、MIBの規格には複数のバージョンがあり、今後もバージョンを重ねていくと予想される。したがって、バージョンの移行期においては、ネットワーク管理システムが対応しているバージョンよりも新しいバージョンに対応した通信装置がネットワーク内に現れる可能性がある。このような場合、ネットワーク管理システムで実行される各種のプログラムを最新のバージョンに対応したものに変更しなければならない。また、バージョンアップにおいて上位互換性が確保されない場合には、複数のバージョンに対応できるように、ネットワーク管理システムで実行される各種のプログラムを変更しなければならない。つまり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理しようとすると、システムの維持に少なからぬ費用や手間がかかる。
【0007】
また、MIB情報の使用を前提とすると、管理の対象となる通信装置は、MIBに対応したものだけに限定されてしまう。既存の電話網などの広域ネットワークは多数の通信装置から構成されており、これらの通信装置の中にはMIBに対応していないものも多い。このようなネットワークにおいて、MIB非対応の全ての通信装置をMIB対応とするには、膨大な費用や手間がかかる。つまり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理しようとすると、システムの構築に膨大な費用や手間がかかる。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができるようにする技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、前記通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、を有する管理装置において、前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、前記送信手段に、前記要求情報を該通信装置へ送信させる送信制御手段と、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する変換手段とを有することを特徴とする構成情報取得装置を提供する。
【0010】
この構成情報取得装置によれば、検知手段が、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知すると、送信制御手段が、送信手段に、要求情報を当該通信装置へ送信させる。受信手段が、この送信に応答して当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信すると、変換手段が、この応答情報を変換することにより、当該通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する。
【0011】
また、本発明は、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶する記憶手段と、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、該通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶されている前記情報変換データの内容に従って、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する変換手段とを有する構成情報取得装置を提供する。
【0012】
この構成情報取得装置によれば、検知手段が、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知すると、送信手段が要求情報を当該通信装置へ送信する。受信手段が、この送信に応答して当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信すると、変換手段が、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って、この応答情報を変換することにより、当該通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する。
【0013】
また、本発明は、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶手段に書き込む第1の過程と、前記第1の過程に後続し、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことを検知する第2の過程と、前記第2の過程にて前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知されると、該通信装置から送信された、該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信する一方、記憶手段に書き込まれた前記情報変換データを読み出す第3の過程と、前記第3の過程にて読み出された前記情報変換データの内容に従って、前記第3の過程にて受信された前記応答情報を変換し、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する第4の過程とを有する構成情報取得方法を提供する。
【0014】
この構成情報取得方法によれば、予め定められた形式に応じた内容の情報変換データが記憶手段に書き込まれ、次に、ネットワークに接続される通信装置の機器構成に変更があったことが検知される。次に、当該通信装置から送信された、当該通信装置の機器構成を示す応答情報が受信される一方、記憶手段に書き込まれた情報変換データが読み出される。次に、読み出された情報変換データの内容に従って、受信された応答情報が変換され、当該通信装置の機器構成を上記形式で示す構成情報が生成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、図面において、共通する部分には同一の符号が付されている。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る管理システム1の構成を示すブロック図である。
管理システム1は、図示しない電話網(ネットワーク)を管理する管理装置(情報取得装置)10と、当該電話網を構成する交換機(通信装置)20a〜20dとを有する。上記の電話網および交換機20a〜20dは、それぞれ一般的なものであり、MIB情報を送信する機能を持っていない。交換機20a〜20dの構成は、記憶している装置IDを除いて同一であることから、以降、特に区別を要しない限り、交換機20a〜20dの各々を「交換機20」と記載する。なお、交換機20の装置IDとは、当該交換機20を一意に識別するための識別情報である。
【0016】
<管理装置10の構成>
図2は、管理装置10の静的な構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理装置10は、交換機20a〜20dと通信するための通信インタフェース100を備えている点を除いて一般的なコンピュータと同様のハードウェア構成を有し、CPU(中央処理装置)101が不揮発性メモリ102に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、実行中のプログラムの内容に応じたシステムとして作動する。
【0017】
不揮発性メモリ102には、管理装置10を、上記電話網を管理するためのオペレーションシステムとして作動させるためのオペレーションプログラム102aと、テキストエディタとして作動させるための一般的なテキスト編集プログラム102bが記憶されている。テキストエディタとして作動中の管理装置10は、キーボードやマウス等の操作部103から入力される操作信号に基づいて、不揮発性メモリ102内の任意のテキストデータを編集して更新したり、当該テキストデータの内容をCRTや液晶ディスプレイ等の表示部104に表示させたりすることができる。すなわち、テキストデータの編集のためのユーザインタフェースを提供することができる。また、不揮発性メモリ102には、上記のプログラムの他に、オペレーションシステムにより、後述の警報内容テーブル101aとして取り扱われる警報内容データ102c、後述の情報変換テーブル101bとして取り扱われる情報変換データ102d、及び後述の構成情報データベース101cとして取り扱われる構成データ102eが記憶されている。
【0018】
図3は、管理装置10の動的な構成を示すブロック図である。この図に示すように、オペレーションシステムとして作動中の管理装置10は、機能毎に区分けされた複数の仮想的な部品(以後、「機能部」という)の集合体として捉えられる。
装置間通信部101dは、他の機能部と交換機20a〜20dとの間で通信を中継する。
装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fを有し、交換機20から送信された警報が装置間通信部101dを介して供給されると、この警報中の警報IDを警報ID変換部101fに引き渡す。警報ID変換部101fは、図4に示す内容の警報内容テーブル101aに基づいて、装置状態監視部101eから引き渡された警報IDに対応した警報内容を特定する。装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fにより特定された警報内容に基づいて、当該交換機20の機器構成に変更があったか否かを判定し、変更があったと判定した場合には、その旨を装置制御部101gに通知する。
【0019】
装置制御部101gは、交換機20の機器構成に変更があった旨が装置状態監視部101eから通知されると、この交換機20に対して、後述の構成情報の送信を要求する構成情報取得コマンドを装置間通信部101d経由で送信し、このコマンドに対する当該交換機20からの応答結果データを装置間通信部101d経由で受信する。そして、受信した応答結果データをコマンド応答/構成情報変換部101hに引き渡す。
【0020】
コマンド応答/構成情報変換部101hは、交換機20からの応答結果データが装置制御部101gから引き渡されると、この応答結果データについて、情報変換テーブル101bにて当該交換機20に対応付けられたフィルタを用いて後述のマッピングを行い、構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を生成する。さらに、コマンド応答/構成情報変換部101hは、マッピングにより得られた構成情報を、構成情報データベース101cに登録する。すなわち、構成情報データベース101c内の、当該交換機20の構成情報が更新されるよう、不揮発性メモリ102に記憶されている構成データ102eが更新される。
【0021】
図5は、構成情報データベース101c内の構成情報が表す内容の一例を示す図である。このような構成情報を交換機20a〜20dについて有するものが構成情報データベース101cである。この図から明らかなように、構成情報データベース101c内の各構成情報は、機器間の階層的な関係を表している。例えば、この図に示す構成情報は、交換機20aの機器構成を表しており、交換機20aを構成する機器として「A1」があり、機器「A1」を構成する機器として「B1」及び「B2」があり、機器「B1」を構成する機器として「C1」及び「C2」があり、機器「C1」を構成する機器として機器「D1」があり、…、という関係を表している。また、この図から明らかなように、構成情報は、上位層、第1下位層、第2下位層、及び第3下位層の4つの階層にわたって機器構成を表す。なお、図中の「A1」や「B1」等の文字列は各機器の機器名である。
【0022】
図6は、応答結果データの内容の一例を示す図である。この例では、応答結果データは、第3下位層の機器毎に作成される20キャラクタのデータブロックの集合体である。各データブロックは、第3下位層の該当機器の機器名を示すキャラクタと、当該機器と階層関係を有する全ての機器の機器名を示すキャラクタとからなる。例えば、図6の応答結果データ中の先頭のデータブロックでは、「0000A1」が上位層の機器名を、次の「0000B1」が第1下位層の機器名を、次の「00C1」が第2下位層の機器名を、最後の「00D1」が第3下位層の機器名を示す。
【0023】
図7は、情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。この例では、情報変換テーブル101bは、交換機20の装置IDに、「最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の4キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の4キャラクタが第3下位層の機器名を示しているものとして応答結果データを取り扱う」旨を示すフィルタを対応付けている。前述の「マッピング」は、このようなフィルタの内容に従って応答結果データを取り扱い、構成情報データベース101cに格納可能な形式のデータを抽出する、という処理を意味する。
【0024】
フィルタの内容は、構成情報データベース101cに格納可能な構成情報の形式に適合する範囲内で、該当する交換機20からの応答結果データのフォーマットに応じて定められる。例えば、該当する交換機20からの応答結果データが上位層から第4下位層までの5つの階層にわたって機器名を連ねたものであれば、フィルタは4つの階層分の機器名を抽出するよう定められるし、当該応答結果データが上位層から第2下位層までの3つの階層にわたって機器名を連ねたものであれば、フィルタは3つの階層分の機器名を抽出するよう定められる。
【0025】
図8は、不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。情報変換データ102dはテキストデータであり、そのテキストは、当該情報変換データ102dが情報変換テーブル101bとして取り扱われた場合に情報変換テーブル101bの内容が図7に示す通りとなるように記述される。
【0026】
<動作>
図9は、本実施形態における管理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。以下、この図に沿って、本実施形態の動作について説明する。ただし、管理装置10は既にオペレーションシステムとして作動しているものとする。また、構成情報データベース101c内の、交換機20aの機器構成を示す構成情報の内容は、図5に示す通りであり、情報変換テーブル101bの内容は図7に示す通りであるものとする。
【0027】
例えば、交換機20a内の機器「D3」に、故障などの異常が発生したとする。そして、この異常に管理者が対処し、異常が解消され、機器「D3」が機器「D10」に変更されたとする。このとき、交換機20aは、管理装置10に対して、機器構成の変更を示す警報(警報IDは「000003」)を送信する。管理装置10の装置状態監視部101eは、装置間通信部101dを介して当該警報を受信すると(ステップS1:YES)、この警報中の警報IDを警報ID変換部101fに引き渡す。警報ID変換部101fは、図4の警報内容テーブル101aに基づいて、引き渡された警報IDから警報内容を特定する(ステップS2)。そして、装置状態監視部101eは、警報ID変換部101fにより特定された警報内容が、当該警報の送信元である交換機20の機器構成が変更されたことを示す内容であるか否かを判定し(ステップS3)、この判定結果が「NO」の場合には、当該警報内容の警報を受信したときに一般的なオペレーションシステムにて行われている、通常の処理を行う(ステップS4)。当該警報IDについて警報ID変換部101fにより特定された警報内容は「機器構成の変更」であるから、上記判定結果は「YES」となり、装置状態監視部101eは、交換機20aの機器構成の変更を検知した旨を装置制御部101gに通知する。この通知を受けた装置制御部101gは、交換機20aに対して、現在の機器構成を示す構成情報を送信するよう要求する構成情報取得コマンドを装置間通信部101d経由で送信する(ステップS5)。
【0028】
管理装置10の装置制御部101gは、当該構成情報取得コマンドを受信した交換機20aからの応答結果データを、装置間通信部101dを介して受信すると(ステップS6、図6)、これをコマンド応答/構成情報変換部101hに引き渡す。コマンド応答/構成情報変換部101hは、図7の情報変換テーブル101bにて交換機20aの装置IDに対応付けられたフィルタを用いて、引き渡された応答結果データをマッピングし、構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を得る(ステップS7、図10)。なお、このマッピングでは、応答結果データは、最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の4キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の4キャラクタが第3下位層の機器名を示すデータとして取り扱われる。次に、コマンド応答/構成情報変換部101hは、このマッピングにより得られた構成情報を構成情報データベース101cに登録する(ステップS8)。こうして、構成情報データベース101c内の、交換機20aの構成情報は、最新の機器構成を示すものとなる(図11)。
【0029】
ところで、交換機20の制御ソフトウェアが更新されたり、部品が交換されたりして、当該交換機20からの応答結果データのフォーマットが変更される場合がある。例えば、交換機20aからの応答結果データのフォーマットが「最上位の6キャラクタが上位層の機器名を、次の6キャラクタが第1下位層の機器名を、次の6キャラクタが第2下位層の機器名を、最後の2キャラクタが第3下位層の機器名を示す」というフォーマットに変更されたとする。
【0030】
この場合、管理者は、制御装置10をテキストエディタとして作動させ、不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dを読み出させる。これにより、表示部104には、情報変換データ102dの内容(テキスト)が表示される。管理者は、表示部104の表示内容を見つつ操作部103を操作し、交換機20aからの応答結果データに用いるフィルタを示すテキストを、上記の新しいフォーマットに対応したフィルタを示すテキストに置換する編集を行い、上書き保存する旨の指示を入力する。これにより、揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dが更新される。この結果、情報変換データ102dの内容は図12に、情報変換テーブル101bの内容は図13に示す通りとなる。
【0031】
この状態で、交換機20aから管理装置10へ、機器構成の変更を示す警報が送信されたとする。この場合、上述した動作と同様の動作が行われる。この際、交換機20aからの応答結果データは新しいフォーマットのデータになっているが、新しいフィルタを用いてマッピングされるから、最終的には、交換機20aの最新の機器構成を正しく示す構成情報が構成情報データベース101cに登録される。
【0032】
以上説明したように、本実施形態によれば、一般的な交換機20a〜20dから最新の機器構成を示す応答結果データを迅速に取得し、この応答結果データから構成情報データベース101cに登録可能な形式の構成情報を得て、1つの構成情報データベース101cに登録することができる。したがって、管理者は、構成情報データベース101cを用いることにより、所望の交換機20について、最新の機器構成を知ることができる。また、応答結果データのフォーマットの変更や構成情報データベース101cへ登録可能なデータの形式の変更にも、情報変換データ102dを更新するだけで対応することができる。つまり、オペレーションプログラム102aの変更は不要である。加えて、情報変換データ102dはテキストデータであるから、安価かつ容易に入手可能なテキスト編集プログラムを用いて編集可能であるし、管理者がフィルタの内容を理解しつつ変更することができる。
【0033】
ところで、一般的なオペレーションシステムは、図9におけるステップS1〜S6の処理から、機器構成の変更を示す警報を受信すると自動的に構成情報取得コマンドを送信する点だけを除いた処理を行うよう設計されている。また、一般的なオペレーションシステムとして作動する管理装置は、図2に示すハードウェア構成と同一のハードウェア構成を採り、その不揮発性メモリに、警報内容データ102cや、場合によってはテキスト編集プログラム102b及び構成データ102eまで記憶している。よって、本実施形態を採用すれば、既存の管理装置を大幅に変更することなく、本発明を実施することができる。
【0034】
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形態で実施することが可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
【0035】
(1)上述の実施形態では、各交換機が独自のフォーマットの応答結果データを送信することを想定して、情報変換データを、交換機毎にフィルタを示す形式のデータとしたが、応答結果データのフォーマットが交換機の制御ソフトウェアのバージョンのみに依存する環境に適用するのであれば、バージョン毎にフィルタを示す形式のデータとしてもよい。この場合、交換機の装置IDと制御ソフトウェアのバージョンとを対応付けるためのデータを用いる必要があるが、ほとんどの場合、このデータを更新するだけで済む。また、このデータをテキストデータとすれば、その更新も容易となる。
【0036】
(2)上述の実施形態では、管理装置に管理される通信装置を交換機20a〜20dとしたが、より多くの交換機を管理対象としてもよいし、ゲートウェイ等の通信装置を管理対象に加えてもよい。また、管理装置に管理されるネットワークを電話網からデータ通信網やパケット通信網に変更してもよい。後者の場合、管理対象となるのはルータやハブ、ブリッジ、サーバ等の通信装置である。
【0037】
(3)上述の実施形態では、交換機20内の機器の識別に機器名を用いるようにしたが、機器の種類を一意に特定可能であれば、他の情報を用いてもよい。
【0038】
(4)上述の実施形態では、キャラクタの区切り位置を先頭から規定する形式のフィルタを採用したが、これに限らず、例えば、末尾から規定する形式のフィルタとしてもよいし、キャラクタ毎に取り扱いを示す形式のフィルタとしてもよい。
【0039】
(5)上述の実施形態では、応答結果データがキャラクタデータであることを前提としているが、僅かな変更で、応答結果データがキャラクタデータの交換機と応答結果データがバイナリデータの交換機が混在する環境にも適用可能とすることができる。例えば、テキストデータ用のフィルタであることを示す文字列(例えば「T」)やバイナリデータ用のフィルタであることを示す文字列(例えば「B」)を用いて各フィルタを記述し、これを識別できるようにオペレーションシステムを変更する、というように変形すれば、混在環境にも適用可能となる。
【0040】
(6)上述の実施形態では、1つの情報変換データに複数のフィルタを含ませるようにしたが、フィルタ毎にデータ(ファイル)を分けた形態としてもよい。例えば、交換機の数だけ情報変換データを用意するようにしてもよいし、交換機の制御ソフトウェアのバージョン数だけ情報変換データを用意するようにしてもよい。
【0041】
(7)上述の実施形態では、情報変換データをテキストデータとしたが、バイナリデータに変更して本発明を実施してもよい。この場合、バイナリデータを編集可能なソフトウェアが必要である。また、情報変換データとオペレーションプログラムとを一体化した形態で本発明を実施することも考えられる。
【0042】
(8)上述の実施形態では、管理装置10が1つのコンピュータである例を示したが、複数のコンピュータが相互に通信して上述の実施形態と同等の動作を行うようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明が提供する構成情報取得装置は、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す構成情報を取得する。この構成情報は予め定められた形式で機器構成を示すものであるからデータベース化が容易である。よって、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。さらに、このような効果は、既存の構成情報取得装置に送信制御手段および変換手段を追加するのみで得られている。既存の通信装置を変更する必要もない。以上より、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【0044】
本発明が提供する別の構成情報取得装置は、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す予め定められた形式の構成情報を取得する。よって、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。また、応答情報から構成情報への変換は、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って行われる。したがって、この情報変換データのみを変更することで、応答情報や構成情報の形式変更に対応することができる。以上より、この構成情報取得装置を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【0045】
本発明が提供する構成情報取得方法によれば、通信装置の機器構成が変更されると、この通信装置の機器構成を示す予め定められた形式の構成情報が取得される。よって、この構成情報取得方法を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができる。また、応答情報から構成情報への変換は、記憶手段に記憶されている情報変換データの内容に従って行われるから、この情報変換データのみを変更することで、応答情報や構成情報の形式変更に対応することができる。以上より、この構成情報取得方法を用いれば、ネットワークを構成する全ての通信装置の最新の機器構成を管理することができるシステムを容易かつ安価に導入および維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る管理システム1の構成を例示するブロック図である。
【図2】管理システム1を構成する管理装置10の静的な構成を示すブロック図である
【図3】管理装置10の動的な構成を説明するためのブロック図である。
【図4】管理装置10を構成する不揮発性メモリ102に記憶されている警報内容テーブル101aの内容を示す図である。
【図5】不揮発性メモリ102に記憶される構成情報データベース101c内の構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図6】管理システム1を構成する交換機20からの応答結果データの内容の一例を示す図である。
【図7】管理装置10における情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。
【図8】不揮発性メモリ102に記憶されている情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。
【図9】管理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】同構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図11】構成情報データベース101c内の、交換機20aの構成情報が表す内容の一例を示す図である。
【図12】情報変換データ102dの内容の一例を示す図である。
【図13】情報変換テーブル101bの内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…管理システム、10…管理装置(構成情報取得装置)、100…通信インタフェース、101…CPU、101a…警報内容テーブル、101b…情報変換テーブル、101c…構成情報データベース、101d…装置間通信部、101e…装置状態監視部、101f…警報ID変換部、101g…装置制御部、101h…コマンド応答/構成情報変換部、102…不揮発性メモリ、102a…オペレーションプログラム、102b…テキスト編集プログラム、102c…警報内容データ、102d…情報変換データ、102e…構成データ、103…操作部、104…表示部、20,20a,20b,20c,20d…交換機(通信装置)。
Claims (6)
- ネットワークに接続された通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、前記通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、を有する構成情報取得装置において、
前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、前記送信手段に、前記要求情報を該通信装置へ送信させる送信制御手段と、
前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を予め定められた形式で示す構成情報を生成する変換手段と
を有することを特徴とする構成情報取得装置。 - 前記形式に応じた内容の情報変換データを記憶する記憶手段を有し、
前記変換手段は、前記記憶手段に記憶されている前記情報変換データの内容に従って、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、前記構成情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報取得装置。 - 予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶する記憶手段と、
ネットワークに接続された通信装置の機器構成に変更があったことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知された場合、該通信装置の機器構成を示す応答情報の送信を要求する要求情報を該通信装置に送信する送信手段と、
前記要求情報の送信に応答して前記通信装置から送信された前記応答情報を受信する受信手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記情報変換データの内容に従って、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する変換手段と
を有する構成情報取得装置。 - 前記情報変換データはテキストデータであり、
前記記憶手段に記憶されたテキストデータを編集するためのユーザインタフェースを提供する編集手段と、
前記編集手段を用いて編集されたテキストデータを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と
を有することを特徴とする請求項3に記載の構成情報取得装置。 - 前記受信手段により受信された前記応答情報を送信した前記通信装置を特定する特定手段を有し、
前記情報変換データの内容は前記形式および前記通信装置に応じた内容であり、
前記変換手段は、前記特定手段により特定された前記通信装置に応じた、前記記憶手段に記憶されている前記情報変換データの内容に基づいて、前記受信手段により受信された前記応答情報を変換することにより、前記構成情報を生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の構成情報取得装置。 - 予め定められた形式に応じた内容の情報変換データを記憶手段に書き込む第1の過程と、
前記第1の過程に後続し、ネットワークに接続された通信装置の機器構成に変更があったことを検知する第2の過程と、
前記第2の過程にて前記通信装置の機器構成に変更があったことが検知されると、該通信装置から送信された、該通信装置の機器構成を示す応答情報を受信する一方、前記記憶手段に書き込まれた前記情報変換データを読み出す第3の過程と、
前記第3の過程にて読み出された前記情報変換データの内容に従って、前記第3の過程にて受信された前記応答情報を変換し、該応答情報を送信した前記通信装置の機器構成を前記形式で示す構成情報を生成する第4の過程と
を有する構成情報取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152750A JP2004355363A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 構成情報取得装置および構成情報取得方法 |
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Family Applications (1)
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- 2003-05-29 JP JP2003152750A patent/JP2004355363A/ja active Pending
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