JP2007172049A - ネットワーク機器管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のネットワーク機器の構成情報に変化があった際に、全体としての構成情報の整合性を維持することができるネットワーク機器管理システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク上にサービスを提供するネットワーク機器(1,2,3)と、そのサービスを利用可能な管理操作端末(A,B)とが接続されたネットワーク機器管理システムにおいて、ネットワーク機器は、ネットワーク機器を一意に示す識別子の一覧情報と一覧情報の最終更新時刻とを保持する記憶手段(11,21,31)を備えており、管理操作端末は、管理端末装置からの要求に応じて、ネットワーク機器の記憶手段に保持されている識別子の一覧情報及び最終更新時刻を収集して、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を用いる。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワーク上にサービスを提供するネットワーク機器(1,2,3)と、そのサービスを利用可能な管理操作端末(A,B)とが接続されたネットワーク機器管理システムにおいて、ネットワーク機器は、ネットワーク機器を一意に示す識別子の一覧情報と一覧情報の最終更新時刻とを保持する記憶手段(11,21,31)を備えており、管理操作端末は、管理端末装置からの要求に応じて、ネットワーク機器の記憶手段に保持されている識別子の一覧情報及び最終更新時刻を収集して、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワーク機器管理システムに関し、特に、主としてホームネットワークに接続して使用される、ネットワークストレージ機器(NAS)などのネットワーク機器の管理システムに関する。
ホームネットワーク等においては、記憶容量の不足に対応するために、ハードディスクなどのNASの追加が必要に応じて行われる。ハードディスクの追加が行われると、これを使用するパーソナルコンピュータ(PC)はこの追加の事実を認識する必要がある。このために、ネットワーク内において、ネットワーク機器の設定及び管理が必要となる。
ネットワークにNAS等のネットワーク機器の追加が行われる場合の、ネットワーク機器の設定及び管理には、大別して2通りの方法がある。一つはネットワーク機器が備えるボタンや表示画面を用いて直接操作する方法であり、もう一つはネットワーク上の他の機器からネットワーク経由で操作する方法である。いずれの場合においても、ネットワーク機器を購入したユーザは、その機器をネットワークに接続して個々の設定を行うことになり、同様のネットワーク機器を複数設置して利用する場合には、個々のネットワーク機器に対して個別に設定をしていく必要がある。
このようなネットワーク機器を複数設置し、かつそれらを連携して一括で取り扱うようにするためには、ネットワーク機器どうしが通信して連携を行うか、別途特定の連携管理装置によって一括で扱う仕組みが提供されるか、いずれかの形態での実現が必要となる。例えば、複数のNASをホームネットワーク内で仮想的に統合された1台として扱えるようにする場合、NASがお互いのNASを認識して連携するか、複数台管理用のコントローラを通して1台として扱うなどの仕組みを用いるのが一般的である。
上記のような運用方式を一般家庭におけるホームネットワークにあてはめようとすると、次のような課題がある。機器どうしがお互いに通信して連携する場合、機器本来の機能(例えばNASであればネットワークストレージとしての機能)に加え、連携のための機能が追加で必要となり、コスト増となる。別途用意した特定の連携管理装置を用いて一括して扱う場合、その管理装置が追加で必要となる。この簡単な解決策として、ネットワーク機器のサービスを利用するクライアント、例えばPCに連携管理の機能を搭載し、連携管理装置を代替する方法が考えられる。しかし、この方法では、連携管理用PC以外のクライアントでネットワーク機器の設定ができなかったり、できたとしても連携情報の不整合が生じる要因となってしまう。特にホームネットワークでの利用を想定すると、各ネットワーク機器およびPCの電源の稼動状態は、スタンバイ状態にあったり、電源断の状態にあったり、電源オンの状態にあったりと様々なので、多くの場合、統制された管理運用が困難である。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、一つのまとまりとして扱われる少なくとも1つのネットワーク機器の識別子一覧を全てのネットワーク機器に冗長的に複製して保存しておき、その識別子の情報の利用時には最新のものを用いることによって、複数のネットワーク機器の構成情報に変化があった際に、各ネットワーク機器の稼動状態などによって不整合が生じても、適切に修正でき、全体としての構成情報の整合性を維持することができるネットワーク機器管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様によれば、ネットワーク機器は、ネットワーク機器を一意に示す識別子の一覧とその一覧の最終更新時刻とを含む一覧情報を保持する第1の記憶手段を備えており、管理操作端末は、その管理端末装置からの要求に応じて、ネットワーク機器の第1の記憶手段に保持されている一覧情報を収集して、収集した一覧情報のうち、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を、管理操作端末が利用するサービスを提供しているネットワーク機器の一覧情報とするようにしたことを特徴とするネットワーク機器管理システムが提供される。
本発明の第2の態様によれば、管理操作端末がネットワーク機器から収集した一覧情報のうち、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を決定した後に、その決定された一覧情報よりも古い一覧情報を持つ他のネットワーク機器に保持されている一覧情報を、最新の一覧情報に更新する。
本発明の第3の態様によれば、管理操作端末は、ネットワーク機器が保持している一覧情報と同様の一覧情報を記憶する第2の記憶手段を備えており、管理操作端末は、ネットワーク機器から収集した一覧情報と、管理操作端末が第2の記憶手段に保持している一覧情報とのうちから、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を、管理操作端末が利用するサービスを提供しているネットワーク機器の一覧情報として、その一覧情報中に記されたネットワーク機器のサービスを利用する。
本発明の第4の態様によれば、少なくとも1台のネットワーク機器及び管理操作端末の少なくとも一方が保持する一覧情報は、少なくとも1台のネットワーク機器及び管理操作端末のまとまりをグループとしてそのグループに付与されたグループ識別子を含む。
本発明の第5の態様によれば、管理操作端末と同じグループのグループ識別子が含まれる一覧情報のみを比較対象とし、グループ識別子が異なる一覧情報を比較対象としないことによって、グループ識別子ごとにネットワーク機器の管理の単位を分割する。
本発明の第1の態様によれば、一つのまとまりとして扱われる複数のネットワーク機器の識別子一覧を全てのネットワーク機器に冗長的に複製して保存しておき、その情報の利用時には最新のものを用いることによって、複数機器の構成情報に変化があった際に、各機器の稼動状態などによって不整合が生じても、適切に修正でき、全体としての構成情報の整合性を維持することができる。
本発明の第2の態様によれば、管理操作端末から全ネットワーク機器に保持されている一覧情報を最新のものに更新できるので、特にホームネットワークの様に、PCやネットワーク機器の管理に十分な管理体制を想定できない環境であっても、特別な管理用機器を用意することなく、ネットワーク機器の構成情報の整合性を維持できる。
本発明の第3の態様によれば、管理操作端末は、ネットワーク機器が保持している一覧情報と同様の一覧情報を記憶するので、管理操作端末も保持されている一覧情報を最新のものに更新でき、第2の態様と同様に、特にホームネットワークの様に、PCやネットワーク機器の管理に十分な管理体制を想定できない環境であっても、特別な管理用機器を用意することなく、PC等、管理操作端末の構成情報の整合性を維持できる。
本発明の第4の態様によれば、グループの識別子を用いた管理によって、同一ネットワーク内で多様なグルーピングが可能となっており、グループ毎に一覧情報を最新のものにすることができる。
本発明の第5の態様によれば、グループ識別子ごとにネットワーク機器の管理の単位を分割することが可能になり、その応用範囲として、プライバシ保護や著作権保護のようなネットワーク上でのアクセス権の管理制御などが考えられる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明の第1の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、1〜3はネットワーク機器であり、これらは例えば外付けのハードディスク又はNAS(Network Attached Storage)である。A及びBは管理操作端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)である。ネットワーク機器1〜3はバス4を介して管理操作端末A及びBに接続されてネットワークを構成している。ネットワーク機器1〜3の各々及び管理操作端末A及びBの各々は、複数台構成情報(一覧情報)を記憶する記憶装置11、21、31、A1、B1をそれぞれ備えている。
図1は本発明の第1の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、1〜3はネットワーク機器であり、これらは例えば外付けのハードディスク又はNAS(Network Attached Storage)である。A及びBは管理操作端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)である。ネットワーク機器1〜3はバス4を介して管理操作端末A及びBに接続されてネットワークを構成している。ネットワーク機器1〜3の各々及び管理操作端末A及びBの各々は、複数台構成情報(一覧情報)を記憶する記憶装置11、21、31、A1、B1をそれぞれ備えている。
図2は複数台構成情報を記憶する記憶装置11、21、31、A1、B1の各々が記憶する情報例を示す図である。同図において、各記憶装置は、ネットワーク機器1の識別子ID、ネットワーク機器2の識別子ID、ネットワーク機器3の識別子ID、及び最終更新時刻を含む一覧情報を記憶している。最終更新時刻としては、通常のコンピュータの操作において利用されているファイルのタイムスタンプを用いてもよい。
動作において、最初にネットワーク機器1〜3はそれぞれ、その記憶装置11、21、31に図2に示すネットワーク機器のID及び最終更新時刻を記憶させる。次いで、管理操作端末A及びBはネットワーク機器1〜3の記憶装置11、21、31からバス4を介して記憶内容を読み取り、最終更新時刻の最も新しい情報を記憶装置A1及びB1に書き込むと同時にネットワーク機器1〜3内で古い更新時刻の情報を保持している複数台構成情報を最新の更新時刻の複数台構成情報で上書きする。
ネットワーク機器1〜3及び管理操作端末A、Bがネットワーク内に同時に設定されて同時に電源が同時に投入されれば、記憶装置11、21、31、A1、B1の内容は同じである。しかし、例えば、ネットワーク機器2の電源がオフ状態又はスタンバイ状態のときに、ネットワーク機器3がネットワークに追加された場合には、ネットワーク機器3が追加されたことはネットワーク機器1には反映されるがネットワーク機器2内の記憶装置21には反映されない。この後にネットワーク機器2の電源をオン状態にすると、ネットワーク機器1〜3の複数台構成情報の内容に不整合が生じ、ネットワーク機器2内の記憶装置21の内容とネットワーク機器1及び3の記憶装置11及び31の内容とが異なることになる。
そこで、本実施の形態においては、管理操作端末A及びBがネットワーク機器1〜3の記憶装置11、21、31からバス4を介して記憶内容を読み取り、最終更新時刻の最も新しい情報を記憶装置A1及びB1に書き込むと同時にネットワーク機器1〜3内で古い更新時刻の情報を保持している複数台構成情報(一覧情報)を最新の更新時刻の複数台構成情報で上書きする。これにより、ネットワーク機器1〜3及び管理操作端末A及びBのすべてが保持する複数台構成情報は同一になり不整合は解消される。
ネットワーク機器1〜3のサービスを利用する場合には、これらの複数台構成情報を元にひとまとまりのサービスとして扱うことによって、各ネットワーク機器は単体での機能提供だけで、全体として連携した形でのサービス提供が実現できる。
このようにして、ネットワーク上に存在する複数台構成情報は、ひとまとまりとして扱われるサービスを提供し、又は利用しているネットワーク機器の範囲内で全て同じものであり、ひとまとまりの範囲内で不一致が検出された場合には、最終更新時刻が最新のものを正しい構成情報として扱い、他の古い構成情報は最新の構成情報で上書きする。
図3は本発明の他の実施の形態による複数台構成情報の内容を示す図である。同図において、さらに、1つのホームネットワーク内に複数の異なる連携グループが存在するものとして運用する場合には、各連携グループに連携グループIDを付与し、複数台構成情報の中にその連携グループIDを記す。これにより、異なるグループごとに独立して、ネットワーク機器のまとまりを一括して取り扱う運用が実現できる。
上記のように、全てのネットワーク機器上に連携グループの構成情報を冗長的に保持し、かつそれらの最新の情報を有効にする形をとることで、ホームネットワークのような管理運用が厳密でない環境において、ネットワーク機器やそれを利用する管理操作端末の間で連携構成の情報に不整合が生じても、適切に修正し、全体としての整合性を維持することができる。特にホームネットワークの様に、PCやネットワーク機器の稼動タイミングによって容易に構成の不整合が生じ得るネットワーク環境においても、自動的に整合性を維持できる。また、複数台構成情報の管理操作は、ネットワーク機器でなく管理操作端末上にて行うようにすることで、ネットワーク機器は連携設定のための複雑な管理機能を実装する必要がほとんどなく、ネットワーク機器の本来提供している機能への依存性を小さくできるため、このグループ管理の機構を多様な用途にも応用することができる。応用範囲としては、プライバシ保護や著作権保護などのネットワーク上でのアクセスグループの管理などが想定される。
図4は本発明の実施例1として、ネットワーク上でPCからNASを利用する際の最小の構成を示すブロック図である。同図において、1台のPC41がバス42を介して接続されている1台のNAS43を利用する形となる。このNAS43は、ネットワーク上の他の機器に対して、ストレージの機能を提供するものであり、PC41はそのストレージサービスを利用する。
本実施例2においては、1台のPC51が同時に利用できるNASの数は複数台である。図5はこの実施例2の一例を示すブロック図である。PC51はバス52を介して3台のNAS53,54及び55に接続されている。NAS53の識別子は001、NAS54の識別子は002、NAS55の識別子は003である。
図6は図5のNAS53〜55の各々に格納されるNAS構成情報(一覧情報)の一例を示す図である。同図において、NAS構成情報はNASの識別子であるNAS−001,NAS−002,NAS−003と、最新更新時刻(図示例では2006年1月1日、12時00分00秒)とからなっている。
動作において、PC51はNAS51〜53に格納されているNAS構成情報をバス52を経由して読み出して、読み出したNAS構成情報中で最新の更新時刻のNAS構成情報でNAS51〜53内の古いNAS構成情報を上書きする。これにより、ネットワーク上に複数のNASが存在する場合でも、複数のNASをあたかも容量の大きな1台のNASであるかのようにまとめて取り扱う機能を有する。このまとまりの情報を「NAS構成情報」としてPC51上に保持する。
図7は本発明の実施例3によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、2台のPC71及び72がバス73に接続されており、3台のNAS74,75及び76がバス73に接続されている。PC71の識別子IDはAAA,PC72の識別子IDはBBB,NAS74の識別子IDは001、NAS75の識別子IDは002、NAS75の識別子IDは003である。
この構成により、あるPCから1つのまとまりとして扱われる複数のNASは、別のPCからも同じ構成のまとまりとして扱うことができる。
動作において、まず、ネットワークに接続されたPCが、同じネットワークにあるNASを検出する。ネットワークでの検出方式にはUPnP(登録商標)やJini(登録商標)、SMB/CIFS(Microsoft社)、Rendezvous(Apple社)など様々なものがあり、本実施例ではUPnPの使用を想定する。PC71又は72がNAS74を検出した際には、ネットワーク上でNASを一意に特定するIDも併せて取得する。このIDにもIPアドレスやMACアドレスなど実装上の様々な選択肢はあるが、本実施例では、UPnPで規定されるデバイス識別子(UDN)を使用するものとし、便宜上、図7に示したような「NAS−001」の形式で表記する。ネットワーク上でNASを発見したPCは、そのNASが持つUPnPの機器制御機構を用いて、NASが保持しているNAS構成情報を取得する。PCは、取得したNAS構成情報の最終更新時刻と、PC自身が保持しているNAS構成情報の最終更新時刻とを比較する。比較した結果に基づき、次に示す形で、どちらのNAS構成情報を用いるか、その後のどのNAS構成情報を使用するかを決定する。
図8は実施例1から3における動作の詳細をまとめた表図である。図8に基づいて実施例1から3における動作の詳細を以下に記載する。
(1)PCがNASを検出した際、両機器の持つNAS構成情報が一致すればNAS構成情報の更新に関しては何もしない。
(2)NASがNAS構成情報を持たない場合、PC側のNAS構成情報にそのNASを追加登録し、NAS側のNAS構成情報にも反映することにより、NAS,PC双方のNAS構成情報を更新する。
(3)PCがNAS構成情報を持たない場合、NAS側のNAS構成情報を、PCが扱うNAS構成情報として使用するべく、PCのNAS構成情報を更新する。
(4)NAS側のNAS構成情報の最終更新時刻がPCのものより新しい場合、NAS側のNAS構成情報を、PCが扱うNAS構成情報として使用するべくPCのNAS構成情報を更新する。
(5)PC側のNAS構成情報の最終更新時刻がNASより新しい場合、NASもPCも動作中であれば、PC側のNAS構成情報を、NAS側のNAS構成情報へ反映するべくNASのNAS構成情報を更新する。
(6)PC側のNAS構成情報の最終更新時刻がNASより新しい場合で、NASが動作中ではない場合は、NAS側のNAS構成情報を、PC側のNAS構成情報へ反映するべくPCのNAS構成情報を更新する。
(7)NASもPCもいずれもまだNAS構成情報を持たない場合、NASのみから成るNAS構成情報にそのNASを新たに登録し、そのNAS構成情報をNASとPCの双方が扱うNAS構成情報として使用する。
(1)PCがNASを検出した際、両機器の持つNAS構成情報が一致すればNAS構成情報の更新に関しては何もしない。
(2)NASがNAS構成情報を持たない場合、PC側のNAS構成情報にそのNASを追加登録し、NAS側のNAS構成情報にも反映することにより、NAS,PC双方のNAS構成情報を更新する。
(3)PCがNAS構成情報を持たない場合、NAS側のNAS構成情報を、PCが扱うNAS構成情報として使用するべく、PCのNAS構成情報を更新する。
(4)NAS側のNAS構成情報の最終更新時刻がPCのものより新しい場合、NAS側のNAS構成情報を、PCが扱うNAS構成情報として使用するべくPCのNAS構成情報を更新する。
(5)PC側のNAS構成情報の最終更新時刻がNASより新しい場合、NASもPCも動作中であれば、PC側のNAS構成情報を、NAS側のNAS構成情報へ反映するべくNASのNAS構成情報を更新する。
(6)PC側のNAS構成情報の最終更新時刻がNASより新しい場合で、NASが動作中ではない場合は、NAS側のNAS構成情報を、PC側のNAS構成情報へ反映するべくPCのNAS構成情報を更新する。
(7)NASもPCもいずれもまだNAS構成情報を持たない場合、NASのみから成るNAS構成情報にそのNASを新たに登録し、そのNAS構成情報をNASとPCの双方が扱うNAS構成情報として使用する。
図9はPCがNAS構成情報を保持しない形で運用する場合の動作の詳細をまとめた表図である。図4に示した最小構成では、
(1)NASがNAS構成情報を持たない場合、そのNASだけからなるNAS構成情報を生成し、NASに記録する。
(2)NASがNAS構成情報を持っていれば、そのNAS構成情報を使用する。
(1)NASがNAS構成情報を持たない場合、そのNASだけからなるNAS構成情報を生成し、NASに記録する。
(2)NASがNAS構成情報を持っていれば、そのNAS構成情報を使用する。
図8及び図9による説明では、NASが1台の場合のNAS構成情報の生成手順を説明した。NASが複数存在する場合には、NAS間でのNAS構成情報の不一致が生じ得る。例えば図5において、NAS−002が電源オフ状態にあるなどの理由で稼動していない間に、PC51にてNAS53とNAS55の持つNAS構成情報を更新した場合、NAS54が稼動した時点でNAS54と他のNASとの間でNAS構成情報が一致しない。このような場合には、それぞれのNAS構成情報の最終更新時刻を比較し、最新のNAS構成情報を正しいものとして扱うようにする。そのため、次の手順にてNAS構成情報の管理を行う。
(1)それぞれのNASが持つNAS構成情報の最終更新時刻を比較し、最新のものを全てのNASのNAS構成情報として扱う。
(2)最新のNAS構成情報と、PC側のNAS構成情報とを、前述のNAS1台の場合と同じ方法(図8、図9)で比較・管理を行う。
(3)NAS1台の場合の方法に従った結果、NAS側のNAS構成情報の更新が必要となった場合には、全てのNASに対して同じNAS構成情報を記録する。
(4)NAS1台の場合の方法に従った結果、NASへのNAS構成情報の更新が必要でない場合でも、全てのNASが持つNAS構成情報の最終更新時刻が異なっていれば、図8や図9の方法で使用したNAS構成情報を、全てのNASに対して記録する。
(2)最新のNAS構成情報と、PC側のNAS構成情報とを、前述のNAS1台の場合と同じ方法(図8、図9)で比較・管理を行う。
(3)NAS1台の場合の方法に従った結果、NAS側のNAS構成情報の更新が必要となった場合には、全てのNASに対して同じNAS構成情報を記録する。
(4)NAS1台の場合の方法に従った結果、NASへのNAS構成情報の更新が必要でない場合でも、全てのNASが持つNAS構成情報の最終更新時刻が異なっていれば、図8や図9の方法で使用したNAS構成情報を、全てのNASに対して記録する。
図10は本発明の実施例により、1台のPCと複数のNASからなるネットワーク管理システムにおいてPC側でもNAS攻勢情報を保持する場合の動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップS101にてPCは全てのNASからNAS構成情報を収集し、ステップS102にてPCはNAS側の最新のNAS構成情報を用いて、PC側のNAS構成情報と比較し、ステップS103にてNAS側の構成情報を更新する必要があるかを判断する。更新の必要なしと判断されるとステップS104に進み、全てのNAS構成情報の最終更新時刻は同じかを判定する。同じであれば、何もしないで終了し、異なればステップS105にて古い構成情報を持つNASに対して最新の構成情報を上書きして処理を終了する。
ステップS103の判断で、NASの構成情報を更新する必要があると判定されると、ステップS106に進み全てのNASに対して構成情報を更新して処理を終了する。
ステップS103の判断で、NASの構成情報を更新する必要があると判定されると、ステップS106に進み全てのNASに対して構成情報を更新して処理を終了する。
図11は本発明の実施例により、1台のPCと複数のNASからなるネットワーク管理システムにおいてPC側でNAS構成情報を保持しない場合の動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップS111及びS112は図10におけるステップS101及び102と同じである。ステップS113にて、全てのNASのNAS構成情報の最終更新時刻は同じかを判定する。同じであれば何もしないで処理を終了する。異なれば、ステップS114にて図10のステップS105と同じように古い構成情報を持つNASに対して最新の構成情報を上書きして処理を終了する。
以上によって、複数のNASの持つ情報に不一致が生じた場合でも、適切なNAS構成情報を選択し、かつ以後に利用できる情報として各NASにも反映されるというシステムが実現できる。
上述の実施例1〜3では、複数のNASで構成されるまとまりは、同じネットワーク内に1つしか存在し得ない。そのため、PCやNASの所有者によってまとまりを分けることができなかったり、他所から一時的に持ち込んだ機器が、持ち込んだ先でそのネットワークのまとまりに組み入れられてしまうなどの問題が生じ得る。そこで、本実施例4においては、複数のNASによるまとまりにネットワーク上で一意な識別子「グループID」を付与し、上述のNAS構成情報の中にこのグループIDを記録する。このグループIDは、PC側にも必ず記録されるものとする。
図12は本発明の実施例4によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、PC121、PC122、NAS124,125,126が一つのグループを形成しており、PC127、NAS128,129が他の一つのグループを形成している。全てのPC及びNASはバス123に接続されている。一方のグループにはグループID−aaaが付与されており、他方のグループにはグループID−bbbが付与されている。
上述の実施例1〜3では、PCがNAS構成情報を保持する場合と保持しない場合とがあったが、本実施例4においても、PCがNAS構成情報を保持する場合にはそのままNAS構成情報にグループIDが記録されることになり、保持しない場合には、PCが別途グループIDを記録する必要がある。
図13は実施例4によるグループIDが記録されたNAS構成情報の例を示す表図である。同図において、グループID−aaaが含まれるNAS構成情報のグループとグループID−bbbが含まれるNAS構成情報のグループが示されている。
グループID付きで複数のNASを運用する場合には、PCがネットワーク上で発見したNASからNAS構成情報を取得した際に、PC自身に記録してあるネットワークIDと同一のネットワークIDが記されたNAS構成情報のみを抽出する。ここで抽出されたNAS構成情報を持ったNASについて、図8から図11で示した手順でNAS構成情報の選択・反映処理を行う。このグループIDによる管理によって、同じネットワーク内に異なる機器のまとまりが存在しても、互いのまとまりに干渉することなく、連携したサービスを実現することが可能となる。さらに、グループIDを用いることで、NASやPCに複数のNAS構成情報を持たせてそれらを独立して管理することも可能であり、NASやPCが、同時に機器やサービスの複数のまとまりに属することも実現できるようになる。
以上のように、本発明によれば、一つのまとまりとして扱われる複数のネットワーク機器の識別子一覧を全てのネットワーク機器に冗長的に複製して保存しておき、その情報の利用時には最新のものを用いることによって、複数機器の構成情報に変化があった際に、各機器の稼動状態などによって不整合が生じても、適切に修正でき、全体としての構成情報の整合性を維持することができる。
特にホームネットワークの様に、PCやネットワーク機器の管理に十分な管理体制を想定できない環境であっても、特別な管理用機器を用意することなく、機器の構成情報の整合性を維持できる。
また、グループの識別子を用いた管理によって、同一ネットワーク内で多様なグルーピングが可能となっており、その応用範囲として、プライバシ保護や著作権保護のようなネットワーク上でのアクセス権の管理制御などが考えられる。
1,2,3 ネットワーク機器
A,B 管理操作端末
11,21、31、A1,B1 記憶装置
41 PC
42 バス
43 NAS
A,B 管理操作端末
11,21、31、A1,B1 記憶装置
41 PC
42 バス
43 NAS
Claims (5)
- ネットワーク上にサービスを提供する少なくとも1台のネットワーク機器と、該ネットワーク機器が提供するサービスを利用可能な少なくとも1台の管理操作端末とが前記ネットワークに接続されたネットワーク機器管理システムにおいて、
前記ネットワーク機器は、前記ネットワーク機器を一意に示す識別子の一覧と該一覧の最終更新時刻とを含む一覧情報を保持する第1の記憶手段を備えており、
前記管理操作端末は、該管理端末装置からの要求に応じて、前記ネットワーク機器の前記第1の記憶手段に保持されている前記の一覧情報を収集して、前記収集した一覧情報のうち、前記最終更新時刻が最も新しい一覧情報を、前記管理操作端末が利用するサービスを提供しているネットワーク機器の一覧情報とするようにしたことを特徴とするネットワーク機器管理システム。 - 前記管理操作端末が前記ネットワーク機器から収集した前記一覧情報のうち、前記最終更新時刻が最も新しい一覧情報を決定した後に、
該決定された一覧情報よりも古い一覧情報を持つ他のネットワーク機器に保持されている一覧情報を、最新の一覧情報に更新することを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク機器管理システム。 - 前記管理操作端末は、前記ネットワーク機器が保持している一覧情報と同様の一覧情報を記憶する第2の記憶手段を備えており、
前記管理操作端末は、前記ネットワーク機器から収集した一覧情報と、前記管理操作端末が前記第2の記憶手段に保持している一覧情報とのうちから、最終更新時刻が最も新しい一覧情報を、前記管理操作端末が利用するサービスを提供しているネットワーク機器の一覧情報として、該一覧情報中に記されたネットワーク機器のサービスを利用することを特徴とする、請求項1又は2に記載のネットワーク機器管理システム。 - 前記少なくとも1台のネットワーク機器及び前記管理操作端末の少なくとも一方が保持する一覧情報は、前記少なくとも1台のネットワーク機器及び前記管理操作端末のまとまりをグループとして該グループに付与されたグループ識別子を含むことを特徴とする、請求項3に記載のネットワーク機器管理システム。
- 前記管理操作端末と同じグループのグループ識別子が含まれる一覧情報のみを比較対象とし、前記グループ識別子が異なる一覧情報を比較対象としないことによって、グループ識別子ごとに前記ネットワーク機器の管理の単位を分割することを特徴とする、請求項4に記載のネットワーク機器管理システム。
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