JP7150551B2 - 制御装置、ネットワーク構築システム、ネットワーク構築方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、ネットワーク構築システム、ネットワーク構築方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、クラウドからストレージ装置を利用するための技術に関連するものである。
近年、一つもしくは複数のパブリッククラウドサービスを、企業の社内システムもしくは商用サービスを実行する上でのプラットフォームとして利用することが増えている。
しかし、長期的に保持することが必要なデータを蓄積するストレージについて特定のパブリッククラウドのみを利用する場合、別のパブリッククラウドや、自社の保有するデータセンタ(オンプレミス環境)など、別の環境への移行は、費用、時間、技術の観点で困難となり、クラウドロックインと呼ばれる状況に陥ることが課題となっている。
この課題の一部に対応して、ブロックストレージ装置をデータセンタに設置し、パブリッククラウドと低遅延・広帯域の専用回線で接続することで、パブリッククラウドの仮想マシンなどから、直接マウントして利用する1ユーザ向けのシステムインテグレーションもしくはサービスが知られている。
このシステムインテグレーションにおいては、ストレージ装置、ストレージ装置と専用回線を接続するネットワーク装置、パブリッククラウドの専用回線接続サービスをそれぞれ、必要に応じて設定することが必要である。
特開2017-091307号公報 特開2017-224072号公報
従来技術のように、パブリッククラウドと接続するストレージ装置としてブロックストレージ装置しか使用できないのでは企業システムやサービスを実行する上での機能としては不足がある。ファイルストレージ装置、オブジェクトストレージ装置等のメニューが求められる。
また、ストレージ装置の接続先としては、複数のパブリッククラウドだけではなく、ユーザのオンプレミス環境や、プライベートクラウドとの接続も選択できることが求められる。さらに、そのようなユーザのオンプレミス環境にユーザが設置しているストレージ装置と接続し、データのコピーや同期を行うためには、ユーザのストレージ装置と同一のマネジメント機能が実装されているストレージ装置が必要となるが、従来技術ではそのようなストレージ装置の選択を行うことができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが種々のストレージ装置の中から所望のストレージ装置を選択してクラウド等から使用することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置であって、
前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力手段と、
前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定手段とを備え、
前記インタフェース画面は、複数のパブリッククラウドから特定のパブリッククラウドを選択可能にする画面情報を含み、前記入力手段は、選択された特定のパブリッククラウドを指定する情報を更に入力し、
前記設定手段は、前記特定のストレージ装置と、前記特定のパブリッククラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する
ことを特徴とする制御装置が提供される。
開示の技術によれば、ユーザが種々のストレージ装置の中から所望のストレージ装置を選択してクラウド等から使用することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成の例である。 リソースグループの構成例を示す図である。 リソース接続構成の一例を示す図である。 制御装置の機能構成図である。 制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。 基本データベースに格納される情報の例を説明するための図である。 構成データベースに格納されるクラウドリソースの情報の例を説明するための図である。 構成データベースに格納されるストレージリソース(データサービス)の情報の例を説明するための図である。 構成データベースに格納されるストレージリソース(マネジメントサービス)の情報の例を説明するための図である。 構成データベースに格納されるネットワークリソースの情報の例を説明するための図である。 システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 ストレージ装置を選択するための画面例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施形態に限られるわけではない。
(システム構成、動作概要)
図1に、本発明の実施の形態におけるシステムの構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態に係るシステムは、制御装置100、L2/L3ネットワーク装置200、各種のストレージ装置300、パブリッククラウド500、プライベートクラウド600を含む。なお、図1には、例として、L2/L3ネットワーク装置200、パブリッククラウド500、プライベートクラウド600が1つずつ示されているが、これらはそれぞれ一般には複数である。
制御装置100は、ユーザの端末に対してUI画面(例:Web画面)を表示し、当該UI画面から入力された入力情報に基づいて、設定の対象となる各装置のAPI(Application Programming Interface)を用いて当該装置の設定や制御を行う装置である。例えば、制御装置100は、ユーザからの入力情報に基づいて、L2/L3ネットワーク装置200等のネットワーク装置へのIPアドレスやVLAN等の設定を行うことにより、ユーザが指定するパブリッククラウド500とユーザが指定するストレージ装置300との接続を行うネットワークを構築することができる。また、制御装置100には、その他のシステム900からアクセスすることも可能である。
制御装置100は、基本データベース110及び構成データベース120にアクセスする機能を有する。基本データベース110及び構成データベース120は制御装置100内にあってもよいし、制御装置100の外部に存在して制御装置100とネットワーク接続されるものであってもよい。基本データベース110及び構成データベース120が格納する情報の例については後述する。
L2/L3ネットワーク装置200は、L2(レイヤ2)及び/又はL3(レイヤ3)におけるパケットのルーティングやスイッチングを行う装置であり、クラウドとストレージ装置間(あるいはストレージ装置間)を接続するネットワークを形成するためのネットワーク装置の例である。本実施の形態で使用するL2/L3ネットワーク装置200は、1つ又は複数の仮想ルータを提供する機能を含む。L2/L3ネットワーク装置200自体は、1つ又は複数の物理的な通信装置である。L2/L3ネットワーク装置200を複数台備えることでネットワークを冗長化することが可能である。
L2/L3ネットワーク装置200には、複数のベンダ(メーカ)の複数の種類のストレージ装置300が接続される。なお、ここでの接続は物理的な接続である。ユーザが、あるストレージ装置300を使用する際には、当該ユーザ専用に、例えば、当該ユーザが選択したパブリッククラウド500とストレージ装置300とを接続するネットワークが形成される。
各ストレージ装置300は、データサービス提供ネットワークおよびマネジメントサービス提供ネットワークに対してVLAN設定が可能であり、VLANごとにネットワークGWを有し、ルーティングテーブルを設定できる。また、ユーザごとに分離された仮想ルータの機能を内蔵している場合もある。
本実施の形態において備えられるストレージ装置300の種類は、ブロックストレージ、ファイルストレージ、オブジェクトストレージの3種類であるが、3種類にすることは一例であり、これら3種類のうちのいずれか2種類であってもよいし、これら3種類以外の種類を含む4種類以上であってもよい。
ブロックストレージは、論理ボリュームをサーバ(コンピュータ)へ提供し、サーバはストレージネットワーク経由で論理ボリュームにアクセスする。論理ボリュームはファイルシステムにフォーマットして利用するのが一般的であり、フォーマットすることにより、ファイルシステムと論理ボリューム内のブロックが関連付けられる。ブロックストレージは、遅延時間が小さいという特徴がある。
ファイルストレージは、ストレージ上に構成されたファイルシステムを、ネットワーク上のサーバ等に提供する。ネットワーク上のサーバは、ネットワークを介してファイルストレージをマウント(接続)することで、当該ファイルストレージを自身のファイルシステムのように見ることが可能である。
オブジェクトストレージは、データをオブジェクトという単位で扱う。オブジェクトは、メタデータを含む。メタデータは、通常のファイルシステムのように、ファイル名、作成日付、所有者などの情報だけでなく、種々の情報を付加することができる。オブジェクトストレージは、更新頻度の少ないデータバックアップやアーカイブ等に適している。
パブリッククラウド500は、例えば仮想サーバや仮想ネットワーク装置等を提供するシステムであり、一般に多数のユーザにより利用されている。パブリッククラウド500は、専用接続ネットワーク装置400(仮想的な装置であり、専用接続ネットワークサービスと称してもよい)を備えており、当該専用接続ネットワーク装置400により、パブリッククラウド500とL2/L3ネットワーク装置200とが接続される。図1はBGP(Border Gateway Protocol)でこれらが接続されることを示しているが、BGPを使用することは一例に過ぎない。なお、BGPは、インターネット上で組織間の経路情報をやり取りする経路制御プロトコルの一種である。
プライベートクラウド600は、ある特定のユーザ(企業)専用のクラウドである。図1は、本実施の形態に係るシステムを利用するユーザ自身がプライベートクラウド600を有する例を示しており、本実施の形態に係るシステムを利用するユーザが、プライベートクラウド600を有しない場合もある。なお、いわゆるクラウドの機能を備えるか否かに関わらずに、ユーザが設置する装置(あるいは装置群)を「プライベートクラウド600」と称してもよい。
プライベートクラウド600は、当該特定のユーザの物理装置により実現されるシステムであり、当該特定のユーザは、当該クラウドにより提供される仮想サーバや仮想ネットワーク装置等を利用することができる。プライベートクラウド600は、当該特定のユーザ用に設置されるネットワーク装置700、800を用いてL2/L3ネットワーク装置200に接続される。なお、ネットワーク装置800とL2/L3ネットワーク装置200との間の接続方法をStaticルートとすることは一例に過ぎず、Staticルート以外の接続方法を採用してもよい。
本実施の形態では、あるユーザ(企業)が、自身が使用しているクラウド(パブリックorプライベート)における仮想マシン(サーバ)のストレージとして、あるストレージ装置300を使用することを希望する場合に、制御装置100により提供されるUI画面から、接続したいクラウドとストレージ装置300を選択する。そして、制御装置100は、選択されたクラウドとストレージ装置300とを接続するためのネットワークを構築するための設定、及びストレージ装置300を使用可能とするための設定等を自動的に実施する。これにより、当該ユーザは、例えばクラウドの仮想マシンに当該ストレージ装置300をマウントすることで、当該ストレージ装置300を当該仮想マシンのストレージとして使用することができる。
以下、本実施の形態に係るシステムの構成、及び動作等をより詳細に説明する。
(テナントについて)
制御装置100は、本実施の形態に係るシステム("本サービス"と呼ぶ場合がある)の利用者をテナントとして管理する。テナントとは、本サービスを提供するサービス提供事業者の顧客に相当するサービス利用事業者である。各テナントは、本実施の形態に係るシステムにより提供される複数のリソース(リソースグループ)を利用可能である。各テナントには、複数のユーザ(従業員等)が存在する。なお、以降、特に断らない限り、「ユーザ」をテナントを含む広い意味で使用する。
(リソースについて)
制御装置100は、ユーザに提供する機能等をリソースとして管理する。リソースとして、データサービスのストレージリソース、マネジメントサービスのストレージリソース、パブリッククラウドリソース、プライベートクラウドリソース、ネットワークリソース等がある。
ストレージリソースは、ストレージ装置300により提供されるリソースである。より詳細には、データサービスのストレージリソースは、データ蓄積、データ読み書き等のためのリソースである。
マネジメントサービスのストレージリソースについて、マネジメントサービスとは、例えば、ストレージ装置に備わる管理・操作機能の提供である。利用例として、あるストレージ装置と別のストレージ装置との間で、データの同期をとる(同じデータが格納されるようにする)ような構成を実現するために利用されるサービスである。この場合、マネジメントサービスのストレージリソースは、ストレージ装置間で安全に通信を行うためのリソースである。別の例として、ハイパーバイザを管理するソフトウェアでは、このようなストレージ装置の管理・操作機能と連携する機能を持つものがあり、プライベートクラウド等に設置したユーザのシステムと連携させる場合にも、このリソースを利用することが可能である。
クラウドリソースは、クラウドにより提供されるコンピュータリソース、通信リソース、L2/L3ネットワーク装置200との接続を行うためのリソース等である。
ネットワークリソースは、選択されたストレージ装置とクラウド(プライベートorパブリック)とを接続するためのネットワークのリソースであり、より具体的には、L2/L3ネットワーク装置200上の仮想ルータのリソースが含まれる。
ユーザは、制御装置100により提供されるUI画面から、予めサービス提供事業者が設定したリソースを選択して、あるいは、自身でリソースの内容を指定することで、所望のネットワーク接続構成を構築できる。
選択されたクラウドリソースとストレージリソース(あるいはストレージリソース同士)は、ネットワークリソースを利用して互いに接続することができ、ネットワークリソースにより接続されたリソース同士の1つのまとまりをリソースグループと呼ぶ。図2に、リソースグループの一例を示す。
(接続構成例)
図3に、あるユーザにより構築されたリソース接続構成の一例を示す。図3に示す例において、当該ユーザは、本サービスにより選択可能な複数のストレージ装置の中から、ストレージ装置310とストレージ装置320を選択している。
また、ストレージ装置320とパブリッククラウド510及びパブリッククラウド520とを仮想ルータ230及び仮想ルータ240を介して接続し、パブリッククラウド510上のコンピュータ511からストレージサービスを利用する。また、マネジメントサービスにより、パブリッククラウド520上のストレージ装置522とストレージ装置320とを同期する。
また、ストレージ装置310とプライベートクラウド610及びプライベートクラウド620とを仮想ルータ210及び仮想ルータ220を介して接続し、プライベートクラウド620上のコンピュータ621からストレージサービスを利用する。また、マネジメントサービスにより、プライベートクラウド610上のストレージ装置611とストレージ装置310とを同期する。
更に、ストレージサービス側のストレージ装置310とストレージ装置320との間でデータ転送ネットワークが構築され、例えば、バックアップやアーカイブ等にためにデータ転送が行われる。
(制御装置100の構成)
図4に、制御装置100の機能構成例を示す。図4に示すように、本実施の形態における制御装置100は、基本データベース110、構成データベース120、ユーザIF部130、設定部140、情報管理部150を含む。なお、制御装置100は、基本データベース110と構成データベース120のうちのいずれか1つ又は両方を含まない構成であってもよい。この場合、制御装置100は、基本データベース110と構成データベース120のうちのいずれか1つ又は両方にネットワークを介してアクセスする。
基本データベース110は、本実施の形態に係るシステムにおいて、予め準備されている基本的な構成情報を格納する。構成データベース120は、ユーザ毎に、ユーザが構築した設定内容や接続構成の構成情報を格納する。構成データベース120は、ユーザが構築したネットワークを構成する各部の利用状況等のリアルタイム情報も加えて格納し、ユーザIF部130によりユーザに対してリアルタイム利用状況の情報を提供できることとしてもよい。これらデータベースの格納情報の詳細については後述する。
ユーザIF部130は、ユーザとのインタフェースであり、例えば、ユーザ(ユーザ端末)に対してUI画面(例:Web画面)を表示し、ユーザからの入力を受け付けるとともに、ユーザに対して情報(例えば設定が正常に完了したことを示す情報等)を提供する。
設定部140は、ユーザが所望するネットワーク構成(装置の接続構成)を実現するために、対象となる各装置への設定を行う。設定部140は、ユーザにより入力された情報そのものを対象となる各装置へ設定することもできるし、ユーザにより入力された情報に基づいて設定情報を生成し、生成した設定情報を各装置へ設定することもできる。
情報管理部150は、基本データベース110を更新したり、設定部140により設定された情報を構成データベース120に格納したり等、データベースに格納する情報の管理を行う。また、情報管理部150は、ユーザIF部130を介して、データベースに格納されている情報をユーザに表示することもできる。
制御装置100は、複数のコンピュータにより構成される装置(システム)であってもよいし、1つのコンピュータで実現される装置であってもよい。また、当該コンピュータは物理マシンであってもよいし仮想マシンであってもよい。
制御装置100がコンピュータで実現される場合において、制御装置100は、コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ等のハードウェア資源を用いて、制御装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図5は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図5のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、及び入力装置1007等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、制御装置100に係る機能を実現する。インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられ、ネットワークを介した入力手段及び出力手段として機能する。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
(データベースに格納される情報の例)
次に、各データベースに格納される情報の例を示す。なお、以下で説明する情報は、主要な情報の例であり、各データベースには、以下で説明する情報以外の情報が追加で格納されてもよいし、各データベースには、以下で説明する情報が格納されずに、当該情報以外の情報が格納されてもよい。また、ここでは、テーブルの形式で情報が格納される例を示しているが、格納形式はテーブルの形式に限られるわけではない。なお、基本データベースに格納される情報を基本情報と呼ぶ場合がある。
<基本データベース>
図6は、基本データベース110に格納される情報の例を説明するための図である。図6に示すように、基本データベース110には、L2/L3ネットワーク装置200に物理的に接続される対象の接続情報、ストレージ装置の情報、ユーザ情報、ネットワーク情報等が格納される。
L2/L3ネットワーク装置200に物理的に接続される対象として、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ストレージ装置があるので、L2/L3ネットワーク装置200に物理的に接続される対象の接続情報として、パブリッククラウドの接続情報、プライベートクラウドの接続情報、ストレージ装置の接続情報が格納される。
パブリッククラウドの接続情報は、例えば、パブリッククラウド毎の、パブリッククラウド名、当該パブリッククラウドの接続先のL2/L3ネットワーク装置名、当該L2/L3ネットワーク装置における接続位置(ポート)、ネットワーク冗長方式等である。
プライベートクラウドの接続情報は、例えば、プライベートクラウド毎の、プライベートクラウド名、当該プライベートクラウドの所有テナント、接続先L2/L3ネットワーク装置名、L2/L3ネットワーク装置における接続位置(ポート)、ネットワーク冗長方式等である。
ストレージ装置の接続情報は、例えば、ストレージ装置毎の、ストレージ装置名、当該ストレージ装置のデータIF/マネジメントIF、接続先L2/L3ネットワーク装置名、L2/L3ネットワーク装置における接続位置(ポート)、ネットワーク冗長方式等である。
ストレージ装置の情報は、例えば、ストレージ装置毎の、ストレージ装置名、ベンダ名、タイプ(ブロック、ファイル、オブジェクト等)、バージョン、仮想ルータ機能有無、全体容量、全体性能(IOPS/BW)、プロビジョン性能、実使用性能等である。
ユーザ情報は、例えば、本サービスを利用するテナント毎の、テナント名、ユーザ名、ユーザ毎のユーザ権限、認証情報等である。
ネットワーク情報は、例えば、ストレージ側及びクラウド側それぞれの利用可能VLANとアドレス帯、プロビジョン済みのVLANとアドレス帯等である。
ユーザIF部130は、基本テータベース110に格納された基本情報に基づいて、UI画面に選択対象のパブリッククラウドやストレージ装置等を表示することができる。また、設定部140は、基本テータベース110に格納された基本情報に基づいて、各装置への設定情報を生成し、設定を実行することができる。なお、設定部140は、基本テータベース110に格納された基本情報のみを用いて設定情報を生成することのほか、基本情報に加えて、各装置やネットワークから取得する情報等を用いて設定情報を生成することができる。
<構成データベース>
図7は、構成データベース120に格納されるクラウドリソースの情報の例を説明するための図である。
接続対象のクラウドがパブリッククラウドである場合において、ユーザが、L2/L3ネットワーク装置200との接続対象のクラウドとしてあるパブリッククラウドを選択すると、設定部140は、基本情報等に基づいて、L2/L3ネットワーク装置200と当該パブリッククラウド等に対して、接続のための設定を行うとともに、図7に示す情報を構成データベース120に格納する。
すなわち、構成データベース120には、テナント名、クラウド名、及び、L2/L3ネットワーク装置200との接続に必要なパブリッククラウド側の情報が格納される。L2/L3ネットワーク装置200との接続に必要なパブリッククラウド側の情報は、例えば、AS番号、VLAN情報、IPアドレス、NAT利用有無、パブリッククラウドAPI認証情報等である。これらの情報は、設定部140が自動的に決定してもよいし、ユーザが決定した情報であってもよい。
接続対象のクラウドがプライベートクラウドである場合には、サービス提供事業者が予め設定を行って、構成データベース120に情報を登録する。登録される情報の種類はパブリッククラウドの場合と同様であり、図7に示すとおりである。プライベートクラウドの場合、接続に必要な情報の内容は、仮想ルータへ設定するVLAN情報、IPアドレス、NAT利用有無、ルーティングテーブル等である。
図8は、構成データベース120に格納されるストレージリソース(データサービス)の情報の例を説明するための図である。
例えば、ユーザが、使用したいストレージ装置として、1つ又は複数のストレージ装置を選択し、その構成を決定(選択)した場合において、設定部140は、当該ユーザが選択したストレージ装置に対して設定を実施するとともに、構成データベース120に当該ユーザが選択したストレージ装置に関する情報を格納する。
図8は、あるユーザについて、ブロックストレージ装置の情報、ファイルストレージ装置の情報、オブジェクトストレージ装置の情報を格納する場合の例を示している。
ブロックストレージ装置の情報は、例えば、ブロックストレージ識別子、所属テナント情報、ストレージ装置名、プロビジョン容量、実使用容量、QoS設定(IOPS,BW)、仮想ネットワーク機能情報、ネットワーク情報(VLAN ID、ターゲットIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイIPアドレス、ルーティングテーブル等)、ターゲットIQN、イニシエータIQN、CHAP等の接続認証情報等である。
ファイルストレージ装置の情報は、例えば、ファイルストレージ識別子、所属テナント情報、ストレージ装置名、プロビジョン容量、利用プロトコル(SMBand/orNFS)、実使用容量、QoS設定(IOPS/BW)、仮想ネットワーク機能情報、ネットワーク情報(VLAN ID、NFS/SMBサーバIPアドレス、サブネットマスク、NFS/SMBクライアントIPアドレス、ゲートウェイIPアドレス、ルーティングテーブル等)、NFS/SMBストレージを構成する際の一般的設定情報等である。
オブジェクトストレージ装置の情報は、例えば、オブジェクトストレージ識別子、所属テナント情報、ストレージ装置名、バケット名、認証情報(ID,シークレットキー等)、実使用容量、ネットワーク情報(VLAN ID、エンドポイントIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイIPアドレス)等である。
図9は、構成データベース120に格納されるストレージリソース(マネジメントサービス)の情報の例を説明するための図である。
例えば、ユーザが、マネジメントサービスの対象としたいストレージ装置として、1つ又は複数のストレージ装置を選択し、その構成を決定(選択)した場合において、設定部140は、当該ユーザが選択したストレージ装置に対して設定を実施するとともに、構成データベース120に当該ユーザが選択したストレージ装置の情報を格納する。図8は、あるユーザについての情報を格納する場合の例を示している。図8に示すように、マネジメントサービスの対象となるストレージ装置の情報、ネットワーク情報、接続認証情報、マネジメントサービス情報が格納される。
マネジメントサービスの対象となるストレージ装置の情報は、ストレージ種別に応じたブロック/ファイル/オブジェクトストレージ識別子、所属テナント情報、製品名等である。
ネットワーク情報は、VLAN ID、自IPアドレス、ゲートウェイIPアドレス、ルーティングテーブル、ネットワーク制限(レプリケーションに利用する際の帯域スロットリング)等である。接続認証情報は、認証に必要なパスワード等の情報である。マネジメントサービス機能は、同期レプリケーションあるいは非同期レプリケーション等やハイパーバイザ管理ソフトウェアとストレージ装置の連携等に利用される。
図10は、構成データベース120に格納されるネットワークリソースの情報の例を説明するための図である。
例えば、ユーザが、接続の対象としたいリソース(例えば、あるパブリッククラウド(リソース1とする)とあるストレージ装置(リソース2とする))を選択した場合において、設定部140は、当該ユーザが選択したリソースに対して設定を実施するとともに、当該リソース間を接続するためのネットワーク構築のための設定(具体的には、主にL2/L3ネットワーク装置200の仮想ルータの設定)を行って、ネットワークリソースの情報を構成データベース120に格納する。
図10に示すように、構成データベース120には、ネットワークリソースの情報として、ネットワークリソース識別子、仮想ルータ識別子、テナント情報、L2/L3ネットワーク装置の識別子、接続リソースの情報(図10の例ではリソース1とリソース2)が格納される。
ネットワークリソース識別子は、接続対象リソース間を接続するネットワークの識別子である。仮想ルータ識別子は、接続対象リソース間を接続するために使用される仮想ルータの識別子である。テナント情報は、当該接続を利用するテナントの識別子である。L2/L3ネットワーク装置の識別子は、当該仮想ルータが起動されるL2/L3ネットワーク装置の識別子である。接続リソースは、ユーザにより接続を指定されたリソースである。
(システムの動作)
次に、システムの動作例について説明する。図11は、あるパブリッククラウド500とあるストレージ装置300を選択した場合における基本的な動作の一例を示している。
まず、ユーザが制御装置100に対してログインを行うと、制御装置100のユーザIF部130は、基本データベース110に格納されている基本情報等に基づいて、例えば選択可能なクラウドやストレージ装置を描いたUI画面をユーザの端末等に表示する。
S100において、当該UI画面から、ユーザは、ストレージ装置300を選択し、設定のための値を入力する。S101において、設定部140がストレージ装置300への設定(例:ボリュームの作成、VLAN、IPアドレスの設定等)を実行する。設定の内容は構成データベース120に格納される。
S102において、ユーザはUI画面からパブリッククラウド500を選択し、設定のための値を入力する。S103において、設定部140がパブリッククラウド500への設定(例:VLAN、IP、BGPの設定等)を実行する。設定の内容は構成データベース120に格納される。なお、パブリッククラウド500の設定を先に行って、次にストレージ装置300の設定を行うこととしてもよい。
S104において、ユーザはUI画面からストレージ装置300とパブリッククラウド500を接続することを指定する情報を入力する。S105において、設定部140がL2/L3ネットワーク装置200に対する設定(例:パブリッククラウド500の対向としてのVLAN、IP、BGP設定、ストレージ装置300の対向としてのVLAN、IPの設定等)を実行する。設定の内容は構成データベース120に格納される。
制御装置100のユーザIF部130によりユーザの端末に表示される画面の一例を図12に示す。図12の例では、選択可能なパブリッククラウドとして、パブリッククラウドA、パブリッククラウドB、パブリッククラウドCが表示され、選択可能なストレージ装置として、図示のとおりに各ベンダ、各種類のストレージ装置が表示される。例えば、ユーザが、接続するパブリッククラウド及びストレージ装置として、パブリッククラウドBと、B社製及びC社製のストレージ装置を選択すると、図示のようにこれらが接続されたことの表示が行われる。また、この接続を行うための設定が実施される。
なお、あるクラウドとあるストレージ装置との接続は良好に実施することができるが、あるクラウドと別のストレージ装置との接続は良好に実施できない等、選択する装置の組み合わせに応じて、接続に成功する組み合わせと、接続において何等かの問題が生じる組み合わせが発生することが想定される。
そこで、制御装置100は、問題の発生する組み合わせを事前に判明している制限に加え、ストレージ性能実測値やエラーログ等の積み重ね等で学習し、学習した結果を基本データベース110あるいは構成データベース120に格納しておいてもよい。この場合、設定部140は当該データベースを参照することで、問題のある組み合わせをユーザが設定しようとする場合には設定不可や支障の発生する可能性があることを示す情報をUI画面に表示することができる。
以下、各リソースについての設定動作等についてより詳細に説明する。以下で説明する操作等は、ユーザが制御装置100へログインした後の操作である。あるユーザ(テナント)の設定に係るリソースは他のテナントからは存在を認識することも操作もできないようになっている。
以下では、パブリッククラウドに関する設定、プライベートクラウドに関する設定、データサービスを実施する際のストレージ装置に関する設定、マネジメントサービスを実施する際のストレージ装置に関する設定、及びネットワークに関する設定のそれぞれについて、制御装置100に対するユーザの操作、及び制御装置100の設定動作等を説明する。
なお、下記の設定動作におけるユーザの入力と設定部140による設定(自動的な設定)の区分は一例である。例えば、あるパラメータについて、ユーザからの入力を要することなく自動的に対象装置への設定が行われてもよいし、ユーザがあるパラメータの値を自分で決定して入力することで対象装置への設定が行われてもよい。また、以下で説明する設定動作は一例に過ぎない。また、以下で説明する設定動作は各リソースへの設定内容の一例を示すものであり、実際の操作における設定の順番を示すわけではない。
<パブリッククラウドに関する設定>
ユーザが所望のパブリッククラウド500を指定した場合において、指定したパブリックラウド500の専用接続ネットワーク装置400(専用接続ネットワークサービス)を操作するために、APIキー等、当該パブリックラウド500が求める情報を入力する。
情報の入力を受けた制御装置100の設定部140は、指定されたパブリッククラウド500のAPIを利用して当該パブリッククラウド500とL2/L3ネットワーク装置200とのネットワーク接続のために、パブリッククラウド500に対して、BGPの設定を行う。より具体的には、例えば、パブリッククラウド500側が提供する専用接続ネットワークサービスの設定と、パブリッククラウド500上で特定のユーザが利用できるリソースを束ねるグルーピング機能の設定を行う。
また、設定部140は、上記のBGP設定で決定されたBGPの対向IPと、そのために利用するVLANをL2/L3ネットワーク装置200に設定する。ここでは、L2/L3ネットワーク装置200における当該ユーザ専用の仮想ルータに、BGPに利用するL3‐IFを設定する。なお、ユーザが独自のIPサブネットを利用することを希望する場合、仮想ルータのNAT機能を利用し、ユーザ間でのアドレス帯バッティングを避ける設定を行うことができる。
制御装置100の情報管理部150は、設定の内容を、当該ユーザについての設定として、構成データベース120に格納する。
<プライベートクラウドに関する設定>
ユーザがプライベートクラウド600とストレージ装置300との接続を希望する場合において、プライベートクラウド600の接続方式がパブリッククラウド500の場合と同様であれば、パブリッククラウド500の場合と同様に設定を行うことができる。
ただし、本実施の形態では、プライベートクラウド600の接続方式はユーザの要件に応じVPN、専用線、データセンタ間接続等さまざな方式が存在することを想定しているので、方式が予め定められているパブリッククラウド500と同様の設定方式を採用しないこととしている。つまり、プライベートクラウド600に関する設定については、ユーザではなく、サービス提供者側("システム管理者"と呼ぶ)が実施する。
ユーザは、プライベートクラウド600のリソースと、本サービスによるストレージ装置300とを合わせて利用することで、プライベートクラウド600におけるオンプレミスのブロックストレージ装置やファイルストレージ装置からのレプリケーションや、オブジェクトストレージ装置に対するアーカイビング等を実施することができる。システム管理者が実施する設定内容の例は下記のとおりである。
システム管理者は、制御装置100のユーザIF部130により提供されるUI画面から、L2/L3ネットワーク装置200に対して、プライベートクラウド600との接続に用いられる手前側のネットワーク装置800(VPN等接続装置など)との接続のために、IPサブネット、GWアドレス、ルーティングテーブル等を設定する。また、パブリッククラウド500に対する設定の場合と同様に、L2/L3ネットワーク装置200において当該ユーザ専用の仮想ルータに対して設定がなされる。
パブリッククラウド500の場合と同様に、ユーザが独自のIPサブネットを利用することを希望する場合、仮想ルータのNAT機能を利用し、ユーザ間でのアドレス帯バッティングを避ける設定を実施する。
制御装置100の情報管理部150は、設定の内容を、当該ユーザについての設定として、構成データベース120に格納する。
<ストレージ装置(データサービス)に関する設定>
ユーザが、ストレージ装置300を用いたデータサービスを利用することを希望する場合において、まず、ユーザは、UI画面から、ストレージ装置の種類をブロック(iSCSI提供)、ファイル(NFSもしくはSMB)、オブジェクトストレージ(REST API)から選択する。また、ストレージ装置の種類に対して複数のベンダの製品がある場合、ユーザは希望するベンダの製品を選択する。
ユーザがブロックストレージを選択した場合において、ユーザはまず、UI画面からiSCSIストレージを構成するための情報(名前、利用したいサイズ、接続するマシンのイニシエータIQN、CHAP認証情報、その他ストレージ装置に依存する固有のパラメータ)を入力する。
設定部140は、対象のストレージ装置300のAPIを操作し、入力された情報に基づく設定を行う。また、設定部140は、対象のストレージ装置300のデータサービスを提供するネットワークIFに対して、VLANを設定し、iSCSIターゲットIPアドレス、GWアドレス、ルーティングテーブル等の必要なネットワーク情報を設定する。
ユーザがファイルストレージ(NFS)を選択した場合において、まず、ユーザは、UI画面から、NFSストレージを構成するための情報(名前、マウントポイント、サイズ、認証システム情報、ストレージ装置に依存する固有のパラメータ等)を入力する。設定部140は、対象のストレージ装置300のAPIを操作し、入力された情報に基づく設定を実施する。
ユーザがファイルストレージ(SMB)を選択した場合において、ユーザはまず、UI画面からSMBストレージを構成するための情報(名前、マウントポイント、サイズ、認証システム情報、ストレージ装置に依存する固有のパラメータ等)を入力する。設定部140は、対象のストレージ装置300のAPIを操作し、入力された情報に基づく設定を実施する。
ユーザがオブジェクトストレージ(REST)を選択した場合において、まず、ユーザは、UI画面から、オブジェクトストレージを利用可能にするための基本的な情報としてコンテナ名称、ID、Secret Key等を入力する。設定部140は、対象のストレージ装置300のAPIを操作し、入力された情報に基づく設定を実施する。
更に、対象のストレージ装置300がVLAN等のネットワーク機能に対応していれば、設定部140は、対象のストレージ装置300におけるデータサービスを提供するネットワークIFへVLANを設定し、エンドポイントのIPアドレス、GWアドレス、ルーティングテーブル等の必要なネットワーク情報を設定する。
対象のストレージ装置300がVLAN等に対応していない場合、全ユーザ共通のIPアドレスによるエンドポイントを設定する。この場合、ユーザ個別のネットワークからアクセスできるように、L2/L3ネットワーク装置200におけるユーザ専用の仮想ルータにてソースIP NAT機能を利用する必要があるが、当該設定はネットワークに関する設定時に行う。
いずれの種類のストレージの場合においても、制御装置100の情報管理部150は、設定内容を、当該ユーザについての設定として、構成データベース120に格納する。
<ストレージ装置(マネジメントサービス)に関する設定>
ユーザが、UI画面から、指定のストレージ装置300を用いたマネジメントサービスを利用することを指定すると、設定部140は、対象のストレージ装置300の管理機能を提供するIFに対して、VLANを設定し、IPサブネット、GWアドレス、ルーティングテーブル等、マネジメントサービスに必要なネットワーク情報を設定する。設定の内容は構成データベース120に格納される。
<ネットワークに関する設定>
ユーザが、パブリッククラウド500とストレージ装置300の接続を希望する場合において、ユーザは、UI画面から、接続したいパブリッククラウド500とストレージ装置300を選択する。
設定部140は、L2/L3ネットワーク装置200におけるユーザ専用の仮想ルータに対し、当該ストレージ装置300に対して設定したVLANとGWアドレス等を設定する。これにより、パブリッククラウド500とストレージ装置300とが接続され、ストレージ装置300のリソースをパブリッククラウド500側から利用することが可能になる。
なお、対象のストレージ装置300がVLAN等に対応しておらず、全ユーザに共通のアクセスIP(エンドポイント)が設定される場合、設定部140は、L2/L3ネットワーク装置200の仮想ルータにおけるストレージ装置300側のIFでNATを設定することで、ストレージ装置300からパブリッククラウド500もしくはプライベートクラウド600向けの送信トラフィックが適切に送信されるようにする。
ユーザが、プライベートクラウド600とストレージ装置300の接続を希望する場合において、ユーザは、UI画面から、接続したいプライベートクラウド600とストレージ装置300を選択する。設定部140は、L2/L3ネットワーク装置200におけるユーザ専用の仮想ルータに対し、当該ストレージ装置300に対して設定したVLANとGWアドレス等を設定する。これにより、プライベートクラウド500とストレージ装置300とが接続され、ストレージ装置300のリソースをプライベートクラウド500側から利用することが可能になる。
(実施の形態の効果等)
以上説明したように、本実施の形態により、データセンタ等に多様なベンダ/種類のストレージ装置を設置し、ユーザは制御装置100(UI画面)を利用することで、簡易な操作により、自身が希望するクラウド(パブリック又はプライベート)と、ユーザが希望するストレージ装置との間を接続し、クラウドから当該ストレージを利用することができる。また、ストレージ装置間を接続し、リアルタイム処理に適したストレージ装置から、バックアップに適したストレージ装置へのデータの移動等を簡易に実施することができる。
この仕組みにより、ユーザはビジネスや企業運営に必要となる各種のデータを、パブリッククラウドにロックインされることなく、適切な種別のストレージ装置に蓄積することができる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には少なくとも下記の事項が開示されている。実施の形態で説明したユーザIF部130は、下記の入力手段の例である。また、設定部140は、下記の設定手段の例である。
(第1項)
ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置であって、
前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力手段と、
前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(第2項)
前記インタフェース画面は、複数のパブリッククラウドから特定のパブリッククラウドを選択可能にする画面情報を含み、前記入力手段は、選択された特定のパブリッククラウドを指定する情報を更に入力し、
前記設定手段は、前記特定のストレージ装置と、前記特定のパブリッククラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する
ことを特徴とする第1項に記載の制御装置。
(第3項)
前記複数のストレージ装置は、ブロックストレージ装置、ファイルストレージ装置、及びオブジェクトストレージ装置を含む
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載の制御装置。
(第4項)
前記複数のストレージ装置は、複数のベンダのストレージ装置を含む
ことを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の制御装置。
(第5項)
第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の制御装置と、前記ネットワーク装置と、前記複数のストレージ装置と
を備えることを特徴とするネットワーク構築システム。
(第6項)
ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置が実行するネットワーク構築方法であって、
前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力ステップと、
前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定ステップと
を備えることを特徴とするネットワーク構築方法。
(第7項)
コンピュータを、第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 制御装置
110 基本データベース
120 構成データベース
130 ユーザIF部
140 設定部
150 情報管理部
200 L2/L3ネットワーク装置
300 ストレージ装置
500 パブリッククラウド
600 プライベートクラウド
400、700、800 ネットワーク装置
900 その他のシステム
1000 ドライブ装置
1001 記録媒体
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置

Claims (7)

  1. ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置であって、
    前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力手段と、
    前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定手段とを備え、
    前記インタフェース画面は、複数のパブリッククラウドから特定のパブリッククラウドを選択可能にする画面情報を含み、前記入力手段は、選択された特定のパブリッククラウドを指定する情報を更に入力し、
    前記設定手段は、前記特定のストレージ装置と、前記特定のパブリッククラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置であって、
    前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力手段と、
    前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定手段とを備え、
    前記複数のストレージ装置は、ブロックストレージ装置、ファイルストレージ装置、及びオブジェクトストレージ装置を含む
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 前記複数のストレージ装置は、複数のベンダのストレージ装置を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の制御装置と、前記ネットワーク装置と、前記複数のストレージ装置と
    を備えることを特徴とするネットワーク構築システム。
  5. ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置が実行するネットワーク構築方法であって、
    前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力ステップと、
    前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定ステップとを備え、
    前記インタフェース画面は、複数のパブリッククラウドから特定のパブリッククラウドを選択可能にする画面情報を含み、前記入力ステップにおいて、選択された特定のパブリッククラウドを指定する情報を更に入力し、
    前記設定ステップにおいて、前記特定のストレージ装置と、前記特定のパブリッククラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する
    ことを特徴とするネットワーク構築方法。
  6. ネットワーク装置と、当該ネットワーク装置に接続される複数のストレージ装置とを有するシステムにおいて使用される制御装置が実行するネットワーク構築方法であって、
    前記複数のストレージ装置の中から特定のストレージ装置を選択可能にするインタフェース画面を表示し、選択された特定のストレージ装置を指定する情報を入力する入力ステップと、
    前記特定のストレージ装置とクラウドとの接続を行うための設定を前記ネットワーク装置に対して実行する設定ステップとを備え、
    前記複数のストレージ装置は、ブロックストレージ装置、ファイルストレージ装置、及びオブジェクトストレージ装置を含む
    ことを特徴とするネットワーク構築方法。
  7. コンピュータを、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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