JP2004252800A - 計算機管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】計算機を収納するエンクロージャの物理的位置と設置すべき計算機との対応関係を明確にすることより、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定ができなかった。
【解決手段】計算機を格納するエンクロージャが出力する固有のIDであるエンクロージャIDとエンクロージャ内の計算機位置を示す計算機IDを格納する計算機に出力する装置を備えたエンクロージャを用い、エンクロージャのラック内での格納位置とラックのフロア内での配置位置とを示す位置管理情報を用い、エンクロージャに配置された計算機がエンクロージャから出力されたエンクロージャIDと計算機IDを、管理ソフトウェアに送信することによって、管理対象計算機の計算機位置を特定すること及び計算機の交換によっても変化しないIDを用いた計算機管理を行うことを特徴とする計算機管理方法。
【選択図】図2
【解決手段】計算機を格納するエンクロージャが出力する固有のIDであるエンクロージャIDとエンクロージャ内の計算機位置を示す計算機IDを格納する計算機に出力する装置を備えたエンクロージャを用い、エンクロージャのラック内での格納位置とラックのフロア内での配置位置とを示す位置管理情報を用い、エンクロージャに配置された計算機がエンクロージャから出力されたエンクロージャIDと計算機IDを、管理ソフトウェアに送信することによって、管理対象計算機の計算機位置を特定すること及び計算機の交換によっても変化しないIDを用いた計算機管理を行うことを特徴とする計算機管理方法。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は多量の計算機をネットワークを利用して管理する計算機郡管理方法に関する。特に、板状の小型計算機をエンクロージャと呼ばれる計算機収納装置に格納し、場合によってはエンクロージャ自身を(ひとつまたは複数の)汎用ラックに多数格納して使用する場合の、計算機および計算機上に搭載するソフトウェア管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の計算機では、プロセッサに付与された固有のID(プロセッサID)やネットワーク接続装置(NIC)に付与された固有のID(MACアドレス)など計算機に固有のIDを管理サーバ上に登録することにより、計算機IDに基づいて個々の計算機を管理していた。特に、大量の計算機を管理する場合、管理サーバは、運用管理ソフトウェアを実行することにより、計算機IDにより特定された計算機ごとに設定された設定情報(以下、計算機運用情報と呼ぶ)に基づいて、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラム(AP)の導入、ソフトウェア、ハードウェアの設定、APが利用するデータ導入などの計算機運用の設定(ネットワーク起動)を行っていた。
【0003】
なお、一般的に、計算機運用の準備が一旦終了した計算機は、自身の持つストレージデバイスに保存された計算機運用情報に基づいて起動する。しかし、ネットワーク起動によって、毎回計算機運用の準備を行う技術もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−90419号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の計算機運用システムにおいて、計算機を格納するエンクロージャは計算機が設置された収納装置の物理的な位置を示すための情報(ID)を出力するものではなかった。
【0006】
従って、従来の計算機運用システムでは、以下のような問題点があった。
【0007】
1、計算機にハードウェア障害が発生した等により設置した計算機を交換する場合、管理者は、計算機IDを手がかりに計算機マップから対象計算機が設置されている位置を特定し、収納装置(エンクロージャ)から取り除いていた。あらたな計算機を設置する場合、新たな計算機IDを計算機マップ上に登録するとともに、計算機マップに登録した位置に対応する実際の設置位置にあるエンクロージャを特定し、計算機を設置していた。また、管理者は、実際に計算機が設置/削除されているエンクロージャの状態を管理サーバ上の計算機マップに正確に反映することは困難であった。
【0008】
よって、しばしば作業者の錯誤により、特に多数の計算機を設置/削除するケースでは、計算機の交換ミスが生じていた。また、計算機マップにおいて、実際に計算機が設置されている位置と管理上の計算機マップにより特定される計算機の位置との対応関係を正しく表示することは困難であった。
【0009】
従って、計算機の設置された実際の位置と計算機マップ上の計算機IDが一致しなくなるため、管理サーバは、本来設定すべきOS等の計算機各々が果たす役割に応じた計算機運用情報を正しく設定することができず、適切な計算機運用の設定をすることができないという問題があった。
【0010】
2、また、管理者は、管理上の計算機マップの修正を計算機の交換毎に行う必要があった。さらに、通常の運用では、計算機の交換が発生しても、交換によって新たに追加された計算機は元の計算機の役割を引き継ぐことが多いにもかかわらず、管理者は、計算機に対する計算機運用情報を計算機の交換毎に再設定する必要があった。
【0011】
3、さらに、たとえばNICに付与されたMACアドレス (Media Access Control Address)と呼ばれる計算機IDは、本来はすべてのデバイスに唯一のIDが付与されるべきであるが、目的によっては変更可能な場合がある。この場合、ネットワーク上で変更された計算機IDをすべて把握する困難であり、管理サーバは、計算機IDを用いて計算機を識別するようにすると、適切な計算機運用の設定をすることができない場合が生じるという問題があった。
【0012】
本発明の目的は、計算機を収納するエンクロージャの物理的位置と設置する計算機との適切な対応関係を明確にすることより、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、エンクロージャ自身が固有のID(エンクロージャID)を持ち、さらに格納される小型計算機に対してもエンクロージャ内での位置を特定できるID(スロットID)を付与する機能を有することを特徴とするエンクロージャを用いる。このエンクロージャIDおよびスロットIDを対(管理ID)を、小型計算機またはエンクロージャ自身の通信機能を通して、計算機郡管理計算機上の計算機郡管理ソフトウェア(管理ソフトウェア)に通知する。計算機郡管理者は、エンクロージャ設置の際に管理ソフトウェアの計算機マップに対し、エンクロージャの物理的な位置を登録する。管理ソフトウェアに通知された管理IDから、運用管理ソフトウェアは個々計算機を識別することができるため、管理IDに対して計算機運用情報を登録することで、計算機IDを用いることなく計算機を管理することが可能となる。さらに、エンクロージャがスロットIDを与えるため、エンクロージャ内の計算機位置はスロットIDより導くことが可能となる。
【0014】
管理サーバは、管理ソフトウェアを通して、管理IDをキーとして、特定される位置の計算機に対して計算機運用情報を設定する。
【0015】
上記計算機管理方法を用いれば、計算機交換の必要が生じた場合、計算機マップ上に記されたエンクロージャIDとエンクロージャ内のスロットIDより、計算機の物理位置を特定することが可能となる。さらに、管理IDに対するプロセッサIDやMACアドレスなど計算機固有のIDを記録しておくことによって、計算機交換の際に錯誤が発生しても、管理ソフトウェア上でそれを検出することが可能となる。また、計算機の交換によっても、管理IDは変化しないため、従前の計算機運用情報をそのまま利用することにより、交換前の計算機が果たしていた役割を交換後の計算機が引き継ぐことが可能となる。これによって、計算機交換にともなう管理作業を軽減する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を適用した実施の形態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定するものではないし、更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係の形容は、一例でありその形容内容のみに限定するものではない。
【0017】
図1は、本実施形態のエンクロージャの構成図である。
【0018】
エンクロージャ(計算機収納装置)100は、エンクロージャ本体101と、エンクロージャID出力装置102と、スロットID出力装置103と、計算機格納スロット104とを有する。
【0019】
エンクロージャID出力装置102は、管理サーバ221に接続されるネットワークシステム内で固有のID(エンクロージャID)を出力する。
【0020】
スロットID出力装置103は、各エンクロージャ内で計算機格納スロット104のそれぞれに固有のID(スロットID)を出力する。スロットIDは、各エンクロージャ内で固有であればよく、他のエンクロージャ内のスロットIDと同じであってもよい。
【0021】
なお、エンクロージャの実現方式としては、ほかにエンクロージャID出力装置102を備えず、代わりにスロットID出力装置103が管理サーバ221に接続されるネットワークシステム内で固有のスロットIDを出力する方式を採用することも可能である。
【0022】
計算機収納スロット104に収納された計算機105のCPU(106)は、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103より、エンクロージャID及びスロットIDを取得する。
【0023】
図2は、本実施形態の管理システムの構成図である。
【0024】
管理システムは、エンクロージャ収納ラック201,211と、エンクロージャ202,203,212,213と、エンクロージャ202,203,212,213とネットワーを介して接続された管理サーバ221とを有する。
【0025】
エンクロージャ収納ラック201,211は、1つ以上のラックを備え、1台以上のエンクロージャ202,203,212,213を収納する。
【0026】
エンクロージャ202,203,212,213の計算機格納スロット104に収納された計算機105は、ネットワーク231(LAN、WAN等)を介して管理サーバ221に接続される。
【0027】
管理サーバ221は、CPU222、ネットワークインターフェース223、メモリ223、出力装置228、入力装置229(キーボード、マウス等)とを有する管理計算機である。
【0028】
メモリ223には、運用管理ソフトウェア225及び計算機位置管理情報226及び計算機運用管理情報227などが格納されている。本願に直接係らないプログラム、情報については省略する。
【0029】
CPU222は、メモリ223に格納された運用管理ソフトウェア225を実行することによりその機能を実現する。
【0030】
図12は、エンクロージャに格納される計算機の構成図である。
【0031】
エンクロージャに格納される計算機105は、CPU1201と、エンクロージャとの情報のやり取りの行うエンクロージャIF1204とを有する。なお、本実施形態では、計算機105は、ネットワーク231を介して、OS等の必要なプログラム又はデータを利用することができるため、ハードディスク等のストレージデバイスを必ずしも備えなくともよい。
【0032】
CPU1201は、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103より、エンクロージャID及びスロットIDを取得するプログラムをハードディスク1201またはネットワーク231から取得し実行する。
【0033】
図3は、本実施形態である管理システム内のエンクロージャ収納ラックの位置を示す図である。
【0034】
図4は、本実施形態であるエンクロージャ収納ラック内のエンクロージャの位置及びエンクロージャ内のスロットの位置を示す図である。
【0035】
管理ソフトウェア225が利用する計算機の位置管理情報226は、図3及び図4に示すように、管理システム内でのエンクロージャ収納ラックそれぞれの設置位置を示す収納ラック位置情報と、各エンクロージャ収納ラック内での各エンクロージャそれぞれの設置位置を示すエンクロージャ位置情報とからなる。この位置管理情報226は、エンクロージャが位置する物理的な位置を示す情報であって、たとえば、エンクロージャが設置された建物の郵便アドレス、建物名、フロア名、ラック名、経度緯度等(識別情報でもよい。)といった物理的位置情報である。なお、位置管理情報226は、エンクロージャ内に設置されたスロットごとの物理的位置情報としてもよい。
【0036】
図3において、管理システム内にエンクロージャ収納ラックを設置するフロアが複数ある場合には、位置管理情報はフロアごとに管理してもよい。
【0037】
図4において、エンクロージャ411,412,413,414,415,416は、管理システム内でそれぞれ固有のエンクロージャIDを出力するエンクロージャID出力装置421,422,423,424,425,426を備える。
【0038】
図5は、本実施形態の管理ソフトウェアが利用する計算機の運用管理情報を示す図である。
【0039】
運用管理情報227は、計算機を管理するため管理番号501と、対象計算機に入力されたエンクロージャID502と、対象計算機に入力されたスロットID503と、対象計算機のネットワークアドレスを示す計算機ID504と、対象計算機に導入されるべきOSの種類を示すOSのID505と、対象計算機に導入されるべきアプリケーションプログラムの種類を示すアプリケーションプログラムのID506と、対象計算機に導入されるべきアプリケーションプログラムが利用するアプリケーションデータ507と、対象計算機の状態を示す情報508とを有する。なお、本実施形態で示す運用管理情報のうち、MACアドレス504、アプリケーションプログラムのID506、アプケーションデータ情報506は、複数であってもよい。また、計算機ID504は、たとえば、IPアドレス、プロセッサIDであってもよく、運用管理情報は、たとえば、計算機の状態設定など運用管理に係る情報であってもよい。
【0040】
図6は、運用管理ソフトウェアによる位置管理情報作成手順を示すフローチャートである。
【0041】
管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225は、GUI等を介して管理者からのラックおよびエンクロージャおよびスロットの物理的な位置を示す入力値を受付ける。
【0042】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた入力値に基づいて、エンクロージャIDと、スロットIDと、図3に示すようなフロア内のラック位置を示すラック位置情報と、図4に示すようなラック内のエンクロージャ位置を示すエンクロージャ位置情報とを関連付けた位置管理情報226を作成する。
【0043】
運用管理ソフトウェア225は、作成した位置管理情報226を管理サーバ221内のメモリ224上に格納する。なお、運用管理ソフトウェア225は、必要に応じて位置管理情報226を管理サーバ221のストレージに格納する。
【0044】
なお、本実施形態では、GUI等を介して管理者からの入力値を受付けることで、位置管理情報226を作成したが、無線又は有線ネットワーク(LAN、WAN等)を介して、ラック又はエンクロージャから、ラックの位置情報とエンクロージャの位置情報とを取得することができる位置特定装置(たとえば、GPS装置等)を備え、運用管理ソフトウェア225は、この位置特定装置からの入力値を受付けることで、位置管理情報226を作成してもよい。また、ラックの位置情報を出力するラック位置情報出力装置やフロアの位置情報を出力するフロア位置情報出力装置をもたせ、これら出力装置から出力された計算機それぞれの位置を示す情報をエンクロージャに有線あるいは無線を介して送信し、エンクロージャが管理サーバに、この計算機それぞれの位置を示す情報をエンクロージャID及びスロットID、MACアドレスとあわせて送信するようにしてもよい。
【0045】
これにより、管理サーバ221は、位置管理情報226に基づいて、管理システムにおけるエンクロージャそれぞれが位置する物理的な位置を特定することができる。
【0046】
図7は、本実施形態の計算機の初期設定手順を示すフローチャートである。
【0047】
尚、障害発生等により計算機を交換する必要があったとき、管理者は、エンクロージャ101,202,203,212,213に適切な計算機105をそれぞれ格納する。
【0048】
計算機105のCPU1201は、格納されたエンクロージャが備えるエンクロージャID出力装置およびスロットID出力装置から出力されるエンクロージャIDとスロットIDとを受付ける。
【0049】
計算機105のCPU1201は、受付けたエンクロージャID及びスロットIDと、計算機105自身が有するプロセッサIDやMACアドレスなど計算機IDとを、ネットワーク231を介して、管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225に送信する。なお、エンクロージャ101,202,203,212,213は、エンクロージャID及びスロットIDを管理サーバ221へ直接送信するか、管理サーバ221は、エンクロージャID及びスロットIDをエンクロージャ101,202,203,212,213から直接取得するようにしてもよい。
【0050】
運用管理ソフトウェア225は、受信したエンクロージャIDとスロットIDとに基づいて、エンクロージャID502及びスロットID503により特定される管理番号501の運用管理情報227上の計算機ID 504を更新する。
【0051】
これにより、運用管理情報227において、管理番号501ごとに割当てられた計算機105を、エンクロージャID502及びスロットID503又は計算機ID504により特定することができる。
【0052】
図8は、運用管理ソフトウェアによる計算機各々に計算機運用情報を割当てるための設定手順を示すフローチャートである。
【0053】
運用管理ソフトウェア225は、計算機運用情報に対し利用させる計算機105を特定するための情報と、利用させたいOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを特定する情報とを管理者からGUI等を介して受付ける。ここで、計算機105を特定する情報とは、計算機運用情報上で、OS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを利用させたい計算機105を特定するための情報であって、たとえば、計算機ID504を指定するための情報のほか、管理番号501、又はエンクロージャID502及びスロットID503を指定するための情報であってもよい。
【0054】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた計算機運用情報を利用させる計算機105を特定するための情報と、計算機運用情報とに基づいて、計算機105が格納される収納位置の管理番号501を特定し、受付けた利用させたいOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを特定する情報に基づいて、特定した管理番号501に対応する計算機運用情報(OSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータ507)を設定する。
【0055】
これにより、運用管理情報227において、計算機ID504のほか、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503によっても、計算機105を特定することができ、それぞれの計算機105に利用させたいOSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータを特定することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。
【0056】
図9は、運用管理ソフトウェアによる計算機各々に割当てられた計算機運用情報を適切な計算機に利用させるための手順を示すフローチャートである。
【0057】
運用管理ソフトウェア225は、エンクロージャに格納された計算機105から自身の計算機105を特定するための情報を受付ける。
【0058】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた自身の計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0059】
運用管理ソフトウェア225は、この管理番号501をキーとして、運用管理情報227に設定されたOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を特定する。
【0060】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定されたOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を特定された計算機105により利用できるようにする(たとえば、アクセスを許可やプログラムのインストール等を実施する)。
【0061】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとに利用可能なOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0062】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、それぞれの計算機105に利用させたいOSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータを特定することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、計算機105それぞれが利用可能なOS等の運用管理情報を把握することができる。
【0063】
図10は、管理ソフトウェアによる計算機の起動又は停止手順を示すフローチャートである。
【0064】
運用管理ソフトウェア225は、起動又は停止予定の計算機105を特定するための情報を受付ける。なお、計算機105を特定するための情報は、GUI等を介して管理者からの入力を受付けてもよいし、特定のアプリケーションプログラムからの入力を受付けてもよい。
【0065】
運用管理ソフトウェア225は、この計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0066】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定された計算機105の起動又は停止を行う。なお、運用管理ソフトウェア225は、特定された計算機105の状態が起動又は停止のいずれであるかを検出するだけでもよい。
【0067】
運用管理ソフトウェア225は、管理番号501をキーとして、現在の計算機105の状態に応じて、運用管理情報227上の計算機状態508を起動又は停止に設定する。
【0068】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0069】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、特定した計算機105を起動/停止させることができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、それぞれの計算機105が起動又は停止状態にあるのかを把握することができる。
【0070】
図11は、管理ソフトウェアによる計算機の障害発生の際の処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、計算機105それぞれの障害状態を検出する。なお、障害が発生した際に、計算機105から、管理サーバ221へ障害発生を通知してもよい。
【0072】
運用管理ソフトウェア225は、障害が発生した計算機105を特定するための情報を受付ける。なお、この処理は、障害状態を検出する処理とともに実施してもよい。
【0073】
運用管理ソフトウェア225は、この計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0074】
運用管理ソフトウェア225は、管理番号501をキーとして、障害が発生した運用管理情報227上の計算機状態508を障害発生に設定する。
【0075】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定された計算機105の障害回復処理を実行する。なお、この障害回復処理は、運用管理ソフトウェア225とは別のソフトウェアによりその機能を実現してもよい。
【0076】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0077】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、特定した計算機105に応じた障害回復処理を実施することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、それぞれ計算機105が正常/障害発生状態にあるのかを把握することができ、その計算機マップを参考にして、障害が発生した計算機の物理的位置を迅速かつ適切に特定することができるため、計算機の交換を行うなどの実際にその計算機が設置されている場所にまで行かなければならないような計算機保守も容易にすることができる。
【0078】
以上、本発明の実施形態によれば、個々の計算機に対し計算機が収納されたエンクロージャを識別するエンクロージャIDとエンクロージャ内のスロット位置を示すスロットIDとを出力する機能を有するエンクロージャが、計算機に対しIDを出力することによって、計算機の収納位置を特定することと、計算機の交換によっても変化しないIDを用いた計算機の運用情報管理を行うことが可能となる。
【0079】
もし計算機に障害が発生した場合、当該計算機に対しエンクロージャから出力されたIDに基づき、計算機位置管理情報から計算機の物理的位置を特定して交換することが可能となる。ここで、計算機交換作業に錯誤が生じ対象計算機とは異なる位置の計算機を交換してしまった場合であっても、従来技術では計算機位置を特定することが出来なくなってしまったが、本発明の実施形態によれば再びエンクロージャIDとスロットIDを取得することで、計算機の設置位置を特定することが可能となる。
【0080】
また、計算機IDでは無く、エンクロージャの収納位置に対してユニークなIDを利用して計算機の運用情報管理を行うことで、計算機の交換によって計算機運用情報の再設定を行うコストを削減することが可能となる。
【0081】
なお、本実施形態では、出力装置228を管理サーバ221に備えているが、管理サーバ221から有線又は無線ネットワーク(LAN、WAN等)を介して、運用管理情報227を受信可能な端末装置として具現化してもよい。この場合、この端末装置は、受信した運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508等との対応をつけて、出力装置228に表示する。これにより、管理者は計算機保守の保守がより容易にできる。
【0082】
また、本実施形態では、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103は、スロットに収納された計算機に対しIDを出力するようにしたが、エンクロージャ自身がスロットに収納されたスロットIDを収集し、ネットワークを介して、管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225に送信するようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】
本発明によると、計算機を収納するエンクロージャの物理的位置と設置すべき計算機との対応関係を明確にすることより、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるエンクロージャの構成図
【図2】本実施形態における管理システムの構成図
【図3】本実施形態におけるフロア内のラック位置を示す位置管理情報を示す模式図
【図4】本実施形態におけるラック内のエンクロージャ位置を示す位置管理情報を示す模式図
【図5】本実施形態における運用管理情報を示す図
【図6】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる位置管理情報作成手順を示すフローチャート
【図7】本実施形態の計算機の初期設定手順を示すフローチャート
【図8】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる計算機各々に計算機運用情報を割当てるための設定手順を示すフローチャート
【図9】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる計算機各々に割当てられた計算機運用情報を適切な計算機に利用させるための手順を示すフローチャート
【図10】本実施形態の管理ソフトウェアによる計算機の起動又は停止手順を示すフローチャート
【図11】本実施形態の管理ソフトウェアによる計算機の障害発生の際の処理手順を示すフローチャート
【図12】本実施形態におけるエンクロージャに格納される計算機の構成図
【符号の説明】
101 エンクロージャ、102 エンクロージャ出力装置、103 計算機ID出力装置、104 計算機収納スロット、201 ラック、202 エンクロージャ、203 エンクロージャ、204 エンクロージャID出力装置、205エンクロージャID出力装置、211 ラック、212 エンクロージャ、213 エンクロージャ、214 エンクロージャID出力装置、215 エンクロージャID出力装置、221 管理サーバ、222 CPU、223 ネットワークインターフェース、224 メモリ、225 管理ソフトウェア、226位置管理情報、227 運用管理情報、231 ネットワーク、301 フロア図、302 ラック、303 ラック、304 ラック、305 ラック、306 ラック、307 ラック、401 エンクロージャ格納図、402 ラック、403 ラック、404 ラック、411 エンクロージャ、412 エンクロージャ、413 エンクロージャ、414 エンクロージャ、415 エンクロージャ、416 エンクロージャ、421 エンクロージャID出力装置、422 エンクロージャID出力装置、423 エンクロージャID出力装置、424 エンクロージャID出力装置、425 エンクロージャID出力装置、426 エンクロージャID出力装置、501 管理対象計算機通し番号、502 エンクロージャID、503 スロットID、504 計算機ID、505 導入OSの種類、506 導入アプリケーションプログラムの種類、507 アプリケーションデータ、508 管理対象計算機の状態
【発明の属する技術分野】
この発明は多量の計算機をネットワークを利用して管理する計算機郡管理方法に関する。特に、板状の小型計算機をエンクロージャと呼ばれる計算機収納装置に格納し、場合によってはエンクロージャ自身を(ひとつまたは複数の)汎用ラックに多数格納して使用する場合の、計算機および計算機上に搭載するソフトウェア管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の計算機では、プロセッサに付与された固有のID(プロセッサID)やネットワーク接続装置(NIC)に付与された固有のID(MACアドレス)など計算機に固有のIDを管理サーバ上に登録することにより、計算機IDに基づいて個々の計算機を管理していた。特に、大量の計算機を管理する場合、管理サーバは、運用管理ソフトウェアを実行することにより、計算機IDにより特定された計算機ごとに設定された設定情報(以下、計算機運用情報と呼ぶ)に基づいて、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラム(AP)の導入、ソフトウェア、ハードウェアの設定、APが利用するデータ導入などの計算機運用の設定(ネットワーク起動)を行っていた。
【0003】
なお、一般的に、計算機運用の準備が一旦終了した計算機は、自身の持つストレージデバイスに保存された計算機運用情報に基づいて起動する。しかし、ネットワーク起動によって、毎回計算機運用の準備を行う技術もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−90419号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の計算機運用システムにおいて、計算機を格納するエンクロージャは計算機が設置された収納装置の物理的な位置を示すための情報(ID)を出力するものではなかった。
【0006】
従って、従来の計算機運用システムでは、以下のような問題点があった。
【0007】
1、計算機にハードウェア障害が発生した等により設置した計算機を交換する場合、管理者は、計算機IDを手がかりに計算機マップから対象計算機が設置されている位置を特定し、収納装置(エンクロージャ)から取り除いていた。あらたな計算機を設置する場合、新たな計算機IDを計算機マップ上に登録するとともに、計算機マップに登録した位置に対応する実際の設置位置にあるエンクロージャを特定し、計算機を設置していた。また、管理者は、実際に計算機が設置/削除されているエンクロージャの状態を管理サーバ上の計算機マップに正確に反映することは困難であった。
【0008】
よって、しばしば作業者の錯誤により、特に多数の計算機を設置/削除するケースでは、計算機の交換ミスが生じていた。また、計算機マップにおいて、実際に計算機が設置されている位置と管理上の計算機マップにより特定される計算機の位置との対応関係を正しく表示することは困難であった。
【0009】
従って、計算機の設置された実際の位置と計算機マップ上の計算機IDが一致しなくなるため、管理サーバは、本来設定すべきOS等の計算機各々が果たす役割に応じた計算機運用情報を正しく設定することができず、適切な計算機運用の設定をすることができないという問題があった。
【0010】
2、また、管理者は、管理上の計算機マップの修正を計算機の交換毎に行う必要があった。さらに、通常の運用では、計算機の交換が発生しても、交換によって新たに追加された計算機は元の計算機の役割を引き継ぐことが多いにもかかわらず、管理者は、計算機に対する計算機運用情報を計算機の交換毎に再設定する必要があった。
【0011】
3、さらに、たとえばNICに付与されたMACアドレス (Media Access Control Address)と呼ばれる計算機IDは、本来はすべてのデバイスに唯一のIDが付与されるべきであるが、目的によっては変更可能な場合がある。この場合、ネットワーク上で変更された計算機IDをすべて把握する困難であり、管理サーバは、計算機IDを用いて計算機を識別するようにすると、適切な計算機運用の設定をすることができない場合が生じるという問題があった。
【0012】
本発明の目的は、計算機を収納するエンクロージャの物理的位置と設置する計算機との適切な対応関係を明確にすることより、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、エンクロージャ自身が固有のID(エンクロージャID)を持ち、さらに格納される小型計算機に対してもエンクロージャ内での位置を特定できるID(スロットID)を付与する機能を有することを特徴とするエンクロージャを用いる。このエンクロージャIDおよびスロットIDを対(管理ID)を、小型計算機またはエンクロージャ自身の通信機能を通して、計算機郡管理計算機上の計算機郡管理ソフトウェア(管理ソフトウェア)に通知する。計算機郡管理者は、エンクロージャ設置の際に管理ソフトウェアの計算機マップに対し、エンクロージャの物理的な位置を登録する。管理ソフトウェアに通知された管理IDから、運用管理ソフトウェアは個々計算機を識別することができるため、管理IDに対して計算機運用情報を登録することで、計算機IDを用いることなく計算機を管理することが可能となる。さらに、エンクロージャがスロットIDを与えるため、エンクロージャ内の計算機位置はスロットIDより導くことが可能となる。
【0014】
管理サーバは、管理ソフトウェアを通して、管理IDをキーとして、特定される位置の計算機に対して計算機運用情報を設定する。
【0015】
上記計算機管理方法を用いれば、計算機交換の必要が生じた場合、計算機マップ上に記されたエンクロージャIDとエンクロージャ内のスロットIDより、計算機の物理位置を特定することが可能となる。さらに、管理IDに対するプロセッサIDやMACアドレスなど計算機固有のIDを記録しておくことによって、計算機交換の際に錯誤が発生しても、管理ソフトウェア上でそれを検出することが可能となる。また、計算機の交換によっても、管理IDは変化しないため、従前の計算機運用情報をそのまま利用することにより、交換前の計算機が果たしていた役割を交換後の計算機が引き継ぐことが可能となる。これによって、計算機交換にともなう管理作業を軽減する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を適用した実施の形態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定するものではないし、更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係の形容は、一例でありその形容内容のみに限定するものではない。
【0017】
図1は、本実施形態のエンクロージャの構成図である。
【0018】
エンクロージャ(計算機収納装置)100は、エンクロージャ本体101と、エンクロージャID出力装置102と、スロットID出力装置103と、計算機格納スロット104とを有する。
【0019】
エンクロージャID出力装置102は、管理サーバ221に接続されるネットワークシステム内で固有のID(エンクロージャID)を出力する。
【0020】
スロットID出力装置103は、各エンクロージャ内で計算機格納スロット104のそれぞれに固有のID(スロットID)を出力する。スロットIDは、各エンクロージャ内で固有であればよく、他のエンクロージャ内のスロットIDと同じであってもよい。
【0021】
なお、エンクロージャの実現方式としては、ほかにエンクロージャID出力装置102を備えず、代わりにスロットID出力装置103が管理サーバ221に接続されるネットワークシステム内で固有のスロットIDを出力する方式を採用することも可能である。
【0022】
計算機収納スロット104に収納された計算機105のCPU(106)は、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103より、エンクロージャID及びスロットIDを取得する。
【0023】
図2は、本実施形態の管理システムの構成図である。
【0024】
管理システムは、エンクロージャ収納ラック201,211と、エンクロージャ202,203,212,213と、エンクロージャ202,203,212,213とネットワーを介して接続された管理サーバ221とを有する。
【0025】
エンクロージャ収納ラック201,211は、1つ以上のラックを備え、1台以上のエンクロージャ202,203,212,213を収納する。
【0026】
エンクロージャ202,203,212,213の計算機格納スロット104に収納された計算機105は、ネットワーク231(LAN、WAN等)を介して管理サーバ221に接続される。
【0027】
管理サーバ221は、CPU222、ネットワークインターフェース223、メモリ223、出力装置228、入力装置229(キーボード、マウス等)とを有する管理計算機である。
【0028】
メモリ223には、運用管理ソフトウェア225及び計算機位置管理情報226及び計算機運用管理情報227などが格納されている。本願に直接係らないプログラム、情報については省略する。
【0029】
CPU222は、メモリ223に格納された運用管理ソフトウェア225を実行することによりその機能を実現する。
【0030】
図12は、エンクロージャに格納される計算機の構成図である。
【0031】
エンクロージャに格納される計算機105は、CPU1201と、エンクロージャとの情報のやり取りの行うエンクロージャIF1204とを有する。なお、本実施形態では、計算機105は、ネットワーク231を介して、OS等の必要なプログラム又はデータを利用することができるため、ハードディスク等のストレージデバイスを必ずしも備えなくともよい。
【0032】
CPU1201は、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103より、エンクロージャID及びスロットIDを取得するプログラムをハードディスク1201またはネットワーク231から取得し実行する。
【0033】
図3は、本実施形態である管理システム内のエンクロージャ収納ラックの位置を示す図である。
【0034】
図4は、本実施形態であるエンクロージャ収納ラック内のエンクロージャの位置及びエンクロージャ内のスロットの位置を示す図である。
【0035】
管理ソフトウェア225が利用する計算機の位置管理情報226は、図3及び図4に示すように、管理システム内でのエンクロージャ収納ラックそれぞれの設置位置を示す収納ラック位置情報と、各エンクロージャ収納ラック内での各エンクロージャそれぞれの設置位置を示すエンクロージャ位置情報とからなる。この位置管理情報226は、エンクロージャが位置する物理的な位置を示す情報であって、たとえば、エンクロージャが設置された建物の郵便アドレス、建物名、フロア名、ラック名、経度緯度等(識別情報でもよい。)といった物理的位置情報である。なお、位置管理情報226は、エンクロージャ内に設置されたスロットごとの物理的位置情報としてもよい。
【0036】
図3において、管理システム内にエンクロージャ収納ラックを設置するフロアが複数ある場合には、位置管理情報はフロアごとに管理してもよい。
【0037】
図4において、エンクロージャ411,412,413,414,415,416は、管理システム内でそれぞれ固有のエンクロージャIDを出力するエンクロージャID出力装置421,422,423,424,425,426を備える。
【0038】
図5は、本実施形態の管理ソフトウェアが利用する計算機の運用管理情報を示す図である。
【0039】
運用管理情報227は、計算機を管理するため管理番号501と、対象計算機に入力されたエンクロージャID502と、対象計算機に入力されたスロットID503と、対象計算機のネットワークアドレスを示す計算機ID504と、対象計算機に導入されるべきOSの種類を示すOSのID505と、対象計算機に導入されるべきアプリケーションプログラムの種類を示すアプリケーションプログラムのID506と、対象計算機に導入されるべきアプリケーションプログラムが利用するアプリケーションデータ507と、対象計算機の状態を示す情報508とを有する。なお、本実施形態で示す運用管理情報のうち、MACアドレス504、アプリケーションプログラムのID506、アプケーションデータ情報506は、複数であってもよい。また、計算機ID504は、たとえば、IPアドレス、プロセッサIDであってもよく、運用管理情報は、たとえば、計算機の状態設定など運用管理に係る情報であってもよい。
【0040】
図6は、運用管理ソフトウェアによる位置管理情報作成手順を示すフローチャートである。
【0041】
管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225は、GUI等を介して管理者からのラックおよびエンクロージャおよびスロットの物理的な位置を示す入力値を受付ける。
【0042】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた入力値に基づいて、エンクロージャIDと、スロットIDと、図3に示すようなフロア内のラック位置を示すラック位置情報と、図4に示すようなラック内のエンクロージャ位置を示すエンクロージャ位置情報とを関連付けた位置管理情報226を作成する。
【0043】
運用管理ソフトウェア225は、作成した位置管理情報226を管理サーバ221内のメモリ224上に格納する。なお、運用管理ソフトウェア225は、必要に応じて位置管理情報226を管理サーバ221のストレージに格納する。
【0044】
なお、本実施形態では、GUI等を介して管理者からの入力値を受付けることで、位置管理情報226を作成したが、無線又は有線ネットワーク(LAN、WAN等)を介して、ラック又はエンクロージャから、ラックの位置情報とエンクロージャの位置情報とを取得することができる位置特定装置(たとえば、GPS装置等)を備え、運用管理ソフトウェア225は、この位置特定装置からの入力値を受付けることで、位置管理情報226を作成してもよい。また、ラックの位置情報を出力するラック位置情報出力装置やフロアの位置情報を出力するフロア位置情報出力装置をもたせ、これら出力装置から出力された計算機それぞれの位置を示す情報をエンクロージャに有線あるいは無線を介して送信し、エンクロージャが管理サーバに、この計算機それぞれの位置を示す情報をエンクロージャID及びスロットID、MACアドレスとあわせて送信するようにしてもよい。
【0045】
これにより、管理サーバ221は、位置管理情報226に基づいて、管理システムにおけるエンクロージャそれぞれが位置する物理的な位置を特定することができる。
【0046】
図7は、本実施形態の計算機の初期設定手順を示すフローチャートである。
【0047】
尚、障害発生等により計算機を交換する必要があったとき、管理者は、エンクロージャ101,202,203,212,213に適切な計算機105をそれぞれ格納する。
【0048】
計算機105のCPU1201は、格納されたエンクロージャが備えるエンクロージャID出力装置およびスロットID出力装置から出力されるエンクロージャIDとスロットIDとを受付ける。
【0049】
計算機105のCPU1201は、受付けたエンクロージャID及びスロットIDと、計算機105自身が有するプロセッサIDやMACアドレスなど計算機IDとを、ネットワーク231を介して、管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225に送信する。なお、エンクロージャ101,202,203,212,213は、エンクロージャID及びスロットIDを管理サーバ221へ直接送信するか、管理サーバ221は、エンクロージャID及びスロットIDをエンクロージャ101,202,203,212,213から直接取得するようにしてもよい。
【0050】
運用管理ソフトウェア225は、受信したエンクロージャIDとスロットIDとに基づいて、エンクロージャID502及びスロットID503により特定される管理番号501の運用管理情報227上の計算機ID 504を更新する。
【0051】
これにより、運用管理情報227において、管理番号501ごとに割当てられた計算機105を、エンクロージャID502及びスロットID503又は計算機ID504により特定することができる。
【0052】
図8は、運用管理ソフトウェアによる計算機各々に計算機運用情報を割当てるための設定手順を示すフローチャートである。
【0053】
運用管理ソフトウェア225は、計算機運用情報に対し利用させる計算機105を特定するための情報と、利用させたいOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを特定する情報とを管理者からGUI等を介して受付ける。ここで、計算機105を特定する情報とは、計算機運用情報上で、OS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを利用させたい計算機105を特定するための情報であって、たとえば、計算機ID504を指定するための情報のほか、管理番号501、又はエンクロージャID502及びスロットID503を指定するための情報であってもよい。
【0054】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた計算機運用情報を利用させる計算機105を特定するための情報と、計算機運用情報とに基づいて、計算機105が格納される収納位置の管理番号501を特定し、受付けた利用させたいOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータを特定する情報に基づいて、特定した管理番号501に対応する計算機運用情報(OSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータ507)を設定する。
【0055】
これにより、運用管理情報227において、計算機ID504のほか、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503によっても、計算機105を特定することができ、それぞれの計算機105に利用させたいOSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータを特定することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。
【0056】
図9は、運用管理ソフトウェアによる計算機各々に割当てられた計算機運用情報を適切な計算機に利用させるための手順を示すフローチャートである。
【0057】
運用管理ソフトウェア225は、エンクロージャに格納された計算機105から自身の計算機105を特定するための情報を受付ける。
【0058】
運用管理ソフトウェア225は、受付けた自身の計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0059】
運用管理ソフトウェア225は、この管理番号501をキーとして、運用管理情報227に設定されたOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を特定する。
【0060】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定されたOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を特定された計算機105により利用できるようにする(たとえば、アクセスを許可やプログラムのインストール等を実施する)。
【0061】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとに利用可能なOS、アプリケーションプログラム、アプリケーションデータ等を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0062】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、それぞれの計算機105に利用させたいOSのID505、アプリケーションプログラムのID506、アプリケーションデータを特定することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、計算機105それぞれが利用可能なOS等の運用管理情報を把握することができる。
【0063】
図10は、管理ソフトウェアによる計算機の起動又は停止手順を示すフローチャートである。
【0064】
運用管理ソフトウェア225は、起動又は停止予定の計算機105を特定するための情報を受付ける。なお、計算機105を特定するための情報は、GUI等を介して管理者からの入力を受付けてもよいし、特定のアプリケーションプログラムからの入力を受付けてもよい。
【0065】
運用管理ソフトウェア225は、この計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0066】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定された計算機105の起動又は停止を行う。なお、運用管理ソフトウェア225は、特定された計算機105の状態が起動又は停止のいずれであるかを検出するだけでもよい。
【0067】
運用管理ソフトウェア225は、管理番号501をキーとして、現在の計算機105の状態に応じて、運用管理情報227上の計算機状態508を起動又は停止に設定する。
【0068】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0069】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、特定した計算機105を起動/停止させることができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、それぞれの計算機105が起動又は停止状態にあるのかを把握することができる。
【0070】
図11は、管理ソフトウェアによる計算機の障害発生の際の処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、計算機105それぞれの障害状態を検出する。なお、障害が発生した際に、計算機105から、管理サーバ221へ障害発生を通知してもよい。
【0072】
運用管理ソフトウェア225は、障害が発生した計算機105を特定するための情報を受付ける。なお、この処理は、障害状態を検出する処理とともに実施してもよい。
【0073】
運用管理ソフトウェア225は、この計算機105を特定するための情報と計算機運用情報とに基づき、管理番号501を特定することにより計算機105を特定する。
【0074】
運用管理ソフトウェア225は、管理番号501をキーとして、障害が発生した運用管理情報227上の計算機状態508を障害発生に設定する。
【0075】
運用管理ソフトウェア225は、ネットワーク231を介して、特定された計算機105の障害回復処理を実行する。なお、この障害回復処理は、運用管理ソフトウェア225とは別のソフトウェアによりその機能を実現してもよい。
【0076】
運用管理ソフトウェア225は、運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508を対応つけて、出力装置228に表示する。
【0077】
これにより、管理サーバ221は、運用管理情報227において、必ずしも計算機ID504に基づかなくとも、管理番号501又はエンクロージャID502及びスロットID503に基づいて、計算機105を特定することができ、特定した計算機105に応じた障害回復処理を実施することができ、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。また、管理者は、出力装置228に表示された計算機105の物理的位置が特定された計算機マップ上で、それぞれ計算機105が正常/障害発生状態にあるのかを把握することができ、その計算機マップを参考にして、障害が発生した計算機の物理的位置を迅速かつ適切に特定することができるため、計算機の交換を行うなどの実際にその計算機が設置されている場所にまで行かなければならないような計算機保守も容易にすることができる。
【0078】
以上、本発明の実施形態によれば、個々の計算機に対し計算機が収納されたエンクロージャを識別するエンクロージャIDとエンクロージャ内のスロット位置を示すスロットIDとを出力する機能を有するエンクロージャが、計算機に対しIDを出力することによって、計算機の収納位置を特定することと、計算機の交換によっても変化しないIDを用いた計算機の運用情報管理を行うことが可能となる。
【0079】
もし計算機に障害が発生した場合、当該計算機に対しエンクロージャから出力されたIDに基づき、計算機位置管理情報から計算機の物理的位置を特定して交換することが可能となる。ここで、計算機交換作業に錯誤が生じ対象計算機とは異なる位置の計算機を交換してしまった場合であっても、従来技術では計算機位置を特定することが出来なくなってしまったが、本発明の実施形態によれば再びエンクロージャIDとスロットIDを取得することで、計算機の設置位置を特定することが可能となる。
【0080】
また、計算機IDでは無く、エンクロージャの収納位置に対してユニークなIDを利用して計算機の運用情報管理を行うことで、計算機の交換によって計算機運用情報の再設定を行うコストを削減することが可能となる。
【0081】
なお、本実施形態では、出力装置228を管理サーバ221に備えているが、管理サーバ221から有線又は無線ネットワーク(LAN、WAN等)を介して、運用管理情報227を受信可能な端末装置として具現化してもよい。この場合、この端末装置は、受信した運用管理情報227に基づいて、図4に示すような計算機マップを作成し、計算機105ごとの計算機状態508等との対応をつけて、出力装置228に表示する。これにより、管理者は計算機保守の保守がより容易にできる。
【0082】
また、本実施形態では、エンクロージャID出力装置102及びスロットID出力装置103は、スロットに収納された計算機に対しIDを出力するようにしたが、エンクロージャ自身がスロットに収納されたスロットIDを収集し、ネットワークを介して、管理サーバ221上の運用管理ソフトウェア225に送信するようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】
本発明によると、計算機を収納するエンクロージャの物理的位置と設置すべき計算機との対応関係を明確にすることより、計算機各々に適切な計算機運用情報の設定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるエンクロージャの構成図
【図2】本実施形態における管理システムの構成図
【図3】本実施形態におけるフロア内のラック位置を示す位置管理情報を示す模式図
【図4】本実施形態におけるラック内のエンクロージャ位置を示す位置管理情報を示す模式図
【図5】本実施形態における運用管理情報を示す図
【図6】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる位置管理情報作成手順を示すフローチャート
【図7】本実施形態の計算機の初期設定手順を示すフローチャート
【図8】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる計算機各々に計算機運用情報を割当てるための設定手順を示すフローチャート
【図9】本実施形態の運用管理ソフトウェアによる計算機各々に割当てられた計算機運用情報を適切な計算機に利用させるための手順を示すフローチャート
【図10】本実施形態の管理ソフトウェアによる計算機の起動又は停止手順を示すフローチャート
【図11】本実施形態の管理ソフトウェアによる計算機の障害発生の際の処理手順を示すフローチャート
【図12】本実施形態におけるエンクロージャに格納される計算機の構成図
【符号の説明】
101 エンクロージャ、102 エンクロージャ出力装置、103 計算機ID出力装置、104 計算機収納スロット、201 ラック、202 エンクロージャ、203 エンクロージャ、204 エンクロージャID出力装置、205エンクロージャID出力装置、211 ラック、212 エンクロージャ、213 エンクロージャ、214 エンクロージャID出力装置、215 エンクロージャID出力装置、221 管理サーバ、222 CPU、223 ネットワークインターフェース、224 メモリ、225 管理ソフトウェア、226位置管理情報、227 運用管理情報、231 ネットワーク、301 フロア図、302 ラック、303 ラック、304 ラック、305 ラック、306 ラック、307 ラック、401 エンクロージャ格納図、402 ラック、403 ラック、404 ラック、411 エンクロージャ、412 エンクロージャ、413 エンクロージャ、414 エンクロージャ、415 エンクロージャ、416 エンクロージャ、421 エンクロージャID出力装置、422 エンクロージャID出力装置、423 エンクロージャID出力装置、424 エンクロージャID出力装置、425 エンクロージャID出力装置、426 エンクロージャID出力装置、501 管理対象計算機通し番号、502 エンクロージャID、503 スロットID、504 計算機ID、505 導入OSの種類、506 導入アプリケーションプログラムの種類、507 アプリケーションデータ、508 管理対象計算機の状態
Claims (8)
- 計算機を収納するスロットを複数収納する計算機収納装置と、前記計算機収納装置に接続され前記計算機を管理する管理計算機とを含むネットワークシステムであって、
前記スロットから出力されるスロットIDを取得する手段と、
前記収納装置から出力される収納装置IDを取得する手段と、
前記スロットIDと、前記収納装置IDと、スロットIDと収納装置IDとの組み合わせごとの管理情報とに基づいて、前記計算機各々の位置を示す情報を含む計算機情報を特定する手段と、
前記計算機情報を出力装置に出力する手段とを有するネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記計算機情報には、さらに計算機の種別を示すIDが含まれることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1記載のネットワークシステムであって、
前記スロットIDは、前記ネットワーク内で固有のIDであることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1記載のネットワークシステムであって、
前記運用情報には、前記スロットの位置情報と、前記スロットに収納する計算機へインストールするオペレーティングシステムとアプリケーションプログラムと特定する情報とを含むことを特徴とするネットワークシステム。 - 計算機を収納するスロットを複数収納する計算機収納装置に接続され、前記計算機を管理する管理計算機であって、
前記スロットから出力されるスロットIDを取得する手段と、
前記収納装置から出力される収納装置IDを取得する手段と、
前記スロットIDと、前記収納装置IDと、スロットIDと収納装置IDとの組み合わせごとの管理情報とに基づいて、前記計算機各々の位置を示す情報を含む計算機情報を特定する手段と、
前記計算機情報を出力装置に出力する手段とを有する管理計算機。 - 計算機を管理する管理計算機に接続され、前記計算機を複数収納する計算機収納装置であって、
前記計算機各々を収納し、スロット各々のIDを前記管理計算機に対して出力するスロットと、
前記計算機収納装置各々のIDを前記管理計算機に対して出力する収納部とを有する計算機収納装置。 - 計算機収納装置内のスロットに収納された計算機を管理する計算機管理方法であって、
前記スロットから出力されるスロットIDを取得するステップと、前記収納装置から出力される収納装置IDを取得するステップと、
前記スロットIDと、前記収納装置IDと、スロットIDと収納装置IDとの組み合わせごとの管理情報とに基づいて、前記計算機各々の位置を示す情報を含む計算機情報を特定するステップと、
前記計算機情報を出力装置に出力するステップとを有する計算機管理方法。 - 計算機収納装置内のスロットに収納された計算機を管理するプログラムであって、
前記スロットから出力されるスロットIDを取得する手順と、
前記収納装置から出力される収納装置IDを取得する手順と、
前記スロットIDと、前記収納装置IDと、スロットIDと収納装置IDとの組み合わせごとの管理情報とに基づいて、前記計算機各々の位置を示す情報を含む計算機情報を特定する手順と、
前記計算機情報を出力装置に出力する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
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