JP2004355335A - ホームページ一元管理システム用サーバ装置、ホームページを利用した情報提供方法、およびサーバ装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開できるようにすること。
【解決手段】複数の情報公開者のそれぞれのホームページで公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置10において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページで公開される情報を格納する共通情報格納手段(DB44)と、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページで公開される情報を格納する個別情報格納手段(DB44)と、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段(DB管理モジュール43)と、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段(送受信管理モジュール40)と、を有している。
【選択図】 図4
【解決手段】複数の情報公開者のそれぞれのホームページで公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置10において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページで公開される情報を格納する共通情報格納手段(DB44)と、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページで公開される情報を格納する個別情報格納手段(DB44)と、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段(DB管理モジュール43)と、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段(送受信管理モジュール40)と、を有している。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページ一元管理システム用サーバ装置、ホームページを利用した情報提供方法、およびサーバ装置用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを通じた商取引が活発となっている。このような商取引では、企業等がインターネット上に自己のホームページを開設するとともに、当該ホームページを検索エンジンに登録したり、他のホームページにリンクを張ったりすることにより、公衆がアクセスできるようにしておく。そして、当該ホームページを訪れた顧客に対して、商品または役務を通信販売等によって提供するようにしている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−254960号公報(要約)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、構成員同士が一定の関係を有する団体、例えば、本部と支部または親会社と子会社等の関係を有する団体等については、従来は、本部または親会社のみがホームページを作成し、支部または子会社は本部のホームページを共有するか、または、支部が独自のホームページを作成する場合が多い。
【0005】
しかし、前者の場合では、支部または子会社が独自の情報をインターネット上に公開しようとしても、本部または親会社に要請して、情報を追加または変更する必要があるため、手続きが煩雑であるという問題点がある。
【0006】
また、本部と支部とが共有のホームページ上において商品等に対する注文を行った場合、当該注文は本部に転送される場合が多いので、顧客が所定の支部からの購入を希望する場合であっても本部に対して発注されてしまうことになる。その結果、支部の営業努力が売り上げに反映されにくいという問題点がある。
【0007】
また、顧客が自己が居住する地域に存在する支部等に対して連絡を取ろうとする場合であっても、ホームページ上の連絡先としては、本部のみが掲示されている場合が多いため、目的の支部に連絡を取ることが困難であるという問題点がある。
【0008】
一方、後者の場合では、本部および各支部が独自にホームページを作成して管理する必要があるので、管理運営コストが高くついてしまうという問題点がある。
【0009】
また、本部と支部とで同一の情報を宣伝広告しようとするような場合、本部および各支部では、当該情報を新たに表示させるために、ホームページを更新する手間が個別に生じるため、情報の伝達に遅延が生じる場合があるという問題点がある。
【0010】
また、本部または各支部のそれぞれの担当者の表現能力等に起因して、ホームページの品質等に差異が生じてしまうという問題点もある。
【0011】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開可能なホームページ一元管理システム用サーバ装置、ホームページを利用した情報提供方法、およびサーバ装置用プログラムを提供しよう、とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納する共通情報格納手段と、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納する個別情報格納手段と、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段と、を有している。
【0013】
このため、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取得手段によって取得された個別情報と共通情報に基づいてクライアント装置に表示させるための表示用情報を生成する生成手段をさらに有している。このため、サーバ装置側で表示用情報を生成することにより、クライアント装置側での処理の負担を軽減することが可能になる。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、表示用情報は、HTML情報としている。このため、クライアント装置は、受信したHTML情報に基づいて、様々な種類の情報を呈示することが可能になる。
【0016】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、複数の情報公開者のそれぞれに対してドメインまたはサブドメインが割り当てられており、取得手段は、所定のドメインまたはサブドメインに対してアクセスがなされた場合には、対応する個別情報と共通情報を取得し、生成手段は、取得手段によって取得された個別情報と共通情報に基づいて表示用情報を生成する、ようにしている。このため、各情報公開者が独自のドメインを有することが可能になる。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、情報公開者は、第1の情報公開者と、これに従属する関係を有する第2の情報公開者を有し、第1の情報公開者にはドメインが、また、第2の情報公開者には当該ドメインのサブドメインが割り当てられるようにしている。このため、例えば、本部と支部との関係を有するようなグループにおいては、本部にドメインを割り当て、支部にはそのサブドメインが割り当てられるので、組織上の関係に対応したドメインおよびサブドメインを付与することができる。
【0018】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取得手段および生成手段は、CGIプログラムによって構成されており、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた個別情報および共通情報を取得し、取得された個別情報および共通情報に基づいて表示用情報を生成する。このため、CGIプログラムを用いることにより、クライアント装置へ供給する情報の表現力を向上させるとともに、サーバ装置の管理を簡易にすることが可能になる。
【0019】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、ドメインまたはサブドメインに対応するフォルダを有し、フォルダには、該当する個別情報を特定するための情報を取得手段に対して供給するための所定のファイルがそれぞれ格納されるようにしている。このため、ドメインまたはサブドメインに対してアクセスがなされた場合には、それぞれのドメインまたはサブドメインに対応する個別情報を簡易に特定することが可能になる。
【0020】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、ドメインまたはサブドメインに対応するフォルダにはHTMLファイルがそれぞれ格納されており、HTMLファイルは、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた個別情報を表示するとともに、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じたリンクを指定するようにしている。このため、例えば、CGIプログラムが使用できないサーバ装置においても、複数の情報公開者によって均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0021】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、共通情報および個別情報を追加または変更可能な追加変更手段をさらに有するようにしている。このため、各情報提供者の要求に応じて提供する情報を追加または変更することが可能になる。
【0022】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、追加変更手段は、個別情報の変更を許可されている情報公開者または個別情報の所有者である情報公開者から要求がなされた場合にのみ個別情報の追加変更を実行するようにしている。このため、情報を追加または変更可能な情報公開者を制限することにより、公開されている情報の均一化が図られる。
【0023】
また、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するホームページを利用した情報提供方法において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納手段に格納する共通情報格納ステップと、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納手段に格納する個別情報格納ステップと、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、格納手段から必要な情報を取得する取得ステップと、取得ステップによって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信ステップと、を有している。
【0024】
このため、この方法を採用すると、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0025】
また、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置用処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラムにおいて、コンピュータを、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納する共通情報格納手段、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納する個別情報格納手段、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段、として機能させる。
【0026】
このため、このプログラムをインストールされたコンピュータは、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係るサーバ装置を含むホームページ一元管理システムの構成例を示す図である。この図に示すように、ホームページ一元管理システムは、ホームページ一元管理システム用サーバ装置10(以下、単に「サーバ装置10」という)、クライアント装置11〜13およびインターネット14によって構成されている。なお、本実施の形態では、図2に示すように、第1の情報公開者である本部20とそれに従属する関係を有する第2の情報公開者である支部21〜24(支部A〜支部Dに相当)のそれぞれが情報公開者として、サーバ装置10を用いてそれぞれのホームページをインターネット14上に公開している。この例では、本部20および支部21〜24は、例えば、教育関係の事業を展開する事業者である。
【0029】
なお、本部20および支部21〜24がサーバ装置10上に公開している全てのホームページは、システム管理者である本部20の担当者によって統括的に管理されており、ホームページの共通情報(後述する)の更新等については、当該担当者が一括して行う。なお、以上では、本部20と支部21〜24の関係を例に挙げて説明しているが、これ以外にも、例えば、代理店制度をとっている企業、またはメンバー制度によるネットワークビジネスを展開している企業であってもよい。
【0030】
クライアント装置11〜13は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話によって構成されており、インターネット14を介してサーバ装置10にアクセスすることにより、所望のホームページを閲覧するとともに、必要な情報をダウンロードすることができる。
【0031】
インターネット14は、複数のコンピュータを相互に接続した世界的なネットワーク群の総称であり、個々の通信機器に付与されたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、情報をパケット化して双方向に伝送する。
【0032】
図3は、図1に示すサーバ装置10およびクライアント装置11〜13の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10およびクライアント装置11〜13は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、ビデオ回路34、I/F(Interface)35、バス36、表示装置37、入力装置38、および外部記憶装置39によって構成されている。
【0033】
CPU30は、HDD33または外部記憶装置39に格納されているプログラムに従って、各種演算処理等を実行するとともに、装置の各部を制御する処理装置である。
【0034】
ROM31は、CPU30が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納するメモリである。RAM32は、CPU30が実行途中のプログラムおよび演算途中のデータを一時的に格納するメモリである。
【0035】
HDD33は、CPU30が実行する各種プログラムを格納するとともに、演算処理によって生じた各種データを格納する記憶装置である。ビデオ回路34は、CPU30から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する回路である。
【0036】
I/F35は、入力装置38から出力された信号の表現形式を変換するとともに、外部記憶装置39およびインターネット14との間で情報を授受する際に、信号の表現形式の変換を行う回路である。
【0037】
バス36は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、ビデオ回路34、およびI/F35を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能にする信号線群である。
【0038】
表示装置37は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタまたはLCD(Liquid Crystal Display)モニタによって構成されており、ビデオ回路34から出力された映像信号に対応する画像を表示する装置である。
【0039】
入力装置38は、例えば、キーボードまたはマウスによって構成され、ユーザの操作に応じた信号を出力する装置である。外部記憶装置39は、例えば、MO(Magneto−Optical disk)ドライブや、DVD−RAM(Digital Versatile Disk RAM)ドライブによって構成されており、MOディスクやDVD−RAMディスクにデータを記録するとともに、これらに記録されているデータを読み出して出力する装置である。
【0040】
図4は、図1に示すシステム管理者側装置10のHDD33に記憶されているソフトウエアと、CPU30、ROM31、RAM32等のハードウエアとが協働することにより実現される機能を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10の機能としては、送受信管理モジュール40、基本制御モジュール41、講座管理モジュール42、DB(Data Base)管理モジュール43、DB44、およびHP(Home Page)管理モジュール45がある。
【0041】
送信手段である送受信管理モジュール40は、ネットワーク14を介して情報を授受する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。生成手段である基本制御モジュール41は、例えば、OS(Operating System)等を仲介として実現されるモジュールであり、サーバ装置10における基本的な処理を実行する。
【0042】
講座管理モジュール42は、図2に示す本部20および支部21〜24のそれぞれが提供する講座の種類および受講料等に関する情報を管理するモジュールである。取得手段であるDB管理モジュール43は、後述するデータベース群を管理するためのモジュールである。共通情報格納手段であり個別情報格納手段であるDB44は、講座に関する情報およびホームページの講座以外に関する情報を格納している。追加変更手段であるHP管理モジュール45は、本部20および支部21〜24がそれぞれ有するホームページを管理するとともに、ホームページを構成する情報を追加または変更するためのモジュールである。
【0043】
図5は、サーバ装置10のDB44に格納されているホームページに関する情報の内容とその関係の一例を示す図である。この図に示すように、本部20および支部21〜24は、共通の情報としての共通情報60を有している。また、本部20は、個別の情報である本部個別情報50を有しており、支部21〜24は、支部A個別情報51〜支部D個別情報54をそれぞれ有している。
【0044】
図6は、本部個別情報50の情報の種類の一例を示す図である。この図に示すように、本部個別情報50は、処理50a、属性情報50b、コンテンツ50c、およびHTML50dによって構成されている。なお、共通情報60は、これらの全てを有している必要はなく、これらの一部のみを有しても良い。また、これら以外の情報を有していてもよい。
【0045】
ここで、処理50aは、例えば、CGI(Common Gateway Interface)等のプログラムによって構成されており、クライアント装置11〜13の要求に応じた処理を実行し、処理の結果として生成されたHTML情報を返信する。なお、この例では、処理50aの一例として、CGIプログラム「xxx.cgi」が示されている。
【0046】
属性情報50bは、例えば、パラメータまたはパスワード等の本部20固有の情報である。この例では、属性情報50bの一例として、データファイル「xxx.dat」が示されている。コンテンツ50cは、例えば、画像または音声等の情報である。この例では、コンテンツ50cの一例として、画像ファイル「xxx.jpg」および「xxx.gif」ならびに音声ファイル「xxx.wav」が示されている。
【0047】
HTML50dは、HTMLによって記述されたファイルである。この例では、HTML50dの一例として、HTMLファイル「xxx.html」が示されている。
【0048】
図7は、共通情報60の一例を示す図である。この図に示すように、共通情報60は、処理60a、属性情報60b、コンテンツ60c、およびHTML60dによって構成されている。なお、共通情報60は、これらの全てを有している必要はなく、これらの一部のみを有しても良い。また、これら以外の情報を有していてもよい。
【0049】
ここで、処理60aは、図6の場合と同様に、例えば、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられるCGI等のプログラムによって構成されており、クライアント装置11〜13の要求に応じた処理を実行し、処理の結果として生成されたHTML情報を返信する。なお、この例では、処理60aの一例として、CGIプログラム「xxx.cgi」が示されている。
【0050】
属性情報60bは、例えば、本部20および支部21〜24それぞれに共通のパラメータまたはパスワード等の固有情報である。この例では、属性情報60bの一例として、データファイル「xxx.dat」が示されている。コンテンツ60cは、例えば、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられる画像または音声等の情報である。この例では、コンテンツ60cの一例として、画像ファイル「xxx.jpg」および「xxx.gif」ならびに音声ファイル「xxx.wav」が示されている。
【0051】
HTML60dは、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられるHTMLファイルである。この例では、HTML60dの一例として、HTMLファイル「xxx.html」が示されている。
【0052】
図8は、図5に示す情報が、DB44に格納されている場合の格納形態を示す図である。この図において、フォルダ70は、ルートのフォルダであって最上位の階層のフォルダであり、このフォルダ70に対しては、URL(Uniform Resource Locator)としてドメインである「www.○○○.com」が対応づけられている。フォルダ70の下には、本部個別情報50およびフォルダ71〜75が格納されている。なお、フォルダ72〜75のそれぞれに対しては、URLとしてサブドメインである「www.○○○.com/branchA」、「www.○○○.com/branchB」、「www.○○○.com/branchC」、および「www.○○○.com/branchD」が対応づけられている。
【0053】
本部個別情報50は、前述した本部20が有する個別情報である。フォルダ71は、共通情報60が格納されたフォルダである。フォルダ72〜75は、支部21〜24の情報である支部A個別情報51〜支部D個別情報54をそれぞれ格納している。
【0054】
図9は、図8に示す共通情報60ならびに本部個別情報50および支部A個別情報51〜支部D個別情報54のそれぞれに格納されているファイルの具体例を示している。この図に示すように、共通情報60には、5つのファイル「main.cgi」、「menu.html」、「front.html」、「new.html」、および「common.dat」が格納されている。
【0055】
ここで、「main.cgi」は、後述する図12の処理を実行するためのメインのCGIプログラムであり、最初にアクセスされたインデックスページに応じた処理を実行する。「menu.html」は、メニュー画面を表示するためのHTMLファイルである。「front.html」は、フロント画面を表示するためのHTMLファイルである。「new.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、新規事項を表示するためのHTMLファイルである。「common.dat」は、共通の属性情報を格納したデータファイルである。
【0056】
本部個別情報50には、3つのファイルとして「index.html」、「access.html」、「hq.dat」が格納されている。ここで、「index.html」は、図8に示すフォルダ70に対応するURL「www.○○○.com」に対してアクセスされた場合に、最初に表示されるページであり、後述するフレームを表示するためのHTMLファイルである。「access.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、本部へのアクセス方法(交通手段等)を表示するためのHTMLファイルである。「hq.dat」は、本部に固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納しているデータファイルである。
【0057】
支部A個別情報51には、3つのファイルとして「index.html」、「access.html」、「branchA.dat」が格納されている。ここで、「index.html」は、図8に示すフォルダ72に対応するURL「www.○○○.com/branchA」に対してアクセスされた場合に、最初に表示されるページであり、後述するフレームを表示するためのHTMLファイルである。「access.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、支部Aへのアクセス方法(交通手段等)を表示するためのHTMLファイルである。「branchA.dat」は、支部Aに固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納しているデータファイルである。
【0058】
なお、支部B個別情報52、支部C個別情報53、および支部D個別情報54は、支部A個別情報51と同様であるので、その説明は省略する。
【0059】
図10は、図9に示す、共通情報60に含まれているファイル「common.dat」の内容の一例を示す図である。この図の例では、本部20および支部21〜支部24において受講可能な講座の種類と、その内容等に関する情報が示されている。ここで、「講座名」は講座の名称を示す。「支部名」は、支部(および本部)の名称を示す。「有無」は、それぞれの支部(および本部)における当該講座の有無を示す。「受講料」は、各支部(および本部)における当該講座の受講料金を示す。「講義時間」は、各支部(および本部)における当該講座の講義の時間を示す。「場所」は、各支部(および本部)における当該講座の開講場所を示す。「受講可能人数」は、各支部(および本部)における当該講座の受講可能人数を示す。「支払い方法」は、各支部(および本部)で当該講座の受講料の分割払いが可能か否かを示す。
【0060】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0061】
まず、新たな支部が本実施の形態のホームページ一元管理システムに登録する場合の処理について説明する。なお、以下では、支部24が、クライアント装置12を介してサーバ装置10にアクセスし、自己のホームページを新たに開設する場合を例に挙げて説明を行う。
【0062】
支部24が新たに登録を行う際には、まず、クライアント装置12のブラウザプログラムを起動し、サーバ装置10にアクセスして所定のメニュー(図示せず)を選択することにより、登録を行うための画面を表示させる。図11は、登録を行うための画面の一例を示す図である。この図の例では、画面80にはタイトル「HP新規申し込み」が表示されている。また、その下には、テキストボックス81〜84およびボタン85,86が表示されている。
【0063】
ここで、テキストボックス81には、支部名が入力される。この例では、「支部D」が入力される。テキストボックス82には、支部の所在地が入力される。この例では、「○○市××町」等が入力される。テキストボックス83には、E−mailのアドレスが入力される。この例では、「branchD@○○○.com」等が入力される。なお、このE−mailのアドレスとしては、登録と同時にシステムからメールアドレスが付与されるような場合には、テキストボックス83の表示を省略してもよい。テキストボックス84にはパスワードが入力される。この例では、「d3fxad」等が入力される。なお、このパスワードは、例えば、支部24が支部D個別情報54を更新する場合に、FTP(File Transfer Protocol)等を用いてサーバ装置10にデータをアップロードするときに、サーバ装置10にログインするために必要となる。なお、このパスワードは、システムが自動的に生成して支部24に付与することも可能である。
【0064】
ボタン85は、画面80において入力された情報をサーバ装置10に対して送信する際に操作されるボタンである。ボタン86は、画面80において入力された情報をキャンセルする際に操作されるボタンである。
【0065】
このような画面80において、所定の情報が入力された後、ボタン85が操作されると、入力された情報は、クライアント装置12からインターネット14を介してサーバ装置10に送信される。サーバ装置10では、伝送されてきた情報を送受信管理モジュール40が受信し、DB管理モジュール43に受け渡す。DB管理モジュール43は、受信した情報をDB44に対して登録する。登録が終了すると、図8に示すフォルダ75が生成されるとともに、支部24(=支部D)に対してURLであるサブドメインとして「www.○○○.com/branchD」が割り当てられる。また、支部D個別情報54として、図9に示すような「index.html」および「branchD.dat」が生成されて登録される。「access.html」については、支部24が自主的に作成し、登録するようにしてもよいし、図11に示すテキストボックス82に入力された所在地情報を参照して、サーバ装置10が自動的に作成するようにしてもよい。
【0066】
ここで、「index.html」は、前述した支部24のURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスされた場合に、最初に表示の対象となるHTMLファイルである。この「index.html」は、共通情報60に格納されているCGIプログラム「main.cgi」に対して、最初にアクセスされたのが支部24である旨を示す情報を引数(例えば、パラメータ「D」)として受け渡すとともに、CGIプログラム「main.cgi」を実行する。
【0067】
データファイル「branchD.dat」は、支部24に固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納している。また、「access.html」はHTMLファイルであり、支部24へのアクセス方法を示す文字情報および画像情報によって構成されている。
【0068】
以上のようにして登録が完了すると、支部24のホームページがサーバ装置10上に開設される。これ以降は、前述したURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスすることにより、支部24に関する情報を参照することができる。なお、登録が完了した際には、支部24に対して書面または電子メールにより、登録が完了した旨を示す情報と、URLとを送付するようにしてもよい。
【0069】
つぎに、支部24(支部Dに相当)が有するURL「www.○○○.com/branchD」に対して顧客がクライアント装置11を操作してアクセスした場合の動作について説明する。
【0070】
クライアント装置11からURL「www.○○○.com/branchD」に対してアクセスがなされると、インターネット14に内在するDNS(Domain Name System)サーバ(図示せず)により、当該URLに対応するIPアドレスに対してアクセス要求がなされる。
【0071】
その結果、前述のURLに対応するフォルダ75に対してアクセス要求がなさる。すると、HP管理モジュール45は、フォルダ75に格納されているインデックス情報である「index.html」を読み出し、送受信管理モジュール40を介してクライアント装置11に供給する。
【0072】
HTMLファイル「index.html」がクライアント装置11においてブラウザプログラムによって実行されると、当該「index.html」は、共通情報60に格納されているCGIプログラム「main.cgi」に対して、最初にアクセスされたのが支部24である旨を示す情報を引数(例えば、パラメータ「D」)として受け渡すとともに、CGIプログラム「main.cgi」を実行するように要求する。
【0073】
このような要求を受信した送受信管理モジュール40は、基本制御モジュール41に対してCGIプログラムである「main.cgi」を実行するように要求する。その結果、DB44から「main.cgi」が読み出されて実行されることになる。
【0074】
CGIプログラム「main.cgi」が実行されると、図12に示すフローチャートが開始される。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0075】
ステップS10:サーバ装置10の基本制御モジュール41は、「index.html」によって送信されたパラメータを取得する。この例では、基本制御モジュール41は、パラメータとして、例えば、支部24を示す「D」を取得する。
【0076】
ステップS11:基本制御モジュール41は、ステップS10において取得されたパラメータに応じて、対象となる個別情報を特定する。この例では、支部24に対するアクセスがなされているので、支部D個別情報54が特定されることになる。
【0077】
ステップS12:サーバ装置10のHP管理モジュール45は、DB44に格納されているフレームページを表示するための情報(HTMLファイル)を取得するとともに、ステップS11で取得したパラメータに対応して、各フレームに表示すべきHTMLファイルを取得し、要求を行ったクライアント装置11に対して送信する。
【0078】
その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図13の(A)に示すような画面90が表示されることになる。この画面90は、3つのフレーム91〜93を有している。フレーム91には、タイトル「○○グループ支部D」が表示されている。なお、このタイトルについては、CGIプログラム「main.cgi」がパラメータ「D」に対応して文字列「○○グループ支部D」を生成して表示するか、または、この文字列を含むHTMLファイル(例えば、HTMLファイル「title.html」)を予め生成して支部D個別情報54として格納しておき、これを読み出して表示するようにしてもよい。
【0079】
フレーム92には、メニューとしてタイトル92aおよびリンク92b〜92eが表示されている。ここで、リンク92bは、新たに発表された情報を参照する場合に操作される。リンク92cは、支部24において受講可能な講座の一覧を表示する際に操作される。リンク92dは、支部D(=支部24)へのアクセス方法(交通手段)を表示する際に操作される。リンク92eは、支部24へ電子メールを送信する際に操作される。なお、このメニューについては、共通情報60の「menu.html」が読み出されて表示される。
【0080】
また、フレーム93には、フロントページが表示されている。この例では、タイトル93aとして「新たな教育を目指す○○グループ」が表示されている。また、その下には、メッセージ93bとして「生きた知識を身につける・・・」が表示されている。また、その下には、画像93cが表示されている。なお、このようなフロントページを表示するためには、タイトル93aおよび説明93bを含むHTMLファイルである「front.html」が共通情報60から読み出されて表示され、画像93cについては、共通情報60に格納されている画像ファイル(図示せず)が読み出されて所定の位置に表示される。
【0081】
一方、図13の(B)は、支部A(=支部21)にアクセスされた場合に表示される画面90の一例を示している。この表示例では、フレーム92およびフレーム93に表示されている内容は、図13の(A)の場合と同様であり、フレーム91に表示されているタイトルの表示内容のみが異なっている。なお、フレーム92に表示されているメニューについては、表示内容は図13の(A)の場合と同様であるが、後述するようにリンク先が異なっている。
【0082】
ステップS13:基本制御モジュール41は、図13の(A)に示す画面90においていずれかのリンクが操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS14に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。例えば、図13(A)に示すリンク92b〜92eまたは後述する他のリンクが操作された場合にはステップS14に進むことになる。
【0083】
ステップS14:基本制御モジュール41は、ステップS13において操作されたリンク先の情報が共通情報であるか否かを判定し、共通情報である場合にはステップS15に進み、それ以外の場合にはステップS17に進む。
【0084】
ステップS15:基本制御モジュール41は、HP管理モジュール45に制御命令を送り、リンク先の共通情報を取得するように要請する。例えば、図13の(A)に示す、リンク92bが操作された場合には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」が読み出されることになる。
【0085】
ステップS16:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40に対して要求を行ったクライアント装置11に対して取得した共通情報を送信するように要請するとともに、その共通情報を画面90の所定のフレームに表示するように要請する。例えば、図13の(A)に示す、リンク92bが操作された場合には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」がクライアント装置11に対して送信され、図14の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0086】
図14の(A)の表示例では、フレーム93には、メッセージ110aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110bとして「詳細はこちら」が表示されている。また、メッセージ110cとして「3月下旬新講座Y開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110dとして「詳細はこちら」が表示されている。
【0087】
一方、図14の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例である。この例でも、図14の(A)の場合と同様に、フレーム93には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」に対応する情報が表示されている。
【0088】
ステップS17:基本制御モジュール41は、HP管理モジュール45に制御命令を送り、リンク先の個別情報を、ステップS11で特定された個別情報フォルダから取得するように要請する。例えば、図13の(A)または図14の(A)に示すメニューのリンク92dがカーソル100によって操作された場合には、基本制御モジュール41は、ステップS11において特定された支部D個別情報54からHTMLファイル「access.html」を取得する。
【0089】
ステップS18:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40に対して、取得した個別情報を、要求を行ったクライアント装置11に対して送信するように要請するとともに、画面90の所定のフレームに表示するように要請する。例えば、図14の(A)に示す、リンク92dがカーソル100によって操作された場合には、支部D個別情報54のHTMLファイル「access.html」がクライアント装置11に対して送信され、図15の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0090】
図15の(A)に示す画面90では、フレーム93の上部にタイトル120aとして「支部Dへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ120bとして「鉄道:A線B駅下車 徒歩2分」が表示され、その下には、メッセージ120cとして「バス:C前下車 徒歩3分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ120dとして「周辺地図はこちら」が表示されている。このように、フレーム93に表示されている内容を参照することにより、支部Dへのアクセス方法を知ることができる。
【0091】
一方、図15の(B)に示す画面90は、図13の(B)または図14の(B)でリンク92dがカーソル100によって操作された場合、すなわち、支部21にアクセスされた場合の同様の画面表示を示している。この図の例では、フレーム93の上部にタイトル121aとして「支部Aへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ121bとして「鉄道:D線E駅下車 徒歩10分」が表示され、その下には、メッセージ121cとして「鉄道:F線G駅下車 徒歩8分」が表示され、メッセージ121dとして「バス:H前下車 徒歩7分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ121eとして「周辺地図はこちら」が表示されている。このように、フレーム93に表示されている内容を参照することにより、支部A(=支部21)へのアクセス方法を知ることができる。
【0092】
ステップS19:基本制御モジュール41は、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合にはステップS13に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。この例では、要求を行ったクライアント装置11との間のセッションが終了した場合には、処理を終了し、それ以外の場合にはステップS13に戻って同様の処理が繰り返される。
【0093】
つぎに、図16〜図19を参照して、他の表示画面の一例について説明する。
【0094】
図16の(A)は、図14の(A)の画面90において、メッセージ110bに含まれているリンク「こちら」がカーソル100によって操作された場合の例を示している、この場合には、新講座Xに関連するHTMLファイル(図示せず)が共通情報60から読み出され、クライアント装置11に対して送付される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図16の(A)に示すような画面90が表示されることになる。
【0095】
この表示例では、フレーム93には、タイトル130aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、メッセージ130bとして「○○の一層の理解を深めるための講座です。・・・・・・・・・」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ130cとして「お申し込みはこちら」が表示されている。
【0096】
一方、図16の(B)は、支部21のホームページに対してアクセスされた場合の同様の表示例である。この例では、図16の(A)と同様の情報がフレーム93に表示されている。
【0097】
図17の(A)は、図16の(A)に示す、メッセージ130cのリンクである「こちら」がカーソル100によって操作された場合に表示される画面90の一例である。この画面90では、フレーム93に、タイトル140aとして「講座X申し込み」が表示されており、その下には、テキストボックス140b〜140d、ラジオボタン140e、およびボタン140f,140gが表示されている。ここで、テキストボックス140bには申し込み者の氏名が入力される。テキストボックス140cには、申込者の年齢が入力される。なお、この入力にあたっては、各ボックスの右端をクリックすることで、選択可能な月、日が表示され、その表示された月、日から希望の月、日を入力するようになっている。テキストボックス140dには、受講希望日の月および日が入力される。ラジオボタン140eでは、受講希望会場をAA市およびBB市のいずれか一方を選択することができる。ボタン140fは、入力された情報を送信する場合に操作される。また、ボタン140gは、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0098】
なお、フレーム93に対してこのような情報を表示する際の処理としては、CGIプログラム「main.cgi」が、メッセージ130cのリンクを示す下線が付された「こちら」が操作されたことを認識し、図9に示す「common.dat」を検索して、支部24において講座Xが開設されているか否かを判定する。この例では、開設されていることから、タイトル140a、テキストボックス140b〜140dを表示するとともに、「common.dat」から支部24における講座Xの受講可能な場所である「AA市」および「BB市」を取得し、ラジオボタン140eと併せて表示する。また、最下部には、送信先として、図11に示すテキストボックス83に入力されたE−mailアドレスが指定されたボタン140fを表示する。一方、講座Xが開設されていない場合には、講座Xは開設されていない旨のメッセージをフレーム93に対して表示する。
【0099】
なお、ボタン140fが操作された場合には、テキストボックス140b〜140dおよびラジオボタン140eにより入力された情報が、テキストボックス83に入力されたE−mailアドレスに対して送付されることになるので、支部24では、新たな申し込みがあったことを知ることができる。
【0100】
一方、図17の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、タイトル140aおよびテキストボックス140b〜140dは図17の(A)の場合と同様であり、ラジオボタン141eが「CC市」および「DD市」のうちいずれか一方を選択するようになっており、この点が異なっている。また、ボタン140fについては、表示されている内容は同一であるが、情報の送信先が支部21のメールアドレスである点が異なっている。また、テキストボックス140dの右端をクリックすることで表示される選択可能な月、日が異なっている場合もある。なお、このようなフレーム93に表示されている内容を表示する際の処理は、個別情報が支部A個別情報51である点を除き、前述の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0101】
図18の(A)は、支部24のホームページにアクセスされた場合であって、メニューのリンク92cがカーソル100によって操作された場合に表示される画面90の一例である。この画面90では、フレーム93には、タイトル150aとして「支部Dの提供する講座一覧」が表示され、その下にはリンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ150bとして「講座A 詳細はこちら」、メッセージ150cとして「講座B 詳細はこちら」、メッセージ150dとして「講座D 詳細はこちら」、メッセージ150eとして「講座H 詳細はこちら」、およびメッセージ150fとして「講座X 詳細はこちら」が表示されている。
【0102】
なお、フレーム93に対してこのような情報を表示する際の処理としては、CGIプログラム「main.cgi」が、メニューのリンク92cが操作されたことを認識し、図9に示す「common.dat」を検索して、支部24において受講可能な講座を全て取得する。この例では、例えば、講座A,B,D,H,Xが取得される。つぎに、CGiプログラム「main.cgi」は、タイトル150aを表示するとともに、取得した情報に応じてメッセージ150b〜150fを表示する。なお、メッセージ150b〜150fに含まれているリンクを示す下線が付された「こちら」のリンク先としては、共通情報60として準備されており、それぞれの講座の概要を説明するためのHTMLファイルが指定されている。これらのリンクが操作された場合には、図16のフレーム93に表示されているような情報が同じくフレーム93に表示されることになる。
【0103】
一方、図18の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、タイトル151aとして「支部Aの提供する講座一覧」が表示され、その下にはリンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ151bとして「講座B 詳細はこちら」、メッセージ151cとして「講座C 詳細はこちら」、メッセージ151dとして「講座H詳細はこちら」、メッセージ151eとして「講座J 詳細はこちら」、およびメッセージ151fとして「講座X 詳細はこちら」が表示されている。なお、このようなフレーム93に表示されている内容を表示する際の処理は、個別情報が支部A個別情報51である点を除き、前述の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0104】
図19の(A)は、支部24のホームページにアクセスされた場合であって、メニューのリンク92eがカーソル100により操作された場合に新たに表示される画面160の一例を示している。この画面160では、テキストボックス160a〜160cが表示されている。ここで、テキストボックス160aには、支部24のメールアドレス(図11に示すテキストボックス83に入力されたアドレス)が自動的に入力されて表示される。テキストボックス160bには、クライアント装置11を操作している顧客のメールアドレスが入力される。また、テキストボックス160cには、支部24に対して問い合わせすべき内容が文字情報として入力される。
【0105】
このような画面160において所定の情報が入力された後、当該情報を送信する操作がなされた場合には(例えば、図示せぬ送信ボタンが操作された場合には)、テキストボックス160aに自動的に入力されている支部24のメールアドレスに対して、情報が送信されることになる。このため、支部24は、クライアント装置11から送信された情報を参照することが可能になる。
【0106】
一方、図19の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、図19の(A)の場合と同様に、テキストボックス160a〜160cが表示されているが、テキストボックス160aに自動的に入力されるメールアドレスが支部21のメールアドレスである点が異なっている。その他については、図19の(B)の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、このような画面160において所定の情報が入力された後、当該情報を送信する操作がなされた場合には、テキストボックス160aに自動的に入力されている支部21のメールアドレスに対して、情報が送信されることになる。このため、支部21は、クライアント装置11から送信された情報を参照することが可能になる。
【0107】
以上の処理によれば、アクセスがなされたURLに応じたパラメータがCGIプログラム「main.cgi」に受け渡され、操作に応じて共通情報または個別情報が表示されることになる。その結果、例えば、図8に示すURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスがなされた場合には、支部D個別情報54に含まれるHTMLファイル「index.html」によってCGIプログラム「main.cgi」に支部24を示すパラメータ「D」が受け渡され、その後の処理においては、支部24に対応する個別情報と、本部20および支部21〜24に共通する共通情報とが操作に応じて表示されることになる。
【0108】
したがって、新たな支部の登録があった場合には、ごく少数のファイルを個別情報として追加することにより、新たな支部専用のホームページを簡易かつ迅速に開設することが可能になる。その結果、新たに登録を行った支部は、低コストで個々のホームページを持つことがでる。
【0109】
また、各支部の営業活動によって獲得した顧客からの問い合わせまたは申し込みは、本部ではなくそれぞれの支部のホームページに直接アクセスされるため、各支部の営業努力がそれぞれの支部に反映されることになる。
【0110】
また、各支部では、販売促進グッズに自分のURLを入れて、顧客にアピールすることができるため、ホームページと言うアプローチしやすい営業手段で見込み客を獲得することが可能になる。
【0111】
また、基幹情報の管理および更新については、本部20の担当者が共通情報60を管理し、書き換えることにより実現できるので、各支部については、自己のホームページを管理する手間を大幅に省略することができる。
【0112】
また、本部20は、共通情報60のみを書き換えることにより、本部20および全ての支部21〜24のホームページを更新することができるので、ホームページの管理に必要な労力を削減することができる。
【0113】
また、基本コンテンツは組織本部で一元的に管理することができるので、最新情報をリアルタイムで掲載するとともに、グループ全体で共有することができる。このため、商品情報および販売戦略を顧客に対して均質かつ迅速にアピールすることができるので、支部間のプレゼンテーション格差を解消することが可能となり、組織のメンバーおよびネットワークを有効に活用したビジネスを展開することが可能となる。
【0114】
また、本部についてはURLとしてドメインである「www.○○○.com」を割り当て、支部に対しては、例えば、サブドメインである「www.○○○.com/branchA」を割り当てるようにしたので、本部と支部との関係に応じたURLを付与することができる。なお、支部に対しては、支部用のドメインとして、例えば、「www.○○○−branch.com」を割り当て、このドメインに対して各支部をサブドメインとして割り当てるようにしてもよい。
【0115】
なお、以上の実施の形態では、支部A個別情報51〜支部D個別情報54に格納されている各支部のHTMLファイル「index.html」は、CGIプログラム「main.cgi」に各支部を特定するためのパラメータを受け渡す役割のみを担うようにし、CGIプログラム「main.cgi」が主要な処理を実行するようにした。しかし、このようなCGIプログラムを使用しないで、HTMLファイルのみを使用して、前述の場合と同様の機能を実現することも可能である。
【0116】
図20は、HTMLファイルのみを用いて、前述の場合と同様の機能を実現するための構成例を示す図である。なお、この図において、図8と対応する部分には同一の符号を付してその説明は省略する。図20では、ルート70には、HTMLファイル180である「index.html」が格納されており、また、フォルダ181が新たに格納されている。フォルダ181には、共通情報182と本部個別情報183とが格納されている。
【0117】
フォルダ72には、HTMLファイル184である「index.html」と、フォルダ185とが格納されている。フォルダ185には、支部A個別情報186が格納されている。
【0118】
フォルダ73には、HTMLファイル187である「index.html」と、フォルダ188とが格納されている。フォルダ188には、支部B個別情報189が格納されている。
【0119】
フォルダ74には、HTMLファイル190である「index.html」と、フォルダ191とが格納されている。フォルダ191には、支部C個別情報192が格納されている。
【0120】
フォルダ75には、HTMLファイル193である「index.html」と、フォルダ194とが格納されている。フォルダ194には、支部D個別情報195が格納されている。
【0121】
図21は、共通情報182、本部個別情報183、支部A個別情報186、支部B個別情報189、支部C個別情報192、および支部D個別情報195の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、共通情報182は、HTMLファイルとしての「menu.html」、「front.html」、および「new.html」によって構成されている。ここで、「menu.html」は、メニュー画面を表示するためのHTMLファイルである。「front.html」は、フロント画面を表示するためのHTMLファイルである。「new.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、新規事項を表示するためのHTMLファイルである。
【0122】
本部個別情報183は、HTMLファイルである「access.html」および「top.html」によって構成されている。ここで、「access.html」は、本部20へのアクセス方法を表示するためのHTMLファイルである。「top.html」は、トップページを表示するためのHTMLファイルである。
【0123】
なお、支部A個別情報186、支部B個別情報189、支部C個別情報192、および支部D個別情報195は、本部個別情報183と同様であるのでその説明は省略する。ただし、各個別情報186,189,192,195は、本部個別情報183とはその内容が異なるとともに、個々に内容が異なるものとなっている。
【0124】
図22は、図20に示すHTMLファイル180,184,187,190,193である「index.html」の詳細を説明するための図である。この「index.html」がブラウザプログラムに表示されると、図22に示すように3つのフレーム91,92,93を有する画面90が表示される。
【0125】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0126】
まず、本部に対応するURL「www.○○○.com」に対してクライアント装置11からアクセスがなされた場合について説明する。この場合、HTMLファイル180としての「index.html」が最初に読み出されてクライアント装置11に対して送信され、ブラウザプログラムによって図22に示すような画面90が表示装置37に表示される。そして、フレーム91〜93に対して、それぞれ対応付けがなされたHTMLファイルが組み込まれて表示されることになる。
【0127】
具体的には、フレーム91は、フォルダ名が「html」であるフォルダに格納されているHTMLファイル「top.html」に対して相対的な関連付けがなされているため、フォルダ181に格納されている「top.html」が組み込まれて表示される。
【0128】
また、フレーム92は、フォルダ182に格納されている「menu.html」に対する絶対的な関連付けがなされているので、フォルダ182に格納されている「menu.html」が組み込まれて表示される。さらに、フレーム93は、フォルダ182に格納されているHTMLファイル「front.html」に対して絶対的な関連付けがなされているため、フォルダ182に格納されている「front.html」が組み込まれて表示される。その結果、図23の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0129】
図23の(A)に示す画面90では、フレーム91には、タイトル「○○グループ本部」が表示されている。フレーム92には、メニューとしてタイトル92aおよびリンク92b〜92eが表示されている。なお、これらのリンク先は図13に示す場合と同様であるのでその説明は省略する。フレーム93には、フロントページが表示されている。この例では、タイトル93aとして「新たな教育を目指す○○グループ」が表示されている。また、その下には、メッセージ93bとして「生きた知識を身につける・・・」が表示されている。また、その下には、画像93cが表示されている。
【0130】
一方、図23の(B)は、支部Aに対応するURL「www.○○○.com/branchA」に対してクライアント装置11からアクセスがなされた場合に表示される画面90の一例である。この場合、HTMLファイル184としての「index.html」が最初に読み出されてクライアント装置11に送信され、ブラウザプログラムによって図22に示すような画面90が表示装置37に表示される。そして、フレーム91〜93に対して、それぞれ対応付けがなされたHTMLファイルが組み込まれることになる。
【0131】
具体的には、フレーム91は、各「index.html」が保存されているフォルダ72,73,74,75内に存在するフォルダ185,188,191,194である「html」に格納されているHTMLファイル「top.html」に対して相対的な関連付けがなされているため、HTMLファイル184である「index.html」と同一のフォルダに格納されているフォルダ185に格納されている「top.html」が組み込まれて表示される。
【0132】
また、フレーム92は、フォルダ182に格納されている「menu.html」に対する絶対的な関連付けがなされているので、フォルダ182に格納されている「menu.html」が組み込まれて表示される。さらに、フレーム93は、フォルダ182に格納されている「front.html」に対して絶対的な関連付けがなされているため、フォルダ182に格納されている「front.html」が組み込まれて表示される。その結果、図23の(B)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0133】
つぎに、図23の(A)に示すメニューのリンク92bとしてのリンクを示す下線が付された「new」が操作された場合を考える。その場合、共通情報182に含まれているHTMLファイル「menu.html」の「new」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。この例では、リンク先は共通情報182に含まれている「new.html」であるので、このファイルが読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、図24の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0134】
この画面90では、フレーム93には、メッセージ110aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110bとして「詳細はこちら」が表示されている。また、メッセージ110cとして「3月下旬新講座Y開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110dとして「詳細はこちら」が表示されている。
【0135】
一方、図23の(B)に示すメニューのリンク92bとしてのリンクを示す下線が付された「new」が操作された場合も同様に、共通情報182に含まれているHTMLファイル「menu.html」の「new」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。この例では、リンク先は共通情報182に含まれている「new.html」であるので、このファイルが読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、図24の(B)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。なお、図24の(B)の表示例は、図24の(A)の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0136】
つぎに、図24の(A)に示すメニューのリンク92dとしてのリンクを示す下線が付された「アクセス」が操作された場合を考える。その場合、「アクセス」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。ここで、「アクセス」に対応するリンク先としては、最初にアクセスされたURL(この例では、「www.○○○.com」)に対応するフォルダ(この例では、フォルダ70)に格納されている、フォルダ名が「html」であるフォルダ(この例では、フォルダ181)に格納されているHTMLファイル「access.html」が指定されている。したがって、本部個別情報183に含まれている「access.html」が読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図25の(A)に示す画面90が表示される。
【0137】
この画面90では、フレーム93の上部にタイトル200aとして「本部へのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ200bとして「鉄道:X線Y駅下車 徒歩5分」が表示され、その下には、メッセージ200cとして「バス:Z前下車 徒歩1分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ200dとして「周辺地図はこちら」が表示されている。
【0138】
一方、図24の(B)に示すメニューのリンク92dとしてのリンクを示す下線が付された「アクセス」が操作された場合には、最初にアクセスされたURL(この例では、「www.○○○.com/branchA」)に対応するフォルダ(この例では、フォルダ72)に格納されている、フォルダ名が「html」であるフォルダ(この例では、フォルダ185)に格納されているHTMLファイル「access.html」が指定されている。したがって、支部A個別情報186に含まれている「access.html」が読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図25の(B)に示す画面90が表示される。
【0139】
この画面90では、フレーム93の上部にタイトル201aとして「支部Aへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ201bとして「鉄道:D線E駅下車 徒歩10分」が表示され、その下には、メッセージ201cとして「鉄道:F線G駅下車 徒歩8分」が表示され、その下には、メッセージ201dとして「バス:H前下車 徒歩7分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ201eとして「周辺地図はこちら」が表示されている。
【0140】
なお、最初のアクセス先に応じてリンク先を変更する方法としては、例えば、HTMLのID(Identification)属性を利用することにより可能となる。すなわち、「アクセス」のリンク先として、例えば、<DIV id=MenuLinkChild ・・・ MenuLink:(html/application.html)>を指定することにより、最初にアクセスされたのが「www.○○○.com」であれば、フォルダ181に格納されている「application.html」がリンク先に指定され、また、最初にアクセスされたのが「www.○○○.com/branchA」であれば、フォルダ185に格納されている「application.html」がリンク先に指定されることになる。
【0141】
以上の実施の形態によれば、最初にアクセスされたURLに応じてHTMLファイルに含まれているリンクのリンク先を変更するようにしたので、前述の場合と同様の効果を期待することができるのみならず、例えば、CGIの使用が困難な環境においても各支部がホームページを有することが可能になる。
【0142】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、上記の各実施の形態では、本部と支部の関係を有する企業を例に挙げて説明を行ったが、例えば、フランチャイズチェーン、社団法人、事業協同組合、宗教法人、その他特別の法律により設立された組合等の団体、または、親会社と子会社の関係を有する企業、代理店形式の商品販売またはサービス提供等に適用することも可能である。
【0143】
また、図21以降に示す実施の形態では、個別情報は、「index.html」と、その他のファイルによって構成されるようにしたが、例えば、「index.html」だけとしたり、これら以外のファイル(例えば、画像ファイル)等により構成されるようにしてもよい。
【0144】
また、上記の各実施の形態の具体例としては、コンテンツとして、画像のみを例に挙げて説明したが、例えば、音声情報または動画情報を用いることも可能である。このように音声情報または動画情報を用いるようにすれば、表現力を向上させ、顧客吸引力を高めることが可能になる。
【0145】
また、上記の各実施の形態では、新たな支部を登録する際には、サーバ装置10が自動的に登録処理を実行するようにしたが、例えば、システム管理者がサーバ装置10を操作して手動で登録するようにしてもよい。
【0146】
また、上記各実施の形態では、フレーム形式の画面90を例に挙げて説明したが、フレームを使用しない場合であっても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【0147】
また、上記の各実施の形態では、本部20および支部21〜支部24は、講座を提供する団体としたが、例えば、その他の役務または商品を提供する団体であってもよい。
【0148】
また、上記の各実施の形態では、サーバ装置10において全ての処理を実行するようにしたが、例えば、クライアント装置11〜13側に少なくとも一部の処理を分担するようにしてもよい。そのような方法によれば、サーバ装置10にかかる負担を軽減させることが可能になる。
【0149】
また、上記の各実施の形態では、クライアント装置11〜13に対して送信される情報としてはHTMLを用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、XML等を使用することができる。また、サーバ装置10において実行されるプログラムとしてはCGIプログラムを用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、SSI(Server Side Include)等を用いることも可能である。
【0150】
また、上記の各実施の形態では、共通情報と個別情報は別のフォルダに格納するようにしたが、これらを同一のフォルダに格納するようにしてもよい。要は、これらがサーバ装置10によって区別できればよい。
【0151】
なお、以上の処理機能を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MOなどがある。
【0152】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0153】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0154】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーバ装置を含むホームページ一元管理システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示すホームページ一元管理システムを運営する団体の構成例を示す図である。
【図3】図1に示すホームページ一元管理システムを構成するサーバ装置およびクライアント装置の詳細な構成例を示す図である。
【図4】図3に示すHDDに格納されているソフトウエアと、CPU、ROM、RAM、HDDが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。
【図5】図1に示すホームページ一元管理システムが有する個別情報および共通情報と、図2に示す団体の構成員との関係を示す図である。
【図6】図5に示す本部個別情報の詳細な一例を示す図である。
【図7】図5に示す共通情報の詳細な一例を示す図である。
【図8】図5に示す情報の格納態様の一例を示す図である。
【図9】図8に示す共通情報および個別情報の詳細な構成例を示す図である。
【図10】図9に示す共通情報中のファイルである「common.dat」の詳細な内容の一例を示す図である。
【図11】図1に示すホームページ一元管理システムに対して支部が新たに登録する際に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】図9に示すCGIプログラム「main.cgi」の処理の詳細を説明するための図である。
【図13】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図13の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面で、図13の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面である。
【図14】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図14の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面で、図14の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面である。
【図15】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図15の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面で、図15の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面である。
【図16】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図16の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、図14の(A)の上方のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面で、図16の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、図14の(B)の上方のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面である。
【図17】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図17の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、図16の(A)のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面で、図17の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、図16の(B)のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面である。
【図18】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図18の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「講座」が操作された場合に表示される画面で、図18の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「講座」が操作された場合に表示される画面である。
【図19】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図19の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「連絡」が操作された場合に表示される画面で、図19の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「連絡」が操作された場合に表示される画面である。
【図20】CGIプログラムを使用しない場合における図5に示す情報の格納態様の一例を示す図である。
【図21】図20に示す共通情報、本部個別情報および支部A個別情報〜支部D個別情報の詳細を示す図である。
【図22】図20に示すHTMLファイル「index.html」がブラウザプログラムによって表示された場合の画面を示す図である。
【図23】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図23の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面で、図23の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面である。
【図24】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図24の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面で、図24の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面である。
【図25】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図25の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面で、図25の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面である。
【符号の説明】
10 サーバ装置(ホームページ一元管理システム用サーバ装置)
11〜13 クライアント装置
14 インターネット
20 本部(第1の情報公開者)
21〜24 支部A〜支部D(第2の情報公開者)
40 送受信管理モジュール(送信手段)
41 基本制御モジュール(生成手段)
42 講座管理モジュール
43 DB管理モジュール(取得手段)
44 DB(共通情報格納手段、個別情報格納手段)
45 HP管理モジュール(追加変更手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページ一元管理システム用サーバ装置、ホームページを利用した情報提供方法、およびサーバ装置用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを通じた商取引が活発となっている。このような商取引では、企業等がインターネット上に自己のホームページを開設するとともに、当該ホームページを検索エンジンに登録したり、他のホームページにリンクを張ったりすることにより、公衆がアクセスできるようにしておく。そして、当該ホームページを訪れた顧客に対して、商品または役務を通信販売等によって提供するようにしている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−254960号公報(要約)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、構成員同士が一定の関係を有する団体、例えば、本部と支部または親会社と子会社等の関係を有する団体等については、従来は、本部または親会社のみがホームページを作成し、支部または子会社は本部のホームページを共有するか、または、支部が独自のホームページを作成する場合が多い。
【0005】
しかし、前者の場合では、支部または子会社が独自の情報をインターネット上に公開しようとしても、本部または親会社に要請して、情報を追加または変更する必要があるため、手続きが煩雑であるという問題点がある。
【0006】
また、本部と支部とが共有のホームページ上において商品等に対する注文を行った場合、当該注文は本部に転送される場合が多いので、顧客が所定の支部からの購入を希望する場合であっても本部に対して発注されてしまうことになる。その結果、支部の営業努力が売り上げに反映されにくいという問題点がある。
【0007】
また、顧客が自己が居住する地域に存在する支部等に対して連絡を取ろうとする場合であっても、ホームページ上の連絡先としては、本部のみが掲示されている場合が多いため、目的の支部に連絡を取ることが困難であるという問題点がある。
【0008】
一方、後者の場合では、本部および各支部が独自にホームページを作成して管理する必要があるので、管理運営コストが高くついてしまうという問題点がある。
【0009】
また、本部と支部とで同一の情報を宣伝広告しようとするような場合、本部および各支部では、当該情報を新たに表示させるために、ホームページを更新する手間が個別に生じるため、情報の伝達に遅延が生じる場合があるという問題点がある。
【0010】
また、本部または各支部のそれぞれの担当者の表現能力等に起因して、ホームページの品質等に差異が生じてしまうという問題点もある。
【0011】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開可能なホームページ一元管理システム用サーバ装置、ホームページを利用した情報提供方法、およびサーバ装置用プログラムを提供しよう、とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納する共通情報格納手段と、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納する個別情報格納手段と、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段と、を有している。
【0013】
このため、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取得手段によって取得された個別情報と共通情報に基づいてクライアント装置に表示させるための表示用情報を生成する生成手段をさらに有している。このため、サーバ装置側で表示用情報を生成することにより、クライアント装置側での処理の負担を軽減することが可能になる。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、表示用情報は、HTML情報としている。このため、クライアント装置は、受信したHTML情報に基づいて、様々な種類の情報を呈示することが可能になる。
【0016】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、複数の情報公開者のそれぞれに対してドメインまたはサブドメインが割り当てられており、取得手段は、所定のドメインまたはサブドメインに対してアクセスがなされた場合には、対応する個別情報と共通情報を取得し、生成手段は、取得手段によって取得された個別情報と共通情報に基づいて表示用情報を生成する、ようにしている。このため、各情報公開者が独自のドメインを有することが可能になる。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、情報公開者は、第1の情報公開者と、これに従属する関係を有する第2の情報公開者を有し、第1の情報公開者にはドメインが、また、第2の情報公開者には当該ドメインのサブドメインが割り当てられるようにしている。このため、例えば、本部と支部との関係を有するようなグループにおいては、本部にドメインを割り当て、支部にはそのサブドメインが割り当てられるので、組織上の関係に対応したドメインおよびサブドメインを付与することができる。
【0018】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取得手段および生成手段は、CGIプログラムによって構成されており、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた個別情報および共通情報を取得し、取得された個別情報および共通情報に基づいて表示用情報を生成する。このため、CGIプログラムを用いることにより、クライアント装置へ供給する情報の表現力を向上させるとともに、サーバ装置の管理を簡易にすることが可能になる。
【0019】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、ドメインまたはサブドメインに対応するフォルダを有し、フォルダには、該当する個別情報を特定するための情報を取得手段に対して供給するための所定のファイルがそれぞれ格納されるようにしている。このため、ドメインまたはサブドメインに対してアクセスがなされた場合には、それぞれのドメインまたはサブドメインに対応する個別情報を簡易に特定することが可能になる。
【0020】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、ドメインまたはサブドメインに対応するフォルダにはHTMLファイルがそれぞれ格納されており、HTMLファイルは、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた個別情報を表示するとともに、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じたリンクを指定するようにしている。このため、例えば、CGIプログラムが使用できないサーバ装置においても、複数の情報公開者によって均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0021】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、共通情報および個別情報を追加または変更可能な追加変更手段をさらに有するようにしている。このため、各情報提供者の要求に応じて提供する情報を追加または変更することが可能になる。
【0022】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、追加変更手段は、個別情報の変更を許可されている情報公開者または個別情報の所有者である情報公開者から要求がなされた場合にのみ個別情報の追加変更を実行するようにしている。このため、情報を追加または変更可能な情報公開者を制限することにより、公開されている情報の均一化が図られる。
【0023】
また、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するホームページを利用した情報提供方法において、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納手段に格納する共通情報格納ステップと、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納手段に格納する個別情報格納ステップと、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、格納手段から必要な情報を取得する取得ステップと、取得ステップによって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信ステップと、を有している。
【0024】
このため、この方法を採用すると、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0025】
また、本発明は、複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置用処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラムにおいて、コンピュータを、複数の情報公開者に共通する情報であってホームページにて公開される情報を格納する共通情報格納手段、複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページにて公開される情報を格納する個別情報格納手段、所定の情報公開者の有する情報に対してクライアント装置からアクセスがなされた場合には、共通情報格納手段と、個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段、取得手段によって取得された情報を、要求を行ったクライアントに対して送信する送信手段、として機能させる。
【0026】
このため、このプログラムをインストールされたコンピュータは、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係るサーバ装置を含むホームページ一元管理システムの構成例を示す図である。この図に示すように、ホームページ一元管理システムは、ホームページ一元管理システム用サーバ装置10(以下、単に「サーバ装置10」という)、クライアント装置11〜13およびインターネット14によって構成されている。なお、本実施の形態では、図2に示すように、第1の情報公開者である本部20とそれに従属する関係を有する第2の情報公開者である支部21〜24(支部A〜支部Dに相当)のそれぞれが情報公開者として、サーバ装置10を用いてそれぞれのホームページをインターネット14上に公開している。この例では、本部20および支部21〜24は、例えば、教育関係の事業を展開する事業者である。
【0029】
なお、本部20および支部21〜24がサーバ装置10上に公開している全てのホームページは、システム管理者である本部20の担当者によって統括的に管理されており、ホームページの共通情報(後述する)の更新等については、当該担当者が一括して行う。なお、以上では、本部20と支部21〜24の関係を例に挙げて説明しているが、これ以外にも、例えば、代理店制度をとっている企業、またはメンバー制度によるネットワークビジネスを展開している企業であってもよい。
【0030】
クライアント装置11〜13は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話によって構成されており、インターネット14を介してサーバ装置10にアクセスすることにより、所望のホームページを閲覧するとともに、必要な情報をダウンロードすることができる。
【0031】
インターネット14は、複数のコンピュータを相互に接続した世界的なネットワーク群の総称であり、個々の通信機器に付与されたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、情報をパケット化して双方向に伝送する。
【0032】
図3は、図1に示すサーバ装置10およびクライアント装置11〜13の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10およびクライアント装置11〜13は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、ビデオ回路34、I/F(Interface)35、バス36、表示装置37、入力装置38、および外部記憶装置39によって構成されている。
【0033】
CPU30は、HDD33または外部記憶装置39に格納されているプログラムに従って、各種演算処理等を実行するとともに、装置の各部を制御する処理装置である。
【0034】
ROM31は、CPU30が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納するメモリである。RAM32は、CPU30が実行途中のプログラムおよび演算途中のデータを一時的に格納するメモリである。
【0035】
HDD33は、CPU30が実行する各種プログラムを格納するとともに、演算処理によって生じた各種データを格納する記憶装置である。ビデオ回路34は、CPU30から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する回路である。
【0036】
I/F35は、入力装置38から出力された信号の表現形式を変換するとともに、外部記憶装置39およびインターネット14との間で情報を授受する際に、信号の表現形式の変換を行う回路である。
【0037】
バス36は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、ビデオ回路34、およびI/F35を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能にする信号線群である。
【0038】
表示装置37は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタまたはLCD(Liquid Crystal Display)モニタによって構成されており、ビデオ回路34から出力された映像信号に対応する画像を表示する装置である。
【0039】
入力装置38は、例えば、キーボードまたはマウスによって構成され、ユーザの操作に応じた信号を出力する装置である。外部記憶装置39は、例えば、MO(Magneto−Optical disk)ドライブや、DVD−RAM(Digital Versatile Disk RAM)ドライブによって構成されており、MOディスクやDVD−RAMディスクにデータを記録するとともに、これらに記録されているデータを読み出して出力する装置である。
【0040】
図4は、図1に示すシステム管理者側装置10のHDD33に記憶されているソフトウエアと、CPU30、ROM31、RAM32等のハードウエアとが協働することにより実現される機能を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10の機能としては、送受信管理モジュール40、基本制御モジュール41、講座管理モジュール42、DB(Data Base)管理モジュール43、DB44、およびHP(Home Page)管理モジュール45がある。
【0041】
送信手段である送受信管理モジュール40は、ネットワーク14を介して情報を授受する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。生成手段である基本制御モジュール41は、例えば、OS(Operating System)等を仲介として実現されるモジュールであり、サーバ装置10における基本的な処理を実行する。
【0042】
講座管理モジュール42は、図2に示す本部20および支部21〜24のそれぞれが提供する講座の種類および受講料等に関する情報を管理するモジュールである。取得手段であるDB管理モジュール43は、後述するデータベース群を管理するためのモジュールである。共通情報格納手段であり個別情報格納手段であるDB44は、講座に関する情報およびホームページの講座以外に関する情報を格納している。追加変更手段であるHP管理モジュール45は、本部20および支部21〜24がそれぞれ有するホームページを管理するとともに、ホームページを構成する情報を追加または変更するためのモジュールである。
【0043】
図5は、サーバ装置10のDB44に格納されているホームページに関する情報の内容とその関係の一例を示す図である。この図に示すように、本部20および支部21〜24は、共通の情報としての共通情報60を有している。また、本部20は、個別の情報である本部個別情報50を有しており、支部21〜24は、支部A個別情報51〜支部D個別情報54をそれぞれ有している。
【0044】
図6は、本部個別情報50の情報の種類の一例を示す図である。この図に示すように、本部個別情報50は、処理50a、属性情報50b、コンテンツ50c、およびHTML50dによって構成されている。なお、共通情報60は、これらの全てを有している必要はなく、これらの一部のみを有しても良い。また、これら以外の情報を有していてもよい。
【0045】
ここで、処理50aは、例えば、CGI(Common Gateway Interface)等のプログラムによって構成されており、クライアント装置11〜13の要求に応じた処理を実行し、処理の結果として生成されたHTML情報を返信する。なお、この例では、処理50aの一例として、CGIプログラム「xxx.cgi」が示されている。
【0046】
属性情報50bは、例えば、パラメータまたはパスワード等の本部20固有の情報である。この例では、属性情報50bの一例として、データファイル「xxx.dat」が示されている。コンテンツ50cは、例えば、画像または音声等の情報である。この例では、コンテンツ50cの一例として、画像ファイル「xxx.jpg」および「xxx.gif」ならびに音声ファイル「xxx.wav」が示されている。
【0047】
HTML50dは、HTMLによって記述されたファイルである。この例では、HTML50dの一例として、HTMLファイル「xxx.html」が示されている。
【0048】
図7は、共通情報60の一例を示す図である。この図に示すように、共通情報60は、処理60a、属性情報60b、コンテンツ60c、およびHTML60dによって構成されている。なお、共通情報60は、これらの全てを有している必要はなく、これらの一部のみを有しても良い。また、これら以外の情報を有していてもよい。
【0049】
ここで、処理60aは、図6の場合と同様に、例えば、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられるCGI等のプログラムによって構成されており、クライアント装置11〜13の要求に応じた処理を実行し、処理の結果として生成されたHTML情報を返信する。なお、この例では、処理60aの一例として、CGIプログラム「xxx.cgi」が示されている。
【0050】
属性情報60bは、例えば、本部20および支部21〜24それぞれに共通のパラメータまたはパスワード等の固有情報である。この例では、属性情報60bの一例として、データファイル「xxx.dat」が示されている。コンテンツ60cは、例えば、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられる画像または音声等の情報である。この例では、コンテンツ60cの一例として、画像ファイル「xxx.jpg」および「xxx.gif」ならびに音声ファイル「xxx.wav」が示されている。
【0051】
HTML60dは、本部20および支部21〜24の全てによって共通に用いられるHTMLファイルである。この例では、HTML60dの一例として、HTMLファイル「xxx.html」が示されている。
【0052】
図8は、図5に示す情報が、DB44に格納されている場合の格納形態を示す図である。この図において、フォルダ70は、ルートのフォルダであって最上位の階層のフォルダであり、このフォルダ70に対しては、URL(Uniform Resource Locator)としてドメインである「www.○○○.com」が対応づけられている。フォルダ70の下には、本部個別情報50およびフォルダ71〜75が格納されている。なお、フォルダ72〜75のそれぞれに対しては、URLとしてサブドメインである「www.○○○.com/branchA」、「www.○○○.com/branchB」、「www.○○○.com/branchC」、および「www.○○○.com/branchD」が対応づけられている。
【0053】
本部個別情報50は、前述した本部20が有する個別情報である。フォルダ71は、共通情報60が格納されたフォルダである。フォルダ72〜75は、支部21〜24の情報である支部A個別情報51〜支部D個別情報54をそれぞれ格納している。
【0054】
図9は、図8に示す共通情報60ならびに本部個別情報50および支部A個別情報51〜支部D個別情報54のそれぞれに格納されているファイルの具体例を示している。この図に示すように、共通情報60には、5つのファイル「main.cgi」、「menu.html」、「front.html」、「new.html」、および「common.dat」が格納されている。
【0055】
ここで、「main.cgi」は、後述する図12の処理を実行するためのメインのCGIプログラムであり、最初にアクセスされたインデックスページに応じた処理を実行する。「menu.html」は、メニュー画面を表示するためのHTMLファイルである。「front.html」は、フロント画面を表示するためのHTMLファイルである。「new.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、新規事項を表示するためのHTMLファイルである。「common.dat」は、共通の属性情報を格納したデータファイルである。
【0056】
本部個別情報50には、3つのファイルとして「index.html」、「access.html」、「hq.dat」が格納されている。ここで、「index.html」は、図8に示すフォルダ70に対応するURL「www.○○○.com」に対してアクセスされた場合に、最初に表示されるページであり、後述するフレームを表示するためのHTMLファイルである。「access.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、本部へのアクセス方法(交通手段等)を表示するためのHTMLファイルである。「hq.dat」は、本部に固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納しているデータファイルである。
【0057】
支部A個別情報51には、3つのファイルとして「index.html」、「access.html」、「branchA.dat」が格納されている。ここで、「index.html」は、図8に示すフォルダ72に対応するURL「www.○○○.com/branchA」に対してアクセスされた場合に、最初に表示されるページであり、後述するフレームを表示するためのHTMLファイルである。「access.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、支部Aへのアクセス方法(交通手段等)を表示するためのHTMLファイルである。「branchA.dat」は、支部Aに固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納しているデータファイルである。
【0058】
なお、支部B個別情報52、支部C個別情報53、および支部D個別情報54は、支部A個別情報51と同様であるので、その説明は省略する。
【0059】
図10は、図9に示す、共通情報60に含まれているファイル「common.dat」の内容の一例を示す図である。この図の例では、本部20および支部21〜支部24において受講可能な講座の種類と、その内容等に関する情報が示されている。ここで、「講座名」は講座の名称を示す。「支部名」は、支部(および本部)の名称を示す。「有無」は、それぞれの支部(および本部)における当該講座の有無を示す。「受講料」は、各支部(および本部)における当該講座の受講料金を示す。「講義時間」は、各支部(および本部)における当該講座の講義の時間を示す。「場所」は、各支部(および本部)における当該講座の開講場所を示す。「受講可能人数」は、各支部(および本部)における当該講座の受講可能人数を示す。「支払い方法」は、各支部(および本部)で当該講座の受講料の分割払いが可能か否かを示す。
【0060】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0061】
まず、新たな支部が本実施の形態のホームページ一元管理システムに登録する場合の処理について説明する。なお、以下では、支部24が、クライアント装置12を介してサーバ装置10にアクセスし、自己のホームページを新たに開設する場合を例に挙げて説明を行う。
【0062】
支部24が新たに登録を行う際には、まず、クライアント装置12のブラウザプログラムを起動し、サーバ装置10にアクセスして所定のメニュー(図示せず)を選択することにより、登録を行うための画面を表示させる。図11は、登録を行うための画面の一例を示す図である。この図の例では、画面80にはタイトル「HP新規申し込み」が表示されている。また、その下には、テキストボックス81〜84およびボタン85,86が表示されている。
【0063】
ここで、テキストボックス81には、支部名が入力される。この例では、「支部D」が入力される。テキストボックス82には、支部の所在地が入力される。この例では、「○○市××町」等が入力される。テキストボックス83には、E−mailのアドレスが入力される。この例では、「branchD@○○○.com」等が入力される。なお、このE−mailのアドレスとしては、登録と同時にシステムからメールアドレスが付与されるような場合には、テキストボックス83の表示を省略してもよい。テキストボックス84にはパスワードが入力される。この例では、「d3fxad」等が入力される。なお、このパスワードは、例えば、支部24が支部D個別情報54を更新する場合に、FTP(File Transfer Protocol)等を用いてサーバ装置10にデータをアップロードするときに、サーバ装置10にログインするために必要となる。なお、このパスワードは、システムが自動的に生成して支部24に付与することも可能である。
【0064】
ボタン85は、画面80において入力された情報をサーバ装置10に対して送信する際に操作されるボタンである。ボタン86は、画面80において入力された情報をキャンセルする際に操作されるボタンである。
【0065】
このような画面80において、所定の情報が入力された後、ボタン85が操作されると、入力された情報は、クライアント装置12からインターネット14を介してサーバ装置10に送信される。サーバ装置10では、伝送されてきた情報を送受信管理モジュール40が受信し、DB管理モジュール43に受け渡す。DB管理モジュール43は、受信した情報をDB44に対して登録する。登録が終了すると、図8に示すフォルダ75が生成されるとともに、支部24(=支部D)に対してURLであるサブドメインとして「www.○○○.com/branchD」が割り当てられる。また、支部D個別情報54として、図9に示すような「index.html」および「branchD.dat」が生成されて登録される。「access.html」については、支部24が自主的に作成し、登録するようにしてもよいし、図11に示すテキストボックス82に入力された所在地情報を参照して、サーバ装置10が自動的に作成するようにしてもよい。
【0066】
ここで、「index.html」は、前述した支部24のURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスされた場合に、最初に表示の対象となるHTMLファイルである。この「index.html」は、共通情報60に格納されているCGIプログラム「main.cgi」に対して、最初にアクセスされたのが支部24である旨を示す情報を引数(例えば、パラメータ「D」)として受け渡すとともに、CGIプログラム「main.cgi」を実行する。
【0067】
データファイル「branchD.dat」は、支部24に固有の属性情報(例えば、メールアドレス、パスワード等)を格納している。また、「access.html」はHTMLファイルであり、支部24へのアクセス方法を示す文字情報および画像情報によって構成されている。
【0068】
以上のようにして登録が完了すると、支部24のホームページがサーバ装置10上に開設される。これ以降は、前述したURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスすることにより、支部24に関する情報を参照することができる。なお、登録が完了した際には、支部24に対して書面または電子メールにより、登録が完了した旨を示す情報と、URLとを送付するようにしてもよい。
【0069】
つぎに、支部24(支部Dに相当)が有するURL「www.○○○.com/branchD」に対して顧客がクライアント装置11を操作してアクセスした場合の動作について説明する。
【0070】
クライアント装置11からURL「www.○○○.com/branchD」に対してアクセスがなされると、インターネット14に内在するDNS(Domain Name System)サーバ(図示せず)により、当該URLに対応するIPアドレスに対してアクセス要求がなされる。
【0071】
その結果、前述のURLに対応するフォルダ75に対してアクセス要求がなさる。すると、HP管理モジュール45は、フォルダ75に格納されているインデックス情報である「index.html」を読み出し、送受信管理モジュール40を介してクライアント装置11に供給する。
【0072】
HTMLファイル「index.html」がクライアント装置11においてブラウザプログラムによって実行されると、当該「index.html」は、共通情報60に格納されているCGIプログラム「main.cgi」に対して、最初にアクセスされたのが支部24である旨を示す情報を引数(例えば、パラメータ「D」)として受け渡すとともに、CGIプログラム「main.cgi」を実行するように要求する。
【0073】
このような要求を受信した送受信管理モジュール40は、基本制御モジュール41に対してCGIプログラムである「main.cgi」を実行するように要求する。その結果、DB44から「main.cgi」が読み出されて実行されることになる。
【0074】
CGIプログラム「main.cgi」が実行されると、図12に示すフローチャートが開始される。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0075】
ステップS10:サーバ装置10の基本制御モジュール41は、「index.html」によって送信されたパラメータを取得する。この例では、基本制御モジュール41は、パラメータとして、例えば、支部24を示す「D」を取得する。
【0076】
ステップS11:基本制御モジュール41は、ステップS10において取得されたパラメータに応じて、対象となる個別情報を特定する。この例では、支部24に対するアクセスがなされているので、支部D個別情報54が特定されることになる。
【0077】
ステップS12:サーバ装置10のHP管理モジュール45は、DB44に格納されているフレームページを表示するための情報(HTMLファイル)を取得するとともに、ステップS11で取得したパラメータに対応して、各フレームに表示すべきHTMLファイルを取得し、要求を行ったクライアント装置11に対して送信する。
【0078】
その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図13の(A)に示すような画面90が表示されることになる。この画面90は、3つのフレーム91〜93を有している。フレーム91には、タイトル「○○グループ支部D」が表示されている。なお、このタイトルについては、CGIプログラム「main.cgi」がパラメータ「D」に対応して文字列「○○グループ支部D」を生成して表示するか、または、この文字列を含むHTMLファイル(例えば、HTMLファイル「title.html」)を予め生成して支部D個別情報54として格納しておき、これを読み出して表示するようにしてもよい。
【0079】
フレーム92には、メニューとしてタイトル92aおよびリンク92b〜92eが表示されている。ここで、リンク92bは、新たに発表された情報を参照する場合に操作される。リンク92cは、支部24において受講可能な講座の一覧を表示する際に操作される。リンク92dは、支部D(=支部24)へのアクセス方法(交通手段)を表示する際に操作される。リンク92eは、支部24へ電子メールを送信する際に操作される。なお、このメニューについては、共通情報60の「menu.html」が読み出されて表示される。
【0080】
また、フレーム93には、フロントページが表示されている。この例では、タイトル93aとして「新たな教育を目指す○○グループ」が表示されている。また、その下には、メッセージ93bとして「生きた知識を身につける・・・」が表示されている。また、その下には、画像93cが表示されている。なお、このようなフロントページを表示するためには、タイトル93aおよび説明93bを含むHTMLファイルである「front.html」が共通情報60から読み出されて表示され、画像93cについては、共通情報60に格納されている画像ファイル(図示せず)が読み出されて所定の位置に表示される。
【0081】
一方、図13の(B)は、支部A(=支部21)にアクセスされた場合に表示される画面90の一例を示している。この表示例では、フレーム92およびフレーム93に表示されている内容は、図13の(A)の場合と同様であり、フレーム91に表示されているタイトルの表示内容のみが異なっている。なお、フレーム92に表示されているメニューについては、表示内容は図13の(A)の場合と同様であるが、後述するようにリンク先が異なっている。
【0082】
ステップS13:基本制御モジュール41は、図13の(A)に示す画面90においていずれかのリンクが操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS14に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。例えば、図13(A)に示すリンク92b〜92eまたは後述する他のリンクが操作された場合にはステップS14に進むことになる。
【0083】
ステップS14:基本制御モジュール41は、ステップS13において操作されたリンク先の情報が共通情報であるか否かを判定し、共通情報である場合にはステップS15に進み、それ以外の場合にはステップS17に進む。
【0084】
ステップS15:基本制御モジュール41は、HP管理モジュール45に制御命令を送り、リンク先の共通情報を取得するように要請する。例えば、図13の(A)に示す、リンク92bが操作された場合には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」が読み出されることになる。
【0085】
ステップS16:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40に対して要求を行ったクライアント装置11に対して取得した共通情報を送信するように要請するとともに、その共通情報を画面90の所定のフレームに表示するように要請する。例えば、図13の(A)に示す、リンク92bが操作された場合には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」がクライアント装置11に対して送信され、図14の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0086】
図14の(A)の表示例では、フレーム93には、メッセージ110aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110bとして「詳細はこちら」が表示されている。また、メッセージ110cとして「3月下旬新講座Y開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110dとして「詳細はこちら」が表示されている。
【0087】
一方、図14の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例である。この例でも、図14の(A)の場合と同様に、フレーム93には、共通情報60のHTMLファイル「new.html」に対応する情報が表示されている。
【0088】
ステップS17:基本制御モジュール41は、HP管理モジュール45に制御命令を送り、リンク先の個別情報を、ステップS11で特定された個別情報フォルダから取得するように要請する。例えば、図13の(A)または図14の(A)に示すメニューのリンク92dがカーソル100によって操作された場合には、基本制御モジュール41は、ステップS11において特定された支部D個別情報54からHTMLファイル「access.html」を取得する。
【0089】
ステップS18:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40に対して、取得した個別情報を、要求を行ったクライアント装置11に対して送信するように要請するとともに、画面90の所定のフレームに表示するように要請する。例えば、図14の(A)に示す、リンク92dがカーソル100によって操作された場合には、支部D個別情報54のHTMLファイル「access.html」がクライアント装置11に対して送信され、図15の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0090】
図15の(A)に示す画面90では、フレーム93の上部にタイトル120aとして「支部Dへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ120bとして「鉄道:A線B駅下車 徒歩2分」が表示され、その下には、メッセージ120cとして「バス:C前下車 徒歩3分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ120dとして「周辺地図はこちら」が表示されている。このように、フレーム93に表示されている内容を参照することにより、支部Dへのアクセス方法を知ることができる。
【0091】
一方、図15の(B)に示す画面90は、図13の(B)または図14の(B)でリンク92dがカーソル100によって操作された場合、すなわち、支部21にアクセスされた場合の同様の画面表示を示している。この図の例では、フレーム93の上部にタイトル121aとして「支部Aへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ121bとして「鉄道:D線E駅下車 徒歩10分」が表示され、その下には、メッセージ121cとして「鉄道:F線G駅下車 徒歩8分」が表示され、メッセージ121dとして「バス:H前下車 徒歩7分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ121eとして「周辺地図はこちら」が表示されている。このように、フレーム93に表示されている内容を参照することにより、支部A(=支部21)へのアクセス方法を知ることができる。
【0092】
ステップS19:基本制御モジュール41は、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合にはステップS13に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。この例では、要求を行ったクライアント装置11との間のセッションが終了した場合には、処理を終了し、それ以外の場合にはステップS13に戻って同様の処理が繰り返される。
【0093】
つぎに、図16〜図19を参照して、他の表示画面の一例について説明する。
【0094】
図16の(A)は、図14の(A)の画面90において、メッセージ110bに含まれているリンク「こちら」がカーソル100によって操作された場合の例を示している、この場合には、新講座Xに関連するHTMLファイル(図示せず)が共通情報60から読み出され、クライアント装置11に対して送付される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図16の(A)に示すような画面90が表示されることになる。
【0095】
この表示例では、フレーム93には、タイトル130aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、メッセージ130bとして「○○の一層の理解を深めるための講座です。・・・・・・・・・」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ130cとして「お申し込みはこちら」が表示されている。
【0096】
一方、図16の(B)は、支部21のホームページに対してアクセスされた場合の同様の表示例である。この例では、図16の(A)と同様の情報がフレーム93に表示されている。
【0097】
図17の(A)は、図16の(A)に示す、メッセージ130cのリンクである「こちら」がカーソル100によって操作された場合に表示される画面90の一例である。この画面90では、フレーム93に、タイトル140aとして「講座X申し込み」が表示されており、その下には、テキストボックス140b〜140d、ラジオボタン140e、およびボタン140f,140gが表示されている。ここで、テキストボックス140bには申し込み者の氏名が入力される。テキストボックス140cには、申込者の年齢が入力される。なお、この入力にあたっては、各ボックスの右端をクリックすることで、選択可能な月、日が表示され、その表示された月、日から希望の月、日を入力するようになっている。テキストボックス140dには、受講希望日の月および日が入力される。ラジオボタン140eでは、受講希望会場をAA市およびBB市のいずれか一方を選択することができる。ボタン140fは、入力された情報を送信する場合に操作される。また、ボタン140gは、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0098】
なお、フレーム93に対してこのような情報を表示する際の処理としては、CGIプログラム「main.cgi」が、メッセージ130cのリンクを示す下線が付された「こちら」が操作されたことを認識し、図9に示す「common.dat」を検索して、支部24において講座Xが開設されているか否かを判定する。この例では、開設されていることから、タイトル140a、テキストボックス140b〜140dを表示するとともに、「common.dat」から支部24における講座Xの受講可能な場所である「AA市」および「BB市」を取得し、ラジオボタン140eと併せて表示する。また、最下部には、送信先として、図11に示すテキストボックス83に入力されたE−mailアドレスが指定されたボタン140fを表示する。一方、講座Xが開設されていない場合には、講座Xは開設されていない旨のメッセージをフレーム93に対して表示する。
【0099】
なお、ボタン140fが操作された場合には、テキストボックス140b〜140dおよびラジオボタン140eにより入力された情報が、テキストボックス83に入力されたE−mailアドレスに対して送付されることになるので、支部24では、新たな申し込みがあったことを知ることができる。
【0100】
一方、図17の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、タイトル140aおよびテキストボックス140b〜140dは図17の(A)の場合と同様であり、ラジオボタン141eが「CC市」および「DD市」のうちいずれか一方を選択するようになっており、この点が異なっている。また、ボタン140fについては、表示されている内容は同一であるが、情報の送信先が支部21のメールアドレスである点が異なっている。また、テキストボックス140dの右端をクリックすることで表示される選択可能な月、日が異なっている場合もある。なお、このようなフレーム93に表示されている内容を表示する際の処理は、個別情報が支部A個別情報51である点を除き、前述の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0101】
図18の(A)は、支部24のホームページにアクセスされた場合であって、メニューのリンク92cがカーソル100によって操作された場合に表示される画面90の一例である。この画面90では、フレーム93には、タイトル150aとして「支部Dの提供する講座一覧」が表示され、その下にはリンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ150bとして「講座A 詳細はこちら」、メッセージ150cとして「講座B 詳細はこちら」、メッセージ150dとして「講座D 詳細はこちら」、メッセージ150eとして「講座H 詳細はこちら」、およびメッセージ150fとして「講座X 詳細はこちら」が表示されている。
【0102】
なお、フレーム93に対してこのような情報を表示する際の処理としては、CGIプログラム「main.cgi」が、メニューのリンク92cが操作されたことを認識し、図9に示す「common.dat」を検索して、支部24において受講可能な講座を全て取得する。この例では、例えば、講座A,B,D,H,Xが取得される。つぎに、CGiプログラム「main.cgi」は、タイトル150aを表示するとともに、取得した情報に応じてメッセージ150b〜150fを表示する。なお、メッセージ150b〜150fに含まれているリンクを示す下線が付された「こちら」のリンク先としては、共通情報60として準備されており、それぞれの講座の概要を説明するためのHTMLファイルが指定されている。これらのリンクが操作された場合には、図16のフレーム93に表示されているような情報が同じくフレーム93に表示されることになる。
【0103】
一方、図18の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、タイトル151aとして「支部Aの提供する講座一覧」が表示され、その下にはリンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ151bとして「講座B 詳細はこちら」、メッセージ151cとして「講座C 詳細はこちら」、メッセージ151dとして「講座H詳細はこちら」、メッセージ151eとして「講座J 詳細はこちら」、およびメッセージ151fとして「講座X 詳細はこちら」が表示されている。なお、このようなフレーム93に表示されている内容を表示する際の処理は、個別情報が支部A個別情報51である点を除き、前述の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0104】
図19の(A)は、支部24のホームページにアクセスされた場合であって、メニューのリンク92eがカーソル100により操作された場合に新たに表示される画面160の一例を示している。この画面160では、テキストボックス160a〜160cが表示されている。ここで、テキストボックス160aには、支部24のメールアドレス(図11に示すテキストボックス83に入力されたアドレス)が自動的に入力されて表示される。テキストボックス160bには、クライアント装置11を操作している顧客のメールアドレスが入力される。また、テキストボックス160cには、支部24に対して問い合わせすべき内容が文字情報として入力される。
【0105】
このような画面160において所定の情報が入力された後、当該情報を送信する操作がなされた場合には(例えば、図示せぬ送信ボタンが操作された場合には)、テキストボックス160aに自動的に入力されている支部24のメールアドレスに対して、情報が送信されることになる。このため、支部24は、クライアント装置11から送信された情報を参照することが可能になる。
【0106】
一方、図19の(B)は、支部21のホームページにアクセスされた場合における同様の表示例を示している。この例では、図19の(A)の場合と同様に、テキストボックス160a〜160cが表示されているが、テキストボックス160aに自動的に入力されるメールアドレスが支部21のメールアドレスである点が異なっている。その他については、図19の(B)の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、このような画面160において所定の情報が入力された後、当該情報を送信する操作がなされた場合には、テキストボックス160aに自動的に入力されている支部21のメールアドレスに対して、情報が送信されることになる。このため、支部21は、クライアント装置11から送信された情報を参照することが可能になる。
【0107】
以上の処理によれば、アクセスがなされたURLに応じたパラメータがCGIプログラム「main.cgi」に受け渡され、操作に応じて共通情報または個別情報が表示されることになる。その結果、例えば、図8に示すURL「www.○○○.com/branchD」にアクセスがなされた場合には、支部D個別情報54に含まれるHTMLファイル「index.html」によってCGIプログラム「main.cgi」に支部24を示すパラメータ「D」が受け渡され、その後の処理においては、支部24に対応する個別情報と、本部20および支部21〜24に共通する共通情報とが操作に応じて表示されることになる。
【0108】
したがって、新たな支部の登録があった場合には、ごく少数のファイルを個別情報として追加することにより、新たな支部専用のホームページを簡易かつ迅速に開設することが可能になる。その結果、新たに登録を行った支部は、低コストで個々のホームページを持つことがでる。
【0109】
また、各支部の営業活動によって獲得した顧客からの問い合わせまたは申し込みは、本部ではなくそれぞれの支部のホームページに直接アクセスされるため、各支部の営業努力がそれぞれの支部に反映されることになる。
【0110】
また、各支部では、販売促進グッズに自分のURLを入れて、顧客にアピールすることができるため、ホームページと言うアプローチしやすい営業手段で見込み客を獲得することが可能になる。
【0111】
また、基幹情報の管理および更新については、本部20の担当者が共通情報60を管理し、書き換えることにより実現できるので、各支部については、自己のホームページを管理する手間を大幅に省略することができる。
【0112】
また、本部20は、共通情報60のみを書き換えることにより、本部20および全ての支部21〜24のホームページを更新することができるので、ホームページの管理に必要な労力を削減することができる。
【0113】
また、基本コンテンツは組織本部で一元的に管理することができるので、最新情報をリアルタイムで掲載するとともに、グループ全体で共有することができる。このため、商品情報および販売戦略を顧客に対して均質かつ迅速にアピールすることができるので、支部間のプレゼンテーション格差を解消することが可能となり、組織のメンバーおよびネットワークを有効に活用したビジネスを展開することが可能となる。
【0114】
また、本部についてはURLとしてドメインである「www.○○○.com」を割り当て、支部に対しては、例えば、サブドメインである「www.○○○.com/branchA」を割り当てるようにしたので、本部と支部との関係に応じたURLを付与することができる。なお、支部に対しては、支部用のドメインとして、例えば、「www.○○○−branch.com」を割り当て、このドメインに対して各支部をサブドメインとして割り当てるようにしてもよい。
【0115】
なお、以上の実施の形態では、支部A個別情報51〜支部D個別情報54に格納されている各支部のHTMLファイル「index.html」は、CGIプログラム「main.cgi」に各支部を特定するためのパラメータを受け渡す役割のみを担うようにし、CGIプログラム「main.cgi」が主要な処理を実行するようにした。しかし、このようなCGIプログラムを使用しないで、HTMLファイルのみを使用して、前述の場合と同様の機能を実現することも可能である。
【0116】
図20は、HTMLファイルのみを用いて、前述の場合と同様の機能を実現するための構成例を示す図である。なお、この図において、図8と対応する部分には同一の符号を付してその説明は省略する。図20では、ルート70には、HTMLファイル180である「index.html」が格納されており、また、フォルダ181が新たに格納されている。フォルダ181には、共通情報182と本部個別情報183とが格納されている。
【0117】
フォルダ72には、HTMLファイル184である「index.html」と、フォルダ185とが格納されている。フォルダ185には、支部A個別情報186が格納されている。
【0118】
フォルダ73には、HTMLファイル187である「index.html」と、フォルダ188とが格納されている。フォルダ188には、支部B個別情報189が格納されている。
【0119】
フォルダ74には、HTMLファイル190である「index.html」と、フォルダ191とが格納されている。フォルダ191には、支部C個別情報192が格納されている。
【0120】
フォルダ75には、HTMLファイル193である「index.html」と、フォルダ194とが格納されている。フォルダ194には、支部D個別情報195が格納されている。
【0121】
図21は、共通情報182、本部個別情報183、支部A個別情報186、支部B個別情報189、支部C個別情報192、および支部D個別情報195の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、共通情報182は、HTMLファイルとしての「menu.html」、「front.html」、および「new.html」によって構成されている。ここで、「menu.html」は、メニュー画面を表示するためのHTMLファイルである。「front.html」は、フロント画面を表示するためのHTMLファイルである。「new.html」は、メニュー画面に表示される選択項目の一つであり、新規事項を表示するためのHTMLファイルである。
【0122】
本部個別情報183は、HTMLファイルである「access.html」および「top.html」によって構成されている。ここで、「access.html」は、本部20へのアクセス方法を表示するためのHTMLファイルである。「top.html」は、トップページを表示するためのHTMLファイルである。
【0123】
なお、支部A個別情報186、支部B個別情報189、支部C個別情報192、および支部D個別情報195は、本部個別情報183と同様であるのでその説明は省略する。ただし、各個別情報186,189,192,195は、本部個別情報183とはその内容が異なるとともに、個々に内容が異なるものとなっている。
【0124】
図22は、図20に示すHTMLファイル180,184,187,190,193である「index.html」の詳細を説明するための図である。この「index.html」がブラウザプログラムに表示されると、図22に示すように3つのフレーム91,92,93を有する画面90が表示される。
【0125】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0126】
まず、本部に対応するURL「www.○○○.com」に対してクライアント装置11からアクセスがなされた場合について説明する。この場合、HTMLファイル180としての「index.html」が最初に読み出されてクライアント装置11に対して送信され、ブラウザプログラムによって図22に示すような画面90が表示装置37に表示される。そして、フレーム91〜93に対して、それぞれ対応付けがなされたHTMLファイルが組み込まれて表示されることになる。
【0127】
具体的には、フレーム91は、フォルダ名が「html」であるフォルダに格納されているHTMLファイル「top.html」に対して相対的な関連付けがなされているため、フォルダ181に格納されている「top.html」が組み込まれて表示される。
【0128】
また、フレーム92は、フォルダ182に格納されている「menu.html」に対する絶対的な関連付けがなされているので、フォルダ182に格納されている「menu.html」が組み込まれて表示される。さらに、フレーム93は、フォルダ182に格納されているHTMLファイル「front.html」に対して絶対的な関連付けがなされているため、フォルダ182に格納されている「front.html」が組み込まれて表示される。その結果、図23の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0129】
図23の(A)に示す画面90では、フレーム91には、タイトル「○○グループ本部」が表示されている。フレーム92には、メニューとしてタイトル92aおよびリンク92b〜92eが表示されている。なお、これらのリンク先は図13に示す場合と同様であるのでその説明は省略する。フレーム93には、フロントページが表示されている。この例では、タイトル93aとして「新たな教育を目指す○○グループ」が表示されている。また、その下には、メッセージ93bとして「生きた知識を身につける・・・」が表示されている。また、その下には、画像93cが表示されている。
【0130】
一方、図23の(B)は、支部Aに対応するURL「www.○○○.com/branchA」に対してクライアント装置11からアクセスがなされた場合に表示される画面90の一例である。この場合、HTMLファイル184としての「index.html」が最初に読み出されてクライアント装置11に送信され、ブラウザプログラムによって図22に示すような画面90が表示装置37に表示される。そして、フレーム91〜93に対して、それぞれ対応付けがなされたHTMLファイルが組み込まれることになる。
【0131】
具体的には、フレーム91は、各「index.html」が保存されているフォルダ72,73,74,75内に存在するフォルダ185,188,191,194である「html」に格納されているHTMLファイル「top.html」に対して相対的な関連付けがなされているため、HTMLファイル184である「index.html」と同一のフォルダに格納されているフォルダ185に格納されている「top.html」が組み込まれて表示される。
【0132】
また、フレーム92は、フォルダ182に格納されている「menu.html」に対する絶対的な関連付けがなされているので、フォルダ182に格納されている「menu.html」が組み込まれて表示される。さらに、フレーム93は、フォルダ182に格納されている「front.html」に対して絶対的な関連付けがなされているため、フォルダ182に格納されている「front.html」が組み込まれて表示される。その結果、図23の(B)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0133】
つぎに、図23の(A)に示すメニューのリンク92bとしてのリンクを示す下線が付された「new」が操作された場合を考える。その場合、共通情報182に含まれているHTMLファイル「menu.html」の「new」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。この例では、リンク先は共通情報182に含まれている「new.html」であるので、このファイルが読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、図24の(A)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。
【0134】
この画面90では、フレーム93には、メッセージ110aとして「2月下旬新講座X開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110bとして「詳細はこちら」が表示されている。また、メッセージ110cとして「3月下旬新講座Y開講」が表示され、その下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ110dとして「詳細はこちら」が表示されている。
【0135】
一方、図23の(B)に示すメニューのリンク92bとしてのリンクを示す下線が付された「new」が操作された場合も同様に、共通情報182に含まれているHTMLファイル「menu.html」の「new」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。この例では、リンク先は共通情報182に含まれている「new.html」であるので、このファイルが読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、図24の(B)に示すような画面90がクライアント装置11の表示装置37に表示されることになる。なお、図24の(B)の表示例は、図24の(A)の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0136】
つぎに、図24の(A)に示すメニューのリンク92dとしてのリンクを示す下線が付された「アクセス」が操作された場合を考える。その場合、「アクセス」に対応するリンク先が検索されてフレーム93に表示される。ここで、「アクセス」に対応するリンク先としては、最初にアクセスされたURL(この例では、「www.○○○.com」)に対応するフォルダ(この例では、フォルダ70)に格納されている、フォルダ名が「html」であるフォルダ(この例では、フォルダ181)に格納されているHTMLファイル「access.html」が指定されている。したがって、本部個別情報183に含まれている「access.html」が読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図25の(A)に示す画面90が表示される。
【0137】
この画面90では、フレーム93の上部にタイトル200aとして「本部へのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ200bとして「鉄道:X線Y駅下車 徒歩5分」が表示され、その下には、メッセージ200cとして「バス:Z前下車 徒歩1分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ200dとして「周辺地図はこちら」が表示されている。
【0138】
一方、図24の(B)に示すメニューのリンク92dとしてのリンクを示す下線が付された「アクセス」が操作された場合には、最初にアクセスされたURL(この例では、「www.○○○.com/branchA」)に対応するフォルダ(この例では、フォルダ72)に格納されている、フォルダ名が「html」であるフォルダ(この例では、フォルダ185)に格納されているHTMLファイル「access.html」が指定されている。したがって、支部A個別情報186に含まれている「access.html」が読み出されてクライアント装置11に送信される。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図25の(B)に示す画面90が表示される。
【0139】
この画面90では、フレーム93の上部にタイトル201aとして「支部Aへのアクセス」が表示されている。また、その下には、メッセージ201bとして「鉄道:D線E駅下車 徒歩10分」が表示され、その下には、メッセージ201cとして「鉄道:F線G駅下車 徒歩8分」が表示され、その下には、メッセージ201dとして「バス:H前下車 徒歩7分」が表示されている。さらにその下には、リンクを示す下線が付された「こちら」を含むメッセージ201eとして「周辺地図はこちら」が表示されている。
【0140】
なお、最初のアクセス先に応じてリンク先を変更する方法としては、例えば、HTMLのID(Identification)属性を利用することにより可能となる。すなわち、「アクセス」のリンク先として、例えば、<DIV id=MenuLinkChild ・・・ MenuLink:(html/application.html)>を指定することにより、最初にアクセスされたのが「www.○○○.com」であれば、フォルダ181に格納されている「application.html」がリンク先に指定され、また、最初にアクセスされたのが「www.○○○.com/branchA」であれば、フォルダ185に格納されている「application.html」がリンク先に指定されることになる。
【0141】
以上の実施の形態によれば、最初にアクセスされたURLに応じてHTMLファイルに含まれているリンクのリンク先を変更するようにしたので、前述の場合と同様の効果を期待することができるのみならず、例えば、CGIの使用が困難な環境においても各支部がホームページを有することが可能になる。
【0142】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、上記の各実施の形態では、本部と支部の関係を有する企業を例に挙げて説明を行ったが、例えば、フランチャイズチェーン、社団法人、事業協同組合、宗教法人、その他特別の法律により設立された組合等の団体、または、親会社と子会社の関係を有する企業、代理店形式の商品販売またはサービス提供等に適用することも可能である。
【0143】
また、図21以降に示す実施の形態では、個別情報は、「index.html」と、その他のファイルによって構成されるようにしたが、例えば、「index.html」だけとしたり、これら以外のファイル(例えば、画像ファイル)等により構成されるようにしてもよい。
【0144】
また、上記の各実施の形態の具体例としては、コンテンツとして、画像のみを例に挙げて説明したが、例えば、音声情報または動画情報を用いることも可能である。このように音声情報または動画情報を用いるようにすれば、表現力を向上させ、顧客吸引力を高めることが可能になる。
【0145】
また、上記の各実施の形態では、新たな支部を登録する際には、サーバ装置10が自動的に登録処理を実行するようにしたが、例えば、システム管理者がサーバ装置10を操作して手動で登録するようにしてもよい。
【0146】
また、上記各実施の形態では、フレーム形式の画面90を例に挙げて説明したが、フレームを使用しない場合であっても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【0147】
また、上記の各実施の形態では、本部20および支部21〜支部24は、講座を提供する団体としたが、例えば、その他の役務または商品を提供する団体であってもよい。
【0148】
また、上記の各実施の形態では、サーバ装置10において全ての処理を実行するようにしたが、例えば、クライアント装置11〜13側に少なくとも一部の処理を分担するようにしてもよい。そのような方法によれば、サーバ装置10にかかる負担を軽減させることが可能になる。
【0149】
また、上記の各実施の形態では、クライアント装置11〜13に対して送信される情報としてはHTMLを用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、XML等を使用することができる。また、サーバ装置10において実行されるプログラムとしてはCGIプログラムを用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、SSI(Server Side Include)等を用いることも可能である。
【0150】
また、上記の各実施の形態では、共通情報と個別情報は別のフォルダに格納するようにしたが、これらを同一のフォルダに格納するようにしてもよい。要は、これらがサーバ装置10によって区別できればよい。
【0151】
なお、以上の処理機能を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MOなどがある。
【0152】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0153】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0154】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の情報公開者でありながら均質でしかも管理の容易なホームページを公開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーバ装置を含むホームページ一元管理システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示すホームページ一元管理システムを運営する団体の構成例を示す図である。
【図3】図1に示すホームページ一元管理システムを構成するサーバ装置およびクライアント装置の詳細な構成例を示す図である。
【図4】図3に示すHDDに格納されているソフトウエアと、CPU、ROM、RAM、HDDが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。
【図5】図1に示すホームページ一元管理システムが有する個別情報および共通情報と、図2に示す団体の構成員との関係を示す図である。
【図6】図5に示す本部個別情報の詳細な一例を示す図である。
【図7】図5に示す共通情報の詳細な一例を示す図である。
【図8】図5に示す情報の格納態様の一例を示す図である。
【図9】図8に示す共通情報および個別情報の詳細な構成例を示す図である。
【図10】図9に示す共通情報中のファイルである「common.dat」の詳細な内容の一例を示す図である。
【図11】図1に示すホームページ一元管理システムに対して支部が新たに登録する際に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】図9に示すCGIプログラム「main.cgi」の処理の詳細を説明するための図である。
【図13】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図13の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面で、図13の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面である。
【図14】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図14の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面で、図14の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面である。
【図15】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図15の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面で、図15の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面である。
【図16】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図16の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、図14の(A)の上方のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面で、図16の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、図14の(B)の上方のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面である。
【図17】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図17の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、図16の(A)のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面で、図17の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、図16の(B)のリンク「こちら」が操作された場合に表示される画面である。
【図18】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図18の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「講座」が操作された場合に表示される画面で、図18の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「講座」が操作された場合に表示される画面である。
【図19】図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図19の(A)は、支部Dに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「連絡」が操作された場合に表示される画面で、図19の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「連絡」が操作された場合に表示される画面である。
【図20】CGIプログラムを使用しない場合における図5に示す情報の格納態様の一例を示す図である。
【図21】図20に示す共通情報、本部個別情報および支部A個別情報〜支部D個別情報の詳細を示す図である。
【図22】図20に示すHTMLファイル「index.html」がブラウザプログラムによって表示された場合の画面を示す図である。
【図23】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図23の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面で、図23の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合に最初に表示される画面である。
【図24】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図24の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面で、図24の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「new」が操作された場合に表示される画面である。
【図25】図20に示す情報を格納した図1に示すサーバ装置にアクセスした場合にクライアント装置に表示される画面の表示例で、図25の(A)は、本部に対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面で、図25の(B)は、支部Aに対応するURLにアクセスした場合であって、リンク「アクセス」が操作された場合に表示される画面である。
【符号の説明】
10 サーバ装置(ホームページ一元管理システム用サーバ装置)
11〜13 クライアント装置
14 インターネット
20 本部(第1の情報公開者)
21〜24 支部A〜支部D(第2の情報公開者)
40 送受信管理モジュール(送信手段)
41 基本制御モジュール(生成手段)
42 講座管理モジュール
43 DB管理モジュール(取得手段)
44 DB(共通情報格納手段、個別情報格納手段)
45 HP管理モジュール(追加変更手段)
Claims (12)
- 複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置において、
上記複数の情報公開者に共通する情報であってホームページに公開される情報を格納する共通情報格納手段と、
上記複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページに格納される情報を格納する個別情報格納手段と、
所定の情報公開者の有する情報に対して上記クライアント装置からアクセスがなされた場合には、上記共通情報格納手段と、上記個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された情報を、要求を行った上記クライアントに対して送信する送信手段と、
を有することを特徴とするホームページ一元管理システム用サーバ装置。 - 前記取得手段によって取得された前記個別情報と前記共通情報に基づいて前記クライアント装置に表示させるための表示用情報を生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。
- 前記表示用情報は、HTML情報であることを特徴とする請求項2記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。
- 前記複数の情報公開者のそれぞれに対してドメインまたはサブドメインが割り当てられており、
前記取得手段は、所定のドメインまたはサブドメインに対してアクセスがなされた場合には、対応する前記個別情報と前記共通情報を取得し、
前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記個別情報と前記共通情報に基づいて前記表示用情報を生成する、
ことを特徴とする請求項2記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。 - 前記情報公開者は、第1の情報公開者と、これに従属する関係を有する第2の情報公開者を有し、
上記第1の情報公開者にはドメインが、また、上記第2の情報公開者には当該ドメインのサブドメインが割り当てられる、
ことを特徴とする請求項4記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。 - 前記取得手段および前記生成手段は、CGIプログラムによって構成されており、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた前記個別情報および前記共通情報を取得し、取得された前記個別情報および前記共通情報に基づいて前記表示用情報を生成することを特徴とする請求項4記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。
- 前記ドメインまたは前記サブドメインに対応するフォルダを有し、
上記フォルダには、該当する個別情報を特定するための情報を前記取得手段に対して供給するための所定のファイルがそれぞれ格納されている、
ことを特徴とする請求項1記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。 - 前記ドメインまたは前記サブドメインに対応するフォルダにはHTMLファイルがそれぞれ格納されており、
上記HTMLファイルは、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じた個別情報を表示するとともに、アクセスされたドメインまたはサブドメインに応じたリンクを指定する、
ことを特徴とする請求項7記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。 - 前記共通情報および前記個別情報を追加または変更可能な追加変更手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。
- 前記追加変更手段は、前記個別情報の変更を許可されている情報公開者または前記個別情報の所有者である情報公開者から要求がなされた場合にのみ前記個別情報の追加変更を実行することを特徴とする請求項9記載のホームページ一元管理システム用サーバ装置。
- 複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するホームページを利用した情報提供方法において、
上記複数の情報公開者に共通する情報であってホームページに公開される情報を格納手段に格納する共通情報格納ステップと、
上記複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページに公開される情報を格納手段に格納する個別情報格納ステップと、
所定の情報公開者の有する情報に対して上記クライアント装置からアクセスがなされた場合には、上記格納手段から必要な情報を取得する取得ステップと、
上記取得ステップによって取得された情報を、要求を行った上記クライアントに対して送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするホームページを利用した情報提供方法。 - 複数の情報公開者のそれぞれのホームページにて公開される情報を格納するとともに、クライアント装置からの要求に応じて該当する情報を送信するサーバ装置用処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラムにおいて、
コンピュータを、
上記複数の情報公開者に共通する情報であってホームページに公開される情報を格納する共通情報格納手段、
上記複数の情報公開者毎の個別の情報であってホームページに公開される情報を格納する個別情報格納手段、
所定の情報公開者の有する情報に対して上記クライアント装置からアクセスがなされた場合には、上記共通情報格納手段と、上記個別情報格納手段とから必要な情報を取得する取得手段、
上記取得手段によって取得された情報を、要求を行った上記クライアントに対して送信する送信手段、
として機能させるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラム。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006227671A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Nomura Research Institute Ltd | ウェブページ提供装置及びウェブページ提供方法 |
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