JP2004355325A - イベント提供システム及び方法 - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】利用者端末に備わる撮像機能を活用した新たな楽しみ方を提供すること。
【解決手段】利用者1が有する利用者端末2の情報出力部20−2に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像することをイベントの課題として利用者1に求める)イベントのルール情報を出力し、ルール情報に応じた利用者1が利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像画像情報を撮像すると、イベント提供システムは利用者1に与えた課題画像情報と撮像された撮像画像情報とが同じ構図で撮像されているか判断し、その判断結果に基づいてイベントの達成/未達成を決める。課題画像情報は、あたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報であるので、利用者1が本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、自由な推測や想像をめぐらすことが出来ると同時に、説明の少なさゆえに他人から指示されて行動を促されたかの印象を利用者1に感じさせない。
【選択図】 図6
【解決手段】利用者1が有する利用者端末2の情報出力部20−2に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像することをイベントの課題として利用者1に求める)イベントのルール情報を出力し、ルール情報に応じた利用者1が利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像画像情報を撮像すると、イベント提供システムは利用者1に与えた課題画像情報と撮像された撮像画像情報とが同じ構図で撮像されているか判断し、その判断結果に基づいてイベントの達成/未達成を決める。課題画像情報は、あたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報であるので、利用者1が本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、自由な推測や想像をめぐらすことが出来ると同時に、説明の少なさゆえに他人から指示されて行動を促されたかの印象を利用者1に感じさせない。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベント、特に利用者の持つ利用者端末を介して利用者に画像を与え、与えた同じ構図の画像の撮像を利用者に指示するイベントを利用者に提供するイベント提供システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
利用者端末の撮像機能で撮像した画像情報を用いてサービスを提供する先行技術として特開2003−122757号公報が挙げられる。この先行技術は、利用者端末で撮像した何らかの製品の画像情報をサーバに送信すると、サーバにて画像情報を画像解析し、解析結果である特徴量情報を算出し、算出した特徴量情報を検索条件として製品データベースを検索し、目的とする製品の詳細情報をその製品の取扱い店舗の所在地を含む地図情報とともに利用者端末に返信するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2003―122757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通信インフラの発達に携帯電話などの利用者端末の急速な普及に伴って、今や利用者端末は我々の生活に欠かせない道具になっており、様々な付帯機能を持つ利用者端末も市場に登場している。これらの付帯機能の代表例が撮像機能(いわゆるカメラ)であり、利用者は撮像機能を用いて目の前にある物や風景を撮像し、利用者端末に元々備わる通信機能を用いて撮像した画像情報を他の機器に送信している。
【0005】
ただし、その用途はメール(文字情報)に添える画像情報であったり、その用途は限られているのが現状である。別の言い方をすれば、便利な機能が活かしきれていないのが問題点であった。このような付帯機能を持つ利用者端末を使った新たなサービスが模索されてはいるが、どのサービスも似たり寄ったりの域を出ておらず、その努力の割りに目新しいサービスが提供できていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の本質は、利用者が有する利用者端末の情報出力部に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像することをイベントの課題として利用者に求める)イベントのルール情報を出力し、ルール情報に応じた利用者が利用者端末に備わる撮像機能を用いて撮像画像情報を撮像すると、イベント提供システムは利用者に与えた課題画像情報と撮像された撮像画像情報とが同じ構図で撮像されているか判断し、その判断結果に基づいてイベントの達成/未達成を決めることである。
【0007】
イベント提供システムが利用者に課題として与える課題画像情報は、利用者にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報である。説明が多ければ多いほど利用者にとって一見、親切なようにも思えるが、利用者側からすると他人から指示されて行動を促されていることになり、説明の多さはやる気(モチベーション)を削がれる結果となりかねない。
【0008】
なお、一枚の写真のように利用者に与えられた課題画像情報は情報量が少ないというわけではない。課題画像情報をよく見てみると撮像対象物以外にも何かが写っていて、その何かとは撮像対象物の手前側にある風景であったり、逆に撮像対象物の向こう側(背景)にある風景であったりする。余分な説明が一切無いシンプルな情報を与えられると利用者は本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者は自由な推測や想像をめぐらすことが出来る。そして、利用者が撮像対象物を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者は多くの満足感を得られる。
【0009】
このイベント提供システムが提供するイベントがなければ、利用者はこれほど撮像対象物を眺めなかったかもしれない。利用者は利用者端末に出力された課題画像情報と目の前の風景(実際の風景。実風景)とを交互に眺めながら撮像対象物の周辺を移動することになり、当然のことながら利用者の移動速度は例えばどこかの目的地に向かって移動するときなどに比べて遅くなる。実風景を眺めながら移動速度が日常の移動速度に対して比較的遅いということは、利用者が認識することが出来る情報量の増加を意味する。これは普段、電車やバス、自動車、自転車などで毎日通る道でも、散歩してみると普段気付かなかったことに気付いたり、普段気付かなかった風景に出会えたりすることと同じようなものである。
【0010】
つまり、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。偶然ではあっても、その偶然さゆえに利用者ごとに気付く何かが異なったとしても、偶然ながら気付く喜び(発見の喜び)は利用者に多くの満足感を与える結果となる。このような満足感はイベント提供システムにとっては提供するイベントによって二次的に発生するサービス(付加価値)に過ぎないが、ここでは利用者にきっかけだけを与え、強要しないことが大切なことであり、利用者に対してサービスの押し付けにならず、(利用者に満足感を与える)真のサービスとなる。よって、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントではこのような相乗効果が期待できるので、観光地だけでなく、その土地や場所に愛着を持ってもらいたいと願う町おこしや村おこし、消費者に足を運んでもらいたいと願う商店街復興を企画する主催者たちにとって有効なツールとなり得る。
【0011】
本発明は、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに情報出力手段に出力するようにした。
【0012】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とが一致するか否かを示す適合度合を判断する画像適合度合判断手段と、前記画像適合度合判断手段が判断した前記適合度合に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0013】
撮像画像情報を受け付けたイベント提供システムは、受け付けた撮像画像情報が利用者に与えた課題画像情報と同じ構図であるか否かを判断する画像判断処理を実行し、この画像判断処理による撮像画像情報と課題画像情報との構図的特徴量の適合度合によってイベントの課題が達成されたか否かを判断する。なお、ここで言うところの「課題に対応する撮像画像情報を受け付ける」とは、「情報出力手段に出力した課題画像情報に対応する撮像画像情報を受け付ける」と同意であり、技術的には例えば課題画像情報に付与した画像コードを撮像画像情報に付与すれば容易にひも付けできる(その対応関係を把握できる)が、受け付けた撮像画像情報がどの課題に対応したものかがイベント提供システムとして判断できればその手段は特に問わない。
【0014】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記撮像対象物の形状的特徴情報を記憶する撮像対象物特徴情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、受け付けた撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の形状的特徴情報を前記撮像対象物特徴情報記憶手段から取得する撮像対象物特徴情報取得手段と、前記撮像対象物特徴情報取得手段が取得した前記撮像対象物の形状的特徴情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0015】
撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともに受け付けたイベント提供システムは、利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が受け付けた撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する画像判断処理を実行し、撮像画像情報に撮像対象物が撮像されていると判断できれば、イベントの課題が達成されたか否かを撮像画像情報とともに受け付けた撮像場所情報によって判断する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムおける画像処理の負担が大きく軽減される。なお、イベント提供システムにおけるこの処理は、利用者が撮像対象物に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となる原理に基づくものである。
【0016】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するように、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報とともに、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とを前記判断者端末に送信する情報送信手段と、前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0017】
イベント提供システムが撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者の持つ判断者端末に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者にさせる。利用者端末に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断する撮像画像情報に関する判断処理は、人である判断者には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムに負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みとしている。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。なお、ここで言うところの判断基準情報とは、判断者に課題画像情報と撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断させるための判断基準となる情報のことであり、利用者端末に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断者8に問う内容であればその表現は特に問わない。
【0018】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するように、前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記撮像画像情報のうち、前記撮像対象物の形状や外観など見た目の特徴がよくわかる前記撮像画像情報をサンプル画像情報として記憶するサンプル画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、受け付けた前記撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の前記サンプル画像情報を前記サンプル画像情報記憶手段から取得するサンプル画像情報取得手段と、前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報と前記サンプル画像情報取得手段が取得した前記サンプル画像情報とともに、受け付けた撮像画像情報を前記判断者端末に送信する情報送信手段と、前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0019】
同様に、イベント提供システムが撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者の持つ判断者端末に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者にさせる。利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が利用者端末から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する撮像画像情報に関する判断処理は、人である判断者には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムに負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みとしている。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。なお、ここで言うところの判断基準情報とは、判断者に、撮像対象として指定した撮像対象物が撮像画像情報に撮像されているか否かを判断させるための判断基準となる情報のことであり、利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が利用者端末から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断者8に問う内容であればその表現は特に問わない。
【0020】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段をさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示すとともにイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するようにしてもよい。
【0021】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報の更新を受け付けると、前記時間計測手段で計測された前記時間情報を取得する時間情報取得手段とをさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報取得手段が取得した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、受け付けた前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するようにしてもよい。
【0022】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、前記時間計測手段が計測した前記時間情報に応じて、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報を取得する現在場所情報取得手段とをさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記現在場所情報取得手段が前記現場所情報を取得すると、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、前記現在場所情報取得手段が取得した前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するにしてもよい。
【0023】
イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)を制限する。制限時間などの時間的制約だけでも利用者にイベントとしての緊迫感を与えることは出来る。ただし、課題画像情報と同じ構図で撮像対照物の撮像することをイベントとして提供する本発明におけるイベント提供システムでは、同じ構図で撮像できるか(つまり、イベントにおける課題を達成できるか)についてのカギを「どこから(どの場所)から撮像するか」が握っている。そこで、同じ構図が撮像できる場所を含む場所的許容エリアを利用者が費やしてしまった時間の経過に応じて徐々にしぼり込めば、本発明におけるイベント提供システムならではの緊迫感を利用者に与えることが出来る。このような緊迫感は、利用者にとってスリルと緊張感となり、利用者をより楽しませることが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るイベント提供システムの具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施形態における撮像対象物と撮像対象物を撮像した課題画像情報の具体例を説明する説明図である。
【0026】
同図において、図1(a)〜(d)はそれぞれ異なる場所から同一の撮像対象物5(図例ではJR京都駅の北側出口正面に建つ京都タワー)を撮像した撮像画像である。同じ撮像対象物5でもどこから眺めるかでその印象がずいぶんと変わることがよくわかる。本発明におけるイベント提供システムでは、図1(a)〜(d)のように撮像対象物5をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者1が有する利用者端末2の情報出力部20−2に出力して、利用者端末2の撮像部21を用いて同じ構図で撮像対象物5を撮像する利用者1の行為そのものをイベントとして利用者1に提供する。
【0027】
イベント提供システムが利用者1に課題として与える課題画像情報は、利用者1にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報である。説明が多ければ多いほど利用者1にとって一見、親切なようにも思えるが、利用者1側からすると他人から指示されて行動を促されていることになり、説明の多さはやる気(モチベーション)を削がれる結果となりかねない。
【0028】
なお、一枚の写真のように利用者1に与えられた課題画像情報は情報量が少ないというわけではない。課題画像情報をよく見てみると撮像対象物5以外にも何かが写っていて、その何かとは撮像対象物5の手前側にある風景であったり、逆に撮像対象物5の向こう側(背景)にある風景であったりする。余分な説明が一切無いシンプルな情報を与えられると利用者1は本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者1は自由な推測や想像をめぐらすことが出来る。そして、利用者1が撮像対象物5を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物5の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者1がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者1のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者1は多くの満足感を得られる。
【0029】
このイベント提供システムが提供するイベントがなければ、利用者1はこれほど撮像対象物5を眺めなかったかもしれない。利用者1は利用者端末2に出力された課題画像情報と目の前の風景(実際の風景。実風景)とを交互に眺めながら撮像対象物5の周辺を移動することになり、当然のことながら利用者1の移動速度は例えばどこかの目的地に向かって移動するときなどに比べて遅くなる。実風景を眺めながら移動速度が日常の移動速度に対して比較的遅いということは、利用者1が認識することが出来る情報量の増加を意味する。これは普段、電車やバス、自動車、自転車などで毎日通る道でも、散歩してみると普段気付かなかったことに気付いたり、普段気付かなかった風景に出会えたりすることと同じようなものである。
【0030】
つまり、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者1に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物5の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者1が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。偶然ではあっても、その偶然さゆえに利用者1ごとに気付く何かが異なったとしても、偶然ながら気付く喜び(発見の喜び)は利用者1に多くの満足感を与える結果となる。このような満足感はイベント提供システムにとっては提供するイベントによって二次的に発生するサービス(付加価値)に過ぎないが、ここでは利用者にきっかけだけを与え、強要しないことが大切なことであり、利用者1に対してサービスの押し付けにならず、(利用者1に満足感を与える)真のサービスとなる。よって、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントではこのような相乗効果が期待できるので、観光地だけでなく、その土地や場所に愛着を持ってもらいたいと願う町おこしや村おこし、消費者に足を運んでもらいたいと願う商店街復興を企画する主催者たちにとって有効なツールとなり得る。
【0031】
図2は、図1に示す課題画像情報を撮像した撮像場所を説明する説明図である。
【0032】
同図は、JR京都駅北口(七条口)側を中心とした地図である。同図において、A〜Dで示されるのは、図1(a)〜(d)のA地点〜D地点に対応する実際の場所である。図1(a)が撮像されたのは、左側の郵便局と右側の京都駅の駅ビルに挟まれた路地であり、イベント提供システムから与えられた課題画像情報と同じ構図で撮像対象物5を撮像するには、まず撮像対象物5をどの方向・方角から眺めるかを見極められるかに掛かっている。
【0033】
図3は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0034】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者1からイベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて、課題画像情報と(この課題画像情報に撮像されている撮像対象物5を)この課題画像情報と同じ構図で撮像することを利用者1に求めるルール情報をイベント情報DB(データベース)4から取得して、利用者端末2に送信する。ルール情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ利用者端末2に送信しておいてもよい。利用者端末2を介してルール情報と課題画像情報とを受け取った利用者1は、課題画像情報と実風景の中における撮像対象物5を眺めながら、ルール情報に従って同じ構図になるような撮像場所を探す。利用者1が課題画像情報と同じ構図で撮像できると思った撮像場所で、利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像対象物5を撮像し、利用者端末2は撮像した撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。利用者端末2から撮像画像情報を受信したイベント提供システムサーバ3は、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断する画像判断処理を実行する。
【0035】
なお、図例ではイベント提供システムが利用者端末2とイベント提供システムサーバ3から構成されているが、必要な機能と必要な情報をすべて利用者端末2に備えればイベント提供システムサーバ3は不要となる。つまり、本発明におけるイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できれば利用者端末2だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3とで構成されても構わない。
【0036】
図4は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0037】
同図において、利用者端末2の表示画面には、課題画像モードとして「この風景を撮ってサーバに返信せよ」と示されたルール情報と撮像対象物5である京都タワーを画像のほぼ中央に捉えた課題画像情報、および利用者端末2の撮像機能が機能する撮像モードに切り替わるアイコンが表示されている。ルール情報に示される「この風景」が課題画像情報に相当し、課題画像情報と同じ構図の画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める内容である。この撮像画像情報は図1(a)であるが、利用者1は、実際に目の当たりにしている実風景を眺めながら、撮像画像情報と同じ構図になる場所を探す。図例では、撮像対象物5が立つ建造物(ビルディング)の並びや見え方がほぼ同じであることから、利用者1が今、立っている場所は、課題画像情報とほぼ同じアングル(撮像対象物5を見ている視点方向)であることがわかる。この場所から撮像対象物5に近づいても課題画像情報に撮像されている特徴的建造物が構図の中に入らないので、同じ構図にするためには利用者1が立っている場所と撮像対象物5とを一直線に結ぶ線に沿って、撮像対象物5から離れてみる必要がある。利用者1の周囲に対する注意が散漫になりやすいので、撮像場所を探す際には周囲に対して注意を促す指示を、例えば「交通ルールを守り、周りの歩行者や自動車および自転車などの通行車両に十分注意して下さい」などの記述で、ルール情報に含めてもよい。
【0038】
図5は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0039】
同図は、図4に続く具体例を説明する説明図である。同図において、利用者端末2の表示画面には、撮像モードとして「この写真で良ければシャッタを押す」と示された説明情報と撮像機能が捉えた画像、および撮像機能が機能するアイコンが表示されている。撮像機能が機能するアイコンは、表示画面に表示された説明情報に「シャッタ」という表現で示されており、このアイコンに対応する(利用者端末が備える)情報入力部20−1を利用者1が操作することによって、表示画面に表示された「撮像機能が捉えた画像」が撮像される。撮像機能によって撮像された撮像画像情報は、イベント提供システムサーバ3に送信される前に、一旦情報出力部20−2に出力し、利用者1にこの撮像画像でいいのか否かを確認してから送信するとよい。
【0040】
図6は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0041】
同図は、図4に示す課題画像モードと図5に示す撮像モードを同時に表示する場合の利用者端末2の表示画面を示す。同図において、利用者端末2の表示画面には、「(課題画像情報と)同じ風景を撮ってサーバに返信せよ」と示されたルール情報と撮像対象物5である京都タワーを画像のほぼ中央に捉えた課題画像情報と撮像機能が捉えた画像、および撮像機能が機能するアイコンが表示されている。利用者端末2の表示画面に課題画像情報と撮像機能が捉えた画像を並べて表示され、見比べることが出来るので、利用者1にとってより親切な機能と言える。
【0042】
図7は、本発明の第2実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0043】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者1からイベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて、課題画像情報と(この課題画像情報に撮像されている撮像対象物5を)この課題画像情報と同じ構図で撮像することを利用者1に求めるルール情報をイベント情報DB(データベース)4から取得して、利用者端末2に送信する。ルール情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ利用者端末2に送信しておいてもよい。利用者端末2を介してルール情報と課題画像情報とを受け取った利用者1は、課題画像情報と実風景の中における撮像対象物5を眺めながら、ルール情報に従って同じ構図になるような撮像場所を探す。利用者1が課題画像情報と同じ構図で撮像できると思った撮像場所で、利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像対象物5を撮像し、利用者端末2は撮像した撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0044】
利用者端末2から撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともに受信したイベント提供システムサーバ3は、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する画像判断処理を実行し、撮像画像情報に撮像対象物5が撮像されていると判断できれば、イベントの課題が達成されたか否かを受信した撮像場所情報によって判断する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。なお、イベント提供システムサーバ3におけるこの処理は、利用者1が撮像対象物5に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となる原理に基づくものである。
【0045】
また、利用者端末2は、撮像場所情報の元となる現在場所情報を、場所情報を出力する場所情報タグ6や地理上の絶対座標の元となる元情報を提供する位置情報提供システム7などから取得した情報に基づいて求めるとよい。位置情報提供システム7の具体例としては、GPS(全地球測位システム)が挙げられる。電波を発する人工衛星が本発明における位置情報提供システム7に相当し、同様に人工衛星の発する電波を元情報として地球上の緯度経度を地理上の絶対座標として算出する。算出した緯度経度を地図情報に照らし合わせることによって、地図上の場所を判断することが出来る。なお、第1実施形態と同様に本発明におけるイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できれば利用者端末2だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3とで構成されても構わない。
【0046】
図8は、本発明の第3実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0047】
同図は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報を受信すると、受信した撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者8の持つ判断者端末9に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者8にさせることである。撮像画像情報に関する、第1実施形態または第2実施形態における判断も、判断者端末9を介して判断者8に判断させれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、第1実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断すること)や、第2実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断すること)は、人である判断者8には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムサーバ3に負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みにしたことを特徴とする。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に対する情報であり、判断者8が自らは何を判断すればよいのか(イベント提供システムから何の判断が求められているか)がわかる情報であれば、その表現は特に問わない。
【0048】
イベント提供システムサーバ3は、判断者8にとって判断基準となる判断基準情報と、判断材料(判断対象)である画像情報を判断者端末9に送信し、判断者端末9から判断者8による判断結果を受信する。判断基準情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ判断者端末9に送信しておいてもよい。なお、第3実施形態における本発明のイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できて、判断者8に画像に関する判断をさせることが出来れば利用者端末2と判断者端末9だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3および判断者端末9で構成されても構わない。
【0049】
図9は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバのハードブロック図である。
【0050】
同図において、サーバ操作者10とはイベント提供システムサーバ3の操作者で、サーバの管理(運営、監視、維持などを含む)者のことである。情報入出力部11とは、イベント提供システムサーバ3がサーバ操作者10と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部11−1と情報出力部11−2で構成される。情報入力部11−1における入力装置としては、例えばキーボード、テンキー、マウス、バーコードリーダなどが該当し、サーバ操作者10の入力がシステムに対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部11−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、プリンタなどが該当し、サーバ操作者10に対してシステムから情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。演算部12とは、プログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。メモリ部13とは、演算部13が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部14とは、ネットワーク15を介して種々の端末や外部システムとの通信を制御する部位である。DB管理部16とは、様々なデータ構造とデータ実体を管理する機能を持つ部位である。
【0051】
DB管理部16に管理される処理プログラム17とは、イベント提供システムサーバ3の利用目的を達成するために必要なプログラムのことであり、OS(オペレーティングシステム)もここに含まれる。同様にイベント情報DB4とは、利用者端末2に送信されるイベントを実行するための情報を記憶するデータベースのことである。同様に配信情報DB18とは、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した情報を送信結果として記憶するデータベースのことである。同様に受信情報DB19とは、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2または判断者端末9などの外部機器から受信した情報を記憶するデータベースのことである。
【0052】
図10は、本発明の実施形態における利用者端末のハードブロック図である。
【0053】
同図において、情報入出力部20とは、利用者端末2が利用者1と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部20−1と情報出力部20−2で構成される。情報入力部20−1における入力装置としては、例えばテンキーやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、利用者1の入力が利用者端末2に対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部20−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、音声出力装置などが該当し、利用者1に対して利用者端末2から情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。撮像部21とは、画像を撮像する部位であり、例えば撮像した画像を電子情報として取得するCCD(Charge−coupled Device)カメラなどが該当し、情報入力部20−1を介した利用者1からの指示に応じてイベント提供システムサーバ3に送信する撮像画像情報を撮像できる機能を有するものであれば、その種類は問わない。位置情報/場所情報取得部22とは、場所情報タグ6から場所情報を、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得する部位である。演算部23とは、利用者端末2がプログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。記憶部24とは、利用者端末2の目的を達成するために必要なプログラムを記憶する記憶エリアと演算部23が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部25とは、イベント提供システムサーバ1などと通信する場合にネットワーク15を介して情報の送受信をする部位である。
【0054】
図11は、本発明の実施形態における判断者端末のハードブロック図である。
【0055】
同図において、情報入出力部26とは、判断者端末9が判断者8と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部26−1と情報出力部26−2で構成される。情報入力部26−1における入力装置としては、例えばキーボード、テンキー、マウス、バーコードリーダやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、判断者8の入力が判断者端末9に対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部26−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、音声出力装置、プリンタなどが該当し、判断者8に対して判断者端末9から情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。演算部27とは、判断者端末9がプログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。記憶部28とは、判断者端末9の目的を達成するために必要なプログラムを記憶する記憶エリアと演算部27が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部29とは、イベント提供システムサーバ3などと通信する場合にネットワーク15を介して情報の送受信をする部位である。
【0056】
(第1実施形態)
図12〜図16を用いて、本発明における第1実施形態を説明する。図3に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第1実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める)イベントのルール情報を送信し、ルール情報に応じた利用者1が利用者端末2を用いて撮像した撮像画像情報を受信すると、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と受信した撮像画像情報との画像的な適合度合からイベントの課題が達成されたか否かを判断することである。
【0057】
図12は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0058】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能と、判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところのルール情報とは(その表現に違いはあれ、図4の具体例を説明する説明図に示すような)課題画像情報と同じ画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める内容である。なお、2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能では、それぞれの画像情報の構図としての特徴量を抽出し、抽出した特徴量どうしを重ね合わせる画像のパターンマッチング処理を用いるとよい。
【0059】
図13は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0060】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信する機能と、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有する。さらに、利用者端末2は、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付ける機能と、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行する機能と、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有し、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付ける機能と、受け付けた撮像指示に基づいて撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。
【0061】
図14は、図12に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0062】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST1401)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST1402)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1403)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST1404)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST1405)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信すると(ST1406)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を受信情報DB19に記憶し(ST1407)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1408)、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合を算出し(ST1409)、算出した適合度合はあらかじめ定めた値以上あるか否かを判断して(ST1410)算出した適合度合があらかじめ定めた値以上ある場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1411)、算出した適合度合があらかじめ定めた値に満たない場合には、課題未達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1412)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST1413)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST1414)、処理を終了する。
【0063】
図15は、図13に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0064】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信すると(ST1501)、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST1502)、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付けると(ST1503)、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行し(ST1504)、撮像した撮像画像情報を記憶部24に記憶し(ST1505)、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST1506)、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付けたか否かを判断し(ST1507)、送信指示を受け付けた場合には、受け付けた送信指示に基づいて撮像画像情報を記憶部24から取得し(ST1508)、取得した撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST1509)、処理を終了し、ST1507で送信指示を受け付けなかった場合には、情報入力部20−1から取り直し操作を受け付けたかを判断し(ST15010)、取り直し操作を受け付けた場合には、ST1503に戻り、取り直し操作を受け付けなかった場合には、ST1507に戻る。
【0065】
図16は、本発明の実施形態における利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0066】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信すると(ST1601)、受信した結果情報を情報出力部20−2に出力して(ST1602)、処理を終了する。
【0067】
(第2実施形態)
図17〜図23を用いて、本発明における第2実施形態を説明する。図7に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第2実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報とともに撮像画像情報を撮像した撮像場所情報を受信し、受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていれば、イベントの課題が達成されたか否かを受信した撮像場所情報によって判断することであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、イベント提供システムサーバ3におけるこの処理は、利用者1が撮像対象物5に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となることに基づくものである。
【0068】
図17は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0069】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得した形状的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断する機能と、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に含まれるか否かの判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の2つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところのルール情報は図12で説明するルール情報と同様である。なお、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能では、形状的特徴情報から得られた対象物形状の特徴量に基づいて、撮像画像情報から特徴量抽出をして抽出した特徴量について形状判定処理を用いるとよい。
【0070】
図18は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0071】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信する機能と、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有する。さらに、利用者端末2は、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付ける機能と、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行する機能と、記憶部24から現在場所情報を取得して、取得した現在場所情報を撮像場所情報として撮像画像情報に付与する機能と、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有し、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付ける機能と、受け付けた撮像指示に基づいて撮像画像情報を付与した撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。
【0072】
図19は、図17に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0073】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST1901)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST1902)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1903)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST1904)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST1905)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST1906)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST1907)、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1908)、取得した経常的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST1909)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1910)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST1911)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1912)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1913)、ST1909で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1914)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST1915)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST1916)、処理を終了する。
【0074】
図20は、図18に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0075】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信すると(ST2001)、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST2002)、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付けると(ST2003)、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行し(ST2004)、記憶部24から現在場所情報を取得し(ST2005)、取得した現在場所情報を撮像場所情報として撮像画像情報に付与し(ST2006)、撮像場所情報を付与した撮像画像情報を記憶部24に記憶し(ST2007)、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST2008)、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付けたか否かを判断し(ST2009)、送信指示を受け付けた場合には、受け付けた送信指示に基づいて撮像場所情報が付与された撮像画像情報を記憶部24から取得し(ST2010)、取得した撮像画像情報を付与された撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信して(ST2011)、処理を終了し、ST2009で送信指示を受け付けなかった場合には、情報入力部20−1から取り直し操作を受け付けたかを判断し(ST2012)、取り直し操作を受け付けた場合には、ST2003に戻り、取り直し操作を受け付けなかった場合には、ST2009に戻る。
【0076】
図21は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0077】
同図において、利用者端末2の有する位置情報/場所情報取得部22の機能は、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得する機能、または場所情報を出力する場所情報タグ6から場所情報を取得する機能で構成されている。位置情報/場所情報取得部22から利用者端末2の現在いる場所を示す場所情報を更新する機能は、位置情報/場所情報取得部22から取得した元情報から地理上の絶対座標を算出する機能と、算出した絶対座標から地図上の場所を判断する機能と、地図上の場所の判断結果情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶する機能とで構成されてもよいし、位置情報/場所情報取得部22から取得した場所情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶する機能とで構成されてもよいし、その両方で構成されてもよい。
【0078】
図22は、図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャートである。
【0079】
同図において、利用者端末2は、場所情報の更新要求を受け付けると(ST2201)、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得し(ST2202)、取得した元情報から地理上の絶対座標を算出し(ST2203)、算出した絶対座標から地図上の場所を判断し(ST2204)、地図上の場所の判断結果情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶して(ST2205)、処理を終了する。
【0080】
図23は、図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャートである。
【0081】
同図において、利用者端末2は、場所情報の更新要求を受け付けると(ST2301)、場所情報を出力する最寄りの場所情報タグ6から場所情報を取得し(ST2302)、取得した場所情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶して(ST2303)、処理を終了する。
【0082】
(第3実施形態)
図24〜図32を用いて、本発明における第3実施形態を説明する。図8に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第3実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報を受信すると、受信した撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者8の持つ判断者端末9に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者8にさせることであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。撮像画像情報に関する、第1実施形態または第2実施形態における判断も、判断者端末9を介して判断者8に判断させれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、第1実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断すること)や、第2実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断すること)は、人である判断者8には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムサーバ3に負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みにしたことを特徴とする。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。
【0083】
図24は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0084】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、画像情報DB4−2から取得した課題画像情報とともに利用者端末2に送信したルール情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信する機能と、判断者端末9から(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かに関する)判断結果情報を受信する機能と、受信した判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断させるための判断基準となる情報のことである。その具体例を図31に示す。
【0085】
図25は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0086】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する撮像対象物5を示し、判断者8にとって判断材料となるサンプル画像情報(撮像対象物5の特徴を判断者8に示す画像情報)を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得したサンプル画像情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得したサンプル画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信する機能と、判断者端末9から(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報を受信する機能と、受信した判断結果情報に応じて、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、判断者端末9から受信した(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の2つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断させるための判断基準となる情報(具体的にはサンプル画像情報)のことである。その具体例を図32に示す。
【0087】
図26は、本発明の実施形態における判断者端末の機能ブロック図である。
【0088】
同図において、判断者端末9は、イベント提供システムサーバ3から判断基準情報とともに画像情報を受信する機能と、受信した判断基準情報とともに画像情報を情報出力部26−2に出力する機能と、情報出力部26−2に出力した情報に応じた判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付ける機能と、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。イベント提供システムサーバ3から受信する判断基準情報と画像情報は、図24および図25に示す機能ブロック図の説明にそれぞれ対応する。
【0089】
図27は、図24に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0090】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST2701)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2702)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2703)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST2704)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST2705)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信すると(ST2706)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を受信情報DB19に記憶し(ST2707)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し、取得した課題画像情報とともに利用者端末2に送信したルール情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2708)、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信し(ST2709)、判断者端末9から(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かに関する)判断結果情報を受信すると(ST2710)、判断者端末9から受信した判断結果情報を受信情報DB19に記憶し(ST2711)、受信した判断結果情報に基づいて課題達成/課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2712)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST2713)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST2714)、処理を終了する。
【0091】
なお、ST2712において、受信した判断結果情報に基づいて課題達成/課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得するとは、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが)同じ構図であること(なお、判断者8の主観的判断において、ほぼ同じ構図であることを含んでもよい)を示していた場合には、課題達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得し、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが)同じ構図でないことを示していた場合には、課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得する処理のことである。
【0092】
図28および図29は、図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0093】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST2801)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2802)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2803)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST2804)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST2805)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST2806)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST2807)、受信した撮像画像情報に対応する撮像対象物5を示し、判断者8にとって判断材料となるサンプル画像情報(撮像対象物5の特徴を判断者8に示す画像情報)を画像情報DB4−2から取得し、取得したサンプル画像情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2808)、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得したサンプル画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信し(ST2809)、判断者端末9から(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報を受信すると(ST2810)、判断者端末9から受信した判断結果情報を受信情報DB19に記憶し(ST2811)、受信した判断結果情報に基づいて、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST2901)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2902)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST2903)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2904)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2905)、ST2901で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2906)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST2907)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST2908)、処理を終了する。
【0094】
なお、ST2901において、判断者端末9から受信した判断結果情報に基づいて、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断するとは、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者1に撮像対象として指定した)撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されていること(なお、判断者8の主観的判断において、おそらく撮像されていることを含んでもよい)を示していた場合には、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれると判断し、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者1に撮像対象として指定した)撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されていないことを示していた場合には、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていないと判断する処理のことである。
【0095】
図30は、図26に示す機能ブロック図に対応する判断者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0096】
同図において、判断者端末9は、イベント提供システムサーバ3から判断基準情報とともに画像情報を受信すると(ST3001)、受信した判断基準情報とともに画像情報を情報出力部26−2に出力し(ST3002)、情報出力部26−2に出力した情報に応じた判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けると(ST3003)、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST3004)、処理を終了する。
【0097】
図31は、本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図である。
【0098】
同図は、図24に示す機能ブロック図に対応する。同図において、判断者端末9の情報出力部26−2の具体例となる表示画面に表示された判断処理画面には、イベント提供システムサーバ3から受信した課題画像情報を画面左側に、同様に撮像画像情報を画面右側に並べて表示されており、これらの表示された画像情報が判断材料(判断対象)となる。画面左下には判断者8にとって判断基準となる判断基準情報が示されており、具体的には「左の課題画像の『撮像対象物』と右の撮像画像の『撮像対象物』は同じように見えますか?」と表示されている。判断者8は自らの主観的判断によって同じ構図に見えれば画面右下の「YES」のアイコンを、同様に同じ構図に見えなければ画面右下の「NO」のアイコンを操作する。この判断者8によるアイコン操作によって、判断者端末9は判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けたことになり、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0099】
図32は、本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図である。
【0100】
同図は、図25に示す機能ブロック図に対応する。同図において、判断者端末9の情報出力部26−2の具体例となる表示画面に表示された判断処理画面には、イベント提供システムサーバ3から受信したサンプル画像情報を画面左側に、同様に撮像画像情報を画面右側に並べて表示されており、これらの表示された画像情報が判断材料(判断対象)となる。画面左下には判断者8にとって判断基準となる判断基準情報が示されており、具体的には「左のサンプル画像に示される『撮像対象物』は右の撮像画像に撮像されていますか?」と表示されている。判断者8は自らの主観的判断によって撮像されていると判断すれば画面右下の「YES」のアイコンを、同様に撮像されていないと判断すれば画面右下の「NO」のアイコンを操作する。この判断者8によるアイコン操作によって、判断者端末9は判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けたことになり、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0101】
(第4実施形態)
図33〜図44を用いて、本発明における第4実施形態を説明する。第4実施形態の特徴は、イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者1に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者1に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)が制限されていくことであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。制限時間などの時間的制約だけでも利用者1にイベントとしての緊迫感を与えることは出来る。ただし、利用者端末2に送信した課題画像情報と同じ構図で撮像対照物5の撮像することをイベントとして提供する本発明におけるイベント提供システムでは、同じ構図で撮像できるか(つまり、イベントにおける課題を達成できるか)についてのカギを「どこから(どの場所)から撮像するか」が握っている。そこで、同じ構図が撮像できる場所を含む場所的許容エリアを利用者1が費やしてしまった時間の経過に応じて徐々にしぼり込めば、本発明におけるイベント提供システムならではの緊迫感を利用者1に与えることが出来る。このような緊迫感は、利用者1にとってスリルと緊張感となり、利用者1をより楽しませることが出来る。
【0102】
なお、時間の計測には、主にイベント開始からの経過時間をカウントアップ的に計測するカウントアップ式時間計測法と、利用者1に許された(許容された)あらかじめ定める制限時間をカウントダウン的に計測するカウントダウン式計測法とがある。
【0103】
図33は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0104】
同図は、利用者端末2から受信した(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新に基づいて、イベントの継続/非継続(イベント終了)を判断する場合である。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題情報送信完了に基づいて、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間を時間情報として計測する機能と、利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新を受信する機能と、利用者端末2からの現在場所情報更新の受信に応じて計測している時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア情報に含まれているか否かを判断する機能と、判断結果に応じてイベントの継続/非継続を利用者端末2に送信する機能とを有する。なお、イベント開始からの経過時間を計測する機能は利用者端末2側にあってもよく、この場合はイベント提供システムサーバ3から利用者端末2に制限時間情報を送信し、イベント開始とあらかじめ定める経過時間またはあらかじめ定める残りの制限時間に応じて、利用者端末2からイベント提供システムサーバ3に残りの制限時間を通知をする通知情報を送信するとよい。また、利用者端末2におけるイベント開始の判断処理では、情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なすとよく、この場合は、利用者端末2はイベント提供システムサーバ3にイベント開始を通知する通知情報を送信する。
【0105】
図34は、図33に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0106】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新を受信すると(ST3401)、利用者端末2から受信した現在場所情報を受信情報DB19に記憶し(ST3402)、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3403)、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3404)、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア内か否かを判断して(ST3405)、場所的許容エリア内であると判断した場合には、イベント継続を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3406)、場所的許容エリア内でない(場所的許容エリア外である)と判断した場合には、イベント非継続(イベント終了)を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3407)、取得した通知情報を利用者端末2に送信し(ST3408)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3409)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0107】
なお、イベント提供システムサーバ3は、あらかじめ定める経過時間またはあらかじめ定める残りの制限時間ごとに利用者端末2に対して現在場所情報の送信を要求する送信要求情報を利用者端末2に送信してもよい。この場合はイベント提供システムサーバ3から現在場所情報を要求された利用者端末2が、記憶部24に記憶する最新の場所情報を取得するか、もしくはその都度現在場所情報を更新して、現在場所情報をイベント提供システムサーバ3に送信するとよい。このようにあらかじめ定める時間ごとに取得した情報に基づいてイベントの継続/非継続(イベント終了)を判断することは、イベント提供システムが提供するイベントにおいていわばチェックポイントを設けたことと同じである。図35および図36を用いて説明する。
【0108】
図35は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0109】
同図は、イベント提供システムサーバ3から利用者端末2に現在場所情報の送信を要求し、要求に応じた利用者端末2から受信した(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報に基づいて、イベントの継続/非継続(イベント終了)を判断する場合である。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題情報送信完了に基づいて、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間を時間情報として計測する機能と、計測している時間情報に基づいて利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の取得要求を送信する機能と、要求に応じた利用者端末2からの現在場所情報更新の受信に応じて計測している時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア情報に含まれているか否かを判断する機能と、判断結果に応じてイベントの継続/非継続を利用者端末2に送信する機能とを有する。図33に示す機能ブロック図と同様に、イベント開始からの経過時間を計測する機能は利用者端末2側にあってもよい。
【0110】
図36は、図35に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0111】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から現在場所情報の取得要求を受け付けると(ST3601)、現在場所情報の取得要求を利用者端末2に送信し(ST3602)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3603)、要求に応じた利用者端末2から現在場所情報を受信すると(ST3604)、利用者端末2から受信した現在場所情報を受信情報DB19に記憶し(ST3605)、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3606)、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3607)、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア内か否かを判断して(ST3608)、場所的許容エリア内であると判断した場合には、イベント継続を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3609)、場所的許容エリア内でない(場所的許容エリア外である)と判断した場合には、イベント非継続(イベント終了)を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3610)、取得した通知情報を利用者端末2に送信し(ST3611)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3612)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0112】
図37は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0113】
同図は、第1実施形態における図12に示す機能ブロック図に対応する。なお、画像に関する判断処理は、第3実施形態に示すように判断者8に任せてもよい。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題画像情報の送信完了に応じてイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を計測する機能と、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能と、判断結果情報に応じて課題達成を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能と、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じてイベントの継続/非継続(イベント終了)を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。イベント開始の判断処理では、利用者端末2への課題画像情報の送信完了した時点をイベント開始時と見なすのではなく、利用者端末2の情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なしてもよい。
【0114】
図38は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0115】
同図は、第2実施形態における図17に示す機能ブロック図に対応する。なお、画像に関する判断処理は、第3実施形態に示すように判断者8に任せてもよい。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題画像情報の送信完了に応じてイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を計測する機能と、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得した形状的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断する機能と、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に含まれるか否かの判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報および利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の3つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/イベント継続/イベント非継続(イベント終了)を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。イベント開始の判断処理では、利用者端末2への課題画像情報の送信完了した時点をイベント開始時と見なすのではなく、利用者端末2の情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なしてもよい。
【0116】
図39は、図37に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0117】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST3901)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST3902)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3903)、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合を算出し(ST3904)、算出した適合度合はあらかじめ定めた値以上あるか否かを判断して(ST3905)算出した適合度合があらかじめ定めた値以上ある場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3906)、算出した適合度合があらかじめ定めた値に満たない場合には、課題未達成と判断して、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3907)、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3908)、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し(ST3909)、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断し(ST3910)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれる場合には、イベント継続と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3911)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれない場合には、イベント非継続(イベント終了)と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3912)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST3913)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3914)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0118】
図40および図41は、図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0119】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST4001)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST4002)、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4003)、取得した経常的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST4004)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4005)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST4006)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4007)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4008)、ST4004で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得する(ST4009)。
【0120】
ST4008またはST4009で結果情報をイベント情報DB4から取得した場合は、課題未達成と判断して、さらにイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST4101)、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4102)、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し(ST4103)、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断し(ST4104)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれる場合には、イベント継続と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4105)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれない場合には、イベント非継続(イベント終了)と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4106)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST4011)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST4012)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0121】
図42は、本発明の実施形態における利用者端末とイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0122】
同図は、イベント開始の判断処理を利用者端末2で実行する場合を示す。同図において、利用者端末2は、課題画像情報が情報出力部20−2に出力されると(ST4201)、時間計測機能があるか否かをチェックして(ST4202)、時間計測機能がある場合には、課題画像情報の情報出力部20−2への出力をイベント開始と見なして、時間情報の計測を開始し(ST4203)、イベント開始を通知する通知情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST4204)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始を通知する通知情報を受信すると、受信した通知情報を受信情報DB19に記憶し(ST4205)、必要に応じて処理を実行して(ST4206)、処理を終了する。
【0123】
図43〜図46は、本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図である。
【0124】
同図は、時間の経過とともに利用者1に許された場所的許容エリアが段階的にしぼり込まれる様子を説明する。図43は、第1の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第1の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像対象物5と課題画像情報が撮像された撮像場所を直線で結ぶ線分を中心に270度の範囲である。同様に、図44は第2の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第2の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像対象物5と課題画像情報が撮像された撮像場所を直線で結ぶ線分を中心に90度の範囲である。同様に、図45は第3の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第3の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像場所を中心とした円が第2の経過時間におけるイベント継続エリアをはみ出ないように設定された場所領域である。同様に、図46は第4の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第4の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像場所を中心とし、第3の経過時間におけるイベント継続エリアを同心円状に狭めた場所領域である。
【0125】
図47は、本発明の実施形態における課題画像情報の具体例を説明する説明図である。
【0126】
同図において、イベント提供システムが課題として利用者1に与える課題画像情報では、撮像対象物5と撮像場所との間にある建築物などの特徴的形状を意図的取り込んだ構図にしておくと利用者1が撮像場所を探すヒントとなる。図47(a)〜(d)はその具体例を示し、代表として図44(a)を説明する。図44(a)は、京都駅にある空中通路と呼ばれる見晴らしの良いチューブ型の通路(E地点)から撮像した課題画像情報であり、通路を固定する鉄骨の骨組みが特徴的である。撮像対象物5の見え方から比較的高い位置での撮像であることがわかり、撮像対象物5の手前にある特徴的な縦・横・斜めのラインの組み合わせが京都駅ビル構内にある空中通路の骨組みであると気付けば、実際に空中通路に上がって同じ構図に撮像対象物5が見える場所を探すだけである。
【0127】
【発明の効果】
以上記載の本発明によれば、イベント提供システムが利用者に課題として与える課題画像情報は、利用者にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報であるので、利用者が本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者は自由な推測や想像をめぐらすことが出来ると同時に、説明の少なさゆえに他人から指示されて行動を促されたかのように利用者が感じることで生じるモチベーションの低下を防ぐことが出来る。
【0128】
つまり、利用者が撮像対象物を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者は多くの満足感を得られる。
【0129】
また、イベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。
【0130】
さらに、イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)を制限すると、利用者にとってスリルと緊張感となり、利用者をより楽しませることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における撮像対象物と撮像対象物を撮像した課題画像情報の具体例を説明する説明図
【図2】図1に示す課題画像情報を撮像した撮像場所を説明する説明図
【図3】本発明の実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図4】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図5】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図6】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図7】本発明の第2実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図8】本発明の第3実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図9】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバのハードブロック図
【図10】本発明の実施形態における利用者端末のハードブロック図
【図11】本発明の実施形態における判断者端末のハードブロック図
【図12】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図13】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図14】図12に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図15】図13に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図16】本発明の実施形態における利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図17】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図18】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図19】図17に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図20】図18に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図21】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図22】図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャート
【図23】図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャート
【図24】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図25】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図26】本発明の実施形態における判断者端末の機能ブロック図
【図27】図24に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図28】図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図29】図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図30】図26に示す機能ブロック図に対応する判断者端末の演算部におけるフローチャート
【図31】本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図
【図32】本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図
【図33】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図34】図33に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図35】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図36】図35に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図37】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図38】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図39】図37に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図40】図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図41】図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図42】本発明の実施形態における利用者端末とイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図43】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図44】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図45】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図46】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図47】本発明の実施形態における課題画像情報の具体例を説明する説明図
【符号の説明】
1 利用者
2 利用者端末
3 イベント提供システムサーバ
4 イベント情報DB
4−1 ルール情報DB
4−2 画像情報DB
5 撮像対象物
6 場所情報タグ
7 位置情報提供システム
8 判断者
9 判断者端末
15 ネットワーク
18 配信情報DB
19 受信情報DB
21 撮像部
22 位置情報/場所情報取得部
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベント、特に利用者の持つ利用者端末を介して利用者に画像を与え、与えた同じ構図の画像の撮像を利用者に指示するイベントを利用者に提供するイベント提供システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
利用者端末の撮像機能で撮像した画像情報を用いてサービスを提供する先行技術として特開2003−122757号公報が挙げられる。この先行技術は、利用者端末で撮像した何らかの製品の画像情報をサーバに送信すると、サーバにて画像情報を画像解析し、解析結果である特徴量情報を算出し、算出した特徴量情報を検索条件として製品データベースを検索し、目的とする製品の詳細情報をその製品の取扱い店舗の所在地を含む地図情報とともに利用者端末に返信するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2003―122757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通信インフラの発達に携帯電話などの利用者端末の急速な普及に伴って、今や利用者端末は我々の生活に欠かせない道具になっており、様々な付帯機能を持つ利用者端末も市場に登場している。これらの付帯機能の代表例が撮像機能(いわゆるカメラ)であり、利用者は撮像機能を用いて目の前にある物や風景を撮像し、利用者端末に元々備わる通信機能を用いて撮像した画像情報を他の機器に送信している。
【0005】
ただし、その用途はメール(文字情報)に添える画像情報であったり、その用途は限られているのが現状である。別の言い方をすれば、便利な機能が活かしきれていないのが問題点であった。このような付帯機能を持つ利用者端末を使った新たなサービスが模索されてはいるが、どのサービスも似たり寄ったりの域を出ておらず、その努力の割りに目新しいサービスが提供できていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の本質は、利用者が有する利用者端末の情報出力部に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像することをイベントの課題として利用者に求める)イベントのルール情報を出力し、ルール情報に応じた利用者が利用者端末に備わる撮像機能を用いて撮像画像情報を撮像すると、イベント提供システムは利用者に与えた課題画像情報と撮像された撮像画像情報とが同じ構図で撮像されているか判断し、その判断結果に基づいてイベントの達成/未達成を決めることである。
【0007】
イベント提供システムが利用者に課題として与える課題画像情報は、利用者にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報である。説明が多ければ多いほど利用者にとって一見、親切なようにも思えるが、利用者側からすると他人から指示されて行動を促されていることになり、説明の多さはやる気(モチベーション)を削がれる結果となりかねない。
【0008】
なお、一枚の写真のように利用者に与えられた課題画像情報は情報量が少ないというわけではない。課題画像情報をよく見てみると撮像対象物以外にも何かが写っていて、その何かとは撮像対象物の手前側にある風景であったり、逆に撮像対象物の向こう側(背景)にある風景であったりする。余分な説明が一切無いシンプルな情報を与えられると利用者は本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者は自由な推測や想像をめぐらすことが出来る。そして、利用者が撮像対象物を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者は多くの満足感を得られる。
【0009】
このイベント提供システムが提供するイベントがなければ、利用者はこれほど撮像対象物を眺めなかったかもしれない。利用者は利用者端末に出力された課題画像情報と目の前の風景(実際の風景。実風景)とを交互に眺めながら撮像対象物の周辺を移動することになり、当然のことながら利用者の移動速度は例えばどこかの目的地に向かって移動するときなどに比べて遅くなる。実風景を眺めながら移動速度が日常の移動速度に対して比較的遅いということは、利用者が認識することが出来る情報量の増加を意味する。これは普段、電車やバス、自動車、自転車などで毎日通る道でも、散歩してみると普段気付かなかったことに気付いたり、普段気付かなかった風景に出会えたりすることと同じようなものである。
【0010】
つまり、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。偶然ではあっても、その偶然さゆえに利用者ごとに気付く何かが異なったとしても、偶然ながら気付く喜び(発見の喜び)は利用者に多くの満足感を与える結果となる。このような満足感はイベント提供システムにとっては提供するイベントによって二次的に発生するサービス(付加価値)に過ぎないが、ここでは利用者にきっかけだけを与え、強要しないことが大切なことであり、利用者に対してサービスの押し付けにならず、(利用者に満足感を与える)真のサービスとなる。よって、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントではこのような相乗効果が期待できるので、観光地だけでなく、その土地や場所に愛着を持ってもらいたいと願う町おこしや村おこし、消費者に足を運んでもらいたいと願う商店街復興を企画する主催者たちにとって有効なツールとなり得る。
【0011】
本発明は、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに情報出力手段に出力するようにした。
【0012】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とが一致するか否かを示す適合度合を判断する画像適合度合判断手段と、前記画像適合度合判断手段が判断した前記適合度合に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0013】
撮像画像情報を受け付けたイベント提供システムは、受け付けた撮像画像情報が利用者に与えた課題画像情報と同じ構図であるか否かを判断する画像判断処理を実行し、この画像判断処理による撮像画像情報と課題画像情報との構図的特徴量の適合度合によってイベントの課題が達成されたか否かを判断する。なお、ここで言うところの「課題に対応する撮像画像情報を受け付ける」とは、「情報出力手段に出力した課題画像情報に対応する撮像画像情報を受け付ける」と同意であり、技術的には例えば課題画像情報に付与した画像コードを撮像画像情報に付与すれば容易にひも付けできる(その対応関係を把握できる)が、受け付けた撮像画像情報がどの課題に対応したものかがイベント提供システムとして判断できればその手段は特に問わない。
【0014】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するために、前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記撮像対象物の形状的特徴情報を記憶する撮像対象物特徴情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、受け付けた撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の形状的特徴情報を前記撮像対象物特徴情報記憶手段から取得する撮像対象物特徴情報取得手段と、前記撮像対象物特徴情報取得手段が取得した前記撮像対象物の形状的特徴情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0015】
撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともに受け付けたイベント提供システムは、利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が受け付けた撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する画像判断処理を実行し、撮像画像情報に撮像対象物が撮像されていると判断できれば、イベントの課題が達成されたか否かを撮像画像情報とともに受け付けた撮像場所情報によって判断する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムおける画像処理の負担が大きく軽減される。なお、イベント提供システムにおけるこの処理は、利用者が撮像対象物に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となる原理に基づくものである。
【0016】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するように、前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報とともに、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とを前記判断者端末に送信する情報送信手段と、前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0017】
イベント提供システムが撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者の持つ判断者端末に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者にさせる。利用者端末に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断する撮像画像情報に関する判断処理は、人である判断者には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムに負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みとしている。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。なお、ここで言うところの判断基準情報とは、判断者に課題画像情報と撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断させるための判断基準となる情報のことであり、利用者端末に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断者8に問う内容であればその表現は特に問わない。
【0018】
また、撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するように、前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、前記撮像画像情報のうち、前記撮像対象物の形状や外観など見た目の特徴がよくわかる前記撮像画像情報をサンプル画像情報として記憶するサンプル画像情報記憶手段と、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、受け付けた前記撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の前記サンプル画像情報を前記サンプル画像情報記憶手段から取得するサンプル画像情報取得手段と、前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報と前記サンプル画像情報取得手段が取得した前記サンプル画像情報とともに、受け付けた撮像画像情報を前記判断者端末に送信する情報送信手段と、前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力するようにしてもよい。
【0019】
同様に、イベント提供システムが撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者の持つ判断者端末に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者にさせる。利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が利用者端末から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する撮像画像情報に関する判断処理は、人である判断者には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムに負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みとしている。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。なお、ここで言うところの判断基準情報とは、判断者に、撮像対象として指定した撮像対象物が撮像画像情報に撮像されているか否かを判断させるための判断基準となる情報のことであり、利用者に撮像対象として指定した撮像対象物が利用者端末から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断者8に問う内容であればその表現は特に問わない。
【0020】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段をさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示すとともにイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するようにしてもよい。
【0021】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報の更新を受け付けると、前記時間計測手段で計測された前記時間情報を取得する時間情報取得手段とをさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報取得手段が取得した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、受け付けた前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するようにしてもよい。
【0022】
また、イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、前記時間計測手段が計測した前記時間情報に応じて、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報を取得する現在場所情報取得手段とをさらに有し、前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記現在場所情報取得手段が前記現場所情報を取得すると、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、前記現在場所情報取得手段が取得した前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了するにしてもよい。
【0023】
イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)を制限する。制限時間などの時間的制約だけでも利用者にイベントとしての緊迫感を与えることは出来る。ただし、課題画像情報と同じ構図で撮像対照物の撮像することをイベントとして提供する本発明におけるイベント提供システムでは、同じ構図で撮像できるか(つまり、イベントにおける課題を達成できるか)についてのカギを「どこから(どの場所)から撮像するか」が握っている。そこで、同じ構図が撮像できる場所を含む場所的許容エリアを利用者が費やしてしまった時間の経過に応じて徐々にしぼり込めば、本発明におけるイベント提供システムならではの緊迫感を利用者に与えることが出来る。このような緊迫感は、利用者にとってスリルと緊張感となり、利用者をより楽しませることが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るイベント提供システムの具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施形態における撮像対象物と撮像対象物を撮像した課題画像情報の具体例を説明する説明図である。
【0026】
同図において、図1(a)〜(d)はそれぞれ異なる場所から同一の撮像対象物5(図例ではJR京都駅の北側出口正面に建つ京都タワー)を撮像した撮像画像である。同じ撮像対象物5でもどこから眺めるかでその印象がずいぶんと変わることがよくわかる。本発明におけるイベント提供システムでは、図1(a)〜(d)のように撮像対象物5をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者1が有する利用者端末2の情報出力部20−2に出力して、利用者端末2の撮像部21を用いて同じ構図で撮像対象物5を撮像する利用者1の行為そのものをイベントとして利用者1に提供する。
【0027】
イベント提供システムが利用者1に課題として与える課題画像情報は、利用者1にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報である。説明が多ければ多いほど利用者1にとって一見、親切なようにも思えるが、利用者1側からすると他人から指示されて行動を促されていることになり、説明の多さはやる気(モチベーション)を削がれる結果となりかねない。
【0028】
なお、一枚の写真のように利用者1に与えられた課題画像情報は情報量が少ないというわけではない。課題画像情報をよく見てみると撮像対象物5以外にも何かが写っていて、その何かとは撮像対象物5の手前側にある風景であったり、逆に撮像対象物5の向こう側(背景)にある風景であったりする。余分な説明が一切無いシンプルな情報を与えられると利用者1は本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者1は自由な推測や想像をめぐらすことが出来る。そして、利用者1が撮像対象物5を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物5の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者1がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者1のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者1は多くの満足感を得られる。
【0029】
このイベント提供システムが提供するイベントがなければ、利用者1はこれほど撮像対象物5を眺めなかったかもしれない。利用者1は利用者端末2に出力された課題画像情報と目の前の風景(実際の風景。実風景)とを交互に眺めながら撮像対象物5の周辺を移動することになり、当然のことながら利用者1の移動速度は例えばどこかの目的地に向かって移動するときなどに比べて遅くなる。実風景を眺めながら移動速度が日常の移動速度に対して比較的遅いということは、利用者1が認識することが出来る情報量の増加を意味する。これは普段、電車やバス、自動車、自転車などで毎日通る道でも、散歩してみると普段気付かなかったことに気付いたり、普段気付かなかった風景に出会えたりすることと同じようなものである。
【0030】
つまり、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者1に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物5の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者1が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。偶然ではあっても、その偶然さゆえに利用者1ごとに気付く何かが異なったとしても、偶然ながら気付く喜び(発見の喜び)は利用者1に多くの満足感を与える結果となる。このような満足感はイベント提供システムにとっては提供するイベントによって二次的に発生するサービス(付加価値)に過ぎないが、ここでは利用者にきっかけだけを与え、強要しないことが大切なことであり、利用者1に対してサービスの押し付けにならず、(利用者1に満足感を与える)真のサービスとなる。よって、本発明におけるイベント提供システムが提供するイベントではこのような相乗効果が期待できるので、観光地だけでなく、その土地や場所に愛着を持ってもらいたいと願う町おこしや村おこし、消費者に足を運んでもらいたいと願う商店街復興を企画する主催者たちにとって有効なツールとなり得る。
【0031】
図2は、図1に示す課題画像情報を撮像した撮像場所を説明する説明図である。
【0032】
同図は、JR京都駅北口(七条口)側を中心とした地図である。同図において、A〜Dで示されるのは、図1(a)〜(d)のA地点〜D地点に対応する実際の場所である。図1(a)が撮像されたのは、左側の郵便局と右側の京都駅の駅ビルに挟まれた路地であり、イベント提供システムから与えられた課題画像情報と同じ構図で撮像対象物5を撮像するには、まず撮像対象物5をどの方向・方角から眺めるかを見極められるかに掛かっている。
【0033】
図3は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0034】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者1からイベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて、課題画像情報と(この課題画像情報に撮像されている撮像対象物5を)この課題画像情報と同じ構図で撮像することを利用者1に求めるルール情報をイベント情報DB(データベース)4から取得して、利用者端末2に送信する。ルール情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ利用者端末2に送信しておいてもよい。利用者端末2を介してルール情報と課題画像情報とを受け取った利用者1は、課題画像情報と実風景の中における撮像対象物5を眺めながら、ルール情報に従って同じ構図になるような撮像場所を探す。利用者1が課題画像情報と同じ構図で撮像できると思った撮像場所で、利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像対象物5を撮像し、利用者端末2は撮像した撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。利用者端末2から撮像画像情報を受信したイベント提供システムサーバ3は、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断する画像判断処理を実行する。
【0035】
なお、図例ではイベント提供システムが利用者端末2とイベント提供システムサーバ3から構成されているが、必要な機能と必要な情報をすべて利用者端末2に備えればイベント提供システムサーバ3は不要となる。つまり、本発明におけるイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できれば利用者端末2だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3とで構成されても構わない。
【0036】
図4は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0037】
同図において、利用者端末2の表示画面には、課題画像モードとして「この風景を撮ってサーバに返信せよ」と示されたルール情報と撮像対象物5である京都タワーを画像のほぼ中央に捉えた課題画像情報、および利用者端末2の撮像機能が機能する撮像モードに切り替わるアイコンが表示されている。ルール情報に示される「この風景」が課題画像情報に相当し、課題画像情報と同じ構図の画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める内容である。この撮像画像情報は図1(a)であるが、利用者1は、実際に目の当たりにしている実風景を眺めながら、撮像画像情報と同じ構図になる場所を探す。図例では、撮像対象物5が立つ建造物(ビルディング)の並びや見え方がほぼ同じであることから、利用者1が今、立っている場所は、課題画像情報とほぼ同じアングル(撮像対象物5を見ている視点方向)であることがわかる。この場所から撮像対象物5に近づいても課題画像情報に撮像されている特徴的建造物が構図の中に入らないので、同じ構図にするためには利用者1が立っている場所と撮像対象物5とを一直線に結ぶ線に沿って、撮像対象物5から離れてみる必要がある。利用者1の周囲に対する注意が散漫になりやすいので、撮像場所を探す際には周囲に対して注意を促す指示を、例えば「交通ルールを守り、周りの歩行者や自動車および自転車などの通行車両に十分注意して下さい」などの記述で、ルール情報に含めてもよい。
【0038】
図5は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0039】
同図は、図4に続く具体例を説明する説明図である。同図において、利用者端末2の表示画面には、撮像モードとして「この写真で良ければシャッタを押す」と示された説明情報と撮像機能が捉えた画像、および撮像機能が機能するアイコンが表示されている。撮像機能が機能するアイコンは、表示画面に表示された説明情報に「シャッタ」という表現で示されており、このアイコンに対応する(利用者端末が備える)情報入力部20−1を利用者1が操作することによって、表示画面に表示された「撮像機能が捉えた画像」が撮像される。撮像機能によって撮像された撮像画像情報は、イベント提供システムサーバ3に送信される前に、一旦情報出力部20−2に出力し、利用者1にこの撮像画像でいいのか否かを確認してから送信するとよい。
【0040】
図6は、本発明の実施形態における具体例を説明する説明図である。
【0041】
同図は、図4に示す課題画像モードと図5に示す撮像モードを同時に表示する場合の利用者端末2の表示画面を示す。同図において、利用者端末2の表示画面には、「(課題画像情報と)同じ風景を撮ってサーバに返信せよ」と示されたルール情報と撮像対象物5である京都タワーを画像のほぼ中央に捉えた課題画像情報と撮像機能が捉えた画像、および撮像機能が機能するアイコンが表示されている。利用者端末2の表示画面に課題画像情報と撮像機能が捉えた画像を並べて表示され、見比べることが出来るので、利用者1にとってより親切な機能と言える。
【0042】
図7は、本発明の第2実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0043】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者1からイベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて、課題画像情報と(この課題画像情報に撮像されている撮像対象物5を)この課題画像情報と同じ構図で撮像することを利用者1に求めるルール情報をイベント情報DB(データベース)4から取得して、利用者端末2に送信する。ルール情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ利用者端末2に送信しておいてもよい。利用者端末2を介してルール情報と課題画像情報とを受け取った利用者1は、課題画像情報と実風景の中における撮像対象物5を眺めながら、ルール情報に従って同じ構図になるような撮像場所を探す。利用者1が課題画像情報と同じ構図で撮像できると思った撮像場所で、利用者端末2に備わる撮像機能を用いて撮像対象物5を撮像し、利用者端末2は撮像した撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0044】
利用者端末2から撮像画像情報を(撮像画像情報を撮像した)撮像場所情報とともに受信したイベント提供システムサーバ3は、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断する画像判断処理を実行し、撮像画像情報に撮像対象物5が撮像されていると判断できれば、イベントの課題が達成されたか否かを受信した撮像場所情報によって判断する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。なお、イベント提供システムサーバ3におけるこの処理は、利用者1が撮像対象物5に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となる原理に基づくものである。
【0045】
また、利用者端末2は、撮像場所情報の元となる現在場所情報を、場所情報を出力する場所情報タグ6や地理上の絶対座標の元となる元情報を提供する位置情報提供システム7などから取得した情報に基づいて求めるとよい。位置情報提供システム7の具体例としては、GPS(全地球測位システム)が挙げられる。電波を発する人工衛星が本発明における位置情報提供システム7に相当し、同様に人工衛星の発する電波を元情報として地球上の緯度経度を地理上の絶対座標として算出する。算出した緯度経度を地図情報に照らし合わせることによって、地図上の場所を判断することが出来る。なお、第1実施形態と同様に本発明におけるイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できれば利用者端末2だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3とで構成されても構わない。
【0046】
図8は、本発明の第3実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図である。
【0047】
同図は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報を受信すると、受信した撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者8の持つ判断者端末9に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者8にさせることである。撮像画像情報に関する、第1実施形態または第2実施形態における判断も、判断者端末9を介して判断者8に判断させれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、第1実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断すること)や、第2実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断すること)は、人である判断者8には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムサーバ3に負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みにしたことを特徴とする。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に対する情報であり、判断者8が自らは何を判断すればよいのか(イベント提供システムから何の判断が求められているか)がわかる情報であれば、その表現は特に問わない。
【0048】
イベント提供システムサーバ3は、判断者8にとって判断基準となる判断基準情報と、判断材料(判断対象)である画像情報を判断者端末9に送信し、判断者端末9から判断者8による判断結果を受信する。判断基準情報は、イベント提供システムサーバ3から都度送信しなくても、あらかじめ判断者端末9に送信しておいてもよい。なお、第3実施形態における本発明のイベント提供システムでは、利用者1に同様のイベントが提供できて、判断者8に画像に関する判断をさせることが出来れば利用者端末2と判断者端末9だけでシステムが構成されても、利用者端末2とイベント提供システムサーバ3および判断者端末9で構成されても構わない。
【0049】
図9は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバのハードブロック図である。
【0050】
同図において、サーバ操作者10とはイベント提供システムサーバ3の操作者で、サーバの管理(運営、監視、維持などを含む)者のことである。情報入出力部11とは、イベント提供システムサーバ3がサーバ操作者10と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部11−1と情報出力部11−2で構成される。情報入力部11−1における入力装置としては、例えばキーボード、テンキー、マウス、バーコードリーダなどが該当し、サーバ操作者10の入力がシステムに対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部11−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、プリンタなどが該当し、サーバ操作者10に対してシステムから情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。演算部12とは、プログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。メモリ部13とは、演算部13が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部14とは、ネットワーク15を介して種々の端末や外部システムとの通信を制御する部位である。DB管理部16とは、様々なデータ構造とデータ実体を管理する機能を持つ部位である。
【0051】
DB管理部16に管理される処理プログラム17とは、イベント提供システムサーバ3の利用目的を達成するために必要なプログラムのことであり、OS(オペレーティングシステム)もここに含まれる。同様にイベント情報DB4とは、利用者端末2に送信されるイベントを実行するための情報を記憶するデータベースのことである。同様に配信情報DB18とは、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した情報を送信結果として記憶するデータベースのことである。同様に受信情報DB19とは、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2または判断者端末9などの外部機器から受信した情報を記憶するデータベースのことである。
【0052】
図10は、本発明の実施形態における利用者端末のハードブロック図である。
【0053】
同図において、情報入出力部20とは、利用者端末2が利用者1と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部20−1と情報出力部20−2で構成される。情報入力部20−1における入力装置としては、例えばテンキーやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、利用者1の入力が利用者端末2に対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部20−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、音声出力装置などが該当し、利用者1に対して利用者端末2から情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。撮像部21とは、画像を撮像する部位であり、例えば撮像した画像を電子情報として取得するCCD(Charge−coupled Device)カメラなどが該当し、情報入力部20−1を介した利用者1からの指示に応じてイベント提供システムサーバ3に送信する撮像画像情報を撮像できる機能を有するものであれば、その種類は問わない。位置情報/場所情報取得部22とは、場所情報タグ6から場所情報を、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得する部位である。演算部23とは、利用者端末2がプログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。記憶部24とは、利用者端末2の目的を達成するために必要なプログラムを記憶する記憶エリアと演算部23が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部25とは、イベント提供システムサーバ1などと通信する場合にネットワーク15を介して情報の送受信をする部位である。
【0054】
図11は、本発明の実施形態における判断者端末のハードブロック図である。
【0055】
同図において、情報入出力部26とは、判断者端末9が判断者8と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部26−1と情報出力部26−2で構成される。情報入力部26−1における入力装置としては、例えばキーボード、テンキー、マウス、バーコードリーダやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、判断者8の入力が判断者端末9に対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部26−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、音声出力装置、プリンタなどが該当し、判断者8に対して判断者端末9から情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。演算部27とは、判断者端末9がプログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。記憶部28とは、判断者端末9の目的を達成するために必要なプログラムを記憶する記憶エリアと演算部27が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部29とは、イベント提供システムサーバ3などと通信する場合にネットワーク15を介して情報の送受信をする部位である。
【0056】
(第1実施形態)
図12〜図16を用いて、本発明における第1実施形態を説明する。図3に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第1実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に課題画像情報と(課題画像情報と同じ構図の画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める)イベントのルール情報を送信し、ルール情報に応じた利用者1が利用者端末2を用いて撮像した撮像画像情報を受信すると、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と受信した撮像画像情報との画像的な適合度合からイベントの課題が達成されたか否かを判断することである。
【0057】
図12は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0058】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能と、判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところのルール情報とは(その表現に違いはあれ、図4の具体例を説明する説明図に示すような)課題画像情報と同じ画像を撮像してイベント提供システムサーバ3に送信することをイベントの課題として利用者1に求める内容である。なお、2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能では、それぞれの画像情報の構図としての特徴量を抽出し、抽出した特徴量どうしを重ね合わせる画像のパターンマッチング処理を用いるとよい。
【0059】
図13は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0060】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信する機能と、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有する。さらに、利用者端末2は、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付ける機能と、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行する機能と、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有し、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付ける機能と、受け付けた撮像指示に基づいて撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。
【0061】
図14は、図12に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0062】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST1401)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST1402)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1403)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST1404)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST1405)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信すると(ST1406)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を受信情報DB19に記憶し(ST1407)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1408)、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合を算出し(ST1409)、算出した適合度合はあらかじめ定めた値以上あるか否かを判断して(ST1410)算出した適合度合があらかじめ定めた値以上ある場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1411)、算出した適合度合があらかじめ定めた値に満たない場合には、課題未達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1412)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST1413)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST1414)、処理を終了する。
【0063】
図15は、図13に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0064】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信すると(ST1501)、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST1502)、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付けると(ST1503)、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行し(ST1504)、撮像した撮像画像情報を記憶部24に記憶し(ST1505)、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST1506)、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付けたか否かを判断し(ST1507)、送信指示を受け付けた場合には、受け付けた送信指示に基づいて撮像画像情報を記憶部24から取得し(ST1508)、取得した撮像画像情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST1509)、処理を終了し、ST1507で送信指示を受け付けなかった場合には、情報入力部20−1から取り直し操作を受け付けたかを判断し(ST15010)、取り直し操作を受け付けた場合には、ST1503に戻り、取り直し操作を受け付けなかった場合には、ST1507に戻る。
【0065】
図16は、本発明の実施形態における利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0066】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信すると(ST1601)、受信した結果情報を情報出力部20−2に出力して(ST1602)、処理を終了する。
【0067】
(第2実施形態)
図17〜図23を用いて、本発明における第2実施形態を説明する。図7に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第2実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報とともに撮像画像情報を撮像した撮像場所情報を受信し、受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていれば、イベントの課題が達成されたか否かを受信した撮像場所情報によって判断することであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。課題達成されたか否かを撮像場所情報によって判断すれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、イベント提供システムサーバ3におけるこの処理は、利用者1が撮像対象物5に向かって同じ場所から撮像すれば実質的に同じ構図の撮像画像となることに基づくものである。
【0068】
図17は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0069】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得した形状的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断する機能と、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に含まれるか否かの判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の2つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところのルール情報は図12で説明するルール情報と同様である。なお、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能では、形状的特徴情報から得られた対象物形状の特徴量に基づいて、撮像画像情報から特徴量抽出をして抽出した特徴量について形状判定処理を用いるとよい。
【0070】
図18は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0071】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信する機能と、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有する。さらに、利用者端末2は、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付ける機能と、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行する機能と、記憶部24から現在場所情報を取得して、取得した現在場所情報を撮像場所情報として撮像画像情報に付与する機能と、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力する機能とを有し、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付ける機能と、受け付けた撮像指示に基づいて撮像画像情報を付与した撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。
【0072】
図19は、図17に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0073】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST1901)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST1902)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1903)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST1904)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST1905)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST1906)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST1907)、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1908)、取得した経常的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST1909)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST1910)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST1911)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1912)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1913)、ST1909で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST1914)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST1915)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST1916)、処理を終了する。
【0074】
図20は、図18に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0075】
同図において、利用者端末2は、イベント提供システムサーバ3からイベントのルールを定めるルール情報とともに課題となる課題画像情報を受信すると(ST2001)、受信したルール情報と課題画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST2002)、情報出力部20−2に出力した情報に応じた利用者1が操作する情報入力部20−1から撮像操作を受け付けると(ST2003)、受け付けた撮像操作に基づいて撮像処理を実行し(ST2004)、記憶部24から現在場所情報を取得し(ST2005)、取得した現在場所情報を撮像場所情報として撮像画像情報に付与し(ST2006)、撮像場所情報を付与した撮像画像情報を記憶部24に記憶し(ST2007)、撮像した撮像画像情報を情報出力部20−2に出力し(ST2008)、情報出力部20−2に出力した撮像画像情報を確認した利用者1が操作する情報入力部20−1からイベント提供システムサーバ3へ撮像画像情報の送信指示を受け付けたか否かを判断し(ST2009)、送信指示を受け付けた場合には、受け付けた送信指示に基づいて撮像場所情報が付与された撮像画像情報を記憶部24から取得し(ST2010)、取得した撮像画像情報を付与された撮像場所情報とともにイベント提供システムサーバ3に送信して(ST2011)、処理を終了し、ST2009で送信指示を受け付けなかった場合には、情報入力部20−1から取り直し操作を受け付けたかを判断し(ST2012)、取り直し操作を受け付けた場合には、ST2003に戻り、取り直し操作を受け付けなかった場合には、ST2009に戻る。
【0076】
図21は、本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図である。
【0077】
同図において、利用者端末2の有する位置情報/場所情報取得部22の機能は、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得する機能、または場所情報を出力する場所情報タグ6から場所情報を取得する機能で構成されている。位置情報/場所情報取得部22から利用者端末2の現在いる場所を示す場所情報を更新する機能は、位置情報/場所情報取得部22から取得した元情報から地理上の絶対座標を算出する機能と、算出した絶対座標から地図上の場所を判断する機能と、地図上の場所の判断結果情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶する機能とで構成されてもよいし、位置情報/場所情報取得部22から取得した場所情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶する機能とで構成されてもよいし、その両方で構成されてもよい。
【0078】
図22は、図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャートである。
【0079】
同図において、利用者端末2は、場所情報の更新要求を受け付けると(ST2201)、位置情報提供システム7から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得し(ST2202)、取得した元情報から地理上の絶対座標を算出し(ST2203)、算出した絶対座標から地図上の場所を判断し(ST2204)、地図上の場所の判断結果情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶して(ST2205)、処理を終了する。
【0080】
図23は、図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャートである。
【0081】
同図において、利用者端末2は、場所情報の更新要求を受け付けると(ST2301)、場所情報を出力する最寄りの場所情報タグ6から場所情報を取得し(ST2302)、取得した場所情報を利用者端末2が現在いる場所として記憶部24に記憶して(ST2303)、処理を終了する。
【0082】
(第3実施形態)
図24〜図32を用いて、本発明における第3実施形態を説明する。図8に示すコンセプトを説明する説明図に対応する第3実施形態の特徴は、イベント提供システムサーバ3が利用者端末2から撮像画像情報を受信すると、受信した撮像画像情報を判断基準情報とともに判断者8の持つ判断者端末9に送信し、撮像画像情報に関する判断を判断者8にさせることであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。撮像画像情報に関する、第1実施形態または第2実施形態における判断も、判断者端末9を介して判断者8に判断させれば、イベント提供システムサーバ3における画像処理の負担が大きく軽減される。つまり、第1実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と、利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断すること)や、第2実施形態における撮像画像情報に関する判断(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断すること)は、人である判断者8には見た目で判断できる比較的容易な判断行為であるので、イベント提供システムサーバ3に負担をかけて自動的に処理をするよりも、判断行為として比較的容易である人の力を借りられるような仕組みにしたことを特徴とする。人にとっての判断行為として比較的容易とはつまり、人としての基本機能を用いれば誰であっても特に困難な判断処理ではないの意である。
【0083】
図24は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0084】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、画像情報DB4−2から取得した課題画像情報とともに利用者端末2に送信したルール情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信する機能と、判断者端末9から(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かに関する)判断結果情報を受信する機能と、受信した判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に、利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かを判断させるための判断基準となる情報のことである。その具体例を図31に示す。
【0085】
図25は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0086】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する撮像対象物5を示し、判断者8にとって判断材料となるサンプル画像情報(撮像対象物5の特徴を判断者8に示す画像情報)を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得したサンプル画像情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得したサンプル画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信する機能と、判断者端末9から(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報を受信する機能と、受信した判断結果情報に応じて、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、判断者端末9から受信した(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の2つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/課題未達成を利用者端末2に送信する機能とを有する。ここで言うところの判断基準情報とは、判断者8に、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かを判断させるための判断基準となる情報(具体的にはサンプル画像情報)のことである。その具体例を図32に示す。
【0087】
図26は、本発明の実施形態における判断者端末の機能ブロック図である。
【0088】
同図において、判断者端末9は、イベント提供システムサーバ3から判断基準情報とともに画像情報を受信する機能と、受信した判断基準情報とともに画像情報を情報出力部26−2に出力する機能と、情報出力部26−2に出力した情報に応じた判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付ける機能と、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する機能とを有する。イベント提供システムサーバ3から受信する判断基準情報と画像情報は、図24および図25に示す機能ブロック図の説明にそれぞれ対応する。
【0089】
図27は、図24に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0090】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST2701)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2702)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2703)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST2704)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST2705)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を受信すると(ST2706)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を受信情報DB19に記憶し(ST2707)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し、取得した課題画像情報とともに利用者端末2に送信したルール情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2708)、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信し(ST2709)、判断者端末9から(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが同じ構図であるか否かに関する)判断結果情報を受信すると(ST2710)、判断者端末9から受信した判断結果情報を受信情報DB19に記憶し(ST2711)、受信した判断結果情報に基づいて課題達成/課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2712)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST2713)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST2714)、処理を終了する。
【0091】
なお、ST2712において、受信した判断結果情報に基づいて課題達成/課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得するとは、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが)同じ構図であること(なお、判断者8の主観的判断において、ほぼ同じ構図であることを含んでもよい)を示していた場合には、課題達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得し、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者端末2に送信済みの課題画像情報と利用者端末2から受信した撮像画像情報とが)同じ構図でないことを示していた場合には、課題未達成を示す結果情報をイベント情報DB4から取得する処理のことである。
【0092】
図28および図29は、図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0093】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付けると(ST2801)、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2802)、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2803)、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信し(ST2804)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶する(ST2805)。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST2806)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST2807)、受信した撮像画像情報に対応する撮像対象物5を示し、判断者8にとって判断材料となるサンプル画像情報(撮像対象物5の特徴を判断者8に示す画像情報)を画像情報DB4−2から取得し、取得したサンプル画像情報に対応する判断基準情報をルール情報DB4−1から取得し(ST2808)、取得した判断基準情報を利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得したサンプル画像情報の2つの画像情報とともに判断者端末9に送信し(ST2809)、判断者端末9から(利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されているか否かに関する)判断結果情報を受信すると(ST2810)、判断者端末9から受信した判断結果情報を受信情報DB19に記憶し(ST2811)、受信した判断結果情報に基づいて、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST2901)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST2902)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST2903)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2904)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2905)、ST2901で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST2906)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST2907)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST2908)、処理を終了する。
【0094】
なお、ST2901において、判断者端末9から受信した判断結果情報に基づいて、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断するとは、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者1に撮像対象として指定した)撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されていること(なお、判断者8の主観的判断において、おそらく撮像されていることを含んでもよい)を示していた場合には、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれると判断し、判断者端末9から受信した判断結果情報が(利用者1に撮像対象として指定した)撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像されていないことを示していた場合には、利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていないと判断する処理のことである。
【0095】
図30は、図26に示す機能ブロック図に対応する判断者端末の演算部におけるフローチャートである。
【0096】
同図において、判断者端末9は、イベント提供システムサーバ3から判断基準情報とともに画像情報を受信すると(ST3001)、受信した判断基準情報とともに画像情報を情報出力部26−2に出力し(ST3002)、情報出力部26−2に出力した情報に応じた判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けると(ST3003)、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST3004)、処理を終了する。
【0097】
図31は、本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図である。
【0098】
同図は、図24に示す機能ブロック図に対応する。同図において、判断者端末9の情報出力部26−2の具体例となる表示画面に表示された判断処理画面には、イベント提供システムサーバ3から受信した課題画像情報を画面左側に、同様に撮像画像情報を画面右側に並べて表示されており、これらの表示された画像情報が判断材料(判断対象)となる。画面左下には判断者8にとって判断基準となる判断基準情報が示されており、具体的には「左の課題画像の『撮像対象物』と右の撮像画像の『撮像対象物』は同じように見えますか?」と表示されている。判断者8は自らの主観的判断によって同じ構図に見えれば画面右下の「YES」のアイコンを、同様に同じ構図に見えなければ画面右下の「NO」のアイコンを操作する。この判断者8によるアイコン操作によって、判断者端末9は判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けたことになり、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0099】
図32は、本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図である。
【0100】
同図は、図25に示す機能ブロック図に対応する。同図において、判断者端末9の情報出力部26−2の具体例となる表示画面に表示された判断処理画面には、イベント提供システムサーバ3から受信したサンプル画像情報を画面左側に、同様に撮像画像情報を画面右側に並べて表示されており、これらの表示された画像情報が判断材料(判断対象)となる。画面左下には判断者8にとって判断基準となる判断基準情報が示されており、具体的には「左のサンプル画像に示される『撮像対象物』は右の撮像画像に撮像されていますか?」と表示されている。判断者8は自らの主観的判断によって撮像されていると判断すれば画面右下の「YES」のアイコンを、同様に撮像されていないと判断すれば画面右下の「NO」のアイコンを操作する。この判断者8によるアイコン操作によって、判断者端末9は判断者8からの判断結果情報を情報入力部26−1から受け付けたことになり、受け付けた判断結果情報をイベント提供システムサーバ3に送信する。
【0101】
(第4実施形態)
図33〜図44を用いて、本発明における第4実施形態を説明する。第4実施形態の特徴は、イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者1に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者1に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)が制限されていくことであり、第1実施形態と異なる点のみを以下説明する。制限時間などの時間的制約だけでも利用者1にイベントとしての緊迫感を与えることは出来る。ただし、利用者端末2に送信した課題画像情報と同じ構図で撮像対照物5の撮像することをイベントとして提供する本発明におけるイベント提供システムでは、同じ構図で撮像できるか(つまり、イベントにおける課題を達成できるか)についてのカギを「どこから(どの場所)から撮像するか」が握っている。そこで、同じ構図が撮像できる場所を含む場所的許容エリアを利用者1が費やしてしまった時間の経過に応じて徐々にしぼり込めば、本発明におけるイベント提供システムならではの緊迫感を利用者1に与えることが出来る。このような緊迫感は、利用者1にとってスリルと緊張感となり、利用者1をより楽しませることが出来る。
【0102】
なお、時間の計測には、主にイベント開始からの経過時間をカウントアップ的に計測するカウントアップ式時間計測法と、利用者1に許された(許容された)あらかじめ定める制限時間をカウントダウン的に計測するカウントダウン式計測法とがある。
【0103】
図33は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0104】
同図は、利用者端末2から受信した(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新に基づいて、イベントの継続/非継続(イベント終了)を判断する場合である。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題情報送信完了に基づいて、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間を時間情報として計測する機能と、利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新を受信する機能と、利用者端末2からの現在場所情報更新の受信に応じて計測している時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア情報に含まれているか否かを判断する機能と、判断結果に応じてイベントの継続/非継続を利用者端末2に送信する機能とを有する。なお、イベント開始からの経過時間を計測する機能は利用者端末2側にあってもよく、この場合はイベント提供システムサーバ3から利用者端末2に制限時間情報を送信し、イベント開始とあらかじめ定める経過時間またはあらかじめ定める残りの制限時間に応じて、利用者端末2からイベント提供システムサーバ3に残りの制限時間を通知をする通知情報を送信するとよい。また、利用者端末2におけるイベント開始の判断処理では、情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なすとよく、この場合は、利用者端末2はイベント提供システムサーバ3にイベント開始を通知する通知情報を送信する。
【0105】
図34は、図33に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0106】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の更新を受信すると(ST3401)、利用者端末2から受信した現在場所情報を受信情報DB19に記憶し(ST3402)、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3403)、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3404)、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア内か否かを判断して(ST3405)、場所的許容エリア内であると判断した場合には、イベント継続を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3406)、場所的許容エリア内でない(場所的許容エリア外である)と判断した場合には、イベント非継続(イベント終了)を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3407)、取得した通知情報を利用者端末2に送信し(ST3408)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3409)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0107】
なお、イベント提供システムサーバ3は、あらかじめ定める経過時間またはあらかじめ定める残りの制限時間ごとに利用者端末2に対して現在場所情報の送信を要求する送信要求情報を利用者端末2に送信してもよい。この場合はイベント提供システムサーバ3から現在場所情報を要求された利用者端末2が、記憶部24に記憶する最新の場所情報を取得するか、もしくはその都度現在場所情報を更新して、現在場所情報をイベント提供システムサーバ3に送信するとよい。このようにあらかじめ定める時間ごとに取得した情報に基づいてイベントの継続/非継続(イベント終了)を判断することは、イベント提供システムが提供するイベントにおいていわばチェックポイントを設けたことと同じである。図35および図36を用いて説明する。
【0108】
図35は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0109】
同図は、イベント提供システムサーバ3から利用者端末2に現在場所情報の送信を要求し、要求に応じた利用者端末2から受信した(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報に基づいて、イベントの継続/非継続(イベント終了)を判断する場合である。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題情報送信完了に基づいて、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間を時間情報として計測する機能と、計測している時間情報に基づいて利用者端末2から(利用者端末2が現在いる場所を示す)現在場所情報の取得要求を送信する機能と、要求に応じた利用者端末2からの現在場所情報更新の受信に応じて計測している時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア情報に含まれているか否かを判断する機能と、判断結果に応じてイベントの継続/非継続を利用者端末2に送信する機能とを有する。図33に示す機能ブロック図と同様に、イベント開始からの経過時間を計測する機能は利用者端末2側にあってもよい。
【0110】
図36は、図35に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0111】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から現在場所情報の取得要求を受け付けると(ST3601)、現在場所情報の取得要求を利用者端末2に送信し(ST3602)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3603)、要求に応じた利用者端末2から現在場所情報を受信すると(ST3604)、利用者端末2から受信した現在場所情報を受信情報DB19に記憶し(ST3605)、イベント開始からの経過時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3606)、取得した時間情報に基づいて利用者1に許容される場所的許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3607)、利用者端末2から受信した現在場所情報がDBから取得した場所的許容エリア内か否かを判断して(ST3608)、場所的許容エリア内であると判断した場合には、イベント継続を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3609)、場所的許容エリア内でない(場所的許容エリア外である)と判断した場合には、イベント非継続(イベント終了)を示す通知情報をイベント情報DB4から取得し(ST3610)、取得した通知情報を利用者端末2に送信し(ST3611)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3612)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0112】
図37は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0113】
同図は、第1実施形態における図12に示す機能ブロック図に対応する。なお、画像に関する判断処理は、第3実施形態に示すように判断者8に任せてもよい。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題画像情報の送信完了に応じてイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を計測する機能と、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合に基づいて課題達成を判断する機能と、判断結果情報に応じて課題達成を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能と、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じてイベントの継続/非継続(イベント終了)を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。イベント開始の判断処理では、利用者端末2への課題画像情報の送信完了した時点をイベント開始時と見なすのではなく、利用者端末2の情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なしてもよい。
【0114】
図38は、本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図である。
【0115】
同図は、第2実施形態における図17に示す機能ブロック図に対応する。なお、画像に関する判断処理は、第3実施形態に示すように判断者8に任せてもよい。同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始の要求を受け付ける機能と、受け付けたイベントの開始要求に基づいてイベントのルールを定めるルール情報をルール情報DB4−1から取得する機能と、取得したルール情報に基づいて課題となる課題画像情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、ルール情報とともに取得した課題画像情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。さらに、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2への課題画像情報の送信完了に応じてイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を計測する機能と、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信する機能と、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、取得した形状的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断する機能と、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得する機能と、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を取得する機能と、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を取得して、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断する機能と、利用者1に撮像対象として指定した撮像対象物5が利用者端末2から受信した撮像画像情報に含まれるか否かの判断結果情報と、利用者端末2から受信した撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報および利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かの判断結果情報の3つの判断結果情報に基づいて課題達成を判断する機能と、課題達成の判断結果情報に応じて課題達成/イベント継続/イベント非継続(イベント終了)を示す結果情報を利用者端末2に送信する機能とを有する。イベント開始の判断処理では、利用者端末2への課題画像情報の送信完了した時点をイベント開始時と見なすのではなく、利用者端末2の情報出力部20−2に課題情報を出力した時点をイベント開始時と見なしてもよい。
【0116】
図39は、図37に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0117】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST3901)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST3902)、受信した撮像画像情報に対応する課題画像情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3903)、利用者端末2から受信した撮像画像情報と画像情報DB4−2から取得した課題画像情報の2つの画像情報に関する適合度合を算出し(ST3904)、算出した適合度合はあらかじめ定めた値以上あるか否かを判断して(ST3905)算出した適合度合があらかじめ定めた値以上ある場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3906)、算出した適合度合があらかじめ定めた値に満たない場合には、課題未達成と判断して、イベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST3907)、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST3908)、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し(ST3909)、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断し(ST3910)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれる場合には、イベント継続と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3911)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれない場合には、イベント非継続(イベント終了)と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST3912)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST3913)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST3914)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0118】
図40および図41は、図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0119】
同図において、イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2から(イベント提供システムサーバ3が利用者端末2に送信した)課題画像情報に対する撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信すると(ST4001)、利用者端末2から受信した撮像画像情報を撮像場所情報とともに受信情報DB19に記憶し(ST4002)、送信したルール情報に定める撮像対象物5の形状的特徴情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4003)、取得した経常的特徴情報に基づいて利用者端末2から受信した撮像画像情報に撮像対象物5が含まれるか否かを判断し(ST4004)、撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていた場合には、利用者端末2に送信した課題画像情報にあらかじめ付与されている撮像エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4005)、撮像画像情報とともに利用者端末2から受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し、利用者端末2から受信した撮像場所情報が画像情報DB4−2から取得した撮像エリア情報に含まれるか否かを判断して(ST4006)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていた場合には、課題達成と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4007)、撮像場所情報が撮像エリア情報に含まれていなかった場合には、撮像画像情報は撮像場所違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4008)、ST4004で撮像画像情報に撮像対象物5が含まれていなかった場合には、撮像画像情報は対象物違いと判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得する(ST4009)。
【0120】
ST4008またはST4009で結果情報をイベント情報DB4から取得した場合は、課題未達成と判断して、さらにイベント開始からの計測時間または残りの制限時間である時間情報を取得し(ST4101)、取得した時間情報に応じて利用者1に許される許容エリア情報を画像情報DB4−2から取得し(ST4102)、撮像画像情報とともに受信した撮像場所情報を受信情報DB19から取得し(ST4103)、利用者端末2から受信した撮像場所情報が許容エリア情報に含まれるか否かを判断し(ST4104)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれる場合には、イベント継続と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4105)、撮像場所情報が許容エリア情報に含まれない場合には、イベント非継続(イベント終了)と判断して対応する結果情報をイベント情報DB4から取得し(ST4106)、取得した結果情報を用者端末2に送信し(ST4011)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB18に記憶して(ST4012)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3から結果情報を受信した利用者端末2は、受信した通知情報を情報出力部20−2に出力し、受信した通知情報がイベント非継続(イベント終了)であった場合には、イベントを終了する処理を実行する。
【0121】
図42は、本発明の実施形態における利用者端末とイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0122】
同図は、イベント開始の判断処理を利用者端末2で実行する場合を示す。同図において、利用者端末2は、課題画像情報が情報出力部20−2に出力されると(ST4201)、時間計測機能があるか否かをチェックして(ST4202)、時間計測機能がある場合には、課題画像情報の情報出力部20−2への出力をイベント開始と見なして、時間情報の計測を開始し(ST4203)、イベント開始を通知する通知情報をイベント提供システムサーバ3に送信して(ST4204)、処理を終了する。イベント提供システムサーバ3は、利用者端末2からイベント開始を通知する通知情報を受信すると、受信した通知情報を受信情報DB19に記憶し(ST4205)、必要に応じて処理を実行して(ST4206)、処理を終了する。
【0123】
図43〜図46は、本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図である。
【0124】
同図は、時間の経過とともに利用者1に許された場所的許容エリアが段階的にしぼり込まれる様子を説明する。図43は、第1の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第1の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像対象物5と課題画像情報が撮像された撮像場所を直線で結ぶ線分を中心に270度の範囲である。同様に、図44は第2の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第2の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像対象物5と課題画像情報が撮像された撮像場所を直線で結ぶ線分を中心に90度の範囲である。同様に、図45は第3の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第3の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像場所を中心とした円が第2の経過時間におけるイベント継続エリアをはみ出ないように設定された場所領域である。同様に、図46は第4の経過時間におけるイベント継続エリア(図中の網掛け部)とイベント非継続エリア(図中の非網掛け部)を示す。第4の経過時間におけるイベント継続エリアは、撮像場所を中心とし、第3の経過時間におけるイベント継続エリアを同心円状に狭めた場所領域である。
【0125】
図47は、本発明の実施形態における課題画像情報の具体例を説明する説明図である。
【0126】
同図において、イベント提供システムが課題として利用者1に与える課題画像情報では、撮像対象物5と撮像場所との間にある建築物などの特徴的形状を意図的取り込んだ構図にしておくと利用者1が撮像場所を探すヒントとなる。図47(a)〜(d)はその具体例を示し、代表として図44(a)を説明する。図44(a)は、京都駅にある空中通路と呼ばれる見晴らしの良いチューブ型の通路(E地点)から撮像した課題画像情報であり、通路を固定する鉄骨の骨組みが特徴的である。撮像対象物5の見え方から比較的高い位置での撮像であることがわかり、撮像対象物5の手前にある特徴的な縦・横・斜めのラインの組み合わせが京都駅ビル構内にある空中通路の骨組みであると気付けば、実際に空中通路に上がって同じ構図に撮像対象物5が見える場所を探すだけである。
【0127】
【発明の効果】
以上記載の本発明によれば、イベント提供システムが利用者に課題として与える課題画像情報は、利用者にとってあたかも一枚の写真のように余分な説明が一切無いシンプルな情報であるので、利用者が本来、人として持つ好奇心をくすぐられ、結果として利用者は自由な推測や想像をめぐらすことが出来ると同時に、説明の少なさゆえに他人から指示されて行動を促されたかのように利用者が感じることで生じるモチベーションの低下を防ぐことが出来る。
【0128】
つまり、利用者が撮像対象物を含めた実風景を眺め、課題画像情報と見比べ、撮像対象物の周りをめぐるうちに、課題画像情報に撮像された特徴に気付く。利用者がこれらの特徴に気付けば気付くだけ情報量が増えていくことになり、この気付く面白さによって利用者のさらなる好奇心がくすぐられ、知的探究心が満たされていく効果が期待できるので、利用者は多くの満足感を得られる。
【0129】
また、イベント提供システムが提供するイベントでは、与えられた課題画像情報と同じ構図に見える場所を探す楽しみを利用者に提供するだけでなく、その探す過程で撮像対象物の周辺を何度も眺めることによってそれぞれの利用者が(このイベントがなければ)見落としていた何かに気付く「きっかけ」を与えることが出来る。
【0130】
さらに、イベント提供システムが提供するイベントにおいて、時間の経過とともに、または利用者に与えられた残りの制限時間に応じて、利用者に許される場所的な許容範囲(場所的許容エリア)を制限すると、利用者にとってスリルと緊張感となり、利用者をより楽しませることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における撮像対象物と撮像対象物を撮像した課題画像情報の具体例を説明する説明図
【図2】図1に示す課題画像情報を撮像した撮像場所を説明する説明図
【図3】本発明の実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図4】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図5】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図6】本発明の実施形態における具体例を説明する説明図
【図7】本発明の第2実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図8】本発明の第3実施形態におけるイベント提供システムのコンセプトを説明する説明図
【図9】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバのハードブロック図
【図10】本発明の実施形態における利用者端末のハードブロック図
【図11】本発明の実施形態における判断者端末のハードブロック図
【図12】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図13】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図14】図12に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図15】図13に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図16】本発明の実施形態における利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図17】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図18】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図19】図17に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図20】図18に示す機能ブロック図に対応する利用者端末の演算部におけるフローチャート
【図21】本発明の実施形態における利用者端末の機能ブロック図
【図22】図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャート
【図23】図21に示す機能ブロック図に対応する利用者端末またはスタッフ端末の演算部におけるフローチャート
【図24】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図25】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図26】本発明の実施形態における判断者端末の機能ブロック図
【図27】図24に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図28】図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図29】図25に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図30】図26に示す機能ブロック図に対応する判断者端末の演算部におけるフローチャート
【図31】本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図
【図32】本発明の実施形態における判断者端末に表示された判断処理画面の具体例を説明する説明図
【図33】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図34】図33に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図35】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図36】図35に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図37】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図38】本発明の実施形態におけるイベント提供システムサーバの機能ブロック図
【図39】図37に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図40】図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図41】図38に示す機能ブロック図に対応するイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図42】本発明の実施形態における利用者端末とイベント提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図43】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図44】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図45】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図46】本発明の実施形態における場所的許容エリアの具体例を説明する説明図
【図47】本発明の実施形態における課題画像情報の具体例を説明する説明図
【符号の説明】
1 利用者
2 利用者端末
3 イベント提供システムサーバ
4 イベント情報DB
4−1 ルール情報DB
4−2 画像情報DB
5 撮像対象物
6 場所情報タグ
7 位置情報提供システム
8 判断者
9 判断者端末
15 ネットワーク
18 配信情報DB
19 受信情報DB
21 撮像部
22 位置情報/場所情報取得部
Claims (16)
- 撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するイベント提供システムであって、
前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、
前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を記憶するイベントルール情報記憶手段と、
イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、
前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、
前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに情報出力手段に出力することを特徴とするイベント提供システム。 - 前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とが一致するか否かを示す適合度合を判断する画像適合度合判断手段と、
前記画像適合度合判断手段が判断した前記適合度合に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とをさらに有し、
前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項1に記載のイベント提供システム。 - 前記課題画像情報記憶手段は、前記課題画像情報を前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに記憶し、
前記撮像対象物の形状的特徴情報を記憶する撮像対象物特徴情報記憶手段と、
前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、受け付けた撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の形状的特徴情報を前記撮像対象物特徴情報記憶手段から取得する撮像対象物特徴情報取得手段と、
前記撮像対象物特徴情報取得手段が取得した前記撮像対象物の形状的特徴情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、
前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、
前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とをさらに有し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項1に記載のイベント提供システム。 - 撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するイベント提供システムであって、
前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、
前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、
イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、
前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、
前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、
前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、
前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報とともに、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とを前記判断者端末に送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、
前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力することを特徴とするイベント提供システム。 - 撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供し、画像に関する判断に判断者を活用するために判断者の有する判断者端末との間で画像情報を送受信するイベント提供システムであって、
前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶する課題画像情報記憶手段と、
前記撮像画像情報のうち、前記撮像対象物の形状や外観など見た目の特徴がよくわかる前記撮像画像情報をサンプル画像情報として記憶するサンプル画像情報記憶手段と、
前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶するイベントルール情報記憶手段と、
イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得するイベントルール情報取得手段と、
前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得する課題画像情報取得手段と、
前記課題画像情報取得手段が取得した前記課題画像情報を、前記イベントルール情報取得手段が取得した前記イベントルール情報とともに出力する情報出力手段と、
前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、
受け付けた前記撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の前記サンプル画像情報を前記サンプル画像情報記憶手段から取得するサンプル画像情報取得手段と、
前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報と前記サンプル画像情報取得手段が取得した前記サンプル画像情報とともに、受け付けた撮像画像情報を前記判断者端末に送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、
前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、
前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力することを特徴とするイベント提供システム。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段をさらに有し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示すとともにイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項3または5に記載のイベント提供システム。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、
前記利用者の現在場所を示す現在場所情報の更新を受け付けると、前記時間計測手段で計測された前記時間情報を取得する時間情報取得手段とをさらに有し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報取得手段が取得した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、受け付けた前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項3または5に記載のイベント提供システム。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として計測する時間計測手段と、
前記時間計測手段が計測した前記時間情報に応じて、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報を取得する現在場所情報取得手段とをさらに有し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記現在場所情報取得手段が前記現場所情報を取得すると、前記課題画像撮像エリア情報取得手段は前記時間情報計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、前記現在場所情報取得手段が取得した前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項3または5に記載のイベント提供システム。 - 撮像対象物をあらかじめ撮像した撮像画像情報を利用者に課題画像情報として与え、該課題画像情報と同じ構図での前記撮像対象物の撮像を課題とするイベントを提供するイベント提供システムを用いたイベント提供方法であって、
前記課題画像情報を課題画像情報記憶手段に記憶し、
前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報をイベントルール情報記憶手段に記憶し、
イベント開始要求を受け付けると、受け付けたイベント開始要求に基づいて前記イベントルール情報記憶手段から前記イベントルール情報を取得し、
取得した前記イベントルール情報に基づいて前記課題画像情報記憶手段から課題となる前記課題画像情報を取得し、
取得した前記課題画像情報を前記イベントルール情報とともに情報出力手段に出力することを特徴とするイベント提供方法。 - 前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とが一致するか否かを示す適合度合を画像適合度合判断手段によって判断し、
前記画像適合度合判断手段が判断した前記適合度合に基づいて前記課題の達成/未達成を課題達成/未達成判断手段によって判断し、
前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項9に記載のイベント提供方法。 - 前記課題画像情報記憶手段は、前記課題画像情報を前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに記憶し、
前記撮像対象物の形状的特徴情報を撮像対象物特徴情報記憶手段に記憶し、
前記課題に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、受け付けた撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の形状的特徴情報を前記撮像対象物特徴情報記憶手段から取得し、
取得した前記撮像対象物の形状的特徴情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを撮像対象物判断手段によって判断し、
前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得し、
取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを撮像場所判断手段によって判断し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項9に記載のイベント提供方法。 - 前記イベントルール情報記憶手段は、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶し、
前記課題に対応する撮像画像情報を受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、
前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報とともに、受け付けた撮像画像情報と課題である前記課題画像情報とを前記判断者端末に送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて前記課題の達成/未達成を判断する課題達成/未達成判断手段とを有し、
前記課題達成/未達成判断手段が判断した前記課題の達成/未達成を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項9に記載のイベント提供システム。 - 前記課題画像情報記憶手段は、前記課題画像情報が撮像された撮像場所を含んだあらかじめ定めるエリアを示す課題画像撮像エリア情報とともに前記課題画像情報を記憶し、
前記撮像画像情報のうち、前記撮像対象物の形状や外観など見た目の特徴がよくわかる前記撮像画像情報をサンプル画像情報としてサンプル画像情報記憶手段に記憶し、
前記イベントルール情報記憶手段は、前記利用者に対して与えた前記課題画像情報と同じ構図で前記撮像対象物の撮像を前記利用者に求めるイベントルール情報を、該イベントルール情報に対応した前記判断者向け判断基準情報とともに記憶し、
前記情報出力手段に出力した前記課題画像情報に対応する撮像画像情報を該撮像画像情報が撮像された場所を示す撮像場所情報とともに受け付けると、前記情報出力手段に出力した前記イベントルール情報に対応する前記判断基準情報を前記イベントルール情報記憶手段から取得する判断基準情報取得手段と、
受け付けた前記撮像画像情報に対応する前記課題画像情報に撮像されている前記撮像対象物の前記サンプル画像情報を前記サンプル画像情報記憶手段から取得するサンプル画像情報取得手段と、
前記判断基準情報取得手段が取得した前記判断基準情報と前記サンプル画像情報取得手段が取得した前記サンプル画像情報とともに、受け付けた撮像画像情報を前記判断者端末に送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段が送信した前記判断基準情報に基づいた判断結果情報を前記判断者端末から受信すると、受信した判断結果情報に基づいて、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されているか否かを判断する撮像対象物判断手段と、
前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていると判断した場合には前記課題画像情報とともに記憶される前記課題画像撮像エリア情報を前記課題画像情報記憶手段から取得する課題画像撮像エリア情報取得手段と、
前記課題画像撮像エリア情報取得手段が取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像場所情報が含まれるか否かを判断する撮像場所判断手段とを有し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた前記撮像場所情報が含まれると判断した場合には課題達成を示す結果情報を、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示す結果情報を、さらに前記撮像対象物判断手段によって、受け付けた前記撮像画像情報に前記撮像対象物が撮像されていないと判断した場合には撮像対象物違いを示す結果情報を前記情報出力手段に出力することを特徴とする請求項9に記載のイベント提供方法。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として時間計測手段によって計測し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記時間計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
前記撮像場所判断手段によって、前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに受け付けた撮像撮像場所情報が含まれないと判断した場合には撮像場所違いを示すとともにイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項11または13に記載のイベント提供方法。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として時間計測手段によって計測し、
前記利用者の現在場所を示す現在場所情報の更新を受け付けると、前記時間計測手段から前記経過時間または前記制限時間を時間情報として取得し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、取得した時間情報に基づいて段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、受け付けた前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項11または13に記載のイベント提供方法。 - イベント開始からの経過時間または前記利用者に許された制限時間を時間情報として時間計測手段によって計測し、
前記時間計測手段が計測した前記時間情報に応じて、前記利用者の現在場所を示す現在場所情報を現在場所情報取得手段によって取得し、
前記課題画像撮像エリア情報はあらかじめ定める時間ごとに段階的に縮小されるエリア情報であって、前記現在場所情報取得手段が前記現場所情報を取得すると、前記時間情報計測手段が計測した時間情報に基づいて、段階的に縮小される前記課題画像撮像エリア情報のうちのひとつを取得し、
取得した前記課題画像撮像エリア情報が示す撮像場所のエリアに、前記現在場所情報取得手段が取得した前記現在場所情報が含まれない場合にはイベント非継続を示す結果情報を前記情報出力手段に出力して、イベントを終了することを特徴とする請求項11または13に記載のイベント提供方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003152177A JP2004355325A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | イベント提供システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004355325A true JP2004355325A (ja) | 2004-12-16 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7446107B2 (ja) | 2019-12-27 | 2024-03-08 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理システム、情報処理システムの制御方法、およびコンピュータプログラム |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003152177A patent/JP2004355325A/ja active Pending
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