JP2004355245A - 情報処理装置および情報処理方法、記憶媒体、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、記憶媒体、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの個人予定情報を利用して、送信する情報を生成するための支援画面を表示する。
【解決手段】開催希望日選択画面201においては、ユーザが、イベント開催候補日のうちから開催候補日を決定することを支援するために、記憶部に記憶されている個人予定情報において、それぞれのイベント開催候補日の日程のイベント開催時間にユーザの予定があるか否かが、例えば、「まる」か「ばつ」かの記号によって示されている。そして、ユーザによって選択された日程表示202に対応する登録済みのスケジュールの詳細が、スケジュールの詳細表示エリア203に表示されるので、ユーザは、必要に応じて、日程ごとの、「まる」か「ばつ」かの記載を変更して、開催希望日を決定し、幹事が有する端末装置に送信する情報を生成することができる。本発明は、PDA11やカメラ付ディジタル携帯電話機301などの端末装置2に適用できる。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、記憶媒体、並びに、プログラムに関し、特に、ユーザの個人情報を記憶している情報処理装置において、他の情報処理装置と情報を通信する場合に用いて好適な、情報処理装置および情報処理方法、記憶媒体、並びに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して、テキストを基にしたデータを送受信し、複数のユーザ間で情報を授受するために、いわゆる電子メールや、インスタントメッセンジャーが広く利用されている。
【0003】
また、複数のユーザ間で、情報を授受する必要が発生する場合の例として、例えば、複数のユーザ間でのイベントの開催予定の日程調整を行う場合などがある。電子メールの送受信を行う情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯型電話機、または、PDA(Personal Digital Assistance)など)においては、ユーザのスケジュールなど、いわゆるPIM(Personal Information Management)情報を管理するためのアプリケーションプログラムが動作可能である。
【0004】
したがって、電子メールを用いて、複数のユーザ間で予定の調整を行うような場合、幹事から、イベントの参加希望日の問い合わせを受けたそれぞれのユーザは、PIM情報を管理するアプリケーションプログラムを起動させて、情報処理装置に保存しているPIM情報を確認して、電子メールに自分自身の参加予定などを記述し、幹事であるユーザに送信する。幹事であるユーザは、それぞれの電子メールを確認して、日程を決め、返信を行うことができる。
【0005】
このように、電子メールやインスタントメッセンジャーなどを用いることにより、遠隔地に存在するユーザ同士が、手軽かつ迅速に、コミュニケーションをとることが可能となる。
【0006】
更に、電子メールの送り側が、電子メールの受け側に対して、所定のアクションを要求する場合、電子メールの送り側が、電子メールに添付ファイルとしてスクリプトを付加し、電子メールの受け側による電子メールの開封指示に連動して、電子メールに添付されたスクリプトが抽出されて、抽出されたスクリプトが実行されるという技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−140270号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、電子メールやインスタントメッセンジャーを用いて、複数のユーザ間で希望の日程の調整を行うようにした場合、まず、幹事は、開催日の候補となる期間および時間帯を決定して、自分自身が保有する情報処理装置を用いて、他のユーザの情報処理装置に対して、電子メールなどを送付することにより、参加するユーザに開催日の候補となる日程および時間帯を通知する。通知を受けたユーザは、開催日の候補となる日程のうち、都合のいい日を選んで、参加希望日とし、自分自身が保有する情報処理装置を用いて、幹事の情報処理装置に対して、電子メールなどを送付することにより、幹事に返信する。幹事は、できるだけ多数のユーザが参加できる日を選択して、開催日を決定し、それぞれのユーザの情報処理装置に対して、電子メールなどを送付することにより、開催日を通知していた。
【0009】
このとき、それぞれのユーザは、すでに予定があり参加できない日を除外した上で、参加を希望する日を選択する必要があるため、PIM情報を管理する、いわゆる「スケジューラ」などの別のアプリケーションを起動する必要があった。
【0010】
また、幹事から送信された開催日の候補に対して、それぞれのユーザが希望日を返信するための形式が特に定められておらず、ユーザごとに異なる任意の形式で希望日を記載した電子メールを返信するようになされていた場合、幹事が複数のユーザの希望日を集計する処理は、非常に煩雑なものであった。これに対して、幹事から送信された開催日の候補に対して、それぞれのユーザが、予め定められた表形式に、例えば、「○」「×」などの記号を対応させて、電子メール本文中に記述するようになされていた場合においても、電子メールなどは、テキストデータを基にした情報を授受するため、例えば、フォント幅が相違してしまうようなときには、幹事が利用する情報処理装置の表示部において、正しく表形式で表示されない場合があった。すなわち、複数のユーザから、まったく同一のフォーマットで返信を得て、集計作業を行うことは、非常に困難であった。
【0011】
また、従来の技術を用いて、電子メールにスクリプトを添付することにより、電子メール送信側が、電子メール送信先に対して、所望するアクションを実行させるようにした場合、スクリプト全体が電子メールに添付されるため、送受信される情報量が増えてしまう。特に、携帯電話機を用いた電子メールの授受のように、情報量に制限があるシステムにおいて、この技術を適用するのは困難であった。
【0012】
また、複数のユーザ間で、複数回、情報を授受することにより、連続した一連のアクションを実行していく場合など、送受信される全ての電子メールにスクリプトを添付するのは、非常に冗長である。更に、電子メールの受信側が、すでに、スクリプトを有している場合には、スクリプトを添付せずに、必要な情報のみを送信することができれば、送受信されるデータの容量を削減することができるため、好適である。
【0013】
しかしながら、スクリプトの添付の回数を少なくするためには、電子メールの送信先に該当するスクリプトがあるか否かを確認する必要があるため、情報の授受の回数を増やさなければならない。
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数のユーザ間で実行される情報の授受を、正確に、かつ、簡単な操作で行うことができるようにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、第1の他の情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得手段と、ユーザの個人情報を記憶する記憶手段と、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、記憶手段により記憶されているユーザの個人情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成されたデータの表示を制御する表示制御手段と、表示制御手段により表示が制御された表示画面を参照したユーザにより入力され、第1の取得手段により取得された操作入力に対応する情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報を生成する第2の生成手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、所定の情報を抽出する抽出手段を更に備えさせるようにすることができ、第1の生成手段には、抽出手段により抽出された所定の情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを更に生成させるようにすることができる。
【0017】
通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、少なくとも日程に関する情報を含む第3の情報を抽出する抽出手段を更に備えさせるようにすることができ、記憶手段により記憶されているユーザの個人情報には、ユーザのスケジュールに関する第4の情報が含まれるものとすることができ、記憶手段には、記憶手段により記憶されている第4の情報を基に、抽出手段により抽出された第3の情報に示される日程の予定が空いていた場合、抽出手段により抽出された第3の情報を更に記憶させるようにすることができる。
【0018】
通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、第3の情報を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された第3の情報を基に、第2の他の情報処理装置に保存されている第4の情報を取得する第2の取得手段と、第2の取得手段による第4の情報の取得を制御する取得制御手段とを更に備えさせるようにすることができる。
【0019】
記憶手段には、第1のアプリケーションプログラムを更に記憶させるようにすることができ、抽出手段により抽出される第3の情報は、第2のアプリケーションプログラムに関する情報のアドレスを示す情報であるものとすることができ、第2の取得手段には、第4の情報として、第2のアプリケーションプログラムに関する情報を取得させるようにすることができ、取得制御手段には、第2のアプリケーションプログラムに関する情報を基に、記憶手段に記憶されている第1のアプリケーションプログラムと第2の情報に示される第2のアプリケーションプログラムとが同一のものではないと判断された場合、第2の取得手段に、第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させるようにすることができる。
【0020】
取得制御手段には、第2のアプリケーションプログラムに関する情報を基に、記憶手段に記憶されている第1のアプリケーションプログラムと第2のアプリケーションプログラムとが同一のものであるが、そのバージョンが一致しないと判断された場合、第2の取得手段に、第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させるようにすることができる。
【0021】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に新たなプロセスを作成させるか否かを指令する情報が含まれるものとすることができる。
【0022】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムに関する情報のアドレスを示す情報が含まれるものとすることができる。
【0023】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報が含まれるものとすることができる。
【0024】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報が含まれるものとすることができる。
【0025】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の情報の分類を示す情報が含まれるものとすることができる。
【0026】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された情報が含まれるものとすることができる。
【0027】
第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報に基づいて、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された識別情報が含まれるものとすることができる。
【0028】
本発明の情報処理装置においては、第1の他の情報処理装置との通信が制御され、ユーザの操作入力に対応する情報が取得され、ユーザの個人情報が記憶され、ユーザの操作入力に対応する情報、および、ユーザの個人情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータが生成され、生成されたデータの表示が制御され、表示画面を参照したユーザによる操作入力に対応する情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報が生成される。
【0029】
本発明の情報処理方法は、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、記憶されているユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、第1の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、読み込みステップの処理により読み込まれたユーザの個人情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理により表示が制御された表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、記憶されているユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、第1の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、読み込みステップの処理により読み込まれたユーザの個人情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理により表示が制御された表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0031】
本発明のプログラムは、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、記憶されているユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、第1の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、読み込みステップの処理により読み込まれたユーザの個人情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理により表示が制御された表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0032】
本発明の情報処理方法およびプログラムにおいては、ユーザの操作入力に対応する情報が取得され、他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、取得されたユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムが起動され、記憶されているユーザの個人情報が読み込まれ、ユーザの操作入力に対応する情報、および、ユーザの個人情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータが生成されて、表示され、表示画面を参照したユーザの操作入力が取得され、ユーザの操作入力に対応する情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報が生成される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段および各ステップと以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段および各ステップの後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但しもちろんこの記載は、各手段および各ステップを記載したものに限定することを意味するものではない。
【0034】
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図1の端末装置2であり、具体的には、図2のPDA11または図31のカメラ付ディジタル携帯電話機301など)は、第1の他の情報処理装置(例えば、情報処理装置が端末装置2−1であれば、端末装置2−2乃至端末装置2−nであり、具体的には、図2のPDA11または図31のカメラ付ディジタル携帯電話機301など)との通信を制御する通信制御手段(例えば、図6の送受信制御部112)と、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得手段(例えば、図6の操作入力部111)と、ユーザの個人情報(例えば、PIM情報などに含まれる、個人予定情報など)を記憶する記憶手段(例えば、図6の記憶部117)と、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、記憶手段により記憶されているユーザの個人情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面(例えば、図20の開催候補日選択画面201、図25の参加希望日選択画面221、または、図29の参加希望者表示画面261)に対応するデータを生成する第1の生成手段(例えば、図6のアプリケーションプログラム118)と、第1の生成手段により生成されたデータの表示を制御する表示制御手段(例えば、図6のGUI制御部135)と、表示制御手段により表示が制御された表示画面を参照したユーザにより入力され、第1の取得手段により取得された操作入力に対応する情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報(例えば、招待状に対応するメッセージ、招待状の返信である参加希望通知に対応するメッセージ、または、イベントの開催決定通知に対応するメッセージ)を生成する第2の生成手段(例えば、図6のデータ作成部132)とを備えることを特徴とする。
【0035】
請求項2に記載の情報処理装置は、通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報(例えば、招待状に対応するメッセージ、または、招待状の返信である参加希望通知に対応するメッセージ)から、所定の情報(例えば、イベント名、イベントの開催候補日、イベントの開催時間、または、イベントの参加希望日)を抽出する抽出手段(例えば、図6のデータ抽出部131)を更に備え、第1の生成手段は、抽出手段により抽出された所定の情報を基に、第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面(例えば、図25の参加希望日選択画面221、または、図29の参加希望者表示画面261)に対応するデータを更に生成することを特徴とする。
【0036】
請求項3に記載の情報処理装置は、通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報(例えば、イベントの決定通知)から、少なくとも日程に関する情報を含む第3の情報(例えば、イベント名、イベントの開催日、または、イベントの開催時間)を抽出する抽出手段(例えば、図6のデータ抽出部131)を更に備え、記憶手段により記憶されているユーザの個人情報には、ユーザのスケジュールに関する第4の情報が含まれ、記憶手段は、記憶手段により記憶されている第4の情報を基に、抽出手段により抽出された第3の情報に示される日程の予定が空いていた場合、抽出手段により抽出された第3の情報を更に記憶することを特徴とする。
【0037】
請求項4に記載の情報処理装置は、通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、第3の情報(例えば、図9または図10のプログラムのURL情報164)を抽出する抽出手段(例えば、図6のデータ抽出部131)と、抽出手段により抽出された第3の情報を基に、第2の他の情報処理装置(例えば、図1のコンテンツサーバ3)に保存されている第4の情報(例えば、JAD情報、または、アプリケーションプログラム)を取得する第2の取得手段(例えば、図6のウェブブラウザ116)と、第2の取得手段による第4の情報の取得を制御する取得制御手段(例えば、図6のプログラム制御部)とを更に備えることを特徴とする。
【0038】
請求項5に記載の情報処理装置は、記憶手段が、第1のアプリケーションプログラムを更に記憶し、抽出手段により抽出される第3の情報は、第2のアプリケーションプログラム(第1の他の情報処理装置が保有するアプリケーションプログラム)に関する情報(例えば、JAD情報)のアドレス(例えば、URL)を示す情報であり、第2の取得手段は、第4の情報として、第2のアプリケーションプログラムに関する情報(例えば、JAD情報)を取得し、取得制御手段は、第2のアプリケーションプログラムに関する情報を基に、記憶手段に記憶されている第1のアプリケーションプログラムと第2の情報に示される第2のアプリケーションプログラムとが同一のものではないと判断された場合、第2の取得手段に、第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させることを特徴とする。
【0039】
請求項6に記載の情報処理装置は、取得制御手段が、第2のアプリケーションプログラムに関する情報(例えば、JAD情報)を基に、記憶手段に記憶されている第1のアプリケーションプログラムと第2のアプリケーションプログラムとが同一のものであるが、そのバージョンが一致しないと判断された場合、第2の取得手段に、第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させることを特徴とする。
【0040】
請求項7に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に新たなプロセスを作成させるか否かを指令する情報(例えば、図9または図10のプロセス作成指示情報163)が含まれることを特徴とする。
【0041】
請求項8に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムに関する情報(例えば、JAD情報)のアドレス(例えば、URL)を示す情報(例えば、図9または図10のプログラムのURL情報164)が含まれることを特徴とする。
【0042】
請求項9に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報(例えば、図9または図10の送信元のプロセス識別子166)が含まれることを特徴とする。
【0043】
請求項10に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報(例えば、図9または図10の送信先のプロセス識別子167)が含まれることを特徴とする。
【0044】
請求項11に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、第1の情報の分類を示す情報(例えば、図9または図10の分類情報168)が含まれることを特徴とする。
【0045】
請求項12に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された情報(例えば、図9または図10のアプリケーション固有のデータ169)が含まれることを特徴とする。
【0046】
請求項13に記載の情報処理装置は、第2の生成手段により生成された第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報には、通信制御手段により制御された通信により、第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報に基づいて、情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された識別情報(例えば、図10の送信先で生成される識別子171)が含まれることを特徴とする。
【0047】
請求項14に記載の、他の情報処理装置と通信することが可能であり、ユーザの個人情報(例えば、PIM情報などに含まれる、個人予定情報など)を記憶している情報処理装置(例えば、図1の端末装置2であり、具体的には、図2のPDA11または図31のカメラ付ディジタル携帯電話機301など)の情報処理方法は、ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図11のステップS1の処理)と、他の情報処理装置(例えば、情報処理装置が端末装置2−1であれば、端末装置2−2乃至端末装置2−nであり、具体的には、図2のPDA11または図31のカメラ付ディジタル携帯電話機301など)から受信した第1の情報、または、第1の取得手段により取得されたユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップ(例えば、図11のステップS2またはステップS6の処理)と、記憶されているユーザの個人情報(例えば、PIM情報などに含まれる、個人予定情報など)を読み込む読み込みステップ(例えば、図18のステップS104、または、図21のステップS135の処理)と、第1の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報、および、読み込みステップの処理により読み込まれたユーザの個人情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面(例えば、図20の開催候補日選択画面201、または、図25の参加希望日選択画面221)に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図18のステップS105、または、図21のステップS136の処理)と、表示制御ステップの処理により表示が制御された表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップ(例えば、図18のステップS106、または、図21のステップS137の処理)と、第2の取得ステップの処理により取得されたユーザの操作入力に対応する情報に対応する情報を基に、他の情報処理装置に送信する第2の情報(例えば、招待状に対応するメッセージ、または、招待状の返信である参加希望日の通知に対応するメッセージ)を生成する生成ステップ(例えば、図18のステップS109、または、図21のステップS141の処理)とを含むことを特徴とする。
【0048】
また、請求項15に記載の記録媒体に記録されているプログラム、および、請求項16に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項14に記載の情報処理方法と同様である。
【0049】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0050】
図1は、本発明を適用した、情報授受システムを示すブロック図である。
【0051】
ネットワーク1を介して、端末装置2−1乃至端末装置2−n、コンテンツサーバ3、および、メッセージサーバ4が接続されている。図1においては、コンテンツサーバ3、および、メッセージサーバ4が、それぞれ1つずつ、ネットワーク1と接続されているものとして図示しているが、コンテンツサーバ3、および、メッセージサーバ4は、ネットワーク1に複数接続されていても良いことは言うまでもない。
【0052】
端末装置2−1乃至端末装置2−nは、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)などの情報処理装置であり、ネットワーク1を介して、電子メールやインスタントメッセンジャーなどのシステムを利用して、情報を授受することが可能である。以下、端末装置2−1乃至端末装置2−nは、メッセージサーバ4の処理により、電子メールを用いて、情報を授受することが可能であるものとして説明するが、インスタントメッセンジャーをはじめとする、他の方法を用いて情報を授受する場合においても、本発明は適用可能である。
【0053】
コンテンツサーバ3は、所定のプログラムを保存および管理し、端末装置2−1乃至端末装置2−nに、必要に応じて配布する(ダウンロードさせる)ことができる。
【0054】
以下、端末装置2−1乃至端末装置2−nを個々に区別する必要がない場合、単に端末装置2と総称する。
【0055】
図2乃至図4は、本発明に係る端末装置2の一例である、PDA11の一実施の形態を示す図である。
【0056】
図2は、PDA11の正面図である。図3は、PDA11の左側の側面図である。図4は、PDA11の上面図である。
【0057】
PDA11は、片手で把持および操作が可能な大きさに、その筐体が形成されている。PDA11の上部には、メモリカードスロット15(図4)、および赤外線通信を用いて他の装置と情報を授受するための赤外線通信部60(図5)が設けられている。このほか、更にBluetooth(商標)による無線通信を行うための無線通信部(図示せず)などを設けるようにしてもよい。
【0058】
PDA11の下面には、公衆回線網と接続するための、図示せぬモデムおよび各種データを授受するUSB(Universal Serial Bus)ポート、もしくは、RS−232Cポート(いずれも図示せず)等が設けられている。また、PDA11には、表示部12、キー13、およびジョグダイヤル14などが設けられている。
【0059】
表示部12は、液晶表示装置などの薄型の表示装置で構成され、地図、アイコン、サムネイル、またはテキストなどの画像を表示する。表示部12の上側には、表示装置に積層して、タッチパッド12aが設けられている。使用者は、表示部12およびタッチパッド12aを指またはペンなどで押圧することにより、PDA11のCPU51(図5)に所定のデータまたは動作指示を入力する。
【0060】
キー13は、CPU51に所定のデータまたは動作指示を入力するとき、使用者により操作される。
【0061】
図3に示すように、PDA11の左側の側面に設けられたジョグダイヤル14は、例えば、表示部12に表示されたアイコン、サムネイルまたはテキストなどが使用者によって選択されるとき、図中のAの矢印の方向もしくはBの矢印の方向に回転操作を受けるか、または、本体側への押圧操作を受ける。例えば、表示部12に複数のアイコンが表示されている状態で、ジョグダイヤル14が回転操作を受けた場合、複数のアイコンの中から、所望のアイコンが選択され、ジョグダイヤル14が本体側に押圧されたとき、選択されているアイコンが確定される。そして、確定されたアイコンがアプリケーションプログラムに対応している場合、そのアプリケーションプログラムが起動される。
【0062】
また、ジョグダイヤル14を本体側に押圧操作したまま回転させる操作を、通常の回転操作と異なる命令に対応させるようにしても良く、ジョグダイヤル14への操作と、その操作に対応する命令の内容は、この限りではない。
【0063】
図4に示すように、メモリカード21は、PDA11の上側の面に設けられたメモリカードスロット15に装着される。メモリカード21は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリを内蔵する記録媒体である。
【0064】
図5は、PDA11の電気的構成例を示すブロック図である。
【0065】
CPU51は、発振器52から供給されるクロック信号に同期して、Flash ROM(Read only Memory)53またはEDO DRAM(Extended Data Out Dynamic Random Access Memory)54に格納されているオペレーティングシステム、または後述するアプリケーションプログラム、クラスライブラリなどの各種のプログラムを実行する。
【0066】
Flash ROM53は、EEPROMの一種であるフラッシュメモリで構成され、一般的には、CPU51が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。EDO DRAM54は、CPU51が実行するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。
【0067】
モジュールインターフェース(I/F)55は、メモリカードスロット15に装着されているメモリカード21から供給されるプログラムまたはデータを取得するとともに、CPU51から供給される各種データを、メモリカード21に供給する。
【0068】
USBインターフェース(I/F)56は、発振器57から供給されるクロック信号に同期して、接続されているUSB機器であるドライブ71からデータまたはプログラムを入力するとともに、CPU51から供給されたデータをドライブ71に供給する。
【0069】
ドライブ71は、必要に応じて装着される磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、または、半導体メモリ84に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、USBインターフェース56を介して、CPU51またはEDO DRAM54に供給する。また、ドライブ71は、装着されている磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、または、半導体メモリ84に、データまたはプログラムを記録させる。
【0070】
Flash ROM53、EDO DRAM54、モジュールインターフェース55、および、USBインターフェース56は、アドレスバスおよびデータバスを介して、CPU51に接続されている。
【0071】
表示部12は、LCDバスを介して、CPU51からデータを受信し、受信したデータに対応する画像または文字などを表示する。タッチパッド制御部58は、タッチパッド12aが操作されたとき、操作に対応したデータ(例えば、タップされた座標を示すデータ)をタッチパッド12aから受信し、受信したデータに対応する信号を、シリアルバスを介してCPU51に供給する。
【0072】
EL(Electro luminescence)ドライバ59は、表示部12の液晶表示部の裏側に設けられている電界発光素子を動作させ、表示部12の表示の明るさを制御する。
【0073】
赤外線通信部60は、UART(Universal asynchronous receiver−transmitter)を介して、CPU51から受信したデータを赤外線信号として、他の機器に送信するとともに、他の機器から送信された赤外線信号を受信して、CPU51に供給する。PDA11はまた、UARTを介して、他の機器と通信することができる。
【0074】
音声再生部62は、スピーカ、および音声のデータの復号回路などから構成され、予め記憶している音声のデータ、または他の機器から受信した音声のデータなどを復号して、再生し、音声を出力する。例えば、音声再生部62は、バッファ61を介して、CPU51から供給された音声のデータを再生して、データに対応する音声を出力する。
【0075】
電源回路63は、装着されているバッテリ72または接続されているAC(Alternating current)アダプタ73から供給される電源の電圧を変換して、必要な電力をCPU51乃至音声再生部62に、それぞれ供給する。
【0076】
通信部64は、例えば、RS 232Cなどのインターフェースで、通信モジュールなどと接続される。通信部64は、通信モジュールを介してインターネットなどと接続し、CPU51から供給されたデータ(例えば、電子メールなど)を、所定の方式のパケットに格納して、インターネットを介して、他の機器に送信する。また、通信部64は、インターネットを介して、他の機器から受信したパケットに格納されているデータまたはプログラムをCPU51に出力する。
【0077】
図6は、本発明を適用した端末装置2(PDA11)のCPU51が実行する機能を示す機能ブロック図である。
【0078】
操作入力部111は、タッチパッド制御部58、キー13、または、ジョグダイヤル14から供給された、ユーザの操作入力を示す信号の供給を受け、プログラム制御部116、または、クラスライブラリ115に供給する。送受信制御部112は、通信部64の処理による電子メールの送受信を制御するプログラム(いわゆる、メールソフト)である。ウェブブラウザ113は、通信部64の処理により、ネットワーク1を介して、図示しないウェブサーバにアクセスすることにより、ウェブページを閲覧したり、所定のプログラムをダウンロードする機能を有するプログラムである。
【0079】
インタプリタ114は、プログラムを構成するソースコードを、実行可能な形式であるオブジェクトコードに逐次変換しつつ、そのプログラムを実行するためのソフトウェアである。換言すれば、インタプリタ114は、アプリケーションプログラム118を実行するための環境であり、Java(登録商標)プログラムを実行する場合のいわゆるjava環境では、Java(登録商標)VM(Virtual Machine)が、インタプリタに該当する。
【0080】
クラスライブラリ115は、ある特定の機能を持ったプログラムを、オブジェクト指向プログラミング言語を用いて一つの「クラス」として部品化し、関連する複数のクラスを一つのファイルにまとめたものであり、アプリケーションプログラム118のためのAPI(Application Programming Interface)である。オブジェクト指向言語では、共通する属性やメソッド(手続き)を持ったオブジェクト群をまとめたものを「クラス」と呼ぶ。こうした「クラス」はプログラムの部品として利用できるため、よく使われる汎用的なものをクラスライブラリに集めておくことで、プログラミングの労力を軽減することができる。
【0081】
クラスライブラリ115には、例えば、Personal Profile MIDP(Mobile Information Device Profile)などが用いられる。MIDPは、J2ME(Java(登録商標)2 Micro Edition)/CLDC(Connected Limited Device Configuration)用のプロファイルの1つで、携帯電話などの携帯端末向けに定義されたJava(登録商標)実行環境の仕様であり、携帯端末用のユーザインターフェースやクラスライブラリなどの情報を含んでいる。例えば、PDA11や携帯型電話機などの携帯端末装置でJava(登録商標)アプリケーションを使うためには、J2ME/CLDCに加えて、このプロファイルが定義するライブラリを用意する必要がある。クラスライブラリ115のライブラリとして、データ抽出部131、データ作成部132、プロセス制御部133、トランスポートAPI134、および、GUI(Graphic User Interface)制御部135が設けられている。
【0082】
データ抽出部131は、送受信制御部112から供給された受信した電子メールが、本発明を適用した他の端末装置2から送信された、後述する制御データが記述された、図9および図10を用いて後述する形式のメッセージであった場合、そのメッセージから、必要な情報を抽出し、得られた情報を復号する機能を有する。データ作成部132は、プログラムの実行に必要な情報を、電子メールで送るために符号化し、符号化された情報を、メッセージの体裁に整える。
【0083】
プロセス制御部133は、アプリケーションプログラム118が実行するプロセスを管理する機能を有している。換言すれば、プロセス制御部133は、同一のアプリケーションプログラム118による複数のプロセスを管理することができる。
【0084】
具体的には、プロセス制御部133は、例えば、同一のアプリケーションプログラム118により、他のユーザとの1対1の対戦ゲームが、複数、並行して実行される場合に、それぞれのユーザとの対戦ゲームを、識別子により識別することが可能な個々のプロセスとして管理し、記憶部117からアプリケーションプログラムをロードして、識別子により識別されるプロセスを実行したり、実行中のアプリケーションプログラム118を終了させ、識別子により識別されるプロセスに関する情報(例えば、ゲームの状態など)を記憶部117に保存させ、休止状態とすることができる。すなわち、プロセス制御部133は、記憶部117に必要な情報を記憶させることにより、実行中のアプリケーションプログラムのプロセスを復帰可能な状態で一旦終了させたり(この、復帰可能な終了を、永続化と称する)、記憶部117から所定の情報を読み出すことにより、永続されているプロセスを復帰させることができる。
【0085】
トランスポートAPI134は、送受信制御部112によるメッセージの送受信を制御する。GUI制御部135は、アプリケーションプログラム118が実行する処理に基づいて、表示部12への所定の情報の表示を制御する。
【0086】
プログラム制御部116は、受信したメッセージに付加されたアプリケーションプログラムのリンク情報を基に、アプリケーションプログラムをダウンロードする機能や、ダウンロードしたアプリケーションプログラムのファイルの正当性を確認する機能を有する。記憶部117は、アプリケーションプログラム118が実行した処理により生成されたデータや、プリケーションプログラム118が実行した処理の履歴情報を記憶するとともに、プロセス制御部133の処理により永続化されたプロセスに関するデータや、プログラム制御部116によってダウンロードされたアプリケーションプログラムを保存することができる。
【0087】
アプリケーションプログラム118は、ユーザの操作入力に基づいて、または、受信したメッセージに基づいて、プロセス制御部113の制御により、記憶部117からロードされ、インタプリタ114上で実行される。
【0088】
例えば、ユーザから、所定の操作入力を受けた場合、GUI制御部135は、記憶部117に記憶されている、休止中のプロセスに関する情報を参照して、図7に示されるプロセス一覧表示画面141を、表示部12に表示させる。プロセス一覧表示画面141には、休止中のプロセスに対応するアプリケーションプログラム名と、その休止中の状態を示す情報が表示されるとともに、新規のプロセスを作成する場合に、ユーザによって選択される新規ボタン142、および、選択された休止中のプロセスを再開させる場合に、ユーザによって選択される実行ボタン143が設けられている。
【0089】
ユーザにより、プロセス一覧表示画面141に表示された休止中のプロセスのうちのいずれかが選択され、実行ボタン143が押下された場合、記憶部117から、休止中のプロセスに対応する情報が読み込まれるとともに、対応するアプリケーションプログラムがロードされて、プロセスが再開される。また、ユーザが新規のプロセスの生成を指令した場合、図8に示されるアプリケーション一覧表示画面144が表示される。アプリケーション一覧表示画面144には、端末装置2にインストールされている、すなわち、記憶部117に記憶され、ロードして実行することが可能なアプリケーションプログラムの名称が表示されるとともに、再び、プロセス一覧表示画面141を表示させる場合に、ユーザによって選択される戻るボタン145、および、選択されたアプリケーションプログラムの新規のプロセスを開始させる場合に、ユーザによって選択される開始ボタン146が設けられている。
【0090】
例えば、ユーザが、図8に示されるアプリケーション一覧表示画面144を参照して、ネットワーク1を介して、所定のユーザとゲームを行うことが可能なアプリケーションプログラムを選択して、プロセスを新たに生成することを指令した場合、データ作成部132は、所定のユーザが保有する端末装置2において、同一のアプリケーションプログラムを起動させるための情報を含むメッセージを生成し、トランスポートAPI134により制御される送受信制御部112の処理により、ネットワーク1を介して、所定のユーザが保有する端末装置2に生成したメッセージを送信する。
【0091】
図9を用いて、他の端末装置2に所定のアクションを行わせるためのメッセージについて説明する。ここでは、端末装置2−1が、メッセージを受信する端末装置2−2に、所定のゲームを実行させるアプリケーションプログラムを起動させることができるメッセージを例として説明する。
【0092】
メッセージは、ヘッダ151と本文152で構成されている。ヘッダ151には、アドレス、表題(subject)、コンテンツタイプなどが記述され、コンテンツタイプには、データの区切り目を識別するためのバウンダリ(boundary)識別子設定情報161が記載されている。コンテンツタイプが、multipart/mixedと記載されている場合、このメッセージは、最も一般的なマルチパート(multipart)構成であり、個々のパートはそれぞれ別のデータを示す。
【0093】
電子メールを送受信する際には、本文にテキストを記載し、アプリケーションのデータや画像ファイルを複数添付することが多い。このような場合に利用するのが、複数の添付ファイルをまとめたメディアタイプである、マルチパートメディアタイプである。まず、ヘッダ151で、マルチパートであることが宣言されている場合、本文152は、添付ファイルやメール本文に該当する複数のパートで構成される。1つのパートの境界は、コンテンツタイプのバウンダリ識別子設定情報161で定義される任意の文字列の行で示される。
【0094】
すなわち、本文152は、メッセージを受信したユーザが読むことが可能な可読メッセージ記述エリア153、および、制御データ記述エリア154の2つのパートで構成される。可読メッセージ記述エリア153と制御データ記述エリア154とは、バウンダリ識別子162で区切られる。また、本文152の最後も、バウンダリ識別子162で示される。
【0095】
制御データ記述エリア154には、メッセージのフォーマットのバージョン情報やプロトコルの種別を示す情報のほかに、「create=」に続く数値で示されるプロセス作成指示情報163、プログラムのURL情報164、送信元URL情報165、送信元のプロセス識別子166、送信先のプロセス識別子167、分類情報168、および、アプリケーション固有のデータ169が記載される。
【0096】
プロセス作成指示情報163は、このメッセージを受け取った受信側の端末装置2−2が、新たなプロセスを作成する必要があるか否かを示す情報であり、1のとき、新たなプロセスを作成する必要があることを示し、0のとき、すでに存在するプロセスに関するメッセージであるので、新たなプロセスを作成する必要がないことを示す。
【0097】
プログラムのURL情報164は、プログラムをダウンロードするために用いられるリンク情報である。送信元のプロセス識別子166は、このメッセージを送信した端末装置2−1が、このメッセージによって授受される情報を用いて動作するプロセスを識別するための識別子であり、送信先のプロセス識別子167は、このメッセージによって授受される情報を用いて動作する、端末装置2−2側のプロセスを識別するための識別子であり、これらの識別子は、メッセージを送信した端末装置2−1が、予め生成して、メッセージに記述する。
【0098】
分類情報168は、このメッセージが、プロセス中のどの段階において送受信されるメッセージであるかを分別するための情報である。例えば、図7を用いて説明したプロセス一覧表示画面141において表示される、それぞれのプロセスの状態を示す情報を、この分類情報168を基にして生成するようにしても良い。例えば、このメッセージを受信した端末装置2−2のユーザが、このメッセージを受信した状態でプロセスを休止させた場合、「お誘い中」を保留していることから、状態は、「お誘い保留中」となるため、プロセス一覧表示画面141には、対応するアプリケーションプログラム名と「お誘い保留中」という状態を示す情報が記載される。
【0099】
アプリケーション固有のデータ169は、アプリケーションプログラム118が利用する情報であり、アプリケーションプログラム118が任意に設定することが可能な情報である。
【0100】
図9を用いて説明したメッセージを受信した端末装置2−2のプログラム制御部116は、プログラムのURL情報164を基に、メッセージで指定されるアプリケーションプログラムが自分自身にダウンロードされているか否か、そのアプリケーションプログラムのバージョンはマッチングしているか否かを確認し、必要に応じて、メッセージで指定されるアプリケーションプログラムを、コンテンツサーバ3からダウンロードする。
【0101】
具体的には、プログラムのURL情報164によって示されるアドレスには、メッセージで指定されるアプリケーションプログラムに関するアプリケーション記述ファイルが保存されており、プログラム制御部116は、アプリケーション記述ファイルをダウンロードして、自分自身に、対応するアプリケーションプログラムがインストールされているか否か、バージョンは同一であるか否かを判断する。アプリケーション記述ファイルは、例えば、アプリケーションがjava(登録商標)で記載されている場合、ADF(Application Descriptor File)またはJAD(Java(登録商標) Application Descriptor)ファイルと称される。
【0102】
そして、自分自身に、対応するアプリケーションプログラムがインストールされていない場合、または、バージョンが同一ではない場合、プログラム制御部116は、アプリケーション記述ファイルに記述されている、アプリケーションプログラムの保存場所のアドレスを基に、アプリケーションプログラムをダウンロードするようになされている。
【0103】
ここでは、ADF、またはJADなどのアプリケーション記述ファイルを先行してダウンロードし、自分自身に、対応するアプリケーションプログラムがインストールされているか否か、バージョンは同一であるか否かを判断することができるようになされているが、自分自身に、対応するアプリケーションプログラムがインストールされているか否か、バージョンは同一であるか否かを判断する方法は、アプリケーション記述ファイルを利用する以外の方法であっても良く、アプリケーションプログラムの保存場所のアドレス情報を得るための手段、および、ダウンロードの手順なども、上述した以外の方法であっても良い。
【0104】
また、データ抽出部131において抽出される情報を基に、プロセス作成指示情報163に、1が記載されていることが検出されるので、プロセス制御部133の処理により、プリケーションプログラム118が起動され、新たなプロセスが生成される。アアプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、必要な情報を表示部12に表示させ、ユーザの操作入力を受けて、データ作成部132の処理により、返信用のメッセージを生成させ、送受信制御部112の処理により、ネットワーク1を介して、図9のメッセージの送信元である端末装置2−1に、返信メッセージを送信する。
【0105】
次に、図10を用いて、図9のメッセージを受信した端末装置2−2が、端末装置2−1に送信する返信メッセージについて説明する。
【0106】
返信メッセージの制御データ記述エリア154には、図9を用いて説明したメッセージに記載されている情報に加えて、送信先で生成される識別子171が記載される。そして、このメッセージは、端末装置2−1から受信したメッセージによって新たに作成されたプロセスにおいて生成されたものであるため、端末装置2−1に新たなプロセスの作成を指令する必要はない。したがって、このメッセージのプロセス作成指示情報163には、0が記載される。また、分類情報168に記載される、プロセス中の段階を示す情報も、例えば、「返事」などに変更される。
【0107】
図10を用いて説明したメッセージを受信した端末装置2−1においては、プロセス作成指示情報163に0が記載されていることが検出されるので、新たなプロセスは生成されない。そして、端末装置2−1のプログラム制御部116は、プログラムのURL情報164を基に、メッセージで指定されるアプリケーションプログラムが自分自身にダウンロードされているか否か、そのアプリケーションプログラムのバージョンはマッチングしているか否かを確認するが、ここでは、メッセージで指定されるアプリケーションプログラムが自分自身にダウンロードされ、バージョンもマッチングしていることが検出される。
【0108】
プロセス制御部133は、送信元のプロセス識別子166を基に、対応するプロセスを再開させるために、対応するアプリケーションプログラム118を起動させ、アプリケーションプログラム118は、データ抽出部131において抽出される情報を基に、GUI制御部135の処理により、必要な情報を表示部12に表示させ、ユーザの操作入力を受けて、データ作成部132の処理により、返信用のメッセージを生成させ、必要に応じて、送受信制御部112の処理により、ネットワーク1を介して、図10のメッセージの送信元である端末装置2−2に、返信メッセージを送信するようになされているので、端末装置2−1のユーザと、端末装置2−2のユーザとの間で、同一のアプリケーションプログラムによって実行されるゲームを行うための情報が授受される。
【0109】
次に、図11のフローチャートを参照して、本発明を適用した端末装置2(PDA11)が実行する処理について説明する。
【0110】
ステップS1において、操作入力部111は、例えば、図7を用いて説明したプロセス一覧表示画面141や図8を用いて説明したアプリケーション一覧表示画面144などにおいて、プロセスまたはアプリケーションを選択する操作など、記憶部117に記憶されているいずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けたか否かを判断する。
【0111】
ステップS1において、いずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けたと判断された場合、ステップS2において、図12を用いて後述するアプリケーションプログラム起動処理1が実行される。
【0112】
ステップS3において、ステップS2の処理により、ロードされて起動されたアプリケーションプログラム118は、インタプリタ114上で、アプリケーションプログラム118に固有の処理を実行する。
【0113】
ステップS1において、いずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けていないと判断された場合、ステップS4において、送受信制御部112は、操作入力部111から供給されるユーザの操作入力により、受信した電子メール(受信メール)のうちのいずれかの開封を指令する操作入力を行うなどして、受信したメールのうちのいずれかが選択を受けたか否かを判断する。ステップS4において、いずれの受信メールも選択されていないと判断された場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0114】
ステップS4において、いずれかの受信メールが選択されたと判断された場合、ステップS5において、送受信制御部112は、クラスライブラリ115に、受信メールを供給し、データ抽出部131は、本文に制御データ記述エリア154が含まれているか否か、すなわち、本発明を適用した端末装置2から送信された、例えば、図9または図10を用いて説明したようなメッセージであるか否かを判断する。ステップS5において、本文に制御データ記述エリア154が含まれていないと判断された場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0115】
ステップS5において、本文に制御データ記述エリア154が含まれていると判断された場合、ステップS6において、図13を用いて後述するアプリケーションプログラム起動処理2が実行され、ステップS7において、図15を用いて後述するプロセス実行処理が実行される。
【0116】
ステップS3、または、ステップS7の処理の終了後、ステップS8において、送受信制御部112は、ステップS3またはステップS7の処理において、データ作成部132において送信するべきデータが生成されて供給されたか否かを基に、ネットワーク1を介して、他の端末装置2に対して情報を送信する必要があるか否かを判断する。
【0117】
ステップS8において、他の端末装置2に対して情報を送信する必要があると判断された場合、ステップS9において、図16を用いて後述する情報送信処理が実行される。
【0118】
ステップS8において、他の端末装置2に対して情報を送信する必要がないと判断された場合、または、ステップS9の処理の終了後、ステップS10において、プロセス制御部133は、ステップS3またはステップS7において実行された処理に基づいて、プロセスの永続化が必要であるか否かを判断する。
【0119】
ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断された場合、ステップS11において、図17を用いて後述する永続化処理が実行される。
【0120】
ステップS10において、プロセスの永続化は必要ではないと判断された場合、ステップS12において、プロセス制御部133は、アプリケーションプログラム118の終了を指令する。
【0121】
ステップS11またはステップS12の処理の終了後、ステップS13において、操作入力部111は、ユーザにより、処理の終了が指令されたか否かを判断する。ステップS13において、処理の終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS13において、処理の終了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。
【0122】
このような処理により、ユーザの操作入力、または、受信したメールの制御データ記述エリア154に含まれている情報に基づいて、アプリケーションプログラムがロードされて実行され、そのプロセスが管理される。
【0123】
次に、図12のフローチャートを参照して、図11のステップS2において実行される、ユーザの操作入力によってアプリケーションプログラムが起動される場合の、アプリケーションプログラム起動処理1について説明する。
【0124】
ステップS21において、GUI制御部135は、図7を用いて説明したプロセス一覧表示画面141を、表示部12に表示する。
【0125】
ステップS22において、操作入力部111は、ユーザにより新規ボタン142が選択されたか否かを基に、新規プロセス生成が選択されたか否かを判断する。
【0126】
ステップS22において、新規プロセス生成が選択されたと判断された場合、ステップS23において、GUI制御部135は、図8を用いて説明したアプリケーション一覧表示画面144を、表示部12に表示する。操作入力部111は、ユーザから、いずれかのアプリケーションの選択を受け、選択されたアプリケーションを示す情報を、プロセス制御部133に供給する。プロセス制御部133は、選択されたアプリケーションプログラムを記憶部177からロードする。
【0127】
ステップS22において、新規プロセス生成が選択されていないと判断された場合、ステップS24において、操作入力部111は、ユーザから、プロセス一覧表示画面141に表示されている休止中のプロセスのうち、いずれかのプロセスが選択されたか否かを判断する。
【0128】
ステップS24において、いずれかのプロセスが選択されたと判断された場合、ステップS25において、プロセス制御部133は、記憶部177から、選択されたプロセスに関するデータを読み込み、選択されたプロセスに対応する選択されたアプリケーションプログラムを記憶部177からロードする。
【0129】
ステップS23またはステップS25の処理の終了後、ステップS26において、プロセス制御部133は、ユーザにより指定され、ロードされたアプリケーションプログラムを起動し、実行されるアプリケーションプログラム118に対応する新規プロセスを生成するか、または、選択されたプロセスを再開し、処理は、図11のステップS3に戻る。
【0130】
ステップS24において、いずれのプロセスも選択されないと判断された場合、ステップS27において、GUI制御部135は、アプリケーションプログラムの起動に失敗したことをユーザに通知するためのエラーメッセージを、表示部12に表示し、処理は、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0131】
このような処理により、ユーザの操作入力に基づいて、所望のアプリケーションプログラムがロードされて起動されて、プロセスが新規に生成されるか、または、再開される。
【0132】
次に、図13のフローチャートを参照して、図11のステップS6において実行される、メッセージに記載された情報に基づいて、アプリケーションプログラムが起動される場合の、アプリケーションプログラム起動処理2について説明する。
【0133】
ステップS41において、クラスライブラリ115のデータ抽出部131は、送受信制御部112から供給された受信メッセージの制御データ記述エリア154に記述された制御データを読み込んで、プログラム制御部116に、プログラムのURL情報164を供給するとともに、GUI制御部135に、可読メッセージ記述エリア153に記述されているメッセージを供給する。
【0134】
ステップS42において、クラスライブラリ115のGUI制御部135は、例えば、図14に示されるように、送受信制御部112から供給された受信メッセージの可読メッセージ記述エリア153に記述されているテキストデータを、メッセージ表示エリア182に記載し、アプリケーション起動用ボタン183を備えた、メッセージ表示画面181に対応する表示データを生成し、表示部12に表示する。
【0135】
ステップS43において、操作入力部111は、表示部12に表示された起動用ボタン183が押下されたか否かを判断する。ステップS43において、起動用ボタン183が押下されていないと判断された場合、処理は、ステップS42に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0136】
ステップS43において、起動用ボタン183が押下されたと判断された場合、ステップS44において、プログラム制御部116は、ステップS41において供給されたプログラムのURL情報164を参照し、ウェブブラウザ113を制御して、プログラムのURL情報164で指定されるアプリケーション記述ファイルをダウンロードする。
【0137】
コンテンツサーバ3に保存されているアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムがjava(登録商標)で記載されている場合、ADF(Application Descriptor File)またはJAD(Java(登録商標) Application Descriptor)ファイルと称されるアプリケーション記述ファイルにより管理されている。ADFまたはJADファイルには、必須項目として、アプリケーションの名前、アプリケーションを継承したメインクラス、JAR(Java(登録商標) Archive)ファイルのバイトサイズ、JARファイルのURL、最終更新日時が記載されている。
【0138】
ステップS45において、プログラム制御部116は、記憶部117を参照し、ダウンロードしたアプリケーション記述ファイルによって管理されているアプリケーションプログラムが自分自身にインストールされているか否か、すなわち、対応するアプリケーションプログラムが記憶部117に保存されて、ロードすることが可能な状態になされているか否かを判断する。
【0139】
ステップS45において、対応するアプリケーションプログラムが自分自身にインストールされていると判断された場合、ステップS46において、プログラム制御部116は、記憶部117を参照し、ダウンロードしたアプリケーション記述ファイルによって管理されているアプリケーションプログラムとインストールされているアプリケーションプログラムとのバージョンは整合しているか否かを判断する。
【0140】
ステップS45において、対応するアプリケーションプログラムが自分自身にインストールされていないと判断された場合、または、ステップS46において、アプリケーション記述ファイルによって管理されているアプリケーションプログラムとインストールされているアプリケーションプログラムとのバージョンが整合しないと判断された場合、ステップS47において、プログラム制御部116は、アプリケーションプログラムのダウンロードが必要であることを示す情報を、クラスライブラリ115に供給する。GUI制御部135は、ユーザにアプリケーションプログラムのダウンロードを確認するためのメッセージを、表示部12に表示させる。
【0141】
ステップS48において、プログラム制御部116は、操作入力部111から供給されるユーザの操作入力を示す信号を基に、アプリケーションプログラムのダウンロードが、ユーザから許可されたか否かを判断する。
【0142】
ステップS48において、アプリケーションプログラムのダウンロードが許可されたと判断された場合、ステップS49において、プログラム制御部116は、ウェブブラウザ113を制御して、ネットワーク1を介して、アプリケーション記述ファイルに記載されているJARファイルのURLによって指定されるコンテンツサーバ3にアクセスさせ、対応するアプリケーションプログラムをダウンロードする。
【0143】
ステップS50において、プログラム制御部116は、ダウンロードされたアプリケーションプログラムをインストールする。すなわち、プログラム制御部116は、ダウンロードされたアプリケーションプログラムを記憶部117に記憶させて、ロード可能な状態とする。
【0144】
ステップS46において、アプリケーション記述ファイルによって管理されているアプリケーションプログラムとインストールされているアプリケーションプログラムとのバージョンが整合していると判断された場合、または、ステップS50の処理の終了後、ステップS51において、プロセス制御部133は、アプリケーションプログラムを起動して、処理は、図11のステップS7に進む。
【0145】
ステップS48において、アプリケーションプログラムのダウンロードが許可されなかったと判断された場合、ステップS52において、プログラム制御部116は、クラスライブラリ151に、ユーザからアプリケーションプログラムのダウンロードが許可されなかったことを通知するので、GUI制御部135は、アプリケーションプログラムを起動することができないことをユーザに通知するためのエラーメッセージを、表示部12に表示させ、処理は、ステップS47に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0146】
また、ステップS48において、アプリケーションプログラムのダウンロードが許可されなかったと判断された場合には、処理をステップS47に戻すことなく、処理を終了させる(すなわち、図11のステップS7に進ませることなく処理を終了させる)ようにしても良い。
【0147】
このような処理により、受信したメッセージにより指定されるアプリケーションプログラムが、すでにインストールされているか否か、インストールされていた場合は、そのアプリケーションプログラムのバージョンが、指定されているものと整合しているか否かが判断され、受信したメッセージにより指定されるアプリケーションプログラムがインストールされていない場合、または、バージョンが不整合である場合にのみ、アプリケーションプログラムがダウンロードされるようになされているので、例えば、電子メールなどにプログラムを添付して送受信することなく、メッセージ送信先の端末装置2−2において、メッセージ送信元の端末装置2−1と同一のバージョンのアプリケーションプログラム118による処理を実行させるようにすることができる。
【0148】
次に、図15のフローチャートを参照して、図11のステップS7において実行されるプロセス実行処理について説明する。
【0149】
クラスライブラリ115のデータ抽出部131は、ステップS71において、送受信制御部112から供給された受信メッセージの制御データ記述エリア154に記述された制御データを取得し、ステップS72において、必要なデータを抽出して、プロセス制御部133に供給する。例えば、図9を用いて説明したメッセージが受信された場合、データ抽出部131は、プロセスの作成指示情報163、送信元のプロセス識別情報166、および、送信先のプロセス識別情報167を抽出して、プロセス制御部133に供給する。
【0150】
ステップS73において、プロセス制御部133は、供給されたデータを基に、受信されたメッセージは、新規プロセスの生成を指令する情報であるか否かを判断する。
【0151】
ステップS73において、新規プロセスの生成を指令する情報であると判断された場合、ステップS74において、プロセス制御部133は、新規プロセスを生成し、図10を用いて説明した、送信先で生成される識別子171を生成して、受信したメッセージに含まれていた、送信先のプロセス識別子167と関連付けて、記憶部117に記憶させる。
【0152】
ステップS73において、新規プロセスの生成を指令する情報ではないと判断された場合、ステップS75において、プロセス制御部133は、送信元のプロセス識別情報166、および、送信先のプロセス識別情報167を基に、受信したメッセージで指定されたプロセスは、現在休止しているか否かを判断する。
【0153】
ステップS75において、メッセージで指定されたプロセスは、現在休止していると判断された場合、ステップS76において、プロセス制御部133は、該当するプロセスをロード、すなわち、該当するプロセスに関する情報を、記憶部117から読み出して、アプリケーションプログラム118に供給する。
【0154】
ステップS74の処理の終了後、ステップS75において、メッセージで指定されたプロセスは、現在休止していないと判断された場合、または、ステップS76の処理の終了後、ステップS77において、データ抽出部131は、供給されたメッセージから抽出した、アプリケーション固有のデータ169を、アプリケーションプログラム118に供給する。
【0155】
ステップS77において、アプリケーションプログラム118は、供給された情報を基に、固有の処理を実行し、処理は、図11のステップS8に進む。
【0156】
このような処理により、受信メッセージに含まれている情報を基に、プロセスが新規作成されるか、または、休止中のプロセスが再開されて、アプリケーションプログラムの固有の処理が実行される。
【0157】
次に、図16のフローチャートを参照して、図11のステップS9において実行される、情報送信処理について説明する。
【0158】
ステップS81において、アプリケーションプログラム118は、プロセス制御部113に、図11のステップS3、または、ステップS7において実行されたアプリケーションプログラムにおいて生成されたパラメータを供給する。供給されたパラメータは、プロセスが休止される場合、後述する図17のステップS91の処理により、記憶部117に記憶される。
【0159】
ステップS82において、アプリケーションプログラム118は、データ作成部132に、例えば、操作入力部111に供給された、ユーザの操作入力により生成されたデータなど、送信するメッセージ生成のために必要な情報(すなわち、アプリケーション固有のデータ169に記載されて送信される情報)を供給する。
【0160】
ステップS83において、データ作成部132は、供給された情報のフォーマットを変換して、プロセス生成指示情報163乃至分類情報168、および、送信元で生成される識別子171を、ユーザにより入力された可読メッセージエリア153に記述されるテキストデータとともに、送信するメッセージの本文152に、所定のバウンダリ識別子162によりマルチパートに区別される形式として付加し、図9または図10を用いて説明したようなメッセージデータを生成する。
【0161】
ステップS84において、データ作成部132は、送受信制御部112に、生成したメッセージデータを供給する。
【0162】
ステップS84において、送受信制御部112は、トランスポートAPI134の制御に基づいて、供給されたメッセージを、実行されているプロセスにおいて指定される所定の送信先に送信し、処理は、図11のステップS10に進む。
【0163】
このような処理により、アプリケーションプログラム118が実行する処理によって生成されたデータが、所定の送信先に送信されるので、アプリケーションプログラム118といわゆるメールソフト(メーラー)をそれぞれ起動して、アプリケーションプログラム118により生成されたデータを、ユーザの操作入力により、送信する電子メールに記載したり、または、添付する必要がなくなるので、簡単な操作で、複数の端末装置2において情報を授受することが可能となる。
【0164】
次に、図17のフローチャートを参照して、図11のステップS11において実行される、永続化処理について説明する。
【0165】
ステップS91において、プロセス制御部133は、図11のステップS3、または、ステップS7において実行されたアプリケーションプログラム118によって生成された、プロセス情報や、アプリケーションに固有の情報を、プロセスを識別するプロセス識別子とともに、記憶部117に供給して保存させる。プロセス識別子によって識別されるプロセスは、ここで一旦休止される。
【0166】
ステップS91において、プロセス制御部133は、アプリケーションプログラム118の終了を指令し、処理は、図11のステップS13に進む。
【0167】
このような処理により、プロセスを常に実行していなくても、待機させておいて、所望のタイミングで再開させることが可能となる。したがって、1つのプロセスに対応するアプリケーションプログラム118が起動している間は、他のプロセスを永続化しておくことにより、複数のプロセスを、それぞれ、個別に実行させることが可能となるので、いわゆるマルチタスクでない情報処理装置であっても、例えば、複数のユーザと、対戦ゲームを並行して行うようなことが可能となる。
【0168】
図11乃至図17を用いて説明した処理により、複数の端末装置2において、電子メールの形式に則って、制御データを送信することが可能なメッセージを用いて情報を授受することにより、それぞれの端末装置2において同一のアプリケーションプログラムを起動させて、プロセス識別子によって識別されるプロセスを実行させるようにすることができるので、例えば、対戦型ゲームや、スケジュールの調整など、複数のユーザによるコミュニケーションを、正確に、かつ、簡単な操作で行うようにすることが可能となる。
【0169】
図11乃至図17を用いて説明した処理においては、アプリケーションプログラム118の具体的な処理についての詳細を説明せず、アプリケーションプログラムの起動やプロセスの実行について主に説明したが、次に、イベントの企画に対して、参加者の予定を基に開催日を決定し、参加者に決定内容を通知する一連の処理を実行するアプリケーションプログラムを例として、同一のアプリケーションプログラムが複数の端末装置2において実行される場合の具体的な処理について説明する。
【0170】
イベントの企画に対して、参加者の予定を基に開催日を決定し、参加者に決定内容を通知することができるアプリケーションプログラム118の名称を、「イベントセッティング」として、以下に説明する。
【0171】
例えば、イベントの開催を企画したユーザ(幹事)が、自分自身が保有する端末装置2−1を用いて、図8を用いて説明したアプリケーション一覧表示画面144を表示させて、「イベントセッティング」というプログラム名のアプリケーションプログラムを新規に開始することを指令した場合、図11におけるステップS2の処理により、図12を用い説明したアプリケーションプログラム起動処理1が実行されて、「イベントセッティング」が、アプリケーションプログラム118として起動される。そして、図11におけるステップS3の処理により、アプリケーションプログラム118である、「イベントセッティング」に固有の処理が実行される。
【0172】
図18のフローチャートを参照して、「イベントセッティング」というプログラム名でユーザにより選択されるアプリケーションプログラムが、アプリケーションプログラム118として起動された場合の、図11におけるステップS3の処理に対応する、イベント作成処理について説明する。
【0173】
ステップS101において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、図19に示されるような、招待状作成支援画面191を表示させる。
【0174】
招待状作成支援画面191には、例えば、イベント名、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日、イベントの開催時間、並びに、招待状の送信先となるユーザ名などを指定することが可能な、テキストボックス、または、ドロップダウンリストボックスなどが備えられ、ユーザにより、所望のイベント名、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日、イベントの開催時間、並びに、招待状の発送先となるユーザ名などが選択可能、または、テキストデータとして入力することが可能なようになされている。
【0175】
なお、ドロップダウンリストボックスに、予めデータが記入され、ユーザにより選択可能になされている場合、例えば、招待状の送信先となるユーザ名は、いわゆるメールソフトにおいて記憶されているアドレス情報から自動的に読み込むことができるようにしても良いし、ドロップダウンリストボックスに予め記入されるデータの内容を、ユーザによる所定の処理により変更することができるようにしても良い。
【0176】
ステップS102において、アプリケーションプログラム118は、動作状態を、ユーザの操作入力が可能な状態とする。すなわち、アプリケーションプログラム118は、ユーザからの操作入力があった場合、操作入力部111から供給される信号を基に、GUI制御部135の処理により、表示部12に表示されている招待状作成支援画面191の表示を変更し、現在の操作入力内容を、記憶部117に一時保存する。
【0177】
ステップS103において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、決定ボタン192が押下され、図20に示される開催希望日選択画面201の表示の指令を受けたか否かを判断する。ステップS103において、開催希望日選択画面201の表示の指令を受けていないと判断された場合、処理は、ステップS102に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0178】
ステップS103において、開催希望日選択画面201の表示の指令を受けたと判断された場合、ステップS104において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている個人予定情報(PIM情報)を参照する。
【0179】
ステップS105において、アプリケーションプログラム118は、参照した個人予定情報を基に、図20に示される開催希望日選択画面201に対応する画像データを生成し、GUI制御部135の処理により、表示部12に表示させる。
【0180】
開催希望日選択画面201には、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日の間の日程と、ユーザにより選択された日程表示202に対応するスケジュールの詳細が表示される詳細表示エリア203が表示され、設定した内容を基に、招待状を生成して、図19の招待状作成支援画面191において指定された送信先に送信する場合に押下される送信ボタン204と、図19の招待状作成支援画面191に表示を戻す場合に操作される戻るボタン205が設けられている。
【0181】
ユーザが、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日の間の日程のうちから開催候補日を決定することを支援するために、開催希望日選択画面201がはじめに表示されたときには、記憶部117に記憶されている個人予定情報において、それぞれの日程のイベント開催時間にユーザの予定があるか否かが、例えば、「まる」か「ばつ」かの記号によって示されている。そして、表示されている日程は、ユーザによってそれぞれ選択可能になされており、選択された日程表示202に対応する登録済みのスケジュールの詳細が、スケジュールの詳細表示エリア203に表示される。
【0182】
ユーザは、それぞれの日程において、スケジュールの詳細表示エリア203に表示されるスケジュールの詳細を参照して、必要に応じて、日程ごとの、「まる」か「ばつ」かの記載を変更することができる。そして、送信ボタン204が押下されたときに、「まる」が記載されている日程が、開催候補日として選択されたものとして、招待状が生成されて、図19の招待状作成支援画面191において指定された送信先に送信されるようになされている。
【0183】
ステップS106において、アプリケーションプログラム118は、動作状態を、ユーザの操作入力が可能な状態とする。すなわち、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザからの開催候補日の「まる」「ばつ」の反転を指示する操作入力があった場合、GUI制御部135の処理により、開催希望日選択画面201の所定の「まる」「ばつ」の表示を反転させ、現在の操作入力により指定された開催候補日の情報を、記憶部117に一時保存する。
【0184】
ステップS107において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、送信ボタン204が押下されたか否かを判断する。
【0185】
ステップS107において、送信ボタン204が押下されていないと判断された場合、ステップS108において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、戻るボタン205が押下されたか否かを判断する。ステップS108において、戻るボタン205が押下されたと判断された場合、処理は、ステップS101に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS108において、戻るボタン205が押下されていないと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0186】
ステップS107において、送信ボタン204が押下されたと判断された場合、ステップS109において、アプリケーションプログラム118は、ステップS102およびステップS106の処理により、記憶部117に一時保存された情報を基に、イベント名、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日、イベントの開催時間、および、開催候補日の詳細などの情報を、アプリケーション固有のデータ169として含む招待状のメッセージを、データ作成部132の処理により作成させ、招待状作成支援画面191において指定されたユーザに情報の送信の必要がある状態とし、プロセスを休止状態として、処理は、図11のステップS8に進む。
【0187】
すなわち、図18のフローチャートを用いて説明した処理が、図11のステップS3において実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要があると判断されるので、ステップS9において、図16のフローチャートを用いて説明した情報送信処理が実行されて、招待状に対応する電子メールが、招待状作成支援画面191において指定されたユーザに送信されるとともに、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されて、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0188】
そして、招待状に対応する電子メールを受信した端末装置2−2においては、いずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けることなく、招待状に対応する電子メールが選択されて、その本文に制御データ記述エリア154が含まれていることが検出されるので、ステップS6において、図13を用いて説明した、アプリケーション起動処理2が実行されて、「イベントセッティング」というプログラム名のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムが、必要に応じてダウンロードされて、起動される。そして、ステップS7において、図15を用いて説明したプロセス実行処理が実行され、ステップS78の処理により、アプリケーションプログラム118である、「イベントセッティング」に固有の処理が実行される。
【0189】
また、幹事が保有する端末装置2−1においても、招待状の返信を受信するので、いずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けることなく、招待状の返信に対応する電子メールが選択されて、その本文に制御データ記述エリア154が含まれていることが検出されるので、ステップS6において、図13を用いて説明した、アプリケーション起動処理2が実行されて、「イベントセッティング」というプログラム名のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムが起動される。そして、ステップS7において、図15を用いて説明したプロセス実行処理が実行され、ステップS78の処理により、アプリケーションプログラム118である、「イベントセッティング」に固有の処理が実行される。
【0190】
更に、幹事が保有する端末装置2−1から送信された、イベントの開催決定通知を受信した端末装置2−2においても、いずれかのアプリケーションを起動させるための操作入力を受けることなく、イベントの開催決定通知に対応する電子メールが選択されて、その本文に制御データ記述エリア154が含まれていることが検出されるので、ステップS6において、図13を用いて説明した、アプリケーション起動処理2が実行されて、「イベントセッティング」というプログラム名のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムが起動される。そして、ステップS7において、図15を用いて説明したプロセス実行処理が実行され、ステップS78の処理により、アプリケーションプログラム118である、「イベントセッティング」に固有の処理が実行される。
【0191】
次に、図21乃至図23のフローチャートを参照して、「イベントセッティング」というプログラム名でユーザにより選択されるアプリケーションプログラムが、アプリケーションプログラム118として、電子メールの受信によって起動された場合の、図15におけるステップS78の処理に対応する、メッセージ開封処理について説明する。
【0192】
ステップS131において、アプリケーションプログラム118は、供給されたデータのうちの、分類情報168やアプリケーション固有のデータ169を基に、受信したメッセージは、招待状であるか否かを判断する。
【0193】
ステップS131において、受信したのは招待状ではないと判断された場合、ステップS132において、アプリケーションプログラム118は、供給されたデータのうちの、分類情報168やアプリケーション固有のデータ169を基に、受信したメッセージは、イベントの決定通知であるか否かを判断する。
【0194】
ステップS132において、受信したのはイベントの決定通知であると判断された場合、処理は、後述するステップS142に進む。ステップS132において、受信したのはイベントの決定通知ではないと判断された場合、受信したのは、参加希望通知であるので、処理は、後述するステップS158に進む。
【0195】
ステップS131において、受信したのは招待状であると判断された場合(すなわち、この端末装置2は、幹事ではないユーザが保有する端末装置2−2であるので)、ステップS133において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、図24に示されるような、イベント通知画面211を表示させる。
【0196】
イベント通知画面211には、メッセージを受信したユーザに、メッセージの内容を通知するためのテキストデータが表示される。招待状に対応するメッセージには、そのメッセージの本文152の制御データ記述エリア154に含まれる、アプリケーション固有のデータ169に、例えば、イベント名、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日、イベントの開催時間などの情報が記載されているので、これらの内容を含むテキストデータが生成されて、表示される。
【0197】
アプリケーションプログラム118は、このイベント通知画面211に対応する表示画像データを生成する場合、予め、“「(イベント名)」を「(イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日)」の間で「(イベントの開催時間)」に開催します”という、括弧内を空白としたテキストデータのフォーマットを用意し、受信した招待状に対応するメッセージのアプリケーション固有のデータ169から、対応する部分を抽出して、フォーマットの空白部分に当てはめることにより、テキストデータを生成し、表示させることができる。
【0198】
ステップS134において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、イベント通知画面211の「次へ」ボタン212が選択されたか否かを判断する。ステップS134において、「次へ」ボタン212が選択されていないと判断された場合、処理は、ステップS133に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0199】
ステップS134において、「次へ」ボタン212が選択されたと判断された場合、ステップS135において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている個人予定情報(PIM情報)を参照する。
【0200】
ステップS136において、アプリケーションプログラム118は、受信したメッセージの本文152の制御データ記述エリア154に含まれる、アプリケーション固有のデータ169に記載されている、イベント開催候補日の期間開始日および期間終了日、並びに、イベント開催候補日の詳細情報と、参照した個人予定情報とを基に、図25に示される参加希望日選択画面221に対応する画像データを生成し、GUI制御部135の処理により、表示部12に表示させる。
【0201】
参加希望日選択画面221には、イベント開催候補日の日程と、ユーザにより選択された日程表示222に対応するスケジュールの詳細が表示される詳細表示エリア223が表示され、それぞれの日程には、イベント開催候補日のイベント開催時間にユーザに予定があるか否かに基づいて、予め、「まる」と「ばつ」が表示されている。ユーザは、日程表示222を任意に移動させて、対応する日程のスケジュールの詳細を確認しながら、参加希望日選択画面221の「まる」が表示されている日程のうち、参加予定日としたくない日程を、「ばつ」に変更する操作入力を行う。
【0202】
更に、参加希望日選択画面221には、設定した内容を基に、招待状の返信である、参加希望日の通知を生成して、幹事が有する端末装置2−1に送信する場合に押下される送信ボタン224と、参加希望日の通知を後から送信する場合に操作される「保留」ボタン225が設けられている。
【0203】
ステップS137において、アプリケーションプログラム118は、動作状態を、ユーザの操作入力が可能な状態とする。すなわち、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザからの参加希望日の「まる」「ばつ」の反転を指示する操作入力があった場合、GUI制御部135の処理により、参加希望日選択画面221の所定の「まる」「ばつ」の表示を反転させ、操作入力により「まる」で指定される参加希望日の情報を、記憶部117に一時保存する。
【0204】
ステップS138において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、送信ボタン224が押下されたか否かを判断する。
【0205】
ステップS138において、送信ボタン224が押下されていないと判断された場合、ステップS139において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、保留ボタン225が押下されたか否かを判断する。ステップS139において、保留ボタン225が押下されていないと判断された場合、処理は、ステップS137に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0206】
ステップS139において、保留ボタン225が押下されたと判断された場合、ステップS140において、アプリケーションプログラム118は、受信したメッセージの本文152の制御データ記述エリア154に含まれる、招待状の情報を記憶部117に保存し、プロセスを休止状態として、処理は、図11のステップS8に進む。
【0207】
すなわち、ステップS140の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されないが、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されて、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0208】
ステップS138において、送信ボタン224が押下されたと判断された場合、ステップS141において、アプリケーションプログラム118は、ステップS137の処理により、記憶部117に一時保存された参加希望日に関する情報を基に、データ作成部132により送信する情報を生成させ、情報の送信の必要がある状態とし、プロセスを休止状態として、処理は、図11のステップS8に進む。
【0209】
すなわち、ステップS140の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要があると判断されるので、ステップS9の情報送信処理が実行され、更に、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されて、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0210】
データ作成部132により生成される、参加希望日を示す情報は、いずれのユーザにおいても、同一のフォーマットで生成される。したがって、後述する処理により、幹事が有する端末装置2−1において、容易に集計することが可能となる。
【0211】
ステップS132において、受信したのはイベントの決定通知であると判断された場合(すなわち、この端末装置2は、幹事ではないユーザが保有する端末装置2−2であるので)、ステップS142において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、図26に示されるような、決定内容通知画面231を表示させる。
【0212】
決定内容通知画面231には、メッセージを受信したユーザに、メッセージの内容を通知するためのテキストデータが表示される。内容決定通知に対応するメッセージには、そのメッセージの本文152の制御データ記述エリア154に含まれる、アプリケーション固有のデータ169に、例えば、イベント名、イベント開催日、および、イベントの開催時間などの情報が記載されているので、これらの内容を含むテキストデータが生成されて、表示される。
【0213】
アプリケーションプログラム118は、この決定内容通知画面231に対応する表示画像データを生成する場合、予め、“「(イベント名)」は「(イベント開催日)」の「(イベントの開催時間)」に決まりました”というテキストのフォーマットを用意し、受信した招待状に対応するメッセージのアプリケーション固有のデータ169から、対応する部分を抽出して、フォーマットの空白部分に当てはめて、テキストデータを生成し、表示させることができる。
【0214】
ステップS143において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、決定内容通知画面231の「次へ」ボタン232が選択されたか否かを判断する。ステップS143において、「次へ」ボタン232が選択されていないと判断された場合、処理は、ステップS142に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0215】
ステップS144において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている実行済みのプロセスの履歴情報、すなわち、プロセス休止状態として、永続化処理を行う場合に記憶されている情報を参照して、幹事が有する端末装置2−1に対して、参加希望日は返信済みであるか否かを判断する。ステップS144において、参加希望日が返信済みではないと判断された場合、処理は、後述するステップS152に進む。
【0216】
ステップS144において、参加希望日は返信済みであると判断された場合、ステップS145において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている実行済みのプロセスの履歴情報を参照して、参加希望の返信内容を参照する。
【0217】
ステップS146において、アプリケーションプログラム118は、ステップS145で参照した参加希望日と、受信したメッセージに記載されている、イベント開催日の決定内容が一致しているか否かを判断する。
【0218】
ステップS146において、参加希望日とイベント開催日の決定内容が一致していると判断された場合、ステップS147において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、図27に示されるような、記憶部117に記憶されている個人予定情報(PIM情報)への、予定の追加を確認するための、例えば、「参加お待ちしています。スケジュールに登録しますか?」のメッセージと、予定の追加を指令するための「はい」ボタン242と、予定の追加のキャンセルを指令するための「いいえ」ボタン243を備えた、メッセージウィンドウ241を表示させる。
【0219】
ステップS148において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、「はい」ボタン242が押下されたか否か、すなわち、ユーザにより、予定追加が指令されたか否かを判断する。
【0220】
ステップS148において、予定追加が指令されたと判断された場合、ステップS149において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている個人予定情報(PIM情報)のイベント開催日に対応する日程およびイベント開催時間に、新たな予定であるイベント(ここでは、「お食事会」)を追加し、処理は、図11のステップS8に進む。
【0221】
すなわち、ステップS148の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されず、更に、ステップS10において、プロセスの永続化は必要ではないと判断されるので、ステップS11の処理も実行されない。
【0222】
ステップS148において、予定追加が指令されていない、すなわち、「いいえ」ボタン243が押下されたと判断された場合、ステップS150において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に、決定内容通知のイベント名、開催決定日、および、開催時間などの決定内容通知の情報を保存し、プロセスを休止状態とし、処理は、図11のステップS8に進む。
【0223】
すなわち、ステップS150の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されないが、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されるので、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0224】
ステップS146において、参加希望日とイベント開催日の決定内容が一致していなかったと判断された場合、ステップS151において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、「残念ながら、お食事会は、7/3に開催されることになりました。」などの、希望日と一致しなかったことを通知するメッセージを表示し、処理は、図11のステップS8に進む。
【0225】
すなわち、ステップS151の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されず、更に、ステップS10において、プロセスの永続化は必要ではないと判断されるので、ステップS11の処理も実行されない。
【0226】
ステップS144において、参加希望日は返信済みではないと判断された場合、アプリケーションプログラム118は、ステップS152において、記憶部117に記憶されている個人予定情報(PIM情報)を参照し、ステップS153において、受信したメッセージに記載されている、イベント開催日の予定が空いているか否かを判断する。ステップS153において、イベント開催日の予定が空いていないと判断された場合、処理は、ステップS151に進む。
【0227】
ステップS153において、イベント開催日の予定が空いていると判断された場合、ステップS154において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば、図28に示されるように、参加希望を送信するか否かを選択させるための、例えば、「返事をしていませんが、予定は空いています。参加しますか?」というメッセージと、参加希望の送信を指令するための「はい」ボタン252と、参加希望の送信をキャンセルを指令するための「いいえ」ボタン253とを備えた、メッセージウィンドウ251を表示させる。
【0228】
ステップS155において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111から供給される信号を基に、ユーザにより、「はい」ボタン252が押下されて、参加希望の送信が指令されたか否かを判断する。
【0229】
ステップS155において、参加希望の送信が指令されたと判断された場合、ステップS156において、アプリケーションプログラム118は、送信する情報、すなわち、対応するイベントに参加希望であることを、幹事に通知するための参加希望メッセージを生成し、プロセスを休止状態として、処理は、図11のステップS8に進む。
【0230】
すなわち、ステップS156の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要があると判断されるので、ステップS9の情報送信処理が実行され、更に、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されて、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0231】
ステップS155において、参加希望の送信が指令されていない、すなわち、「いいえ」ボタン253が押下されたと判断された場合、ステップS157において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に、決定内容通知のイベント名、開催決定日、および、開催時間などの決定内容通知の情報を保存し、プロセスを休止状態とし、処理は、図11のステップS8に進む。
【0232】
すなわち、ステップS150の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されないが、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されるので、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0233】
ステップS132において、受信したのはイベントの決定通知ではないと判断された場合、受信したのは、参加希望通知であるので(すなわち、この端末装置2は、幹事が保有する端末装置2−1であるので)、ステップS158において、アプリケーションプログラム118は、このプロセスの処理において設定されるイベントの日程は決定済みであるか否かを判断する。
【0234】
ステップS158において、イベントの日程は決定済みではないと判断された場合、ステップS159において、アプリケーションプログラム118は、受信した参加希望通知が、このプロセスの処理において設定されるイベントにおいて、一番最初に到着した参加希望通知である場合は、参加希望者リストを生成して、受信した参加希望通知のメッセージを基に、参加希望通知の送信者名や、参加希望日の情報を記憶部117に記憶させ、このプロセスの処理において設定されるイベントの参加希望者リストがすでに記憶部117に存在する場合は、受信した参加希望通知のメッセージを基に、参加希望者リストを更新する。
【0235】
受信した参加希望通知に含まれる、参加希望日を示す情報は、いずれの参加希望通知においても、同一のフォーマットで記述されている。したがって、アプリケーションプログラム118は、参加希望者リストを容易に生成し、更新することが可能である。
【0236】
ステップS160において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に記憶されている参加希望者リストを基に、図29に示されるような、日程別の参加希望者表示画面261に対応する表示画像データを生成し、GUI制御部135の処理により、表示部12に表示させるとともに、操作入力部111により取得されるユーザの操作入力にしたがって、日程ごとの参加希望者名を表示する。
【0237】
すなわち、図29の参加希望者表示画面261においては、参加希望日として通知された日程と参加希望人数が、例えば、参加希望人数が多い順番に表示され、ユーザにより選択された日程表示262に対応する参加希望者の名前が表示される詳細表示エリア263が表示され、日程表示262として選択した日程を、イベントの開催日として決定し、招待状作成支援画面191によって指定された招待状の送信先に、イベントの決定通知を送信する場合に押下される決定ボタン265と、後からイベントの開催日を決定する場合に操作される戻るボタン205が設けられている。
【0238】
ここでは、いずれかの日程をイベントの開催日として決定するものとして説明しているが、例えば、参加希望者がいずれの日程においても少ない場合などは、イベントの開催を見合わせることとし、イベントを開催しないことを通知するメッセージを招待状作成支援画面191によって指定された招待状の送信先に送信することができるようにしても良い。
【0239】
ステップS161において、アプリケーションプログラム118は、操作入力部111により取得されるユーザの操作入力を基に、参加希望者表示画面261の決定ボタン265が押下され、日程決定が指令されたか否かを判断する。
【0240】
ステップS161において、日程決定が指令されたと判断された場合、アプリケーションプログラム118は、ステップS162において、データ作成部132の処理により、送信する情報を生成させ、図19の招待状作成支援画面191を用いて説明した、招待状を送信するあて先として指定されたユーザが保有するそれぞれの端末装置2に対して、情報の送信の必要がある状態とし、ステップS163において、参加予定者リストを保存し、プロセスを休止状態として、処理は、図11のステップS8に進む。
【0241】
また、アプリケーションプログラム118は、決定された日程を基に、記憶部117に記憶されている個人予定情報のイベントの開催日および開催時間に、このイベントの予定を追加することができる。
【0242】
すなわち、ステップS162およびステップS163の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要があると判断されるので、ステップS9の情報送信処理が実行され、更に、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されるので、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0243】
ステップS161において、日程決定が指令されていないと判断された場合、ステップS164において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に参加希望者リストを保存し、プロセスを休止状態とし、処理は、図11のステップS8に進む。
【0244】
すなわち、ステップS164の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されないが、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されるので、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0245】
ステップS158において、イベントの日程は決定済みではあると判断された場合、ステップS165において、アプリケーションプログラム118は、参加希望通知のメッセージを送信したユーザを、記憶部117に記憶されている参加予定者リストに、参加者として追加する。
【0246】
ステップS166において、アプリケーションプログラム118は、GUI制御部135の処理により、表示部12に、例えば「7/3日の「お食事会」に、「吉田」さんの参加が追加されます」などの、参加者が追加されたことを通知するメッセージを表示する。このメッセージも、例えば、予め、“「(イベント開催日程)」の「(イベント名)」に、「(参加希望通知のメッセージを送信したユーザ名)」さんの参加が追加されます”というテキストのフォーマットを用意し、受信した参加希望通知に対応するメッセージのアプリケーション固有のデータ169から、対応する部分を抽出して、フォーマットの空白部分に当てはめて、テキストデータを生成し、表示させるものとしても良いことは言うまでもない。
【0247】
ステップS167において、アプリケーションプログラム118は、記憶部117に参加希望者リストを保存し、プロセスを休止状態とし、処理は、図11のステップS8に進む。
【0248】
すなわち、ステップS164の処理が実行された場合、ステップS8において、情報を送信する必要がないと判断されるので、ステップS9の情報送信処理は実行されないが、ステップS10において、プロセスの永続化が必要であると判断されるので、ステップS11の永続化処理が実行される。
【0249】
このような処理により、受信したメッセージに基づいて、プロセスが生成されるか、または、休止しているプロセスが再開されて実行されるアプリケーションプログラム118において、保存されているユーザの個人予定情報(PIM情報)が参照されて、ユーザが返信する情報の生成を支援するための表示画面が表示され、ユーザの操作入力を基に、返信する情報が生成されるようになされている。したがって、ユーザは、受信したメッセージによって起動されるアプリケーションプログラム118以外に、スケジューラーなどのユーザの個人予定情報を管理するプログラムを起動することなく、すでに決定されている予定を確認しつつ、返信する情報を簡単な操作で生成することができる。
【0250】
また、このような処理により生成される返信用の情報は、一定のフォーマットとなるため、複雑な処理を行うことなく、返信された情報を集計することが可能となる。
【0251】
また、例えば、幹事が、現在参加希望を送付しているユーザを確認したい場合や、幹事以外のユーザが、保留中の返事を送信しようとした場合など、休止中のイベントを再開する必要が生じる場合がある。そのような場合、ユーザは、自分自身が保有する端末装置2を用いて、図7を用いて説明したプロセス一覧表示画面141を表示させて、所望する休止中のイベントを選択して、イベントを再開させるので、図11におけるステップS2の処理により、図12を用い説明したアプリケーションプログラム起動処理1が実行されて、「イベントセッティング」が、アプリケーションプログラム118として起動される。そして、図11におけるステップS3の処理により、アプリケーションプログラム118である、「イベントセッティング」に固有の処理が実行される。
【0252】
次に、図30のフローチャートを参照して、休止中のプロセスを再開する場合の、イベント確認処理について説明する。
【0253】
ステップS181において、GUI制御部135は、休止中のプロセスの一覧である図7を用いて説明したプロセス一覧表示画面141を、表示部12に表示する。
【0254】
ステップS182において、操作入力部111は、ユーザから、プロセス一覧表示画面141に表示されている休止中のプロセスのうち、いずれかのプロセスが選択されたか否かを判断する。ステップS182において、いずれのプロセスも選択されていないと判断された場合、処理は、ステップS181に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0255】
ステップS182において、いずれかのプロセスが選択されたと判断された場合、ステップS183において、プロセス制御部133は、記憶部177から、選択されたプロセスに関するデータを読み込む。
【0256】
ステップS184において、プロセス制御部133は、図18を用いて説明したイベント作成処理に対応するプロセスが選択されたか否かを判断する。
【0257】
ステップS184において、イベント作成処理に対応するプロセスが選択されたと判断された場合、ステップS185において、プロセス制御部133は、イベント作成処理の対応する個所から、アプリケーションプログラム118の処理を再開させ、処理は、図11のステップS8に進む。
【0258】
ステップS184において、イベント作成処理に対応するプロセスが選択されていないと判断された場合、メッセージ開封処理に対応するプロセスが選択されたと判断されるので、ステップS186において、プロセス制御部133は、メッセージ開封処理の対応する個所からアプリケーションプログラム118の処理を再開させ、処理は、図11のステップS8に進む。
【0259】
このような処理により、ユーザは、休止中のイベントを任意に再開させて、幹事が、現在参加希望を送付しているユーザを確認したり、幹事以外のユーザが、保留中の返事を送信することができるようにすることができる。
【0260】
以上の説明においては、端末装置2に、PDA11を用いる場合について説明したが、本発明においては、端末装置2として、例えば、携帯型電話機などを用いることも可能である。
【0261】
図31および図32を用いて、本発明を適用したカメラ付ディジタル携帯電話機301の外観構成について説明する。
【0262】
図31に示すように、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、中央のヒンジ部311を境に、表示部312と本体313とに分けられており、ヒンジ部311を介して、折り畳み可能に形成されている。
【0263】
表示部312には、上端左部に送受信用のアンテナ314が、引出しおよび収納可能な状態に取り付けられており、アンテナ314を介して、図示しない基地局との間で電波を送受信するようになされている。また表示部312には、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回動自在なカメラ部315が設けられており、カメラ部315のCCDカメラ316によって所望の撮像対象を撮像し得るようになされている。
【0264】
ここで、表示部312は、カメラ部315がユーザによってほぼ180度回動されて位置決めされた場合、図32に示すように、カメラ部315の背面側中央に設けられたスピーカ317が正面側に位置することになり、これにより、通常の音声通話状態に切り換わるようになされている。
【0265】
更に、表示部312には、その正面に液晶ディスプレイ318が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等のほか、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部315のCCDカメラ316で撮像した画像を表示し得るようになされている。
【0266】
一方、本体313には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話および電源キー、クリアキーおよび電子メールキー等の操作キー319が設けられており、操作キー319を用いて各種指示を入力し得るようになされている。
【0267】
また、本体313には、操作キー319の下部にメモボタン320やマイクロフォン321が設けられており、メモボタン320によって通話中の相手の音声を録音し得るとともに、マイクロフォン321によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0268】
更に、本体313には、操作キー319の上部に、回動自在なジョグダイヤル322が、本体313の表面から僅かに突出した状態で設け等られており、ジョグダイヤル322に対する回動操作に応じて、液晶ディスプレイ318に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作、および、画像の送り動作等の種々の動作が実行されるようになされている。
【0269】
例えば、本体313は、ユーザによるジョグダイヤル322の回動操作に応じて、液晶ディスプレイ318に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、ジョグダイヤル322が本体313の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して自動的に発呼処理を行うようになされている。
【0270】
なお、本体313には、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話および電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0271】
ところで、本体313には、本体313の左側面上部に抜差自在なメモリースティック(商標)323を挿着するためのメモリースティックスロット324が設けられており、メモボタン320が押下されると、メモリースティック323に通話中の相手の音声が記録されたり、ユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ316で撮像した画像などが記録されるようになされている。
【0272】
したがって、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、メモリースティック323を介して、他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができるようになされている。
【0273】
図33は、カメラ付ディジタル携帯電話機301の内部構成を示すブロック図である。
【0274】
図33に示すように、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、表示部312および本体313の各部を統括的に制御するようになされた主制御部350に対して、電源回路部351、操作入力制御部352、画像エンコーダ353、カメラインターフェース部354、LCD(Liquid Crystal Display)制御部355、画像デコーダ356、多重分離部357、記録再生部362、変復調回路部358および音声コーデック359が、バス360を介して互いに接続されて構成されている。
【0275】
電源回路部351は、ユーザの操作により終話および電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話機301を動作可能な状態に起動する。
【0276】
カメラ付ディジタル携帯電話機301は、CPU、ROMおよびRAM等でなる主制御部350の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン321で集音した音声信号を音声コーデック359によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部358でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部362でディジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後に、アンテナ314を介して送信する。
【0277】
また、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、音声通話モード時にアンテナ314で受信した受信信号を増幅して、周波数変換処理およびアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部358でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック359によってアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ317を介して出力する。
【0278】
更にカメラ付ディジタル携帯電話機301は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー319およびジョグダイヤル322の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部352を介して主制御部350に送出する。
【0279】
主制御部350は、テキストデータを変復調回路部358でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部362でディジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後に、アンテナ314を介して、図示しない基地局へ送信する。
【0280】
これに対して、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ314を介して、基地局CS3から受信した受信信号を、変復調回路部358でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータに復元した後、LCD制御部355を介して、液晶ディスプレイ318に電子メールとして表示する。
【0281】
この後、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、ユーザの操作に応じて、受信した電子メールを、記録再生部362を介して、メモリースティック323に記録することも可能である。
【0282】
一方、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、CCDカメラ316で撮像された画像データを、カメラインターフェース部354を介して、画像エンコーダ353に供給する。
【0283】
因みに、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ316で撮像した画像データをカメラインターフェース部354およびLCD制御部355を介して液晶ディスプレイ318に直接表示させることも可能である。
【0284】
画像エンコーダ353は、CCDカメラ316から供給された画像データを例えばMPEG(Moving Picture Experts Group )2やMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部357に送出する。
【0285】
このとき、同時に、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、CCDカメラ316で撮像中にマイクロフォン321で集音した音声を、音声コーデック359を介して、ディジタルの音声データとして多重分離部357に送出する。
【0286】
多重分離部357は、画像エンコーダ353から供給された符号化画像データと、音声コーデック359から供給された音声データとを、所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを、変復調回路部358でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部362でディジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後に、アンテナ314を介して送信する。
【0287】
これに対して、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、データ通信モード時に、例えば、簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ314を介して基地局から受信した受信信号を変復調回路部358でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを、多重分離部357に送出する。
【0288】
多重分離部357は、多重化データを分離して、符号化画像データと音声データとに分け、バス360を介して符号化画像データを画像デコーダ356に供給するとともにに、音声データを音声コーデック359に供給する。
【0289】
画像デコーダ356は、符号化画像データを、MPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより、再生動画像データを生成し、これを、LCD制御部355を介して、液晶ディスプレイ318に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが表示される。
【0290】
このとき、同時に、音声コーデック359は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ317に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データが再生される。
【0291】
この場合も、電子メールの場合と同様に、カメラ付ディジタル携帯電話機301は、受信した簡易ホームページ等にリンクされたデータを、ユーザの操作により、記録再生部362を介して、メモリースティック323に記録することが可能である。
【0292】
かかる構成に加えて、カメラ付ディジタル携帯電話機301の主制御部350のROMには、図6乃至図30を用いて説明した処理と同様の処理を、カメラ付ディジタル携帯電話機301に実行させるためのソフトウェアが格納されている。そのソフトウェアが主制御部350のCPUによって実行された場合の機能ブロック図は、図6を用いて説明した場合と同様である。
【0293】
上述した一連の処理を実行するソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0294】
この記録媒体は、図5に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク81(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク82(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク83(MD(Mini−Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ84などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0295】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0296】
また、本発明は、PDA11や、カメラ付ディジタル携帯電話機301以外にも、例えば、パーソナルコンピュータをはじめとするほかの情報処理装置においても実現可能であることは言うまでもない。
【0297】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0298】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、他の情報処理装置と情報を授受することができる。特に、ユーザの個人情報を用いて、複数のユーザ間で実行される情報の授受を、正確に、かつ、簡単な操作で行うことができるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した、情報授受システムを示すブロック図である。
【図2】図1の端末装置の一例である、PDAの一実施の形態を示す図である。
【図3】図1の端末装置の一例である、PDAの一実施の形態を示す図である。
【図4】図1の端末装置の一例である、PDAの一実施の形態を示す図である。
【図5】PDAの電気的構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した端末装置であるPDAのCPUが実行する機能を示す機能ブロック図である。
【図7】プロセス一覧表示画面について説明するための図である。
【図8】アプリケーション一覧表示画面について説明するための図である。
【図9】他の端末装置に所定のアクションを行わせるためのメッセージについて説明するための図である。
【図10】図9のメッセージを受信した端末装置が返信するメッセージについて説明するための図である。
【図11】本発明を適用した端末装置が実行する処理について説明するためのフローチャートである。
【図12】アプリケーションプログラム起動処理1について説明するためのフローチャートである。
【図13】アプリケーションプログラム起動処理2について説明するためのフローチャートである。
【図14】メッセージ表示画面について説明するための図である。
【図15】プロセス実行処理について説明するためのフローチャートである。
【図16】情報送信処理について説明するためのフローチャートである。
【図17】永続化処理について説明するためのフローチャートである。
【図18】イベント作成処理について説明するためのフローチャートである。
【図19】招待状作成支援画面について説明するための図である。
【図20】開催希望日選択画面について説明するための図である。
【図21】メッセージ開封処理について説明するためのフローチャートである。
【図22】メッセージ開封処理について説明するためのフローチャートである。
【図23】メッセージ開封処理について説明するためのフローチャートである。
【図24】イベント通知画面について説明するための図である。
【図25】参加希望日選択画面について説明するための図である。
【図26】決定内容通知画面について説明するための図である。
【図27】予定の追加を確認するためのメッセージウィンドウについて説明するための図である。
【図28】参加希望を送信するか否かを選択させるためのメッセージウィンドウについて説明するための図である。
【図29】参加希望者表示画面について説明するための図である。
【図30】イベント確認処理について説明するためのフローチャートである。
【図31】カメラ付ディジタル携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図32】カメラ部を回動したときの表示部を示す略線的斜視図である。
【図33】カメラ付ディジタル携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク, 2 端末装置, 3 コンテンツサーバ, 4 メッセージサーバ, 11 PDA, 12 表示部, 51 CPU, 111 操作入力部, 112 送受信制御部, 113 ウェブブラウザ, 114 インタプリタ, 115 クラスライブラリ, 116 プログラム制御部, 117 記憶部, 118 アプリケーションプログラム, 131 データ抽出部, 132 データ作成部, 133 プロセス制御部, 134 トランスポートAPI, 135 GUI制御部, 154 制御データ記述エリア, 301 カメラ付ディジタル携帯電話機, 350 主制御部

Claims (16)

  1. 第1の他の情報処理装置と通信することが可能な情報処理装置において、
    前記第1の他の情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、
    ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記ユーザの個人情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報、および、前記記憶手段により記憶されている前記ユーザの個人情報を基に、前記第1の他の情報処理装置に送信する第1の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成する第1の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成された前記データの表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により表示が制御された前記表示画面を参照したユーザにより入力され、前記第1の取得手段により取得された操作入力に対応する情報を基に、前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報を生成する第2の生成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信制御手段により制御された通信により、前記第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、所定の情報を抽出する抽出手段を更に備え、
    前記第1の生成手段は、前記抽出手段により抽出された前記所定の情報を基に、前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを更に生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信制御手段により制御された通信により、前記第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、少なくとも日程に関する情報を含む第3の情報を抽出する抽出手段を更に備え、
    前記記憶手段により記憶されている前記ユーザの個人情報には、前記ユーザのスケジュールに関する第4の情報が含まれ、
    前記記憶手段は、前記記憶手段により記憶されている前記第4の情報を基に、前記抽出手段により抽出された前記第3の情報に示される前記日程の予定が空いていた場合、前記抽出手段により抽出された前記第3の情報を更に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信制御手段により制御された通信により、前記第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報から、第3の情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第3の情報を基に、第2の他の情報処理装置に保存されている第4の情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段による前記第4の情報の取得を制御する取得制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶手段は、第1のアプリケーションプログラムを更に記憶し、
    前記抽出手段により抽出される前記第3の情報は、第2のアプリケーションプログラムに関する情報のアドレスを示す情報であり、
    前記第2の取得手段は、前記第4の情報として、前記第2のアプリケーションプログラムに関する情報を取得し、
    前記取得制御手段は、前記第2のアプリケーションプログラムに関する情報を基に、前記記憶手段に記憶されている前記第1のアプリケーションプログラムと前記第2の情報に示される前記第2のアプリケーションプログラムとが同一のものではないと判断された場合、前記第2の取得手段に、前記第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得制御手段は、前記第2のアプリケーションプログラムに関する情報を基に、前記記憶手段に記憶されている前記第1のアプリケーションプログラムと前記第2のアプリケーションプログラムとが同一のものであるが、そのバージョンが一致しないと判断された場合、前記第2の取得手段に、前記第2のアプリケーションプログラムを、更に取得させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記第1の他の情報処理装置に新たなプロセスを作成させるか否かを指令する情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムに関する情報のアドレスを示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記第1の他の情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムのプロセスを識別する情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記第1の情報の分類を示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2の生成手段により生成された前記第1の他の情報処理装置に送信する前記第1の情報には、前記通信制御手段により制御された通信により、前記第1の他の情報処理装置から受信した第2の情報に基づいて、前記情報処理装置が実行したアプリケーションプログラムにより生成された識別情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 他の情報処理装置と通信することが可能であり、ユーザの個人情報を記憶している情報処理装置の情報処理方法において、
    前記ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、前記第1の取得手段により取得された前記ユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、
    記憶されている前記ユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報、および、前記読み込みステップの処理により読み込まれた前記ユーザの個人情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップの処理により表示が制御された前記表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する前記第2の情報を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 記憶されているユーザの個人情報を利用して、他の情報処理装置と情報を授受する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、前記第1の取得手段により取得された前記ユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、
    記憶されている前記ユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報、および、前記読み込みステップの処理により読み込まれた前記ユーザの個人情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップの処理により表示が制御された前記表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する前記第2の情報を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  16. 記憶されているユーザの個人情報を利用して、他の情報処理装置と情報を授受する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記ユーザの操作入力に対応する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記他の情報処理装置から受信した第1の情報、または、前記第1の取得手段により取得された前記ユーザの操作入力を示す情報を基に、所定のアプリケーションプログラムを起動する起動ステップと、
    記憶されている前記ユーザの個人情報を読み込む読み込みステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報、および、前記読み込みステップの処理により読み込まれた前記ユーザの個人情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する第2の情報の生成を支援するための表示画面に対応するデータを生成し、表示を制御する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップの処理により表示が制御された前記表示画面を参照したユーザの操作入力を取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップの処理により取得された前記ユーザの操作入力に対応する情報を基に、前記他の情報処理装置に送信する前記第2の情報を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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