JP2004355093A - データのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】バックアップ・リストアプログラムにより、リストア処理をおこなうときに、バックアップ・リストア管理プログラムが提供するコマンド等を用いてバックアップ識別子を取得する必要がある。この時、特に人間がコマンド実行をした場合に生じる間違いをなくし、そのための手間を軽減する。
【解決手段】データのバックアップ実行時に、バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得し、バックアップ識別子を含んだリストア定義ファイルを作成する。データのリストア実行時には、リストア定義ファイル名を指定して、作成されたリストア定義ファイルによりリストアをおこなうようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】データのバックアップ実行時に、バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得し、バックアップ識別子を含んだリストア定義ファイルを作成する。データのリストア実行時には、リストア定義ファイル名を指定して、作成されたリストア定義ファイルによりリストアをおこなうようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラムに係り、データのバックアップ実行時に作成されるバックアップ識別子を利用して、ユーザがリストアをおこないやすくするためのデータのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業などがコンピュータシステム上で保有するデータ量は膨大なものとなり、さらに増加する一方である。このような状況のなか、保有するデータのバックアップの重要性は高まる。しかしながら、いくらデータのバックアップをおこなっても、リストアが円滑に実行できなければ、バックアップの価値は半減する。この意味で、バックアップはリストアと一体であるといえる。
【0003】
リストア処理をおこなう際には、リストアする対象を特定するために、過去におこなったバックアップ処理を特定する必要がある。そのために、バックアップ処理がバックアップ・リストアプログラムにより実行された時、当該バックアップに対してバックアップ・リストアプログラムによりバックアップ識別子を割り当てる手法がある。
【0004】
このバックアップ識別子は、過去におこなったバックアップ処理を特定するものである。バックアップ識別子は、バックアッププログラムが管理するバックアップカタログで管理される。そして、リストア時に、バックアップ識別子を指定することによりリストア対象、バックアップの種類などを特定することができる。
【0005】
このようになバックアップ識別子によるバックアップ・リストアについては、下記の非特許文献1に記載がある。
【0006】
【非特許文献1】
HiCommand Protection Manager User’s Guide Edition I (3020−3−D53−10(E));June, 2002, Hitachi, Ltd, pp. 27−28, pp. 83−94
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなバックアップ識別子によりリストアをおこなうソフトウェアでは、リストア処理を定義する場合、バックアップ・リストア管理プログラムが提供するコマンド等を用いてバックアップ識別子を取得する必要がある。このバックアップ識別子の取得時に、特に人間がコマンド実行をした場合には、間違いが発生する可能性がある。例えば、ディスプレー装置に表示された、バックアップ識別子取得のためのコマンドの実行結果の読み取りを間違って、間違ったバックアップ識別子を指定してリストア処理を実行するといったケースが考えられる。間違ったバックアップ識別子でリストア処理をおこなった場合には、最悪の場合には、データの上書きによってデータを消失するという危険性もある。また、ユーザがバックアップ識別子の取得するための手間も煩わしく、時間を要することになる。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、バックアップ時にバックアップ識別子を生成し、そのバックアップ識別子によりリストアをおこなうバックアップ・リストアプログラムを用いる場合に、バックアップ識別子を自動的に取得して、リストアを簡便におこなえるようにし、ユーザのリストア時のミスをなくすことのできるバックアップ・リストア方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータのバックアップ・リストア方法では、データのバックアップ実行時に、前記バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得する。そして、バックアップ識別子を含んだリストア処理定義ファイルを作成する。
【0010】
データのリストア実行時には、リストア定義ファイル名を指定して、作成されたリストア処理定義ファイルによりリストアをおこなうようにする。
【0011】
バックアップ識別子は、例えば、バックアップ・リストアプログラムで実行されるバックアップ実行コマンドの標準出力ファイルヘの出力から取得すればよい。
【0012】
リストア処理定義ファイル名は、ユーザが指定してもよいし、システムで自動生成するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図8を用いて説明する。
【0014】
先ず、図1および図2を用いて本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのシステム構成について説明する。
図1は、本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのハードウェア構成図である。
図2は、図1に示された計算機システムの構成でソフトウェア構成を詳細に示した構成図である。
【0015】
図1に示されるように、本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムでは、ホスト計算機100に、被バックアップ装置200、バックアップ装置300、ディスプレイ装置110、キーボード装置120が接続された構成になっている。
【0016】
ホスト計算機100は、バス105にCPU101、メモリ102、記憶装置インタフェース103、入出力装置インタフェース104が接続された構成になっており、メモリ102にプログラムがロードされてCPU101により解釈実行される。
【0017】
記憶装置インタフェース103は、種々の記憶装置とのインタフェースを司る部分であり、被バックアップ装置200、バックアップ装置300、ローカルストレージ装置130が接続されている。
【0018】
また、入出力装置インタフェース104は、種々の入出力装置とのインタフェースを司る部分であり、ディスプレイ装置110、キーボード装置120が接続されている。
【0019】
このシステムでは、被バックアップストレージ装置200に格納されているデータがバックアップ装置300にバックアップされる。また、バックアップ装置300にバックアップされたデータを被バックアップストレージ装置200にリストアする。
【0020】
被バックアップストレージ装置200は、主にハードディスクドライブ装置である。バックアップ装置300は、磁気テープ装置、光ディスク装置、ハードディスクドライブ装置などが使われる。
【0021】
これらは、被バックアップストレージ装置200、バックアップ装置300は、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)により接続される。また、図1では、ホスト計算機100とこれらの装置は、ローカル接続になっているが、SAN(Storage Area Network)により接続してもよい。
【0022】
また、キーボード装置120よりバックアップ・リストアのコマンドを入力し、ディスプレイ装置110に、バックアップ・リストアの結果や履歴などが表示される。
【0023】
ホスト計算機100にはローカルストレージ装置130が接続されており、ローカルストレージ装置130には、当該ホスト計算機100が動作するために必要となる各種プログラム、ファイル等が格納されている。
【0024】
さて、ホスト計算機100には、図2に示されるように搭載されたメモリ102上に、オペレーティングシステム(OS)1000、バックアップ・リストア管理プログラム2100がロードされて実行される。
【0025】
バックアップ・リストア管理プログラム2100は、バックアップ・リストアプログラム2100、リストア処理定義情報取得プログラム2200およびリストア処理定義プログラム2300からなっている。
【0026】
バックアップ・リストアプログラム2100は、バックアップ・リストアをおこない、バックアップをおこなったときに、バックアップ識別子を返すプログラム本体の部分である。リストア処理定義情報取得プログラム2200は、バックアップ・リストアプログラム2100が作成したバックアップ識別子を取得する。リストア処理定義プログラム2300は、リストアプログラム2100が取得したバックアップ識別子を基にして、リストアに必要なリストア処理情報を生成する。なお、これらの処理については、後に詳細に説明する。
【0027】
また、ローカルストレージ装置130には、OSl000に関連するファイルやバックアップ・リストアプログラム2100に関連する各種ファイルが格納される。このバックアップ・リストアプログラム2100に関連するファイルとして、バックアップ処理定義ファイル1200およびリストア処理定義ファイル1300がある。
【0028】
バックアップ処理定義ファイル1200には、バックアップ処理を実行するためのバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドやOS1000のコマンドが記述される。リストア処理定義ファイル1300には、リストア処理を実行するためのバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドやOSl000のコマンドが記述される。ホスト計算機100からバックアップ処理定義ファイル1200あるいはリストア処理定義ファイル1300を指定して、バックアップ・リストアプログラム2100に対して、実行を指示することにより、両ファイルに定義されたバックアップ処理あるいはリストア処理が実行される。
【0029】
次に、図3ないし図5を用いて本発明のデータのバックアップ・リストア方法に関係するデータについて説明する。
図3は、バックアップ処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
図4は、リストア処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
図5は、標準出力ファイルに出力するメッセージの一例を示す模式図である。
【0030】
図3に示されたバックアップ処理定義ファイル1200は、1つのコマンド1210のみから構成されるが、複数個のコマンドから構成される場合もある。
【0031】
コマンド1210「BackupFS」は、ファイルシステムのバックアップを実行するコマンドである。そして、キーワード形式のパラメータにより、実行させる機能、関係する情報を指示する。
【0032】
「BackupFromVol=」ではバックアップ対象のファイルシステムが格納されているバックアップ対象ボリュームのポリューム名を指定する。「MPDName」ではバックアップ対象のファイルシステムのマウントポイントディレクトリ名を指定する。すなわち、このパラメタにより指定された“FS1”というファイルシステムのディレクトリ、ファイルがバックアップ対象となる。「BackupToVol=」ではバックアップ先のボリュームのボリューム名を指定する。
【0033】
「BackupType=」では、バックアップの種類、すなわち、差分バックアップ、増分バックアップ、フルバックアップをするかを指定する。図3では、“FULL”が指定されており、フルバックアップをおこなうことを示している。
【0034】
ここまでは、既存のバックアップ・リストア管理ソフトウェアにも含まれているパラメタであるが、以下のパラメタは、本発明に特有のパラメタであるということができる。
【0035】
「RestoreDef=」ではリストア処理の定義をおこなうか否かを指定する。「YES」なら定義をおこない、「NO」なら定義をおこなわない。すなわち、「YES」ならリストア処理定義ファイル1300が作成され、「NO」ならリストア処理定義ファイル1300は作成されない。
【0036】
「RestoreDefFile=」ではリストア処理を定義するリストア処理定義ファイル1300のファイル名を指定する。図3では、“RestoreDefinition1”というファイル名が指定されている。また、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を自動生成するような機能を持たせてよい。例えば、RestoreDefFile=“Auto”と指定されると、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を自動生成するようにし、ファイル名を接頭辞+バックアップ識別子+バックアップ日時として作成する。この方法では、接頭辞が“RestoreDef”、バックアップ識別子が、“06”、バックアップ日時が2003年5月9日、15時20分のときには、ファイル名は、“RestoreDef−06−20030509−1520”などとなる。
【0037】
なお、本実施形態では、ファイルシステムのアックアップの例を示すが、データベースのバックアップの場合でも同様に実現することができる。
【0038】
リストア処理定義ファイル1300は、図4に示されるように、リストアのための情報を含んだファイルである。図4に示された例は、リストア処理定義ファイル1300は、1つのコマンド1310のみから構成されているが、複数個のコマンドから構成される場合もある。
【0039】
コマンド1310「RestoreFS」は、ファイルシステムのリストアを実行するコマンドである。そして、キーワード形式のパラメータにより、リストア時に、関係する情報を指示する。
「RestoreFromVol=」ではリストアするデータが格納されているボリュームのボリューム名を指定する。
【0040】
「BackupID=」ではリストア対象のバックアップ識別子を指定する。本発明の大きな特徴としては、バックアップ・リストアプログラム2100がバックアップ時に生成するバックアップ識別子がリストア定義ファイルに含まれているのことがある。ユーザは、リストア時には、リストア定義ファイルのファイル名を指定してリストアをおこない、バックアップ識別子を意識せずともよい。
【0041】
「RestoreToVol=」ではリストア先のボリュームのボリューム名を指定する。
【0042】
バックアップを実行したときに、図5に示されるようなメッセージが標準出力ファイルに出力される。
【0043】
メッセージ1410「Backup is succeeded.」は、バックアップが成功したことを示している。メッセージ1420「Backupped Mountpoint Directory=FSl.」は、ファイルシステムのマウントポイントディレクトリFSlがバッグアップされたことを示している。メッセージ1430「BackupID=24.」は、当該バックアップにおいてバリクアップ・リストア管理ソフトウェア1100により割り当てられたバックアップ識別子が“24”であることを示している。
【0044】
すなわち、ここでバックアップしたデータをリストアする場合には、バックアップ識別子として“24”を指定しなければならない。
【0045】
次に、図6ないし図8を用いて本発明のデータのバックアップ・リストア方法について説明する。
図6は、本発明のデータのバックアップ・リストア方法によるバックアップ処理を説明するフローチャートである。
図7は、リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア定義情報取得処理を説明するフローチャートである。
図8は、リストア処理定義プログラム2300によるリストア定義処理を説明するフローチャートである。
【0046】
バックアップを実行する際には、図3のバックアップ処理定義ファイル1300に記述したバックアップのコマンドが起動される(ステップ4010)。そして、バックアップ識別子を割り当て、バックアップカタログに登録する(ステップ4020)。
【0047】
リストアのためのバックアップ処理の特定は、このバックアップ識別子を指定することによりおこない、バックアップ識別子を指定することにより、バックアップしたときの情報を参照できるようになる。具体的には、ディレクトリ、ファイルなどのバックアップをおこなった対象、バックアップ日時、バックアップの種類(差分バックアップかフルバックアップかなど)、バックアップの成否などである。
【0048】
そして、バラメータで指定されたファイルシステムのバックアップを実行する(ステップ4030)。
【0049】
バックアップが終了すると、バックアップ終了のメッセージを標準出力に出力する(ステップ4035)。このメッセージの例は、既に図5に示した如くである。
【0050】
そして、バックアップコマンドのパラメタで「RestoreDef=YES」なら(ステップ4040)、リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア処理定義情報取得処理を呼び出す(ステップ4050)。
【0051】
このとき、パラメータとして、「RestoreDefFile=」で指定されるリストア処理定義ファイル1300のファイル名をリストア処理定義情報取得処理に渡すようにする。
【0052】
次に、リストア処理定義プログラム2300によるリストア処理定義プログラムを呼び出し(ステップ4060)、処理を終了する(ステップ4070)。
【0053】
このときに、パラメータとして、ステップ4050で返されたバックアップ識別子、「RestoreDefFile=」で指定されるリストア処理定義ファイル1300のファイル名、「BackupFromVol=」で指定されるバックアップ対象のファイルシステムが格納されているバックアップ対象ボリュームのボリューム名、および「BackufIToVol=」で指定されるバックアップ先ボリュームのボリューム名をリストア処理定義処理に渡すようにする。
【0054】
また、ステップ4040において、バックアップコマンドのパラメタで「RestorpDef=NO」なら、処理を終了する(ステップ4070)。
【0055】
次に、図7によりリストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア処理定義情報取得処理について説明する。
【0056】
これは、図6のフローチャートのステップ4050で呼び出される処理である。
【0057】
ステップ4050で呼び出されるときには、パラメータとして、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を受け取る(ステップ2010)。
【0058】
一方、図5に示したように、OS1000やバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドの実行時には、実行したコマンドの実行結果のメッセージが標準出力ファイルに出力される。すなわち、バックアップ・リストアプログラム2100のバックアップのためのコマンドを実行した場合、当該バックアップ・リストアプログラム2100により割り当てられたバックアップ識別子が標準出力ファイルに出力される。
【0059】
リストア処理定義情報取得処理では、標準出力ファイルを監視して、最新の「BackupID=」という文字列を探し、「BackupID=」と「.」の間の文字列を抜き出す(ステップ2020)。
【0060】
図5の例では、“24”というバックアップ識別子が抜き出されることになる。そして、ステップ2020で抜き出した文字列(バックアップ識別子)を呼び出し元に返すパラメタに設定してリターンする(ステップ2030)。
【0061】
この実施形態では、標準出力ファイルよりバックアップ識別子を取得したが、直前におこなったバックアップのバックアップ識別子を取得する内部インタフェースを設け、それによりバックアップ識別子を取得するようにしてもよい。
【0062】
次に、図7によりリストア処理定義プログラム2300によるリストア処理定義処理について説明する。
【0063】
これは、図6のフローチャートのステップ4060で呼び出される処理である。
【0064】
ステップ4060から呼び出されるときに、パラメータとして、バックアップ識別子、バックアップ対象ボリュームのボリューム名、バックアップ先ボリュームのボリューム名、およびリストア処理定義ファイル1300のファイル名を受け取る(ステップ3010)。
【0065】
そして、指定されたファイル名でリストア処理定義ファイル1300を作成し(ステップ3020)、その内容として、受け取ったパラメータを用いてRestoreFSコマンドを設定し(ステップ3030)、リターンする(ステップ3040)。
【0066】
本実施形態の例では、リストア処理定義ファイルのファイル名は“RestoreDefinitionl”である。そして、RestoreFSコマンドのパラメータとして「RestoreFromVol=Vo12」、「BackupID=24」,「RestoreToVol=Voll」が設定される。
【0067】
そして、図には示さなかったが、このリストア処理定義ファイル1300を実行することにより、バックアップ識別子が“24”のバックアップ処理に対応したリストア処理が実行される。
【0068】
リストア処理を実行するユーザとしては、リストア処理定義ファイルのファイル名として、“RestoreDefinitionl”を指定すればよく、システムが生成するバックアップ識別子を意識せずとも、リストア処理をおこなうことができるというメリットがあり、これにより、リストア時のミスなどを防止することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、バックアップ時にバックアップ識別子を生成し、そのバックアップ識別子によりリストアをおこなうバックアップ・リストアプログラムを用いる場合に、バックアップ識別子を自動的に取得して、リストアを簡便におこなえるようにし、ユーザのリストア時のミスをなくすことのできるバックアップ・リストア方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのハードウェア構成図である。
【図2】図1に示された計算機システムの構成でソフトウェア構成を詳細に示した構成図である。
【図3】バックアップ処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
【図4】リストア処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
【図5】標準出力ファイルに出力するメッセージの一例を示す模式図である。
【図6】本発明のデータのバックアップ・リストア方法によるバックアップ処理を説明するフローチャートである。
【図7】リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア定義情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図8】リストア処理定義プログラム2300によるリストア定義処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100…ホスト計算機、110…ディスプレイ装置、120…キーボード装置、130…ローカルストレージ装置、200…被バックアップストレージ装置、300…バックアップ装置、400…メモリ、1000…オペレーティングシステム(OS)、1200…バックアップ処理定義ファイル、1300…リストア処理定義ファイル、2000…バックアップ・リストア管理プログラム、2100…バックアップ・リストアプログラム、2200…リストア処理定義情報取得プログラム、2300…リストア処理定義プログラム。
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラムに係り、データのバックアップ実行時に作成されるバックアップ識別子を利用して、ユーザがリストアをおこないやすくするためのデータのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業などがコンピュータシステム上で保有するデータ量は膨大なものとなり、さらに増加する一方である。このような状況のなか、保有するデータのバックアップの重要性は高まる。しかしながら、いくらデータのバックアップをおこなっても、リストアが円滑に実行できなければ、バックアップの価値は半減する。この意味で、バックアップはリストアと一体であるといえる。
【0003】
リストア処理をおこなう際には、リストアする対象を特定するために、過去におこなったバックアップ処理を特定する必要がある。そのために、バックアップ処理がバックアップ・リストアプログラムにより実行された時、当該バックアップに対してバックアップ・リストアプログラムによりバックアップ識別子を割り当てる手法がある。
【0004】
このバックアップ識別子は、過去におこなったバックアップ処理を特定するものである。バックアップ識別子は、バックアッププログラムが管理するバックアップカタログで管理される。そして、リストア時に、バックアップ識別子を指定することによりリストア対象、バックアップの種類などを特定することができる。
【0005】
このようになバックアップ識別子によるバックアップ・リストアについては、下記の非特許文献1に記載がある。
【0006】
【非特許文献1】
HiCommand Protection Manager User’s Guide Edition I (3020−3−D53−10(E));June, 2002, Hitachi, Ltd, pp. 27−28, pp. 83−94
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなバックアップ識別子によりリストアをおこなうソフトウェアでは、リストア処理を定義する場合、バックアップ・リストア管理プログラムが提供するコマンド等を用いてバックアップ識別子を取得する必要がある。このバックアップ識別子の取得時に、特に人間がコマンド実行をした場合には、間違いが発生する可能性がある。例えば、ディスプレー装置に表示された、バックアップ識別子取得のためのコマンドの実行結果の読み取りを間違って、間違ったバックアップ識別子を指定してリストア処理を実行するといったケースが考えられる。間違ったバックアップ識別子でリストア処理をおこなった場合には、最悪の場合には、データの上書きによってデータを消失するという危険性もある。また、ユーザがバックアップ識別子の取得するための手間も煩わしく、時間を要することになる。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、バックアップ時にバックアップ識別子を生成し、そのバックアップ識別子によりリストアをおこなうバックアップ・リストアプログラムを用いる場合に、バックアップ識別子を自動的に取得して、リストアを簡便におこなえるようにし、ユーザのリストア時のミスをなくすことのできるバックアップ・リストア方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータのバックアップ・リストア方法では、データのバックアップ実行時に、前記バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得する。そして、バックアップ識別子を含んだリストア処理定義ファイルを作成する。
【0010】
データのリストア実行時には、リストア定義ファイル名を指定して、作成されたリストア処理定義ファイルによりリストアをおこなうようにする。
【0011】
バックアップ識別子は、例えば、バックアップ・リストアプログラムで実行されるバックアップ実行コマンドの標準出力ファイルヘの出力から取得すればよい。
【0012】
リストア処理定義ファイル名は、ユーザが指定してもよいし、システムで自動生成するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図8を用いて説明する。
【0014】
先ず、図1および図2を用いて本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのシステム構成について説明する。
図1は、本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのハードウェア構成図である。
図2は、図1に示された計算機システムの構成でソフトウェア構成を詳細に示した構成図である。
【0015】
図1に示されるように、本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムでは、ホスト計算機100に、被バックアップ装置200、バックアップ装置300、ディスプレイ装置110、キーボード装置120が接続された構成になっている。
【0016】
ホスト計算機100は、バス105にCPU101、メモリ102、記憶装置インタフェース103、入出力装置インタフェース104が接続された構成になっており、メモリ102にプログラムがロードされてCPU101により解釈実行される。
【0017】
記憶装置インタフェース103は、種々の記憶装置とのインタフェースを司る部分であり、被バックアップ装置200、バックアップ装置300、ローカルストレージ装置130が接続されている。
【0018】
また、入出力装置インタフェース104は、種々の入出力装置とのインタフェースを司る部分であり、ディスプレイ装置110、キーボード装置120が接続されている。
【0019】
このシステムでは、被バックアップストレージ装置200に格納されているデータがバックアップ装置300にバックアップされる。また、バックアップ装置300にバックアップされたデータを被バックアップストレージ装置200にリストアする。
【0020】
被バックアップストレージ装置200は、主にハードディスクドライブ装置である。バックアップ装置300は、磁気テープ装置、光ディスク装置、ハードディスクドライブ装置などが使われる。
【0021】
これらは、被バックアップストレージ装置200、バックアップ装置300は、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)により接続される。また、図1では、ホスト計算機100とこれらの装置は、ローカル接続になっているが、SAN(Storage Area Network)により接続してもよい。
【0022】
また、キーボード装置120よりバックアップ・リストアのコマンドを入力し、ディスプレイ装置110に、バックアップ・リストアの結果や履歴などが表示される。
【0023】
ホスト計算機100にはローカルストレージ装置130が接続されており、ローカルストレージ装置130には、当該ホスト計算機100が動作するために必要となる各種プログラム、ファイル等が格納されている。
【0024】
さて、ホスト計算機100には、図2に示されるように搭載されたメモリ102上に、オペレーティングシステム(OS)1000、バックアップ・リストア管理プログラム2100がロードされて実行される。
【0025】
バックアップ・リストア管理プログラム2100は、バックアップ・リストアプログラム2100、リストア処理定義情報取得プログラム2200およびリストア処理定義プログラム2300からなっている。
【0026】
バックアップ・リストアプログラム2100は、バックアップ・リストアをおこない、バックアップをおこなったときに、バックアップ識別子を返すプログラム本体の部分である。リストア処理定義情報取得プログラム2200は、バックアップ・リストアプログラム2100が作成したバックアップ識別子を取得する。リストア処理定義プログラム2300は、リストアプログラム2100が取得したバックアップ識別子を基にして、リストアに必要なリストア処理情報を生成する。なお、これらの処理については、後に詳細に説明する。
【0027】
また、ローカルストレージ装置130には、OSl000に関連するファイルやバックアップ・リストアプログラム2100に関連する各種ファイルが格納される。このバックアップ・リストアプログラム2100に関連するファイルとして、バックアップ処理定義ファイル1200およびリストア処理定義ファイル1300がある。
【0028】
バックアップ処理定義ファイル1200には、バックアップ処理を実行するためのバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドやOS1000のコマンドが記述される。リストア処理定義ファイル1300には、リストア処理を実行するためのバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドやOSl000のコマンドが記述される。ホスト計算機100からバックアップ処理定義ファイル1200あるいはリストア処理定義ファイル1300を指定して、バックアップ・リストアプログラム2100に対して、実行を指示することにより、両ファイルに定義されたバックアップ処理あるいはリストア処理が実行される。
【0029】
次に、図3ないし図5を用いて本発明のデータのバックアップ・リストア方法に関係するデータについて説明する。
図3は、バックアップ処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
図4は、リストア処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
図5は、標準出力ファイルに出力するメッセージの一例を示す模式図である。
【0030】
図3に示されたバックアップ処理定義ファイル1200は、1つのコマンド1210のみから構成されるが、複数個のコマンドから構成される場合もある。
【0031】
コマンド1210「BackupFS」は、ファイルシステムのバックアップを実行するコマンドである。そして、キーワード形式のパラメータにより、実行させる機能、関係する情報を指示する。
【0032】
「BackupFromVol=」ではバックアップ対象のファイルシステムが格納されているバックアップ対象ボリュームのポリューム名を指定する。「MPDName」ではバックアップ対象のファイルシステムのマウントポイントディレクトリ名を指定する。すなわち、このパラメタにより指定された“FS1”というファイルシステムのディレクトリ、ファイルがバックアップ対象となる。「BackupToVol=」ではバックアップ先のボリュームのボリューム名を指定する。
【0033】
「BackupType=」では、バックアップの種類、すなわち、差分バックアップ、増分バックアップ、フルバックアップをするかを指定する。図3では、“FULL”が指定されており、フルバックアップをおこなうことを示している。
【0034】
ここまでは、既存のバックアップ・リストア管理ソフトウェアにも含まれているパラメタであるが、以下のパラメタは、本発明に特有のパラメタであるということができる。
【0035】
「RestoreDef=」ではリストア処理の定義をおこなうか否かを指定する。「YES」なら定義をおこない、「NO」なら定義をおこなわない。すなわち、「YES」ならリストア処理定義ファイル1300が作成され、「NO」ならリストア処理定義ファイル1300は作成されない。
【0036】
「RestoreDefFile=」ではリストア処理を定義するリストア処理定義ファイル1300のファイル名を指定する。図3では、“RestoreDefinition1”というファイル名が指定されている。また、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を自動生成するような機能を持たせてよい。例えば、RestoreDefFile=“Auto”と指定されると、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を自動生成するようにし、ファイル名を接頭辞+バックアップ識別子+バックアップ日時として作成する。この方法では、接頭辞が“RestoreDef”、バックアップ識別子が、“06”、バックアップ日時が2003年5月9日、15時20分のときには、ファイル名は、“RestoreDef−06−20030509−1520”などとなる。
【0037】
なお、本実施形態では、ファイルシステムのアックアップの例を示すが、データベースのバックアップの場合でも同様に実現することができる。
【0038】
リストア処理定義ファイル1300は、図4に示されるように、リストアのための情報を含んだファイルである。図4に示された例は、リストア処理定義ファイル1300は、1つのコマンド1310のみから構成されているが、複数個のコマンドから構成される場合もある。
【0039】
コマンド1310「RestoreFS」は、ファイルシステムのリストアを実行するコマンドである。そして、キーワード形式のパラメータにより、リストア時に、関係する情報を指示する。
「RestoreFromVol=」ではリストアするデータが格納されているボリュームのボリューム名を指定する。
【0040】
「BackupID=」ではリストア対象のバックアップ識別子を指定する。本発明の大きな特徴としては、バックアップ・リストアプログラム2100がバックアップ時に生成するバックアップ識別子がリストア定義ファイルに含まれているのことがある。ユーザは、リストア時には、リストア定義ファイルのファイル名を指定してリストアをおこない、バックアップ識別子を意識せずともよい。
【0041】
「RestoreToVol=」ではリストア先のボリュームのボリューム名を指定する。
【0042】
バックアップを実行したときに、図5に示されるようなメッセージが標準出力ファイルに出力される。
【0043】
メッセージ1410「Backup is succeeded.」は、バックアップが成功したことを示している。メッセージ1420「Backupped Mountpoint Directory=FSl.」は、ファイルシステムのマウントポイントディレクトリFSlがバッグアップされたことを示している。メッセージ1430「BackupID=24.」は、当該バックアップにおいてバリクアップ・リストア管理ソフトウェア1100により割り当てられたバックアップ識別子が“24”であることを示している。
【0044】
すなわち、ここでバックアップしたデータをリストアする場合には、バックアップ識別子として“24”を指定しなければならない。
【0045】
次に、図6ないし図8を用いて本発明のデータのバックアップ・リストア方法について説明する。
図6は、本発明のデータのバックアップ・リストア方法によるバックアップ処理を説明するフローチャートである。
図7は、リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア定義情報取得処理を説明するフローチャートである。
図8は、リストア処理定義プログラム2300によるリストア定義処理を説明するフローチャートである。
【0046】
バックアップを実行する際には、図3のバックアップ処理定義ファイル1300に記述したバックアップのコマンドが起動される(ステップ4010)。そして、バックアップ識別子を割り当て、バックアップカタログに登録する(ステップ4020)。
【0047】
リストアのためのバックアップ処理の特定は、このバックアップ識別子を指定することによりおこない、バックアップ識別子を指定することにより、バックアップしたときの情報を参照できるようになる。具体的には、ディレクトリ、ファイルなどのバックアップをおこなった対象、バックアップ日時、バックアップの種類(差分バックアップかフルバックアップかなど)、バックアップの成否などである。
【0048】
そして、バラメータで指定されたファイルシステムのバックアップを実行する(ステップ4030)。
【0049】
バックアップが終了すると、バックアップ終了のメッセージを標準出力に出力する(ステップ4035)。このメッセージの例は、既に図5に示した如くである。
【0050】
そして、バックアップコマンドのパラメタで「RestoreDef=YES」なら(ステップ4040)、リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア処理定義情報取得処理を呼び出す(ステップ4050)。
【0051】
このとき、パラメータとして、「RestoreDefFile=」で指定されるリストア処理定義ファイル1300のファイル名をリストア処理定義情報取得処理に渡すようにする。
【0052】
次に、リストア処理定義プログラム2300によるリストア処理定義プログラムを呼び出し(ステップ4060)、処理を終了する(ステップ4070)。
【0053】
このときに、パラメータとして、ステップ4050で返されたバックアップ識別子、「RestoreDefFile=」で指定されるリストア処理定義ファイル1300のファイル名、「BackupFromVol=」で指定されるバックアップ対象のファイルシステムが格納されているバックアップ対象ボリュームのボリューム名、および「BackufIToVol=」で指定されるバックアップ先ボリュームのボリューム名をリストア処理定義処理に渡すようにする。
【0054】
また、ステップ4040において、バックアップコマンドのパラメタで「RestorpDef=NO」なら、処理を終了する(ステップ4070)。
【0055】
次に、図7によりリストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア処理定義情報取得処理について説明する。
【0056】
これは、図6のフローチャートのステップ4050で呼び出される処理である。
【0057】
ステップ4050で呼び出されるときには、パラメータとして、リストア処理定義ファイル1300のファイル名を受け取る(ステップ2010)。
【0058】
一方、図5に示したように、OS1000やバックアップ・リストアプログラム2100のコマンドの実行時には、実行したコマンドの実行結果のメッセージが標準出力ファイルに出力される。すなわち、バックアップ・リストアプログラム2100のバックアップのためのコマンドを実行した場合、当該バックアップ・リストアプログラム2100により割り当てられたバックアップ識別子が標準出力ファイルに出力される。
【0059】
リストア処理定義情報取得処理では、標準出力ファイルを監視して、最新の「BackupID=」という文字列を探し、「BackupID=」と「.」の間の文字列を抜き出す(ステップ2020)。
【0060】
図5の例では、“24”というバックアップ識別子が抜き出されることになる。そして、ステップ2020で抜き出した文字列(バックアップ識別子)を呼び出し元に返すパラメタに設定してリターンする(ステップ2030)。
【0061】
この実施形態では、標準出力ファイルよりバックアップ識別子を取得したが、直前におこなったバックアップのバックアップ識別子を取得する内部インタフェースを設け、それによりバックアップ識別子を取得するようにしてもよい。
【0062】
次に、図7によりリストア処理定義プログラム2300によるリストア処理定義処理について説明する。
【0063】
これは、図6のフローチャートのステップ4060で呼び出される処理である。
【0064】
ステップ4060から呼び出されるときに、パラメータとして、バックアップ識別子、バックアップ対象ボリュームのボリューム名、バックアップ先ボリュームのボリューム名、およびリストア処理定義ファイル1300のファイル名を受け取る(ステップ3010)。
【0065】
そして、指定されたファイル名でリストア処理定義ファイル1300を作成し(ステップ3020)、その内容として、受け取ったパラメータを用いてRestoreFSコマンドを設定し(ステップ3030)、リターンする(ステップ3040)。
【0066】
本実施形態の例では、リストア処理定義ファイルのファイル名は“RestoreDefinitionl”である。そして、RestoreFSコマンドのパラメータとして「RestoreFromVol=Vo12」、「BackupID=24」,「RestoreToVol=Voll」が設定される。
【0067】
そして、図には示さなかったが、このリストア処理定義ファイル1300を実行することにより、バックアップ識別子が“24”のバックアップ処理に対応したリストア処理が実行される。
【0068】
リストア処理を実行するユーザとしては、リストア処理定義ファイルのファイル名として、“RestoreDefinitionl”を指定すればよく、システムが生成するバックアップ識別子を意識せずとも、リストア処理をおこなうことができるというメリットがあり、これにより、リストア時のミスなどを防止することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、バックアップ時にバックアップ識別子を生成し、そのバックアップ識別子によりリストアをおこなうバックアップ・リストアプログラムを用いる場合に、バックアップ識別子を自動的に取得して、リストアを簡便におこなえるようにし、ユーザのリストア時のミスをなくすことのできるバックアップ・リストア方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータのバックアップ・リストア方法を実行するための計算機システムのハードウェア構成図である。
【図2】図1に示された計算機システムの構成でソフトウェア構成を詳細に示した構成図である。
【図3】バックアップ処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
【図4】リストア処理定義ファイルの一例を示す模式図である。
【図5】標準出力ファイルに出力するメッセージの一例を示す模式図である。
【図6】本発明のデータのバックアップ・リストア方法によるバックアップ処理を説明するフローチャートである。
【図7】リストア処理定義情報取得プログラム2200によるリストア定義情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図8】リストア処理定義プログラム2300によるリストア定義処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100…ホスト計算機、110…ディスプレイ装置、120…キーボード装置、130…ローカルストレージ装置、200…被バックアップストレージ装置、300…バックアップ装置、400…メモリ、1000…オペレーティングシステム(OS)、1200…バックアップ処理定義ファイル、1300…リストア処理定義ファイル、2000…バックアップ・リストア管理プログラム、2100…バックアップ・リストアプログラム、2200…リストア処理定義情報取得プログラム、2300…リストア処理定義プログラム。
Claims (7)
- 計算機システムのストレージ装置に格納されたデータを、バックアップ・リストアプログラムによりデータのバックアップ・リストアをおこなうデータのバックアップ・リストア方法において、
データのバックアップ実行時に、前記バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得する手順と、
前記バックアップ識別子を含んだリストア定義情報を作成する手順とを有することを特徴とするデータのバックアップ・リストア方法。 - 前記バックアップ識別子を取得する手順で、前記バックアップ識別子を、前記バックアップ・リストアプログラムで実行されるバックアップ実行コマンドの標準出力ファイルヘの出力から取得することを特徴とする請求項1記載のデータのバックアップ・リストア方法。
- 計算機システムのストレージ装置に格納されたデータを、バックアップ・リストアプログラムによりデータのバックアップ・リストアをおこなうデータのバックアップ・リストア方法において、
データのバックアップ実行時に、前記バックアップ・リストアプログラムがバックアップ処理の管理のために作成したバックアップ識別子を取得し、
前記バックアップ識別子を含んだリストア定義ファイルを作成して、
データのリストア実行時に、前記リストア定義ファイルによりリストアをおこなうことを特徴とするデータのバックアップ・リストア方法。 - 前記リストア定義ファイルのファイル名を、ユーザが指定することを特徴とする請求項3記載のデータのバックアップ・リストア方法。
- 前記リストア定義ファイルのファイル名を、自動生成することを特徴とする請求項3記載のデータのバックアップ・リストア方法。
- 計算機システムのストレージ装置に格納されたデータのバックアップ・リストアをおこなうためのバックアップ・リストア管理プログラムにおいて、
データのバックアップ実行時に、バックアップ処理の管理のためにバックアップ識別子を作成する機能と、
作成されたバックアップ識別子を取得する機能と、
前記バックアップ識別子を含んだリストア定義ファイルを作成する機能と、
データのリストア実行時に、前記リストア定義ファイルによりリストアをおこなう機能とを計算機により実行することを特徴とするバックアップ・リストア管理プログラム。 - 請求項6記載のバックアップ・リストア管理プログラムが記録された計算機読取り可能な記録媒体。
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JP2003148913A JP2004355093A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | データのバックアップ・リストア方法、および、バックアップ・リストア管理プログラム |
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JP2008305223A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Fujitsu Ltd | リストア制御プログラム、リストア制御方法、リストア制御装置、およびリストア制御システム |
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- 2003-05-27 JP JP2003148913A patent/JP2004355093A/ja active Pending
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