JP2004355058A - 情報登録方法、情報登録装置、および情報登録プログラム - Google Patents
情報登録方法、情報登録装置、および情報登録プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】登録する情報1を入力する(ステップS1)。すると、入力された情報1を登録する位置を計測する(ステップS2)。次に、情報1の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成する(ステップS3)。そして、計測された位置に、入力された情報1と生成された閲覧条件とを関連付けてデータベース2に登録する(ステップS4)。これにより、情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件が自動生成され、計測された位置に、入力された情報と生成された閲覧条件とが関連付けられてデータベース2に登録される。その結果、情報登録時にその情報の閲覧条件を入力する手間が省け、操作性が向上する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報登録方法、情報登録装置、および情報登録プログラムに関し、特に、実世界の位置情報に、例えばメモや写真等の電子情報と有効範囲やアクセス権等の複数の閲覧条件情報を簡単に関連付け、登録された情報に適した場合にのみ登録情報を表示する情報登録方法、情報登録装置、および情報登録プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理技術や情報通信技術が高度に発達した現代においては、パーソナル・コンピュータや携帯情報端末装置を始めとする情報機器が、オフィスや家庭内だけでなく実世界上のいたるところに偏在する。これらの情報機器を利用して、様々な場所で情報の取得が可能になっている。しかしながら、このような環境下ではユーザは膨大な量の情報にアクセスすることが可能であり、ユーザにとって必要な情報を如何に効率よく取得するかが大きな問題となる。
【0003】
従来、このような問題を解決するためにユーザの位置や時間を元に情報の選択や表示を行う技術が提案されている。たとえば、テキストや画像、音声などの電子情報と特定の場所および特定の時間を登録し、ユーザが登録された時間に登録された場所に位置するときだけ関連した電子情報を表示する技術が開示されている(たとえば、非特許文献1参照)。
【0004】
また、時空間情報のみならず、温度や湿度、速度などといったユーザ周辺の物理的な環境と電子情報とを対応付け、ユーザが再び同じような物理環境に身を置いたときのみ登録情報を表示する技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。さらにこの技術では、環境情報の値に幅を持たせることにより、条件を緩和し、登録時に近い環境であれば登録情報を表示させることもできる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−92853号公報
【非特許文献1】
垂水浩幸、森下健、中尾恵、上林弥彦共著の論文『時空間限定型オブジェクトシステム:SpaceTag』(インタラクティブシステムとソフトウェアVI、近代科学社、pp.1−10、1998)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、空間上の位置に情報を関連付ける際の操作が煩雑であるという問題があった。
【0007】
上述した非特許文献1の技術では、登録情報の付属情報として、どの程度距離が近ければ登録情報にアクセスできるのかを示す有効空間(中心座標と有効半径)や有効時間、登録情報へのアクセス権や登録情報のカテゴリなどを持つが、実際にこれらの属性を登録するにはユーザが1つ1つ属性情報を設定しなければならない。あるいは、あらかじめ設定しておいたデフォルト値を全ての情報の属性として登録する。
【0008】
また、特許文献1の技術でも同様に、環境情報(位置、高度、温度、湿度、速度等)の幅といった属性を持つものの、これらの属性を登録するにはユーザが各環境情報について1つ1つ設定しなければならない。あるいは全ての情報の属性で同様のデフォルト値を設定する。
【0009】
例えば、有効範囲を考えると、渋谷や新宿地区でアクセスできるタウン情報や映画館やお店の周辺だけで閲覧できる店舗情報、ユーザが木や標識の位置に登録したメモ情報など、情報の種類によって広範囲なものから狭範囲な情報までまちまちである。すなわち、ユーザは登録情報の属性を個別に設定したいというニーズはあるものの、属性の数が増え自由度が高くなると、かえって属性の設定がわずらわしくなるという問題がある。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、実世界の位置に関連付けた情報に対して、その情報を閲覧するための条件を容易に登録できる情報登録方法、情報登録装置、および情報登録プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、実世界の位置に関連付けて電子情報を登録するための情報登録方法において、登録する情報を入力し、入力された前記情報を登録する位置を計測し、前記情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成し、計測された前記位置に、入力された前記情報と生成された前記閲覧条件とを関連付けてデータベースに登録する、ことを特徴とする情報登録方法が提供される。
【0012】
このような情報登録方法によれば、登録する情報が入力されると、入力された情報を登録する位置が計測される。次に、情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件が生成される。そして、計測された位置に、入力された情報と生成された閲覧条件とが関連付けられ、データベースに登録される。
【0013】
また、上記課題を解決するために、実世界の位置に関連付けて電子情報を登録する情報登録装置において、登録する情報を入力する登録情報入力手段と、前記登録情報入力手段で入力された前記情報を登録する位置を計測する位置計測手段と、前記情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成する閲覧条件生成手段と、前記位置計測手段により計測された前記位置に、前記登録情報入力手段により入力された前記情報と前記閲覧条件生成手段により生成された前記閲覧条件とを関連付けて、データベースに登録する情報登録手段と、を有することを特徴とする情報登録装置が提供される。
【0014】
このような情報登録装置によれば、登録情報入力手段により登録する情報が入力されると、位置計測手段により、入力された情報を登録する位置が計測される。次に、閲覧条件生成手段により、情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件が生成される。そして、情報登録手段により、位置計測手段で計測された位置に、入力された情報と生成された閲覧条件とが関連付けられ、データベースに登録される。
【0015】
また、上記課題を解決するために、実世界の位置に関連付けて電子情報を登録するための情報登録プログラムにおいて、コンピュータに、登録する情報を入力し、入力された前記情報を登録する位置を計測し、前記情報に際して課される条件を示す閲覧条件を生成し、計測された前記位置に、入力された前記情報と生成された前記閲覧条件とを関連付けてデータベースに登録する、処理を実行させることを特徴とする情報登録プログラムが提供される。
【0016】
このような、プログラムをコンピュータに実行させることで、上記情報登録方法に従った処理がコンピュータによって行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
【0018】
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。本発明は、実世界の位置に関連付けて電子情報を登録するための情報登録方法に関するものである。本発明では、まず、登録する情報1を入力する(ステップS1)。すると、入力された情報1を登録する位置を計測する(ステップS2)。次に、情報1の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成する(ステップS3)。そして、計測された位置に、入力された情報1と生成された閲覧条件とを関連付けてデータベース2に登録する(ステップS4)。
【0019】
このような情報登録方法により、登録する情報が入力されると、入力された情報を登録する位置が計測される。次に、情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件が生成される。そして、計測された位置に、入力された情報と生成された閲覧条件とが関連付けられ、データベースに登録される。その結果、情報登録時にその情報の閲覧条件を入力する手間が省け、操作性が向上する。
【0020】
なお、検索条件生成のために、たとえば、ルールを予め定義しておくことができる。この場合、定義されているルールに従って閲覧条件を生成する。ルールを定義しておくことで、閲覧条件を変更する際には、適用するルールを変えるだけでよく、閲覧条件の生成規則を容易に変更することができる。
【0021】
閲覧条件生成のためのルールとしては、第1の閲覧条件の生成結果に依存した第2の閲覧条件の生成ルールを定義することができる。これにより、第1の閲覧条件の内容を変更すれば、関連する第2の閲覧条件も自動的に変更され、閲覧条件を定義する手間が少なくなる。
【0022】
また、閲覧条件には、たとえば、情報の閲覧の許否を判定するための閲覧許可条件を含むことができる。閲覧許可条件を定義しておくことで、その閲覧可能条件を満たしたユーザに対してのみ情報が提示され、ユーザにとって無駄な情報の提示がなくなる。
【0023】
閲覧許可条件としては、情報が登録された位置を基準とした、情報を閲覧可能な実世界上の有効範囲を定義することができる。有効範囲を定義しておくことで、情報が登録された位置の周辺にいるユーザに対してのみ情報を提供することができる。
【0024】
有効範囲に関する閲覧許可条件では、情報を登録する位置の高さに応じて有効範囲の広狭を決定することができる。たとえば、情報を登録する位置の高度が高いほど、広い範囲を有効範囲とする。これにより、遠くから視認可能な位置(たとえば、ビルの上層)に関連付けられた情報は、遠くからでも閲覧可能となる。
【0025】
また、有効範囲に関する閲覧許可条件として、登録時刻に応じて有効範囲の広狭を決定することができる。
また、有効範囲に関する閲覧許可条件では、同一ユーザによる情報登録回数に応じて有効範囲の広狭を決定することができる。たとえば、多数の情報を登録しているユーザの情報ほど、遠くからでも参照できるようにすることができる。
【0026】
また、有効範囲に関する閲覧許可条件では、情報を登録する位置の周囲にいるユーザ数に応じて有効範囲の広狭を決定することができる。これにより、たとえば、多くのユーザが集っている場所の情報は、遠くからでも参照できるようにすることができる。
【0027】
また、有効範囲に関する閲覧許可条件では、情報を登録する位置の周囲に登録された他の情報の数に応じて有効範囲の広狭を決定することができる。たとえば、ある地域に多くの情報が登録されている場合、それらの情報を遠くからでも閲覧できるようにすることができる。
【0028】
また、閲覧許可条件として、情報の閲覧を許可するユーザの種別を定義することもできる。情報の閲覧を許可するユーザの種別は、たとえば、ユーザID、ユーザが属するグループのグループIDの少なくとも1つによって定義することができる。ユーザの種別で閲覧の許否を判定できることで、特定のユーザ(たとえば、任意のグループの構成員)に対して個人的に通知する情報(たとえば、会合の場所の案内)を提供することができる。
【0029】
また、閲覧可能条件により、情報を閲覧するユーザ以外のユーザが、情報が関連付けられた位置の周囲にいる場合にのみ閲覧を許可することができる。すなわち、他のユーザの行動に応じて情報の閲覧の可否が変化する。なお、情報を閲覧するユーザ以外のユーザには、情報を登録したユーザおよび第三者が含まれる。
【0030】
また、閲覧許可条件では、ユーザが閲覧を希望するカテゴリに属する情報の閲覧を許可することができる。すなわち、閲覧を希望するユーザがカテゴリ指定した場合、そのカテゴリに該当する情報のみがユーザに提供される。これにより、ユーザは、カテゴリによる任意の情報の絞り込みが可能となる。
【0031】
また、閲覧許可条件として、情報の登録を指示したユーザが位置の周囲にいることを定義することができる。これにより、たとえば、情報を登録したユーザが、自分の近くにいる他のユーザに対して情報を提供することができる。この場合、情報を登録したユーザが移動すれば、情報を提供可能な領域もそのユーザに伴って移動する。このように、動的な閲覧許可条件の設定が可能である。
【0032】
また、閲覧条件の1つとして、閲覧を認めた情報を表示する際の表示方法を定義した表示条件を生成することもできる。表示条件を定義しておくことで、閲覧するユーザの状況に合わせた表示形態で情報を表示することができる。
【0033】
表示条件としては、登録情報の表示サイズ、表示方向、アイコン、および音声のうち少なくとも1つに関する条件を含めることができる。
また、登録する情報としては、画像データ、音声データ、テキストデータ、3次元モデルデータ、コンピュータ・プログラムの少なくとも1つを入力することができる。画像データは、静止画像であっても動画像であってもよい。
【0034】
このように、本発明を用いれば、例えばメモや写真等の電子情報を実世界の位置に関連付けることができ、登録情報に適した場合のみ関連する情報を検索し表示することができる。このとき検索を容易にする様々な閲覧条件や、情報を表示する閲覧情報を1つ1つ操作入力する必要がなく、容易に設定することができる。また、閲覧条件を生成するルールを編集することによってユーザの好みに応じた属性生成が可能である。
【0035】
以下に、本発明の実施の形態の具体的内容を説明する。なお、以下の説明では、登録される情報に設定される閲覧条件を属性と呼ぶこととする。すなわち、情報に設定された属性に応じて、その情報の閲覧の可否(検索条件)や、表示する際の表示形態等が決定される。
【0036】
本実施の形態は、3次元空間内の任意の位置にユーザが様々な情報を関連付け、その情報を提供するシステムに、本発明に係る情報登録機能を適用したものである。まず、本実施の形態における場所に依存した情報提供システムの概念について説明する。
【0037】
図2は、情報提供システムにおける情報の管理概念を示す図である。本発明は、基本的には場所に依存した情報提供の方法に関連するものである。この場所に依存した情報提供の方法とは、様々な場所に相当する「場」の概念と、「場」に存在する様々な「モノ」の概念、「場」におけるユーザの様々な「行為」の概念の3つにより定義される。
【0038】
図2に示すように、「場」は実世界に存在する任意の大きさの仮想的な閉領域91であり、その「場」に入ることにより「場」に応じた情報提供が行われる。「行為」を行うユーザ92がその「場」に入ることにより、「場」内の「モノ」と呼ばれる対象物93に関連付けられた情報の提供が行われる。
【0039】
図3は、「行為」と「場」および「モノ」の関係を示す図である。図3に示すように、「場」には「Enter」、「Direct」、「Release」というユーザの「行為」が存在する。
【0040】
「Enter」は、「場」に入るという行為である。「場」に入ることにより、その「場」に応じた情報が受信できる。
「Direct」は「場」に入り、ある方向を向くという行為である。ある方向を向くことにより、向いた方向に応じた情報が受信できる。
【0041】
「Release」は「場」に情報を置くという行為である。情報を置くことにより後で別のユーザがその情報を見ることが可能となる。
「モノ」は実世界に実際に存在する物(たとえば、建物)に情報が付加されたものである。ユーザがその「モノ」を見ることにより、ユーザに対して「モノ」に応じた情報提供が行われる。
【0042】
「モノ」には「Enter」、「Release」というユーザの「行為」が存在する。「Enter」はその「モノ」を見るという行為である。ユーザは、見ることによって「モノ」に応じた情報が受信できる。「Release」はその「モノ」に情報を置くという行為である。置くことにより後で別のユーザがその情報を見ることが可能となる。
【0043】
本実施の形態はこのような場所に依存した情報登録方法に関する。特に「場」に対する「Release」行為に関するものであり、「Release」時に設定する複数の属性情報を煩雑な操作なしで容易に設定するための方法に関する。
【0044】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図4は、本実施の形態に係る「場」に対する「Release」行為を実行する情報登録・表示装置の構成例を示す図である。なお、図4では、情報登録機能のみを示している。情報表示機能については、後述する(図13参照)。
【0045】
情報登録・表示装置は、位置計測手段101、登録情報入力手段102、ユーザ属性入力手段103、情報登録手段104、登録情報属性生成手段105、属性生成ルール管理手段106、および情報管理手段107を有している。
【0046】
位置計測手段101は、情報登録・表示装置の位置を計測し、位置情報を情報登録手段104や登録情報属性生成手段105に入力する。たとえば、位置計測手段101は、GPS(Global Positioning System)のような人工衛星を用いて緯度、経度、高度を取得するシステムを利用し、ユーザの位置を計測する。また、詳細なユーザの位置ではなく、どのエリアにいるかといった大まかな位置で十分ならば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)を使った位置情報サービスを利用することもできる。さらに無線LAN(Local Area Network)やBluetoothを使ったホットスポットにより、ユーザがどのホットスポットにいるか判定することもできる。
【0047】
登録情報入力手段102は、位置情報に関連して登録したい情報を、情報登録手段104や登録情報属性生成手段105に入力する。登録する情報は、たとえば、画像、音声、テキスト、3次元モデル、コンピュータ・プログラム等といったユーザが「場」に「Release」したい情報である。たとえば、旅の思い出として撮影した画像を旅先に残したい場合、ユーザは登録情報入力手段102を利用し、登録情報として画像を入力できる。
【0048】
ユーザ属性入力手段103は、ユーザに関する情報を情報登録手段104や登録情報属性生成手段105に入力する。ユーザに関する情報は、たとえば、ユーザを識別するためのID、ユーザがどのグループに属しているかを示すグループID、ユーザが登録しようとしている情報のカテゴリ等である。
【0049】
情報登録手段104は、位置計測手段101で計測された位置情報、登録情報入力手段102から入力された情報、ユーザ属性入力手段103から入力されたユーザ属性、および登録情報属性生成手段105によって生成された属性情報とを情報管理手段107へ登録する。
【0050】
登録情報属性生成手段105は、登録情報の場に関する属性や表示に関する属性を生成する。場に関する属性としては、たとえば、位置情報に関連付けられた登録情報がどの程度離れた位置からアクセスできるのかといった有効範囲(「場」の大きさに相当)、どの程度の時間アクセスできるのかといった有効時間、登録情報にアクセス可能なグループを表すアクセス権、何に関する情報かを示すカテゴリ等がある。また、表示に関する属性としては、登録情報の表示サイズや表示方向、登録情報を示すアイコンや音声等がある。この登録情報属性生成手段105により、ユーザは複数の属性情報を1つ1つ設定しなくとも簡単に属性情報が設定できる。
【0051】
また、登録情報属性生成手段105は、位置計測手段101、登録情報入力手段102およびユーザ属性入力手段103において入力された情報を利用し属性を生成する。たとえば、登録情報属性生成手段105は、位置計測手段101で取得された位置に基づき、高い位置の登録情報ほど遠くからアクセスできるように有効範囲を設定する。あるいは、登録情報属性生成手段105は、登録情報入力手段102で入力された情報がプライベートなメモ情報なら有効範囲を狭く設定する。また、登録情報属性生成手段105は、ユーザ属性入力手段103で入力されたユーザIDからユーザが契約しているサービス内容を取得し、そのサービス内容に応じて有効範囲を変更する。
【0052】
属性生成ルール管理手段106は、登録情報属性生成手段105が登録情報の属性を生成するためのルールを管理する。ルールの記述方法の詳細は後述する。情報管理手段107は、位置情報に関連した電子情報と属性情報を管理するデータベースである。情報管理手段107は、情報登録・表示装置の内部に構成してもよいが、複数のユーザで登録情報を共有するためにネットワーク上の端末(サーバ)に配置する構成が望ましい。
【0053】
図5は、本発明の実施の形態に係る情報登録・表示装置のハードウェア構成例を示した図である。メイン・コントローラであるCPU(Central processing Unit)111は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、例えば位置に関連した情報を登録および表示するためのアプリケーションを実行する。
【0054】
RAM(Random Access Memory)112は、CPU111において実行されるプログラム・コードをロードしたり、実行プログラムの作業データを一時保管したりするための主記憶装置である。
【0055】
ROM(Read Only Memory)113は、データを恒久的に格納する半導体メモリであり、例えば、起動時の自己診断テスト(POST: Power On Self Test)や、ハードウェア入出力用のプログラム・コード(BIOS: Basic Input/Output System)などが書き込まれている。
【0056】
外部記憶装置114は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)や、光ディスクなどのランダムアクセスが可能な記憶媒体が望ましいがテープストリーマーなどのランダムアクセスの不得手な記憶媒体でも構成可能である。また、メモリースティックに代表される不揮発性の半導体メモリでもよい。あるいはネットワーク接続された他のシステムの外部記憶装置でもよい。さらにそれらの組み合わせでもよい。
【0057】
バス118はPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等により構成され、各モジュール、入出力インタフェース、ネットワークインタフェースを介したデータ転送を可能にしている。
【0058】
入力インタフェース115は、GPSアンテナ121、方位センサ122、カメラ123、キー群124、ポインティングデバイス125などのユーザ入力機器を本システムに接続するための装置である。
【0059】
出力インタフェース116は、一般に、ユーザからの入力内容やその処理結果、あるいはエラー、その他のシステム・メッセージをユーザに明示的に示すためのディスプレイ126やスピーカ127などの装置を接続するためのものである。さらに、ディスプレイ126やスピーカ127を介して電子情報である画像データや、音声データの出力が実行される。
【0060】
ネットワークインタフェース117は、例えばEthernet(登録商標)などの所定の通信プロトコルに従って、システムをLANなどの局所的ネットワークに接続したり、さらにはインターネットのような広域ネットワークに接続したりすることを可能とした通信部である。
【0061】
次に、本実施の形態の情報登録・表示装置100において実行する登録処理手順(「Release」処理手順)を、フローチャートを参照して詳細に説明する。
図6は、登録処理の手順を示すフローチャートである。この例では登録情報の属性として位置、有効範囲、アクセス権、カテゴリといった「場」に関する属性と、表示サイズ、表示方向といった表示に関する属性を持つものとする。また、位置情報等に応じてこれらの属性が決定する。すなわち、ここでは「Release」することで「場」が形成され、「場」に関する属性と表示用の属性を設定する例を示す。ただし、すでに「場」が定義されている場合には「場」に関する属性は既存の「場」と同じ属性になり、表示用の属性のみを設定する構造にしてもよい。
【0062】
以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]登録情報入力手段102により、登録する情報が入力される。登録情報は、例えば画像データ、動画像データ、音声データ、テキストデータ、3次元モデルデータ、あるいはコンピュータ・プログラム等の電子情報である。これらの電子情報は、ユーザ自身が生成したデータファイル、外部記憶手段としてのCD、DVD等の記憶手段に格納されたデータファイル、あるいはネットワークに接続された端末から取得するデータファイル等、どのような電子情報でも構わない。
【0063】
[ステップS12]位置計測手段101は、情報を登録する位置が計測される。例えば、ユーザの位置に登録する場合、GPS等を使って測定した値が位置情報となる(正確にはユーザの位置ではなく、GPSの設置された情報登録・表示装置100の位置である)。しかしながら、このような方法では例えば目の前のビルや木の上に情報を関連付けたい場合、ユーザはビルや木に登って、実際にその場所まで行かなければならない。それよりも、ユーザの周囲の見える場所なら自由に電子情報を関連付けられた方が実用的である。また、屋内ではGPS電波を取得することが困難であるため、例えばビルの途中の階に電子情報を関連付けるのは難しい。情報を関連付ける位置の計測方法の詳細は後述する。
【0064】
[ステップS13]ユーザ属性入力手段103により、ユーザ属性が入力される。ユーザ属性は例えばユーザを識別するIDや所属するグループID、ユーザが登録しようとしている情報のカテゴリ等である。また、ユーザIDから例えばそのユーザがどのサービスに契約しているのか、過去の履歴はどうか、といったユーザに関する情報を取得することができる。これらユーザに関する情報はネットワーク上の端末に蓄積されていてもよいが、情報登録・表示装置100自体に記録されていてもよい。また、カテゴリはデータが氾濫したときにユーザが望む情報を簡単に取得するためのものであり、例えば、レストラン、音楽、映画等といった登録情報の分類である。
【0065】
[ステップS14]情報登録手段104は、ステップS11で入力された情報がステップS12で計測された位置に登録可能かチェックする。例えば、すでに同じ位置(あるいは「場」)に情報がある場合は情報の登録を禁止することができる。また、ビルのオーナが自分のビルの位置には情報を関連付けられないように設定することができる。あるいは、ステップS13で入力されたユーザ属性に基づき、不適切なユーザによる登録を禁止することもできる。登録できないと判定された場合には処理は終了となる。登録可能と判定された場合には、処理がステップS15に進められる。
【0066】
[ステップS15]登録情報属性生成手段105により、属性生成ルール管理手段106で管理されているルールに基づき、属性情報が生成される。このとき、ステップS11で入力された情報やステップS12で計測された位置、ステップS13で入力されたユーザ属性から属性情報が生成される。
【0067】
[ステップS16]情報登録手段104が、情報管理手段107へ位置情報、電子情報および属性情報を登録する。
以上のような手順により、ユーザは任意の位置に関連して画像やテキストといった電子情報を登録することができる。しかも、電子情報に付随する複数の属性を煩雑な操作なしで簡単に設定することができる。
【0068】
次に、ステップS12で計測した位置に情報を関連付ける方法について、具体的に説明する。
図7は、ユーザが目の前のビルに情報を関連付ける方法の一例を示す図である。図7の情報登録・表示装置100ではカメラ123で撮影された画像21がそのままディスプレイ126に表示されている。また、ディスプレイ126の右上に表示されている登録情報22は、ステップS11において入力された情報(この場合はテキスト情報)である。ディスプレイ126の中央の四角形は登録位置23を示すものであり、この登録位置23に表示されているビル30の中腹に登録情報22を関連付けることができる。つまり、登録位置23に表示されているビル30の位置を計測し、その位置をステップS12において計測された位置とすることで、ユーザは実際にビルの途中の階に行かなくても電子情報(画像21と登録情報22)を関連付けることが可能である。
【0069】
表示されているビルの位置を計測するには、情報登録・表示装置100の位置と向き、およびビルまでの距離がわかれば算出することができる。情報登録・表示装置100の位置は、たとえばGPSの機能によって測定できる。情報登録・表示装置100の向きは方位センサ122(地磁気センサや加速度センサ等)で計測することができる。
【0070】
ビルまでの距離を測定する方法としては、超音波やレーザの反射による距離計測方法を用いてもよいし、カメラのフォーカスを用いた距離計測方法でもよい。また、周囲の建物の状況がわかっているなら、情報登録・表示装置100の位置と向きから推測することができる。
【0071】
次に、属性の生成方法について具体的に説明する。
図8は、属性生成ルール管理手段に管理された属性生成ルールの一例を示す図である。図8では、属性毎にその属性の生成ルールが示されている。
【0072】
有効範囲は、情報が関連付けられた位置からの距離が有効範囲r(m)と定められ、「r=2×|h|+10」という式で生成される。ここで、hは情報が関連付けられた位置の高さ(高度)である。このルールに従うと、有効範囲はステップS12で計測された高さに依存する。例えばビルの中央の高さ100mの位置に情報が関連付けられた場合、有効範囲は210m(=2×|100|+10)となる。
【0073】
アクセス権の生成ルールは、アクセス権判定値aの値によって決定される。アクセス権判定値aは「a=|h|/100」という式で算出される。アクセス権判定値aが1未満であれば、プライベートな情報(オーナのみがアクセス可能)と判断する。アクセス権判定値aが1以上2未満であれば、オーナと同じグループのメンバーのみが情報にアクセス可能である。アクセス権判定値aが2以上であれば、パブリック(全てのユーザがアクセス可能)な情報と判断する。
【0074】
このように、アクセス権も高さに依存し、高さが100mであれば、アクセス権は1(=|100|/100)となる。この場合、その位置に関連付けられた情報は、グループに公開となる。
【0075】
表示サイズの生成ルールは、表示サイズをsとしたとき「S=r/10+1」で求められる。すなわち、表示サイズは有効範囲に依存する。前述のように、有効範囲は高さhに依存しているため、実質的に表示サイズも高さに依存している。たとえば、情報を関連付ける位置の高さが100mの場合、有効半径rが210mとなり、表示サイズsは22m(=210/10+1)となる。なお、表示サイズは、情報を仮想空間上のオブジェクトとして表示する場合の大きさであり、情報に近いほど大きく、情報に遠いほど小さく表示されるような遠近法に基づき表示することができる。つまり、表示サイズが大きいほど、より遠くからでも情報を見つけることが可能である(実世界の看板のサイズのようなもの)。
【0076】
表示方向の生成ルールは、表示方向ベクトルをd0、端末方向ベクトル(情報登録・表示装置100の向き)をdとしたときd0=−dと定義される。表示方向ベクトルと端末方向ベクトルは、三次元の単位ベクトルである。たとえば、東をx軸の正、北をy軸の正、鉛直の上方向をz軸の正としたとき、真北を示す表示方向ベクトルは(0,1,0)となる。このように、表示方向は情報登録・表示装置100の向きに依存する。例えば情報登録・表示装置100が方位150度(たとえば、真北を0度としたときの真北方向に対する時計回りの角度)を向いている場合、表示方向は−30度(方位から180度回転させた方向)となる。
【0077】
図9は、属性「表示方向」を示す図である。図9に示すように、このように表示方向は3次元の単位ベクトルで表現される。
なお、表示方向は、位置に関連付けられた情報を、その位置からどの方向の「場」を閲覧可能にするのかを示している。たとえば、ビルに関連付けられた情報の表示方向が真北(方位で0度、表示方向ベクトルで(0,1,0))を示している場合、位置を基準にして、有効範囲内の距離であり、真北から所定の角度内の領域にいるユーザのみが情報にアクセスできる。
【0078】
このように属性ルールは位置に依存するだけでなく、他の属性や方位等の他の測定装置の値に依存してもよい。あるいは、ユーザの契約しているサービスに依存してもよい。例えば、料金の高いサービスはより遠くからアクセスできるように有効範囲のルールを変更したり、グループだけの閉じたサービスならば全てのアクセス権がグループに設定されたりする。
【0079】
さらに、これらの属性はユーザが明示的に指定した内容により設定しても良い。例えば、全ての属性をユーザが直接指定することはユーザに過度の負担がかかるが、ユーザがアクセス権のみを設定すると、他の全ての属性が決まるようなルールを登録しておけば、1つの属性の設定で他の複数の属性が設定できる。
【0080】
また、これらのルールおよび各ルールのパラメータはユーザが自由に設定できるような構造にすることで、ユーザの好みによってカスタマイズすることが可能である。あるいはユーザの好みを学習し、ルールおよび各ルールのパラメータを更新する構成でもよい。
【0081】
以下に、ステップS15に示す属性情報生成処理の詳細な手順をフローチャートを参照して説明する。なお、以下の例では、属性情報として有効範囲、アクセス権、表示サイズ、表示方向を設定する。
【0082】
図10は、属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートの前半である。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]登録情報属性生成手段105は、有効範囲算出ルールの検索を行う。属性を算出するルールは属性生成ルール管理手段106に蓄積されているが、例えば図8に示すように各属性毎にルールが設定されている。そこで、登録情報属性生成手段105は、属性生成ルール管理手段106内の属性の項目から「有効範囲」を検索し、その有効範囲に対応付けて登録されているルールを取り出す。ここで、図8の例では各属性に対し1つのルールが設定されているが、ルールは必ずしも設定されている必要はない。また、ルールが複数設定されている場合には、ランダムにルールを抽出しても良い。さらに、例えば時間によって選択するルールを変更する等といったルールを抽出するためのルールを設定することも可能である。
【0083】
[ステップS22]登録情報属性生成手段105は、有効範囲算出ルールがあるか否かを判定する。ルールがある場合には処理がステップS23に進められる。ルールがない場合には、処理がステップS25に進められる。
【0084】
[ステップS23]登録情報属性生成手段105は、ステップS21で検出されたルールに従って有効範囲を算出する。
[ステップS24]登録情報属性生成手段105は、登録される情報に、ステップS23で算出した有効範囲を関連付ける。その後、処理がステップS26に進められる。
【0085】
[ステップS25]ルールが検出されなかった場合、登録情報属性生成手段105は、デフォルト値を有効範囲として、登録される情報に関連付ける。デフォルト値は、登録情報属性生成手段105に予め設定されている。ここでデフォルト値はユーザ毎に設定可能でもよいし、システムで統一されたデフォルト値でもよい。
【0086】
このようにして有効範囲が設定される。
[ステップS26]登録情報属性生成手段105は、アクセス権算出ルールの検索を行う。すなわち、登録情報属性生成手段105は、属性生成ルール管理手段106内の属性の項目から「アクセス権」を検索し、そのアクセス権に対応付けて登録されているルールを取り出す。
【0087】
[ステップS27]登録情報属性生成手段105は、アクセス権算出ルールがあるか否かを判定する。ルールがある場合には処理がステップS28に進められる。ルールがない場合には、処理がステップS30に進められる。
【0088】
[ステップS28]登録情報属性生成手段105は、ステップS26で検出されたルールに従ってアクセス権を算出する。
[ステップS29]登録情報属性生成手段105は、登録される情報に、ステップS28で算出したアクセス権を関連付ける。その後、処理がステップS31(図11参照)に進められる。
【0089】
[ステップS30]ルールが検出されなかった場合、登録情報属性生成手段105は、デフォルト値をアクセス権として、登録される情報に関連付ける。デフォルト値は、登録情報属性生成手段105に予め設定されている。その後、処理がステップS31(図11参照)に進められる。
【0090】
このようにしてアクセス権が設定される。
図11は、属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートの後半である。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0091】
[ステップS31]登録情報属性生成手段105は、表示サイズ算出ルールの検索を行う。すなわち、登録情報属性生成手段105は、属性生成ルール管理手段106内の属性の項目から「表示サイズ」を検索し、その表示サイズに対応付けて登録されているルールを取り出す。
【0092】
[ステップS32]登録情報属性生成手段105は、表示サイズ算出ルールがあるか否かを判定する。ルールがある場合には処理がステップS33に進められる。ルールがない場合には、処理がステップS35に進められる。
【0093】
[ステップS33]登録情報属性生成手段105は、ステップS30で検出されたルールに従って表示サイズを算出する。
[ステップS34]登録情報属性生成手段105は、登録される情報に、ステップS33で算出した表示サイズを関連付ける。その後、処理がステップS36に進められる。
【0094】
[ステップS35]ルールが検出されなかった場合、登録情報属性生成手段105は、デフォルト値を表示サイズとして、登録される情報に関連付ける。デフォルト値は、登録情報属性生成手段105に予め設定されている。その後、処理がステップS36に進められる。
【0095】
このようにして表示サイズが設定される。
[ステップS36]登録情報属性生成手段105は、表示方向算出ルールの検索を行う。すなわち、登録情報属性生成手段105は、属性生成ルール管理手段106内の属性の項目から「表示方向」を検索し、その表示方向に対応付けて登録されているルールを取り出す。
【0096】
[ステップS37]登録情報属性生成手段105は、表示方向算出ルールがあるか否かを判定する。ルールがある場合には処理がステップS38に進められる。ルールがない場合には、処理がステップS40に進められる。
【0097】
[ステップS38]登録情報属性生成手段105は、ステップS31で検出されたルールに従って表示方向を算出する。
[ステップS39]登録情報属性生成手段105は、登録される情報に、ステップS38で算出した表示方向を関連付ける。その後、処理が終了する。
【0098】
[ステップS40]ルールが検出されなかった場合、登録情報属性生成手段105は、デフォルト値を表示方向として、登録される情報に関連付ける。デフォルト値は、登録情報属性生成手段105に予め設定されている。その後、処理が終了する。
【0099】
このようにして表示方向が設定される。
以上のようにして入力された情報が情報管理手段107に登録される。
図12は、情報管理手段に登録された情報の一例を示す図である。この例では、情報管理手段107には、IDに対応付けて、「場」の属性、表示用属性、および電子情報が登録されている。IDは情報管理手段107が自動的に割り振ったIDで、管理をしやすくするためのものであり、省略することも可能である。
【0100】
「場」の属性としては、位置、有効範囲、アクセス権、カテゴリがある。このうち位置、有効範囲およびアクセス権については、登録情報属性生成手段105で生成された情報である。位置は、緯度(度)、経度(度)、高度(m)の順で示されている。有効範囲は、位置からの距離(m)が示されている。アクセス権は、プライベートな情報にはユーザIDが設定される。所定のグループ内でのみオープンな情報には、アクセス権としてグループIDが設定される。一般に公開する情報には、アクセス権として”public”が設定される。
【0101】
なお、アクセス権やカテゴリは「場」に関する属性と解釈せず、登録情報に関する属性と解釈することも可能である。この場合、「場」には様々なタイプの情報が登録されることになり、ユーザに適した情報を提供しやすくするために、各情報にアクセス権やカテゴリを設定することとなる。
【0102】
表示サイズには、登録された情報を表示するときのサイズが示されている。表示方向は、登録情報属性生成手段105で生成された単位ベクトルである。電子情報は、登録情報入力手段102によって登録された画像、テキスト等の情報である。
【0103】
次に、「場」に対する「Enter」行為(情報の検索および表示行為)を実現するための機能について詳細に説明する。
図13は、情報検索及び表示を行うための情報登録・表示装置の構成を示すブロック図である。情報登録・表示装置100は、位置計測手段101、ユーザ属性入力手段103、情報検索手段108、情報表示手段109、情報管理手段107を有する。
【0104】
位置計測手段101および情報管理手段107は図4に示した同名の要素と同様の手段である。ユーザ属性入力手段103も図4に示した同名の要素とほぼ同様の機能を有するが、ここでは、さらにユーザが取得したい情報のカテゴリの入力機能を備える。例えば、レストラン情報、音楽情報、映画情報等である。また、属性の入力はユーザがキーやポインティングデバイス等を用いて明示的に行ってもよいし、あらかじめ設定していてもよい。また、スケジュールなどの外部データを参照し、ユーザが何の情報を欲しいのか推測する構造にしてもよい(例えば、移動中は移動手段に関する情報を表示する等)。
【0105】
情報検索手段108は、位置計測手段101とユーザ属性入力手段103によって入力された情報に基づき、情報管理手段107に適切な情報があるのか検索する。そして情報表示手段109が、情報検索手段108で検索された情報を表示する。
【0106】
次に、本発明の情報登録・表示装置100において実行する位置情報に関連した情報の表示処理手順(「Release」処理手順)をフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0107】
図14は、情報表示処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS51]ユーザ属性入力手段103により、ユーザIDやグループID、ユーザが取得したい情報等のユーザ属性が入力される。
【0108】
[ステップS52]位置計測手段101が位置情報を計測する。
[ステップS53]情報検索手段108がステップS51で入力されたユーザ属性とステップS52で計測された位置情報に基づいて、情報管理手段107に蓄積された情報から適切な登録情報を検索する。すなわち、登録された各情報の位置および有効範囲で定義される「場」の中に、ステップS52で計測された位置情報が当てはまるかチェックし、アクセス権およびカテゴリがユーザの属性に適しているかチェックし、適切な情報を探索する。この場合、最も位置が近い情報といった1つの情報のみを検索してもよいが、条件に当てはまる全ての情報を検索してもよい。
【0109】
[ステップS54]情報検索手段108は、ステップS53で検索された情報があるかチェックする。情報がないならば処理は終了となり、情報があればその情報を表示用属性と共に情報表示手段109に渡し、処理がステップS55に進められる。
【0110】
[ステップS55]情報表示手段109は、検索された情報を、表示用属性に従って表示する。
次に、ステップS55の情報表示処理について詳細に説明する。
【0111】
図15は、情報表示処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]情報表示手段109は、情報検索手段108を介してステップS53の検索により検出された電子情報を取得する。このとき表示サイズと表示方向等の表示用属性も電子情報として取得する。ここで、表示サイズおよび表示方向は3次元の仮想空間上に電子情報を配置するときの電子情報の大きさと方向である。
【0112】
[ステップS62]情報表示手段109は、表示サイズ属性の有無を判定する。表示サイズ属性がある場合には処理がステップS63に進められる。表示サイズ属性がない場合には処理がステップS64に進められる。
【0113】
[ステップS63]情報表示手段109は、表示サイズを設定する。例えばディスプレイ126上に表示されている看板のような電子情報の場合、仮想空間上での看板のサイズを設定する。このように電子情報の仮想空間上での大きさを設定することによって、電子情報に近づいたときにはより大きく、離れたときにはより小さく表示することができ、電子情報が実世界の位置に関連付けられていることを明確に表現することが可能である。
【0114】
[ステップS64]情報表示手段109は、表示方向属性の有無を判定する。表示方向属性がある場合には処理がステップS65に進められる。表示方向属性がない場合には処理がステップS66に進められる
[ステップS65]情報表示手段109は、表示方向を設定する。例えばディスプレイ126上に表示されている看板のような電子情報の場合、仮想空間上での看板の向きを設定する。このように電子情報の仮想空間上での向きを設定することによって、看板の裏からは何も見えず、表に来たときのみ情報を表示することが可能である。すなわち、ユーザとの距離に基づいて電子情報を表示するだけでなく、位置関係(位置と向き)によって電子情報を表示することが可能である。
【0115】
[ステップS66]情報表示手段109は、仮想空間のレンダリングを行う。すなわち、仮想3次元空間上に仮想的なカメラ(仮想カメラ)を配置し、そのカメラから見える画像を生成する。たとえば、仮想カメラの位置は、情報にアクセスするユーザが使用する情報登録・表示装置100の位置とする。また、仮想カメラの方向は、情報登録・表示装置100の向きとする。そして、仮想3次元空間内に配置された電子情報をレンダリングする。
【0116】
[ステップS67]情報表示手段109は、実際のカメラで撮影された実画像とステップS66のレンダリング結果を重ね合わせる。
図16は、目の前のビル周辺の情報を表示する方法の一例を示す図である。この例では2つの登録情報22,24が検索され、情報管理手段107に蓄積された位置、表示サイズ、表示方向に基づき、撮影された画像21に情報を重ね合わせている。このように撮影された画像21に登録情報22,24を重ね合わせることで、位置と情報が関連していることを明確に示すことができる。
【0117】
また、表示用の属性としてアイコンや情報を示す音声が設定されている場合、電子情報に代わってアイコンを表示し、アイコンを選択することで電子情報を表示する構成にすることもできる。
【0118】
このように、実世界の位置情報と電子情報および検索・表示に関する複数の属性情報を煩雑な操作なしで容易に登録することが可能であり、登録された条件に適した場合のみ、電子情報を表示することが可能である。
【0119】
さらに、属性情報を生成するルールをユーザが自由に定義できる構成にすることによって、ユーザの好みに従ってカスタマイズすることが可能である。
ところで、図8に示した属性情報生成ルール以外にも、時間等の様々な条件に基づいた属性情報生成ルールを定義することができる。
【0120】
図17は、属性情報生成ルールの他の例を示す図である。図17には、有効範囲の生成ルールが4種類、アクセス権の生成ルールが1種類示されている。
ルール1〜ルール4は、有効範囲に関するルールである。ルール1は情報を登録した時刻(h)に依存して有効範囲が決定するルールである。すなわち、朝と夜に登録した情報ではそれぞれ有効範囲が異なるようになる。ルール2では、同一ユーザによる情報登録回数(num)に応じて有効範囲が決定する。登録すればするほど広範囲に情報を公開することができ、登録回数を増幅する効果が期待できる。ルール3では、情報が登録された位置から周囲100m内にいるユーザ数(n)で有効範囲が決定する。すなわち、周囲にいるユーザが少ないほど、広い有効範囲を持つようになる。ルール4では、情報が登録された位置から周囲100m以内に登録された他の情報数(m)で有効範囲が決定する。このルールによって、ある領域内で登録できる情報の数をコントロールすることができる。
【0121】
ルール5はアクセス権に関するルールで、「userA」が近くにいる場合のみ情報をパブリックに公開する。これにより、友達が揃わなければ見ることができない情報を作成することができる。このように、ルールはif−thenルールで記述することも可能である。
【0122】
このように属性情報生成ルールとして多数のルールを用意しておき、ユーザの現在の環境(位置、時刻、気温等)に応じたルールを適用することが可能である。
【0123】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報登録・表示装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto−Optical disc)などがある。
【0124】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0125】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0126】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、入力された情報を登録する位置を計測し、情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成するようにしたため、位置や閲覧条件をユーザが操作入力する必要がない。その結果、簡便な操作で、実世界の位置に関連付けた情報を閲覧条件とともに登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に適用される発明の概念図である。
【図2】情報提供システムにおける情報の管理概念を示す図である。
【図3】「行為」と「場」および「モノ」の関係を示す図である。
【図4】本実施の形態に係る「場」に対する「Release」行為を実行する情報登録・表示装置の構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る情報登録・表示装置のハードウェア構成例を示した図である。
【図6】登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】ユーザが目の前のビルに情報を関連付ける方法の一例を示す図である。
【図8】属性生成ルール管理手段に管理された属性生成ルールの一例を示す図である。
【図9】属性「表示方向」を示す図である。
【図10】属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートの前半である。
【図11】属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートの後半である。
【図12】情報管理手段に登録された情報の一例を示す図である。
【図13】情報検索及び表示を行うための情報登録・表示装置の構成を示すブロック図である。
【図14】情報表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】情報表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図16】目の前のビル周辺の情報を表示する方法の一例を示す図である。
【図17】属性情報生成ルールの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・情報、2・・・データベース、101・・・位置計測手段、102・・・登録情報入力手段、103・・・ユーザ属性入力手段、104・・・情報登録手段、105・・・登録情報属性生成手段、106・・・属性生成ルール管理手段、107・・・情報管理手段
Claims (8)
- 実世界の位置に関連付けて電子情報を登録するための情報登録方法において、
登録する情報を入力し、
入力された前記情報を登録する位置を計測し、
前記情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成し、
計測された前記位置に、入力された前記情報と生成された前記閲覧条件とを関連付けてデータベースに登録する、
ことを特徴とする情報登録方法。 - 前記閲覧条件生成のためのルールが予め定義されており、定義されているルールに従って前記閲覧条件を生成することを特徴とする請求項1記載の情報登録方法。
- 前記閲覧条件生成のためのルールとして、第1の閲覧条件の生成結果に依存した第2の閲覧条件の生成ルールが定義されていることを特徴とする請求項2記載の情報登録方法。
- 前記閲覧条件には、前記情報の閲覧の許否を判定するための閲覧許可条件が含まれることを特徴とする請求項1記載の情報登録方法。
- 前記閲覧許可条件として、
前記情報が登録された位置を基準とした、前記情報を閲覧可能な実世界上の有効範囲が定義されている、および/または、
前記情報の閲覧を許可するユーザの種別が定義されており、前記情報の閲覧を許可するユーザの種別は、ユーザID、前記ユーザが属するグループのグループIDの少なくとも1つによって定義されている、および/または、
前記位置の周囲への登録された情報数に応じた条件が定義されている、および/または、
前記情報を閲覧するユーザ以外のユーザが前記位置の周囲にいることが定義されている、
ことを特徴とする請求項4記載の情報登録方法。 - 前記閲覧条件の1つとして、閲覧を認めた前記情報を表示する際の表示方法を定義した表示条件を生成することを特徴とする請求項1記載の情報登録方法。
- 実世界の位置に関連付けて電子情報を登録する情報登録装置において、
登録する情報を入力する登録情報入力手段と、
前記登録情報入力手段で入力された前記情報を登録する位置を計測する位置計測手段と、
前記情報の閲覧に際して課される条件を示す閲覧条件を生成する閲覧条件生成手段と、
前記位置計測手段により計測された前記位置に、前記登録情報入力手段により入力された前記情報と前記閲覧条件生成手段により生成された前記閲覧条件とを関連付けて、データベースに登録する情報登録手段と、
を有することを特徴とする情報登録装置。 - 実世界の位置に関連付けて電子情報を登録するための情報登録プログラムにおいて、
コンピュータに、
登録する情報を入力し、
入力された前記情報を登録する位置を計測し、
前記情報に際して課される条件を示す閲覧条件を生成し、
計測された前記位置に、入力された前記情報と生成された前記閲覧条件とを関連付けてデータベースに登録する、
処理を実行させることを特徴とする情報登録プログラム。
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