JP2013507711A - 位置特定システムおよび位置特定システムを動作させるための方法 - Google Patents

Abstract

エンティティの位置を特定するための位置システムおよびそのようなシステムを動作させる方法が開示される。本方法は、人または企業などの少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るステップを含む。少なくとも1つのエンティティに関連付けられた一意の識別子は、システムによって生成されるか、システムのユーザによって提供される。本システムは、エンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取る。少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、受け取られた識別情報、受け取られた地理的な位置データおよび一意の識別子は、更新可能なデータベースに記憶される。一意の識別子は、更新可能なデータベースにアクセスして、エンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データを取り出すために使用可能である。位置システムは、エンティティに関連付けられた識別情報を受け取る識別情報受信モジュールを含む。位置受信モジュールは、エンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るように構成される。更新可能なデータベースは、エンティティに関連付けられた、受け取られた識別情報および受け取られた地理的な位置データを記憶するように構成される。関連付けモジュールは、生成されたまたはユーザが提供した一意の識別子をエンティティに関連付けるように構成される。

Description

本発明は、エンティティの位置を特定するための位置システムおよび位置システムを動作させる方法に関する。

一般に、特定のエンティティ(人、企業、組織、郵便ポスト、送付先住所、クラブ、関心のある場所、駐車場など)の位置を特定するために使用される、従来の位置特定方法および/またはシステムは、ユーザにその特定のエンティティの所在地住所を提供する。これは、多くの場合、例えば電話帳または類似の住所氏名録の場合と同様である。これは、多くの場合、所望のエンティティの位置を特定するには決して十分ではないと証明していることを理解されたい。

したがって、本発明の目的は、少なくとも上記の問題に対処することである。

本発明の第1の態様によれば、エンティティの位置を特定するための位置システムを動作させる方法であって、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るステップと、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた一意の識別子を提供するステップと、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るステップと、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた受け取られた識別情報、受け取られた地理的な位置データおよび一意の識別子を更新可能なデータベースにおいて、記憶するステップであって、一意の識別子が、更新可能なデータベースにアクセスして、少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データを更新可能なデータベースから取り出すために使用可能である、ステップと
を含む方法が提供される。

本方法は、識別データおよび地理的な位置データを複数のエンティティから受け取り、記憶するステップを含んでもよい。

エンティティは、人、企業、組織などを含んでもよい。

好ましい例示的な実施形態では、地理的な位置データはウェイポイントを含んでもよく、ウェイポイントは、エンティティに関連付けられた経度座標および緯度座標、高度および時間、衛星測位座標、全地球航法衛星システム(GNSS)座標、GPS(全地球測位システム)座標などを含んでもよい。

一意の識別子は、番号もしくは数値、文字列、英数字コード、またはこれらの組合せを含んでもよい。

本方法は、一意の識別子を自動的に生成するステップを含んでもよい。

その代わりに、またはそれに加えて、本方法は、選択された一意の識別子を位置システムのユーザから受け取るステップを含んでもよい。

本方法は、エンティティを位置システムに登録するステップを含んでもよい。

本方法は、
特定のエンティティに関連付けられた一意の識別子をユーザから受け取るステップと、
データベースにアクセスし、少なくとも受け取られた一意の識別子を使用して、特定のエンティティに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データをデータベースから取り出すステップと、
取り出された識別情報および地理的な位置データをユーザに提示するステップと
を含んでもよい。

本発明の第2の態様によれば、エンティティの位置を特定するための位置システムであって、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るように構成された識別情報受信モジュールと、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るように構成された位置受信モジュールと、
少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、受け取られた識別情報および受け取られた地理的な位置データを記憶するように構成された更新可能なデータベースと、
一意の識別子を少なくとも1つのエンティティに関連付けるように構成された関連付けモジュールであって、一意の識別子が、更新可能なデータベースにアクセスして、少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データを更新可能なデータベースから取り出すように構成される、関連付けモジュールと
を含む位置システムが提供される。

位置システムは、少なくとも1つのエンティティを位置システムに登録するための登録モジュールを含んでもよい。

位置システムは、特定のエンティティに関連付けられた一意の識別子をユーザから受け取るステップに応答して、データベースにアクセスし、少なくとも受け取られた一意の識別子を使用して、特定のエンティティに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データをデータベースから取り出してユーザに表示するように構成された検索モジュールを含むことが好ましい。

位置システムは、ウェブサーバによってサポートされ、登録を容易にするためにシステムのユーザのコンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり、識別データおよび地理的な位置データを受け取って記憶し、前記識別データおよび地理的な位置データを更新し、前記ユーザによって検索するユーザインターフェースを含んでもよい。

更新可能なデータベースは、エンティティに関連付けられたそれぞれの一意の識別子を必ずしも変更することなく、エンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データを変更することができるように構成され、その結果として、エンティティが、その物理的な位置または他の識別情報の変更に関係なく一意の識別子を維持することができることが好ましい。

本発明の例示的な実施形態による位置システムの主な構成要素の簡略化された概略図である。 図1のシステムの主なハードウェアモジュールおよびソフトウェアモジュールのより詳細な簡略化された概略図である。 例示的な実施形態による方法の第1の態様の流れ図である。 例示的な実施形態による方法の第2の態様の流れ図である。 方法の一部を形成するサインアッププロセスの流れ図である。 方法の一部を形成する、レコードを追加するまたは編集するプロセスの流れ図である。 方法の一部を形成する、レコードのリストを見るプロセスの流れ図である。 方法の一部を形成する、お気に入りのレコードのリストを見て管理するプロセスの流れ図である。 方法の一部を形成する、ウェブインターフェースを介してレコードを見るプロセスを示す流れ図である。 方法の一部を形成する、レコードを更新してジャーナルエントリを追加するプロセスを示す流れ図である。 方法の一部を形成する、ナビゲーション指示を取得するプロセスを示す流れ図である。 方法の一部を形成する、企業検索プロセスを示す流れ図である。 例示的な実施形態による図1および図2のシステムに個人を登録するためのウェブページのサンプルのスクリーンショットを示す図である。 例示的な実施形態による図1および図2のシステムに企業を登録するためのウェブページのサンプルのスクリーンショットを示す図である。

以下の説明では、説明の目的で、本開示の一実施形態の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細が記載される。しかし、これらの具体的な詳細なしで本開示を実施することができることは当業者には明らかであろう。

図面の図1および図2を参照すると、本発明の例示的な実施形態による位置システムは、全体として参照符号10で示されている。位置システム10を、自然人;企業、組織、クラブ、協会などの法人;政府の省庁;対象物または陸標などのエンティティの位置を特定するために使用することができる。システム10は好都合には、第1の通信またはコンピューティングデバイス16を用いて、また、第2の通信またはコンピューティングデバイス18を介して、通信ネットワーク14を介してユーザ12によってアクセス可能である。

通信ネットワーク14はパケット交換網であってもよく、インターネットであるか、インターネットの一部を形成してもよい。その代わりに、通信ネットワーク14は回線交換網、公衆交換データ網などであってもよい。他の例示的な実施形態では、通信ネットワーク14は遠隔通信ネットワーク、例えば、ワイヤレスまたはセルラ遠隔通信ネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)などである。

第1の通信またはコンピューティングデバイス16は、通信ネットワーク14を介して位置システム10と通信するように構成された、PC(パーソナルコンピュータ)またはラップトップコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、GPS受信機などのモバイル通信/コンピューティングデバイスであってもよい。デバイス16のリストは例示的なものであって、限定するものではないと意図されていることを理解されたい。好都合には、デバイス16はモバイルまたは携帯型デバイスであってもよい。

好ましい例示的な実施形態では、システム10は、ウェブページまたはウェブサイトを介してアクセス可能である。したがって、システム10は、モバイルウェブサイトまたはウェブページを介してもアクセス可能でありうるということになる。

第2の通信またはコンピューティングデバイス18は、デバイス16と同じであってもよいが、通常は、ワールドワイドウェブにアクセスするためにユーザ12によって使用されるPCまたはラップトップコンピュータなどのコンピュータであり、モバイルまたは携帯型デバイスである必要はない。

デバイス18は一般に、位置システムに登録し、メンテナンス操作を実施するためにユーザ12によって使用されるが、デバイス16は一般に、位置システムにアクセスし、システムの機能を利用するためにユーザ12によって毎日使用される。しかし、いずれかのデバイスによって、特にモバイルデバイス16によって、両方の機能を提供することができることを理解されたい。

システム10は、このシステムによって実行される機能タスクに対応する複数の構成要素またはモジュールを備えてもよい。この点に関して、本明細書の文脈における「モジュール」は、コードの識別可能な部分、計算命令もしくは実行可能命令、データ、または特定の機能、動作、処理、もしくは手順を実現するための計算オブジェクトを含むものと理解される。したがって、モジュールをソフトウェアにおいて実装する必要はなく、モジュールをソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組合せにおいて実装することができるということになる。さらに、モジュールを必ずしも1つのデバイスに統合する必要はなく、システム10内の複数のデバイスに分散させることができる。

特に、システム10は、少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るように構成された識別情報受信モジュール20を備える。少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、受け取られた識別情報は、エンティティの名前、エンティティの連絡先の詳細、例えば、ファックス番号または電話番号、郵便ポストの詳細、送付先住所、クラブ、関心のある場所、駐車場、または該当する場合はエンティティの企業カテゴリであってもよい。また、識別情報は、エンティティの説明、エンティティに関連付けられたロゴ、またはユーザにとって有益でありうる、エンティティに関連付けられた任意の他の情報を任意選択で含んでもよい。識別情報受信モジュール20は、ユーザインターフェース22を介して、特にユーザインターフェース22を提供するウェブサイト(下記参照)を介して、識別情報をエンティティから受け取るように構成されうる。

また、システム10は、エンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るように構成された位置受信モジュール24を備える。地理的な位置データは好都合には、エンティティに対するウェイポイントを含みうることを理解されたい。ウェイポイントは通常、エンティティの位置を特定するための経度座標および緯度座標を含むが、ウェイポイントは高度および時間も含みうる。特に、モジュール24は、エンティティの位置を特定するための衛星測位座標、全地球航法衛星システム(GNSS)座標、UTM(ユニバーサル横メルカトル)座標、WAAS(広域補強システム)座標、GPS(全地球測位システム)座標などを含むウェイポイントを受け取るように構成される。例えば、セルラネットワーク送信機もしくは基地局からのデータ、またはネットワークセル、送信機もしくはホットスポットの既知の物理的な位置に関するデータを使用して、ウェイポイントを三角測量に基づくものとすることも可能である。また、ウェイポイントは、エンティティに関連付けられた実際の住所、郵送先住所、送付先住所、関心のある場所などを含んでもよい。

また、システム10は、識別情報受信モジュール20および位置受信モジュール24からの受け取られたそれぞれ識別情報および地理的な位置データを記憶するように構成された更新可能なデータベース26を備える。

システム10は、エンティティをシステム10に登録するように構成された登録モジュール28を含む。登録モジュール28は、ウェブサイトを介して、識別情報および地理的な位置データについてエンティティをプロンプトで促すように構成されうる。システム10に登録されたエンティティは、その識別情報および地理的な位置データをデータベース26に記憶させることができることを理解されたい。したがって、特定のエンティティの何らかの詳細が変化した場合、データベース26に記憶された情報を更新することができるということになる。

また、登録モジュール28は、(以下に述べるように)システム10を使用するためにユーザを登録するように構成されうる。

また、システム10は、一意の識別子を少なくとも1つのエンティティに関連付けるように構成された関連付けモジュール30であって、一意の識別子が、データベース26にアクセスして、少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データをデータベース26から取り出すために使用可能である、関連付けモジュール30を備える。

一意の識別子は、関連付けモジュール30によって生成されうる。その代わりに、またはそれに加えて、一意の識別子はエンティティによって提供されるか、システムによって生成されたいくつかのオプションから選択されうる。エンティティが自然人でない場合、エンティティをシステム10に登録する責任がある人は、一意の識別子を提供するか、選択することができる。

一意の識別子は、例えば、番号もしくは数値、文字列もしくは英数字コード、またはこれらの組合せを含んでもよい。

また、システム10は、エンティティに関連付けられた一意の識別子をユーザから受け取るように構成された検索モジュール32を含む。モジュール32は、データベース26にアクセスして、少なくとも受け取られた一意の識別子を使用して、エンティティに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データをデータベース26から取り出すように構成される。他の例示的な実施形態では、システム10は、所望であれば、特定の地理的な領域における一意の識別子に関連付けられた他のエンティティに関連付けられた情報を返すように構成されうることを理解されたい。

また、検索モジュール32は、取り出された識別情報および地理的な位置データをユーザインターフェース22によってユーザに提示するように構成されうる。また、検索モジュール32は、エンティティの位置を識別する地図を生成するように構成されうる。

再び図1を参照すると、ユーザインターフェース22は通常、ウェブホスティングサーバ35上で動作するウェブアプリケーション34によって提供される。また、ウェブサーバは、識別情報受信モジュール20、位置受信モジュール24、登録モジュール28および関連付けモジュール30をサポートする。検索モジュール32は通常、ウェブサービスサーバ37上で動作するウェブサービスアプリケーション36によって提供される。

それぞれのサーバは、データベース26のための1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、ハードディスク記憶装置と、1つまたは複数のネットワークインターフェースデバイスとを備える。サーバハードウェアは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)、クラウドコンピューティングサービスプロバイダまたは任意の類似のプロバイダによってホスティングされてもよい。システムは、システムのハードウェア構成要素間での高速データ伝送を容易にするために、ローカルエリアネットワークインターフェースおよびファイバリンクの組合せを含むことが好ましい。

ウェブアプリケーション34により、ユーザ12は、データベース26上に記憶された一意の識別子に関するデータにアクセスし、その独自の一意の識別子および関連情報をデータベース26に記憶させておくことができる。

次に、図3から図14を参照しながら、本発明の例示的な実施形態についてさらに説明する。図1および図2に示される位置システムを参照しながら、図3から図12の流れ図に示される例示的な方法について説明するが、これらの例示的な方法は他のシステム(図示せず)にも適用可能でありうることを理解されたい。

図面の図3を参照すると、位置システム(例えばシステム10)を動作させる方法の主なステップを示す流れ図は、全体として参照符号40で示されている。

方法40は、登録モジュール28を介してシステム10に登録するようエンティティにプロンプトで促すステップを含む。これは、エンティティがシステム10を初めて使用するときに行われうる。図13または図14のスクリーンショットに示されるように、登録は、エンティティがそれぞれ上記に記載された自然人、法人、陸標などであるかどうかに応じて、ウェブページを介して行われうることを理解されたい。1つの例示的な実施形態では、登録されたエンティティのみが、システム10を介してアクセス可能な詳細を有することができることを理解されたい。また、登録時にエンティティから受け取られた全ての情報が必ずしもシステム10を介して利用可能になるわけではないことに留意されたい。図5の流れ図は、登録またはサインアッププロセスのステップをより詳細に示している。

いずれにしても、説明を簡単にするために、システム10に登録したいと望んでいる会社Xに言及する。会社Xの少なくとも1人のメンバが会社Xをシステム10に登録していることを理解されたい。

次いで、方法40は、ブロック42で、識別情報受信モジュール20を用いて会社Xに関連付けられた識別情報を受け取るステップを含む。この識別情報は、企業名、企業タイプ、企業の簡単な説明、企業に関連付けられた電子メールアドレス、電話番号、ファックス番号、ウェブサイトアドレス、検索可能なキーワード、図形および画像などを含んでもよい。個人の場合、本方法は、その個人の身分証明番号または他の個人識別情報を含んでもよい。

方法40は、ブロック44で、位置受信モジュール24を用いて会社Xに関連付けられた地理的な位置データを受け取るステップをさらに含む。地理的な位置データは、会社Xの位置が物理的に特定される地方、郊外および都市を示す情報、例えば会社Xのオフィスまたは主たる事業所、会社Xの駐車場、送付先住所、郵送先住所などを含むことが好ましい。好ましい例示的な実施形態では、地理的な位置データは、会社Xの位置に対するウェイポイントを含み、ウェイポイントは、会社Xの位置に対するGPS座標であることが好ましい。しかし、前述したように、ウェイポイントは、任意の衛星位置特定座標、または上述した代替のウェイポイントを含んでもよい。

次いで、方法40は、ブロック46で、少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、受け取られた識別情報および受け取られた地理的な位置データを更新可能なデータベース26に記憶するステップを含む。以下にさらに説明されるように、データベース26は有利には、会社Xに関連付けられた識別情報ならびに会社Xの位置をより容易に特定するためのウェイポイントのリポジトリを提供する。識別情報および地理的な位置データは、システム10において会社Xのプロファイルの一部を形成してもよい。

方法40は、データベース26に記憶する前に、受け取られた識別情報および地理的な位置データを会社Xに確認するステップを含んでもよい。

方法40は、実際には、識別データおよび地理的な位置データを複数のエンティティから受け取って記憶するステップを含む。

また、方法40は、ブロック48で、上記に記載されているように関連付けモジュール30を用いて一意の識別子を会社Xに提供するステップを含む。方法40は、一意の識別子、例えば「CompX」を会社Xから受け取るステップを含んでもよい。したがって、方法40は好都合には、一意の識別子を個別化するためのエンティティを提供する。

一意の識別子の数人の所有者は1つの位置を共有してもよいが、それぞれの所有者に独自の一意の識別子が割り当てられるか、それぞれの所有者は独自の一意の識別子をカスタマイズすることができる。

エンティティがサインアップするまたは位置システムに登録する登録またはサインアッププロセスが図5に示されている。既に登録されていれば、エンティティは、システムにログインし、提供された適用可能な手順に従うことによって、その詳細を更新し、および/または異なる領域においてより多くのオフィスの位置を追加し、情報を削除することなどができる。データベース26における情報の更新、変更、または削除をリアルタイムで行うことができ、それによって好都合には、退屈で費用のかかる住所変更通知をなくす。

重要なことには、更新可能なデータベースは、エンティティに関連付けられたそれぞれの一意の識別子を必ずしも変更することなく、エンティティに関連付けられた識別情報および地理的な位置データを変更することができるように構成され、その結果として、エンティティは、その物理的な位置または他の識別情報の変更に関係なく一意の識別子を維持することができる。これにより、エンティティは、その物理的な位置または識別情報の詳細の変更にかかわらず、その一意の識別子またはWaytagを無期限に(「一生(for life)」)保持することができる。

一度登録されれば、会社Xは、いくつかの一意の識別子をその登録詳細のもとで登録することができ、一意の識別子に関連付けられた位置を占有するそれぞれの人、エンティティ、場所または対象物に関する地理的な位置データを受け取って記憶することができる。これは、例えば、会社Xがそのメンバの少なくとも数人に対する一意の識別子を有し、これらのメンバに関連付けられ、データベース26に記憶されてもいる識別情報および地理的な位置データを有する場合とすることができる。

また、一度登録されれば、有利には会社Xにログイン名およびパスワードを提供することができる。カスタマイズされたログイン名が会社Xによって要求されてもよい。

システム10にログインすると、システム10は、反映されるべき特定の一意の識別子のステータスがアクティブであるか一時停止されているかを示すように構成されうる。

特定の例示的な実施形態では「Waytag」と呼ばれる一意の識別子を登録するプロセスは、ほとんど一目瞭然である図6の流れ図においてより詳細に示されている。図7の流れ図は、以前に登録された一意の識別子またはWaytagを見るためにログインしているユーザにかかわるステップを示している。

一意の識別子またはWaytagは、以下の情報で構成される。
a. 国際的に一意のコード(Waytag)。既に使用中でない限り、このコードをシステムによって生成するか、ユーザ12によって入力することができる。
b. Waytagのタイプ、すなわち、企業、人、対象物、場所、イベントまたは移動体(mobile)。
c. Waytagのタイプに応じた姓名または企業名。
d. Waytagに関連付けられた実際の住所。
e. Waytag位置の座標(緯度/経度/高度/時間)。
f. Waytagを説明するための簡単な説明、例えば、「ボブの家(Bob's home)」、「ボブの現在地(Bob's currently here)」。
g. Waytagに関する位置、個人、企業、対象物などの任意選択の写真。
h. ウェブサイト、電子メール、ファックス、電話の詳細を含む任意選択の連絡先情報。
i. Waytagに関する一般的な情報を含みうる企業、イベント、場所、または対象物の任意選択の説明。
j. 位置情報。
k. Waytagに関連するキーワード。

次に図面の図4を参照すると、位置システムからの情報の取出しに関する、例示的な実施形態による本方法の別の態様は、全体として参照符号50で示されている。

例えば、ユーザが会社Xに関する情報を取得したいとき、通信ネットワーク14を介してコンピューティングデバイス16または18を介して(好都合には検索エンジンを含む検索モジュール32を介して)会社Xの一意の識別子を入力する。エンティティがそのプロファイルに対して情報の更新、削除または追加などを行いたい場合、エンティティのログイン名およびパスワードが認証される。

システム10(および特に検索モジュール32)は、システム10に登録する必要なく、ウェブを介して、または好都合にはGPSデバイスを介して、どの人でも利用可能であることを理解されたい。

いずれにしても、方法50は、ブロック52で、会社Xに関連付けられた一意の識別子またはWaytagをユーザから受け取るステップを含む。この特定の例示的な実施形態では、一意の識別子は、上記に述べたように個別化された識別子「CompX」である。

方法50は、ブロック54で、データベース26にアクセスし、少なくとも受け取られた一意の識別子「CompX」を使用して、会社Xに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データをデータベース26から取り出すステップをさらに含む。

また、方法50は好都合には、ブロック56で、会社Xに関連付けられた、取り出された識別情報および地理的な位置データをユーザのコンピューティングデバイス16または18を介してユーザに提示するステップを含む。上記に述べたように、コンピューティングデバイス16は携帯型デバイスであってもよく、したがって、取り出された情報は、移動中であり、特定の一意の識別子またはWaytagに対応する物理的な位置を探しているユーザによって使用されうる。

図4に示され、上記に記載された検索方法は、有利には、上記に記載された検索モジュール32を用いて実行される。

システム10は、取り出された識別情報および地理的な位置データを、別の位置、デバイス、通信ネットワークまたは当事者に電子メールで送信するか、SMS(ショートメッセージサービス)を介して送信することができるように構成されうる。その代わりに、取り出されたデータを、ウェブサービスアプリケーション36によってデバイス16に関連付けられた関連アプリケーションの1つに送信することができる。

システム10は、有利には、地理的な位置の詳細、通常は会社Xの位置のGPS座標を、ナビゲーション手段を備えたそのモバイルコンピューティングデバイスに送信するように構成されうることに留意されたい。例えば、GPS座標は、ユーザのGPSナビゲーション対応モバイルセルラ電話または他のパーソナルナビゲーションデバイス(PND)に送信されうる。

一意の識別子またはWaytagを使用して検索を行う代わりに、またはそれに加えて、ユーザは特定のタイプの企業、または特定の位置における企業などを検索することができる。例えば、図12の流れ図に示されるように、ユーザは「ピザ(Pizza)」などのキーワードおよび選択された一意の識別子またはWaytagを入力して、特定された範囲内での選択された一意の識別子の物理的な位置に近い企業を見つけることができる。次いで、システムは、特定された基準を満たすエントリをデータベースで検索し、エントリを表示する。

本システムのいくつかの追加の特徴が、図8から図11に示されている。

図8の流れ図は、以前に選択されたまたは追加された一意の識別子またはWaytagを見るか、管理するためにログインしているユーザにかかわるステップを示している。

お気に入りのまたは定期的にアクセスされるWaytagは、簡便性、クイックアクセス、定期的な利用または共有、および時としてユーザによって要求される他の管理プロセスの理由から、「お気に入り(Your Favourites)」に記憶される。

図9の流れ図は、システムによって提供されるウェブジャーナル画面(Web Journal View)オプションを説明している。このオプションにより、ユーザ12はログインし、ユーザがジャーナル画面にアクセスすることができるモバイルWaytagを見るオプションを選択することができる。ジャーナル画面では、ユーザ12は、全ての履歴のジャーナルエントリおよび詳細を検索し、見ることが可能であり、共有オプションのうちのいずれかを選択することによってこれらを共有することができる。

図10の流れ図は、ユーザ12がウェブサービスアプリケーション36を使用して、モバイルデバイス16を介してWaytagの位置をどのように更新することができるかを示している。「現在地(I AM HERE)」を選択することで別のWaytagの位置を採用することによって、ユーザの位置を更新することができ、またはユーザは「現在の位置を使用する(USE CURRENT LOCATION)」を選択することによって、Waytag位置を更新することができる。位置の微調整は、GPS測位に関連付けられた誤りを除去するために提供される。更新の記憶または保存は任意選択であり、ユーザはジャーナルに更新を追加することを選んでもよい。ジャーナルの更新により、ユーザは説明、注記および画像を追加し、エントリを共有することができる。ジャーナルの更新は、日付および時間のスタンプと共に追加される。

図11の流れ図は、どのようにユーザ12が2つのWaytagの位置を見つけ、自分のコンピューティングデバイス18を使用して2つのWaytag位置間で「道順を案内する(Get Directions)」ことを選ぶことができるかを示している。コンピューティングデバイス16を使用して、ユーザの現在位置から別のWaytagへの道順およびナビゲーション情報を取得することも可能である。

上記に記載された本発明は、(上記に記載された)エンティティ、人、対象物、イベントおよび場所の位置を特定するための便利で有益な方法を提供する。また、本発明は、GPSデバイスの使用を簡易化し、位置ベースのマーケティングを容易にし、従来の住所の詳細、郵送先の詳細、送付先の詳細などに取って代わるかこれらを補完し、国際的に許容できる、企業、ソーシャルネットワーキングおよび他の位置を意識したサービスおよびソリューションと統合可能な位置識別子を提供しようとするものである。本明細書に記載された本発明は、郵便配達を簡易化し、これを支援するために、郵便サービス業などの組織によって使用されうる。

10 位置システム
12 ユーザ
14 通信ネットワーク
16 第1の通信またはコンピューティングデバイス
18 第2の通信またはコンピューティングデバイス
20 識別情報受信モジュール
22 ユーザインターフェース
24 位置受信モジュール
26 データベース
28 登録モジュール
30 関連付けモジュール
32 検索モジュール
34 ウェブアプリケーション
35 ウェブホスティングサーバ
36 ウェブサービスアプリケーション
37 ウェブサービスサーバ
40 方法
50 方法

Claims (15)

1. エンティティの位置を特定するための位置システムを動作させる方法であって、
   a. 少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るステップと、
   b. 前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた一意の識別子を提供するステップと、
   c. 前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るステップと、
   d. 前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、前記受け取られた識別情報、前記受け取られた地理的な位置データおよび前記一意の識別子を更新可能なデータベースにおいて、記憶するステップであって、前記一意の識別子が、前記更新可能なデータベースにアクセスして、前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた前記識別情報および地理的な位置データを前記更新可能なデータベースから取り出すために使用可能である、ステップと
   を含む方法。
2. 識別データおよび地理的な位置データを複数のエンティティから受け取り、記憶するステップを含む、請求項1に記載の方法。
3. 前記エンティティが、人、企業、組織などを含む、請求項2に記載の方法。
4. 前記地理的な位置データがウェイポイントを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記ウェイポイントが、前記エンティティに関連付けられた経度座標および緯度座標、高度および時間、衛星測位座標、全地球航法衛星システム(GNSS)座標、またはGPS(全地球測位システム)座標を含む、請求項4に記載の方法。
6. 前記一意の識別子が、番号もしくは数値、文字列、英数字コード、またはこれらの組合せを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記一意の識別子を自動的に生成するステップを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記一意の識別子を前記位置システムのユーザから受け取るステップを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記エンティティを前記位置システムに登録するステップを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
10. a. 特定のエンティティに関連付けられた前記一意の識別子を前記ユーザから受け取るステップと、
    b. 前記データベースにアクセスし、少なくとも前記受け取られた一意の識別子を使用して、前記特定のエンティティに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データを前記データベースから取り出すステップと、
    c. 前記取り出された識別情報および地理的な位置データを前記ユーザに提示するステップと
    を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
11. エンティティの位置を特定するための位置システムであって、
    a. 少なくとも1つのエンティティに関連付けられた識別情報を受け取るように構成された識別情報受信モジュールと、
    b. 前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた地理的な位置データを受け取るように構成された位置受信モジュールと、
    c. 前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた、前記受け取られた識別情報および前記受け取られた地理的な位置データを記憶するように構成された更新可能なデータベースと、
    d. 一意の識別子を前記少なくとも1つのエンティティに関連付けるように構成された関連付けモジュールであって、前記一意の識別子が、前記更新可能なデータベースにアクセスして、前記少なくとも1つのエンティティに関連付けられた前記識別情報および地理的な位置データを前記更新可能なデータベースから取り出すために使用可能である、関連付けモジュールと
    を含む位置システム。
12. 前記少なくとも1つのエンティティを前記位置システムに登録するための登録モジュールを含む、請求項11に記載の位置システム。
13. 特定のエンティティに関連付けられた前記一意の識別子をユーザから受け取るステップに応答して、前記データベースにアクセスし、少なくとも前記受け取られた一意の識別子を使用して、前記特定のエンティティに関連付けられた、記憶された識別情報および地理的な位置データを前記データベースから取り出して前記ユーザに表示するように構成された検索モジュールを含む、請求項11または請求項12に記載の位置システム。
14. ウェブサーバによってサポートされ、登録を容易にするために前記システムのユーザのコンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり、識別データおよび地理的な位置データを受け取って記憶し、前記識別データおよび地理的な位置データを更新し、前記ユーザによって検索するユーザインターフェースを含む、請求項11から13のいずれか一項に記載の位置システム。
15. 前記更新可能なデータベースが、エンティティに関連付けられたそれぞれの一意の識別子を必ずしも変更することなく、前記エンティティに関連付けられた前記識別情報および前記地理的な位置データを変更することができるように構成され、その結果として、前記エンティティが、その物理的な位置または他の識別情報の変更に関係なく前記一意の識別子を維持することができる、請求項14に記載の位置システム。