JP2004353708A - クラッチ板摩耗検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てを容易に行うことができ、フェーシングの摩耗を適正に検知することができるクラッチ板摩耗検出装置を提供する。
【解決手段】下ケース41内のバネ42上にリング43を載置し、このリング43に電線48,49の端子50,51の接点52,53を接触させて、端子50,51を下ケース41に載置し、さらに、上ケース47に挿通されたピン46の先端部をリング43に挿入した後、下ケース41と47を嵌合し、この下ケース41,47を2次モールド55で封止し、さらに、2次モールド55から突き出た上ケース47とピン46とをシール56で封止する。リング43の穴43aに挿通されたピン46の係合部46aでリング43が傾かないように押して、リング43を接点52,53から離す構造とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や工作機械などに用いられるクラッチ板の摩耗を検出するクラッチ板摩耗検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のクラッチ機構の部分断面図を示す。クラッチ機構1は、回転軸であるドライブシャフト2に取り付けられたフライホイール3と、フライホイール3にドーナツ状に貼り付けられたフェーシング4と、フェーシング4と相対する面にフェーシング5が貼り付けられたクラッチプレート6とを備えている。フェーシング4,5とを押圧するばね等は省略してある。クラッチプレート6の側面6aには、固定部材7に支点8で支持されたダイヤフラムスプリング9の一端部9aが当接部6bを押圧している。このダイヤフラムスプリング9もクラッチプレート6と共に回転している。したがって、符号Y1で示す部分が回転するようになっている。
【0003】
また、ドライブシャフト2には、L字形のスイッチケース10がドライブシャフト2の回転の影響を受けないように固定されている。このスイッチケース10は、その上面10bに、ドライブシャフト2の軸方向に移動可能なようにレール12上に載置されたリニアベアリング11と、フェーシング4,5の摩耗を検出するためのクラッチ板摩耗検出装置としての摩耗検出スイッチ20と、リニアベアリング11の一側面11aに取り付けられた摩耗検出スイッチ20のピン21を押すための押動子13とを備える。
【0004】
図10は、従来の摩耗検出スイッチ20を示す。摩耗検出スイッチ20は、筒状の外部ケース22と、外部ケース22に挿入されるピン21と、挿入されたピン21の他端側の開口に嵌合されたスイッチケース23と、ピン21とスイッチケース23との間に介装されたバネ24を備える(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
図11(a)〜(c)は、スイッチケース23を示し、(a)はスイッチケース23の端子側から見た図、(b)は、(a)のb−b断面図、(c)は、スイッチケース23aの斜視図である。スイッチケース23は、スイッチケース23aとスイッチケース23bとからなり、一方のスイッチケース23aのスリット27に金属製の固定接点端子26が挿入され、スリット28に金属製の可動接点端子25が挿入されている。スイッチケース23の下部は開口となっており、この開口に、電線29,30およびその電線29,30の端子部31,32が取り付けられたインサート形成部33が嵌合されている。端子部31,32には、スリット27,28に挿入された可動接点端子25および固定接点端子26の端部が電気的に接続されている。
【0006】
図12および図13は、この従来のクラッチ機構の動作を示す。図示しない動力源からの動力がドライブシャフト2に伝えられると、動力は、ドライブシャフト2に取り付けられたフライホイール3に貼り付けられたフェーシング4、クラッチプレート6のフェーシング5を介してクラッチプレート6に伝達される。そして、クラッチプレート6に伝達された動力は、クラッチプレート6から図示しない車輪等に伝達される。このとき、クラッチフェーシング4,5の接合・離間は、図示しないクラッチ入・切断機構により行い動力の伝達および遮断を行う。フェーシング4,5は、ばねなどにより互いに押圧されているが、ばねの押圧力が弱くなったり、入・切断時のフェーシング4,5同士の滑りなどにより徐々に摩耗していく。
【0007】
クラッチ機構1のフェーシング4,5が摩耗していない場合(フェーシング厚d)、ダイヤフラムスプリング9の内端部9bは、図9で表すようにリニアベアリング11から離れた状態にある。フェーシング4,5が徐々に摩耗する(フェーシング厚d)に従ってクラッチプレート6が矢印Y2方向に移動すると、これと逆方向Y3にダイヤフラムスプリング9の内端部9bが移動し、図12で表すようにリニアベアリング11の他側面11bに当接し、さらにリニアベアリング11の一側面11aに取り付けられた押動子13を介して摩耗検出スイッチ20の棒状のピン21を押すようになっている。
【0008】
また、可動接点端子25は通常、固定接点端子26に接触しており、この状態で導通状態となっている。この導通状態は、図10に示すように、ピン21が可動接点端子25に当接していない状態である。図13に矢印Y4で示すように、ピン21が可動接点端子25の端部を押すと、可動接点端子25が固定接点端子26から離れて非接触状態となり、非導通状態となる。すなわち、ピン21の押される方向と可動接点端子25が固定接点端子26から離れる方向とは、略直交している。
【0009】
ここで、クラッチ機構1のフェーシング4,5が摩耗していない場合は、ダイヤフラムスプリング9でピン21が押されていないので、各端子25,26が接触した状態で導通状態となっている。この導通状態を図示しない表示部に表示させることによって、フェーシング4,5が摩耗していないことを認識することができる。
【0010】
一方、フェーシング4,5が摩耗し、ダイヤフラムスプリング9でピン21が押され、このピン21で可動接点端子25が押されることによって、各端子25,26が非接触となると、非導通状態となってフェーシング4,5が摩耗したことを認識することができる。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−349601号公報(図1)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のクラッチ板摩耗検出装置においては、可動接点端子25および固定接点端子26をスリット27,28に嵌め込む際に、途中から各端子25,26の先端が接触した状態となり、その接触圧に対向しながら嵌め込まなければならないので、端子25,26の嵌め込みが容易に行えない。つまり、摩耗検出スイッチ20の組み立てが容易でないという問題がある。
【0013】
また、その接触圧が掛かっている状態で各端子25,26を無理に嵌め込むので、端子25,26の位置関係がばらつき、先端(接点)の接触状態が適切な位置とならないことがある。このように接点が適切な状態でない場合、フェーシング4,5の摩耗を適正に検知することができないという問題がある。
【0014】
また、ピン21で押される可動接点端子25の先端が、傾斜した形状であるため、すなわち、ピン21が押される方向と可動接点端子2が固定接点端子26から離れる方向とは、略直交しているため、ピン21による押圧状態がばらつき、これによって非導通状態となる位置がばらつき易い。この場合も、フェーシング4,5の摩耗を適正に検知することができないという問題となる。
【0015】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、組み立てを容易に行うことができ、クラッチ板のフェーシングの摩耗を適正に検知することができるクラッチ板摩耗検出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のクラッチ板摩耗検出装置は、クラッチ板の摩耗量に応じて所定の方向に移動する移動部材と、前記移動部材の前記所定の方向への移動量が一定量に達したときに前記所定の方向と同一の方向にスイッチング動作するスイッチ部とを有することを特徴とするクラッチ板摩耗検出装置を提供する。
【0017】
この構成によれば、移動部材の移動方向とスイッチ部の動作方向とが同一方向であるため、スイッチの動作ポイントが明確になり安定したスイッチ動作が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るクラッチ機構の部分断面図を示す。クラッチ機構1は、回転軸であるドライブシャフト2に取り付けられたフライホイール3と、フライホイール3にドーナツ状に貼り付けられたフェーシング4と、フェーシング4と相対する面にフェーシング5が貼り付けられたクラッチプレート6とを備えている。フェーシング4,5とを押圧するばね等は省略してある。クラッチプレート6の側面6aには、固定部材7に支点8で支持されたダイヤフラムスプリング9の一端部9aが当接部6bを押圧している。このダイヤフラムスプリング9もクラッチプレート6と共に回転している。したがって、符号Y1で示す部分が回転するようになっている。
【0019】
また、ドライブシャフト2には、L字形のスイッチケース10がドライブシャフト2の回転の影響を受けないように固定されている。このスイッチケース10は、その上面10bに、ドライブシャフト2の軸方向に移動可能なようにレール12上に載置されたリニアベアリング11と、フェーシング4,5の摩耗を検出するための摩耗検出スイッチ40と、リニアベアリング11の一側面11aに取り付けられた摩耗検出スイッチ40のピン21を押すための押動子13とを備える。
【0020】
ここで、第1の実施の形態に係るクラッチ機構1が図9に示した従来のクラッチ機構1と異なる点は、摩耗検出スイッチ40の構成にある。
【0021】
図2(a)および(b)は、摩耗検出スイッチ40を示す部分断面図を示す。摩耗検出スイッチ40は、概略円筒状の下ケース41と、下ケース41と嵌合する上ケース47と、下ケース41内の周壁に配置されたコイル状のバネ(スプリング)42と、このバネ42の上に載置されたドーナツ円盤形状のリング43と、下ケース41の底面中央に設けられた凸部41aに嵌合されたコイル状のバネ44と、リング43の穴43aに挿通されるピン46とを備える。
【0022】
リング43は、ピン46と同一方向に移動可能に支持されており、ピン46によって外力を付与されない状態ではバネ44によって外力を付与する方向と反対方向の付勢により接点52,53(後述)に圧接している。
【0023】
ピン46は、ピン46の移動に応じてリング43に係合する係合部46aを有している。この係合部46aは、ピン46の本体と共に、下ケース41に蓋状態に嵌合される上ケース47に挿通されている。
【0024】
また、下ケース41と上ケース47との間には、電線48,49の先端に固着された端子50,51と、電線48,49の一部が挟まれており、その端子50,51の先端部に、リング43と接触する接点52,53が固着されている。各接点(固定端子)52,53は、導通状態においてリング(可動端子)43で電気的に接続されるようになっている。
【0025】
また、下ケース41と上ケース47との嵌合部分は、2次モールド55で水密状に封止され、さらに2次モールド55から突き出た上ケース47の先端部とピン46との間がフレキシブルなシール(ブーツ)56によって水密状にシールドされている。
【0026】
第1の実施の形態に係るクラッチ機構1の動作を、図面を参照しながら説明する。
【0027】
図3は、クラッチ機構1の動作を示す部分断面図、図4は、摩耗検出スイッチ40の動作を示す部分断面図を示す。図示しない動力源からの動力がドライブシャフト2に伝えられると、動力は、ドライブシャフト2に取り付けられたフライホイール3に貼り付けられたフェーシング4、クラッチプレート6のフェーシング5を介してクラッチプレート6に伝達される。そして、クラッチプレート6に伝達された動力は、クラッチプレート6から図示しない車輪等に伝達される。このとき、クラッチフェーシング4,5の接合・離間は、図示しないクラッチ入・切断機構により行い動力の伝達および遮断を行う。フェーシング4,5は、ばねなどにより互いに押圧されているが、ばねの押圧力が弱くなったり、入・切断時のフェーシング4,5同士の滑りなどにより徐々に摩耗していく。
【0028】
クラッチ機構1のフェーシング4,5が摩耗していない場合(フェーシング厚d)、ダイヤフラムスプリング9は、図1で表すようにリニアベアリング11から離れた状態にある。フェーシング4,5が徐々に摩耗し、フェーシング厚dになった場合は、クラッチプレート6が矢印Y2方向に移動し、これと逆方向Y3にダイヤフラムスプリング9の内端部9bが移動し、図3で表すようにリニアベアリング11の他側面11bに当接し、さらにリニアベアリング11の一側面11aに取り付けられた押動子13を介して摩耗検出スイッチ40の棒状のピン46を押すようになっている。
【0029】
一方、フェーシング4,5が摩耗した場合は、図3および図4に示すように、ダイヤフラムスプリング9でピン46が押され、ピン46の押込量が一定量を超えると、このピン46の係合部46aでリング43が図3に示す矢印Y3方向に押されることにより、リング43がY3方向に移動して各接点52,53から離れる。ここで、導通状態には、図示しない摩耗検出表示ランプを点灯させず、各接点52,53が非接触状態となって、非導通状態となった場合に図示しない摩耗検出表示ランプを点灯させることによりフェーシング4,5が摩耗したことを認識することができるようにしてある。
【0030】
このような第1の実施の形態の摩耗検出スイッチ40によれば、摩耗検出スイッチ40を組み立てる場合、下ケース41内のバネ42上にリング43を載置し、このリング43に電線48,49の端子50,51の接点52,53を接触させて、端子50,51を下ケース41に載置し、さらに、上ケース47に挿通されたピン46の先端部をリング43に挿入した後、下ケース41と上ケース47を嵌合し、これらの下ケース41,上ケース47を2次モールド55で封止し、さらに、2次モールド55から突き出た上ケース47とピン46とをシール56で封止する。
【0031】
また、各部材を下から順に嵌合しながら積み上げる状態で組み立てれば良いので、容易に組み立てを行うことができる。
【0032】
また、リング43の穴43aに挿通されたピン46の係合部46aでリング43が傾かないように押して、リング43を接点52,53から離す構造となっており、さらに、リング43と係合部46aとの間隔が、係合部46aを収容する上ケース47で一定間隔に規制されるようになっているので、導通又は非導通となる位置を一定とすることができる。従って、フェーシング4,5の摩耗を適正に検知することができる。また、水密構造なので、通電部分が不良となりにくい。
【0033】
なお、ピン46の係合部46aは、ピン46の移動に従って直ちにリング43を押すのではなく、ピン46の移動量が一定量に達したときにピン46の係合部46aとリング43が係合し、さらにピン46が移動することによりリング43が各接点52,53から離れるようにしてもよい。このようにすることで、フェーシング4,5が摩耗しても、ただちに摩耗検知を知らせるのではなく、所定量摩耗するまで余裕を持たせることができる。また、フェーシング4,5が摩耗していないときは、導通状態とし、摩耗することにより非導通状態となるスイッチを使用したが、摩耗することにより導通状態となるスイッチを使用してもよい。また、図10に示す可動接点端子25と固定接点端子26をピン21の移動方向と同じ方向に移動するように配置することによっても、第1の実施の形態に係る摩耗検出スイッチと同様の効果を奏することができる。
【0034】
この他、摩耗検出スイッチ40は、以下のように構成しても良い。
【0035】
図5は、第2の実施の形態に係る摩耗検出スイッチ60を示す。摩耗検出スイッチ60は、図2に示す摩耗検出スイッチ40とほとんど同じであるが、導通状態において、ピン46の上ケース47に収容される部分に、シール56の代わりにOリング51を固定したものである。
【0036】
図6は、非導通状態における摩耗検出スイッチ60の動作を示す。フェーシング4,5が摩耗し、ダイヤフラムスプリング9でピン46が押され、このピン46の係合部46aでリング43が図1に示す矢印Y3方向に押されると、リング43が各接点52,53から離れる。これによって、各接点52,53は、非接触状態となる。
【0037】
このような第2の実施の形態に係る摩耗検出スイッチ60によれば、上記のようにシール56は不要となるので、第1の実施の形態と同様の効果を奏し、さらに摩耗検出スイッチ40よりも構造を簡略化することができる。
【0038】
図7は、第3の実施の形態に係る摩耗検出スイッチ70を示す。摩耗検出スイッチ70は、概略円筒状の下ケース41の内部に挿入されたバネ44と、バネ44の上部に載置される金属製の円板(可動端子)71と、下ケース41上にあってピン46が穴72aに挿入され、電線48,49の端子50,51(固定端子)が固定されるインサートモールド72と、インサートモールド72上に嵌合されるケース73と、ケース73の上面73aと当接し、バネ74により係合される係合部46bとを有するピン46とを備える。
【0039】
摩耗検出スイッチ70は、図2のリング43を円板71に代えたものであり、円板71の中心をピン46で押す構造としたものである。円板71は、接点52,53に接触するようにする。また、ピン46には、図2の係合部46aに代え、インサートモールド72の上に嵌合されるケース73の内部でバネ74により係合される係合部46bを備えた。この係合部46aは、導通時に、バネ74によってピン46を、フェーシング4,5の摩耗時の移動方向と逆方向に押圧して固定する役目を果たすようになっている。
【0040】
図8は、非導通状態における摩耗検出スイッチ70の動作を示す。フェーシング4,5が摩耗し、ダイヤフラムスプリング9でピン46が押されると、このピン46が円板71を押し下げ、円板71が接点52,53から離れる。これによって、各接点52,53は、非接触状態となる。
【0041】
このような第3の実施の形態に係る摩耗検出スイッチ70の場合も、第1および第2の実施の形態と同様な効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクラッチ板摩耗検出装置によれば、移動部材の移動方向とスイッチ部の動作方向とが同一方向であるため、スイッチの動作ポイントが明確になり、安定したスイッチ動作が得られる。また、スイッチの動作ポイントが明確になることによって、任意の動作ポイントを適切に設定することができ、そのことによってクラッチ板の摩耗量を高精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るクラッチ機構の構成を示す部分断面図である。
【図2】第1の実施の形態における導通状態の摩耗検出スイッチの構成を示し、(a)は断面図、(b)はリングおよび電線の端子部分の平面図である。
【図3】第1の実施の形態における非導通状態のクラッチ機構の構成を示す部分断面図である。
【図4】第1の実施の形態における非導通状態の摩耗検出スイッチの構成を示す部分断面図である。
【図5】第2の実施の形態に係る摩耗検出スイッチの構成を示す断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る摩耗検出スイッチの動作を示す断面図である。
【図7】第3の実施の形態に係る摩耗検出スイッチの構成を示す断面図である。
【図8】第3の実施の形態に係る摩耗検出スイッチの動作を示す断面図である。
【図9】従来のクラッチ機構の構成を示す部分断面図である。
【図10】従来のクラッチ機構に使用される摩耗検出スイッチの構成を示す部分断面図である。
【図11】従来の摩耗検出スイッチにおけるスイッチケースの構成を示し、(a)はスイッチケースの端子側から見た図、(b)は(a)のb−b断面図、(c)はスイッチケースの斜視図である。
【図12】従来のクラッチ機構の動作を示す部分断面図である。
【図13】従来の非導通状態の摩耗検出スイッチの動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クラッチ機構
2 ドライブシャフト
3 フライホイール
4,5 フェーシング
6 クラッチプレート
6a 側面
6b 当接部
7 固定部材
8 支点
9 ダイヤフラムスプリング
9a 一端部
9b 内端部
10 スイッチケース
11 リニアベアリング
12 レール
13 押動子
14 バネ
20,40,60,70 摩耗検出スイッチ
21 ピン
22 外部ケース
23 スイッチケース
25 可動接点端子
26 固定接点端子
27,28 スリット
29,30 電線
31,32 端子部
33 インサート形成部
41 下ケース
42,44 バネ
43 リング
43a 穴
46 ピン
46a 係合部
47 上ケース
48,49 電線
50,51 端子
51 Oリング
52,53 接点
55 2次モールド
56 シール
71 円板
72 インサートモールド
73 ケース
74 バネ

Claims (6)

  1. クラッチ板の摩耗量に応じて所定の方向に移動する移動部材と、
    前記移動部材の前記所定の方向への移動量が一定量に達したときに前記所定の方向と同一の方向にスイッチング動作するスイッチ部とを有することを特徴とするクラッチ板摩耗検出装置。
  2. 前記スイッチ部は、前記所定の方向に移動可能に支持される可動端子と、
    前記可動端子を前記所定の方向と反対方向に付勢するスプリングと、
    前記可動端子との接触又は分離に基づいてスイッチング動作を行う固定端子と、
    前記移動部材、前記可動端子、および前記固定端子を収容するケースとを有することを特徴とする請求項1記載のクラッチ板摩耗検出装置。
  3. 前記可動端子は、リング状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のクラッチ板摩耗検出装置。
  4. 前記可動端子は、板状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のクラッチ板摩耗検出装置。
  5. 前記ケースは、前記移動部材との間の隙間を封止するブーツ状の弾性部材を有することを特徴とする請求項2記載のクラッチ板摩耗検出装置。
  6. 前記移動部材は、前記ケースとの間の隙間を封止するOリングを有することを特徴とする請求項2記載のクラッチ板摩耗検出装置。
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