JP2004353630A - ハイブリッド動力源 - Google Patents

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訓弘 鈴木
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【課題】振動音の音色を制御できるハイブリッド動力源を提供する。
【解決手段】このハイブリッド動力源は、エンジントルクTENGINEを発生するクランクシャフト10を有する内燃機関2と、クランクシャフト10に機械的に結合するモータ6とを備える。ECU8は、モータ6が発生するアシストトルクTが所望の目標アシストトルクTM(TARGET)になるように演算し、モータ6を制御する。目標アシストトルクTM(TARGET)には、爆発次数の正弦波成分のトルクTMBと、そのハーフ次の正弦波成分のトルクTMHが含まれる。この為、内燃機関2の爆発次数の振動波FEBが、そのハーフ次の振動波FEHに対して相対的に強調又は減衰される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド動力源に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関は低速でのエネルギー効率は悪いが、速度が増加するにつれて燃費が向上する。一方、モータは低回転で高トルクが得られるために低速では優れているものの、モータだけを使用した場合は航続距離が大きく劣る欠点がある。これらの優位性を組み合わせたハイブリッド動力源は、低速ではモータを、速度が増加した場合には内燃機関を主として使用しており、また、これらの結合関係としてはシリーズ方式やパラレル方式が知られている。かかるハイブリッド動力源はハイブリッド車両に用いられる。
【0003】
ハイブリッド動力源は、駆動時に振動音を発生する。この振動音は内燃機関から発生する振動波であり、エンジントルクの変動に由来する。このため、従来から知られるハイブリッド動力源では、アイドル時の振動音を低減する為に、エンジントルクの変動を相殺するアシストトルクをモータに出力させる制御を行う(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−342886号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、駆動時、特に加速時の振動音には、所謂エンジン音として個人の嗜好に沿った多様な音色が要求される。例えば普通車では「綺麗な音」が要求され、SUV(Sports Utility Vehicle)では「力強い音」が要求される。かかる音色は、振動音に含まれる種々の振動数を有する音の相対的な強弱により決定される。例えば、振動音に含まれる基音及び倍音が強調されると「綺麗な音」となる。
【0006】
ここで、エンジン構造体を変形し、内部空間の形状を調整することで特定の振動数を有する音を共振させることも考え得る。こうすると、特定のエンジン回転数においてのみ所望の音色が得られる。しかしながら、加速時のようにエンジン回転数が増加すると振動音に含まれる音の振動数も増加するので、広範囲のエンジン回転数では所望の音色を得ることは困難である。
【0007】
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、振動音の音色を制御できるハイブリッド動力源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によるハイブリッド動力源は、エンジントルクを発生するクランクシャフトを有する内燃機関と、クランクシャフトに機械的に結合し、目標アシストトルクになるようにアシストトルクを発生するモータと、内燃機関の爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に強調させるように、目標アシストトルクを演算する制御装置とを備えることを特徴とする。
【0009】
このハイブリッド動力源では、クランクシャフトの回転によりエンジントルクが変動することによって内燃機関から振動波が発生する。この振動波がハイブリッド動力源の振動音となる。かかる振動波には、爆発次数の振動波とそのハーフ次の振動波とが含まれている。
【0010】
爆発次数とは、例えば4サイクルV型6気筒エンジンでは、3次、6次、9次、…であり、そのハーフ次とは、4.5次、7.5次、…である。この場合、3次の振動波(基本波)は基音であり、6次、9次、…の振動波(高調波)は倍音である。
【0011】
かかる振動波を発生するエンジントルクの変動を制御すべく、モータから目標アシストトルクを出力させる。目標アシストトルクは、内燃機関から発生する爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に強調させるように、制御装置において演算される。これにより、振動音に含まれる基音及び倍音が強調されるので、振動音を調和させることができる。したがって、当該動力源は、駆動時に所謂「綺麗な音」すなわち基音及び倍音が強調された振動音を発生することができる。
【0012】
また、目標アシストトルクは、クランク角センサから検出されるクランク角に応じて周期的に変動するエンジントルクに含まれる爆発次数のハーフ次の正弦波成分に対して逆位相となる位相と、エンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される振幅と、を有する正弦波成分を含むように、クランク角に応じて周期的に変動すると好ましい。
【0013】
クランク角に応じて周期的に変動するエンジントルクは、フーリエ解析により種々の正弦波で表される。種々の正弦波には、爆発次数の振動波を発生する爆発次数の正弦波と、ハーフ次の振動波を発生するハーフ次の正弦波とが含まれる。
【0014】
ここで、目標アシストトルクはクランク角に応じて周期的に変動する正弦波成分を含む。この正弦波成分の位相は、エンジントルクに含まれるハーフ次の正弦波成分に対して逆位相とされ、振幅はエンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される。この目標アシストトルクをエンジントルクに重畳させると、エンジントルクに含まれる爆発次数の正弦波成分をそのハーフ次の正弦波成分に対して相対的に強調させることができ、さらにその強調度を制御できる。すなわち、爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に強調させることができ、さらにその強調度を制御できる。これにより、基音及び倍音が強調されることでハイブリッド動力源の振動音を調和させることができる。したがって、当該動力源は、駆動時に所謂「綺麗な音」すなわち基音及び倍音が強調された振動音を発生することができる。
【0015】
さらに、本発明によるハイブリッド動力源は、エンジントルクを発生するクランクシャフトを有する内燃機関と、クランクシャフトに機械的に結合し、目標アシストトルクになるようにアシストトルクを発生するモータと、内燃機関の爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に減衰させるように、目標アシストトルクを演算する制御装置とを備えることを特徴とする。
【0016】
このハイブリッド動力源では、内燃機関から発生する爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に強調させるように、制御装置において目標アシストトルクが演算される。これにより、基音及び倍音が減衰されるので、ハイブリッド動力源の振動音が調和することを抑制できる。したがって、当該動力源は、駆動時に所謂「力強い音」すなわち基音及び倍音が減衰された振動音を発生することができる。
【0017】
また、目標アシストトルクは、クランク角センサから検出されるクランク角に応じて周期的に変動する前記エンジントルクに含まれる爆発次数のハーフ次の正弦波成分に対して同位相となる位相と、エンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される振幅と、を有する正弦波成分を含むように、クランク角に応じて周期的に変動すると好ましい。
【0018】
目標アシストトルクは、クランク角に応じて変動する正弦波成分を含む。この正弦波成分の位相は、エンジントルクに含まれるハーフ次の正弦波成分に対して同位相とされ、振幅はエンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される。この目標アシストトルクをエンジントルクに重畳させると、エンジントルクに含まれる爆発次数の正弦波成分をそのハーフ次の正弦波成分に対して相対的に減衰させることができ、さらにその減衰度を制御できる。したがって、爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に減衰させることができ、さらにその減衰度を制御できる。ここで、ハイブリッド動力源の振動音はエンジントルクの変動に対応しているので、当該動力源は、駆動時に所謂「力強い音」すなわち基音及び倍音が相対的に減衰された振動音を発生することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に係るハイブリッド動力源について説明する。なお、同一要素又は機能を有する要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0020】
図1は、ハイブリッド動力源を示すブロック図である。ハイブリッド動力源は、クランクシャフト10を有する内燃機関2と、クランクシャフト10に機械的に結合したモータ6とを備える。なお、モータ6は発電機としても機能するモータジェネレータ(M/G)としてもよい。
【0021】
内燃機関2内の燃焼室では、図示しないインジェクタから注入された燃料とスロットルバルブ12を通して吸入された空気とが混合されて燃焼(爆発)する。この燃焼エネルギーでクランクシャフト10は回転する。燃焼後の排気ガスは、排気系16から放出される。このように、クランクシャフト10が回転することで、エンジントルクTENGINEが発生する。
【0022】
このとき、内燃機関2に配置されたクランク角センサ4は、時刻tにおけるクランク角θを、クランクシャフト10の回転中に時系列に検出し、その検出値を電子制御ユニットであるECU8(制御装置)に出力する。ECU8では、クランク角θに基づいてエンジン回転数Neが演算される。また、スロットルバルブ12に配置されたスロットル開度センサ14は、エンジン負荷を示すスロットルバルブ12の開度すなわちスロットル開度αを検出し、その検出値をECU8に出力する。したがって、ECU8には、クランク角θ、エンジン回転数Ne、スロットル開度αのデータが逐次格納される。
【0023】
エンジントルクTENGINEはクランク角θに応じて周期的に変動する。これに応じて、内燃機関2から振動波FENGINEが発生し、当該振動波FENGINEがハイブリッド動力源の振動音となる。かかる振動波FENGINEには、振動音の基音及び倍音となる爆発次数の振動波FEBと、爆発次数のハーフ次の振動波FEHとが含まれる。振動波FEB及び振動波FEHは、エンジントルクTENGINEに含まれるエンジントルクTから発生する。
【0024】
エンジントルクTは、エンジンの気筒数をC、nを自然数、G(Ne,α)及びG’(Ne,α)をエンジン回転数Ne及びスロットル開度αで決定される所定の関数(マップ)とすれば、関係式▲1▼のように推定される。なお、関係式は図4の表に示すものとし、nをΣで積算するものとする。すなわち、n=1,2,3…を代入したものの積算となる。
【0025】
ここで、爆発次数とはn×C/2であり、そのハーフ次とは(n+0.5)×C/2である。トルクTEBは爆発次数の正弦波成分を示し、トルクTEHはそのハーフ次の正弦波成分を示す。トルクTEBによって振動波FEBが発生し、トルクTEHによって振動波FEHが発生する。
【0026】
一方、モータ6はクランクシャフト10にアシストトルクTを出力する。ECU8は、クランク角θ、エンジン回転数Ne、スロットル開度αに基づいて目標アシストトルクTM(TARGET)を演算する。しかる後、ECU8は、アシストトルクTが目標アシストトルクTM(TARGET)となるように、モータ6に対して制御信号を出力する。なお、モータ6に対して制御信号を出力する際には、インバータ等を介してもよい。
【0027】
このように、エンジントルクTENGINEに目標アシストトルクTM(TARGET)を重畳させると、振動音の音色を「綺麗な音」或いは「力強い音」とすることができる。以下、詳説する。
【0028】
(1)「綺麗な音」とする場合
目標アシストトルクTM(TARGET)は、クランク角θ、気筒数C、自然数n、エンジン回転数Ne及びスロットル開度αで予め決定される所定の関数(マップ)H(Ne,α)及びH’(Ne,α)を用いて関係式▲2▼で表される。
【0029】
目標アシストトルクTM(TARGET)はクランク角θに応じて周期的に変動し、トルクTMBとトルクTMHとから成る。トルクTMBは爆発次数の正弦波成分であり、トルクTMHはそのハーフ次の正弦波成分である。トルクTMBは、エンジントルクTに含まれるトルクTEBに対して同位相となる位相を有し、且つ、振幅H(Ne,α)を有する。トルクTMHは、エンジントルクTに含まれるトルクTEHに対して逆位相となる位相を有し、且つ、振幅H’(Ne,α)を有する。
【0030】
図2(A)及び図2(B)は、エンジン回転数Ne及びスロットル開度αとエンジントルクTENGINEの振幅Iとの関係を模式的に示すグラフである。エンジントルクTENGINEの振幅I(エンジントルクTENGINEのレベル)とは、クランク角θに応じて周期的に変動するエンジントルクTENGINEの最大値を示している。一般に、エンジン回転数Ne及びスロットル開度αの増加に伴い、エンジントルクTENGINEの振幅Iは増加する。振幅H(Ne,α)及び振幅H’(Ne,α)はエンジン回転数Ne及びスロットル開度αに基づいて予め決定される。
【0031】
具体的には、例えば、まずエンジン回転数Neの値をa、スロットル開度αの値をbとしてエンジントルクTENGINEの振幅Iの値を測定し、その測定値をIabとする。続いて、これに基づいて振幅H(Ne,α)及び振幅H’(Ne,α)の値を共にIabと決定する。
【0032】
上記目標アシストトルクTM(TARGET)を、エンジントルクTENGINEに重畳させれば、振幅H(Ne,α)の値に応じてトルクTEBが増大され、振幅H’(Ne,α)の値に応じてトルクTEHが抑制されることとなる。例えば、振幅H’(Ne,α)の値が増大すると、それに伴ってトルクTEHが減少し、H’(Ne,α)=G’(Ne,α)とするとトルクTEHは相殺される関係となる。したがって、得られるエンジントルクTENGINEでは、トルクTEBがトルクTEHに対して相対的に強調される。
【0033】
かかる目標アシストトルクTM(TARGET)をアシストトルクTとして出力すると、内燃機関2の爆発次数の振動波FEBが、そのハーフ次の振動波FEHに対して相対的に強調される。換言すれば、ハイブリッド動力源の振動音を調和させることができ、当該動力源は駆動時に所謂「綺麗な音」、すなわち基音及び倍音が強調された振動音を発生することができる。
【0034】
(2)「力強い音」とする場合
目標アシストトルクTM(TARGET)は関係式▲3▼で表される。
【0035】
目標アシストトルクTM(TARGET)はクランク角θに応じて変動し、トルクTMBとトルクTMHとから成る。トルクTMBは爆発次数の正弦波成分であり、トルクTMHはそのハーフ次の正弦波成分である。トルクTMBはエンジントルクTに含まれるトルクTEBに対して同位相となる位相を有し、且つ、振幅H(Ne,α)を有する。また、トルクTMHはエンジントルクTに含まれるトルクTEHに対して同位相となる位相を有し、且つ、振幅H’(Ne,α)を有する。
【0036】
振幅H(Ne,α)及び振幅H’(Ne,α)は、図2(A)及び図2(B)の説明と同様に、エンジン回転数Ne及びスロットル開度αに基づいて予め決定される。
【0037】
上記目標アシストトルクTM(TARGET)を、エンジントルクTENGINEに重畳させれば、振幅H(Ne,α)の値に応じてトルクTEBが増大され、振幅H’(Ne,α)の値に応じてトルクTEHが増大されることとなる。例えば、振幅H’(Ne,α)の値が増大すると、それに伴ってトルクTEHが増大し、H’(Ne,α)=G’(Ne,α)とするとトルクTEHは倍増される関係となる。したがって、得られるエンジントルクTENGINEでは、トルクTEBがトルクTEHに対して相対的に減衰される。
【0038】
かかる目標アシストトルクTM(TARGET)をアシストトルクTとして出力すると、内燃機関2の爆発次数の振動波FBHが、そのハーフ次の振動波FBHに対して相対的に減衰される。換言すれば、ハイブリッド動力源の振動音が調和することを抑制でき、当該動力源は駆動時に所謂「力強い音」、すなわち基音及び倍音が減衰された振動音を発生することができる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド動力源は、エンジントルクTENGINEを発生するクランクシャフト10を有する内燃機関2と、クランクシャフト10に機械的に結合し、所望の目標アシストトルクTM(TARGET)になるようにアシストトルクTを発生するモータ6と、当該目標アシストトルクTM(TARGET)を演算するECU8とを備える。上述の如く、目標アシストトルクTM(TARGET)、より詳細にはトルクTMHを制御することで振動音の音色を制御できる。
【0040】
続いて、本実施形態の具体的な例として、気筒数Cが6である4サイクルV型6気筒エンジンの場合について説明する。この場合、エンジントルクTENGINEに含まれるエンジントルクTは関係式▲4▼のように推定される。なお、爆発次数は3次、6次、9次、…となり、そのハーフ次は4.5次、7.5次、…である。
【0041】
また、目標アシストトルクTM(TARGET)を関係式▲5▼のようにすれば、「綺麗な音」とすることができる。
【0042】
図3(A)〜図3(F)は、エンジントルクTENGINE及び目標アシストトルクTM(TARGET)に含まれる正弦波成分の一部を示すグラフである。これらのグラフは、クランク角θに応じて変動するトルクTの値を示している。図3(A)〜図3(C)は、それぞれエンジントルクTENGINEに含まれる3次、4.5次、6次の正弦波成分を示す。また、図3(D)〜図3(F)は、それぞれ目標アシストトルクTM(TARGET)に含まれる3次、4.5次、6次の正弦波成分を示す。図3(B)及び図3(E)を比較すると、図3(E)に示された正弦波成分の位相は、図3(B)に示された正弦波成分の位相に対して逆位相となっている。
【0043】
ここで、エンジントルクTENGINEに目標アシストトルクTM(TARGET)を重畳させると、エンジントルクTENGINEに含まれる4.5次の正弦波成分は減衰され、3次及び6次の正弦波成分は強調される。したがって、エンジントルクTENGINEから発生する3次の振動波(基音)及び6次の振動波(倍音)が、4.5次の振動波に対して相対的に強調される。
【0044】
また、気筒数Cが6である4サイクルV型6気筒エンジンの場合、目標アシストトルクTM(TARGET)を関係式▲6▼のようにすれば、「力強い音」とすることができる。
【0045】
なお、上述の説明では気筒数Cが6の場合を例示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、気筒数Cが4である4気筒の場合、爆発次数は2次、4次、6次、…となり、そのハーフ次は3次、5次、…となる。また、気筒数Cが8である8気筒の場合、爆発次数は4次、8次、12次、…となり、そのハーフ次は6次、10次、…となる。
【0046】
【発明の効果】
本発明のハイブリッド動力源によれば、振動音の音色を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド動力源を示すブロック図である。
【図2】エンジン回転数Ne及びスロットル開度αとエンジントルクTENGINEの振幅Iとの関係を模式的に示すグラフである。
【図3】エンジントルクTENGINE及び目標アシストトルクTM(TARGET)に含まれる正弦波成分の一部を示すグラフである。
【図4】関係式を示す表である。
【符号の説明】
2…内燃機関、4…クランク角センサ、6…モータ、8…ECU、10…クランクシャフト、12…スロットルバルブ、14…スロットル開度センサ、16…排気系。

Claims (4)

  1. エンジントルクを発生するクランクシャフトを有する内燃機関と、
    前記クランクシャフトに機械的に結合し、目標アシストトルクになるようにアシストトルクを発生するモータと、
    前記内燃機関の爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に強調させるように、前記目標アシストトルクを演算する制御装置と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド動力源。
  2. 前記目標アシストトルクは、クランク角センサから検出されるクランク角に応じて周期的に変動する前記エンジントルクに含まれる爆発次数のハーフ次の正弦波成分に対して逆位相となる位相と、エンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される振幅と、を有する正弦波成分を含むように、前記クランク角に応じて周期的に変動することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド動力源。
  3. エンジントルクを発生するクランクシャフトを有する内燃機関と、
    前記クランクシャフトに機械的に結合し、目標アシストトルクになるようにアシストトルクを発生するモータと、
    前記内燃機関の爆発次数の振動波を、そのハーフ次の振動波に対して相対的に減衰させるように、前記目標アシストトルクを演算する制御装置と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド動力源。
  4. 前記目標アシストトルクは、クランク角センサから検出されるクランク角に応じて周期的に変動する前記エンジントルクに含まれる爆発次数のハーフ次の正弦波成分に対して同位相となる位相と、エンジン回転数及びスロットル開度に基づいて決定される振幅と、を有する正弦波成分を含むように、前記クランク角に応じて周期的に変動することを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド動力源。
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