JP2004353589A - 水冷ターボチャージャの冷却機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】廉価で硫酸腐食を防止出来る水冷ターボチャージャの水冷機構の提供。
【解決手段】タービンケーシング(1)と、そのタービンケーシング(1)に接続されるエキゾーストマニフォールドアダプタ(2)と、タービンケーシング(1)を包囲するように形成されたタービン側ウォータジャケット(3)と、そのタービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)側と連通して接続され前記エキゾーストマニフォールドアダプタ(2)を包囲するように形成されたエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)側と連通するように接続されたウォータアウトレット(5)とで構成される水冷ターボチャージャ(T)において、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したことを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】タービンケーシング(1)と、そのタービンケーシング(1)に接続されるエキゾーストマニフォールドアダプタ(2)と、タービンケーシング(1)を包囲するように形成されたタービン側ウォータジャケット(3)と、そのタービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)側と連通して接続され前記エキゾーストマニフォールドアダプタ(2)を包囲するように形成されたエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)側と連通するように接続されたウォータアウトレット(5)とで構成される水冷ターボチャージャ(T)において、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タービンケーシング外周を水ジャケットで覆い、ジャケット内を流過する冷却水によって排気ガスを冷却する水冷ターボチャージャの冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なコージェネレーション用ディーゼルエンジンには、タービンケーシング外周を水ジャケットで覆い、ジャケット内を流過する冷却水によって排気ガスを冷却する水冷ターボチャージャが用いられる。
【0003】
ここでコージェネレーション用ディーゼルエンジンの特徴として、
(1) コージェネレーション用ではないディーゼルエンジンに比べてサーモスタットの設定温度が低く、従って冷却水の温度は低い、
(2) 安価な燃料を使用するため、燃料中の硫黄含有量が多い、
(3) 夜間運転が行われ、そのような場合には低負荷で排気温度が低い状態で運転されるケースが多い、
等がある。
【0004】
上述の特徴が原因となって水冷ターボチャージャを流過する排気ガスは過冷され、水の露点以下になると排気ガス中に含まれる水と硫黄分が結合して硫酸が生成される。硫酸の生成はタービンケーシング内部の腐食の基となる。
【0005】
従来の水冷ターボチャージャの冷却機構を図4に示す。
その冷却機構によれば、全体を符号Tjで示す水冷ターボチャージャのエキゾーストマニフォールドアダプタ2に一体で形成された水ジャケット12から更に1体で形成された第1および第2の2本の水パイプP1、P2によって水をターボチャージャ本体であるタービンケーシング1の外周を包囲するように形成されたタービン側水ジャケット3内を流過させ、ウォータアウトレット5を介して排出させ、その時の熱交換によってタービンケーシング1及びタービンケーシング1内を流れる排気ガスの温度を下げるように構成されている。
図3中、符号1oはタービンの排気ガス排出口を示す。また、符号8はターボチャージャ側とエキゾーストマニフォールド側の境界に設けられたエア抜き用の孔を示す。
【0006】
この場合、タービン側水ジャケット3を流過する冷却水量が多く、タービンケーシング1内を流れる排気ガスが過度に冷やされ、上述した理由で硫酸が生成される(図中、ハッチングを施した領域)ために、タービンケーシング1内が硫酸腐食によって犯される場合があった。
図3中、白抜き矢印は排気ガスの流れを、矢印は冷却水の流れの方向を示している。
【0007】
係る硫酸腐食を防止するべく、水ジャケット内の水温を一定に保つように温度調整器(サーモスタット)で水温を入口制御する方法が開示されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
【0008】
然るに、上記2件の開示例はともにサーモスタットハウジング及びサーモスタットを専用に新規で製作しなくてはならず、構造も複雑となってコストアップとなる。
【0009】
【非特許文献1】
発明協会公開技報99−8927号
【非特許文献2】
発明協会公開技報99−8928号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構の目的は、廉価で硫酸腐食を防止出来る水冷ターボチャージャの水冷機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構は、タービンケーシング(1)と、そのタービンケーシング(1)に接続されるエキゾーストマニフォールドアダプタ(2)と、タービンケーシング(1)を包囲するように形成されたタービン側ウォータジャケット(3)と、そのタービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)側と連通して接続され前記エキゾーストマニフォールドアダプタ(2)を包囲するように形成されたエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)側と連通するように接続されたウォータアウトレット(5)とで構成される水冷ターボチャージャ(T)において、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したことを特徴としている(請求項1)。
【0012】
前記ウォータバイパスパイプ(6)の流路面積(S6)は、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)、水出口(3o)の流路面積(So)の何れよりも大きく形成されている(請求項2)。
尚、水入口(3i)の流路面積(Si)及び水出口(3o)の流路面積(So)とは、何れも流路が複数の場合は複数合計の面積値を示すものとする。
【0013】
そのように構成された本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構によれば、エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプ(6)の流路面積(S6)が、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)、水出口(3o)の流路面積(So)の何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ(6)側を流れ、タービン側ウォータジャケット(3)側への冷却水が減少する。
タービン側ウォータジャケット(3)側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース(1)の硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
【0014】
前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)は、タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)の流路面積(So)よりも大きく形成されている(請求項3)。
【0015】
タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)が、タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)の流路面積(So)よりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット(3)内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット(5)側からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流阻止によって排気ガスの過冷が防止出来、硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0016】
前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)にウォータアウトレット側からの冷却水の逆流を阻止するように逆流阻止手段(例えば逆止弁V)を介装している(請求項4)。
【0017】
逆流阻止手段(例えば逆止弁V)を水出口(3o)に介装することによって、ウォータアウトレット(5)からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット(5)からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流阻止によって排気ガスの過冷が防止出来、硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0018】
現行のターボチャージャに対して、ウォータバイパスパイプ(6)や簡単な逆止弁(V)の追加は、小規模な改造に留まり、新規のターボチャージャの開発に比べ廉価である。
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0019】
先ず、図1及び図2を参照して第1実施形態を説明する。
図1において、全体を符号Tで示す水冷ターボチャージャは、タービンケーシング1の排気流入口1iにエキゾーストマニフォールドアダプタ2が接続されている。
そして、エキゾーストマニフォールドアダプタ2を流過しタービンケーシング1の排気流入口1iからタービンケーシング1内に流入した排気ガスは、図示しないタービン翼車を回転させ、排気ガスの熱エネルギーを運動エネルギーに変換した後、排気排出口1oから図示しない排気管へ流れ込む。
【0020】
前記タービンケーシング1にはタービンケーシング1を包囲するようにタービンケーシング1と一体でタービン側ウォータジャケット3が形成されている。
【0021】
前記エキゾーストマニフォールドアダプタ2には、エキゾーストマニフォールドアダプタ2を包囲するようにエキゾーストマニフォールドアダプタ2と一体でエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4が形成されている。
【0022】
前記タービン側ウォータジャケット3の水入口3i側は、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4の端部と連通して接続されており、前記タービン側ウォータジャケット3の水出口3o側は、ウォータアウトレット5と連通するように接続されている。
そしてそのウォータアウトレット5の一端5oは、ウォータパイプ7に接続されている。
【0023】前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4と前記ウォータアウトレット5の他端5iとは、ウォータバイパスパイプ6で連通するように構成されている。
【0024】
ここで、ウォータバイパスパイプ6の流路面積S6は、水入口3iの流路面積Si、水出口の流路面積Soの双方よりも大きく形成されている。
即ち、S6>Si,Soである。
尚、水入口3iの流路面積Si及び水出口3oの流路面積Soとは、何れも流路が複数の場合は複数合計の面積値を示すものとする。
【0025】
そのように構成された第1実施形態の水冷ターボチャージャTの冷却機構によれば、エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4と前記ウォータアウトレット5とをウォータバイパスパイプ6で連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプ6の流路面積S6が、前記タービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Si、水出口3oの流路面積Soの何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ6側を流れ、タービン側ウォータジャケット3側への冷却水が減少する。
タービン側ウォータジャケット3側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0026】
さらにタービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Siと水出口の流路面積Soとを比較した場合、Si>So(水入口3iの流路面積Siの方が水出口の流路面積Soよりも大)の関係が成り立つように形成されている。
【0027】
タービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Siが、水出口3oの流路面積Soよりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット3内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流の阻止によって、排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0028】
以上、図1の実施例は水出口が一箇所の実施形態である。
図2で示す他の実施例は図1の実施例に対して、水出口を3a、3b、3c(面積は各々So1、So2、So3)の3箇所に分散した実施例である。
3箇所に分散させた水出口の流路面積の合計をΣSo(=So1+So2+So3)とすれば、S6>ΣSoの関係が成り立つ。
図2の実施例は、水出口を3箇所に分散したことを除けば図1に示す実施例と同様である。
【0029】
次に図3を参照して、第2実施形態を説明する。
図3の第2実施形態は、図1の第1実施形態に対して、水出口のあった位置に逆止弁Vを介装した実施形態である。逆止弁Vを水出口位置に介装した以外は図1の第1実施形態と実質的に同様である。
【0030】
逆止弁Vを水出口3oに介装することによって、ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流の阻止によって、排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0031】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付言する。
例えば、図1の実施例においてタービン側ウォータジャケット3の上部(図中Cで示す部分)を延長する、或いは分割してアタッチメントを介装してウォータジャケット3とウォータアウトレット5を遠ざけることにより、ウォータアウトレット5側からの冷却水の逆流を阻止するように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明の作用効果を、以下に列挙する。
(1) エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケットとウォータアウトレットとをウォータバイパスパイプで連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプの流路面積が、前記タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積、水出口の流路面積の何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ側を流れ、タービン側ウォータジャケット側への冷却水が減少する。タービン側ウォータジャケット側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(2) タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積が、水出口の流路面積よりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット内への冷却水の逆流を阻止することが出来、排気ガスの過冷が防止出来る。排気ガスの過冷が防止出来るので、タービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(3) 逆流阻止手段を水出口に介装することによって、ウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。排気ガスの過冷が防止出来るので、タービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(4) 現行のターボチャージャに対して、ウォータバイパスパイプや逆止弁のような簡単な逆流防止手段の追加をするだけでよく、小規模な改造に留まり、新規のターボチャージャの開発に比べ廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の水冷ターボチャージャの一実施例の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施形態の水冷ターボチャージャの他の実施例の構成を示す断面図。
【図3】本発明の第2実施形態の水冷ターボチャージャの部分断面図。
【図4】従来技術による水冷ターボチャージャの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・タービンケーシング
2・・・エキゾーストマニフォールドアダプタ
3・・・タービン側ウォータジャケット
3i・・・水入口
3o・・・水出口
4・・・エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット
5・・・ウォータアウトレット
6・・・ウォータバイパスパイプ
7・・・ウォータパイプ
T・・・水冷ターボチャージャ
【発明の属する技術分野】
本発明は、タービンケーシング外周を水ジャケットで覆い、ジャケット内を流過する冷却水によって排気ガスを冷却する水冷ターボチャージャの冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なコージェネレーション用ディーゼルエンジンには、タービンケーシング外周を水ジャケットで覆い、ジャケット内を流過する冷却水によって排気ガスを冷却する水冷ターボチャージャが用いられる。
【0003】
ここでコージェネレーション用ディーゼルエンジンの特徴として、
(1) コージェネレーション用ではないディーゼルエンジンに比べてサーモスタットの設定温度が低く、従って冷却水の温度は低い、
(2) 安価な燃料を使用するため、燃料中の硫黄含有量が多い、
(3) 夜間運転が行われ、そのような場合には低負荷で排気温度が低い状態で運転されるケースが多い、
等がある。
【0004】
上述の特徴が原因となって水冷ターボチャージャを流過する排気ガスは過冷され、水の露点以下になると排気ガス中に含まれる水と硫黄分が結合して硫酸が生成される。硫酸の生成はタービンケーシング内部の腐食の基となる。
【0005】
従来の水冷ターボチャージャの冷却機構を図4に示す。
その冷却機構によれば、全体を符号Tjで示す水冷ターボチャージャのエキゾーストマニフォールドアダプタ2に一体で形成された水ジャケット12から更に1体で形成された第1および第2の2本の水パイプP1、P2によって水をターボチャージャ本体であるタービンケーシング1の外周を包囲するように形成されたタービン側水ジャケット3内を流過させ、ウォータアウトレット5を介して排出させ、その時の熱交換によってタービンケーシング1及びタービンケーシング1内を流れる排気ガスの温度を下げるように構成されている。
図3中、符号1oはタービンの排気ガス排出口を示す。また、符号8はターボチャージャ側とエキゾーストマニフォールド側の境界に設けられたエア抜き用の孔を示す。
【0006】
この場合、タービン側水ジャケット3を流過する冷却水量が多く、タービンケーシング1内を流れる排気ガスが過度に冷やされ、上述した理由で硫酸が生成される(図中、ハッチングを施した領域)ために、タービンケーシング1内が硫酸腐食によって犯される場合があった。
図3中、白抜き矢印は排気ガスの流れを、矢印は冷却水の流れの方向を示している。
【0007】
係る硫酸腐食を防止するべく、水ジャケット内の水温を一定に保つように温度調整器(サーモスタット)で水温を入口制御する方法が開示されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
【0008】
然るに、上記2件の開示例はともにサーモスタットハウジング及びサーモスタットを専用に新規で製作しなくてはならず、構造も複雑となってコストアップとなる。
【0009】
【非特許文献1】
発明協会公開技報99−8927号
【非特許文献2】
発明協会公開技報99−8928号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構の目的は、廉価で硫酸腐食を防止出来る水冷ターボチャージャの水冷機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構は、タービンケーシング(1)と、そのタービンケーシング(1)に接続されるエキゾーストマニフォールドアダプタ(2)と、タービンケーシング(1)を包囲するように形成されたタービン側ウォータジャケット(3)と、そのタービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)側と連通して接続され前記エキゾーストマニフォールドアダプタ(2)を包囲するように形成されたエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)側と連通するように接続されたウォータアウトレット(5)とで構成される水冷ターボチャージャ(T)において、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したことを特徴としている(請求項1)。
【0012】
前記ウォータバイパスパイプ(6)の流路面積(S6)は、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)、水出口(3o)の流路面積(So)の何れよりも大きく形成されている(請求項2)。
尚、水入口(3i)の流路面積(Si)及び水出口(3o)の流路面積(So)とは、何れも流路が複数の場合は複数合計の面積値を示すものとする。
【0013】
そのように構成された本発明の水冷ターボチャージャの冷却機構によれば、エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット(4)と前記ウォータアウトレット(5)とをウォータバイパスパイプ(6)で連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプ(6)の流路面積(S6)が、前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)、水出口(3o)の流路面積(So)の何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ(6)側を流れ、タービン側ウォータジャケット(3)側への冷却水が減少する。
タービン側ウォータジャケット(3)側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース(1)の硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
【0014】
前記タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)は、タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)の流路面積(So)よりも大きく形成されている(請求項3)。
【0015】
タービン側ウォータジャケット(3)の水入口(3i)の流路面積(Si)が、タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)の流路面積(So)よりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット(3)内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット(5)側からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流阻止によって排気ガスの過冷が防止出来、硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0016】
前記タービン側ウォータジャケット(3)の水出口(3o)にウォータアウトレット側からの冷却水の逆流を阻止するように逆流阻止手段(例えば逆止弁V)を介装している(請求項4)。
【0017】
逆流阻止手段(例えば逆止弁V)を水出口(3o)に介装することによって、ウォータアウトレット(5)からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット(5)からタービン側ウォータジャケット(3)内への冷却水の逆流阻止によって排気ガスの過冷が防止出来、硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0018】
現行のターボチャージャに対して、ウォータバイパスパイプ(6)や簡単な逆止弁(V)の追加は、小規模な改造に留まり、新規のターボチャージャの開発に比べ廉価である。
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0019】
先ず、図1及び図2を参照して第1実施形態を説明する。
図1において、全体を符号Tで示す水冷ターボチャージャは、タービンケーシング1の排気流入口1iにエキゾーストマニフォールドアダプタ2が接続されている。
そして、エキゾーストマニフォールドアダプタ2を流過しタービンケーシング1の排気流入口1iからタービンケーシング1内に流入した排気ガスは、図示しないタービン翼車を回転させ、排気ガスの熱エネルギーを運動エネルギーに変換した後、排気排出口1oから図示しない排気管へ流れ込む。
【0020】
前記タービンケーシング1にはタービンケーシング1を包囲するようにタービンケーシング1と一体でタービン側ウォータジャケット3が形成されている。
【0021】
前記エキゾーストマニフォールドアダプタ2には、エキゾーストマニフォールドアダプタ2を包囲するようにエキゾーストマニフォールドアダプタ2と一体でエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4が形成されている。
【0022】
前記タービン側ウォータジャケット3の水入口3i側は、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4の端部と連通して接続されており、前記タービン側ウォータジャケット3の水出口3o側は、ウォータアウトレット5と連通するように接続されている。
そしてそのウォータアウトレット5の一端5oは、ウォータパイプ7に接続されている。
【0023】前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4と前記ウォータアウトレット5の他端5iとは、ウォータバイパスパイプ6で連通するように構成されている。
【0024】
ここで、ウォータバイパスパイプ6の流路面積S6は、水入口3iの流路面積Si、水出口の流路面積Soの双方よりも大きく形成されている。
即ち、S6>Si,Soである。
尚、水入口3iの流路面積Si及び水出口3oの流路面積Soとは、何れも流路が複数の場合は複数合計の面積値を示すものとする。
【0025】
そのように構成された第1実施形態の水冷ターボチャージャTの冷却機構によれば、エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット4と前記ウォータアウトレット5とをウォータバイパスパイプ6で連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプ6の流路面積S6が、前記タービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Si、水出口3oの流路面積Soの何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ6側を流れ、タービン側ウォータジャケット3側への冷却水が減少する。
タービン側ウォータジャケット3側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0026】
さらにタービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Siと水出口の流路面積Soとを比較した場合、Si>So(水入口3iの流路面積Siの方が水出口の流路面積Soよりも大)の関係が成り立つように形成されている。
【0027】
タービン側ウォータジャケット3の水入口3iの流路面積Siが、水出口3oの流路面積Soよりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット3内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流の阻止によって、排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0028】
以上、図1の実施例は水出口が一箇所の実施形態である。
図2で示す他の実施例は図1の実施例に対して、水出口を3a、3b、3c(面積は各々So1、So2、So3)の3箇所に分散した実施例である。
3箇所に分散させた水出口の流路面積の合計をΣSo(=So1+So2+So3)とすれば、S6>ΣSoの関係が成り立つ。
図2の実施例は、水出口を3箇所に分散したことを除けば図1に示す実施例と同様である。
【0029】
次に図3を参照して、第2実施形態を説明する。
図3の第2実施形態は、図1の第1実施形態に対して、水出口のあった位置に逆止弁Vを介装した実施形態である。逆止弁Vを水出口位置に介装した以外は図1の第1実施形態と実質的に同様である。
【0030】
逆止弁Vを水出口3oに介装することによって、ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。
ウォータアウトレット5側からタービン側ウォータジャケット3内への冷却水の逆流の阻止によって、排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケース1における硫酸生成による腐食の発生を防止出来る。
【0031】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付言する。
例えば、図1の実施例においてタービン側ウォータジャケット3の上部(図中Cで示す部分)を延長する、或いは分割してアタッチメントを介装してウォータジャケット3とウォータアウトレット5を遠ざけることにより、ウォータアウトレット5側からの冷却水の逆流を阻止するように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明の作用効果を、以下に列挙する。
(1) エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケットとウォータアウトレットとをウォータバイパスパイプで連通するように構成したこと、及びウォータバイパスパイプの流路面積が、前記タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積、水出口の流路面積の何れよりも大きく形成されていることによって、冷却水の多くがウォータバイパスパイプ側を流れ、タービン側ウォータジャケット側への冷却水が減少する。タービン側ウォータジャケット側への冷却水の減少によってタービンケーシング内の排気ガスの過冷却が防止出来、したがってタービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(2) タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積が、水出口の流路面積よりも大きく形成されていることによって、タービン側ウォータジャケット内の冷却水による内圧が高まりウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット内への冷却水の逆流を阻止することが出来、排気ガスの過冷が防止出来る。排気ガスの過冷が防止出来るので、タービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(3) 逆流阻止手段を水出口に介装することによって、ウォータアウトレット側からタービン側ウォータジャケット内への冷却水の逆流を阻止することが出来る。排気ガスの過冷が防止出来るので、タービンケースの硫酸生成による硫酸腐食の発生を防止することが出来る。
(4) 現行のターボチャージャに対して、ウォータバイパスパイプや逆止弁のような簡単な逆流防止手段の追加をするだけでよく、小規模な改造に留まり、新規のターボチャージャの開発に比べ廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の水冷ターボチャージャの一実施例の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施形態の水冷ターボチャージャの他の実施例の構成を示す断面図。
【図3】本発明の第2実施形態の水冷ターボチャージャの部分断面図。
【図4】従来技術による水冷ターボチャージャの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・タービンケーシング
2・・・エキゾーストマニフォールドアダプタ
3・・・タービン側ウォータジャケット
3i・・・水入口
3o・・・水出口
4・・・エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケット
5・・・ウォータアウトレット
6・・・ウォータバイパスパイプ
7・・・ウォータパイプ
T・・・水冷ターボチャージャ
Claims (4)
- タービンケーシングと、そのタービンケーシングに接続されるエキゾーストマニフォールドアダプタと、タービンケーシングを包囲するように形成されたタービン側ウォータジャケットと、そのタービン側ウォータジャケットの水入口側と連通して接続され前記エキゾーストマニフォールドアダプタを包囲するように形成されたエキゾーストマニフォールド側ウォータジャケットと、前記タービン側ウォータジャケットの水出口側と連通するように接続されたウォータアウトレットとで構成される水冷ターボチャージャにおいて、前記エキゾーストマニフォールド側ウォータジャケットと前記ウォータアウトレットとをウォータバイパスパイプで連通するように構成したことを特徴とする水冷ターボチャージャの冷却機構。
- 前記ウォータバイパスパイプの流路面積は、前記タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積、水出口の流路面積の何れよりも大きく形成されている請求項1の水冷ターボチャージャの冷却機構。
- 前記タービン側ウォータジャケットの水入口の流路面積は、タービン側ウォータジャケットの水出口の流路面積よりも大きく形成されている請求項1、2の何れかの水冷ターボチャージャの冷却機構。
- 前記タービン側ウォータジャケットの水出口にウォータアウトレット側からの冷却水の逆流を阻止するように逆流阻止手段を介装した請求項1、2の何れかの水冷ターボチャージャの冷却機構。
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