JP2004353538A - 電磁ポンプ - Google Patents

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功 一柳
Katsuya Shimizu
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Abstract

【課題】装置の大型化無く振動子をより安定的に支持でき、ダイヤフラム劣化時や破損時の周囲への悪影響を回避できること。
【解決手段】永久磁石を有した振動子と、この振動子を移動自在に対向配置される電磁石と、前記振動子の端部に取付けられたダイヤフラムを有するポンプ部とを備え、前記振動子の横側方に該振動子の移動方向と平行な姿勢でダイヤフラム台に支持する軸部材を設けると共に振動子の外側に突出し、軸部材を相対摺動自在に軸支する軸受部を設け配置してある。また、軸部材と前記軸受部とで成る軸支部の二組を、前記振動子の中心線に関して線対称となる状態で設けてある。更に、軸部材に、ダイヤフラム台と軸受部との間に亘って架設される状態の弾性部材を外装してある。更にまた、軸受部を前記軸部材の軸方向に間隔を隔てて2個形成し、この2個間に鍔部を設け、この鍔部と軸受部とに亘って架設される状態の弾性部材を外装してある。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁ポンプに係り、詳しくは、振動子の円滑な動きの実現やそれによる作動効率の改善、或いはダイヤフラム破損時の被害を最小限度に抑える技術等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における一般的な電磁ポンプの基本構成は、図11、図12に示すようである。即ち、対向配置された電磁石1の間に、永久磁石10を有した棒状体で成る振動子2が軸方向移動自在に配備され、その振動子2の両端夫々に、ケーシング3で周囲が支持されたダイヤフラム4の中心部が取付けられており、これによってポンプ部9を構成している。各ケーシング3には、エア、窒素、水素、都市ガス等の流体の吸入口5及び吸入弁6、並びに流体の吐出口7及び吐出弁8が形成されている。
【0003】
図11は、振動子2が図面上で右側に移動して、右側の第1ポンプ部9が吐出作動し、左側の第2ポンプ部9が吸入作動している状態を示しており、図12は、振動子2が図面上で左側に移動して、第2ポンプ部9が吐出作動し、第1ポンプ部9が吸入作動している状態を示している。尚、これは振動子2の両端にポンプ部9を有した両駆動型であるが、振動子2の一端にのみポンプ部9を有した駆動型もある。また、電磁石1を一対に対向配置してあるが、片側のみに電磁石を配置した電磁ポンプもある。
【0004】
電磁ポンプの作動原理を説明すると、振動子2に対向する電磁石1のコイルに交流電源を通電すると、磁力作用によって振動子2に固定された永久磁石10と両電磁石1間で図示のような磁極となり、吸引・反発力が発生して振動子2が図11に示す方向、次に図12に示す方向に移動するようになる。振動子2は交流電源周波数で振動し、ダイヤフラム4によるケーシング3内の容積変化と吸入弁6・吐出弁8の作用で、吸入圧縮を繰返して吐出口からエア等の流体を吐き出すのである。
【0005】
このような電磁ポンプとして、振動子の先端をポンプ部を通り越して延設し、その延設された突出端部を、ポンプケーシングに一体得形成された突出ボス部に摺動自在に嵌合することにより、振動子をしっかりと両持ち支持状態として、安定的に振動移動できるように構成されたものがある。このような例としては、特許文献1に開示されたものが知られている。
【0006】
また、一般的な電磁ポンプでは、振動子は、その両端部を一対のダイヤフラムを介して支持されていることから、経年劣化による寿命等によってダイヤフラムが破損したときには、振動子が飛び出す、過振動する等の予期せぬ動きをして、電磁石の端面やポンプケーシングと衝突して、これら周囲の構成部材を傷付けるおそれがある。そこで、振動子の近傍にマイクロスイッチを配備して、振動子が異常に動いたらマイクロスイッチが作動して電磁駆動を自動的に停止させるようにしておき、周囲の構成部材を徒に傷付けないように構成された電磁ポンプもある。このような例としては、特許文献2に開示されたものが知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−264378号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平11−324928号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したいずれの従来技術においても、不都合点の有ることが分かってきた。即ち、前記前者の従来技術では、元々振動子から突設されている軸部を、さらに長手方向に延設してその先端を摺動自在に支持させる構造であるから、振動子が傾く不具合(回転する)に対しては対応できなく、又、電磁ポンプの全体寸法が、振動子の軸方向に不要に大きくなってしまうととともに、先端支持故に、強度の点から、振動子に固定されている軸部材や延設軸部分を従来より大径にせざるを得ず、従ってこの点からも大型化し易く、重量も重くなってしまうものであった。
【0010】
また、前記後者の従来技術では、マイクロスイッチ及びそれを用いた停止制御回路が別途必要であり、コスト高になる。
【0011】
本発明の目的は、装置の大型化無く又は少なくしながら、振動子をより安定的に支持できるようにするとか、ダイヤフラム破損時の周囲への悪影響を確実に回避できるようにすること、或いはポンプ作動効率が向上できるといった具合に改善された電磁ポンプを提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、永久磁石を有した振動子と、この振動子を移動自在に対向配置される電磁石と、振動子の端部に取付けられたダイヤフラムを有するポンプ部とを備え、前記電磁石への通電による振動子の振動移動によってポンプ作動するように構成された電磁ポンプにおいて、前記振動子の横側方に該振動子の移動方向と平行な姿勢でダイヤフラム台に支持する軸部材を設けると共に振動子の外側に突出し、軸部材を相対摺動自在に軸支する軸受部を設け配置してあることを特徴とする。
【0013】
請求項2の構成は、請求項1の構成において、前記軸部材と前記軸受部とで成る軸支部の二組を、前記振動子の中心線に関して線対称となる状態で設けてあることを特徴とする。
【0014】
請求項3の構成は、請求項1又は2の構成において、前記軸部材に、ダイヤフラム台と軸受部との間に亘って架設される状態の弾性部材を外装してあることを特徴とする。
【0015】
請求項4の構成は、請求項1又は2の構成において、前記軸受部を前記軸部材の軸方向に間隔を隔てて2個形成し、この2個間に鍔部を設け、この鍔部と軸受部とに亘って架設される状態の弾性部材を外装してあることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明が適用された電磁ポンプの一例である電磁ポンプの全体外観図、正面図、側面図、図4はポンプ駆動部の構造を示すべく、片側の電磁石及びポンプ部を除いた状態の斜視図、図5〜図7は図4の平面図、側面図、正面図である。
【0017】
電磁ポンプは、図1〜図3に示すように、脚12を有した台枠11と一対のポンプ部13、及び本体ケース14とを有して成る両駆動型に構成されており、本体ケース14の中に、左右のポンプ部13を駆動するための電磁駆動部15が装備されている。各ポンプ部13を形成するポンプケーシング13aにはエア、窒素、水素、都市ガス等の流体の吐出口16が横向きに形成されており、エア、窒素、水素、都市ガス等の流体の吸入口17は、台枠11の底部分に1箇所形成されている。
【0018】
次に、電磁駆動部15について説明する。本電磁ポンプは、一対の電磁石18と一対のポンプ部13とを有した両駆動型であるが、構造を分り易く説明する都合上、片側の電磁石18と片側のポンプ部13(ポンプケーシング部分は除く)とに関する図を用いるものとする。
【0019】
電磁駆動部15は、図4〜図7に示すように、中心線Pを通る両端に支軸19を有した振動子20と、電磁石18と、支軸19に連結されたダイヤフラム21を有するポンプ部13等とから構成されている。電磁石18は、E型の鉄心22と、この鉄心22の中央アーム部22aに巻回されたコイル23とで成り、鉄心22の三又開放側を振動子20に近接する状態(図11や図12を参照)に配置してある。
【0020】
ポンプ部13を構成する略円板状のダイヤフラム21は、その中心部が合成樹脂等から成る一対の円板24,25で挟持されるとともに、外周部が略リング状のダイヤフラム台27に嵌着固定されており、ダイヤフラム台27はポンプケーシング13aにボルト止め等によって気密状に取付けられる。内側の円板24が支軸19に外嵌係止(例:圧入)され、この内側円板24及び支軸19に外側円板25が溶着又は嵌合固定されており、これによって支軸19にダイヤフラム21の中心部を連結一体化してある。
【0021】
ダイヤフラム台(ポンプ部を構成する固定部材の一例)27は、ダイヤフラム21の外周縁に外嵌される外環部部27aと、ダイヤフラム21の外周部に内側から嵌合されるフランジ部27bと、このフランジ部27bに一体形成された一対のボス部27cとを有している。
【0022】
振動子20は、両端に支軸19を一体装備するとともに、永久磁石29と上下夫々に前後一対で計4箇所の上下に突出した軸受部31が一体形成された合成樹脂材製の基台20aから構成されている。軸受部31は、振動子20の中心線(軸心)P方向に適宜の間隔を隔てて一対形成されるとともに、両端が前後のボス部27cに圧入内嵌された支持軸(軸部材の一例)33を挿通させる孔32が穿孔されている。尚、20bは基台20aに形成された軽減孔である。尚、軸受部31と支持軸33とで軸支部Gが構成されている。
【0023】
上下一対の支持軸33は、振動子20の中心線Pと平行であり、かつ、中心線Pの直上及び直下の位置に互いに同距離dの間隔で配置されている。つまり、中心線Pを通る水平面に対して上下対称に支持軸33を配置してある。固定部材であるダイヤフラム台27に支持された支持軸33と挿通孔32とのクリアランスは極めて小さいものとしてあり、駆動振動する振動子20の横揺れ(振れ)が殆ど生じないように、かつ、振動子20が円滑に往復直線移動できるように設定してある。
【0024】
このように、従来では一対にダイヤフラム21を介してダイヤフラム台27に間接的に支持されるのみであった振動子20を、これに一体形成された軸受部31を用いて、一対のダイヤフラム台27に片端支持されて上下対称となる位置に配された一対の支持軸33に、振動方向にスライド移動自在な状態で支持させたので、ダイヤフラム劣化時、破損時に、振動子20が横測方へは動かないように規制でき、かつ、振動方向の動きも規制できるので電磁石や鉄心等の周囲の構造部材との干渉及び干渉による破損を回避できるようになる。
【0025】
つまり、ダイヤフラム劣化時、破損時に生じる振動子20の傾き(振動子がダイヤフラム中心に回転する)、また振動子が片側に寄せられる(片側に張り付く)時に、最初に支持軸33が傾き軸受部に接触して、支軸と軸受部とでなる軸支部Gがダイヤフラム劣化時、破損時の振動子の横側方の動きを規制するガイドとして機能する好ましい機能も得られるようになった。また、ダイヤフラムが破損した時に振動子20が振動方向に飛び出し周辺部品を損傷させる問題に対しても、図7に示す距離Lの寸法を振動子の振幅量の二分の一に設定または若干大きくする事によりボス部27cが振動子20の動きを規制するストッパーとして機能し、周辺部品の破損を回避できる。
【0026】
これらにより、電磁石と永久磁石との隙間を小さくでき、磁気効率、即ちポンプ作動効率を改善できるとともに、ダイヤフラム劣化時、破損時も上記と同様に、振動子20が倒れたり、横側方へは動かないように規制でき、かつ、振動子20の飛び出しも規制できて、電磁石や鉄心等の周囲の構成部材との干渉や干渉による破損を回避できるようになる。
【0027】
また、図7にみられるように、ダイヤフラム台27に支持された軸部材が軸受部31内でクリアランスを有して軸支しても良い。組み付け誤差や寸法誤差、或いは部品誤差があってもこのクリアランスで吸収して振動子を一対の電磁石間に接近させた状態で安定的に支持することができ、部品精度を抑えコスト低減できる利点がある。
【0028】
更に、図8に示す軸受け43を圧入することにより容易に摺動性を向上させることが可能となる。また、逆に軸受け43に滑り難い材質を使用することによりダイヤフラム破損時支持軸33が傾き軸受部に接触して、軸受部の過大な抵抗により振動子の振動を抑え、異常時の安全装置として効果的に機能させることもできる。
【0029】
〔別実施形態〕
〈1〉 図9に示すように、電磁駆動部15では、巻バネ42を、軸受部とボス部27cとの間において支持軸33に嵌装される状態で、一対設けてある。この構造では、バネ受け等の別部品が不要であり、ダイヤフラム21の破損時には、巻バネ42が緩衝材として機能し、振動子が過振動移動してポンプケーシング等の周囲の構成部材を損傷させるおそれを軽減又は防止でき、また、巻バネ等の弾性部材を軸部材に簡単に装着できる。そして、巻バネのバネ定数を適宜に設定して、駆動時における振動子の振動振幅を変更調節することも可能である等の合理性及び経済性に優れる利点がある。また、巻バネ以外にゴム等の弾体性を入れても良い。
【0030】
〈2〉 図10は図9に示すバネ付勢構造の別形態であり、一対の軸受部31の間の中間位置(中央位置)に、支持軸33に固定されるバネ受け(鍔部の一例)41を設け、このバネ受け41と各軸受部31との間で支持軸33に嵌装される巻バネ40を設けた電磁駆動部15としても良い。この構造では、自由状態では振動子20が一対のダイヤフラム21間の中央位置に復帰付勢するとか、振動子20がその移動方向にふらふらしないように適度な弾性抵抗を付与する、といったことができる利点がある。
【0031】
また、ダイヤフラム21の破損時には、巻バネ40が緩衝材として機能し、振動子20が過振動移動してポンプケーシング13a等の周囲の構成部材を損傷させるおそれを軽減又は防止できる効果も期待できる。また、巻バネ等の弾性部材を軸部材に簡単に装着できるという図9に示す構造のものと同等の作用効果を発揮する。
【0032】
〈3〉 図示は省略するが、振動子20の上下において振動子20に固定支持される一対の軸を、振動子20の中心線Pと平行に設けるとともに、それら軸の両端部を、各ダイヤフラム台27に形成したボス部(鍔部の一例)に、相対摺動自在に内嵌した軸支構造としても良い。つまり、図4等に示す軸支構造と、軸と軸受部とを逆にした構造であり、同等の作用効果を発揮することができる。
【0033】
〈4〉 振動子20の前後一対の軸受部31と、一対のダイヤフラム台27に架設された支持軸33との軸受構造を、振動子20の上側又は下側に1組だけ設けた構造でも良い。また、振動子20の中心線Pに対して左右対称となるように、支持軸33と軸受部31との軸支構造を3箇所以上設けた構成でも良い。さらに、軸受部31としては、貫通孔32の他に、外に向かって開放されたU字溝やV字溝、或いは四角溝によって、支持軸33を実質的に支承する構造でも良い。
【0034】
また、ポンプ部13(ダイヤフラム21)が振動子20の片側にのみ存在させた片駆動型の電磁ポンプにも本発明を適用自在である。この場合には、支持軸33におけるダイヤフラム台27に取付けられない側の端部を、台枠11等に固定したブラケットに摺動自在に挿通すれば、支持軸33を両持ち支持できて好都合であるが、ブラケットが無い構成でも良い。また、支持軸33を、ポンプケーシング(ポンプ部を構成する固定部材の一例)13aや台枠(ポンプ部近くの固定部材の一例)11等に摺動移動自在に支持させる構造も可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1による電磁ポンプは、永久磁石を有した振動子と、この振動子を移動自在に対向配置される電磁石と、振動子の端部に取付けられたダイヤフラムを有するポンプ部とを備え、電磁石への通電による振動子の振動移動によってポンプ作動するように構成された電磁ポンプにおいて、振動子の横側方に該振動子の移動方向と平行な姿勢でダイヤフラム台に支持する軸部材を設けると共に振動子の外側に突出し、軸部材を相対摺動自在に軸支する軸受部を設け配置してあることを特徴とする。
【0036】
その結果、軸部材と軸受部上下一対の固定された軸に対して振動子を摺動移動自在に精度良く支持されることになり、振動子を一対の電磁石間に極めて接近させた状態で安定的に支持することができる。
【0037】
これにより、電磁石と永久磁石との隙間をより小さくでき、磁気効率を高めて高推力が得られる。即ちポンプ作動効率を改善できるとともに、ダイヤフラム破損時に、振動子の動きを規制できて、電磁石や鉄心等の周囲の構成部材との干渉および干渉による破損を回避できるようになる。つまり、支軸と軸受部とで成る軸支部が、ダイヤフラム劣化時、破損時の振動子の横側方の動きや、振動方向の動きを規制するガイドおよびストッパーとしての機能も得られるようになり、ダイヤフラム劣化時、破損時の周囲に及ぼす悪影響を殆ど回避できる利点もある。
【0038】
又、最も振動子に近い位置に存在する固定部材に軸部材を支持させることができて、軸部材の長さを極力短くして、軽量化やコスト的に有利になるとともに、軸支部の存在による振動子の側方張出し量も抑えることができ、装置の大型化を招くこともない利点もある。
【0039】
請求項2の電磁ポンプでは、軸部材と前記軸受部とで成る軸支部の二組を、前記振動子の中心線に関して線対称となる状態で設けてあるので、組付の方向性が無くなり組付が容易になる。振動子を偏り無くさらに精度良く振動移動できるようにバランス良く一対の軸支部で支持され、より円滑で効率良く作動するようになった。
【0040】
請求項3の電磁ポンプでは、軸部材に、ダイヤフラム台と軸受部との間に亘って架設される状態の弾性部材を外装してあるので、振動子の過振動の抑制が可能になり、仕様変更等の取扱い性が向上する。そして、ダイヤフラム破損時における振動子の動きを緩衝できるようになり、振動子や周囲の構成部品を壊すことなくダイヤフラム交換のみで、再使用可能となる利点も得られる。
【0041】
請求項4の電磁ポンプでは、軸受部を前記軸部材の軸方向に間隔を隔てて2個形成し、この2個間に鍔部を設け、この鍔部と軸受部とに亘って架設される状態の弾性部材を外装してあるので、請求項3と同じ振動子の過振動の抑制が可能になり、仕様変更等の取扱い性が向上し、振動子や周囲の構成部品を壊すことなくダイヤフラム交換のみで、再使用可能となる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁ポンプ全体の斜視図
【図2】図1に示す電磁ポンプの正面図
【図3】図1に示す電磁ポンプの側面図
【図4】電磁ポンプの駆動部の構造を示す要部片側部分の斜視図
【図5】図1に示す駆動部の平面図
【図6】図1に示す駆動部の側面図
【図7】図1に示す駆動部の断面正面図
【図8】軸と軸受との寸法関係を示す部分図
【図9】駆動部の別構造を示す要部の正面図
【図10】駆動部の他の別構造を示す要部の正面図
【図11】電磁ポンプの作動原理を示す概念図その1
【図12】電磁ポンプの作動原理を示す概念図その2
【符号の説明】
11,27 固定部材
13 ポンプ部
18 電磁石
20 振動子
21 ダイヤフラム
29 永久磁石
31 軸受部
33 支持軸
41 鍔部
42 弾性部材
P 振動子の中心線
G 軸支部

Claims (4)

  1. 永久磁石を有した振動子と、この振動子を移動自在に対向配置される電磁石と、前記振動子の端部に取付けられたダイヤフラムを有するポンプ部とを備え、前記電磁石への通電による前記振動子の振動移動によってポンプ作動するように構成された電磁ポンプであって、前記振動子の横側方に該振動子の移動方向と平行な姿勢でダイヤフラム台に支持する軸部材を設けると共に振動子の外側に突出し、軸部材を相対摺動自在に軸支する軸受部を設け配置してある電磁ポンプ。
  2. 前記軸部材と前記軸受部とで成る軸支部の二組を、前記振動子の中心線に関して線対称となる状態で設けてある請求項1に記載の電磁ポンプ。
  3. 前記軸部材に、ダイヤフラム台と軸受部との間に亘って架設される状態の弾性部材を外装してある請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の電磁ポンプ。
  4. 前記軸受部を前記軸部材の軸方向に間隔を隔てて2個形成し、この2個間に鍔部を設け、この鍔部と軸受部とに亘って架設される状態の弾性部材を外装してある請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の電磁ポンプ。
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