JP2004352718A - ネイルメイクアップまたはネイルケア用キット - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐摩耗性、耐摩擦性および衝撃強度に優れたマニキュア被膜を適用する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、
i)化粧品として許容される第1の媒質中に第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物、
ii)化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物
を含むネイルメイクアップまたはネイルケア用キットに関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、爪の上に保持される力が改善された被膜を作製するための、2つの組成物を含むネイルメイクアップまたはメイルケアキットに関する。本発明はまた、対応するネイルメイクアップまたはネイルケアの方法にも関する。
ネイルメイクアップの保持力を上昇させることを意図したマニキュア液組成物は従来技術から知られている。特許出願EP-A-1082952は、キラキラした(sparkling)金属的な外観を有する耐摩耗性のメイクアップ結果を得るために、金属コートでコーティングしたガラス粒子を含む、特に爪のためのメイクアップ組成物を記載している。マニキュア被膜の保持力と強度を改善するために、ネイル組成物にコロイド様の形態のケイ酸を使用することを開示している特許出願EP-0813858も知られている。最後に、文書WO-A-00/27347は、爪の上に付着させた組成物の被膜の保持力および付着力を改善するためのマイクロスフェアを含むネイル組成物に関する。
特許出願EP-A-1082952 特許出願EP-0813858 文書WO-A-00/27347
本発明者らは、2つの組成物を組み合わせたメイクアップキットを使用することによって、従来技術で得られるものより総合保持力(特に、耐摩耗性、耐摩擦性および衝撃強度)が優れたマニキュア被膜が得られることを発見した。
より具体的には、本発明の1つの主題は、
i)化粧品として許容される第1の媒質中に第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物、
ii)化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物
を含むネイルメイクアップまたはネイルケア用キットである。
本発明の主題はまた、化粧品として許容される第1の媒質および第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが乾燥する前に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法である。
本発明の主題はまた、化粧品として許容される第1の媒質および第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが全体的にまたは部分的に乾燥した後に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法である。
「第1のコートが部分的に乾燥」という表現は、第1のコートの、表面的ではあるが、前記第1のコートを損なうことなく第2のコートの塗布を可能にするのに十分な乾燥を意味する。
本発明の主題はまた、改善された保持力および/または耐摩耗特性を有する爪の上に付着した被膜を得るための上記キットの使用である。
本発明の目的では、「化粧品として許容される媒質」という用語は、爪へのメイクアップの塗布に適合する媒質を意味する。
第1の組成物
第1の組成物は、25〜60℃の範囲、好ましくは30〜45℃のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができ、したがって、爪の上に「柔らかい」被膜を形成し、この被膜は爪によく付着し、衝撃を吸収できるために良好な衝撃強度を有する。第1の組成物の被膜のTgが25℃未満である場合には、被膜が柔らかすぎ、粘着性が高すぎ、第2の組成物の爪への均一な塗布を行うことができない。組成物の被膜のTgが60℃を超える場合には、被膜は硬くなりすぎ、したがって、もろくなり、特に保持力および/または耐摩耗特性の点で、満足な最終な結果を得ることができない。
ポリマーのガラス転移温度Tgの測定方法
組成物の被膜のガラス転移温度Tgは、組成物の被膜の試料について、DMTA(動的および機械的温度分析(Dynamic and Mechanical Temperature Analysis))によりPolymer TA InstrumentsのDMTA機(DMA2980型)を使用して測定する。
テフロン(登録商標)コーティングした鋳型に組成物を注ぎ、次いで周囲湿度条件(一般に50%±15%RH)下、24時間サーモスタットで30℃に維持したプレート上で乾燥させることによって、試料を調製する。このようにして被膜を得、これから検体を(例えば、パンチを使用して)切り出す。これらの検体は一般に、24時間乾燥後に、厚さ約200μm、幅約10mm、作業長(working length)約7mmである。
この試料を、3℃/分で温度スキャンしながら、引張応力および周波数1Hzの小さな曲げ応力にかける(例えば、正弦転位(sinusoidal displacement)±8μmにかける)。この引張応力は、例えば-10℃から+80℃の範囲の温度で実施する。
試験ポリマーの複合モジュラスE*=E'+iE"は温度の関数として決定し、ここで、E'は保存モジュラスであり、E"は「損失」モジュラスである。
これらの測定値から、減衰力(damping power):tgδ=E"/E'も推測する。
次に、tgδ値の曲線を温度の関数としてプロットする。ポリマーのガラス転移温度Tgはtgδの最大値が得られる(ピークに対応する)温度に対応する。
曲線が2つのピークを示す(この場合、ポリマーは少なくとも2つの緩和を有する)場合、試験ポリマーのTg値は、曲線が最も大きな振幅のピークを示す温度とする(すなわち、tgδの最大値に対応し、この場合「主要な」Tgのみを試験ポリマーのTg値とみなす)。
第1の組成物のこの柔らかい被膜は、ペルソ硬度で特徴づけることもできる。被膜の硬度は、ガラス板に付着させた厚さ300μm(乾燥前)のコートについて測定する。ガラス板を支持体上で乾燥させ、周囲雰囲気下30℃に23時間維持し、次いで相対湿度70%で1時間維持する。得られた被膜の硬度を、ペルソ振子を使用して、ASTM標準D-43-66または標準NF-T 30-016(1991年12月)に従って測定する。第1の組成物は硬度30〜60秒を有する被膜を形成できると有利である。
特に、本発明の第1の組成物は特定の粘弾性挙動で特徴づけられる被膜を形成することができる。
一般に、剪断の作用下で、純粋に弾性な物質の特徴、すなわち、エネルギーを保存できることと、純粋に粘性な物質の特徴、すなわち、エネルギーを散逸することができることの両方を有し、応力に対して時間依存性の応答(非同時応答(non-instantaneous response))を有するときに、物質は粘弾性であるという。
より詳細には、本発明の第1の組成物は、散逸されたエネルギーと物質内で伝達されたエネルギーとの比で表される減衰力tgδで特徴づけることができる。
第1の組成物は25℃、20Hzで0.7以上のタンジェントデルタ(tgδ)減衰力を有する被膜を形成することができると有利である。
減衰力tgδの測定方法
減衰力tgδは、上記の方法によりDMTAで測定するが、以下の点が異なる:
- 25℃の一定温度で、厚さ200±50μm未満、幅約10mm、長さ約7mmのポリマー被膜の試料について測定する;
- 0.1〜20Hzの範囲の周波数スキャンで、試料を引張応力および小さな曲げ応力にかける(例えば、±8μmの正弦転位にかける)。次いで、このプロセスをより低い曲げレベルで、線状ドメインで実施する。
これらの測定値により、試験組成物の被膜の複合モジュラスE*=E'+iE"を決定することができ、ここでE'は保存モジュラスであり、E"は「損失」モジュラスである。
これらの測定値から、減衰力:tgδ=E"/E'も推測する。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明のキットの第1の組成物は固体球状粒子を含む。
「球状粒子」という用語は、球状または実質的に球状(例えば卵形)の粒子を意味する。
したがって、第2の態様によれば、本発明の主題は、
i)化粧品として許容される第1の媒質中に第1の被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物、
ii)化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物
を含むネイルメイクアップまたはネイルケア用キットである。
本発明の主題はまた、化粧品として許容される第1の媒質、第1の被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが乾燥する前に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法である。
本発明の主題はまた、化粧品として許容される第1の媒質、第1の被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが全体的にまたは部分的に乾燥した後に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法である。
本発明の組成物に使用する球状粒子は好ましくは、50μm以下、例えば、0.5〜30μmの範囲、好ましくは5〜15μm、特に約10μmの平均サイズを有する。
「平均サイズ」という用語は、D50という集団の半分の統計的粒度分布で得られるサイズを示す。
固体粒状分子は下記のものから選択した物質からできたものであってよい:
ガラス、セラミックス、アルミナ、シリカ、ケイ酸塩および、特にアルミノケイ酸塩およびホウケイ酸塩、雲母、フルオロフロゴパイト(fluorophlogopite)などの合成要因、炭化タングステン、セルロースおよびその誘導体、シリコーン樹脂、ポリマー、例えばポリウレタン、ポリアミド、アクリルポリマー、ポリテトラフルオロエチレンまたはポリプロピレン、天然または合成蝋、金属、例えば鋼、銅、金、銀またはクロム、金属酸化物、例えば二酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコン、酸化セリウム、または酸化アルミナ、合金、例えば鋼または黄銅、植物例えば木に由来する物質、無機物例えば水晶、溶岩、沖積土などに由来する物質、動物の分泌物に由来する物質、例えば、珊瑚または真珠、ならびにその混合物。
これらの軟質または硬質、変形可能または変形不能な固体粒子は、中実でも中空であってもよく、無色でも有色でもよい。
中空粒子は固体または非固体物質を含むことができる。
粒子は、上記またはその他の性質の物質の少なくとも1つのコートで全体的または部分的にコーティングまたは被覆されていてよい。
粒子は、異なる、不均質な特性の物質でできていてもよい。
本発明に使用できる固体の球状粒子としては特に以下のものを挙げることができる:
- 中空セルロースビーズ、例えばDaito社からCovabead CLOという表示で販売されているもの、
- ガラスマイクロスフェア、例えばPrizmalite社によりPrizmaliteの名称で販売されているもの、
- 多孔質シリカマイクロスフェア、例えばMiyoshi社からSA-SBおよびSI-SBという表示で販売されているもの、
- Catalyst Chemicals社からSpheronという表示で販売されているシリカマイクロビーズ、
- General Electric Toshiba Silicones社からTospearlの名称で販売されているメチルシルセスキオキサン樹脂マイクロビーズ、
- Kobo社からEA-209/MT100Tの表示で販売されているナノチタンコーティングしたエチレン/アクリル酸コポリマーマイクロビーズ、
- Micro Powders社からMicrosilkまたはPolyblendの名称で販売されている無機合成ポリテトラフルオロエチレン蝋でコーティングしたポリエチレンビーズ、
- Potters Industries社からLuxsilの表示で販売されているホウケイ酸カルシウムアルミニウムマイクロスフェア、
- およびそれらの混合物。
好ましくは、固体球状粒子はガラス粒子であり、特にガラスマイクロビーズである。「ガラス」という用語は任意のガラス組成物を意味し、ガラスは一般に、非限定的に、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化バリウム、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ホウ素、酸化カリウム、酸化ナトリウムおよび酸化亜鉛、ならびにそれらの混合物から選択した酸化物の混合物で構成されている。
特に、本発明に使用する粒状ガラス粒子は下記の酸化物から、下記の含量で構成されている:
- SiO2、含量5%〜10%、
- TiO2、含量25%〜35%、
- BaO、含量45%〜50%、
- CaO、含量1%〜10%、
- B2O3、含量2%〜10%、
- A12O3、含量0.05%〜1%、
- Na2O、含量0.05%〜1%、
- およびその他の酸化物、極微量。
固体粒状粒子は、組成物の全重量に対して、0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%であってよい。
第1の組成物は、LV II Brookfield粘度計を使用して測定して、25℃、大気圧で約0.15〜0.5Pa.sの動粘度を有すると有利である。
このような粘度を選択すると、爪に塗布するときの球状粒子の物理的組織にとって好ましく、特に、前記粒子の均一で連続的な分布を促進する。
第1の組成物を爪に塗布した後、固体の球状粒子の存在により、不規則な表面を有する組成物の被膜がこうして得られ、第2組成粒を塗布するときに、この不規則な表面により、第2のコートの付着が良好になり、爪の上に強化された最終的な付着物が生成される。
第1の組成物の化粧品として許容される第1の媒質は、少なくとも1種の有機溶媒を含む有機媒質、水性媒質、およびそれらの混合物から選択することができる。
本発明の第1の組成物は、少なくとも1種の有機溶媒から構成された、有機相を構成する、少なくとも1種の有機溶媒媒質を含むことができる。室温で揮発性または不揮発性の有機溶媒としては下記のものを挙げることができる:
- 室温で液体のケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンおよびアセトン;
- 室温で液体のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、2-ブトキシエタノールおよびシクロヘキサノール;
- 室温で液体のグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコールおよびグリセロール;
- 室温で液体のプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートおよびジプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル;
- 室温で液体の短鎖エステル(合計で3〜8個の炭素原子を含む)、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸n-ブチル、酢酸アリールおよび酢酸イソペンチル;
- 室温で液体のアルカン、例えばデカン、ヘプタン、オクタン、ドデカン、シクロヘキサンおよびイソドデカン;
- 室温で液体のアルデヒド、ベンズアルデヒドおよびアセトアルデヒド;ならびに
- それらの混合物。
溶媒は、特に、室温で液体の、短鎖エステル(合計で3〜8個の炭素原子を含む)およびアルコール、ならびにその混合物から選択する。
有機溶媒媒質を含む組成物は、水も含むことができ、特に、組成物全重量に対して0.1〜10重量%の範囲の含量で水を含むことができる。
本発明の組成物は、組成物の連続相を形成することができる、水相を構成する、少なくとも1種の水性媒質も含むことができる。
水相は、本質的に水からなってよく、水と水混和性有機溶媒(1種または複数)(25℃で50重量%を超える水混和性)、例えば、1〜5個の炭素原子を含む低級モノアルコール、例えばエタノールまたはイソプロパノール、2〜8個の炭素原子を含むグリコール、例えば、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3-ブチレングリコールまたはジプロピレングリコール、C3〜C4ケトン、およびC2〜C4アルデヒドの混合物も含むこともできる。
有機溶媒媒質、水性媒質またはこれらの2つの媒質を合わせたものが、前記第1の組成物の総重量に対して、1〜90重量%、特に5〜60重量%の範囲、特定的には15〜40重量%の範囲の総含量で存在することができる。
第1の組成物は、「第1の被膜形成ポリマー」と呼ぶ、少なくとも1種の被膜形成ポリマーも含んでいる。
本特許出願では、「被膜形成ポリマー」という用語は、それ自体でまたは可能な可塑化剤の存在下で、分離可能な被膜を形成することができるポリマーを意味する。被膜形成ポリマーは、第1の組成物および/または第2の組成物の化粧品として許容される媒質中に粒子の形態で溶解または分散していてよい。
被膜形成ポリマーは、フリーラジカルポリマー、重縮合体、および天然起源のポリマーから選択することができる。
被膜形成ポリマーは、特に、ビニルポリマーおよびアクリルポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、アルキド樹脂、エポキシエステル樹脂、セルロースをベースとするポリマー、例えばニトロセルロース、セルロースエステル、例えば酢酸セルロース、アセトプロピオン酸セルロースまたはアセト酪酸セルロース、およびホルムアルデヒドとアリールスルホンアミドの縮合によって得られる樹脂、ならびにそれらの混合物から形成される群から選択することができる。
第1の組成物が有機溶媒媒質を含む場合、被膜形成ポリマーは、特に、アルキド樹脂、アクリル樹脂および/またはビニル樹脂、ポリウレタンおよびポリエステル、セルロースおおびセルロース誘導体、例えば、ニトロセルロース、セルロースエステル、例えば、酢酸セルロール、アセトプロピオン酸セルロースまたはアセト酪酸セルロース、およびホルムアルデヒドとアリールスルホンアミドとの縮合によって得られる樹脂、ならびにそれらの混合物から選択することができる。
第1の組成物が水性媒質を含む場合、被膜形成ポリマーは一般に、水性媒質に分散した粒子の形態で存在し、したがって、ラテックスまたはシュードラテックス(pseudolatex)を形成する。
水性媒質中で使用できる被膜形成ポリマーとしては、単独または混合物としての、ポリウレタン、例えば、アニオンポリウレタン、ポリエステル-ポリウレタン、ポリエーテル-ポリウレタン、フリーラジカルポリマー、特にアクリル型、スチレン-アクリル型および/またはビニル型のもの、ポリエステル樹脂およびアルキド樹脂を挙げることができる。
分散液は、ポリウレタン型の会合性ポリマーまたはキサンタンガムなどの天然ゴムも含むことができる。
言及することができる水性分散液中のポリマーには、Zeneca社のNeocryl XK-90(登録商標)、Neocryl A-1070(登録商標)、Neocryl A-1090(登録商標)、Neocryl BT-62(登録商標)、Neocryl A-1079(登録商標)、Neocryl A-523(登録商標)、Dow Chemical社のDow Latex 432(登録商標)が含まれる。水性ポリウレタン分散液、特にGoodrich社から「Avalure UR-405(登録商標)」、「Avalure UR-410(登録商標)」、「Avalure UR-425(登録商標)」および「Sancure 2060(登録商標)」の名前で販売されているポリエステル-ポリウレタンならびにGoodrich社から「Sancure 878(登録商標)」およびAvecia社から「Neorez R-970(登録商標)」の名前で販売されているポリエーテル-ポリウレタンも使用することができる。
第1の被膜形成ポリマーは、第1の組成物の総重量に対して、1〜70重量%、より好ましくは10〜45重量%の範囲の固体含量で存在することができる。
最終的なマニキュア組成物の被膜形成特性を改善するために、補助被膜形成剤も供給することができる。
このような補助被膜形成剤は、所望の機能を満たすことができると当業者に知られている任意の化合物から選択することができ、特に可塑化剤から選択することができる。
また、本発明の第1の組成物が水性媒質に分散した粒子の形態で被膜形成ポリマーを含んでいる場合、補助被膜形成剤はコアレッサーから選択することもできる。
第2の組成物
本発明のキットの第2の組成物は、15%以上、好ましくは20%以上、さらに好ましくは25%以上の固体含量を有する、化粧品として許容される第2の媒質を含む。
固体含量、すなわち、不揮発性物質の含量は様々な方法で測定することができる。言及することができる例には、オーブン乾燥法、赤外線照射に曝露することによる乾燥法、および水のカールフィッシャー滴定による化学的方法(この最後の方法は、組成物の揮発性部分が水のみからなる場合にのみ適用できる)が含まれる。
好ましくは、本発明組成物の、一般に「固体含量」と呼ぶ乾燥物質の量は、2μmから3.5μmの波長を有する赤外線で試料を加熱して測定する。前記組成物に含まれる蒸気圧の高い物質は、この照射の作用下で蒸発する。試料の重量損失を測定することにより、組成物の「固体含量」を測定することができる。これらの測定は、Mettlerから市販されている赤外線デシケータLP16を使用して実施する。この技法はMettlerから提供される機械に関する文書に完全に記述されている。
測定プロトコールは次の通りである:
約1gの組成物を金属のるつぼに広げる。このるつぼをデシケータに入れた後、1時間見かけ温度120℃とする。精密天秤を用いて、最初の質量に対応する試料の湿潤質量と、照射に曝露した後の質量に対応する試料の乾燥質量を測定する。
固体含量は下記のように計算する:
固体含量=100×(乾燥質量/湿潤質量)。
好ましくは、第2の組成物は、LV II Brookfield粘度計を使用して測定して、25℃、大気圧で約0.15〜1.5Pa.sの範囲の動粘度を有する。具体的には、第2の組成物は、爪の上に第2の均一なコートが得られるのに十分流動性であり、第1のコートのざらざらした部分を覆って、滑らかな被膜を形成できるのに十分な密度であるべきである。
第2の組成物は、第1の組成物の第1のコートの上に塗布することを意図し、良好な耐摩耗性(特に、摩擦に対する抵抗性)を有するマニキュアの被膜を生成する。
本発明のキットの第2の組成物で得ることができる被膜の抵抗性は、特に、下記に述べる原理を有するAFNOR標準NF T30-015に従って測定することができる。
試験組成物を600μmの厚さ(乾燥前)のコートの形態で円板上に塗布し、次いで、1時間30℃に放置して乾燥させる。円板上に付着したマニキュアの被膜を次に、1秒間に1回転の回転速度を有する研磨ディスク(Taber研磨測定器)と1時間接触させる。1時間後、円板の重量を測定し、最初の重量に対する損失重量の百分率で表す、製品の質量損失LMを計算する。
したがって、この試験では、重量損失が小さいほど、損失重量の百分率が小さくなり、組成物の耐摩耗性が高くなる。
本発明の第2の組成物で得られた被膜は、AFNOR標準NF T30-015に従って測定した質量損失で表す耐摩耗性が5%未満である。
第2の組成物は化粧品として許容される第2の媒質を含み、この媒質は、上記の有機溶媒媒質および水性溶媒媒質から選択した有機、水性または混合溶媒媒質であってよく、第1の組成物について上記した含量で第2の組成物中に存在することができる。
いうまでもなく、当業者は、第1の組成物を塗布することにより生成できる被膜への第2の組成物の塗布が前記被膜の質に影響を与えることがないように、この化粧品として許容される第2の媒質を選択するよう注意する。
本発明のキットの第2の組成物は好ましくは、上記の被膜形成ポリマーから選択した「第2の被膜形成ポリマー」と呼ぶフィルム形成ポリマーを、第2の組成物の総重量に対して1〜70重量%の範囲の固体含量で含む。
好ましくは、第2の組成物は、第2の被膜形成ポリマーを、5%以上、好ましくは10%超、より好ましくは15%超、さらに好ましくは20%超の固体含量で含む。
本発明のキットの第2の組成物は、第1の組成物について記載したものなどの、少なくとも1種の補助被膜形成剤を含むこともできる。
一実施形態によれば、第2の組成物は、70を超える光沢を有する被膜を形成することができ、被膜の光沢は、慣用の様式で、下記の方法により光沢計を使用して測定する。
平均の光沢を評価することを望む組成物の厚さ300μmのコートを、自動スプレッダを用いて、参照型1A PenopacのLenetaブランドのコントラストカード上に広げる。コートはカードの少なくとも白色バックグラウンドを覆う。Byk Gardnerブランドの光沢計、参照microTri-Glossを使用して、直ちに(湿った被膜で)、白のバックグラウンドに対して20°の光沢を測定する。
別の実施形態によると、第2の組成物は、多少マットな被膜を得るために「つや消し」充填剤を含む。これらの充填剤は、Nylonまたは絹粉末、沈降シリカ、タルク、カオリン、雲母およびシリカ小板、ならびにこれらの混合物から選択することができる。その量および性質は、第2の組成物の被膜に所望のつや消し作用の程度に応じて調整する。
添加剤
第1の組成物および/または第2の組成物は、少なくとも1種の可塑化剤も含むことができる。特に、単独または混合物として、下記のものなどの一般的な可塑化剤を挙げることができる:
- グリコールおよびその誘導体、例えばジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテルまたはジエチレングリコールヘキシルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテルおよびエチレングリコールヘキシルエーテル;
- グリコールエステル;
- プロピレングリコール誘導体および特に、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールブチルエーテル、トリプロピレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテルおよびプロピレングリコールブチルエーテル;
- 酸エステル、特にカルボン酸エステル、例えば、クエン酸エステル、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、炭酸エステル、酒石酸エステル、リン酸エステルおよびセバシン酸エステル;
- オキシエチレン化誘導体、例えば、オキシエチレン化した油、特に植物油、例えばヒマシ油;
- それらの混合物。
可塑化剤の量は、化粧品として許容される特性を有する組成物が得られるように、当業者がその一般的な知識に基づいて選択することができる。可塑化剤の含量は、第1の組成物または第2の組成物のそれぞれの総重量に対して、例えば、0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲であってよい。
第1の組成物および/または第2の組成物はそれぞれ、染料(dyestuff)も含んでいてよく、染料は組成物の媒質に可溶性の微粉状化合物および/または色素(dye)から選択することができる。染料は、第1の組成物または第2の組成物のそれぞれの総重量に対して、0.01〜25重量%、好ましくは2〜7重量%の範囲の含量で存在することができる。
微粉状化合物は、マニキュアに通常使用する顔料および/または真珠層および/またはフレークから選択することができる。
顔料は白色でも有色でもよく、無機および/または有機であってよい。言及することができる無機顔料には、適宜表面処理した、二酸化チタン、酸化ジルコンまたは酸化セリウム、および酸化鉄または酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、水和クロムおよび鉄青(ferric blue)ならびに金属顔料、例えばアルミニウム、銅または青銅がある。言及することができる有機顔料には、カーボンブラック、D&C型の色素およびコチニールカルミン(cochineal carmine)またはバリウム、ストロンチウム、カルシウムまたはアルミニウムおよびグアニンをベースとするレーキがある。
[空隙(lacuna)]効果のある顔料、例えば、有機または無機、天然または合成の基質、例えばガラス、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリエチレンテレフタレート樹脂、セラミックスおよびアルミナを含む顔料、および適宜金属物質、例えばアルミニウム、金、銅または青銅、または金属酸化物、例えば二酸化チタン、酸化鉄または酸化クロム、または無機もしくは有機色素およびそれらの混合物を含む粒子などを挙げることができる。
真珠光沢のある顔料は、白色の真珠光沢のある顔料、例えば、チタンまたはオキシ塩化ビスマスでコーティングした雲母、有色の真珠光沢のある顔料、例えば、酸化鉄を含むチタン雲母、特に鉄青または酸化クロムを含むチタン雲母、上記の種類の有機顔料を含むチタン雲母および酸化鉄を含むフルオロフロゴパイトから選択することができる。
ゴニオクロマティック(goniochromatic)特性、特に液晶またはマルチコート特性を有する顔料も使用することができる。
色素は、例えば、スダンレッド、DC Red 17、DG Green 6、β-カロテン、大豆油、スダンブラウン、DC Yellow 11、DC Violet 2、DC Orange 5およびキノリンエローである。
染料は光学的光沢剤から選択することもできる。
第1の組成物および/または第2の組成物はそれぞれ、化粧品組成物に一般的に使用されている、マニキュア組成物に含有することが可能であることが当業者に知られている任意の他の成分または添加剤も含むことができる。
このような成分または添加剤は、繊維、コアレッサー、増粘剤、保存料、香料、油、蝋、表面活性剤、抗酸化剤、フリーラジカルスカベンジャー、展着剤(spreading agent)、湿潤剤、分散剤、消泡剤、中和剤、安定化剤、精油から選択したした活性剤、UVスクリーニング剤/サンスクリーン剤、モイスチャライザー、ビタミン、タンパク質、セラミド、植物抽出物などおよびそれらの混合物から選択することができる。
言うまでもないが、当業者は、本発明の第1の組成物および第2の組成物の特性が、考えた添加によってまったくまたは実質的にまったく悪影響を受けないように、これらの1種または複数の任意追加成分およびその量を選択するよう注意を払う。
以下の実施例は本発明を非限定的に説明する。
(実施例1:マニキュアキット)
a) 第1の組成物または「ベース」:
ニトロセルロース 9.5g
クエン酸トリブチル(可塑化剤) 8g
アルキド樹脂 13g
ガラスマイクロスフェア(Prizmalite P2415BT) 2g
顔料 2.5g
増粘剤 1.3g
イソプロピルアルコール 7g
酢酸エチル 25g
酢酸ブチル 100gまでの残量
手順:
ニトロセルロースを溶媒混合物(酢酸エチルおよび酢酸ブチル)に溶解し、次いで混合物に可塑化剤(クエン酸トリブチル)およびアルキド樹脂を加える。
前記混合物の全体または一部に、増粘剤および顔料を分散させ、必要であれば(例えばサンドミルで)粉砕する。次いで、ガラスマイクロスフェアを混合物に分散した後、全体を均質化する。
b)第2の組成物:
アセト酪酸セルロース 21g
クエン酸トリブチル(可塑化剤) 5.5g
アルキド樹脂 10g
アクリル樹脂 2.5g
ジメチコン 0.2g
酢酸エチル 15g
酢酸ブチル 100gまでの残量
アセト酪酸セルロースを溶媒混合物(酢酸エチルおよび酢酸ブチル)に溶解し、次いで混合物に可塑化剤(クエン酸トリブチル)、アルキド樹脂およびジメチコンを加える。
第1の組成物の第1のコートを爪に塗布し、次いで、この第1コートの表面を乾燥させた後、第2の組成物のコートをこの第1のコートの上に塗布し、次いで乾燥させる。
このようにして得たマニキュア被膜は、滑らかで、均一で、非常に光沢のある外観を有し、良好な保持力および良好な耐摩耗性を有していると判定された。

Claims (32)

  1. i)化粧品として許容される第1の媒質中に第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物、
    ii)化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物、
    を含むネイルメイクアップまたはネイルケア用キット。
  2. 第1の組成物が、30〜45℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成できることを特徴とする請求項1に記載のキット。
  3. i)化粧品として許容される第1の媒質中に被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物、
    ii)化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物
    を含むネイルメイクアップまたはネイルケア用キット。
  4. 第1の組成物が、固体球状粒子を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のキット。
  5. 固体球状粒子が、50μm以下、好ましくは0.5〜30μm、さらに好ましくは5〜15μmの平均サイズを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のキット。
  6. 固体粒状分子が、ガラス、セラミックス、アルミナ、シリカ、ケイ酸塩、雲母、合成雲母、炭化タングステン、セルロースおよびその誘導体、シリコーン樹脂、天然または合成蝋、金属、金属酸化物、合金、植物由来の物質または無機物由来の物質、動物の分泌物由来の物質、およびそれら混合物から選択された物質で作られたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のキット。
  7. 固体球状粒子がガラス粒子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のキット。
  8. 固体粒状粒子が、組成物の全重量に対して、0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のキット。
  9. 第1の組成物が、0.7を超えるタンジェントデルタ減衰力を有する被膜を形成できることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のキット。
  10. 第1の組成物が、30〜60秒の範囲のペルソ硬度を有する被膜を形成できることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のキット。
  11. 第1の組成物が、0.15〜0.5Pa.sの範囲の粘度を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のキット。
  12. 第1の組成物の化粧品として許容される第1の媒質が、少なくとも1種の有機溶媒を含む有機溶媒媒質、水性媒質、およびそれらの混合物から選択される媒質を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のキット。
  13. 有機溶媒媒質、水性媒質またはこれらの2つの媒質を合わせたものが、前記第1の組成物の総重量に対して、1〜90重量%、特に5〜60重量%の範囲、特定的には15〜40重量%の範囲の総含量で存在することを特徴とする請求項12に記載のキット。
  14. 第1の被膜形成ポリマーが、ビニルとアクリルとのポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、アルキド樹脂、エポキシエステル樹脂、セルロースをベースとするポリマー、例えばニトロセルロース、セルロースエステル、例えば酢酸セルロース、アセトプロピオン酸セルロースまたはアセト酪酸セルロース、およびホルムアルデヒドとアリールスルホンアミドとの縮合によって得られる樹脂、ならびにそれらの混合物から形成される群から選択されることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のキット。
  15. 第1の被膜形成ポリマーが、組成物の総重量に対して1〜70重量%、より好ましくは10〜45重量%であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のキット。
  16. 第2の組成物が、20%、好ましくは25%の固体含量を有していることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のキット。
  17. 第2の組成物が、0.15〜1.5Pa.sの範囲の粘度を有することを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のキット。
  18. 第2の組成物の化粧品として許容される媒質が、少なくとも1種の有機溶媒を含む有機溶媒媒質、水性混合物、およびそれらの混合物から選択される媒質を含むことを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載のキット。
  19. 有機溶媒媒質、水性媒質またはこれらの2つの媒質を合わせたものが、前記第2の組成物の総重量に対して、1〜90重量%、特に5〜60重量%の範囲、特定的には15〜40重量%の範囲の総含量で存在することを特徴とする請求項18に記載のキット。
  20. 第2の組成物が、第2の被膜形成ポリマーを含むことを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載のキット。
  21. 第2の被膜形成ポリマーが、ビニルとアクリルとのポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、アルキド樹脂、エポキシエステル樹脂、セルロースをベースとするポリマー、例えばニトロセルロース、セルロースエステル、例えば酢酸セルロース、アセトプロピオン酸セルロースまたはアセト酪酸セルロース、およびホルムアルデヒドとアリールスルホンアミドとの縮合によって得られる樹脂、ならびにそれらの混合物から形成される群から選択されることを特徴とする請求項20に記載のキット。
  22. 第2の被膜形成ポリマーが、5%以上、好ましくは10%超、より好ましくは15%超、さらに好ましくは20%超の固体含量で存在することを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載のキット。
  23. 第1の組成物および/または第2の組成物が可塑化剤を含むことを特徴とする請求項1から22のいずれか一項に記載のキット。
  24. 可塑化剤が、第1の組成物または第2の組成物のそれぞれの総重量に対して、0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%であることを特徴とする請求項23に記載のキット。
  25. 第1の組成物および/または第2の組成物が染料を含むことを特徴とする請求項1から24のいずれか一項に記載のキット。
  26. 染料が、第1の組成物または第2の組成物のそれぞれの総重量に対して、0.01〜25重量%、好ましくは2〜7重量%の範囲の含量で存在することを特徴とする請求項25に記載のキット。
  27. 第1の組成物および/または第2の組成物が、繊維、コアレッサー、増粘剤、保存料、香料、油、蝋、表面活性剤、抗酸化剤、フリーラジカルスカベンジャー、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、中和剤、安定化剤、精油から選択した活性剤、UVスクリーニング剤/サンスクリーン剤、モイスチャライザー、ビタミン、タンパク質、セラミド、植物抽出物およびそれらの混合物から選択した添加剤を含むことを特徴とする請求項1から26のいずれか一項に記載のキット。
  28. 化粧品として許容される第1の媒質および第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成することができる第1の組成物の第1のコートを爪に塗布する工程、次いで、第1のコートが乾燥する前に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布する工程からなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法。
  29. 化粧品として許容される第1の媒質および第1の被膜形成ポリマーを含み、25〜60℃の範囲のガラス転移温度Tgを有する被膜を形成する第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが全体的または部分的に乾燥した後に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法。
  30. 化粧品として許容される第1の媒質、第1の被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが乾燥する前に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法。
  31. 化粧品として許容される第1の媒質、第1の被膜形成ポリマーおよび固体球状粒子を含む第1の組成物の第1のコートを爪に塗布すること、次いで、第1のコートが全体的または部分的に乾燥した後に、第1のコートの全体または一部に、化粧品として許容される第2の媒質を含み、15%以上の固体含量を有する第2の組成物の第2のコートを塗布することからなる非治療的ネイルメイクアップまたはネイルケアの美容方法。
  32. 改善された保持力および/または耐摩耗特性を有する、爪の上に付着した被膜を得るための請求項1から27のいずれか一項に記載のキットの使用。

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