JP2007091751A - ミラー効果をもつネイル用メークアップ組成物 - Google Patents

ミラー効果をもつネイル用メークアップ組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】ミラー効果を得ることを可能にする金属光沢をもつ粒子を使用するネイルメークアップ用組成物およびメークアップを得ることを目的とするネイルメークアップ用キット、さらに対応するメークアップ方法の提供。
【解決手段】低い粘度を有し、テキスチャー付与剤を低減された含有量で有し且つ金属光沢をもつ粒子を高含有率で含有する液状組成物で、生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子を組成物の全重量に対して2重量以上の割合で含有し且つテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物を組成物の全重量に対して15重量%以上の割合で含有してなるネイルメークアップ用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ミラー効果を得ることを可能にする金属光沢をもつ粒子を使用するネイルメークアップ用組成物に関する。また、本発明は、ミラー効果をもつメークアップを得ることを目的とするネイルメークアップ用キットに関する。さらにまた、本発明は対応するメークアップ方法に関する。
種々の化粧用メークアップ組成物に金属粒子を使用することは、既に報告されている。すなわち、欧州特許出願公開第1082952号公報には、光沢と耐摩耗性とをもつ金属外観を示すメークアップを得ることを可能にする金属層で被覆されたガラス粒子を含有してなるメークアップ組成物、特にネイル用のメークアップ組成物が記載されている。また、欧州特許出願公開第953330号公報には、ゴニオクロマティック(goniochromatic)顔料型の金属粒子と、慣用型の顔料であって観察角度によって変化し得且つ真珠光沢効果を示す金属効果をもつメークアップを作り出すための第一の顔料の色の一つを有する顔料とを含有する2種類の組成物の組み合わせが記載されている。
最近、国際出願公開第WO02/03913号公報には、マニキュア液組成物であって、0.4〜0.75重量%の割合のアルミニウムの小さな板状物の形状の粒子と、高分子量をもつ皮膜形成剤とを含有するマニキュア液組成物であって、ミラー型のメークアップ、すなわちこの場合にはアルミニウムの色ばかりではなく光沢と対象物(object)の個々の要素(element)を反射できる能力も有するメークアップを得るためのマニキュア液組成物が記載されている。
欧州特許出願公開第1082952号公報 欧州特許出願公開第953330号公報 国際出願公開第WO02/03913号公報
本発明者らは、低い粘度を有し、テキスチャー付与剤を低減された含有量で有し且つ金属光沢をもつ粒子を高含有率で含有する液状組成物を使用することによって、従来技術で得られたメークアップに比べて改善されたミラー効果を示すメークアップを得ることができることを知見した。
本発明は、第一の要旨によれば、ネイルメークアップ用組成物であって、生理学的に許容し得る媒体中に前記組成物の全重量に対して2重量%以上の割合の金属光沢をもつ粒子と、前記組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤(texturizing agent)の少なくとも1種又は混合物とを含有してなるネイルメークアップ用組成物、特にミラー効果をもつメークアップ用組成物に関する。
本発明は、第二の要旨によれば、ネイルメークアップ用組成物であって生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子と前記組成物の全重量に対して15重量%以下の割合でテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有してなり且つ前記組成物が被膜を形成できるものであり、該皮膜の耐摩耗性(規格 AFNOR NF T30-015に従って測定される重量減少 LW として表される)が5重量%よりも大きい、特に10重量%よりも大きい、さらに具体的には15重量%よりも大きいものであるネイルメークアップ用組成物に関する。
本発明は、第三の要旨によれば、多層メークアップにおいてベースコートを形成するための前記の組成物の使用に関する。
本発明は、第四の要旨によれば、ネイルメークアップ用キットであって、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物とを含有してなり、前記第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に第一の組成物の全重量に対して2重量%以上の割合の金属光沢をもつ粒子と、第一の組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有するものであり且つ前記第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであるネイルメークアップ用キットに関する。
本発明は、第五の要旨によれば、ネイルメークアップ用キットであって、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物とを含有してなり、前記第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子を含有してなるものであり〔但し、前記第一の組成物は被膜を形成できるものであり、該皮膜の耐摩耗性(規格 AFNOR NF T30-015に従って測定される重量減少 LW として表される)が5重量%よりも大きい、特に10重量%よりも大きい、さらに具体的には15重量%よりも大きいものである〕且つ前記第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであるネイルメークアップ用キットに関する。
本発明は、第六の要旨によれば、調製すべき表面の全体又は一部分に前記のネイルメークアップ用組成物の少なくとも1つの層を塗布することからなるネイルメークアップ方法に関する。
本発明は、第七の要旨によれば、調製すべき表面の全体又は一部分に前記のキットの複数の組成物のそれぞれの少なくとも1つの層を塗布することからなるネイルメークアップ方法に関する。
本発明は、第八の要旨によれば、本発明の方法によって得られるメークアップからなるメークアップされた合成支持体に関する。
ミラー効果
前記のように、“ミラー”効果は、特に、対象(object)の個々の要素を少なくとも部分的に反射する能力によって単純な金属効果と区別される。
さらに詳しくは、本発明の意義内で、“ミラー効果をもつメークアップ”という用語は、強い鏡のような反射を示すメークアップを意味する。
この場合には、本発明の組成物を用いて得られる皮膜が、光反射に関して特に都合がよい。光反射は、適当ならば、下記の試験によって評価される:
供試組成物(乾燥前)の150μmの厚みを有する層を、ガラス板上に付着させ、次いで周囲温度で24時間乾燥を行う。次いで、得られた皮膜の光反射特性を測定する。
特に、反射率のパーセンテージは分光比色計を使用して測定できる。例えば完全な鏡(銀メッキガラス法)については、その値は100%に近い。メタリック効果をもつ慣用のマニキュア液配合物については、その最大値は45%である。所望の“ミラー”効果については、その値は少なくとも50%に等しい。
この場合には、本発明の組成物は、少なくとも50%に相当する反射率、特に70%以上の反射率を有する皮膜を形成することである。
本発明の組成物は、一般に液体である、すなわち低粘度の組成物である。
“低粘度の液状組成物”という表現は、一般に25℃及び大気圧で、ブルックフィールド型粘度計LV IIを使用して測定される30〜250 Pa.s、特に50〜150 Pa.sの程度の動力学的粘度を示す組成物を意味する。
金属光沢をもつ粒子を低粘度の組成物に配合することは、おそらくはメークアップ支持体に対するこれらの塗布時にこれらの粒子の物理的配列に好都合であると思われ、特に前記粒子の均質で連続した分布を得るのに好都合であり、改良されたミラー効果をもたらすと思われる。
耐摩耗性
また、本発明の組成物を支持体に塗布すると、揮発性化合物の蒸発後に、皮膜(film)、特に薄膜のベースコートを得ることができる。従って、0.5〜30μmの範囲の厚みをもつ皮膜を得ることができる。
このようにして得られる皮膜は、低い耐摩耗性を示す。
本発明の組成物を用いて得ることができる皮膜の耐性は、特に規格AFNOR NF T30-015に従って測定できる。その原理を下記に述べる。
円板に供試組成物を600μmの厚みをもつ層(乾燥前)の形で塗布し、次いで30℃で1時間乾燥を行う。次いで、円板上に析出したワニスの皮膜を研磨ディスク(Taber磨耗試験機)と1時間接触させる。このディスクは1秒当たり1回転の回転速度をもつ。1時間後に、上記円板を秤量し、製品の重量減少 LW(最初の重量に対する損失重量のパーセンテージとして表される)を算出する。
その結果、この試験において、重量減少が大きければ大きいほど、組成物の損失重量が大きくなり且つ耐摩耗性が低くなる。
本発明の組成物を用いて得られる皮膜は、一般に重量で5%よりも大きい耐摩耗性、特に10%よりも大きい耐摩耗性、さらには具体的には15%よりも大きい耐摩耗性(規格
AFNOR NF T 30-015に従って測定される重量減少として表される)を示す。
具体的な態様によれば、かかる耐摩耗性を示す皮膜を形成できる本発明の組成物は、生理学的に許容し得る媒体中に、金属光沢をもつ粒子を該組成物の全重量に対して2重量%以上の割合で含有する。
この組成物は、少なくとも1種の テキスチャー付与剤又はテキスチャー付与剤の混合物を組成物の全重量に対して15重量%以下の割合で含有することができる。
テキスチャー付与剤
“テキスチャー付与剤(texturizing agent)”という用語は、本発明の文脈において、発明の組成物のレオロジーに対して主として又は補助的に作用する有機化合物を意味すると理解される。
この場合には、テキスチャー付与剤は、慣用の増粘剤、例えば充填剤、例えばクレー、発熱性シリカ、水素添加ヒマシ油、ポリアミド又はセルロース誘導体、及び/又は皮膜形成剤、例えばセルロース重合体の形態のセルロース誘導体(ニトロセルロース、酢酸酪酸セルロース、セルロースエスエル及びセルロースエーテル)、及び/又は樹脂及び/又は皮膜を形成できる別の薬剤であり得る。
皮膜形成剤は、主として組成物の塗布を促進すること及び皮膜の形成を提供することを目的とするが、それにもかかわらず低粘度の液状組成物を得ることを可能にする。
本発明の組成物は、そのテキスチャー付与剤の割合が少ないことを特徴とする。テキスチャー付与剤の全割合は、組成物の全重量に対して一般的に15重量%以下、特に10重量%以下である。
この割合は、一般に組成物の全重量に対して2重量%以上、特に5重量%以上である。
本発明の組成物に使用する テキスチャー付与剤 は、特に皮膜形成剤、皮膜を形成できる別の薬剤、増粘剤及びこれらの混合物の中から選択される。
皮膜形成剤
皮膜形成剤は特に皮膜形成重合体からなる。
“皮膜形成重合体”という用語は、それ自体単独で又は皮膜を形成できる別の薬剤の存在下で、分離可能な皮膜、特に連続した皮膜であって支持体、特にケラチン質物質に接着する皮膜を形成できる重合体を意味する。
前記組成物において、単一の皮膜形成重合体を使用してもよいし又は複数の皮膜形成重合体の混合物を使用してもよい。皮膜形成重合体は、ラジカル重合体、重縮合物及び天然起源の重合体からなる群の中から選択できる。
皮膜形成重合体は有機重合体又は無機重合体であり得る。
本発明の第一の別の具体的態様によれば、有機皮膜形成重合体は、少なくとも1種の有機溶媒、例えばケトン類、アルコール類、グリコール類、プロピレングリコールエーテル類、短鎖エステル類、アルカン類及びこれらの混合物に溶解又は分散できる種々の皮膜形成重合体からなる群の中から選択される少なくとも1種の重合体である。
対応する重合体は、任意の化学的性質を有するものであり得る。特に、該重合体は不飽和単量体の単独重合又は共重合により、あるいは重縮合により、あるいは天然重合体、特に多糖の修飾により得ることができる、これらの重合体の重量平均分子量(Mw)は、3,000〜1,000,000、特に5,000〜800,000、特別には10,000〜500,000の範囲で変化させ得る。
有機溶媒に溶解又は分散させることができる重合体の中で、下記の重合体が特に適している:
a) アクリル酸又はメタクリル酸のエステル及び/又はアミド単独重合体及び共重合体、特にアクリル酸及び/又はメタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、2-エチルヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソボルニル、ノルボルニル又はアダマンチルエステルあるいは対応するアクリルアミド又はメタクリルアミドの重合又は共重合により得られる重合体。これらの重合体は、極性共単量体、例えばアクリル酸又はメタクリル酸、アクリルアミド又はメタクリルアミド、アクリル酸ヒドロキシエチル又はメタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸2-ヒドロキシプロピル又はメタクリル酸2-ヒドロキシプロピル及びアクリロニトリル又はメタクリロニトリル0〜20重量%からなることが好ましいであろう。前記重合体はスチレン又は置換スチレンとの共重合からも得ることができる。
b) ビニルエステル又はアミド単独重合体及び共重合体、特に極性共単量体、例えばクロトン酸、アリルオキシ酢酸 、無水マレイン酸(又はマレイン酸)、無水イタコン酸(又はイタコン酸)、ビニルアセトアミド及びビニルホルムアミドを存在させながら又は存在させずに酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル又はビニルバーサテート(vinyl versatate)を重合させることにより得られる単独重合体及び共重合体。同様に、これらの重合体は、前記の単量体の少なくとも1種とスチレン又は置換スチレンとの共重合により得ることができる。
c) セルロース及びセルロース誘導体、例えばニトロセルロース及び/又はセルロースエステル、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース及び酢酸酪酸セルロース。
d) 前記の溶媒に溶解又は分散させることができる重縮合物。これらの重縮合物は、一般に前記の分類(a〜c)の重合体、特にこれらの重合体が低分子量(Mw<20,000)である場合にはその一つの重合体の主皮膜形成剤又は共皮膜形成剤として使用される。これらの重合体は、次の重合体又は共重合体:ポリウレタン、アクリルポリウレタン、ポリ尿素、ポリウレアポリウレタン、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアミド、脂肪鎖を有するポリエステル、エポキシ及びアリールスルホンアミド縮合物、特にトシルアミド/ホルムアルデヒド縮合物の中から選択できる。
これらの重縮合物の中で、特にこれらの重縮合物がニトロセルロースの1種又はそれ以上及び/又はセルロースエステル(分類c)用の皮膜形成剤又は共皮膜形成剤として使用される場合には、特に下記のものを挙げ得る
− ポリエステル、特に脂肪鎖をもつポリエステル、さらに具体的にはCTFA名:“無水フタル酸/、グリセロール/デカン酸グリシジル共重合体”及び“アジピン酸/ネオペンチルグリコール/無水トリメリット酸共重合体”をもつ共重合体、
− アルキド樹脂、
− トシルアミド/ホルムアルデヒド縮合物、
− ポリウレタン及びポリウレア−ウレタン、
− アクリル樹脂、
− シリコーン樹脂(不揮発性又は部分揮発性)。
本発明の第二の別の具体的態様によれば、皮膜形成重合体又はその少なくとも1種は、重合体粒子の水性分散物又は皮膜形成ラテックスの中から選択でき、この場合には、本発明の組成物は少なくとも1種の水性相を含有する。
1種又はそれ以上の皮膜形成重合体を含有する水性分散物は、当業者がその一般的知識に基づいて調製でき、特にエマルジョン重合によるか又は予め形成した重合体を分散させることによって調製できる。
本発明の組成物に使用できるこの種の皮膜形成重合体の中から、合成重合体、重縮合物型の重合体又はラジカル型の重合体、天然起源の重合体及びこれらの配合物を挙げ得る。
特に、ラテックスの形態であるが、有機溶媒媒体に溶解又は分散させることができる重合体として前記に挙げた重合体(単独重合体又は共重合体)、さらに具体的には前記の分類 a、b及びcの重合体を使用し得る。
従って、重縮合物の中から、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性又は両性のポリウレタン、ポリウレタン-アクリル樹脂、ポリウレタン-ポリビニルピロリドン、ポリエステル-ポリウレタン、ポリエーテル-ポリウレタン、ポリ尿素、ポリウレア-ポリウレタン及びこれらの配合物を挙げ得る。
また、ポリエステル、ポリエステルアミド、脂肪鎖を有するポリエステル、ポリアミド及びエポキシエステル樹脂も挙げ得る。
ポリエステルは、公知の方法で、脂肪族又は芳香族二酸と、脂肪族又は芳香族ジオール又はポリオールとの重縮合により得ることができる。脂肪族二酸として、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸又はセバシン酸を使用し得る。芳香族二酸として、テレフタル酸又はイソフタル酸、あるいはその誘導体、例えば無水フタル酸を使用し得る。脂肪族ジオールとして、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール又は4,4´-(1-メチルプロピリデン)ビスフェノールを使用し得る。ポリオールとしては、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール又はトリメチロールプロパンを使用し得る。
ラジカル型の重合体は特にアクリル及び/又はビニル重合体又は共重合体であり得る。陰イオン性ラジカル重合体を使用することが好ましい。ラジカル重合中に使用できる陰イオン性基をもつ単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸又は2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸を挙げ得る。
前記のアクリル重合体は、アクリル酸又はメタクリル酸のエステル及び/又はアミドの中から選択される単量体の共重合により得ることができる。エステル型の単量体の例としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2-エチルヘキシル又はメタクリル酸ラウリルを挙げ得る。アミド型の単量体の例としては、N-(t-ブチル)アクリルアミド及びN-(t-オクチル)アクリルアミドを挙げ得る。
前記のビニル重合体は、ビニルエステル、スチレン又はブタジエンの中から選択される単量体の単独重合又は共重合により得ることができる。ビニルエステルの例としては、酢酸ビニル、ネオデカン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル及びt-ブチル安息香酸ビニルを挙げ得る。
また、アクリル/ケイ素共重合体 又はニトロセルロース/アクリル共重合体もまた使用し得る。
ポリウレタン、ポリ尿素、ポリエステル、ポリエステルアミド及び/又はアルキド樹脂からなる群の中から選択される重合体の少なくとも1種の粒子であって予め存在する粒子の内部で及び/又はその表面の一部でラジカル単量体の1種又はそれ以上のラジカル重合により得られる重合体も挙げ得る。これらの重合体は一般にハイブリッド重合体と呼ばれる。
前記の分散物はまた、ポリウレタン型の連合重合体(associative polymer)又は天然ゴム、例えばキサンタンガムを含有し得る。
水性分散物の重合体としては、Zeneca社から商品名 Neocryl XK-90(登録商標)、
Neocryl A-1070(登録商標)、Neocryl A-1090(登録商標)、Neocryl BT-62(登録商標)、Neocryl A-1079(登録商標)又はNeocryl A-523(登録商標)として販売されているか、あるいはDow Chemical社から商品名 Dow Latex 432(登録商標)として販売されているアクリル重合体の分散物を挙げ得る。また、水性ポリウレタン分散物、特にGoodrich社から商品名“Avalure UR-405(登録商標)”、“Avalure UR-410(登録商標)”、“Avalure UR-425
(登録商標)”又は“Sancure 2060(登録商標)”として販売されているポリエステル-ポリウレタン及びGoodrich社から商品名“Sancure 878(登録商標)”として又はAvecia社から商品名“Neorez R-970(登録商標)”として販売されているポリエーテル-ポリウレタンの分散物も挙げ得る。
本発明の第三の別の具体的態様によれば、皮膜形成重合体は、水溶性又は水分散性重合体の中から選択することができ、この場合には本発明の組成物は少なくとも1種の水性相を含有してなる。
水分散性重合体としては、スルホン酸官能基をもつ水分散性重縮合物、例えばイソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム塩、ジエチレングリコール及び1,4-シクロヘキサンジメタノールから誘導される単位からなるコポリエステルを挙げ得る。これらは89/11/78/22の割合又は82/18/54/46の割合で存在させる。これらの重縮合物は、イーストマン・コダック社から商品名“AQ 38/”及び“AQ 55/”それぞれとして販売されている。
水溶性重合体としては、カルボン酸官能基を有する水溶性共重合体(合成重合体)を挙げ得、該水溶性共重合体は下記の共重合体の中から選択されることが好ましい:
a) ポリオキシエチレン化クロトン酸/酢酸ビニル共重合体、
b) N-オクチルアクリルアミド/メタクリル酸メチル/メタクリル酸ヒドロキシプロピル/アクリル酸/メタクリル酸tert-ブチルアミノエチル共重合体、
c) ブタノールでモノエステル化された交互メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体、
d) アクリル酸/アクリ酸エチル/N-(tert-ブチル)アクリルアミド三元共重合体、及び
e) 酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル三元共重合体、4-(tert-ブチル)安息香酸ビニル及びこれらの配合物。
もちろん、使用する皮膜形成重合体(1種又は複数)の種類(1種又は複数種)の選択は、前記組成物について選択された生理学的に許容し得る媒体の種類に左右されるであろう。
前記組成物において、皮膜形成重合体(1種又は複数)の含有量は、組成物の全重量に対して0.1重量%〜15重量%、特に5重量%〜10重量%の範囲内で変化させることができ、特に7重量%以下であることができる。
皮膜を形成できる別の薬剤
皮膜を形成できる別の薬剤は、所定の機能を果たすことができるものとして当業者に知られている化合物の中から選択でき、特に皮膜形成重合体用の可塑剤及び融合剤の中から選択できる。
特に、慣用の可塑剤又は融合剤、例えば:
− グリコール類及びその誘導体、例えばジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールヘキシルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル又はエチレングリコールヘキシルエーテル、
− グリコールエステル類、
− プロピレングリコール誘導体、特にプロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールブチルエーテル、トリプロピレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル又はプロピレングリコールブチルエーテル、
− 酸のエステル、特にカルボン酸のエステル、例えばクエン酸エステル、特にクエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル又はアセチルクエン酸トリ(2-エチルヘキシル);フタル酸エステル、特にフタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジペンチル又はフタル酸ジメトキシエチル;リン酸エステル、特にリン酸トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリフェニル又はリン酸トリブトキシエチル;酒石酸エステル、特に酒石酸ジブチル;アジピン酸エステル;炭酸エステル;セバシン酸エステル;安息香酸ベンジル;アセチルリシノール酸ブチル;アセチルリシノール酸グリセリル;グリコール酸ブチル;カンファー;グリセリルトリアセテート;又はN-エチル-o,p-トルエンスルホンアミド、
− オキシエチレン化誘導体、例えばオキシエチレン化油、特に植物油、例えばヒマシ油;又はシリコーン油、
− これらの混合物
を単独で又は混合物として挙げ得る。
可塑剤及び/又は融合剤の種類及び量は、当業者がその一般的知識に基づいて、化粧品に許容し得る性質を有する組成物を得るように選択できる。もちろん、テキスチャー付与剤の総量が前記に示した量を超えないこと及び前記の組成物がその特有の流動性及び/又は低耐摩耗性をもつ皮膜を形成できる能力を保持することを条件とする。例えば、可塑剤及び/又は融合剤の含有量は、組成物の全重量に対する重量で0.01%〜10%、特に1%〜3重量%の範囲であり得る。
増粘剤
増粘剤は、特に非水性相用の増粘剤であり得、疎水性シリカ 例えば欧州特許出願公開第898960号公報に記載の疎水性シリカ、例えばDegussa社から“Aerosil R812(登録商標)”という名称で;Cabot社から“Cab-O-Sil TS-530(登録商標)”、“Cab-O-Sil TS-610(登録商標)”又は“Cab-O-Sil TS-720(登録商標)”という名称で、あるいはDegussa社から
“Aerosil R972(登録商標)”又は“Aerosil R974(登録商標)”という名称で販売されている疎水性シリカ;クレー、例えばモンモリロナイト、又は変性クレー、例えばベントン、例えばステアラルコニウムヘクトライト又はステアラルコニウムベントナイト、あるいは多糖アルキルエーテル(特に、この場合にはそのアルキル基は炭素原子を1〜24個、好ましくは1〜10個、さらに好ましくは1〜6個、さらに特別には1〜3含有する)、例えば欧州特許出願公開第898,958号公報に記載の多糖アルキルエーテル中から選択できる。
増粘剤はまた、水性相用の増粘剤、例えば水性ゲル化重合体及び/又はクレーであり得る。
これらの増粘剤の選択は、勿論、生理学的に許容し得る媒体の性質を考慮に入れながら行われる。
本発明の組成物中の増粘剤(1種又は複数)の総量は、組成物の全重量に対して重量で一般的には5%以下、特に2%以下、特別には1%以下である。
本発明の組成物に使用するテキスチャー付与剤は、勿論、生理学的に許容し得る媒体の性質を考慮に入れながら行われる。
金属光沢をもつ粒子
“金属光沢をもつ粒子”という用語は、粒子の性質、大きさ、構造及び表面条件が粒子に入射光線を、特に非真珠光様式で反射させる粒子を意味する。
本発明の組成物に使用する金属光沢をもつ粒子は、特に、
− 少なくとも1種の金属の粒子及び/又は少なくとも1種の金属誘導体の粒子、
− 少なくとも1種の金属及び/又は少なくとも1種の金属誘導体からなる金属光沢をもつ少なくとも1種の層で少なくとも部分的に被覆された単一物質又は多重物質(multimaterial)及び有機支持体又は無機支持体からなる粒子、及び
− 前記の粒子の混合物
の中から選択される。
前記の粒子に存在させることができる金属の中から、例えば Ag、Au、Cu、Al、Ni、Sn、Mg、Cr、Mo、Ti、Zr、Pt、Va、Rb、W、Zn、Ge、Te、Se 及びこれらの混合物又は合金を挙げ得る。Ag、Au、Cu、Al、Zn、Ni、Mo、Cr 及びこれらの混合物又は合金(例えば、青銅及び黄銅)が好ましい金属である。
“金属誘導体”という用語は、金属から誘導される化合物、特に酸化物、弗化物、塩化物及び硫化物を意味する。
前記の粒子に存在させることができる金属誘導体の中から、特に金属酸化物、例えば、酸化チタン 特にTiO2、酸化鉄 特にFe2O3、酸化スズ又は酸化クロム、並びに及び次の化合物:MgF2、TiCl4、CrF3、ZnS、ZnSe、Al2O3、MgO、SeO3、ZrO2、MoS2 及びこれらの混合物又は合金を挙げ得る。
第一の別の態様によれば、金属光沢をもつ粒子は、前記の金属の少なくとも1種、前記の金属誘導体の少なくとも1種又はこれらの混合物からなる。
これらの粒子は、別の物質、例えば透明物質、例えば、特にロジン、シリカ、ステアリン酸塩、ポリシロキサン、ポリエステル樹脂、エポキシド樹脂、ポリウレタン樹脂及びアクリル樹脂の層で少なくとも部分的に被覆できる。
これらの粒子の例示として、アルミニウム粒子、例えば Siberline社から商品名
Starbrite 1200 EAC(登録商標)として及びEckart社から商品名Metalure(登録商標)として販売されているアルミニウム粒子を挙げ得る。
銅又は合金混合物から形成された金属粉末、例えばRadium Bronze社から販売されている品番2844 、金属顔料、例えばアルミニウム又は青銅、例えばEckart社から商品名Rotosafe 700として販売されているもの、Eckart社から商品名Visionaire Bright Silverとして販売されているシリカで被覆されたアルミニウム粒子、及び 金属合金の粒子、例えば青銅(銅と亜鉛の合金)から形成され、シリカで被覆された粉末であって、Eckart社から商品名
Visionaire Bright Natural Gold(登録商標)として販売されている粉末を挙げ得る。
第二の別の態様によれば、金属光沢をもつ粒子は、支持体からなる粒子であって、従って多層構造、例えば2層構造を示す粒子である。この支持体(substrate)は有機支持体又は無機支持体であり得るか、天然支持体又は合成支持体であり得るか、単一物質又は多重物質であり得るか、あるいは固体又は中空であり得る。前記支持体が合成支持体である場合には、該支持体は、被覆後、特に金属光沢をもつ物質の層を付着させた後に、反射面の形成に好都合である形で製造し得る。基材は、例えば、平坦な表面を示し且つ金属光沢をもつ物質の層であって実質的に均一な厚みをもつ層を示す。
前記の支持体は、特に前記の金属及び金属誘導体並びにガラス、セラミックス、アルミナ、シリカ、ケイ酸塩、特にアルミノケイ酸塩及びホウケイ酸塩、合成マイカ、例えばフルオロフロゴパイト、及びこれらの混合物の中から選択される。しかし、これらに限定されない。
金属光沢をもつ層は、前記支持体を完全に又は部分的に被覆でき、しかもこの層は別の物質、例えば透明物質、特に前記の物質の層で少なくとも部分的に被覆できる。具体的な態様によれば、金属光沢をもつ層は、全体に前記基材を直接的又は間接的に、すなわち少なくとも一つの金属又は非金属中間層を介在させながら被覆する。
金属光沢をもつ層に使用できる金属又は金属誘導体は前記のものである。
金属層で被覆されたガラス粒子は、特に特開平9-188830号、特開平10-158450号、特開平10-158541号、特開平7-258460号及び特開平5-017710号公報に記載されている。
ガラス基材からなるこれらの粒子の例として、日本板硝子株式会社から商品名マイクロガラス・メタシャイン(登録商標)として販売されている銀、金又はチタンそれぞれで被覆された小さな板状物(platelet)の形態の粒子、あるいは一方では褐色酸化鉄で被覆され、他方では酸化チタン、酸化スズ又はこれらの混合物の一つで被覆された粒子、例えばEngelhard社から商品名Reflecks(登録商標)として販売されている粒子又は日本板硝子株式会社から商品名メタシャインMC 2080GP(登録商標)として販売されている粒子を挙げ得る。
金属で被覆されたこれらのガラス粒子は、シリカで被覆でき、例えば日本板硝子株式会社から商品名メタシャイン(登録商標)シリーズPSS1又はGPS1 として販売されているガラス粒子であり得る。
本発明の組成物に使用できる支持体からなる金属光沢をもつ粒子の中から、干渉性多層をもつ粒子を挙げ得る。
本発明に従って製造される組成物に使用できる金属層からなる多層構造の例は、例えば次の構造:Al/SiO2/Al/SiO2/Al(この構造を有する粒子はデュポン社から販売されている);Cr/MgF2/Al/MgF2/Cr〔この構造を有する粒子はFlex社から商品名 Chromaflair(登録商標)として販売されている〕;MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2; Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3 及び
Fe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3 〔この構造を有する粒子はBASF社から商品名 Sicopearl(登録商標)として販売されている〕;又は MoS2/SiO2/雲母酸化物/SiO2/MoS2 ; Fe2O3/SiO2/雲母酸化物/SiO2/Fe2O3; TiO2/SiO2/TiO2 及び TiO2/Al2O3/TiO2〔これらの構造を有する粒子はMerck 社(Darmstadt所在)から商品名Xirona(登録商標)として販売されている〕である。
具体的態様によれば、本発明の組成物は、金属酸化物、さらに典型的には金属又は金属誘導体で被覆された二酸化ケイ素の粒子を含有しない。
本発明の組成物に使用する金属光沢をもつ粒子は、種々の形状を示すことができる。該粒子は特にフラットな(flat)ものであり得る。“フラットな粒子”とは、実質的に隆起を示さず、しかも凹凸を示さない表面を有し且つごく僅かに湾曲を示す、場合によっては全く湾曲を示さない表面を有する粒子を意味する。
これらの粒子は、特に小さな板状物(platelet)の形状で存在し得る。“小さな板状物”とは、最も小さい外形寸法(dimension)に対する最も大きい外形寸法の比(形状係数として知られている)が5以上である粒子を意味する。
“外形寸法”という用語は、D50とよばれる母集団の半分の無作為粒度分布によって示される外形寸法を意味する。
金属光沢をもつ粒子は、8以上の形状係数、特に10以上の形状係数、例えば15以上の形状係数を有する。
本発明の組成物に使用する金属光沢をもつ粒子は、例えば、その最も大きな外形寸法に従って、25μm以下、特に10μm以下、特別には約6μmの平均寸法をもつ。
“平均寸法(mean size)”という用語は、D50とよばれる母集団の半分の無作為粒子サイズ分布によって示される外形寸法を意味する。
前記の粒子は、一般的には1μm以下、特に0.7μm以下、特に0.5μm以下の厚みを有する。
金属光沢をもつ粒子の総量は、一般的に組成物の全重量に対して重量で2%以上、特に3%以上、特別には5%以上、さらに具体的7%以上である。金属光沢をもつ粒子の総量は、特に組成物の全重量に対して70%重量%以下、特別には20重量%以下、さらに具体的には10重量%以下である。
生理学的に許容し得る媒体
本発明の組成物はさらに、生理学的に許容し得る媒体を含有する。この用語は、人間の見かけの(superficial)身体発育に特に適用される毒性のない媒体を意味する。この媒体は有機溶媒、水性溶媒又は混合溶媒であり得る。
前記組成物の生理学的に許容し得る媒体は、一般的に、揮発性溶媒の少なくとも1種からなる。この揮発性溶媒は、特に揮発性有機溶媒、水及びこれらの混合物の中から選択できる。
有機溶媒
本発明の組成物は、周囲温度で揮発性である有機溶媒の少なくとも1種からなる有機相を構成する少なくとも1種の有機溶媒媒体を含有することができる。
周囲温度で揮発性又は不揮発性である有機溶媒としては、下記の溶媒を挙げ得る:
− 周囲温度で液体であるケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン及びアセトン;
− 周囲温度で液体であるアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、2-ブトキシエタノール及びシクロヘキサノール;
− 周囲温度で液体であるグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール及びグリセロール;
− 周囲温度で液体であるプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート及びジプロピレングリコールモノ(n-ブチル)エーテル;
− 短鎖エステル(炭素原子を全部で3〜8個有する)、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸n-ブチル及び酢酸イソペンチル又は酢酸アリール;
− 周囲温度で液体であるアルカン、例えばデカン、ヘプタン、オクタン、ドデカン、シクロヘキサン及びイソデカン;
− 周囲温度で液体であるアルデヒド、例えばベンズアルデヒド及びアセトアルデヒド、並びに
− これらの混合物。
前記の溶媒は、短鎖エステル(炭素を全部で3〜8個有する)、周囲温度で液体であるアルコール及びこれらの混合物の中から選択される。
本発明の組成物はまた、1種又はそれ以上のシリコーン油を一般的には少量、すなわち溶媒相の10重量%未満であることができる量で含有することもできる。これらのシリコーン油は、特に揮発性又は不揮発性の油、例えばジメチコン、フェニルジメチコン、アルキルジメチコン、ジメチコンコポリオール又はシクロメチコンであり得る。
前記の生理学的に許容し得る媒体が十分な量の有機相を含有する場合には、該有機相は組成物の全重量に対して30〜97重量%、特に50〜95重量%の範囲の割合で存在させ得る。
水性相
本発明の組成物はまた、該組成物の連続相を形成できる水性相を構成する少なくとも1種の水性媒体を含有することができる。
水性相は本質的に水からなることができる;水性相はまた、水と及び1種又はそれ以上の水混和性有機溶媒(25℃で50重量%を越える水への混和性)との混合物、例えば炭素原子を1〜5個有する低級モノアルコール、例えばエタノール又はイソプロパノール、炭素原子を2〜8個有するグリコール類、例えばプロピレングリコール、エチレングリコール、1,3-ブチレングリコール又はジプロピレングリコール、C3〜C4ケトン又はC2〜C4 アルデヒドを含有することができる。
水性相(水及び場合によっては水混和性有機溶媒)は、組成物の全重量に対して30〜97重量%、特に50〜80重量%の範囲の割合で存在させ得る。
添加剤
本発明の組成物は、少なくとも1種の添加剤、特に天然又は合成真珠箔剤、非金属顔料、非金属粒子〔支持体として、例えば:ガラス、ポリアクリレート、ポリウレタン又はポリ(ブチレンテレフタレート)を有する〕、天然又は合成繊維及び水溶性又は脂溶性染料の中から選択される追加の着色材料をさらに含有できる。
本発明のネイルメークアップ組成物は、さらに具体的にはマニキュア液組成物である。この組成物は、天然又は合成爪、例えば偽爪に適用できる。
本発明の別の主題は、多層メークアップにおけるベースコートを形成するための前記の組成物の使用である。
メークアップ用キット
本発明の別の主題は、ネイルメークアップ用キットであって、第一の別の態様によると、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物を含有してなり、前記の第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に第一の組成物の全重量に対して2重量%以上、特に3重量%以上の割合の金属光沢をもつ粒子と、第一の組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有するものであり且つ前記の第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであるネイルメークアップ用キットである。
第二の別の態様によれば、本発明の主題は、ネイルメークアップ用キットであって、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物を含有してなり、前記の第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子を含有してなるものであり〔但し、前記の第一の組成物は被膜を形成できるものであり、該皮膜の耐摩耗性(規格 AFNOR NF T30-015に従って測定される重量減少 LW として表される)が5重量%よりも大きい、特に10重量%よりも大きい、さらに具体的には15重量%よりも大きいものである〕且つ前記の第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであるネイルメークアップ用キットである。
目的とするキットの別の態様が何であろうとも、前記の第一の組成物は前記のネイルメークアップ用組成物であることができる。
前記キットの第二の組成物は、具体的な態様によれば、皮膜形成剤(1種又は複数)を第二の組成物の全重量に対して少なくとも15重量%含有する。
前記の皮膜形成剤は、慣用の皮膜形成剤、さらに具体的には有機溶媒に溶解又は分散させることができる皮膜形成重合体であるか、あるいは皮膜形成性ラテックス、特に前記の ラテックスである。これらの皮膜形成剤の選択はまた、前記の第二の組成物の生理学的に許容し得る媒体の性質に従って行われる。本発明のキットの第二の組成物は、皮膜を形成できる追加の薬剤の少なくとも1種、例えば前記の薬剤を含有することができる。
前記の可塑剤及び/又は融合剤は、組成物中に組成物の全重量に対して0.01〜15重量%、特に2〜7重量%の範囲の含有量で存在させることができる。
前記の第二の組成物は、特に前記の増粘剤の中から選択される少なくとも1種の慣用の増粘剤をさらに含有することができる。
第二の組成物に存在させる増粘剤(1種又は複数)の割合は、組成物の全重量に対して0.01〜3重量%の範囲に及び得る。
本発明の第二の組成物の生理学的に許容し得る媒体は、前記の第一の組成物の生理学的に許容し得る媒体に関する場合のように、人間の見かけの身体発育に特に適用できる毒性のない媒体である。この媒体は有機媒体、水性媒体又は混成型の媒体であることができる。該媒体は、一般的に、特に揮発性有機溶媒、水及びこれらの混合物から選択できる少なくとも1種の揮発性溶媒からなる。
前記の第二の組成物に使用できる溶媒の例として、前記の溶媒を挙げ得る。
しかし、勿論、当業者は、第一の組成物の塗布によって生成できる皮膜に第二の組成物を塗布し、次いで乾燥することが前記の皮膜に影響を及ぼさず且つ特害皮膜を溶解しないか又は希釈しないように、この第二の生理学的に許容し得る媒体を選択するのに注意を払うであろう。
水性相(水と場合によっては水混和性有機溶媒)、有機相又はこれら2つの相の全体は、前記の第二の組成物の全重量に対して1〜90重量%、特に5〜60重量%の範囲、特別には15〜40重量%の合計量で存在させ得る。
前記の第二の組成物は、所望のミラー効果の発現を妨げてはならない。
一般的に、本発明のキットの第二の組成物は、半透明又は透明である。
前記の第二の組成物はまた、バルク(bulk)半透明又は透明として説明される。バルク半透明性又は透明性のこの性質は、1cmで任意に設定された厚みを有する層は、可視光線の一部を、散乱させながら通す(バルク半透明組成物)か又は散乱させずに通す(バルク透明組成物)ことを意味する。この場合、光学濃度は10mmの厚みをもつ石英セルを使用することによって測定される。光学濃度の値は1よりも小さくなければならない。
第二の組成物はまた、前記の 第二の生理学的に許容し得る媒体に溶解する染料及び場合によって粉末状化合物の中から選択できる着色材料を含有し得る。
前記の染料は、例えば、スダンレッド、DC Red 17、DC Green 6、β-カロテン、ダイズ油、スダンブラウン、DC 黄色 11、DC Violet 2、DC Orange 5 及びキノリンエローである。
前記の粉末状化合物は、顔料及び/又は真珠箔剤(これらは天然又は合成顔料であり得る)、及び/又はネイルメークアップ用化粧料組成物、例えばマニキュア液に一般的に使用される光輝顔料及び/又は繊維の中から選択できる。前記の顔料は、白色であるか又は着色され得、しかも無機及び/又は有機の顔料であり得る。これらの顔料の中から、カーボンブラック、D & C タイプの顔料、コチニールカルミン基材のレーキあるいはバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウム基材のレーキ、並びにグアニンを挙げ得る。
“真珠箔剤”という用語は、真珠色粒子、特に殻の中である種の軟体動物によって生成されるか又は合成される真珠色粒子を意味する。
前記の光輝顔料及び/又は繊維は、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリ(エチレンテレフタレート) 又はポリウレタン型の物質の中から選択できる。
前記の着色材料は、組成物の全重量に対して0.01%〜10重量%の範囲の含有量で存在させることができる。
この割合は一般的に示されるが、当業者がこれらの化合物の性質及びその濃度が第一の組成物のミラー効果に実質的に影響を及ぼさないように注意を払うであろうということは、明らかに理解される。
本発明のキットの第二の組成物は、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、UV遮断剤、有効成分、界面活性剤、芳香剤、中和剤、安定剤及び酸化防止剤の中から選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含有することができる。
この第二の組成物は、さらに詳しくはメークアップ用のトップコートとして、マニキュア液のトップコートとして使用することを目的とする。しかし、この第二の組成物は、ベースコートとして使用することもできる。この場合、前記の第一の組成物の少なくとも1つの層がその上に重ねられる。
前記の第二の組成物の成分及びこれらの濃度は、当業者が所望のミラー効果を得るための前記の条件を条件として選択できる。特に、これらの成分は、前記の第二の組成物が、塗布後に、十分な耐摩耗性を示す光沢があり且つ接着性皮膜を形成するために選択されるであろう。
本発明の組成物は、化粧品で慣用される調製方法に従って得ることができる。
本発明の別の主題は、前記のキット又は前記のネイルメークアップ用の化粧料組成物の第一の組成物の少なくとも一つの層を調製すべき表面の全体又は一部分に塗布することからなるネイルのメークアップ方法である。
本発明の別の主題は、前記のキットの2種類の組成物のそれぞれの少なくとも一つの層 を塗布することからなるネイルメークアップ方法である。
一般的に、第一の組成物の少なくとも一つの層(実際には2つの層の場合もある)を塗布し、その後にその上に第二の組成物の少なくとも一つの層(実際には2つの層の場合さえある)を重ねる。しかし、これらの組成物の重ね合わせの順序を逆にすることもできる、すなわち最初にベースコートとして第二の組成物の1つの層又は2つの層を付着させ、そして連続して第二の組成物の1つの層又は2つの層を塗布することが好ましい。しかし、この具体的ケースでは、金属層の表面で第二の組成物の1つの層又は2つの層のさらなる塗布を行うことが望ましい。種類の組成物の幾つかの層の重ねあわせを伴うこの塗布方法は、金属層の平滑化、特に光沢及び/又は定着の点でこのようにして得られるメークアップの性質を高めるのに特に都合がよい。
前記の第一の組成物は、爪のメークアップすべき表面に均一に又は不均一に、すなわち不連続的、特に明瞭な又は不鮮明な輪郭をもってランダム又は規則的な様式で分布する対称又は非対称幾何学的模様の形で(例えば、点、四角、輪又は星の形で)塗布できる。
前記の第一の組成物の塗布後に、固体皮膜が得られるまで十分な時間放置した後に、第二の組成物を塗布することが好ましい。
前記の第二の組成物は、例え第一の組成物によって形成される皮膜に第二の組成物を塗布できるとしても一般的にメークアップすべき表面全体に均一に塗布される。
本発明の方法において、メークアップすべき前記の支持体は天然爪又は合成爪である。
本発明の別の主題は、前記の方法によって得ることができるメークアップからなるメークアップ支持体である。前記の支持体は、特にネイルメークアップ用アクセサリー、特に偽爪である。
以下に示す実施例は例として示すものであり且つ本質的に限定されることなく示す。
実施例1マニキュア液の実施例
下記の組成物を慣用の方法に従って調製した:
a) ミラー効果をもつベースコートを形成するための組成物
− Siberline社からStarbrite 1200 EAC(登録商標)という
名前で販売されているアルミニウム粒子の分散物 40 g
− 酢酸酪酸セルロース(皮膜形成剤) 4 g
− Bentone (レオロジー剤) 0.5 g
− 酢酸エチル (溶媒) 100 gにする必要量
Starbrite 1200 EAC(登録商標)は、乾燥物20重量%と酢酸エチル80%とからなる製品である。
b) トップコート
− 酢酸酪酸セルロース(皮膜形成剤) 15 g
− エチルトシルアミド(可塑剤) 3 g
− ジメチコン 0.2 g
− エチルアルコール 100 gにする必要量

ミラー効果をもつベースコートを形成するための組成物を、メークアップが施されていない爪に単一層の形で連続的に塗布した。乾燥後に、顕著なミラー効果を示すメークアップ皮膜が得られた。
次いで、前記のベースコートによって形成された皮膜に、第二の組成物を塗布する。乾燥後に、顕著なミラー効果を有するメークアップであって、非常に光沢があり且つ十分な耐摩耗性を示すメークアップが得られた。

Claims (48)

  1. ネイルメークアップ用組成物であって、生理学的に許容し得る媒体中に、前記組成物の全重量に対して2重量%以上の割合の金属光沢をもつ粒子と、前記組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有してなることを特徴とするネイルメークアップ用組成物。
  2. ネイルメークアップ用組成物であって、生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子と前記組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有してなり且つ前記組成物が被膜を形成できるものであり、該皮膜の耐摩耗性(規格 AFNOR NF T30-015に従って測定される重量減少 LW として表される)が5重量%よりも大きいものであることを特徴とするネイルメークアップ用組成物。
  3. 前記皮膜の耐摩耗性が10重量%よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  4. 前記皮膜の耐摩耗性が15重量%よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 前記の金属光沢をもつ粒子を前記組成物の全重量に対して2重量%以上の割合で存在させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 金属光沢をもつ粒子の全割合が前記組成物の全重量に対して5重量%以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 金属光沢をもつ粒子の全割合が前記組成物の全重量に対して7重量%以上であることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. 金属光沢をもつ粒子の全割合が前記組成物の全重量に対して70重量%以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 金属光沢をもつ粒子の全割合が前記組成物の全重量に対して20重量%以下であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 金属光沢をもつ粒子の全割合が前記組成物の全重量に対して10重量%以下であることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 前記の金属光沢をもつ粒子が:
    − 少なくとも1種の金属の粒子及び/又は少なくとも1種の金属誘導体の粒子、
    − 少なくとも1種の金属及び/又は少なくとも1種の金属誘導体からなる金属光沢をもつ少なくとも1つの層で少なくとも部分的に被覆されている単一物質又は多種の物質及び有機又は無機支持体からなる粒子、及び
    − 前記粒子の混合物
    の中から選択されるものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 前記の金属がAg、Au、Cu、Al、Zn、Ni、Mo、Cr及びこれらの混合物又は合金の中から選択されるものであることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
  13. 前記の金属誘導体が酸化チタン、特にTiO2 、酸化鉄、特にFe2O3 、酸化スズ、酸化クロム並びに次の化合物MgF2 、TiCl4 、CrF3 、ZnS、ZnSe、Al2O3 、MgO、SeO3 、ZrO2及びMoS2並びにこれらの混合物又は合金の中から選択されるものであることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
  14. 前記の支持体が金属、金属誘導体、ガラス、セラミックス、アルミナ、シリカ、ケイ酸塩、特にアルミノケイ酸塩及びホウケイ酸塩、合成マイカ、例えばフルオロフロゴパイト、並びにこれらの混合物の中から選択されるものであることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
  15. 支持体からなる前記の粒子が2層構造又は多層構造をもつものであることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 前記の金属光沢をもつ粒子が平板状のものであることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 前記の金属光沢をもつ粒子が小さな板状物の形で提供されるものであることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 前記の金属光沢をもつ粒子が8以上の形状係数をもつものであることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 前記の金属光沢をもつ粒子が15以上の形状係数をもつものであることを特徴とする請求項18記載の組成物。
  20. 前記の金属光沢をもつ粒子が その最も大きい外形寸法で25μm以下の平均寸法をもつものであることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 前記の金属光沢をもつ粒子が その最も大きい外形寸法で10μm以下の平均寸法をもつものであることを特徴とする請求項20記載の組成物。
  22. テキスチャー付与剤の全割合が前記組成物の全重量に対して10重量%以下であることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. テキスチャー付与剤の全割合が前記組成物の全重量に対して2重量%以上であることを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 前記のテキスチャー付与剤が皮膜形成剤、樹脂、皮膜を形成できる別の薬剤、増粘剤及びこれらの混合物であることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載の組成物。
  25. 前記の皮膜形成剤が少なくとも1種の皮膜形成重合体からなるものであることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
  26. 前記の皮膜形成重合体がラジカル重合体、重縮合物及び天然起源の重合体からなる群の中から選択されるものであることを特徴とする請求項25に記載の組成物。
  27. 皮膜形成重合体の全割合が前記組成物の全重量に対して0.1〜15重量%の間で変化させることができることを特徴とする請求項25又は26に記載の組成物。
  28. 前記の増粘剤が非水性相用増粘剤、疎水性シリカ、変性されていてもよいクレー及び多糖アルキルエーテル並びに水性相用増粘剤、水性ゲル化重合体及びクレーからなる群の中から選択されるものであることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
  29. 増粘剤の割合が前記組成物の全重量に対して5重量%以下であることを特徴とする請求項24又は28に記載の組成物。
  30. 少なくとも1種の有機溶媒媒体及び/又は少なくとも1種の水性媒体を含有してなるものである請求項1〜29のいずれか1項に記載の組成物。
  31. 前記の媒体が少なくとも1種の揮発性溶媒を含有するものであることを特徴とする請求項30に記載の組成物。
  32. 前記の組成物が少なくとも1種の添加剤、特に天然又は合成真珠箔剤、非金属顔料、非金属粒子、天然又は合成繊維及び水溶性又は脂溶性染料の中から選択される追加の着色材料をさらに含有するものであることを特徴とする請求項1〜31のいずれか1項に記載の組成物。
  33. 多層メークアップにおいてベースコートを形成するための請求項1〜32のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  34. ネイルメークアップ用キットであって、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物とを含有してなり、前記第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に第一の組成物の全重量に対して2重量%以上の割合の金属光沢をもつ粒子と、第一の組成物の全重量に対して15重量%以下の割合のテキスチャー付与剤の少なくとも1種又は混合物とを含有するものであり且つ前記第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであることを特徴とするネイルメークアップ用キット。
  35. 前記の第一の組成物が請求項5〜32のいずれか1項に記載の組成物であることを特徴とする請求項34に記載のキット。
  36. ネイルメークアップ用キットであって、別々の容器に第一の組成物と第二の組成物とを含有してなり、前記第一の組成物が第一の生理学的に許容し得る媒体中に金属光沢をもつ粒子を含有してなるものであり〔但し、前記第一の組成物は被膜を形成できるものであり、該皮膜の耐摩耗性(規格 AFNOR NF T30-015に従って測定される重量減少 LW として表される)が5重量%よりも大きいものである〕且つ前記第二の組成物が前記第一の組成物と異なる組成物であって、第二の生理学的に許容し得る媒体中に第二の組成物の全重量に対して少なくとも10重量%の少なくとも1種の皮膜形成剤を含有してなるものであることを特徴とするネイルメークアップ用キット。
  37. 前記の第一の組成物が請求項2〜32のいずれか1項に記載の組成物であることを特徴とする請求項36に記載のキット。
  38. 前記の第二の組成物が該第二の組成物の全重量に対して少なくとも15重量%の皮膜形成剤を含有するものであることを特徴とする請求項34〜37のいずれか1項に記載のキット。
  39. 前記の第二の組成物が少なくとも1種の増粘剤をさらに含有するものであることを特徴とする請求項34〜38のいずれか1項に記載のキット。
  40. 前記の第二の生理学的に許容し得る媒体が少なくとも1種の有機溶媒媒体及び/又は少なくとも1種の水性媒体からなるものであることを特徴とする請求項34〜39のいずれか1項に記載のキット。
  41. 前記の第二の組成物が半透明又は透明であることを特徴とする請求項34〜40のいずれか1項に記載のキット。
  42. 前記の第二の組成物が前記の第二の生理学的に許容し得る媒体に溶解する染料 及び粉体化合物、例えば少なくとも1種の顔料及び/又は少なくとも1種の真珠箔剤及び/又は少なくとも光輝顔料及び/又は少なくとも繊維の中から選択される着色材料の少なくとも1種を含有するものであることを特徴とする請求項34〜41のいずれか1項に記載のキット。
  43. 前記の第二の組成物が展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、UV遮断剤、有効成分、界面活性剤、芳香剤、中和剤、安定剤及び酸化防止剤からなる群の中から選択される添加剤の少なくとも1種をさらに含有するものであることを特徴とする請求項34〜42のいずれか1項に記載のキット。
  44. メークアップすべき表面の全体又は一部分に請求項1〜32のいずれか1項に記載の組成物の少なくとも1つの層を塗布することからなることを特徴とするネイルメークアップ方法。
  45. メークアップすべき表面に請求項34〜43のいずれか1項に記載のキットの2種類の組成物のそれぞれの少なくとも一つの層を塗布することからなることを特徴とするネイルメークアップ方法。
  46. メークアップすべき表面が天然又は合成爪であることを特徴とする請求項44又は45に記載の方法。
  47. 請求項44〜46のいずれか1項に記載の方法によって得られるメークアップからなるメークアップされた合成支持体。
  48. 偽爪からなるものである請求項47に記載のメークアップされた合成支持体。
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