JP2004352562A - ガラスの着色方法 - Google Patents

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貴志 山手
Hiroyuki Tamon
宏幸 多門
Shinji Nishikawa
晋司 西川
Kentaro Tsutsumi
憲太郎 堤
Kohei Sumino
広平 角野
Tomoko Akai
智子 赤井
Masaru Yamashita
勝 山下
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Abstract

【課題】レーザビームを照射してガラスを着色させる場合に、レーザビームの照射によって着色した着色部にクラックを発生させず、また該着色部を脱落させないガラスの着色方法を提供する。
【解決手段】銀イオンを含有したガラス表面にレーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のガラス表面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とするガラスの着色方法である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザビームを照射することでガラスを着色するガラスの着色方法に関する。更に、本発明のガラスの着色方法を用い、ガラス表面にレーザビームを走査することでガラスを着色し、着色部によりガラス表面に描画およびマーキングを行ったガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体にレーザ光を照射してマーキングを行うレーザマーキング法については、例えば、特許文献1および特許文献2にて知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液晶またはプラズマディスプレイパネルのガラス基板等の工業製品へ日付や製造番号等の情報を持つ文字、数字、バーコード等をマーキングするマーキング方法が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、レーザ光による熱が照射後にも被加工物に残り、次に、この高温になった部分にマーキングを行うと、先に形成した部分と大きさや形状が異なったマーキングになって、形成された文字、図形若しくは記号の視認性が悪くなる、言い換えれば、見難くなるといった問題があった。
【0004】
また、特許文献2には、工場出荷品の包装やラベル等の記録体の表面に入力される商品名、ロット番号、バーコード等任意のパターンを炭酸ガスレーザでマーキングする方法が開示されている。しかしながら、特許文献2に記載のレーザマーキング方法においては、比較的高エネルギー密度のレーザ光が記録体に損キズを与え、レーザマーキングされた文字、図柄等が脱落する、製品表面にキズがつく等の問題があった。
【0005】
特許文献1および特許文献2に記載の方法は、ガラス等の材料に文字、図柄等をレーザマーキングする方法であるが、レーザ光を集光させたことによる熱で、マーキングした文字や図形が歪む、材料が損キズを受ける問題があった。特にガラス材料では、ガラスにクラックが発生する。甚だしい場合はレーザを照射した部位が脱落する等の問題があった。
【0006】
また、通常、着色ガラスは、遷移金属を着色源としてガラス原料に添加することで、遷移金属イオンにより着色されている、また、着色膜付きガラスは、無機顔料または金属酸化物をシリカ、チタニア等の透明マトリックスに分散させた着色膜をコートして製造される。この様に、着色ガラスおよび着色膜付きガラスは、遷移金属イオンまたは金属酸化物等金属によって、着色されているので、リサイクルすることが難しい。すなわち、溶融しても色が残り、色の違うガラスは同じ溶融窯で溶融することができずリサイクルできない。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−178173号公報
【特許文献2】
特許第3282094号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
銀イオンを含有したガラス表面、言い換えれば銀イオン含有ガラスの表面にレーザビームを照射して、銀イオンを凝集させた銀微粒子を析出させれば、析出した銀微粒子のコロイド共鳴吸収により、銀微粒子が析出した面、あるいは反対側の面から見て、銀微粒子析出部が褐色または茶色に呈色する。例えば、フロート法によって製造した板ガラスのボトム面にイオン交換法によって銀イオンを含有させ、そこにレーザビームを照射すると、銀イオンを凝集させた銀微粒子が析出し、析出した銀微粒子のコロイド共鳴吸収により、銀微粒子が析出した面、あるいは反対側の面から見て、銀微粒子析出部が褐色または茶色に呈色する。
【0009】
即ち、銀イオン含有ガラスに、レーザ発振器から発光したレーザ光をレーザビームにして照射することで、銀イオンを凝集させた銀微粒子が析出する際に、銀微粒子が析出した部位は、ガラスが急激に加熱され膨張することで、ガラス面より隆起した着色部が形成する。このレーザビームのエネルギーが高密度でありすぎると、形成した着色部にクラックが発生すること、および着色部が脱落することがあった。
【0010】
レーザビームを照射してガラスを着色させる場合に、レーザビームの照射によって着色した着色部にクラックを発生させず、また該着色部を脱落させないガラスの着色方法を提供することが本発明の課題である。
【0011】
更に、レーザビームを走査することで、前記着色部により描画およびマーキングし、微細な書き込みが行ったガラスの着色方法を提供することが、本発明の課題である。
【0012】
更に、本発明の着色方法で着色したガラスを消色する方法を提供することが本発明の課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、銀イオンを含有したガラス表面にレーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のガラス表面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とするガラスの着色方法である。
【0014】
更に、本発明は、銀塩を加熱溶解してなる銀溶融塩中に浸漬することによって銀イオンを含有したガラス表面に、レーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のガラス表面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とする上記のガラスの着色方法である。
【0015】
更に、本発明は、フロート法によって製造した板ガラスのボトム面に銀イオンを含有させた後にレーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のボトム面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とする上記のガラスの着色方法である。
【0016】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法であって、レーザビームに使用するレーザ光の種類が赤外光、近赤外光、可視光、または紫外光であることを特徴とするガラスの着色方法である。
【0017】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法であって、前記レーザ光を発振するレーザ発振器が炭酸ガスレーザ発振器、YAGレーザ発振器、UVパルスレーザ発振器またはグリーンパルスレーザ発振器であることを特徴とするガラスの着色方法である。
【0018】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法であって、銀イオンを含有したガラスの表面に、ガルバノメータでレーザビームを走査し銀イオンを凝集させた銀微粒子により着色された隆起してなる着色部によって着色することを特徴とするガラスの着色方法である。
【0019】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法であって、レーザビームの走査中に、水平方向および/または垂直方向に移動可能なステージによって、銀イオンを含有したガラスを移動させ、銀イオンを凝集させた銀微粒子により着色された隆起してなる着色部によって着色することを特徴とするガラスの着色方法である。
【0020】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法によって、着色されていることを特徴とするガラスである。
【0021】
更に、本発明は、上記のガラスの着色方法によって、文字、図柄、またはバーコードが描画されていることを特徴とするガラスである。
【0022】
更に、本発明は、上記のガラスを、軟化点以上に加熱することによって着色部を消色する方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】
始めに、レーザビームを照射してガラスを着色させる場合に、レーザパルスによって着色した着色部にクラックを発生せず、また着色部が脱落しない本発明のガラスの着色方法について説明する。
【0024】
銀塩を加熱溶解させた銀溶融塩に浸漬させ、ガラス内部のナトリウムイオンと溶融塩の銀イオンをイオン交換した銀イオン含有ガラスは透明であるが、該ガラスに高エネルギーのレーザビームとして照射することによって、表面に銀微粒子を凝集させれば、銀微粒子のコロイド共鳴吸収により、銀微粒子が析出した面、あるいは反対側の面から見て、銀微粒子析出部が褐色または茶色に呈色する。銀イオン含有ガラスとして、例えば、モル%で表して、銀塩としての硝酸銀、20%、硝酸ソーダ、80%の組成からなる混合物を350℃に加熱し溶解させた銀溶融塩にガラス基板を浸漬し、15分間、イオン交換したガラスを用いることができる。
【0025】
また、銀塩を加熱溶解させた銀溶融塩中に、スズイオン、セリウムイオン、銅イオン等の還元性イオンを与える金属塩等の金属化合物を添加すると、銀溶融塩中に浸漬することで、ガラス中に還元性イオンが含有され着色が促進されるので、添加することが好ましい。これは、銀イオンを含有したガラス面に含有する還元イオンが還元剤となって、銀粒子の生成を促進したためと思われる。尚、金属化合物としては、金属スズ、即ち、Sn、酸化スズ、即ち、SnO、金属銅、即ち、Cu、硝酸銅、即ち、Cu(NO)・3H0、硝酸セリウム、即ち、Ce(NO・3H0、Ce(NO、および塩化セリウム、即ち、CeCl等が挙げられる。
【0026】
また、フロート法によって製造した板ガラスのボトム面に前述のイオン交換法で銀イオンを含有させた場合、トップ面に含有させた場合と比較して、レーザビームを照射した際に光学濃度が大きい濃い着色が得られる。例えば、トップ面に銀イオンを含有させ、ビーム径2mmφ、繰返し周波数25kHz、パルスエネルギーが0.8mJ〜1.1mJの炭酸ガスレーザビームを照射した場合、照射部の着色は無色〜薄茶色であり、可視光透過率は、84%〜89%であった。一方、ボトム面に銀イオンを含有させ、同様の炭酸ガスレーザビームを照射した場合、照射部の着色は薄茶色〜褐色で、可視光透過率は、62%〜86%であった。これは、ボトム面に含有するスズが還元剤となって、銀粒子の生成を促進したためと思われる。
【0027】
尚、トップ面とは、透明板ガラスを製造するとき、フロートバス内の溶融金属スズの上に浮かんだ溶融ガラスが自らの表面張力で形成した面である。一方、ボトム面とは、溶融ガラスが溶融金属スズと接触してその自由表面をうつしとった面である。
【0028】
レーザビーム照射によって、照射部のガラスが急激に加熱される際、体積膨脹を起こし前述の着色部として隆起する。着色部の隆起の大きさは、例えば、ビーム径、2mmφで繰返し周波数、25kHz、パルスエネルギーが、0.8mJ〜1.1mJの炭酸ガスレーザビームを照射した場合、広がりが、約0.2mmで、高さが、1nm〜100nm程度である。
【0029】
照射したレーザビームのパルスエネルギーを大きくするに連れて、ガラス表面よりの着色部の隆起は高くなるが、隆起の高さが、50nmより高くなると着色部にクラックが発生し始め、100nmより高くなると着色部が脱落することさえあった。前記クラックは、レーザビームの照射によりガラスが急激に加熱された後、レーザビーム照射終了後に雰囲気、言い換えれば大気により急冷されることに伴う局所的な体積膨脹および収縮が原因となって発生する。
【0030】
即ち、着色部の隆起の高さを、ガラス表面より、100nm以下、好ましくは、50nm以下になるようにレーザビームのビーム径、パルスエネルギー等の照射条件を調整することによって、着色部にクラックが発生することを抑制できる。
【0031】
尚、本発明における着色部の隆起の高さは、ガラス表面より1nm以上である。1nmより低いと、レーザビーム照射により銀イオンが凝集し銀微粒子が析出する効果が小さく着色が得られない。
【0032】
本発明のガラスの着色方法において、ガラス表面よりの着色部の隆起の高さは、表面粗さ計を用いて測定する。測定原理は、JIS B 0651、JIS B 0601(1982)に準ずる。
【0033】
また、銀イオン含有ガラス全体を、加熱炉等で300℃以上、軟化点以下の温度に輻射加熱すると銀イオン含有部全体が着色するが、着色部による微細な書き込みは行えない。一方、レーザビームを照射することは照射部を、銀イオン含有ガラス中の銀イオンを凝集させて銀微粒子を析出させた部分的に着色可能となる。更に、レーザビームをガラスに対して走査し着色することで微細な描画が可能となる。
【0034】
次いで、本発明のガラスの着色方法を実施するためのレーザビームの種類、レーザ発振器、レーザビームの操作方法について説明する。
【0035】
本発明のガラスの着色方法に使用するレーザ描画装置を構成するレーザ発振器には、連続的にレーザ光を発光する連続レーザ発振器、パルス状にレーザ光を発光するパルスレーザ発振器のどちらを用いても構わない。本発明のガラスの着色方法においては、高出力レーザ発振器である、炭酸ガスレーザ発振器、YAGレーザ発振器(イットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザ発振器の略である)、UVパルスレーザ発振器またはグリーンパルスレーザ発振器等が好適に用いられる。尚、YAGレーザ発振器はイットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザ発振器の略であり、UVパルスレーザ発振器は紫外光レーザ発振器の略である。
【0036】
また、本発明のガラスの着色方法に用いるレーザ光の種類には、赤外光、近赤外光、可視光または紫外光が挙げられ、波長100nm以上、1mm(10nm)以下の光が好適に使用できる。
【0037】
本発明のガラスの着色方法において、レーザビームの照射にガルバノメータミラーを使用すると、ガルバノメータミラーによってレーザビームを自在に走査し連続した着色部により精緻描画が行える。ガルバノメータミラーは、向きを変えることが可能な複数のミラー、通常、Xミラー、Yミラーからなり、向き、即ち、ミラーの角度を変えてレーザ光のビームを自在に振ることが可能であり、Xミラー、Yミラーの角度を制御しつつ操作調整し、光軸を振って対象物であるガラスへのレーザビームの照射位置を移動させて、言い換えれば走査して、精度よくガラスを着色することができ、結果としてガラスに文字、図柄またはバーコード等が描画できる。
【0038】
例えば、ガラスに製造番号、製造日、メーカー名等の文字情報、または1次元および2次元バーコード等を容易に書き込むことができるばかりでなく、レーザ光を絞り込むことで、1mmの間隔内に数10本以上の線を書き込むことのできる分解能を要し、精緻描画が行える。
【0039】
尚、本発明のガラスの着色方法において、水平方向および/または垂直方向に移動可能なステージ、例えば、照射面に対し水平方向に移動可能なX−Y軸ステージと垂直方向に移動可能なZ軸ステージにレーザビームを照射する銀イオン含有ガラスをセットすれば、高速でレーザビームを走査する際、ガラスを移動させることによりガラスの着色を効率よく行うことができる。また、移動可能なステージに取り付けられたガラスを一定間隔で移動させた後、静止させて、前述のガルバノメータミラーによりレーザ光を走査してガラスを着色して描画を行うことで、等間隔で複数描画することができる。
【0040】
次いで、本発明のガラスの着色方法に用いられるレーザ描画装置の好ましい態様について図を用いて、詳細に説明する。
【0041】
図1は、レーザ光の焦点位置の制御に自動焦点レンズおよび対物レンズを用いた本発明で使用するレーザ描画装置の一例の説明図である。
【0042】
図1に示すレーザ発振器1は、炭酸ガスレーザ発振器、または、紫外、即ち、UVパルスレーザ発振器である。UVパルスレーザ発振器には、通常、音響光学変調器(以下、AOMと略する)または電気光学変調器(以下、EOMと略する)からなる光変調器が、通称、Qスイッチとして既に組み込まれている。
【0043】
自動焦点レンズ2および対物レンズ3のうち、自動焦点レンズ2を光軸上で動かすことによって、ターゲット6である銀イオン含有ガラス6の照射面におけるレーザビーム径を制御する。
【0044】
炭酸ガスレーザ発振器、またはUVパルスレーザ発振器より発光させたレーザビームは、自動焦点レンズ2、次いで対物レンズ3を通過した後、ガルバノメータミラーであるXミラー4およびYミラー5により反射し、その後、ターゲット6である銀イオン含有ガラス6に照射させて、該銀イオン含有ガラス6へのレーザビーム照射部を着色する。前記銀イオン含有ガラス6の着色は、照射面に対し水平方向に移動可能なX−Y軸ステージと垂直方向に移動可能なZ軸ステージからなるXYZ軸ステージ7に載せて、ステージ7を移動させつつ銀イオン含有ガラス6上にレーザ光を走査させて行える。
【0045】
コンピュータ8に入力したデジタルコマンドデータは、スキャニングコントローラー9に受信されて、スキャニングコントローラー9が、自動焦点レンズ2、ガルバノメータミラーであるXミラー4およびYミラー5の動作を制御しつつ駆動させ、銀イオン含有ガラス6上のレーザビームの照射位置を移動させる。尚、銀イオン含有ガラス6へのレーザビーム照射による着色部により、微細な書き込みが可能で、書き込み内容は、前記デジタルコマンドデータを変更することで、容易に変えられる。
【0046】
図2は、レーザ光の焦点位置の制御にfθレンズを用いた本発明に使用するレーザ描画装置の一例の説明図である。
【0047】
レーザ発振器1である、グリーンパルスレーザ発振器により発光したレーザ光は、レーザビームとしてスイッチング素子であるAOM10を通過した後、ガルバノメータミラーであるXミラー4およびYミラー5により反射し、fθレンズ11を透過した後、ターゲット6である銀イオン含有ガラス6に照射させて、該銀イオン含有ガラス6へのレーザ光照射部を着色する。fθレンズ11は、ガルバノメータミラーによって走査されるレーザビームをターゲット6である銀イオン含有ガラス6に集光する。
【0048】
該銀イオン含有ガラス6の着色は、照射面に対し水平方向に移動可能なX−Y軸ステージと垂直方向に移動可能なZ軸ステージからなるXYZ軸ステージ7によって、ステージ7を移動させつつ、該銀イオン含有ガラス6上にレーザビームを走査させて行うこともできる。
【0049】
コンピュータ8に入力したデジタルコマンドデータは、スキャニングコントローラー9に受信され、スキャニングコントローラー9がAOM10とガルバノメータミラーであるXミラー4およびYミラー5の動作を制御しつつ駆動させ、銀イオン含有ガラス6上のレーザビームの照射位置を移動させる。尚、ターゲット6である銀イオン含有ガラス6へのレーザ光による書き込み内容は、前記デジタルコマンドデータを変更することで、容易に変えられる。
【0050】
次いで、前述のレーザ描画装置で使用する光変調器について説明する。
【0051】
尚、本発明のガラスの着色方法に使用するレーザ描画装置の構成する光変調器は、スイッチング素子としての役割を果たす。すなわち、レーザビームの進行方向を変えるか、遮蔽と透過を切り替えることで、加工物に対してレーザビームの照射のON/OFFを正確に制御する。ON/OFFを行うことで、文字、作画が非連続となり様々な描画に対応する。光変調器には、AOM10または電気光学変調器EOMのいずれを用いても構わない。
【0052】
AOM10は、ONの状態では、無線周波数域のRF波を超音波に変える圧電素子、すなわち、トランスデューサにより石英ガラスに超音波を伝搬させ、 石英ガラスの密度揺らぎにより回折格子を形成してレーザビームを回折させ、その光路を変化させる、OFFの状態では、レーザビームを石英ガラス内に直進させるスイッチング素子である。
【0053】
EOMは、レーザビームに電圧を掛け偏光方向を変えることで、偏光板によりレーザビームを通過または遮蔽させるスイッチング素子である。
【0054】
次いで、前述のレーザ描画装置で使用する自動焦点レンズ2と対物レンズ3、fθレンズ11について説明する
本発明のガラスの着色方法に使用するレーザ描画装置を構成する、自動焦点レンズ2と対物レンズ、またはfθ11レンズは、ガルバノメータミラーによって円弧状に走査されたレーザビームの焦点位置を補正し、平面上に集光させ描画の解像度を上げる役割を果たす。
【0055】
次いで、本発明のガラスの着色方法で使用するのに好適なレーザ描画装置について説明する。
【0056】
図3は、本発明のガラスの着色方法で使用するガラスの高速移動にXYZ軸ステージを用いたレーザ描画装置の一例の説明図である。
【0057】
図3に示すように、照射面に対し水平方向に移動可能なX−Y軸ステージと垂直方向に移動可能なZ軸ステージからなるXYZ軸ステージ7によって、ステージ7を移動させつつ、該銀イオン含有ガラス上にレーザビームを走査させる。
【0058】
レーザ装置は、炭酸ガスレーザ1、ミラー12、XYZ軸ステージ7、対物レンズ13、およびコンピュータ8から構成する。XYZ軸ステージ7は、X方向、Y軸方向、2軸自動制御のサーフェイス・スライダー14と手動Z軸ステージ15を組み合わせ、その上にサンプルホルダー16を搭載した。サーフェイス・スライダー14は、圧縮空気でベース上に浮上したスライダー17の動作を図示しないリニアモーターによって制御する。停止したスライダー17は設定速度になるまでX軸方向に加速され、設定速度で所定距離を移動した後、減速して停止する。板ガラスの全面着色は、スライダーをX軸方向とY軸方向交互に移動することによって行える。
【0059】
尚、本発明の着色方法により着色されるガラスは、銀イオン含有ガラス6である。該銀イオン含有ガラス6は、例えば、銀塩としての硝酸銀および硝酸ナトリウムの混合物を加熱溶解させてなる銀溶融塩に浸漬させて、ガラス内部のナトリウムイオンと銀イオンとをイオン交換させて、ガラス中に銀イオンを含有させて得られ透明である。該銀イオン含有ガラス6はレーザビームを照射することで着色され、ガラス面側から見た透過色と照射面側から見た反射色は、茶色〜褐色となる。
【0060】
本発明のガラスの着色方法は、従来のガラスのマーキング方法であるレーザの集光部にクラックを生じさせることに比べ、ヘーズが小さく、ガラスにダメージを与えることなく耐久性に優れるとともに照射していない部分とのコントラストに優れ、本発明に用いるレーザ描画装置の精緻描画により、記録媒体にも適用できる可能性がある。
【0061】
次いで、本発明のガラスの着色方法について、用いるレーザ光の違いによる作用の違いについて説明する。
【0062】
紫外光レーザは可視光レーザよりも照射径が小さく、レーザビームを走査した際のトレースラインの線幅をより細くし、一層の精緻描画が可能である。
【0063】
一方、可視光は一般的にガラスを透過するので、感光材を含有するガラスは、可視光レーザによって内部を着色することができる。
【0064】
また、赤外光はガラスに吸収されるので、感光剤を含有するガラスは、赤外光レーザによって表面を着色することができる。赤外光レーザは一般的に高出力であり、スポット径が大きいため、大面積のガラスを高速で着色することができる。
【0065】
レーザの種類は、ガラスの光透過性と吸収性を勘案して適宜最適なタイプを選択することが好ましい。
【0066】
レーザビーム照射によって着色した銀イオン含有ガラス6を軟化点以上に加熱することによって、表面に凝集してできた着色部中の銀微粒子がガラス内部に拡散し消色する。本発明に使用する銀イオン含有ガラス6の銀イオンは、ガラス表面に極微量、存在しているだけなので、着色させたガラス部位は軟化点以上に加熱し加熱溶融させると無色透明に戻るので、着脱色のリサイクルが容易である。
【0067】
尚、本発明に使用する銀イオン含有ガラス6は、板ガラスに限らず瓶ガラスでもよく形状は問わない。
【0068】
【実施例】
レーザ発振器1に炭酸ガスレーザ発振器を装着した図3に示すレーザ描画装置を用い、銀イオン含有ガラス6の着色を行った。
【0069】
該銀イオン含有ガラス6は、板厚、5mm、サイズ、100mm角の組成、SiO、72wt%、NaO、16wt%、CaO、10wt%、Al、2wt%のフロート法によるソーダライムシリケートガラス基板を用い、AgNOとNaNOをモル比1:4で混合し温度350℃とし加熱溶解させてなる銀溶融塩に15分間浸漬し、ガラス表面のNaイオンを銀イオンとイオン交換することで作製し、無色透明である。
【0070】
次いで、ターゲット6である銀イオン含有ガラス6を、サンプルホルダー16に取り付けた。
【0071】
炭酸ガスレーザ発振器より、波長、10600nm、繰り返し周波数、25kHz、パルスエネルギー、0.81mJから1.06mJで発振させたレーザ光の光径を対物レンズ13により絞って、ビーム径、2mmφのレーザビームとし、サンプルホルダーに取り付けた板厚、5mm、サイズ、100mm角のターゲット6である前記銀イオン含有ガラス6の表面に線間隔、500μm、走査速度、800mm/secで走査し、走査部に黄色〜茶色に着色したサイズ、10mm×80mmの長方形を描画した。
【0072】
トップ面またはボトム面に銀イオンを含有する銀イオン含有ガラス6にパルスエネルギーを変えて炭酸ガスレーザを照射したときの着色部のサイズ、クラックの有無、色、および可視光透過率Tv%とヘーズH%の結果を表1に示す。
【0073】
表1に示すように、銀イオン含有ガラス6は、イオン交換面がフロート法によるガラスのトップ面とボトム面のどちらでも、炭酸ガスレーザを照射することによって黄色または茶色に着色した。しかしながら、パルスエネルギーが同レベルの場合、着色はトップ面に比較してボトム面の方が濃く、Tv%で示した可視光透過率が小さかった。パルスエネルギーが大きくなるにつれて、着色部の広がり(幅)は、0.14mm〜0.25mmであり変化は少ないが、着色部の高さは5nmから71nmへと次第に高くなった。着色部の高さが、50nm未満の場合、着色部にクラックは発生しなかったが、着色部の高さが50nm以上では、クラックが発生し、クラックの発生が多くなる100nm以上では、着色部が脱落することがあった。
【0074】
【表1】
Figure 2004352562
【0075】
着色部の高さは、表面粗さ計として高精度微細形状測定器(小坂研究所製、、型番、Surefcorder ET4000A)を用い、測定原理は、JIS
B 0651、JIS B 0601(1982)に準じて求めた。
【0076】
可視光透過率は、分光光度計(日立製作所製、U−4000型自記)で波長340〜1800nmの間の透過率を測定し、JIS R 3106(1998)に準拠して求めた。
【0077】
このようにして、着色した該ガラス6をソーダライムシリケートガラスの軟化点以上に加熱し溶融させたところ全面消色した。
【0078】
【発明の効果】
本発明のガラスの着色方法は、レーザビーム照射によって着色可能な銀イオン含有ガラスの表面に精度よくレーザビームを照射して着色する方法であり、着色部の隆起の高さを、ガラス表面より、100nm以下、好ましくは50nm以下としたことで、着色部にクラックを発生せず、着色部が脱落することがない。更に、銀イオン含有ガラスを本発明で用いたレーザ描画装置により部分的に着色することによって、ガラスに文字、図柄またはバーコード等が、精緻描画できる。
【0079】
また、本発明のガラスの着色方法は、レーザビームの照射により銀イオン含有ガラスを着色させるので、エネルギーロスが少なく実生産においてタクトタイムが短く経済生産に優れる。例えば、本発明に用いたレーザ描画装置は、前記ガラス全面にレーザビームを高速スキャンニングしつつ走査することでガラス全面を着色することができる。特に、レーザ発振器に炭酸ガスレーザ発振器を用いた場合は、レーザビーム照射によって透明なガラスを短時間で黄色〜褐色に着色することが可能となり、大面積の板ガラスを短時間で着色させられる。
【0080】
本方法で着色された銀イオン含有ガラスは軟化点以上に加熱し溶融すると着色部が無色透明に戻るので、リサイクルが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ光の焦点位置の制御に自動焦点レンズおよび対物レンズを用いた本発明で使用するレーザ描画装置の一例の説明図である。
【図2】レーザ光の焦点位置の制御にfθレンズを用いた本発明で使用するレーザ描画装置の一例の説明図である。
【図3】本発明のガラスの着色方法で使用するガラスの高速移動にXYZ軸ステージを用いたレーザ描画装置の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器
2 自動焦点レンズ
3 対物レンズ
4 Xミラー
5 Yミラー
6 ターゲット(銀イオン含有ガラス)
7 XYZ軸ステージ

Claims (10)

  1. 銀イオンを含有したガラス表面にレーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のガラス表面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とするガラスの着色方法。
  2. 銀塩を加熱溶解してなる銀溶融塩中に浸漬することによって銀イオンを含有したガラス表面に、レーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のガラス表面より隆起してなる高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のガラスの着色方法。
  3. フロート法によって製造した板ガラスのボトム面に銀イオンを含有させた後にレーザビームを照射することで、銀イオンを凝集させて銀微粒子とし着色させることを特徴とするガラスの着色方法であって、レーザビームを照射することで銀イオンが凝集した銀微粒子により着色された着色部のボトム面より隆起してなるの高さが、1nm以上、100nm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラスの着色方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガラスの着色方法であって、レーザビームに使用するレーザ光の種類が赤外光、近赤外光、可視光、または紫外光であることを特徴とするガラスの着色方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガラスの着色方法であって、前記レーザ光を発振するレーザ発振器が炭酸ガスレーザ発振器、YAGレーザ発振器、UVパルスレーザ発振器またはグリーンパルスレーザ発振器であることを特徴とするガラスの着色方法。
  6. 請求項5に記載のガラスの着色方法であって、銀イオンを含有したガラスの表面に、ガルバノメータでレーザビームを走査し銀イオンを凝集させた銀微粒子により着色された隆起してなる着色部によって着色することを特徴とするガラスの着色方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載のガラスの着色方法であって、レーザビームの走査中に、水平方向および/または垂直方向に移動可能なステージによって、銀イオンを含有したガラスを移動させ、銀イオンを凝集させた銀微粒子により着色された隆起してなる着色部によって着色することを特徴とするガラスの着色方法。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のガラスの着色方法によって、着色されていることを特徴とするガラス。
  9. 請求項1乃至請求項8いずれか1項に記載のガラスの着色方法によって、文字、図柄、またはバーコードが描画されていることを特徴とするガラス。
  10. 請求項8または請求項9に記載のガラスを、軟化点以上に加熱することによって着色部を消色する方法。
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