JP2004352257A - 合成樹脂製積層容器 - Google Patents

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bottle
tourmaline
synthetic resin
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Yoshihiro Fuse
佳広 布施
Minoru Abe
稔 阿部
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】マイナスイオンを効率的に発生できる合成樹脂製積層容器を提供する。
【解決手段】3つの樹脂a,b,cを4つの層11,12,13,14に積層して形成したボトル10であって、このうち、最外層11を、トルマリンを含有するPETで形成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2つの樹脂を積層して形成した合成樹脂製積層容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2つ以上の樹脂を積層して形成した合成樹脂製積層容器としてボトル型積層容器は既知であり、こうしたボトル型積層容器は、例えば、化粧品・トイレタリー製品・食品や医療品など、様々な内容物を充填する容器に用いられている。
【0003】
一方、マイナスイオンには、疲労回復効果やリラックス効果があると言われており、マイナスイオンを発生する素材(以下、“マイナスイオン発生素材“という)を含有させた樹脂を用いた様々な製品が提案されている。マイナスイオン発生素材としては、例えば、トルマリン(電気石)を特殊加工(粉砕)したものが既知であり、トルマリンを含有する樹脂で形成した容器も従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−37228号公報
【0005】
上記文献1に記載の従来技術は、マイナスイオンに殺菌効果あるいは防臭効果があることに着目したものであり、ボトル型積層容器にあっては、内容物に直接触れる最内層を、トルマリンを含有する樹脂で形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本願発明者は、トルマリンなどのマイナスイオン発生素材は一般に、水や空気との対流によってマイナスイオンの発生という効果が促進されるという事実認識に基づいて様々な研究を行った結果、合成樹脂製積層容器にあっては、その最内層にマイナスイオン発生素材を含有させた場合、その効果を発揮しずらいという事実を見出した。
【0007】
本発明は、こうした事実に鑑みてなされたものであり、マイナスイオンを効率的に発生できる合成樹脂製積層容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明である、請求項1に記載の発明は、少なくとも2つの樹脂を積層して形成した合成樹脂製積層容器において、この積層容器の最外層を、マイナスイオン発生素材を含有する樹脂で形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態であるボトル型積層容器(以下、単に“ボトル“という)10を側面から示す一部断面図であり、図2は、その要部拡大図である。
【0010】
ボトル10は、口部10aから肩部10bを経て胴部10cにつながり、この胴部10cの下端に底部10dを有し、後述の如く、3つの樹脂a,b,cを4層に射出形成したプリフォームをシングルまたはダブルブロー成形したものである。つまり、ボトル10は、樹脂a,b,cを4層に積層して形成したプリフォームを用い、このプリフォームを溶融状態でブローしたのち、金型により冷却して成形したものである。
【0011】
樹脂aは、トルマリンを特殊加工した天然のマイナスイオン発生素材をポリエチレンテレフタレート(PET)と混合させたものであり、その混合比率は、トルマリンの質量がPETの質量に対して約5〜10%とする。これは、トルマリンの比率を5%未満にするとマイナスイオン発生の効果が小さく、また、トルマリンの比率を15%以上とすると、PETに影響が生じて成形性が悪くなるという実験結果に基づくものである。但し、樹脂aは、PETに限定されるものではなく、容器の主成分となるベース材として、ポリオレフィン樹脂などを用いてもよい。
【0012】
樹脂bは、PETであり、その相互間に配した樹脂cは、ガスバリア性を有するポリアミド(MXD6)である。なお、各層間には用途に応じて適宜接着層を設けてもよい。また樹脂cは、MXD6に限定されるものではなく、ガスバリア性を有する他の樹脂として、エチレン・酢酸ビニルアルコール共重合体(EVOH)やポリエチレンナフタレート(PEN)などを用いてもよい。
【0013】
これにより、ボトル10は、図2に示す如く、トルマリンを含有するPETからなる最外層11、PETからなるベース層12、MXD6からなるガスバリア層13、PETからなる最内層14の3種4層構造となる。
【0014】
かかる構成によれば、空気中の湿気や手に持ったときに皮膚から出る汗などの水分によって、最外層11に含有するトルマリンがボトル10の周りにマイナスイオンを瞬時に発生させる。このため、温度や湿度が変化するとマイナスイオン発生の効果が促進され、例えば、温度が10℃以上高まると、その効果は倍増する。また最外層11に含有するトルマリンは、最外層11に付着した水分を人間の正常な体液および血液と同じ弱アルカリ性に変えるため、皮膚にもやさしい。
【0015】
加えて本実施形態では、ボトル10の最外層11を手で擦るなどすれば、その摩擦によってマイナスイオンの発生をさらに促進させることができる。さらにトルマリンは、圧力によってもマイナスイオン発生の効果が促進されるため、ボトル10の最外層11を握るだけでも、その圧力によってマイナスイオンの発生をさらに促進させることができる。
【0016】
従って、本実施形態であるボトル10によれば、トルマリンを含有する樹脂で最内層14を形成した従来のボトルに比べて、マイナスイオンを効率的に発生させることができる。
【0017】
加えて、トルマリンには、前述したように、消臭・脱臭効果があるため、本発明によるボトル10によれば、樹脂特有の臭いを軽減することができる。加えてトルマリンには、抗菌・除菌効果もあるため、本発明によるボトル10のように、雑菌などが付着しやすい最外層11に含有されば、衛生的にも優れる。
【0018】
上述したところは、本発明の好適な実施形態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、マイナスイオン発生素材は、トルマリンに限ることなく、ゼオライト(沸石)などを用いてもよい。またボトル10の層構造も2層以上であればよく、層を形成する樹脂の種類も、少なくとも最外層がマイナスイオン発生素材を含有する樹脂で形成されていれば、特に限定されるものではない。また積層容器の形状も、ボトルに限ることなく、円筒形の胴部を備えた広口瓶型容器などであってもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、最外層にマイナスイオン発生素材を含有する樹脂を用いたことから、空気中の湿気や手に持ったときに皮膚から出る汗などの水分によって、最外層に含有するマイナスイオン発生素材が容器の周りにマイナスイオンを瞬時に発生させる。このため、温度や湿度が変化するとマイナスイオン発生の効果が促進され、例えば、温度が10℃以上高まると、その効果は倍増する。また最外層に含有するマイナスイオン発生素材は、最外層に付着した水分を人間の正常な体液および血液と同じ弱アルカリ性に変えるため、皮膚にもやさしい。
【0020】
加えて本発明では、その最外層を手で擦るなどすれば、その摩擦によってマイナスイオンの発生をさらに促進させることができる。さらにトルマリンは、圧力によってもマイナスイオン発生の効果が促進されるため、積層容器の最外層を握るだけでも、その圧力によってマイナスイオンの発生をさらに促進させることができる。
【0021】
従って、本発明によれば、マイナスイオン発生素材を含有する樹脂で最内層を形成した従来の積層容器に比べて、マイナスイオンを効率的に発生させることができる。
【0022】
加えてマイナスイオン発生素材には、消臭・脱臭効果があるため、本発明の積層容器によれば、樹脂特有の臭いを軽減することができる。加えてマイナスイオン発生素材には、抗菌・除菌効果もあるため、本発明のように、雑菌などが付着しやすい最外層に含有されば、衛生的にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるボトル型積層容器を側面から示す一部断面図である。
【図2】同実施形態の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 ボトル(ボトル型積層容器)
11 最外層
12 ベース層
13 ガスバリア層
14 最内層

Claims (1)

  1. 少なくとも2つの樹脂を積層して形成した合成樹脂製積層容器において、
    この積層容器の最外層を、マイナスイオン発生素材を含有する樹脂で形成したことを特徴とする合成樹脂製積層容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3040099A1 (en) * 2013-08-29 2016-07-06 Gold Crown Investment Limited Multi-purpose healthcare device

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EP3040099A4 (en) * 2013-08-29 2017-04-26 Gold Crown Investment Limited Multi-purpose healthcare device
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