JP2004351268A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】掃除具で寄せ集めた塵と掃除具に付いた塵とを吸引して集塵するための取扱いが容易で、かつ、構造が簡単で低コストな電気掃除機を得ることにある。
【解決手段】電動送風機19が内蔵された掃除機本体10に受容部11を設ける。受容部11は、掃除機本体10の前側面に開放された出入り口を有し、掃除具2で寄せ集められて出入り口に通される塵を受け入れるとともに、同出入り口を通して掃除具2が出し入れされるように形成されている。掃除機本体10に、電動送風機19の排気風を受容部11に循環させるための流入口27と流出口29とを設ける。更に、流出口29から吸込み口19aに至る風路中に集塵ケース(集塵部)22を設け、この集塵部で、受容部11から吸引された含塵空気中の塵を空気から分離して溜めるようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モップやほうき等のような掃除具で寄せ集められた塵、及び前記掃除具に纏うように付着している塵を取除くのに好適な電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塵を寄せ集める清掃体(掃除具)を併用して掃除をする掃除機として、電動送風機が内蔵されて床面上に設置される略直方体状の集塵ステーション(掃除機本体)の下部に、集塵ステーション内の集塵室に連通した矩形の吸引口を設け、かつ、集塵ステーションの上面にこの上方から清掃体を受け入れて収容する掃除具装着部を設け、この装着部に収容された清掃体の清掃面をコロナ放電によって除帯電するイオン発生手段を集塵ステーションの上部に設けた掃除機が知られている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
この特許文献1の掃除機では、吸引口の近くに清掃体で寄せ集めた塵を電動送風機の駆動により吸引して集塵できる。また、清掃体を掃除具装着部に納めてから、イオン発生手段とともに電動送風機を駆動することにより、清掃体を除電し塵を分離するとともに、分離された塵を集塵室に吸引して集塵できる。
【0004】
この他に、掃除具で寄せ集めた塵を電動送風機の運転により吸引する吸引口を有して掃除をする集塵装置に、掃除具に付いた塵を払い落すための除塵手段を設けた集塵装置(掃除機)が知られている(例えば特許文献2参照。)。
【0005】
この特許文献2の掃除機では、吸引口に連通する網状のカバーからなる除塵手段に塵が付いた掃除具を載せて、金網に摺り付けながら吸引させることにより、吸引口の近くで使用者が掃除具を空中で揺する手間を要することなく、掃除具に付いている吸い取ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特許第3218172号明細書(段落0045−0048、段落0101−0108、図1−図6)
【0007】
【特許文献2】
特開2002−209805号公報(段落0029、段落0032、図3、図5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
掃除具で寄せ集めた塵を集塵する特許文献1及び2の掃除機では、塵の寄せ集めに伴って掃除具に付いた塵を吸い取るために、それ専用の構成、つまり、特許文献1では掃除具装着部及びイオン発生手段を設けており、特許文献2では金網からなる除塵手段を設けている。このように寄せ集めた塵を吸引する部分と、掃除具に付いている塵を除去する部分とが別々である両特許文献11では、スペース的にも無駄があるとともに構造的に複雑となり、コストも嵩み易い。しかも、塵を寄せ集めた掃除具を掃除するために、この掃除具を、塵の寄せ集め場所とは別の場所にセットする手間も必要で、取扱いが面倒でもある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、掃除具で寄せ集めた塵と掃除具に付いた塵とを吸引して集塵するための取扱いが容易で、かつ、構造が簡単で低コストな電気掃除機を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、電動送風機が内蔵された掃除機本体に、この本体の側面に開放された出入り口を有し、掃除具で寄せ集められて出入り口に通される塵を受け入れるとともに、同出入り口を通して掃除具が出し入れされる受容部を設け、かつ、この受容部に電動送風機の排気風を循環させるための流入口と流出口とを掃除機本体に設け、流出口を通して受容部から吸引されて吸込み口に至る含塵空気中の塵を集塵部で空気から分離して溜めるようにしている。
【0011】
本発明において、電動送風機の排気風は、流入口から受容部に吹き込まれて、この受容部を通り流出口から流出し、更に集塵部を通って電動送風機の吸込み口に吸込まれて循環する。この循環する排気風によって、掃除具で寄せ集められた受容部内の塵を集塵できるとともに、掃除具が寄せ集めた塵を受け入れる受容部には掃除具を収容できるので、この収容により、掃除具に付いている塵も循環する排気風によって取除いて集塵できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態の電気掃除機1は、基本的には部屋の隅などに設置された状態で、部屋の床面を掃いたり拭いたりする掃除具2(図4参照)を併用して掃除をするものである。
【0013】
掃除具2としてモップやほうき等を挙げることができ、図4に示した掃除具2は、フローリング床を拭き掃除するのに好適なものである。この掃除具2は、清掃ヘッド3の上面中央部に連結部3aに棒状の柄4を起倒自在に連結するとともに、清掃ヘッド3の下面から両側部上面にわたる清掃シート5を交換可能に取付けている。この掃除具2の使用時には、立てた柄4を握って清掃ヘッド3をフローリング床に沿って移動させることにより、清掃シート5に床面上の塵を付着させて掃除することが可能である。
【0014】
電気掃除機1は床面に設置される掃除機本体10を備えている。この掃除機本体10の内部は、図5及び図6等に示すように第1〜第5の隔壁10a〜10eによって、受容部11と、電動送風機室13と、集塵室14と、電気部品室15とに区画されている。第1隔壁10aは、掃除機本体10の下部に位置して水平方向に延びて設けられている。第2隔壁10bは第1隔壁10aの長手方向一端から下向きに略直角に折れ曲がっている。第3隔壁10cは、第1隔壁10aの長手方向他端から下向きに略直角に折れ曲がっていて、第2隔壁10bに対向している。第4隔壁10dは、第1隔壁10aの長手方向中央部から上向きに略直角に起立している。第5隔壁10eは、第1〜第4の隔壁10a〜10dより奥に垂直に設けられて、各隔壁10a〜10dが直角に連なっている。
【0015】
受容部11は、第1〜第3の隔壁10a〜10c、及び第5隔壁10eの下部によって形成されている。受容部11は出入り口11aを有し、この出入り口11aは掃除機本体10の前側面に開放されている。受容部11は掃除機本体10の底面にも開放されており、この開放部と出入り口11aとは連続している。受容部11の幅、高さ、及び奥行きは、出入り口11aを通して掃除具2の清掃ヘッド3全体を出し入れ自在に収容するのに十分な大きさに設定されている。図4に示すように清掃ヘッド3は、柄4を倒した状態で受容部11に収容される。
【0016】
掃除機本体10には出入り口11aを開閉する開閉体12が設けられている。開閉体12は、例えば合成樹脂の平板状であって、図6に示すように掃除機本体10の前壁に設けられ下端が開放した垂直状ガイド溝10fに沿って昇降して出入り口11aを開閉する。この開閉体12は、出入り口11aを開放する上昇位置に持ち上げた際に図示しない仮保持手段により上昇位置に保持されるとともに、上昇位置から図6に示す下降位置に引下げることにより出入り口11aを閉じることができる。前記仮保持手段としては、マグネットによる磁気吸引力を利用するもの、又は節度を伴うクリックストップ機構等を採用できる。
【0017】
図1及び図2に示すように開閉体12にはその開閉操作のための指掛け部12aが一体に設けられている。更に、開閉体12の長手方向略中央部には逃げ溝12bが形成されている。この逃げ溝12bは、開閉体12の下端に開放されていて、掃除具2の柄4が挿通可能である。
【0018】
電動送風機室13は、第1、第2、第4、第5の隔壁10a、10b、10d、10e、及び掃除機本体10の外郭をなす壁部によって形成されている。この電動送風機室13内には、防振ゴム16、17、及び送風機支え18を介して電動送風機19が取付けられている。図4及び図5に示すように電動送風機19はそのファン側一端に吸込み口19aを有しているとともに、他端部に排気口19bを有している。送風機支え18は、リブ状であり、かつ、通気部18aを有している。吸込み口19aの上流側に対向している第4壁部10dにはスリットなどからなる多数の通気孔20が設けられている。
【0019】
集塵室14は、第1、第3、第4、第5の隔壁10a、10c、10d、10e、及び掃除機本体10の外郭をなす壁部によって形成されている。この集塵室14は第4の隔壁10dにより電動送風機室13と仕切られている。集塵室14には、集塵部をなす集塵ケース22が着脱可能に取付けられ、この着脱のために集塵室14の上面は開口されている(図3参照)。
【0020】
集塵ケース22は、その上面に集塵室14への出し入れの際に手を掛ける取っ手部22aを有している。集塵ケース22を集塵室14内に収容配置した際に、第4の隔壁10dを覆う壁22bには、通気孔20と連通するスリットなどからなる多数の通気孔23が設けられている。更に、壁22bには通気孔23を覆うネット等のフィルター24(二点鎖線で示す。)が取付けられている。壁22bの上流側に対向する集塵ケース22の上向きの壁22cと集塵ケース22の天井壁とは、これらの間に開口25を形成している。この開口25を通して集塵の際には含塵空気が集塵ケース22内に吸引され、また、集塵ケース22内に溜められた塵は開口25を通して捨てられるようになっている。壁22cは集塵ケース22内の塵が脱落することを妨げる壁として機能する。
【0021】
受容部11と電動送風機室13とを仕切っている第2の隔壁10bには、流入口27が1以上例えば複数設けられている。流入口27は、例えば掃除機本体10の奥行き方向に延びる水平状の長孔で形成されている。これらの流入口27を通して受容部11と電動送風機室13とは連通されている。したがって、電動送風機19の排気口19bから電動送風機室13に排出された排気風は、流入口27を通して受容部11に吹き込まれる。
【0022】
受容部11と集塵室14とを仕切っている第3の隔壁10cには、流出口29が1以上設けられている。流出口29は、例えば掃除機本体10の奥行き方向に延びる水平状の長孔で形成されている。この流出口29を通して受容部11と集塵室14、詳しくは集塵室14に配置された集塵ケース22とは連通されている。したがって、受容部11の空気は、流出口29と電動送風機19との間に配設された集塵ケース22に、流出口29を通って吸込まれ、更に、フィルター24及び各通気孔23、20を通って電動送風機19の吸込み口19aに吸込まれる。
【0023】
図6に示すように電気部品室15は、第5の隔壁10e及び掃除機本体10の外郭をなす壁部によって形成されている。この電気部品室15内には、電動送風機19等の電源となるバッテリー31と、電動送風機19の運転及びバッテリー31への充電等の制御をする制御装置32とが収容されている。図5に示すようにバッテリー31は第4の隔壁10dを境に第3の隔壁10cに寄せて配置されている。なお、本発明はバッテリーを省略し、商用交流電源の電力を電動送風機19に供給して運転させる電気掃除機としても実施可能である。図1〜図3中符号37は電動送風機19への通電をオン・オフする電源スイッチを示している。
【0024】
これにより、重量物である電動送風機19およびバッテリー31が第4の隔壁10dの両側に個別に配置されている。このため、電気掃除機1を必要に応じて持ち運ぶ場合の重量バランスがよい。この持ち運びを可能とするために、図1及び図2に示すように電動送風機室13の天井壁をなす掃除機本体10の外郭には、起倒可能なハンドル35が取付けられている。ハンドル35の回動支点となる枢着部は第4の隔壁10dに寄せて設けられている。これにより、掃除機本体10の重心の略真上にハンドル35を起こして、電気掃除機1を持ち運ぶことができる。図1〜図5中符号36は電動送風機室13の天井壁をなす掃除機本体10の外郭に形成されたハンドル収容溝を示している。
【0025】
マイクロプロセッサ等を含んで構成される制御装置32は排気風制御部を有している。この制御部は、掃除機本体10内を循環する排気風を設定温度以上に維持して、かつ、所定時間以上維持させる機能を果たすものである。このために、例えば、電動送風機19の運転中に開閉体12を閉じた時点から時間を計数する限時タイマーを採用でき、その計数開始時点から所定の限時時間経過後に電動送風機19の運転が停止されるようになっている。限時タイマーは、開閉体12が閉じることに連動する図示しないスイッチからの信号をトリガーとして、制御装置32のマクロプロセッサなどで制御される。前記限時時間として実験の結果求めた時間が予め設定される。これにより、循環する排気風を設定温度以上に維持して、所定時間以上維持させることができる。なお、限時タイマーに代えて、流出口29から吸込み口19aに至る吸込み風路中例えば集塵室14等に温度センサを設置し、このセンサの出力に基づいて排気風制御部によって、循環する排気風を設定温度以上に維持して、所定時間以上維持させることも可能である。
【0026】
図4及び図5等に示すように掃除機本体10の底壁にはシール材38が装着されている。シール材38にはゴムやエラストマ等の軟質材で作られていて、受容部11の下端開放縁の周りに連続して設けられている。このシール材38により、掃除機本体10で床面が傷付けられることを防止できるとともに、受容部11の密閉度を高めることが可能である。これらの機能をより有効にするために、シール材38を開閉体12の下縁にも取付けることは好ましい。
【0027】
前記構成を備える電気掃除機1の使用について説明する。まず、図1に示すように開閉体12を上昇させ受容部11の出し入れ口11aを開放して待機状態とする。この場合、電動送風機19は運転してもしなくてもよい。この待機状態で、使用者は、掃除具2を用いてその清掃ヘッド3をフローリング床に沿って移動させ、床面上を掃除しながら、寄せ集めた塵を出し入れ口11aに通して受容部11内に送り込む。この際、受容部11は底板を有しておらず下面が開放されているので、円滑に寄せ集めた塵を送り込み易く、底板がある場合のように底板の前縁に沿って塵の一部が残ることがない。
【0028】
次に、受容部11内への塵の寄せ集めが終わった段階で、図4に示すように清掃ヘッド3を受容部11内に収容してから、開閉体12を下降させて受容部11の出し入れ口11aを閉じる。この場合、掃除具2の柄4は開閉体12の逃げ溝12bに通されるので、開閉体12の適正な下降を妨げない。
【0029】
この状態で電動送風機19が運転される。これにより、集塵室14及び集塵ケース22内が負圧になるとともに、この負圧が流出口29を介して受容部11に波及するので、受容部11内の空気が流出口29を通って、集塵室14及び集塵ケース22を経由し、更に通気孔23、20を順次通過して電動送風機19の吸込み口19aに吸込まれる。この一方で、電動送風機19の排気口19bから排出された排気風は、電動送風機室13から流入口27を通って受容部11内に第3の隔壁10cに向けて吹出される。すなわち、受容部11には電動送風機19の排気風が循環する。この循環風を図5中矢印で示す。
【0030】
この排気風の循環により、受容部11内に寄せ集められている塵を集塵ケース22に吸込むことができ、このケース22のフィルター24によって塵は空気流から分離されて集塵ケース22内に溜められる。しかも、受容部11に吹き込まれる排気風は、受容部11内の清掃ヘッド3に吹き付けられる。このため、掃除具2による床面の掃除に伴って清掃ヘッド3の周囲に纏い付くように付着している塵が、吹き飛ばされて、この塵も集塵ケース22内に集塵できる。
【0031】
このように掃除具2より寄せ集められた塵と、塵が付着している清掃ヘッド3とを同じ受容部11に収容することで、掃除機本体10内を循環する排気風によって、清掃ヘッド3の除塵を行いつつ集塵ができる。このため、寄せ集められた塵を吸込むための部分と、清掃ヘッド3の除塵をするための部分とを、掃除機本体10に別々に作る必要がないとともに、除塵のための専用の構成も必要がなくなるので、電気掃除機1の構成が簡単になり、それに伴い小形化及び低コスト化を図る場合に有利である。しかも、単一の受容部11への掃除具2での塵の寄せ集めと清掃ヘッド3の収容とは一連の操作で行え、個別に手間を要しないので、電気掃除機1とともに併用される掃除具2を取扱い易い。
【0032】
この電気掃除機1を用いての掃除は、既述のように受容部11の出入り口11aを開閉体12で閉じることにより受容部11の密閉度を上げて行うので、受容部11内に寄せ集められた塵及び清掃ヘッド3に付着している塵の吸込み作用を向上できる。これとともに、受容部11に吹出す排気風の一部が、清掃ヘッド3に当たって出入り口11aから一部の塵を伴って外部に出ることを抑制できる。更に、開閉体12を備えていることにより、非使用時に図2に示すように開閉体12を閉じて置くことで、電気掃除機1の体裁も良くできる。
【0033】
しかも、既述のように掃除の際に出入り口11aが開閉体12で閉じられるので、掃除機本体10内を循環する排気風の温度が上昇し易くなる。こうした状態で制御装置32の排気風制御部による循環空気の温度保持がなされるので、受容部11内の清掃ヘッド3及び集塵ケース22に溜められている塵を設定温度以上の高温の循環空気に所定時間の間晒すことができる。これにより、ダニなどの有害微生物を高温により死滅させて殺菌することが可能である。
【0034】
本実施形態では、受容部11が底板を有しておらず下面が開口されている。このため、掃除具2で寄せ集めた塵を円滑に受容部11に送り込み易く、底板がある場合のように底板の前縁に沿って塵の一部が吸い残されることがないとともに、清掃ヘッド3を受容部11に収容する場合にも、単に押し込めば良いので便利である。更に、本実施形態の電気掃除機1はバッテリー31を電源としているので、任意の場所に持ち運ぶことが可能で、塵の寄せ集め場所を限定しない点で使い勝手がよく、この場合、任意個所に寄せ集めた塵の上に電気掃除機1を載せることも可能である。
【0035】
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じ構成であるので、同じ部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0036】
第2実施形態では受容部11に掃除具支え41が設けられている。この実施形態の掃除具支え41は、第5の隔壁10eの下部から受容部11内にその出し入れ口11aに向けて前下がりとなるように突出された複数本のスロープバーで作られている。掃除具支え41の前端は床面に接触されている。この掃除具支え41を設けたことにより、掃除具2の清掃ヘッド3が受容部11に押し込まれるに伴って清掃ヘッド3を迫り上げて、このヘッド3を受容部11内で浮かした状態に支持できる。更に、図8に示すように流入口27に、その上縁から受容部11内に突出するとともに、突出するにしたがって次第に下がる斜め下向きの風ガイド縁27aが設けられている。以上説明した点以外の構成は、図7及び図8に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。
【0037】
したがって、この第2実施形態では、第1実施形態で既に説明した作用効果の他に以下の作用効果がある。すなわち、集塵の際に受容部11を循環する排気風が、掃除具支え41により床面から浮いた状態に支持されている清掃ヘッド3の下面を含めた周面に接しながら受容部11を流通できる。しかも、流入口27に設けた風ガイド縁27aによって、受容部11の下部に向けて排気風が吹き込まれるので、より一層排気風が受容部11内の清掃ヘッド3の下面に沿って流通し易い。このため、清掃ヘッド3の下面に付着している塵を除去して集塵させることも可能となり、更に、清掃ヘッド3に対する熱風殺菌の効果も高めることが可能である。
【0038】
なお、本発明は前記両実施形態には制約されない。例えば、受容部11の底には底板があってもよく、又、掃除機本体10内を循環する空気は、100%排気風でなくても良く、一部に外気導入をしても良い。更に、受容部11に掃除具支え41を設ける場合、この掃除具支え41には、清掃ヘッド3の支持状態でこのヘッド3の下面の大部分を露出させて排気風に晒すことができるものであればよく、例えば金網をスロープ状に設けて実施することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、掃除具で寄せ集めた塵と掃除具に付いた塵とを吸引して集塵するための取扱いが容易で、かつ、構造が簡単で低コストな電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図。
【図2】第1実施形態に係る電気掃除機を第1図とは異なる状態で示す斜視図。
【図3】第1実施形態に係る電気掃除機をこれから分離された集塵ケースとともに示す斜視図。
【図4】第1実施形態に係る電気掃除機を一部切欠いて掃除具とともに示す斜視図。
【図5】第1実施形態に係る電気掃除機を示す縦断側面図。
【図6】図5中F6−F6線に沿う断面図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る電気掃除機を示す断面図。
【図8】図7中F8−F8線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…掃除機本体、2…清掃具、3…清掃ヘッド、10…掃除機本体10…受容部、11a…出入り口、12…開閉体、13…電動送風機室、14…集塵室、19…電動送風機、19a…吸込み口、19b…排気口、22…集塵ケース(集塵部)、27…流入口、29…流出口、32…制御装置、41…掃除具支え

Claims (4)

  1. 電動送風機が内蔵された掃除機本体に、
    この本体の側面に開放された出入り口を有し、この出入り口を通して、掃除具で寄せ集められた塵を受け入れるとともに前記掃除具が出し入れされる受容部と、この受容部に前記電動送風機の排気風を吹出させる流入口と、前記電動送風機の吸込み口に連通し前記受容部内の空気を流出させる流出口と、この流出口から前記吸込み口に至る含塵空気中の塵を空気から分離して溜める集塵部とを夫々設けて、前記受容部に排気風を循環させて掃除をする電気掃除機。
  2. 請求項1に記載の電気掃除機において、前記出入り口を開閉する開閉体が前記掃除機本体に設けられている。
  3. 請求項1又は2に記載の電気掃除機において、前記受容部を流通する排気風の一部が前記受容部内に受け入れた前記掃除具の下面に接して流通するように前記掃除具を浮いた状態に支持する掃除具支えが、前記受容部内に設けられている。
  4. 請求項1から3の内のいずれか1項に記載の電気掃除機において、前記受容部を通って循環する前記排気風が所定温度以上に高められた状態で設定時間以上循環するように前記電動送風機の運転を制御する制御装置を備えている。
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