JP2004350890A - 浄化方法および浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置内を速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌等する。
【解決手段】放電電極3と対向電極4との間にパルス波形の歪んだ高電圧を印加してストリーマ放電を発生させることにより、放電領域5に存在する空気などの浄化対象物を殺菌し浄化する。パルス波形の歪んだ高電圧を用いることで、ストリーマ放電を効率よく発生させることが可能となり、放電領域5内で高速に飛散する電子やイオンやラジカル等の飛散粒子や電位差などによって、浄化対象物に含まれた微生物や臭気成分や有害成分に物理的・化学的変化を生ぜしめることができ、放電領域5を速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌、脱臭、有害物質除去することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】放電電極3と対向電極4との間にパルス波形の歪んだ高電圧を印加してストリーマ放電を発生させることにより、放電領域5に存在する空気などの浄化対象物を殺菌し浄化する。パルス波形の歪んだ高電圧を用いることで、ストリーマ放電を効率よく発生させることが可能となり、放電領域5内で高速に飛散する電子やイオンやラジカル等の飛散粒子や電位差などによって、浄化対象物に含まれた微生物や臭気成分や有害成分に物理的・化学的変化を生ぜしめることができ、放電領域5を速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌、脱臭、有害物質除去することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストリーマ放電を利用して空気などの浄化対象物を殺菌し浄化する浄化方法および浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、イオンやオゾン等の活性粒子を利用して、食品・調理用品などの食に関連する物体や公衆衛生上で微生物が問題となる物体の表面、これらの物体を収納する空間に存在する微生物の繁殖を防止する方法および装置が知られている。
【0003】
例えば、空気などの気体を電離室に導いてイオン化およびオゾン化させる際の放電電流を制御することにより、所定の低濃度のオゾンと高濃度のイオンを含む気体を発生させ、前記電離室あるいはそれに連通する空間内で、あるいは電離室で発生した気体を物体に吹き付けることによって、オゾンとイオンとの相乗効果で微生物の繁殖を防止する方法がある(たとえば特許文献1参照)。
【0004】
また、パルスストリーマ放電を発生させて殺菌対象物を殺菌する際に、印加する高電圧パルス波形の半値幅を狭め、電圧ピークの高い且つ尖った波形とすることにより、殺菌効率を高めるようにした方法がある(たとえば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−108313号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−263170号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したオゾンとイオンとの相乗効果を利用する方法は、物体の表面や収納空間に存在する微生物を処理対象とするものであるため、気体が非常に速い速度で通流される機器に適用しても効果が少なく、微生物は損傷されずに通過してしまうことが多い、という問題があった。
【0008】
またパルスストリーマ放電を利用する殺菌方法においては、電圧ピークが高く且つ尖った形状の高電圧パルス波形を用いるだけでは、ストリーマ放電を効率よく発生させることができず、十分に殺菌できない、という問題があった。上記と同様に、気体が非常に速い速度で通流される機器に適用しても効果が少ない、という問題もあった。
【0009】
本発明は上記問題を解決するもので、速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌等できる浄化方法および浄化装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の浄化方法は、放電電極と対向電極との間にパルス波形の歪んだ高電圧を印加してストリーマ放電を発生させることにより、放電領域に存在する浄化対象物を殺菌し浄化することを特徴とする。
【0011】
また本発明の浄化装置は、放電電極および対向電極と、これらの電極間にストリーマ放電を発生させるパルス波形の歪んだ高電圧を印加する高電圧印加手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
上記したようなパルス波形の歪んだ高電圧を用いることにより、ストリーマ放電を十分に発生させることが可能となり、放電領域内で高速に飛散する電子やイオンやラジカル等の飛散粒子や電位差などによって、浄化対象物に含まれた微生物や臭気成分や有害成分に物理的・化学的変化を生ぜしめることができ、放電領域を速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌、脱臭、有害物質除去することができる。なお、浄化対象物は気体、液体、固体のいずれであってもよい。
【0013】
好ましくは、放電領域を通過する浄化対象物については、放電領域の下流側でろ過を行なう。これにより、塵埃、死滅あるいは不活化された菌、さらにはストリーマ放電で発生したオゾンなどを分離回収することができる。
【0014】
そのために、放電領域を通過する浄化対象物のろ過を行なうフィルタを放電領域の下流側に設ける。
また好ましくは、高電圧印加手段は、放電領域を通過する浄化対象物の通過時間内に少なくとも1回、パルス波形の歪んだ高電圧を印加する周波数に制御する。これにより浄化対象物に含まれた微生物や臭気物質や有害物質は、前記高電圧パルスによるストリーマ放電に少なくとも1回、遭遇することになり、効果的に浄化できる。
【0015】
また好ましくは、高電圧印加手段は、パルス波形の歪んだ高電圧を極小パルス幅にて印加するように構成する。これにより、電圧を瞬時に立ち上がらせることができ、より多量の電子を高速飛散させること、電圧印加時間を短縮して人体に有害なオゾンの発生を低減すること、火花放電を抑制することが可能となる。
【0016】
また好ましくは高電圧印加手段は、負のパルス波形の高電圧を印加するように構成する。これにより、マイナスイオンを生成することができ、浄化対象物が空気等の気体である場合に、マイナスイオンを含んで装置外に流出させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態における浄化装置の断面図である。浄化ユニット1において、空気などの気体の流路内に配置される浄化部2は、放電電極3が複数段に配置され、各段の放電電極3を挟むように平板状の対向電極4が互いに並列に配置されていて、各放電電極3と対向電極4との間に放電領域5が形成されるようになっている。放電電極3は、ワイヤ状、金属針状、鋸歯状など、放電を起こす電極であればなんら制限なく使用できる。
【0018】
形成された各放電領域5は放電電極3,対向電極4が介在する状態で互いに連続し、気流の通過領域6よりも大きい領域を占めることになる。7は気流通過領域6に流入する上流気流、8は気流通過領域6から流出する下流気流を示す。
【0019】
高電圧印加装置9は、放電電極3に接続するプラス電極9aと、対向電極4に接続するマイナス電極9b(またはアース9b)とを有し、放電電極3と対向電極4との間に、ストリーマ放電を発生させ得るパルス波形の歪んだ高電圧を印加するように構成されている。
【0020】
高電圧印加装置9としては、例えば倍電圧回路にIGBT(Inslated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング手段を配して、所望のパルス波形かつ高周波数の電圧を生成し、高圧トランスで昇圧するようにした電装回路などが使用される。ここでは、高圧トランス一次側の投入電流を上げ、パルス波形の歪んだ高電圧を印加させる。しかしこの高電圧印加装置9は、所望のパルス波形、周波数の高電圧を印加できるものであれば、これに限定されず使用可能である。
【0021】
以下、上記構成における作用を説明する。
高電圧印加装置9によって放電電極3と対向電極4との間に所定のパルス波形の高電圧、つまりパルス波形の歪んだ高電圧を印加することにより、放電領域5にストリーマ放電(以下、パルスストリーマ放電という)を発生させる。
【0022】
パルスストリーマ放電の発生機構は、放電電極3から放出される電子の前方で中性分子の電離が起こって電子がなだれのように放出され、これが次の新しい電子なだれを起こすというように、電子なだれが次々と起こって合体していくことにより高速に進行するものであり、放電電流の大部分は電子によるものである。
【0023】
その際には、放電電極3と対向電極4との間における放電電極3の付近に著しい電界集中があるため、印加される高電圧が十分な大きさであれば、電子なだれが発生し、多量のイオンと光量子とが作り出される。なおその際に、ワイヤ状の放電電極3をプラス電極としているため、放電電極3の付近で多量の光量子があらゆる方向に放出され、放出された光量子がその付近の中性分子に吸収されて電離を生起していき、放電電極3に向かう方向の電子なだれが多数に発生して、それと同時に作り出される正イオン中でプラズマ柱を形成する。このプラズマ柱の前縁に、対向電極4(つまりマイナス電極あるいはアースに接続した電極)に向かう正イオンが高密度で集中し、それによる電界集中の他に、これら正イオンの空間電荷と電子なだれ群の空間電荷との間に特に強力な電界が形成されるため、プラズマ柱の前縁の発光はさらに促進される。
【0024】
このようなパルスストリーマ放電が放電領域5で起こるため、放電領域5に流入する上流気流7に微生物が含まれていると、放電領域5で高速に飛散している多量の電子等の飛散粒子(放電電極2から放出された電子;気体分子(中性分子)、それに由来する電子、正イオン、ラジカル等)、電位差などによって、微生物の外壁やタンパク質が破壊されたり、DNAやRNAが損傷されることになり、微生物は殺滅または不活化される。
【0025】
また、たとえば臭気物質であり有害物質でもあるNH3(アンモニア)が含まれていると、流入時に安定なエネルギーレベルにあっても、放電領域5の飛散粒子、電位差等によりエネルギー供給を受け、分解反応に至る。NH3は第一段階でNとHに分解され、そのままでは不安定であるため第二段階でN2(窒素)とH2(水素)に、さらにH2O(水)などに変化することになり、無臭化、無害化される。
【0026】
したがって、この浄化ユニット1を例えば風量の大きい空気調和機に搭載することで、空気調和機に殺菌、脱臭、有害物質除去という浄化性能を持たせることが可能となる。しかし浄化部2を気体流路内に配置するのでなく、浄化部2内に気体を封入するようにしてもよい。放電領域5内に浄化対象物としての固体、水などの液体を配置してもよい。
【0027】
図3に示すように、浄化部2の放電領域5の下流側にフィルタ10を設けるのが望ましい。このことにより、塵埃、殺滅または不活化された菌、パルスストリーマ放電で生成したオゾンなどを分離回収することができ、浄化効果が高まる。そのためのフィルタ10としては、たとえば活性炭フィルタやMn系触媒フィルタを使用可能であるが、これらに限定されない。
【0028】
放電電極3と対向電極4との間に印加すべき高電圧は、効率よくパルスストリーマ放電を発生させ得るパルス波形の高電圧であり、両電極間の間隙の大きさによっても異なるが、たとえば間隙が約10mmである時には約7kV以上、約8mmである時には約6kV以上、約5mmである時には約4kV以上が必要である。
【0029】
この際のパルス波形の高電圧は、波形が歪んだ高電圧パルスであること、つまりパルストップに複数のピークが存在する高電圧パルスであることが重要である。ピーク数や、ピークどうしが等高であるか高低差があるかなどには特に制限はない。歪みのない高電圧パルスを伴ってもよいし、伴わなくともよい。
【0030】
確実な浄化のためにはさらに、放電領域5を通過する気流の速度と高電圧のパルス周波数との関係が重要である。気流中の微生物や臭気物質や有害物質(以下、汚染物質という。気流中の任意の1点に相応する。)が放電領域5を通過する間に少なくとも1回、波形が歪んだ高電圧パルスを供給してパルスストリーマ放電を発生させ得る高周波数が必要である。
【0031】
たとえば空気調和機の場合、室内機を通過する気流の速度は約1m/sなので、気流の通過方向における放電領域5の幅が約10mmである時には、気流中の汚染物質は約10msecで放電領域5を通過する。したがって、高電圧を約100Hzにて印加することで、放電領域5を通過していく汚染物質を1回、パルスストリーマ放電に遭遇させることができる。
【0032】
より確実な浄化のためには、上記した周波数約100Hzの数倍〜数十倍程度、つまり数百〜数千Hzという高周波数の高電圧を印加すればよい。逆に言うと、このような高周波数の高電圧を印加することにより、気流が非常に速い速度で放電領域5を通過する場合も、気流中の汚染物質を確実に浄化できるのである。浄化対象の気体、液体、固体が静止している場合には、このような高周波数は必須ではない。
【0033】
なおその際に、パルス幅を極小パルス幅とすることによって、電圧を瞬時に立ち上がらせることが可能になり、それにより、放電領域5でより多量の電子を高速飛散させること、また電圧印加時間を短縮して人体に有害なオゾンの発生を低減すること、また火花放電を抑制することが可能となる。できるだけ小さいパルス幅が望ましいが、約1μsec以下とすることで好ましい浄化効果が得られる。
【0034】
また負のパルス波形の高電圧を印加することによって、放電領域5でマイナスイオンを生成することができ、マイナスイオンを含んだ下流気流8を流出させて、リラックスできる雰囲気を提供することが可能となる。
【0035】
使用可能な高電圧の波形例を図4〜図8に示す。
図4は正弦波や振動波形に近いパルス波形を示す。正負のパルスが交互に3組並んだ1サイクルのパルス列の内、最も振幅が大きい正のパルスのパルストップが歪んでいる。拡大図示したように、歪み部分Aには、第1ピークp1とそれより高い第2ピークp2がある。このパルスのパルス幅は極小パルス幅(μsec)とされている。
【0036】
図5は正のパルス波形を示し、図6は負のパルス波形を示す。両パルス波形とも、正または負のパルスが3個並んだ1サイクルのパルス列の内、最も振幅が大きいパルスのパルストップが歪んでいる。
【0037】
図7は正のパルス波形を示し、図8は負のパルス波形を示す。両パルス波形とも、正または負のパルスが一定周期で繰り返されており、各パルスのパルストップが歪んでいる。
【0038】
同様の矩形のパルス波形を用いてもよいことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、波形が歪んだ高電圧パルスを供給することにより、パルスストリーマ放電を効率よく発生させることができ、放電領域を速い速度で通過する浄化対象物についても、殺菌、脱臭、有害物質除去などの浄化処理を効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における浄化装置の概略構成を示す断面図
【図2】図1の浄化装置を別の方向から示した断面図
【図3】本発明の他の実施形態における浄化装置の概略構成を示す断面図
【図4】本発明の浄化装置で印加される第1例の高電圧の波形図
【図5】本発明の浄化装置で印加される第2例の高電圧の波形図
【図6】本発明の浄化装置で印加される第3例の高電圧の波形図
【図7】本発明の浄化装置で印加される第4例の高電圧の波形図
【図8】本発明の浄化装置で印加される第5例の高電圧の波形図
【符号の説明】
1…殺菌ユニット
3…放電電極
4…対向電極
5…放電領域
6…気流通過領域
9…高電圧印加装置
10…フィルタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストリーマ放電を利用して空気などの浄化対象物を殺菌し浄化する浄化方法および浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、イオンやオゾン等の活性粒子を利用して、食品・調理用品などの食に関連する物体や公衆衛生上で微生物が問題となる物体の表面、これらの物体を収納する空間に存在する微生物の繁殖を防止する方法および装置が知られている。
【0003】
例えば、空気などの気体を電離室に導いてイオン化およびオゾン化させる際の放電電流を制御することにより、所定の低濃度のオゾンと高濃度のイオンを含む気体を発生させ、前記電離室あるいはそれに連通する空間内で、あるいは電離室で発生した気体を物体に吹き付けることによって、オゾンとイオンとの相乗効果で微生物の繁殖を防止する方法がある(たとえば特許文献1参照)。
【0004】
また、パルスストリーマ放電を発生させて殺菌対象物を殺菌する際に、印加する高電圧パルス波形の半値幅を狭め、電圧ピークの高い且つ尖った波形とすることにより、殺菌効率を高めるようにした方法がある(たとえば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−108313号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−263170号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したオゾンとイオンとの相乗効果を利用する方法は、物体の表面や収納空間に存在する微生物を処理対象とするものであるため、気体が非常に速い速度で通流される機器に適用しても効果が少なく、微生物は損傷されずに通過してしまうことが多い、という問題があった。
【0008】
またパルスストリーマ放電を利用する殺菌方法においては、電圧ピークが高く且つ尖った形状の高電圧パルス波形を用いるだけでは、ストリーマ放電を効率よく発生させることができず、十分に殺菌できない、という問題があった。上記と同様に、気体が非常に速い速度で通流される機器に適用しても効果が少ない、という問題もあった。
【0009】
本発明は上記問題を解決するもので、速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌等できる浄化方法および浄化装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の浄化方法は、放電電極と対向電極との間にパルス波形の歪んだ高電圧を印加してストリーマ放電を発生させることにより、放電領域に存在する浄化対象物を殺菌し浄化することを特徴とする。
【0011】
また本発明の浄化装置は、放電電極および対向電極と、これらの電極間にストリーマ放電を発生させるパルス波形の歪んだ高電圧を印加する高電圧印加手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
上記したようなパルス波形の歪んだ高電圧を用いることにより、ストリーマ放電を十分に発生させることが可能となり、放電領域内で高速に飛散する電子やイオンやラジカル等の飛散粒子や電位差などによって、浄化対象物に含まれた微生物や臭気成分や有害成分に物理的・化学的変化を生ぜしめることができ、放電領域を速い速度で通過する浄化対象物をも殺菌、脱臭、有害物質除去することができる。なお、浄化対象物は気体、液体、固体のいずれであってもよい。
【0013】
好ましくは、放電領域を通過する浄化対象物については、放電領域の下流側でろ過を行なう。これにより、塵埃、死滅あるいは不活化された菌、さらにはストリーマ放電で発生したオゾンなどを分離回収することができる。
【0014】
そのために、放電領域を通過する浄化対象物のろ過を行なうフィルタを放電領域の下流側に設ける。
また好ましくは、高電圧印加手段は、放電領域を通過する浄化対象物の通過時間内に少なくとも1回、パルス波形の歪んだ高電圧を印加する周波数に制御する。これにより浄化対象物に含まれた微生物や臭気物質や有害物質は、前記高電圧パルスによるストリーマ放電に少なくとも1回、遭遇することになり、効果的に浄化できる。
【0015】
また好ましくは、高電圧印加手段は、パルス波形の歪んだ高電圧を極小パルス幅にて印加するように構成する。これにより、電圧を瞬時に立ち上がらせることができ、より多量の電子を高速飛散させること、電圧印加時間を短縮して人体に有害なオゾンの発生を低減すること、火花放電を抑制することが可能となる。
【0016】
また好ましくは高電圧印加手段は、負のパルス波形の高電圧を印加するように構成する。これにより、マイナスイオンを生成することができ、浄化対象物が空気等の気体である場合に、マイナスイオンを含んで装置外に流出させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態における浄化装置の断面図である。浄化ユニット1において、空気などの気体の流路内に配置される浄化部2は、放電電極3が複数段に配置され、各段の放電電極3を挟むように平板状の対向電極4が互いに並列に配置されていて、各放電電極3と対向電極4との間に放電領域5が形成されるようになっている。放電電極3は、ワイヤ状、金属針状、鋸歯状など、放電を起こす電極であればなんら制限なく使用できる。
【0018】
形成された各放電領域5は放電電極3,対向電極4が介在する状態で互いに連続し、気流の通過領域6よりも大きい領域を占めることになる。7は気流通過領域6に流入する上流気流、8は気流通過領域6から流出する下流気流を示す。
【0019】
高電圧印加装置9は、放電電極3に接続するプラス電極9aと、対向電極4に接続するマイナス電極9b(またはアース9b)とを有し、放電電極3と対向電極4との間に、ストリーマ放電を発生させ得るパルス波形の歪んだ高電圧を印加するように構成されている。
【0020】
高電圧印加装置9としては、例えば倍電圧回路にIGBT(Inslated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング手段を配して、所望のパルス波形かつ高周波数の電圧を生成し、高圧トランスで昇圧するようにした電装回路などが使用される。ここでは、高圧トランス一次側の投入電流を上げ、パルス波形の歪んだ高電圧を印加させる。しかしこの高電圧印加装置9は、所望のパルス波形、周波数の高電圧を印加できるものであれば、これに限定されず使用可能である。
【0021】
以下、上記構成における作用を説明する。
高電圧印加装置9によって放電電極3と対向電極4との間に所定のパルス波形の高電圧、つまりパルス波形の歪んだ高電圧を印加することにより、放電領域5にストリーマ放電(以下、パルスストリーマ放電という)を発生させる。
【0022】
パルスストリーマ放電の発生機構は、放電電極3から放出される電子の前方で中性分子の電離が起こって電子がなだれのように放出され、これが次の新しい電子なだれを起こすというように、電子なだれが次々と起こって合体していくことにより高速に進行するものであり、放電電流の大部分は電子によるものである。
【0023】
その際には、放電電極3と対向電極4との間における放電電極3の付近に著しい電界集中があるため、印加される高電圧が十分な大きさであれば、電子なだれが発生し、多量のイオンと光量子とが作り出される。なおその際に、ワイヤ状の放電電極3をプラス電極としているため、放電電極3の付近で多量の光量子があらゆる方向に放出され、放出された光量子がその付近の中性分子に吸収されて電離を生起していき、放電電極3に向かう方向の電子なだれが多数に発生して、それと同時に作り出される正イオン中でプラズマ柱を形成する。このプラズマ柱の前縁に、対向電極4(つまりマイナス電極あるいはアースに接続した電極)に向かう正イオンが高密度で集中し、それによる電界集中の他に、これら正イオンの空間電荷と電子なだれ群の空間電荷との間に特に強力な電界が形成されるため、プラズマ柱の前縁の発光はさらに促進される。
【0024】
このようなパルスストリーマ放電が放電領域5で起こるため、放電領域5に流入する上流気流7に微生物が含まれていると、放電領域5で高速に飛散している多量の電子等の飛散粒子(放電電極2から放出された電子;気体分子(中性分子)、それに由来する電子、正イオン、ラジカル等)、電位差などによって、微生物の外壁やタンパク質が破壊されたり、DNAやRNAが損傷されることになり、微生物は殺滅または不活化される。
【0025】
また、たとえば臭気物質であり有害物質でもあるNH3(アンモニア)が含まれていると、流入時に安定なエネルギーレベルにあっても、放電領域5の飛散粒子、電位差等によりエネルギー供給を受け、分解反応に至る。NH3は第一段階でNとHに分解され、そのままでは不安定であるため第二段階でN2(窒素)とH2(水素)に、さらにH2O(水)などに変化することになり、無臭化、無害化される。
【0026】
したがって、この浄化ユニット1を例えば風量の大きい空気調和機に搭載することで、空気調和機に殺菌、脱臭、有害物質除去という浄化性能を持たせることが可能となる。しかし浄化部2を気体流路内に配置するのでなく、浄化部2内に気体を封入するようにしてもよい。放電領域5内に浄化対象物としての固体、水などの液体を配置してもよい。
【0027】
図3に示すように、浄化部2の放電領域5の下流側にフィルタ10を設けるのが望ましい。このことにより、塵埃、殺滅または不活化された菌、パルスストリーマ放電で生成したオゾンなどを分離回収することができ、浄化効果が高まる。そのためのフィルタ10としては、たとえば活性炭フィルタやMn系触媒フィルタを使用可能であるが、これらに限定されない。
【0028】
放電電極3と対向電極4との間に印加すべき高電圧は、効率よくパルスストリーマ放電を発生させ得るパルス波形の高電圧であり、両電極間の間隙の大きさによっても異なるが、たとえば間隙が約10mmである時には約7kV以上、約8mmである時には約6kV以上、約5mmである時には約4kV以上が必要である。
【0029】
この際のパルス波形の高電圧は、波形が歪んだ高電圧パルスであること、つまりパルストップに複数のピークが存在する高電圧パルスであることが重要である。ピーク数や、ピークどうしが等高であるか高低差があるかなどには特に制限はない。歪みのない高電圧パルスを伴ってもよいし、伴わなくともよい。
【0030】
確実な浄化のためにはさらに、放電領域5を通過する気流の速度と高電圧のパルス周波数との関係が重要である。気流中の微生物や臭気物質や有害物質(以下、汚染物質という。気流中の任意の1点に相応する。)が放電領域5を通過する間に少なくとも1回、波形が歪んだ高電圧パルスを供給してパルスストリーマ放電を発生させ得る高周波数が必要である。
【0031】
たとえば空気調和機の場合、室内機を通過する気流の速度は約1m/sなので、気流の通過方向における放電領域5の幅が約10mmである時には、気流中の汚染物質は約10msecで放電領域5を通過する。したがって、高電圧を約100Hzにて印加することで、放電領域5を通過していく汚染物質を1回、パルスストリーマ放電に遭遇させることができる。
【0032】
より確実な浄化のためには、上記した周波数約100Hzの数倍〜数十倍程度、つまり数百〜数千Hzという高周波数の高電圧を印加すればよい。逆に言うと、このような高周波数の高電圧を印加することにより、気流が非常に速い速度で放電領域5を通過する場合も、気流中の汚染物質を確実に浄化できるのである。浄化対象の気体、液体、固体が静止している場合には、このような高周波数は必須ではない。
【0033】
なおその際に、パルス幅を極小パルス幅とすることによって、電圧を瞬時に立ち上がらせることが可能になり、それにより、放電領域5でより多量の電子を高速飛散させること、また電圧印加時間を短縮して人体に有害なオゾンの発生を低減すること、また火花放電を抑制することが可能となる。できるだけ小さいパルス幅が望ましいが、約1μsec以下とすることで好ましい浄化効果が得られる。
【0034】
また負のパルス波形の高電圧を印加することによって、放電領域5でマイナスイオンを生成することができ、マイナスイオンを含んだ下流気流8を流出させて、リラックスできる雰囲気を提供することが可能となる。
【0035】
使用可能な高電圧の波形例を図4〜図8に示す。
図4は正弦波や振動波形に近いパルス波形を示す。正負のパルスが交互に3組並んだ1サイクルのパルス列の内、最も振幅が大きい正のパルスのパルストップが歪んでいる。拡大図示したように、歪み部分Aには、第1ピークp1とそれより高い第2ピークp2がある。このパルスのパルス幅は極小パルス幅(μsec)とされている。
【0036】
図5は正のパルス波形を示し、図6は負のパルス波形を示す。両パルス波形とも、正または負のパルスが3個並んだ1サイクルのパルス列の内、最も振幅が大きいパルスのパルストップが歪んでいる。
【0037】
図7は正のパルス波形を示し、図8は負のパルス波形を示す。両パルス波形とも、正または負のパルスが一定周期で繰り返されており、各パルスのパルストップが歪んでいる。
【0038】
同様の矩形のパルス波形を用いてもよいことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、波形が歪んだ高電圧パルスを供給することにより、パルスストリーマ放電を効率よく発生させることができ、放電領域を速い速度で通過する浄化対象物についても、殺菌、脱臭、有害物質除去などの浄化処理を効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における浄化装置の概略構成を示す断面図
【図2】図1の浄化装置を別の方向から示した断面図
【図3】本発明の他の実施形態における浄化装置の概略構成を示す断面図
【図4】本発明の浄化装置で印加される第1例の高電圧の波形図
【図5】本発明の浄化装置で印加される第2例の高電圧の波形図
【図6】本発明の浄化装置で印加される第3例の高電圧の波形図
【図7】本発明の浄化装置で印加される第4例の高電圧の波形図
【図8】本発明の浄化装置で印加される第5例の高電圧の波形図
【符号の説明】
1…殺菌ユニット
3…放電電極
4…対向電極
5…放電領域
6…気流通過領域
9…高電圧印加装置
10…フィルタ
Claims (7)
- 放電電極と対向電極との間にパルス波形の歪んだ高電圧を印加してストリーマ放電を発生させることにより、放電領域に存在する浄化対象物を殺菌し浄化する浄化方法。
- 放電領域を通過する浄化対象物については、放電領域の下流側でろ過を行なう請求項1記載の浄化方法。
- 放電電極および対向電極と、これらの電極間にストリーマ放電を発生させるパルス波形の歪んだ高電圧を印加する高電圧印加手段とを備えた浄化装置。
- 放電領域を通過する浄化対象物のろ過を行なうフィルタを放電領域の下流側に備えた請求項3記載の浄化装置。
- 高電圧印加手段は、放電領域を通過する浄化対象物の通過時間内に少なくとも1回、パルス波形の歪んだ高電圧を印加する周波数に制御される請求項3または請求項4のいずれかに記載の浄化装置。
- 高電圧印加手段は、パルス波形の歪んだ高電圧を極小パルス幅にて印加するように構成された請求項3から請求項5のいずれかに記載の浄化装置。
- 高電圧印加手段は、負のパルス波形の高電圧を印加するように構成された請求項3〜請求項6のいずれかに記載の浄化装置。
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