JP2004350457A - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブラケット2にベアリング16を介して回転可能に支持されるロータ4を備え、ロータ4に整流子3および巻線が取り付けられ、この整流子3に摺接するブラシ11を介して電気が巻線6に流れる構成とした整流子モータにおいて、ロータ4に対峙する隔壁シート19をブラケット2に取り付け、この隔壁シート19によって整流子モータの内部空間をベアリング16が収まるベアリング室28と整流子3が収まる整流子室29とに仕切り、ベアリング室28に対してブラシ11の磨耗粉を遮り、ブラシ11のマウント部品とロータ4の絶縁抵抗が低下することを抑えるものとした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整流子モータあるいはジェネレータのロータ構造に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
図8は、一般的なブラシ付き電動モータの断面図である。同図に示すモータでは、通電のためのカーボン製ブラシ11の磨耗紛が発生する。磨耗紛は導電性があるため、これがブラシ11廻りや整流子7とベアリング16との間に付着すると、ロータシャフト5やベアリング16との絶縁抵抗が低下するという問題が生じる。なお、図8に示す矢印は絶縁抵抗低下のルートを示すものである。
【0003】
以上の問題点に対して、特許文献1に開示されたモータは、ブラシ磨耗紛の増加に伴う絶縁抵抗の低下を、沿面距離を確保することで防止する方式である。しかし、ブラシとベアリングの間の沿面距離を確保するには、モータの全長の増大や、構造が複雑になるという問題点があった。
【0004】
また、特許文献2に開示されたモータは、ブラシ付近の絶縁部材の表面にブラシ磨耗紛が堆積するのを防止するために、絶縁部材の表面を清掃する部材を整流子の側面に設けている。この場合、絶縁部材の表面に対しての堆積防止効果は期待できるものの、大量のブラシ磨耗紛が発生した場合、磨耗紛を掻き出すだけでブラシとシャフト、ブラシとベアリング間の絶縁抵抗の確保は困難であるという問題点があった。また、整流子の表面に清掃のための部材を設けるのは、加工も難しく、コストアップにもつながるという欠点もあった。
【0005】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであって、ブラシ付きモータにおいて沿面距離を大きくしたり、構造の複雑化を招くことなく、通電部とロータシャフト間のブラシ磨耗紛による絶縁抵抗の低下を抑えられる構造を提供することを目的とする。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−058212号公報
【特許文献2】
特開2002−184663号公報
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この発明は、ベアリングを介してブラケットに回転可能に支持されるロータシャフトを備え、このロータシャフトに取り付けられた整流子に摺接するブラシを介して電気が同じくロータシャフトに取り付けられた巻線に流れる構成とした整流子モータにおいて、
前記ベアリングと整流子との間に設けられモータの内部空間をベアリング室と整流子室とに区画する隔壁シートを設けたことを特徴とする。そして、前記隔壁シートを平板状に形成しこの隔壁シートの外周部分をブラケットの内壁面に支持し、かつ、隔壁シート中心部の孔にロータシャフトが挿通する構成としたものである。
【0008】
さらに、この発明は、ロータシャフトの外周廻りに嵌合されて、隔壁シートの中央部の円孔内を挿通する筒状の絶縁カラーを設けたことを特徴とする。
【0009】
これにより、ブラシと整流子との摺動によって磨耗紛が発生しても、この磨耗紛がベアリング室等へ侵入するのを抑え、ブラシのマウント部品とロータ間の絶縁を確保できる。しかも、整流子とベアリング室との間に平板状の隔壁シートおよび絶縁カラーを設ける構成としたので、整流子とベアリングとの間隔が小さくても絶縁抵抗を確保できるため、モータの小型化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本発明に係るモータの断面図であり、図2は同モータにおける一部を拡大して示したものである。これら図1、図2に示すように、整流子モータのロータ4は、ベアリング15,16を介して回転可能に支持されるロータシャフト5と、ロータシャフト5に取り付けられる整流子3および巻線6とを備え、整流子3に摺接するブラシ11を介して供給される電気が巻線6に流れることにより、磁石3の磁力が回転方向に働いてロータシャフト5が回転駆動される。
【0012】
ブラシ11はブラシホルダ12に摺動可能に支持され、バネ10によって整流子3に押し付けられる。図示しない電源からの電気はハーネス14、リードプレート8、銅編み線13、ブラシ11をそれぞれ介して巻線6に供給される。なお、一般に、ブラシ11はカーボンのみ、もしくはカーボンと銅を主成分とする材質によって形成されるが、これに限定されない。
【0013】
モータは、モータ外側のケースを構成する筒状の金属製ヨーク1と、このヨーク1の開口部を塞ぐ樹脂製の絶縁性ブラケット2(以下、単にブラケットという。)とを備える。このブラケット2とロータシャフト5の間にベアリング16が介装される。
【0014】
このブラケット2には樹脂を成形してベアリング16のアウターレース(外輪)31を嵌合させるベアリング取付部2bが円筒面状に形成されるとともに、このベアリング取付部2bからモータ内側に向かって拡径する内壁面2aが円筒面状に形成される。
【0015】
ロータシャフト5の外周面にベアリング16のインナレース32が嵌合される。ロータシャフト5には環状溝5aが形成され、この環状溝5aに止め輪17が嵌められる。この止め輪17はインナレース32に対するロータシャフト5の移動を係止する。インナレース32が止め輪17に当接することにより、ブラケット2に対してロータシャフト5が図2にて左方向に変位することが係止される。止め輪17は例えばE形スナップリングが用いられるが、これに限らない。
【0016】
本発明では、整流子7とベアリング16との間に絶縁性材料から成る隔壁シート19が設けられている。隔壁シート19を整流子7とベアリング16との間に設けることで、モータの内部空間をベアリング室28と整流子室29とに仕切る構成とし、これにより、ベアリング室28に入り込もうとするブラシ11の磨耗紛を遮断することを意図したものである。
【0017】
なお、ベアリング室28とは、ブラケット2内におけるベアリング16が収められる空間をいい、整流子室29とは整流子7が収められる空間をいう。
【0018】
隔壁シート19は、図3に示すように、薄肉の円形であり、中心部が同じく円形に切り抜かれた所謂ドーナッツ形状となっている。そして、中心部に切り抜かれた円孔19bにロータシャフト5が貫通するとともに、隔壁シート19の外周部分(外周端部)19aはブラケット2のロータ導入部に形成された内壁面2aに隙間無く接するようになっている。
【0019】
このように、隔壁シート19の外周部分19aとブラケット2の内壁面2aとが隙間無く接するため、この接触面に所定の摩擦抵抗が発生し、隔壁シート19はこの接触面で固定されることになる。
【0020】
なお、隔壁シート19の中心部の円孔19bの径はロータシャフト5の外径よりも若干大きく形成されて、隔壁シート19とロータシャフト5とは直接接しないように構成されるが、隔壁シートの耐久性に問題がなければ、隔壁シート19の円孔19bの内径部分がロータシャフト5の外周に摺接するようにしてもよい。この場合、この部分のシール性がより強化されることとなる。
【0021】
隔壁シート19の一面側(図面右方向)は整流子7と対峙し、この面と整流子7とは非接触または僅かに接触する。しかし、この整流子7の端面と隔壁シート19との接触による摩擦抵抗は、隔壁シート19の外周部分19aとブラケット2の内壁面2aとの接触による摩擦抵抗よりも遥かに小さいので、ロータシャフト5が回転しても隔壁シート19は回転せずに固定される。また、このような摩擦抵抗による固定としたので、隔壁シート19をブラケット2に固定するための特別の方策は不要であり、生産性に優れる。
【0022】
なお、隔壁シート19の外周部分19aとブラケット2の内壁面2aとの摩擦抵抗を高める一方、隔壁シート19の一面と整流子7の端面との歴擦抵抗を下げる方法の一つとして、隔壁シート19をテフロン(登録商標)含浸のグラスファイバーシート等によって形成することが挙げられる。しかし、絶縁性、耐熱性、磨耗性などの条件を満たせば、この材質に限る必要はない。
【0023】
ところで、本実施の形態では隔壁シート19の形状は円形としたが、これに限るものではなく、例えば、隔壁シート19の外形形状とブラケット2の内壁面2aの形状をそれぞれ多角形に形成することで、隔壁シート19とブラケット内壁面2aとが嵌合するようにし、これにより隔壁シート19の回転を規制するようにしてもよい。すなわち、隔壁シート19は、前記整流子室29とベアリング室28とを仕切る機能を果たし、かつ、ロータシャフト5の回転に対して、隔壁シート19が回転しないという機能を満たすものであれば、必ずしも円盤形状等に限るものではない。同様に、隔壁シート19の中心部分に開けられた孔19bも円形に限る必要はないのはもちろんである。
【0024】
また、本実施の形態では、隔壁シート19の外径とブラケット2の内径とを略同一として、両者が隙間無く接するように構成したが、隔壁シート19の外径をブラケット2の内径よりも僅かに大きく形成してもよい。これにより、隔壁シート19がブラケット2に嵌合するに際して、隔壁シート19は歪み(変形し)、隔壁シート19の弾性復元力がブラケット2に作用し、即ち、隔壁シート19の外周がブラケット2の内壁面2aに押し付けられて、隔壁シート19の回転を止める構成とすることもできる。
【0025】
さらにまた、隔壁シート19の外径をブラケット2の内径よりも大きく形成するとともに、ブラケット2の内壁面2aであって、隔壁シート19の外周19aが接する部分に凹状の環状溝を形成し、この溝に隔壁シート19の外周部分19aが嵌め込まれるようにしてもよい。
【0026】
さて、本発明では、前記隔壁シート19の他に、絶縁カラー18が設けられている。絶縁カラー18は、ロータシャフト5の外周廻りに嵌合された筒状のもので、隔壁シート19中心部の円孔19b内を挿通する。したがって、絶縁カラー18はロータシャフト5廻りであって、整流子7と止め輪17の間に介装されることになり、これにより、隔壁シート19とロータシャフト5の間を絶縁する。また、絶縁カラー18の先端部(図面左方向)には環状のつば部18aが設けられており、このつば部18aが隔壁シートl9の中心部の円孔19bから径方向外側に沿って嵌め合わされている。絶縁カラー18のつば部18aであって隔壁シート19と対持する面と反対側の面は止め輪17と対峙するが、隔壁シート19が絶縁カラー18のつば部18aに当接し、その動きが規制されることで、例えば止め輪17との干渉が抑えられる。
【0027】
絶縁カラー18の基端部(図面右方向)は、隔壁シート19の円孔19bを貫通して整流子7側に伸び、整流子7の端面隙間に介装される。
【0028】
このように、絶縁カラー18はロータシャフト5に嵌合し固定されるため、ロータシャフト5の回転に伴って回転する。しかし、絶縁カラー8と隔壁シート19は互いに摺動可能に支持されているため、このとき隔壁シート19は回転せずに固定される。
【0029】
以上の構成によって、隔壁シート19とロータシャフト5間の隙間をこの絶縁カラー18が塞ぐこととなり、隔壁シート19と整流子7の間に磨耗紛が入ってきても、整流子7とロータシャフト5との間の絶縁は確保される。
【0030】
なお、隔壁シート19は通常、樹脂等の絶縁性材料により形成されるが、絶縁カラー18によってロータシャフト5とは絶縁されるため、隔壁シート19は必ずしも絶縁性材料でなく金属等の導電性材料を用いることもできる。
【0031】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0032】
隔壁シート19は図3に示すように、中心部の円孔19bをロータシャフト5が挿通する平板状のもので、整流子7とベアリング16(図示せず)とを区画する隔壁としての役割を果たす。隔壁シート19は、図1または図2に示すように、モータに組み付けられた状態でその外周部分19aがブラケット2の内壁面2aと隙間無く接する、あるいは弾性変形による復元力をもって密着し、固定される。
一方、中心部分の円孔19bはロータシャフト5とは直接接してはいないため、ロータシャフト5が1回転しても、隔壁シート19は回転することなく固定される。
【0033】
また、隔壁シート19中心部分の円孔19bを貫通し、ロータシャフト5の外周に嵌め込まれている円筒状の絶縁カラー18は、隔壁シート19とロータシャフト5間の隙間を埋める役割を果たし、隔壁シート19とロータシャフト5間の絶縁を確保するとともに、ブラシ11から生じる磨耗紛のベアリング室28等への侵入を抑える。
【0034】
このように、ロータシャフト5が回転し(モータが駆動し)、ブラシ11の磨耗紛が発生しても、隔壁シート19および絶縁カラー18がベアリング室28等への磨耗紛の侵入を抑止し、ベアリング16や絶縁ブラケット2の内壁面への磨耗紛の付着を防止することができる。
【0035】
本発明では、整流子7とベアリング16間に平板状の隔壁シート19および絶縁カラー18を設け、これらにより整流子7とベアリング室28とを隔離することとしたので、整流子7とベアリング16間の寸法を長くすることなく、絶縁を確保することができる。
【0036】
また、隔壁シート19は、その外周部分19aがブラケット2の内壁面2aと隙間無く密着され、ここで生じる摩擦抵抗によって、隔壁シート19を固定することとしたので、例えば、接着剤等を用いて固定する場合に比べて、生産性に優れる。
【0037】
さらにまた、隔壁シート19を予めロータ4に組み付けてアッシ化しているため、モータの組立工数が増えることなく、生産性を維持でき、その上、ロータ4をモータに組み付けるのに伴って、隔壁シート19が所定位置に配置されているため、隔壁シート19の位置決めをする手間がかからない。
【0038】
他の実施の形態として、図4に示すように、隔壁シート19を複数枚重ねて介装してもよい。この場合、隔壁シート19の厚みが増えるので、絶縁性が向上する。また、隔壁シート19の外周端部19aがブラケット2の内壁面2aにより強く押し付けられるので、両者間のシール性が高められる。
【0039】
さらに他の実施の形態として、図5に示すように、整流子7に隔壁シート19中心部の円孔内を挿通させる環状凸部7aを一体形成してもよい。この場合、環状凸部7aが隔壁シート19とロータシャフト5間を絶縁するため、絶縁カラー等の部材を廃止して構造の簡素化が図れる。
【0040】
さらに他の実施の形態として、図6に示すように、前記環状凸部7aに環状の絶縁ワッシャ20を嵌合して取り付けてもよい。絶縁ワッシャ20と整流子7の端面との間に環状の隙間が形成され、この隙間に隔壁シート19の中心部の円孔が摺動可能に介装される。この場合、隔壁シート19が絶縁ワッシャ20に当接することによって、図6の左方向に変位することが係止され、隔壁シート19が止め輪17に干渉することを防止できる。
【0041】
さらに他の実施の形態として、図7に示すように、ロータシャフト5に段部5bを形成し、この段部5bをベアリング16のインナーレース32に当接させてもよい。ロータシャフト5には整流子7と並んで筒状の絶縁カラー21を嵌合して取り付け、この絶縁カラー21に隔壁シート19の円孔内に挿通させる。この場合、ロータシャフト5の段部5bがインナーレース32に当接することにより、ブラケット2に対してロータシャフト5が図面左方向に変位することが係止される。絶縁カラー21は隔壁シート19とロータシャフト5の間を絶縁するとともに、整流子7の位置決めをしている。
【0042】
なお、本発明はモータに限らず、ジェネレータ等の回転電機にも適用できる。
【0043】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すモータの断面図。
【図2】同じくモータの一部を拡大した断面図。
【図3】同じくロータの斜視図。
【図4】他の実施の形態を示すモータの断面図。
【図5】さらに他の実施の形態を示すモータの断面図。
【図6】さらに他の実施の形態を示すモータの断面図。
【図7】さらに他の実施の形態を示すモータの断面図。
【図8】従来例を示すモータの断面図。
【符号の説明】
1 ヨーク
2 (絶縁性)ブラケット
2a 内壁面
5 ロータシャフト
6 巻線
7 整流子
7a 環状凸部
11 ブラシ
16 ベアリング
17 止め輪
18 絶縁カラー
18a つば部
19 隔壁シート
19a 隔壁シート外周端部
19b 隔壁シート中心部の孔
20 絶縁ワッシャ
21 絶縁カラー
28 ベアリング室
29 整流子室
Claims (12)
- ブラケットにベアリングを介して回転可能に支持されるロータシャフトを備え、このロータシャフトに整流子および巻線が取り付けられ、この整流子に摺接するブラシを介して電気が巻線に流れる構成とした整流子モータにおいて、
前記ベアリングと前記整流子との間に設けられ、前記モータの内部空間をベアリング室と整流室とを区画する隔壁シートを設けたことを特徴とするモータ。 - 前記隔壁シートを平板状に形成し、この隔壁シートの外周部分を前記ブラケットの内壁面に支持したことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記隔壁シートをドーナッツ状に形成し、その外周部分が前記ブラケットの内壁面に固定されるとともに、その中心部の孔に前記ロータシャフトが貫通する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
- 前記隔壁シートの外径を前記ブラケットの内径と略同一の寸法とし、隔壁シートの外周部分とブラケットの内壁面とが隙間無く接触することで、隔壁シートとブラケットとを固定するようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記隔壁シートの外径を前記ブラケットの内径よりも大きく形成し、隔壁シートとブラケットとが嵌合するのに際して、隔壁シートが変形し、このとき生じる隔壁シートの弾性復元力によって隔壁シートをブラケットの内壁面に押し付けることで隔壁シートをブラケットに固定する構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記隔壁シートの外形を多角形とするとともに、ブラケットの内壁面も前記隔壁シートの外形と同形とし、隔壁シートとブラケットとが嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記ブラケットの内壁面に凹状の環状溝を形成し、前記隔壁シートの外周部分が、この環状溝に嵌め込まれるようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記ロータシャフトの外周廻りに嵌合されて前記隔壁シートの中央部の円孔内を挿通する筒状の絶縁カラーを設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記絶縁カラーの先端部につば部を設け、このつば部が前記隔壁シートの中央部の円孔から径方向外側に沿って嵌め合わされていることを特徴とする請求項8に記載のモータ。
- 前記整流子に前記隔壁シートの中心部の孔を挿通させる環状凸部を一体形成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のモータ。
- 前記環状凸部に環状の絶縁ワッシャを取り付け、この絶縁ワッシャと前記整流子の端面の間に環状の隙間を形成し、この隙間に前記隔壁シートの中心部の孔を介装したことを特徴とする請求項10に記載のモータ。
- 前記ロータシャフトに前記ベアリングに当接する段部を形成し、前記ロータシャフトの外周廻りに嵌合されて前記隔壁シートの中央部の円孔内を挿通する筒状の絶縁カラーを設け、この絶縁カラーを前記整流子とベアリングの間に介装したことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のモータ。
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