JP2004349078A - 遮断器 - Google Patents

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Katsushi Matsumura
勝史 松村
Hitoshi Ito
仁志 伊藤
Kaizo Okada
快三 岡田
Takeshi Hamamoto
毅 浜本
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Abstract

【課題】亜鉛メッキ、ニッケルメッキ等が施された従来のグリッド板では、高温のアークによってメッキが溶融・蒸発し、溶融飛散物の接点への付着や機構部動作不良、或いは蒸発物によるアーク消弧時間延長や絶縁物の絶縁低下を引き起こしたり、また耐熱性を向上させた複合メッキでは高価であり、価格を抑制するため必要な部分にのみ複合メッキを施す等煩雑な処理が必要であった。
【解決手段】鋼板41の表面にアルミニウムメッキ42を施し、そのアルミニウムメッキ表面に酸化物43、53、或いは水和物63を形成し、耐熱性、消弧・絶縁機能を高め、消弧時間を短縮し、グリッド板9の消耗を抑え、同時に遮断性能の向上を図ったものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電流を遮断した際、接点間に発生するアークを、磁性を有するグリッド板にて分断、消滅させて電流を遮断する遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遮断器における接点間に発生するアークを分断、消滅させるグリッド板としては、磁性を有する鋼板の表面に亜鉛メッキやニッケルメッキを施したものや、耐アーク性を向上させる目的でニッケルメッキ中にセラミック粒子を共析させた複合メッキを施したものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
また、鋼板の表面に気化熱の大きい、例えばクロムメッキを施したものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−82205号公報(第1図)
【特許文献2】
特開昭54−50967号公報(第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の遮断器のグリッド板は防蝕、防錆のため鋼板の表面に亜鉛メッキやニッケルメッキを施したものを用いているが、そのメッキの融点が、例えば亜鉛メッキは約420℃、ニッケルメッキは約1450℃のようにそれほど高くなく、従って電流を遮断したときに生じる高温のアークにより、メッキが溶融・蒸発して溶融飛散物が機構部や接点に付着し、機構部動作不良や再通電後の接点異常温度上昇を引き起こしたり、蒸発物によるアーク消弧時間延長や絶縁物の絶縁耐力低下を引き起こす場合があった。また、クロムメッキは気化して大きな気化熱をアークから奪ってアークを冷却するが、気化したクロムにより同様の課題があった。
更にはアークによる高熱が鋼板に伝導し、鋼板が溶融・蒸発により消耗してしまうという課題があった。
【0005】
また、鋼板の表面にセラミックを共析させた複合メッキを施すと、共析するセラミックの種類によっては2000℃以上の融点を得られることもできるが、複合メッキは高価であり、コストを抑えるために必要な部位にのみ複合メッキ処理を施す等の煩雑な処理を行う必要がある等の課題があった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、アークを分断、消滅させるグリッド板の消耗が少ない遮断器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる遮断器は、開閉動作により接離する接点間に発生するアークを分断、消滅させる複数のグリッド板を、アルミニウムメッキされ、このアルミニウムメッキの表面にアルミニウムの酸化物が形成されている鋼板により構成したものである。
【0008】
また、この発明に係わる遮断器は、開閉動作により接離する接点間に発生するアークを分断、消滅させる複数のグリッド板を、アルミニウムメッキを施した鋼板を水和処理したものにより構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明を一般にノーフューズブレーカと称される回路遮断器に適用した実施の形態1の遮断器の部分断面図である。また、図2はこの遮断器に設けられた複数のグリッド板からなる消弧装置の一例を示す斜視図、図3はアークが発生したときのグリッド板に誘磁される磁束のかたよりを説明するための模式図で、図2の消弧装置を上から見たものである。
【0010】
図1において、ベース1とカバー2に覆われた内部に固定接点3を有する固定接触子4が取り付けられ、この固定接点3と対向して位置する可動接点5を有する可動接触子6が開閉機構部7に回動可能に取り付けられ、さらに開閉機構部7にはカバー2の開口部から突出する操作ハンドル8が係着されている。開閉機構部7はこの操作ハンドル8の開閉操作とともに、周知のバイメタル、電磁機構などの過電流や漏電を検出する手段(図示せず)が異常電流を検出した際に遮断動作を行うもので、よく知られているバネを有するトグルリンク機構により可動接触子6を高速で回動(可動接点5を固定接点3から開離)させる構成となっている。
【0011】
鋼板の表面にアルミニウムメッキを施してなるグリッド板9は、図3に示すように四角状の板の一辺に略U字形の切り欠き10を設けた形状となっている。このグリッド板9を複数枚用い、図2に示す通り所定の間隔を持って絶縁性の材料からなる支持板11a、11bに挟持させることにより消弧装置12を構成している。この消弧装置12は、グリッド板9のU字形の切り欠き10が固定接点3、可動接点5の方向に向くように設置され、このU字形の切り欠き10により形成される空間を可動接触子6が回動する構成となっている。アーク13は、言うまでも無く固定接点3と可動接点5の間に発生する。
【0012】
図4は、グリッド板9として使用されるアルミニウムメッキされ、このアルミニウムメッキの表面にアルミニウムの酸化物が形成されている鋼板の部分断面図であり、鋼板41にアルミニウムメッキ42が約44μmの厚さで施されている。アルミニウムメッキ42の表面には、メッキ材であるアルミニウムが空気中で自然に酸化して生成される約5nmの薄い酸化物(以下、自然酸化皮膜という)43が形成されている。
【0013】
次に動作について説明する。図1において、操作ハンドル8の遮断操作、または過電流や漏電を検出する手段(図示せず)からの遮断指令があると、開閉機構部7が遮断動作を行ない、開閉機構部7のトグルリンク機構の伸張、屈曲およびバネの伸張、圧縮に伴って、このトグルリンク機構に連動するように設けられた可動接触子6が反時計回りに高速で回動し、可動接触子6に固着された可動接点5が固定接触子4に固着された固定接点3から離れる。
【0014】
このとき、固定接点3と可動接点5の間に発生するアーク13は、図3に示すように磁性鋼板グリッド板9に誘磁された磁束14のかたよりによって、複数のグリッド板9のU字形の切り欠き10で形成される空間の奥(図3において上方)へ移動し、複数のグリッド板9間の短いアークに分断され、電圧降下を生じさせる。そして、アークを維持するための電圧が上昇し、電源電圧を維持できなくなってアークは消滅する。
【0015】
このアーク13がグリッド板9によって分断されるとき、グリッド板9はアーク13による高温にさらされるが、鋼板41に施されたアルミニウムメッキ42の熱反射性が良好であり、またアルミニウムメッキ42の表面に形成された自然酸化皮膜43の融点は約2050℃と高く、更にメッキ材であるアルミニウムが高温で溶融する際に耐熱性の高い酸化物が形成され、従って鋼板41はアーク13の高温から保護される。
【0016】
この実施の形態1によれば、アーク遮断時におけるグリッド板の消耗が少ない遮断器を提供することが出来る。
【0017】
発明者らは、以上の効果を確認するため、実施の形態1に示す遮断器と従来から使用されている遮断器を用いて遮断試験を実施したので、その概要と結果について以下に述べる。
【0018】
遮断器のサンプル.
グリッド板9は、幅約15mm、長さ約27mmで略U字形の切り欠き10を有し、板厚は1.6mmのものを3枚、2.3mmのものを4枚の計7枚とした。消弧装置12は支持板11a、11bにより、上記の7枚のグリッド板を約2.3mmの間隔で挟持している。グリッド板9は、日新製鋼(株)製のアルミニウムメッキ鋼板(商品名:アルスター鋼板)を用い、その断面は既に説明したとおり、図4の如くである。以上の消弧装置を試験サンプルの遮断器に組み込んだ。(以下、新形品1という)
【0019】
また、比較例の消弧装置12のサンプルとして、従来から使用されているものを使用したが、グリッド板9の形状、枚数および消弧装置12の形状、グリッド板9の構成は新形品1と同一とし、グリッド板9の鋼板の表面には約10μmの厚さでニッケルメッキを施している。以上の消弧装置を新形品1と同一の試験サンプルの遮断器に組み込んだ。(以下、従来品という)
【0020】
試験条件.
遮断する回路の電圧、電流として、AC500V−10kA、AC440V−15kA、AC400V−18kA、AC230V−35kAの4ケースを行ない、遮断・投入のシーケンスは、O−t−CO、但しtは3分、とした。Oは遮断、Cは投入を意味し、即ち遮断後3分後に再投入し、引き続き猶予なく再遮断する。これは遮断器の遮断責務を確認する試験規格の1つである。
新形品1と従来品の比較を行うパラメータとして試験実施後のグリッド板9の全数の消耗量を計量し、試験前後におけるグリッド板9の消耗割合を求めた。
【0021】
試験結果.
まず、新形品1および従来品とも、全ケースで遮断に伴うアークを分断、消滅させ、遮断に成功した。次にグリッド板9の消耗割合について表1に示す。
【0022】
【表1】
Figure 2004349078
【0023】
表1から明らかなように新形品1は従来品に比べ、グリッド板9の消耗量が3%〜7%も少ないことが判明した。
【0024】
アルミニウムメッキの融点は約650℃、ニッケルメッキの融点は約1450℃であり、ニッケルメッキの方が融点が高いにもかかわらずアルミニウムメッキを施した新形品1の方がグリッド板9の消耗量が少ないのは、図4に示したようにアルミニウムメッキ42の表面に形成された自然酸化皮膜43の融点が約2050℃とニッケルメッキより高く、またアルミニウムメッキ42表面の熱反射性が良好であること、更にメッキ材であるアルミニウムが高温で溶融する際に耐熱性の高い酸化膜が形成され、鋼板41の消耗量を抑制するためである。
以上の試験の結果からも実施の形態1の効果が確認された。
【0025】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による遮断器に用いられるグリッド板9の部分断面図である。図5において、鋼板51にアルミニウムメッキ52が約44μmの厚さで施されている。さらにアルミニウムメッキ52の表面には陽極酸化処理によるアルミニウムの分厚い酸化物層(Al)53が1〜50μm、好ましくは1〜3μmの範囲内で所定の厚さ、例えば2μmの厚さで形成されている。
この陽極酸化処理とは、電解質溶液中でアルミニウムを陽極に接続して電気を通し陰イオンの一部である酸素が陽極のアルミニウムの方に移動してそこで化学的に結合し、膜厚数μm〜数十μmの酸化物層を形成するものである。一般にアルマイト処理とも言われている。
【0026】
この酸化物層53は、実施の形態1においてアルミニウムメッキの表面にメッキ材であるアルミニウムが空気中で自然に酸化して生成される約5nmの薄い自然酸化皮膜43に比べて厚く、絶縁性が極めて高いためグリッド板9間の電圧降下が増大し、遮断時に発生するアークを維持する電圧を増大させる。この電圧は容易に電源電圧を超えるため、消弧時間は短縮される。また、酸化物層53は耐熱性も良好であり、アークの消弧時間の短縮と合わせて、鋼板51の溶融が少なく、金属蒸気量を抑制し、遮断器各部の絶縁劣化を抑えることが出来る。
【0027】
この実施の形態2によれば、アーク遮断時におけるグリッド板の消耗が極めて少ない遮断器を提供することが出来る。
【0028】
なお上記の実施の形態2では、アルミニウムメッキ52の表面のアルミニウム酸化物層53を陽極酸化処理により構成する場合について説明したが、その他の酸化処理によっても同様の効果が期待できる。
【0029】
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による遮断器に用いられるグリッド板9の部分断面図である。図6において、鋼板61にアルミニウムメッキ62が約44μmの厚さで施されている。さらにアルミニウムメッキ62の表面には酸化アルミニウム(Al)の水和物層(Al・HO)63が0.1〜5.0μm、好ましくは0.1〜1.0μmの範囲内で所定の厚さ、例えば0.5μmの厚さで形成されている。
【0030】
この水和物層は、アルミニウムメッキを施した鋼板をトリエタノールアミンやアンモニア水を約0.3%添加した沸騰水中に浸漬するか、または加圧水蒸気で処理することにより得られる。
【0031】
以上のグリッド板9により消弧装置12を形成し、図1に示す遮断器に組み込む。このようにして得られた遮断器においては、遮断時に生じるアーク13にグリッド板9がさらされると、アーク13の高熱によって上記水和物層63が脱水分解し、大きな吸熱反応を起こし、アークを冷却させる。また、水和している酸化アルミニウムは絶縁性も高く、アークの冷却と合わせて、アークの消弧時間を短縮する効果がある。更に、水和している酸化アルミニウムは耐熱性にも優れるため、アークの消弧時間の短縮と合わせて、鋼板61の溶融が少なく、金属蒸気量を抑制し、遮断器各部の絶縁劣化を抑えることが出来る。
【0032】
この実施の形態3によれば、アーク遮断時におけるアークの冷却効果が大きく、グリッド板の消耗が少ない遮断器を提供することが出来る。
【0033】
発明者らは、以上の効果を確認するため、実施の形態3に示す遮断器を用いて遮断試験を実施したので、その概要と結果について以下に述べる。
【0034】
遮断器のサンプル.
グリッド板9の形状、枚数、および消弧装置12の形状、グリッド板9の構成は新形品1と同一とした。グリッド板9の表面には前述の方法等により酸化アルミニウムの水和物層(Al・HO)63を形成した。その断面は既に説明したとおり、図6の如くである。以上の消弧装置を新形品1と同一の試験サンプルの遮断器に組み込んだ。(以下、新形品2という)
【0035】
試験条件.
試験条件は、実施の形態1において行った試験と同一とした。
【0036】
試験結果.
まず、新形品2は全ケースで遮断に伴うアークを分断、消滅させ、遮断に成功した。次にグリッド板9の消耗割合について表2に示すが、比較しやすいように実施の形態1における試験結果も含めて示す。
【0037】
【表2】
Figure 2004349078
【0038】
表2から明らかなように新形品2は、水和処理をしていない新形品1よりもさらに1%〜3%グリッド板9の消耗が少ないことが判明した。これは、アルミニウムメッキ表面の水和物層によるアークの冷却効果、および水和物層の耐熱性、絶縁性が良好であるため、水和処理をしていない場合よりも一層鋼板の消耗を抑制するためである。
以上の試験結果からも実施の形態3の効果が確認された。
【0039】
実施の形態3では、アルミニウムメッキを施した鋼板を水和処理した場合について説明したが、アルミニウムメッキの表面に、例えば陽極酸化処理によるアルミニウムの分厚い酸化物層を形成し、その酸化物層の表層部を水和処理したグリッド板でも適用可能である。この場合、鋼板表面にアルミニウムメッキ層があり、その表面に酸化物層があって、更にその表面に水和物層が形成されるため、水和物層のアーク冷却効果、耐熱性、絶縁性に加え、酸化物層の耐熱性、絶縁性の効果もあり、より以上の効果を得ることができる。
【0040】
ところで、上記説明ではこの発明の遮断器の接点数は単極である場合について述べたが、多極の遮断器であっても同様に適用できることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、アーク遮断時におけるグリッド板の消耗が少ない遮断器を提供することが出来る。即ち、従来の遮断器と同じ大きさ、遮断定格の場合を考えると長寿命化が期待でき、同じ大きさ、寿命の場合を考えると遮断容量の大きい遮断器を提供することが出来る。更に、同じ寿命、遮断容量の場合を考えると小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮断器の部分断面図である。
【図2】図1の遮断器に用いられる消弧装置の一例を示す斜視図である。
【図3】図2の消弧装置を構成するグリッド板の働きを示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態1のグリッド板の部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2のグリッド板の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3のグリッド板の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ベース、2 カバー、3 固定接点、4 固定接触子、5 可動接点、6可動接触子、7 開閉機構部、8 操作ハンドル、9 グリッド板、10 U字形切り欠き、11a 支持板、11b 支持板、12 消弧装置、13 アーク、14 磁束、41 鋼板、42 アルミニウムメッキ、43 自然酸化皮膜であるアルミニウム酸化物、51 鋼板、52 アルミニウムメッキ、53 アルミニウム酸化物、61 鋼板、62 アルミニウムメッキ、63 アルミニウム水和物。

Claims (4)

  1. 開閉動作により接離する第1の接点と第2の接点、前記第1の接点と前記第2の接点の間に発生するアークを分断させて消滅させる複数のグリッド板を有した遮断器において、前記グリッド板を、アルミニウムメッキされ、このアルミニウムメッキの表面にアルミニウムの酸化物が形成されている鋼板により構成したことを特徴とする遮断器。
  2. 上記酸化物を陽極酸化処理により形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮断器。
  3. 上記酸化物を水和処理したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の遮断器。
  4. 開閉動作により接離する第1の接点と第2の接点、前記第1の接点と前記第2の接点の間に発生するアークを分断させて消滅させる複数のグリッド板を有した遮断器において、前記グリッド板を、アルミニウムメッキを施した鋼板を水和処理したものにより構成したことを特徴とする遮断器。
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