JP2004348511A - 位置情報を利用した情報検索システムおよび当該システムに用いられる情報端末および当該システムに用いられるデータベース - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、情報提供者から特定のデジタルコンテンツに対して感想やコメントを適宜書き込むことができ、また他人の感想やコメントを自由に視聴できるようにした情報検索システムを提供することを目的としている。
【解決手段】情報発信端末とデータベースと情報閲覧端末とを用いて情報検索システムを構成し、特定のデジタルコンテンツに対して情報発信端末が自己を特定して感想やコメントをデータベースに書き込むようにし、情報閲覧端末でも自己を特定して特定のデジタルコンテンツに付されている感想やコメントを視聴するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】情報発信端末とデータベースと情報閲覧端末とを用いて情報検索システムを構成し、特定のデジタルコンテンツに対して情報発信端末が自己を特定して感想やコメントをデータベースに書き込むようにし、情報閲覧端末でも自己を特定して特定のデジタルコンテンツに付されている感想やコメントを視聴するようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地理的な属性を持った情報の発信および検索を可能とする、位置情報を利用した情報検索システムおよび当該システムに用いられる情報端末および当該システムに用いられるデータベースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットや携帯電話情報サービスにおいて、利用者が情報を得る手段として検索エンジンが広く利用されている。利用者が特定商品やサービスの消費を目的として情報を検索する場合には、「ぐるなび」「価格.com」「たびの窓口」等の特定分野の情報の提供を目的としたWEBサイトも広く利用されている。
【0003】
さらに、利用者が他の利用者による口コミの評判を知りたい場合にはオンライン掲示板が利用される場合も多い。
【0004】
利用者がこれらの情報サービスを利用して情報を収集するに際して、例えば広く「ラーメン」一般について情報を収集しようとしたとすると、検索エンジンを利用するのであれば、検索キーワードとして「ラーメン」を入力して検索を行えばよい。
【0005】
また、特定分野の情報提供を目的としたWEBサイトを利用するのであれば、該WEBサイトのトップページから例えば「食事」→「中華」→「ラーメン」等とWEBの階層構造をたどって目的とする情報を探して行けば良い。
【0006】
また、オンライン掲示板で口コミ情報を利用するのであれば、利用者が欲する情報が書き込まれているであろう掲示板を特定し、該掲示板に検索機能があるならば、検索エンジンを利用する場合と同様に「ラーメン」をキーワードとして検索を行い、該掲示板に検索機能が無い場合には、投稿を一つずつ読んで行くか閲覧端末の検索機能を用いれば良い。
【0007】
以上のようにして利用者は「ラーメン」に関する情報を収集することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者が地理的に特定な場所、例えば現在いる「神奈川県横須賀市光の丘1−1」周辺で評判の良い「ラーメン」に関する情報を得ようと考えた場合、以下の様な問題がある。
【0009】
検索エンジンを利用する場合、検索キーワードとして「ラーメン 神奈川県横須賀市光の丘1−1」と入力して検索を行うことになるが、この検索条件は絞り込みがきつすぎて検索結果として、利用者が望む情報が出力される可能性は非常に低い。検索条件をゆるめて、「ラーメン 横須賀」をキーワードとして検索を行うと、多量の検索結果が得られるだろうが「ラーメン 神奈川県横須賀市光の丘1−1」をキーワードとした場合とは逆に多量すぎる情報の中から利用者が望む情報をさらに絞り込まなければならない。
【0010】
また、特定分野の情報提供を目的としたWEBサイトを利用するのであれば、該WEBサイトのトップページから例えば「食事」→「中華」→「ラーメン」→「関東」→「神奈川」→「横須賀」等とWEBの階層構造をたどって目的とする情報を探して行くことになるが、階層をたどる操作は煩雑であり、特に情報表示画面のサイズや入力装置の限られた携帯端末を用いた場合には、その操作は容易とは言えない。
【0011】
また、オンライン掲示板で口コミ情報を利用する場合には、利用者が欲する情報が書き込まれているであろう掲示板を特定しなければならないが、そもそも該当する掲示板を特定すること自体困難である。特に情報表示画面のサイズや入力装置の限られた携帯端末を用いた場合には、その困難さは顕著である。
【0012】
上記問題を解決する従来の方法として「地図サイト」と分類される情報サービスが存在する。「地図サイト」においては提供する情報は位置情報をその属性として含んでおり、位置情報を利用した検索が可能となっており、携帯端末の位置検出機能を利用した検索が可能なサービスも存在する。
【0013】
しかし、従来の「地図サイト」は情報提供者が、利用者に対して提示したい情報と位置情報を併せてデータベースに登録し、利用者はそのDBに対して位置情報を利用した検索・閲覧を行うものであり、口コミ情報を提供する地図サイトであっても、情報提供者が用意した店なり商品なりに関する口コミ情報しか提供されず、インターネツトの個人ホームページの様な主種雑多な情報を得ることができないという問題が存在した。
【0014】
本発明は、情報提供者から特定のデジタルコンテンツに対して感想やコメントなどを適宜書き込むことができ、また他人の感想やコメントを自由に視聴できるようにした情報検索システムを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この問題を解決するために、請求項1の発明は、通信ネットワークを用いた情報検索システムにおいて、検索されるべき情報であるデジタルコンテンツと検索キーとなるテキストデータとをデータベースに登録する情報発信端末が、
デジタルコンテンツおよびテキストデータと併せて位置情報をデータベースに送信し、
デジタルコンテンツと位置情報とを受信したデータベースがそれらを併せて格納し、
該データベースを検索する情報閲覧端末が、データベースに検索要求を送信する際に、検索キーとなるテキストデータと併せて位置情報を送信し、
該データベースでは該テキストデータと該位置情報をもちいて検索を行うようにしたものである。
【0016】
請求項1による情報検索システムでは、従来のインターネットのホームページとは異なり、検索対象となるデジタルコンテンツがその属性として位置情報を保持することになるため、従来の検索エンジンで問題であった位置情報と結びついた検索の困難さが解消される。
【0017】
また、請求項1による情報検索システムでは、情報発信端末から任意の情報をデータベースに登録可能であるため、従来の地図サイトに存在した、情報提供者があらかじめデータベースに登録した情報しか検索できないという問題も解消される。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の情報検索システムの情報発信端末にかかわり、情報発信端末が自己位置検出手段をそなえ、情報検索システムのデータベースに対してデジタルコシテンツと検索キーとなるテキスト情報とを送信する際に自己位置検出手段により検出した位置情報を併せて送信するようにしたものである。
【0019】
これにより情報発信端末の使用者である情報発信者が位置情報を情報発信端末に入力する手間が省け、位置情報を属性情報として備えたデジタルコンテンツの蓄積が容易となる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項1の情報検索システムの情報閲覧端末にかかわり、情報閲覧端末が自己位置検出手段をそなえ、情報検索システムのデータベースに対して検索要求を送信する際に、使用者である情報閲覧者が入力したテキスト情報と併せて、自己位置検出手段により検出した位置情報を送信するようにしたものである。
【0021】
これにより情報閲覧者が位置情報を用いた情報検索を行うに際して、情報閲覧端末に位置情報を入力する手間が省け、位置情報を属性情報として備えたデジタルコンテンツの利用が容易となる。
【0022】
請求項4および請求項5の発明は、請求項1〜3のシステム及び端末においては、位置情報が端末装置で入力ないし検出されてデータベースに対して送信されたのに対して、ネットワーク上のデータベースが情報発信端末および情報閲覧端末の位置情報の検出手段を備え、該検出手段により検出した位置情報をデジタルコンテンツの登録ないし検索に利用するようにした情報検索システムおよび情報検索システムのデータベースである。
【0023】
これにより情報発信端末および情報閲覧端末が自己位置検出手段を備えていない場合であっても、情報発信者および情報閲覧者が位置情報を入力する手間をかけずに、位置情報を利用したデジタルコンテンツの登録および閲覧が可能となる。
【0024】
なお情報発信端末および情報閲覧端末の位置検出手段は、データベースの機械に内蔵しても良いし、ネットワークを通じて接続されていてもかまわない。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1および請求項4の情報検索システムにおいて、データベースが、情報発信端末の個体識別手段を備え、情報閲覧端末からの検索要求であって、特定の条件を満たした検索要求に対して、特定の情報発信端末から発信されたデジタルコンテンツを優先的に送信するようにしたものである。
【0026】
これにより、特定の位置情報、例えば「神奈川県横須賀市」に関連する検索であれば、特定の情報発信端末、例えば横須賀市役所広報課所有の情報発信端未によりデータベースに登録された情報を優先的に情報閲覧端末に対して送信したり、位置「横須賀市光の丘」に関連して検索キーワードに「ラーメン」を含む検索要求であれば「○×中華店」所有の情報発信端末によりデータベースに登録された情報を優先的に情報閲覧端末に対して送信するといったことが可能となる。
【0027】
この発明により、該情報検索システムを位置情報と関連付けた広告媒体としての価値を高めることが可能となる。
【0028】
請求項7の発明は、請求項1および請求項4の情報検索システムにおいて、データベースに登録されるデジタルコンテンツの属性情報として評価ポイントを備え、情報閲覧端末がデータベース上の情報を閲覧した後に、該情報閲覧端末から該情報に対する評価情報の入力を受け付け、該情報の評価ポイントを該評価情報に基づき増減し、評価ポイントを加味した情報検索を可能としたものである。
【0029】
これによって、多数の情報発信者によりデータベースに登録される情報のうち多くの情報閲覧者が有用だと評価したデジタルコンテンツを高い優先度で情報閲覧者に提供することが可能となる。
【0030】
また多くの情報閲覧者によって無用だと評価されたデジタルコンテンツを低い優先度で情報閲覧者に提供することも可能となり、所謂「荒らし」に類するデジタルコンテンツを多くの情報閲覧者の目にさらさずに済ますことが可能となる。
【0031】
請求項8の発明は、請求項7の情報検索システムにおいて、情報発信端末および情報閲覧端末の個体識別手段と評価ルール蓄積手段とを備え、情報閲覧端末がデータベース上のコンテンツに対する評価情報を発信した際に、情報発信端末および情報閲覧端末の個体情報を用いた評価ルールに従って、該コンテンツの評価ポイントを増減するようにしたものである。
【0032】
これによって、例えば特定の情報閲覧端末からは特定の情報発信端未から登録されたデジタルコンテンツに対して特定回数以上の評価を無効とすることで、仲間同土で良い評価を与え合ったり、特定の情報発信者の情報に対して悪評価を与えつづけるといった、評価情報の悪用を防止することが可能となる。
【0033】
請求項9の発明は、請求項7および請求項8の情報検索システムにおいて、デジタルコンテンツの評価ポイントに応じて該デジタルコンテンツの発信者に対して情報発信料を支払うことを可能としたものである。
【0034】
これによって情報発信者を広く一般大衆とした場合には、有用な情報を発信した情報発信者に利益を与えることによりデジタルコンテンツの登録を促すという効果が生じる。
【0035】
またこの請求項6の発明に適応することで、情報閲覧者による肯定的評価に基く広告配信料の収集が可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による情報検索システムの模式図であって、1は情報発信端末、2はデータベース、3は情報閲覧端末、4は通信ネットワークである。
【0037】
図1において情報発信端末1は、カメラ付き携帯電話に専用のプログラムを導入し、情報検索システムの情報発信端末として利用する例を示している。
【0038】
情報発信端末は、携帯電話の他、汎用のパーソナルコンピュータや専用の機器であってもかまわない。
【0039】
11はデジタルコンテンツ生成手段であるデジタルカメラであり、12はテキスト入力手段であり、13は位置情報検出部である。
【0040】
情報発信端末1には、この他にも無線送受信部や表示部や電源部などが当然含まれるが、本発明の本質には関連しないためここでは記載しない。
【0041】
21は情報蓄積部であり、22は端未位置検出部であり、23は端末個体識別部であり、24は評価ルール格納部である。25は優先表示条件格納部であり、デジタルコンテンツまたは情報蓄積部21に格納されたデジタルコンテンツへのポインタとその優先表示条件と情報発信端末の識別情報との組を格納する。なおCPUはプロセッサである。
【0042】
図1において情報閲覧端末3は、携帯電話に専用のプログラムを導入し、情報検索システムの情報閲覧端末として利用する例を示している。情報閲覧端末は、携帯電話の他、汎用のパーソナルコンピュータや専用の機器であってもかまわない。
【0043】
31は表示部であり、32はテキスト入力手段であり、33は位置情報検出部である。
【0044】
情報閲覧端末3には、この他にも無線送受信部や電源部などが当然含まれるが、本発明の本質には関連しないためここでは記載しない。
以下に本発明による情報検索システムの働きを詳しく述べる。
【0045】
情報発信端末1の使用者である情報発信者が、デジタルカメラ11により、デジタル写真を撮影し、テキスト入力手段12によりテキスト情報、例えば「○×中華店 トンコツラーメン 美味いオススメ!」を入力し、情報送信処理を行うと、情報発信端末1の位置情報検出部13では情報発信端末1自身の位置を検出し、該位置情報と該デジタル写真と該テキストデータとを併せて通信ネットワーク4を経由してデータベース2に送信する。
【0046】
なお位置情報検出部13はカーナビゲーション機器に使われるGPSを用いたものや、携帯電話網の基地局情報を用いたもの等がありえるが、それらに限定されるものではない。本発明の本質に関連しないため詳述しない。
【0047】
データベース2は該情報を受信すると、端未個体識別部23により該情報を送信した情報発信端未1を特定し、特定した情報発信端末1の識別情報と該デジタル写真と該テキストデータと該位置情報とを関連付けて情報蓄積部21に蓄積する。
【0048】
この時、情報発信端末1が位置情報検出部13を備えていなかったり、備えていてもなんらかの原因により位置情報を検出または送信できなかった場合に、データベース2では、端未位置検出部22により、情報発信端末1の位置を検出し、その位置情報を受信したデジタル写真およびテキストデータと関連付けて情報蓄積部21に蓄積する。
【0049】
端末位置検出部22の仕組みとしては、無線ネットワークの基地局情報を利用した方法などが存在するが、これに限るものではない。
【0050】
また、データベース2が特定の情報発信端末1により登録されたデジタルコンテンツを優先的に送信する機能を有するデータベースであれば、情報蓄積部21における当該デジタル写真へのポインタと優先表示条件とを関連付けて優先表示条件格納部25に格納する。
【0051】
次いで情報閲覧端末3の使用者である情報閲覧者が、テキスト入力手段32から検索キーワードとして「ラーメン 美味い」を情報閲覧端末3に入力し、検索を指示すると、情報閲覧端末3は位置情報検出部33により情報閲覧端末3の位置を検出し、該位置情報と該検索キーワードとを併せた検索要求とを通信ネットワーク4を経由してデータベース2に送信する。
【0052】
データベース2は該検索要求を受信すると、テキスト情報として該検索要求の検索キーワード「ラーメン 美味い」をテキスト情報に含むデジタルコンテンツを情報蓄積部21から検索する。
【0053】
次いでデータベース2は該検索キーワードに合致した複数のデジタルコンテンツを、それらに関連付けられた位置情報によって、該検索要求の位置情報と近いものから順番に並べ替え、情報閲覧端未3に対して送信する。
【0054】
この時、情報閲覧端末3が位置情報検出部33を備えていなかったり、備えていてもなんらかの原因により位置情報を検出または送信できなかった場合に、データベースでは端末位置検出部22により、情報閲覧端末3の位置を検出し、その位置情報と近いものから順番に検索結果のデジタルコンテンツを情報閲覧端末3に対して送信する。
【0055】
この際、該検索要求の位置情報から一定以上離れた位置情報に関連するデジタルコンテンツは情報閲覧端末3に対しては送信しないこととしても良い。
【0056】
また、データベース2が特定の情報発信端末により登録されたデジタルコンテンツを優先的に送信する機能を有するデータベースであれば、上記によって情報閲覧端末3に送信するデジタルコンテンツに優先表示すべきデジタルコンテンツが含まれている場合には該デジタルコンテンツを優先的に送信する。
【0057】
また、優先表示条件格納部25に格納した優先表示条件に該検索要求と合致するものがある場合には、該優先表示条件の属性であるデジタルコンテンツを情報閲覧端末3に優先的に送信する。
【0058】
また、デジタルコンテンツの属性情報として評価ポイントを備えた情報検索システムであれば、データベース2は、評価ポイントが一定ポイント以上のデジタルコンテンツのみを情報閲覧端末3に送信することとしても良い。
【0059】
情報閲覧端末3は、該デジタルコンテンツを表示部31に表示する。情報閲覧者は表示部31に表示されたデジタルコンテンツを閲覧し、そのデジタルコンテンツに評価を与えたいと思った場合にはテキスト入力手段32により評価情報を入力し、データベース2に送信する。評価情報としては、例えば該デジタルコンテンツが有用であると感じた場合には+1、無用であると感じた場合には−lとする方法などが有り得るがこれに限るものではない。
【0060】
データベース2は情報閲覧端末3から評価情報を受信すると、端末個体識別部23により該評価情報を送信した情報閲覧端末3を特定し、特定した情報閲覧端末3の識別情報と該評価情報と該評価を受けたデジタルコンテンツと該デジタルコンテンツの発信端末識別情報とを評価ルール格納部24に格納された評価ルールに照らして、該デジタルコンテンツの評価ポイントを増減する。
【0061】
評価ルールとしては、例えば以下の様なルールが考えられるがこれらに限るものではない。
【0062】
特定の情報閲覧端末3は特定のデジタルコンテンツに関して1回のみ評価を行うことができる。
【0063】
特定の情報閲覧端末3は特定の情報発信端末1が登録したデジタルコンテンツに関して3回以上評価を行うことはできない。
【0064】
特定の情報閲覧端末3はl週間に7回までしか評価を行うことができない。
【0065】
前記において本発明の処理態様について概念的に説明したが、以下、データベースにおける情報蓄積部21と評価ルール格納部24と優先表示条件格納部25とにおける情報内容の例を挙げて、本発明の処理態様をより具体的に説明する。
【0066】
図2は情報蓄積部の構成例を示し、図示の場合にはデジタルデータマスタテーブル211と端末テーブル212とが存在するものとして示されている。
【0067】
デジタルデータマスタテーブル211においては、図1に示す情報発信端末1から受信した各テキストデータ毎に「データID」が付与される。即ち図2に示す例の場合、「富士山初日の出」というテキストデータに対して「データID」として「00001」が与えられている。
【0068】
そして、当該「データID」が「00001」のテキストデータについて、(i)テキストデータを登録した情報発信端末1−iの位置を表す「緯度」と「経度」、(ii)データの内容である「デジタルコンテンツ」、(iii) 対応する「テキストデータ」、(iv)テキストデータを発信した情報発信端末1−iの「発信端末ID」例えば「090−123−4567」、(v)当該テキストデータに対する評価結果を表す「評価ポイント」、(vi)当該テキストデータに対しての評価が行われた状況を表す「評価情報(評価情報発信端末ID、評価値、評価日)」例えば「090−012−3456,+1,1/1((注)1月1日を表す)」の各情報が蓄積されている。
【0069】
また図2に示す端末テーブル212においては、(i)「発信端末ID」が例えば「090−123−4567」である端末から、デジタルデータマスタテーブル211における「データID」が「00001」である「テキストデータ」について情報発信が「1月1日」に行われ、また「データID」が「00004」である「テキストデータ」について情報発信が「1月2日」に行われ、(ii)「発信端末ID」が「090−123−4567」である当該端末から評価情報が発信され、デジタルデータマスタテーブル211における「データID」が「00002」である「テキストデータ」に対して「1月1日」付けで「+1」の評価を行い、また「データID」が「00100」である「テキストデータ」に対して「1月2日」付けで「+1」の評価を行ったことなどが逐次記述される。
【0070】
図3はデータベースにおける評価ルール格納部の構成を示している。当該評価ルールはプログラムの形で記述されて格納されているものであるが、図3においてはフローチャートの形で各ルールに「評価ルールID」を付して示している。図3においては、現に今、「評価情報(評価情報発信端末ID、評価対象データID、評価値、評価日)」として例えば(090−123−4567,00002,−1,1/3)が送信されてきたものとしてルールが適用される態様を説明しようとしている。
【0071】
I.「評価ルールID=1」:「1週間以内に1度しか評価できない」ことを検証するルール
ステップ(S11):端末テーブル212から、現に評価情報を発信してきた端末のID「090−123−4567」と同じIDである「090−123−4567」が、端末テーブル212における「発信端末ID」の欄に既に記述されているか否かを調べる。
【0072】
ステップ(S12):端末テーブル212上の情報では評価情報発信端末IDと同じID「090−123−4567」をもつ端末から
(評価対象データID、評価値、評価日)として
(i)(00002,+1,1/1)
(ii)(00100,+1,1/2)
の2つの評価を行っていることが判ることから、要チェック組として2つが見出される。要チェック組の1つが存在しており、YESとなる。
【0073】
ステップ(S13):例えば(00002,+1,1/1)が取出される。
ステップ(S14):今回の評価の場合には評価日が1月3日であることから、YESとなる。
ステップ(S15):今回の評価情報は無視される。
【0074】
なお、今回の評価情報が例えば仮に2月1日付のものであったとすると、ステップ(S14)においてNOとなり、ステップ(S12)に戻り、残余の(00100,+1,1/2)が存在することから、ステップ(S13)において取出され、ステップ(S14)においてNOとなり、ステップ(S12)に戻る。そしてステップ(S12)においてNOとなり、「次の評価ルール」に向かう。
【0075】
II. 「評価ルールID=2」:「同一の発信端末からは同一テキストデータに対して複数回の評価を行うことはできない」ことを検証するルール
ステップ(S21):先のステップ(S11)と同じように
(i)(00002,+1,1/1)
(ii)(00100,+1,1/2)
の2つの要チェック組が見出される。
【0076】
ステップ(S22):先のステップ(S12)と同様に1つの要チェック組が存在しており、YESとなる。
【0077】
ステップ(S23):先のステップ(S13)と同じように、例えば(00002,+1,1/1)が取出される。
【0078】
ステップ(S24):デジタルデータマスタテーブル211における「データID」の欄において、今取出された組に示される「評価対象データID」が「00002」と同じものの行に着目して、その行が選択される。
【0079】
ステップ(S25):選択された行における評価情報
(030−123−4567,−1,1/1)
中の評価情報発信端末IDの「030−123−4567」が、今回の評価を行うおうとしている発信端末IDの「090−123−4567」と一致しているか否かをチェックする。今回の場合にはNOとなり、ステップ(S22)に戻る。
【0080】
ステップ(S22):残余の要チェック組が存在しないことからNOとなり、「次の評価ルール」に向かう。
【0081】
ただし仮にステップ(S25)においてYESとなれば、ステップ(S26)に進み、今回の評価情報は無視されることになる。
【0082】
同様にしてすべての評価ルールが検証され、最終のルールにおいて、
ステップ(Sn1):デジタルデータマスタテーブル211中の「データID」の欄において、今回の評価対象データIDの「00002」と同じ行が選択される。
【0083】
ステップ(Sn2):今回の評価情報即ち(090−123−4567、00002,−1,1/3)が、データID「00002」の行に追加されることになる。
【0084】
ステップ(Sn3):そして、評価ポイント「−1」が現在の評価ポイント「−1」に加算されて、新しい評価ポイントは「−2」となる。
【0085】
以上において評価値の更新について説明した。次に優先表示条件格納部25について述べる。
【0086】
図4は優先表示条件格納部の構成について説明する図である。
優先表示を希望して認められた件について、「優先ルールID」が付与される。各「優先ルールID」の付与された件に対応して、(i)当該優先表示を希望してきた「発信端末ID」例えば「030−123−4567」が登録され、(ii)当該発信端末IDの所在位置を示す「経度」、「緯度」が登録され、(iii) 優先表示が行われるべき「範囲」即ち、優先ルールID「0001」の例の場合では、緯度「30°30′」で経度「26°10′」の地点からみて「半径△△」以内の地域を示す「半径10km」が登録され、(iv)優先表示を希望する際の「テキストデータ」、例えば「ラーメン関係」の注文について優先表示をすべき旨の情報が登録される。
【0087】
図示の優先ルールID「0002」は同様に「行政関係」の場合に優先表示され、優先ルールID「0003」は「自動車関係」の場合に優先表示される。
【0088】
なお、当該各優先ルールIDは「0001」から順に優先順位をもって適用されるものであり、仮に「範囲」で重複する地域について、「テキストデータ」の内容で重複するものが存在していれば、優先順位の高いものから適用される。
【0089】
例えば優先ルールID「0004」のものとして重複する地域について「テキストデータ」として「飲食関係」とあったとすると、ラーメン関係の場合に限って優先ルールID「0001」のものが適用され、それ以外の「飲食関係」については優先ルールID「0004」のものが適用される。また「テキストデータ」の欄が空白である優先ルールID「××××」のものがあった場合には、どんな要件のものでも、当該地域に関しては、当該優先ルールID「××××」のものが優先表示されることになる。
【0090】
なお、前述した評価値(評価ポイント)や前述した優先表示の態様に応じてデジタルコンテンツの発信者に対して情報発信料の支払いや広告配信料を徴収するようにされる。このための手段としては、データベースにおける情報を利用するようにされる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、次の如き効果がある。
情報発信端末からデジタルコンテンツをデータベースに対して送信し、該デジタルコンテンツ本体と検索キーとなるテキストデータと、情報発信端末から併せて送信された位置情報またはデータベースで検出した位置情報とを該データベースに併せて登録し、情報閲覧端末が該データベースを検索する際に、テキストデータと併せて位置情報を利用することで、従来の検索エンジンや地図サイトでは困難であった地理的な属性を持った任意の情報の発信及び受信が可能となる。
【0092】
またデータベースに登録されたデジタルコンテンツの属性として評価ポイントを導入することにより、有用なデジタルコンテンツの活用の向上と、無用なデジタルコンテンツの排除が可能となる。
【0093】
また情報発信端未および情報閲覧端末の識別情報を上記評価ポイントの増減に活用することで、エンドユーザによる評価にともなう不正利用を防止可能となる。
【0094】
また情報発信端末の個体情報により、特定の情報発信端末がデータベースに登録したデジタルコンテンツを特定の条件を満たした検索要求に対して優先的に出力することによって、情報検索システムの地理的な属性と結びついた情報および広告配信手段としての有用性向上を図ることができる。
【0095】
また登録されたデジタルコンテンツの評価ポイントに応じて情報提供料または広告配信料を支払/徴収することで有用なデジタルコンテンツのデータベースへの登録と流通を促進可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報検索システム模式図である。
【図2】情報蓄積部の構成例を示す図である。
【図3】評価ルール格納部の構成を示す図である。
【図4】優先表示条件格納部の構成について説明する図である。
【符号の説明】
1:情報発信端末
11:デジタルコンテンツ生成手段
12:テキスト入力手段
13:位置情報検出部
2:データベース
21:情報蓄積部
22:端未位置検出部
23:端末個体識別部
24:評価ルール格納部
25:優先表示条件格納部
3:情報閲覧端末
31:表示部
32:テキスト入力手段
33:位置情報検出部
4:通信ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、地理的な属性を持った情報の発信および検索を可能とする、位置情報を利用した情報検索システムおよび当該システムに用いられる情報端末および当該システムに用いられるデータベースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットや携帯電話情報サービスにおいて、利用者が情報を得る手段として検索エンジンが広く利用されている。利用者が特定商品やサービスの消費を目的として情報を検索する場合には、「ぐるなび」「価格.com」「たびの窓口」等の特定分野の情報の提供を目的としたWEBサイトも広く利用されている。
【0003】
さらに、利用者が他の利用者による口コミの評判を知りたい場合にはオンライン掲示板が利用される場合も多い。
【0004】
利用者がこれらの情報サービスを利用して情報を収集するに際して、例えば広く「ラーメン」一般について情報を収集しようとしたとすると、検索エンジンを利用するのであれば、検索キーワードとして「ラーメン」を入力して検索を行えばよい。
【0005】
また、特定分野の情報提供を目的としたWEBサイトを利用するのであれば、該WEBサイトのトップページから例えば「食事」→「中華」→「ラーメン」等とWEBの階層構造をたどって目的とする情報を探して行けば良い。
【0006】
また、オンライン掲示板で口コミ情報を利用するのであれば、利用者が欲する情報が書き込まれているであろう掲示板を特定し、該掲示板に検索機能があるならば、検索エンジンを利用する場合と同様に「ラーメン」をキーワードとして検索を行い、該掲示板に検索機能が無い場合には、投稿を一つずつ読んで行くか閲覧端末の検索機能を用いれば良い。
【0007】
以上のようにして利用者は「ラーメン」に関する情報を収集することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者が地理的に特定な場所、例えば現在いる「神奈川県横須賀市光の丘1−1」周辺で評判の良い「ラーメン」に関する情報を得ようと考えた場合、以下の様な問題がある。
【0009】
検索エンジンを利用する場合、検索キーワードとして「ラーメン 神奈川県横須賀市光の丘1−1」と入力して検索を行うことになるが、この検索条件は絞り込みがきつすぎて検索結果として、利用者が望む情報が出力される可能性は非常に低い。検索条件をゆるめて、「ラーメン 横須賀」をキーワードとして検索を行うと、多量の検索結果が得られるだろうが「ラーメン 神奈川県横須賀市光の丘1−1」をキーワードとした場合とは逆に多量すぎる情報の中から利用者が望む情報をさらに絞り込まなければならない。
【0010】
また、特定分野の情報提供を目的としたWEBサイトを利用するのであれば、該WEBサイトのトップページから例えば「食事」→「中華」→「ラーメン」→「関東」→「神奈川」→「横須賀」等とWEBの階層構造をたどって目的とする情報を探して行くことになるが、階層をたどる操作は煩雑であり、特に情報表示画面のサイズや入力装置の限られた携帯端末を用いた場合には、その操作は容易とは言えない。
【0011】
また、オンライン掲示板で口コミ情報を利用する場合には、利用者が欲する情報が書き込まれているであろう掲示板を特定しなければならないが、そもそも該当する掲示板を特定すること自体困難である。特に情報表示画面のサイズや入力装置の限られた携帯端末を用いた場合には、その困難さは顕著である。
【0012】
上記問題を解決する従来の方法として「地図サイト」と分類される情報サービスが存在する。「地図サイト」においては提供する情報は位置情報をその属性として含んでおり、位置情報を利用した検索が可能となっており、携帯端末の位置検出機能を利用した検索が可能なサービスも存在する。
【0013】
しかし、従来の「地図サイト」は情報提供者が、利用者に対して提示したい情報と位置情報を併せてデータベースに登録し、利用者はそのDBに対して位置情報を利用した検索・閲覧を行うものであり、口コミ情報を提供する地図サイトであっても、情報提供者が用意した店なり商品なりに関する口コミ情報しか提供されず、インターネツトの個人ホームページの様な主種雑多な情報を得ることができないという問題が存在した。
【0014】
本発明は、情報提供者から特定のデジタルコンテンツに対して感想やコメントなどを適宜書き込むことができ、また他人の感想やコメントを自由に視聴できるようにした情報検索システムを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この問題を解決するために、請求項1の発明は、通信ネットワークを用いた情報検索システムにおいて、検索されるべき情報であるデジタルコンテンツと検索キーとなるテキストデータとをデータベースに登録する情報発信端末が、
デジタルコンテンツおよびテキストデータと併せて位置情報をデータベースに送信し、
デジタルコンテンツと位置情報とを受信したデータベースがそれらを併せて格納し、
該データベースを検索する情報閲覧端末が、データベースに検索要求を送信する際に、検索キーとなるテキストデータと併せて位置情報を送信し、
該データベースでは該テキストデータと該位置情報をもちいて検索を行うようにしたものである。
【0016】
請求項1による情報検索システムでは、従来のインターネットのホームページとは異なり、検索対象となるデジタルコンテンツがその属性として位置情報を保持することになるため、従来の検索エンジンで問題であった位置情報と結びついた検索の困難さが解消される。
【0017】
また、請求項1による情報検索システムでは、情報発信端末から任意の情報をデータベースに登録可能であるため、従来の地図サイトに存在した、情報提供者があらかじめデータベースに登録した情報しか検索できないという問題も解消される。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の情報検索システムの情報発信端末にかかわり、情報発信端末が自己位置検出手段をそなえ、情報検索システムのデータベースに対してデジタルコシテンツと検索キーとなるテキスト情報とを送信する際に自己位置検出手段により検出した位置情報を併せて送信するようにしたものである。
【0019】
これにより情報発信端末の使用者である情報発信者が位置情報を情報発信端末に入力する手間が省け、位置情報を属性情報として備えたデジタルコンテンツの蓄積が容易となる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項1の情報検索システムの情報閲覧端末にかかわり、情報閲覧端末が自己位置検出手段をそなえ、情報検索システムのデータベースに対して検索要求を送信する際に、使用者である情報閲覧者が入力したテキスト情報と併せて、自己位置検出手段により検出した位置情報を送信するようにしたものである。
【0021】
これにより情報閲覧者が位置情報を用いた情報検索を行うに際して、情報閲覧端末に位置情報を入力する手間が省け、位置情報を属性情報として備えたデジタルコンテンツの利用が容易となる。
【0022】
請求項4および請求項5の発明は、請求項1〜3のシステム及び端末においては、位置情報が端末装置で入力ないし検出されてデータベースに対して送信されたのに対して、ネットワーク上のデータベースが情報発信端末および情報閲覧端末の位置情報の検出手段を備え、該検出手段により検出した位置情報をデジタルコンテンツの登録ないし検索に利用するようにした情報検索システムおよび情報検索システムのデータベースである。
【0023】
これにより情報発信端末および情報閲覧端末が自己位置検出手段を備えていない場合であっても、情報発信者および情報閲覧者が位置情報を入力する手間をかけずに、位置情報を利用したデジタルコンテンツの登録および閲覧が可能となる。
【0024】
なお情報発信端末および情報閲覧端末の位置検出手段は、データベースの機械に内蔵しても良いし、ネットワークを通じて接続されていてもかまわない。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1および請求項4の情報検索システムにおいて、データベースが、情報発信端末の個体識別手段を備え、情報閲覧端末からの検索要求であって、特定の条件を満たした検索要求に対して、特定の情報発信端末から発信されたデジタルコンテンツを優先的に送信するようにしたものである。
【0026】
これにより、特定の位置情報、例えば「神奈川県横須賀市」に関連する検索であれば、特定の情報発信端末、例えば横須賀市役所広報課所有の情報発信端未によりデータベースに登録された情報を優先的に情報閲覧端末に対して送信したり、位置「横須賀市光の丘」に関連して検索キーワードに「ラーメン」を含む検索要求であれば「○×中華店」所有の情報発信端末によりデータベースに登録された情報を優先的に情報閲覧端末に対して送信するといったことが可能となる。
【0027】
この発明により、該情報検索システムを位置情報と関連付けた広告媒体としての価値を高めることが可能となる。
【0028】
請求項7の発明は、請求項1および請求項4の情報検索システムにおいて、データベースに登録されるデジタルコンテンツの属性情報として評価ポイントを備え、情報閲覧端末がデータベース上の情報を閲覧した後に、該情報閲覧端末から該情報に対する評価情報の入力を受け付け、該情報の評価ポイントを該評価情報に基づき増減し、評価ポイントを加味した情報検索を可能としたものである。
【0029】
これによって、多数の情報発信者によりデータベースに登録される情報のうち多くの情報閲覧者が有用だと評価したデジタルコンテンツを高い優先度で情報閲覧者に提供することが可能となる。
【0030】
また多くの情報閲覧者によって無用だと評価されたデジタルコンテンツを低い優先度で情報閲覧者に提供することも可能となり、所謂「荒らし」に類するデジタルコンテンツを多くの情報閲覧者の目にさらさずに済ますことが可能となる。
【0031】
請求項8の発明は、請求項7の情報検索システムにおいて、情報発信端末および情報閲覧端末の個体識別手段と評価ルール蓄積手段とを備え、情報閲覧端末がデータベース上のコンテンツに対する評価情報を発信した際に、情報発信端末および情報閲覧端末の個体情報を用いた評価ルールに従って、該コンテンツの評価ポイントを増減するようにしたものである。
【0032】
これによって、例えば特定の情報閲覧端末からは特定の情報発信端未から登録されたデジタルコンテンツに対して特定回数以上の評価を無効とすることで、仲間同土で良い評価を与え合ったり、特定の情報発信者の情報に対して悪評価を与えつづけるといった、評価情報の悪用を防止することが可能となる。
【0033】
請求項9の発明は、請求項7および請求項8の情報検索システムにおいて、デジタルコンテンツの評価ポイントに応じて該デジタルコンテンツの発信者に対して情報発信料を支払うことを可能としたものである。
【0034】
これによって情報発信者を広く一般大衆とした場合には、有用な情報を発信した情報発信者に利益を与えることによりデジタルコンテンツの登録を促すという効果が生じる。
【0035】
またこの請求項6の発明に適応することで、情報閲覧者による肯定的評価に基く広告配信料の収集が可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による情報検索システムの模式図であって、1は情報発信端末、2はデータベース、3は情報閲覧端末、4は通信ネットワークである。
【0037】
図1において情報発信端末1は、カメラ付き携帯電話に専用のプログラムを導入し、情報検索システムの情報発信端末として利用する例を示している。
【0038】
情報発信端末は、携帯電話の他、汎用のパーソナルコンピュータや専用の機器であってもかまわない。
【0039】
11はデジタルコンテンツ生成手段であるデジタルカメラであり、12はテキスト入力手段であり、13は位置情報検出部である。
【0040】
情報発信端末1には、この他にも無線送受信部や表示部や電源部などが当然含まれるが、本発明の本質には関連しないためここでは記載しない。
【0041】
21は情報蓄積部であり、22は端未位置検出部であり、23は端末個体識別部であり、24は評価ルール格納部である。25は優先表示条件格納部であり、デジタルコンテンツまたは情報蓄積部21に格納されたデジタルコンテンツへのポインタとその優先表示条件と情報発信端末の識別情報との組を格納する。なおCPUはプロセッサである。
【0042】
図1において情報閲覧端末3は、携帯電話に専用のプログラムを導入し、情報検索システムの情報閲覧端末として利用する例を示している。情報閲覧端末は、携帯電話の他、汎用のパーソナルコンピュータや専用の機器であってもかまわない。
【0043】
31は表示部であり、32はテキスト入力手段であり、33は位置情報検出部である。
【0044】
情報閲覧端末3には、この他にも無線送受信部や電源部などが当然含まれるが、本発明の本質には関連しないためここでは記載しない。
以下に本発明による情報検索システムの働きを詳しく述べる。
【0045】
情報発信端末1の使用者である情報発信者が、デジタルカメラ11により、デジタル写真を撮影し、テキスト入力手段12によりテキスト情報、例えば「○×中華店 トンコツラーメン 美味いオススメ!」を入力し、情報送信処理を行うと、情報発信端末1の位置情報検出部13では情報発信端末1自身の位置を検出し、該位置情報と該デジタル写真と該テキストデータとを併せて通信ネットワーク4を経由してデータベース2に送信する。
【0046】
なお位置情報検出部13はカーナビゲーション機器に使われるGPSを用いたものや、携帯電話網の基地局情報を用いたもの等がありえるが、それらに限定されるものではない。本発明の本質に関連しないため詳述しない。
【0047】
データベース2は該情報を受信すると、端未個体識別部23により該情報を送信した情報発信端未1を特定し、特定した情報発信端末1の識別情報と該デジタル写真と該テキストデータと該位置情報とを関連付けて情報蓄積部21に蓄積する。
【0048】
この時、情報発信端末1が位置情報検出部13を備えていなかったり、備えていてもなんらかの原因により位置情報を検出または送信できなかった場合に、データベース2では、端未位置検出部22により、情報発信端末1の位置を検出し、その位置情報を受信したデジタル写真およびテキストデータと関連付けて情報蓄積部21に蓄積する。
【0049】
端末位置検出部22の仕組みとしては、無線ネットワークの基地局情報を利用した方法などが存在するが、これに限るものではない。
【0050】
また、データベース2が特定の情報発信端末1により登録されたデジタルコンテンツを優先的に送信する機能を有するデータベースであれば、情報蓄積部21における当該デジタル写真へのポインタと優先表示条件とを関連付けて優先表示条件格納部25に格納する。
【0051】
次いで情報閲覧端末3の使用者である情報閲覧者が、テキスト入力手段32から検索キーワードとして「ラーメン 美味い」を情報閲覧端末3に入力し、検索を指示すると、情報閲覧端末3は位置情報検出部33により情報閲覧端末3の位置を検出し、該位置情報と該検索キーワードとを併せた検索要求とを通信ネットワーク4を経由してデータベース2に送信する。
【0052】
データベース2は該検索要求を受信すると、テキスト情報として該検索要求の検索キーワード「ラーメン 美味い」をテキスト情報に含むデジタルコンテンツを情報蓄積部21から検索する。
【0053】
次いでデータベース2は該検索キーワードに合致した複数のデジタルコンテンツを、それらに関連付けられた位置情報によって、該検索要求の位置情報と近いものから順番に並べ替え、情報閲覧端未3に対して送信する。
【0054】
この時、情報閲覧端末3が位置情報検出部33を備えていなかったり、備えていてもなんらかの原因により位置情報を検出または送信できなかった場合に、データベースでは端末位置検出部22により、情報閲覧端末3の位置を検出し、その位置情報と近いものから順番に検索結果のデジタルコンテンツを情報閲覧端末3に対して送信する。
【0055】
この際、該検索要求の位置情報から一定以上離れた位置情報に関連するデジタルコンテンツは情報閲覧端末3に対しては送信しないこととしても良い。
【0056】
また、データベース2が特定の情報発信端末により登録されたデジタルコンテンツを優先的に送信する機能を有するデータベースであれば、上記によって情報閲覧端末3に送信するデジタルコンテンツに優先表示すべきデジタルコンテンツが含まれている場合には該デジタルコンテンツを優先的に送信する。
【0057】
また、優先表示条件格納部25に格納した優先表示条件に該検索要求と合致するものがある場合には、該優先表示条件の属性であるデジタルコンテンツを情報閲覧端末3に優先的に送信する。
【0058】
また、デジタルコンテンツの属性情報として評価ポイントを備えた情報検索システムであれば、データベース2は、評価ポイントが一定ポイント以上のデジタルコンテンツのみを情報閲覧端末3に送信することとしても良い。
【0059】
情報閲覧端末3は、該デジタルコンテンツを表示部31に表示する。情報閲覧者は表示部31に表示されたデジタルコンテンツを閲覧し、そのデジタルコンテンツに評価を与えたいと思った場合にはテキスト入力手段32により評価情報を入力し、データベース2に送信する。評価情報としては、例えば該デジタルコンテンツが有用であると感じた場合には+1、無用であると感じた場合には−lとする方法などが有り得るがこれに限るものではない。
【0060】
データベース2は情報閲覧端末3から評価情報を受信すると、端末個体識別部23により該評価情報を送信した情報閲覧端末3を特定し、特定した情報閲覧端末3の識別情報と該評価情報と該評価を受けたデジタルコンテンツと該デジタルコンテンツの発信端末識別情報とを評価ルール格納部24に格納された評価ルールに照らして、該デジタルコンテンツの評価ポイントを増減する。
【0061】
評価ルールとしては、例えば以下の様なルールが考えられるがこれらに限るものではない。
【0062】
特定の情報閲覧端末3は特定のデジタルコンテンツに関して1回のみ評価を行うことができる。
【0063】
特定の情報閲覧端末3は特定の情報発信端末1が登録したデジタルコンテンツに関して3回以上評価を行うことはできない。
【0064】
特定の情報閲覧端末3はl週間に7回までしか評価を行うことができない。
【0065】
前記において本発明の処理態様について概念的に説明したが、以下、データベースにおける情報蓄積部21と評価ルール格納部24と優先表示条件格納部25とにおける情報内容の例を挙げて、本発明の処理態様をより具体的に説明する。
【0066】
図2は情報蓄積部の構成例を示し、図示の場合にはデジタルデータマスタテーブル211と端末テーブル212とが存在するものとして示されている。
【0067】
デジタルデータマスタテーブル211においては、図1に示す情報発信端末1から受信した各テキストデータ毎に「データID」が付与される。即ち図2に示す例の場合、「富士山初日の出」というテキストデータに対して「データID」として「00001」が与えられている。
【0068】
そして、当該「データID」が「00001」のテキストデータについて、(i)テキストデータを登録した情報発信端末1−iの位置を表す「緯度」と「経度」、(ii)データの内容である「デジタルコンテンツ」、(iii) 対応する「テキストデータ」、(iv)テキストデータを発信した情報発信端末1−iの「発信端末ID」例えば「090−123−4567」、(v)当該テキストデータに対する評価結果を表す「評価ポイント」、(vi)当該テキストデータに対しての評価が行われた状況を表す「評価情報(評価情報発信端末ID、評価値、評価日)」例えば「090−012−3456,+1,1/1((注)1月1日を表す)」の各情報が蓄積されている。
【0069】
また図2に示す端末テーブル212においては、(i)「発信端末ID」が例えば「090−123−4567」である端末から、デジタルデータマスタテーブル211における「データID」が「00001」である「テキストデータ」について情報発信が「1月1日」に行われ、また「データID」が「00004」である「テキストデータ」について情報発信が「1月2日」に行われ、(ii)「発信端末ID」が「090−123−4567」である当該端末から評価情報が発信され、デジタルデータマスタテーブル211における「データID」が「00002」である「テキストデータ」に対して「1月1日」付けで「+1」の評価を行い、また「データID」が「00100」である「テキストデータ」に対して「1月2日」付けで「+1」の評価を行ったことなどが逐次記述される。
【0070】
図3はデータベースにおける評価ルール格納部の構成を示している。当該評価ルールはプログラムの形で記述されて格納されているものであるが、図3においてはフローチャートの形で各ルールに「評価ルールID」を付して示している。図3においては、現に今、「評価情報(評価情報発信端末ID、評価対象データID、評価値、評価日)」として例えば(090−123−4567,00002,−1,1/3)が送信されてきたものとしてルールが適用される態様を説明しようとしている。
【0071】
I.「評価ルールID=1」:「1週間以内に1度しか評価できない」ことを検証するルール
ステップ(S11):端末テーブル212から、現に評価情報を発信してきた端末のID「090−123−4567」と同じIDである「090−123−4567」が、端末テーブル212における「発信端末ID」の欄に既に記述されているか否かを調べる。
【0072】
ステップ(S12):端末テーブル212上の情報では評価情報発信端末IDと同じID「090−123−4567」をもつ端末から
(評価対象データID、評価値、評価日)として
(i)(00002,+1,1/1)
(ii)(00100,+1,1/2)
の2つの評価を行っていることが判ることから、要チェック組として2つが見出される。要チェック組の1つが存在しており、YESとなる。
【0073】
ステップ(S13):例えば(00002,+1,1/1)が取出される。
ステップ(S14):今回の評価の場合には評価日が1月3日であることから、YESとなる。
ステップ(S15):今回の評価情報は無視される。
【0074】
なお、今回の評価情報が例えば仮に2月1日付のものであったとすると、ステップ(S14)においてNOとなり、ステップ(S12)に戻り、残余の(00100,+1,1/2)が存在することから、ステップ(S13)において取出され、ステップ(S14)においてNOとなり、ステップ(S12)に戻る。そしてステップ(S12)においてNOとなり、「次の評価ルール」に向かう。
【0075】
II. 「評価ルールID=2」:「同一の発信端末からは同一テキストデータに対して複数回の評価を行うことはできない」ことを検証するルール
ステップ(S21):先のステップ(S11)と同じように
(i)(00002,+1,1/1)
(ii)(00100,+1,1/2)
の2つの要チェック組が見出される。
【0076】
ステップ(S22):先のステップ(S12)と同様に1つの要チェック組が存在しており、YESとなる。
【0077】
ステップ(S23):先のステップ(S13)と同じように、例えば(00002,+1,1/1)が取出される。
【0078】
ステップ(S24):デジタルデータマスタテーブル211における「データID」の欄において、今取出された組に示される「評価対象データID」が「00002」と同じものの行に着目して、その行が選択される。
【0079】
ステップ(S25):選択された行における評価情報
(030−123−4567,−1,1/1)
中の評価情報発信端末IDの「030−123−4567」が、今回の評価を行うおうとしている発信端末IDの「090−123−4567」と一致しているか否かをチェックする。今回の場合にはNOとなり、ステップ(S22)に戻る。
【0080】
ステップ(S22):残余の要チェック組が存在しないことからNOとなり、「次の評価ルール」に向かう。
【0081】
ただし仮にステップ(S25)においてYESとなれば、ステップ(S26)に進み、今回の評価情報は無視されることになる。
【0082】
同様にしてすべての評価ルールが検証され、最終のルールにおいて、
ステップ(Sn1):デジタルデータマスタテーブル211中の「データID」の欄において、今回の評価対象データIDの「00002」と同じ行が選択される。
【0083】
ステップ(Sn2):今回の評価情報即ち(090−123−4567、00002,−1,1/3)が、データID「00002」の行に追加されることになる。
【0084】
ステップ(Sn3):そして、評価ポイント「−1」が現在の評価ポイント「−1」に加算されて、新しい評価ポイントは「−2」となる。
【0085】
以上において評価値の更新について説明した。次に優先表示条件格納部25について述べる。
【0086】
図4は優先表示条件格納部の構成について説明する図である。
優先表示を希望して認められた件について、「優先ルールID」が付与される。各「優先ルールID」の付与された件に対応して、(i)当該優先表示を希望してきた「発信端末ID」例えば「030−123−4567」が登録され、(ii)当該発信端末IDの所在位置を示す「経度」、「緯度」が登録され、(iii) 優先表示が行われるべき「範囲」即ち、優先ルールID「0001」の例の場合では、緯度「30°30′」で経度「26°10′」の地点からみて「半径△△」以内の地域を示す「半径10km」が登録され、(iv)優先表示を希望する際の「テキストデータ」、例えば「ラーメン関係」の注文について優先表示をすべき旨の情報が登録される。
【0087】
図示の優先ルールID「0002」は同様に「行政関係」の場合に優先表示され、優先ルールID「0003」は「自動車関係」の場合に優先表示される。
【0088】
なお、当該各優先ルールIDは「0001」から順に優先順位をもって適用されるものであり、仮に「範囲」で重複する地域について、「テキストデータ」の内容で重複するものが存在していれば、優先順位の高いものから適用される。
【0089】
例えば優先ルールID「0004」のものとして重複する地域について「テキストデータ」として「飲食関係」とあったとすると、ラーメン関係の場合に限って優先ルールID「0001」のものが適用され、それ以外の「飲食関係」については優先ルールID「0004」のものが適用される。また「テキストデータ」の欄が空白である優先ルールID「××××」のものがあった場合には、どんな要件のものでも、当該地域に関しては、当該優先ルールID「××××」のものが優先表示されることになる。
【0090】
なお、前述した評価値(評価ポイント)や前述した優先表示の態様に応じてデジタルコンテンツの発信者に対して情報発信料の支払いや広告配信料を徴収するようにされる。このための手段としては、データベースにおける情報を利用するようにされる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、次の如き効果がある。
情報発信端末からデジタルコンテンツをデータベースに対して送信し、該デジタルコンテンツ本体と検索キーとなるテキストデータと、情報発信端末から併せて送信された位置情報またはデータベースで検出した位置情報とを該データベースに併せて登録し、情報閲覧端末が該データベースを検索する際に、テキストデータと併せて位置情報を利用することで、従来の検索エンジンや地図サイトでは困難であった地理的な属性を持った任意の情報の発信及び受信が可能となる。
【0092】
またデータベースに登録されたデジタルコンテンツの属性として評価ポイントを導入することにより、有用なデジタルコンテンツの活用の向上と、無用なデジタルコンテンツの排除が可能となる。
【0093】
また情報発信端未および情報閲覧端末の識別情報を上記評価ポイントの増減に活用することで、エンドユーザによる評価にともなう不正利用を防止可能となる。
【0094】
また情報発信端末の個体情報により、特定の情報発信端末がデータベースに登録したデジタルコンテンツを特定の条件を満たした検索要求に対して優先的に出力することによって、情報検索システムの地理的な属性と結びついた情報および広告配信手段としての有用性向上を図ることができる。
【0095】
また登録されたデジタルコンテンツの評価ポイントに応じて情報提供料または広告配信料を支払/徴収することで有用なデジタルコンテンツのデータベースへの登録と流通を促進可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報検索システム模式図である。
【図2】情報蓄積部の構成例を示す図である。
【図3】評価ルール格納部の構成を示す図である。
【図4】優先表示条件格納部の構成について説明する図である。
【符号の説明】
1:情報発信端末
11:デジタルコンテンツ生成手段
12:テキスト入力手段
13:位置情報検出部
2:データベース
21:情報蓄積部
22:端未位置検出部
23:端末個体識別部
24:評価ルール格納部
25:優先表示条件格納部
3:情報閲覧端末
31:表示部
32:テキスト入力手段
33:位置情報検出部
4:通信ネットワーク
Claims (9)
- 画像を含むデジタルコンテンツとテキストデータとを併せて送信する情報発信端末と、
該情報発信端末から受信したデジタルコンテンツおよびテキストデータを蓄積するデータベースと、
該データベースに蓄積されたデジタルコンテンツおよびテキストデータを取得して情報閲覧者に提示する情報閲覧端末と
を用いて、デジタルコンテンツおよびテキストデータを検索・閲覧可能な情報検索システムであって、
情報発信端末が、デジタルコンテンツの生成場所を示す位置情報を前記デジタルコンテンツおよびテキストデータとあわせてデータベースに送信する手段を備え、
データベースが、前記デジタルコンテンツおよびテキストデータと前記位置情報とを関連付けて蓄積する手段と、情報閲覧端末に対応する位置情報と当該情報閲覧端末からのテキストデータとに合致するデジタルコンテンツを検索する手段と、当該検索した結果を当該情報閲覧端末に送信する手段とを備え、
情報閲覧端末が、テキストデータと自己の位置情報による検索要求を該データベースに送信する手段と、データベースから検索要求に合致するデジタルコンテンツおよびテキストデータを取得し、再生する手段とを備える
ことを特徴とする位置情報を利用した情報検索システム。 - 請求項1の情報検索システムに用いられる情報発信端末であって、
デジタルコンテンツ生成手段と、
テキスト情報入力手段と、
自己の位置を検出する自己位置検出手段とを備え、
データベースにデジタルコンテンツとテキストデータおよび位置情報を送信する場合に、情報発信者が該テキスト情報入力手段を用いて入力したテキスト情報と自己位置検出手段を用いて検出した位置情報とを送信情報に含めて送信する
ことを特徴とする情報発信端末。 - 請求項1の情報検索システムに用いられる情報閲覧端末であって、
テキスト情報入力手段と、
自己の位置を検出する自己位置検出手段とを備え、
データベースに検索要求を送信する場合に、情報閲覧者が該テキスト情報入力手段を用いて入力したテキスト情報と自己位置検出手段を用いて検出した位置情報とを検索要求に含めて送信する
ことを特徴とする情報閲覧端末。 - 画像を含むデジタルコンテンツとテキストデータとを併せて送信する情報発信端末と、
該情報発信端末から受信したデジタルコンテンツおよびテキストデータを蓄積するデータベースと、
該データベースに蓄積されたデジタルコンテンツおよびテキストデータを取得して情報閲覧者に提示する情報閲覧端末と
を用いて、デジタルコンテンツおよびテキストデータを検索・閲覧可能な情報検索システムであって、
情報発信端末が、デジタルコンテンツおよびテキストデータとあわせてデータベースに送信する手段を備え、
該データベースが、情報発信端末の位置を検出し、前記デジタルコンテンツおよびテキストデータと前記位置情報とを蓄積する手段と、情報閲覧端末の位置を検出し、該位置情報と当該情報閲覧端末からのテキストデータとに合致するデジタルコンテンツを検索する手段と、当該検索した結果を当該情報閲覧端末に送信する手段とを備え、
情報閲覧端末が、テキストデータによる検索要求を該データベースに送信する手段と、データベースから検索要求に合致するデジタルコンテンツおよびテキストデータを取得し、再生する手段とを備える
ことを特徴とする情報検索システム。 - 請求項4の情報検索システムに用いられるデータベースであって、
情報発信端末および情報閲覧端末の位置検出手段と、
情報発信端未から情報が送信された際に、該情報と該情報発信端末の位置情報とを併せて格納する手段と、
情報閲覧端末から検索要求が送信された際に、該要求と該情報閲覧端末の位置情報とを併せて検索する手段とを備える
ことを特徴とするデータベース。 - 請求項1および請求項4の情報検索システムに用いられるデータベースであって、
情報発信端末の個体識別手段を備え、
情報閲覧端末からの検索要求であって、特定の条件を満たした検索要求に対して、特定の情報発信端末から発信されたデジタルコンテンツを優先的に送信する手段を備える
ことを特徴とするデータベース。 - 請求項1および請求項4の情報検索システムにおいて、
データベースに登録されるデジタルコンテンツの属性情報として評価ポイントを備えると共に、
情報閲覧端末がデータベース上の情報を閲覧した後に、該情報閲覧端末から該情報に対する評価情報の入力を受け付け、該情報の評価ポイントを該評価情報に基づき増減する手段を備え、
評価ポイントを加味した情報検索を行う
ことを特徴とする情報検索システム。 - 請求項7の情報検索システムにおいて、
データベースが、
情報発信端未および情報閲覧端未の個体識別手段と、評価ルール蓄積手段とを備えると共に、
情報閲覧端末がデータベース上のコンテンツに対する評価情報を発信した際に、情報発信端末および情報閲覧端末の個体識別情報を用いた評価ルールに従って、該コンテンツの評価ポイントを増減する手段を備える
ことを特徴とする情報検索システム。 - 請求項7および請求項8の情報検索システムにおいて、
デジタルコンテンツの評価ポイントに応じて該デジタルコンテンツの発信者に対して情報発信料の支払いまたは広告配信料の徴収を行う
ことを特徴とした情報検索システム。
Priority Applications (1)
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