JP2004347255A - 空調用室内ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

空調用室内ユニットおよび空気調和機 Download PDF

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有二 岡田
Yasuhiro Naito
康弘 内藤
Kunihiro Kobayashi
国浩 小林
Akihiro Masutani
晃弘 桝谷
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Abstract

【課題】天面格子が輸送等の振動で外れることを防ぐとともに、フィルタを装着しやすい空調用室内ユニットおよび空気調和機を提供する。
【解決手段】本体筐体12と、本体筐体12の前面および天面にそれぞれ形成された前面吸入口および天面吸込口と、本体筐体12の下面に形成された吹出口と、天面吸込口を覆う天面格子14、および前面吸込口を覆うフロントパネル16と、両吸込口から吹出口に向けて空気を送風する室内ファンと、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、を備えた空気調和機の空調用室内ユニットであって、天面格子14の前端側の支持構造として、天面格子14の前縁に、フロントパネル16と係合して、この天面格子前端側の盲動を防止する突起部26が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天面吸込口を覆う天面格子が取り外せる構造を採用している空調用室内ユニットおよび空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、空気調和機における壁掛け型室内機は、通常、本体ケーシングの前面に室内空気の吸入口を、また、その下側に吹出口をそれぞれ設けて構成されている。さらに、例えば本体ケーシング内に逆V字形状の熱交換器を設け、これに伴って本体ケーシングの天面にも室内空気の吸込口を設けて構成された室内機が提供されている。
しかしながら、前述した空気調和機の室内機においては、天面に設けた吸込口周辺の清掃が困難であるという問題があり、この問題を解決するためにさまざま構成を有した室内機を備える空気調和機が提案されている。
【0003】
上述した問題を解決した構成を有する空気調和機として、室内機に上面吸込口を覆う天面格子パネルを設け、この天面格子パネルを、本体ケーシングを構成する前面グリルの天面に着脱自在に装着し、さらに本体ケーシングへの天面格子パネルの着脱が、この天面格子パネルを本体ケーシングの略前後方向に沿ってスライドさせて行われるように形成されているものが知られている。
上面吸込口周辺の清掃に当たっては、天面格子パネルを手前にスライドさせながら前面グリルから取り外すことができる。そのため、安全な姿勢で、また汚れの箇所や程度を確認しながら適宜水洗いなども交えて行うことができるので、清掃作業をより短時間で、かつ容易に行うことができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−351608号公報 (第6頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の空気調和機においては、工場で製作された後、梱包されて販売店などへトラックなどの輸送手段により輸送される。しかし、これら輸送手段で輸送される時には必ず上下左右方向への振動が伴い、この輸送中の振動によって天面格子パネルが本体ケーシングから外れてしまう恐れがあった。輸送中に天面格子パネルが外れると、振動により天面格子パネルが本体ケーシング等の隣接する部品とぶつかってお互いに傷ついてしまうという問題があった。
【0006】
また、上記空気調和機の前面から天面にかけてフィルタが設けられ、フィルタは正面格子部と正面グリルとの間、および天面格子パネルと正面グリルとの間に、正面格子部側から正面グリルに向けて挿入されている。
正面格子部と前面グリルとの間の挿入方向は略上下方向であって、天面格子パネルと前面グリルとの間の挿入方向は略前後方向であるので、フィルタは、正面格子部と正面グリルとの間で前面グリルから浮き上がり易くなる。フィルタを天面格子パネルと前面グリルとの間に挿入する際において、フィルタの先端が浮き上がり易くなるため、天面格子パネルと衝突して挿入しにくくなるという問題があった。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、天面格子が輸送等の振動で外れることを防ぐとともに、フィルタを装着しやすい空調用室内ユニットおよび空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の空調用室内ユニットおよび空気調和機では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1にかかる発明は、本体筐体と、本体筐体の前面および天面にそれぞれ形成された前面吸入口および天面吸込口と、本体筐体の下面に形成された吹出口と、前記天面吸込口を覆う天面格子、および前記前面吸込口を覆うフロントパネルと、前記両吸込口から吹出口に向けて空気を送風する室内ファンと、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、を備えた空気調和機の空調用室内ユニットであって、前記天面格子の前端側の支持構造として、該天面格子の前縁に、前記フロントパネルと係合して、この天面格子前端側の盲動を防止する突起部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
この発明にかかる空調用室内ユニットによれば、上記突起部がフロントパネルと係合しているため、天面格子前端側の盲動はフロントパネルにより拘束されている。盲動が拘束されているため、天面格子は外部から力を加えられても移動することがなく、本体筐体から外れることがない。
また、天面格子を取り外すには、まずフロントパネルを取り外して突起部との係合を解き、その後、天面格子前端側を上方にあげて取り外している。天面格子を上方にあげる時には、天面格子に設けられている上記突起部を持って天面格子を上方にあげることができるので、天面格子の取り外し操作が楽になる。
【0010】
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の空調用室内ユニットにおいて、前記突起部が前記天面格子の面方向前方に突出した板形状に形成されているとともに、前記突起部には、空気吸い込み用の開口部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
この発明にかかる空調用室内ユニットによれば、上記突起部には空気吸い込み用の開口部が設けられているため、上記突起部は前面吸込口または天面吸込口に吸込まれる空気の流れを阻害しにくくなる。つまり、上記突起部の近傍を流れる上記空気の流れは、上記突起部に衝突することなく、上記突起部に設けられた開口部を通って流れるので流れ抵抗が小さくなり、その流量低下が小さくなる。
また、上記突起部に開口部を設けて上記空気流れの抵抗を小さくすることができるので、上記突起部の大きさを大きくでき、天面格子の取り付け、取り外しを行いやすくすることができる。
【0012】
請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の空調用室内ユニットにおいて、前記本体筐体と前記フロントパネルとの間、および前記本体筐体と前記天面格子との間にはフィルタが挿入、離脱自在に配置され、前記本体筐体には、該本体筐体から柱状に突出した柱状部が設けられ、前記天面格子には、該柱状部を挟み係合する挟持部とが設けられ、前記フィルタは、前記挟持部と本体筐体との間を通して挿入、離脱可能とされ、柱状部には、前記フィルタの挿入、離脱時に該フィルタの移動位置を規制するリブが設けられていることを特徴とする。
【0013】
この発明にかかる空調用室内ユニットによれば、上記柱状部には、フィルタの挿入、離脱時に該フィルタの移動位置を規制するリブが設けられているので、フィルタを挿入する際には、フィルタの先端を本体筐体とフロントパネルとの間に導くことができる。
つまり、フィルタの先端が本体筐体から浮き上がっても、上記リブに衝突し、フィルタの先端は上記リブにより本体筐体側に押し戻される。
【0014】
請求項4にかかる発明は、請求項3記載の空調用室内ユニットにおいて、前記リブが、前記フィルタを前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入する際に、該フィルタを挿入方向に案内するように傾けて配置されていることを特徴とする。
【0015】
この発明にかかる空調用室内ユニットは、上記リブがフィルタを本体筐体と天面格子との間に挿入する際に、フィルタを挿入方向に案内するように傾けて配置されている。この傾きにより、フィルタの先端は本体筐体とフロントパネルとの間に、より導かれやすくなる。
つまり、フィルタの先端が本体筐体から浮き上がっても、上記リブに衝突し、上記傾きによりフィルタの先端は上記リブに沿って本体筐体側に押し戻される。
【0016】
請求項5にかかる発明は、請求項3記載の空調用室内ユニットにおいて、前記リブには、前記フィルタを前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入する挿入方向に対して、前記フィルタ側に向かって前記フィルタの挿入方向へ傾く傾斜角を有する誘導部が設けられていることを特徴とする。
【0017】
この発明にかかる空調用室内ユニットによれば、上記リブにはフィルタ側に向かってフィルタの挿入方向へ傾く傾斜角を有する誘導部が設けられているので、フィルタの先端は本体筐体とフロントパネルとの間に、より導かれやすくなる。つまり、フィルタの先端が本体筐体から浮き上がっても、上記リブに衝突し、フィルタの先端は上記誘導部に沿って本体筐体側に押し戻される。
【0018】
請求項6にかかる発明は、請求項3から5のいずれかに記載の空調用室内ユニットにおいて、前記リブが、前記柱状部と前記挟持部とが係合した状態において、前記挟持部よりも前記フィルタ側に突出するように形成されていることを特徴とする。
【0019】
この発明にかかる空調用室内ユニットは、柱状部と挟持部とが係合した状態において、上記リブが挟持部よりもフィルタ側に突出するように形成されている。上記リブが挟持部よりも突出しているので、挟持部のフィルタ挿入方向奥側の端部は上記リブにより規制されるフィルタの挿入軌跡から退避した位置となり、挟持部のフィルタ挿入方向手前側の端部とフィルタの先端とが衝突するか、上記リブとフィルタの先端とが衝突する。
つまり、挟持部のフィルタ挿入方向奥側の端部とフィルタとが衝突することがなく、上記奥側の端部がフィルタ挿入方向奥側へ押し曲げられ、破損させられること防止することができる。
【0020】
請求項7にかかる発明は、請求項1または2に記載の空調用室内ユニットにおいて、前記本体筐体と前記フロントパネルとの間、および前記本体筐体と前記天面格子との間にはフィルタが挿入、離脱自在に配置され、前記本体筐体には、該本体筐体から柱状に突出した柱状部が設けられ、前記天面格子には、両側から該柱状部を挟み係合する挟持部とが設けられているとともに、該挟持部の前記フィルタ挿入方向奥側の他方の端部が、前記挟持部の前記フィルタ挿入方向手前側の一方の端部により規制される前記フィルタの挿入軌跡から退避した位置に配置されていることを特徴とする。
【0021】
この発明にかかる空調用室内ユニットは、挟持部のフィルタ挿入方向奥側の他方の端部が、挟持部のフィルタ挿入方向手前側の一方の端部により規制されるフィルタの挿入軌跡から退避した位置に配置されている。他方の端部がフィルタの挿入軌跡から退避した位置に配置されているので、挿入されたフィルタの先端は一方の端部のみに衝突し、他方の端部へは衝突しない。
このような構成としては、例えば、コの字状の挟持部であって、一方の端部の長さが長く他方の端部の長さが短いものを挙げることができる。
【0022】
請求項8にかかる発明は、請求項7記載の空調用室内ユニットにおいて、前記挟持部がC字状に形成されているとともに、該挟持部の他方の端部の厚さが、該挟持部の一方の端部の厚さにより規制される前記フィルタの挿入軌跡から退避する厚さに形成されていることを特徴とする。
【0023】
この発明にかかる空調用室内ユニットは、挟持部がC字状に形成されているとともに、挟持部の一方の端部の厚さが挟持部の一方の端部の厚さにより規制されるフィルタの挿入軌跡から退避する厚さに形成されている。そのため、挿入されたフィルタの先端は一方の端部側面に衝突して本体筐体側へ押し込まれ、他方の端部へは衝突しない。
【0024】
請求項9にかかる発明は、請求項1から8のいずれかに記載の空調用室内ユニットにおいて、前記本体筐体には、前記フィルタが装着された状態において、前記フィルタの先端が挿通する挿通用開口部が設けられ、前記天面格子の前記フィルタ側の面には、前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入された前記フィルタを、前記本体筐体側に押しつける押込部が形成されていることを特徴とする。
【0025】
この発明にかかる空調用室内ユニットにおいては、天面格子のフィルタ側の面に、挿入されたフィルタを本体筐体側に押しつける押込部が形成されている。そのため、フィルタは、挿入時に本体筐体側に押し付けられ、フィルタの先端が上記挿通用開口部に挿通され、フィルタを所定の位置まで挿入することができる。
【0026】
請求項10にかかる発明は、本体筐体と、本体筐体の前面および天面にそれぞれ形成された前面吸入口および天面吸込口と、本体筐体の下面に形成された吹出口と、両吸込口から吹出口に向けて空気を送風する室内ファンと、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器とを備えた空調用室内ユニットと、屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または前記室内熱交換器に高温高圧の冷媒を圧送する圧縮機とを備えた空調用室外ユニットと、からなる空気調和機であって、前記空調用室内ユニットが請求項1から9のいずれかに記載の空調用室内ユニットであることを特徴とする。
【0027】
この発明にかかる空気調和機によれば、天面格子はフロントパネルによりその動きが拘束されているため、天面格子は外部から力を加えられてもフロントパネルで拘束されている以上に移動することがなく、本体筐体から外れることがない。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の空調用室内ユニット10を備えた空気調和機1の概略構成図である。
空気調和機1は、図1に示すように、空調用室内ユニット10および空調用室外ユニット40から構成されている。これら空調用室内ユニット10および空調用室外ユニット40は、冷媒が導通する冷媒配管45や図示しない電気配線などにより接続されている。冷媒配管45は2本備えられており、冷媒は、一方において空調用室内ユニット10から空調用室外ユニット40へ、また他方において空調用室外ユニット40から空調用室内ユニット10へと流れることになる。
【0029】
図2は空調用室内ユニット10の斜視図であり、図3は空調用室内ユニット10のA−A線矢視断面図である。
この空調用室内ユニット10は、図2または図3に示すように、ベース11と、ベース11の前面側に取り付けられる本体筐体12とから概略構成されている。本体筐体12の天面には、室内の空気を取り入れるための天面吸込口13が設けられ、この天面吸込口13を覆うように2枚の天面格子14、14が設けられている。本体筐体12の前面には、同じく室内の空気を取り入れるための前面吸込口15が設けられ、この前面吸込口15を覆うように設けられたフロントパネル16が設けられている。本体筐体12の下面には空気を室内に戻すための吹出口17が設けられている。さらに、天面吸込口13と前面吸込口15とに沿ってフィルタ18が装着されている。
【0030】
本体筐体12の内部には、取り入れられた室内の空気を冷却または加熱するための室内熱交換器19と、天面吸込口13および前面吸込口15から空気を取り入れるとともに、吹出口17から室内に熱交換された空気を吹出させるためのクロスフローファン(室内ファン)20とが設けられている。
【0031】
上述した空調用室内ユニット10において、室内熱交換器19、吹出口17、クロスフローファン20に着いては従来周知のものであるので、ここではその説明を省略する。
また、吹出口17には、吹出方向を調整するため、周知の吹出ルーバー21および吹出フラップ22が設けられている。なお、吹出フラップ22の動作により、吹出口17の開閉が可能である。
【0032】
空調用室外ユニット40は、図1に示すように、冷媒を圧縮するための圧縮機41、冷媒と室外の空気との熱交換を行わせるための室外熱交換器42、および室外熱交換器42における冷媒と室外の空気との熱交換を促進させるプロペラファン(室外ファン)43を有するものである。
【0033】
次に本発明の特徴部である空調用室内ユニット10の天面格子14および本体筐体12と天面格子14との係合部について説明する。
図4は天面格子14を裏側から見た図であり、図5は天面格子14の部分拡大図である。
天面格子14は、図4に示すように、略長方形の外枠25の内側に複数の横桟25a・・・と縦桟25b・・・とが格子状に設けられている。外枠25の前方(図4においては上方)の縁部には、略板形状の取っ手(突起部)26が前方に突出するように一対設けられている。取っ手26には、空気の流れが取っ手26により阻害されないようにする略長方形の開口部27と、本体筐体12との係合に用いられる挟持部28とが設けられている。挟持部28は取っ手26の本体筐体12側の面に設けられた一対の対向した板状柱28a、28aから構成されている。一対の板状柱28aは前後方向(図4においては上下方向)に並んで配置されているとともに、取っ手28から本体筐体12に向かって一対の板状柱28a、28aの間隔が漸次狭くなるように配置されている。
【0034】
外枠25の左右の縁部の後寄りには、図4および図5に示すように、フィルタを本体筐体12側に押し付ける押込部29が設けられている。押込部29はU字形状の壁部から形成されるとともに、U字形状の開口部が前方を向くように配置されている。U字形状の両端部には、外枠25から本体筐体12に向かって後方に傾斜する傾斜面29aが形成されている。
外枠25の後方の縁部には、図4に示すように、本体筐体12と係合する板状の係合突起30、30が設けられている。
【0035】
図6は本体筐体12と天面格子14との係合部のうち前方部分の拡大断面図であり、図7は同じく後方部分の拡大断面図である。
本体筐体12の天面吸込口13には、幅方向略中央部に背面側から前面側に延びる梁状の中央支持部31が設けられている。中央支持部31の両側面と本体筐体12の内側面とには、図6に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられ、柱状部32の下部には板状のリブ33が略下方に延在すように設けられている。また、本体筐体12の天面吸込口の背面側突き当り面には、図7に示すように、フィルタ18の先端が挿入されるスリット(挿通用開口部)34と、上述した天面格子14の係合突起30が挿入される係合孔35とが設けられている。
【0036】
フロントパネル16には、図2および図3に示すように、その上端に背面側へ折れ曲がり、天面格子の取っ手部を前方から覆う取っ手拘束部36が設けられ、その前面には、前面吸込口15に吸込まれる空気の通路になるフロントパネル吸込口37が設けられている。
【0037】
次に、上記の構成からなる空気調和機1の作用について、暖房運転時および冷房運転時の場合に分けながら説明する。
まず、暖房運転時には、圧縮機41で高温高圧にされた気体冷媒は、図1に示すように、冷媒配管45を通り室内機ユニット10の室内熱交換器19に圧送される。室内機ユニット10内では、クロスフローファン20により天面吸込口13および前面吸込口15から取り込まれた室内気に対して、室内熱交換器19を流過する高温高圧の冷媒から熱が与えられる。このことにより、吹出口17から温風が吹き出されることになる。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、室内熱交換器19において凝縮液化して高温高圧の液冷媒となる。
【0038】
この高温高圧の液冷媒は、室外機ユニット40の室外熱交換器42に送られる途中で、膨張弁により減圧され低温低圧の液冷媒となる。室外機ユニット40では、プロペラファン43により取り込まれた新しい室外気から、室外熱交換器42を流過する低温低圧の液冷媒が熱を奪うことになる。低温低圧の液冷媒は、熱を奪うことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機41に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0039】
冷房運転時には、冷媒は上記とは逆方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機41で高温高圧とされた気体冷媒が、冷媒配管45を通過して室外熱交換器42に圧送され、ここで室外気に熱を奪われて凝縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、膨張弁により減圧されて低温低圧の液冷媒となり、再び冷媒配管45を通って室内熱交換器19に送られる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内機から熱を奪って吹出口17から冷風を吹出すとともに、冷媒自身は蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機41に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0040】
次に、空調用室内ユニット10の天面格子14の取り付け、取り外しについて説明する。
図8は空調用室内ユニット10を斜め上方から拡大して見た図であり、図9はフロントパネルを取り外した空調用室内ユニット10を斜め上方から拡大して見た図である。図10はフロントパネルおよび天面格子を取り外した空調用室内ユニット10を斜め上方から拡大して見た図であり、図11はフロントパネルを取り外した空調用室内ユニット10を斜め下方から拡大して見た図である。
フロントパネル16および天面格子14は、図8に示すように、本体筐体12に取り付けられている。天面格子14を取り外すには、まず、フロントパネル16を図6および図8の矢印で示すように、前方へ引くことにより取り外し、図9に示す状態にする。この状態から天面格子14の取っ手を、図6および図9の矢印で示すように、上方へ引くことにより天面格子を取り外す。
【0041】
逆に、天面格子14を取り付けるには、図7の実線で示すように、まず、天面格子14の係合突起30を本体筐体の係合孔35に斜め上から挿入する。そして、図7および図9の矢印で示すように、天面格子14を下方へ引き下ろし、
図6および図11で示すように、挟持部28の板状柱28aに柱状部32が挟まれ、本体筐体12と天面格子14とが係合する。
本体筐体12と天面格子14とを係合した後、図6または図8の矢印に示すように、フロントパネル16を前面から本体筐体12に取り付ける。
【0042】
次に、空調用室内ユニット10のフィルタ18の取り付けについて説明する。フィルタ18の取り付けは、図9に示すような本体筐体12に天面格子14が取り付けられ、フロントパネル16が取り外された状態で行われる。
フィルタ18は、図6の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32およびリブ33の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。挿入されたフィルタ14は、さらに押し込まれ、図7に示すように、押込部29の傾斜面29aにより本体筐体12側に押し付けられ、フィルタ18の先端はスリット24に挿入される。その後、フィルタ18の他端を、図3に示すように、本体筐体12に沿って配置させフィルタ18の取り付けが完了する。
【0043】
上記の構成によれば、取っ手26がフロントパネル16の取っ手拘束部36に覆われ、係合されているため、天面格子14の前端側はフロントパネル16によりその盲動が拘束されている。盲動を拘束されているため、天面格子14は外部から力を加えられても挟持部28と柱状部32との係合が外れるほど移動することがない。
そのため、例えば、空調用室内ユニット10を工場から販売店などへ輸送する際に、輸送による振動で天面格子14が揺さぶられ本体筐体12から外れることを防ぐことができる。
【0044】
天面格子14の取っ手26には開口部27が設けられているため、取っ手26近傍を流れ、前面吸込口15または天面吸込口13に吸込まれる空気の流量低下を防ぐことができる。つまり、取っ手26の近傍を流れる空気の流れは、取っ手26に設けられた開口部27を通って流れるため、流れ抵抗が小さくなり、その流量低下が小さくなる。
【0045】
また、取っ手26に開口部27を設けて上記空気流れの抵抗を小さくすることができるので、取っ手26のサイズを大きくできる。天面格子14を取り外す時には、取っ手26を手で持って天面格子14を上方へ引き上げて取り外すため、取っ手26のサイズが大きいと手に持ちやすくなり、天面格子14の取り外し操作が楽になる。
【0046】
柱状部32の下部には、略下方に向かってリブ33が設けられているので、フィルタ18を挿入する際に、フィルタ18の先端が、例えば挟持部28の前面側の板状柱28aまたはリブ33に衝突することはあっても、背面側の板状柱28aに衝突することはない。
フィルタ18の先端が前面側の板状柱28aまたはリブ33に衝突すると、フィルタ18の先端は前面側の板状柱28aまたはリブ33に沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端を本体筐体12とフロントパネル16との間に導くことができる。
【0047】
天面格子14のフィルタ18側の面に、挿入されたフィルタ18を本体筐体12側に押しつける押込部29が形成されている。そのため、フィルタ18の先端は、挿入時に押込部29の傾斜面29aにより本体筐体12側に押し付けられる。本体筐体12側に押付けられることにより、フィルタ18の先端の位置はスリット34に挿通するのに好適な位置となり、容易にフィルタ18の先端をスリット34に挿通することができ、フィルタ18を所定の位置まで挿入することができる。
例えば、もし押込部29が設けられず、フィルタ18の先端が挿入時に浮き上がり天面格子14側に位置すると、フィルタ18の先端は本体筐体12の壁面と衝突し正確に配置することができなくなる。また、無理に挿入を続けると破損する恐れがある。
【0048】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について図12を参照して説明する。
本実施の形態の空調用室内ユニット10の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、本体筐体12と天面格子14との係合部が異なっている。よって、本実施の形態においては、図12を用いて本体筐体12と天面格子14との係合部周辺のみを説明し、空調用室外ユニット40等の説明を省略する。
図12は、本実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の拡大断面図である。
本体筐体12には、図12に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられ、柱状部32の下部には、板状のリブ51が下方に向かって背面側に傾斜するように設けられている。
【0049】
上記の構成からなる空調用室内ユニット10における、フィルタ18の取り付けについて説明する。
フィルタ18は、図12の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32およびリブ51の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。
もし、フィルタ18の先端がリブ51に衝突しても、フィルタ18の先端はリブ51に沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端は本体筐体12とフロントパネル16との間に導かれる。
フィルタ14の先端が本体筐体12と天面格子14との間に挿入されてからは、第1の実施の形態における作用と同じであるので、その説明を省略する。
【0050】
柱状部32の下部には、リブ51が設けられているので、フィルタ18を挿入する際に、フィルタ18の先端が、例えばフィルタ18の先端がリブ51に衝突すると、フィルタ18の先端はリブ51の傾斜により本体筐体12側に押し戻されやすくなる。これにより、フィルタ18の先端を本体筐体12とフロントパネル16との間に導きやすくなる。
【0051】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について図13を参照して説明する。
本実施の形態の空調用室内ユニット10の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、本体筐体12と天面格子14との係合部が異なっている。よって、本実施の形態においては、図13を用いて本体筐体12と天面格子14との係合部周辺のみを説明し、空調用室外ユニット40等の説明を省略する。
図13は、本実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の拡大断面図である。
本体筐体12には、図13に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられ、柱状部32の下部には、板状のリブ61が設けられている。リブ61は、柱状部32と隣接する上半部61aが略鉛直方向に形成され、下半部(誘導部)61bが下方に向かって背面側に傾斜するように形成されている。
【0052】
上記の構成からなる空調用室内ユニット10における、フィルタ18の取り付けについて説明する。
フィルタ18は、図13の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32およびリブ61の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。
もし、フィルタ18の先端がリブ61に衝突しても、フィルタ18の先端はリブ61の下半部61bに沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端は本体筐体12とフロントパネル16との間に導かれる。リブ61の上半部61aは、挟持部28の前面側の板状柱28aに隠れているので、ここにフィルタ18の先端は衝突しない。
フィルタ14の先端が本体筐体12と天面格子14との間に挿入されてからは、第1の実施の形態における作用と同じであるので、その説明を省略する。
【0053】
柱状部32の下部には、リブ61が設けられているので、フィルタ18を挿入する際に、フィルタ18の先端が、例えばフィルタ18の先端がリブ61の下半部61bに衝突すると、フィルタ18の先端はリブ61の下半部61bの傾斜により本体筐体12側に押し戻されやすくなる。これにより、フィルタ18の先端を本体筐体12とフロントパネル16との間に導きやすくなる。
【0054】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について図14を参照して説明する。
本実施の形態の空調用室内ユニット10の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、本体筐体12と天面格子14との係合部が異なっている。よって、本実施の形態においては、図14を用いて本体筐体12と天面格子14との係合部周辺のみを説明し、空調用室外ユニット40等の説明を省略する。
図14は、本実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の拡大断面図である。
本体筐体12には、図14に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられ、柱状部32の下部には、板状のリブ71が設けられている。リブ71は、下方に向かうにつれ背面側への傾斜がきつくなる曲面を有する形状に形成され、柱状部32との接合部においては、その面が略垂直方向となるように配置されている。
【0055】
上記の構成からなる空調用室内ユニット10における、フィルタ18の取り付けについて説明する。
フィルタ18は、図14の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32およびリブ71の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。
もし、フィルタ18の先端がリブ71に衝突しても、フィルタ18の先端はリブ71に沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端は本体筐体12とフロントパネル16との間に導かれる。
フィルタ14の先端が本体筐体12と天面格子14との間に挿入されてからは、第1の実施の形態における作用と同じであるので、その説明を省略する。
【0056】
柱状部32の下部には、リブ71が設けられている。フィルタ18を挿入する際に、フィルタ18の先端が、例えばフィルタ18の先端がリブ71に衝突すると、リブ61の傾斜は下方に向かうほどきつくなるので、フィルタ18の先端は本体筐体12側に押し戻されやすくなる。これにより、フィルタ18の先端を本体筐体12とフロントパネル16との間に導きやすくなる。
【0057】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について図15を参照して説明する。
本実施の形態の空調用室内ユニット10の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、本体筐体12と天面格子14との係合部が異なっている。よって、本実施の形態においては、図15を用いて本体筐体12と天面格子14との係合部周辺のみを説明し、空調用室外ユニット40等の説明を省略する。
図15は、本実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の拡大断面図である。
本体筐体12には、図15に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられている。天面格子14には、挟持部81が設けられ、挟持部81は一対の対向した板状柱82a、82bから構成されている。
板状柱82aは板状柱82bよりも全長が長く形成され、板状柱82aが前面側に配置されている。板状柱82bの長さは、板状柱82aにより規制されるフィルタ18の挿入軌跡(図15における白抜き矢印)から退避した長さに形成され、板状柱82bが背面側に配置されている。この一対の板状柱28a、28aの間隔は、天面格子14から本体筐体12に向かって漸次狭くなるように配置されている。
【0058】
上記の構成からなる空調用室内ユニット10における、フィルタ18の取り付けについて説明する。
フィルタ18は、図15の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32およびリブ51の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。
もし、フィルタ18の先端が板状柱82aに衝突しても、フィルタ18の先端は板状柱82aに沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端は本体筐体12とフロントパネル16との間に導かれる。板状柱82bは、板状柱82aの陰に入っているのでフィルタ18の先端とは衝突しない。フィルタ14の先端が本体筐体12と天面格子14との間に挿入されてからは、第1の実施の形態における作用と同じであるので、その説明を省略する。
【0059】
板状柱82bは、板状柱82aにより規制されるフィルタ18の挿入軌跡から退避した長さに形成されているので、フィルタ18の先端が板状柱82aに衝突することはあっても板状柱82bには衝突せず、フィルタ18の先端が、一対の板状柱82a、82bの間にはまり込み、フィルタ18または板状柱82bが破損する恐れがなくなる。
【0060】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態について図16を参照して説明する。
本実施の形態の空調用室内ユニット10の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、本体筐体12と天面格子14との係合部が異なっている。よって、本実施の形態においては、図16を用いて本体筐体12と天面格子14との係合部周辺のみを説明し、空調用室外ユニット40等の説明を省略する。
図16は、本実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の拡大断面図である。
本体筐体12には、図16に示すように、円筒形状の柱状部32が設けられている。天面格子14には、挟持部91が設けられ、挟持部91は一対の対向した板状柱92a、92bから構成されている。板状柱92a、92bは、その先端が柱状部32に沿うように円弧状に形成されている。
板状柱92bの板厚は、板状柱92aの板厚により規制されるフィルタ18の挿入軌跡(図16における白抜き矢印)から退避する板厚に形成されている。
【0061】
上記の構成からなる空調用室内ユニット10における、フィルタ18の取り付けについて説明する。
フィルタ18は、図16の白抜き矢印で示すように、本体筐体12の前方下方から柱状部32の下方を通り、本体筐体12と天面格子14との間に挿入される。
もし、フィルタ18の先端が板状柱92aに衝突しても、フィルタ18の先端は板状柱92aに沿って本体筐体12側に押し戻される。これにより、フィルタ18の先端は本体筐体12とフロントパネル16との間に導かれる。板状柱92bは、板状柱92aの陰に入っているのでフィルタ18の先端とは衝突しない。フィルタ14の先端が本体筐体12と天面格子14との間に挿入されてからは、第1の実施の形態における作用と同じであるので、その説明を省略する。
【0062】
板状柱92bの板厚は、板状柱92aにより規制されるフィルタ18の挿入軌跡から退避した板厚に形成されているので、フィルタ18の先端が板状柱92aに衝突することはあっても板状柱92bには衝突せず、フィルタ18の先端が、一対の板状柱92a、92bの間にはまり込み、フィルタ18または板状柱92bが破損する恐れがなくなる。
【0063】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、本体筐体12側に柱状部32を設け、天面格子14側に挟持部28を設けて、本体筐体12と天面格子14とを係合する構成に適応して説明したが、この本体筐体12側に柱状部32を設け、天面格子14側に挟持部28を設けた構成に限られることなく、本体筐体12側に挟持部、天面格子14側に柱状部を設けた構成など、さまざまな係合構成に適応することができるものである。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、上記突起部がフロントパネルと係合しているため、天面格子が輸送等の振動で外れることを防ぐことができるという効果を奏する。
また、天面格子の前縁に突起部が設けられているので、この突起部を持って天面格子を上方にあげることができ、天面格子の取り外し操作が楽になるという効果を奏する。
【0065】
請求項2に係る発明によれば、上記突起部には空気吸い込み用の開口部が設けられているため、前面吸込口または天面吸込口に吸込まれる空気の流れを阻害しにくくなり、上記空気の流量低下による性能低下を防ぐとことができるという効果を奏する。
また、空気吸い込み用の開口部を設けたことにより、突起部の大きさを大きくでき、天面格子の取り付け、取り外しを行いやすくすることができるという効果を奏する。
【0066】
請求項3に係る発明によれば、上記柱状部には、フィルタの挿入、離脱時にフィルタの移動位置を規制する上記リブが設けられているので、フィルタを挿入する際には、フィルタが上記リブにガイドされ、挿入しやすくなるという効果を奏する。
【0067】
請求項4に係る発明によれば、上記リブが、フィルタを本体筐体と天面格子との間に挿入する際に、フィルタを挿入方向に案内するように傾けて配置されているので、フィルタを本体筐体と天面格子との間により挿入しやすくなるという効果を奏する。
【0068】
請求項5に係る発明によれば、上記リブには、傾斜角を有する誘導部が設けられているので、フィルタを本体筐体と天面格子との間により挿入しやすくなるという効果を奏する。
【0069】
請求項6に係る発明によれば、柱状部と挟持部とが係合した状態において、上記リブが挟持部よりもフィルタ側に突出するように形成されているので、フィルタが挟持部を破壊することを防ぐことができるという効果を奏する。
【0070】
請求項7に係る発明によれば、挟持部のフィルタ挿入方向奥側の他方の端部が、挟持部のフィルタ挿入方向手前側の一方の端部により規制されるフィルタの挿入軌跡から退避した位置に配置されているので、フィルタが挟持部を破壊することを防ぐことができるという効果を奏する。
【0071】
請求項8に係る発明によれば、挟持部がC字状に形成されているとともに、挟持部の他方の端部の厚さが、挟持部の一方の端部の厚さにより規制されるフィルタの挿入軌跡から退避する厚さに形成されているので、フィルタが挟持部を破壊することを防ぐことができるという効果を奏する。
【0072】
請求項9に係る発明によれば、天面格子のフィルタ側の面に、挿入されたフィルタを本体筐体側に押しつける押込部が形成されているため、フィルタを本体筐体と天面格子との間に所定の位置まで挿入しやすくなるという効果を奏する。
【0073】
請求項10に係る発明によれば、フロントパネルと天面格子とが本体筐体に装着された状態において、上記突起部がフロントパネルに覆われているため、天面格子が輸送等の振動で外れることを防ぐことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1における空調用室内ユニットの斜視図である。
【図3】図2における空調用室内ユニットのA−A線矢視断面図である。
【図4】図1における天面格子を本体筐体側から見た図である。
【図5】図4における天面格子の部分拡大図である。
【図6】図3における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図7】図3における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図8】図2における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大斜視図である。
【図9】図2における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大斜視図である。
【図10】図2における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大斜視図である。
【図11】図2における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態における本体筐体と天面格子との係合部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機
10 空調用室内ユニット
12 本体筐体
13 天面吸込口
14 天面格子
15 前面吸込口
16 フロントパネル
17 吹出口
18 フィルタ
19 室内熱交換器
20 クロスフローファン(室内ファン)
26 取っ手(突起部)
27 開口部
28、81、91 挟持部
29 押込部
32 柱状部
33、51、61、71 リブ
34 スリット(挿通用開口部)
40 空調用室外ユニット
41 圧縮機
42 室外熱交換器
43 プロペラファン(室外ファン)
61b 下半部(誘導部)

Claims (10)

  1. 本体筐体と、本体筐体の前面および天面にそれぞれ形成された前面吸入口および天面吸込口と、本体筐体の下面に形成された吹出口と、前記天面吸込口を覆う天面格子、および前記前面吸込口を覆うフロントパネルと、前記両吸込口から吹出口に向けて空気を送風する室内ファンと、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、を備えた空気調和機の空調用室内ユニットであって、
    前記天面格子の前端側の支持構造として、
    該天面格子の前縁に、前記フロントパネルと係合して、この天面格子前端側の盲動を防止する突起部が設けられていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  2. 請求項1記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記突起部が前記天面格子の面方向前方に突出した板形状に形成されているとともに、前記突起部には、空気吸い込み用の開口部が設けられていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記本体筐体と前記フロントパネルとの間、および前記本体筐体と前記天面格子との間にはフィルタが挿入、離脱自在に配置され、
    前記本体筐体には、該本体筐体から柱状に突出した柱状部が設けられ、
    前記天面格子には、該柱状部を挟み係合する挟持部とが設けられ、
    前記フィルタは、前記挟持部と本体筐体との間を通して挿入、離脱可能とされ、
    柱状部には、前記フィルタの挿入、離脱時に該フィルタの移動位置を規制するリブが設けられていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  4. 請求項3記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記リブが、前記フィルタを前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入する際に、該フィルタを挿入方向に案内するように傾けて配置されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  5. 請求項3記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記リブには、前記フィルタを前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入する挿入方向に対して、傾斜角を有する誘導部が設けられていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記リブが、前記柱状部と前記挟持部とが係合した状態において、前記挟持部よりも前記フィルタ側に突出するように形成されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  7. 請求項1または2に記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記本体筐体と前記フロントパネルとの間、および前記本体筐体と前記天面格子との間にはフィルタが挿入、離脱自在に配置され、
    前記本体筐体には、該本体筐体から柱状に突出した柱状部が設けられ、
    前記天面格子には、両側から該柱状部を挟み係合する挟持部とが設けられているとともに、
    該挟持部の前記フィルタ挿入方向奥側の他方の端部が、前記挟持部の前記フィルタ挿入方向手前側の一方の端部により規制される前記フィルタの挿入軌跡から退避した位置に配置されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  8. 請求項7記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記挟持部がC字状に形成されているとともに、
    該挟持部の他方の端部の厚さが、該挟持部の一方の端部の厚さにより規制される前記フィルタの挿入軌跡から退避する厚さに形成されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の空調用室内ユニットにおいて、
    前記本体筐体には、前記フィルタが装着された状態において、前記フィルタの先端が挿通する挿通用開口部が設けられ、
    前記天面格子の前記フィルタ側の面には、前記本体筐体と前記天面格子との間に挿入された前記フィルタを、前記本体筐体側に押しつける押込部が形成されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  10. 本体筐体と、本体筐体の前面および天面にそれぞれ形成された前面吸入口および天面吸込口と、本体筐体の下面に形成された吹出口と、両吸込口から吹出口に向けて空気を送風する室内ファンと、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器とを備えた空調用室内ユニットと、
    屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または前記室内熱交換器に高温高圧の冷媒を圧送する圧縮機とを備えた空調用室外ユニットと、
    からなる空気調和機であって、
    前記空調用室内ユニットが請求項1から9のいずれかに記載の空調用室内ユニットであることを特徴とする空気調和機。
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