JP2004347169A - 成型氷塊の製造装置及び成型氷塊の製造方法 - Google Patents

成型氷塊の製造装置及び成型氷塊の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望形状の成型氷塊を簡単に、迅速に製造でき、多数の成型氷塊を効率良く製造でき、低下した抜型の温度を簡単に且つ迅速に回復でき、素材氷塊と抜型との温度差を確実に維持でき、成型氷塊の製造作業が連続的に行え、構成が簡素で、取扱いが容易で、安全性が高く、量産に適し、低廉で、経済的な成型氷塊の製造装置を提供する。
【解決手段】熱伝導率の高い材料によって形成する抜型Aを備え、抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10を設け、素材氷塊を所定位置にセットできるよう構成すると共に、セットした素材氷塊の一端に抜型Aを接触せしめられるよう構成し、適宜素材氷塊と抜型Aの温度差及び抜型Aの素材氷塊他端がわへの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を簡単に且つ迅速に製造できるようにすると共に、多数の成型氷塊を効率良く製造できるようにし、しかも、構成が簡素で、その取扱いが容易となるように工夫した成型氷塊の製造装置及び成型氷塊の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の成型氷塊の製造手段としては、例えば、特許文献1のような押圧熱熔解により球形に成形した氷塊及びその製造方法が提案されている。
これは、上下に開閉すべく設けた押圧加熱成形型に、各々半球冠形の氷塊押圧加熱面を窪設し、加熱した上下の氷塊押圧加熱面中に多角形の氷塊を入れて上下より押圧し、押圧熱熔解により球形に氷塊を製造するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平1−310277号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述の如き手段によるものは、押圧加熱成形型をヒーターの如き加熱器で充分に加熱するようにしているため、加熱に意外と時間がかかり、効率が悪い難点があった。
しかも、加熱器自体が必要となる難点や、氷塊から解け出した比較的多くの水が加熱器に悪影響を与える虞れ等もあった。
また、前記押圧加熱成形型では、多くの氷塊を作成するのに時間がかかると共に、押圧加熱成形型自体の製造が面倒となる等の難点があり、ひいては、複数種類の異なる形状、寸法の氷塊を簡単に得ることが難しい等の難点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を簡単に且つ迅速に製造でき、多数の成型氷塊を効率良く製造でき、しかも、装置自身の構成が簡素で、その取扱いが容易となり、更に、従来のような加熱器が不要で、安全性が高く、複数種類の異なる形状、寸法の氷塊を簡単に得ることができるようになり、しかも、量産に適し、低廉に提供でき、経済的な成型氷塊の製造装置及び成型氷塊の製造方法を提供すべく創出されたものである。
【0006】
しかして、請求項1記載の成型氷塊の製造装置にあっては、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aを備え、この抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10を設け、適宜素材氷塊を所定位置にセットできるよう構成すると共に、セットされた素材氷塊の一端に抜型Aを接触せしめられるよう構成し、素材氷塊と抜型Aの温度差及び抜型Aの素材氷塊他端がわへの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成する手段を採用した。
【0007】
また、請求項2記載の成型氷塊の製造装置にあっては、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aと、この抜型Aに対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体Bとを備え、前記抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10を設け、適宜素材氷塊を抜型Aと加圧体Bの間に介装できるように形成し、素材氷塊と抜型Aの温度差及び加圧体Bの抜型Aがわへの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成する手段を採用した。
【0008】
更に、請求項3記載の成型氷塊の製造装置にあっては、抜型Aの成型孔1内周面と、抜型Aの外表面とを結ぶような排水孔4を設け、素材氷塊が抜型Aに接触して溶けた成型孔1内の水を、抜型A外に排出できるように構成する手段を採用した。
【0009】
そして、請求項4記載の成型氷塊の製造装置にあっては、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわ表面に、熱伝導率の低い材料によって形成される規制板A3を配し、この規制板A3に成型孔1に合致する規制孔1aを穿設する手段を採用した。
【0010】
それから、請求項5記載の成型氷塊の製造装置にあっては、素材氷塊の他端がわを不動状態に保持可能となる適宜保持手段Gを設ける手段を採用した。
【0011】
加えて、請求項6記載の成型氷塊の製造装置にあっては、抜型Aの成型孔1の下方に成型氷塊を受ける収集手段Eを設ける手段を採用した。
【0012】
次に、請求項7記載の成型氷塊の製造装置にあっては、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわに切断手段Fを設け、この切断手段Fは、繰り出された成型氷塊を成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で切断できるように構成する手段を採用した。
【0013】
また、請求項8記載の成型氷塊の製造方法にあっては、適宜素材氷塊を所定位置にセットし、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔1と熱交換用通路2、10が設けられた抜型Aを、セットされた素材氷塊の一端に接触させ、抜型Aを素材氷塊の他端がわへ移動せしめると共に、熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊と抜型Aの温度差及び前記抜型Aの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにする手段を採用した。
【0014】
そして、請求項9記載の成型氷塊の製造方法にあっては、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔1と熱交換用通路2、10が設けられた抜型Aと、この抜型Aに対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体Bとの間に、所定寸法の素材氷塊を介装し、加圧体Bを抜型Aに接近するように移動せしめると共に、熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊を抜型Aに圧迫すると共に、素材氷塊と抜型Aとの温度差及び前記加圧体Bの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにする手段を採用した。
【0015】
それから、請求項10記載の成型氷塊の製造方法にあっては、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過して、所望の成型氷柱部分が繰り出されたときに、この成型氷柱部分を、切断手段Fによって成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で順次切断して、所望形状の成型氷塊を製造する手段を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
本発明の成型氷塊の製造装置は、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の多数の成型氷塊を効率良く製造できるようにしたものである。
【0017】
そして、図1乃至図4に示す製造装置は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aと、この抜型Aに平行に対峙して離隔接近自在となるよう形成されると共に、抜型Aの上方(或いは下方)に配される加圧体Bと、この加圧体Bが抜型Aに向ってスムーズに接近するように案内する適数のガイド杆Cと、抜型Aを安定的に支持する台座Dとを備えており、抜型Aには、その厚み方向(例えば、図示例のような上下方向)に貫通する複数の成型孔1と、熱交換用通路2、10が設けられ、抜型Aと加圧体Bの間に適宜素材氷塊を自在に介装できるよう構成されている。
しかも、素材氷塊と抜型Aの温度差及び加圧体Bの抜型Aがわへの移動力(例えば、加圧体B自身の重力や、適宜油圧手段等による移動力や、これらを併用した力等)を利用して、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かしていくと共に、溶かされずに成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したものである。すなわち、素材氷塊から夫々の成型孔1に合致して通過する形状となる多数の成型氷塊を、熟練を要することなく誰でも簡単に且つ迅速に製造できるものである。
【0018】
ところで、抜型Aの成型孔1の下方には、成型孔1を通過して落下する成型氷塊を纏めて受けられるようにしたネット等の収集手段Eが設けられている。
【0019】
また、図5及び図6に示す製造装置は、抜型Aの下方に適宜切断手段Fを設けたもので、成型氷塊(或いは、成型孔1を通過して、成型孔1から長く突出するような成型氷柱部分)を成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で切断できるように構成されている。
【0020】
更に、図9及び図10に示す製造装置は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aを備えたもので、この抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10が設けられ、所定位置にセットされた素材氷塊の一端(上端)に抜型Aを接触せしめられるように構成されている。
しかも、素材氷塊と抜型Aの温度差及び抜型Aの素材氷塊他端(下端)がわへの移動力(例えば、抜型A自身の重力や、この重力及び適宜油圧手段等による移動力)で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かしていくと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したものである。
すなわち、素材氷塊から夫々の成型孔1に合致して通過する形状となる多数の成型氷塊を、熟練を要することなく誰でも簡単に且つ迅速に製造できるものである。
【0021】
また、前記抜型Aには、成型孔1内周面と、抜型Aの外表面とを結ぶような排水孔4を設け、素材氷塊が抜型Aに接触して溶けた成型孔1内の水を、抜型A外に排出できるように構成されている。
【0022】
更に、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわ表面には、熱伝導率の低い材料によって形成される規制板A3が接着手段やその他の固定手段によって固着されており、この規制板A3には、夫々の成型孔1に合致する複数の規制孔1aが穿設されている。
【0023】
そして、図11に示す製造装置は、抜型Aの上方に適宜切断手段Fを設けて、成型氷塊(或いは、成型孔1を通過して、成型孔1から長く突出するような成型氷柱部分)を成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で切断できるように構成され、また、抜型Aの下方に適宜保持手段Gを設けて、素材氷塊の他端(下端)がわを不動状態に保持できるように構成され、更に、抜型Aの上方に受皿部8を配して、切断手段Fで切断された所望成型氷塊を受けられるように構成されている。
【0024】
前記抜型Aは、例えば、アルミニウムや、銅や、適宜合金や、適宜セラミック等の熱伝導率の高い材料によって略矩形厚板状に構成されている。しかも、素材氷塊を溶かしながら冷やされる成型孔1近傍部分の温度が、この部分の温度より高い他の部分からの熱の素早い伝達により、急激に低下しないように構成されており、素材氷塊を成型孔1部分で継続的に且つ迅速に溶かせるような材質のものが採用される。
【0025】
また、前記加圧体Bは、例えば、熱伝導率の低い材料によって略矩形厚板状に構成されている。すなわち、重力(或いは、適宜油圧手段等による移動力を利用しても良い)等によって素材氷塊を抜型Aがわに圧迫して、抜型Aに接触する素材氷塊の所定部分を比較的速く溶かすことができるように構成されている。
尚、加圧体Bは、熱伝導率の高い材料によって構成すると共に、素材氷塊との接触部分に適宜凹凸を設けておき、素材氷塊の加圧体Bとの接触面に、前記凹凸を成型できるように構成しても良い。
【0026】
前記ガイド杆Cは、例えば、金属製(或いは、合成樹脂製でも良い)で略細長棒状を呈しており、複数(例えば、四本)のガイド杆Cの下端部分を抜型Aに固定すると共に、加圧体Bの所定位置に設けたガイド孔7に挿通されて、加圧体Bが抜型Aに対してスムーズに且つ正確に離隔接近自在となるよう設けられたものである。
尚、このガイド杆Cは、加圧体Bを油圧シリンダー等で直接支えるようにした場合、設けなくても良い。
【0027】
前記台座Dは、抜型Aを安定的に支えられるように設けられたもので、図示例では、抜型Aの端部に固定され、抜型Aの成型孔1下方に適宜空間を設けられるように配されている。
【0028】
前記収集手段Eは、例えば、台座Dの間に斜めに配されるネット等によって構成され、成型孔1を通過して落下した成型氷塊を受けてこれを確実に且つ簡単に収集できるよう構成されている。
【0029】
前記切断手段Fは、例えば、カッティングヒーターや、鋸歯状の切断刃や、水、湯の噴出による切断手段等が利用され、抜型Aの表面(下面或いは上面)に沿って、或いは、成型孔1の孔心に対して直交する方向に沿って移動できるように構成されている。
【0030】
また、前記成型孔1は、例えば、星形、ハート形、その他装飾的で綺麗な適宜形状に形成することができると共に、適宜寸法に設定され、抜型Aの適宜位置に無駄なく複数配されるようにしてある。
尚、成型孔1は、例えば、図3に示すように一列に配しても良いし、或いは、図4に示すようにより多くの成型氷塊が製造できるよう二列に配しても良いし、それ以上であっても良い。
更に、図7に示すように、成型孔1は、素材氷塊がわから離れるに従って(成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわ表面に近づくに従って)漸次拡開するような傾斜面3で構成し、成型孔1を通過する成型氷塊を無駄に溶かすことがないように配慮したものでも良い。
【0031】
前記熱交換用通路2は、例えば、抜型Aを貫通するように複数形成されると共に、成型孔1の比較的近傍に配されるように構成してある。すなわち、湯や水等の通過によって効率良く熱交換が行われることにより、素材氷塊を溶かして低くなる抜型Aの温度と素材氷塊との温度差を効率良く維持できるように形成してあれば良い。
【0032】
尚、図8に示すような熱交換用通路10は、抜型Aを厚み方向で分割した分割抜型A1、A2で構成し、更に、一方の分割抜型A1の上面に(或いは、他方の分割抜型A2の下面に、或いは、一方の分割抜型A1の上面及び他方の分割抜型A2の下面に)熱交換用通路10を凹設して構成したもので、一方の分割抜型A1の上に他方の分割抜型A2を密接固定することによって、成型孔1の輪郭に沿うような熱交換用通路10を簡単に形成できるようにしたものである。このとき、熱交換用通路10の両脇には収容溝11が凹設されると共に、この収容溝11にパッキン12を収容せしめることによって、熱交換用通路10部分の十分な水密性を維持できるようにしてある。
【0033】
前記排水孔4は、例えば、抜型Aの成型孔1内周面と、抜型Aの外表面とを結ぶように配されると共に、外表面がわに行くに従って下方に位置するよう僅かに傾斜した状態に配されており、素材氷塊が抜型Aに接触して溶けた成型孔1内の水を、抜型A外にスムーズに且つ速やかに排出できるように構成されている。尚、排水孔4は、図1乃至図6及び図8に示すような抜型Aに設けても良い。
【0034】
前記規制板A3は、例えば、熱伝導率の低い材料によって略矩形厚板状に形成されており、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわ表面に、適宜接着手段やその他の固定手段によって固着されている。しかも、規制板A3には、抜型Aの成型孔1夫々に合致する複数の規制孔1aが設けられている。すなわち、素材氷塊の成型完了部分が、規制孔1aを通過する際に、規制孔1aによって溶かされるような虞れがなく、しかも、この成型完了部分を含めた素材氷塊全体が、成型孔1の孔心に対して直交する方向に移動するのを阻止できるように構成されている。更に、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、成型孔1内周面に押しつけられて必要以上に溶かされるような虞れがなく、所望形状、寸法の均一な成型氷塊が安定して製造できるように構成してある。尚、規制板A3は、図1乃至図6及び図8に示すような抜型Aに設けても良い。
【0035】
前記保持手段Gは、例えば、適宜クランプ手段を備えて、素材氷塊の他端(下端)部分を不動状態に保持できるよう構成されている。すなわち、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、成型孔1内周面に押しつけられて必要以上に溶かされるような虞れがなく、所望形状、寸法の均一な成型氷塊が安定して製造できるように構成してある。尚、保持手段Gは、素材氷塊の不動状態が確実に且つ簡単に得られるような構成であれば良い。
【0036】
前記受皿部8は、例えば、抜型Aの上方に配されて、切断手段Fで切断された複数の所望成型氷塊を確実に受けられるよう配されている。
【0037】
図中5は、加圧体B(或いは、抜型A)に設けられる固定突起で、この固定突起5は、抜型Aと加圧体Bとの間に介装される素材氷塊に食い込んで、素材氷塊が抜型Aの上面に対して平行な方向に(成型孔1の孔心に対して直交する方向に)ブレないようにするためのものである。すなわち、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、成型孔1内周面に押しつけられて必要以上に溶かされるような虞れがなく、所望形状、寸法の均一な成型氷塊が安定して製造できるように配慮したものである。
【0038】
また、図中6は、抜型A(或いは、加圧体B)に設けられる凹部で、この凹部6は、抜型Aと加圧体Bとの間に介装される素材氷塊の一部が嵌り込んで、素材氷塊が抜型Aの上面に対して平行な方向にブレないようにすると共に、前記中央凸部5が収容可能となるように構成されたものである。
【0039】
更に、図中7は、加圧体Bに設けられると共に、ガイド杆Cが挿通されるガイド孔で、このガイド孔7は、加圧体Bがガイド杆Cに沿ってスムーズに移動できるように構成されたものである。
【0040】
尚、製造装置の具体的構成、形状、寸法、材質、抜型Aの具体的構成、形状、寸法、材質、分割抜型A1、A2の具体的構成、形状、寸法、材質、規制板A3の具体的構成、形状、寸法、材質、加圧体Bの具体的構成、形状、寸法、材質、ガイド杆Cの具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、台座Dの具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、収集手段Eの具体的構成、寸法、配設位置、切断手段Fの具体的構成、寸法、配設位置、保持手段Gの具体的構成、形状、寸法、配設位置、成型孔1の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、規制孔1aの具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、熱交換用通路2の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、傾斜面3の具体的構成、形状、寸法、排水孔4の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、固定突起5の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、凹部6の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、ガイド孔7の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、受皿部8の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、熱交換用通路10の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、収容溝11の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、パッキン12の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
【0041】
また、前述の如く構成された製造装置を利用して実施される本発明の成型氷塊の製造方法について説明する。
【0042】
先ず、抜型Aと加圧体Bとの間に、所定寸法の素材氷塊を介装する(図1参照)。
そして、重力或いは外部圧力等によって加圧体Bを抜型Aに接近するように移動せしめる。
すると、素材氷塊は抜型Aに圧迫されると共に、素材氷塊と抜型Aとの温度差によって、抜型Aに接触している部分の素材氷塊が順次溶かされる。
そして、この素材氷塊が成型孔1の形状(例えば、図3、図4参照)に合致するように溶かされる(図2参照)と共に成型孔1を通過して、所望形状の成型氷塊が成型される。
更に、この所望の成型氷塊を、収集手段Eを介して収集する。
尚、抜型Aに熱交換用通路2、10を設けたときは、この熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめておき、素材氷塊と抜型Aの温度差を維持させるようにしても良い。
【0043】
また、本発明の他の成型氷塊の製造方法について説明すると、先ず、抜型Aと加圧体Bとの間に、比較的長尺な所定寸法の素材氷塊を介装する(図5参照)。
そして、重力或いは外部圧力等によって加圧体Bを抜型Aに接近するように移動せしめる。
すると、素材氷塊は抜型Aに圧迫されると共に、素材氷塊と抜型Aとの温度差によって、抜型Aに接触している部分の素材氷塊が順次溶かされる。
そして、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過して、所望の成型氷柱部分が成型される(図6参照)。
それから、所望の成型氷柱部分を成型しながら、この成型氷柱部分を、切断手段Fによって成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で順次切断して、所望の成型氷塊を製造する。
次に、この所望の成型氷塊を、収集手段Eを介して収集する。
尚、抜型Aに熱交換用通路2、10を設けたときは、この熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめておき、素材氷塊と抜型Aの温度差を維持させるようにしても良い。
【0044】
更に、他の製造方法にあっては、先ず、適宜素材氷塊を所定位置にセットする。
そして、抜型Aをセットされた素材氷塊の一端(上端)に接触させると共に、抜型Aを素材氷塊の他端(下端)がわへ重力によって或いは適宜外部圧力を利用して或いはこれらの併用によって移動せしめる(図9参照)。
このとき、熱交換用通路2、10内には湯或いは水を通過せしめておき、素材氷塊と抜型Aの温度差を維持させる。
すると、素材氷塊と抜型Aの温度差及び抜型Aの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かしながら(図10参照)、成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過して、所望形状の成型氷塊が同時に複数製造される。
【0045】
ところで、素材氷塊に比較的長尺なものを使用した場合は、成型孔1から所望の成型氷柱部分が順次繰出されるようになり、この成型氷柱部分を、切断手段Fによって成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で順次切断して、所望の成型氷塊を製造するようになる(図11参照)。
【0046】
ところで、前述の如き手段に於いて、抜型Aと加圧体Bとの位置関係(例えば、上下関係)や、抜型Aに対する素材氷塊の位置関係(例えば、上下関係)や、抜型Aと保持手段Gとの位置関係(例えば、上下関係)等は、適宜自由に設定、変更することができるものである。尚、抜型Aの上面がわに、成型氷塊が出たり、成型氷柱部分が順次繰出されるようにした場合は、素材氷塊から溶かされた水が、成型氷塊や、成型氷柱部分に悪影響を与えることのないものとなる。
加えて、抜型Aの上面がわに成型氷塊が出るように構成した場合(抜型Aが下方に移動して成型氷塊を製造するような場合)は、成型氷塊の製造後に、抜型Aを一旦上方に移動せしめることにより、複数の成型氷塊が残されるようになり、これを適宜収集手段によって簡単に収集できるようになる。
【0047】
【発明の効果】
従って、請求項1記載の成型氷塊の製造装置は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aを備え、この抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10を設け、適宜素材氷塊を所定位置にセットできるよう構成すると共に、セットされた素材氷塊の一端に抜型Aを接触せしめられるよう構成し、素材氷塊と抜型Aの温度差及び抜型Aの素材氷塊他端がわへの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したので、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を簡単に且つ迅速に製造できるようになると共に、多数の成型氷塊を効率良く製造できるようになる。しかも、装置自身の構成が簡素となり、その取扱いが容易となり、安全性が高く、量産に適し、低廉に提供でき、経済的な成型氷塊の製造装置となる。
特に、抜型Aに複数種類の異なる形状、寸法の成型孔1を設けるだけで、複数種類の異なる形状、寸法の成型氷塊を簡単に且つ多数得られるようになる。
加えて、前記抜型Aには、熱交換用通路2、10を設けたので、抜型Aの熱交換用通路2、10内に、湯や水を通過せしめられるようになり、成型氷塊の製造によって奪われて低下した抜型Aの温度を簡単に且つ迅速に回復できるようになる。すなわち、素材氷塊と抜型Aとの温度差を確実に維持できるようになり、成型氷塊の製造作業が連続的に行え、能率的な作業が可能な装置となる。
【0048】
また、請求項2記載の成型氷塊の製造装置は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型Aと、この抜型Aに対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体Bとを備え、前記抜型Aには、複数の成型孔1と熱交換用通路2、10を設け、適宜素材氷塊を抜型Aと加圧体Bの間に介装できるように形成し、素材氷塊と抜型Aの温度差及び加圧体Bの抜型Aがわへの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔1を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したので、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を簡単に且つ迅速に製造できるようになると共に、多数の成型氷塊を効率良く製造できるようになる。しかも、装置自身の構成が簡素となり、その取扱いが容易となり、安全性が高く、量産に適し、低廉に提供でき、経済的な成型氷塊の製造装置となる。
特に、抜型Aに複数種類の異なる形状、寸法の成型孔1を設けるだけで、複数種類の異なる形状、寸法の成型氷塊を簡単に且つ多数得られるようになる。
加えて、前記抜型Aには、熱交換用通路2、10を設けたので、抜型Aの熱交換用通路2、10内に、湯や水を通過せしめられるようになり、成型氷塊の製造によって奪われて低下した抜型Aの温度を簡単に且つ迅速に回復できるようになる。すなわち、素材氷塊と抜型Aとの温度差を確実に維持できるようになり、成型氷塊の製造作業が連続的に行え、能率的な作業が可能な装置となる。
【0049】
更に、請求項3記載の成型氷塊の製造装置は、抜型Aの成型孔1内周面と、抜型Aの外表面とを結ぶような排水孔4を設け、素材氷塊が抜型Aに接触して溶けた成型孔1内の水を、抜型A外に排出できるように構成したので、素材氷塊が溶かされたことによってできる成型孔1内の水を、素早く且つスムーズに排出できるようになる。すなわち、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、前記成型孔1内の水によって必要以上に溶かされるような虞れのないものとなる。
【0050】
そして、請求項4記載の成型氷塊の製造装置は、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわ表面に、熱伝導率の低い材料によって形成される規制板A3を配し、この規制板A3に成型孔1に合致する規制孔1aを穿設したので、素材氷塊の成型完了部分が、規制孔1aを通過する際に、規制孔1aによって溶かされるような虞れのないものとなると共に、この成型完了部分を含めた素材氷塊全体が、成型孔1の孔心に対して直交する方向に移動するのを阻止できるようになる。すなわち、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、成型孔1内周面に押しつけられて必要以上に溶かされるような虞れのないものとなり、所望形状、寸法の均一な成型氷塊が安定して製造できるようになる。
【0051】
それから、請求項5記載の成型氷塊の製造装置は、素材氷塊の他端がわを不動状態に保持可能となる適宜保持手段Gを設けたので、素材氷塊の成型完了部分が、規制孔1aを通過する際に、規制孔1aによって溶かされるような虞れのないものとなると共に、この成型完了部分を含めた素材氷塊全体が、成型孔1の孔心に対して直交する方向に移動するのを阻止できるようになる。すなわち、成型孔1内に於ける素材氷塊の成型完了部分が、成型孔1内周面に押しつけられて必要以上に溶かされるような虞れのないものとなり、所望形状、寸法の均一な成型氷塊が安定して製造できるようになる。
【0052】
加えて、請求項6記載の成型氷塊の製造装置は、抜型Aの成型孔1の下方に成型氷塊を受ける収集手段Eを設けたので、成型孔1を通過して成型される多数の成型氷塊を、損傷することなく、簡単に、確実に、且つスムーズに収集できるようになる。
【0053】
次に、請求項7記載の成型氷塊の製造装置は、成型孔1を通過して成型氷塊が繰り出される抜型Aの繰出口がわに切断手段Fを設け、この切断手段Fは、繰り出された成型氷塊を成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で切断できるように構成したので、成型孔1から繰り出される成型氷塊や成型氷柱部分を簡単に且つ確実に切断できるようになる。ひいては、より多数の成型氷塊を能率良く製造できるようになる。
【0054】
また、請求項8記載の成型氷塊の製造方法は、適宜素材氷塊を所定位置にセットし、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔1と熱交換用通路2、10が設けられた抜型Aを、セットされた素材氷塊の一端に接触させ、抜型Aを素材氷塊の他端がわへ移動せしめると共に、熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊と抜型Aの温度差及び前記抜型Aの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにするので、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を、熟練を要することなく誰でも簡単に且つ迅速に製造できるようになると共に、多数の成型氷塊を効率良く製造できるようになる。しかも、操作が容易で、安全性が高く、量産に適し、経済的な成型氷塊の製造方法となる。
特に、抜型Aに複数種類の異なる形状、寸法の成型孔1を設けることにより、複数種類の異なる形状、寸法の成型氷塊を簡単に且つ多数得られるようになる。加えて、抜型Aの内部に設けた熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめるので、成型氷塊の製造によって奪われて低下した抜型Aの温度を簡単に且つ迅速に回復できるようになる。すなわち、素材氷塊と抜型Aとの温度差を確実に且つ安定的に維持できるようになり、成型氷塊の製造作業が連続的に行え、より能率的な作業が可能となる。特に、水道水等によっても、これを手軽に実現できるようになる。
【0055】
そして、請求項9記載の成型氷塊の製造方法は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔1と熱交換用通路2、10が設けられた抜型Aと、この抜型Aに対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体Bとの間に、所定寸法の素材氷塊を介装し、加圧体Bを抜型Aに接近するように移動せしめると共に、熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊を抜型Aに圧迫すると共に、素材氷塊と抜型Aとの温度差及び前記加圧体Bの移動圧力で、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにするので、例えば、製氷所で製造されるような略直方体状の素材氷塊や、或いは、これを適宜厚みに予め切断したような素材氷塊から、所望形状の成型氷塊を、熟練を要することなく誰でも簡単に且つ迅速に製造できるようになると共に、多数の成型氷塊を効率良く製造できるようになる。しかも、操作が容易で、安全性が高く、量産に適し、経済的な成型氷塊の製造方法となる。
特に、抜型Aに複数種類の異なる形状、寸法の成型孔1を設けることにより、複数種類の異なる形状、寸法の成型氷塊を簡単に且つ多数得られるようになる。加えて、抜型Aの内部に設けた熱交換用通路2、10内に湯或いは水を通過せしめるので、成型氷塊の製造によって奪われて低下した抜型Aの温度を簡単に且つ迅速に回復できるようになる。すなわち、素材氷塊と抜型Aとの温度差を確実に且つ安定的に維持できるようになり、成型氷塊の製造作業が連続的に行え、より能率的な作業が可能となる。特に、水道水等によっても、これを手軽に実現できるようになる。
【0056】
それから、請求項10記載の成型氷塊の製造方法は、抜型Aに接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔1の形状に合致するように溶かされると共に成型孔1を通過して、所望の成型氷柱部分が繰り出されたときに、この成型氷柱部分を、切断手段Fによって成型孔1の孔心方向に対して略直交する方向で順次切断して、所望形状の成型氷塊を製造するので、比較的厚みのある素材氷塊をそのまま利用して、多数の成型氷塊を製造できるようになる。しかも、切断手段Fの切断タイミングの調節によって成型氷塊の厚みを自在に調節できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置を例示する一部切欠正面図である。
【図2】本発明の製造装置を例示する一部切欠正面図である。
【図3】本発明の製造装置を例示する一部切欠平面図である。
【図4】本発明の他の製造装置を例示する一部切欠平面図である。
【図5】本発明の他の製造装置を例示する一部切欠正面図である。
【図6】本発明の他の製造装置を例示する一部切欠正面図である。
【図7】本発明の製造装置の部分正面図である。
【図8】本発明の他の製造装置を例示する部分分解斜視図である。
【図9】本発明の他の製造装置を例示する概略正面図である。
【図10】本発明の他の製造装置を例示する概略正面図である。
【図11】本発明の他の製造装置を例示する概略正面図である。
【符号の説明】
A 抜型 A1 分割抜型
A2 分割抜型 A3 規制板
B 加圧体
C ガイド杆 D 台座
E 収集手段 F 切断手段
G 保持手段
1 成型孔 1a 規制孔
2 熱交換用通路 3 傾斜面
4 排水孔 5 固定突起
6 凹部 7 ガイド孔
8 受皿部
10 熱交換用通路 11 収容溝
12 パッキン

Claims (10)

  1. アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型を備え、この抜型には、複数の成型孔と熱交換用通路を設け、適宜素材氷塊を所定位置にセットできるよう構成すると共に、セットされた素材氷塊の一端に抜型を接触せしめられるよう構成し、素材氷塊と抜型の温度差及び抜型の素材氷塊他端がわへの移動圧力で、抜型に接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したことを特徴とする成型氷塊の製造装置。
  2. アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成される抜型と、この抜型に対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体とを備え、前記抜型には、複数の成型孔と熱交換用通路を設け、適宜素材氷塊を抜型と加圧体の間に介装できるように形成し、素材氷塊と抜型の温度差及び加圧体の抜型がわへの移動圧力で、抜型に接触している部分の素材氷塊を溶かすと共に、成型孔を通過する所望形状の成型氷塊を複数成型できるよう構成したことを特徴とする成型氷塊の製造装置。
  3. 抜型の成型孔内周面と、抜型の外表面とを結ぶような排水孔を設け、素材氷塊が抜型に接触して溶けた成型孔内の水を、抜型外に排出できるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の成型氷塊の製造装置。
  4. 成型孔を通過して成型氷塊が繰り出される抜型の繰出口がわ表面に、熱伝導率の低い材料によって形成される規制板を配し、この規制板に成型孔に合致する規制孔を穿設したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の成型氷塊の製造装置。
  5. 素材氷塊の他端がわを不動状態に保持可能となる適宜保持手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の成型氷塊の製造装置。
  6. 抜型の成型孔の下方に成型氷塊を受ける収集手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5記載の成型氷塊の製造装置。
  7. 成型孔を通過して成型氷塊が繰り出される抜型の繰出口がわに切断手段を設け、この切断手段は、繰り出された成型氷塊を成型孔の孔心方向に対して略直交する方向で切断できるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6記載の成型氷塊の製造装置。
  8. 適宜素材氷塊を所定位置にセットし、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔と熱交換用通路が設けられた抜型を、セットされた素材氷塊の一端に接触させ、抜型を素材氷塊の他端がわへ移動せしめると共に、熱交換用通路内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊と抜型の温度差及び前記抜型の移動圧力で、抜型に接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔の形状に合致するように溶かされると共に成型孔を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにすることを特徴とした成型氷塊の製造方法。
  9. アルミニウム等の熱伝導率の高い材料によって形成されると共に複数の成型孔と熱交換用通路が設けられた抜型と、この抜型に対峙して離隔接近自在となるよう形成される加圧体との間に、所定寸法の素材氷塊を介装し、加圧体を抜型に接近するように移動せしめると共に、熱交換用通路内に湯或いは水を通過せしめ、素材氷塊を抜型に圧迫すると共に、素材氷塊と抜型との温度差及び前記加圧体の移動圧力で、抜型に接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔の形状に合致するように溶かされると共に成型孔を通過することで、所望形状の成型氷塊が複数製造されるようにすることを特徴とした成型氷塊の製造方法。
  10. 抜型に接触している部分の素材氷塊を順次溶かし、この素材氷塊が成型孔の形状に合致するように溶かされると共に成型孔を通過して、所望の成型氷柱部分が繰り出されたときに、この成型氷柱部分を、切断手段によって成型孔の孔心方向に対して略直交する方向で順次切断して、所望形状の成型氷塊を製造することを特徴とした請求項8または請求項9記載の成型氷塊の製造方法。
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