JP2004347034A - 直動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】別部材で形成された二つ以上の部材が組立工程で一体化されたスライダを有する直動装置において、作動性や騒音特性を悪化させることなく、軽量化およびコストダウンを達成する。
【解決手段】スライダ2を、金属製の本体4と、合成樹脂製の枠体5およびエンドキャップ6とで構成する。枠体5は本体4の外側に、「締まり嵌め」により着脱自在に嵌合される。本体4に転動溝21aを設ける。枠体5に戻し通路21bと方向転換路の内側溝53を設ける。エンドキャップ6に方向転換路の外側溝63aを設ける。内側溝53の周面53cをなす円弧の半径R5より、これを受ける外側溝63aの凹面63cをなす円弧の半径R6を大きくする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とからなり、スライダが、別部材として形成された二つ以上の部材を組立工程で一体化されたものである直動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リニアガイド装置の従来例を図12に示す。この図に示すように、リニアガイド装置は、案内レール1とスライダ(「ベアリング」とも称される。)2と複数個のボール(転動体)3とで構成される。
案内レール1は、長手方向に平行に延びる転動溝11を両側面に有する。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する水平部2Bとからなる。水平部2Bは、案内レール1の厚さ方向(長さ方向と幅方向の両方に垂直な方向)一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
【0003】
スライダ2は、直動方向で本体21とエンドキャップ22とに分割され、エンドキャップ22が本体21の直動方向両端に配置されている。この本体21の両内側面に、案内レール1の転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
スライダ2の本体21の転動溝21aより外側に、直線状の戻し通路21bが形成されている。エンドキャップ22の案内レール1の両側面に配置される部分(脚部2Aの外側部分)に、半円弧状の方向転換路22aが形成されている。この方向転換路22aで転動通路12と戻し通路21bとが連通され、これら各路でボール3を無限に循環させる循環経路25が構成される。このリニアガイド装置は循環経路を四本(二対四列)備えており、各循環経路をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
【0004】
従来のリニアガイド装置では、戻し通路21bを、金属製の本体21に穴あけ加工を施すことにより形成しているが、この作業には手間とコストがかかる。
これに対して、特許文献1には、少なくとも脚部の幅方向外側部分(戻し通路が形成されている部分)を、合成樹脂からなる成形体としてブロック体に一体成形することにより、合成樹脂からなる戻し通路が非分割体で構成されているスライダを形成することが記載されている。
【0005】
また、このスライダの改良発明として、特許文献2には、合成樹脂からなる成形体がブロック体から剥がれて位置ずれを起こすことを防止するために、ブロック体に係止凹溝を設けることが開示されている。このような構成とすることにより、成形体とブロック体との結合が強固なものとなり、ボール循環に伴う騒音の発生を防止できるようになると記載されている。
【0006】
さらに、特許文献3には、脚部の幅方向外側部分(側面形成部)とブロック体の直動方向両端に配置される端面形成部とを、合成樹脂からなる成形体として、金属製のブロック体に一体成形されたスライダにおいて、両端面形成部をブロック体の上面で連結する上面形成部を、側面形成部および端面形成部と同時に一体成形することが開示されている。このような構成とすることにより、戻し通路が形成されている側面形成部が収縮し、この収縮力が端面形成部に作用しても、上面形成部がこの収縮力に抗して端面形成部を引っ張り、端面形成部がブロック体の端面に対して浮き上がることが防止されると記載されている。
【0007】
また、特許文献4には、スライダが第1構成部材と第2構成部材とからなり、両部材がビス止めされている直動形ガイド装置が記載されている。第2構成部材は、転動溝を有し脚部の幅方向内側部分を成す内脚と、水平部の主要部分を成す部分とを備えている。第1構成部材は、前記内脚の幅方向外側に接触配置され、脚部の幅方向外側部分を成す外脚と、エンドキャップと、が一体化された構造である。
【0008】
このスライダにおいて、戻し通路(復路)は、第1構成部材の外脚(連結部分)に設けた上側(水平部側)が開放された溝(直線状ボールガイド面)と、第1構成部材の前記溝の上方に配置される部分(本体部分)の下面と、第1構成部材の前記内脚の前記溝の側方に配置される面(下方突出部分の左右方向外側面)とで形成されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平7−317762号公報
【特許文献2】
特開平9−291937号公報
【特許文献3】
特開平10−47343号公報
【特許文献4】
特開平5−248433号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記各公報に記載のスライダのうち、合成樹脂からなる成形体がブロック体に一体成形されたものは、ブロック体を中子として金型内に配置した後にこの金型内に合成樹脂を射出成形する「インサート成形」によって得られる。そのため、このインサート成形でブロック体を金型内へセットする際に、ブロック体の金型に対する高度な位置決め精度が要求される。また、成形体を一体成形でブロック体に固定するため、成形後の修正が困難である。さらに、一体成形の型の構造が複雑になる。
このように、合成樹脂からなる成形体がブロック体に一体成形されたスライダを有するリニアガイド装置には、生産性の点で改善の余地がある。
【0011】
また、特許文献4に記載のスライダのように、別部材で形成された二つの部材を組立工程でビス止めなどにより一体化するものは、合成樹脂からなる成形体がブロック体に一体成形されたスライダと比較して、生産性の点では有利であるが、加工誤差によって組立時に位置ずれが生じることがある。この位置ずれによって、リニアガイド装置の作動性や騒音特性に問題が生じる可能性もある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、別部材で形成された二つ以上の部材が組立工程で一体化されたスライダを有する直動装置において、作動性や騒音特性を悪化させることなく、軽量化およびコストダウンを達成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなり、前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、以下の▲1▼〜▲6▼を特徴とする直動装置を提供する。
【0013】
▲1▼スライダは、金属製の本体と、この本体の外側に着脱自在に嵌合される合成樹脂製の枠体と、この枠体の直動方向両端に配置され、この枠体を介して本体に固定される合成樹脂製のエンドキャップと、からなる。
▲2▼枠体は、前記脚部の幅方向外側部分をなす外脚と、水平部の直動方向端部分をなす枠体水平部とからなり、両外脚に戻し通路と方向転換路の内側溝を有し、両外脚の内側に凸部(例えば、戻し通路と平行な凸部)を有する。
▲3▼本体は、前記脚部の幅方向内側部分をなす内脚と、水平部の主要部分をなす本体水平部とからなり、両内脚の内側に転動溝を有し、前記凸部に対応する凹部(例えば、転動溝と平行な凹部)を両内脚の外側に有し、この凹部に前記凸部が嵌合されることで本体と枠体が一体化される。
【0014】
▲4▼エンドキャップは、前記脚部の直動方向端部分をなす端脚と、水平部の直動方向最端部分をなすエンドキャップ水平部とからなり、両端脚の前記枠体側に方向転換路の外側溝を有する。
▲5▼本体の両内脚の、前記凹部より下側端部間のスライダ幅方向での最長外寸法が、枠体の前記凸部間のスライダ幅方向での最短寸法より大きく形成され、前記着脱は、枠体を弾性変形させて、枠体水平部側から本体の脚部側を出し入れすることによりなされる。
▲6▼枠体は、前記内側溝の両側壁をなす略半円板状の鍔部を有し、前記エンドキャップは、前記外側溝の両側壁に前記鍔部の周面を受ける凹面を有し、前記周面と前記凹面は、本体を一体化していない前記枠体にエンドキャップを取り付けた時に前記周面と前記凹面との間に隙間が生じる形状に形成されている。
【0015】
本発明の直動装置において、前記周面と前記凹面は、両者の少なくとも一部が接触するように形成されていることが好ましい。
本発明の直動装置において、前記エンドキャップの前記両側壁の外面から連続する部材として、枠体の前記両側壁の外面を覆う板状部を備え、この板状部により、枠体の前記周面とエンドキャップの前記凹面との隙間が覆われ、方向転換路がスライダの厚さ方向で密封されていることが好ましい。
【0016】
本発明の直動装置において、前記エンドキャップの枠体に対する位置決めは、エンドキャップ水平部と枠体水平部とで行われていることが好ましい。
なお、本発明の直動装置において、スライダの水平部は、前述の枠体水平部と本体水平部とエンドキャップ水平部とで構成され、単に「水平部」と言った場合には、これらを併せたスライダ全体の水平部を指す。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に相当するリニアガイド装置(直動装置)を示す斜視図である。このリニアガイド装置は、案内レール1とスライダ2と複数個のボール(転動体)3とで構成されている。
案内レール1は、長手方向に平行に延びる転動溝11を両側面に有する。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する水平部2Bとからなる。水平部2Bは、案内レール1の厚さ方向一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
【0018】
スライダ2の両脚部2Aの内側面に、案内レール1の転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
両脚部2Aの外側部分に、ボールの戻し通路21bが直線状に形成され、さらに、この戻し通路21bと転動通路12を連通させる方向転換路22aが形成されている。戻し通路21bと転動通路12と方向転換路22aとで、ボール3を無限に循環させる循環経路25が構成されている。このリニアガイド装置は循環経路を二本(一対二列)備えており、各循環経路をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
【0019】
この実施形態のスライダ2は、金属製の本体4と合成樹脂製の枠体5と合成樹脂製のエンドキャップ6とで構成されている。また、エンドキャップ6の外側にはサイドシール7が取り付けてある。
スライダ2の分解状態を図2に斜視図で示す。本体4を枠体5に一体化した状態の部分断面正面図を図3に示す。また、本体4の正面図を図4に、枠体5の図2のA−A線断面図を図5に示す。なお、図3の左側部分は、本体4を枠体5に一体化した状態で、図2のA−A線に沿って切断した断面図に相当する。
【0020】
これらの図に示すように、本体4は、両脚部2Aの幅方向内側部分をなす内脚41と、スライダ全体の水平部2Bの主要部分をなす本体水平部42とからなる。また、内脚41の内側に転動溝21aが形成され、内脚41の外側に転動溝21aと平行な凹部43が設けてある。この凹部43と本体水平部42の幅方向端面との間は、凹部43側の寸法が小さいテーパ状面44に形成されている。
【0021】
また、本体水平部42の直動方向両端面に、各二個の雌ねじ45が形成されている。二個の雌ねじ45は、幅方向に所定間隔をおいて配置されている。本体水平部42の上面のスライダ幅方向中央部分に凹部46が形成され、この凹部46の両脇の外側部分47に、テーブル等の他部材取り付け用の二個の雌ねじ穴47aが、直動方向に所定間隔をおいて形成されている。
【0022】
なお、この本体4は、SUS440C等の金属からなる素材を、引き抜き加工後に切削加工すること等により製作される。
枠体5は、両脚部2Aの幅方向外側部分をなす外脚51と、スライダ全体の水平部2Bの直動方向端部分をなす枠体水平部52とからなる。
外脚51は、第一部分51aと第二部分51bとからなり、第一部分51aは両枠体水平部52間を連結するように配置され、その内部に戻し通路21bが形成されている。外脚51の第二部分51bは、第一部分51aの直動方向端面51Tから突出する突起であり、この第二部分51bに、戻し通路21bに連続する方向転換路22aの内側溝53が形成されている。この内側溝53の両側壁として、略半円板状の鍔部53a,53bが形成されている。
【0023】
すなわち、外脚51の第一部分51aの直動方向端面51Tには、第二部分51bが突出状態で存在し、この第二部分51bの枠体水平部52側(上側)の鍔部53aと枠体水平部52との間には、隙間51e(図3参照)が存在する。また、この第二部分51bの下側(枠体水平部52とは反対側)の鍔部53bは、第一部分51aの下面より高い位置にあり、本体4の内脚41は第一部分51aの下面と同じ位置まで延びている。
【0024】
また、外脚51の第一部分51aの直動方向端面51Tと枠体水平部52の下面(外脚51側の面)51tとが直交し、この位置に段部51cが形成されている。さらに、第一部分51aの上面(枠体水平部52側の面)は、本体4のテーパ状面44と嵌合するテーパ状面51dに形成されている。
また、外脚51の第一部分51aの内側に、戻し通路21bと平行な凸部54が形成されている。枠体水平部52に、本体4の雌ねじ45に対応する貫通穴55が形成されている。枠体水平部52の幅方向両端部には、エンドキャップ6との位置決め用の凹部56とこの凹部56の中心を貫通する貫通穴56aが形成されている。枠体水平部52の幅方向中央部には貫通穴57が形成されている。この貫通穴57は、エンドキャップ6に設けた貫通穴(グリースニップル取り付け穴)67と連通する穴である。
【0025】
なお、この枠体5は、POM等の合成樹脂を射出成形することにより作製される。
エンドキャップ6は、枠体5の直動方向両端部に配置される部材であり、両脚部2Aの直動方向端部分をなす端脚61と、スライダ全体の水平部2Bの直動方向最端部分をなすエンドキャップ水平部62とからなる。
端脚61の枠体側に、枠体5の段部51cに嵌まる略直方体の突起63が形成されている。この突起63の枠体側は開口し、その内部に、方向転換路22aの外側溝(半円弧状の凹み)63aが形成されている。また、この外側溝63aのスライダ幅方向内側の端部が、転動溝12からボール3を掬い上げるタング63bとなっている。
【0026】
さらに、この外側溝63aの両側壁には、枠体5の鍔部53a,53bの周面を受ける円弧状の凹面63cが形成されている。また、外側溝63aの両側壁の外側に、枠体5の段部51cに嵌めた時に枠体5の端面51Tの隙間51eに配置される板状部63dと、下側の鍔部53bより下側に配置される板状部63eが形成されいている。そして、この突起63は、枠体5の段部51cに嵌めた時に、両板状部63d,63eの内面に、枠体5の両鍔部53a,53bの外面が隙間無く嵌まるように形成されている。
【0027】
また、図6および7に示すように、枠体5の鍔部53a,53bの円弧状の周面53cとこれを受けるエンドキャップ6の円弧状の凹面63cは、本体4を一体化していない枠体5にエンドキャップ6を取り付けた時に、両者間に隙間tが生じる形状に形成されている。
図6は、本体4を一体化していない枠体5にエンドキャップ6を取り付けた状態の背面図を示す。図7は、図6の図から板状部63eを除去した図である。この例では、鍔部53a,53bの周面53cとこれを受ける凹面63cを同心円の円弧状にするとともに、周面53cをなす円弧の半径R5より凹面63cをなす円弧の半径R6を大きくした。
【0028】
エンドキャップ水平部62には、本体4の雌ねじ45に対応する貫通穴65が形成されている。エンドキャップ水平部62の幅方向両端部の内面には、枠体5との位置決め用の突起66と、この突起66の中心を貫通する貫通穴66aが形成されている。この突起66を枠体5の凹部56に嵌合することにより、枠体5の貫通穴56aとエンドキャップ6の貫通穴66aが連通する。
【0029】
また、エンドキャップ水平部62の幅方向中央部には貫通穴67が形成されている。この貫通穴67はグリースニップル取り付け穴であり、枠体5の貫通穴57はこれに連通するように形成され、サイドシール7にもこれに連通する貫通穴71が形成されている。また、端脚61の外面には、サイドシール7との位置決め用の凸部69が形成されている。
【0030】
なお、このエンドキャップ6は、POM等の合成樹脂を射出成形することにより製作される。
ここで、本体4と枠体5との寸法関係に関しては、本体4の内脚41の下端部(凹部43より本体水平部42から離れる側の端部)間のスライダ幅方向での最長外寸法W1(図4に表示)は、枠体5の凸部54間のスライダ幅方向での最短寸法W2(図5に表示)より大きく形成されている。
【0031】
スライダ2の組み立ては、手作業あるいはプレス加工によって行われる。手作業の場合には、先ず、枠体水平部52側から枠体5内に本体4の内脚(本体の脚部側)41を入れ、例えば、本体水平部42の上面の外側部分47と、枠体5の外脚51の第一部分51aの下面とのいずれか一方に親指を当て、他方に人指し指と中指を当てて、両手により左右同時に、親指と人指し指および中指とを近づける方向の力を加える。
【0032】
これにより、枠体5が図8に示すように弾性変形して、本体4の凹部43に枠体5の凸部54が嵌合される。また、本体4の内脚41と枠体5の外脚51の第一部材51aとが嵌合され、本体4のテーパ状面44と枠体5のテーパ状面51dとが嵌合され、本体4の本体水平部42の外面と枠体5の枠体水平部52の内面とが嵌合される。このようにして、本体4と枠体5が容易に一体化され、幅方向および直動方向および上下方向(厚さ方向)の位置決めが精密になされる。
【0033】
また、本体4を枠体5から外す際には、この一体化物の直動方向の一端を一方の手で持ち、他端を他方の手で持ち、それぞれの手において、例えば、本体4の本体水平部42の下面に親指を当て、枠体5の枠体水平部52の上面に人指し指と中指を当てて、親指で本体水平部42を上側に押す力と、人指し指と中指で枠体枠体水平部52の上面を下側に押す力を同時に加える。これにより、枠体5が図8に示すように弾性変形して、本体4と枠体5との各部の嵌合が解除される。
【0034】
前述のようにして本体4と枠体5を一体化した後、枠体4の直動方向両端にエンドキャップ6を配置し、エンドキャップ6の突起66を枠体5の凹部56に嵌合することにより、枠体5の段部51cにエンドキャップ6の突起63が嵌め込まれる。また、エンドキャップ6の板状材64が枠体5の枠体水平部52の下面に嵌まり、枠体5の枠体水平部52の貫通穴55とエンドキャップ6の貫通穴65とが連通する。また、枠体5の貫通穴56aとエンドキャップ6の貫通穴66aが連通する。
【0035】
そして、貫通穴55,65にエンドキャップ6の外側からねじ18を通し、その先端を本体4の雌ねじ45に螺合させることで、ねじ18によりエンドキャップ6と枠体5が本体4に固定され、スライダ2が組み立てられる。
このようにして組み立てられたスライダ2と、ボール3と、案内レール1と、サイドシール7と、保持ワイヤWとを用いて、図1に示すリニアガイド装置を組み立てる。その際には、先ず、スライダ2の戻し通路21bと方向転換路22aと転動溝21aにボール3を入れて、転動溝21aに入れたボール3を保持ワイヤWで保持した後、このスライダ2を案内レール1に組み込む。
【0036】
次に、エンドキャップ6の凸部69を利用して、サイドシール7をスライダ2に位置決めし、貫通穴56a,66aを使用して、タッピンネジ72によりサイドシール7をスライダ2に固定する。次に、サイドシール7の貫通穴71を介して、エンドキャップ6の貫通穴(グリースニップル取り付け穴)67にグリースニップルを挿入する。
【0037】
ここで、この実施形態のリニアガイド装置では、本体4と枠体5との一体化を上述のように本体4の内脚41と枠体5の外脚51とによる「締まり嵌め」で行っているため、本体4を一体化した状態の枠体5は、外脚51が幅方向外側に開く向きの変形が生じている。鍔部53a,53bの周面53cとこれを受ける凹面63cを同心で同じ半径の円弧状にした場合には、この変形により、エンドキャップ6の突起63が枠体5の段部51cに対して正確な位置に嵌まらなくなる。
【0038】
これに対して、この実施形態のリニアガイド装置では、周面53cをなす円弧の半径R5より凹面63cをなす円弧の半径R6を大きくしてあるため、エンドキャップ6の突起63を枠体5の段部51cに対して、確実に正確な位置に嵌め入れることができる。
また、この実施形態のリニアガイド装置では、周面53cをなす円弧の半径R5より凹面63cをなす円弧の半径R6を大きくしてあるため、エンドキャップ6の突起63を枠体5の段部51cに嵌め入れた状態で両者間に隙間tが存在するが、枠体5の両鍔部(側壁)53a,53bの外面が、外側溝63aの両側壁の外面から連続する部材であるエンドキャップ6の板状部63d,63eで覆われて、方向転換路がスライダの厚さ方向で密封されているため、循環経路内の潤滑剤が前記隙間から洩れたり、前記隙間から異物が進入したりすることが防止される。
【0039】
さらに、エンドキャップ6の枠体5に対する位置決めを、上述のような変形が生じる脚部(エンドキャップ6の端脚61と枠体5の外脚51)ではなく、水平部(エンドキャップ水平部62の突起66と枠体水平部52の凹部56)により行っているため、前記位置決めが正確に行われる。
加えて、スライダ2を、転動溝21aを有する本体4と、戻し通路21bと方向転換路22aの内側溝53を有する枠体5と、方向転換路22aの外側溝63aを有するエンドキャップ6とに分割しているため、戻し通路部分を含む成形体(この実施形態の枠体5に相当する部分)をブロック体に一体成形する前記特開平7−317762号公報に記載のスライダと比較して、成形後に転動溝形状の修正を容易に行うことができる。
【0040】
また、枠体5を単体で成形しているため、一体成形の場合よりも成形性が良好であるとともに、金型の構造を単純なものにできる。また、枠体5の生産が本体4の生産とは独立して進められるため、成形の効率を追求した生産体制をとることができる。さらに、本体4と枠体5は、前述のように手作業でも簡単に着脱することができ、枠体5はエンドキャップ6とともに、ネジ止めで本体4に容易にしかも確実に固定できる。このように、この実施形態のスライダ2は、前記特開平7−317762号公報に記載のスライダと比較して、生産性の点でも有利である。
【0041】
また、前記実施形態では、鍔部53aの周面53cとこれを受ける凹面63cを同心で異なる半径(「周面53cをなす円弧の半径R5」<「凹面63cをなす円弧の半径R6」)の円弧状にすることにより、周面53cと凹面63cとの間に隙間tを設けているが、周面53cと凹面63cとの隙間の設け方はこれに限定されない。
【0042】
例えば、図9に示すように、鍔部53a,53bの周面53cの円弧とこれを受ける凹面63cの円弧を「半径R5<半径R6」としながら中心O,Oをずらすことにより、周面53cと凹面63cの一部が接触した状態にしてもよい。図9の例では、スライダ幅方向外側が接触部Sとなっていて、スライダ幅方向内側に隙間tが生じる。この場合、接触部Sが位置決め作用を有するため、エンドキャップ6を枠体5に取り付ける時の位置決めが容易にできるとともに、接触部Sがあることにより、振動が生じた場合にエンドキャップ6の位置ずれが生じ難くできる効果もある。
【0043】
或いは、図10および図11に示すように、鍔部53a,53bの周面53cの円弧とこれを受ける凹面63cの円弧の中心位置を変えるとともに、いずれかを単一円弧状ではなく同じ半径で中心位置を変えた二つの円弧を接続して、周面53cと凹面63cの一部が接触した状態にしてもよい。
図10の例では、鍔部53a,53bの周面53cの円弧を、半径R5で、スライダ幅方向での鍔部53a,53bの中心を中心Oとした円弧とし、凹面63cを同じ半径R5で中心位置を変えた二つの円弧を接続した形状にした。凹面63cのスライダ幅方向外側部分は、周面53cの円弧の中心OよりLだけスライダ幅方向外側のO61を中心とした円弧E1からなり、凹面63cのスライダ幅方向内側部分は、周面53cの円弧の中心OよりLだけスライダ幅方向内側のO62を中心とした円弧E2からなる。そして、両円弧E1,E2の接続点が接触部Sとなっている。
【0044】
図11の例では、凹面63cの円弧を、半径R6で、スライダ幅方向での鍔部53a,53bの中心を中心Oとした円弧とし、周面53cを同じ半径R6で中心位置を変えた二つの円弧を接続した形状にした。周面53cのスライダ幅方向外側部分は、凹面63cの円弧の中心OよりLだけスライダ幅方向内側のO52を中心とした円弧E1からなり、周面53cのスライダ幅方向内側部分は、凹面63cの円弧の中心OよりLだけスライダ幅方向外側のO51を中心とした円弧E2からなる。そして、両円弧E1,E2の接続点が接触部Sとなっている。
【0045】
これらの方法のうち、図10の方法で周面53cと凹面63cの一部を接触させた場合には、凹面63c内を半円状の周面53cがスライダ幅方向へ移動可能となるため、本体4を一体化した状態で枠体5に生じる変形(外脚51が幅方向外側に開く向きの変形)によって、前記状態の枠体5にエンドキャップ6を取り付ける際に、エンドキャップ6が変形しない。これにより、エンドキャップ6の突起63を枠体5の段部51cに対して、より確実に正確な位置に嵌め入れることができる。
【0046】
また、前記実施形態では、枠体5とエンドキャップ6をネジ止めで本体4に固定することにより、スライダを組み立てているが、本体と枠体とエンドキャップとからなるスライダは、ネジを使用せずに組み立てることもできる。例えば、合成樹脂同士の溶着を利用した方法で、枠体5とエンドキャップ6と本体4との固定を行っても良い。
【0047】
また、前記実施形態では、本体4の本体水平部42と凹部43との間にテーパ状面44を設け、このテーパ状面44に嵌合するテーパ状面51dを枠体5に設けている。これにより、本体4と枠体5とを一体化した際の密着性が良好になって、リニアガイド装置として使用した際に、ボール3の循環による振動を吸収して騒音特性が良好になるという効果が得られる。
【0048】
しかしながら、このテーパ状面44は本発明の必須要件ではなく、本体水平部42と内脚41との境界(凹部43より上側)が直角に形成されていてもよい。
また、この実施形態では、循環経路を二本(一対二列)備えたリニアガイド装置(直動装置)について述べているが、本発明の直動装置は循環経路の本数に特徴があるものではなく、四本(二対四列)以上有するリニアガイド装置も本発明の直動装置に当然に含まれる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、別部材で形成された二つ以上の部材が組立工程で一体化されたスライダを有する直動装置において、作動性や騒音特性を悪化させることなく、軽量化およびコストダウンが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当するリニアガイド装置(直動装置)を示す斜視図である。
【図2】図1のリニアガイド装置を構成するスライダの実施形態を示す図であって、このスライダの分解状態を示す斜視図である。
【図3】スライダの本体を枠体に一体化した状態の部分断面正面図であって、左側部分は、図2のA−A線に沿って切断した断面図に相当する。
【図4】図2のスライダを構成する本体を示す正面図である。
【図5】図2のスライダを構成する枠体を示す図であって、図2のA−A線断面図に相当する。
【図6】本体を一体化していない枠体にエンドキャップを取り付けた状態を示すスライダの背面図である。
【図7】図6の図からエンドキャップの板状部を除去した図である。
【図8】図4の枠体の弾性変形状態を示す断面図である。
【図9】枠体の鍔部の周面とこれを受けるエンドキャップの凹面との間の隙間の設け方の別の例を示す図である。
【図10】枠体の鍔部の周面とこれを受けるエンドキャップの凹面との間の隙間の設け方の別の例を示す図である。
【図11】枠体の鍔部の周面とこれを受けるエンドキャップの凹面との間の隙間の設け方の別の例を示す図である。
【図12】リニアガイド装置の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 案内レール
11 転動溝
12 ボールの転動通路
18 ねじ(雄ねじ)
2 スライダ
2A スライダの脚部
2B スライダの水平部
21a 転動溝
21b ボールの戻し通路
22a 方向転換路
25 循環経路
3 ボール(転動体)
4 本体
41 内脚(脚部の幅方向内側部分)
42 本体水平部
43 転動溝と平行な凹部
44 テーパ状面
45 雌ねじ
46 凹部
47 凹部の両脇の外側部分
47a 雌ねじ穴
5 枠体
51 外脚(脚部の幅方向外側部分)
51a 外脚の第一部分
51b 外脚の第二部分
51c 段部
51d テーパ状面
51e 隙間
51T 第一部分の直動方向端面
51t 枠体水平部の下面(外脚側の面)
52 枠体水平部
53 方向転換路の内側溝
53a 上側(水平部側)の鍔部
53b 下側の鍔部
53c 周面
54 戻し通路と平行な凸部
55 本体の雌ねじに対応する貫通穴
56 エンドキャップとの位置決め用の凹部
56a 貫通穴
57 貫通穴
6 エンドキャップ
61 端脚(脚部の直動方向端部分)
62 エンドキャップ水平部
63 突起
63a 方向転換路の外側溝
63b タング
63c 凹面
63d 上側(水平部側)の板状部
63e 下側の板状部
65 本体の雌ねじに対応する貫通穴
66 枠体との位置決め用の突起
66a 貫通穴
67 貫通穴(グリースニップル取り付け穴)
69 サイドシールとの位置決め用の凸部
7 サイドシール
71 貫通穴
72 タッピンネジ
W 保持ワイヤ
W1 内脚の下端部間のスライダ幅方向での最長外寸法
W2 枠体の凸部間のスライダ幅方向での最短寸法

Claims (4)

  1. 案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、
    案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、
    スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなり、
    前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、
    前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、
    スライダは、金属製の本体と、この本体の外側に着脱自在に嵌合される合成樹脂製の枠体と、この枠体の直動方向両端に配置され、この枠体を介して本体に固定される合成樹脂製のエンドキャップと、からなり、
    枠体は、前記脚部の幅方向外側部分をなす外脚と、水平部の直動方向端部分をなす枠体水平部とからなり、両外脚に戻し通路と方向転換路の内側溝を有し、両外脚の内側に凸部を有し、
    本体は、前記脚部の幅方向内側部分をなす内脚と、水平部の主要部分をなす本体水平部とからなり、両内脚の内側に転動溝を有し、前記凸部に対応する凹部を両内脚の外側に有し、この凹部に前記凸部が嵌合されることで本体と枠体が一体化され、
    エンドキャップは、前記脚部の直動方向端部分をなす端脚と、水平部の直動方向最端部分をなすエンドキャップ水平部とからなり、両端脚の前記枠体側に方向転換路の外側溝を有し、
    前記本体の両内脚の、前記凹部より下側端部間のスライダ幅方向での最長外寸法が、枠体の前記凸部間のスライダ幅方向での最短寸法より大きく形成され、前記着脱は、枠体を弾性変形させて、枠体水平部側から本体の脚部側を出し入れすることによりなされ、
    前記枠体は、前記内側溝の両側壁をなす略半円板状の鍔部を有し、前記エンドキャップは、前記外側溝の両側壁に前記鍔部の周面を受ける凹面を有し、
    前記周面と前記凹面は、本体を一体化していない前記枠体にエンドキャップを取り付けた時に前記周面と前記凹面との間に隙間が生じる形状に形成されていることを特徴とする直動装置。
  2. 前記周面と前記凹面は、両者の少なくとも一部が接触するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の直動装置。
  3. 前記エンドキャップの前記両側壁の外面から連続する部材として、枠体の前記両側壁の外面を覆う板状部を備え、この板状部により、枠体の前記周面とエンドキャップの前記凹面との隙間が覆われ、方向転換路がスライダの厚さ方向で密封されていることを特徴とする請求項1記載の直動装置。
  4. 前記エンドキャップの枠体に対する位置決めは、エンドキャップ水平部と枠体水平部とで行われている請求項1記載の直動装置。
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