JP2004345951A - 電子遅延式点火装置および電気雷管 - Google Patents

電子遅延式点火装置および電気雷管 Download PDF

Info

Publication number
JP2004345951A
JP2004345951A JP2004190380A JP2004190380A JP2004345951A JP 2004345951 A JP2004345951 A JP 2004345951A JP 2004190380 A JP2004190380 A JP 2004190380A JP 2004190380 A JP2004190380 A JP 2004190380A JP 2004345951 A JP2004345951 A JP 2004345951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
potassium
electronic delay
mixture
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004190380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3962396B2 (ja
Inventor
Midori Sakamoto
緑 坂元
Masaaki Nishi
政明 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Chemicals Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Chemicals Corp filed Critical Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority to JP2004190380A priority Critical patent/JP3962396B2/ja
Publication of JP2004345951A publication Critical patent/JP2004345951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3962396B2 publication Critical patent/JP3962396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42CAMMUNITION FUZES; ARMING OR SAFETY MEANS THEREFOR
    • F42C11/00Electric fuzes
    • F42C11/06Electric fuzes with time delay by electric circuitry
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/10Initiators therefor
    • F42B3/12Bridge initiators
    • F42B3/121Initiators with incorporated integrated circuit

Abstract

【課題】 電子遅延式点火装置の点火回路の検査のために、電子タイマを作動させてスイッチング部が作動しても暴発しない安全な電子遅延式点火装置および電気雷管を提供する。また、起爆秒時の精度が±0.5ms以内の高秒時精度を実現し、しかも起爆信頼性が高い電子遅延式点火装置および電気雷管を提供する。
【解決手段】 点火薬106として用いたスチフニン酸鉛、DDNP/KClO (=50/50)の場合が精度の上から特に好ましく、さらに塩基性スチフニン酸鉛を用いた場合は精度が±0.1ms以下となり最も好ましいものである。本発明の点火薬を用いた場合には、基準秒時にかかわらず±0.5ms以内の精度が達成された。従来の点火薬を用いた比較例は、実施例と比較して一桁程度精度が悪かった。
【選択図】 図3

Description

本発明は、高精度の遅延秒時を有する点火装置に関し、特に、主として岩石等を破壊するための爆薬を起爆する電子遅延式電気雷管に関する。
電子遅延式点火装置は、従来の燃焼組成物を用いた化学反応型遅延手段に代わり、大幅に起爆時間精度を向上させる目的で考案された。このような電子遅延式点火装置としては、従来、USP4445435号公報(特許文献1)、USP4586437号公報(特許文献2)、USP4712477号公報(特許文献3)、特公昭63−53479号公報(特許文献4)、特開昭61−111989号公報(特許文献5)、特開平4−16582号公報(特許文献6)、特開平5−79797号公報(特許文献7)、特開平5−99597号公報(特許文献8)等に開示された電子遅延式電気雷管が知られている。
これらの電子遅延式電気雷管は、電子タイマ部の遅延手段により、アナログタイプとデジタルタイプがあり、概略以下の3つが知られている。
第1は、USP4712477号に開示されているCR回路を用いたアナログタイプの電子タイマである。図1にCR回路を用いた電子遅延式点火装置のブロック図を示す。同図に示すように、この例では、抵抗1およびコンデンサ2が時定数回路3になっている。この時定数回路3には、コンデンサ2に蓄えられた電圧と既定電圧とを比較する比較回路4が接続されており、この比較回路4がコンデンサ2に蓄えられる電圧が既定電圧になるときを検出している。すなわち、このアナログ式の電子タイマは、図示しない発破器からエネルギが供給されてからコンデンサ2に所定の電圧が蓄えられるまでの所定時間を遅延時間とし、所定の遅延時間経過後出力パルスを出力するものである。一方、信号入力部には、入力抵抗5、整流器6および分圧抵抗7,8を有する回路が形成されている。発破用エネルギは、整流器6を介して一時的に、発火用コンデンサ9に蓄えられており、このエネルギは、上記遅延時間後に電子タイマから出力される出力パルスにより解放されるスイッチ回路を介して点火部に供給される。ここで、スイッチ回路はスイッチ10,11、ラッチ12およびスイッチ13からなり、また、点火部は、ヒータ14とこのヒータ14に接触した状態にある点火薬15とから構成される。なお、電子タイマの遅延時間は、抵抗1の抵抗値またはコンデンサ2の容量値を変化させることにより任意に設定可能である。
第2は、USP4586437号に開示されているCRパルス発振器を用いたデジタルタイプの電子タイマであり、図2にCRパルス発振器を用いた電子遅延式点火装置のブロック図を示す。同図に示すように、この電子タイマの遅延手段は、電子タイマ回路21とこれに接続されたコンデンサ22および抵抗23とから構成され、コンデンサ22および抵抗23の組み合わせによりコンデンサ22の充放電繰り返しを行わせ、これにより発生させた所定の周波数を有するパルスを、電子タイマ回路に組み込まれた計数回路によりカウントして出力パルスを出力するように設計されている。なお、発破器からの信号入力部には、整流器24、発火用コンデンサ25および定電圧回路26が設けられている。また、発火用コンデンサ25に一時的に蓄えられていた発破用エネルギは、遅延時間経過後に電子タイマ回路から出力される上記出力パルスにより解放されるスイッチング部27を介してヒータ28および点火薬29から構成される点火部に供給される。
第3は、水晶発振子等の固体発振子を用いたデジタルタイプの電子タイマであり、USP4445435号、特公昭63−53479号公報、特開昭61−11198号公報、特開平4−16582号公報、特開平5−79797号等に開示されている。
以上説明した第1〜第3の電子遅延式電気雷管の作動順序は、概略同様である。すなわち、発破器より所定のエネルギが発火用コンデンサに供給されると、電子タイマが作動を開始し、所定の秒時経過後、電子タイマ部(あるいは発破器)よりスイッチング部に出力パルス信号が出される。信号を受けるとスイッチング部は開放され、発火用コンデンサに蓄積されている電気エネルギが点火部に供給される。点火部は、ヒータとヒータに接触した点火薬により構成されており、発火用コンデンサに蓄積された電気エネルギが供給されるとヒータが加熱され、ヒータ表面温度が点火薬の発火温度に達すると点火薬は発火し、熱エネルギを起爆部に供給する。かくして、電子遅延型電気雷管は起爆される。
ここで、第1および第2の電子遅延式電気雷管の遅延手段の秒時精度は、電子遅延部だけを見ると、CRを用いたCR回路に依存する。このようなCRパルス発振回路の場合、秒時精度は、基本的に秒時を決定する時定数回路のコンデンサCと抵抗Rの素子特性により決定されるため、素子の容量バラツキ等を許容せざるを得ず、例えば基準秒時1000msに対しては、±数ms〜十数msの秒時精度である。
一方、第3の電子遅延式電気雷管は、固体発振子を用いている。この場合、固体発振子自体の発振精度が高いため、安定な発振状態を計数に利用することにより、基準秒時1秒に対しても±数十μs〜数百μsの秒時精度を得ることができる。
いずれにしろ、これらの遅延手段を有した電子遅延式電気雷管は、燃焼組成物を利用した従来の電気雷管が基準秒時に対して5〜10%という大きなバラツキを有することを考慮すれば、かかる電気雷管と比較する限り十分差別化されるものであった。
ところで、このように電子遅延式電気雷管では、発火用コンデンサに蓄積された電気エネルギのみで、電子タイマ他の回路作動、および点火部の発火が行なわれる。従って、蓄電量を大きくするために出来るだけ大きな容量のコンデンサを用いて高電圧で蓄電することが好ましいが、実際の設計上は形状が大きくなり過ぎないよう適度な大きさの容量を選択せざるを得ない。また、多数発破等を行う場合にも、発破器の電圧、容量が過大にならぬよう発火用コンデンサの充電電圧は25V程度に抑えざるを得ない。従って、電子タイマ内の消費電流や点火部の点火エネルギは、出来るだけ低く抑えるのが通常であった。
電気雷管の場合、点火部の点火に要するエネルギ(最小点火エネルギ)は、迷走電流、漏洩電流のような外的電気的危険因子に対して、数種類のグレードがあるが、通常、エネルギの小さな約2〜4ミリジュールのものが使われる。
一方、当然のことながらこのような点火装置には高い起爆信頼性が要求される。通常、電気雷管のような点火装置では、発破の直前に導通テストを実施し点火回路の異常の有無について確認することが法的に義務付けられているが、製造時においても最終工程で点火回路の導通(抵抗)を確認することが起爆信頼性上、特に重要である。
当然、電子遅延式点火装置においても起爆信頼性上、製造の最終段階で点火回路のチェックを行うことが必要となる。電子遅延式点火装置の場合、回路の特徴上、点火回路の検査をするためにはスイッチング部を動作させることが必要である。このような回路チェック装置として本発明者等は電子遅延式電気雷管用導通チェッカーを開発した(特開平5−99597号公報)。
電気雷管にしろ、電子遅延式電気雷管にしろ、点火装置の検査は、点火薬が付いた状態つまり最終製品形態で出来なければならない。電気雷管の点火回路の検査は導通チェックのみを行えば足り、通常10mA以下という低電流を用いて行われるため、ヒータが過熱して点火薬が暴発するという恐れは少ない。しかし、電子遅延式電気雷管の場合は、従来の電気雷管と点火回路機構が異なるため以下に述べる困難な問題が生ずる。
すなわち、電子遅延式電気雷管の点火回路の検査を行う場合は、電子タイマを所定時間作動させて出力信号を得、これによって、スイッチング部が作動することを確認せねばならず、そのためには発火用コンデンサに回路の作動電圧以上の電圧をかける必要がある。従って、スイッチング作動後、点火部に流れる電流は、コンデンサ容量、電圧、ヒータ抵抗などの値によって変化するため、場合によっては、かなり大きな電流が流れてしまい暴発を招く恐れがあった。
一方、近年、発破技術の進歩により、起爆時間で発破をコントロールしようとした場合には、単に従来の電気雷管に比べて秒時精度が大幅に改善されたというだけでは十分でなく、以下に述べるように±0.5msの精度が必要になってきた。
例えば、発破の場合、最適な起爆秒時差は、爆薬の爆発生成ガスによる圧力が隣り合うボアホールと相互作用する時間であるという考えの一説として次の推定式が知られている。

DT=L×1000/(V×0.12)
DT:最適な起爆秒時差(ms)
L :孔間隔(m)
V :切羽の弾性波速度(m/s)

つまり、爆発生成ガスの作用下で、次の孔を起爆するのが最も発破効果が良いとされている。そこで、この推定式を使って、明るい場所の場合とトンネル内の場合との最適な起爆秒時を求めると次のようになる。
・明るい場所の場合、孔間隔は3〜5mとなるので、次式のようになる。

DT=(3〜5)×1000/(V×0.12)
=8〜20ms
ただし、V(石灰石)=2000〜30000m/s

・トンネル内の場合、孔間隔は概略1m以下となるので、次式のようになる。
DT=1×1000/(V×0.12)
=1.7〜2.1ms
ただし、V(中硬岩)=4000〜5000m/s

したがって、現場の条件によってバラツクことは有り得るが、一般的には、明るい場所の場合は8〜20ms程度の秒時間隔が最適であり、ばらつきは±10%許容しても±2ms以下が必要である。さらに、トンネル内のような孔間隔が短く、特に硬岩の発破に至っては、ばらつきは絶対精度で±0.5ms以下しか許容できない。
かくして、発破コントロールを目的とする電子遅延式電気雷管においては、±0.5msという絶対精度が必要となる。
従って、この場合には、遅延手段としては固体発振子を用いたデジタルタイプの電子タイマを用いることが必須となる。しかしながら、デジタルタイマを用いただけでは必ずしも十分ではなく、発火用コンデンサの容量、電圧等の適当な値に対して精度の高い点火を達成するには点火薬の選択が極めて重要である。
USP4445435号公報 USP4586437号公報 USP4712477号公報 特公昭63−53479号公報 特開昭61−111989号公報 特開平4−16582号公報 特開平5−79797号公報 特開平5−99597号公報
本発明は、このような事情に鑑み、電子遅延式点火装置の点火回路の検査のために、電子タイマを作動させてスイッチング部が作動しても暴発しない安全な電子遅延式点火装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、起爆秒時の精度が±0.5ms以内の高秒時精度を実現し、しかも起爆信頼性の高い、電子遅延式点火装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、電子遅延式点火装置の点火回路の検査のために、電子タイマを作動させスイッチング部が作動しても暴発しない安全な電子遅延式電気雷管を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、起爆秒時の精度が±0.5ms以内の高秒時精度を実現し、しかも起爆信頼性の高い電子遅延式電気雷管を提供することを目的とする。
前記目的を達成する本発明の第1の態様において、電子遅延式点火装置は、外部電源による電圧印加により発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、該発火用コンデンサに蓄積されるエネルギにより駆動される、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部とを具備する電子遅延式点火装置において、前記外部電源からの電圧印加領域に、前記電子タイマが駆動し、かつ前記スイッチング部が作動するが、このとき前記発火用コンデンサからのエネルギを受けても前記点火薬が発火しない、電圧印加領域があることを特徴とする。
ここで、前記電子タイマの該発火用コンデンサの静電容量をC ファラッドとすれば、該点火部の最小点火エネルギは、例えば、12.5×Cジュール以上である。
また、前記発火用コンデンサの静電容量Cは、例えば、400×16−6〜1200×10−6ファラッドである。
また、前記点火薬は、例えば、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有する。
本発明の第2の態様において、電子遅延式点火装置は、発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部とを具備する電子遅延式点火装置において、前記点火薬は、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムとの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウムおよびヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有することを特徴とする。
本発明の第3の態様において、電子遅延式電気雷管は、外部電源による電圧印加により発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、該発火用コンデンサに蓄積されるエネルギにより駆動される、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部と、前記点火薬の発火により起爆する起爆部とを具備する電子遅延式電気雷管において、前記外部電源からの電圧印加領域に、前記電子タイマが駆動し、かつ前記スイッチング部が作動するが、このとき前記発火用コンデンサからのエネルギを受けても前記点火薬が発火しない、電圧印加領域があることを特徴とする。
ここで、前記電子タイマの該発火用コンデンサの静電容量をC ファラッドとすれば、該点火部の最小点火エネルギは、例えば、12.5×C ジュール以上である。
また、前記発火用コンデンサの静電容量C は、例えば、400×10−6〜1200×10−6ファラッドである。
また、前記点火薬は、例えば、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有する。
本発明の第4の態様において、電子遅式電気雷管は、外部電源による電圧印加により発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部と、前記点火薬の発火により起爆する起爆部とを具備する電子遅延式電気雷管において、前記点火薬は、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムとの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウムおよびヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有することを特徴とする。
一般に、点火部のヒータに加えられるエネルギは、発火用コンデンサの容量をC、充電電圧をVとすれば、(1/2)CVで与えられる。充電電圧は、点火回路の駆動のために低くても2.5Vが必要である。なお。充電電圧の上限は発火用コンデンサを充電する発破器の能力的制約から、高くても約25V程度に抑えねばならない。
実用的な電子遅延式点火装置を設計するには、まず、点火回路検査電圧を2.5〜3.0Vとし、電圧安全度を約2V以上とすることが必要である。即ち、2.5V〜5Vの範囲では、電子タイマが駆動し、かつスイッチング部が作動するが、この充電電圧では点火部が発火することがない。すなわち、このような電圧印加範囲を有することが本発明の特徴であるが、この電圧印加範囲は少なくとも約2V程度の電圧安全度を考慮した範囲であることが好ましい。
また、発破実施時の発火用コンデンサの充電電圧を一般的な充電電圧である電圧15〜25Vとし、電圧余裕度を3V以上とする、即ち、発火用コンデンサの充電電圧が12V以上の電圧では点火されないことが無いようにすべきである。
ここで、電圧安全度とは、最小点火電圧と点火回路検査電圧との差電圧であり、電圧余裕度とは、発火用コンデンサの発破時の充電電圧と最小点火電圧との差電圧である。電子タイマを作動させて点火時間を遅延させる場合、回路駆動等により電力が消費され発火用コンデンサ電圧が低下するため、3V程度以上の電圧余裕度があることが好ましい。
従って、最小点火エネルギは、
(1/2)×C×5=12.5Cジュール
以上であることが好ましく、かつ、一般的には、
(1/2)×C×12=72Cジュール
以下とすべきである。但し、ここで、Cは発火用コンデンサの容量である。なお、この発火用コンデンサ容量C値は、コンデンサの大きさの制約から400〜1200μFとするのが適当である。
ところで、点火に必要な最小のエネルギは、ヒータおよび点火薬の組み合わせによって決まる。ヒータは、種々の線径の白金−イリジウム線、ニクロム線などを用いることが出来る。
また、点火部には発火時間のばらつきが特に少ないことが要求されるため、点火薬は短時間で反応が完結する起爆薬系の火薬を用いるのが良い。しかも、形状小型化により点火エネルギを与える発火用コンデンサの電圧、容量が限られるため、低電流で発火時間が短いことが特に重要である。
具体的には、ジアゾジニトロフェノール(DDNP)、テトラセン、スチフニン酸鉛、アジ化銀、アジ化鉛、塩基性ピクリン酸鉛、またはアセチレン銅から選ばれる少なくとも一種の点火薬、またはDDNPと塩素酸カリウムとの混合物、あるいはジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物、あるいはヘキサシアノ鉄酸カリウム(またはヘキサシアノコバルト酸カリウム)との過塩素酸カリウム(または重クロム酸カリウムとの混合物が挙げられる。この中で、特に好ましいのはスチフニン酸鉛であり、とくに150μm未満の粒径の細かい塩基性塩が低電流でも感度のばらつきも少なく有効である。
本発明者等は、以上述べたような態様によって、十分な電圧安全度をもって点火回路の検査を行うことが出来る電子遅延式点火装置及び電子遅延式電気雷管が得られることを見いだし、本発明をなすに至ったものである。
さらに、本発明者らは、電子タイマ部と点火部との関係について鋭意検討した結果、固体発振子を用いた電子タイマ部と上記(a)〜(d)の物質、すなわち、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を点火薬の有効成分として用いた点火部とを組み合わせることによって、遅延秒時の長短にかかわらず±0.5msの精度を達成できることを見いだし本発明を完成するに至ったものである。なお、上記(a)〜(d)の物質を電子遅延式雷管の点火薬として用いた例は知られておらず、一部の物質について、起爆薬に用いた例(特開平4−16582号公報)、および遅延手段を全く有しない瞬発性の電気雷管の点火薬に用いた例(スチフニン酸鉛についてCA982596号、ヘキサシアノ酸鉄カリウムと過塩素酸カリウムとの混合物についてUSP3793100号など)が知られているにすぎない。
ここで、本発明で用いる(a)の物質は、それぞれ単独であるいは二種以上混合して点火薬の有効成分として用いることができる。なお、スチフニン酸鉛はその製造方法により中性スチフニン酸鉛および塩基性スチフニン酸鉛があるが、塩基性スチフニン酸鉛の方がより好ましい。KClOの割合は70重量%未満とするのが好ましい。これは、KClOの割合が70重量%を越えると、点火薬の反応性が低下する傾向があるからである。なお、両者の重量比が、4:6〜6:4となる範囲が特に好ましい。
(c)のZrとKClOとの混合物の組成物を点火薬として用いる場合は、両者の重量比が、3:7〜6:4となる範囲が好ましい。この範囲を外れると、点火薬の反応性が低下する傾向があるからである。
(d)のKFe(CN)およびKCo(CN)の少なくとも一種とKCrとの混合物を点火薬として用いる場合は、両者の重量比が、1:9〜4:6となる範囲が好ましい。この範囲を外れると、点火薬の反応性が低下する傾向にあるからである。
また、(d)のKFe(CN)およびKCo(CN)の少なくとも一種とKClOとの混合物を点火薬として用いる場合は、両者の重量比が、3:7〜5:5となる範囲が好ましい。この範囲を外れると、点火薬の反応性が低下する傾向があるからである。
本発明の上記(a)〜(c)の物質を用いる点火薬は、該当する物質をそのままあるいは単に混合すればよいが、上記(d)の物質を用いる点火薬は、上述した範囲の混合物を温湯に溶解した後、1−プロパノールまたは2−プロパノールなどのアルコールで再結晶して用いる必要がある。また、本発明の点火薬は、これらの物質(混合物)にバインダ(造粒剤)を添加したものでもよい。バインダとしては、例えばメチルセルロースを最大約0.01重量%程度用いればよい。なお、本発明で用いる点火薬は、上記(a)〜(d)の物質を有効成分として用いるが、本発明の効果を減縮しない範囲で他の添加物を添加してもよい。
上記(a)〜(d)を有効成分とした点火薬を用いた点火部は、遅延秒時の長短にかかわらず±0.5msの精度を達成できるものである。これは、従来においては達成できない精度であり、例えば、アンチモン(Sb)および過塩素酸カリウム(KClO)の混合物、またはロダン酸鉛および塩素酸カリウム(KClO)の混合物などからなる従来の点火薬を用いた点火部は、±0.5msの精度も達成することはできない。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
図3は、一実施例に係る電子遅延式電気雷管の概略を示す断面図である。同図に示すように、ケース101内には、発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサ102と、固体発信器を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ103と、この電子タイマ103からの出力信号を受けて発火エネルギーを移送するスイッチング部104と、ヒータ105および点火薬106を有し、スイッチング部104により移送される発火エネルギーを受けて発火する点火部107とが納められている。これら発火用コンデンサ102、電子タイマ103、スイッチング部104および点火部107は、本発明の一実施例に係る電子遅延式点火装置を構成し、そのブロック図は図4に示したとおりである。なお、点火装置の一対の入力端子となる脚線または外線108は、ケース101を封止する塞栓109を貫通してケース101外に突出している。また、かかるケース101内の先端部には起爆部110を保持する管体111が内包されている。管体111の先端部には添装薬112が充填され、さらに起爆薬113をその先端側および後端側から挟持する一対の内管114が設けられている。また、管体111の後端部は塞栓115により封止されており、上記点火部107は、塞栓115の先端に設けられたカップ116内に臨むように設けられている。
ここで、図4に示すように、電子タイマ部103は、水晶発振子201、抵抗202およびコンデンサ203,204、発振回路205、デジタルタイマ206、および発振回路205が定常発振状態になるまでの立ち上がりの期間の間デジタルタイマ206内のカウンタ(図示せず)をリセットさせておくリセット保持回路207とからなり、このリセット保持回路207は、コンデンサ208、209および抵抗210からなる。この電子タイマ部103は、水晶発振子201で発生するパルスをデジタルタイマ206内に組込まれた計数回路でカウントし、所定値に達したときに出力パルスを出力するように設計されている。また、電子タイマ部103には、スイッチング部104を介して抵抗(ヒータ)105および点火薬106からなる点火部107が接続されている。かかるスイッチング部104は、サイリスタ211により構成され、電子タイマ部103からの出力パルスにより解放され、発火用コンデンサ102に蓄えられていた発破エネルギを点火部107に移送するように構成されている。なお、この電子タイマ部103は、デジタルタイマ206のカウント数の設定値を変えることにより遅延秒時を決定することができる。
また、この電子式遅延点火装置の信号入力部においては、入力端子212,213間に側路抵抗器214が接続されるとともに整流器215の入力側が接続される。整流器215の出力側の両端間に発火用コンデンサ102および放電抵抗器216が接続される。側路抵抗器214は、発破現場で発生する迷走電流によって発火に至るまでの電圧が発火用コンデンサ102に充電されないようにし、また複数個の電子遅延式点火装置を直列に接続して発破する場合に発破電圧をある程度均等に分割して整流器215に印加するためのものである。整流器215は入力端子212,213間に印加される発破電力の極性に無関係に所定の極性で発火用コンデンサ102に発破電力を充電するためのものである。放電抵抗器216は、点火を中止する場合などに発火用コンデンサ102の電荷を放電するためのものである。
上述した点火部107および制御電極を有するスイッチング部104の直列回路は、発火用コンデンサ102の両端間に接続される。また、発火用コンデンサ102の両端に定電圧回路217の入力側が接続され、定電圧回路217の出力側にデジタルタイマ206が接続される。
また、デジタルタイマ206は発振回路205、その発振出力を計数するカウンタ、そのカウンタの計数値と設定値との一致を検出する一致検出回路とを基本構成とするが、さらに詳細には、例えば特開平5−79797号公報に示す構成をとることができる。この図4ではデジタルタイマ206が集積回路として構成されている場合である。デジタルタイマ206の端子1,2(丸1,丸2)が定電圧回路217の一対の出力端子に接続され、端子3,4(丸3,丸4)間に水晶またはセラミックの振動子201が接続され、かつ端子3,4(丸3,丸4)はコンデンサ203,204を通じて接地端子2(丸2)接続され、13個の設定用端子5(丸5)が接地端子2(丸2)に接続され、端子6(丸6)がサイリスタ211のゲートに接続されている。この13個の設定用端子5(丸5)を接地端子2(丸2)から選択的に切り離すことにより所期の遅延時間に対応する各種の数値に設定することができる。
振動子201および帰還用抵抗器202とデジタルタイマ206の内部回路とにより発振回路205が構成され、その発振回路205の発振出力が内部のカウンタで計数され、そのカウンタの計数値が設定値と一致すると内部の一致検出回路から端子6(丸6)に一致検出出力を出し、サイリスタ211をオンに制御する。よって、発火用コンデンサ102に蓄積された発破電力が点火部107に供給され、点火薬106が発火する。
また、このように点火薬106が発火した場合、その熱エネルギは起爆部110に供給され、起爆薬113が起爆され、次いで添装薬112が爆発する。なお、添装薬112および起爆薬113としては、従来から通常用いられているものを用いればよい。添装薬112としては、テトリル、ペンスリットなどを挙げることができ、また、起爆薬113としては、ジアゾジニトロフェノール、アジ化鉛などを挙げることができる。
ところで、前述の如く、定電圧回路217から出力される電圧によって発振回路205とデジタルタイマ206とを駆動させるので、出力電圧は通常2.5〜5Vとする必要があるが、この電圧は、設計上低い方が発火用コンデンサ102の蓄電エネルギを消耗させないので好ましい。本実施例では、定電圧回路217の出力電圧を2.5Vに設定した。この出力電圧を得るには入力電圧として少なくとも2.8V以上の電圧を印加する必要があった。従って、点火回路の検査を行うための発火用コンデンサ102の充電電圧は、2.8V以上とする必要がある。本実施例では、これを3.0Vとして点火回路の検査を行うこととした。
また、電圧安全度は2V超として最小発火電圧は5V超となること、即ち、点火エネルギで言えば(1/2)×52×C=12.5×Cとなることとした。
最小点火エネルギは、ヒータおよび点火薬の組み合わせによって決まるが、ヒータは、白金−イリジウム(Pt−Ir)線、ニクロム線などを用い、その線径を変えることによって、種々のヒータ抵抗を得た。
第1表にCが470μF及び1000μFの電解コンデンサを用いた場合の点火部の仕様について例示する。なお、実験温度は常温(30℃)とした。また、比較のため、点火最小点火エネルギを(1/2)×32×C=4.5C程度としたものを設計し、検査した結果を併せて第1表に示す。
Figure 2004345951
第1表に例示された仕様の点火部を用いた電子遅延式電気雷管の点火回路検査を、発火用コンデンサを3Vに充電して行ったが、各実施例の場合も十分な電圧安全度(4V以上)をもって検査を行うことが出来たが、比較例1においては、回路検査において、すべて発火してしまった。また、比較例2においては約2回に1回の割合で発火が起こった。さらに、各実施例の検査済みの電子遅延式電気雷管の起爆実験を発火用コンデンサを15Vに充電して行ったが、いずれの場合も、遅延時間を8秒とした場合にも確実な起爆が見られた。
図1に示す電子遅延式点火装置において、発火用コンデンサ102の容量を1000μF、点火部107のヒータ105を、太さが30μmのPt−Ir線(0.7オーム)とし、点火薬106として、本発明に係る種々の点火薬を用いて起爆試験を行った。なお、本実施例でも、定電圧回路217の出力電圧を2.5Vに設定し、3.0Vとして点火回路の検査を行った。
また、比較例として、点火薬106として、Sb−過塩素酸カリウム系点火薬およびロダン鉛−塩素酸カリウム系点火薬をそれぞれ用いて起爆試験を行った。かかる起爆試験では、その起爆秒時精度を測定した(繰り返し回数n=50)。なお、印加電圧は15Vとし、基準秒時は、1000、4000、8000msに設定した。これらの秒時精度の結果をバラツキ範囲として第2表に示す。なお、実施例で用いた塩基性スチフニン酸鉛は、苛性ソーダを溶解した温湯に、スチフニン酸を加え、ナトリウム塩とし、pHを苛性ソーダ水溶液で10〜11に調整した後、硝酸鉛を加え、氷冷水で急冷することにより製造したものである。
Figure 2004345951
第2表から明らかなように、本発明の点火薬を用いた場合には、基準秒時にかかわらず±0.5ms以内の精度が達成された。なかでもスチフニン酸鉛、DDNP/KClO(=50/50)の場合が精度の上から特に好ましく、さらに塩基性スチフニン酸鉛を用いた場合は精度が±0.1ms以下となり最も好ましいものである。なお、従来の点火薬を用いた比較例は、実施例と比較して一桁程度精度が悪かった。
なお、以上説明した実施例では、点火装置および雷管の一例を示したが、これらの構造はこれは限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、点火装置は、固体発振子を備えたデジタルタイマを備え、本発明の目的を達成できるものであればよい。また、この点火装置に起爆部を設けた雷管の構造も特に限定されず、点火薬の発火により起爆する起爆部を有するものであればよい。ここで、起爆部は、少なくとも起爆薬を有し、さらに必要に応じて添装薬を有するものをいう。
本発明の電子遅延式点火装置および電気雷管は、製品の段階での点火回路検査を安全にかつ確実に行うことができるため、信頼性の高い起爆システムを提供することができ、且つ市場使用に耐え得る小型化を実現することができ、さらに点火薬として特定の物質を用いることにより、起爆秒時の精度が±0.5msの電子遅延式点火装置および電気雷管が達成でき、精密で信頼性の高い発破コントロールが可能となる。
本発明の電子遅延式点火装置および電気雷管は、製品の段階での点火回路検査を安全にかつ確実に行うことができるため、信頼性の高い起爆システムを提供することができ、且つ市場使用に耐え得る小型化を実現することができ、さらに点火薬として特定の物質を用いることにより、起爆秒時の精度が±0.5msの電子遅延式点火装置および電気雷管が達成でき、精密で信頼性の高い発破コントロールが可能となる。
アナログタイプの電子タイマを用いた電子遅延式点火装置の一例を示すブロック図である。 CRパルス発振器を用いた電子遅延式点火装置の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかる電子遅延式点火装置および電気雷管の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施例の点火装置のブロック図である。

Claims (14)

  1. 外部電源による電圧印加により発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部とを具備する電子遅延式点火装置において、前記点火薬は、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムとの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウムおよびヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有することを特徴とする電子遅延式点火装置。
  2. 請求項1において、前記点火薬の有効成分が塩基性スチフニン酸鉛であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  3. 請求項2において、前記塩基性スチフニン酸鉛が粒径150 μm未満の粒状物であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  4. 請求項1において、前記点火薬の有効成分が、ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物で、両者の重量比が4:6〜6:4であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  5. 請求項1において、前記点火薬の有効成分が、ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物で、両者の重量比が3:7〜6:4であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  6. 請求項1において、前記点火薬の有効成分が、ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムとの混合物で、両者の重量比が3:7〜5:5であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  7. 請求項1において、前記点火薬の有効成分が、ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と重クロム酸カリウムとの混合物で、両者の重量比が1:9〜4:6であることを特徴とする電子遅延式点火装置。
  8. 外部電源による電圧印加により発火に必要なエネルギを蓄積する発火用コンデンサと、固体発振子を備えて予め設定された遅延時間後に出力信号を出力する電子タイマ部と、該出力信号により前記発火エネルギを移送するスイッチング部と、該スイッチング部で移送された前記発火エネルギを受けて発火する点火薬を有する点火部と、前記点火薬の発火により起爆する起爆部とを具備する電子遅延式電気雷管であって、前記点火薬は、有効成分として、(a)スチフニン酸鉛、ジアゾジニトロフェノール、テトラセン、アジ化銀およびアジ化鉛からなる群から選ばれる少なくとも一種;(b)ジアゾジニトロフェノールと塩素酸カリウムとの混合物;(c)ジルコニウムと過塩素酸カリウムとの混合物;または(d)ヘキサシアノ鉄酸カリウムおよびヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムおよび重クロム酸カリウムの少なくとも一種との混合物、を含有することを特徴とする電子遅延式電気雷管。
  9. 請求項8において、前記点火薬の有効成分が塩基性スチフニン酸鉛であることを特徴とする電子遅延式電気雷管。
  10. 請求項9において、前記塩基性スチフニン酸鉛が粒径150μm未満の粒状物であることを特徴とする電子遅延式電気雷管。
  11. 請求項8において、前記点火薬の有効成分が、ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物で、両者の重量比が4:6〜6:4であることを特徴とする電子遅延式点火雷管。
  12. 請求項8において、前記点火薬の有効成分が、ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物で、両者の重量比が3:7〜6:4であることを特徴とする電子遅延式点火雷管。
  13. 請求項8において、前記点火薬の有効成分が、ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と過塩素酸カリウムとの混合物で、両者の重量比が3:7〜5:5であることを特徴とする電子遅延式点火雷管。
  14. 請求項8において、前記点火薬の有効成分が、ヘキサシアノ鉄酸カリウム及びヘキサシアノコバルト酸カリウムの少なくとも一種と重クロム酸カリウムとの混合物で、両者の重量比が1:9〜4:6であることを特徴とする電子遅延式点火雷管。
JP2004190380A 1994-07-28 2004-06-28 電子遅延式点火装置に用いる点火薬 Expired - Lifetime JP3962396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004190380A JP3962396B2 (ja) 1994-07-28 2004-06-28 電子遅延式点火装置に用いる点火薬

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17711394 1994-07-28
JP21357794 1994-09-07
JP2004190380A JP3962396B2 (ja) 1994-07-28 2004-06-28 電子遅延式点火装置に用いる点火薬

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51372495A Division JP3623508B2 (ja) 1994-07-28 1995-03-27 電子遅延式点火装置および電気雷管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004345951A true JP2004345951A (ja) 2004-12-09
JP3962396B2 JP3962396B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=26497767

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51372495A Expired - Fee Related JP3623508B2 (ja) 1994-07-28 1995-03-27 電子遅延式点火装置および電気雷管
JP2004190380A Expired - Lifetime JP3962396B2 (ja) 1994-07-28 2004-06-28 電子遅延式点火装置に用いる点火薬

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51372495A Expired - Fee Related JP3623508B2 (ja) 1994-07-28 1995-03-27 電子遅延式点火装置および電気雷管

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5602360A (ja)
JP (2) JP3623508B2 (ja)
CN (1) CN1081787C (ja)
DE (1) DE19581065C2 (ja)
GB (1) GB2296757A (ja)
SE (1) SE513376C2 (ja)
WO (1) WO1996003614A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102921A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fujika:Kk 点火構造、クラッカー
KR101230947B1 (ko) * 2010-08-12 2013-02-07 대광화공 주식회사 전자식 점화휴즈

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010030007A1 (en) 1994-09-13 2001-10-18 Gunther Faber Ignition elements and finely graduatable ignition components
EP0843807B1 (en) * 1995-07-26 1999-09-22 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic delay detonator
US5912428A (en) * 1997-06-19 1999-06-15 The Ensign-Bickford Company Electronic circuitry for timing and delay circuits
US6082267A (en) * 1997-10-03 2000-07-04 Bulova Technologies, L.L.C. Electronic, out-of-line safety fuze for munitions such as hand grenades
SE515382C2 (sv) * 1999-12-07 2001-07-23 Dyno Nobel Sweden Ab Elektroniskt detonatorsystem, förfarande för styrning av systemet och tillhörande elektroniksprängkapslar
US6324979B1 (en) * 1999-12-20 2001-12-04 Vishay Intertechnology, Inc. Electro-pyrotechnic initiator
DE10004582C1 (de) * 2000-02-02 2001-08-30 Honeywell Ag Elektronischer Geschoßzünder
SE515809C2 (sv) * 2000-03-10 2001-10-15 Dyno Nobel Sweden Ab Förfarande vid avfyring av elektroniksprängkapslar i ett detonatorsystem samt ett detonatorsystem innefattande elektroniksprängkapslarna
WO2002034696A2 (en) * 2000-10-26 2002-05-02 Metlite Alloys Gauteng (Pty) Ltd Metal and metal oxide granules and forming process
CN100491893C (zh) * 2002-04-12 2009-05-27 中国科学院力学研究所 一种直接起爆高能炸药的方法及其装置
US20030221575A1 (en) * 2002-05-29 2003-12-04 Walsh John J. Detonator utilizing features of automotive airbag initiators
US20030221576A1 (en) 2002-05-29 2003-12-04 Forman David M. Detonator with an ignition element having a transistor-type sealed feedthrough
AR046498A1 (es) * 2003-07-15 2005-12-14 Detnet South Africa Pty Ltd Deteccion del estado de un fusible de detonador
US7107908B2 (en) * 2003-07-15 2006-09-19 Special Devices, Inc. Firing-readiness diagnostic of a pyrotechnic device such as an electronic detonator
ZA200806311B (en) * 2005-12-20 2009-10-28 Ruag Ammotec Gmbh Primer composition
AU2007240290B2 (en) 2006-04-20 2011-06-30 Detnet South Africa (Pty) Ltd Detonator system
US20080282925A1 (en) * 2007-05-15 2008-11-20 Orica Explosives Technology Pty Ltd Electronic blasting with high accuracy
WO2011014891A2 (en) * 2009-07-30 2011-02-03 Detnet South Africa (Pty) Ltd Detonator firing circuit
CN101692081B (zh) * 2009-09-28 2013-04-10 中国石油化工股份有限公司 可燃气体或蒸气最小点火能测试装置
CN103172478B (zh) * 2011-12-26 2015-08-19 中国兵器工业第二一三研究所 锆高氯酸钾钝感点火药的制备方法
CN103387475B (zh) * 2013-07-31 2016-04-06 雅化集团绵阳实业有限公司 一种地震勘探电雷管引火药
FR3043192B1 (fr) * 2015-11-04 2018-07-13 Davey Bickford Procede de mise a feu d'un detonateur electronique et detonateur electronique
US10816311B2 (en) 2018-11-07 2020-10-27 DynaEnergetics Europe GmbH Electronic time delay fuse
CN111330202B (zh) * 2018-12-18 2022-05-06 成都天府新区光启未来技术研究院 灭火球延时点火控制方法、装置、存储介质及处理器
CN110343023B (zh) * 2019-07-15 2021-04-27 浙江物产光华民爆器材有限公司 一种电点火管用点火药及其制造方法
AU2020332088A1 (en) * 2019-08-16 2022-03-10 Omnia Group (Proprietary) Limited Safely testing or programming detonators in an electronic blasting system
CN110715582B (zh) * 2019-11-07 2021-02-05 北京理工大学 深空探测器用爆炸驱动型耐高温火工作动装置装药序列
US20220136813A1 (en) * 2020-10-29 2022-05-05 Ryan Parasram Addressable Ignition Stage for Enabling a Detonator/Ignitor
CN113340163A (zh) * 2021-07-16 2021-09-03 前进民爆股份有限公司 一种新型电子雷管专用药头
CN114111475B (zh) * 2021-12-10 2023-06-20 苏州烽燧电子有限公司 一种烟幕电子引信

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3575114A (en) * 1968-08-16 1971-04-13 Us Navy Time delay antidisturbance faze
US3793100A (en) * 1972-11-24 1974-02-19 Unidynamics Phoenix Igniter composition comprising a perchlorate and potassium hexacyano cobaltate iii
FR2287672A2 (fr) * 1974-10-11 1976-05-07 France Etat Dispositif allumeur de mine par rupture d'une ligne bifilaire souple
US4445435A (en) * 1980-05-05 1984-05-01 Atlas Powder Company Electronic delay blasting circuit
US4328751A (en) * 1980-05-05 1982-05-11 Atlas Powder Company Electronic delay blasting circuit
US4487125A (en) * 1982-08-05 1984-12-11 Rca Corporation Timing circuit
CA1233896A (en) * 1983-04-11 1988-03-08 Kenneth N. Jarrott Programmable electronic delay fuse
US4586437A (en) * 1984-04-18 1986-05-06 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic delay detonator
DE8432097U1 (de) * 1984-11-02 1986-07-17 Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf Elektronischer Sprengzeitzünder
US4712477A (en) * 1985-06-10 1987-12-15 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic delay detonator
US4696231A (en) * 1986-02-25 1987-09-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Shock-resistant delay detonator
JPS6353479A (ja) * 1986-08-25 1988-03-07 Nec Corp レ−ダ−表示方式
GB8622806D0 (en) * 1986-09-23 1987-02-04 Royal Ordnance Plc Detonation fuzes
NO905331L (no) * 1990-01-30 1991-07-31 Ireco Inc Forsinkelsesdetonator.
JPH0416582A (ja) * 1990-05-11 1992-01-21 Nippon Oil & Fats Co Ltd 電子式延時雷管
GB9027203D0 (en) * 1990-12-14 1991-04-24 Eev Ltd Firing arrangements
JP3583790B2 (ja) * 1991-09-17 2004-11-04 旭化成ケミカルズ株式会社 電子式遅延電気雷管
JP3312740B2 (ja) * 1991-10-11 2002-08-12 旭化成株式会社 電気雷管導通チェッカ
US5440991A (en) * 1993-12-29 1995-08-15 Universal Propulsion Company, Inc. Miniature self contained firing system
US5533454A (en) * 1994-07-18 1996-07-09 Western Atlas International, Inc. Alternating current activated firing circuit for EBW detonators

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101230947B1 (ko) * 2010-08-12 2013-02-07 대광화공 주식회사 전자식 점화휴즈
JP2012102921A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fujika:Kk 点火構造、クラッカー

Also Published As

Publication number Publication date
DE19581065T1 (de) 1996-10-31
GB2296757A8 (en) 1996-08-05
DE19581065C2 (de) 1998-08-27
CN1125981A (zh) 1996-07-03
CN1081787C (zh) 2002-03-27
SE513376C2 (sv) 2000-09-04
WO1996003614A1 (en) 1996-02-08
GB9522166D0 (en) 1996-04-24
GB2296757A (en) 1996-07-10
JP3962396B2 (ja) 2007-08-22
SE9504533L (sv) 1996-01-29
JPH09503287A (ja) 1997-03-31
JP3623508B2 (ja) 2005-02-23
SE9504533D0 (sv) 1995-12-19
US5602360A (en) 1997-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3962396B2 (ja) 電子遅延式点火装置に用いる点火薬
US5435248A (en) Extended range digital delay detonator
US5027707A (en) Electric primer with reduced RF and ESD hazard
US4311096A (en) Electronic blasting cap
JPS6041638B2 (ja) 遅発雷管
US2475875A (en) Explosive assembly
US3358601A (en) Initiator systems
CN110186330A (zh) 一种电子点火延期雷管
RU2633883C1 (ru) Способ перфорации и обработки призабойной зоны скважины и устройство для его осуществления
CN112361904A (zh) 基于模拟电路延期体激发等离子点火具的电雷管
CA1094390A (en) Explosives initiation assembly and system
CN110487135A (zh) 煤矿许用型电子雷管
US20080190316A1 (en) Initiatorless Electric Detonator
US10605576B1 (en) Dual mode initiator system
US3158098A (en) Low voltage detonator system
CN113639599B (zh) 一种无点火药数码电子雷管
EP3497399A1 (en) A method of and a cartridge for disarming an unexploded blasting charge in a drill hole
US2991714A (en) Delay composition
US3208380A (en) Electric blasting cap assembly
EP4239278A1 (en) Programmable non-explosive electronic initiator for rock blasting, and exothermic reaction and testing process of the initiator
US6497180B1 (en) Electric actuated explosion detonator
GB2215440A (en) Method and apparatus for multi-directional initiation of explosives.
US2320880A (en) Bridge plug assembly
CN217358280U (zh) 一种组合延期起爆装置
JPS6353478B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20070216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term