JP2004345155A - 印刷プログラム、印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題を解決するための手段及び作用】印刷装置の記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計するカウンタと、
前記カウンタにて累計された記録画素数情報を印刷装置に転送する情報送信手段をプリンタドライバに持たせるようにした。
記録ヘッドの各部位の印刷デューティを調べてよりきめ細かいクリーニング動作を実行でき、画質の信頼性が向上する。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、印刷装置の特性に適合した画素値を求め、画質に対する信頼性を高めた印刷プログラム、及び印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、印刷装置により印刷される画像情報を生成する目的で画像処理装および印刷プログラムに入力される画像は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つの信号から構成され、3色はそれぞれ画像を形成する画素毎に複数ビットの情報量を持ち、その情報量は1色あたり8ビット(0〜255)の場合が多い。
【0003】
また画像処理装置および印刷プログラムにおいて先述の入力とするRGB信号は、印刷装置特有の信号に変換される。
具体的には、印刷装置が記録ヘッドC(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色を用いて記録媒体上に画像を形成する場合、画像処理装置および印刷プログラムはRGB信号をCMYK信号に変換を行う。
【0004】
更に印刷装置がインクジェット記録装置に代表される記録媒体上に記録材を付与する(=1)、付与しない(=0)の2通りの記録手段しか持たない場合、CMYK信号に変換された情報量を(0/1)の二値に変換することが多い。
この処理を二値化処理と呼び、既に公知の技術である。
【0005】
また、記録材の付与手段が2通り以上の場合、該組み合わせに準じたn値化処理を行えばよい。
【0006】
このとき、n値化処理により記録ヘッドを構成する複数の記録素子が記録媒体上に記録材を付与する、しないという情報より、記録素子が記録媒体上に記録材を付与する事を示す箇所をCMYK信号別にカウントすることにより、記録ヘッド毎の累積的な記録画素情報を得ることができる。
【0007】
記録不良現象に対する従来の回避方法として、記録動作開始してから記録ヘッドがどれだけのインク吐出を行なっているかを知る為、記録ヘッド毎に累積的な記録ドット数をカウントし、この値がある所定値に達したら記録動作を中断して回復動作を行なっていた。(例えば特許文献1参照)
【特許文献1】
特開平8ー132648(第1頁、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年のインクジェット記録装置では印刷速度向上に起因して、記録ヘッドを構成する記録素子数が増加する傾向にあり、CMYK信号単位のドットカウント情報では、記録ヘッドの使用状態を正確に示しているとは言えない場合があった。
【0009】
本出願に係わる第1の目的は、
画像や文字情報が色信号を伴う画素値で構成された入力画像情報より、
印刷装置に送信される印刷情報を生成する印刷プログラムにおいて、
前記印刷装置の記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計するカウンタと、
前記カウンタにて累計された記録画素数情報を前記印刷装置に転送する情報送信手段を持つことを特徴とする印刷プログラムを実現することである。
【0010】
本出願に係わる第2の目的は、インクを吐出する複数の記録素子にて画像を記録する印刷装置において、
前記記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計したカウンタ値を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記カウンタ値を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された前記カウンタ値と印刷枚数を乗じる乗算手段と、
前記乗算手段で乗じた結果と所定の値を比較する比較手段と前記比較手段の結果に基づいて前記記録ヘッドのクリーニング動作を実行することにより、画質の信頼性を向上することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するため、本出願に係わる第1の発明は、
印刷装置に印刷情報を送信する印刷プログラムにおいて、
前記印刷装置の記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計するカウンタと、
前記カウンタにて累計された記録画素数情報を前記印刷装置に転送する情報送信手段を持つことを特徴とする印刷プログラムである。
【0012】
また本出願に係わる第2の発明は、
前記記録画素数情報は、記録ヘッド毎かつ任意分割数の記録画素数情報であることを特徴とする。
【0013】
また本出願に係わる第3の発明は、
前記記録画素数情報は、記録媒体1頁分に該当する値であることを特徴とする。
【0014】
また本出願に係わる第4の発明は、
インクを吐出する複数の記録素子にて画像を記録する印刷装置において、
前記記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計したカウンタ値を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記カウンタ値を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された前記カウンタ値と印刷枚数を乗じる乗算手段と、
前記乗算手段で乗じた結果と所定の値を比較する比較手段と前記比較手段の結果に基づいて前記記録ヘッドのクリーニング動作を実行することを特徴とする印刷装置である。
【0015】
また本出願に係わる第5の発明は、
前記比較手段にて比較される前記カウンタ値は複数のカウンタ値の最大値であることを特徴とする。
【0016】
また本出願に係わる第6の発明は、
前記記録ヘッドを複数備えたことを特徴とする。
【0017】
また本出願に係わる第7の発明は、
前記所定値を前記記録ヘッド毎に複数備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を以下に図を用いて詳細に説明する。
【0019】
本発明の情報処理装置の電気的なブロック図を図1に示す。
【0020】
情報処理装置には中央演算装置101により制御されるRAM102、ROM103、記憶装置104、入出力部105、通信装置109より構成され記憶装置104は、主にハードディスク装置、フレキシブルディスク装置等が接続される。
【0021】
印刷プログラムは、前記記憶装置104、もしくはROM103の記憶媒体内にプログラムとして格納されており、該プログラムを中央演算装置101からアクセス可能なプログラム格納領域であるRAM102にロードすることにより実行される。
【0022】
また印刷プログラムは、情報処理装置に接続された通信装置109を利用し、ネットワーク経由で取得しても構わない。
【0023】
印刷プログラムの形態は記憶媒体の種類に依存せず、情報処理装置の中央演算装置101が該プログラムを実行可能にする記録媒体の読み込み手段が具備されていれば本発明は適用可能である。
【0024】
入出力部105には、情報処理装置を制御するキーボード、マウスに代表される入力デバイス、コンピュータの出力を表示するモニタに代表される出力デバイスが設けられ、該入出力装置を用いて情報処理装置もしくは印刷プログラムを制御、操作する。
【0025】
情報処理装置で動作する印刷プログラムにより生成された印刷情報は、通信装置109を経由して、印刷装置110に送られる。
【0026】
通信装置109は、主にパラレルインターフェースや、シリアルインターフェース、USB、IEEE1394、或いはネットワーク等の通信デバイスを利用し、印刷装置110と接続される。
【0027】
次に、情報処理装置により本発明の印刷プログラムによる印刷方法に関して図2を用いて説明する。
【0028】
情報処理装置は、接続された多様な装置を制御するために通常、OS(オペレーティングシステム)と呼称されるソフトウェアに基づき動作する。
【0029】
そのためコンピュータ装置上でOSが動作している環境では、ソフトウェアプログラムは該OSの提供するプログラミング環境上で動作することが前提となる。
本実施例では、該OSをMicrosoft Windows(TM)であるとして説明を行う。
【0030】
アプリケーションプログラム201により印刷装置110にて印刷したい画像を生成し、印刷を実行する場合、入力画像情報(1)202は、アプリケーションプログラム201より、OSのグラフィック処理プログラム(Graphic Device Interface)203を経由してデバイスドライバ215へと送られる。
【0031】
このとき、デバイスドライバ215は、印刷装置214で印刷可能な印刷情報を生成することよりプリンタドライバと呼称される。
【0032】
プリンタドライバ215は、グラフィック処理プログラム(Graphic Device Interface)203より、入力画像情報を受け取り、レンダリング処理部204にて、印刷装置固有の解像度への画像変換、印刷装置214に装填されている印刷媒体の情報を基に画像サイズの変換処理等を行い、入力画像情報(2)205を得る。
【0033】
入力画像情報(2)205は、色補正処理部206により、印刷装置214が具備する記録ヘッド分の画像情報に分離し、印刷装置固有の色変換処理(例えばRGB⇒CMYK)を施した後、出力画像情報(1)207を出力する。
【0034】
出力画像情報(1)207は、n値化処理部210で使用するハーフトーン処理の処理方法に依存する階調特性や、印刷装置110で印刷される記録媒体、記録ヘッド等の特性に依存した非線形な階調特性を再度、線形な階調特性に変換するために出力階調補正部208により、変換された出力画像情報(2)209を得る。
【0035】
出力画像情報(2)209は、n値化処理部210にて印刷装置110が有する記録ヘッドの各インク色に相当するn値化処理を行い、出力画像情報(3)211を出力する。
【0036】
出力画像情報(3)211は、コマンド生成部212で印刷装置110が受信可能な印刷情報形式のコマンド213に変換後、通信装置109を介して印刷装置110に転送される。
【0037】
次に色補正処理部206、出力階調補正部208、n値化処理部210について詳細に説明する。
【0038】
先ず図3Aにおいて、レンダリング処理部204によって生成された入力画像情報(2)205は、RGB3色から構成され、色補正処理部206で、CMYK(シアン、マジェンタ、イエロー、ブラック)4色に変換が行われる。
【0039】
本実施例で使用する印刷装置は、通常のCMYKに加えてシアン、マジェンタの記録濃度より約1/2となるような記録濃度の低い淡シアン、淡マゼンタの記録材を併せて具備しているため、色補正処理部302は、RGB→CMYKcm変換(小文字のcmはそれぞれ淡シアン、淡マゼンタ記録材に相当する)を行うことになる。
【0040】
印刷装置がCMYKcm(6色)の記録材を具備する場合でも、印刷内容によってはCMYK(4色)のみで印刷する場合や、何れかの記録材1色のみで印刷することもあるので、その場合印刷内容に対応した出力画像情報(1)207が生成される。
【0041】
色補正処理部206により印刷装置110で使用する記録材に対応する出力画像情報(1)207は、前記の理由により、出力階調補正208を行う必要があり、色補正処理部206と同様に出力階調補正テーブル301を参照し変換を行う。
【0042】
この際、印刷時に使用する記録材の種類がCMYKcmの6色で構成されている場合、記録媒体に記録材を最後に付与する記録ヘッドの色情報の階調特性を補正し、記録材種類が6色以外の場合には出力階調補正のみ実行して出力画像情報(2)209を生成する。
【0043】
出力画像情報(2)209は、n値化処理部210により印刷装置を構成する記録ヘッドの記録材付与組み合わせに相当する値にn値化処理マスクテーブル302を用いて変換される。
【0044】
本実施例においては、印刷装置を構成する記録ヘッドの記録材付与組み合わせは、記録材を付与する、しないの2通りしかなく、2値となるため、2値化処理が行われる。つまり本実施例でn値化処理部210は多値情報を2値化する2値化処理部210といえる。
【0045】
本発明による各ブロックの総画素数カウンタの操作はn値化処理部210で図3Bの如く行われるが、詳細は後述する。
【0046】
n値化処理部210により生成された出力画像情報(3)211はコマンド変換部へと渡され印刷装置で印刷可能な印刷情報となる。
【0047】
次に前述の処理により生成された印刷情報を本実施形態で用いた印刷装置で印刷した場合について図4を用いて説明する。
【0048】
印刷装置110は記録媒体にブラックインクを付与するブラックヘッド403、同じくシアンインク用のシアンヘッド404、マゼンタインク用マゼンタヘッド405、イエローインク用イエローヘッド406を具備し、CMYK4色によりカラー印刷する。
【0049】
記録ヘッド403〜406はラインヘッドタイプで記録媒体407搬送方向に対して垂直に配置され、記録媒体の連続的な搬送に同期して記録媒体上に画像形成する。
【0050】
各記録ヘッドが有する複数の記録素子による最大記録幅は、用紙幅方向の印刷可能領域より大きく設計される。
【0051】
出力画像情報(3)211は、n値化処理部210にて変換、復元されたもので、復元後の出力画像情報(3)211は、各記録ヘッドに対応した2値化画像情報402であり、印刷装置110に搭載された記録ヘッド403〜406により、該2値化画像情報に基づき各色のインクが記録媒体に付与されて画像形成される。
【0052】
次に図5を用いて、記録ヘッドと記録ヘッドを構成する記録素子、二値化画像情報と記録画素数の関係について説明する。
【0053】
本実施例では記録ヘッド503の記録分解能は600dpi (600[dot/inch])で2[inch]の最大記録幅で連続的な記録が可能である。
【0054】
つまり、インクの記録用吐出ノズルとして1200[Nozzle]備える。本発明では1200[Nozzle]を100[Nozzle]毎の12ブロック(#0〜#11)に分割し、各々のブロックで吐出される総画素数を独立な値としてカウントする。
【0055】
印刷装置に送信する2値化画像情報501は記録媒体506上の1画素単位にインクを吐出する、しないを示す1/0の値で表現したものである。
【0056】
記録ヘッド503は記録媒体の幅方向に複数の記録素子505を有し、記録媒体506の搬送に同期して記録動作する。
【0057】
このとき、記録媒体503の幅方向にX座標、搬送方向にY座標をとると、Y座標方向の画像は該当位置の各記録素子505が記録媒体506の搬送に同期して選択的に記録剤を付与することにより形成する。
【0058】
2値化画像情報501を構成する2値情報502に着目すると、該当位置の1つの記録素子504によって、記録媒体506に2値情報502に基づく印刷が行われる。
【0059】
従って、2値化画像情報501の内、記録剤(インク)の吐出を示す「1」の総数をカウントすることにより、記録媒体上に形成される総画素数を得ることができる。
【0060】
具体的な総画素数のカウント方法について、図3に戻って説明する。
【0061】
図3Bはn値化(2値化)処理部210にて実行される総画素数カウントのフローである。
【0062】
先ず、n値化処理部210で現在処理中の注目dot#(本実施例では#1〜#1200の内、1つのノズル#に該当)を1つのブロックを構成するノズル(Nozzle)数(本実施例では100ノズル)で割り、その商:Wを求め(S351)、2値化処理の結果、注目dotに画素があるか(出力画像情報が1であるか)を判定、有りなら(S352−Yes)、総画素数カウンタ#Wのカウント値をインクリメント(+1)する。
【0063】
例えば2値化処理している注目dot#が#1120であると、W:11(1,120/100の商)になり、このdotに画素があれば、総画素数カウンタ#11の値をインクリメントする。
【0064】
本実施例では記録ヘッド503
さらに複数の記録素子505を任意のブロック数に分割し、各ブロックに対応するブロック総画素数を得ることも可能であり、帯状に分割した各帯毎の粗密情報を得ることができる。
【0065】
2値化画像情報501は本発明の印刷プログラムを実行する情報処理装置のRAM102上に展開される。
【0066】
以上説明したような各ブロック総画素数を印刷装置110に転送すれば、印刷装置側においてこれらの情報を様々に活用できる。
【0067】
例示すると、記録ヘッド503が健全なる印刷動作を継続可能か否かを判定する基準に用いる場合や、ブロック総画素数508を全て加算し、記録ヘッド503の総画素数にして、記録剤の使用量を推定することや、記録ヘッド503を健全な状態に維持するリフレッシュ(クリーニング)動作の要否判定材料にもなり得る。
【0068】
次に前述のブロック総画素数情報508を含み、印刷装置110に転送するデータ内容に関して図6を用いて説明する。
【0069】
印刷装置への転送データ領域として情報装置内RAM102の所定領域に確保される。
【0070】
共通情報である1本の記録ヘッド内で分割されたブロック数を示す分割ブロック数格納エリア601、及び1ブロックの記録素子数を示すブロック幅格納エリア602、それに記録ヘッド毎に独立したブロック総画素数情報、及び記録ヘッドの総画素数を格納したブロック総画素数情報エリア603で構成されている。
【0071】
ブロック総画素数情報エリア603は、内部的に記録ヘッド分(色数)604に分割され、全記録ヘッド分のブロック総画素数、及び記録ヘッド総画素数情報が格納されている。
【0072】
続いて以上の情報を受信する印刷装置側の電気的なブロック図を図7に示す。
【0073】
ホストコンピュータ700は、前述のブロック総画素数情報508の転送後さらに印刷(記録)に使用する記録データを印刷装置のインタフェース部702に転送して記録開始を指示する
また、記録する記録媒体の枚数、及び記録媒体の種類やサイズ等を指示するコマンドをインタフェース部702に転送して指示できる。
【0074】
CPU(中央演算処理装置)701はプリンタの記録データの受信、記録動作、記録媒体のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置でROM703に記憶された制御プログラムに基づいて制御を実行する。
CPU701は受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージRAM304にビットマップ展開して描画する。
【0075】
記録前の動作処理としてCPU301入出力ポート707、モータ駆動部708を介して記録ヘッド403〜406のクリーニング機構を駆動するためのキャッピングモ−タ710、及びヘッドU/Dモータ711を相互に駆動、記録ヘッド403〜406をキャッピング位置から記録位置へ移動させる。尚ここで、より高画質を実現する記録ヘッドの別な構成として前述の如く淡シアン用、淡マジェンタ用の記録ヘッド717、718を追加して備えることもある。
【0076】
ほぼ同時に記録媒体407を給紙するための給紙モータ713、そして搬送モータ709によって搬送部を駆動し記録媒体407を記録(印刷)位置に搬送する。
【0077】
定速度で搬送される記録媒体407の記録タイミングを決定するために用紙先端検知センサ714で用紙の先端位置を検出する。用紙搬送に同期して、CPU701はイメージRAM704から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド駆動回路716を介して、対応する色のインクを吐出する記録ヘッド403〜406、及び717,718にデータ転送し、カラー記録する。
【0078】
ポンプモータ712は不図示のインクカートリッジから各々の記録ヘッドにインクを供給するポンプを駆動する。
【0079】
操作パネル715はインク無しなどの警告等の表示、また、リセット等の操作を行なう部分である。CPU701の動作はプログラムROM703に記憶された処理プログラムに基づき実行される。
【0080】
又作業用のメモリとしてワークRAM705を使用する。図6にて説明した本発明に関わる各記録ヘッドのブロック総画素数データは情報装置700から受信後RAM705に保存される。
【0081】
EEPROM706は不揮発性のメモリで、記録ヘッド相互の微小記録位置調整値等装置特有のパラメータを保存する。
【0082】
本発明に関わる印刷装置が、ブロック総画素数データを扱う処理方法について図8のフローを用いて説明する。
【0083】
CPU701は図6に示した如く、各記録ヘッド403〜406のブロック毎のブロック総画素数データを受信しRAM705に記憶する(S801)。そして印刷枚数:Nを取得すると(S802)、クリーニング動作挿入の要否以下の手順で決定する。
【0084】
印刷装置では記録ヘッド403〜406において、任意ブロック内の総画素数が所定値Mに達したら記録ヘッドのクリーニング動作を実行するように予め設定されている。
【0085】
まず、情報処理装置から受信した総画素数情報603の中から1枚当りのブロック総画素数の最大値Mmaxを抽出(S803)、次に
(M/Mmax)=n [枚]
を求め(S804)、もし所望印刷枚数Nがnより大きければ(S805−Yes)、途中枚数がnに達した時点で印刷動作を一時中断し記録ヘッド403〜406のクリーニング動作(または回復動作)を行うように設定、その旨を表示し(S806)、印刷開始する(S807)。この場合ユーザが了解したことを示すキー操作後に印刷開始することもある。
【0086】
もし印刷枚数Nがn以下なら(S805−No)、通常通り中断なしの印刷が開始される(S807)。
【0087】
ブロック総画素数Mに対する考えは次のとおりである。
【0088】
記録ヘッドの特定箇所から所定量のインクが吐出されると微細に加工されたインクノズル近傍にインク滴が付着、成長し、本来の健全な記録動作に影響を与える懸念があるのでその確率を充分小さくすることである。
【0089】
Mの値ははインクの色によって変えることもある。インク色によって染料の材料が異なるからである。
【0090】
又顔料インクを使用した場合にもブロック総画素数Mの値は異なることになろう。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、
印刷装置の記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計するカウンタと、
前記カウンタにて累計された記録画素数情報を印刷装置に転送する情報送信手段を持たせたことによって、記録ヘッドの各部位の印刷デューティを調べてよりきめ細かいクリーニング動作を実行でき、画質の信頼性が向上する。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる印刷プログラムを適用可能な情報処理装置と印刷装置との概略図である。
【図2】本発明の実施例に係わるコンピュータ装置で動作する印刷プログラムの各処理と、各処理に対応する画像情報を示す処理フロー図である。
【図3】本発明の実施例に係わるコンピュータ装置で動作する印刷プログラムの色補正処理部、出力階調補正部、n値化処理部の詳細に示した処理フロー図である。
【図4】本発明の実施例に係わる出力画像情報と印刷装置に搭載された記録ヘッドとの関係を示した説明図である。
【図5】本発明の実施例に係わる2値化画像情報と、記録ヘッド、記録ヘッドを構成する複数の記録素子群、及び印刷画像との関係を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例に係わる記録総画素数送信情報データ構造を示した説明図である。
【図7】本発明を実施した印刷装置の電気的なブロック図である。
【図8】本発明を実施した印刷装置のブロック総画素数とクリーニング動作の実行時期を決定するフローチャートである。
【符号の説明】
101・・・CPU
102・・・RAM
103・・・ROM
104・・・記憶装置
105・・・入出力部
109・・・通信装置
110・・・印刷装置
403・・・記録ヘッド(ブラック)
404・・・記録ヘッド(シアン)
405・・・記録ヘッド(マジェンタ)
406・・・記録ヘッド(イエロー)
407・・・記録媒体
701・・・CPU
702・・・インタフェースコントローラ
703・・・プログラムROM
Claims (7)
- 印刷装置に印刷情報を送信する印刷プログラムにおいて、
前記印刷装置の記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計するカウンタと、
前記カウンタにて累計された記録画素数情報を前記印刷装置に転送する情報送信手段を持つことを特徴とする印刷プログラム。 - 前記記録画素数情報は、記録ヘッド毎かつ任意分割数の記録画素数情報であることを特徴とする請求項1に記載の印刷プログラム。
- 前記記録画素数情報は、記録媒体1頁分に該当する値であることを特徴とする請求項1及び2に記載の印刷プログラム。
- インクを吐出する複数の記録素子にて画像を記録する印刷装置において、
前記記録ヘッドを構成する記録素子群を任意分割数にて分割し、
各々の記録素子群にて記録される画素数を累計したカウンタ値を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記カウンタ値を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された前記カウンタ値と印刷枚数を乗じる乗算手段と、
前記乗算手段で乗じた結果と所定の値を比較する比較手段と前記比較手段の結果に基づいて前記記録ヘッドのクリーニング動作を実行することを特徴とする印刷装置。 - 前記比較手段にて比較される前記カウンタ値は複数のカウンタ値の最大値であることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
- 前記記録ヘッドを複数備えたことを特徴とする請求項4、及び5に記載の印刷装置。
- 前記所定値を前記記録ヘッド毎に複数備えたことを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269343A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Olympus Corp | 画像記録装置、画像記録装置の制御方法、及びプログラム |
US7898687B2 (en) | 2006-12-01 | 2011-03-01 | Seiko Epson Corporation | Printer, printer control program, printer control method, image processing device, image processing program, image processing method, and storage medium storing the program therein |
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2003
- 2003-05-21 JP JP2003143082A patent/JP2004345155A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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