JP2004344235A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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室 勝 雄 小
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Abstract

【課題】汎用の洗濯物ハンガーを利用でき、コンパクトかつ廉価な衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】少なくとも一つのファン2と、ファン2を取り付ける板状の枠体3と、吊り下げ具6と、枠体3の周縁部に複数個取り付けられた支持部材4と、を有し、
支持部材4は、支持部材先端部が枠体3に対してほぼ垂直に延伸した状態と、枠体3の周縁部からほぼ90°外方に屈折した状態となるように支持部材先端部を選択的に回動させるヒンジ9と、支持部材先端部の内側に設けられ洗濯物ハンガーの枠8aに取り付けるための取付具10と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類を乾燥させるときに使用する複数の衣類を同時に吊すことができるハンガー(本明細書において「洗濯物ハンガー」という)との関連で室内等で使用し、衣類の乾燥を促進する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から室内用の衣類乾燥機が使用されている。
【0003】
従来から種々の室内用の衣類乾燥機が考案され、現実に使用されている。
【0004】
従来の衣類乾燥機は、ハンガーを吊り下げる吊り下げ用フレームと、ハンガーと吊り下げ用フレームの全体を覆う箱または覆いと、送風機または温風機と、送風機または温風機によって生じた空気の流れを箱または覆いの内部に導く空気循環用ダクト等の空気循環路とを有していた。
【0005】
従来の室内用衣類乾燥機は、衣類を個別のハンガーにかけ、それらのハンガーを上記吊り下げ用フレームに掛け、衣類の外側を箱または覆いで囲み、さらに箱または覆いと送風機または温風機を空気循環用ダクト等で接続し、しかる後に送風機または温風機を起動して空気を流通させ、それによって衣類を乾燥させるようにしていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−39693号公報 (図1)
【特許文献2】
特開2000−210498号公報 (図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の衣類乾燥機は、衣類を乾燥させた後にも吊り下げ用フレームが室内で場所を占有するようになっていた。
【0008】
また、送風機や温風機等の機器、空気循環用ダクト、箱または覆い等の多数の部品を必要とし、大型であったし、費用も高かった。
【0009】
また、衣類乾燥機として専用のもの、すなわち衣類乾燥機以外の用途が無い装置を購入する必要があった。
【0010】
従来の衣類乾燥機に対して、可能であれば汎用の洗濯物ハンガーと組み合わせて使用でき、天気のよい日は洗濯物ハンガーごと室外で天日干しにでき、天気が悪い日は洗濯物ハンガーを室内に移動させてそのまま洗濯物ハンガーと組み合わせて使用できる簡易な衣類乾燥機が求められていた。
【0011】
さらに、従来の衣類乾燥機は、箱または覆いの内部で空気を循環させるが、送風機または温風機を床面に設置する関係から空気の流れが全部の衣類の間を通るようにするのが難しく、乾燥むらの問題が生じていた。
【0012】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、汎用の洗濯物ハンガーを利用でき、コンパクトかつ廉価な衣類乾燥機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る衣類乾燥機は、少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の周縁部に複数個取り付けられた支持部材と、を有し、前記支持部材は、前記支持部材の先端部が前記枠体に対してほぼ垂直に延伸した状態と、前記枠体の周縁部からほぼ90°外方に屈折した状態となるように前記支持部材先端部を選択的に回動させるヒンジと、前記支持部材先端部の内側に設けられ洗濯物ハンガーの枠に取り付けるための取付具と、を有することを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、支持部材の先端部を枠体に対してほぼ垂直に延伸した状態にし、支持部材の先端部の取付具を洗濯物ハンガーの枠に取り付け、その状態でファンを回転させれば、ファンによって生じた空気流が洗濯物ハンガーの上から下の方へ衣類の間を流下する。この空気流は洗濯物ハンガーに吊された衣類の間を通過する。この空気流によって洗濯物ハンガーに吊り下げられた衣類の間の湿度が高い空気が常に湿度が低い空気に入れ替えられ、これによって衣類の乾燥が促進される。
【0015】
前記支持部材の取付具は、前記支持部材の長さ方向とほぼ直交して前記枠体の内方に向かって突出する一対の挟持用突起を有し、前記挟持用突起の少なくとも一方は前記挟持用突起を洗濯物ハンガーの枠に挟着させるためのバネ機構を有するようにすることができる。
【0016】
本発明によれば、バネ機構によって挟持用突起の先端を開き、バネの力を解放すば挟持用突起を洗濯物ハンガーの枠に取り付けることができる。これによって簡単に洗濯物ハンガーに取り付けることができる衣類乾燥機を提供することができる。
【0017】
前記挟持用突起の少なくとも一方はその先端部に挟持用突起が互いに対向する内側の面が挟持用突起の先端に向かって拡開する案内傾斜面を有し、前記挟持用突起の少なくとも一方の前記内側の面は前記案内傾斜面より挟持用突起の基端寄りの部分に挟持用突起の基端に向かって拡開する把持傾斜面を有するようにすることができる。
【0018】
本発明によれば、挟持用突起の先端部を洗濯物ハンガーの枠に押し込むようにすれば、挟持用突起の先端部の案内傾斜面が洗濯物ハンガーの枠に当接することによってバネ機構によって挟持用突起が開き、洗濯物ハンガーの枠が案内傾斜面を乗り越えた後は、把持傾斜面がバネ機構の力によって洗濯物ハンガーの枠を挟持用突起の基端の方へ抱え込むように作用する。
【0019】
これにより、汎用の洗濯物ハンガーの枠の断面寸法に多少のばらつきがあっても、本発明によれば、案内傾斜面と把持傾斜面とバネ機構の作用によって種々の断面寸法の洗濯物ハンガーの枠をしっかり挟持することができる。
【0020】
また、前記枠体は、前記支持部材を有している面と反対側の面に突出する少なくとも3つの支承脚を有するようにすることができる。
【0021】
本発明によれば、支承脚を支持部材を有している面と反対側の面に突出させ、洗濯物ハンガーの上部に取り付ける場合とはファンの表裏を裏返した状態で本発明の衣類乾燥機を洗濯物ハンガーの下方の床等に置くことができる。この状態でファンを回転させれば、ファンによって生じた空気流が洗濯物ハンガーの下から上の方へ衣類の間を流れる。この空気流によって洗濯物ハンガーに吊り下げられた衣類の間の湿度が高い空気が常に湿度が低い空気に入れ替えられ、これによって衣類の乾燥が促進される。
【0022】
また、本発明に係る衣類乾燥機は、少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、前記枠体の対向する二つの辺部に設けられ、洗濯物ハンガーの枠と係合する係合用突起とを有することを特徴とするものである。
【0023】
本発明によれば、枠体を洗濯物ハンガーの枠の上面に架設し、その状態でファンを回転させれば、ファンによって生じた空気流が吊り下げられた衣類の間を流下し、これによって衣類の乾燥を促進することができる。その場合に、係合用突起は洗濯物ハンガーの枠と係合し、衣類乾燥機が洗濯物ハンガーの枠の上面から落下することを防止することができる。
【0024】
本発明に係る衣類乾燥機は、少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の周縁部に複数取り付けられ、下端に洗濯物ハンガーの枠と係合する係合具を備えた懸吊手段と、を有していることを特徴とするものである。
【0025】
本発明によれば、衣類乾燥機の下に懸吊手段によって洗濯物ハンガーを吊すことができ、ファンを回転させることによってそれによって生じた空気流によって衣類を乾燥させることができる。
【0026】
本発明に係る衣類乾燥機は、少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の下面に取り付けられた洗濯物ハンガーを吊り下げるためのリングまたはフックを有していることを特徴とするものである。
【0027】
本発明によれば、洗濯物ハンガーの吊り下げ具を衣類乾燥機の下面のリングまたはフックに掛けることにより、本発明の衣類乾燥機の下に洗濯物ハンガーを吊り下げることができ、この状態でファンを回転させることによってそれによって生じた空気流に衣類の間を下方向に流れ、それによって衣類を乾燥させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に本発明による衣類乾燥機の実施形態について以下に説明する。
【0029】
図1は本発明の第一の実施形態を示している。
【0030】
図1に示すように本発明の第一実施形態による衣類乾燥機1は、2つのファン2と、ファン2を取り付ける板状の枠体3と、枠体3の周縁部下面に複数個(本実施形態では合計8個)取り付けられた支持部材4と、を有している。
【0031】
また、本実施形態の衣類乾燥機1の枠体3は、支持部材4を有している面と反対側の面に突出可能な4つの折りたたみ式の支承脚5を有している。
【0032】
また、本実施形態の衣類乾燥機1は、上面に衣類乾燥機1を吊り下げる吊り下げ具6と、ファン2用のバッテリー7とを有している。ただし、バッテリー7は必要に応じて設ければよく、バッテリーの代わりに電気コードを設けて図示しない電源から電気を供給してもよい。また、吊り下げ具6は取り外し可能なものでもよい。
【0033】
図1に示すように、衣類乾燥機1は支持部材4によってその下方に洗濯物ハンガー8をその枠8aの部分で支持し、衣類乾燥機1と洗濯物ハンガー8を全体として吊り下げ具6によって図示しない物干し等に吊り下げられて使用される。
【0034】
洗濯物ハンガー8には図示しないが、未乾燥の衣類が掛けられているものとする。
【0035】
枠体3は、軽量な樹脂からなり、板状ではあるがその平面形状は矩形に限らず、円形など任意の平面形状を有することができ、好ましくは洗濯物ハンガーの形状と整合する平面形状にする。また、本発明における枠体3の「板状」とは、少なくとも使用時には全体として平板状の形状を有しているが(平面形状の形状は任意)、その平板状の枠体に貫通した開口部分が設けられている場合を含めて「板状」という。
【0036】
ファン2は、全体として軽量な樹脂からなり、中心部にブラシレスモーターと駆動用の基板を備えている。本実施形態ではファン2は2つ備えられているが、4つでも8つでもよい。
【0037】
ファン2はその中心部がブラシレスモーターになっている。好ましくはファン2はブラシレスモーターのローターと一体的に設けられている。ファン2の中心部にはブラシレスモーターを駆動するための回路基板が設けられている。これらブラシレスモーターと回路基板は任意の公知のものを使用でき、いずれもきわめて軽量であり、このために衣類乾燥機1の重量が問題となることはない。
【0038】
次に支持部材4について詳しく説明する。
【0039】
図2は支持部材4を一部切断して示している。
【0040】
図2に示すように、支持部材4は、枠体3の周縁部下面に取り付けられ、支持部材4の先端部が枠体3に対してほぼ垂直に延伸した状態(図2に示す状態)と、枠体3の周縁部からほぼ90°外方に屈折した状態(図3に示す状態)となるように支持部材4の先端部を選択的に回動させるヒンジ9を有している。
【0041】
支持部材4の先端部の内側には、洗濯物ハンガーの枠8a(図示せず)に取り付けるための取付具10が設けられている。
【0042】
取付具10は、支持部材4の長さ方向とほぼ直交して枠体3の内方に向かって突出する一対の挟持用突起11a,11bを有する。挟持用突起11aは挟持用突起11aを洗濯物ハンガーの枠8a(図示せず)に挟着させるためのバネ機構12を有している。
【0043】
バネ機構12は、挟持用突起11a,11bの先端が開くのを許容し、挟持用突起11a,11bの先端を閉じるように付勢されている。
【0044】
挟持用突起11aはその先端部に挟持用突起が互いに対向する内側の面が挟持用突起の先端に向かって拡開する案内傾斜面13を有している。また、挟持用突起11a,11bの内側の面は、案内傾斜面13より挟持用突起の基端寄りの部分に挟持用突起の基端に向かって拡開する把持傾斜面14を有している。
【0045】
上記取付具10によれば、挟持用突起11a,11bの先端部を洗濯物ハンガーの枠8a(図示せず)に押し込むようにすれば、挟持用突起11a,11bの先端部の案内傾斜面13が洗濯物ハンガーの枠8aに当接し、これによってバネ機構12によって挟持用突起11a,11bが開き、洗濯物ハンガーの枠8aを挟持用突起11a,11bの間に導き入れることができる。
【0046】
洗濯物ハンガーの枠8aが案内傾斜面13を完全に乗り越えた後は、把持傾斜面14がバネ機構12の力によって洗濯物ハンガーの枠8aを挟持用突起11a,11bの基端の方へ抱え込むように作用する。上記把持傾斜面14の作用により、汎用の洗濯物ハンガーの枠8aの断面寸法に多少のばらつきがあっても(市販の洗濯物ハンガーはその枠の断面寸法が多少のばらつきを有しているのが通常である)、バネ機構12の閉じる力と把持傾斜面14の傾斜面の作用によって種々の断面寸法の洗濯物ハンガーの枠8aを挟持用突起11a,11bの間にしっかり挟持することができる。
【0047】
また、本実施形態によれば、挟持用突起11a,11bの先端部を洗濯物ハンガーの枠8a(図示せず)に押し込むだけで、バネ機構12と案内傾斜面13と把持傾斜面14の作用によって洗濯物ハンガーの枠8aを簡単にスナップ的に把持することができる。
【0048】
ここでまた図1に戻って説明する。
【0049】
衣類乾燥機1によれば、支持部材4の先端部を図1のように枠体3に対して垂直下方に延伸した状態にし、支持部材4の先端部の取付具10を洗濯物ハンガーの枠8aに取り付ける。
【0050】
その状態でファン2を回転させれば、ファン2によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8の上から下の方へ流れる。衣類は洗濯物ハンガー8の洗濯鋏に吊されているので、ファン2によって生じた空気流は吊り下げられ広げられた衣類の面によって妨げられることなく、衣類の間を流下する。これは、横から風を受ける場合は隣接する衣類によって風が遮られて乾燥むらが生じやすいのに比べて、吊り下げられた衣類のすべての隙間を空気が流れるので、衣類全体を均等に乾燥するのに役立つ。また、ファン2の送風量がわずかであっても洗濯物ハンガー8に吊り下げられた衣類の間の湿度が高い空気が常に湿度が低い空気に入れ替えられ、蒸発しやすい環境になり、衣類の乾燥が促進される。
【0051】
このように本発明によれば、ファン2が発生する空気流がわずかな風量であっても、若干長い時間送風することにより衣類を完全に乾燥させることができる。この場合に、ファン2の送風量が小さければ、騒音が小さくなり、室内用の衣類乾燥機としては好ましい特性を発揮することは特筆に値する。なおむろん、上記記述は本発明を少ない送風量のファン2に限る意味ではなく、大きな送風量のファン2を使用して短時間で衣類を乾燥させられるようにしてもよい。その場合であっても、本発明によれば衣類を均等に乾燥させることができるのである。
【0052】
次に、衣類乾燥機1の他の使用状態について説明する。
【0053】
図3は衣類乾燥機1の他の使用状態を示している。
【0054】
図3の場合、衣類乾燥機1の支持部材4は、その先端部を枠体3の周縁部から90°外方に屈折させた状態で使用する。
【0055】
図3に示すように、衣類乾燥機1の支持部材4の先端部は枠体3の周縁部から90°外方に屈折させることができる。このように支持部材4の先端部を90°外方に屈折させるによって、取付具10が洗濯物ハンガーの枠8aに向かい合うことができる。この状態で、前述したように取付具10を洗濯物ハンガーの枠8aに押しつければ衣類乾燥機1を図3に示すように洗濯物ハンガー8に取り付けることができる。なお、吊り下げ具6とバッテリー7は図示を省略している。
【0056】
衣類乾燥機1を洗濯物ハンガー8に取り付けた後は、洗濯物ハンガー8に備え付けの吊り下げ具15を用いて洗濯物ハンガー8と衣類乾燥機1を図示しない物干し等に吊り下げるようにする。洗濯物ハンガー8には図示しない衣類がかけられているものとする。
【0057】
この状態で、ファン2を回転させれば、ファン2によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8に吊り下げられた衣類の間を通って流れ、衣類の乾燥を促進することかできる。
【0058】
この場合においても、ファン2によって生じた空気流は、衣類の間を通って流れるので、吊り下げられ広げられた衣類の面によって空気流が遮られることがない。このため、図1の使用状態で説明したように、わずかな送風量でも衣類を効率よく乾燥させることができる。
【0059】
次に衣類乾燥機1のさらに他の使用状態について説明する。
【0060】
図4は衣類乾燥機1の他の使用状態を示している。
【0061】
図4の使用状態では、支承脚5を枠体3の支持部材4を有している面と反対側の面に突出させ、洗濯物ハンガー8の上部に取り付ける場合とはファン2の表裏を裏返した状態で洗濯物ハンガー8の下方の床等に衣類乾燥機1を置くようにする。
【0062】
この状態でファン2を回転させれば、ファン2によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8の下から上の方へ衣類の間を流れる。この空気流によって洗濯物ハンガーに吊り下げられた衣類の間の湿度が高い空気が湿度が低い空気に入れ替えられ、これによって衣類の乾燥が促進される。
【0063】
この場合も、ファン2によって生じた空気流は、衣類の間を通って流れるので、衣類によって空気流が遮られることがないため、衣類を効率よく乾燥させることができる。
【0064】
なお、支承脚5は折りたたみ式でなくともよい。たとえば支承脚5は枠体3に一体成形されたものでもよい。また、支承脚5はファン2の高さを調節できるように、複数の角度に固定することができるようにしてもよい。
【0065】
次に本発明の第二実施形態について説明する。
【0066】
図5は本発明の第二の実施形態を示している。
【0067】
図5において、図1あるいは図3に示した洗濯物ハンガー8の同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】
図5においては本実施形態の衣類乾燥機16は二つ示されている。それぞれの衣類乾燥機16は2つのファン17と、ファン17を取り付ける板状の枠体18と、枠体18の対向する二つの辺部に設けられた洗濯物ハンガーの枠8aと係合する係合用突起19と、を有している。
【0069】
本実施形態の衣類乾燥機16は係合用突起19が洗濯物ハンガーの枠8aに架かるのに十分な長さの枠体18を有し、あるいは係合用突起19が洗濯物ハンガーの枠8aに届くように枠体18の辺部から突出していてもよい。
【0070】
また、図5に示した例では、係合用突起19は単に枠体18の辺部下面から突出した係止に適した突起であるが、本発明の「係合用突起」は洗濯物ハンガーの枠8aに係合できる鈎状の突起でもよい。
【0071】
また、係合用突起19は折りたたみ式に収納可能であってもよい。
【0072】
本実施形態の衣類乾燥機16によれば、枠体18を洗濯物ハンガーの枠8aの上面に架設し、洗濯物ハンガー8に備え付けの吊り下げ具15を使用して衣類乾燥機16を載せた状態で洗濯物ハンガー8を吊り下げ、その状態でファン17を回転させれば、ファン17によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8にかけられた衣類(図示せず)の間を上から下の方向に流れ、衣類を乾燥させることができる。
【0073】
図5の使用状態において、係合用突起19は洗濯物ハンガーの枠8aと係合し、衣類乾燥機16が洗濯物ハンガーの枠8aの上面から落下することを防止するように作用する。
【0074】
なお、衣類乾燥機16において、係合用突起19が前述したように鈎状をなして洗濯物ハンガーの枠8aと係合できる場合は、図3の場合のように衣類乾燥機16を洗濯物ハンガーの枠8aにかけ、洗濯物ハンガー8の側方に吊り下げることができる。その場合は、図3において説明したように、洗濯物ハンガー8にかけられた衣類の間に横方向からファン17によって送風することができる。この場合も、空気が衣類の間を流れるので衣類の乾燥を促進することができる。
【0075】
次に本発明の第三の実施形態について説明する。
【0076】
図6は本発明の第三実施形態を示している。
【0077】
図6の図1と同一の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0078】
本実施形態の衣類乾燥機20は、支持部材の代わりに枠体3の周縁部下面に複数の懸吊手段21を有している点以外は図1の衣類乾燥機1と同様の構成を有している。
【0079】
懸吊手段21は、枠体3から垂下する鎖またはリンク22を有し、その鎖またはリンク22の下端に洗濯物ハンガーの枠8aと係合する係合具23を備えている。
【0080】
係合具23は、図6に示すような鈎状のものでもよいが、本発明は鈎状の係合具に限るものではなく、たとえば挟み具のように当業者ならなし得る任意の係合具とすることができる。
【0081】
本実施形態の衣類乾燥機20は、懸吊手段21を枠体3に対して垂直下方に垂下させ、懸吊手段21の下端の係合具23を洗濯物ハンガーの枠8aに取り付けるようにして使用する。
【0082】
衣類乾燥機20と洗濯物ハンガー8は全体として吊り下げ具6によって図示しない物干し等にかけられる。その状態でファン2を回転させれば、ファン2によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8の上から下の方へ衣類(図示せず)の間を流下し、衣類を乾燥させることができる。
【0083】
なお、衣類乾燥機20においても、図3の場合のように衣類乾燥機20を洗濯物ハンガーの枠8aにかけ、洗濯物ハンガー8の側方に衣類乾燥機20を吊り下げることができる。
【0084】
その場合は、係合具23を洗濯物ハンガーの枠8aの一辺にかけ、衣類乾燥機20を垂下させるようにする。この状態でファン2を回転させることにより、洗濯物ハンガー8にかけられた衣類の間に横方向からファン17によって送風することができる。そうすることにより、ファン2によって生じた空気流が衣類の間を流れ、衣類を乾燥させることができる。
【0085】
次に本発明の第四の実施形態について説明する。
【0086】
図7は本発明の第四実施形態を示している。
【0087】
図7の図1と同一の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0088】
本実施形態の衣類乾燥機24は、支持部材(図1において符号4で示す部材)を有しておらず、上端がフック25に形成され、下端がリング26に形成された吊り下げ具27を有している点以外は図1の衣類乾燥機1と同様の構成を有している。
【0089】
本実施形態の衣類乾燥機24においては、吊り下げ具27のシャフト部分が衣類乾燥機の枠体3を貫通し、その下端がリング26に形成されていることにより、吊り下げ具27の上端のフック25を図示しない物干し竿等に掛けたときは、、リング26が衣類乾燥機の枠体3と係合し、衣類乾燥機本体を吊り下げることができる。
【0090】
本実施形態の衣類乾燥機24によれば、衣類乾燥機本体を吊り下げた状態で衣類乾燥機の枠体3の下面のリング26に洗濯物ハンガー8の吊り下げ具28を掛けることができる。そのように、衣類乾燥機24のリング26に洗濯物ハンガー8の吊り下げ具28を掛けることにより、図7に示した使用状態になり、その状態でファン2を回転させれば、ファン2によって生じた空気流が洗濯物ハンガー8の上から下の方へ衣類(図示せず)の間を流下し、衣類を乾燥させることができる。衣類の間を上から下の方へ空気流が流れることにより、空気流が衣類に妨げられて乾燥むらを生じないことは既述の通りである。
【0091】
なお、図7の例では、吊り下げ具27とリング26が一体に形成されたものについて説明したが、要するにリング26が枠体3の下面に取り付けられ、洗濯物ハンガー8を吊り下げられるようになっていればよい。また、リングの代わりにフックが枠体3の下面に取り付けられていてもよい。
【0092】
以上の本発明の第一〜第四実施形態の衣類乾燥機はいずれも単純・小型の構成を有し、そのために安価で提供することができる。
【0093】
これにより、ユーザーは大型かつ高価な専用の衣類乾燥機を購入する必要がなく、小型かつ安価な本発明による衣類乾燥機を購入して汎用の洗濯物ハンガーと組み合わせて室内用衣類乾燥機として使用することができる。
【0094】
本発明によれば、ユーザーは室外に干していた洗濯物を、降雨等の理由によりそのまま室内に移し、本発明による衣類乾燥機を使用して衣類を乾燥させることができる。また、使用後は、洗濯物ハンガーから外せば全体として板状の形状を有しているので、洗濯物ハンガーとは別にコンパクトに収納することができ、従来の室内用衣類乾燥機のように大きな吊り下げ用フレームが室内に残ることがない。
【0095】
なお、上記説明は本願発明を室内用の衣類乾燥機に限る意味ではなく、室外で使用する衣類乾燥機を除外するものではない。
【0096】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の衣類乾燥機は、少なくとも一つのファンと、ファンを取り付ける板状の枠体と、枠体の周縁部に複数個取り付けられた洗濯物ハンガーの枠に取り付けるための支持部材とからなり、きわめて単純な構成を有しながら、汎用の洗濯物ハンガーとの組合せで使用することにより、衣類の乾燥を効率よく促進することができる。
【0097】
また、使用後は、洗濯物ハンガーとは別々に収納でき、全体的な形状が平板状になっているので、収納スペースがきわめて小さくて済む。
【0098】
また、上述したようなきわめて単純な構成のみを有しているので、安価な衣類乾燥機を提供することができる。
【0099】
さらに、本発明の衣類乾燥機によれば、洗濯物ハンガーにかけられた衣類に対して、上方あるいは横方向あるいは下方から送風でき、使用の状況に応じて使用の形態を変えることができる。しかも、いずれの場合においても、空気流が吊り下げられ広げられた衣類の面によって妨げられることなく、吊り下げられた衣類の隙間の間を流過し、効率よく衣類を乾燥させることができる。これにより、小さな送風量で乾燥させられる騒音や消費電力が小さい衣類乾燥機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による衣類乾燥機を示した斜視図。
【図2】本発明の第一実施形態衣類乾燥機の支持部材の一部を切断して示した斜視図。
【図3】本発明の第一実施形態による衣類乾燥機の他の使用方法を示した斜視図。
【図4】本発明の第一実施形態による衣類乾燥機のさらに他の使用方法を示した斜視図。
【図5】本発明の第二実施形態による衣類乾燥機を示した斜視図。
【図6】本発明の第三実施形態による衣類乾燥機を示した斜視図。
【図7】本発明の第四実施形態による衣類乾燥機を示した斜視図。
【符号の説明】
1 衣類乾燥機
2 ファン
3 枠体
4 支持部材
5 支承脚
6 吊り下げ具
7 バッテリー
8 洗濯物ハンガー
8a 洗濯物ハンガーの枠
9 ヒンジ
10 取付具
11 挟持用突起
12 バネ機構
13 案内傾斜面
14 把持傾斜面
15 吊り下げ具
16 衣類乾燥機
17 ファン
18 枠体
19 係合用突起
20 衣類乾燥機
21 懸吊手段
22 鎖またはリンク
23 係合具
24 衣類乾燥機
25 フック
26 リング

Claims (6)

  1. 少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の周縁部に複数個取り付けられた支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、前記支持部材の先端部が前記枠体に対してほぼ垂直に延伸した状態と、前記枠体の周縁部からほぼ90°外方に屈折した状態となるように前記支持部材先端部を選択的に回動させるヒンジと、前記支持部材先端部の内側に設けられ洗濯物ハンガーの枠に取り付けるための取付具と、を有することを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記支持部材の取付具は、前記支持部材の長さ方向とほぼ直交して前記枠体の内方に向かって突出する一対の挟持用突起を有し、前記挟持用突起の少なくとも一方は前記挟持用突起を洗濯物ハンガーの枠に挟着させるためのバネ機構を有することを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記枠体は、前記支持部材を有している面と反対側の面に突出する少なくとも3つの支承脚を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、前記枠体の対向する二つの辺部に設けられ洗濯物ハンガーの枠と係合する係合用突起と、を有することを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の周縁部に複数取り付けられ、下端に洗濯物ハンガーの枠と係合する係合具を備えた懸吊手段と、を有していることを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 少なくとも一つのファンと、前記ファンを取り付ける板状の枠体と、吊り下げ具と、前記枠体の下面に取り付けられた洗濯物ハンガーを吊り下げるためのリングまたはフックを有していることを特徴とする衣類乾燥機。
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