【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、免疫力の向上や風邪の症状改善等に適した潜熱効果に優れた葛湯用加工食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
葛湯用加工食品は、熱湯を注いで澱粉を糊化し「とろみ」を出して熱いままに食されるもので、これによりその潜熱が体内に持続して取り入れる。我が国は、春夏秋冬の季節がはっきりした気候風土であり、晩秋から早春の寒い期間では、風邪の予防や治療などに用いる他、広く養生を目的として、体を温める葛湯や生姜湯が用いられてきた。これは、漢方とは一風変わった日本人独特の養生法のジャンルであり、特定の疾病の予防ではなく、その季節季節の生体調整、代謝活動を補うものであった。
【０００３】
摂取する食物が体を温める機能については、温かい「とろみ」の温度の持続作用で体が直接温められる潜熱効果（保温効果）、食物の栄養成分が血行や新陳代謝を促進することで体を温める成分効果（例えば、生姜の有効主成分としての「ジンゲロール」は血行を促進する）、漢方でいう「陽」に属する食物の陽性効果等に分けるとすれば、葛湯はそのいずれにも属すると考えられ、また、例えば、馬鈴薯などの澱粉湯でも少なくとも潜熱効果が期待される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、葛湯や生姜湯、あるいはそれを合わせた葛入り生姜湯を飲食すれば、潜熱効果、成分効果、陽性効果等により、体温上昇に伴って広く健康増進・維持効果が得られるが、冷暖房の完備などに起因する殊に最近の体温の低下傾向を見たとき、体温が１°Ｃ下がると免疫力が３７％低下すると危惧されることから、さらにそれらの効果を高めることが望まれる。このような観点から、この出願人においては、葛湯用加工食品について、潜熱効果等がさらに高まるよう実験と研究を重ねてきた。
【０００５】
身体の健康には基礎代謝能力や臓器の活性を維持する必要があり、それには体内に３，０００〜４，０００種有するとされる酵素の働きに欠かせない基礎体温を維持する必要がある。これにより免疫機能が活性化されることになるが、さらに、微量栄養素としての各種のミネラルを必要とする。然し、従来の葛湯や生姜湯では、これを十分に摂取することができなかった。しかも、「とろみ」だけであるので、殊に老人や幼児ではのみ下しがうまく行かなく、飲食中にむせぶ等が生じて摂取に不都合であった。
【０００６】
この発明は、上記のような実情に鑑みて、熱湯で溶いて生じる「とろみ」があるにもかかわらずのみ下しやすく、この「とろみ」による潜熱効果の他、体を温める各種効果が期待できるとともに、各種のミネラルが得られる潜熱効果に優れた葛湯用加工食品を提供することを目的とした。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、食物繊維材と澱粉質材との組合せにより、優れた潜熱効果を保有させ、且つ、甘味料に黒糖を主体として使用したことを特徴とする潜熱効果に優れた葛湯用加工食品を提供するものである。
【０００８】
【作用】
潜熱効果に優れた葛湯用加工食品を上記のように構成したから、これを摂取するときには水で溶いてから熱湯を注ぐと、澱粉質材により「とろみ」が出るもので、この「とろみ」があっても、食物繊維が混入しているために食道を通りやすくのみ下しが容易になったと同時に、優れた潜熱効果が発揮されることが分かった。潜熱効果については、比較実験した結果を表１に示した。これは、ステンレスのカップに熱湯を入れた「食物繊維＋澱粉質湯」、「熱湯」、「葛湯」に分け、それぞれ同一条件で放置し、時間経過に伴う温度の変化を比較したものである。
【０００９】
【表１】
【００１０】
利用した食物繊維は、従来、腸の働きを整えるのみ下し等の面で効果があり一般に利用されているものを使用した。今回、この食物繊維と澱粉質が、熱を逃がさない長時間温度を保持することで非常に相性が良いことを発見できた。そして、この食物繊維と澱粉質と組み合わせることで、潜熱効果が格段と高まった。熱湯だけでなく、通常、体を温めることでよく知られる「葛湯」との温度比較においても、長時間にわたり本品の方が高い潜熱効果となった。
【００１１】
したがって、本発明品を摂取することで、体の温度をより一層高めることができ、免疫力の向上に役立てられる。肥満や糖尿病の予防など、食物繊維の機能による一般的な健康効果も期待できるが、従来の食物繊維のみでは得られなかった「熱を保持する」という面で、いっそうの保健効果が期待できることとなった。
【００１２】
また、黒糖は、澱粉質材や甘味料の補給となると同時に、ビタミンや多くのミネラル分の補給となる。しかも、身体に対しては陽に作用するので、体を温めることになる。ちなみに、精製した白砂糖は、陰に作用し体を冷やすことになる。黒糖に含まれるミネラルは、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、リン、セレン、マンガン、亜鉛、銅などである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
この発明は、食物繊維材と澱粉質材との組合で、優れた潜熱効果を保有することを発見したことによるもので、そのうちの食物繊維材については、水溶性や不溶性のいずれでも良く、漢方で陽として作用するとされる地下生育に属する根菜類の食物繊維が原則として好ましいと言える。
【００１４】
しかし、地上生育の葉類や実などであっても乾燥により陽に変化する。おおばこの種皮を原料とする乾燥粉末のサイリュームが体を特に体を温めることが分かったので使用に適している（請求項２）。
【００１５】
また、根菜類のうちでも、特に生姜や無臭にんにくの乾燥粉末が使用に適しており、生姜や無臭にんにくの乾燥粉末をサイリュームの他に添加するとさらに体が温まる（請求項３）。にんにくの有効成分はスコルジニンとアリシンであり、スコルジニンは、強壮効果により新陳代謝を活発にし、アリシンは、抗菌効果やビタミンＢ１の体内滞留時間を長くする機能を有する。
【００１６】
澱粉質材については、馬鈴薯やコーンなどの澱粉も使用でき、また、黒糖がその一部として働くことになる。体を温める特に有効な澱粉質材は葛である。そのうちでも、吉野葛は一層有効であることが分かった（請求項４）。
【００１７】
葛は、マメ科植物（多年草のつる草）で、その根から抽出される澱粉が漢方でいう葛根湯の主な原料である。これは、「風邪の時期に飲み、体を温め、のどの渇きを止め・・・」といったような民間療法にも利用されてきた。また、生姜は、有効主成分が「ジンゲロール」であって、これは、血行を促進させる作用があるので、体を温め「冷え」を改善する。伝統的な民間療法として風邪のとき、葛を加えた生姜湯を飲み体を温めて治すことが多くなされている。その他の効果としては、血の粘り気を下げる「抗凝血作用」や、「殺菌・解毒作用」などの薬効が挙げられる。
【００１８】
殊に、吉野葛とヘルシーガム（おおばこの種皮由来の食物繊維であり商品名、老人食のとろみに使われている。食道〜胃にかけて内蔵が温められる。）とのコンビは素晴らしい保熱効果を示した。葛湯用加工食品を飲用した人は、必ず経口から胃に至る間に熱を感じ、それが１〜２分持続することを体験する。この現象は、膨潤したヘルシーガムが葛と共に（とろみで）熱を抱き込み、一定のおそいテンポで経口から胃へと移行することにより起こる。後記実施例のレシピで決められたヘルシーガムの使用量は、このようないきさつを考慮して決められるものである。調整されたとろみは、蜂蜜を少し温めた時、スプーンで掬って落とした時スルスルと連続して落ちるような感じである。落とした時の液面のは盛り上がるが、落ちた後はすぐ消えてしまうような「とろみ」が望ましい。
【００１９】
「とろみ」は、体内での熱効率が良いという他に、吸着性により喉に付着している細菌やウィルスをくっつけて胃に流し込み、胃液で殺菌してしまうため、感染病の予防となる。
【００２０】
また、この発明では、甘味成分として黒糖を用いる（請求項１）。通常の葛湯、生姜湯（粉末で市販されているもの）の糖分は８５％以上が蔗糖（いわゆる砂糖）で、ミネラル分がないのに対し、黒糖はミネラルが豊富であり、しかも、陽に作用する。特に、沖縄産の黒糖は、含有するビタミンミネラルが蔗糖に対して１０倍以上も含まれている。
【００２１】
しかし、糖分を抑えるために、黒糖に対して、ステビア及び／又は甘草を補充的に添加することもある（請求項５）。これにより例えば、一回摂取する一袋当たりのカロリー摂取量を例えば２４．７ｋｃａｌに低くおさえることに成功した。しかも、甘草には甘味成分があるだけでなく、漢方処方で示される汎用性のある薬効を有している。
【００２２】
以上述べた各素材がその機能を最も有効に発揮する適当な割合（全体に対する重量割合）については、甘味料として黒糖６５．０〜７５．０％，ステビア１．０〜１．５％，甘草１．０〜１．５％，食物繊維材としてサイリュームの種皮６．０〜９．０％，生姜粉末１．０〜２．０％，無臭にんにく１．０〜２．０％，澱粉質材として吉野葛１３．０〜１６．０％であった（請求項６）。この範囲により、効率的に体を持続的に温めることが分かった。また、味や、のみ下しの点において良好な結果を示した。
【００２３】
また、茸複合菌糸体（請求項７）、紅麹粉末（請求項８）、エキナセア（請求項９）の一又は複数を添加すると、さらに潜熱効果に優れ、免疫力や体内機能が向上する。そのうち、茸複合菌糸体は、多数種の乾燥茸を粉末化して混合したもので、抗腫瘍、免疫力、抗ウィルス活性等の多様な機能を有する。紅麹粉末は、消化を助け血行を良くし、内蔵を賦活し胃を軽快にする機能を有し、体のすみずみにまで栄養を届ける。また、エキナセアは、北米産のハーブの乾燥粉末または抽出粉末であって、主に白血球を活性化し、とインターフェロンを誘発する作用を有する。
【００２４】
食物繊維は、乾燥して粉末とすることにより使用されるが、食物繊維材が１５μｍ〜５μｍの粒子９０％クリアの超微粒粉末に超微粉砕されていると（請求項１０）、吸収が特に良くなり最適に効果を発揮する。また、分散性が良く、乾生姜の超微粒粉末を使用した場合、１５μｍ〜５μｍの粒子９０％クリアの粉末では湯・水に混入したとき、十分に攪拌した場合、分散が持続し２週間は沈殿しない。乾燥無臭にんにくを同程度に超微粒粉末としときも、同じく満足できるものであった。当然それぞれの栄養吸収も飛躍的に増大していると考えられる。そして、このとろみのある液体の中に生姜、にんにく、紅麹の各粉末、「ＡＳＧＣ」、などが優れた分布性をもって膨潤されるのである。
【００２５】
なお、以上に述べた素材の他に、有効と考えられる素材を添加して健康効果を高め得ることはいうまでもない。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の潜熱効果に優れた葛湯用加工食品によれば、食物繊維と澱粉質材との組合せにより、「とろみ」の潜熱が体の芯まで温め、体内機能や免疫力を向上させることができるもので、その「とろみ」があるにもかかわらず食物繊維の混入があるので、口当たりも良くのみ下しやすく、さらに、「とろみ」の潜熱効果の他に、体を温める成分効果や陽性効果が期待できるとともに、黒糖により各種のミネラルが得られ、加えて、食物繊維の整腸効果も得られる等の優れた効果がある。
【００２７】
【実施例】
潜熱効果に優れた葛湯用加工食品を、最も有効と考えられり素材とその割合において次のように示す。
黒糖 ７０．００％
ステビア １．２０
甘草（グルチミン） １．２０
ヘルシーガム ７．７０
吉野葛 １４．４０
生姜粉末 １．５０
無臭にんにく １．５０
茸複合菌糸体 ０．０５
エキナセア ０．０５
紅麹粉末 １．５０
アンズフレーバー（香料）１．６０
（合計） １００．００％
【００２８】
素材の機能や性質については以上に述べてきたが、さらに補足して説明すると、茸複合菌糸体・エキナセア・紅麹粉末は、主にエキス粉末であるので容易に水に溶ける。エキナセアは、ネイテブアメリカンの医者しらずとして伝統的に使用されてきたものであるが、今アメリカでは大流行している。風邪の特効薬でもあり、風邪の早期治療や予防が目的とするときには添加するのに適している。
【００２９】
また、紅麹粉末はグンゼ（株）が特定保健食品素材として認可を受けたもので、含有するγアミノ酪酸の血圧改善作用が検証されており、その後、製法向上により、コレステロール抑制作用のあるモナコリンＫをも有為な量が検出されるようになった。また、茸複合菌糸体は、この効能が実証されている。薬用キノコ１７種を複合的に集めたもので、その内容は下記の通りである。
【００３０】
茸複合菌糸体は、これが効くと実証されている薬用茸１７種を複合的に集めたものであり、水溶性活性β−グルカン集合体（ＡＳＧＣ）といわれる物である。その種類は、アガリスク・ブライゼイ、阿魏茸、オオヒラ茸、カワラ茸、白樺茸、白キクラゲ、梅寄生茸、椎茸、タモギ茸、猪苓舞茸、ハナビラ茸、舞茸、松茸、紫シメジ、メシマコブ、ヤマブシ茸、霊芝である。
【００３１】
上記葛湯用加工食品の有効性のポイントとしては次のことが言える。
【００３２】
１．体を温める、葛湯、生姜湯などを作るための粉末飲料をベースに、生姜、にんにく、紅麹などの乾燥物を超微粒粉（５μｍ〜１５μｍ９０％クリア）や、エキス抽出したものを粉末化した茸複合菌糸体などを混合する。混合した成分はすでに生体の免疫力を高めることが実証されたものであるが、その吸収は、消化器の保熱・保温状態が良好である場合、促進されるものと考えられる。
【００３３】
２．膨潤性多糖類の中で、熱水、温水中で「とろみ」効果を持つものがある。従来、「とろみ」効果は、老人食に利用され、「えん下作用」を円滑にするため利用されてきたが、消化器の保熱・保温にも有効であることが判明した。
【００３４】
３．乾燥飲料中に非水溶性水分がある場合、沈殿・浮遊などの分離がおきやすい。このような状態を避けるためには、非水溶性物質の分散性を高める必要がある。内容物質を超微粒化することにより、その分散性は著しく高まった。
【００３５】
４．強いて素材と機能を挙げると次の通りである。
ａ．茸複合菌糸体、エキナセア、紅麹
免疫力向上、体内機能向上
ｂ．紅麹、生姜、吉野本葛、黒糖、無臭にんにく
温め、冷え性対策、血液サラサラ
ｃ．無臭にんにく、黒糖
滋養強壮、体力回復
ｄ．食物繊維、吉野本葛
「とろみ」の性状の向上、口当たりの向上、口、喉などの粘膜を保護し体の芯まで温まる、しかも町内環境を正常化する。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a processed food for kuzuyu having an excellent latent heat effect suitable for improving immunity, improving symptoms of colds, and the like.
[0002]
[Prior art]
The processed food for Kuzuyu is a hot food that is poured into boiling water to gelatinize the starch, produce "thickness", and is eaten hot, so that the latent heat is continuously taken into the body. In Japan, the seasons of spring, summer, autumn and winter are clear, and during the cold season from late autumn to early spring, Kuzuyu and Ginger-to are used to prevent and treat colds and to warm the body widely for the purpose of curing. Have been. This is a genre of Japanese-specific regimen that is unusual for Chinese medicine, not for the prevention of specific diseases, but for supplementing the biological regulation and metabolic activities of the season.
[0003]
The function of warming the body of the food that you ingest is a latent heat effect (warming effect) in which the body is directly warmed by the continuous action of warm "Toromi" temperature, and a component that warms the body by promoting nutrients in the food to promote blood circulation and metabolism. If the effects (eg, “gingerol” as an effective main component of ginger promotes blood circulation) and the positive effects of foods belonging to “yang” in Chinese medicine, etc., Kuzuto is considered to belong to any of them. Also, for example, at least a latent heat effect is expected with starch hot water such as potato.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As mentioned above, if you eat and drink Kuzuyu or Ginger-To, or Kuzu-containing Ginger-To, the combined effects of latent heat, component effects, positive effects, etc., will result in a wide range of health promotion / maintenance effects with increasing body temperature. In particular, when the temperature of the body has been reduced recently due to the complete cooling and heating, it is feared that the immunity is reduced by 37% when the body temperature decreases by 1 ° C., and it is desired to further enhance the effects thereof. . From such a viewpoint, the applicant has repeatedly conducted experiments and studies on processed foods for Kuzuyu to further enhance the latent heat effect and the like.
[0005]
It is necessary to maintain basal metabolic capacity and organ activity for the health of the body, and it is necessary to maintain basal body temperature which is indispensable for the function of enzymes which are said to have 3,000 to 4,000 kinds in the body . This activates the immune function, but also requires various minerals as micronutrients. However, conventional kuzu-to and ginger-to could not take this enough. In addition, since it is only "thick", it is difficult for the elderly and infants to do the job, especially when the food is eaten and consumed.
[0006]
In view of the above-described circumstances, the present invention is easy to lower only in spite of the presence of "thickness" caused by melting with boiling water, and various effects of warming the body can be expected in addition to the latent heat effect of "thickness". In addition, the present invention aims to provide a processed food for kuzuyu which is excellent in a latent heat effect from which various minerals can be obtained.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a latent heat characterized by using a combination of a dietary fiber material and a starchy material to have an excellent latent heat effect, and using brown sugar as a sweetener mainly. It is intended to provide a processed food for kuzuyu which has excellent effects.
[0008]
[Action]
Since the processed food for Kuzuyu with excellent latent heat effect is configured as above, when ingesting it, dissolve it with water and pour boiling water. Even so, it was found that it was easy to pass only through the esophagus because of the incorporation of dietary fiber, and that an excellent latent heat effect was exhibited. As for the latent heat effect, the results of comparative experiments are shown in Table 1. This is a comparison of temperature changes over time, divided into "dietary fiber + starchy hot water", "hot water", and "kuzuyu", in which hot water is placed in a stainless steel cup, and left under the same conditions. .
[0009]
[Table 1]
Conventionally, the dietary fiber used is a commonly used dietary fiber which is effective only in improving the function of the intestine. This time, it was discovered that the dietary fiber and the starchy substance are very compatible with each other by keeping the temperature for a long time without releasing heat. By combining this dietary fiber with starch, the latent heat effect was remarkably enhanced. Not only in hot water, but also in the temperature comparison with Kuzuyu, which is usually well known for warming the body, this product had a higher latent heat effect for a long time.
[0011]
Therefore, by ingesting the product of the present invention, the body temperature can be further increased, which is useful for improving immunity. Although general health benefits from the function of dietary fiber such as prevention of obesity and diabetes can be expected, further health benefits can be expected in terms of `` holding heat '' that could not be obtained with conventional dietary fiber alone. became.
[0012]
In addition, brown sugar can supply vitamins and many minerals at the same time as replenishing starch materials and sweeteners. In addition, it acts positively on the body, which warms the body. By the way, refined white sugar acts on the shade and cools the body. Minerals contained in brown sugar are sodium, calcium, potassium, magnesium, iron, phosphorus, selenium, manganese, zinc, copper and the like.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention is based on the discovery that a combination of a dietary fiber material and a starchy material has an excellent latent heat effect, and the dietary fiber material may be either water-soluble or insoluble. In principle, it can be said that dietary fiber of root vegetables belonging to underground growth, which is assumed to act as a positive, is preferable in principle.
[0014]
However, even leaves and fruits grown on the ground change positively by drying. It has been found that dry powder syllume, which is made from the seed coat of the amber, warms the body especially, so it is suitable for use (claim 2).
[0015]
In addition, among the root vegetables, dry powder of ginger and odorless garlic is particularly suitable for use, and adding dry powder of ginger and odorless garlic in addition to syllum further warms the body (claim 3). The active ingredients of garlic are scordinin and allicin. Scordinin activates metabolism by its tonic effect, and allicin has an antibacterial effect and a function of increasing the residence time of vitamin B1 in the body.
[0016]
As for the starchy material, starch such as potato and corn can be used, and brown sugar will work as a part thereof. A particularly effective starchy material that warms the body is kudzu. Among them, Yoshino kuzuru was found to be more effective (Claim 4).
[0017]
Kuzu is a leguminous plant (perennial vine), and the starch extracted from its roots is the main raw material of Kakkonto in Chinese medicine. It has also been used in folk remedies such as "drinking during the cold, warming the body, stopping thirst ..." In addition, ginger has an effective main component of “gingerol”, which has the effect of promoting blood circulation, thereby warming the body and improving “chilling”. As a traditional folk remedy, in the case of a cold, drinking ginger water with kudzu is often used to warm and heal the body. Other effects include medicinal effects such as an "anticoagulant effect" that reduces blood stickiness and a "bactericidal / detoxifying effect".
[0018]
In particular, the combination of Yoshino Kuzu and Healthy Gum (a dietary fiber derived from the seed coat of the amber and used for thickening of the elderly and the food of the aged. The internal organs are warmed from the esophagus to the stomach.) Indicated. People who drink the processed food for Kuzuyu always feel heat during the period from oral to stomach and experience that it lasts for 1-2 minutes. This phenomenon is caused by the swollen healthy gum embracing heat (with thickening) together with kudzu and moving from the oral to the stomach at a certain slow tempo. The usage amount of the healthy gum determined in the recipe of the embodiment described later is determined in consideration of such circumstances. When the honey is warmed a little, it feels like a continuous drop when the honey is scooped and dropped. It is desirable to use a "thickness" in which the liquid surface rises when dropped, but disappears immediately after falling.
[0019]
"Toromi" has good heat efficiency in the body and, because of its adsorptive property, attaches bacteria and viruses attached to the throat to the stomach and sterilizes it with gastric juice, thereby preventing infectious diseases.
[0020]
In the present invention, brown sugar is used as a sweet component (claim 1). Normal kuzu-to and ginger-tou (commercially available in powder form) have a sugar content of 85% or more of sucrose (so-called sugar) and no mineral content, whereas brown sugar is rich in minerals and acts positively. I do. In particular, brown sugar produced in Okinawa contains 10 times or more vitamin minerals as compared to sucrose.
[0021]
However, in order to suppress the sugar content, stevia and / or licorice may be supplementarily added to brown sugar (claim 5). As a result, for example, the caloric intake per bag taken once was successfully reduced to, for example, 24.7 kcal. In addition, licorice not only has a sweet component, but also has a versatile medicinal effect as shown in Chinese herbal formulas.
[0022]
About the appropriate ratio (weight ratio to the whole) that each material described above exerts its function most effectively, brown sugar 65.0-75.0%, stevia 1.0-1.5%, licorice as a sweetener 1.0-1.5%, silyme seed coat 6.0-9.0% as dietary fiber material, ginger powder 1.0-2.0%, odorless garlic 1.0-2.0%, starchy material Was 13.0% to 16.0% (claim 6). It was found that this range effectively and continuously warms the body. In addition, good results were shown in terms of taste and deteriorating.
[0023]
When one or more of the mushroom complex mycelium (claim 7), red yeast powder (claim 8), and echinacea (claim 9) are added, the latent heat effect is further improved, and the immunity and body function are improved. Among them, the mushroom complex mycelium is obtained by pulverizing and mixing many kinds of dried mushrooms, and has various functions such as antitumor, immunity and antiviral activity. Red yeast rice powder has the function of assisting digestion, improving blood circulation, activating the internal organs and lightening the stomach, and delivering nutrients to every corner of the body. Echinacea is a dried powder or an extracted powder of a North American herb, and mainly has an effect of activating leukocytes and inducing interferon.
[0024]
The dietary fiber is used by being dried to form a powder. When the dietary fiber material is ultrafinely pulverized into an ultrafine powder having a particle size of 15 μm to 5 μm and 90% clear particles (claim 10), the absorption is particularly high. Get better and work best. In addition, the dispersibility is good, and when using ultra-fine ginger powder of dried ginger, the powder with 90% clear particles of 15 μm to 5 μm, when mixed with hot water or water, when sufficiently stirred, the dispersion lasts for 2 weeks. Does not settle. When the dry odorless garlic was made into an ultrafine powder to the same degree, the same was satisfactory. Naturally, it is considered that the nutrient absorption of each is also increasing dramatically. In this thick liquid, ginger, garlic, red yeast rice powder, "ASGC", etc. are swollen with excellent distribution.
[0025]
In addition, it goes without saying that a health effect can be enhanced by adding a material considered to be effective in addition to the materials described above.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the processed food for kuzuyu having an excellent latent heat effect of the present invention, the combination of dietary fiber and starchy material allows the latent heat of "Toromi" to warm up to the core of the body, thereby improving the internal function and immunity. Despite the presence of "thickness", there is a mixture of dietary fiber, so it is easy to taste only, and in addition to the latent heat effect of "thickness", it also warms the body In addition to being able to expect a component effect and a positive effect, brown sugar provides various minerals, and in addition, has an excellent effect such as an intestinal regulation effect of dietary fiber.
[0027]
【Example】
The processed food for Kuzuyu with excellent latent heat effect is shown below in terms of the most effective materials and their ratios.
Brown sugar 70.00%
Stevia 1.20
Licorice (glutimine) 1.20
Healthy gum 7.70
Kuzu Yoshino 14.40
Ginger powder 1.50
Odorless garlic 1.50
Mushroom complex mycelium 0.05
Echinacea 0.05
Red yeast rice powder 1.50
1.60 apricot flavor
(Total) 100.00%
[0028]
Although the functions and properties of the materials have been described above, to further explain, the mushroom complex mycelium, echinacea, and red yeast rice powder are easily dissolved in water because they are mainly extract powders. Echinacea, which has been traditionally used as a native American doctor's doctor, is now very popular in the United States. It is also a special medicine for colds, and is suitable to be added when the purpose is to treat or prevent colds early.
[0029]
In addition, red yeast rice powder has been approved by Gunze Co., Ltd. as a specified health food material, and it has been verified that the contained γ-aminobutyric acid has a blood pressure improving effect. Significant amounts of K were detected. Also, mushroom complex mycelium has demonstrated this effect. It is a complex collection of 17 medicinal mushrooms, the contents of which are as follows.
[0030]
The mushroom complex mycelium is a complex collection of 17 medicinal mushrooms that have proven to be effective, and is referred to as a water-soluble active β-glucan aggregate (ASGC). The types are Agarsk Blythei, Awei mushroom, Ohira mushroom, Kawara mushroom, Birch mushroom, White jellyfish, Ume parasite mushroom, Shiitake mushroom, Tamagigi mushroom, Ireimai mushroom, Hanabira mushroom, Maitake mushroom, Matsutake mushroom, Purple shimeji mushroom, Meshimakobu, Yamabushi mushroom, Reishi.
[0031]
The following can be said as the points of the effectiveness of the processed food for Kuzuyu.
[0032]
1. Based on powdered beverages for warming the body, making kuzuyu, ginger water, etc., dried products such as ginger, garlic, and red koji are made into ultrafine powder (5 μm to 15 μm 90% clear) or extracted and powdered. Mix mushroom complex mycelium and the like. Although the mixed components have already been demonstrated to enhance the immunity of the living body, their absorption is considered to be promoted when the digestive organs have good heat and heat retention conditions.
[0033]
2. Some swellable polysaccharides have a "thickening" effect in hot or warm water. Heretofore, the "thoromi" effect has been used in geriatric foods and has been used to facilitate the "swallowing effect", but has also been found to be effective in keeping the digestive organs warm and warm.
[0034]
3. When water-insoluble water is present in the dried beverage, sedimentation such as sedimentation and floating is likely to occur. In order to avoid such a state, it is necessary to increase the dispersibility of the water-insoluble substance. By dispersing the content substance into ultrafine particles, the dispersibility was significantly improved.
[0035]
4. The materials and functions are as follows.
a. Mushroom complex mycelium, echinacea, red yeast rice immunity improvement, internal function improvement b. Beni-koji, ginger, Yoshinomotokuzu, brown sugar, odorless garlic, warming measures, blood smooth c. Odorless garlic, brown sugar nourishment, physical recovery d. It improves the properties of dietary fiber, Yoshino Motokuzu "Toromi", improves mouthfeel, protects mucous membranes such as mouth and throat and warms up to the core of the body, and normalizes the environment in the town.