JP2004343433A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】絞りによらずに光量調節を行うことのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に応じて主感光部出力と従感光部出力との最適なデータ比を算出する。データ比コントローラ63はデータ比設定値の更新を行った後、デジタル信号処理部57に更新後のデータ比にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させる。
【選択図】 図7
【解決手段】ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に応じて主感光部出力と従感光部出力との最適なデータ比を算出する。データ比コントローラ63はデータ比設定値の更新を行った後、デジタル信号処理部57に更新後のデータ比にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させる。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、さらに詳しくは主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとを合成して完成画像を得る撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDイメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置、例えばデジタルスチルカメラ(以下デジタルカメラという)で、例えば室内風景を撮影した場合、室内にいる人物は適正露出になっても、窓から見える青い空が白飛びし、全体としては不自然な画像になる場合がある。これは画像のダイナミックレンジが狭いためである。
【0003】
この問題を解決するため、例えば特許文献1記載の固体撮像装置では、各受光部を感度が異なる2つの受光領域に分割し、高感度側の信号電荷と低感度側の信号電荷とを別々に垂直転送レジスタ及び水平転送レジスタで転送し、信号処理回路で高感度側の信号をクリップした後低感度側の信号と加算することにより、ビデオ出力信号のダイナミックレンジを拡大している。
【0004】
このような、高感度の受光部からの出力データと低感度の受光部からの出力データとを合成する従来の撮像装置では、主感光部出力と従感光部出力とを予め定められた合成比率で合成することにより、低中輝度域に十分の階調幅をもたせつつ、高輝度域にも少ないながら階調をもたせた合成画像を得るようにしている。したがって例えば室内風景を撮影した場合には、室内にいる人物を大きな階調幅で表現しつつ、窓から見える青い空にも白飛びの発生しない程度の階調表現がなされる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−205589号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
高感度の受光部からの出力データと低感度の受光部からの出力データとを合成する従来の撮像装置では、この合成比率は入射光量に拘らず一定の値に予め決められているため、この合成比率に適応した露光量となるよう絞りを用いることによって入射光量を調節していたが、絞りを用いることにより部品点数が増加して撮像装置の製造コスト及びコンパクト化の面で不利になるという問題がある。また、絞りを多用すると故障発生率が大きくなるという問題もある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、絞りによらずに光量調節を行うことのできる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、面積が相対的に広い主感光部と狭い従感光部とからなる感光部を有する画素を多数配列した固体撮像素子を用い、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとを合成して撮影画像を生成する撮像装置において、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとの合成比率を固体撮像素子への入射光量に応じて最適値に設定するデータ比設定手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、前記データ比設定手段は、全画面平均の明るさが全画面平均測光時のAE標準値となる一定の範囲におさまるように前記最適値を設定することが好ましい。また、前記データ比設定手段は、前記入射光量に応じて、前記合成比率の設定のみを行うか、前記合成比率の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したデジタルカメラの正面の外観を示す斜視図である。カメラ本体3の正面には、撮影レンズ4が内部に保持されたレンズ鏡筒5が設けられる。このレンズ鏡筒5は、電源がオフの時にはカメラ本体3の内部に収納されていて撮影レンズ4がレンズバリア6によって保護されており、電源のオンとともに図1中点線で示す位置まで突出する。このレンズ鏡筒5の近傍には、対物側ファインダ窓7、赤目防止用の発光窓8が設けられる。カメラ本体3の上面には、撮影モードを設定するために設けられる設定ダイヤル10、レリーズボタン11、ストロボ発光部12が設けられる。
【0011】
図2に示すように、カメラ本体3の後面には、接眼用ファインダ窓15、電源ボタン16、LCD表示ボタン17、キャンセルボタン18、シフトボタン19、メニューボタン20、十字ボタン21、設定用LCD22、画像表示用LCD23が設けられている。このデジタルカメラ2はビューファインダ機能を持っており、撮影レンズ4からの被写体像は、画像表示用LCD23で表示することができる。また、カメラ本体3の底面には電池24を装填するための装填蓋25が設けられており、例えば、専用の電池や市販の電池を装填することが可能となる。
【0012】
カメラ本体3の側面には、インターフェイス端子用の保護カバー28及びメモリカード用の保護カバー29が形成されている。このインターフェイス端子用保護カバー28はスライドボタン30を図中下方向にスライドさせることで、スライドボタン30との係止が解放され、インターフェイス端子用の保護カバー28が開き位置へと移動する。このインターフェイス端子用の保護カバー28を開くと、USBコネクタ31、音声/画像出力部32、電源入力端子33が露呈される。同様にして、メモリカード用の保護カバー29も、スライドボタン35の図中下方向へのスライドにより開き、メモリカード36の装填が行えるようになっている。
【0013】
図3は、本発明の撮像装置における撮像素子を説明する平面概略図である。CCD40は、所謂ハニカム型CCDであり、光電変換素子である各画素41の受光部42が八角形をしている。各受光部2は、面積の約1/5を占める従感光部43と、残りの約4/5を占める主感光部44とからなる。主感光部44に対して従感光部43の感度は1/16、飽和レベルは1/4、ダイナミックレンジは4倍となる。CCD40は、各従感光部43の信号電荷と、各主感光部44の信号電荷とを区別して垂直方向に転送する垂直転送路(図示せず)に読み出して転送することができるようになっている。
【0014】
図4は本発明のデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。カメラ本体3内には、システムコントローラ50が設けられている。このシステムコントローラ50は、操作部51から入力される操作信号に基づいて、カメラ各部を統括的に制御する。操作部51は、設定ダイヤル10、レリーズボタン11、LCD表示ボタン17、キャンセルボタン18、シフトボタン19、メニューボタン20、十字ボタン21などの各種操作キーからなる。設定ダイヤル10によって選択される動作モードとしては、撮影を実行する撮影モード,撮影画像を再生する再生モード,各種設定を行うセットアップモードなどがある。
【0015】
ROM52には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されており、システムコントローラ50は、これらの情報をROM52から、作業用メモリであるRAM53にロードして、各種の処理を実行する。RAM53としては、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
【0016】
撮影モードでは、レリーズボタン11が押されると、撮像部54によって撮像が行われ、撮像された画像データが、カメラ本体3に着脱自在にセットされるメモリカード36に記録される。撮像部54は、撮影レンズ4、CCD40、ズーミングや焦点調節を行うためのレンズ移動機構(図示せず)等からなる。
【0017】
被写体光がCCD40により光電変換されると、光電変換されたアナログの撮像信号は、アナログ信号処理部56によって相関二重サンプリングやR,G,Bの画像信号の増幅などの処理が行われ、デジタル信号へ変換される。デジタル化された撮像信号は、デジタル信号処理部57に入力されて後述する画像合成などの処理がなされた後、jpegなどの圧縮形式で圧縮される。この圧縮された画像データが、メディアコントローラ58によってメモリカード36に書き込まれる。
【0018】
再生モードでは、メモリカード36から画像が読み出されて、伸張処理がされた後リサイズ処理が施され、画素数の少ない表示用画像データが作成される。この表示用画像データがRAM53内のVRAMエリアに書き込まれる。ビデオエンコーダ59は、表示用画像データをアナログのコンポジット信号に変換してLCD23に出力する。これにより画像表示用LCD23に画像が再生表示される。
【0019】
USB(Universal Serial Bus)コネクタ31は、USBケーブルを通じて、パーソナルコンピュータなどの外部機器との間で通信を行うための通信用コネクタである。USB規格は、パーソナルコンピュータとその周辺機器との間の標準的な通信インターフェースの1つである。このUSBコネクタ31を介して、メモリカード36内の画像データをパーソナルコンピュータに転送したり、その反対に、パーソナルコンピュータからメモリカード36にデータを転送したりすることができる。
【0020】
USBコントローラ61は、USBコネクタ31を経由して行われるデータ転送を制御する。USBケーブルによってカメラ本体3とパーソナルコンピュータとが接続されると、USBコントローラ61がパーソナルコンピュータと接続されたことを検知して、カメラ本体3の動作モードが自動的に通信モードに切り換えられる。なお、通信用インターフェースの規格としては、USB規格の他にも、IEEE1394規格など各種のものがあり、それらの規格に応じた通信用コネクタを使用してもよい。
【0021】
電源回路62は、カメラ本体3に着脱自在にセットされる電池24や、商用電源から供給された電源をカメラ本体3内の各部に分配する。電源入力端子33は、商用電源から給電を受ける際にACアダプタが接続される端子である。
【0022】
データ比コントローラ63は、後述する画像合成の際、高感度画像信号(主感光部44から得られた画像信号)と低感度画像信号(従感光部43から得られた画像信号)との合成比率(以下データ比)をCCD40への入射光量に応じて最適値に設定するためのものである。
【0023】
図5に示すように、主感光部出力の飽和レベルが従感光部出力の飽和レベルの4倍である一方、従感光部出力のダイナミックレンジが主感光部出力のダイナミックレンジの4倍である。これら主感光部出力と従感光部出力とを露光量に応じて適切な比率で合成すれば、低中輝度域に十分の階調幅をもたせつつ、高輝度域にも少ないながら階調をもたせた合成画像を得ることができるので、例えば室内風景を撮影した場合に、室内にいる人物を十分な階調で表現しつつ、窓から見える青い空に白飛びの発生しない撮影画像を得ることができる。
【0024】
入射光量が多い場合には、主感光部出力に対して感度の小さい従感光部出力の割合を大きくする。また逆に、入射光量が少ない場合には感度の大きい主感光部出力の割合を大きくする。本発明ではデータ比コントローラ63により主感光部出力と従感光部出力とのデータ比を入射光量に応じて最適な値に設定することにより、絞りを使用することなく入射光量に応じた高画質な撮影を行うことができる。
【0025】
入射光量の検出方法として例えば、従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分した結果を、データ比コントローラ63に送ることにより従来の全画面平均測光時のAE標準値に基づいて算出する方法がある。この方法によれば、データ比コントローラ63は入射光量の算出結果から全画面平均測光時のAE標準値に基づいてデータ比の最適値を求めるので、全画面平均の明るさがAE標準値の一定の範囲におさまるようにデータ比の最適値を設定することができる。データ比コントローラ63はデータ比の最適値を設定した後、後述するデジタル信号処理部57に設定されたデータ比で画像合成を行わせ、完成画像を画像表示用LCD23に表示させる。
【0026】
また、データ比コントローラ63は、データ比の設定に加えて絞りを用いて光量調節を用いるように構成してもよい。この場合、データ比コントローラ63は検出された入射光量にしたがって、データ比の設定のみを行うか、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断するように構成することが好ましい。このように構成すれば、入射光量が極端に多い場合などにのみ絞りを使用することにより、絞りの使用回数を減らして耐久性を高めることができるとともに、絞りを併用するのでデータ比の設定値を極端な値にせずにすみ、主感光部44及び従感光部43のそれぞれの特性を十分に生かして高画質な撮影を行うことができる。
【0027】
図6は、デジタル信号処理部57の内部構成を示すブロック図である。デジタル信号処理部57では、高感度画像信号と低感度画像信号とを各々ガンマ補正した後に加算処理する対数加算方式を採用している。すなわち、デジタル信号処理部57は、アナログ信号処理部56から出力される高感度画像,低感度画像の各RGB色信号に対して、それぞれオフセット処理を行うオフセット補正回路71a,71bと、このオフセット補正回路71a,71bの出力信号のホワイトバランスをとるゲイン補正回路72a,72bと、ゲイン補正後の色信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正回路73a,73bとを備えている。
【0028】
また、デジタル信号処理部57は、ガンマ補正回路73aから出力される高感度画像信号とガンマ補正回路73bから出力される低感度画像信号とを画素単位に合成して出力する画像合成処理回路74と、画像合成後のRGB色信号を補間演算して各受光部位置におけるRGB3色の信号を求めるRGB補間演算回路75と、RGB色信号から輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとを求めるRGB/YC変換回路76と、輝度信号Yと色差信号Cr,Cbからノイズを低減するノイズフィルタ77と、ノイズ低減後の輝度信号Yに対して輪郭補正を行う輪郭補正回路78と、色差信号Cr,Cbに対して色差マトリクスを乗算して色調補正を行う色差マトリクス回路79とを備える。
【0029】
画像合成処理回路74では、データ比コントローラ63によって設定されたデータ比により高感度画像信号と低感度画像信号とを合成することにより合成画像信号を出力している。なお、画像合成処理回路74ではなく、ゲイン補正回路などを用いて高感度画像信号と低感度画像信号の出力レベルを調整することによって設定されたデータ比となるようにしてもよい。
【0030】
以下、上記構成による作用について、図7及び図8に示すフローチャートにしたがって説明する。図7は入射光量に応じて絞りを使用せずに光量を調節する場合の手順を示すフローチャートである。ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に対応するデータ比最適値を算出してデータ比設定値の更新を行う。その後、データ比コントローラ63はデジタル信号処理部57に変更後のデータ比にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させることにより、ユーザーは適切に光量調節がなされていることを確認することができる。
【0031】
図8は入射光量に応じて最適な光量調節方法を選択する場合の手順を示すフローチャートである。ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に対し、データ比の設定のみで光量調節が可能であるか、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行う必要があるかを判断する。
【0032】
データ比コントローラ63がデータ比の設定のみで光量調節が可能であると判断した場合は、検出された入射光量に対応するデータ比最適値を算出してデータ比設定値の更新を行う。一方、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行う必要があると判断した場合は、検出された入射光量に対応するデータ比及び絞りそれぞれの最適値を算出し、データ比及び絞りそれぞれの設定値を更新する。その後、データ比コントローラ63はデジタル信号処理部57に変更後のデータ比及び絞り値にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させることにより、ユーザーは同様に適切に光量調節がなされていることを確認する。
【0033】
上記実施形態では、入射光量の絶対値に対応するデータ比及び絞りの最適値を設定するように構成しているが、入射光量の変化量を検出し、検出された変化量からデータ比及び絞りの調整量を算出するように構成してもよい。このように構成すれば、入射光量の変化が一定量以下の時には光量調整を行わないようにするなどして撮影の利便性を向上させることができる。
【0034】
また、上記実施形態では、入射光量を検出してデータ比及び絞りの最適値を設定した後に画像処理を行っているが、入射光量の増減を検出し、入射光量が増加したときには従感光部出力の割合を増加させた後に、また入射光量が減少したときには主感光部出力の割合を増加させた後にデータ比の最適値との照合を行うようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、CCDの各画素の受光部を主感光部の面積4、従感光部の面積1の割合で分割したが、本発明はこれに限定されることなく、この分割比は設計に応じて適宜変更してよい。また、上記実施形態では、固体撮像素子としてハニカム型のCCDを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、ベイヤ型のCCDやCMOSイメージセンサを用いてもよい。また、上記実施形態はデジタルカメラであったが、本発明はこれに限定されることなく、固体撮像素子を用いるものであれば、画像入力装置や監視カメラなどでもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置によれば、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとの合成比率を固体撮像素子への入射光量に応じて最適値に設定するデータ比設定手段を設けたので、絞りを不要とすることができ、撮像装置の製造コスト、コンパクト化、及び故障に対する信頼性の面で有利になる。
【0037】
また、前記データ比設定手段により、前記入射光量に応じて、前記合成比率の設定のみを行うか、前記合成比率の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断するようにすれば、絞りの使用回数を減らして耐久性を高めることができるとともに、主感光部44及び従感光部43のそれぞれの特性を十分に生かした高画質な撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの正面の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明を実施したデジタルカメラの後面の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の撮像装置における撮像素子を説明する平面概略図である。
【図4】本発明のデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
【図5】主感光部、従感光部の各出力レベルとダイナミックレンジの関係を示すグラフである。
【図6】デジタル信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】入射光量に応じて絞りを使用せずに光量を調節する場合の手順を示すフローチャートである。
【図8】入射光量に応じて最適な光量調節方法を選択する場合の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
40 CCD
43 従感光部
44 主感光部
51 操作部
57 デジタル信号処理部
63 データ比コントローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、さらに詳しくは主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとを合成して完成画像を得る撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDイメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置、例えばデジタルスチルカメラ(以下デジタルカメラという)で、例えば室内風景を撮影した場合、室内にいる人物は適正露出になっても、窓から見える青い空が白飛びし、全体としては不自然な画像になる場合がある。これは画像のダイナミックレンジが狭いためである。
【0003】
この問題を解決するため、例えば特許文献1記載の固体撮像装置では、各受光部を感度が異なる2つの受光領域に分割し、高感度側の信号電荷と低感度側の信号電荷とを別々に垂直転送レジスタ及び水平転送レジスタで転送し、信号処理回路で高感度側の信号をクリップした後低感度側の信号と加算することにより、ビデオ出力信号のダイナミックレンジを拡大している。
【0004】
このような、高感度の受光部からの出力データと低感度の受光部からの出力データとを合成する従来の撮像装置では、主感光部出力と従感光部出力とを予め定められた合成比率で合成することにより、低中輝度域に十分の階調幅をもたせつつ、高輝度域にも少ないながら階調をもたせた合成画像を得るようにしている。したがって例えば室内風景を撮影した場合には、室内にいる人物を大きな階調幅で表現しつつ、窓から見える青い空にも白飛びの発生しない程度の階調表現がなされる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−205589号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
高感度の受光部からの出力データと低感度の受光部からの出力データとを合成する従来の撮像装置では、この合成比率は入射光量に拘らず一定の値に予め決められているため、この合成比率に適応した露光量となるよう絞りを用いることによって入射光量を調節していたが、絞りを用いることにより部品点数が増加して撮像装置の製造コスト及びコンパクト化の面で不利になるという問題がある。また、絞りを多用すると故障発生率が大きくなるという問題もある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、絞りによらずに光量調節を行うことのできる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、面積が相対的に広い主感光部と狭い従感光部とからなる感光部を有する画素を多数配列した固体撮像素子を用い、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとを合成して撮影画像を生成する撮像装置において、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとの合成比率を固体撮像素子への入射光量に応じて最適値に設定するデータ比設定手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、前記データ比設定手段は、全画面平均の明るさが全画面平均測光時のAE標準値となる一定の範囲におさまるように前記最適値を設定することが好ましい。また、前記データ比設定手段は、前記入射光量に応じて、前記合成比率の設定のみを行うか、前記合成比率の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したデジタルカメラの正面の外観を示す斜視図である。カメラ本体3の正面には、撮影レンズ4が内部に保持されたレンズ鏡筒5が設けられる。このレンズ鏡筒5は、電源がオフの時にはカメラ本体3の内部に収納されていて撮影レンズ4がレンズバリア6によって保護されており、電源のオンとともに図1中点線で示す位置まで突出する。このレンズ鏡筒5の近傍には、対物側ファインダ窓7、赤目防止用の発光窓8が設けられる。カメラ本体3の上面には、撮影モードを設定するために設けられる設定ダイヤル10、レリーズボタン11、ストロボ発光部12が設けられる。
【0011】
図2に示すように、カメラ本体3の後面には、接眼用ファインダ窓15、電源ボタン16、LCD表示ボタン17、キャンセルボタン18、シフトボタン19、メニューボタン20、十字ボタン21、設定用LCD22、画像表示用LCD23が設けられている。このデジタルカメラ2はビューファインダ機能を持っており、撮影レンズ4からの被写体像は、画像表示用LCD23で表示することができる。また、カメラ本体3の底面には電池24を装填するための装填蓋25が設けられており、例えば、専用の電池や市販の電池を装填することが可能となる。
【0012】
カメラ本体3の側面には、インターフェイス端子用の保護カバー28及びメモリカード用の保護カバー29が形成されている。このインターフェイス端子用保護カバー28はスライドボタン30を図中下方向にスライドさせることで、スライドボタン30との係止が解放され、インターフェイス端子用の保護カバー28が開き位置へと移動する。このインターフェイス端子用の保護カバー28を開くと、USBコネクタ31、音声/画像出力部32、電源入力端子33が露呈される。同様にして、メモリカード用の保護カバー29も、スライドボタン35の図中下方向へのスライドにより開き、メモリカード36の装填が行えるようになっている。
【0013】
図3は、本発明の撮像装置における撮像素子を説明する平面概略図である。CCD40は、所謂ハニカム型CCDであり、光電変換素子である各画素41の受光部42が八角形をしている。各受光部2は、面積の約1/5を占める従感光部43と、残りの約4/5を占める主感光部44とからなる。主感光部44に対して従感光部43の感度は1/16、飽和レベルは1/4、ダイナミックレンジは4倍となる。CCD40は、各従感光部43の信号電荷と、各主感光部44の信号電荷とを区別して垂直方向に転送する垂直転送路(図示せず)に読み出して転送することができるようになっている。
【0014】
図4は本発明のデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。カメラ本体3内には、システムコントローラ50が設けられている。このシステムコントローラ50は、操作部51から入力される操作信号に基づいて、カメラ各部を統括的に制御する。操作部51は、設定ダイヤル10、レリーズボタン11、LCD表示ボタン17、キャンセルボタン18、シフトボタン19、メニューボタン20、十字ボタン21などの各種操作キーからなる。設定ダイヤル10によって選択される動作モードとしては、撮影を実行する撮影モード,撮影画像を再生する再生モード,各種設定を行うセットアップモードなどがある。
【0015】
ROM52には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されており、システムコントローラ50は、これらの情報をROM52から、作業用メモリであるRAM53にロードして、各種の処理を実行する。RAM53としては、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
【0016】
撮影モードでは、レリーズボタン11が押されると、撮像部54によって撮像が行われ、撮像された画像データが、カメラ本体3に着脱自在にセットされるメモリカード36に記録される。撮像部54は、撮影レンズ4、CCD40、ズーミングや焦点調節を行うためのレンズ移動機構(図示せず)等からなる。
【0017】
被写体光がCCD40により光電変換されると、光電変換されたアナログの撮像信号は、アナログ信号処理部56によって相関二重サンプリングやR,G,Bの画像信号の増幅などの処理が行われ、デジタル信号へ変換される。デジタル化された撮像信号は、デジタル信号処理部57に入力されて後述する画像合成などの処理がなされた後、jpegなどの圧縮形式で圧縮される。この圧縮された画像データが、メディアコントローラ58によってメモリカード36に書き込まれる。
【0018】
再生モードでは、メモリカード36から画像が読み出されて、伸張処理がされた後リサイズ処理が施され、画素数の少ない表示用画像データが作成される。この表示用画像データがRAM53内のVRAMエリアに書き込まれる。ビデオエンコーダ59は、表示用画像データをアナログのコンポジット信号に変換してLCD23に出力する。これにより画像表示用LCD23に画像が再生表示される。
【0019】
USB(Universal Serial Bus)コネクタ31は、USBケーブルを通じて、パーソナルコンピュータなどの外部機器との間で通信を行うための通信用コネクタである。USB規格は、パーソナルコンピュータとその周辺機器との間の標準的な通信インターフェースの1つである。このUSBコネクタ31を介して、メモリカード36内の画像データをパーソナルコンピュータに転送したり、その反対に、パーソナルコンピュータからメモリカード36にデータを転送したりすることができる。
【0020】
USBコントローラ61は、USBコネクタ31を経由して行われるデータ転送を制御する。USBケーブルによってカメラ本体3とパーソナルコンピュータとが接続されると、USBコントローラ61がパーソナルコンピュータと接続されたことを検知して、カメラ本体3の動作モードが自動的に通信モードに切り換えられる。なお、通信用インターフェースの規格としては、USB規格の他にも、IEEE1394規格など各種のものがあり、それらの規格に応じた通信用コネクタを使用してもよい。
【0021】
電源回路62は、カメラ本体3に着脱自在にセットされる電池24や、商用電源から供給された電源をカメラ本体3内の各部に分配する。電源入力端子33は、商用電源から給電を受ける際にACアダプタが接続される端子である。
【0022】
データ比コントローラ63は、後述する画像合成の際、高感度画像信号(主感光部44から得られた画像信号)と低感度画像信号(従感光部43から得られた画像信号)との合成比率(以下データ比)をCCD40への入射光量に応じて最適値に設定するためのものである。
【0023】
図5に示すように、主感光部出力の飽和レベルが従感光部出力の飽和レベルの4倍である一方、従感光部出力のダイナミックレンジが主感光部出力のダイナミックレンジの4倍である。これら主感光部出力と従感光部出力とを露光量に応じて適切な比率で合成すれば、低中輝度域に十分の階調幅をもたせつつ、高輝度域にも少ないながら階調をもたせた合成画像を得ることができるので、例えば室内風景を撮影した場合に、室内にいる人物を十分な階調で表現しつつ、窓から見える青い空に白飛びの発生しない撮影画像を得ることができる。
【0024】
入射光量が多い場合には、主感光部出力に対して感度の小さい従感光部出力の割合を大きくする。また逆に、入射光量が少ない場合には感度の大きい主感光部出力の割合を大きくする。本発明ではデータ比コントローラ63により主感光部出力と従感光部出力とのデータ比を入射光量に応じて最適な値に設定することにより、絞りを使用することなく入射光量に応じた高画質な撮影を行うことができる。
【0025】
入射光量の検出方法として例えば、従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分した結果を、データ比コントローラ63に送ることにより従来の全画面平均測光時のAE標準値に基づいて算出する方法がある。この方法によれば、データ比コントローラ63は入射光量の算出結果から全画面平均測光時のAE標準値に基づいてデータ比の最適値を求めるので、全画面平均の明るさがAE標準値の一定の範囲におさまるようにデータ比の最適値を設定することができる。データ比コントローラ63はデータ比の最適値を設定した後、後述するデジタル信号処理部57に設定されたデータ比で画像合成を行わせ、完成画像を画像表示用LCD23に表示させる。
【0026】
また、データ比コントローラ63は、データ比の設定に加えて絞りを用いて光量調節を用いるように構成してもよい。この場合、データ比コントローラ63は検出された入射光量にしたがって、データ比の設定のみを行うか、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断するように構成することが好ましい。このように構成すれば、入射光量が極端に多い場合などにのみ絞りを使用することにより、絞りの使用回数を減らして耐久性を高めることができるとともに、絞りを併用するのでデータ比の設定値を極端な値にせずにすみ、主感光部44及び従感光部43のそれぞれの特性を十分に生かして高画質な撮影を行うことができる。
【0027】
図6は、デジタル信号処理部57の内部構成を示すブロック図である。デジタル信号処理部57では、高感度画像信号と低感度画像信号とを各々ガンマ補正した後に加算処理する対数加算方式を採用している。すなわち、デジタル信号処理部57は、アナログ信号処理部56から出力される高感度画像,低感度画像の各RGB色信号に対して、それぞれオフセット処理を行うオフセット補正回路71a,71bと、このオフセット補正回路71a,71bの出力信号のホワイトバランスをとるゲイン補正回路72a,72bと、ゲイン補正後の色信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正回路73a,73bとを備えている。
【0028】
また、デジタル信号処理部57は、ガンマ補正回路73aから出力される高感度画像信号とガンマ補正回路73bから出力される低感度画像信号とを画素単位に合成して出力する画像合成処理回路74と、画像合成後のRGB色信号を補間演算して各受光部位置におけるRGB3色の信号を求めるRGB補間演算回路75と、RGB色信号から輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとを求めるRGB/YC変換回路76と、輝度信号Yと色差信号Cr,Cbからノイズを低減するノイズフィルタ77と、ノイズ低減後の輝度信号Yに対して輪郭補正を行う輪郭補正回路78と、色差信号Cr,Cbに対して色差マトリクスを乗算して色調補正を行う色差マトリクス回路79とを備える。
【0029】
画像合成処理回路74では、データ比コントローラ63によって設定されたデータ比により高感度画像信号と低感度画像信号とを合成することにより合成画像信号を出力している。なお、画像合成処理回路74ではなく、ゲイン補正回路などを用いて高感度画像信号と低感度画像信号の出力レベルを調整することによって設定されたデータ比となるようにしてもよい。
【0030】
以下、上記構成による作用について、図7及び図8に示すフローチャートにしたがって説明する。図7は入射光量に応じて絞りを使用せずに光量を調節する場合の手順を示すフローチャートである。ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に対応するデータ比最適値を算出してデータ比設定値の更新を行う。その後、データ比コントローラ63はデジタル信号処理部57に変更後のデータ比にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させることにより、ユーザーは適切に光量調節がなされていることを確認することができる。
【0031】
図8は入射光量に応じて最適な光量調節方法を選択する場合の手順を示すフローチャートである。ユーザーが操作部51により撮影準備操作を行うと、データ比コントローラ63は従感光部43から出力される低感度画像信号の輝度信号をデジタル信号処理部57で積分することにより入射光量を検出し、検出された入射光量に対し、データ比の設定のみで光量調節が可能であるか、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行う必要があるかを判断する。
【0032】
データ比コントローラ63がデータ比の設定のみで光量調節が可能であると判断した場合は、検出された入射光量に対応するデータ比最適値を算出してデータ比設定値の更新を行う。一方、データ比の設定に加えて絞りによる光量調節を行う必要があると判断した場合は、検出された入射光量に対応するデータ比及び絞りそれぞれの最適値を算出し、データ比及び絞りそれぞれの設定値を更新する。その後、データ比コントローラ63はデジタル信号処理部57に変更後のデータ比及び絞り値にしたがって画像処理を行わせ、処理画像を画像表示用LCD23に表示させることにより、ユーザーは同様に適切に光量調節がなされていることを確認する。
【0033】
上記実施形態では、入射光量の絶対値に対応するデータ比及び絞りの最適値を設定するように構成しているが、入射光量の変化量を検出し、検出された変化量からデータ比及び絞りの調整量を算出するように構成してもよい。このように構成すれば、入射光量の変化が一定量以下の時には光量調整を行わないようにするなどして撮影の利便性を向上させることができる。
【0034】
また、上記実施形態では、入射光量を検出してデータ比及び絞りの最適値を設定した後に画像処理を行っているが、入射光量の増減を検出し、入射光量が増加したときには従感光部出力の割合を増加させた後に、また入射光量が減少したときには主感光部出力の割合を増加させた後にデータ比の最適値との照合を行うようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、CCDの各画素の受光部を主感光部の面積4、従感光部の面積1の割合で分割したが、本発明はこれに限定されることなく、この分割比は設計に応じて適宜変更してよい。また、上記実施形態では、固体撮像素子としてハニカム型のCCDを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、ベイヤ型のCCDやCMOSイメージセンサを用いてもよい。また、上記実施形態はデジタルカメラであったが、本発明はこれに限定されることなく、固体撮像素子を用いるものであれば、画像入力装置や監視カメラなどでもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置によれば、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとの合成比率を固体撮像素子への入射光量に応じて最適値に設定するデータ比設定手段を設けたので、絞りを不要とすることができ、撮像装置の製造コスト、コンパクト化、及び故障に対する信頼性の面で有利になる。
【0037】
また、前記データ比設定手段により、前記入射光量に応じて、前記合成比率の設定のみを行うか、前記合成比率の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断するようにすれば、絞りの使用回数を減らして耐久性を高めることができるとともに、主感光部44及び従感光部43のそれぞれの特性を十分に生かした高画質な撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの正面の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明を実施したデジタルカメラの後面の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の撮像装置における撮像素子を説明する平面概略図である。
【図4】本発明のデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
【図5】主感光部、従感光部の各出力レベルとダイナミックレンジの関係を示すグラフである。
【図6】デジタル信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】入射光量に応じて絞りを使用せずに光量を調節する場合の手順を示すフローチャートである。
【図8】入射光量に応じて最適な光量調節方法を選択する場合の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
40 CCD
43 従感光部
44 主感光部
51 操作部
57 デジタル信号処理部
63 データ比コントローラ
Claims (3)
- 面積が相対的に広い主感光部と狭い従感光部とからなる感光部を有する画素を多数配列した固体撮像素子を用い、主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとを合成して撮影画像を生成する撮像装置において、
主感光部からの出力データと従感光部からの出力データとの合成比率を固体撮像素子への入射光量に応じて最適値に設定するデータ比設定手段を設けたことを特徴とする撮像装置。 - 前記データ比設定手段は、全画面平均の明るさが全画面平均測光時のAE標準値となる一定の範囲におさまるように前記最適値を設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記データ比設定手段は、前記入射光量に応じて、前記合成比率の設定のみを行うか、前記合成比率の設定に加えて絞りによる光量調節を行うかを判断することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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- 2003-05-15 JP JP2003137608A patent/JP2004343433A/ja active Pending
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