JP2004341982A - 記憶制御装置の保守管理方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶制御装置に接続されたSVPの障害を検出した場合、同一ネットワーク配下の他の記憶制御装置に接続されたSVPに切替え、障害SVPが接続されている記憶制御装置の保守管理を継続して行う。
【解決手段】予め管理センタ100に、同一ネットワーク301配下の複数の記憶制御装置801、802に接続されたSVP901,902の接続先アドレスを保持しておき、あるSVPに障害が発生した場合、任意のSVPを管理センタ100から選択し、その代替SVPに障害SVPが接続されている記憶制御装置の設定情報を転送することにより、代替SVPが障害SVPが接続されている記憶制御装置の障害情報の取得、設定変更を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに、コンピュータと、サービスプロセッサ(SVP)が接続された複数の記憶制御装置と、その記憶制御装置を遠隔地から監視・管理する管理サーバが接続されたコンピュータシステムにおける保守管理方式に係り、特に記憶制御装置の保守管理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータシステムにおいては、記憶制御装置の障害を一早く検出し、早期回復を行うために、管理センタからの障害監視をおこなっている。障害回復の短縮化を図るために、記憶制御装置の交替部位を予め用意しておくことは、信頼性は向上するが、同時にコストもかかり、交替部位への監視も必要となってくるため、運用管理が困難となってくる。
【0003】
特許文献1には、通信バスに第1の計算機と第2の計算機と保守端末を接続し、第1の計算機のSVPが保有する保守端末管理テーブルにマスタ保守端末アドレスとスレーブ保守端末アドレスとを登録し、マスタ保守端末として保守端末を、スレーブ保守端末として第2の計算機のSVPを登録するようにし、第2の計算機のSVPにより保守端末と同等のプロトコルで第1の計算機のSVPに操作命令を出力することにより、第2の計算機のSVPから第1の計算機を操作して計算機の内部データの収集及び変更、あるいは起動及び停止などの操作や制御を可能とする技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−259322号公報(第4頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の技術は、保守端末の切替や計算機間の構成制御を可能とする技術ではあるが、各計算機のSVPが正常に動作することが前提であり、SVPに障害が発生したときに、保守を継続して行う技術に関しては言及されていない。
【0006】
本発明の目的は、同一のネットワークに複数の記憶制御装置が接続され、各記憶制御装置にサービスプロセッサ(以下、SVPと略す)が接続されているシステムにおいて、特定のSVPに障害が発生した場合、他のSVPを代替SVPとして使用し、障害が発生したSVPが接続されている記憶制御装置の保守管理を継続して行う方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
現在のコンピュータシステムにおいては、ネットワークに接続された記憶制御装置の障害監視を、公衆回線もしくは専用回線を経由した管理センタから可能となっている。そこで、本発明では、予め交替用SVPを記憶制御装置に用意するのではなく、同一ネットワークに複数台の記憶制御装置が存在している場合は、他の記憶制御装置に接続されているSVPを代替として使用するようにする。SVPは常に動作しているわけでもないので、特定のSVPの障害を契機に、同一ネットワーク配下に存在する他の記憶制御装置に接続されているSVPを代替とすることにより、障害が発生したSVPに接続されている記憶制御装置本体の障害監視の継続、構成設定の変更が可能となる。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の記憶制御装置の保守管理方式においては、ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおいて、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、該接続先アドレスを基に前記サービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生しているサービスプロセッサを検出した場合、前記サービスプロセッサの中から代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする。
【0009】
前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス、プロセッサ及びサービスプロセッサは該内部バスに接続されている。
【0010】
前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス及びプロセッサは該内部バスに接続され、前記サービスプロセッサは当該内部バスと前記ネットワークに接続されている。
【0011】
前記管理サーバは前記記憶制御装置の設定情報を保持し、前記代替サービスプロセッサに該設定情報を送信することにより、該代替サービスプロセッサは前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の構成変更を行う。
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の記憶制御装置の保守管理方式においては、ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおいて、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、該サービスプロセッサは他のサービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記サービスプロセッサは前記他のサービスプロセッサの接続先アドレスを基に他のサービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生しているサービスプロセッサを検出した場合、前記管理サーバに通報し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの中から代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の記憶制御装置の保守管理方式においては、ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおいて、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記プロセッサは前記サービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生していることを検出した場合、前記管理サーバに通報し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを基に代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする。
【0014】
前記プロセッサは、該プロセッサを内臓する記憶制御装置に接続されたサービスプロセッサの障害を検出した場合、前記記憶制御装置の障害情報をメモリに退避する。
【0015】
前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス、プロセッサ及びサービスプロセッサは該内部バスに接続されている。
【0016】
前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス及びプロセッサは該内部バスに接続され、前記サービスプロセッサは当該内部バスと前記ネットワークに接続されている。
【0017】
前記管理サーバは前記記憶制御装置の設定情報を保持し、前記代替サービスプロセッサに該設定情報を送信することにより、該代替サービスプロセッサは前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の構成変更を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説明する。図1は本発明の一実施例によるコンピュータシステムを示した図である。図1のコンピュータシステムにおいて、301は公衆回線もしくは専用回線(以下、ネットワークと称す)である。サイト501には記憶制御装置(DKC#1、DKC#2)801、802が設置され、ローカルエリア・ネットワーク・ケーブル(以下、LANケーブルと略す)601、701によりルータ401に接続され、ルータ401はネットワーク301に接続されている。記憶制御装置801、802を監視する為の管理サーバ101は、遠隔地100に設置されており、LANケーブル102、ルータ201を介してネットワーク301に接続されている。管理サーバ101は、各サイトの記憶制御装置を管理、監視する為にサイト別管理情報データを付属の記憶手段103に保持している。
【0019】
サイト501の記憶制御装置801、802は、LANケーブル601、701に接続された内部バス1301、1302と、内部バス1301、1302に接続されコンピュータ200からのI/O処理を行うマイクロプロセッサ(以下、MPと略す)1001、1002、1003、1004と、MP1001、1002が共有すべき情報を格納している共有メモリ1101及びMP1003、1004が共有すべき情報を格納している共有メモリ1102と、記憶デバイス1201、1202、1203、1204から構成される。
【0020】
記憶制御装置801、802の内部バス1301、1302には、記憶制御装置801、802の保守操作を行うSVP901、902が接続されている。SVP901、902からの要求は、MP1001、1002、1003、1004で受付けられる。
【0021】
サイト501のSVP901、902はその稼動状態を、ネットワーク301を介して管理サーバ101によりチェックされている。SVP901は、記憶制御装置801内のMP1001、1002から監視され、さらに、LANケーブル701、ルータ401、LANケーブル601を介してSVP902からも監視されている。同様にSVP902は、記憶制御装置802内のMP1003、1004から監視され、LANケーブル601、ルータ401、LANケーブル701を介してSVP901からも監視されている。
【0022】
管理サーバ101は、SVP902の障害を検出すると、代替SVPとしてSVP901を選択する。代替SVP901はSVP902の障害から回復迄の間の記憶制御装置802の障害情報を取得する。また、管理サーバ101からのSVP901への切替え指示から、代替SVP901による保守動作終了迄の間、サイト501での記憶制御装置802の設定内容の変更が代替SVP901から可能である。
【0023】
上記実施例では、SVP901、902は内部バス1301、1302に接続されているが、さらにSVP901、902をネットワーク301に接続しても良いし、SVP901、902同士を直接接続しても良い。
【0024】
図2は、管理サーバ101が代替SVPを選択する為に必要となるサイト管理情報テーブル110であり、サイト毎に記憶手段103に登録されている。管理サーバ101は、サイト管理情報テーブル110に格納されている情報を基に、各サイト内の同一ネットワーク配下に接続される記憶制御装置に接続されているSVPの障害の監視を実施する。このサイト管理情報テーブル110は、サイト番号(位置)111と、記憶制御装置番号112と、記憶制御装置に接続されているSVPの接続先アドレス113と、記憶制御装置の設定情報格納位置114とから構成される。
【0025】
図3は、管理サーバ101が、サイト501の代替SVP選択後に、設定情報格納位置114から取り出し、代替SVPへ転送するためのSVP切替用転送情報テーブル115を示したものである。SVP切替用転送情報テーブル115は、SVP接続先アドレス116と、記憶制御装置管理番号117と、記憶制御装置内のMP接続先アドレス118と、記憶制御装置の設置情報119、120、121とから構成される。
【0026】
管理サーバ101は、サイト管理情報テーブル110の接続先アドレス113を基に各SVPに通信確認用コマンドを発行していく。この通信確認用コマンドの発行から障害カウントを開始し、カウント値が規定値以内に応答がない場合は、代替SVPを選択し、障害SVPが接続されている記憶制御装置に必要となる情報、SVP切替用転送情報テーブル115を、設定情報格納位置114から求め、代替SVPに送信する。代替SVPは、この情報を基に自分の持っていた情報と入れ替え、障害SVPが接続されている記憶制御装置のMPに対して通信処理をおこなう。
【0027】
図4は、同一ネットワーク配下に接続される記憶制御装置801、802に接続されたSVP901、902が通信処理を実施するのに必要となる接続先アドレスを管理する為のSVP通信用接続先テーブル911であり、SVP901、902に保持されている。このテーブル911は、記憶制御装置の障害発生時にMPから送信される障害情報を、管理センタ101へ報告するために必要となる接続先アドレス912と、同一ネットワーク配下に存在するSVPの障害監視を実施するのに必要となる接続先アドレス913と、SVPからMPへの通信を実施するのに必要となる接続先アドレス914から構成される。
【0028】
図5は、各MP1001、1002、1003、1004で通信を実施する為に必要となるMP通信用接続先テーブル1111であり、共有メモリ1101、1102に格納されている。MPからSVPへの通信処理を実施するのに必要となる接続先アドレス1112と、管理センタ101が選択した代替SVPの接続先アドレス1113と、MPから管理センタ101へ通信を実施するのに必要となる接続先アドレス1114から構成される。管理センタ接続先アドレス1114は、記憶制御装置801、802をサイト501に設置時にSVP901、902から設定される情報である。各MP1001、1002、1003、1004は、共有メモリ1101、1102から管理センタ接続先アドレス1114を取り込み、自SVP障害発生時に、この接続先アドレス1114を基に管理センタ101への障害通報を行う。
【0029】
図6は、保守管理センタ100に設置された管理サーバ101で実施するSVPの障害検出処理のフローチャートである。管理サーバ101は、定期的にサイト501内にあるSVP901,902の障害監視を行う為に、LANケーブル102、ネットワーク301、LANケーブル601、701、内部バス1301、1302を介してサイト501への接続を実施する(ステップ1501)。
【0030】
サイト501への接続完了後、サイト管理情報テーブル110の接続先アドレス113を基に各SVP901,902に対して、通信確認用コマンドを発行する(ステップ1502)。ここで、SVP901,902からの応答がない場合は(ステップ1503)、障害カウントアップを実施する(ステップ1504)。応答がある場合は(ステップ1503)、他のSVPが存在するか確認を行う(ステップ1505)。チェック対象となったサイト501内で、障害SVPが存在するかどうかを判断する(ステップ1506)。既に障害SVPの障害通知を、記憶制御装置内のMPもしくは、他SVPから受領していれば(ステップ1507)、SVP切替選択処理へ移行する(ステップ1600)。障害通報を受領していない場合は(ステップ1507)、障害カウントが規定値を越えているかどうかを判断する(ステップ1508)。障害カウント数が規定値を越えていた場合は、SVP切替選択処理へ移行する(ステップ1600)。
【0031】
図7は、管理サーバ101が実施するSVP切替選択処理のフローチャートである。管理サーバ101は、サイト管理情報テーブル110を参照し代替SVPが存在するかをチェックする(ステップ1601)。代替となりえるSVPが存在すれば、以前にそのSVPが代替で使用されたかどうかをチェックする(ステップ(1602)。これは、同一ネットワーク配下の同一SVPに偏らせないために、その該当代替SVPが以前代替SVPになったがどうかを判断する。
【0032】
決定した該当SVPに対して、通信確認用コマンドを発行する(ステップ1603)。通信コマンドに対して応答があれば(ステップ1604)、障害SVPのアドレス情報を、管理サーバ101の設定情報格納位置114から検索し、SVP切替用情報テーブル115を代替SVPに転送する(ステップ1605)。転送完了後、管理サーバ101からリセット指示を出して、代替SVPに障害SVPがもっていた通信アドレスを認識させる(ステップ1606)。切替え後、障害SVPが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得する(ステップ1607)。
【0033】
その後、管理サーバ101は、代替SVPを元の状態に戻すために、復帰指示を発行する(ステップ1608)。切替指示をうけたSVPは、自記憶制御装置の障害情報を取込みなおし、管理サーバ101に送信する。管理サーバ101は、取得した障害情報を参照して、SVPの障害発生から障害情報を取得するまでの間に発生した障害を確認する。障害が発生している場合は(ステップ1609)、障害内容にもとづいた部品を選定し、障害SVPとともに手配通知を行う(ステップ1610)。
【0034】
図8は、記憶制御装置801、802内の各MP1001、1002、1003、1004がSVP901、902の状態を監視し、障害を検出する為のフローチャートを示したものである。任意のMPは、自SVPに対して、MP通信用接続先テーブル1111の接続先アドレス1112を基に通信確認用コマンドを発行する(ステップ1701)。応答があれば(ステップ1702)、障害無しと判断し本処理を終了する(ステップ1707)。応答がなければ(ステップ1702)、当該SVPの障害を管理サーバ101に通報済みかどうかをチェックする(ステップ1703)。既に通報済みであれば、管理サーバ101からの切替処置を待っている状態であるので、処理を終了する。通報済みでなければ、障害カウント数をアップする(ステップ1704)。このMPからの監視において、障害カウント数が規定値を超えていた場合は(ステップ1705)、管理センタ100への接続先アドレス1114の情報を基に管理サーバ101に対して障害通報を実施する(ステップ1706)。障害カウント数が規定値を超えていない場合は、一時的な通信障害であることが考えられるために、いったん処理を終了し、次回の監視処理にゆだねる。MPからSVPの障害通報を受けた管理サーバ101は、前記図7のSVP切替処理を実行し、代替SVPを決定する。
【0035】
図9は、MPが自SVPを障害と判断した場合に、自記憶制御装置内の障害情報を管理サーバ101へ報告するための情報を一時的に蓄えておく処理を示したフローチャートである。MPは、自SVPが障害かどうかを判断する(ステップ1801)。自SVPが障害でなければ、処理を終了する。自SVPが障害の場合は、MPはSVPが代替であるかどうかを判断する(ステップ1802)。代替SVPであれば、記憶制御装置内に退避していた障害情報を代替SVPへ転送する(ステップ1804)。代替SVPではなく、当該SVPが障害状態であれば、MPは記憶制御装置内の共用メモリ1101、1102もしくは記憶媒体に退避して処理を終了する(ステップ1803)。
【0036】
図10は、記憶制御装置設置場所内の各SVPから、互いの動作状態を確認する処理のフローチャートである。同一ネットワーク内に接続されている記憶制御装置に、他SVPが存在しているかどうかを判断する(ステップ1901)。他SVPが存在すれば、SVP通信用接続先テーブル911から各SVPの接続先アドレス913を検索し、順次、通信確認用コマンドを発行する(ステップ1902)。通信確認用コマンドに対する応答があった場合は(ステップ1903)、処理を終了する。応答がない場合は(ステップ1903)、自SVPからの障害通知を既に実施したかどうかを判断する(ステップ1904)。自SVPからの障害通報がなければ、障害カウントアップを行う(ステップ1905)。障害カウントが規定値を超えているかどうかを判断し(ステップ1906)、規定値を超えている場合は、当該SVPからの障害通知を管理サーバ101に対して行う(ステップ1907)。SVPからSVPの障害通報を受けた管理サーバ101は、前記図7のSVP切替処理を実行し、代替SVPを決定する。
【0037】
上記のとおり、記憶制御装置に実装されるサービスプロセッサの代替機能を利用する方式においては、以下の効果がある。
(1)記憶制御装置に実装されたサービスプロセッサの障害から回復するまでの間に、記憶制御装置自身の障害情報を監視することが可能となる。
(2)記憶制御装置内での追加障害を早期に発見することが可能となる。
(3)記憶制御装置を監視する管理サーバは、障害サービスプロセッサの部品手配に加え、万が一追加で発生した記憶制御装置内の障害部品を早期に手配することができる。
(4)即時に対応が必要となるような障害記憶制御装置の構成変更、もしくは状態変更を、サービスプロセッサの障害回復にかかる時間を待たずに実施することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明のとおり本発明によれば、特定のサービスプロセッサに障害が発生した場合、他のサービスプロセッサを代替サービスプロセッサとして使用することにより、障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の保守管理を継続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるコンピュータシステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例における、管理サーバが代替SVPを選択する為のサイト管理情報テーブルの構成図である。
【図3】本発明の一実施例における、管理サーバが代替SVPへ転送するSVP切替用転送情報テーブルの構成図である。
【図4】本発明の一実施例における、SVPが通信処理を実施するのに必要となるSVP通信用接続先テーブルの構成図である。
【図5】本発明の一実施例における、各MPが通信を実施する為に必要となるMP通信用接続先テーブルの構成図である。
【図6】本発明の一実施例における、管理サーバで実施するSVP障害検出処理のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例における、管理サーバが実施するSVP切替選択処理のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における、各MPが各SVPの状態を監視し障害を検出する為のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例における、MPが自SVPを障害と判断した場合に自記憶制御装置内の障害情報を一時的に蓄えておく処理を示したフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例における、各SVPが互いの動作状態を確認する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100…管理センタ
101…管理サーバ
103…記憶手段
102、601、701…ネットワークケーブル(LANケーブル)
110…サイト管理情報テーブル
111…サイト番号(記憶制御装置設置場所)
112…記憶制御装置番号
113…サービスプロセッサ接続先アドレス
114…記憶制御装置毎設定(送信)用情報格納位置
115…SVP切替用転送情報テーブル
116…SVP接続先アドレス
117…記憶制御装置管理番号
118…記憶制御装置内MP接続先アドレス
119、120、121…記憶制御装置 設定情報
201、401…ルータ
301…ネットワーク
501…サイト(記憶制御装置設置場所)
801、802…記憶制御装置(DKC)
901、902…サービスプロセッサ(SVP)
1001、1002、1003、1004…マイクロプロセッサ(MP)
1101、1102…共用メモリ
1201、1202、1203、1204…記憶装置デバイス
1301,1302…内部バス
911…SVP通信用接続先アドレス
912…管理センタ接続先アドレス
913…SVP接続先アドレス
914…MP接続先アドレス
1111…MP通信用接続先管理テーブル
1112…SVP接続先アドレス
1113…代替SVP接続先アドレス
1114…管理センタ接続先アドレス。

Claims (10)

  1. ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおける記憶制御装置の保守管理方式において、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、該接続先アドレスを基に前記サービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生しているサービスプロセッサを検出した場合、前記サービスプロセッサの中から代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする記憶制御装置の保守管理方式。
  2. 前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス、プロセッサ及びサービスプロセッサは該内部バスに接続されていることを特徴とする請求項1記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  3. 前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス及びプロセッサは該内部バスに接続され、前記サービスプロセッサは当該内部バスと前記ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項1記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  4. 前記管理サーバは前記記憶制御装置の設定情報を保持し、前記代替サービスプロセッサに該設定情報を送信することにより、該代替サービスプロセッサは前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の構成変更を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  5. ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおける記憶制御装置の保守管理方式において、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、該サービスプロセッサは他のサービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記サービスプロセッサは前記他のサービスプロセッサの接続先アドレスを基に他のサービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生しているサービスプロセッサを検出した場合、前記管理サーバに通報し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの中から代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする記憶制御装置の保守管理方式。
  6. ネットワークにコンピュータと複数の記憶制御装置と管理サーバが接続されたシステムにおける記憶制御装置の保守管理方式において、前記記憶制御装置は記憶デバイスと該記憶デバイスに対する入出力処理を制御するプロセッサとを有し、該記憶制御装置には当該記憶制御装置の保守を行うサービスプロセッサが接続されており、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを保持し、前記プロセッサは前記サービスプロセッサの障害を監視し、障害が発生していることを検出した場合、前記管理サーバに通報し、前記管理サーバは前記サービスプロセッサの接続先アドレスを基に代替サービスプロセッサを決定し、該代替サービスプロセッサにより前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の障害情報を取得することを特徴とする記憶制御装置の保守管理方式。
  7. 前記プロセッサは、該プロセッサを内臓する記憶制御装置に接続されたサービスプロセッサの障害を検出した場合、前記記憶制御装置の障害情報をメモリに退避することを特徴とする請求項6記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  8. 前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス、プロセッサ及びサービスプロセッサは該内部バスに接続されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  9. 前記記憶制御装置は前記ネットワークに接続された内部バスを有し、前記記憶デバイス及びプロセッサは該内部バスに接続され、前記サービスプロセッサは当該内部バスと前記ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の記憶制御装置の保守管理方式。
  10. 前記管理サーバは前記記憶制御装置の設定情報を保持し、前記代替サービスプロセッサに該設定情報を送信することにより、該代替サービスプロセッサは前記障害が発生したサービスプロセッサが接続されている記憶制御装置の構成変更を行うことを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の記憶制御装置の保守管理方式。
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