JP2004341890A - 帳票処理システム、管理サーバ、修正装置、およびプログラム - Google Patents

帳票処理システム、管理サーバ、修正装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】誤った帳票のデータ(特に、不読な箇所が存在する帳票のデータや、誤読された箇所が存在する帳票のデータ)が、マスターファイルに登録されることのないようにする。
【解決手段】帳票500から画像データを取得するイメージ取得装置210と、帳票500の画像データから文字データを取得する文字認識装置220と、帳票500の画像データと文字データとを管理する管理サーバ310と、帳票500の文字データを修正する修正装置320とを有し、管理サーバ310は、任意の条件を登録または削除できる条件データファイル313を備え、帳票500が条件データファイル313に登録された条件に該当する場合に、帳票500の文字データを強制的にチェックを必要とするデータと判断することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、帳票に記載された内容を正しく反映した文字データを、原簿として運用するマスターファイルに登録できるようにした帳票処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、様々な事項が記載された帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するとともに、帳票の画像データに含まれる文字を認識して帳票の文字データを取得し、帳票の画像データと文字データとを、原簿として運用するマスターファイルに登録して管理する帳票処理システムがある。
【0003】
このような帳票処理システムは、例えば、帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、帳票の画像データに含まれる文字を認識して帳票の文字データを取得する文字認識装置と、帳票の文字データを修正する修正装置と、帳票の画像データと文字データとをマスターファイルに登録して管理する管理サーバとを有する構成となっている。このような帳票処理システムは、保険医療機関における診療報酬請求の事務処理や、金融機関における為替処理などに活用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−155094号公報 (段落0011〜段落0016、図1、図2)
【特許文献2】
特開2002−24378号公報 (段落0017〜段落0023、段落0049〜段落0052、図1、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、帳票処理システムは、帳票に記載された内容を正しく反映した文字データを、マスターファイルに登録する必要がある。しかしながら、従来の帳票処理システムは、以下のように、誤った文字データをマスターファイルに登録する場合があった。
【0006】
すなわち、従来の帳票処理システムは、文字データのチェック処理時において、帳票の画像データと文字データとを修正装置のディスプレイに表示する。修正装置のオペレータであるチェック担当者は、修正装置のディスプレイに表示された帳票の画像データと文字データとを見比べ、これによって帳票の文字データの正誤をチェックする。そして、文字データが正しければ、そのまま帳票の画像データと文字データとをマスターファイルに登録し、文字データが誤っていれば、誤っている箇所を修正した上で、帳票の画像データと文字データとをマスターファイルに登録する。しかしながら、チェック担当者は、正しい文字データと誤った文字データとが入り混じった多数の帳票の文字データをチェックすることになる。そのため、チェック担当者の集中力が不足している場合などに、誤った文字データが見逃されることがある。この場合、誤った文字データ(例えば、文字認識できない箇所が存在する帳票の文字データや誤認識された箇所が存在する帳票の文字データなど)がマスターファイルに登録されることになる。
【0007】
誤った文字データの中でも、文字認識できない箇所が存在する文字データは、修正装置による検出が容易である。これに対して、誤認識された箇所が存在する文字データは、修正装置による検出が困難である。そのため、誤認識された箇所が存在する文字データは、特に、マスターファイルに登録される可能性が高い。なお、以下、文字認識できない箇所が存在する文字データを発生させる読取処理を「不読」といい、誤認識された箇所が存在する文字データを発生させる読取処理を「誤読」という。
【0008】
不読や誤読は、主に、以下を主要因として発生する。
【0009】
第1の要因は、印刷装置に印刷指示を出すコンピュータに、指定(または推奨)とは異なる様式(例えば、罫線の配置や位置、文字のフォントやサイズなど)が登録されている場合である。この場合、指定(または推奨)とは異なる様式の帳票が印刷されることになる。例えば、保険医療機関における診療報酬請求などに用いられる帳票は、標準的な様式が存在するものの、実際には各地区の保険医療機関毎に様式(例えば、罫線の配置や位置、文字のフォントやサイズなど)が僅かに異なる。そのため、第1の要因に該当する場合があり、この場合に、高い頻度で不読や誤読を発生させている。
【0010】
第2の要因は、印刷装置の仕様が指定(または推奨)の様式と異なっている場合や、印刷装置の整備状態が悪い場合(例えば、インクリボンが摩耗している場合や帳票の搬送不良を起こす場合)、印刷装置への帳票のセットの仕方が悪い場合(異なる種類の帳票がセットされている場合や帳票が誤った状態でセットされている場合)などである。この場合、指定(または推奨)とは異なる様式の帳票や、罫線や文字の色が薄い帳票、罫線や文字の輪郭が不鮮明な帳票、印刷位置がずれている帳票、所定の帳票とは異なる種類の帳票、折れ曲がった帳票などが印刷されることになる。例えば、保険医療機関における診療報酬請求に用いられる帳票は、各地区の保険医療機関毎に、機種や状態が異なる印刷装置によって印刷されるので、個体差がある。そのため、第2の要因に該当する場合があり、この場合に、高い頻度で不読や誤読を発生させている。
【0011】
この発明は、誤った文字データがマスターファイルに登録されるのを防止することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、第1の発明に係る帳票処理システムは、帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、帳票の画像データに含まれる文字を認識して帳票の文字データを取得する文字認識装置と、帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録することによって、管理する管理サーバと、仮ファイルに格納された帳票の文字データを修正する修正装置とを有し、管理サーバは、任意の条件を登録または削除できる条件データファイルを備え、帳票が条件データファイルに登録された条件に該当する場合に、帳票の文字データを強制的にチェックを必要とする文字データと判断することを特徴とする。
【0013】
これにより、第1の発明に係る帳票処理システムは、帳票の文字データを、チェックを必要とする文字データ(すなわち、誤っている可能性の高い帳票の文字データ)とチェックを必要としない文字データ(すなわち、誤っている可能性の低い帳票の文字データ)とに分離し、チェック担当者に前者を重点的にチェックさせることができる。したがって、第1の発明に係る帳票処理システムは、高い確率で、誤った文字データがマスターファイルに登録されるのを防止することができる。
【0014】
また、第2の発明に係る帳票処理システムは、帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、帳票の画像データに含まれる文字を認識して帳票の文字データを取得する文字認識装置と、帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録することによって、管理する管理サーバと、仮ファイルに格納された帳票の文字データを修正する修正装置とを有し、管理サーバは、帳票の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、マスターファイルへの登録を禁止することを特徴とする。
【0015】
すなわち、第2の発明に係る帳票処理システムは、帳票の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、マスターファイルへの登録を禁止する。したがって、第2の発明に係る帳票処理システムも、誤った文字データがマスターファイルに登録されるのを防止することができる。
【0016】
また、第3の発明に係る帳票処理システムは、帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、帳票の画像データに含まれる文字を認識して帳票の文字データを取得する文字認識装置と、帳票の画像データと文字データとを管理する管理サーバとを有し、管理サーバは、複数の帳票が一束として読取処理された場合に、帳票の一束の枚数を基にして、帳票の画像データと文字データとを管理することを特徴とする。
【0017】
また、第4の発明に係る帳票処理システムは、帳票を光学的に読み取って帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、帳票の画像データに受付コードを関連付けて受付処理する受付サーバと、帳票の画像データを管理する管理サーバとを有し、受付サーバは、複数の帳票が一束として読取処理された場合に、帳票の一束の枚数を基にして、受付コードを採番することを特徴とする。
【0018】
これにより、第3と第4の発明に係る帳票処理システムは、チェック処理や登録処理などを、束単位で、一括して行うことができる。そのため、チェック処理や登録処理などが漏れるのを防止することができる。しかも、チェック担当者は、動作モードを切り替えることなく、同じ動作を繰り返し行うことによって、チェック処理や登録処理などを行うことができる。そのため、チェック担当者は、高い集中力を維持したまま、チェック処理や登録処理などを効率的に行うことができる。したがって、第3と第4の発明に係る帳票処理システムも、高い確率で、誤った文字データがマスターファイルに登録されるのを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
帳票は、帳票を作成する機関毎に、様式や文字フォントなどが異なる場合がある。そして、特定の機関が作成した帳票は、高い頻度で誤読や不読が発生する傾向がある。この発明は、過去に蓄積されたデータに基づいて、このような特定の機関が作成した帳票(すなわち、高い頻度で誤読や不読が発生する帳票)を抽出し、チェック担当者にその帳票を重点的にチェック処理させる。
【0020】
以下に、図を参照して、保険医療機関における診療報酬請求の事務処理を行う場合を例にして、この発明の実施の形態を説明する。なお、各図は、この発明を理解できる程度に概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0021】
(システムの構成)
以下に、図1を用いて、この発明に係るシステムの構成を説明する。図1は、この発明に係る帳票処理システムの構成を示す図である。図1に示すように、この発明に係る帳票処理システム100は、通信回線400を介して接続された、1乃至複数(図1に示す例では1つ)の受付部門200と管理センタ300によって構成されている。なお、通信回線400は、例えば、光ファイバーやよく知られたISDNなどによって構成されたLAN(ローカルエリアネットワーク)などである。
【0022】
受付部門200は、イメージ取得装置210と、文字認識装置220と、印刷装置230と、受付サーバ240とを有する。
【0023】
イメージ取得装置210は、帳票500を光学的に読み取って帳票500の画像データを取得するスキャナなどの端末装置である。
【0024】
イメージ取得装置210は、以下のようにして、帳票500の読取処理を行う。すなわち、受付処理を行うオペレータ(以下、受付担当者という)は、一束に束ねられた複数の帳票500を1枚ずつ分離し、イメージ取得装置210の図示しない読取部にセットして、読取処理の「実行」を入力する。これにより、イメージ取得装置210は、読取処理を行う。すなわち、イメージ取得装置210は、図示しない読取部にセットされた帳票500を光学的に走査して、帳票500の画像データを取得し、帳票500の画像データを文字認識装置220に出力する。このとき、イメージ取得装置210は、図示しないカウント手段によって読取処理した帳票500の枚数をカウントしており、カウントした帳票500の枚数も文字認識装置220に出力する。受付担当者は、一束に束ねられた複数の帳票500全ての読取処理が完了するまで、同様の手順(すなわち、一束に束ねられた複数の帳票500を1枚ずつ分離し、イメージ取得装置210の図示しない読取部にセットすること)を繰り返し行って、一束全ての読取処理をイメージ取得装置210に行わせる。
【0025】
受付担当者は、一束の最後の1枚を読取処理させたら、読取処理の「完了」を入力する。これにより、一束に束ねられた複数の帳票500全ての読取処理が完了する。なお、この時点における図示しないカウント手段のカウント数は、イメージ取得装置210が読取処理の「実行」が入力されてから読取処理の「完了」が入力されるまでに読取処理した帳票500の枚数となる。このカウント数が、一束として読取処理された帳票500の一束の枚数となる。
【0026】
なお、イメージ取得装置210は、図1に示す例では受付担当者によってセットされた帳票500を1枚ずつ読み取る構成になっているが、複数の帳票500を連続して読み取る構成にしてもよい。このようなイメージ取得装置の構成を図2に示す。図2は、イメージ取得装置の構成を示す図であり、連続読取機能を有するイメージ取得装置の断面構成を示している。
【0027】
図2に示すイメージ取得装置210は、一束に束ねられた複数の帳票500を収納するホッパー211と、ホッパー211から帳票500を一枚ずつ繰り出す繰出ローラ212と、複数の帳票500が分離せずに繰り出された場合に(すなわち、後続の帳票500が前の帳票500に連れ出されて繰り出された場合に)、後続の帳票500をホッパー211に戻すリバースローラ213と、帳票500を所定のルートに導く搬送路214と、帳票500を搬送する搬送ローラ215と、帳票500の画像を読み取る読取部216と、読み取られた帳票500を集積するスタッカ217とを備えている。受付担当者は、一束に束ねられた複数の帳票500をホッパー211にセットして、読取処理の「実行」を入力する。これにより、イメージ取得装置210は、読取処理を行う。すなわち、イメージ取得装置210は、ホッパー211にセットされた複数の帳票500を1枚ずつ連続して繰り出し、搬送ローラ215によって搬送路214に沿って搬送する。そして、各帳票500を読取部216によって光学的に走査して、各帳票500の画像データを取得し、各帳票500の画像データを図示しないバッファに格納する。このとき、イメージ取得装置210は、図示しないカウント手段によって読取処理した帳票500の枚数をカウントしており、カウントした帳票500の枚数のデータも図示しないバッファに格納する。
【0028】
図2に示すイメージ取得装置210は、ホッパー211にセットされた帳票500がなくなると、読取処理を終える。この時点が読取処理の「完了」となる。この時点における図示しないカウント手段のカウント数は、イメージ取得装置210が読取処理の「実行」が入力されてから読取処理の「完了」となるまでに読取処理した帳票500の枚数となる。このカウント数が、一束として読取処理された帳票500の一束の枚数となる。イメージ取得装置210は、ホッパー211にセットされた帳票500がなくなると、バッファに格納した帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データとを文字認識装置220に出力する。
【0029】
文字認識装置220は、帳票500の画像データに含まれる文字を認識して、帳票500の文字データを取得する端末装置である。文字認識装置220は、イメージ取得装置210から帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データとを取得し、各帳票500の画像データに基づいて各帳票500の文字データを取得し、帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データと文字データとを後述の受付サーバ240に出力する。なお、図1に示す例では、文字認識装置220は、画像データに含まれる文字を認識するプログラムを格納したパーソナルコンピュータとなっているが、イメージ取得装置210または受付サーバ240または後述する管理サーバ310のいずれかに一体にすることも可能である。また、図1に示す例では、一台の文字認識装置220が一台のイメージ取得装置210に接続しているが、一台の文字認識装置220が複数のイメージ取得装置210に接続することも可能である。
【0030】
印刷装置230は、帳票500を印刷する端末装置である。
【0031】
受付サーバ240は、イメージ取得装置210が取得した帳票500の画像データに受付コードを関連付けて受付処理する受付装置である。この実施の形態では、受付サーバ240は、一束として読取処理された帳票500の一束の枚数を基にして、束単位で、受付コードを採番するものとする。
【0032】
受付コードは、例えば、部門コードと束番号と束中の読取番号の組み合わせ(すなわち、部門コード+束番号+整理番号)とする。なお、部門コードは、帳票500を受付処理した部門毎に付されたIDナンバーであり、この実施の形態では、帳票500を受付処理した受付サーバ240に設定されているIDナンバーとする。また、束番号は、一台のイメージ取得装置210が複数の束の帳票500を読取処理した場合において、何番目に読取処理した束であるのかを示す番号とする。また、整理番号は、イメージ取得装置210が読取処理した一束において、何番目に読取処理した帳票500であるのかを示す番号とする。
【0033】
なお、受付コードは、これ以外の形式であってもよい。例えば、保険医療機関における診療報酬請求の事務処理を行う場合に、受付コードは、部門コードの代わりに、保険医療機関毎に設定されている保険医療機関コードと診療を受けた保険者毎に設定されている保険者番号の組み合わせとすることも可能である。
【0034】
受付サーバ240は、受付コードを複数の各帳票500の画像データと文字データに関連付けし、管理センタ300の後述する管理サーバ310に出力する。これにより、この実施の形態では、後述する管理サーバ310が、イメージ取得装置210によって一束として読取処理された帳票500の一束の枚数を基にして、束単位で、帳票500のデータのチェック処理や登録処理などを一括して行うことができる。そのため、チェック処理や登録処理などが漏れるのを防止することができる。しかも、後述する修正装置320のオペレータであるチェック担当者は、同じ動作モードで同様の動作を繰り返し行うことができるので、高い集中力を維持した状態でチェック処理や登録処理などを行うことができる。なお、ここでは、帳票500の受付コードや画像データ、文字データなどを総称して、帳票500のデータというものとする。
【0035】
ところで、図1に示す例では、受付サーバ240は、文字認識装置220が受付部門200側に設けられているので、受付コードを帳票500の画像データと文字データとに関連付けている。しかしながら、文字認識装置220は、管理センタ300側に設けられてもよい。この場合、受付サーバ240は、受付コードを帳票500の画像データに関連付けるだけとなり、受付コードを帳票500の文字データに関連付けるのは管理サーバ310となる。
【0036】
このような構成の受付部門200は、窓口を一元化して受付処理するので、後続の管理センタ300におけるチェック処理や登録処理などが漏れるのを防止することができる。
【0037】
管理センタ300は、管理サーバ310と、修正装置320と、印刷装置330とを有する。
【0038】
管理サーバ310は、受付部門200の受付サーバ240から帳票500のデータを受け取り、帳票500のデータを管理する管理装置である。管理サーバ310は、帳票500のデータを管理するためのプログラムを格納するプログラムファイル311と、チェックを必要とする帳票500の文字データ(すなわち、誤っている可能性が高い帳票500の文字データ)を抽出するための条件(以下、抽出条件という)を格納する条件データファイル313と、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイル315と、原簿用のファイルとして運用するマスターファイル317とを備える。なお、この実施の形態では、仮ファイル315とマスターファイル317は、同様の構成となっているものとする。
【0039】
条件データファイル313の構成例を図3に示す。条件データファイル313は、不読や誤読が発生する可能性が高い保険医療機関のデータを抽出条件として登録している。図3に示す例では、抽出条件として、「都道府県」毎の「コード」と「県名」や、該当の「保険医療機関」毎の「コード」と「名称」などが登録されている。抽出条件は、この実施の形態では、以下のようにして登録されるものとする。すなわち、例えばチェック担当者は、各保険医療機関が過去に作成した複数の帳票500から取得された文字データを対象にして、保険医療機関毎に文字データの不読や誤読が発生した件数(または率)を算出し、不読や誤読が発生した件数(または率)が所定の閾値を超過している場合に、その保険医療機関をチェックが必要な保険医療機関(以下、要チェック保険医療機関という)と見なす。そして、要チェック保険医療機関のデータを抽出条件として条件データファイル313に登録する。なお、所定の閾値は、運用の形態に合わせて、事前に算出されているものとする。
【0040】
仮ファイル315とマスターファイル317の構成例を図4に示す。図4に示す例では、仮ファイル315とマスターファイル317は、「受付順番」や、「受付日時」、「受付部門」毎の「コード」と「名称」、「受付サーバ」の「コード」、イメージ取得装置210によって読取処理された束の番号を示す「束番号」、各束に含まれるチェックが必要な帳票500の枚数を示す「要枚数」、各束に含まれる帳票500の全枚数を示す「全枚数」、各束に含まれる各帳票500の画像データと文字データとを関連付けるための「リンクデータコード」などのデータを格納する。なお、仮ファイル315は、データ修正用のファイルとして運用されるので、データが読み出され易く、かつ修正可能な状態で維持されるのが好ましい。そこで、この実施の形態では、仮ファイル315は、管理サーバ310に内蔵された図示しない記憶手段(例えば、ハードディスク装置など)に保存されるものとする。また、マスターファイル317は、原簿用のファイルとして運用されるので、データが不揮発性な状態で維持されるのが好ましい。そこで、この実施の形態では、マスターファイル317は、CD−ROMやDVD(デジタルバーサタイルディスク)などの、データが揮発しにくい光記録方式の記録媒体に記録されるものとする。
【0041】
管理サーバ310は、プログラムファイル311に格納された帳票500のデータを管理するためのプログラムによって以下のように動作する。すなわち、管理サーバ310は、まず、受付サーバ240から取得した帳票500のデータを仮ファイル315に格納して、格納した帳票500のデータの中から条件データファイル313に登録された抽出条件に一致するデータ(すなわち、チェックを必要とする帳票500のデータ)を抽出する。そして、仮ファイル315に格納した帳票500のデータを、チェックを必要とする帳票500のデータの集合とチェックを必要としない帳票500のデータの集合とに分離して仮ファイル315に格納し直す。ここで、修正装置320のオペレータであるチェック担当者が、チェック処理を行ったものとする。このとき、管理サーバ310は、束単位で、チェック処理がなされた帳票500のデータを、チェックを必要としない帳票500のデータの集合に移し、仮ファイル315に格納し直す。この後、管理サーバ310は、任意の時点で、束単位で、チェックを必要としない帳票500のデータをマスターファイル317に登録する。なお、この実施の形態では、任意の時点とは、例えば、チェック担当者が「登録処理」を行ったときや、日時が予め定められた日時になったとき、チェックを必要としない帳票500のデータが予め定められた束数だけ貯まったときなどとする。
【0042】
このような管理サーバ310は、以下のような機能を有する。
【0043】
第1に、管理サーバ310は、任意の抽出条件を登録または削除できる条件データファイル313を備え、帳票500が条件データファイル313に登録された抽出条件に該当する場合に、帳票500の文字データを強制的にチェックを必要とする文字データと判断して処理する機能を備えている。
【0044】
これにより、管理サーバ310は、チェックを必要とする文字データ(すなわち、誤っている可能性が高い帳票500の文字データ)を効率よく抽出することができる。そのため、チェック担当者は、誤っている可能性が高い帳票500の文字データを重点的にチェックし、必要があれば修正することができる。したがって、管理サーバ310は、高い確率で、誤った帳票500の文字データがマスターファイル317に登録されるのを防止することができる。
【0045】
第2に、管理サーバ310は、帳票500の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、マスターファイル317への登録を禁止する機能を備えている。
【0046】
これにより、管理サーバ310は、帳票500の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、マスターファイル317への登録を禁止することができる。したがって、この管理サーバ310は、これによっても、誤った帳票500の文字データがマスターファイル317に登録されるのを防止することができる。
【0047】
第3に、管理サーバ310は、複数の帳票500が一束として読取処理された場合に、帳票500の一束の枚数を基にして、束単位で、帳票500のデータを管理する機能を備えている。
【0048】
これにより、管理サーバ310は、チェック処理や登録処理などを束単位で一括して行うことができる。そのため、チェック処理や登録処理などが漏れるのを防止することができる。しかも、チェック担当者は、同じ動作モードで同様の動作を繰り返し行うことができるので、高い集中力を維持した状態でチェック処理や登録処理などを行うことができる。したがって、管理サーバ310は、これによっても、高い確率で、誤った帳票500の文字データがマスターファイル317に登録されるのを防止することができる。
【0049】
修正装置320は、管理サーバ310の仮ファイル315に格納された帳票500の文字データを修正する端末装置である。図1に示す例では、修正装置320は、帳票500の文字データに対してチェック処理や登録処理などを行うためのプログラムを格納したパーソナルコンピュータまたはワークステーションとなっている。
【0050】
修正装置320は、帳票500の文字データに対してチェック処理や登録処理などを行うためのプログラムによって以下のように動作する。
【0051】
ここで、チェック担当者が、チェック処理を行うものとする。このとき、修正装置320は、まず、管理サーバ310から仮ファイル315に格納された、登録処理がなされていない帳票500のデータを読み出して図示しないバッファに格納する。次に、修正装置320は、バッファからチェックを必要とする帳票500のデータを読み出す。チェックを必要とする帳票500のデータは、一束として読取処理された束単位で、一つの集合を形成している。修正装置320は、読み出したチェックを必要とする帳票500のデータをディスプレイ321に表示する。このとき、集合が複数ある場合は、複数の集合をリスト状にしてディスプレイ321に表示する。次に、チェック担当者が、ディスプレイ321に表示されたチェックを必要とする帳票500のデータの中から任意の集合を選択したものとする。このとき、修正装置320は、選択された集合に含まれているチェックを必要とする各帳票500のデータをディスプレイ321に表示する。次に、チェック担当者が、ディスプレイ321に表示されたチェックを必要とする各帳票500のデータの中から任意の帳票500のデータを選択したものとする。このとき、修正装置320は、選択された帳票500の画像データと文字データとをディスプレイ321に表示する。これにより、チェック担当者は、ディスプレイ321に表示された帳票500の画像データと文字データとを見比べ、これによって帳票500の文字データの正誤をチェックする。すなわち、チェック担当者は、文字データが正しければ、リストの中の次のチェックを必要とする帳票500のデータを修正装置320に表示させる。また、チェック担当者は、文字データが誤っていれば、手入力によって帳票500の文字データの誤っている箇所を修正した上で、リストの中の次のチェックを必要とする帳票500のデータを修正装置320に表示させる。
【0052】
なお、次のチェックを必要とする帳票500のデータがなくなった場合に(すなわち、選択された集合のデータのチェック処理が完了した場合に)、修正装置320は、前述した複数の集合のデータのリストをディスプレイ321に表示する。このとき、修正装置320は、束単位で、チェック処理が完了した集合のデータをチェックを必要としない帳票500のデータの集合に移し、チェック処理が完了した集合のデータを含むチェックを必要としない帳票500のデータの集合をバッファに格納し直す。そして、修正装置320は、バッファに格納し直した内容を管理サーバ310に出力する。これにより、管理サーバ310は、チェック処理が完了した集合のデータを含むチェックを必要としない帳票500のデータの集合を仮ファイル315に格納し直すことになる。
【0053】
登録処理時において、チェック担当者は、修正装置320に「登録」を入力する。これにより、修正装置320は、管理サーバ310に登録処理を行わせる。すなわち、修正装置320は、管理サーバ310に、仮ファイル315に格納されているチェックを必要としない帳票500のデータをマスターファイル317に登録させるとともに、登録が完了したチェックを必要としない帳票500のデータを仮ファイル315から消去させる。なお、登録したチェックを必要としない帳票500のデータは、前述のチェック処理において、チェック処理が完了した帳票500のデータを含んでいる。
【0054】
印刷装置330は、管理サーバ310の仮ファイル315に格納された帳票500のデータ、または、マスターファイル317に登録された帳票500のデータに基づいて、帳票500を印刷する端末装置である。
【0055】
(システムの動作)
以下、保険医療機関における診療報酬請求の事務処理を例にして、この発明に係る帳票処理システム100の動作を説明する。なお、ここでは、イメージ取得装置210は、図2に示す構成のものとして説明する。また、受付コードは、部門コードと束番号と束中の読取番号の組み合わせ(すなわち、部門コード+束番号+整理番号)であるものとして説明する。
【0056】
診療報酬請求の事務処理において、管理センタ300では、抽出条件が、管理サーバ310の条件データファイル313に登録される。
【0057】
このとき、チェック担当者は、各保険医療機関が過去に作成した複数の帳票500から取得された文字データの正誤をチェックして要チェック保険医療機関を特定し、要チェック保険医療機関のデータを抽出条件として条件データファイル313に登録する。ここでは、既にいくつかの抽出条件が、条件データファイル313に登録されており、チェック担当者は、新たな抽出条件を、追加して登録するものとして説明する。
【0058】
このとき、管理センタ300の各機器は、例えば図5に示すように動作する。なお、図5はシステムの動作フローを示す図であり、抽出条件の登録処理時における管理センタ300の各機器の動作を示している。
【0059】
抽出条件の登録処理時において、修正装置320は、初期画面として、例えば図9に示す画面をディスプレイ321に表示している。なお、図9は、画面の表示例を示す図であり、修正装置320の初期画面である「Menu」画面の例を示している。
【0060】
図9に示す例では、「抽出条件」キーや、「チェック要」キー、「チェック不要」キー、「全件」キーなどが表示されている。
【0061】
「抽出条件」キーは、抽出条件を設定する画面(以下、「抽出条件」画面という)を呼び出すためのキーである。「チェック要」キーは、仮ファイル315に格納された各帳票500のデータの中から、抽出条件に該当する帳票500のデータ(すなわち、文字データがチェックを必要とするデータとなっている帳票500のデータ)を読み出すためのキーである。「チェック不要」キーは、仮ファイル315に格納された各帳票500のデータの中から、抽出条件に該当しない帳票500のデータ(すなわち、文字データがチェックを必要としないデータとなっている帳票500のデータ)を読み出すためのキーである。「全件」キーは、仮ファイル315に格納された各帳票500のデータの中から、全件のデータを読み出すためのキーである。
【0062】
ステップ(以下、Sという)101において、チェック担当者が図示しないマウスなどの入力手段を操作して「抽出条件」キーを押下することにより、修正装置320は、管理サーバ310から条件データファイル313に登録されている抽出条件を読み出す。そして、修正装置320は、例えば図10に示す画面をディスプレイ321に表示する。なお、図10は、画面の表示例を示す図であり、抽出条件を表示する「抽出条件」画面の例を示している。
【0063】
図10に示す例では、画面の左側に、「都道府県コード」や「都道府県名」、要チェック保険医療機関の「保険医療機関コード」や「保険医療機関名」などを入力する入力欄が表示されている。また、画面の中央付近に、「参照」キーや、「追加」キー、「削除」キーなどが表示されている。また、画面の右側に、条件データファイル313に登録された様々なデータ(ここでは、抽出条件)を表示する欄(以下、「登録抽出条件」欄という)が表示されている。また、これら以外にも、「登録」キーや、「取消」キー、「クリアー」キー、「Menu」キーなどが表示されている。
【0064】
「参照」キーは、条件データファイル313に登録された抽出条件を参照するためのキーである。例えば、チェック担当者は、入力欄に任意のデータを入力し、「参照」キーを押下する。これにより、修正装置320は、入力欄に入力されたデータに合致する抽出条件を「登録抽出条件」欄に表示する。図10に示す例は、チェック担当者が、入力欄に「北海道」と入力し、「参照」キーを押下したものである。図10に示す例では、修正装置320は、「北海道」に存在する要チェック保険医療機関のデータを「登録抽出条件」欄に表示している。「追加」キーは、抽出条件を追加するためのキーである。例えば、チェック担当者は、要チェック保険医療機関のデータを、入力欄に入力し、「追加」キーを押下する。これにより、修正装置320は、入力欄に入力された要チェック保険医療機関のデータを抽出条件に追加し、その結果を「登録抽出条件」欄に表示する。「削除」キーは、任意のデータ(ここでは、抽出条件)を削除するためのキーである。例えば、チェック担当者は、「登録抽出条件」欄に表示された抽出条件の中から削除するデータを指定し、「削除」キーを押下する。これにより、修正装置320は、指定された抽出条件を削除し、その結果を「登録抽出条件」欄に表示する。「登録」キーは、「登録抽出条件」欄に表示されている内容を条件データファイル313に登録するためのキーである。「取消」キーは、一つ前に行われた操作を取り消すためのキーである。「クリアー」キーは、画面の任意の欄(ここでは、「登録抽出条件」欄)に表示されている内容を消去するためのキーである。「Menu」キーは、画面を図9に示す「Menu」画面に戻すためのキーである。
【0065】
チェック担当者は、修正装置320が図10に示す「抽出条件」画面をディスプレイ321に表示した後、図示しないキーボードやマウスなどの入力手段を操作して、任意のデータを入力欄に入力し、「参照」キーを押下する。これにより、修正装置320は、条件データファイル313から入力されたデータに合致する抽出条件を読み出し、ディスプレイ321に表示する。チェック担当者は、ディスプレイ321に表示された抽出条件を確認し、図示しない入力手段を操作して、抽出条件として新たに追加する要チェック保険医療機関のデータの有無を確認する。ここでは、追加する要チェック保険医療機関のデータがあったものとする。
【0066】
S103において、チェック担当者が図示しない入力手段を操作して追加する要チェック保険医療機関のデータを入力欄に入力して「追加」キーを押下することにより、修正装置320は、追加の抽出条件を取得する。修正装置320は、このようにして取得した追加の抽出条件を、S101においてディスプレイ321に表示した抽出条件に組み込んで、ディスプレイ321に表示する。なお、ここでは、要チェック保険医療機関のデータが追加される場合を例にして説明しているが、既に登録されているデータが削除される場合もある。
【0067】
S105において、チェック担当者が「登録」キーを押下することにより、修正装置320は、抽出条件を管理サーバ310に出力する。
【0068】
S121〜S123において、管理サーバ310は、修正装置320から抽出条件を取得し、修正装置320から取得した抽出条件と、S101において読み出された抽出条件との差分をとり、追加の抽出条件を特定する。
【0069】
S125において、管理サーバ310は、追加の抽出条件を条件データファイル313に登録する。なお、S101において、既に登録されているデータが削除された場合は、管理サーバ310は、条件データファイル313に登録されている抽出条件の中から該当の要チェック保険医療機関のデータを削除する。
【0070】
抽出条件の登録処理時において、管理センタ300の各機器は、以上のように動作する。
【0071】
この後、受付部門200では、帳票500の受付処理が行われる。
【0072】
このとき、受付部門200の各機器は、例えば図6に示すように動作する。なお、図6はシステムの動作フローを示す図であり、帳票500の受付処理時における受付部門200の各機器の動作を示している。
【0073】
受付担当者は、診療報酬明細書と称される複数の帳票500を一束に束ねてイメージ取得装置210のホッパー211にセットして、イメージ取得装置210に読取処理の「実行」を入力する。これにより、イメージ取得装置210は、複数の帳票500に対して読取処理を実行する。
【0074】
すなわち、S201〜S205において、イメージ取得装置210は、繰出ローラ212によってホッパー211から帳票500を一枚ずつ繰り出し、搬送路214に沿って搬送する。そして、各帳票500の画像を読取部216によって光学的に走査して、各帳票500の画像データを取得し、各帳票500の画像データを図示しないバッファに格納する。このとき、イメージ取得装置210は、図示しないカウント手段によって読取処理した帳票500の枚数をカウントしており、カウントした帳票500の枚数のデータも図示しないバッファに格納する。なお、このとき、イメージ取得装置210は、ホッパー211にセットされた複数の帳票500がなくなると、読取処理を終える。この時点が読取処理の「完了」となる。なお、この時点における図示しないカウント手段のカウント数は、イメージ取得装置210が読取処理の「実行」が入力されてから読取処理の「完了」となるまでに読取処理した帳票500の枚数となる。このカウント数が、一束として読取処理された帳票500の一束の枚数となる。イメージ取得装置210は、ホッパー211にセットされた複数の帳票500がなくなると、バッファに格納した帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データとを文字認識装置220に出力する。
【0075】
S221,S223において、文字認識装置220は、帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データとをイメージ取得装置210から取得し、図示しないバッファに格納する。なお、帳票500は、全ての文字が印刷装置によって印刷されている場合もあれば、一部の文字が手書きによって記入されている場合もある。文字認識装置220は、印刷されている文字に対しては印刷用の文字辞書を用いて文字認識し、手書きによって記入された文字に対しては手書き用の文字辞書を用いて(または、手書き文字認識用の特殊な手法を用いて)文字認識する。ここでは、いくつかの欄に、漢字や仮名文字、英数字などの文字が手書きによって記入されているものとする。
【0076】
ここで、受付担当者は、文字認識装置220の図示しないバッファに格納された各帳票500の画像データの文字認識に用いる文字辞書(または文字認識用の特殊な手法)を指定するコード(以下、認識指定コードという)を入力する。ここでは、受付担当者は、例えば、全ての文字が印刷されている場合に認識指定コードとして「1」を入力し、ある領域に手書きの文字を含む場合にその領域の認識指定コードとして「2」を入力し、その領域以外の領域の認識指定コードとして「1」を入力するものとする。これにより、文字認識装置220は、認識指定コードによって指定された文字辞書(または文字認識用の特殊な手法)を用いて文字認識を行うことができるようになる。
【0077】
S225,S227において、文字認識装置220は、バッファに格納した各帳票500の画像データに対して文字認識を行い、各帳票500の文字データを取得する。
【0078】
このようにして文字認識装置220は、受付部門200のイメージ取得装置210が取得した各帳票500の画像データを対象にして、認識指定コードに応じて文字認識を行い、各帳票500の文字データを取得する。
【0079】
S229において、文字認識装置220は、帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データと文字データとを受付サーバ240に出力する。このとき、文字認識装置220は、帳票500の一束の枚数を基にして、束単位で、帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データと文字データとを受付サーバ240に出力する。
【0080】
S241において、受付サーバ240は、文字認識装置220から帳票500の一束の枚数のデータと各帳票500の画像データと文字データとを取得し、図示しないバッファに格納する。
【0081】
S243において、受付サーバ240は、帳票500の一束の枚数を基にして束単位で受付コードを採番し、受付コードを各帳票500の画像データと文字データに関連付ける。
【0082】
S245において、受付サーバ240は、束単位で、各帳票500のデータ(すなわち、各帳票500の受付コードや画像データ、文字データなど)を管理センタ300の管理サーバ310に出力する。管理サーバ310は、各帳票500のデータを仮ファイル315に仮保存し、以降の処理では受付コードに基づいて管理する。
【0083】
帳票500の受付処理時において、受付部門200の各機器は、以上のように動作する。
【0084】
この後、管理センタ300では、受付処理された各帳票500のデータに対して、チェックを必要とする文字データとチェックを必要としない文字データとに分離する処理が行われる。
【0085】
このとき、管理センタ300の管理サーバ310は、例えば図7に示すように動作する。なお、図7はシステムの動作フローを示す図であり、帳票500のデータの分離処理時における管理サーバ310の動作を示している。
【0086】
S301,S303において、管理サーバ310は、受付サーバ240から各帳票500のデータを取得し、仮ファイル315に保存する。
【0087】
S305,S307において、管理サーバ310は、仮ファイル315に保存された各帳票500のデータに対し、条件データファイル313に登録された抽出条件を参照して、抽出条件に合致するデータと合致しないデータとに分離する。そして、抽出条件に合致するデータをチェックを必要とする帳票500のデータとし、抽出条件に合致しないデータをチェックを必要としない帳票500のデータとして、仮ファイル315に保存する。
【0088】
帳票500のデータの分離処理時において、管理サーバ310は、以上のように動作する。このようにして各帳票500のデータは、チェックを必要とする文字データ(すなわち、誤っている可能性が高い帳票の文字データ)とチェックを必要としない文字データ(すなわち、誤っている可能性が低い帳票の文字データ)とに分離される。これにより、チェック担当者は、誤っている可能性が高い帳票の文字データを重点的にチェックすることができる。
【0089】
この後、管理センタ300では、仮保存された各帳票500のデータに対して、チェック処理が行われ、その後に、登録処理が行われる。なお、チェック処理や登録処理などが速やかに行われるためには、修正装置320が連続して同じ動作を繰り返すようにすることが好ましい。そこで、この実施の形態では、修正装置320は、チェック処理や登録処理などを束単位で行っている。
【0090】
管理センタ300の各機器は、例えば図8に示すように動作する。なお、図8はシステムの動作フローを示す図であり、帳票500のデータのチェック処理時または登録処理時における管理センタ300の各機器の動作を示している。
【0091】
S401,S403において、修正装置320は、管理サーバ310から各帳票500のデータを取得し、図示しない記憶手段に仮保存する。なお、このとき修正装置320が取得する各帳票500のデータは、前述のS305において、チェックを必要とするデータの集合とチェックを必要としないデータの集合とに分離された状態になっている。
【0092】
S405,S407において、修正装置320は、チェック処理または登録処理を実行し、図示しない記憶手段に仮保存した各帳票500のデータを更新する。
【0093】
このとき、修正装置320は、例えば図9、図11〜図17に示す画面を表示する。なお、図9、図11〜図17は画面の表示例を示す図である。
【0094】
図9は、前述の通り、修正装置320の初期時に表示される「Menu」画面の例を示している。また、図11と図12は、チェックを必要とする帳票500のデータを表示するための第1と第2の「チェック要」画面の例を示している。また、図13は、帳票500の画像データと文字データとを対比してチェックするための「対比」画面の例を示している。
【0095】
また、図14〜図16は、チェックが完了した帳票500のデータ(チェックを必要としない帳票500のデータを含む)を表示するための「チェック不要」画面の例を示している。また、図17は、帳票500全件のデータを表示するための「全件数」画面の例を示している。
【0096】
チェック処理時において、チェック担当者は、修正装置320が図9に示す「Menu」画面をディスプレイ321に表示した後、図示しないマウスなどの入力手段を操作して「チェック要」キーを押下する。これにより、修正装置320は、図示しない記憶手段に仮保存したチェックを必要とする帳票500のデータを読み出して、例えば図11に示す第1の「チェック要」画面を表示する。
【0097】
図11に示す例では、チェックを必要とするデータを束単位の集合で表示するリスト欄や、「前へ」キー、「次へ」キー、表示されたリストの中から任意のデータを検索するための検索条件を入力する入力欄、「実行」キー、「チェック不要」キー、「全件」キー、「Menu」キーなどが表示されている。「前へ」キーは、表示されたリストよりも前の集合を表示するためのキーである。「次へ」キーは、表示されたリストよりも後の集合を表示するためのキーである。「実行」キーは、任意の処理を実行するためのキーである。例えば、図11に示す例では、チェック担当者は、図示しないマウスなどの入力手段を操作して、リスト欄に表示された任意の集合を指定し、「実行」キーを押下する。これにより、修正装置320は、例えば図12に示す第2の「チェック要」画面を表示する。第2の「チェック要」画面は、指定された集合のデータを詳細に表示するための画面である。また、チェック担当者は、図示しないキーボードやマウスなどの入力手段を操作して、入力欄に任意の検索条件を入力し、「実行」キーを押下する。これにより、修正装置320は、入力欄に入力された検索条件に合致する集合をリスト欄に表示する。これら以外のキーは、前述の通りである。
【0098】
ここで、チェック担当者は、リスト欄に表示された任意の集合を指定し、「実行」キーを押下したものとする。これにより、修正装置320は、第2の「チェック要」画面を表示する。
【0099】
図12に示す例では、チェックを必要とするデータを帳票500毎に(すなわち、1枚単位で)表示するリスト欄や、「前へ」キー、「次へ」キー、「完了」キー、「中断」キー、「修正」キー、「実行」キー、「チェック不要」キー、「全件」キー、「Menu」キーなどが表示されている。「完了」キーは、様々な処理(ここでは、チェック処理)の完了を指示するキーである。「中断」キーは、様々な処理(ここでは、チェック処理)の中断を指示するキーである。「修正」キーは、修正処理の実行を指示するキーである。
【0100】
ここで、チェック担当者は、修正装置320が図12に示す第2の「チェック要」画面をディスプレイ321に表示した後、図示しないマウスなどの入力手段を操作して、チェックの有無を示す欄に「未」が表示されている任意の帳票500のデータを指定し、「修正」キーを押下したものとする。これにより、修正装置320は、例えば図13に示す「対比」画面を表示する。「対比」画面は、帳票500の画像データと文字データとが対比できるように、両者を同一画面内に表示する。なお、修正装置320は、不読文字に対しては、例えば図13に示される記号や住所欄のように、クエスチョンマークを表示したり、着色したり、または、カーソル選択状態にして、チェック担当者に修正を促す。
【0101】
図13に示す例では、帳票500の画像データが画面の上側に設けられた枠内に表示され、文字データが画面の下側に設けられた所定の欄に表示されている。また、「前へ」キー、「次へ」キー、「次の束を表示」キー、「拡大表示」キー、「取消」キー、「完了」キー、「Menu」キー、「削除依頼」キーなどが表示されている。「次の束を表示」キーは、次の束のデータを表示させるためのキーである。「拡大表示」キーは、帳票500の画像データを拡大表示させるためのキーである。「完了」キーは、ディスプレイ321に表示されている帳票500の文字データに対するチェック処理(修正処理を含む)を完了するためのキーである。「削除依頼」キーは、ディスプレイ321に表示されている帳票500のデータの削除を、削除する権限が与えられた部門に依頼するためのキーである。
【0102】
ここで、チェック担当者は、ディスプレイ321に表示された各帳票500の画像データと文字データとを見比べ、文字データの誤りの有無をチェックしたものとする。このとき、誤りがある場合は、図示しないマウス、キーボードなどの入力手段を操作して、誤っている文字データを正しい文字データに修正し、「完了」キーを押下する。誤りがない場合は、そのまま「完了」キーを押下する。これにより、修正装置320は、チェック処理を行った帳票500のデータ(すなわち、「完了」キーが押下されたときに表示していた帳票500のデータ)を、チェックを必要とするデータの集合からチェックを必要としないデータの集合に移して図示しない記憶手段に保存し直すとともに、チェック処理を行った履歴を図示しない記憶手段に記憶する。
【0103】
修正装置320は、一束全てのチェックを必要とするデータのチェック処理がなされたら、画面を図12に示す第2の「チェック要」画面に戻す。このとき、チェック処理がなされた束のデータは、チェックの有無を示す欄が「未」から「済」に変更されて表示される。
【0104】
この後、チェック担当者は、図示しない記憶手段に仮保存されたチェックを必要とするデータ(すなわち、図12において、チェックの有無を示す欄が「未」と表示されているデータ)に対して、同様の手順を繰り返して、順次チェック処理を行う。
【0105】
このようにして、チェック担当者は、束単位で、チェックを必要とする帳票500のチェック処理を行う。
【0106】
登録処理時において、チェック担当者は、修正装置320が図9に示す「Menu」画面をディスプレイ321に表示した後、図示しないマウスなどの入力手段を操作して「チェック不要」キーを押下する。これにより、修正装置320は、図示しない記憶手段に仮保存したチェックを必要としないデータの集合を読み出して、例えば図14に示す第1の「チェック不要」画面を表示する。なお、チェックを必要としないデータの集合は、登録処理が可能なものと不可なものとがある。登録処理が可能なものは、後述の「要枚数」の表示が「0」で、かつ後述のチェックの有無を示す欄の表示が「済」となっているものである。不可なものは、後述の「要枚数」の表示が「1」以上で、かつ後述のチェックの有無を示す欄の表示が「未」となっているものである。
【0107】
図14に示す例では、チェックを必要としないデータを束単位の集合で表示するリスト欄や、チェック欄、「前へ」キー、「次へ」キー、表示されたリストの中から任意の条件に該当するデータを検索するための検索条件を入力する入力欄、「全件指定」キー、「画面内指定」キー、「クリアー」キー、「登録」キー、「実行」キー、「チェック要」キー、「全件」キー、「Menu」キーなどが表示されている。チェック欄は、登録処理する集合に対してチェックマークを表示するための欄である。修正装置320は、チェック担当者によって登録処理を行う任意の集合が指定されると、指定された集合が登録処理が可能なものであるか否かを識別する。指定された集合が登録処理が可能なものである場合に、修正装置320は、その集合のチェック欄にチェックマークを表示して、登録処理できるようにする。なお、指定された集合が登録処理が不可なものである場合に、修正装置320は、その集合のチェック欄にはチェックマークを表示せずに、その集合の登録処理ができないようにする。「全件指定」キーは、図示しない記憶手段に仮保存された全てのチェックを必要としないデータの集合を対象として、登録処理が可能なものを指定するためのキーである。「画面内指定」キーは、画面内のリスト欄に表示されたチェックを必要としないデータの集合を対象として、登録処理が可能なものを指定するためのキーである。「全件指定」キーや「画面内指定」キーが押下されると、修正装置320は、対象の中から登録処理が可能なものを識別して、登録処理が可能なもののチェック欄にチェックマークを表示して登録処理できるようにする。「登録」キーは、「全件指定」キーや「画面内指定」キーなどによって指定された帳票500のデータを登録するためのキーである。図14に示す例では、修正装置320は、束単位におけるチェックを必要とするデータの数を「要枚数」として示している。修正装置320は、「要枚数」の値が「0」となった場合に、チェックの有無を示す欄の表示を「未」から「済」に変更する。これら以外のキーは、前述の通りである。
【0108】
ここで、チェック担当者は、所定の条件に該当するデータを検索するために、所定の条件を入力欄に入力し、「実行」キーを押下したものとする。例えば、図15に示す例では、チェック担当者は、「受付部門」として「北海道」を入力し、「実行」キーを押下している。これにより、修正装置320は、「受付部門」が「北海道」に該当するデータを検索し、例えば図16に示す画面を表示する。
【0109】
ここで、チェック担当者は、任意の集合を指定し、「登録」キーを押下したものとする。例えば、図16に示す例では、チェック担当者は、画面内の1番目〜7番目の集合を指定し、「登録」キーを押下している。これにより、修正装置320は、登録処理するデータ(すなわち、チェック担当者によって指定された集合のデータ)を管理サーバ310に出力するとともに、登録処理を行った履歴を図示しない記憶手段に記憶する。
【0110】
この後、チェック担当者は、図示しない記憶手段に仮保存されたチェックを必要としないデータ(すなわち、図14において、チェックの有無を示す欄が「済」と表示されているデータ)に対して、同様の手順を繰り返して、順次登録処理を行う。
【0111】
このようにして、チェック担当者は、束単位で、帳票500のデータの登録処理を行う。
【0112】
なお、チェック処理時または登録処理時において、チェック担当者は、「全件」キーを押下することによって、画面を、例えば図17に示す「全件」画面に切り替えることができる。「全件」画面は、図示しない記憶手段に仮保存された全件数のデータを参照するための画面である。「全件」画面は、チェック処理または登録処理が行われて、帳票500のデータが更新される度に、件数に関する欄(例えば要枚数欄など)やチェック欄などのデータが変化する。
【0113】
S409において、修正装置320は、任意の時点(例えば、所定の日時になった場合や、所定の束数のチェック処理が完了した場合、チェック担当者が登録処理やその他の所定の処理を行った場合など)で、更新された帳票500のデータ(以下、更新データという)を管理サーバ310に出力する。
【0114】
S421において、管理サーバ310は、修正装置320から更新データを取得する。
【0115】
S423において、管理サーバ310は、更新データに基づいて、仮ファイル315の更新処理や、マスターファイル317の登録処理を行う。なお、管理サーバ310は、更新データがチェック処理だけ行われている場合は、仮ファイル315の更新処理のみ行う。また、管理サーバ310は、更新データが登録処理も行われている場合は、マスターファイル317への登録処理を行うとともに、仮ファイル315の更新処理も行う。
【0116】
帳票500のデータのチェック/登録処理時において、管理センタ300の各機器は、以上のように動作する。
【0117】
以上の通り、この実施の形態に係る帳票処理システム100は、条件データファイル313に登録した条件に基づいて、チェックを必要とする帳票500の文字データを効率よく抽出することができる。そのため、チェック担当者は、重点的に帳票500のデータをチェック処理することができる。
【0118】
また、この実施の形態に係る帳票処理システム100は、帳票500の文字データがチェックを必要とするデータのままである場合に、マスターファイル317への登録を禁止する。そのため、この実施の形態に係る帳票処理システム100は、チェックを必要とする帳票500の文字データが誤ってマスターファイル317に登録されるのを防止することができる。
【0119】
また、この実施の形態に係る帳票処理システム100は、受付部門200の受付サーバ240が一元的に束単位で帳票500の受付コードを採番し、管理センタ300の管理サーバ310が受付コードに基づいて、束単位で、帳票500の画像データと文字データとを管理する。そのため、この実施の形態に係る帳票処理システム100は、帳票500のデータのチェック/登録処理が漏れるのを防止することができる。
【0120】
<付記>
この発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用及び変形が考えられる。
【0121】
例えば、前述の実施の形態では、保険医療機関における診療報酬請求の事務処理を例にして説明したが、この発明は、これ以外にも、様々な用途で活用することができる。例えば、金融機関における為替処理や、金融機関や証券会社などにおける有価証券の発行処理、流通機関やレンタル機関などにおける加入処理などにも活用することができる。
【0122】
また、前述の実施の形態では、仮ファイル315とマスターファイル317の構成は、同じものとして説明したが、異なる構成にすることもできる。
【0123】
また、条件データファイル313に登録されている要チェック保険医療機関の誤読や不読の発生件数(または率)が改善した場合は、登録を抹消してもよい。すなわち、強制的にチェック担当者にチェック処理させていたのを停止してもよい。この場合、不必要な目視によるチェックの回数が減るので、チェック担当者は処理時間を短縮することができる。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したこの発明は、誤った帳票のデータ(特に、不読な箇所が存在する帳票のデータや、誤読された箇所が存在する帳票のデータ)がマスターファイルに登録されるの防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帳票処理システムの構成を示す図である。
【図2】イメージ取得装置の構成を示す図である。
【図3】条件データファイルの構成を示す図である。
【図4】仮ファイル/マスターファイルの構成を示す図である。
【図5】システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図6】システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図7】システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図8】システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図9】画面の表示例を示す図である。
【図10】画面の表示例を示す図である。
【図11】画面の表示例を示す図である。
【図12】画面の表示例を示す図である。
【図13】画面の表示例を示す図である。
【図14】画面の表示例を示す図である。
【図15】画面の表示例を示す図である。
【図16】画面の表示例を示す図である。
【図17】画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 帳票処理システム
200 受付部門
210 イメージ取得装置
220 文字認識装置
230 印刷装置
240 受付サーバ
300 管理センタ
310 管理サーバ
311 プログラムファイル
313 条件データファイル
315 仮ファイル
317 マスターファイル
320 修正装置
321 ディスプレイ
330 印刷装置
400 通信回線
500 帳票

Claims (15)

  1. 帳票を光学的に読み取って前記帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、
    前記帳票の画像データに含まれる文字を認識して前記帳票の文字データを取得する文字認識装置と、
    前記帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録することによって、管理する管理サーバと、
    前記仮ファイルに格納された前記帳票の文字データを修正する修正装置とを有し、
    前記管理サーバは、任意の条件を登録または削除できる条件データファイルを備え、前記帳票が前記条件データファイルに登録された条件に該当する場合に、前記帳票の文字データを強制的にチェックを必要とする文字データと判断することを特徴とする帳票処理システム。
  2. 帳票を光学的に読み取って前記帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、
    前記帳票の画像データに含まれる文字を認識して前記帳票の文字データを取得する文字認識装置と、
    前記帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録することによって、管理する管理サーバと、
    前記仮ファイルに格納された前記帳票の文字データを修正する修正装置とを有し、
    前記管理サーバは、前記帳票の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、前記マスターファイルへの登録を禁止することを特徴とする帳票処理システム。
  3. 帳票を光学的に読み取って前記帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、
    前記帳票の画像データに含まれる文字を認識して前記帳票の文字データを取得する文字認識装置と、
    前記帳票の画像データと文字データとを管理する管理サーバとを有し、
    前記管理サーバは、複数の前記帳票が一束として読取処理された場合に、前記帳票の一束の枚数を基にして、前記帳票の画像データと文字データとを管理することを特徴とする帳票処理システム。
  4. 帳票を光学的に読み取って前記帳票の画像データを取得するイメージ取得装置と、
    前記帳票の画像データに受付コードを関連付けて受付処理する受付サーバと、
    前記帳票の画像データを管理する管理サーバとを有し、
    前記受付サーバは、複数の前記帳票が一束として読取処理された場合に、前記帳票の一束の枚数を基にして、前記受付コードを採番することを特徴とする帳票処理システム。
  5. 前記イメージ取得装置は、複数の前記帳票を連続して光学的に読み取ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の帳票処理システム。
  6. 前記文字認識装置は、前記イメージ取得装置または前記管理サーバのいずれかと一体になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の帳票処理システム。
  7. 前記文字認識装置は、前記イメージ取得装置または前記受付サーバまたは前記管理サーバのいずれかと一体になっていることを特徴とする請求項4に記載の帳票処理システム。
  8. 前記管理サーバは、前記帳票の画像データと文字データとを登録する前記マスターファイルを光記録媒体に記録することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の帳票処理システム。
  9. 帳票を光学的に読み取ることによって取得された前記帳票の画像データと前記帳票の画像データに含まれる文字を認識することによって取得された前記帳票の文字データとを管理する管理サーバにおいて、
    前記帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で、原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録し、
    かつ、任意の条件を登録または削除できる条件データファイルを備え、前記帳票が前記条件データファイルに登録された条件に該当する場合に、前記帳票の文字データを強制的にチェックを必要とする文字データと判断することを特徴とする管理サーバ。
  10. 帳票を光学的に読み取ることによって取得された前記帳票の画像データと前記帳票の画像データに含まれる文字を認識することによって取得された前記帳票の文字データとを管理する管理サーバにおいて、
    前記帳票の画像データと文字データとを、データ修正用のファイルとして運用する仮ファイルに格納した後、任意の時点で原簿用のファイルとして運用するマスターファイルに登録するとともに、
    前記帳票の文字データがチェックを必要とする文字データで、かつ、チェック処理がなされていない場合に、前記マスターファイルへの登録を禁止することを特徴とする管理サーバ。
  11. 帳票を光学的に読み取ることによって取得された前記帳票の画像データと前記帳票の画像データに含まれる文字を認識することによって取得された前記帳票の文字データとを管理する管理サーバにおいて、
    複数の前記帳票が一束として読取処理された場合に、前記帳票の一束の枚数を基にして、前記帳票の画像データと文字データとを管理することを特徴とする管理サーバ。
  12. 帳票を光学的に読み取ることによって取得された前記帳票の画像データと前記帳票の画像データに含まれる文字を認識することによって取得された前記帳票の文字データとを管理する管理サーバから前記帳票の画像データと文字データとを取得して、前記帳票の文字データを修正する修正装置において、
    前記帳票の文字データを強制的にチェックを必要とする文字データとして処理するための条件を登録する条件データファイルに対して、任意の条件を登録または削除できることを特徴とする修正装置。
  13. 帳票を光学的に読み取ることによって取得された前記帳票の画像データと前記帳票の画像データに含まれる文字を認識することによって取得された前記帳票の文字データとを管理する管理サーバから前記帳票の画像データと文字データとを取得して、前記帳票の文字データを修正する修正装置において、
    複数の前記帳票が一束として読取処理された場合に、前記帳票の一束の枚数を基にして、前記帳票の文字データのチェック処理を行うことを特徴とする修正装置。
  14. コンピュータにより、請求項9〜11のいずれか1項に記載の管理サーバを実現するためのプログラム。
  15. コンピュータにより、請求項12または13に記載の修正装置を実現するためのプログラム。
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