JP2004341715A - 路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法。 - Google Patents

路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの正しい車両位置や通過した区間に応じた課金が可能で、正しい位置に対応した情報サービスが提供できる路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法を提供する。
【解決手段】それぞれが端末を有する位置情報保証信号生成センター1、複数のユーザー2、位置情報管理センター3、複数のサービス提供機関4およびGPS衛星7、通信衛星8、第1のネットワーク91、第2のネットワーク92、第3のネットワーク92から構成される。ユーザー2はGPS衛星7により位置を測定し、位置情報保証信号により位置の正確度を保証し、予め登録されているユーザーIDと位置情報に正確度情報を加えた車両現状情報を作成し、第1のネットワーク91を経由して位置情報保証信号生成端末11から提供されるサービス情報を参照して、位置情報管理端末31にサービスの提供を要求する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法に関し、特に正確度を保証されたGPS測位位置情報を用いて行われる路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外で走行している一般車両やバイク等の原動機付車両に対して、所定の道路を走行するときにはその車種や走行区間に対応した通行料金が課金され、また所定の停車位置に駐車するときには停止時間に対応した駐車料金が課金されており、その課金方法としては現在下記のような方法がとられている。
1)走行区間に対する課金:所定の道路の入口と出口にゲートを設け、通行券受け渡しやゲートと課金用車載機との通信履歴等により通過区間を確定して課金を行う。さらに、ビデオカメラ等により監視や確認を行う場合もある。
2)駐車時間に対する課金:所定の駐車場所に監視装置を設けたり、監視員を置いたりすることにより、駐車時間に応じて課金を行う。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−238151号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術には、次のような問題点があった。問題点は、それぞれの下記のように整理できる。
1)走行区間に対する課金の問題点:
(1)区間による課金を行う場合、入口と出口に必ず特別な機器や施設を設置したり整理人を配置したりする必要がある。
(2)ロードプライシングのように区域による課金をする場合でも、入口または皆が必ず通過する地点に特別な機器や施設を設置したり整理人を配置したりする必要がある。
(3)途中に複数の経路がある場合に、通過点を柔軟に管理することができないため、実質的には複数の経路に対しても一律な料金体系しかとることができない。
(4)入口や出口、通過地点の課金体系を通過時刻帯によって変えにくい。
(5)例え走行環境や時期時刻に対応して柔軟な課金額を設定したくても、設定したい料金をリアルタイムに全ての車両に通知することができないため、顧客に納得される料金提示ができない。
(6)一般的に、有料道路でしか課金ができていない。
(7)車両は課金をする場所で停止/もしくは減速しなければならない。
(8)ビデオカメラによる撮影は、トラックの陰に隠れた車を捕らえられない場合がある。
2)駐車に対する課金の問題点:
(1)課金をする場所ごとに特別な機器を設置したり、管理人を配置したりする必要がある。
(2)機器を設置した場所に集金に行く必要がある。
(3)機器の設置された場所に停止した車両の種類を特定できないため、料金体系が一律となる。
(4)時間や場所に応じて、リアルタイムに課金額を変更できない。
(5)全国どこでも課金を行うのには、機器の設置に費用がかかりすぎる。
【0005】
これらの問題点の解決方法として、特開平11−238151号公報に、車載機にGPS用衛星からのGPS信号によって自己の車両の位置を特定して総合センターへ送信することにより総合センターがその位置、あるいはその位置の移動に対応して課金を行う方法が開示されている。しかしGPS用衛星からの電波は気象条件や衛星の障害状況等による変動が常に生ずる可能性があり、総合センターが常に車両の正しい位置を把握できるとは限らず、誤った判断を行う可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、ユーザーが位置を側位した際の側位精度を保証する仕組みを設けることにより、ユーザーの正しい車両位置や通過した区間に応じた課金が可能で、正しい位置に対応した情報サービスが提供できる路面使用有料サービス情報提供・課金システムと方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の路面使用有料サービス情報提供・課金システムは、
GPSで特定した車両所在位置に対応して行われる路面使用有料サービスの情報サービス提供・課金システムであって、予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報とを格納しており、登録されたユーザーからの車両位置情報を添えたサービス提供要求により路面使用有料サービスの情報サービスを提供し、位置正確度の保証された位置情報を含む使用開始情報により課金を開始し、使用終了情報により課金を清算して結果をユーザーに通知する路面使用有料サービス提供端末と、予め登録されたユーザーIDを有し、GPSによる測位手段と、位置正確度の保証のための保証信号入力手段と、路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報の入力手段とを有し、測位手段で得られた位置情報と保証信号とを添えて路面使用のための開始通知と終了通知を路面使用有料サービス提供端末へ通知し、課金精算額を受信するユーザー位置情報端末と、現在のGPSによる測位精度を監視し、その正確度を位置情報保証信号として常に放送している位置情報保証信号生成端末と、各端末をそれぞれ接続する通信ネットワークとを備えたことを特徴とする。
【0008】
路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報は、位置情報保証信号生成端末から、位置情報保証信号とともに常に放送されていてもよく、ユーザー位置情報端末からの位置情報を添えたサービス情報要求により、路面使用有料サービス提供端末から配信されてもよい。
【0009】
路面使用有料サービス提供端末は複数のサービス提供機関端末と、そのサービス提供機関端末と通信ネットワークで接続される位置情報管理端末とからなり、ユーザー位置情報端末との通信は位置情報管理端末を経由して行われてもよく、ユーザー位置情報端末は、路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報の入力手段で得られたサービス情報のサービス提供位置情報とGPSによる測位手段で得られた位置情報とを照合し、現在位置とサービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力してもよく、路面使用有料サービス提供端末は、ユーザー位置情報端末から送出される位置情報を追跡し、課金の実行されていないユーザー位置情報端末の現在位置がサービス提供範囲となったときは、そのユーザー位置情報端末に警報を発信し、所定の手順により課金を実行してもよく、ユーザー位置情報端末は保証信号入力手段で得られた位置正確度を画面に表示してもよい。
【0010】
路面使用有料サービスが道路の所定の範囲内の通行、所定の地域内の道路上の走行および所定の路面上の駐車の少なくともいずれかであってもよい。
【0011】
さらに、位置情報保証信号生成端末と、サービス提供機関端末と、位置情報管理端末と、ユーザー位置情報端末と、第1のネットワークと、第2のネットワークと、第3のネットワークと備え、位置情報保証信号生成端末は、GPSで特定した車両所在位置の正確度を位置情報保証信号として第1のネットワークを経由して所定の範囲に放送する手段を有し、サービス提供機関端末は、車両の路面上の利用に対する有料サービスを提供するサービス提供機関に設けられ、予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報を格納しており、第3のネットワークを経由して位置情報管理端末から送信されるサービス対象の車両の位置情報を含む車両現状情報に基づいて所定の基準で課金処理を行う手段を有し、位置情報管理端末は、第2のネットワークを介して複数のユーザー位置情報端末と接続し、第3のネットワークを介して複数のサービス提供機関端末と接続していて、予め登録されたユーザーIDとサービス提供機関端末の課金情報を含むサービス情報とを格納しており、所定のサービス情報をユーザー位置情報端末に送信し、ユーザー位置情報端末のサービス提供要求を受けてそのユーザー位置情報端末の位置情報保証信号が所定の正確度以上の場合にのみサービスを提供するサービス提供機関端末にサービスの提供を指示し、ユーザー位置情報端末からサービス終了通知を受けるとサービス提供機関端末に通知し、サービス提供機関端末から受けた課金処理内容をユーザー位置情報端末に通知する手段を有し、ユーザー位置情報端末は、第2のネットワークを介して位置情報管理端末と接続しており、予め登録されたユーザー情報・車両情報・課金決済方法を識別するためのユーザーIDを有しており、GPSで車両位置を特定し、第1のネットワークを経由して位置情報保証信号を入手し、有料サービスが提供される路面の課金情報を含むサービス情報を入手して現在の車両位置と照合して現在位置とサービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力し、ユーザーIDと車両位置と位置情報保証信号とを含む車両現状情報を付したサービス要求とサービス終了通知とを第2のネットワークを経由して位置情報管理端末に送信し、位置情報管理端末からの課金結果を画面に表示する手段を有してもよい。
【0012】
本発明の路面使用有料サービス情報提供・課金方法は、
位置情報保証信号生成端末と、サービス提供機関端末と、位置情報管理端末と、ユーザー位置情報端末と、第1のネットワークと、第2のネットワークと、第3のネットワークとを用いた路面使用有料サービス情報提供・課金方法であって、位置情報保証信号生成端末は、GPSで特定した車両所在位置の正確度を位置情報保証信号として第1のネットワークを経由して所定の範囲に放送し、車両の路面上の利用に対する有料サービスを提供するサービス提供機関に設けられたサービス提供機関端末は、予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報を格納し、第3のネットワークを経由して位置情報管理端末から送信されるサービス対象の車両の位置情報を含む車両現状情報に基づいて所定の基準で課金処理を行い、第2のネットワークを介して複数のユーザー位置情報端末と接続し、第3のネットワークを介して複数のサービス提供機関端末と接続している位置情報管理端末は、予め登録されたユーザーIDとサービス提供機関端末の課金情報を含むサービス情報とを格納し、所定のサービス情報をユーザー位置情報端末に送信し、ユーザー位置情報端末のサービス提供要求を受けてそのユーザー位置情報端末の位置情報保証信号が所定の正確度以上の場合にのみサービスを提供するサービス提供機関端末にサービスの提供を指示し、ユーザー位置情報端末からサービス終了通知を受けるとサービス提供機関端末に通知し、サービス提供機関端末から受けた課金処理内容をユーザー位置情報端末に通知し、第2のネットワークを介して位置情報管理端末と接続しているユーザー位置情報端末は、予め登録されたユーザー情報・車両情報・課金決済方法を識別するためのユーザーIDを有し、GPSで車両位置を特定し、第1のネットワークを経由して位置情報保証信号を入手し、有料サービスが提供される路面の課金情報を含むサービス情報を入手して現在の車両位置と照合して現在位置とサービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力し、ユーザーIDと車両位置と位置情報保証信号とを含む車両現状情報を付したサービス要求とサービス終了通知とを第2のネットワークを経由して位置情報管理端末に送信し、位置情報管理端末からの課金結果を画面に表示することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、ユーザーの車両の現在位置や通過した区間における位置をGPSを用いて自ら測定し、その位置情報の精度と信頼性を位置情報保証信号生成センターからの情報によってリアルタイムに保証することにより、ユーザーの車両から位置情報を受けた管理センターがユーザーの車両の位置や通過した区間に応じた課金を行ったり、車両の位置に応じたサービス提供を行ったりするシステムと方法を提供するものである。
【0014】
図1は本発明の第1の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金システムの模式的ブロック構成図である。本発明の第1の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金システムは、それぞれが端末を有する位置情報保証信号生成センター1、複数のユーザー2、位置情報管理センター3、複数のサービス提供機関4およびGPS衛星7、通信衛星8、第1のネットワーク91、第2のネットワーク92、第3のネットワーク93から構成される。位置情報保証信号生成端末11は、省庁等の信頼できる機関によって運用され、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によって構成される。また、位置情報管理端末31は、省庁等の国家機関、もしくは信頼できる事業者等の機関によって運用され、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によって構成される。本実施の形態では第1のネットワーク91は衛星放送、第2のネットワーク92は無線ネットワーク、第3のネットワーク93はインターネットであるとして説明するがこれに限定されるものではなく、例えば第1のネットワーク91はFM放送等を利用したデータ放送でも可能であるし、第2のネットワーク92はPHSや無線LAN等のネットワーク利用も考えられる。また、第3のネットワーク93もインターネットやイントラネット、その他特殊な回線の使用も可能である。
【0015】
図2は第1の実施の形態の位置情報保証信号生成端末のブロック構成図である。第1の実施の形態では位置情報保証信号生成センター1の位置情報保証信号生成端末11は位置情報保証信号放送アンテナ12を有し、GPSアンテナ13と接続されており、第3のネットワーク93を介して複数のサービス提供機関4のサービス提供機関端末41と接続されている。位置情報保証信号生成端末11は入力部110、データ処理装置120、記憶部130、出力部140を備え、データ処理装置120は中央処理部121、GPS衛星位置検証部122、サービス提供機関サービス内容集計部123、位置情報保証信号生成部124、サービス提供機関サービス内容提供部125を有し、記憶部130はGPS衛星データ格納部131、サービス提供機関サービス内容格納部132を有する。
【0016】
GPS衛星7の位置と時刻情報を各地に設けられたGPSアンテナ13から入力してGPS衛星位置検証部122でGPS衛星データ格納部131の位置データを参照して測位誤差を算定し、位置情報保証信号生成部124でGPS衛星7の情報と測位誤差の情報を位置情報保証信号として生成し、出力部140と位置情報保証信号放送アンテナ12を経由して第1のネットワーク91に送出する。また、第3のネットワーク93を介してサービス提供機関4のサービス提供機関端末41から、それぞれのサービス提供対象となるサービスの名称、サ−ビスの種類、時間帯別の課金対象区域の緯度経度数値で表示した位置情報と課金額情報と課金額ルール情報(以下、課金情報と呼ぶ)を入手し、サービス提供機関サービス内容集計部123で集計整理しサービス提供機関サービス内容格納部132に格納するとともにと位置情報保証信号放送アンテナ12と出力部140を経由して第1のネットワーク91に送出する。この場合の地域情報は高速道路の場合は入口・出口の位置、ロードプライシングの場合は課金額変更境界線の情報、駐車場の場合はその所在位置であり、ユーザー位置情報端末22が自己の位置情報と照合可能なような経緯度の数値情報などで示される。
【0017】
位置情報保証信号と課金情報とは位置情報保証信号放送アンテナ12から第1のネットワーク91を経由して通信衛星8に送信することにより通信衛星8からネットワーク91を経由して本サービスを行う対象の地域全域にリアルタイムに放送し続ける。これによってユーザー2はユーザー位置情報端末22で位置情報保証信号と課金情報が常時受信可能となる。
【0018】
図3は第1の実施の形態のユーザー位置情報端末のブロック構成図である。第1の実施の形態ではユーザー2の車両21に搭載されたユーザー位置情報端末22はユーザーGPSアンテナ23を有し、第1のネットワーク91に接続するとともに第2のネットワーク92を介して位置情報管理センター3の位置情報管理端末31と接続されている。ユーザー位置情報端末22は入力部210、データ処理装置220、記憶部230、出力部240、画像表示部250、スピーカ260を備え、入力部210はGPSアンテナ23、第1のネットワーク91、第2のネットワーク92と接続し、ユーザー入力装置211からユーザー2が指示を入力できる。データ処理装置220は中央処理部221、車両位置算出部222、位置情報保証信号処理部223、課金情報解析部224、課金対象地域照合部225、サービス指示情報組み立て部226、車両現状情報編集部227、課金処理指示集計部228を有し、記憶部230はID情報格納部231、車両位置データ格納部232、保証信号データ格納部233、課金情報データ格納部234、課金経歴データ格納部235を有する。
【0019】
ユーザー2が位置や通過した区間に応じたサービスを受けるときは、そのサービスを受けるのに必要な位置にいた時に、GPSで測定した位置情報が正しいかを位置情報保証信号から判断し、位置情報が正しいときにはその測定された位置情報と受けたいサービス内容の情報を第2のネットワーク92を介して位置情報管理センターに送信する。
【0020】
ユーザー2の車両21にはデータ処理装置220を備えたユーザー位置情報端末22が搭載されており、ユーザー位置情報端末22は、ユーザー2の個別識別情報、車両21の個別識別情報、課金の支払いを行う場合には決済手段等を含むユーザー情報を識別するためのユーザーIDが割り当てられ、予め位置情報管理センター3の位置情報管理端末31およびサービス提供機関4のサービス提供機関端末41にID詳細情報とともに登録されており、ユーザーIDを受信した位置情報管理センター3およびサービス提供機関4は発信元のユーザー情報を識別することができる。ID情報はユーザー位置情報端末22のID情報格納部231に格納されている。
【0021】
車両21にはユーザーGPSアンテナ23が搭載されており、ユーザーGPSアンテナ23を経由して受信したGPS衛星7からの情報によりユーザー位置情報端末22は車両位置算出部222で車両21の位置を緯度経度数値情報などで確定して車両位置データ格納部232に格納し、また第1のネットワーク91を経由して受信した通信衛星8からの位置情報保証信号を位置情報保証信号処理部223で処理することによりユーザー位置情報端末22は現在のGPS衛星7からの電波に基づいた車両21の位置情報の正確度を認識して正確度を画像表示部250に表示するとともに保証信号データ格納部233に格納する。同時に課金情報解析部224は位置情報保証信号とともに第1のネットワーク91を経由して受信した課金情報から所定のサービス提供機関サービス内容を抽出し課金情報データ格納部234に格納するとともに画像表示部250に表示する。
【0022】
課金対象地域照合部225では車両位置データ格納部232に格納された車両21の現在位置と課金情報データ格納部234に格納された対象地域の位置データとを常に照合し、車両21の現在位置が対象地域に接近しあるいは侵入した場合は画像表示部250に内容を表示するとともに、必要に応じスピーカ260から警告を発する。
【0023】
ユーザー2からユーザー入力装置211を経由してサービス情報入手の要求があると、サービス指示情報組み立て部226は車両現状情報編集部227にユーザーID・車両位置情報・位置情報保証信号を記憶部230から読み出してそれを組み合わせて車両現状情報を編集させ、サービス指示情報を組み立てて第2のネットワーク92を経由して位置情報管理端末31に送信する。また、正確な課金情報が着信すると課金処理指示集計部228は画像表示部250に表示する。
【0024】
課金処理指示集計部228は、車両21の現在位置が課金対象地域に侵入したり、ユーザー2からユーザー入力装置211を介して課金実行の指示を受けたりすると、車両現状情報と希望サービス内容を付して課金依頼を第2のネットワーク92を経由して位置情報管理端末31に送信する。
【0025】
課金処理指示集計部228は、車両21の現在位置が課金対象地域から外れたり、ユーザー2からユーザー入力装置211を介して課金終了の指示を受けたりすると、第2のネットワーク92を経由して位置情報管理端末31に課金終了を送信する。位置情報管理端末31から課金結果が着信すると課金処理指示集計部228は画像表示部250に表示するとともに課金経歴データ格納部235に記憶する。
【0026】
また、位置情報管理端末31がユーザー位置情報端末22から継続して送信される位置情報の追跡によって課金終了を判断する構成とすることも可能である。また、位置情報管理端末31がユーザー位置情報端末22から継続して送信される位置情報の追跡によって課金実行指示のないユーザー位置情報端末22に独自に課金の実行と終了を行うシステムとすることも可能である。この場合不正な使用を防止するために、車両21のユーザーIDと位置情報と保証信号情報を含む車両現状情報は、ユーザー2が任意に発信を停止できない構造となっていることが望ましい。車両21の運転用のキーをオフにした時にはユーザー位置情報端末22の機能を停止してもよく、位置情報管理端末31は車両21が停止しているものと判断するが、例えば盗難防止システムと併用しているような場合は車両21の運転用のキーをオフにした時にもユーザー位置情報端末22の機能を継続させてもよい。ユーザー位置情報端末22は上述のように盗難防止システムと併用してもよく、カーナビゲーションシステムと併用してもよい。
【0027】
図4は第1の実施の形態の位置情報管理端末のブロック構成図である。第1の実施の形態では位置情報管理センター3に設置された位置情報管理端末31は第2のネットワーク92および第3のネットワーク93に接続され、不図示の入力装置からデータが入力されてもよく、不図示の画像表示装置にデータが表示されていもよい。第2のネットワーク92を介してユーザー2のユーザー位置情報端末22と接続され、第3のネットワーク93を介してサービス提供機関4のサービス提供機関端末41と接続されている。位置情報管理端末31は入力部310、データ処理装置320、記憶部330、出力部340を備え、入力部310および出力部340は第2のネットワーク92および第3のネットワーク93と接続している。データ処理装置320は中央処理部321、サービス提供機関サービス内容集計部322、ユーザーID詳細情報登録部323、車両現状情報把握部324、課金情報要求受理部325、車両位置・サービス提供対象区域照合部326、課金情報提供部327、課金依頼処理部328、車両位置追跡部329を有し、記憶部330はサービス提供機関サービス内容格納部331、ユーザーID詳細情報格納部332、車両現状情報格納部333、車両位置経歴格納部334を有する。
【0028】
位置情報管理端末31は第2のネットワーク92を経由してユーザー位置情報端末22から位置情報とサービス内容情報を受け取ると、第3のネットワーク93を介してそのサービスを提供する機関のサービス提供機関端末41に対して送信する。
【0029】
位置情報管理端末31のサービス提供機関サービス内容集計部322は第3のネットワーク93を介してサービス提供機関端末41から受信した、サービス提供機関4の管理下にあってサービス提供対象となるサービスの名称、サービスの種類、時間帯別に組み立てられた課金対象区域の緯度経度数値で表示した位置情報、課金額情報、および課金額ルール情報(以下、課金情報と呼ぶ)を集計して、サービス内容としてサービス提供機関サービス内容格納部331に格納する。
【0030】
ユーザーID詳細情報登録部323は、ユーザー2のユーザー位置情報端末22からユーザー2の個別識別情報、車両21の個別識別情報、課金の支払いを行う場合には決済手段等を含むユーザー情報を添えて登録要求を受けると、ユーザーIDを割り当ててユーザー位置情報端末22に通知するとともにユーザーID詳細情報格納部333に格納し、さらに第3のネットワーク93を経由してサービス提供機関端末41に通知する。
【0031】
位置情報管理端末31は第2のネットワーク92を経由してユーザー位置情報端末22から車両現状情報を付してサービス情報の要求を受けると、車両現状情報把握部324で車両位置を含む車両現状情報を把握して保証信号の正確度を確認して車両現状情報格納部333に格納し、課金情報要求受理部325で要求を受理し、車両位置・サービス提供区域照合部326で車両位置とサービス提供機関サービス内容格納部331内のサービス提供区域とを照合して、車両位置と重複もしくは近接するサービス提供区域を抽出して課金情報提供部327でそのサービス提供区域の課金情報を第2のネットワーク92を経由してユーザー位置情報端末22に送信する。
【0032】
位置情報管理端末31は、ユーザー位置情報端末22から第2のネットワーク92を経由して車両現状情報と希望サービス内容を付した課金依頼を受信すると、課金依頼処理部328で保証信号の正確度を確認してサービス内容と車両位置に対応したサービス提供区域を管理するサービス提供機関端末41に第3のネットワーク93を経由して車両現状情報を付してサービス提供を依頼する。同時に必要に応じてユーザー位置情報端末22に所定の間隔で車両現状情報を送信させ、第2のネットワーク92を経由してユーザー位置情報端末22からの車両現状情報の受信を継続して車両位置追跡部329で車両位置を追跡し、車両位置経歴格納部334に格納する。この場合車両現状情報の受信が途絶した場合、走行区間に対して課金される場合には異常としてユーザー位置情報端末22とサービス提供機関端末41に通報し、駐車に対して課金される場合はエンジンキーがオフになったと判断し次に車両現状情報が復活したときに位置が変化していたときには異常としてユーザー位置情報端末22とサービス提供機関端末41に通報する。保証信号の正確度が所定の閾値以下の場合はサービスの提供を留保してユーザー位置情報端末22に通報する。
【0033】
位置情報管理端末31は、ユーザー位置情報端末22から第2のネットワーク92を経由して課金終了指示を受信すると、課金依頼処理部328が受信した車両現状情報を添えてサービス提供機関端末41に第3のネットワーク93を経由して課金終了を通報し、サービス提供機関端末41から第3のネットワーク93を経由して課金額と決済方法を受信すると、第2のネットワーク92を経由してユーザー位置情報端末22に課金額と決済方法を送信する。
【0034】
図5は第1の実施の形態のサービス提供機関端末のブロック構成図である。第1の実施の形態ではサービス提供機関4に設置されたサービス提供機関端末41は第3のネットワークに接続され、不図示の入力装置からデータが入力されてもよく、不図示の画像表示装置にデータが表示されていもよい。第3のネットワーク93を介して位置情報管理センター3の位置情報管理端末31と位置情報保証信号生成センター1の位置情報保証信号生成端末11とに接続されている。サービス提供機関端末41はサービス提供位置に応じた課金を行う県庁・都庁・警察等の機関に管理される。サービス提供機関端末41は入力部410、データ処理装置420、記憶部430、出力部440を備え、入力部410および出力部440は第3のネットワーク93と接続している。データ処理装置420は中央処理部421、サービス内容編集部422、サービス内容出力部423、ユーザーID詳細情報登録部424、課金指示受理部425、課金算定部426、課金決済部427、課金処理結果連絡部428を有し、記憶部430はサービス内容格納部431、ユーザーID詳細情報格納部432、課金指示受理経歴格納部433、課金処理結果格納部434を有する。
【0035】
サービス提供機関端末41は、管理下にあるサービス提供対象となるサービスの名称、サ−ビスの種類、時間帯別の課金対象区域の緯度経度数値で表示した位置情報と課金額情報と課金額ルール情報(以下、課金情報と呼ぶ)をサービス内容編集部422で編集し、サービス内容格納部431に格納するとともに、サ−ビス内容出力部423によって課金情報を第3のネットワーク93を経由して位置情報管理センター3の位置情報管理端末31と位置情報保証信号生成センター1の位置情報保証信号生成端末11に送信する。
【0036】
サービス提供機関端末41は、位置情報管理端末31を経由してユーザー位置情報端末22からユーザー2の個別識別情報、車両21の個別識別情報、課金の支払いを行う場合には決済手段等を含むユーザー情報を添えてユーザーID登録の通知を受けると、ユーザーID詳細情報登録部424がその内容をユーザーID詳細情報格納部432に格納する。
【0037】
サービス提供機関端末41は、第3のネットワーク93を経由して位置情報管理端末31からID情報・車両位置情報・保証信号情報を含む車両現状情報を付して課金指示を受領すると、課金指示受理部425が所定の処理を行って時刻とID情報と車両位置情報とを課金受理経歴格納部433に格納するとともに課金を開始する。
【0038】
サービス提供機関端末41は、第3のネットワーク93を経由して位置情報管理端末31からID情報・車両位置情報を含む車両現状情報を付して課金終了指示を受領すると、課金算定部426で課金受理経歴格納部433から受理時の車両21の時刻・位置を読み出し、課金終了指示時の時刻・位置と対比してサービス内容格納部431から対応する課金額情報と課金額ルール情報を読み出して課金を算定し、課金決済部427でユーザーID情報から代金決済方法を読み出して課金の決済を行い、課金処理結果連絡部428が課金処理結果を車両のID情報を付し第3のネットワーク93を経由して位置情報管理端末31に送信し、課金処理結果を課金処理結果格納部434に格納する。
【0039】
次に、図1、図6を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。図6は第1の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金方法のフローチャートである。なお、以降の説明では、第1のネットワーク91は衛星放送、ネットワーク92は無線ネットワーク、ネットワーク93はインターネットであるとして説明する。また、前提条件として、ユーザー位置情報端末22がサービスを利用するために測位をする時にはいつでも、位置情報の精度と信頼性が保証されている状態で行うものとする。
【0040】
図6を参照すると、サービス提供機関端末41は時間帯別の課金対象地域情報と課金額情報と課金額ルール情報(以下、課金情報と呼ぶ)を生成し、インターネット93上の位置情報保証信号生成端末11と位置情報管理端末22に送信する(ステップD1、A1、C1)。位置情報保証信号生成端末11はGPS衛星位置を検証して常に位置保証信号を生成しており(ステップA3)、その位置保証とサービス端末10から受信した課金情報を、衛星放送91からユーザー位置情報端末22に送信する(ステップA2、A4)。
【0041】
ユーザー位置情報端末22は、予めユーザー情報、車両情報と対応するID情報を位置情報管理端末31とサービス提供機関端末41に登録している(ステップB1、C2、D2)。
【0042】
ユーザー位置情報端末22は、GPS衛星7の情報から常に自己の位置を測定しており(以下、測位位置と呼ぶ)、GPS衛星7の情報を正しく受信しているかを、図7の保証信号受信状況表示に示すようにユーザーがすぐに確認できるように表示している。図7はユーザー位置情報端末22の画像表示部250の表示例であり、保証信号受信状況表示251と情報表示画面252が表示されている。
【0043】
ユーザー位置情報端末22は、現在位置を側位し(ステップB2)保証信号を受信すると(ステップB3)、ユーザーIDと組み合わせて車両現状情報を作成する(ステップB4)。
【0044】
また、ユーザー位置情報端末22は測位位置と衛星放送91から受信した課金情報から、自己が課金対象地域に近い所定の範囲に入っていないか、あるいは自己の位置が課金対象地域に入っていないかを所定の時間間隔でチェックしている(ステップB5)。ここでは説明を判りやすくするために、課金対象地域に近い所定の範囲を課金対象地域から1kmの範囲に入った場合とする。測位位置が課金対象地域の1km以内という条件を満たしていない場合(ステップB6N)はB6に戻るが、条件を満たしていた場合は(ステップB6Y)警報を表示して図7の情報表示画面252で課金対象地域に近いことと、課金対象地域に入った場合の課金額と、自己が適応する可能性のある課金ルールを通知して(ステップB7)、ステップB8に進む。
【0045】
ここで測位位置が課金対象地域内という条件を満たしていない場合(ステップB8N)はB6に戻るが、条件を満たしていた場合は(ステップB8Y)警報を表示して図7の情報表示画面252に課金対象地域に入ったことと、課金ルールに基づく課金額と、課金処理を開始する旨を表示して(ステップB9)ステップB10に進む。ここで自動課金が設定されている場合は(ステップB10Y)、ステップA2で示されている課金額を抽出して添付して(ステップB11)、ステップB4で作成した車両現状情報と希望する課金サービス内容ととともに課金実行請求を無線ネットワーク92を介して位置情報管理端末31に送信する(ステップB16)。
【0046】
自動課金が設定されていない場合に(ステップB10N)、確認のために課金情報を必要とする場合は(ステップB12Y)、無線ネットワーク92を介して位置情報管理端末31に対して、自己の測位位置とユーザー位置情報端末22を特定するID番号とを添えて、課金情報請求を送信し、(ステップB13)。課金情報を必要としない場合は(ステップB12N)、ステップB14に進む。
【0047】
位置情報管理端末31はユーザー位置情報端末22から受信した課金情報請求を解読し、格納している課金情報内容から対応する課金情報を抽出して課金情報を送信する(ステップC3)。
【0048】
このステップはその課金情報を管理しているサービス提供機関4を特定し、その提供元であるサービス提供機関端末41に、課金の判別に必要な情報をインターネット93を介して送信し、受け取った課金情報をユーザー位置情報端末22に送信してもよい。
【0049】
ステップB14でユーザー位置情報端末22が課金を実行する場合は(ステップB14Y)、ステップC3で示されている課金額を抽出して添付して(ステップB15)、ステップB4で作成した車両現状情報と希望する課金サービス内容ととともに課金実行請求を無線ネットワーク92を介して位置情報管理端末31に送信する(ステップB16)。課金を実行しない場合は(ステップB14N)ステップB5に戻る。
【0050】
課金実行請求を受け取った(ステップC4)位置情報管理端末31は、保証信号における正確度が所定の範囲にあることを確認して、インターネット93を介してサービス提供機関端末41に対して課金実行を指示する(ステップC5)。
【0051】
課金実行指示を受けたサービス提供機関端末41は、課金実行請求の内容にステップB11で添付されたの課金内容放送から受領した課金額、またはステップB15で添付された位置情報管理端末31から送信された課金額と、ユーザー位置情報端末22の測位位置情報からサービス提供機関端末41側で持つ課金ルールに基づき算出される課金額とを対比し(ステップD3)、一致しない場合は(ステップD4N)、ステップC3に戻って位置情報管理端末31からユーザー位置情報端末22に正規の課金情報を強制回復処理の実行命令とともに送信する。一致した場合は(ステップD4Y)、課金処理を開始する(ステップD5)。
【0052】
位置情報管理端末31は課金指示(ステップC5)を行った後、ユーザーの監視を必要としない場合は(ステップC6N)はこの処理を終了し、ユーザーの監視を必要とする場合は(ステップC6Y)、ユーザー位置情報端末22に車両現状情報の継続した送信を求め、位置情報管理端末31は受信している車両現状情報の位置と課金情報内容の課金位置との対比を続け(ステップC7)、現在の課金範囲から外れると(ステップC7N)、その位置が新しい課金の範囲に入っているかを確認し、位置が新しい課金の範囲に入っている場合は(ステップC8Y)、例えばロードプライシングで次の範囲に移動したのでステップC5に戻って新しい課金での課金開始を指示し、位置が新しい課金の範囲に入ってない場合に(ステップC8N)、強制実行を行う場合は(ステップC9Y)サービス提供機関端末41に課金終了を指示する(ステップC11)。
【0053】
ユーザー位置情報端末22もステップB5の課金位置と現状位置との照合の結果課金範囲から外れた場合とユーザーの意思で課金を終了させる場合は(ステップB17Y)、位置情報管理端末31を経由して(ステップC10)、サービス提供機関端末41に課金終了を指示する(ステップB18)。
【0054】
課金終了の指示を受けたサービス提供機関端末41は、課金を終了して(ステップD6)、課金額を算出し(ステップD7)、ユーザーIDに予めユーザー位置情報端末22の課金額請求先として登録されている金融機関等に、課金額の請求処理を行い(ステップD8)、課金処理結果を位置情報管理端末31とユーザー位置情報端末22とに送信し、(ステップD9、C11、B19)、ユーザー位置情報端末22は、サービス提供機関端末41から送信された課金額情報を受信すると(ステップB19)、課金処理が正しく行われたことを情報表示画面252に表示して、処理を終了する。
【0055】
次に、本発明の第2の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金システムについて図1から図6に対応する図8から図13を参照して詳細に説明する。本発明の第2の実施の形態では、第1のネットワーク91を経由して放送されていた課金情報ではなく、位置情報管理端末31でユーザー位置情報端末22から送信される車両現状情報の車両位置と格納された課金情報のデータとを常に照合し、ユーザー位置情報端末22が課金範囲に対し所定の範囲に入ったらユーザー位置情報端末22に課金情報を送信するという点で、予め第1のネットワーク91から受け取る第1の実施の形態と異なる。
【0056】
その他の動作については第1の実施の形態と同様なので、図8から図13では同じものについては図1から図6と同じ符号を用いて説明を省略し、相違点についてのみ詳細に説明する。
【0057】
ユーザー位置情報端末22は、位置情報保証信号生成端末11の位置情報保証信号放送アンテナ12を介して第1のネットワーク91に対して送信される位置保証信号情報を受信するが、課金情報は受信しない。従って図9において、位置情報保証信号生成端末11にはサービス提供機関サービス内容集計部123、サービス提供機関サービス内容提供部125、サービス提供機関サービス内容格納部132は設けられておらず、第3のネットワーク93とも接続されていなくてもよい。
【0058】
ユーザー位置情報端末22は、第1の実施の形態のときと同様に、第1のネットワーク91からの位置保証信号を受信し、今現在測位している位置情報の精度と信頼性が保証されていることを測定する機能を備えている。ユーザー位置情報端末22は第2のネットワーク92を介して位置情報管理端末31に、先に測位した位置情報から、その場所で受けることができるサービスを問合せする機能や、サービスを指定してそのサービスを受けるために、ユーザーを特定するためのユーザー管理番号や、自己の位置情報などの車両現状情報や、受けようとしているサービス内容等の位置・サービス情報を送信する機能を有する。従って図10では、課金情報解析部224、課金対象地域照合部225は設けられておらず、位置情報管理端末31から現在位置と課金対象地域との照合結果を受け取る課金対象地域照合情報受理部1225が設けられている。
【0059】
位置情報管理端末31は予め指定されたサービスを行っているサービス提供機関4のサービス提供機関端末41を管理しており、ユーザー位置情報端末22から送信された位置情報を含む車両現状情報を受け取り、サービス提供機関サービス内容格納部331に格納されているサービス情報と照合し、ユーザー位置情報端末22がサービス対象地域に侵入しあるいは近接した場合は、サービス情報を添えてユーザー位置情報端末22に通知し、強制的に課金を行うシステムの場合は課金の開始、課金額の変更、課金の停止をサービス提供機関端末41に指示する。また、ユーザー位置情報端末22から送信された位置・サービス情報を受け取り、ユーザーが受けようとしているサービスを提供する事業者の端末であるサービス提供機関端末41に、ユーザーID番号や、ユーザー2の位置情報や、ユーザー2が受けようとしているサービス内容を伝える機能を有する。
【0060】
サービス提供機関端末41には、予め位置・サービス情報に基づく課金体系が管理されていると共に、その金額の請求先または請求方法が管理されており、位置情報管理端末31を経由して、ユーザー位置情報端末22から送信された位置・サービス情報を受け取って保持すると共に、ユーザー位置情報端末22が受けようとしているサービスの課金額と課金ルールを生成し送信する機能を有する。
【0061】
ユーザー位置情報端末22が、そのサービスを受けることを選択すると、その情報が第2のネットワーク92と第3のネットワーク93を介してサービス提供機関端末41に通知され、サービス利用が開始される。
【0062】
ユーザー位置情報端末22からサービス利用終了の信号を受けると、その時点までの課金額をユーザー位置情報端末22に送信すると共に、その金額を管理された請求先に請求する処理を行う。
【0063】
次に、図8、図13、図14を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。図13は第2の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金方法のフローチャートである。なお、以降の説明では、第1のネットワーク91は衛星放送、ネットワーク92は無線ネットワーク、ネットワーク93はインターネットであるとして説明する。また、前提条件として、ユーザー位置情報端末22がサービス利用を受ける場所を決める(ステップF10)時から、課金処理が始まる(ステップH3)まではユーザー位置情報端末22が移動することがないこととする。また、ユーザー位置情報端末22がサービスを利用するために測位をする時にはいつでも、位置情報の精度と信頼性が保証されている状態で行うものとする。
【0064】
サービス提供機関端末41と位置情報管理端末31は時間/場所/ユーザー分類に応じた課金対象地域情報と課金額情報と課金額ルール情報(以下、課金情報と呼ぶ)を予め保持している(ステップH1、G1)。位置情報保証信号生成端末11が位置保証信号を生成してからユーザー位置情報端末22に送信するまでの動作(ステップE1、E2)、およびユーザー位置情報端末22が現在位置を測位して車両現状情報を作成するまでの動作は(F2〜F4)、第1の実施の形態と同様である。
【0065】
第2の実施の形態では、ユーザー位置情報端末22が無線ネットワーク92を介して位置情報管理端末31に所定の間隔で車両現状情報を発信し(ステップF5)、位置情報管理端末31は、車両現状情報を受信すると(ステップG3)、位置情報が正確かを確認し(ステップG4)、正確でない場合は(ステップG4N)ステップF2に戻り、正確な場合は(ステップG4Y)格納されている課金情報内容の課金位置との対比を行い(ステップG5)、その位置が課金範囲以内であると認識すると(ステップG6Y)、照合結果をユーザー位置情報端末22に送信する(ステップG7)。この場合課金範囲から所定の範囲にはいった場合と、課金範囲にはいった場合の両方で送信してもよい。
【0066】
ユーザー位置情報端末22は、課金情報内容の課金位置と現状位置との照合結果を受理すると(ステップF6)、警報を表示して図7の情報表示画面252に所定の範囲にあるいは課金対象地域に入ったことと、課金ルールに基づく課金額とを表示する(ステップF7)。
【0067】
また、サービス利用者は、課金情報を請求したい場合は(ステップF8Y)、サービスを受けたい場所に移動して、ユーザー位置情報端末22で測位した位置情報を課金情報請求として位置情報管理端末31に送信する(ステップF9)。位置情報管理端末31は、予め登録されている各種サービスの中から、ユーザーがいる場所で利用可能なサービスを先の位置情報から選択し、ユーザー位置情報端末22に送信する(ステップG9)。なお、ステップF7で所望の位置情報が得られていたり、予め受けたいサービスが決まっているようであれば(ステップF8N)、ステップF9の処理を省くこともできる。
【0068】
次に、ユーザー位置情報端末22は受信した利用可能なサービス一覧を表示する。その一覧の中からユーザーは利用したいサービスを選択し、そのサービス情報と自己の位置情報を課金実行請求として位置情報管理端末31に送信する(ステップF11)。位置情報管理端末31は、その情報を受信すると(ステップG10)、その情報を課金実行指示としてサービス提供機関のサービス提供機関端末41に第3のネットワーク93を介して送信し(ステップG11)、それを受けた(ステップH3)サービス提供機関端末41はユーザーの位置情報から、課金額と課金ルールを生成し、課金を開始する(ステップH4)。
【0069】
ユーザー2が利用可能なサービス一覧を利用しないで課金実行を送信する場合もある(ステップF8N、F10、F11)。この場合に対応するためにサービス提供機関端末41が生成した課金額と課金ルールをユーザーに返信してもよい。なお、ここでユーザーの位置がサービス対象外の地域であった場合は、その旨をユーザーに返信する。図14はサービス提供機関端末41が課金指示を受信してから課金開始までの他の動作のフローチャートである。図13で*で示される鎖線で囲まれた部分の動作は図14に示されるように組み立てることができる。サービス提供機関端末41は課金実行指示を受信すると(ステップH3)、受信した課金実行指示の車両現状情報から課金額と課金ルールを生成して位置情報管理端末31に送信する(ステップH31)。位置情報管理端末31はサービス提供機関端末41から情報を受け取ると、その内容をユーザー位置情報端末22に送信する(ステップG111)。ユーザー位置情報端末22は受信すると(ステップF111)、受信した課金額と課金ルールから、サービスを利用するのかしないかを判断し(ステップF112)、サービスを受けない場合には(ステップF112N)、サービスを受けない場合のルール、例えばここでは、路上駐車管理向けにこのサービスを使用すると仮定すると、無償で駐車できる時間を5分とし、5分経っても移動しなかった場合には警告を通知し、それを過ぎる前に移動すればその時点で終了とすることとしてもよい。
【0070】
サービスを利用する場合には(ステップF112Y)、ユーザー位置情報端末22は課金情報と位置情報を位置情報管理端末31に送信する(ステップF113)。位置情報管理端末31はその内容をサービス提供機関端末41に送信する(ステップG112)。サービス提供機関端末41は受信した情報と予め持つユーザー端末情報と課金ルールと課金額を照合する(ステップH32)。異なる場合には(ステップH33N)、位置情報管理端末31を経由して(ステップG113)、ユーザー位置情報端末22に正しい課金情報と、今回の課金処理を終了する旨の不照合情報を送信し(ステップH35、G113、F114)、ユーザー位置情報端末22は処理を終了した上でステップF8に戻る。照合結果が正しかった場合には(ステップH33Y)、位置情報管理端末31を経由して(ステップG114)、ユーザー位置情報端末22への課金開始通知を送付して(ステップH34、F115)、課金を開始する(ステップH4)。ユーザー位置情報端末22はそれを受け、サービス提供機関端末41が正常に課金を開始したことをユーザーに画面等で通知する(ステップF116)。
【0071】
課金ルールにはサービス連続利用可能時間上限がある場合もあり、課金開始(ステップH4)の処理後直ちに、サービス提供機関端末41はユーザーの利用時間が上限を超えていないかをチェックしつづける(ステップH41)。上限を超えてもユーザー位置情報端末22から課金終了要求がなかった場合には、その履歴を保持する。
【0072】
サービスが駐車の場合、課金開始後、ユーザー位置情報端末22が課金ルールの位置条件(基本的に課金中移動してはいけない。)や利用制限時間に反していないかをチェックすることもできる。ここでは、位置条件に反した場合のみの処理を以下に記述する。
【0073】
ユーザー位置情報端末22が先に述べた位置条件に反した場合(ステップG12Y、G13N、G14N)は位置情報管理端末31が直接サービス提供機関端末41に課金終了を指示する(ステップG15)。自らサービス終了要求をユーザー位置情報端末22が行う場合(ステップF12Y)、ユーザー位置情報端末22は課金終了要求を位置情報管理端末31に送信し(ステップF13)、位置情報管理端末31は受信した課金終了要求をサービス提供機関端末41に送信する(ステップG15)。サービス提供機関端末41はその要求を受けると課金を終了し(H5)、要求を受けた時間や、ユーザー位置情報端末22から送信された情報を基に課金額を算出し(H6)、所定の決済方法で課金を決済し(ステップH7)、位置情報管理端末31を経由してユーザー位置情報端末22へ課金額の結果情報を送信する(ステップH8、G16、F14)。
【0074】
ユーザー位置情報端末22はその情報を受け(ステップF14)、サービス提供機関端末41で課金処理が正しく行われたことと、課金額の確認表示を行い処理を終了する。
【0075】
以上のように、第2の実施の形態では、ユーザーがサービスを受ける事を希望した場所にいるときに課金額を決めることができるため、細かに場所ごとでの課金額を決定することができる。これに対して第1の実施の形態では、場所による課金額を一方的に放送するため、同様のことを実現するためには、サービスを提供したいすべての場所の詳細な課金情報をすべての場所に対して送らなくてはならなくなり、その情報は膨大な量になってしまう。この点で第2の実施の形態ではこれを避けることができる点で優れている。
【0076】
第1および第2の実施の形態では課金処理をサービス提供機関端末41で行っていたが(ステップD8、H7)、サービス提供機関端末41から課金額の送信を受けて位置情報管理端末31やその他の課金決済のみの処理を行う端末が一括して管理してもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の路面使用有料サービス情報提供・課金システムには、次のような効果がある。即ち、
第1の効果は、衛星放送をGPSが受信でき、第2のネットワークとの双方向通信ができる場所であればどこでも、時間・場所・料金体系を柔軟に変更し、確実に課金を行うことができることである。
【0078】
その理由は移動体の位置に応じた課金をするために、ユーザーの判別と、ユーザーの位置を確実に把握する方法と、課金料金の設定方法を、次のように工夫したためである。
1)GPSによって測位される位置情報を用いるため、課金したい場所に特別な機器を設置する必要がない。
2)衛星による位置の測位結果の精度と信頼性を保証することができるようにした。
3)課金する時間、場所は提供機関端末側が条件を設定するだけで即時に変更できるようにした。
4)ユーザー側の条件(例えば大型車か小型車かというような条件)に応じた課金も、サービス提供機関端末側で管理するユーザー情報から、設定できるような課金方法にした。
5)課金される地区にユーザーが侵入する前から事前に、その地区に侵入した場合の課金額をユーザーに通知できるようにした。
【0079】
第2の効果は、課金したい地区ごとの設備の設置・維持・管理費用が必要ないことである。
【0080】
その理由はユーザーの位置の把握にはGPSを使用し、課金情報のやり取りは長距離の無線システムを利用するために、課金をしたい場所ごとに何らかの機器を設置する必要がないためである。
【0081】
第3の効果は、ロードプライシングや路上駐車の課金に限らず、移動体の位置に応じた様々な課金に使えることである。
【0082】
その理由は、本システムは信頼できるユーザーの位置情報をいつでもリアルタイムに測位できるということを技術的に一番大きな特徴としており、例えば指定した2点間を通過するという条件を満たした際に課金するというようなルールを作成した場合には、高速道路の課金にも使用することができる。その場合、現在日本国内で設置されているETCの機器を料金所に設置するどころか、料金所さえも必要としない課金を行うことができる。また、課金体系の異なる地域間を移動したときに自動的に新しい課金体系で課金できるので、ロードプライシングの課金にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金システムの模式的ブロック構成図である。
【図2】第1の実施の形態の位置情報保証信号生成端末のブロック構成図である。
【図3】第1の実施の形態のユーザー位置情報端末のブロック構成図である。
【図4】第1の実施の形態の位置情報管理端末のブロック構成図である。
【図5】第1の実施の形態のサービス提供機関端末のブロック構成図である。
【図6】第1の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金方法のフローチャートである。
【図7】ユーザー位置情報端末の画像表示部の表示例である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金システムの模式的ブロック構成図である。
【図9】第2の実施の形態の位置情報保証信号生成端末のブロック構成図である。
【図10】第2の実施の形態のユーザー位置情報端末のブロック構成図である。
【図11】第2の実施の形態の位置情報管理端末のブロック構成図である。
【図12】第2の実施の形態のサービス提供機関端末のブロック構成図である。
【図13】第2の実施の形態の路面使用有料サービス情報提供・課金方法のフローチャートである。
【図14】サービス提供機関端末が課金指示を受信してから課金開始までの他の方法の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 位置情報保証信号生成センター
2 ユーザー
3 位置情報管理センター
4 サービス提供機関
7 GPS衛星
8 通信衛星
11 位置情報保証信号生成端末
12 位置情報保証信号放送アンテナ
13 GPSアンテナ
21 車両
22 ユーザー位置情報端末
31 位置情報管理端末
41 サービス提供機関端末
91 第1のネットワーク
92 第2のネットワーク
93 第3のネットワーク
110、210、310、410 入力部
120、220、320、420 データ処理装置
121、221、321、421 中央処理部
122 GPS衛星位置検証部
123 サービス提供機関サービス内容集計部
124 位置情報保証信号生成部
125 サービス提供機関サービス内容提供部
130、230、330、430 記憶部
131 GPS衛星データ格納部
132、331 サービス提供機関サービス内容格納部
140、240、340、440 出力部
211 ユーザー入力装置
222 車両位置算出部
223 位置情報保証信号処理部
224 課金情報解析部
225 課金対象地域照合部
226 サービス指示情報組み立て部
227 車両現状情報編集部
228 課金処理指示集計部
231 ID情報格納部
232 車両位置データ格納部
233 保証信号データ格納部
234 課金情報データ格納部
235 課金経歴データ格納部
250 画像表示部
251 保証信号受信状況表示
252 受信表示画面
260 スピーカー
322 サービス提供機関サービス内容集計部
323、424 ユーザーID詳細情報登録部
324 車両現状情報把握部
325 課金情報要求受理部
326 車両位置・サービス提供対象区域照合部
327 課金情報提供部
328 課金依頼処理部
329 車両位置追跡部
332、432 ユーザーID詳細情報格納部
333 車両現状情報格納部
334 車両位置経歴格納部
422 サービス内容編集部
423 サービス内容出力部
425 課金指示受理部
426 課金算定部
427 課金決済部
428 課金処理結果連絡部
431 サービス内容格納部
433 課金指示受理経歴格納部
434 課金処理結果格納部
1225 課金対象地域照合情報受理部
1321 課金対象地域照合部
A1〜A4、B1〜B19、C1〜C11、D1〜D9、E1、E2、F1〜F14、F111〜F116、G1〜G16、G111〜G114、H1〜H8、H31〜H34、H41 ステップ

Claims (10)

  1. GPSで特定した車両所在位置に対応して行われる路面使用有料サービスの情報サービス提供・課金システムであって、
    予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報とを格納しており、登録されたユーザーからの車両位置情報を添えたサービス提供要求により路面使用有料サービスの情報サービスを提供し、位置正確度の保証された位置情報を含む使用開始情報により課金を開始し、使用終了情報により課金を清算して結果を前記ユーザーに通知する路面使用有料サービス提供端末と、
    予め登録されたユーザーIDを有し、GPSによる測位手段と、位置正確度の保証のための保証信号入力手段と、路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報の入力手段とを有し、前記測位手段で得られた位置情報と前記保証信号とを添えて路面使用のための開始通知と終了通知を前記路面使用有料サービス提供端末へ通知し、課金精算額を受信するユーザー位置情報端末と、
    現在のGPSによる測位精度を監視し、その正確度を位置情報保証信号として常に放送している位置情報保証信号生成端末と、
    前記各端末をそれぞれ接続する通信ネットワークとを備えたことを特徴とする路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  2. 前記路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報は、前記位置情報保証信号生成端末から、前記位置情報保証信号とともに常に放送されている、請求項1に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  3. 前記路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報は、前記ユーザー位置情報端末からの前記位置情報を添えたサービス情報要求により、前記路面使用有料サービス提供端末から配信される、請求項1に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  4. 前記路面使用有料サービス提供端末は複数のサービス提供機関端末と、該サービス提供機関端末と前記通信ネットワークで接続される位置情報管理端末とからなり、前記ユーザー位置情報端末との通信は前記位置情報管理端末を経由して行われる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  5. 前記ユーザー位置情報端末は、路面使用有料サービスの課金情報を含むサービス情報の入力手段で得られた前記サービス情報のサービス提供位置情報と前記GPSによる測位手段で得られた位置情報とを照合し、現在位置と前記サービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  6. 前記路面使用有料サービス提供端末は、前記ユーザー位置情報端末から送出される位置情報を追跡し、課金の実行されていない前記ユーザー位置情報端末の現在位置がサービス提供範囲となったときは、該ユーザー位置情報端末に警報を発信し、所定の手順により課金を実行する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  7. 前記ユーザー位置情報端末は前記保証信号入力手段で得られた位置正確度を画面に表示する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  8. 前記路面使用有料サービスが道路の所定の範囲内の通行、所定の地域内の道路上の走行および所定の路面上の駐車の少なくともいずれかである、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  9. 位置情報保証信号生成端末と、サービス提供機関端末と、位置情報管理端末と、ユーザー位置情報端末と、第1のネットワークと、第2のネットワークと、第3のネットワークと備え、
    前記位置情報保証信号生成端末は、GPSで特定した車両所在位置の正確度を位置情報保証信号として前記第1のネットワークを経由して所定の範囲に放送する手段を有し、
    前記サービス提供機関端末は、車両の路面上の利用に対する有料サービスを提供するサービス提供機関に設けられ、予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報を格納しており、前記第3のネットワークを経由して前記位置情報管理端末から送信されるサービス対象の車両の位置情報を含む車両現状情報に基づいて所定の基準で課金処理を行う手段を有し、
    前記位置情報管理端末は、前記第2のネットワークを介して複数の前記ユーザー位置情報端末と接続し、前記第3のネットワークを介して複数の前記サービス提供機関端末と接続していて、予め登録されたユーザーIDと前記サービス提供機関端末の課金情報を含むサービス情報とを格納しており、所定の前記サービス情報を前記ユーザー位置情報端末に送信し、前記ユーザー位置情報端末のサービス提供要求を受けて該ユーザー位置情報端末の位置情報保証信号が所定の正確度以上の場合にのみサービスを提供する前記サービス提供機関端末にサービスの提供を指示し、前記ユーザー位置情報端末からサービス終了通知を受けると前記サービス提供機関端末に通知し、前記サービス提供機関端末から受けた課金処理内容を前記ユーザー位置情報端末に通知する手段を有し、
    前記ユーザー位置情報端末は、前記第2のネットワークを介して前記位置情報管理端末と接続しており、予め登録されたユーザー情報・車両情報・課金決済方法を識別するためのユーザーIDを有しており、GPSで車両位置を特定し、前記第1のネットワークを経由して前記位置情報保証信号を入手し、有料サービスが提供される路面の課金情報を含むサービス情報を入手して現在の車両位置と照合して現在位置と前記サービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力し、前記ユーザーIDと前記車両位置と前記位置情報保証信号とを含む車両現状情報を付したサービス要求とサービス終了通知とを前記第2のネットワークを経由して前記位置情報管理端末に送信し、前記位置情報管理端末からの課金結果を画面に表示する手段を有する、請求項1に記載の路面使用有料サービス情報提供・課金システム。
  10. 位置情報保証信号生成端末と、サービス提供機関端末と、位置情報管理端末と、ユーザー位置情報端末と、第1のネットワークと、第2のネットワークと、第3のネットワークとを用いた路面使用有料サービス情報提供・課金方法であって、
    前記位置情報保証信号生成端末は、GPSで特定した車両所在位置の正確度を位置情報保証信号として前記第1のネットワークを経由して所定の範囲に放送し、
    車両の路面上の利用に対する有料サービスを提供するサービス提供機関に設けられた前記サービス提供機関端末は、予め登録されたユーザーIDの詳細情報と課金情報を含むサービス情報を格納し、前記第3のネットワークを経由して前記位置情報管理端末から送信されるサービス対象の車両の位置情報を含む車両現状情報に基づいて所定の基準で課金処理を行い、
    前記第2のネットワークを介して複数の前記ユーザー位置情報端末と接続し、前記第3のネットワークを介して複数の前記サービス提供機関端末と接続している前記位置情報管理端末は、予め登録されたユーザーIDと前記サービス提供機関端末の課金情報を含むサービス情報とを格納し、所定の前記サービス情報を前記ユーザー位置情報端末に送信し、前記ユーザー位置情報端末のサービス提供要求を受けて該ユーザー位置情報端末の位置情報保証信号が所定の正確度以上の場合にのみサービスを提供する前記サービス提供機関端末にサービスの提供を指示し、前記ユーザー位置情報端末からサービス終了通知を受けると前記サービス提供機関端末に通知し、前記サービス提供機関端末から受けた課金処理内容を前記ユーザー位置情報端末に通知し、
    前記第2のネットワークを介して前記位置情報管理端末と接続している前記ユーザー位置情報端末は、予め登録されたユーザー情報・車両情報・課金決済方法を識別するためのユーザーIDを有し、GPSで車両位置を特定し、前記第1のネットワークを経由して前記位置情報保証信号を入手し、有料サービスが提供される路面の課金情報を含むサービス情報を入手して現在の車両位置と照合して現在位置と前記サービス提供位置とが所定の関係となったときに所定の画面および音響の少なくともいずれかを出力し、前記ユーザーIDと前記車両位置と前記位置情報保証信号とを含む車両現状情報を付したサービス要求とサービス終了通知とを前記第2のネットワークを経由して前記位置情報管理端末に送信し、前記位置情報管理端末からの課金結果を画面に表示することを特徴とする路面使用有料サービス情報提供・課金方法。
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