JP2004340852A - 電気機器の動作状態推定方法および電気機器モニタリングシステム - Google Patents

電気機器の動作状態推定方法および電気機器モニタリングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】200V機器の動作状態を非侵入的に推定する。
【解決手段】電気機器モニタリングシステム10は、電力需要家に対して非侵入的な位置でU相およびV相における電流または消費電力を測定する測定手段11と、U相およびV相における各測定値の変化量と予め定めた閾値とを比較する比較手段12とを少なくとも有し、比較手段12での比較結果に基づいて200V機器の動作状態を推定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器の動作状態を推定する方法および電気機器モニタリングシステムに関する。さらに詳述すると、本発明は、IH(Induction Heating、誘導加熱)クッキングヒータ等の高電圧での電力供給を利用する電気機器の動作状態を、電力需要家の家屋内に入らずに(即ち非侵入的に)、推定するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気機器の動作状態を非侵入的に推定するモニタリングシステムとしては、MIT(Massachusetts Institute of Technology ; 米国) で開発されたアルゴリスムを用いてEPRI(Electric Power Research Institute; 米国) が装置化しているものがある。このモニタリングシステムは、電気機器のオン・オフ動作を電力需要家の総電力負荷カーブのステップ状の時間変化として捉え、電気機器の定格消費電力及び力率に基づいてオンあるいはオフとなった電気機器の特定と動作状態の推定を行うものである。
【0003】
一方、本件出願人によって、電力需要家において設置されている電気機器が発生する高調波電流のパターンに着目し、給電線引込口付近で測定される総負荷電流と電圧から、総負荷電流の基本波並びに高調波の電流及び電圧に対するそれらの位相差を求め、そのパターンから屋内で使用されている電気機器と電気機器個別の動作状態を推定する電気機器モニタリングシステムが提案されている(特許文献1等参考)。
【0004】
ところで、電力需要家への電力供給は図2に示す単相三線式給電回路1が一般に用いられている。この単相三線式給電回路1は、第1電線(U相)2と第2電線(V相)3と中性線(N相)4を有し、U相2またはV相3とN相4とに接続する低電圧(100V)での電力供給と、U相2とV相3とに接続する高電圧(200V)での電力供給が可能となっている。以下、本明細書では、100Vでの電力供給を利用する電気機器5,6を100V機器とも呼び、200Vでの電力供給を利用する電気機器7を200V機器とも呼ぶ。200V機器7としては、例えば最近普及の著しい家庭用IHクッキングヒータなどがある。また、本明細書では、高圧給電回路(図2の例においてはU相2とV相3の間)に接続された電気機器7を高圧給電利用機器とも呼び、低圧給電回路(図2の例においてはU相2とN相4の間あるいはV相3とN相4の間)に接続された電気機器5,6を低圧給電利用機器とも呼ぶ。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−292465号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記MITのアルゴリズムでは、高圧給電利用機器7と低圧給電利用機器5,6の定格消費電流および力率が同程度である場合は、両者を区別してそれぞれの動作状態を推定することは困難である。
【0007】
また、特許文献1の技術では、電力需要家の給電線に接続されている主たる電気機器について、各電気機器固有の高調波特性と消費電力の関係に関する情報が予め必要であり、更にこの既知情報に基づいて推定アルゴリズムを事前に学習させておく必要がある。このため推定を行なうまでの準備に手間がかかる不利がある。
【0008】
そこで本発明は、200V機器等の高圧給電利用機器の動作状態を容易かつ非侵入的に推定できる方法および電気機器モニタリングシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の電気機器の動作状態推定方法は、第1電線と第2電線と中性線を有し、第1電線または第2電線と中性線とに接続する低電圧での電力供給と、第1電線と第2電線とに接続する高電圧での電力供給とが可能な給電回路を有する電力需要家について、電力需要家に対して非侵入的な位置で第1電線および第2電線における電流または消費電力を測定し、第1電線および第2電線における各測定値の変化量と予め定めた閾値とに基づいて、電力需要家内で使用される高電圧での電力供給を利用する電気機器の動作状態を推定するようにしている。
【0010】
また、請求項2記載の電気機器モニタリングシステムは、第1電線と第2電線と中性線を有し、第1電線または第2電線と中性線とに接続する低電圧での電力供給と、第1電線と第2電線とに接続する高電圧での電力供給とが可能な給電回路を有する電力需要家について、電力需要家に対して非侵入的な位置で第1電線および第2電線における電流または消費電力を測定する測定手段と、第1電線および第2電線における各測定値の変化量と予め定めた閾値とを比較する比較手段と、を少なくとも有し、比較手段での比較結果に基づいて高電圧での電力供給を利用する電気機器の動作状態を推定するようにしている。
【0011】
高圧給電利用機器がオフ状態からオン状態へ変化する場合、第1電線と中性線の間および第2電線と中性線の間において計測される夫々の総消費電力は高圧給電利用機器の消費電力の半分の値だけ同時に増加し、第1電線および第2電線における夫々の総電流は高圧給電利用機器の負荷電流の値だけ同時に増加する。逆に、高圧給電利用機器がオン状態からオフ状態へ変化する場合、第1電線と中性線の間および第2電線と中性線の間において計測される夫々の総消費電力は高圧給電利用機器の消費電力の半分の値だけ同時に減少し、第1電線および第2電線における夫々の総電流は高圧給電利用機器の負荷電流の値だけ同時に減少する。したがって、高圧給電利用機器の消費電力の2分の1または負荷電流に相当するような閾値を予め設定しておくことにより、第1電線および第2電線において総消費電力または総電流が同時かつ同方向(即ち双方とも正または双方とも負)に変化した場合に、当該変化量と当該閾値を比較することで、当該変化が高圧給電利用機器の動作に起因するものか否かを判断することができる。更に、当該変化が高圧給電利用機器の動作に起因する場合には、上記の変化量に基づいて、例えば高圧給電利用機器がオフ状態であるのかオン状態であるのか、オン状態であればどの程度の電力を消費しているのか、等を推定することができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の電気機器モニタリングシステムにおいて、第1電線における測定値の変化量の絶対値と第2電線における測定値の変化量の絶対値の双方が閾値以上となる場合に、上記変化が双方とも増加であれば電気機器がオン方向へ状態が変化したと判断し、上記変化が双方とも減少であれば電気機器がオフ方向へ状態が変化したと判断するようにしている。従って、高圧給電利用機器の状態変化がオン方向であるのかオフ方向であるのか或いは状態変化がないのか、を非侵入的に判断できる。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、請求項2または3に記載の電気機器モニタリングシステムにおいて、第1電線における測定値の変化量と第2電線における測定値の変化量から電気機器の消費電力を推定し、当該推定結果を記録するようにしている。従って、高圧給電利用機器の推定消費電力の履歴に基づいて、当該機器の消費電力量を推定することができ、また、当該機器が現在オン状態であるのかオフ状態であるのかを推定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1から図7に本発明の電気機器の動作状態推定方法および電気機器モニタリングシステムの実施の一形態を示す。この電気機器の動作状態推定方法は、第1電線2と第2電線3と中性線4を有し、第1電線2または第2電線3と中性線4とに接続する低電圧での電力供給と、第1電線2と第2電線3とに接続する高電圧での電力供給とが可能な給電回路1を有する電力需要家について、この電力需要家に対して非侵入的な位置で第1電線2および第2電線3における電流または消費電力を測定し、第1電線2および第2電線3における各測定値の変化量と予め定めた閾値とに基づいて、電力需要家内で使用される高電圧での電力供給を利用する電気機器7の動作状態を推定するようにしている。
【0016】
本実施形態の給電回路1は、例えば100Vと200Vでの電力供給が可能な単相三線式の給電回路とする(図2参照)。従って、本実施形態における動作状態の推定対象となる電気機器7は、200V機器となる。以下、本実施形態では、第1電線をU相2とも呼び、第2電線をV相3とも呼び、中性線をN相4とも呼ぶ。また、動作状態の推定対象となる電気機器7を対象機器とも呼ぶ。
【0017】
「電力需要家に対する非侵入的な位置」とは、電力需要家の家屋内に入らない位置であり、例えば電力需要家の給電線引込口付近である。即ち、「非侵入的」とは、給電線下流の分岐回路毎に測定センサーを取り付けたり、回路に接続されている電気機器毎に測定センサーを取り付けたりしない状態のことを指す。本実施形態では、電力需要家の給電線入口位置で、U相2およびV相3におけるそれぞれの総消費電力を測定するようにしている。
【0018】
ここで、本実施形態における対象機器7は、インバータ等を用いて出力を連続的に調整する方式ではなく、階段状(即ちステップ状)の出力変化と、出力をオンまたはオフとする時間幅の調整とによって、出力の大きさを調整する方式の機器(以下、本明細書ではオンオフ式の電気機器とも呼ぶ。)であるものとする。
【0019】
例えば本実施形態における電力需要家には、単相三線式の屋内配線に、200V機器であり尚且つオンオフ式の電気機器である対象機器として、単相200V仕様の1台の家庭用IHクッキングヒータ7が接続されているものとする。このIHクッキングヒータ7は、IHヒータ、ラジエントヒータ、ロースタ等で構成され、各ヒータは数百Wから二千W程度の出力を有する。このIHクッキングヒータ7における火力の調整は、出力をステップ状に切り換えることと、ヒータのオンおよびオフの時間間隔を調整すること、で行われる。このIHクッキングヒータ7の仕様例を表1に示す。
【0020】
【表1】
Figure 2004340852
【0021】
このIHクッキングヒータ7の消費電力の変化を実際に測定した結果を図3に例示する。図3からも確認できる様に、このIHクッキングヒータ7での出力切り換え時における消費電力の変化の幅は、数百Wから千数百W程度である。
【0022】
このIHクッキングヒータ7を構成するIHヒータ、ラジエントヒータ、ロースタ等のヒータが、オフ状態からオン状態へ変化する場合、U相2とN相4の間およびV相3とN相4の間において計測される夫々の総消費電力は、当該ヒータの消費電力の半分の値だけ、同時に増加するはずである。また、U相2およびV相3における夫々の総電流は、当該ヒータの負荷電流の値だけ、同時に増加するはずである。一方、逆に、当該ヒータがオン状態からオフ状態へ変化する場合には、U相2とN相4の間およびV相3とN相4の間において計測される夫々の総消費電力は、当該ヒータの消費電力の半分の値だけ、同時に減少するはずである。また、U相2およびV相3における夫々の総電流は、当該ヒータの負荷電流の値だけ、同時に減少するはずである。IHクッキングヒータ7における消費電力の変化の幅は、図3に例示するように数百Wから千数百W程度と大きいので、半分の値であっても他の100V機器5,6の消費電力と比較すれば大きい場合が多い。同様にIHクッキングヒータ7における負荷電流の変化の幅は、他の100V機器5,6の負荷電流と比較すれば大きい場合が多い。
【0023】
したがって、IHクッキングヒータ7がオン状態とオフ状態の間を遷移する際の消費電力の変化量の2分の1または負荷電流に相当するような適切な閾値を設定しておけば、U相2およびV相3において総消費電力または総電流が同時に変化した場合に、当該変化量と当該閾値を比較することで、当該変化がIHクッキングヒータ7の動作に起因するものか否かを判断できる。即ち、適切な閾値を設けて判断することで、U相2またはV相3に接続されている100V機器5,6が仮にIHクッキングヒータ7と同時にオンまたはオフされたとしても、IHクッキングヒータ7の動作状態を推定することができる。
【0024】
以上の原理を一般化して記述すると例えば以下のようになる。時刻tにおけるU相2の総消費電力をPu(t)とし、時刻tにおけるU相2に接続された100V機器5の総消費電力をPu100(t)とし、時刻tにおける200V機器7の総消費電力をP200(t)とすると、数式1が成立する。また、時刻tにおけるU相2の総電流をIu(t)とし、時刻tにおけるU相2に接続された100V機器5の負荷電流をIu100(t)とし、時刻tにおける200V機器7の負荷電流をI200(t)とすると、数式2が成立する。
【0025】
【数1】
Pu(t)=Pu100(t)+P200(t)/2
【数2】
Iu(t)=Iu100(t)+I200(t)
【0026】
また、時刻tにおけるV相3の総消費電力をPv(t)とし、時刻tにおけるV相3に接続された100V機器6の総消費電力をPv100(t)とすると、数式3が成立する。また、時刻tにおけるV相3の総電流をIv(t)とし、時刻tにおけるV相3に接続された100V機器6の負荷電流をIv100(t)とすると、数式4が成立する。
【0027】
【数3】
Pv(t)=Pv100(t)+P200(t)/2
【数4】
Iv(t)=Iv100(t)+I200(t)
【0028】
また、U相2についての時刻tと時刻t−Δtにおける総消費電力の差をΔPu(t)とし、U相2に接続された100V機器5についての時刻tと時刻t−Δtにおける総消費電力の差をΔPu100(t)とし、200V機器7についての時刻tと時刻t−Δtにおける総消費電力の差をΔP200(t)とすると、数式5が成立する。また、U相2についての時刻tと時刻t−Δtにおける総電流の差をΔIu(t)とし、U相2に接続された100V機器5についての時刻tと時刻t−Δtにおける負荷電流の差をΔIu100(t)とし、200V機器7についての時刻tと時刻t−Δtにおける負荷電流の差をΔI200(t)とすると、数式6が成立する。
【0029】
【数5】
Figure 2004340852
【数6】
Figure 2004340852
【0030】
また、V相3についての時刻tと時刻t−Δtにおける総消費電力の差をΔPv(t)とし、V相3に接続された100V機器6についての時刻tと時刻t−Δtにおける総消費電力の差をΔPv100(t)とすると、数式7が成立する。また、V相3についての時刻tと時刻t−Δtにおける総電流の差をΔIv(t)とし、V相3に接続された100V機器6についての時刻tと時刻t−Δtにおける負荷電流の差をΔIv100(t)とすると、数式8が成立する。
【0031】
【数7】
Figure 2004340852
【数8】
Figure 2004340852
【0032】
ここで、200V機器7の消費電力が他の100V機器5,6の消費電力よりも十分に大きいという仮定に立つと、200V機器7がオンあるいはオフされた時刻の前後の時刻をtおよびt−Δtに選べば、数式9〜数式11および数式12〜数式14が成立する。
【0033】
【数9】
|ΔP200(t)/2| ≫ |ΔPu100(t)|
【数10】
|ΔP200(t)/2| ≫ |ΔPv100(t)|
【数11】
ΔPu(t) ≒ ΔPv(t) ≒ ΔP200(t)/2
【0034】
【数12】
|ΔI200(t)| ≫ |ΔIu100(t)|
【数13】
|ΔI200(t)| ≫ |ΔIv100(t)|
【数14】
ΔIu(t) ≒ ΔIv(t) ≒ ΔI200(t)
【0035】
したがって、数式11においてΔP200(t)/2を200V機器7の定格に基づいて適切な閾値として設定し、電力需要家の給電線入口位置で測定されるU相2およびV相3の総消費電力の変化を監視していて、数式11の条件を満たすような状態が出現すれば、200V機器7がオン方向へあるいはオフ方向へ状態が変化したと判断できる。或いは、数式14においてΔI200(t)を200V機器7の定格に基づいて適切な閾値として設定し、電力需要家の給電線入口位置で測定されるU相2およびV相3の総電流の変化を監視していて、数式14の条件を満たすような状態が出現すれば、200V機器7がオン方向へあるいはオフ方向へ状態が変化したと判断できる。さらに、数式11に基づいて推定される200V機器7の消費電力P200(t)を記録しておけば、200V機器7の推定消費電力の時間変化を導き出すことができ、200V機器7の消費電力量の推定も可能となる。また、200V機器7のオフ方向への状態変化は、必ずしも200V機器7がオフ状態に変化したことには限られず、200V機器7の出力レベルが低下した場合(例えばIHクッキングヒータの火力が小さくされた場合)も含まれるが、200V機器7の推定消費電力の時間変化を参照することで、200V機器7がオフ方向へ状態変化した場合に、オフ状態になったのか或いは出力レベルが低下しただけでまだオン状態にあるのか、を判断することができる。
【0036】
例えば本実施形態では、IHクッキングヒータ7のオンオフ動作に伴う消費電力変化のうち最も小さい変化量(例えば350W程度であり、図3のΔPで示す。)の2分の1を閾値として設定し、U相2およびV相3における総消費電力の変化量が夫々同時かつ同方向(即ち双方とも正または負)にこの閾値以上となる場合に、IHクッキングヒータ7はオン方向へあるいはオフ方向へ状態が変化したと推定するようにしている。そして、当該総消費電力の変化の双方が増加であれば、IHクッキングヒータ7がオン方向へ状態が変化したと判断し、当該総消費電力の変化の双方が減少であれば、IHクッキングヒータ7がオフ方向へ状態が変化したと判断するようにしている。
【0037】
さらに本実施形態では、IHクッキングヒータ7の動作に起因すると推定されるU相2およびV相3における総消費電力の変化量ΔPu(t),ΔPv(t)に基づいて、IHクッキングヒータ7の消費電力P200(t)の推定値を算出するようにする。当該推定値の算出方法は必ずしも限定されないが、例えばIHクッキングヒータ7の動作に起因すると推定されるΔPu(t)とΔPv(t)の一方(例えば絶対値の小さい方)を2倍した値を、P200(t−Δt)に加算して、消費電力P200(t)の推定値とする。或いは、IHクッキングヒータ7の動作に起因すると推定されるΔPu(t)とΔPv(t)とをP200(t−Δt)に加算して、消費電力P200(t)の推定値としても良い。P200(t)の初期値は、例えば0とする。尚、実際にはIHクッキングヒータ7の消費電力は状態変化がなくても微小の変動を伴う。そこで、閾値以上にならなくてもΔPu(t)とΔPv(t)が同方向に変化するような場合、もしくは同方向かつ同等に変化するような場合には、例えば上記算出方法に基づいて消費電力P200(t)の推定値を算出するようにしても良い。この場合、IHクッキングヒータ7の上記微小変動による変化を補正でき、IHクッキングヒータ7の消費電力の推定精度を高めることができる。
【0038】
以上に説明した電気機器の動作状態推定方法は、電気機器モニタリングシステム10として装置化できる。この電気機器モニタリングシステム10は、例えば図1に示すように、電力需要家に対して非侵入的な位置で第1電線2(U相2)および第2電線3(V相3)における電流または消費電力を測定する測定手段11と、第1電線2および第2電線3における各測定値の変化量と予め定めた閾値とを比較する比較手段12と、を少なくとも有し、比較手段12での比較結果に基づいて高圧給電利用機器(例えば本実施形態では200V機器としてのIHクッキングヒータ7)の動作状態を推定するようにしている。
【0039】
測定手段11は、U相2における電流または消費電力を測定する第1測定手段11aと、V相3における電流または消費電力を測定する第2測定手段11bを有している。第1測定手段11aおよび第2測定手段11bには、既存の電流計または電力計を利用して良く、例えば本実施形態では既存の電力計を利用する。第1測定手段11aおよび第2測定手段11bで得られた測定値は、一定時間間隔(計算時間刻み又は測定インターバルとも呼ぶ。)Δt毎に、例えばA/D変換器等を介してデジタル信号として比較手段12に入力される。
【0040】
本実施形態の比較手段12は、例えば比較演算命令等を備えるCPU(中央処理演算装置)により実現される。このCPUが行なう処理の一例を図6および図7のフローチャートに示す。先ず、第1測定手段11aおよび第2測定手段11bよりΔt毎に入力される測定値Pu(t)、Pv(t)に基づいて、U相側電力変化量ΔPu(t)とV相側電力変化量ΔPv(t)を求める(図6のS1〜S8)。そして、ΔPu(t)とΔPv(t)が同方向の変化であるか、即ちΔPu(t)とΔPv(t)とで正負の符号が一致するか判断し(図6のS9)、一致すれば(S9;Yes)、閾値記憶部13(例えば不揮発性メモリ)に予め格納しておいた閾値を読み出し、ΔPu(t)とΔPv(t)の絶対値の双方が閾値以上であるか否か、比較演算処理を実行する(図6のS10)。
【0041】
上記比較演算処理の結果、ΔPu(t)とΔPv(t)が同方向の変化で双方が閾値以上である場合は(S10;Yes)、当該消費電力変化はIHクッキングヒータ7の動作に起因すると判断し、IHクッキングヒータ7の動作状態の推定処理を行なう(S11)。例えばΔPu(t),ΔPv(t)の双方が増加(プラス)であれば(図7のS101;No)、IHクッキングヒータ7はオン方向へ状態が変化したと判断し(S102)、ΔPu(t),ΔPv(t)の双方が減少(マイナス)であれば(図7のS101;Yes)、IHクッキングヒータ7はオフ方向へ状態が変化したと判断する(S103)。上記状態変化の判断結果は、例えばディスプレイ等の出力装置14に出力する。尚、出力装置14の形態は特に限定されず、例えばプリンタであっても良く、或いはスピーカ等の音声出力装置であっても良く、或いはハードディスク等の記録装置であっても良く、更には遠隔のコンピュータ等に推定結果を送信する通信装置であっても良い。また、IHクッキングヒータ7の消費電力P200(t)の推定値を算出する(S104)。例えばΔPu(t)とΔPv(t)のうち絶対値の小さい方を2倍した値をP200(t−Δt)に加算して、消費電力P200(t)の推定値とする。尚、P200(t)の初期値は例えば0とする。P200(t)の推定値は、例えば電気機器モニタリングシステム10が有する記憶装置15に測定時刻tと対応させて記録しておく(S105)。記憶装置15に記録されたP200(t)の履歴を利用して、例えば図5に示すようなIHクッキングヒータ7の推定消費電力の時間変化を導き出すことができる。これよりIHクッキングヒータ7の消費電力量の推定も可能となる。また、当該推定消費電力の時間変化を参照することで、IHクッキングヒータ7がオフ方向へ状態変化した場合に、オフ状態になったのか或いは出力レベルが低下しただけ(火力が小さくされただけ)でまだオン状態にあるのか、等も判断することができる。
【0042】
【実施例】
IHクッキングヒータ7を保有する電力需要家においてU相2およびV相3の各総消費電力を測定するとともに、IHクッキングヒータ7には消費電力を測定する装置を別途取り付けた。測定インターバルΔtは1分とし、4,920個(82時間分)のデータを得た。U相2およびV相3の総消費電力のデータに基づいて上記方法により、IHクッキングヒータ7がオン状態であるかオフ状態であるかの推定と、オン状態である場合の消費電力の推定とを行なった。尚、IHクッキングヒータ7のオンまたはオフを判定する閾値は例えば図3に基づいて350[W]の2分の1を採用した。IHクッキングヒータ7に取り付けた測定装置によるIHクッキングヒータ7の消費電力の実測値を図4に示す。尚、図4中の実線が当該実測値を示し、破線はU相2およびV相3の総消費電力の合計値を示す。また、U相2およびV相3の各総消費電力の測定値に基づくIHクッキングヒータ7の消費電力の推定値を図5に示す。図4および図5から実測値と推定値はよく一致していることが確認できる。上記実験結果をまとめたものを表2に示す。
【0043】
【表2】
Figure 2004340852
【0044】
IHクッキングヒータ7がオン状態の時にオンと判定した割合(正解率)は92%であった。この時、実測値を基準にして±10%の範囲に消費電力の推定値が入る割合は68%、±20%の範囲に推定値が入る割合は75%であった。一方、IHクッキングヒータ7がオフ状態の時にオフと判定した正解率は98%であった。U相2およびV相3の総消費電力を測定するために給電線入口位置に取り付けた測定手段11と、IHクッキングヒータ7のみの消費電力を測定するためにIHクッキングヒータ7に取り付けた測定装置とは、共に1分に1回測定を行ったが、両者の同期が取れているわけではない。したがって、両者の測定タイミングには最大1分程度のずれが存在する可能性がある。測定期間中にIHクッキングヒータ7がオフ状態からオン状態に変化した回数(イベント数)は36回であった。したがって、このことを考慮すると実際の推定の精度は表2の値よりも優れているものと考えられる。以上のように高い正解率が得られたことから、本発明は十分実用に供し得る性能を有するものと考えられる。
【0045】
以上のように本発明によれば、単相三線式給電回路1を備える電力需要家の屋内に入ることなく、当該電力需要家の給電線入口位置で計測される電流あるいは電力のみから、当該電力需要家の給電線の高圧給電回路に接続された比較的消費電力の大きいオンオフ式の電気機器の動作状態(オンかオフか、オンならば消費電力はどの程度か)を推定することができる。また、本発明は対象となる電力需要家内の電気機器の高調波特性等について既知である必要はなく、適切な閾値を設定するために、対象機器7の消費電力の階段状変化のきざみ値が既知であれば良い。測定した電気機器の動作状態は電力需要家自身が利用できる以外に、通信回線を経由して電力会社等が利用できるシステムを構築できる。
【0046】
21世紀初頭には、需要家情報ネットワークが整備され、多用な情報サービスが電力需要家へ提供されると同時に、電力需要家の側の情報もネットワークを通して収集され、これらの情報は電気事業者等の経営にも反映されてゆくものと期待される。例えば、電気事業者にとって電力需要家の側の重要な情報の一つに電力需要家が保有する電気機器の構成や使用実態に関する情報があるが、これらはDSM(Demand Side Management)の効果評価、潜在需要の予測、需要変化の予測、負荷率低下(悪化)の要因分析、きめ細かな季時別料金システムの構築、電力需要家への各種サービスの提供等を行う上で必要不可欠である。本発明のモニタリングシステムは、上述したニーズに応えることができる有力なシステムの一つである。
【0047】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、第1電線2および第2電線3における電力を測定するようにしたが、第1電線2および第2電線3における電流を測定しても良いのは勿論である。また、対象機器はIHクッキングヒータに限らず、電気温水器等の他の高圧給電利用機器であっても良い。
【0048】
また、閾値を用いた判断の処理は、必ずしも上述の実施形態の例には限定されない。例えば、第1電線2および第2電線3における消費電力または電流の変化量が「同等」であるかを先ず判断し、「同等」である場合にのみ、当該変化量と閾値とを比較するようにしても良い。ここで「同等」とは、両者の値が完全に一致する場合の他に、当該二つの値の差が予め設定した一定の範囲内にある場合も含むものとする。例えば比較対象となるU相2およびV相3における総消費電力の変化の差が、100V機器5,6の消費電力程度であれば、U相2およびV相3における総消費電力の変化は「同等」であると判断するようにする。この場合、U相2またはV相3に接続されている100V機器5,6が仮に200V機器7と同時にオンまたはオフされたとしても、200V機器7の動作の検出が可能になる。
【0049】
また、閾値を設定する基準は必ずしも上述の実施形態には限定されない。閾値は、第1電線2および第2電線3における消費電力または電流の変化が、高圧給電利用機器(例えば200V機器7)の動作に起因するのか、低圧給電利用機器(例えば100V機器)のみの動作に基づくものであるのか、を判別し得るものであれば良い。例えば上述の実施形態では、200V機器7の出力切り換え時における消費電力変化のうちの最小の変化量の2分の1を閾値として設定したが、200V機器7の出力切り換え時における消費電力の変化量は異なる値で複数存在し得るので、これらの値の夫々2分の1となるような複数の閾値を設定しても良い。
【0050】
さらに、上述の実施形態では、200V機器7の出力切り換え時における消費電力変化量の2分の1(例えば350/2[W])を閾値として設定し、この閾値と第1電線2および第2電線3における消費電力の変化量とをそれぞれ比較するようにしたが、この例には限らない。例えば200V機器7の出力切り換え時における消費電力変化量そのもの(例えば350[W])を閾値として設定し、第1電線2および第2電線3における消費電力の変化量が「同等」であるかを判断し、「同等」である場合に、第1電線2または第2電線3における消費電力変化量の一方(例えば絶対値の小さい方)を2倍にした値、または第1電線2と第2電線3の各消費電力変化量を合計した値を200V機器7の消費電力変化量と推定し、この推定電力変化量と上記設定した閾値とを比較するようにしても良い。
【0051】
また、高圧給電利用機器(例えば200V機器7)のオンオフ動作を検出する閾値の他に、高圧給電利用機器の種類、台数などを判断するための閾値を別に定めておいても良い。例えば、第1の閾値によりIHクッキングヒータ7のオンオフ動作を検出した後、IHクッキングヒータ7の推定消費電力P200(t)と第2の閾値とを比較して、当該IHクッキングヒータ7において現在使用しているヒータの数(例えばIHヒータとラジエントヒータを同時に使っているか等)を推定するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の電気機器の動作状態推定方法および請求項2記載の電気機器モニタリングシステムによれば、電力需要家の屋内に入ることなく、例えば当該電力需要家の給電線入口位置で計測される電流あるいは電力のみから、当該電力需要家の給電線の高圧給電回路に接続された電気機器の動作状態を推定することができる。対象となる電力需要家内の電気機器の高調波特性等について既知である必要はない。測定した電気機器の動作状態は電力需要家自身が利用できる以外に、通信回線を経由して電力会社等が利用できるシステムを構築できる。
【0053】
さらに、請求項3記載の電気機器モニタリングシステムによれば、推定対象となる高圧給電利用機器の状態変化がオン方向であるのかオフ方向であるのか或いは状態変化がないのか、を非侵入的に判断できる。
【0054】
さらに、請求項4記載の電気機器モニタリングシステムによれば、高圧給電利用機器の消費電力を推定し、当該推定結果を記録するようにしているので、当該記録に基づいて当該機器の消費電力量を推定することができ、また、当該機器が現在オン状態であるのかオフ状態であるのかを推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器モニタリングシステムの実施の一形態を示す概略構成図である。
【図2】電力需要家が有する給電回路の一例(単相三線式給電回路)を示す概略構成図である。
【図3】IHクッキングヒータの消費電力の変化を実際に測定した結果を示すグラフである。
【図4】実線がIHクッキングヒータの消費電力の実測値の時間変化を示すグラフであり、破線がU相およびV相の総消費電力の合計値の時間変化を示すグラフである。
【図5】本発明方法によって推定したIHクッキングヒータの消費電力の推定値の時間変化を示すグラフである。
【図6】本発明の電気機器モニタリングシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の電気機器モニタリングシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 単相三線式給電回路(給電回路)
2 U相(第1電線)
3 V相(第2電線)
4 N相(中性線)
7 200V機器(電気機器)
10 電気機器モニタリングシステム
11 測定手段
12 比較手段

Claims (4)

  1. 第1電線と第2電線と中性線を有し、前記第1電線または前記第2電線と前記中性線とに接続する低電圧での電力供給と、前記第1電線と前記第2電線とに接続する高電圧での電力供給とが可能な給電回路を有する電力需要家について、前記電力需要家に対して非侵入的な位置で前記第1電線および前記第2電線における電流または消費電力を測定し、前記第1電線および前記第2電線における各測定値の変化量と予め定めた閾値とに基づいて、前記電力需要家内で使用される前記高電圧での電力供給を利用する電気機器の動作状態を推定することを特徴とする電気機器の動作状態推定方法。
  2. 第1電線と第2電線と中性線を有し、前記第1電線または前記第2電線と前記中性線とに接続する低電圧での電力供給と、前記第1電線と前記第2電線とに接続する高電圧での電力供給とが可能な給電回路を有する電力需要家について、前記電力需要家に対して非侵入的な位置で前記第1電線および前記第2電線における電流または消費電力を測定する測定手段と、前記第1電線および前記第2電線における各測定値の変化量と予め定めた閾値とを比較する比較手段と、を少なくとも有し、前記比較手段での比較結果に基づいて前記高電圧での電力供給を利用する電気機器の動作状態を推定することを特徴とする電気機器モニタリングシステム。
  3. 前記第1電線における測定値の変化量の絶対値と前記第2電線における測定値の変化量の絶対値の双方が前記閾値以上となる場合に、上記変化が双方とも増加であれば前記電気機器がオン方向へ状態が変化したと判断し、上記変化が双方とも減少であれば前記電気機器がオフ方向へ状態が変化したと判断することを特徴とする請求項2記載の電気機器モニタリングシステム。
  4. 前記第1電線における測定値の変化量と前記第2電線における測定値の変化量から前記電気機器の消費電力を推定し、当該推定結果を記録することを特徴とする請求項2または3に記載の電気機器モニタリングシステム。
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