JP2004339769A

JP2004339769A - Crossing paving plate structure and its mounting method

Info

Publication number: JP2004339769A
Application number: JP2003136890A
Authority: JP
Inventors: Minoru Kiyota; 穣清田
Original assignee: KIYOTA KIDO KOGYO KK
Current assignee: KIYOTA KIDO KOGYO KK
Priority date: 2003-05-15
Filing date: 2003-05-15
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2023-05-15
Also published as: JP4011515B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a paving board from traversing and prevent a track circuit from shorting. <P>SOLUTION: An inside track paving board 11 is installed in between a pair of rails R, R and an outside track board 12 is installed at the outside. A crossing through hole 13 is formed in the protrusion 15 protruded downward lower than the lower face level of the rail R, a bolt shaft 20 is inserted and fixed with a nut 21, the bolt shaft 20 connects paving boards 11, 12 and fastens them, hence, the paving board is fixed so as not to move in the traverse direction. The paving board structure can be used for not only a crossing passage 4 but also for a double wheel device 5 of the widthwise end edge, a small scaled doble wheel device can be made in a paving board structure, the paving board can be stably fixed firmly. When the paving board 11 is divided in the middle between the rails R, R, the paving board is further made small and lightweight, When giving an insulation part 20b in the middle of the bolt shaft 20, the rails do not short and a step 17 is formed at the end face 16 facing the rail R. Further, if the upper face 17a is brought into contact with the under face of the rail base 24, the contact of the bolt shaft 20 with the rail R due to upfloating can be prevented. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、踏切などにおいて、線路上に道路の路面を形成する必要がある際に、その線路を構成するレールやマクラギに取り付ける踏切舗装板の構造、及びその取付方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より用いられている踏切の構造としては、例えば図８に示すように、平板状の踏切舗装板１を、対のレールＲ，Ｒの間、及びそのレールＲ，Ｒの間の両外側に配置してそれぞれマクラギ２上に載置し、その舗装板１の上面にボルトやネジ等をねじ込んで下方のマクラギ２に係止するコンクリート製などの舗装板形式のものが一般的である。また、他の係止方法による舗装板としては、図７に示すように、舗装板１の端面をレールＲの凹状の腹部に嵌め込んで固定するゴム製の舗装板もある（特許文献１、特許文献２、特許文献３参照）。
【０００３】
これらの舗装板１は、その上面高さを、前後に続く道路面Ｇの高さ、及びレールＲ上面の高さとほぼ同じ高さになるようにして、踏切１０の路面として機能する。
【０００４】
踏切を含めた一般的な線路において、前記マクラギ２は、図７に示すように、地盤に敷きつめられたバラスト３内に、その下部を埋設して固定されて、レールＲ及びマクラギ２に作用する衝撃が、マクラギ２下面及び側面からバラスト３に伝えられて、そのバラスト３がその衝撃を吸収するようになっている。
【０００５】
列車の通過などにより、線路に繰り返し荷重が加わると、時間の経過とともに、バラスト３が圧密されて、そのレールＲ及びマクラギ２が沈下して、線路は、図７に示す矢印Ｃに示すように上下移動、あるいは矢印Ｄに示すように左右移動することが多い。このため、一般的な線路では、その圧密されたバラスト３をほぐすとともに、適宜バラスト３を補充して、レールＲ及びマクラギ２を元の位置に戻す補修作業が、定期的に必要である。その沈下箇所が踏切の場合は、前記舗装板１を線路から一時的に取り外して、この補修作業を行うこととなる。
【０００６】
しかし、踏切では、列車の通過のみならず、舗装板１上を自動車が通過するので、前記沈下が特に激しいものとなる。このため、踏切では頻繁に補修作業を行う必要があるので、前記舗装板１は、脱着等の作業性が良い小型で軽量であるものが望ましい。
【０００７】
【特許文献１】
特公平６−３９７６１号公報
【特許文献２】
特公平７−６１６３号公報
【特許文献３】
実公平７−６１６２号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般的に、マクラギ２は、線路に所定の間隔で規則的に配置されているため、前記舗装板１を小型化することにより、その舗装板１の幅員方向（図８に矢印Ａで示す線路方向）の長さが短くなると、レールＲに面する長さが短くなるとともに、その舗装板１の下方に位置するマクラギ２の本数が少なくなる。
【０００９】
このため、舗装板１を線路に設置する際には、マクラギ２を前記矢印Ａの方向へ移動させるなどして、舗装板１下方に位置するマクラギ２を密にしているが、小型の舗装板１は、軽量であり、またマクラギ２への載置面積が少ないため、振動等により前記係止が緩んで舗装板１が横移動することがある。
【００１０】
また、大型の舗装板１においても、交通量の多い踏切に使用する場合等は、舗装板１に加わる振動が激しく頻繁であるため、さらに舗装板１を強固に係止して横移動を防止したい要請がある。
【００１１】
さらに、前記舗装板１のうち、対のレールＲ，Ｒ間外側に載置する軌間外舗装板は、レールＲ，Ｒ間内側に挟まれて載置される軌間内舗装板と比較して横移動しやすい傾向があるので、前記軌間外舗装板をさらに安定的に固定する手法が望まれる。
【００１２】
一方、近年、踏切内で脱輪した自動車の車輪をスムースに路面に復帰させるために、スロープ状の復輪装置を踏切に設置する機会が増えており、例えば、図８に示すアスファルト舗装構造の復輪装置部５がある。この復輪装置部５は、踏切の前記幅員方向両側に並設され、その上面が、その幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成し、踏切外のマクラギ２やバラスト３の上面と、踏切内の舗装板１の上面との段差を緩やかに取り付けている。
【００１３】
図８に示す従来の復輪装置部５は、マクラギ２及びバラスト３上面をアスファルト舗装材で固着しているので、その撤去復旧が煩雑であり、この種の舗装構造は、定期的な線路の補修には不向きであるので、舗装板形式の脱着可能な復輪装置とすると便利である。
【００１４】
しかし、復輪装置は、前記幅員方向に短いものとなるため、例えば、本発明の説明図である図４に示すように、復輪装置を構成する舗装板を１本のマクラギ２に係止する場合、その係止箇所が一方の端部に偏る場合がある。このため、バラスト３が圧密して沈下した場合に、前記舗装板１がマクラギ２に片持ち状態となり、安定的に固定できないことがある。
【００１５】
さらに、上記の舗装板１を樹脂製にして、小型化、軽量化する場合において、線路の対のレールには、それぞれ微小な電流が流れており、その電流が信号装置等を制御する軌道回路を構成しているため、その両レールに接触する前記樹脂製の舗装板１は、その両レール間を短絡しないように所定の電気抵抗値を有し、絶縁を確保するものでなければならない。このため、舗装板１の原料には、電気抵抗値の小さい再生ゴムを利用することができず、昨今の廃棄物有効活用の要請に応えることができなかった。
【００１６】
そこで、この発明は、踏切舗装板を線路に安定して固定して横移動を防止することを第１の課題とし、その固定した舗装板が左右レール間の絶縁を確保するとともに、併せて舗装板を構成する素材において廃棄物の有効活用を図ることを第２の課題とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上記第１の課題を解決するために、この発明は、線路の対のレール間の内側に軌間内舗装板を載置するとともに、対のレール間外側には軌間外舗装板を載置し、前記両舗装板に線路横断方向の貫通孔を形成して、その孔にボルト軸を挿通してナット止めしたのである。このようにすれば、舗装板同士に前記ボルト軸が貫通するので、舗装板は、そのボルト軸により踏切の幅員方向、及び線路横断方向に動かないよう固定される。
【００１８】
この舗装板構造の具体的な構成としては、前記軌間内舗装板及び軌間外舗装板は、前記線路に載置した状態で前記レール下面高さよりも下方に突出する突出部を有するものとし、前記貫通孔はその突出部に設けらて、前記ボルト軸は、前記レール下方を横断するようにする。このようにすれば、レールを挟んで対向する舗装板同士をボルト軸で連結できるので、そのボルト軸をナット止めして締めつけることにより、舗装板がレールに押しつけられるので、前記幅員方向、及び線路横断方向への固定が強固になるとともに、上方へ浮き上がりにくい。
【００１９】
この舗装板構造を、前記踏切の幅員方向端縁に使用され、その上面が、前記幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成す復輪装置に用いれば、復輪装置を舗装板構造にし得て、その舗装板を前記ボルト軸及びナットにより横移動しないよう安定してしっかりと固定し得る。
【００２０】
なお、この舗装板のうち、前記対のレール間に載置する軌間内舗装板を、その左右のレール間の中程で分割すれば、舗装板がさらに小型、軽量となり所定の位置に載置しやすいものとなる。このとき、その分割した舗装板同士は、前記線路横断方向のボルト軸により固定されるので、舗装板が小型、軽量のものであっても相互に横移動しないよう安定して固定し得る。
【００２１】
前記ボルト軸を構成する素材は自由であるが、前記ボルト軸が、前記対のレール下方を横断するものである場合、その対のレール間の中程において、絶縁部を有するようにした構成も採用し得る。このようにすれば、レール下方において、舗装板の浮き上がりにより、前記ボルト軸とレール下面とが接触しても、左右のレール間に絶縁部が介在するので、ボルト軸を介してレール相互間が短絡、導通しない。
【００２２】
また、前記舗装板のレールに面する端面に段部を形成し、その段部の上面が、レールのベース部下面に当接して、舗装板がそれ以上上方へ移動しないようにした構成も採用し得る。このようにすれば、舗装板が浮き上がらないのでボルト軸がレールに接触しない。さらに、その舗装板の端面において、前記レールを挟んで対向する舗装板端面の前記段部よりも下方の部分が、前記レールの下方で当接するとともに、前記貫通孔に挿通した前記ボルト軸がレール下方で露出しないようにすれば、ボルト軸とレールの接触を完全に防ぐことができる。
【００２３】
上記第２の課題を解決するために、この発明は、この舗装板を軽量化するために樹脂製とする場合において、舗装板の中心部の素材を再生ゴム、又は再生ゴムを含むゴムを用いたものとし、その中心部を覆う表層部を絶縁樹脂とした構成を採用し得る。このようにすれば、舗装板を構成する主要な材料である中心部の素材が所定の電気抵抗値を有していなくても、表層部が絶縁機能を果たすので、軌道回路の絶縁が確保され、また廃棄物の有効活用に資するものとなる。
【００２４】
上記の踏切舗装板構造を成すには、以下のような取付方法が考えられる。すなわち、上記の踏切舗装板構造において、線路の対のレール間の内側に軌間内舗装板を載置するとともに、対のレール間外側には軌間外舗装板を載置し、その後、前記両舗装板に形成した線路横断方向の貫通孔にボルト軸を挿通して、線路横断方向に対向する舗装板１１，１２同士を連結する。そのボルト軸端部に設けたネジ部にナットを締めつけることにより、舗装板１１，１２同士相互に緊締する。この取付方法によれば、舗装板の線路への脱着が容易である。
【００２５】
【発明の実施の形態】
一実施形態を図１乃至図５に示し、この実施形態の踏切舗装板構造は、図１に示すように、線路のバラスト３上のマクラギ２に固定された対のレールＲ，Ｒ間の内側において、前記マクラギ２上に載置する軌間内舗装板１１と、そのレール間の外側において、前記マクラギ２上に載置する軌間外舗装板１２とからなり、踏切１０に使用されるものである。
【００２６】
前記両舗装板１１，１２は、人や自動車等が平常時使用する通行部４に供するフラットな舗装板１１ａ，１２ａと、その踏切通行部４の幅員方向（図８に矢印Ａで示す方向）端縁外側において、復輪装置部５に供するスロープ状舗装板１１ｂ，１２ｂとを有している。スロープ状舗装板１１ｂ，１２ｂは、その上面が、前記幅員方向の外方から内方に向かって上り勾配を成しており、踏切の通行部４からはみ出して脱輪した自動車等の車輪が、スムースに前記通行部４に復帰できるよう誘導する。この復輪装置部５は、脱輪の危険性の高い箇所に設けられ、通常は、必要に応じて踏切１０の幅員方向両側に設けられる。
【００２７】
前記通行部４を構成する軌間内舗装板１１ａ，軌間外舗装板１２ａは、ゴム製の舗装板であり、従来例の舗装板構造の説明図である図７に示すように、舗装板１１ａ，１２ａのそれぞれレールＲに面する部分である線路横断方向（図８に矢印Ｂで示す方向）端面２５，２６が、それぞれ弾性変形することにより、前記レールＲのベース部２４と頭部２２との間の凹状の腹部２３に上方から下方に向かって嵌められて、舗装板１１ａ，１２ａが、レールＲに係止されて線路に固定される。
【００２８】
このとき、図７に示すように、軌間内舗装板１１ａは、その線路横断方向の両端面２５，２５がレールＲの腹部２３内面に当接し、頭部２２内面には当接しないようになっている。このため、その頭部２２の軌間内面側側方において、舗装板１１ａとの間に所定幅の輪縁路部２８を確保し、列車の車輪Ｆが舗装板１１ａに乗り上げないようにしている。また、軌間外舗装板１２ａは、その線路横断方向の一方の端面２６がレールＲの腹部２３外面に当接するとともに、頭部２２外面にも隙間なく当接するようになっている。また、軌間外舗装板１２ａのレールＲに面しない他方の端面２７は、図７に示すように、踏切１０に続く道路面Ｇの舗装材３０に当接して、それ以上レールＲから離れる方向に動かないように拘束される。
【００２９】
この通行部４に供する両舗装板１１ａ，１２ａの前記幅員方向の両端縁に位置するマクラギ２には、図４に示すように、そのマクラギ２上面に設けたボルト穴７にボルト８を介して舗装板止め具６が取り付けられている。
【００３０】
舗装板止め具６は、マクラギ２上面に沿う座板６ａと、その座板６ａから起立する垂直板６ｂ、この垂直板６ｂの上端から連なって幅員方向内方へ突出する水平板６ｃとで構成している。舗装板止め具６の垂直板６ｂが、舗装板１１ａ，１２ａの幅員方向側面に当接することにより、線路に固定された舗装板１１ａ，１２ａが前記幅員方向に動かないように固定される。また、舗装板１１ａ，１２ａ端縁上面に側方開口して設けた凹部に、前記水平板６ｃが嵌め込まれ、舗装板１１ａ，１２ａ上面と水平板６ｃ上面とをフラットにして、止め具６が歩行の妨げにならないようになっている。
【００３１】
前記復輪装置部５を構成する軌間内舗装板１１ｂ，軌間外舗装板１２ｂは、その中心部Ｃを再生ゴムを含んだゴム製とし、その中心部Ｃの外周を覆う表層部Ｓを絶縁ゴム製とした舗装板であり、図１に示すように、前記マクラギ２上面に載置される支持部１４と、そのマクラギ２上面よりも下方に突出する突出部１５を有する。その支持部１４は、前記通行部４の舗装板１１ａ，１２ａの止め具６を取り付けた同一のマクラギ２に載置され、その支持部１４に、前記舗装板１１ａ，１２ａの止め具６の座板６ａを係止する同一のボルト８がねじ込まれて、舗装板１１ｂ，１２ｂが、前記通行部４の舗装板１１ａ，１２ａとともにマクラギ２に係止される。
【００３２】
図１に示すように、舗装板１１ｂ，１２ｂは、その突出部１５が隣接するマクラギ２間で、そのマクラギ２上面よりも低いバラスト３上に載置されるとともに、その突出部１５に線路横断方向に貫通する貫通孔１３を設け、その貫通孔１３に、図５に示すボルト軸２０を挿通する。ボルト軸２０は、図３（ｂ）に示すように、レールＲの下方を横断することにより、その線路横断方向に対向する前記舗装板１１ｂ，１２ｂ同士をそれぞれの貫通孔１３を通じて連結し、ボルト軸２０の端部に設けたねじ山２０ａにナット２１を締めつけることにより、その対向する前記舗装板１１ｂ，１２ｂ同士を線路横断方向に動かないよう強固に固定する。この締めつけにより、軌間外舗装板１２ｂは、レールＲに向かって押しつけられるので、線路横断方向、幅員方向に動かないように固定される。
【００３３】
図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、前記舗装板１１ｂ，１２ｂのレールＲに面する端面１６の下部に、側方へ突出する段部１７をそれぞれ形成し、その段部１７の上面１７ａはレールＲのベース部２４に対向し、その段部１７の側面１７ｂは、前記レールＲの下方で、対側の舗装板の側面１７ｂに対向して、側面１７ｂ，１７ｂに貫通孔１３がそれぞれ開口する。
【００３４】
この側面１７ｂ，１７ｂ間の隙間部分を前記ボルト軸２０がレールＲ下方で横断するとともに、その段部１７の上面１７ａが、レールＲのベース部２４下面に当接する。この当接により、舗装板１１ｂ，１２ｂがそれ以上上方へ移動しないので、ボルト軸２０が舗装板１１ｂ，１２ｂとともに浮き上がってレールＲに接触することを防いでいる。
【００３５】
また、前記ボルト軸２０は、図２及び図３に示すように、前記レールＲ，Ｒ間の中程において、絶縁部２０ｂを有し、レールＲ下方において、舗装板１１ｂ，１２ｂの浮き上がりにより、前記ボルト軸２０とレールＲ下面とが接触しても、左右のレール間に絶縁部２０ｂが介在するので、ボルト軸２０を介してレール相互間が短絡、導通しないようになっている。
【００３６】
実施の形態では、ボルト軸２０はステンレス鋼製であり、絶縁部２０ｂの素材には、ナイロン６６からなる樹脂を使用しているが、この形態には限定されず、その素材は、締めつけ、固定に耐えうる強度を有する限りにおいて自由である。また、絶縁部２０ｂの素材は、加えて絶縁性を有する樹脂であれば自由である。また、ボルト軸２０をすべて絶縁性を有する樹脂とし、絶縁部２０ｂをボルト軸２０全体に設けてもよい。
【００３７】
前記絶縁部２０ｂと、その絶縁部２０ｂ以外のボルト軸２０との接続部の形態は、図５に示す嵌め込み式のものであってもよいし、接続部にねじ山を設けてねじ込み式としてもよい。
【００３８】
また、図１に示すように、軌間内舗装板１１ｂは、その左右のレールＲ，Ｒ間の中程で２分割されており、その分割した左右の舗装板１１ｂ，１１ｂは、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、その分割した舗装板１１ｂ，１１ｂ同士の対向する分割面の下部をテーパー状として、図示する線路に取り付けた状態において、そのテーパー状の部分で両者が密着しないようになっている。このようにすれば、図３（ａ）に鎖線で示すように、両舗装板を別々にレールＲ下方に差し込んだ際に、先に差し込んだ舗装板の分割面に、後に差し込んだ舗装板のテーパー状の分割面がまず当接する。この状態で後に差し込んだ舗装板を下方に押して嵌め込めば、両舗装板が大きく干渉しないので、両軌間内舗装板１１ｂ，１１ｂを大きく弾性変形させることなく、スムースにレールＲ，Ｒ間に嵌め込んで固定することができる。
【００３９】
この左右の舗装板１１ｂ，１１ｂを別々に差し込んだ後に、その舗装板１１ｂを所定の載置箇所に向かって、図２に示す鎖線から実線のように、矢印Ａの方向へ押し込めば、差し込み後の取り付け位置の微調整が容易であるので、前記貫通孔１３の位置合わせが容易である。
【００４０】
なお、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、軌間内舗装板１１ｂの端面１６は、頭部２２には当接せず、レールＲの頭部２２側面との間に、所定の隙間を介在させて前記輪縁路部を確保しているのは、通行部４に使用する軌間内舗装板１１ａと同様である。
【００４１】
また、復輪装置部５に使用する舗装板１１ｂ，１２ｂは、その舗装板の中心部Ｃに再生ゴムを使用し、その表層部Ｓを絶縁ゴムで覆っているので、再生ゴムが所定の電気抵抗値を有していない素材であっても表層部Ｓが舗装板の絶縁機能を果たすので、軌道回路の絶縁が確保される。この構成の舗装板の採用により、廃棄物の有効活用に資するものとなる。このとき、貫通孔１３内面にも表層部Ｓを設け、その孔１３内の表層部Ｓにも絶縁ゴムを使用することが望ましいが、貫通孔１３内の絶縁機能を求めない場合には、必要に応じて貫通孔１３内面の表層部Ｓは省略してもよい。
【００４２】
また、この再生ゴムを使用した中心部Ｃの素材は、表層部Ｓに完全に覆われて露出していないので、必要に応じて紫外線対策等各種の劣化防止対策の加工、処理を省略又は簡略化し得る。
【００４３】
なお、再生ゴムとは、一度加硫させて各種ゴム製品として使い古して廃物となったもの等（加硫ゴム）を原料として、各種処理により脱硫等を施し、再度可塑性や粘着性を与えて原料ゴムや未加硫ゴムと同等に利用可能としたゴム素材のことをいい、または、その再生ゴムを含むゴム素材のことをいう。
【００４４】
絶縁ゴムとは、軌道回路を短絡させない所定の電気抵抗値以上の抵抗値を有するゴム素材を指すが、その素材はこの実施形態のゴムには限定されず、前記絶縁ゴムに代えて他の周知の絶縁樹脂を用いてもよい。
【００４５】
ここで請求項でいう絶縁樹脂は、前記絶縁ゴムを含むものである。その所定の電気抵抗値の具体的な数値は、舗装板を使用する環境に応じて個々に決定されるので、その使用環境における個々の所定値以上の抵抗値を有する素材が、請求項でいう絶縁樹脂である。
【００４６】
もちろん、前記中心部Ｃに、再生ゴムなど絶縁性能の劣る素材を使用しない場合には、中心部Ｃ及び表層部Ｓの区別なく舗装板全体を絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製としてもよいし、その他、絶縁機能を有する限りにおいて、舗装板の素材は限定されない。このため、例えば、舗装板をコンクリート構造のものとして、このボルト軸２０を用いた構成を採用してもよい。また、通行部４を構成する舗装板１１ａ，１２ａの素材についても、舗装板１１ｂ，１２ｂと同様、中心部Ｃと表層部Ｓを設けて、中心部Ｃを再生ゴム製に、また表層部Ｓを絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製としてもよいし、舗装板全体を絶縁樹脂製、あるいは絶縁ゴム製、その他コンクリート構造のものを採用してもよい。
【００４７】
この実施形態では、前記舗装板１１ｂ，１２ｂのレールＲに面する端面１６にそれぞれ段部１７を形成し、その段部１７の側面１７ｂが、前記レールＲの下方で対向して、側面１７ｂに貫通孔１３が開口するようにしたが、図６に示すように、この側面１７ｂ，１７ｂ同士が、レールＲ下面で当接するようにした構成も採用し得る。
【００４８】
このようにすれば、レールＲを挟んで対向するそれぞれの貫通孔１３の開口部同士が密着して、その貫通孔１３に挿通される前記ボルト軸２０は、レールＲ下方で露出しないので、ボルト軸２０がレールＲに接触することを完全に防ぐことができる。また、舗装板１１ｂ，１２ｂが当接しているので、前記ボルト軸２０にナット２１を締めつけることにより、軌道横断方向に対向する舗装板１１ｂ，１２ｂ同士が直接密着してしっかりと固定される。
【００４９】
この実施形態では、踏切１０を構成する通行部４、及び復輪装置部５のうち、復輪装置部５において、ボルト軸２０を用いたが、他の実施形態として、通行部４の舗装板１１ａ，１２ａを、前記ボルト軸２０及びナット２１により軌道横断方向に締めつけるようにした構成、あるいは、その舗装板１１ａ，１２ａを連結した構成において、例えば、復輪装置部５を設けない構成も採用し得る。具体的には、図１に示す舗装板１１ａ，１２ａに前記突出部１５をそれぞれ設け、その突出部１５に線路横断方向の貫通孔１３を設けて、レールＲ下方を横断するボルト軸２０を挿通し、ナット２１止めしたものである。
【００５０】
また、この実施形態では、前記復輪装置部５の軌間内舗装板１１ｂは、その対のレールＲ，Ｒ間の中程で２分割したものとしたが、この軌間内舗装板１１ｂの分割は自由であり、軌間内舗装板１１ｂを一体としてもよい。また、通行部４の軌間内舗装板１１ａを、前記舗装板１１ｂと同様に分割した構成としてもよい。
【００５１】
さらに、通行部４の舗装板１１ａ，１２ａのレールＲに面する端面２５，２６に、前記段部１７を設けてもよいが、通行部４、復輪装置部５ともに、舗装板の浮き上がり防止機能を求めない場合には、前記端面に設けた段部１７は必要に応じて省略してもよい。
【００５２】
なお、前記ボルト軸２０による舗装板の連結は、対のレールＲ，Ｒ下方を横断しない構成も考えられる。すなわち、上記の構成において、前記分割された軌間内舗装板１１ａ，１１ｂのみにボルト軸２０を挿通してナット止めにより締めつけるようにしてもよい。
【００５３】
また、上記復輪装置部５を成す舗装板構成は、周知の踏切構造を有する既設の踏切に復輪装置を追加する方法として利用することができる。すなわち、復輪装置部５を有さない既設の踏切の幅員方向縁端において、対のレールＲ，Ｒ間の内側に前記軌間内舗装板１１ｂを載置するとともに、対のレールＲ，Ｒ間外側には前記軌間外舗装板１２ｂを載置し、その後、前記両舗装板１１ｂ，１２ｂに形成した線路横断方向の貫通孔１３にボルト軸２０を挿通して、線路横断方向に対向する舗装板１１ｂ，１２ｂ同士を連結する。そのボルト軸２０の端部に設けたネジ部２０ａにナット２１を締めつけることにより、舗装板１１ｂ，１２ｂ同士を相互に緊締する。
【００５４】
このようにすれば、既設の復輪装置部５を有さない通行部４のみを有する踏切において、その踏切の通行部４幅員方向端縁外側において、舗装板１１ｂ，１２ｂによる復輪装置部５を容易に添設することができる。このとき、復輪装置部５を追加するその通行部４の舗装構造の種別、あるいは、舗装板を使用している場合にはその舗装板の種別には、特に限定されないが、復輪装置部５を成す舗装板１１ｂ，１２ｂを配置する軌間内、または軌間外のスペース、及びボルト軸２０を挿通するレールＲ下方のスペースを有するものであればよい。
【００５５】
この方法によれば、復輪装置部５の取り付け後、補修作業時の脱着が容易である。
【００５６】
【発明の効果】
この発明は、以上のように線路横断方向のボルト軸により舗装板を連結したので、舗装板を線路に安定して固定して横移動を防止することができるとともに、そのボルト軸による軌道回路の短絡が起こりにくい。また、再生ゴムを使用した舗装板とすれば、併せて廃棄物の有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一実施形態の斜視図
【図２】同実施形態の平面図
【図３】図２の切断正面図で、（ａ）はＥ−Ｅ断面、（ｂ）はＦ−Ｆ断面
【図４】図２の切断側面図で、（ａ）はＧ−Ｇ断面、（ｂ）はＨ−Ｈ断面
【図５】一実施形態のボルト軸の詳細図
【図６】他の実施形態の切断正面図
【図７】従来例の踏切構造を示す説明図
【図８】従来例の復輪装置の斜視図
【符号の説明】
１舗装板
２マクラギ
３バラスト
４通行部
５復輪装置部
６舗装板止め具
７ボルト穴
８ボルト
９レール締結装置
１０踏切
１１ａ，１１ｂ軌間内舗装板
１２ａ，１２ｂ軌間外舗装板
１３貫通孔
１４支持部
１５突出部
１６端面
１７段部
１７ａ段部上面
１７ｂ段部側面
２０ボルト軸
２０ａネジ部
２０ｂ絶縁部
２１ナット
２２レール頭部
２３レール腹部
２４レールベース部
２５，２６，２７端面
２８輪縁路部
３０舗装材
Ｆ車輪
Ｒレール
Ｇ道路面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a railroad crossing pavement plate to be mounted on a rail or a sleeper constituting a railroad when a road surface of the road needs to be formed on the railroad at a railroad crossing, and a method of mounting the same.
[0002]
[Prior art]
As a structure of a level crossing conventionally used, for example, as shown in FIG. 8, a flat-shaped level crossing pavement plate 1 is provided between a pair of rails R, R and on both outer sides between the rails R, R. It is generally a pavement plate type made of concrete or the like, which is placed and placed on the sleeper 2 and bolts or screws are screwed into the upper surface of the pavement plate 1 to engage with the sleeper 2 below. As another paving board by another locking method, as shown in FIG. 7, there is also a paving board made of rubber in which the end face of the paving board 1 is fitted and fixed to the concave abdomen of the rail R (Patent Document 1, Patent Documents 2 and 3).
[0003]
These pavement boards 1 function as the road surface of the railroad crossing 10 by setting the upper surface height to be substantially the same as the height of the road surface G following the front and rear and the height of the rail R upper surface.
[0004]
In a general railroad including a railroad crossing, the sleeper 2 acts as a rail R and a sleeper 2 by burying its lower part in a ballast 3 spread on the ground as shown in FIG. The impact is transmitted to the ballast 3 from the lower surface and the side surface of the sleeper 2, and the ballast 3 absorbs the impact.
[0005]
When a load is repeatedly applied to the track due to passage of a train or the like, the ballast 3 is compacted with the passage of time, the rail R and the sleeper 2 sink, and the track is moved as shown by an arrow C in FIG. It often moves up and down, or as shown by arrow D. For this reason, in a general track, it is necessary to periodically relieve the consolidated ballast 3 and replenish the ballast 3 as needed to return the rail R and the sleeper 2 to their original positions. If the sinking point is a level crossing, the repair work is performed by temporarily removing the pavement board 1 from the track.
[0006]
However, at a railroad crossing, not only does the train pass, but also the car passes over the pavement board 1, so that the sinking is particularly severe. For this reason, since it is necessary to frequently perform repair work at a railroad crossing, the pavement board 1 is desirably a small and lightweight one having good workability such as desorption.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 6-39661
[Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No. 7-6163
[Patent Document 3]
Japanese Utility Model Publication No. 7-6162
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in general, sleepers 2 are regularly arranged at predetermined intervals on a track, and therefore, by reducing the size of the pavement board 1, the width direction of the pavement board 1 (indicated by an arrow A in FIG. 8). When the length (in the direction of the track shown) is reduced, the length facing the rail R is reduced, and the number of sleepers 2 located below the pavement plate 1 is reduced.
[0009]
For this reason, when installing the paving board 1 on the track, the sleeper 2 located below the paving board 1 is made dense by moving the sleeper 2 in the direction of the arrow A or the like. 1 is light in weight and has a small mounting area on the sleeper 2, so that the locking is loosened due to vibration or the like, and the pavement board 1 may move laterally.
[0010]
Further, even when the pavement board 1 is used for a railroad crossing with a large traffic volume, the vibration applied to the pavement board 1 is severe and frequent, so that the pavement board 1 is further firmly locked to prevent lateral movement. I have a request to do it.
[0011]
Further, of the paving boards 1, the outer gauge paving board placed outside the pair of rails R, R is laterally wider than the inner gauge paving board placed between the rails R, R. Since there is a tendency to move easily, a method of fixing the pavement board outside the gauge more stably is desired.
[0012]
On the other hand, in recent years, there has been an increasing number of opportunities to install a slope-shaped return wheel device at a railroad crossing in order to smoothly return the wheels of the vehicle that has derailed at the railroad crossing to the road surface. For example, the asphalt pavement structure shown in FIG. There is a returning wheel unit 5. The wheel-return device unit 5 is provided in parallel on both sides in the width direction of the railroad crossing, and the upper surface thereof forms an upward slope from the outside in the width direction to the inside inward, so that the sleeper 2 and the ballast 3 outside the railroad crossing are formed. The step between the upper surface and the upper surface of the paving board 1 in the railroad crossing is gently attached.
[0013]
Since the upper surface of the sleeper 2 and the ballast 3 is fixed to the upper surface of the sleeper 2 and the ballast 3 with an asphalt pavement material, the conventional recovery device unit 5 shown in FIG. Since it is unsuitable for repair, it is convenient to use a removable wheeling device of the pavement plate type.
[0014]
However, since the return wheel device is short in the width direction, for example, as shown in FIG. 4 which is an explanatory view of the present invention, the paving plate constituting the return wheel device is locked to one sleeper 2. In this case, the locking portion may be biased toward one end. For this reason, when the ballast 3 consolidates and sinks, the pavement board 1 may become cantilevered on the sleeper 2 and may not be fixed stably.
[0015]
Furthermore, when the above-mentioned pavement board 1 is made of resin to reduce the size and weight, a minute current flows through each pair of rails, and the current flows through a track circuit for controlling a signal device and the like. Therefore, the resin-made pavement plate 1 that comes into contact with both rails must have a predetermined electric resistance value so as not to short-circuit between the two rails and ensure insulation. For this reason, recycled rubber having a small electric resistance cannot be used as a raw material of the pavement board 1, and it has not been possible to respond to the recent demand for effective utilization of waste.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, a first object of the present invention is to stably fix a railroad crossing pavement plate to a track to prevent lateral movement. The fixed pavement plate ensures insulation between left and right rails and also has a pavement structure. A second task is to effectively utilize waste in the material constituting the board.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the first problem, the present invention places an inter-rail paving board inside a pair of rails on a rail, and mounts an outer gauge paving board on an outer side between the pair of rails, Through holes were formed in the two pavement boards in the cross direction of the track, and bolt holes were inserted through the holes and fastened with nuts. With this configuration, the bolt shaft penetrates between the pavement boards, so that the pavement board is fixed by the bolt axis so as not to move in the width direction of the railroad crossing and in the cross-track direction.
[0018]
As a specific configuration of the pavement plate structure, the in-gauge pavement plate and the out-of-gauge pavement plate have a protruding portion that protrudes below the lower surface of the rail when placed on the track, The through-hole is provided in the projecting portion, and the bolt shaft crosses below the rail. With this configuration, the pavement boards facing each other across the rail can be connected to each other with the bolt shaft. By fastening the bolt shaft with a nut and tightening, the pavement board is pressed against the rail. It is firmly fixed in the transverse direction, and it is difficult to lift upward.
[0019]
If this pavement plate structure is used for a width direction edge of the level crossing and the upper surface thereof is used for a return wheel device having an upward slope inward from the outside in the width direction, the return wheel device is used as a pavement plate. The paving board can be stably and firmly fixed so as not to be laterally moved by the bolt shaft and the nut.
[0020]
In addition, if the pavement plate between the rails placed between the pair of rails is divided in the middle between the left and right rails, the pavement plate becomes smaller and lighter and is placed at a predetermined position. It is easy to do. At this time, the divided pavement plates are fixed to each other by the bolt shaft in the cross direction of the track, so that even if the pavement plates are small and lightweight, they can be fixed stably so that they do not move laterally.
[0021]
Although the material constituting the bolt shaft is free, when the bolt shaft crosses the lower part of the pair of rails, a configuration in which an insulating portion is provided in the middle between the pair of rails may be used. Can be adopted. With this configuration, even when the bolt shaft and the lower surface of the rail come into contact with each other due to the lifting of the pavement plate below the rail, an insulating portion is interposed between the left and right rails. Short circuit, no conduction.
[0022]
Also, a step is formed on the end surface of the pavement plate facing the rail, and the upper surface of the step abuts against the lower surface of the base of the rail so that the pavement plate does not move further upward. I can do it. In this case, the pavement plate does not rise, so that the bolt shaft does not contact the rail. Further, on the end surface of the pavement plate, a portion of the end surface of the pavement plate opposed to the rail with the rail interposed below the step portion abuts below the rail, and the bolt shaft inserted into the through-hole is a rail. If it is not exposed below, the contact between the bolt shaft and the rail can be completely prevented.
[0023]
In order to solve the second problem, the present invention uses a recycled rubber or a rubber containing recycled rubber as a material at the center of the pavement plate when the pavement plate is made of resin to reduce the weight. It is possible to adopt a configuration in which the surface layer covering the center is made of an insulating resin. In this way, even if the material at the center, which is the main material constituting the pavement board, does not have a predetermined electric resistance value, the surface layer performs an insulating function, so that insulation of the track circuit is ensured. And contribute to the effective use of waste.
[0024]
The following mounting method is conceivable for forming the above-mentioned railroad crossing pavement plate structure. That is, in the above-mentioned railroad crossing pavement plate structure, a rail-covered pavement plate is placed inside the pair of rails on the railroad track, and a rail-covered pavement plate is placed on the outside between the pair of rails. A bolt shaft is inserted into a through hole formed in the board in the transverse direction of the track to connect the pavement plates 11 and 12 facing each other in the transverse direction of the track. By tightening a nut to a screw portion provided at the end of the bolt shaft, the paving boards 11 and 12 are mutually tightened. According to this mounting method, the pavement plate can be easily attached to and detached from the track.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
One embodiment is shown in FIGS. 1 to 5, and the level crossing pavement plate structure of this embodiment is, as shown in FIG. 1, an inner side between a pair of rails R fixed to a sleeper 2 on a ballast 3 of a track. In this embodiment, the railroad pavement plate 11 placed on the sleeper 2 and the outer rail pavement plate 12 placed on the sleeper 2 on the outer side between the rails are used for the railroad crossing 10. .
[0026]
The two paving boards 11 and 12 are flat paving boards 11a and 12a provided for the traffic section 4 that is normally used by people and automobiles, and the width direction of the crossing traffic section 4 (direction indicated by arrow A in FIG. 8). On the outer side of the edge, there are slope-shaped pavement boards 11b and 12b to be provided to the returning wheel device section 5. The upper surfaces of the slope-shaped pavement plates 11b and 12b have an upward slope from the outside in the width direction to the inside, and wheels of a car or the like protruding from the crossing section 4 of the railroad crossing and having been derailed, It is guided so that it can return to the traffic section 4 smoothly. The returning wheel device section 5 is provided at a location where there is a high risk of derailing, and is usually provided on both sides in the width direction of the railroad crossing 10 as necessary.
[0027]
The in-gauge pavement board 11a and the out-of-gauge pavement board 12a that constitute the passage section 4 are rubber pavement boards, and as shown in FIG. 7, which is an explanatory view of a conventional pavement board structure, as shown in FIG. The end faces 25 and 26 of the rails 12a facing the rails R, which are the portions facing the rails R, respectively, are elastically deformed, so that the bases 24 and the heads 22 of the rails R are elastically deformed. The pavement plates 11a and 12a are fitted to the concave abdomen 23 between the upper and lower portions, and are locked to the rails R and fixed to the track.
[0028]
At this time, as shown in FIG. 7, in the inter-rail pavement plate 11 a, both end faces 25, 25 in the rail crossing direction abut against the inner surface of the abdomen 23 of the rail R and do not abut on the inner surface of the head 22. ing. For this reason, a wheel edge road section 28 having a predetermined width is secured between the head 22 and the pavement plate 11a on the inner side of the rail between the rails, so that the wheels F of the train do not ride on the pavement plate 11a. In addition, the outer pavement board 12a has an end surface 26 in the rail crossing direction abutting on the outer surface of the abdomen 23 of the rail R and also abutting on the outer surface of the head 22 without any gap. In addition, the other end surface 27 of the off-gauge pavement plate 12a that does not face the rail R abuts on the pavement material 30 on the road surface G following the railroad crossing 10 as shown in FIG. It is restrained not to move.
[0029]
As shown in FIG. 4, the sleeper 2 located at the both ends in the width direction of the paving boards 11 a and 12 a provided for the traffic section 4 is provided with bolts 8 through bolt holes 7 provided on the upper surface of the sleeper 2. A paving plate stopper 6 is attached.
[0030]
The pavement plate stopper 6 includes a seat plate 6a along the upper surface of the sleeper 2, a vertical plate 6b rising from the seat plate 6a, and a horizontal plate 6c connected to the upper end of the vertical plate 6b and protruding inward in the width direction. are doing. When the vertical plate 6b of the paving plate stopper 6 abuts on the side surface in the width direction of the paving plates 11a and 12a, the paving plates 11a and 12a fixed to the track are fixed so as not to move in the width direction. Further, the horizontal plate 6c is fitted into a concave portion which is provided on the upper surface of the edge of the pavement plates 11a and 12a so as to be laterally opened, and the upper surfaces of the pavement plates 11a and 12a and the upper surface of the horizontal plate 6c are flattened. It does not hinder walking.
[0031]
The in-gauge pavement board 11b and the out-of-gauge pavement board 12b that constitute the returning wheel device section 5 are made of rubber containing recycled rubber, and the surface layer S covering the outer periphery of the center C is made of insulating rubber. As shown in FIG. 1, the pavement plate has a supporting portion 14 placed on the upper surface of the sleeper 2 and a projecting portion 15 projecting downward from the upper surface of the sleeper 2. The support portion 14 is placed on the same sleeper 2 to which the stoppers 6 of the paving boards 11a and 12a of the traffic section 4 are attached, and the support portion 14 is provided with seats for the stoppers 6 of the paving plates 11a and 12a. The same bolt 8 for locking the plate 6a is screwed in, so that the paving plates 11b and 12b are locked to the sleeper 2 together with the paving plates 11a and 12a of the traffic section 4.
[0032]
As shown in FIG. 1, the pavement boards 11b and 12b are placed on the ballast 3 lower than the upper surface of the sleeper 2 between the sleepers 2 where the protrusions 15 are adjacent to each other. A through hole 13 penetrating in the direction is provided, and a bolt shaft 20 shown in FIG. As shown in FIG. 3 (b), the bolt shaft 20 connects the pavement plates 11b and 12b facing each other in the line crossing direction through respective through holes 13 by traversing below the rail R. By tightening the nut 21 on the thread 20a provided at the end of the shaft 20, the opposing pavement plates 11b and 12b are firmly fixed so as not to move in the cross-track direction. By this tightening, the outer gauge pavement plate 12b is pressed toward the rail R, so that it is fixed so as not to move in the track cross direction and the width direction.
[0033]
As shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), stepped portions 17 protruding laterally are formed below the end surfaces 16 of the pavement plates 11b and 12b facing the rail R, respectively. The upper surface 17a of the step 17 is opposed to the base portion 24 of the rail R, and the side surface 17b of the step portion 17 is located below the rail R, facing the side surface 17b of the opposite pavement plate, and penetrates the side surfaces 17b, 17b. Holes 13 are respectively opened.
[0034]
The bolt shaft 20 crosses the gap between the side surfaces 17b and 17b below the rail R, and the upper surface 17a of the step 17 contacts the lower surface of the base portion 24 of the rail R. This abutment prevents the paving boards 11b and 12b from moving further upward, thereby preventing the bolt shaft 20 from floating with the paving boards 11b and 12b and coming into contact with the rail R.
[0035]
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the bolt shaft 20 has an insulating portion 20b in the middle between the rails R, and below the rail R, the pavement plates 11b, 12b are lifted up. Even if the bolt shaft 20 and the lower surface of the rail R contact each other, the insulating portions 20b are interposed between the left and right rails.
[0036]
In the embodiment, the bolt shaft 20 is made of stainless steel, and a resin made of nylon 66 is used as a material of the insulating portion 20b. However, the material is not limited to this, and the material is tightened and fixed. It is free as long as it has a strength that can withstand. The material of the insulating portion 20b is not limited as long as it is a resin having an insulating property. Further, the bolt shaft 20 may be entirely made of an insulating resin, and the insulating portion 20b may be provided on the entire bolt shaft 20.
[0037]
The form of the connecting portion between the insulating portion 20b and the bolt shaft 20 other than the insulating portion 20b may be a fitting type shown in FIG. 5 or a screw type provided with a thread at the connecting portion. Good.
[0038]
Further, as shown in FIG. 1, the in-gauge pavement plate 11b is divided into two in the middle between the left and right rails R, R, and the divided left and right pavement plates 11b, 11b are divided into two parts as shown in FIG. As shown in FIG. 3) and FIG. 3 (b), the lower portions of the opposing divided surfaces of the divided pavement plates 11b, 11b are tapered, and when they are attached to the illustrated line, both of them are tapered. It does not adhere. In this way, as shown by the chain line in FIG. 3 (a), when both pavement boards are separately inserted below the rail R, the pavement board inserted later is inserted into the divided surface of the pavement board inserted earlier. The tapered split surface first contacts. In this state, if the pavement board inserted later is pressed down and fitted, the two pavement boards do not significantly interfere with each other. Therefore, the pavement boards 11b, 11b between the two gauges are smoothly fitted between the rails R without greatly elastically deforming them. Can be fixed in place.
[0039]
After inserting the left and right pavement plates 11b, 11b separately, push the pavement plate 11b toward a predetermined mounting position in the direction of arrow A from the chain line shown in FIG. Since the fine adjustment of the mounting position is easy, the positioning of the through hole 13 is easy.
[0040]
As shown in FIGS. 3A and 3B, the end face 16 of the in-gauge pavement plate 11 b does not contact the head 22, and is located between the side face of the rail R and the head 22. The reason that the wheel road portion is secured with a predetermined gap interposed therebetween is the same as that of the in-gauge pavement plate 11a used for the passage portion 4.
[0041]
Also, the paving boards 11b and 12b used for the returning wheel unit 5 use recycled rubber for the center portion C of the paving board and cover the surface layer S with insulating rubber. Even if the material does not have a resistance value, the surface layer S performs the function of insulating the pavement board, so that the insulation of the track circuit is ensured. The adoption of the pavement plate of this configuration contributes to the effective use of waste. At this time, it is desirable to provide the surface layer S also on the inner surface of the through hole 13 and to use insulating rubber also for the surface layer S in the hole 13. Accordingly, the surface layer S on the inner surface of the through hole 13 may be omitted.
[0042]
Further, since the material of the center portion C using the recycled rubber is not completely exposed by being completely covered by the surface layer portion S, processing and processing of various deterioration prevention measures such as ultraviolet measures are omitted or simplified as necessary. Can be
[0043]
Recycled rubber refers to raw materials that have been vulcanized once and used as various rubber products and become waste products (vulcanized rubber) as raw materials, subjected to desulfurization, etc. by various treatments, and given plasticity and tackiness again. It refers to a rubber material that can be used equivalently to rubber or unvulcanized rubber, or refers to a rubber material containing its recycled rubber.
[0044]
The insulating rubber refers to a rubber material having a resistance value equal to or higher than a predetermined electric resistance value that does not short-circuit the track circuit, but the material is not limited to the rubber of this embodiment, and other well-known rubber may be used instead of the insulating rubber. May be used.
[0045]
Here, the insulating resin referred to in the claims includes the insulating rubber. Since the specific numerical value of the predetermined electric resistance value is individually determined according to the environment in which the pavement board is used, a material having a resistance value equal to or more than each predetermined value in the use environment is referred to in the claims. It is an insulating resin.
[0046]
Of course, when a material having inferior insulation performance such as recycled rubber is not used for the central portion C, the entire pavement plate may be made of an insulating resin or an insulating rubber without distinction between the central portion C and the surface portion S, In addition, the material of the pavement board is not limited as long as it has an insulating function. For this reason, for example, a configuration using the bolt shaft 20 may be adopted as a pavement plate having a concrete structure. Also, as for the material of the paving boards 11a and 12a constituting the traffic section 4, similarly to the paving boards 11b and 12b, a center portion C and a surface portion S are provided, the center portion C is made of recycled rubber, and the surface portion S is formed. May be made of an insulating resin or an insulating rubber, or the entire pavement plate may be made of an insulating resin, an insulating rubber, or other concrete structure.
[0047]
In this embodiment, a step portion 17 is formed on each of the end surfaces 16 of the pavement plates 11b and 12b facing the rail R, and a side surface 17b of the step portion 17 faces the lower side of the rail R, and is formed on the side surface 17b. Although the through hole 13 is opened, a configuration in which the side surfaces 17b abut on the lower surface of the rail R as shown in FIG. 6 may be adopted.
[0048]
With this configuration, the openings of the respective through holes 13 opposed to each other with the rail R interposed therebetween are in close contact with each other, and the bolt shaft 20 inserted into the through hole 13 is not exposed below the rail R. The contact of the shaft 20 with the rail R can be completely prevented. Since the paving boards 11b and 12b are in contact with each other, by tightening the nut 21 to the bolt shaft 20, the paving boards 11b and 12b facing each other in the cross-track direction are directly adhered and firmly fixed.
[0049]
In this embodiment, the bolt shaft 20 is used in the return wheel device section 5 of the traffic section 4 and the return wheel device section 5 that constitute the railroad crossing 10. However, as another embodiment, the pavement board of the traffic section 4 is used. In the configuration in which the bolts 11a and 12a are fastened in the cross-track direction by the bolt shaft 20 and the nut 21, or in the configuration in which the paving plates 11a and 12a are connected, for example, a configuration in which the return wheel unit 5 is not provided is also adopted. I can do it. Specifically, the projecting portions 15 are provided on the pavement boards 11a and 12a shown in FIG. 1 respectively, and the projecting portions 15 are provided with through holes 13 in the direction transverse to the line, so that the bolt shaft 20 which passes under the rail R is inserted. Then, the nut 21 is fixed.
[0050]
Further, in this embodiment, the in-gauge pavement plate 11b of the return wheel unit 5 is divided into two in the middle between the pair of rails R, R. However, the in-gauge pavement plate 11b is divided in two. It is free and the pavement plate 11b in the gauge may be integrated. Further, the in-gauge pavement plate 11a of the traffic section 4 may be divided similarly to the pavement plate 11b.
[0051]
Further, the step 17 may be provided on the end faces 25, 26 of the paving boards 11a, 12a of the traffic section 4 facing the rail R. However, both the traffic section 4 and the return wheel device section 5 prevent the paving boards from rising. If no function is required, the step 17 provided on the end face may be omitted as necessary.
[0052]
The pavement plate may be connected by the bolt shaft 20 without crossing the lower part of the pair of rails R. That is, in the above-described configuration, the bolt shaft 20 may be inserted only into the divided pavement plates 11a and 11b between the gauges, and may be tightened with the nuts.
[0053]
Further, the pavement plate configuration that forms the above-mentioned returning wheel device section 5 can be used as a method of adding a returning wheel device to an existing level crossing having a known level crossing structure. That is, at the edge in the width direction of the existing railroad crossing that does not have the returning wheel unit 5, the in-gauge pavement plate 11 b is placed inside the pair of rails R and R, and the rail between the pair of rails R and R is placed. The outer pavement plate 12b is placed on the outside, and then the bolt shaft 20 is inserted into the through-hole 13 formed in the two pavement plates 11b, 12b in the cross direction of the track, and the pavement plate facing the cross direction of the line is placed. 11b and 12b are connected. By tightening the nut 21 to the screw portion 20a provided at the end of the bolt shaft 20, the paving boards 11b and 12b are mutually tightened.
[0054]
In this way, in a level crossing having only the traffic portion 4 without the existing wheel recovery device portion 5, the wheel recovery device portion 5 by the paving plates 11b and 12b is provided outside the width direction edge of the level crossing portion 4 in the width direction. Can be easily attached. At this time, the type of the pavement structure of the traffic section 4 to which the returning wheel unit 5 is added, or the type of the paving plate when using the paving board is not particularly limited. Any space may be used as long as it has a space inside or outside the gauge where the pavement plates 11b and 12b constituting the 5 are arranged and a space below the rail R through which the bolt shaft 20 is inserted.
[0055]
According to this method, it is easy to attach / detach at the time of repair work after the mounting of the returning wheel unit 5.
[0056]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the pavement boards are connected by the bolt axis in the cross direction of the track as described above, the pavement board can be stably fixed to the track to prevent lateral movement, and the track circuit by the bolt axis can be formed. Short circuit is unlikely to occur. Further, if a pavement plate using recycled rubber is used, it is possible to effectively utilize waste.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of one embodiment.
FIG. 2 is a plan view of the embodiment.
3A is a cross-sectional front view of FIG. 2, wherein FIG. 3A is an EE cross section, and FIG.
4 is a cross-sectional side view of FIG. 2, (a) is a GG section, and (b) is an HH section.
FIG. 5 is a detailed view of a bolt shaft according to one embodiment.
FIG. 6 is a cut front view of another embodiment.
FIG. 7 is an explanatory view showing a conventional level crossing structure.
FIG. 8 is a perspective view of a conventional wheel returning device.
[Explanation of symbols]
1 Paving board
2 sleeper
3 Ballast
4 Traffic Department
5 Returning wheel unit
6 Paving board stopper
7 bolt holes
8 volts
9 Rail fastening device
10 railroad crossings
11a, 11b Paving board in gauge
12a, 12b Paving board outside gauge
13 Through hole
14 Support
15 Projection
16 End face
17 steps
17a Top of step
17b Step side
20 bolt shaft
20a screw part
20b insulation
21 nut
22 rail head
23 rail abdomen
24 Rail base
25, 26, 27 end face
28 Wheel Road
30 Paving materials
F wheels
R rail
G road surface

Claims

In a railroad crossing pavement structure in which a rail-internal pavement plate 11 is placed inside a pair of rails R, R and a rail-outside pavement plate 12 is placed outside the pair of rails R, R, A railroad crossing pavement structure, wherein a through-hole 13 is formed in the pavement plates 11 and 12 in a direction transverse to the track, and a bolt shaft 20 is inserted into the hole 13 and the nut is fastened.

The paving boards 11 and 12 each have a protruding portion 15 protruding below the height of the lower surface of the rail when placed on the track, and the through hole 13 is provided in the protruding portion 15 and the bolt 15 The railroad crossing pavement structure according to claim 1, wherein the shaft (20) crosses below the rail (R).

The pavement plates (11, 12) are used at the width-direction edges of the level crossings, and are upper-return devices whose upper surfaces form an upward slope from the outside to the inside in the width direction. Item 3. The level crossing pavement plate structure according to item 1 or 2.

The railroad crossing pavement structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the in-gauge pavement plate (11) is divided in the middle between the pair of rails (R).

The bolt shaft (20) traverses below the pair of rails (R), and the bolt shaft (20) has an insulating portion in the middle between the pair of rails (R). The railroad crossing pavement plate structure according to any one of the above.

A step 17 is formed on an end face 16 of the paving boards 11 and 12 facing the rail R, and the upper surface 17a of the step 17 abuts against the lower surface of the base 24 of the rail, and the paving boards 11 and 12 are further raised. The railroad crossing pavement structure according to any one of claims 1 to 5, wherein the railroad crossing pavement structure is not moved upward.

In the end faces 16 and 16 of the inside-gauge pavement plate 11 and the outside-gauge pavement plate 12 that face each other with the rail interposed therebetween, the side surface 17b of the step 17 abuts below the rail R and is inserted into the through hole 13. The crossing pavement plate structure according to claim 6, wherein the bolt shaft (20) is not exposed below the rail (R).

8. The pavement plates 11, 12 according to claim 1, wherein the central portion is made of recycled rubber or rubber containing recycled rubber, and the surface layer covering the central portion is made of insulating resin. The railroad crossing pavement plate structure according to any one of the above.

A method for fixing a railroad crossing pavement plate having the railroad crossing pavement plate structure according to claim 1, wherein the rail-interior pavement plate 11 is placed inside a pair of rails of a railroad track and a railroad rail is installed outside the pair of rails. The outer paving board 12 is placed, and then the bolt shaft 20 is inserted into the through-hole 13 formed in the both paving boards 11 and 12 in the transverse direction of the track, and the facing paving boards 11 and 12 facing in the transverse direction of the track are connected to each other. A method for mounting a railroad crossing pavement plate, comprising connecting and tightening a nut to a threaded portion provided at an end of the bolt shaft 20 so as to tighten each other.