JP2004339729A - 地盤安定具 - Google Patents
地盤安定具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004339729A JP2004339729A JP2003135298A JP2003135298A JP2004339729A JP 2004339729 A JP2004339729 A JP 2004339729A JP 2003135298 A JP2003135298 A JP 2003135298A JP 2003135298 A JP2003135298 A JP 2003135298A JP 2004339729 A JP2004339729 A JP 2004339729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- bowl
- stable device
- stabilizer
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
Abstract
【課題】外形を球状体若しくは楕円球状体にすることで、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止すると共に、個々の安定具が軽量で、耐腐食性を有し、その製造も容易である地盤安定具を提供する。
【解決手段】上端部に連結筋8を有し下端部に脚部2を有する中空体内にコンクリート4を詰めて構造物を支持するようにした地盤中に埋設される地盤安定具1において、前記中空体が合成樹脂製で下端部に脚部を形成した椀状体3と、合成樹脂製で上端部に連結筋が挿着された椀状体6とで構成され、該両椀状体を合体してその中空体内にコンクリートが内蔵された地盤安定具。
【選択図】 図2
【解決手段】上端部に連結筋8を有し下端部に脚部2を有する中空体内にコンクリート4を詰めて構造物を支持するようにした地盤中に埋設される地盤安定具1において、前記中空体が合成樹脂製で下端部に脚部を形成した椀状体3と、合成樹脂製で上端部に連結筋が挿着された椀状体6とで構成され、該両椀状体を合体してその中空体内にコンクリートが内蔵された地盤安定具。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上端部に連結筋を有し下端部に脚部を有する中空体内にコンクリートを詰めて構造物を支持するようにした地盤中に埋設される地盤安定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,地盤中に埋設される地盤安定具において、上端部に連結筋を下端部に脚部を有し外形をコマ型のブロックとしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11ー21912号公報 第7図
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、上面が平面となっているため、垂直荷重の場合は格別に問題はないが、構造物が傾斜している場合或いは地震等で構造物からの荷重が傾斜荷重となった場合に、この安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じて地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生する虞がある。
また、個々のコマ型のブロックが重く、その製造も容易でないという問題もある。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外形を球状体若しくは楕円球状体にすることで、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止すると共に、個々の安定具が軽量で、耐腐食性を有し、その製造も容易である地盤安定具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における地盤安定具は、上端部に連結筋を有し下端部に脚部を有する中空体内にコンクリートを詰めて構造物を支持するようにしたものにおいて、前記中空体を合成樹脂製で下端部に脚部を形成した椀状体と、合成樹脂製で上端部に連結筋が挿着された椀状体とで構成し、該両椀状体を合体してその中空体内にコンクリートを内蔵させたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係る地盤安定具の実施例であり、図1は地盤安定具の組立断面説明図、図2は地盤安定具の断面図、図3は地盤安定具を設置した平面図、図4は地盤安定具をマンホールに設置した断面図である。
【0008】
図において、1は地盤安定具であり、該地盤安定具1は合成樹脂製で下端部に脚部2を形成した中空状の椀状体3と、合成樹脂製で上端部にコンクリート4の注入口5を形成した中空状の椀状体6とで構成されている。
【0009】
そして前記椀状体6の注入口5には、鉄筋7,7,…を連結する連結筋8が装着され、椀状体6の下円周面には前記椀状体3の上円周面の係止部9と係止合体する係止部10が形成されている。
【0010】
以上のような構成からなる地盤安定具1において、先ず椀状体3の係止部9と椀状体6の係止部10とを係止させて両椀状体3,6を合体し円球状に組み立て、針がねで製作した前記連結筋8の両端部を前記注入口5内に装入させ、椀状体6の上端部に設置する。
そして、前記注入口5から円球状内にコンクリート4(軽量コンクリート)を注入し、中空体内にコンクリート4を内蔵させる。その際、前記連結筋8が椀状体6の上端部に突出するようにし、コンクリート4が固まることで連結筋8は強固に装着される。
この様にして、軽量で,耐腐食性を有し,製造も容易である一つの地盤安定具1が完成する。そして、同様の作業により多数の地盤安定具1,1,…を組み立て製作することができる。
【0011】
次に、マンホール等の構造物の下部に地盤安定具1を設定する時には、地盤安定具1を縦横に整列(例えば八個×八個)させて配置し、前記各連結筋8に鉄筋7を縦横に溶接等で固着することで多数の地盤安定具1,1,…を略座布団状にすることができる。
【0012】
そして、マンホールを設置する孔の最下部に前記座布団状にした地盤安定具1を脚部2が地中11に潜るように配置し、該座布団状にした地盤安定具1の上面にコンクリート12を流し込み、その上にマンホールの底板13を載置する。
この座布団状にした地盤安定具1を設置したことにより、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止する。
【0013】
なお、本実施例では地盤安定具1は円球状のものを使用しているが、楕円球状のものを使用することも可能である。
【0014】
【発明の効果】
本発明の地盤安定具によれば、外形を球状体若しくは楕円球状体にすることで、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止すると共に、個々の安定具が軽量で、耐腐食性を有し、その製造も容易である地盤安定具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の地盤安定具の組立断面説明図である。
【図2】図2は地盤安定具の断面図である。
【図3】図3は地盤安定具を設置した平面図である。
【図4】図4は地盤安定具をマンホールに設置した断面図である。
【符号の説明】
1 地盤安定具
2 脚部
3,6 椀状体
4 コンクリート
8 連結筋
【発明の属する技術分野】
本発明は、上端部に連結筋を有し下端部に脚部を有する中空体内にコンクリートを詰めて構造物を支持するようにした地盤中に埋設される地盤安定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,地盤中に埋設される地盤安定具において、上端部に連結筋を下端部に脚部を有し外形をコマ型のブロックとしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11ー21912号公報 第7図
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、上面が平面となっているため、垂直荷重の場合は格別に問題はないが、構造物が傾斜している場合或いは地震等で構造物からの荷重が傾斜荷重となった場合に、この安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じて地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生する虞がある。
また、個々のコマ型のブロックが重く、その製造も容易でないという問題もある。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外形を球状体若しくは楕円球状体にすることで、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止すると共に、個々の安定具が軽量で、耐腐食性を有し、その製造も容易である地盤安定具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における地盤安定具は、上端部に連結筋を有し下端部に脚部を有する中空体内にコンクリートを詰めて構造物を支持するようにしたものにおいて、前記中空体を合成樹脂製で下端部に脚部を形成した椀状体と、合成樹脂製で上端部に連結筋が挿着された椀状体とで構成し、該両椀状体を合体してその中空体内にコンクリートを内蔵させたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係る地盤安定具の実施例であり、図1は地盤安定具の組立断面説明図、図2は地盤安定具の断面図、図3は地盤安定具を設置した平面図、図4は地盤安定具をマンホールに設置した断面図である。
【0008】
図において、1は地盤安定具であり、該地盤安定具1は合成樹脂製で下端部に脚部2を形成した中空状の椀状体3と、合成樹脂製で上端部にコンクリート4の注入口5を形成した中空状の椀状体6とで構成されている。
【0009】
そして前記椀状体6の注入口5には、鉄筋7,7,…を連結する連結筋8が装着され、椀状体6の下円周面には前記椀状体3の上円周面の係止部9と係止合体する係止部10が形成されている。
【0010】
以上のような構成からなる地盤安定具1において、先ず椀状体3の係止部9と椀状体6の係止部10とを係止させて両椀状体3,6を合体し円球状に組み立て、針がねで製作した前記連結筋8の両端部を前記注入口5内に装入させ、椀状体6の上端部に設置する。
そして、前記注入口5から円球状内にコンクリート4(軽量コンクリート)を注入し、中空体内にコンクリート4を内蔵させる。その際、前記連結筋8が椀状体6の上端部に突出するようにし、コンクリート4が固まることで連結筋8は強固に装着される。
この様にして、軽量で,耐腐食性を有し,製造も容易である一つの地盤安定具1が完成する。そして、同様の作業により多数の地盤安定具1,1,…を組み立て製作することができる。
【0011】
次に、マンホール等の構造物の下部に地盤安定具1を設定する時には、地盤安定具1を縦横に整列(例えば八個×八個)させて配置し、前記各連結筋8に鉄筋7を縦横に溶接等で固着することで多数の地盤安定具1,1,…を略座布団状にすることができる。
【0012】
そして、マンホールを設置する孔の最下部に前記座布団状にした地盤安定具1を脚部2が地中11に潜るように配置し、該座布団状にした地盤安定具1の上面にコンクリート12を流し込み、その上にマンホールの底板13を載置する。
この座布団状にした地盤安定具1を設置したことにより、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止する。
【0013】
なお、本実施例では地盤安定具1は円球状のものを使用しているが、楕円球状のものを使用することも可能である。
【0014】
【発明の効果】
本発明の地盤安定具によれば、外形を球状体若しくは楕円球状体にすることで、上部椀状体が受ける荷重を均等化して、安定具から地盤への応力の分布に乱れが生じるのを防ぎ地盤支持力の偏倚及び不同沈下が起生するのを防止すると共に、個々の安定具が軽量で、耐腐食性を有し、その製造も容易である地盤安定具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の地盤安定具の組立断面説明図である。
【図2】図2は地盤安定具の断面図である。
【図3】図3は地盤安定具を設置した平面図である。
【図4】図4は地盤安定具をマンホールに設置した断面図である。
【符号の説明】
1 地盤安定具
2 脚部
3,6 椀状体
4 コンクリート
8 連結筋
Claims (1)
- 上端部に連結筋を有し下端部に脚部を有する中空体内にコンクリートを詰めて構造物を支持するようにした地盤中に埋設される地盤安定具において、前記中空体を合成樹脂製で下端部に脚部を形成した椀状体と、合成樹脂製で上端部に連結筋が挿着された椀状体とで構成し、該両椀状体を合体してその中空体内にコンクリートを内蔵させたことを特徴とする地盤安定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003135298A JP3675451B2 (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 地盤安定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003135298A JP3675451B2 (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 地盤安定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004339729A true JP2004339729A (ja) | 2004-12-02 |
JP3675451B2 JP3675451B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=33525594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003135298A Expired - Fee Related JP3675451B2 (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 地盤安定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3675451B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8673429B2 (en) | 2008-07-16 | 2014-03-18 | Nitto Denko Corporation | Transparent conductive film, transparent conductive laminate, touch panel, and method for producing transparent conductive film |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003135298A patent/JP3675451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8673429B2 (en) | 2008-07-16 | 2014-03-18 | Nitto Denko Corporation | Transparent conductive film, transparent conductive laminate, touch panel, and method for producing transparent conductive film |
TWI466138B (zh) * | 2008-07-16 | 2014-12-21 | Nitto Denko Corp | Transparent conductive film, transparent conductive laminate and touch panel, and method for manufacturing transparent conductive film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3675451B2 (ja) | 2005-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2916228C (en) | Pre-cast concrete foundation of modular construction for telecommunication or wind turbine tower | |
US8789337B2 (en) | Foundation system for bridges and other structures | |
US8028490B2 (en) | Rebar chair | |
US8925282B2 (en) | Foundation system for bridges and other structures | |
KR100243401B1 (ko) | 지하 매설관용 지지구조물 | |
US9695558B2 (en) | Foundation system for bridges and other structures | |
US20240229407A1 (en) | Foundation for a wind turbine | |
WO2012054959A1 (en) | Spacer for supporting a reinforcing bar | |
JP2002242157A (ja) | タイヤ型枠被覆ブロック | |
KR100913346B1 (ko) | 지반보강용 말뚝과 팽이말뚝부를 이용한 지반보강방법 | |
PT88987B (pt) | Sistema de revestimentos para aterros | |
CA2943911C (en) | Insulated concrete ledge form reinforcement member | |
JP2004339729A (ja) | 地盤安定具 | |
BR112014011848B1 (pt) | Alicerce para um mastro de antena e método de construir um alicerce | |
KR100839671B1 (ko) | 징검다리 및 그 시공방법 | |
US8684220B2 (en) | Storage tank with flexible shear pad | |
KR200387408Y1 (ko) | 조립식 연속 기초 블록 | |
JP2000328586A (ja) | 土留擁壁 | |
KR100779582B1 (ko) | 강관말뚝 두부보강구조 및 두부보강방법 | |
KR100823348B1 (ko) | 강합성옹벽 시공방법 | |
KR20070104111A (ko) | 말뚝기둥 일체형 교량구조 및 그의 시공방법. | |
KR102527148B1 (ko) | 지반 기초구조물 및 지반기초구조물 시공방법 | |
JP7412280B2 (ja) | 給湯器支持構造 | |
KR102322914B1 (ko) | 조립형 옹벽구조 | |
KR102085155B1 (ko) | 데크로드용 지주의 지중매립식 기초구조체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050425 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |