JP2004338880A - 物品投入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品15の向きに対応して物品15を投入し、投入した物品15の向きを安定させる物品投入装置21を提供する。
【解決手段】ベルトカートソータ11では、カート13に物品15を所定の向きに積み込んで搬送する。物品投入装置21の搬入装置23により、ベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を投入用コンベヤ22に搬入する。投入用コンベヤ22は、搬入装置23で搬入した状態の物品15の向きのまま、ベルトカートソータ11のカート13に物品15を投入する。ベルトカートソータ11のカート13に投入した物品15の向きが安定する。
【選択図】 図1
【解決手段】ベルトカートソータ11では、カート13に物品15を所定の向きに積み込んで搬送する。物品投入装置21の搬入装置23により、ベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を投入用コンベヤ22に搬入する。投入用コンベヤ22は、搬入装置23で搬入した状態の物品15の向きのまま、ベルトカートソータ11のカート13に物品15を投入する。ベルトカートソータ11のカート13に投入した物品15の向きが安定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を搬送する搬送装置に物品を投入する物品投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品を搬送する搬送装置として、例えば仕分装置であるベルトカートソータは、レールを走行する連続した各キャリア上に、レールと交差する方向に回動するベルトを有するカートをそれぞれ配置し、所定の投入位置でカートのベルト上に物品を積み込んで搬送するとともに、所定の仕分位置でカートのベルトを回動させてカート上の物品をカートの側方へ搬出して仕分けるように構成されている。
【0003】
このベルトカートソータのカート上に物品を載せるために、いわゆるインダクションコンベヤと呼ばれる物品投入装置が用いられている。この物品投入装置は、ベルトカートソータの側部にその搬送方向に沿って斜めに配置した投入用コンベヤを用いており、投入用コンベヤの上流側に作業者によって1個ずつ載置した物品を下流側へ搬送し、その搬送途中で物品の長さおよび位置を測定し、測定した物品の長さおよび位置に基づいて物品がカートの中央に積み込むことが可能なタイミングに合わせて、投入用コンベヤからカートに物品を投入している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−110436号公報(第3−4頁、図1−2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、物品が例えばゴルフバックなどの長尺物の場合、カートに積み込む物品の長手方向の向きによっては物品がカートからはみ出し、ベルトカートソータで搬送不良や仕分不良が発生するおそれがあるため、カートから物品がはみ出さないように物品の長手方向の向きを考慮して積み込む必要がある。
【0006】
投入用コンベヤでは作業者によって載置した物品の向きのままカートに投入するため、作業者によって物品を投入用コンベヤに載置するときに、カートから物品がはみ出さないように物品の長手方向の向きを考慮して載置する必要があり、作業者の負担が大きい問題がある。しかも、作業者によって投入用コンベヤに載置する物品の向きにはばらつきが生じるため、カートに投入する物品の向きにばらつきが生じ、カートに積み込んだ物品の向きが安定しない問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、搬送装置で搬送する物品の向きに対応して物品を投入でき、搬送装置に投入した物品の向きを安定させることができる物品投入装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の物品投入装置は、物品を所定の向きに積み込んで搬送する搬送装置に対し、この搬送装置の搬送方向の上流側から下流側に沿った斜め方向から物品を搬送してその搬送姿勢のまま投入する投入用コンベヤと、前記搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を前記投入用コンベヤに搬入する搬入装置とを具備しているものである。
【0009】
そして、この構成では、搬入装置によって搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を投入用コンベヤに搬入し、その物品の向きのまま投入用コンベヤを通じて搬送装置に物品を投入可能で、搬送装置に投入した物品の向きを安定する。
【0010】
請求項2記載の物品投入装置は、請求項1記載の物品投入装置において、搬入装置は、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から物品を投入用コンベヤに搬入する搬入コンベヤを有しているものである。
【0011】
そして、この構成では、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から、搬入コンベヤによって物品を投入用コンベヤに搬入するため、投入する物品の向きを搬送装置で搬送する物品の向きに容易に対応させることが可能となる。
【0012】
請求項3記載の物品投入装置は、請求項2記載の物品投入装置において、搬入装置は、投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出す受渡コンベヤを有しているものである。
【0013】
そして、この構成では、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出すため、物品の向きが確実に維持されるとともに、物品の落下衝撃が抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1において、11は搬送装置として仕分装置の一例であるベルトカートソータで、このベルトカートソータ11は、レールを走行する連続した各キャリア上に、レールと交差する方向(ベルトカートソータ11による物品15の搬送方向aと交差する方向)に回動するベルト12を有するカート13をそれぞれ配置し、所定の投入位置14でカート13のベルト12を回動させてカート13上に物品15を積み込み、カート13のレールに沿った移動でカート13上の物品15を搬送方向aに搬送し、所定の仕分位置でカート13のベルト12を回動させてカート13上の物品15をカート13の側方へ搬出して仕分けるように構成されている。
【0016】
ベルトカートソータ11では、物品15が例えばゴルフバックなどの長尺物の場合、その物品15の長手方向が搬送方向aに対し交差する方向に向き、物品15の短手方向が搬送方向aに向くことで、物品15をカート13上からはみ出すことなく収容状態に積み込むことができる。したがって、このような長尺物の物品15の向きあるいは姿勢を、ベルトカートソータ11に積み込んで搬送する積込向きあるいは積込姿勢としている。
【0017】
また、ベルトカートソータ11の側部の投入位置14には、ベルトカートソータ11のカート13上に物品15を載せるためのいわゆるインダクションコンベヤと呼ばれる物品投入装置21が配置されている。
【0018】
物品投入装置21は、ベルトカートソータ11の側部で搬送方向aの上流側から下流側に沿った斜め方向から物品15を搬送してその搬送姿勢のままカート13に投入する投入用コンベヤ22、およびこの投入用コンベヤ22に対しベルトカートソータ11で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を搬入する搬入装置23を備えている。
【0019】
投入用コンベヤ22は、ベルトカートソータ11の側部にその搬送方向aの上流側から下流側に沿って斜めに配置され、物品15を投入する投入方向bの上流側から下流側に順に配列される整列コンベヤ25、待機コンベヤ26および投入コンベヤ27を有している。
【0020】
整列コンベヤ25は、ベルト25aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬入装置23で搬入する物品15をベルト25a上に受け取って待機コンベヤ26に送り出す。
【0021】
待機コンベヤ26は、ベルト26aを用いたベルトコンベヤにて構成され、整列コンベヤ25から送り出される物品15をベルト26a上に受け取るとともに投入コンベヤ27上の物品15の有無に応じて物品15の待機および投入コンベヤ27への送り出しを制御する。
【0022】
投入コンベヤ27は、投入方向bと交差するベルト幅方向に複数に分割されたベルト27aを用いたベルトコンベヤにて構成され、待機コンベヤ26から送り出される物品15をベルト27a上に受け取るとともに、ベルトカートソータ11のカート13の移動タイミングと物品15の投入方向bの長さおよび位置とに基づいて物品15がカート13の搬送方向aの中央に積み込むことが可能なタイミングで物品15をカート13に送り出す。
【0023】
整列コンベヤ25、待機コンベヤ26および投入コンベヤ27上には物品15を検知する図示しないセンサが配置されており、これらセンサによって物品15の投入方向bの長さや位置なども検知される。
【0024】
また、図1ないし図5に示すように、搬入装置23は、ベルトカートソータ11の側部つまり搬送方向aに対して交差する方向であって、本実施の形態では直交する方向に配置され、物品15を搬入する搬入方向cの上流側から下流側に順に配置される搬送コンベヤ29、搬入コンベヤ30および受渡コンベヤ31を有している。
【0025】
搬送コンベヤ29は、ベルト29aを用いたベルトコンベヤにて構成され、ベルト25a上に載せた物品15を搬入コンベヤ30に搬送する。
【0026】
搬入コンベヤ30は、ベルト30aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬送コンベヤ29で搬送する物品15をベルト30a上に受け取るとともに受渡コンベヤ31への物品15の搬入の可否に応じて物品15の待機および受渡コンベヤ31への搬入を制御する。搬入コンベヤ30の搬入方向cの先端は、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に臨む位置に配置されている。
【0027】
受渡コンベヤ31は、ベルト31aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬入コンベヤ30の搬入方向の先端から進出するとともに投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出した進出位置と搬入コンベヤ30の下側に後退する後退位置との間で、図示しないスライド駆動機構によってスライド可能に設けられている。そして、受渡コンベヤ31は、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出して搬入コンベヤ30で搬入する物品15を受け取るとともに整列コンベヤ25上から後退しつつ受け取った物品15を整列コンベヤ25上に送り出すように構成されている。
【0028】
搬送コンベヤ29、搬入コンベヤ30および受渡コンベヤ31上には物品15を検知する図示しないセンサが配置されている。
【0029】
次に、物品投入装置21による物品15の投入動作について説明する。
【0030】
物品15が例えばゴルフバックのような長尺物の場合、搬入装置23ではその搬入方向cに物品15の長手方向を合わせた向きに載せて搬送する。
【0031】
図1および図2に示すように、搬送コンベヤ29で搬送してきた物品15を搬入コンベヤ30に送り出す。このとき、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出していれば、受渡コンベヤ31のベルト31aを搬入コンベヤ30のベルト30aと等速で回動させることにより、物品15を搬入コンベヤ30から受渡コンベヤ31に送り出す。
【0032】
図3に示すように、搬入コンベヤ30から受渡コンベヤ31上に物品15が乗り移れば、受渡コンベヤ31の先端で物品15を停止させる。
【0033】
図4および図5に示すように、受渡コンベヤ31を搬入コンベヤ30の下側へスライドさせて整列コンベヤ25上から後退させつつ、受渡コンベヤ31のベルト31aを回動させて物品15を回動停止状態にある整列コンベヤ25上に送り出す。このとき、受渡コンベヤ31のスライドとベルト31aの回動とを等速にすることで、物品15は位置が一定のまま受渡コンベヤ31から整列コンベヤ25上に受け渡すことができる。この受渡コンベヤ31の受渡動作により、物品15の向きが変わることなく受け渡すことができるとともに、受渡コンベヤ31から整列コンベヤ25への物品15の落下衝撃を抑えることができる。
【0034】
続いて、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25のベルト25aおよび待機コンベヤ26のベルト26aを等速で回動させ、物品15を整列コンベヤ25から待機コンベヤ26に送り出す。物品15を整列コンベヤ25から待機コンベヤ26に送り出せば、受渡コンベヤ31を整列コンベヤ25上に進出させ、次の物品15の受渡動作に移行する。
【0035】
投入コンベヤ27上に物品15がなれば、待機コンベヤ26のベルト26aおよび投入コンベヤ27のベルト27aを等速で回動させ、物品15を待機コンベヤ26から投入コンベヤ27へ送り出す。
【0036】
投入コンベヤ27では、ベルトカートソータ11のカート13の移動タイミングを合わせて物品15を送り出し、物品15をカート13に投入する。このとき、カート13のベルト12は物品15の受け取りに対応する方向に回動するため、搬入装置23から投入用コンベヤ22に搬入された状態の物品15の向きのまま投入できる。
【0037】
このように、物品投入装置21によれば、搬入装置23によってベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を投入用コンベヤ22に搬入し、その物品15の向きのまま投入用コンベヤ22を通じてベルトカートソータ11のカート13に物品15を投入でき、ベルトカートソータ11のカート13に投入した物品15の向きを安定させることができる。
【0038】
また、ベルトカートソータ11のカート13で物品15を搬送する搬送方向aに対して交差する方向から、搬入コンベヤ30で物品15を投入用コンベヤ22に搬入するため、投入する物品15の向きをベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品115の向きに容易に対応させることができる。
【0039】
さらに、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22上に進出して搬入コンベヤ30で搬入する物品15を受け取るとともに、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22上から後退しつつ受け取った物品15を投入用コンベヤ22上に送り出すため、物品15の向きを確実に維持できるとともに、物品15の落下衝撃を抑えることができる。
【0040】
なお、物品投入装置21は、ベルトカートソータ11に限らず、他の構成の仕分装置やコンベヤなどの搬送装置にも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の物品投入装置によれば、搬入装置によって搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を投入用コンベヤに搬入し、その物品の向きのまま投入用コンベヤを通じて搬送装置に物品を投入でき、搬送装置に投入した物品の向きを安定させることができる。
【0042】
請求項2記載の物品投入装置によれば、請求項1記載の物品投入装置の効果に加えて、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から、搬入コンベヤで物品を投入用コンベヤに搬入するため、投入する物品の向きを搬送装置で搬送する物品の向きに容易に対応させることができる。
【0043】
請求項3記載の物品投入装置によれば、請求項2記載の物品投入装置の効果に加えて、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出すため、物品の向きを確実に維持できるとともに、物品の落下衝撃を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す物品投入装置の平面図である。
【図2】同上物品投入装置の搬入装置から投入用コンベヤへの物品の搬入動作を説明する側面図である。
【図3】同上図2に続く搬入動作を説明する側面図である。
【図4】同上図3に続く搬入動作を説明する側面図である。
【図5】同上図4に続く搬入動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
11 搬送装置としてのベルトカートソータ
15 物品
21 物品投入装置
22 投入用コンベヤ
23 搬入装置
30 搬入コンベヤ
31 受渡コンベヤ
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を搬送する搬送装置に物品を投入する物品投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品を搬送する搬送装置として、例えば仕分装置であるベルトカートソータは、レールを走行する連続した各キャリア上に、レールと交差する方向に回動するベルトを有するカートをそれぞれ配置し、所定の投入位置でカートのベルト上に物品を積み込んで搬送するとともに、所定の仕分位置でカートのベルトを回動させてカート上の物品をカートの側方へ搬出して仕分けるように構成されている。
【0003】
このベルトカートソータのカート上に物品を載せるために、いわゆるインダクションコンベヤと呼ばれる物品投入装置が用いられている。この物品投入装置は、ベルトカートソータの側部にその搬送方向に沿って斜めに配置した投入用コンベヤを用いており、投入用コンベヤの上流側に作業者によって1個ずつ載置した物品を下流側へ搬送し、その搬送途中で物品の長さおよび位置を測定し、測定した物品の長さおよび位置に基づいて物品がカートの中央に積み込むことが可能なタイミングに合わせて、投入用コンベヤからカートに物品を投入している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−110436号公報(第3−4頁、図1−2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、物品が例えばゴルフバックなどの長尺物の場合、カートに積み込む物品の長手方向の向きによっては物品がカートからはみ出し、ベルトカートソータで搬送不良や仕分不良が発生するおそれがあるため、カートから物品がはみ出さないように物品の長手方向の向きを考慮して積み込む必要がある。
【0006】
投入用コンベヤでは作業者によって載置した物品の向きのままカートに投入するため、作業者によって物品を投入用コンベヤに載置するときに、カートから物品がはみ出さないように物品の長手方向の向きを考慮して載置する必要があり、作業者の負担が大きい問題がある。しかも、作業者によって投入用コンベヤに載置する物品の向きにはばらつきが生じるため、カートに投入する物品の向きにばらつきが生じ、カートに積み込んだ物品の向きが安定しない問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、搬送装置で搬送する物品の向きに対応して物品を投入でき、搬送装置に投入した物品の向きを安定させることができる物品投入装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の物品投入装置は、物品を所定の向きに積み込んで搬送する搬送装置に対し、この搬送装置の搬送方向の上流側から下流側に沿った斜め方向から物品を搬送してその搬送姿勢のまま投入する投入用コンベヤと、前記搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を前記投入用コンベヤに搬入する搬入装置とを具備しているものである。
【0009】
そして、この構成では、搬入装置によって搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を投入用コンベヤに搬入し、その物品の向きのまま投入用コンベヤを通じて搬送装置に物品を投入可能で、搬送装置に投入した物品の向きを安定する。
【0010】
請求項2記載の物品投入装置は、請求項1記載の物品投入装置において、搬入装置は、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から物品を投入用コンベヤに搬入する搬入コンベヤを有しているものである。
【0011】
そして、この構成では、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から、搬入コンベヤによって物品を投入用コンベヤに搬入するため、投入する物品の向きを搬送装置で搬送する物品の向きに容易に対応させることが可能となる。
【0012】
請求項3記載の物品投入装置は、請求項2記載の物品投入装置において、搬入装置は、投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出す受渡コンベヤを有しているものである。
【0013】
そして、この構成では、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出すため、物品の向きが確実に維持されるとともに、物品の落下衝撃が抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1において、11は搬送装置として仕分装置の一例であるベルトカートソータで、このベルトカートソータ11は、レールを走行する連続した各キャリア上に、レールと交差する方向(ベルトカートソータ11による物品15の搬送方向aと交差する方向)に回動するベルト12を有するカート13をそれぞれ配置し、所定の投入位置14でカート13のベルト12を回動させてカート13上に物品15を積み込み、カート13のレールに沿った移動でカート13上の物品15を搬送方向aに搬送し、所定の仕分位置でカート13のベルト12を回動させてカート13上の物品15をカート13の側方へ搬出して仕分けるように構成されている。
【0016】
ベルトカートソータ11では、物品15が例えばゴルフバックなどの長尺物の場合、その物品15の長手方向が搬送方向aに対し交差する方向に向き、物品15の短手方向が搬送方向aに向くことで、物品15をカート13上からはみ出すことなく収容状態に積み込むことができる。したがって、このような長尺物の物品15の向きあるいは姿勢を、ベルトカートソータ11に積み込んで搬送する積込向きあるいは積込姿勢としている。
【0017】
また、ベルトカートソータ11の側部の投入位置14には、ベルトカートソータ11のカート13上に物品15を載せるためのいわゆるインダクションコンベヤと呼ばれる物品投入装置21が配置されている。
【0018】
物品投入装置21は、ベルトカートソータ11の側部で搬送方向aの上流側から下流側に沿った斜め方向から物品15を搬送してその搬送姿勢のままカート13に投入する投入用コンベヤ22、およびこの投入用コンベヤ22に対しベルトカートソータ11で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を搬入する搬入装置23を備えている。
【0019】
投入用コンベヤ22は、ベルトカートソータ11の側部にその搬送方向aの上流側から下流側に沿って斜めに配置され、物品15を投入する投入方向bの上流側から下流側に順に配列される整列コンベヤ25、待機コンベヤ26および投入コンベヤ27を有している。
【0020】
整列コンベヤ25は、ベルト25aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬入装置23で搬入する物品15をベルト25a上に受け取って待機コンベヤ26に送り出す。
【0021】
待機コンベヤ26は、ベルト26aを用いたベルトコンベヤにて構成され、整列コンベヤ25から送り出される物品15をベルト26a上に受け取るとともに投入コンベヤ27上の物品15の有無に応じて物品15の待機および投入コンベヤ27への送り出しを制御する。
【0022】
投入コンベヤ27は、投入方向bと交差するベルト幅方向に複数に分割されたベルト27aを用いたベルトコンベヤにて構成され、待機コンベヤ26から送り出される物品15をベルト27a上に受け取るとともに、ベルトカートソータ11のカート13の移動タイミングと物品15の投入方向bの長さおよび位置とに基づいて物品15がカート13の搬送方向aの中央に積み込むことが可能なタイミングで物品15をカート13に送り出す。
【0023】
整列コンベヤ25、待機コンベヤ26および投入コンベヤ27上には物品15を検知する図示しないセンサが配置されており、これらセンサによって物品15の投入方向bの長さや位置なども検知される。
【0024】
また、図1ないし図5に示すように、搬入装置23は、ベルトカートソータ11の側部つまり搬送方向aに対して交差する方向であって、本実施の形態では直交する方向に配置され、物品15を搬入する搬入方向cの上流側から下流側に順に配置される搬送コンベヤ29、搬入コンベヤ30および受渡コンベヤ31を有している。
【0025】
搬送コンベヤ29は、ベルト29aを用いたベルトコンベヤにて構成され、ベルト25a上に載せた物品15を搬入コンベヤ30に搬送する。
【0026】
搬入コンベヤ30は、ベルト30aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬送コンベヤ29で搬送する物品15をベルト30a上に受け取るとともに受渡コンベヤ31への物品15の搬入の可否に応じて物品15の待機および受渡コンベヤ31への搬入を制御する。搬入コンベヤ30の搬入方向cの先端は、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に臨む位置に配置されている。
【0027】
受渡コンベヤ31は、ベルト31aを用いたベルトコンベヤにて構成され、搬入コンベヤ30の搬入方向の先端から進出するとともに投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出した進出位置と搬入コンベヤ30の下側に後退する後退位置との間で、図示しないスライド駆動機構によってスライド可能に設けられている。そして、受渡コンベヤ31は、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出して搬入コンベヤ30で搬入する物品15を受け取るとともに整列コンベヤ25上から後退しつつ受け取った物品15を整列コンベヤ25上に送り出すように構成されている。
【0028】
搬送コンベヤ29、搬入コンベヤ30および受渡コンベヤ31上には物品15を検知する図示しないセンサが配置されている。
【0029】
次に、物品投入装置21による物品15の投入動作について説明する。
【0030】
物品15が例えばゴルフバックのような長尺物の場合、搬入装置23ではその搬入方向cに物品15の長手方向を合わせた向きに載せて搬送する。
【0031】
図1および図2に示すように、搬送コンベヤ29で搬送してきた物品15を搬入コンベヤ30に送り出す。このとき、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25上に進出していれば、受渡コンベヤ31のベルト31aを搬入コンベヤ30のベルト30aと等速で回動させることにより、物品15を搬入コンベヤ30から受渡コンベヤ31に送り出す。
【0032】
図3に示すように、搬入コンベヤ30から受渡コンベヤ31上に物品15が乗り移れば、受渡コンベヤ31の先端で物品15を停止させる。
【0033】
図4および図5に示すように、受渡コンベヤ31を搬入コンベヤ30の下側へスライドさせて整列コンベヤ25上から後退させつつ、受渡コンベヤ31のベルト31aを回動させて物品15を回動停止状態にある整列コンベヤ25上に送り出す。このとき、受渡コンベヤ31のスライドとベルト31aの回動とを等速にすることで、物品15は位置が一定のまま受渡コンベヤ31から整列コンベヤ25上に受け渡すことができる。この受渡コンベヤ31の受渡動作により、物品15の向きが変わることなく受け渡すことができるとともに、受渡コンベヤ31から整列コンベヤ25への物品15の落下衝撃を抑えることができる。
【0034】
続いて、投入用コンベヤ22の整列コンベヤ25のベルト25aおよび待機コンベヤ26のベルト26aを等速で回動させ、物品15を整列コンベヤ25から待機コンベヤ26に送り出す。物品15を整列コンベヤ25から待機コンベヤ26に送り出せば、受渡コンベヤ31を整列コンベヤ25上に進出させ、次の物品15の受渡動作に移行する。
【0035】
投入コンベヤ27上に物品15がなれば、待機コンベヤ26のベルト26aおよび投入コンベヤ27のベルト27aを等速で回動させ、物品15を待機コンベヤ26から投入コンベヤ27へ送り出す。
【0036】
投入コンベヤ27では、ベルトカートソータ11のカート13の移動タイミングを合わせて物品15を送り出し、物品15をカート13に投入する。このとき、カート13のベルト12は物品15の受け取りに対応する方向に回動するため、搬入装置23から投入用コンベヤ22に搬入された状態の物品15の向きのまま投入できる。
【0037】
このように、物品投入装置21によれば、搬入装置23によってベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品15の向きに対応した向きで物品15を投入用コンベヤ22に搬入し、その物品15の向きのまま投入用コンベヤ22を通じてベルトカートソータ11のカート13に物品15を投入でき、ベルトカートソータ11のカート13に投入した物品15の向きを安定させることができる。
【0038】
また、ベルトカートソータ11のカート13で物品15を搬送する搬送方向aに対して交差する方向から、搬入コンベヤ30で物品15を投入用コンベヤ22に搬入するため、投入する物品15の向きをベルトカートソータ11のカート13で搬送する物品115の向きに容易に対応させることができる。
【0039】
さらに、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22上に進出して搬入コンベヤ30で搬入する物品15を受け取るとともに、受渡コンベヤ31が投入用コンベヤ22上から後退しつつ受け取った物品15を投入用コンベヤ22上に送り出すため、物品15の向きを確実に維持できるとともに、物品15の落下衝撃を抑えることができる。
【0040】
なお、物品投入装置21は、ベルトカートソータ11に限らず、他の構成の仕分装置やコンベヤなどの搬送装置にも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の物品投入装置によれば、搬入装置によって搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を投入用コンベヤに搬入し、その物品の向きのまま投入用コンベヤを通じて搬送装置に物品を投入でき、搬送装置に投入した物品の向きを安定させることができる。
【0042】
請求項2記載の物品投入装置によれば、請求項1記載の物品投入装置の効果に加えて、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から、搬入コンベヤで物品を投入用コンベヤに搬入するため、投入する物品の向きを搬送装置で搬送する物品の向きに容易に対応させることができる。
【0043】
請求項3記載の物品投入装置によれば、請求項2記載の物品投入装置の効果に加えて、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに、受渡コンベヤが投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出すため、物品の向きを確実に維持できるとともに、物品の落下衝撃を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す物品投入装置の平面図である。
【図2】同上物品投入装置の搬入装置から投入用コンベヤへの物品の搬入動作を説明する側面図である。
【図3】同上図2に続く搬入動作を説明する側面図である。
【図4】同上図3に続く搬入動作を説明する側面図である。
【図5】同上図4に続く搬入動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
11 搬送装置としてのベルトカートソータ
15 物品
21 物品投入装置
22 投入用コンベヤ
23 搬入装置
30 搬入コンベヤ
31 受渡コンベヤ
Claims (3)
- 物品を所定の向きに積み込んで搬送する搬送装置に対し、この搬送装置の搬送方向の上流側から下流側に沿った斜め方向から物品を搬送してその搬送姿勢のまま投入する投入用コンベヤと、
前記搬送装置で搬送する物品の向きに対応した向きで物品を前記投入用コンベヤに搬入する搬入装置と
を具備していることを特徴とする物品投入装置。 - 搬入装置は、搬送装置で物品を搬送する搬送方向に対して交差する方向から物品を投入用コンベヤに搬入する搬入コンベヤを有している
ことを特徴とする請求項1記載の物品投入装置。 - 搬入装置は、投入用コンベヤ上に進出して搬入コンベヤで搬入する物品を受け取るとともに投入用コンベヤ上から後退しつつ受け取った物品を投入用コンベヤ上に送り出す受渡コンベヤを有している
ことを特徴とする請求項2記載の物品投入装置。
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JP2012202937A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Yamato Scale Co Ltd | 組合せ秤 |
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-
2003
- 2003-05-15 JP JP2003137437A patent/JP2004338880A/ja active Pending
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